JP2904612B2 - スパークプラグ主体金具の製造方法 - Google Patents
スパークプラグ主体金具の製造方法Info
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Description
り径大の六角胴部を有するスパークプラグ主体金具の製
造方法に関する。
る高出力エンジンには、図3に示すごとく、径小の首部
を介して円柱頭部と径大の六角胴部とが設けられるとと
もに、胴部からは径小の脚部が延長され、脚部外周には
エンジンへの取り付けねじが形成されたスパークプラグ
主体金具100を備えたスパークプラグPが使用され
る。この種の主体金具は従来切削加工を主体に製造され
ていたが、製造コストを低減させるため、切削加工をで
きるだけ簡潔化し、生産性に優れる圧造加工に拠り製造
することが望ましい。
する場合、生産性を向上させ、ダイの寿命を長持ちさ
せ、かつ整形度および強度の高い製品を得るためには、
パンチに必要な加圧力が小さく、圧造工程における素材
の変形量が過大でなく、成形時の変形に無理がないこと
が重要である。この発明の目的は、形の整った製品の圧
造を主体とする製造方法により量産するのに適したスパ
ークプラグ主体金具の製造方法の提供にある。
グ主体金具の製造方法は、パンチとダイとにより構成さ
れた複数の圧造ステーションで、円柱状素材を順次段階
的に圧造加工し、最終圧造品を切削加工することによ
り、一端側が円柱頭部、中間が径小の首部を介して前記
頭部に隣接する径大の六角胴部、他端側が前記胴部にフ
ランジ面を介して連なる径小の脚部となっている筒状の
スパークプラグ主体金具の製造方法であって、所定の圧
造ステーションにおいて、円柱状の素材を圧造し、一端
側を端面にテーパー部を有する凹所を持つ径大の頭部、
他端側を径小の円柱状脚部、中間を両者の連結部とした
初期成形品を圧造し、つぎの圧造ステーションにおい
て、前記一端側の凹所の底面を押圧して、前記頭部およ
び連結部を軸径方向に押し出すことにより、六角部と、
径小の脚部と、両者を連結するフランジ面を成形し、つ
ぎの圧造ステーションにおいて、前記六角部の一端側外
周を径小の円筒に成形して中空の円筒頭部と、該円筒頭
部より径大の六角胴部とを成形し、その後の圧造ステー
ションにおいて、前記凹所の底面および他端側の端面を
押圧して中空部を脚部中間にまで成形し、さらに打抜き
により貫通させ最終圧造品を成形し、しかる後、切削に
より、頭部と六角胴部との間に径小の首部、頭部の端に
薄肉のかしめ部、脚部外周にねじを形成することを特徴
とする。
体金具の製造方法は、一端側に六角筒部を成形してお
き、次にこの六角筒部の一端側外周を押出成形により、
内径が同一径に保ったまま外径を径小の円柱に成形し
て、円柱頭部と、該円柱頭部より径大の六角胴部とを形
成しているので、圧縮移動する材料の変位量が小さく、
かつ変形が無理なくなされるため、形の整った製品を圧
造により量産するのに好適である。
体金具の製造方法を実行するための多段式圧造成形機の
概略構成を示す。圧造成形機Aは、機台の所定位置に固
定されたダイブロックDと、このダイブロックDに向か
って前進、後退(図示上下動)するラムRとを有する。
ダイブロックDの前面には、複数のダイD1〜D8がそ
れぞれダイホルダにより保持されて並設固定されてい
る。ラムRの前面には、上記ダイD1〜D8に対向して
複数のパンチP1〜P6がそれぞれパンチホルダに保持
されて並列固定されている。これら相対向する各パンチ
P1〜P6とダイD1〜D8とにより複数の圧造ステー
ションI〜IVが構成されている。
りつぎのように順次段階的に圧造加工される。図1に示
すごとく、所定寸法に切断され、初期圧造加工された円
柱形状の素材1を、図示しない素材移送手段により順次
圧造ステーションI〜VIにおいて圧造し、最終圧造ス
テーションVIにおいて切削加工前のスパークプラグ主
体金具100の圧造品が成形される。
ら切断されて円柱状の素材を図2のに示したごとく、
パンチP1とダイD1により両端の芯出し穴を形成し円
柱状の整形素材1を圧造する。圧造ステーションIIに
おいて、円柱状の素材1を、図2のに示すごとく、パ
ンチP2とダイD2により一端側が端面に外周部がテー
パー面21となっている凹所22を有する径大部23、
他端側が端面に凹所24を有する径小部25、中間が連
結部26となっている初期成形品2を圧造する。
形品2をパンチP3とダイD3及びダイD4とにより、
前記一端側の凹所22の底面を押圧して、前記連結部2
6を円環状平面のフランジ面36に成形して、図2の
に示すごとく、前記フランジ面36に到る円径断面の凹
所32を備えた六角筒部33、径小の円柱状脚部35、
および中間のフランジ面36を有する中間成形品3を圧
造する。
品3を逆転して、ダイD5に挿入すると共に、パンチP
4とダイD5とにより、前記六角筒部33の一端側部分
の外周を押出成形し、外周を径小の円筒に成形して、円
筒頭部43と、内径が同一径で、前記円筒頭部43より
径大の六角胴部47とを形成する。これにより、図2の
に示す、一端側に円柱状の凹所42を有し、円筒頭部
43、該頭部より径大の六角胴部47、該胴部47とフ
ランジ面46を介して連なる径小の円柱状脚部45とか
らなる中間成形品4が圧造される。
4を戻転して、ダイD6及びダイD7に支持し、径小の
パンチP5により、前記凹所42の底面と、脚部45の
端面の凹所44の底面とを押圧する。これにより、凹所
