JP2905080B2 - コンバインの伝動構造 - Google Patents
コンバインの伝動構造Info
- Publication number
- JP2905080B2 JP2905080B2 JP3495894A JP3495894A JP2905080B2 JP 2905080 B2 JP2905080 B2 JP 2905080B2 JP 3495894 A JP3495894 A JP 3495894A JP 3495894 A JP3495894 A JP 3495894A JP 2905080 B2 JP2905080 B2 JP 2905080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- continuously variable
- variable transmission
- mission
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農用のコンバインにおい
て、走行用の伝動系の配置及び刈取部への伝動系の配置
に関する。
て、走行用の伝動系の配置及び刈取部への伝動系の配置
に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のようなコンバインの伝動系の配置
の一例が、実開平6‐1892号公報に開示されてい
る。この構造では、略垂直姿勢の走行用のミッション
(前記公報の図1,2,3中の4)の上部に、略垂直姿
勢で無段変速装置(前記公報の図1,2,3中の3)を
連結している。そして、エンジン(前記公報の図3中の
1)からの動力が、伝動ベルト(前記公報の図3中の
2)を介して無段変速装置に伝達されており、無段変速
装置からの動力がミッション内で並列的に分岐されて、
クローラ走行装置(前記公報の図3中の6)、並びにミ
ッションの出力プーリーから刈取部(前記公報の図3中
の5)に伝達されている。
の一例が、実開平6‐1892号公報に開示されてい
る。この構造では、略垂直姿勢の走行用のミッション
(前記公報の図1,2,3中の4)の上部に、略垂直姿
勢で無段変速装置(前記公報の図1,2,3中の3)を
連結している。そして、エンジン(前記公報の図3中の
1)からの動力が、伝動ベルト(前記公報の図3中の
2)を介して無段変速装置に伝達されており、無段変速
装置からの動力がミッション内で並列的に分岐されて、
クローラ走行装置(前記公報の図3中の6)、並びにミ
ッションの出力プーリーから刈取部(前記公報の図3中
の5)に伝達されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンバインにおいて前
述のような走行用のミッション及び無段変速装置は機体
前部の左右中央に配置されている場合が多く、ミッショ
ン及び無段変速装置の後側にエンジンや刈取部への入力
プーリーが配置され、ミッション及び無段変速装置の後
側の横側部に、作業者が乗る操縦部が配置されている場
合が多い。本発明は前述のような走行用のミッション及
び無段変速装置を装備したコンバインの伝動構造におい
て、刈取部への伝動系及び無段変速装置の変速レバーを
合理的に配置することを目的としている。
述のような走行用のミッション及び無段変速装置は機体
前部の左右中央に配置されている場合が多く、ミッショ
ン及び無段変速装置の後側にエンジンや刈取部への入力
プーリーが配置され、ミッション及び無段変速装置の後
側の横側部に、作業者が乗る操縦部が配置されている場
合が多い。本発明は前述のような走行用のミッション及
び無段変速装置を装備したコンバインの伝動構造におい
て、刈取部への伝動系及び無段変速装置の変速レバーを
合理的に配置することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うなコンバインの伝動構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、クローラ走行装置の駆動用の車
軸を下部の左右に備えて機体前部に配置される走行用の
ミッションを、車軸を支点とした前傾姿勢に設定し、走
行用の無段変速装置をミッションの上側部分に、上向き
の後傾姿勢で連結して、無段変速装置の変速操作用の変
速レバーを、無段変速装置の上側部分に備え上向きに延
出させて操縦部内の横一側部に位置させると共に、ミッ
ションの後側に配置されるエンジンの出力プーリーと、
無段変速装置の上部の入力プーリーとに亘って伝動ベル
トを巻回し、ミッションの後側に配置される刈取部の入
力プーリーと、ミッションの上部の出力プーリーとに亘
って、テンションクラッチを備えたベルト伝動機構を巻
回して、エンジンの動力を無段変速装置からミッション
に伝達し、ミッションで並列的に分岐させて車軸に伝達
し、ミッションの出力プーリーから刈取部の入力プーリ
