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JP2992602B2 - 高強度合金線の製造法 - Google Patents

高強度合金線の製造法

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JP2992602B2
JP2992602B2 JP3138574A JP13857491A JP2992602B2 JP 2992602 B2 JP2992602 B2 JP 2992602B2 JP 3138574 A JP3138574 A JP 3138574A JP 13857491 A JP13857491 A JP 13857491A JP 2992602 B2 JP2992602 B2 JP 2992602B2
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glass transition
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明久 井上
博一 山本
純一 永洞
利介 柴田
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YUNICHIKA KK
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    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D8/00Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
    • C21D8/06Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of rods or wires
    • C21D8/065Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of rods or wires of ferrous alloys

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Metal Extraction Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強度及び耐食性に優れ、
且つ、しなやかさをもつ合金細線の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の非晶質合金細線の製造に当って
は、大きな冷却速度が必要なことから、液中紡糸法等が
用いられており、鉄系、ニッケル系等の直径数十μm程
度の細線が得られており、その特性を利用して自動車用
タイヤの強化繊維、女性用下着の強化繊維等として用い
られている。しかしながら、水を冷却媒体とする液中紡
糸法によってはAl、Mg、Zr、希土類金属元素等の
活性金属を含む合金は健全な細線を製造することが困難
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、非晶質
合金の細線の製造は一般の非晶質合金にあっては液中紡
糸法等の直接急冷によって製造できる。しかしながら、
活性金属を含む合金の場合は水との反応などによって、
酸化皮膜を形成するなど健全な合金細線の製造が困難で
ある。又、ガラス繊維を示す合金にあっては、特開平1
−275732号、特開平3−10041号、特開平3
−36243号、特願平1−297494号等に示すよ
うに、帯状、粉末状で得られた非晶質合金を押出、圧
延、線引き等の単独または複合加工を施すことにより製
造が可能である。しかしながら、これらの方法による製
造法は優れた方法ではあるが、加工が多工程にわたり、
経済的にも改良の余地があった。発明者等は上記出願に
示すガラス遷移温度を示す合金が、液中紡糸法、直接鋳
込み法等によって非晶質バルク材を製造できることを発
見し、既に特許出願した(出願番号特願平2−4949
1)。その後、このバルク材をTgとTxの間の温度領
域において延伸加工することにより、容易にしかも経済
的に連続細線を製造できることを発見し、本発明に到っ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス遷移挙
動を示す合金より、円形または多角形の断面形状を有す
る非晶質連続鋳造材を得て、その鋳造材を直列に配した
複数の加熱帯に連続的に導き、ガラス遷移温度(Tg)
と結晶化温度(Tx)との温度範囲に加熱すると同時
に、加熱帯毎に単一または多段の延伸加工を加えて細線
を得、所定の断面積に達した後(Tg−50K)以下の
温度に連続的に冷却することを特徴とする高強度合金細
線の製造法である。
【0005】
【0006】かかる製造法に用いるガラス遷移挙動を示
す合金としては下記の一般式のものから選択して用い
る、
【0007】(1)一般式:AlaM1bX1c [ただし、M1:V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、