42を脚部45にまで深くし、段付きの凹所52を形成
するとともに、他端面に深い凹所54を有する、図2の
に示すごとく中間成形品5を圧造する。最終ステーシ
ョンVIにおいて、ダイD8に支持して、パンチP6に
より、凹所52の底面を押圧して貫通させ、円柱頭部6
3と、該頭部より径大の六角胴部67と、フランジ面6
6と、径小の脚部65とを備えた筒状の最終圧造品6を
成形する。
67に近接する外周に径小の首部11を設けるととも
に、円柱頭部63の後端部外周を削り、肉薄のかしめ部
12を形成し、さらに脚部65にねじ13を刻設し、図
3に示すスパークプラグ主体金具100を製造する。
上述の図1の圧造ステーションIVにおいては、中間成
形品3を逆転して、六角筒部33の一端側部分の外周
を、円筒頭部43と内径が同一径で前記円筒頭部43よ
り径大の六角胴部47とを形成したが、この発明は、図
4に示すように、中間成形品3を逆転することなくスリ
ーブD10とD11及びダイD9に支持し、パンチP7
を凹所32に保持しながらダイD9を押圧すことによ
り、上記と同様に中間成形品4を圧造することができ
る。この加工の場合、中間成形品3の逆転作用がないの
で、成形品の飛出しが生じることなく、より高速化が達
成できる利点がある。
に用いられる多段式圧造成形機の概略構成断面図であ
る。
における素材、中間成形品、および最終圧造品の一部断
面図である。
体金具の製造方法を示す概略構成断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 パンチとダイとにより構成された複数の
圧造ステーションで、円柱状素材を順次段階的に圧造加
工し、最終圧造品を切削加工することにより、一端側が
円柱頭部、中間が径小の首部を介して前記頭部に隣接す
る径大の六角胴部、他端側が前記胴部にフランジ面を介
して連なる径小の脚部となっている筒状のスパークプラ
グ主体金具の製造方法であって、所定の圧造ステーショ
ンにおいて、円柱状の素材を圧造し、一端側を端面にテ
ーパー部を有する凹所を持つ径大の頭部、他端側を径小
の円柱状脚部、中間を両者の連結部とした初期成形品を
圧造し、つぎの圧造ステーションにおいて、前記一端側
の凹所の底面を押圧して、前記頭部および連結部を軸径
方向に押し出すことにより、六角部と、径小の脚部と、
両者を連結するフランジ面を成形し、つぎの圧造ステー
ションにおいて、前記六角部の一端側外周を径小の円筒
に成形して中空の円筒頭部と、該円筒頭部より径大の六
角胴部とを成形し、その後の圧造ステーションにおい
て、前記凹所の底面および他端側の端面を押圧して中空
部を脚部中間にまで成形し、さらに打抜きにより貫通さ
せ最終圧造品を成形し、しかる後、切削により、頭部と
六角胴部との間に径小の首部、頭部の端に薄肉のかしめ
部、脚部外周にねじを形成することを特徴とするスパー
クプラグ主体金具の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15041391A JP2904612B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | スパークプラグ主体金具の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15041391A JP2904612B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | スパークプラグ主体金具の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04371336A JPH04371336A (ja) | 1992-12-24 |
JP2904612B2 true JP2904612B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=15496402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15041391A Expired - Lifetime JP2904612B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | スパークプラグ主体金具の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2904612B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6109709B2 (ja) * | 2013-03-15 | 2017-04-05 | 日本特殊陶業株式会社 | 異径筒状成形体の冷間鍛造による製造方法、及びガスセンサ用主体金具の製造方法 |
CN117583486A (zh) * | 2024-01-19 | 2024-02-23 | 江苏国强兴晟能源科技股份有限公司 | 一种用于八角管缩口的自适应防偏移缩口机 |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP15041391A patent/JP2904612B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04371336A (ja) | 1992-12-24 |
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