ーに伝達するように構成してある。
うなコンバインの伝動構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、クローラ走行装置の駆動用の車
軸を下部の左右に備えて機体前部に配置される走行用の
ミッションを、車軸を支点とした前傾姿勢に設定し、走
行用の無段変速装置をミッションの上側部分に、上向き
の後傾姿勢で連結して、無段変速装置の変速操作用の変
速レバーを、無段変速装置の上側部分に備え上向きに延
出させて操縦部内の横一側部に位置させると共に、ミッ
ションの後側に配置されるエンジンの出力プーリーと、
無段変速装置の上部の入力プーリーとに亘って伝動ベル
トを巻回し、ミッションの後側に配置される刈取部の入
力プーリーと、ミッションの上部の出力プーリーとに亘
って、テンションクラッチを備えたベルト伝動機構を巻
回して、エンジンの動力を無段変速装置からミッション
に伝達し、ミッションで並列的に分岐させて車軸に伝達
し、ミッションの出力プーリーから刈取部の入力プーリ
ーに伝達するように構成してある。
【0005】
【作用】例えば図1,2,3に示す本発明のように、ミ
ッション5を前傾姿勢に設定すると、ミッション5の後
側に配置される刈取部用の入力プーリー16と、ミッシ
ョン5の上部の出力プーリー15とを離すことができ
る。テンションクラッチ18を備えたベルト伝動機構1
7は、テンションクラッチ18の操作用のスペースの為
にある程度の軸間距離が必要なので、ミッション5の出
力プーリー15と刈取部用の入力プーリー16とに亘っ
てテンションクラッチ18を備えたベルト伝動機構17
を巻回する場合、比較的余裕を持ってベルト伝動機構1
7を巻回することができる。
ッション5を前傾姿勢に設定すると、ミッション5の後
側に配置される刈取部用の入力プーリー16と、ミッシ
ョン5の上部の出力プーリー15とを離すことができ
る。テンションクラッチ18を備えたベルト伝動機構1
7は、テンションクラッチ18の操作用のスペースの為
にある程度の軸間距離が必要なので、ミッション5の出
力プーリー15と刈取部用の入力プーリー16とに亘っ
てテンションクラッチ18を備えたベルト伝動機構17
を巻回する場合、比較的余裕を持ってベルト伝動機構1
7を巻回することができる。
【0006】前述のようにミッション5を前傾姿勢に設
定した場合、無段変速装置6をミッション5の上側部分
にミッション5の前傾姿勢に沿って連結すると、無段変
速装置6の上側部分の変速レバー21と、ミッション5
の後側に位置する操縦部3の操縦席29(図5参照)と
が離れ過ぎる状態となってしまうので、操縦席29に着
座する作業者にとって変速レバー21の操作が行い難
い。これに対して本発明では例えば図3及び図5に示す
ように、前傾姿勢のミッション5の上側部分に無段変速
装置6を後傾姿勢で連結しているので、無段変速装置6
の上側部分の変速レバー21が操縦席29に接近するこ
とになり、変速レバー21が操縦席29から離れ過ぎる
ような状態にはならない。
定した場合、無段変速装置6をミッション5の上側部分
にミッション5の前傾姿勢に沿って連結すると、無段変
速装置6の上側部分の変速レバー21と、ミッション5
の後側に位置する操縦部3の操縦席29(図5参照)と
が離れ過ぎる状態となってしまうので、操縦席29に着
座する作業者にとって変速レバー21の操作が行い難
い。これに対して本発明では例えば図3及び図5に示す
ように、前傾姿勢のミッション5の上側部分に無段変速
装置6を後傾姿勢で連結しているので、無段変速装置6
の上側部分の変速レバー21が操縦席29に接近するこ
とになり、変速レバー21が操縦席29から離れ過ぎる
ような状態にはならない。
【0007】
【発明の効果】以上のように、ミッションを前傾姿勢に
設定し無段変速装置を後傾姿勢に設定することによっ
て、テンションクラッチを備えた刈取部用のベルト伝動
機構を無理なく配置しながら、無段変速装置用の変速レ
バーを操縦席から適切な位置に配置できるようになっ
た。
設定し無段変速装置を後傾姿勢に設定することによっ
て、テンションクラッチを備えた刈取部用のベルト伝動
機構を無理なく配置しながら、無段変速装置用の変速レ
バーを操縦席から適切な位置に配置できるようになっ
た。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図5に示すように、左右一対のクローラ走行装置
1で支持された機体の前部に刈取部2を備え、機体に操
縦部3及び脱穀装置4を備えて、農用のコンバインを構
成している。
する。図5に示すように、左右一対のクローラ走行装置
1で支持された機体の前部に刈取部2を備え、機体に操
縦部3及び脱穀装置4を備えて、農用のコンバインを構
成している。
【0009】次に、走行用のミッション5及び無段変速