Cu、Zr、Ti、Mo、W、Ca、Li、Mg、Si
から選ばれる一種もしくは二種以上の金属元素、X1
Y、La、Ce、Sm、Nd、Hf、Nb、Ta、Mm
[ミッシュメタル]から選ばれる一種もしくは二種以上
の金属元素、a、b、cは原子パーセントで 50≦a≦95 0.5≦b≦35 0.5≦c≦25]
【0008】(2)一般式Al100-(d+e)2dX2
[ただし、M2はTi、V、Cr、Mn、Fe、Co、
Ni、Cu、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta及びWから
選ばれる少なくとも一種の元素、X2はY、La、C
e、Nd、Sm及びGdから選ばれる少なくとも一種の
元素またはMm(ミッシュメタル)であり、d、eは原
子%で各々55%以下、30%以上〜90%以下であ
り、しかも(d+e)が50%以上]
【0009】(3)一般式X3 f3 gAlh[ただし、X3
はZr及びHfから選ばれる少なくとも一種の元素、M
3はNi、Cu、Fe、Co及びMnから選ばれる少な
くとも一種の元素であり、f、gおよびhは原子%で各
々25%以上〜85%以下、5%以上〜70%以下及び
35%以下であり、しかも(f+g)が50%以上]
【0010】(4)一般式Mgj4 kLnmまたはMgj
4 k4 nLnmで[ただし、X4はCu、Ni、Sn及び
Znから選ばれる少なくとも一種の元素、M4はAl、
SiおよびCaから選ばれる少なくとも一種の元素、L
nはY、La、Ce、Nd、Sm及びGdから選ばれる
少なくとも一種の元素またはMm(ミッシュメタル)で
あり、j、k、n及びmは原子%で各々40%以上〜9
0%以下、4%以上〜35%以下、2%以上〜25%以
下及び4%〜25%以下]
【0011】これらの合金は、その溶湯を冷却速度10
2K/sec以上の条件で固化することにより、バルク
状のしかもガラス遷移を示す非晶質単相が得られる。一
般にガラス遷移を示す合金はこのガラス遷移温度領域に
おいて過冷却液体となり、非常に小さな応力(通常、1
0MPa以下)で容易に大きく変形できることが知られ
ている。(上記出願特許に開示される非晶質合金が知ら
れる以前には、実用的な非晶質合金においては、ガラス
遷移を示す合金は無かった。)
【0012】本発明は、連続鋳造によって得られた種々
の非晶質合金鋳造材を、種々の合金に特有のガラス遷移
温度領域に加熱し、その温度範囲における過冷却液体と
しての特性を利用して延伸加工を施すことにより、連続
的に細線を製造するものである。ここで重要なことは延
伸加工によって被加工材を所定の断面積まで減少させた
後、Tg−50K以下まで冷却することである。この冷
却によって被加工材の変形に要する応力は急激に増大
し、以後の変形は抑えられ、安定した断面積の連続細線
の製造が可能となる。ガラス遷移温度及びガラス遷移温
度領域はその合金によって異なり、またガラス遷移温度
領域と言えども長時間の保持によって結晶化が進むた
め、被加工材の加熱温度及びその温度に保持できる時間
も合金によって制限される。発明者等の実験結果によれ
ば、一般的に加熱温度はTgより高くTxより低い温
度、許容保持時間は(Tx−Tg)の値の単位を分に置
き換えた時間を越えない範囲に設定されれば良いが、好
ましくはTgより高く(Tg+Tx)×2/3より低い
温度、管理温度幅は±0.3×(Tx−Tg)(但し、
Tg〜Txの範囲内)、保持時間は(Tx−Tg)×1
/3(但し、単位は分)以内が推奨される。Al系非晶
質合金の△T(△T=Tx−Tg)は5〜10Kと比較
的小さく、この場合推奨される保持時間は最大1分以
内、好ましくは30秒以内である。Mg系、希土類元素
系の△Tは比較的大きく30〜90Kに達し、この場合
の許容保持時間は30分程度まで可能である。Zr系、
Hf系はこれらの一般条件に従わずより低い温度、より
短い保持時間が必要である。
【0013】ガラス遷移領域までの加熱速度は10K/
分以上で有れば良いが、Al系、Zr系は40K/分以
上が好ましい。延伸加工後の冷却速度はTg以下での構
造緩和による脆化を防ぐために100K/分以上の速度
でTg−50K以下の温度まで達することが望ましい
が、場合によっては合金細線の線径制御のために適当な
温度勾配を設けることができる。加工された細線の温度
がTg−50Kまで低下すると変形応力はガラス遷移領
域の3〜5倍に達し、以後延伸加工の応力下では断面積
は減少しない。
【0014】延伸加工の際の歪速度は10-5〜102
秒で可能であり、その際の延伸応力は合金及び歪速度に
よって10〜60Mpaの範囲内にある。非晶質合金バ
ルク材の供給速度と延伸された細線の引き取り速度の調
整及び細線の品質によって制御される。
【0015】
【0016】バルク材の製造は所定の形状の溝を有した
一対の銅製回転ホイール、銅製回転ホイールとステンレ
ス製ベルト等からなる移動鋳型によって連続的に行われ
る。上記合金の場合、非晶質バルク材として、直径0.
5〜10mmの連続棒材が得られることができる。
【0017】102K/sec以上の冷却速度を得るた
めに鋳造される溶湯温度は融点(Tm)+200Kより
低いことが望ましく、鋳型温度はTgより十分に低い
(Tg−100K以下)ことが望ましい。
【0018】このバルク材をガラス遷移温度領域まで加
熱する方法は、一般に知られた加熱炉、オイルバス、電
磁誘導炉、光イメージ炉等が有効であり、バルク材の断
面積が小さい場合(直径2mm以下)は所定の温度に加
熱されたロールに接触させることも有効である。△Tの
小さいAl系合金は102K/分以上の加熱速度が好ま
しいが、他の合金においては加熱速度の大きな制約はな
い。
【0019】この加熱帯においては加熱すると同時に延
伸加工を加える。延伸加工は一定の速度(歪速度:10
-5〜101/秒)で延伸される。連続でなされる場合は
一般に供給用ロールと延伸(引き取り)用ロールの速度
差によってなされる。合金によっては延伸工程を2段以
上の独立した又は連続した工程に分けることが有効な場
合もある。
【0020】
【実施例】以下、実施例に基づいて具体的に説明する。 実施例1 高周波溶解炉によりLa55Al25Ni20(原子%)の合
金組成からなる溶融合金を作り、この溶湯Mを図1に示
す鋳造装置の湯口1より溶湯供給経路2に流し込み、該
溶湯供給経路2にて堰3に向けて加圧ポンプにより一定
の圧力で加圧し、溶湯供給経路2に設けられた第1段急
冷ゾーン(温度制御部)4において、所定温度まで冷却
し、冷却された溶湯Mを堰3より一定流量にて溝を有す
る一対の水冷ロール5により形成される凝固ゾーン6へ
圧入し、約102K/秒の冷却速度により連続的に凝固
させて、φ2.5mmの連続鋳造棒7(Cast ba
r)を得た。該連続鋳造棒7を鋳造装置に近接して設置
し、483±1Kに温度制御されたオイルバス8に導
き、加熱すると同時にオイルバス8の後方に設置した延
伸用ロール9によって張力を与え延伸をした。延伸速度
は連続鋳造棒7の供給速度の100倍の速度になるよう
に連続鋳造棒供給用ロール10と連動させて調節し、そ
の際の延伸応力は15MPa、歪速度は5×10-2/秒
(何れも連続鋳造棒の断面積基準)であった。延伸され
た合金細線11は断面積(直径)を一定に保つため、所
定の形状になった時点でオイルバスから外部にとりだ
し、空冷によって冷却した後巻き取りロール12によっ
て巻きとった。その結果、得られた合金細線(Spin
ning wire)は長さ方向にも安定した直径25
0μmの円形の断面であった。
【0021】上記によって得られた連続鋳造棒を示差走
査熱分析(DSC)により調べ図2の曲線を得た。その
曲線が示すようにガラス遷移温度が470.3K、結晶
化温度が553.6Kであることから、図3の高温引張
試験に示すように、ガラス遷移領域に入ると、1万%以
上の伸びを示し、上記延伸条件が選定された。
【0022】延伸前後の材料が非晶質であるかどうかを
通常のX線回折によって調べ図4の結果を得た。何れも
非晶質特有のハローパターンを示し、延伸後も非晶質で
あることがわかった。同様に室温における引張強度を調
べた結果、連続鋳造棒は570MPa、延伸後の細線は
578MPaであり何れも機械的強度に優れていること
がわかった。
【0023】実施例2 実施例1で得られた合金細線を更に実施例1の延伸条件
で延伸した結果、直径25μmの合金細線を得ることが
できた。その細線は依然として非晶質であった。このこ
とから2段階以上の延伸加工も可能であることがわかっ
た。
【0024】実施例3 合金組成Zr70Ni15Al15(原子%)の合金を図1に
示す装置を用い、同様の合金細線(直径200μm)を
得ることができた。
【0025】但し、延伸加工温度までの昇温はオイルバ
スではなく電磁誘導加熱炉、電気抵抗加熱炉を併用し、
温度は680±5Kの設定した。その際の延伸応力はは
20Mpa、歪速度は7×10-2/秒であった。得られ
た細線は非晶質であり、しかも室温の引張強度は165
0MPaの高強度を示した。
【0026】実施例4 合金組成Mg70Cu10La20(原子%)の合金を図1に
示す装置を用い、実施例1と同様にして合金細線(直径
250μm)を得ることができた。
【0027】但し、オイルバス温度は440±1Kに設
定した。その際の延伸応力は20Mpa、歪速度は3×
10-2であった。得られた細線は非晶質であり、室温の
引張強度は650Mpaであった。
【0028】以上のように本発明の方法はガラス遷移を
示す非晶質合金の細線を経済的に製造する方法として優
れていることがわかる。この方法はガラス遷移を示す非
晶質合金であれば、例示の合金系に限らず他の合金系に
おいても応用が可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は従来の連続鋳造法に連結して用
いることにより、非晶質合金細線を安価に製造でき、高
強度、高耐食性の極細線を供給できる。そしてこれらの
非晶質合金線は高強度、高耐食性の複合材料補強線、種
