JP2988101B2 - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents
弁開閉時期制御装置Info
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- JP2988101B2 JP2988101B2 JP1547092A JP1547092A JP2988101B2 JP 2988101 B2 JP2988101 B2 JP 2988101B2 JP 1547092 A JP1547092 A JP 1547092A JP 1547092 A JP1547092 A JP 1547092A JP 2988101 B2 JP2988101 B2 JP 2988101B2
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- hydraulic pump
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/34—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
- F01L1/344—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
- F01L1/34403—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft
- F01L1/34406—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft the helically teethed sleeve being located in the camshaft driving pulley
-
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
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- F01L2810/04—Reducing noise
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁開閉時期制御装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する従来技術としては特願平
2−304496号に示されるものが知られている。こ
れは、タイミングプーリとカムシャフトとの間に軸方向
に摺動可能なピストン手段を設け、カムシャフトとタイ
ミングプーリとの回転位相を変化させるものであり、駆
動源からの油圧により、ピストン手段を摺動させてい
る。この駆動源として、クランクシャフトにより駆動さ
れエンジンを潤滑する第1油圧ポンプと、クランクシャ
フトにより駆動される第2油圧ポンプとを用いている。
2−304496号に示されるものが知られている。こ
れは、タイミングプーリとカムシャフトとの間に軸方向
に摺動可能なピストン手段を設け、カムシャフトとタイ
ミングプーリとの回転位相を変化させるものであり、駆
動源からの油圧により、ピストン手段を摺動させてい
る。この駆動源として、クランクシャフトにより駆動さ
れエンジンを潤滑する第1油圧ポンプと、クランクシャ
フトにより駆動される第2油圧ポンプとを用いている。
【0003】エンジン低回転時においては、第1油圧ポ
ンプが吸入するオイルの大部分はエンジンを潤滑される
ために用いられるので、ピストン手段を摺動させるだけ
のオイルを供給するには不十分である。従って、第2油
圧ポンプによってオイルが補給されるようになってい
る。
ンプが吸入するオイルの大部分はエンジンを潤滑される
ために用いられるので、ピストン手段を摺動させるだけ
のオイルを供給するには不十分である。従って、第2油
圧ポンプによってオイルが補給されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1及び第
2油圧ポンプはエンジンのクランクシャフトにより駆動
される即ちエンジンの回転数に等しい回転数により駆動
されることになる為、エンジンの高回転時においては、
第2油圧ポンプは多大の馬力を消費してしまう。
2油圧ポンプはエンジンのクランクシャフトにより駆動
される即ちエンジンの回転数に等しい回転数により駆動
されることになる為、エンジンの高回転時においては、
第2油圧ポンプは多大の馬力を消費してしまう。
【0005】また、エンジンの高回転時において、油圧
ポンプの吸入容量及び吐出容量が増大してしまい、キャ