装置6の配置について説明する。図1及び図3に示すよ
うに機体の前部にミッション5を上向きに配置して、ミ
ッション5の下部から左右に延出された車軸7の端部に
クローラ走行装置1の駆動輪1a(図5参照)を固定し
ており、ミッション5を車軸7を支点とした前傾姿勢
(図1の紙面左方に傾斜)に設定している。そして、ミ
ッション5の上部の横側面に走行用でベルト式の無段変
速装置6が、上向きの後傾姿勢(図1の紙面右方に傾
斜)で連結されている。
装置6の配置について説明する。図1及び図3に示すよ
うに機体の前部にミッション5を上向きに配置して、ミ
ッション5の下部から左右に延出された車軸7の端部に
クローラ走行装置1の駆動輪1a(図5参照)を固定し
ており、ミッション5を車軸7を支点とした前傾姿勢
(図1の紙面左方に傾斜)に設定している。そして、ミ
ッション5の上部の横側面に走行用でベルト式の無段変
速装置6が、上向きの後傾姿勢(図1の紙面右方に傾
斜)で連結されている。
【0010】図1に示すようにミッション5及び無段変
速装置6の後側にエンジン8が配置されて、エンジン8
の出力プーリー9がミッション5の上部(無段変速装置
6の下部)と略同じ高さに位置しており、無段変速装置
6の上部の入力プーリー10(無段変速装置6の紙面向
こう側に位置)とエンジン8の出力プーリー9とに亘っ
て、伝動ベルト11が巻回されている。無段変速装置6
の上部に形成された支持部6aの横軸芯P1周りに、テ
ンションアーム12が揺動自在に支持されて、テンショ
ンアーム12の先端に伝動ベルト11用のテンションプ
ーリー13が支持されており、テンションアーム12を
図1の紙面時計方向に付勢するバネ14が備えられてい
る。
速装置6の後側にエンジン8が配置されて、エンジン8
の出力プーリー9がミッション5の上部(無段変速装置
6の下部)と略同じ高さに位置しており、無段変速装置
6の上部の入力プーリー10(無段変速装置6の紙面向
こう側に位置)とエンジン8の出力プーリー9とに亘っ
て、伝動ベルト11が巻回されている。無段変速装置6
の上部に形成された支持部6aの横軸芯P1周りに、テ
ンションアーム12が揺動自在に支持されて、テンショ
ンアーム12の先端に伝動ベルト11用のテンションプ
ーリー13が支持されており、テンションアーム12を
図1の紙面時計方向に付勢するバネ14が備えられてい
る。
【0011】図2及び図1に示すように、刈取部2(図
5参照)へ動力を伝達する刈取部2用の入力プーリー1
6が、ミッション5及び無段変速装置6の後側に配置さ
れている。ミッション5の上部において、無段変速装置
6とは反対側(ミッション5の紙面手前側)の横側面に
出力プーリー15が備えられて、ミッション5の出力プ
ーリー15と刈取部2用の入力プーリー16とに亘って
伝動ベルト17(ベルト伝動機構に相当)が巻回されて
いる。そして、人為的に移動操作することにより伝動ベ
ルト17に対し押圧離間操作して、伝動の入切操作を行
うテンションプーリー18(テンションクラッチに相
当)が備えられている。
5参照)へ動力を伝達する刈取部2用の入力プーリー1
6が、ミッション5及び無段変速装置6の後側に配置さ
れている。ミッション5の上部において、無段変速装置
6とは反対側(ミッション5の紙面手前側)の横側面に
出力プーリー15が備えられて、ミッション5の出力プ
ーリー15と刈取部2用の入力プーリー16とに亘って
伝動ベルト17(ベルト伝動機構に相当)が巻回されて
いる。そして、人為的に移動操作することにより伝動ベ
ルト17に対し押圧離間操作して、伝動の入切操作を行
うテンションプーリー18(テンションクラッチに相
当)が備えられている。
【0012】この場合、テンションプーリー18を備え
た伝動ベルト17は、テンションプーリー18の操作用
のスペースの為にある程度の軸間距離が必要なので、ミ
ッション5を前傾姿勢に設定していると、ミッション5
の出力プーリー15と刈取部2用の入力プーリー16と
に亘り、比較的余裕を持って伝動ベルト17を巻回する
ことができる。
た伝動ベルト17は、テンションプーリー18の操作用
のスペースの為にある程度の軸間距離が必要なので、ミ
ッション5を前傾姿勢に設定していると、ミッション5
の出力プーリー15と刈取部2用の入力プーリー16と
に亘り、比較的余裕を持って伝動ベルト17を巻回する
ことができる。
【0013】以上の構造により、エンジン8の動力が伝
動ベルト11を介して無段変速装置6の入力プーリー1
0に伝達され、無段変速装置6で変速操作された動力が
ミッション5に伝達される。このミッション5に伝達さ
れた動力は2系統に並列的に分岐されて、分岐した一方
の動力がミッション5の前後進切換装置(図示せず)、
及び副変速装置(高中低の3段に変速可能)(図示せ
ず)から、車軸7を介して左右のクローラ走行装置1に
伝達される。そして、分岐した他方の動力はミッション
