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JP2998287B2 - グリチルレチン酸誘導体 - Google Patents

グリチルレチン酸誘導体

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Publication number
JP2998287B2
JP2998287B2 JP3128799A JP12879991A JP2998287B2 JP 2998287 B2 JP2998287 B2 JP 2998287B2 JP 3128799 A JP3128799 A JP 3128799A JP 12879991 A JP12879991 A JP 12879991A JP 2998287 B2 JP2998287 B2 JP 2998287B2
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JP
Japan
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compound
present
ascorbic acid
reaction
acid
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JP3128799A
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JPH04330088A (ja
Inventor
一美 緒方
恭三 山本
玲子 松田
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Senju Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Senju Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Senju Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Senju Pharmaceutical Co Ltd
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Priority to CA002062652A priority patent/CA2062652A1/en
Priority to EP92104149A priority patent/EP0503582B1/en
Priority to ES92104149T priority patent/ES2112870T3/es
Priority to AT92104149T priority patent/ATE161848T1/de
Priority to DE69223827T priority patent/DE69223827T2/de
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Priority to KR1019920004158A priority patent/KR0185717B1/ko
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J63/00Steroids in which the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton has been modified by expansion of only one ring by one or two atoms
    • C07J63/008Expansion of ring D by one atom, e.g. D homo steroids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/08Antiallergic agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規かつ有用なグリチ
ルレチン酸誘導体、それらの製造法および用途に関す
る。さらに詳しくは、本発明は3−(L−アスコルビン
酸−2−ホスホリル)−グリチルレチン酸、そのエステ
ル誘導体またはこれらの薬理学的に許容できる塩、それ
らの製造法そしてそれらを含有してなる抗酸化剤、抗炎
症剤および/または抗アレルギー剤に関する。
【0002】
【従来の枝術】従来、アスコルビン酸は抗壊血病剤とし
て使用されており、またコラーゲン生成に関与すること
やメラニン色素生成を抑制する作用などがあることが知
られている。さらに最近では制ガン作用があると言われ
ている。また、グリチルレチン酸は抗炎症作用などがあ
ることが既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
化合物は効果の点で未だ充分満足すべきものではない。
そこで、本発明者らは、より強力な作用を有する新規化
合物を得ることを目的として、鋭意研究を重ねた結果、
アスコルビン酸とグリチルレチン酸とをリン酸を介して
結合した新規化合物がこの目的を満たすことを見出し、
この新知見に基づきさらに検討を重ねた結果本発明に到
達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、次
の式
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、Rは水素原子または置換基を有し
ていてもよい炭素数1〜18のアルキル基を示す。〕で
表される化合物またはその薬理学的に許容しうる塩、そ
れらの製造法そしてそれらを含有することを特徴とする
抗酸化剤、抗炎症剤および/または抗アレルギー剤に関
する。
【0007】式中のRは水素またはアルキル基を示し、
アルキル基の炭素数としては1ないし18が好ましい。
アルキル基における炭素鎖は直鎖でも分岐鎖でも環状で
もよくさらに環状部分を含んでいてもよい。またこれら
アルキル基は他の基で置換されていてもよい。すなわち
アルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、
i−プロピル、シクロプロピル、n−ブチル、t−ブチ
ル、sec−ブチル、n−ペンチル、l−エチルプロピ
ル、i−ペンチル、n−ヘキシルなどの低級アルキル基
およびn−デシル、n−ヘプタデシル、n−オクタデシ
ルまたはその各種異性体等の高級アルキル基やベンジル
などが挙げられる。
【0008】本発明の化合物の薬理学的に許容しうる塩
としては、たとえば、ナトリウム塩、カリウム塩などの
アルカリ金属塩やカルシウム塩、マグネシウム塩などの
アルカリ土類金属塩などを例示することができるが、こ
れら以外の塩であっても、薬理学的に許容しうる塩であ
ればいかなるものであっても便宜に製造し、使用するこ
とができる。
【0009】本発明の化合物は、たとえば次のようにし
て合成することができる。すなわち、(1)グリチルレ
チン酸またはそのアルキルエステル誘導体とハロリンエ
ステル化剤とを反応させて得られる生成物に、(2)5
位および6位の水酸基が保護されたアスコルビン酸を反
応させ、(3)次いでその保護基を加水分解させること
によって得られる。
【0010】本発明による本発明の化合物の製造法にお
いては、まず、グリチルレチン酸またはそのアルキルエ
ステル誘導体とハロリンエステル化剤とが反応させられ
る。この反応は、通常脱酸剤の存在下に行なうのがよ
い。ハロリンエステル化剤としてはグリチルレチン酸ま
たはそのアルキルエステルの水酸基にハロリン酸基を導
入しうるものはいずれも適宜に使用しうるが、好ましく
はたとえば三塩化ホスホリルや三臭化ホスホリルなどを
用いるのがよい。この反応における脱酸剤としては、こ
の種の反応において通常使用される脱酸剤のいずれもが
適宜に使用されるが、たとえばピリジンやトリエチルア
ミンなどの有機アミンを使用するのが好ましい。
【0011】本発明の製造法におけるハロリンエステル
化反応は通常適宜の溶媒中で円滑に進行する。溶媒とし
ては、本発明の方法における反応を阻害しない溶媒なら
ばいずれでもよく、通常たとえばベンゼン、トルエンな
どの芳香族炭化水素類、メチレンクロリド、クロロホル
ムなどのハロゲン化炭化水素類などが便宜に使用されう
る。
【0012】この反応における反応条件などは、反応が
もっとも円滑に進行するように設定されるべきである
が、通常、たとえば約0ないし50°C程度で行なうの
が好ましく、この場合反応は約1ないし10時間程度で
終了する。
【0013】上記のようにしてハロリン酸エステル化さ
れたグリチルレチン酸またはそのエルキルエステルに、
ついで5位および6位の水酸基が保護されたアスコルビ
ン酸が反応させられる。ここに用いられる5位および6
位の水酸基が保護されたアスコルビン酸における5位お
よび6位の保護基としては反応後容易に除去しうる保護
基であればいずれでもよく、たとえばアセチル基などの
アシル基を使用することもできるが、より好ましくはイ
ソプロピリデン基やベンジリデン基などのアルキリデン
基が有利に用いられる。
【0014】ハロリン酸エステル化されたグリチルレチ
ン酸またはそのエステルと5位および6位の保護された
アスコルビン酸との反応は、非極性の溶媒中で行なうの
が望ましい。非極性の溶媒としては、たとえばジオキサ
ン、テトラヒドロフランなどのエーテル類を使用するの
が好ましいが、これ以外の非極性の溶媒であっても反応
に悪影響を与えないものならばいずれも適宜に使用しう
る。本反応は通常脱酸剤の存在下に有利に進行する。脱
酸剤としては、たとえばピリジンやトリエチルアミンな
どの有機アミンを使用するのがよい。本反応は通常約0
ないし50゜C程度の温度で有利に進行し、通常約1な
いし10時間程度で終了する。
【0015】このようにして得られた化合物に残存する
アスコルビン酸の5および6位の水酸基の保護基とハロ
リン酸基のハロゲン原子とを除去することによって本発
明の目的化合物に導くことができる。この残存する保護
基などの除去は、加水分解反応に付することによって行
なうのがよい。加水分解反応は、好ましくは酸の存在下
に行なわれる。ここで用いられる酸としては、たとえば
塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸、たとえば酢酸、クエ
ン酸などの有機酸がいずれも便宜に使用され得る。加水
分解反応は、適宜の水性溶媒中で行なうのが望ましく、
たとえば水と自由に混和しうる有機溶媒との混液等が便
宜に使用され得る。水と自由に混和しうる溶媒としては
メタノール、エタノール、ジオキサン、テトラヒドロフ
ランなどを用いるのが有利である。
【0016】加水分解反応の条件は保護基などを完全に
除去しうるように選択されるが、通常0ないし60°C
付近で有利に進行し、多くの場合は約1ないし2時間で
完了する
【0017】このようにして採取された本発明の化合物
は、それ自体公知の方法によって薬理学的に許容しうる
塩として採取してもよい。すなわち、たとえば、得られ
た本発明の化合物を適当な溶媒中でアルカリ金属イオン
やアルカリ土類金属イオンを与える物質を作用させるな
どの手段によって容易に塩に変換することかできる。塩
への変換は、本発明の化合物を一旦反応液から単離した
後に行なってもよく、反応液から単離することなく行な
ってもよい。金属イオンを与える物質としては、水酸化
物、炭酸塩、炭酸水素塩などがあり、いずれも便宜に使
用しうる。
【0018】このようにして得られる本発明の化合物
は、文献未載の新規化合物であって、抗酸化作用、抗炎
症作用、抗アレルギー作用などを有し、また紫外線の吸
収作用や分解しやすい化合物を安定化する作用、あるい
は美肌作用なども有するので、これら目的に極めて有用
な化合物である。
【0019】本発明の化合物は上記のような種々の作用
を有するので、たとえば抗酸化剤、抗炎症剤、抗アレル
ギー剤などの医薬品として有用であるのみならず、化粧
品材料としても有用な化合物である。
【0020】本発明の抗酸化剤によって治療しうる疾患
としては、たとえば白内障や虚血性臓器疾患などが挙げ
られる。
【0021】本発明の抗炎症剤を抗炎症剤として利用す
る場合に、適応する炎症性疾患としては、たとえば痔
疾、慢性関節リウマチ、変形性リウマチ、変形性脊椎
症、変形性関節症、腰痛症、痛風症発作、急性中耳炎、
膀胱炎、前立腺炎、歯痛、葡萄膜炎、副鼻腔炎などがあ
りそれらの治療に有利に使用することができる。
【0022】本発明の抗アレルギー剤として利用する場
合に、適応しうるアレルギー性疾患としては、たとえ
ば、気管支性喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、食事性
アレルギー性胃炎、アレルギー性下痢、潰瘍性大腸炎、
口内炎、結節性動脈周囲炎、閉塞性動脈内膜炎、心内膜
炎、蕁麻疹、湿疹、接触性皮膚炎、フリクテン、交感性
眼炎、アレルギー性結膜炎およびアレルギー性角膜炎な
どの各種疾患があり、それらの治療に有利に使用するこ
とができる。
【0023】本発明の化合物を化粧品材料として利用す
る場合は、紫外線吸収を目的として、美肌を目的とし
て、または他の化粧品材料の安定化を目的としてクリー
ム剤やローション、化粧水などに適宜に混和して使用す
ることができる。
【0024】本発明の抗酸化剤、抗炎症剤および/また
は抗アレルギー剤には、目的と必要に応じて、本発明の
化合物のうち1種または2種以上を適宜組み合わせて含
有させることもできる。
【0025】本発明の抗酸化剤、抗炎症剤および/また
は抗アレルギー剤は上記のような種々の疾患の予防、治
療のため、経口的にあるいは非経口的に適宜に使用され
る。製剤の形態としてはたとえば錠剤、顆粒剤、散剤、
カプセル剤、軟膏剤や座剤等の固形製剤または点眼剤、
注射剤やシロップ剤等の液剤などいずれの形にも公知の
方法により適宜調製することができる。これらの製剤に
は通常用いられる結合剤、崩壊剤、増粘剤、分散剤、再
吸収促進剤、矯味剤、緩衡剤、界面活性剤、溶解補助
剤、保存剤、乳化剤、等張化剤、安定化剤やpH調整剤
等の賦形剤を適宜使用してもよい。また、本発明の化合
物を化粧品に含有させるときも、通常化粧品に配合され
る成分を添加することができる。
【0026】本発明の化合物を薬剤として使用する場合
の用量は、その化合物の種類、患者の年令、体重、その
剤型、対象とする疾患の種類や適応症状等によって異な
るが、たとえば注射剤の場合成人1日1回約1〜100
mg程度、内服剤の場合は、成人1日数回、1回量約1
0〜1000mg程度投与するのがよい。点眼剤として
使用する場合には、濃度約0.1〜5%程度のものを1
回数滴、1日数回程度点眼するのがよい。
【0027】本発明の化合物を化粧品に用いようとする
場合の濃度は、その化合物の種類、対象とする化粧品の
種類や添加する目的などによっても異なるが、通常約
0.001〜5%程度、好ましくは約0.01〜2%程
度がよい。
【0028】本発明の製剤には本発明の目的に反しない
かぎり、他の抗酸化剤、抗炎症および/または抗アレル
ギー剤、または別種の薬効を奏する成分を適宜含有させ
てもよい。
【0029】
【実施例】以下、実施例および試験例を挙げて本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらの範囲に限定
されるものではない。 〔実施例1〕3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−グリチ
ルレチン酸 グリチルレチン酸4.7gおよび乾燥ピリジン8mlに
乾燥クロロホルム30mlを加えて溶かし氷冷下攪拌し
ながら、これに三塩化ホスホリル3.2gを乾燥ベンゼ
ン30mlに溶かした液を滴下し、氷冷下で30分間次
いで室温で、1.5時間攪拌した後、反応液を減圧下で
濃縮し残渣にベンゼン20mlを加えて溶かしておく。
一方、乾燥テトラヒドロフラン30mlにイソプロピリ
デンアスコルビン酸4gおよび乾燥ピリジン2.5ml
を加えて溶かした混合溶液に上記ベンゼン溶液を滴下
し、氷冷下で30分間次いで室温で2時間攪拌した後、
反応液を減圧下で濃縮し、残渣油状物を得る。次にこの
油状物にエタノール50mlおよび0.5規定塩酸20
mlを加えて60°で30分間攪拌して脱アセトン化し
た後冷却し、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下で留去
する。残渣にn−ヘキサンを加えて放冷して析出する結
晶を濾取し、n−ヘキサン−アセトンから再結晶すると
白色結晶2.9gが得られる。融点150〜153°
(分解)。シリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶
媒、クロロホルム:メタノール:水=65:25:4)
Rf=0.30 元素分析 C3653 12 P・2H2 Oとして C H 計算値 58.05 7.71 実測値 58.37 7.85 IR:ν KBr 3432,2976,1734,1608cm-1
【0030】〔実施例2〕3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−グリチ
ルレチン酸メチル グリチルレチン酸メチル5gおよび乾燥ピリジン8ml
に乾燥クロロホルム30mlを加えて溶かし氷冷下攪拌
しながら、これに三塩化ホスホリル3.2gを乾燥ベン
ゼン30mlに溶かした液を滴下し、氷冷下で30分間
次いで室温で1.5時間攪拌した後、反応液を減圧下で
濃縮し残渣にベンゼン20ml加えて溶かしておく。一
方乾燥テトラヒドロフラン30mlにイソプロピリデン
アスコルビン酸4gおよび乾燥リジン2.5mlを加
えて溶かした混合溶液に上記ベンゼン溶液を滴下し、冷
却下で30分間次いで室温で3時間攪拌した後、反応液
を減圧下で濃縮し、残渣油状物を得る。次にこの油状物
にエタノール50mlおよび0.5規定塩酸20mlを
加えて60°で30分間攪拌して脱アセトン化した後冷
却し、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下で留去する。残
渣にn−ヘキサンを加えて放冷して析出する結晶を濾取
し、n−ヘキサン−アセトンから再結晶すると白色結晶
2.5gが得られ。融点135〜138°(分解)。
シリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒、クロロ
ホルム:メタノール:水=65:25:4)Rf=0.
32 元素分析 C375512 2 Oとして C H 計算値 57.21 7.91 実測値 57.53 7.85 IR:ν KBr 3424,2932,1730,1662cm-1
【0031】〔実施例3〕3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−グリチ
ルレチン酸エチル グリチルレチン酸エチル4.8gを用いて実施例2と同
様に反応させ、n−ヘキサン−アセトンから再結晶させ
ると白色結晶2.8gが得られる。融点130〜132
°(分解)。シリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開
溶媒、クロロホルム:メタノール:水=65:25:
4)Rf=0.33
【0032】〔実施例4〕3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−グリチ
ルレチン酸ヘキシルカリウム塩 グリチルレチン酸ヘキシル5.5gを用いて実施例2と
同様に反応させ、目的物を油状物として得る。これをエ
タノール30mlに溶かし、これに水酸化カリウムのエ
タノール溶液を徐々に溶液のpHが5〜6になるまで滴
下させると白色結晶を析出する。これを濾取し、n−ヘ
キサン−アセトンから再結晶すると白色結晶2.5gが
得られる。融点215〜217°(分解)。シリカゲル
薄層クロマトグラフィー(展開溶液、クロロホルム:メ
タノール:水=65:25:4)Rf=0.35
【0033】〔実施例5〕3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−グリチ
ルレチン酸ラウリルカリウム塩 グリチルレチン酸ラウリル6.4gを用いて実施例2と
同様に反応させ、目的物を油状物として得る。これをエ
タノール30mlに溶かし、これに水酸化カリウムのエ
タノール溶液を徐々に溶液のpHが5〜6になるまで滴
下させると白色結晶を析出する。これを濾取し、クロロ
ホルム−アセトンから再結晶すると白色結晶2.6gが
得られる。融点212〜215°(分解)。シリカゲル
薄層クロマトグラフィー(展開溶媒、クロロホルム:メ
タノール:水=65:25:4)Rf=0.42 元素分析 C487512PK2 として C H 計算値 60.47 7.93 実測値 60.54 8.10 IR:ν KBr 3432,2928,1730,1652cm-1
【0034】〔実施例6〕3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−グリチ
ルレチン酸ステアリルカリウム塩 グリチルレチン酸ステアリル7.4gを用いて実施例2
と同様に反応させ、目的物を油状物として得る。これを
エタノール30mlに溶かし、これに水酸化カリウムの
エタノール溶液を徐々に溶液のpHが5〜6になるまで
滴下させると白色結晶を析出する。これを濾取し、クロ
ロホルム−アセトンから再結晶すると白色結晶2.2g
が得られる。融点208〜210°(分解)。シリカゲ
ル薄層クロマトグラフィー(展開溶媒、クロロホルム:
メタノール:水=65:25:4)Rf=0.46 元素分析 C54 87 12PK2 として C H 計算値 62.52 8.45 実測値 62.80 8.38 IR:ν KBr 3432,2976,1734,1608cm-1
【0035】〔試験例1〕抗酸化作用試験 本発明の化合物による抗酸化作用の試験をStocks
の方法に準じて行った。実験には雄性ウィスター系ラッ
ト(約10周齢)を使用した。脳の血液を除くため灌流
を行った後、脳組織を取り出し、重量で4倍量の水冷し
た0.1Mリン酸食塩灌流液(pH7.4)でホモジナ
イズした。ホモジネートを1000×gで10分間遠心
分離し、上清を用いた。脳ホモジネートを10倍量のリ
ン酸食塩緩衡液で希釈し、その500μlを37°Cで
60分間インキュベートした。反応は、氷中に入れるこ
とによって停止させ、さらに490μlの0.1Mリン
酸食塩緩衡液を添加し、TBA法によって測定した。過
酸化脂質(LPO)量はmgタンパク量当りのマロンジ
アルデヒド(MDA)で表現した。タンバク量の測定は
Lowry法によった。試験化合物 (1)3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−
グリチルレチン酸メチル (2)3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−
グリチルレチン酸エチル (3)3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−
グリチルレチン酸ヘキシルカリウム塩 この結果を表1に示す
【0036】
【表1】
【0037】上記結果より、本発明化合物は優れた抗酸
化作用を有することが判った。
【0038】〔実施例2〕抗炎症作用試験 本発明の化合物による抗炎症作用の試験をマウス足浮腫
法を用いて行った。実験には体重20〜25gのddy
系雄性マウスを一群6匹として用いた。マウスの右後肢
の足容積を足容積測定装置で測定後、本発明の化合物各
々200mgをマウスに経口投与した。1時間後に起炎
剤として0.75%ホルマリン0.05ml右後肢足蹠
皮下に注入して一定時間毎にマウスの足容積を測定し
た。各測定値から浮腫率および抑制率を算出した。
【0039】
【数1】
【0040】試験化合物 (1) 3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)
−グリチルレチン酸メチル (2) 3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)
−グリチルレチン酸エチル (3) 3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)
−グリチルレチン酸ヘキシルカリウム塩 (4) 3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)
−グリチルレチン酸ラウリルカリウム塩 (5) 3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)
−グリチルレチン酸ステアリルカリウム塩 (6) グリチルレチン酸 結果を表2に示す
【0041】
【0042】上記結果より、本発明化合物は対照のグリ
チルレチン酸よりも優れた抗炎症作用を有することが判
った。
【0043】〔製剤実施例1〕 注射剤 以上を注射用蒸留水に溶かし、水酸化ナトリウムでpH
6に調整したのち全量100mlとして瀘過し、濾液を
無菌的に2mlずつガラスアンプルに充填、ヨウ閉し注
射剤を得る。
【0044】〔製剤実施例2〕 点眼液 以上を混和溶解し、滅菌濾過して点眼液とする。
【0045】〔製剤実施例3〕 内服錠 以上を1錠分の材料として常法により錠剤に成型する。
必要に応じて糖衣を付してもよい
【0046】〔製剤実施例4〕 クリーム剤 3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホリル)−グリチルレチン酸ラウリルカリ ウム塩 1.0g ステアリン酸 2.0g ステアリルアルコール 7.0g スクワラン 5.0g オクチルデカノール 6.0g リオキシエチレン(15)セチルエーテル 3.0g グリセリンモノステアレート 2.0g プロピレングリコール 5.0g p−オキシ安息香酸メチル 0.2g p−オキシ安息香酸プロピル 0.1g 滅菌精製水 68.7g 以上を常法によりクリーム剤とする。
【0047】〔制剤実施例5〕 坐剤 以上を10個分として常法により成型する。ぢの治療に
用いられる。
【0048】
【発明の効果】本発明の化合物は抗酸化剤、抗炎症剤お
よび/または抗アレルギー剤として各種疾患の予防・治
療に有利に使用することができる。さらには、本発明の
化合物は紫外線吸収、美肌作用や化粧品の安定化などの
目的で各種化粧品にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホ
リル)−グリチルレチン酸の臭化カリウム錠での赤外線
吸収スペクトル図を示す。
【図2】図2は3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホ
リル)−グリチルレチン酸ヘキシルカリウム塩の臭化カ
リウム錠での赤外線吸収スペクトル図を示す。
【図3】図3は3−(L−アスコルビン酸−2−ホスホ
リル)−グリチルレチン酸ステアリルカリウム塩の臭化
カリウム錠での赤外線吸収スペクトル図を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の式 【化1】 〔式中、Rは水素原子または置換基を有していてもよい
    炭素数1〜18のアルキル基を示す。〕で表される化合
    物またはその薬理学的に許容しうる塩。
  2. 【請求項2】グリチルレチン酸またはそのアルキルエス
    テル誘導体にハロリン酸エステル化剤を反応させて得ら
    れる化合物に、5,6位の水酸基が保護されたアスコル
    ビン酸を反応させて、次いでその保護基を加水分解する
    ことを特徴とする請求項1記載の化合物の製造法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の化合物を含有してなる抗酸
    化剤、抗炎症剤および/または抗アレルギー剤。
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