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JP2913999B2 - 紙葉類分離装置 - Google Patents

紙葉類分離装置

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Publication number
JP2913999B2
JP2913999B2 JP10641692A JP10641692A JP2913999B2 JP 2913999 B2 JP2913999 B2 JP 2913999B2 JP 10641692 A JP10641692 A JP 10641692A JP 10641692 A JP10641692 A JP 10641692A JP 2913999 B2 JP2913999 B2 JP 2913999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
sheet
paper
feed roller
paper sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10641692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05301646A (ja
Inventor
善雄 福留
利一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10641692A priority Critical patent/JP2913999B2/ja
Publication of JPH05301646A publication Critical patent/JPH05301646A/ja
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Publication of JP2913999B2 publication Critical patent/JP2913999B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現金自動取引装置のよ
うにホッパ内に収納されている紙葉を1枚ずつ分離して
搬送するようにした紙葉類分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置では、特公昭54−3222号公報
に記載のように、紙葉送出手段としてのフィードローラ
の両外側に設けたローラは、フィードローラと同じ外形
寸法であり、ゲートローラとのオーバーラップによる紙
葉分離とガイドの役目を有するものであったり、特開平
2−209330 号公報に記載のように、フィードローラの外
形寸法より小さく、ガイドの役目として設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、分離
機構で対応すべき紙葉寸法のばらつきが小さい(例:日
本紙幣では、千円紙幣76mm×150mm,五千円紙幣7
6mm×155mm,壱万円紙幣76mm×155mm)条件下
で、フィードローラの両外側に設けるガイドローラの外
径寸法や取付け位置の最適化を工夫,決定してある。し
かし、分離機構で対応すべき紙葉寸法のばらつきが大き
い(例:フランス紙幣では、20フラン紙幣75mm×1
40mm,100フラン紙幣85mm×160mm,500フ
ラン紙幣97mm×181mmである。)条件下では、各紙
葉寸法のちがいによって紙葉の変形状態が著しく異なる
ため、フィードローラの両外側に設けるガイドローラの
外径寸法や取付け位置の最適化が困難であり、特に紙葉
寸法の大きい紙葉の繰り出し時に紙葉中央部にしわが発
生し紙葉が損傷するという問題が生じる。
【0004】本発明の目的は、紙葉類の剛性,厚さ,寸
法,収納枚数にかかわらず、紙葉類を1枚ずつ繰り出す
高信頼度の紙葉類分離装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、紙葉群と当
接して最前部の紙葉を繰り出すローラの一部にゴム等の
高摩擦係数部材を有するピックアップローラと、その下
流に紙葉を1枚ずつに分離,搬送するためローラの一部
にゴム等の高摩擦係数部材を有するフィードローラと、
フィードローラの両外端にピックアップローラの高摩擦
係数部材が紙葉と当接し、送りだしているときはそのロ
ーラ半径寸法がフィードローラの半径寸法より小さく、
ピックアップローラの高摩擦係数部材が紙葉と当接して
いないときはそのローラ半径寸法がフィードローラの半
径寸法と等しくなっているガイドローラを設け、前記フ
ィードローラと対向する位置にあり、前記フィードロー
ラ外周面に適当なばね力によって押圧付与される紙葉搬
送方向に回転しない外周上が高摩擦係数部材でできてい
るゲートローラを設けて分離機構を構成することで達成
される。
【0006】
【作用】上記構成によって、紙葉類の剛性,厚さ,寸
法,収納枚数にかかわらず、紙葉繰り出し時にしわや損
傷が発生しない良好な紙葉類分離装置を実現できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に従って説明す
る。
【0008】図1,図2,図3には、紙葉類分離装置の
主要な構成を示してある。紙葉を繰り出すために回動す
るローラ円周上の一部に高摩擦係数部材19を有する繰
り出し手段としてピックアップローラ18が軸32に、
紙葉類を送り出すローラ円周上の一部に高摩擦係数部材
20aを有する送出手段としてフィードローラ20と、
フィードローラ20の隣にはフィードローラ20と同一
外径でローラ円周上に高摩擦部材を有する搬送ローラ2
0bと、フィードローラ20の両外端にピックアップロ
ーラ18の高摩擦係数部材19が紙葉と当接し、送り
しているときはそのローラ半径寸法がフィードローラ2
の半径寸法より小さく、ピックアップローラ18の高
摩擦係数部材19が紙葉と当接していないときはそのロ
ーラ半径寸法がフィードローラ20の半径寸法と等しく
なっているガイドローラ21を軸35に設けてある。ピ
ックアップローラ18とフィードローラ2の各々の高
摩擦係数部材19,20aの位相は、ピックアップロー
ラ18の高摩擦係数部材19が紙葉と当接する際に、フ
ィードローラ2の高摩擦係数部材20aがフィードロ
ーラ20に対向圧接しているゲートローラ15と当接す
るようになっている。ゲートローラ15は、高摩擦係数
部材で、かつ、軟かい材質でできており、ばね11の
適切な引張力によってフィードローラ20に対向圧接す
るようになっている。なお、ゲートローラ15は、搬送
方向には回転しないが同一部分の摩耗をさけるためにワ
ンウェイクラッチを介して、逆方向への回転ができる。
フィードローラ2の高摩擦係数部材20aとゲートロ
ーラ15によって1枚に分離された紙葉は、ガイド24
に案内され、搬送ローラ20bと対向圧接するピンチロ
ーラ22,23によって、下流に搬送される。前板1
7,ガイド部材36,ゲートローラガイド37は紙葉ガ
イドとして、紙葉群Pを立位状態で収納する底板12に
は、押板10の押圧力をばね38から受けて、軸14に
そって紙葉群Pをピックアップローラ18に円滑に押し
付けるために、低摩擦係数部材の板38を設けてある。
通過センサ16は、紙葉の繰り出し枚数を検知するもの
である。分離部から搬送される紙葉は、分離部駆動モー
タと別の搬送路駆動モータで回転している搬送路に受け
渡される。搬送路は、駆動軸のプーリ25と従動軸のプ
ーリ25に掛けた搬送ベルト27と、この搬送ベルト2
7に対向圧接して従動回転するローラ26,ガイド28
で構成してある。軸32,軸35は、ベアリング31を
介してフレーム30に取り付けてあり、タイミングプー
リ40,タイミングベルト39を介して、図示していな
い分離部駆動モータによって駆動される。幅寄せ板29
は、紙葉収納部に収納する紙葉の寸法に応じて調整でき
る構造となっている。寸法の小さい紙葉類収納状態を図
2,図3に、寸法の大きい紙葉類収納状態を図4,図5
に示してある。
【0009】次に本実施例の動作について、図4,図
5,図6,図7,図10を用いて説明する。図4におい
て、図示していない分離部駆動モータの駆動によって、
ピックアップローラ軸32,フィードローラ軸35が駆
動される。ピックアップローラ18の高摩擦係数部材1
9は、紙葉群Pの最前部の紙葉をゲートローラ15とフ
ィードローラ21で構成されている圧接分離抵抗部に送
り込む。この圧接分離抵抗部では、ピックアップローラ
18の高摩擦係数部材19によって送り込まれた紙葉
を、フィードローラ2の高摩擦係数部材20aの摩擦
係数が紙葉間の摩擦係数より大きく、かつ、ゲートロー
ラ15の摩擦係数が紙葉間の摩擦係数り大きくなる条件
としてあるので、必ず1枚に分離される。このとき、分
離機構と当接している紙葉群Pの最前部の状態は、図5
に示すように、ピックアップローラ18と当接していな
い自由端部がピックアップローラ18,フィードローラ
側にせりだしている。この状態から紙葉群Pの最前
部の紙葉をピックアップローラ18の高摩擦係数部材1
9によって送り出しているときは、ガイドローラ21の
半径寸法がフィードローラ20の半径寸法より小さく、
紙葉群の自由端部のせりだした状態のままなので搬送抵
抗が発生しない。次に、図7に示すように、ピックアッ
プローラ18の高摩擦係数部材19が紙葉を送り出した
後、ピンチローラ22,23と搬送ローラ20bの挾持
力よって送りされるときには、ガイドローラ21の半
径寸法がフィードローラ20の半径寸法と等しくなっ
て、紙葉群の自由端部のせりだした状態を矯正するよう
になっている。図10(b)に示すイ,ロの状態が、図
4,図5であり、図10(b)に示すハの状態が、図
6,図7である。図中の記号でP1は紙葉群の先頭の紙
葉、P2は紙葉群の先頭の次の紙葉、Fpはピックアッ
プローラ18の高摩擦係数部材19の搬送力、Fpiは
ピンチローラ22,23の搬送力である。このように1
枚に分離された紙葉は、下流に設けてある前述のピンチ
ローラ22,23と搬送ローラ20bの挾持力よって確
実に搬送でき、さらに下流の搬送路に受け渡される。ま
た、紙葉の厚さが異なる場合でも、前述のように摩擦係
数の差から必ず1枚分離が可能となるとともに、ゲート
ローラ15の変形とばね11の引張力の協働によって、
安定な1枚分離が可能となる。
【0010】従来技術で寸法の大きい紙葉を分離する状
態を、図8,図9に示してある。図8はガイド板33、
図9は同一半径でできているガイドローラ34を設けた
ものである。いずれの方法でも図10の(a)のロ,ハ
の状態で、紙葉群の自由端部のせりだした部分とガイド
板33,ガイドローラ34との当接による搬送抵抗力F
rが紙葉P1に働き、ハの状態で示すように、紙葉P1
の中央付近に大きな変形が発生し、下流に搬送できなく
なるなどの障害となる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で紙葉類の
寸法の大小,剛性,厚さ,収納枚数にかかわらず、紙葉
繰り出し時にしわや損傷が発生しない、低価格で良好な
性能の紙葉類分離装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分離機構斜視図。
【図2】小形紙葉類収納時の紙葉類分離機構の側面図。
【図3】小形紙葉類収納時の紙葉類分離機構の正面図。
【図4】大形紙葉類収納時の紙葉類分離機構の側面図。
【図5】大形紙葉類収納時の紙葉類分離機構の正面図。
【図6】大形紙葉類収納時の紙葉繰り出し状態の側面
図。
【図7】大形紙葉類収納時の紙葉繰り出し状態の正面
図。
【図8】従来技術による大形紙葉類の紙葉繰り出し状態
の正面図。
【図9】従来技術による大形紙葉類の紙葉繰り出し状態
の正面図。
【図10】大形紙葉類の繰り出し時のしわ発生状態の説
明図。
【符号の説明】
18…ピックアップローラ、20…フィードローラ、2
1…ガイドローラ、20b…搬送ローラ、22,23…
ピンチローラ、27…搬送ベルト、29…幅寄せ版、3
9…タイミングベルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集積した紙葉類を繰り出す繰り出しローラ
    と、この繰り出し手段により繰り出された紙葉類を送り
    出す一部に高摩擦部材を備えた送出しローラと、この送
    出しローラに対向して紙葉類を分離する分離手段とを備
    えた紙葉類分離装置において、前記送出しローラの高摩
    擦部材が紙葉類に当接しているときには前記送出しロー
    ラの高摩擦部材よりも小さい径で、且つ、前記送出しロ
    ーラの高摩擦部材が紙葉類に当接していないときには前
    記送出しローラの高摩擦部材と等しい径のガイドローラ
    を設けた紙葉類分離装置。
JP10641692A 1992-04-24 1992-04-24 紙葉類分離装置 Expired - Lifetime JP2913999B2 (ja)

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JPH05301646A JPH05301646A (ja) 1993-11-16
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Family

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JP4415002B2 (ja) * 2006-12-06 2010-02-17 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙葉類繰り出し機構
JP6000669B2 (ja) * 2012-06-08 2016-10-05 グローリー株式会社 紙葉類繰出装置
JP2014141340A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Oki Electric Ind Co Ltd 紙葉類分離機構

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