5の刈取変速装置(高低2段に変速可能)(図示せず)
から、ミッション5の出力プーリー15及び伝動ベルト
17を介して、刈取部2用の入力プーリー16に伝達さ
れる。この場合、後述する刈取クラッチレバー19でテ
ンションプーリー18を操作することにより、刈取部2
用の入力プーリー16への伝動の入切操作を行う。
動ベルト11を介して無段変速装置6の入力プーリー1
0に伝達され、無段変速装置6で変速操作された動力が
ミッション5に伝達される。このミッション5に伝達さ
れた動力は2系統に並列的に分岐されて、分岐した一方
の動力がミッション5の前後進切換装置(図示せず)、
及び副変速装置(高中低の3段に変速可能)(図示せ
ず)から、車軸7を介して左右のクローラ走行装置1に
伝達される。そして、分岐した他方の動力はミッション
5の刈取変速装置(高低2段に変速可能)(図示せず)
から、ミッション5の出力プーリー15及び伝動ベルト
17を介して、刈取部2用の入力プーリー16に伝達さ
れる。この場合、後述する刈取クラッチレバー19でテ
ンションプーリー18を操作することにより、刈取部2
用の入力プーリー16への伝動の入切操作を行う。
【0014】次に、無段変速装置6の操作構造について
説明する。図3に示すように、無段変速装置6の上部に
おいて変速操作部20が横外側に出て、変速操作部20
に扇型ギヤ22が固定されており、変速操作部20に外
嵌されたリング部材24に変速レバー21が支持され、
無断変速装置6の上部に形成された支持部6bに、扇型
ギヤ22を回転駆動するモータ23が備えられている。
リング部材24に形成されたアーム24aの先端のピン
24bが、扇型ギヤ22の開孔22aに挿入されてお
り、ピン24bを挟み込むように一対の感圧センサー2
5が扇型ギヤ22に固定されている。前述のミッション
5の前後進切換装置の切換操作部26と扇型ギヤ22と
が、プッシュプルワイヤ27により接続されている。
説明する。図3に示すように、無段変速装置6の上部に
おいて変速操作部20が横外側に出て、変速操作部20
に扇型ギヤ22が固定されており、変速操作部20に外
嵌されたリング部材24に変速レバー21が支持され、
無断変速装置6の上部に形成された支持部6bに、扇型
ギヤ22を回転駆動するモータ23が備えられている。
リング部材24に形成されたアーム24aの先端のピン
24bが、扇型ギヤ22の開孔22aに挿入されてお
り、ピン24bを挟み込むように一対の感圧センサー2
5が扇型ギヤ22に固定されている。前述のミッション
5の前後進切換装置の切換操作部26と扇型ギヤ22と
が、プッシュプルワイヤ27により接続されている。
【0015】以上の構造により、後述するレバーガイド
28(図4参照)の中立停止位置Nに変速レバー21を
操作していると、無段変速装置6は最低速位置に操作さ
れており、前後進切換装置は中立停止位置に操作されて
いる。この状態から、変速レバー21をレバーガイド2
8に沿って前進側Fに操作し始めると、変速レバー21
の操作が感圧センサー25により検出されてモータ23
が作動し、プッシュプルワイヤ27により前後進切換装
置が前進側に切換操作される。これにより、無段変速装
置6が高速側に操作されて機体が前進していくのであ
り、変速レバー21の操作を止めれば変速レバー21及
び無段変速装置6がモータ23によりこの操作位置に保
持される。
28(図4参照)の中立停止位置Nに変速レバー21を
操作していると、無段変速装置6は最低速位置に操作さ
れており、前後進切換装置は中立停止位置に操作されて
いる。この状態から、変速レバー21をレバーガイド2
8に沿って前進側Fに操作し始めると、変速レバー21
の操作が感圧センサー25により検出されてモータ23
が作動し、プッシュプルワイヤ27により前後進切換装
置が前進側に切換操作される。これにより、無段変速装
置6が高速側に操作されて機体が前進していくのであ
り、変速レバー21の操作を止めれば変速レバー21及
び無段変速装置6がモータ23によりこの操作位置に保
持される。
【0016】以上の状態とは逆に、図3に示す状態から
変速レバー21をレバーガイド28に沿って後進側Rに
操作し始めると、変速レバー21の操作が感圧センサー
25により検出されてモータ23が作動し、プッシュプ
ルワイヤ27により前後進切換装置が後進側に切換操作
される。これにより、無段変速装置6が高速側に操作さ
れて機体が後進していくのであり、変速レバー21の操
作を止めれば変速レバー21及び無段変速装置6がモー
タ23によりこの操作位置に保持される。
変速レバー21をレバーガイド28に沿って後進側Rに
操作し始めると、変速レバー21の操作が感圧センサー
25により検出されてモータ23が作動し、プッシュプ
ルワイヤ27により前後進切換装置が後進側に切換操作
される。これにより、無段変速装置6が高速側に操作さ