ビテーションが生じる恐れがある。
ポンプの吸入容量及び吐出容量が増大してしまい、キャ
ビテーションが生じる恐れがある。
【0006】故に、本発明は、上記の問題点を解決する
ことをその技術的課題とするものである。
ことをその技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するための技術的手段は、カムシャフトにより駆動され
る油圧ポンプと、油圧ポンプと回転位相変化手段とのオ
イルの流通を許容する油圧ラインとを有する油圧駆動手
段が回転位相変化手段に一体に配設され、且つ油圧制御
手段を油圧ライン上に配設したことである。
するための技術的手段は、カムシャフトにより駆動され
る油圧ポンプと、油圧ポンプと回転位相変化手段とのオ
イルの流通を許容する油圧ラインとを有する油圧駆動手
段が回転位相変化手段に一体に配設され、且つ油圧制御
手段を油圧ライン上に配設したことである。
【0008】
【作用】上記の技術的手段により、減速装置等を用いる
ことなく油圧ポンプの回転数はエンジンの略半分にな
り、エンジンの高回転時における油圧ポンプの消費馬力
が低減できる。
ことなく油圧ポンプの回転数はエンジンの略半分にな
り、エンジンの高回転時における油圧ポンプの消費馬力
が低減できる。
【0009】回転位相変化手段と油圧ポンプ及び油圧ラ
インを一体化している為、油圧ラインが短くなり、油圧
ライン内の油圧が低下し難くなる。
インを一体化している為、油圧ラインが短くなり、油圧
ライン内の油圧が低下し難くなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明における実施例を図面を用いて
説明する。
説明する。
【0011】図1は、本発明による弁開閉時期制御装置
の概要図を示し、図2は、弁開閉時期制御装置の要部断
面図を示している。
の概要図を示し、図2は、弁開閉時期制御装置の要部断
面図を示している。
【0012】図1に示されるように、弁開閉時期制御装
置10は、エンジン11に配設されており、電子制御手
段12によりそのほとんど全ての作動がコントロールさ
れている。エンジン11は、クランクシャフト13と、
クランクシャフト13により図示しない伝達手段(例え
ばベルト部材や歯車部材等)を介して駆動されるカムシ
ャフト14を有しており、クランクシャフト13及びカ
ムシャフト14の回転位置は夫々第2センサ15及び第
1センサ16により検出されている。尚、カムシャフト
14の回転数は、クランクシャフト13の回転数の略半
分になっている。
置10は、エンジン11に配設されており、電子制御手
段12によりそのほとんど全ての作動がコントロールさ
れている。エンジン11は、クランクシャフト13と、
クランクシャフト13により図示しない伝達手段(例え
ばベルト部材や歯車部材等)を介して駆動されるカムシ
ャフト14を有しており、クランクシャフト13及びカ
ムシャフト14の回転位置は夫々第2センサ15及び第
1センサ16により検出されている。尚、カムシャフト
14の回転数は、クランクシャフト13の回転数の略半
分になっている。
【0013】ここで、電子制御装置12には第2センサ
15及び第1センサ16の出力信号の他に、例えば、エ
ンジン油温信号・エンジン負荷信号・エンジン回転数信
号等が入力されている。
15及び第1センサ16の出力信号の他に、例えば、エ
ンジン油温信号・エンジン負荷信号・エンジン回転数信
号等が入力されている。
【0014】図2に示されるように、エンジン11のシ
リンダヘッド11aには、リアハウジング51がボルト
70を介して固定されており、リアハウジング51の図
示左端には、ボルト71を介してフロントハウジング5
0が固定されている。
リンダヘッド11aには、リアハウジング51がボルト
70を介して固定されており、リアハウジング51の図
示左端には、ボルト71を介してフロントハウジング5
0が固定されている。
【0015】回転位相変化手段27は、カムシャフト1
4の一端に配設され、クランクシャフト14の回転トル
クをカムシャフト14へ伝達すると共に、カムシャフト
14の回転位相を変化させる。このカムシャフト14に
は図示しない吸排気弁が係合しており、カムシャフト1
4の回転に伴って、吸排気弁が吸排気通路の開閉動作を
行う。
4の一端に配設され、クランクシャフト14の回転トル
クをカムシャフト14へ伝達すると共に、カムシャフト
14の回転位相を変化させる。このカムシャフト14に
は図示しない吸排気弁が係合しており、カムシャフト1
4の回転に伴って、吸排気弁が吸排気通路の開閉動作を
行う。
【0016】カムシャフト14の図示右方外周面には、