々の強度メンバー、あるいは織布等として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の製造に適した装置の一例の説明
図である。
【図2】本発明で得られた連線鋳造棒の示差走査熱分析
結果を示すグラフである。
【図3】高温引張試験結果を示すグラフである。
【図4】実施例で得られた延伸前後の材料のX線回折結
果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 湯口 2 溶湯供給経路 3 堰 4 第一段急冷ゾーン 5 水冷ゾーン 6 凝固ゾーン 7 連続鋳造棒 8 オイルバス 9 延伸用ロール 10 供給用ロール 11 合金細線 12 巻き取りロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 45/08 C22C 45/08 C22F 1/00 C22F 1/00 B 1/04 1/04 A (72)発明者 増本 健 宮城県仙台市青葉区上杉三丁目8番22号 (72)発明者 井上 明久 宮城県仙台市青葉区川内無番地川内住宅 11−806 (72)発明者 山本 博一 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ 株式会社中央研究所内 (72)発明者 永洞 純一 神奈川県横浜市緑区すみよし台14−6 (72)発明者 柴田 利介 宮城県仙台市青葉区米ケ袋1丁目5番12 号 (56)参考文献 特開 平3−87340(JP,A) 特開 平1−275732(JP,A) 特開 平3−36243(JP,A) 特開 平3−10041(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 1/00 C22F 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス遷移挙動を示す合金より、円形ま
    たは多角形の断面形状を有する非晶質連続鋳造材を得
    て、その鋳造材を直列に配した単一または複数の加熱帯
    に連続的に導き、ガラス遷移温度(Tg)と結晶化温度
    (Tx)との温度範囲に加熱すると同時に、加熱帯毎に
    単一または多段の延伸加工を加えて細線を得、所定の断
    面積に達した後(Tg−50K)以下の温度に連続的に
    冷却することを特徴とする高強度合金細線の製造法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ガラス遷移挙動を示
    す合金が、一般式:Ala1 b1 c [ただし、M1:V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、
    Cu、Zr、Ti、Mo、W、Ca、Li、Mg、Si
    から選ばれる一種もしくは二種以上の金属元素、X1
    Y、La、Ce、Sm、Nd、Hf、Nb、Ta、Mm
    [ミッシュメタル]から選ばれる一種もしくは二種以上
    の金属元素、a、b、cは原子パーセントで 50≦a≦95 0.5≦b≦35 0.5≦c≦25] で示される組成を有するものであるもの、
  3. 【請求項3】 請求項1において、ガラス遷移挙動を示
    す合金が一般式Al100-(d+e)2 d2 eで示され、M2
    Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Z
    r、Nb、Mo、Hf、Ta及びWから選ばれる少なく
    とも一種の元素、X2はY、La、Ce、Nd、Sm、
    及びGdから選ばれる少なくとも一種の元素またはMm
    (ミッシュメタル)であり、d、eは原子%で各々55
    %以下、30%以上〜90%以下であり、しかも(d+
    e)が50%以上の組成を有するものであるもの。
  4. 【請求項4】 請求項1において、ガラス遷移挙動を示
    す合金が一般式X3 f3 gAlhで示され、X3はZr及び
    Hfから選ばれる少なくとも一種の元素、M3はNi、
    Cu、Fe、Co及びMnから選ばれる少なくとも一種
    の元素であり、f、g及びhは原子%で各々25%以上
    〜85%以下、5%以上〜70%以下及び35%以下で
    あり、しかも(f+g)が50%以上の組成を有するも
    のであるもの。
  5. 【請求項5】 請求項1において、ガラス遷移挙動を示
    す合金が一般式Mgj4 kLnmまたはMgj4 k4 n
    mで示され、X4はCu、Ni、Sn及びZnから選ば
    れる少なくとも一種の元素、M4はAl、SiおよびC
    aから選ばれる少なくとも一種の元素、LnはY、L
    a、Ce、Nd、SmおよびGdから選ばれる少なくと
    も一種の元素またはMm(ミッシュメタル)であり、
    j、k、n及びmは原子%で各々40%以上〜90%以
    下、4%以上〜35%以下、2%以上〜25%以下及び
    4%〜25%以下の組成を有するものであるもの。
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