れて機体が後進していくのであり、変速レバー21の操
作を止めれば変速レバー21及び無段変速装置6がモー
タ23によりこの操作位置に保持される。
【0017】次に、無段変速装置6の変速レバー21等
の配置について説明する。図5及び図4に示すように、
ミッション5及び無段変速装置6の右横側にコンバイン
の操縦部3が形成されており、操縦部3の後部における
エンジン8の上側に操縦席29が配置され、操縦部3の
左側部(ミッション5及び無段変速装置6側で機体中央
側)に操縦パネル30が配置されている。操縦パネル3
0はミッション5及び無段変速装置6の略真上に位置し
ており、操縦パネル30に形成されたレバーガイド28
内に無段変速装置6の変速レバー21が配置されてい
る。
の配置について説明する。図5及び図4に示すように、
ミッション5及び無段変速装置6の右横側にコンバイン
の操縦部3が形成されており、操縦部3の後部における
エンジン8の上側に操縦席29が配置され、操縦部3の
左側部(ミッション5及び無段変速装置6側で機体中央
側)に操縦パネル30が配置されている。操縦パネル3
0はミッション5及び無段変速装置6の略真上に位置し
ており、操縦パネル30に形成されたレバーガイド28
内に無段変速装置6の変速レバー21が配置されてい
る。
【0018】この場合に、図3及び図5に示すように前
傾姿勢のミッション5の上側部分に無段変速装置6を後
傾姿勢で連結しているので、無段変速装置6の上側部分
の変速レバー21が操縦席29に接近することになっ
て、変速レバー21が操縦席29から離れ過ぎるような
状態にはならない。そして、変速レバー21や扇型ギヤ
22、モータ23が車軸7(図1参照)の略真上に位置
する状態となっているので、前後の重量バランスの面で
も良い状態となっている。
傾姿勢のミッション5の上側部分に無段変速装置6を後
傾姿勢で連結しているので、無段変速装置6の上側部分
の変速レバー21が操縦席29に接近することになっ
て、変速レバー21が操縦席29から離れ過ぎるような
状態にはならない。そして、変速レバー21や扇型ギヤ
22、モータ23が車軸7(図1参照)の略真上に位置
する状態となっているので、前後の重量バランスの面で
も良い状態となっている。
【0019】図4,5,3に示すように、ミッション5
の刈取変速装置の変速操作を行う刈取変速レバー31、
ミッション5の走行用の副変速装置の変速操作を行う副
変速レバー32、刈取部2用のテンションプーリー18
を操作する刈取クラッチレバー19、及び脱穀装置4へ
の動力の入切操作を行う脱穀クラッチレバー33が備え
られている。そして、前述の変速レバー21用のレバー
ガイド28、刈取変速レバー31用のレバーガイド3
4、副変速レバー32用のレバーガイド35、刈取クラ
ッチレバー19及び脱穀クラッチレバー33用のレバー
ガイド36が、操縦パネル30に設けられている。
の刈取変速装置の変速操作を行う刈取変速レバー31、
ミッション5の走行用の副変速装置の変速操作を行う副
変速レバー32、刈取部2用のテンションプーリー18
を操作する刈取クラッチレバー19、及び脱穀装置4へ
の動力の入切操作を行う脱穀クラッチレバー33が備え
られている。そして、前述の変速レバー21用のレバー
ガイド28、刈取変速レバー31用のレバーガイド3
4、副変速レバー32用のレバーガイド35、刈取クラ
ッチレバー19及び脱穀クラッチレバー33用のレバー
ガイド36が、操縦パネル30に設けられている。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】ミッション及び無段変速装置におけるエンジン
からの伝動系を示す側面図
からの伝動系を示す側面図
【図2】ミッション及び無段変速装置における刈取部へ
の伝動系を示す側面図
の伝動系を示す側面図
【図3】ミッション及び無段変速装置における変速レバ
ー及び刈取変速レバー付近の側面図
ー及び刈取変速レバー付近の側面図
【図4】各レバーガイドを備えた操縦パネルの平面図
【図5】コンバインの全体側面図
【符号の説明】 1 クローラ走行装置 2 刈取部 3 操縦部 5 ミッション 6 無段変速装置 7 車軸 8 エンジン 9 エンジンの出力プーリー 10 無段変速装置の入力プーリー 11 伝動ベルト 15 ミッションの出力プーリー 16 刈取部の入力プーリー 17 ベルト伝動機構 18 テンションクラッチ 21 変速レバー
Claims (1)
- 【請求項1】 クローラ走行装置(1)の駆動用の車軸
(7)を下部の左右に備えて機体前部に配置される走行
用のミッション(5)を、前記車軸(7)を支点とした
前傾姿勢に設定し、 走行用の無段変速装置(6)を前記ミッション(5)の
上側部分に、上向きの後傾姿勢で連結して、前記無段変
速装置(6)の変速操作用の変速レバー(21)を、前