ピン44によりプレート17を介して伝達部材32がカ
ムシャフト14に対して相対回転不能に配設されてい
る。伝達部材32の外周面には、タイミングギア30が
カムシャフト14に対して相対回転可能に配設され、そ
の最外周面30a上には前述の伝達手段が係合してい
る。フロントハウジング50の内周面とカムシャフト1
4の図示左端に位置するシャフト部14aの外周面との
間には、ピストン31が図示左右に摺動可能に配設され
ており、ピストン31の外周右端部31dは、タイミン
グギア30の内側内周部30bと伝達部材32の外周面
とに係合するように配設されている。ここで、シャフト
14aはピストン31をガイドするものである。ピスト
ン31の図示右側に形成された空間33には、スプリン
グ36がピストン31を図示左方向に付勢するように配
設されている。更に、フロントハウジング50とピスト
ン31の図示左端面との間には、油圧室37が形成され
ている。
ピン44によりプレート17を介して伝達部材32がカ
ムシャフト14に対して相対回転不能に配設されてい
る。伝達部材32の外周面には、タイミングギア30が
カムシャフト14に対して相対回転可能に配設され、そ
の最外周面30a上には前述の伝達手段が係合してい
る。フロントハウジング50の内周面とカムシャフト1
4の図示左端に位置するシャフト部14aの外周面との
間には、ピストン31が図示左右に摺動可能に配設され
ており、ピストン31の外周右端部31dは、タイミン
グギア30の内側内周部30bと伝達部材32の外周面
とに係合するように配設されている。ここで、シャフト
14aはピストン31をガイドするものである。ピスト
ン31の図示右側に形成された空間33には、スプリン
グ36がピストン31を図示左方向に付勢するように配
設されている。更に、フロントハウジング50とピスト
ン31の図示左端面との間には、油圧室37が形成され
ている。
【0017】タイミングギア30の内側内周部30bに
は、ヘリカルスプライン30cが形成され、このヘリカ
ルスプライン30cと噛み合うように、ピストン31の
右端外周部31dの外周面には、ヘリカルスプライン3
1aが形成されている。更に、ピストン31の右端外周
部31dの内周面には、ヘリカルスプライン31bが形
成され、このヘリカルスプライン31bと噛み合うよう
に、伝達部材32の外周面には、ヘリカルスプライン3
2aが形成されている。
は、ヘリカルスプライン30cが形成され、このヘリカ
ルスプライン30cと噛み合うように、ピストン31の
右端外周部31dの外周面には、ヘリカルスプライン3
1aが形成されている。更に、ピストン31の右端外周
部31dの内周面には、ヘリカルスプライン31bが形
成され、このヘリカルスプライン31bと噛み合うよう
に、伝達部材32の外周面には、ヘリカルスプライン3
2aが形成されている。
【0018】ダンパーケース38の内周面はシールリン
グ39を介して伝達部材32の外周面に摺接する。ここ
で、ダンパーケース38の図示左端面と伝達部材32の
フランジ部32bには互いに離間して噛み合う環状溝が
形成されてラビリンス溝40を形成し、その内部に粘性
流体(例えばシリコンオイル)が封入されて粘性ダンパ
ー手段41を形成する。尚、タイミングギア30の内周
面には、シールリング54が配設されており、シールリ
ング54及び前述のシールリング39は、粘性流体を封
入するためのものである。
グ39を介して伝達部材32の外周面に摺接する。ここ
で、ダンパーケース38の図示左端面と伝達部材32の
フランジ部32bには互いに離間して噛み合う環状溝が
形成されてラビリンス溝40を形成し、その内部に粘性
流体(例えばシリコンオイル)が封入されて粘性ダンパ
ー手段41を形成する。尚、タイミングギア30の内周
面には、シールリング54が配設されており、シールリ
ング54及び前述のシールリング39は、粘性流体を封
入するためのものである。
【0019】油圧駆動手段60は、回転位相変化手段2
7に一体になるようにフロントハウジング50及びリア
ハウジング51内に設けられ、油圧ポンプ1と油圧ライ
ン2とを具備している。油圧ポンプ1は、カムシャフト
14により駆動され、タイミングギア30の外周面とリ
アハウジング51との間に回転可能に配設されるロータ
61と、吸入側ロータ61aに連結された吸入室62
と、吐出側ロータ61bに連結された吐出室63とを備
えている。従って、ロータ61は、カムシャフト14の
回転数に応じて回転し、その回転により吸入室62から
オイルを吸入し、昇圧したオイルを吐出室63に吐出す
るようになっている。
7に一体になるようにフロントハウジング50及びリア
ハウジング51内に設けられ、油圧ポンプ1と油圧ライ
ン2とを具備している。油圧ポンプ1は、カムシャフト
14により駆動され、タイミングギア30の外周面とリ
アハウジング51との間に回転可能に配設されるロータ
61と、吸入側ロータ61aに連結された吸入室62
と、吐出側ロータ61bに連結された吐出室63とを備
えている。従って、ロータ61は、カムシャフト14の
回転数に応じて回転し、その回転により吸入室62から
オイルを吸入し、昇圧したオイルを吐出室63に吐出す
るようになっている。
【0020】一方、油圧ライン2は、フロントハウジン
グ50内に設けられ、吐出通路64とバイパス通路65
とを備えており、油圧ポンプ1と回転位相変化手段27
とのオイルの流通を許容するものである。吐出通路64
は、油圧ポンプ1の吐出室63と回転位相変化手段27
の油圧室37とを連通している。更に、バイパス通路6
5は、吐出通路64の途中で分岐し、油圧ポンプ1の吸
入室62に合流するようになっている。尚、ピストン3
1の外周面とフロントハウジング50との間には、シー
ル部材52が配設されており、油圧室37内の油圧低下
を防ごうとするものである。
グ50内に設けられ、吐出通路64とバイパス通路65
とを備えており、油圧ポンプ1と回転位相変化手段27
とのオイルの流通を許容するものである。吐出通路64
は、油圧ポンプ1の吐出室63と回転位相変化手段27
の油圧室37とを連通している。更に、バイパス通路6
5は、吐出通路64の途中で分岐し、油圧ポンプ1の吸
入室62に合流するようになっている。尚、ピストン3
1の外周面とフロントハウジング50との間には、シー
ル部材52が配設されており、油圧室37内の油圧低下
を防ごうとするものである。
【0021】油圧制御手段80は、バイパス通路65の
途中に配設されており、電子制御手段12によりバルブ
81が図示上下方向に移動可能に制御されている。つま
り、油圧制御手段80は、電子制御装置12により制御
され、油圧室37に供給されるオイルの流量を制御する
ことによって、回転位相変化手段27のタイミングギア
30とカムシャフト14との回転位相を変化させるもの
である。尚、油圧制御手段80は、油圧ポンプ1の吐出
通路64の途中に設けられてもよい。
途中に配設されており、電子制御手段12によりバルブ
81が図示上下方向に移動可能に制御されている。つま
り、油圧制御手段80は、電子制御装置12により制御
され、油圧室37に供給されるオイルの流量を制御する
ことによって、回転位相変化手段27のタイミングギア
30とカムシャフト14との回転位相を変化させるもの
である。尚、油圧制御手段80は、油圧ポンプ1の吐出
通路64の途中に設けられてもよい。
【0022】ここで、ピストン31の右側に形成された
空間33内の圧力が高圧にならないように、ピストン3
1及び伝達手段32には、夫々通路31c及び通路32
cが形成されている。通路31cは、ポート66及びバ
イパス通路65を介して吸入室62に連通している。ま
た、通路32cは、タイミングギア30の内周部30b
とピストン31の右端外周部31dと伝達部材32の外
周面とにより区画された空間34に連通している。
空間33内の圧力が高圧にならないように、ピストン3
1及び伝達手段32には、夫々通路31c及び通路32
cが形成されている。通路31cは、ポート66及びバ
イパス通路65を介して吸入室62に連通している。ま
た、通路32cは、タイミングギア30の内周部30b
とピストン31の右端外周部31dと伝達部材32の外
周面とにより区画された空間34に連通している。
【0023】尚、本実施例による油圧ポンプ1とエンジ
ンにオイルを潤滑させるための油圧ポンプとを連結させ
ることも可能である。
ンにオイルを潤滑させるための油圧ポンプとを連結させ
ることも可能である。
【0024】以上の構成を有する弁開閉時期制御装置1
0の作動について説明する。
0の作動について説明する。
【0025】エンジン11が回転すると、クランクシャ
フト13が回転し、その回転トルクがタイミングギア3
0のヘリカルスプライン30c,ピストン31のヘリカ
ルスプライン31a,31b,伝達部材32のヘリカル
スプライン32aを介してカムシャフト14に伝達さ
れ、カムシャフト14が回転する。油圧ポンプ1のロー
タ61は、カムシャフト14の回転に応じて、吸入室6
2からオイルを吸入し、昇圧したオイルを吐出室63に
吐出する。
フト13が回転し、その回転トルクがタイミングギア3
0のヘリカルスプライン30c,ピストン31のヘリカ
ルスプライン31a,31b,伝達部材32のヘリカル
スプライン32aを介してカムシャフト14に伝達さ
れ、カムシャフト14が回転する。油圧ポンプ1のロー
タ61は、カムシャフト14の回転に応じて、吸入室6
2からオイルを吸入し、昇圧したオイルを吐出室63に
吐出する。
【0026】前述の油圧ポンプ1の作動と共に、電子制
御装置12がエンジンの運転状態を検出すると、クラン
クシャフト13の回転位置を検出する第2センサ15と
カムシャフト14の回転位置を検出する第1センサ16
の出力信号により弁開閉時期を検出し、カムシャフト1
4の回転位相変化量を設定する。
御装置12がエンジンの運転状態を検出すると、クラン
クシャフト13の回転位置を検出する第2センサ15と
カムシャフト14の回転位置を検出する第1センサ16
の出力信号により弁開閉時期を検出し、カムシャフト1
4の回転位相変化量を設定する。
【0027】弁開閉時期を進角させる場合には、電子制
御手段12により油圧制御手段80のバルブ81が図示
下方に変位し、吐出通路64とバイパス通路65との連
通が遮断される。その結果、吐出室63内のオイルは全
て吐出通路64を介して油圧室37に供給される。油圧
室37に供給されるオイルにより、油圧室37内の圧力
が増圧される為、ピストン31はスプリング36の付勢
力に抗して図示右方へ移動し、タイミングプーリ30と
カムシャフト14との回転位相を変化させる。
御手段12により油圧制御手段80のバルブ81が図示
下方に変位し、吐出通路64とバイパス通路65との連
通が遮断される。その結果、吐出室63内のオイルは全
て吐出通路64を介して油圧室37に供給される。油圧
室37に供給されるオイルにより、油圧室37内の圧力
が増圧される為、ピストン31はスプリング36の付勢
力に抗して図示右方へ移動し、タイミングプーリ30と
カムシャフト14との回転位相を変化させる。
【0028】従って、弁開閉時期は進角する。
【0029】そして、回転位相の変化量が設定値となる
と、電子制御手段12により油圧制御手段80のバルブ
81が所定だけ図示上方に変位し、吐出通路64とバイ
パス通路65とが連通する。その結果、油圧室37内の
オイルの一部は、吐出通路64及びバイパス通路65を
介して油圧ポンプ1の吸入室62に戻される。そこで、
電子制御装置12が常時弁開閉時期を検出することで、
油圧制御手段80を用いてフィードバック制御を行い、
回転位相の変化量を保持する。
と、電子制御手段12により油圧制御手段80のバルブ
81が所定だけ図示上方に変位し、吐出通路64とバイ
パス通路65とが連通する。その結果、油圧室37内の
オイルの一部は、吐出通路64及びバイパス通路65を
介して油圧ポンプ1の吸入室62に戻される。そこで、
電子制御装置12が常時弁開閉時期を検出することで、
油圧制御手段80を用いてフィードバック制御を行い、
回転位相の変化量を保持する。
【0030】また、カムシャフト14は吸排気弁に配設
された図示しないバルブスプリングにより、正負両方向
の変動トルクを受けてピストン31を軸方向(図示左右
方向)に移動させて回転位相を変えようとするが、粘性
ダンパー手段41が変動トルクを吸収するために、回転
位相に変化は生じない。
された図示しないバルブスプリングにより、正負両方向
の変動トルクを受けてピストン31を軸方向(図示左右
方向)に移動させて回転位相を変えようとするが、粘性
ダンパー手段41が変動トルクを吸収するために、回転
位相に変化は生じない。
【0031】一方、弁開閉時期を現状よりも遅角させる
場合には、電子制御手段12により油圧制御手段80の
バルブ81が所定だけ図示上方に変位し、吐出通路64
とバイパス通路65とが連通する。その結果、油圧室3
7内のオイルの大部分は、吐出通路64及びバイパス通
路65を介して油圧ポンプ1の吸入室62に供給され
る。この時、油圧室37に作用する油圧が減圧されるこ
とになり、ピストン31はスプリング36の付勢力によ
り図示左方へと変位し、タイミングプーリ30とカムシ
ャフト14との回転位相が変化する。従って、弁開閉時
期は遅角する。
場合には、電子制御手段12により油圧制御手段80の
バルブ81が所定だけ図示上方に変位し、吐出通路64
とバイパス通路65とが連通する。その結果、油圧室3
7内のオイルの大部分は、吐出通路64及びバイパス通
路65を介して油圧ポンプ1の吸入室62に供給され
る。この時、油圧室37に作用する油圧が減圧されるこ
とになり、ピストン31はスプリング36の付勢力によ
り図示左方へと変位し、タイミングプーリ30とカムシ
ャフト14との回転位相が変化する。従って、弁開閉時
期は遅角する。
【0032】そして、回転位相の変化量が設定値となる
と、電子制御手段12により油圧制御手段80のバルブ
81が所定だけ図示下方に変位する。その結果、油圧室
37に供給されるオイルが増量される。そこで、電子制
御装置12が常時弁開閉時期を検出することで、油圧制
御手段80を用いてフィードバック制御を行い、回転位
相の変化量を保持する。
と、電子制御手段12により油圧制御手段80のバルブ
81が所定だけ図示下方に変位する。その結果、油圧室
37に供給されるオイルが増量される。そこで、電子制
御装置12が常時弁開閉時期を検出することで、油圧制
御手段80を用いてフィードバック制御を行い、回転位
相の変化量を保持する。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以下の如く効果を有する。
【0034】カムシャフトの回転数はクランクシャフト
の回転数の略半分であるので、カムシャフトにより駆動
される油圧ポンプの回転数はエンジンの回転数の略半分
になり、エンジンの高回転時において、油圧ポンプの消
費馬力が低減できる。更に、エンジンにオイルを潤滑さ
せるための油圧ポンプと本発明によるカムシャフト駆動
の油圧ポンプとを連結させれば、本発明による油圧ポン
プの小型化を図ることが可能になり、消費馬力の低減を
図ることが一層可能になる。
の回転数の略半分であるので、カムシャフトにより駆動
される油圧ポンプの回転数はエンジンの回転数の略半分
になり、エンジンの高回転時において、油圧ポンプの消
費馬力が低減できる。更に、エンジンにオイルを潤滑さ
せるための油圧ポンプと本発明によるカムシャフト駆動
の油圧ポンプとを連結させれば、本発明による油圧ポン
プの小型化を図ることが可能になり、消費馬力の低減を
図ることが一層可能になる。
【0035】回転位相変化手段と油圧ポンプ及び油圧ラ
インが一体に連結されているために、油圧ラインの簡素
化が図れ、且つ油圧ラインの油圧低下を防止できる。更
に、エンジンへの搭載性が容易になる。
インが一体に連結されているために、油圧ラインの簡素
化が図れ、且つ油圧ラインの油圧低下を防止できる。更
に、エンジンへの搭載性が容易になる。
【図1】本発明に係る弁開閉時期制御装置の断面図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る弁開閉時期制御装置の要部断面図
である。
である。
1 油圧ポンプ 2 油圧ライン 10 弁開閉時期制御装置 11 エンジン 12 電子制御装置 13 クランクシャフト 14 カムシャフト 15 第2センサ 16 第1センサ 27 回転位相変化手段 30 タイミングプーリ 31 ピストン 32 伝達部材 36 スプリング 37 油圧室 41 粘性ダンパー手段 60 油圧駆動手段 61 ロータ 62 吸入室 63 吐出室 64 吐出通路 65 バイパス通路 80 油圧制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 カムシャフトとクランクシャフトとを有
するエンジンと、前記カムシャフトの回転位置を検出す
る第1センサと、前記クランクシャフトの回転位置を検
出する第2センサと、前記カムシャフトの外周に配設さ
れ前記クランクシャフトの回転トルクを前記カムシャフ
トに伝達すると共に前記カムシャフトの回転位相を変化
させる回転位相変化手段と、前記回転位相変化手段を制
御する油圧制御手段と、該油圧制御手段を制御する電子
制御手段とを具備する弁開閉時期制御装置において、 前記カムシャフトにより駆動される油圧ポンプと、 該油圧ポンプと前記回転位相変化手段とのオイルの流通
を許容する油圧ラインとを有する油圧駆動手段が前記回
転位相変化手段に一体に配設され、 且つ前記油圧制御手段は前記油圧ライン上に配設される
ことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
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-
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-
1993
- 1993-01-29 US US08/010,884 patent/US5341777A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-02-01 DE DE4302732A patent/DE4302732C2/de not_active Expired - Fee Related
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