記無段変速装置(6)の上側部分に備え上向きに延出さ
せて操縦部(3)内の横一側部に位置させると共に、 前記ミッション(5)の後側に配置されるエンジン
(8)の出力プーリー(9)と、前記無段変速装置
(6)の上部の入力プーリー(10)とに亘って伝動ベ
ルト(11)を巻回し、前記ミッション(5)の後側に
配置される刈取部(2)の入力プーリー(16)と、前
記ミッション(5)の上部の出力プーリー(15)とに
亘って、テンションクラッチ(18)を備えたベルト伝
動機構(17)を巻回して、 前記エンジン(8)の動力を無段変速装置(6)からミ
ッション(5)に伝達し、ミッション(5)で並列的に
分岐させて、前記車軸(7)に伝達し、前記ミッション
(5)の出力プーリー(15)から刈取部(2)の入力
プーリー(16)に伝達するように構成してあるコンバ
インの伝動構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3495894A JP2905080B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | コンバインの伝動構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3495894A JP2905080B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | コンバインの伝動構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07241126A JPH07241126A (ja) | 1995-09-19 |
JP2905080B2 true JP2905080B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=12428666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3495894A Expired - Fee Related JP2905080B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | コンバインの伝動構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2905080B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP3495894A patent/JP2905080B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07241126A (ja) | 1995-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2922728B2 (ja) | 作業車の走行用変速連係装置 | |
JPH0268232A (ja) | 作業車の速度制御装置 | |
JP2905080B2 (ja) | コンバインの伝動構造 | |
JP2838830B2 (ja) | コンバインの伝動構造 | |
US5038885A (en) | Four-wheel drive work vehicle | |
JP4957664B2 (ja) | コンバイン | |
JPH11332331A (ja) | 移動農機 | |
JP4474793B2 (ja) | 走行装置 | |
JP4691832B2 (ja) | コンバイン | |
JPS5931469Y2 (ja) | 移動農機の走行伝動構造 | |
JPS6227462Y2 (ja) | ||
JP3031879B2 (ja) | 車両の変速制御装置 | |
JPH0135643Y2 (ja) | ||
JP2945538B2 (ja) | 作業車の変速操作構造 | |
JP4176265B2 (ja) | 動力耕耘機の運転操作装置 | |
JPH0925834A (ja) | 作業用走行車両における運転操作装置 | |
JP2866555B2 (ja) | 田植機 | |
JP2002160545A (ja) | 農用トラクタの走行制御装置 | |
JP2003200747A (ja) | 変速操作装置 | |
JPH07241111A (ja) | 田植機の伝動装置 | |
JP2831917B2 (ja) | 四輪駆動型水田作業車 | |
JP3662189B2 (ja) | コンバインの操作構造 | |
JPH07117505A (ja) | 作業車の伝動構造 | |
JPH07300078A (ja) | 乗用型水田作業機 | |
JPH06122330A (ja) | 作業車の走行操作構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |