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JP2983891B2 - 立体表示装置 - Google Patents

立体表示装置

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Publication number
JP2983891B2
JP2983891B2 JP7269738A JP26973895A JP2983891B2 JP 2983891 B2 JP2983891 B2 JP 2983891B2 JP 7269738 A JP7269738 A JP 7269738A JP 26973895 A JP26973895 A JP 26973895A JP 2983891 B2 JP2983891 B2 JP 2983891B2
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JP
Japan
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light
liquid crystal
shielding film
crystal panel
glass substrate
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JP7269738A
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JPH0950019A (ja
Inventor
五郎 濱岸
健 増谷
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Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0950019A publication Critical patent/JPH0950019A/ja
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶パネルとパ
ララックスバリア又は光源をストライプ化する縦ストラ
イプ状の開口部を有する遮光膜とを用いて特殊なメガネ
を用いず立体映像が観察できる立体表示装置に関し、特
に適視距離を短くできるようにした立体表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特殊なメガネを用いないいわゆるメガネ
無し立体表示装置としては、表示画面の手前にレンチキ
ュラーレンズを配置し、左右の視差を生じさせて立体画
像を得るレンチキュラー方式のものや、表示画面の手前
にパララックスバリアを配置し、左右の視差を生じさせ
て立体画像を得るパララックスバリア方式のものが知ら
れているが、近年、光源側に縦ストライプ状の開口部を
有する遮光板を配置して光源を縦ストライプ化する方式
(以下、ストライプ光源方式という。)のものが提案さ
れている(例えば、特願平5−284810号参照)。
【0003】また、表示画面は特に限定されていない
が、薄肉化を図る上で有利な液晶パネルが多用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の液晶
パネルは、液晶を2枚のガラス基板の間に封じ込め、両
ガラス基板の外側にそれぞれ光入射側偏光板と光出射側
偏光板とを貼付けた構造を備えているので、パララック
スバリア或いは遮光板はこれら光入射側偏光板又は光出
射側偏光板の観察者側又は光源側に配置されている。
【0005】従って、従来のパララックスバリア方式或
いはストライプ光源方式の立体表示装置では、液晶パネ
ルの画像形成面とパララックスバリア或いは遮光板との
間に偏光板が存在するため、適視距離を短縮する上で一
定の限界があったのである。
【0006】又、パララックスバリア或いは遮光板は通
常、液晶パネルの光出射側ガラス基板や光入射側ガラス
基板と別のガラス基板に形成され、このガラス基板を液
晶パネルの光出射側ガラス基板又は光入射側ガラス基板
に貼付けた偏光板に貼付けられているので、接着の信頼
性を高める上で不利になるという問題もある。
【0007】なお、レンチキュラー方式の立体表示装置
の場合には、レンチキュラーの厚さがあるために、適視
距離を短縮する上でパララックスバリア方式或いはスト
ライプ光源方式の立体表示装置に比べて一層不利であ
る。
【0008】この発明は、上記の事情を考慮してなされ
たものであり、適視距離を短くできるようにした立体表
示装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の立体表
示装置は、液晶パネルの画像形成面の観察者側にパララ
ックスバリアを配置して視差を生じさせることにより立
体映像を得るようにした立体表示装置において、上記の
目的を達成するため、次のような手段を講じている。
【0010】即ち、この発明の第1の立体表示装置は、
パララックスバリア方式の立体表示装置において、液晶
パネルの光出射側ガラス基板の観察者面側に接してパラ
ラックスバリアが配置され、このパララックスバリアの
観察者側に偏光板が配置されることを特徴とする。
【0011】又、この発明の第2の立体表示装置は、液
晶パネルに光を照射する光源をストライプ化することに
より視差を生じさせて立体映像を得るようにした立体表
示装置において、上記の目的を達成するため、次のよう
な手段を講じている。
【0012】即ち、この発明の第2の立体表示装置は、
ストライプ光源方式の立体表示装置において、液晶パネ
ルの光入射側ガラス基板の光源面側に接して縦ストライ
プ状の遮光膜が配置され、この遮光膜の光源側に偏光板
が配置されることを特徴とする。
【0013】更に、この発明の第3の立体表示装置は、
液晶パネルの画像形成面の前側にパララックスバリアを
配置して視差を生じさせることにより立体映像を得ると
共に、液晶パネルの光源側に縦ストライプ状の開口部を
有する遮光膜を配置してクロストーク領域を増大させず
に最大照度で立体視できる範囲を拡大するようにした立
体表示装置(以下、二重バリア方式の立体表示装置とい
う。)において、上記の目的を達成するため、次のよう
な手段を講じている。
【0014】即ち、この発明の第3の立体表示装置は、
二重バリア方式の立体表示装置において、液晶パネルの
光出射側ガラス基板の観察者面側に接してパララックス
バリアが配置されると共に、光入射側ガラス基板の光源
面側に接して遮光膜が配置されることを特徴とする。
【0015】更に、この発明の第4の立体表示装置は、
ストライプ光源方式の立体表示装置又は、二重バリア方
式の立体表示装置において、光の利用率を向上させるた
めに、遮光膜の光源側に反射層が設けられ、液晶パネル
側に光吸収層が設けられると共に、前記遮光膜の開口部
に対応して液晶パネルの光入射側偏光板が配置されるこ
とを特徴とする。
【0016】液晶パネルの光出射側ガラス基板の空気中
換算厚さをT1 、光出射側偏光板の空気中換算肉厚をT
2 、液晶パネルの画素ピッチをP、人間の眼間距離を
E、適視距離(すなわち液晶の画素と観察者の眼の中心
との距離)をDでそれぞれ表すと、従来通りに液晶パネ
ルの光出射側ガラス基板の観察者側に偏光板を貼付け、
この偏光板の観察者側に接してパララックスバリアを設
けた場合には、以下の通りである。
【0017】
【数1】
【0018】これに対して、この発明の第1の立体表示
装置によれば、液晶パネルの光出射側ガラス基板の観察
者側に接してパララックスバリアを配置しているので、
以下の通りになる。
【0019】
【数2】
【0020】上記の(1)(2)式を比較すれば分かる
ように、この発明の第1の立体表示装置によれば、(E
+P)・T2 /Pだけ適視距離を短くできる。
【0021】この場合、パラララックスバリアを液晶パ
ネルとは別のガラス基板などの透明基板の片面に形成
し、この透明基板をパララックスバリア側が液晶パネル
側に向くようにして液晶パネルの観察者側に貼付けるこ
とによって液晶パネルの光出射側ガラス基板の観察者面
側に接してパララックスバリアを配置することもできる
が、薄肉化、部品点数の削減、部品組立て時の位置合わ
せなどの面倒な作業の省略などを図るために、直接に液
晶パネルの光出射側ガラス基板の観察者面側にパララッ
クスバリアを形成することが好ましく、装置の薄肉化を
図るために、更に偏光板をパララックスバリアの観察者
面側に接して配置することが一層好ましい。
【0022】次に、ストライプ光源方式の立体表示装置
において、液晶パネルの光入射側ガラス基板の空気中換
算厚さをT3 、光入射側偏光板の空気中換算肉厚を
4 、液晶パネルの画素ピッチをP、人間の眼間距離を
E、適視距離をDでそれぞれ表すと、従来通りに液晶パ
ネルの光源側のガラス基板に光入射側偏光板を貼付け、
この偏光板の光源面側に接して縦ストライプの開口部を
有する遮光膜を設けた場合には、以下の通りである。
【0023】
【数3】
【0024】これに対して、この発明の第2の立体表示
装置によれば、液晶パネルの光源側のガラス基板に接し
て遮光板を配置しているので、以下の通りとなる。
【0025】
【数4】
【0026】上記の(3)(4)式を比較すれば分かる
ように、この発明の第2の立体表示装置によれば、(E
−P)・T4 /Pだけ適視距離が短くなる。
【0027】この場合、遮光膜を液晶パネルとは別の透
明基板の片面に形成し、この透明基板を遮光膜側が液晶
パネル側に向くようにして液晶パネルの光源側に重ねる
ことによって液晶パネルの光入射側ガラス基板の光源側
に接して遮光膜を配置することもできるが、薄肉化、部
品点数の削減、及び部品組立て時の位置合わせなどの面
倒な作業の省略を図るために、直接に液晶パネルの光入
射側ガラス基板の光源面側に直接に遮光膜を形成するこ
とが好ましく、装置の薄肉化を図るために、更に遮光膜
の光源面側に接して配置することが一層好ましい。
【0028】更に、この場合、遮光膜は光源光の利用率
を高めるためには光源側への光反射率が高いことが好ま
しく、液晶パネルの色の濁りを防止したり、コントラス
トを高めたりするためには液晶パネル側への光反射率が
低いことが好ましいので、前記遮光膜が光反射層とこれ
の画像形成面側に積層された光吸収層とで構成されるこ
とが好ましい。
【0029】この発明の第3の立体表示装置によれば、
前側の縦ストライプ状の遮光膜がパララックスバリアと
して機能するので、この発明の第1の立体表示装置と同
様にE・T2 /Pだけ適視距離を短くできる。
【0030】又、この発明の第3の立体表示装置におい
ては、特に、パララックスバリアが直接に液晶パネルの
光出射側ガラス基板の観察者面側に形成され、このパラ
ラックスバリアの観察者面側に接して偏光板が配置され
ると共に、遮光膜が直接に液晶パネルの光入射側ガラス
基板の光源側に形成され、この遮光膜の光源側に接して
偏光板が配置される場合には、部品点数を削減できると
共に、部品組立て時の位置合わせなどの面倒な作業を省
略でき、しかも、薄肉化を図ることかできる。
【0031】又、この観察者側の縦ストライプ状の開口
部を有する遮光膜はパララックスバリアとして機能する
ので、上記この発明の第1の立体表示装置のパララック
スバリアと同様に構成すればよく、光源側の遮光膜は、
光源光の利用率を高めると共に色の濁りやコントラスト
の低下を防止するために、光源側の遮光膜を光反射層と
これの前側に積層された光吸収層とで構成することが好
ましい。
【0032】更に、この発明の第4の立体表示装置にお
いては、遮光膜の光源側に反射層が設けられ、画像形成
面側に光吸収層が設けられると共に、前記遮光膜の開口
部に対応して液晶パネルの光入射側偏光板を配置するこ
とで、入射側偏光板を通過する光は必要最小限の抑える
ことができ、光の利用率を一層向上させることができ
る。
【0033】
【実施の形態】この発明の第1の実施の形態に係る立体
表示装置を図1に基づいて具体的に説明する。
【0034】この立体表示装置は、光出射側ガラス基板
1と、光入射側ガラス基板2、これらの間に配置され、
画素開口部3とブラックマトリックス4からなる画像形
成面と、光入射側ガラス基板2の光源面側に貼着した光
入射側偏光板9と、光出射側ガラス基板1の観察者面側
に配置された光出射側偏光板10とを含む液晶パネルを
備える。
【0035】上記液晶パネルの光源側には平面状に発光
するバックライト5が配置され、このバックライト5か
ら出射され、入射側の偏光板9を透過した光線が画像形
成面で変調されて、1縦ラインごとに右目画像Rと左目
画像Lとを形成し、この画像形成面の観察者側に配置し
たパララックスバリア6によって視差を生じさせること
により立体映像が得られるようにしている。
【0036】上記パララックスバリア6は別のガラス基
板7の光源面側に直接に形成され、このガラス基板7を
光出射側ガラス基板1に貼着することによりパララック
スバリア6が光出射側ガラス基板1の観察者面側に接す
るようにしている。又、上記出射側偏光板10はこのガ
ラス基板7の観察者面側に貼着される。
【0037】上記パララックスバリア6は、例えば黒色
レジストや酸化クロムの薄膜をガラス基板7の光源側に
形成し、エッチングすることにより開口部6aを形成し
た高精細な縦ストライプ状に形成される。又、このパラ
ラックスバリア6を形成したガラス基板7と光出射側ガ
ラス基板1とは、液晶パネルの右目画像Rを形成する画
素開口部3とパララックスバリア6の開口部6aと適視
距離に位置する観察者の右目11とが一直線に並び、液
晶パネルの左目画像Lを形成する画素開口部3とパララ
ックスバリア6の開口部6aと適視距離に位置する観察
者の左目12とが一直線に並ぶように位置合わせをした
後、例えばエポキシ樹脂を主成分とする接着剤で接着さ
れる。
【0038】このように構成された立体表示装置によれ
ば、適視距離に位置する観察者の右目11には右目画像
Rのみが、又、左目12には左目画像Lのみが視察可能
になり、視差を与えられた右目画像Rと左目画像Lとを
同時に観察することにより立体像が観察できるようにな
る。
【0039】ここで、液晶パネルの光出射側ガラス基板
1の空気中換算厚さをT1 、光出射側偏光板10の空気
中換算肉厚をT2 、液晶パネルの画素ピッチをP、人間
の眼間距離をE、適視距離(画素と両眼との距離)をD
でそれぞれ表すと、従来通りに液晶パネルの光出射側ガ
ラス基板1に直接光出射側偏光板10を貼付け、この光
出射側偏光板10の観察者面側に接してパララックスバ
リア6を設けた場合には、上述したように、次の通りに
なる
【0040】
【数5】
【0041】これに対して、この実施の形態に係る立体
表示装置によれば、光出射側ガラス基板1に接してパラ
ラックスバリア6が配置されているので、上述したよう
に次の通りになる。
【0042】
【数6】
【0043】従って、この実施の形態においては、適視
距離Dを(E+P)T2 /Pだけ適視距離を短くできる
ことになる。
【0044】又、ガラス基板7と光出射側ガラス基板1
とは直接に接着されるので、光出射側偏光板10を介し
てパララックスバリア6を形成したガラス基板7と光出
射側ガラス基板1とが貼り合わせられる従来例に比べて
接着の信頼性が高くなる。
【0045】図2の断面模式図に示すこの発明の第2の
実施の形態に係る立体表示装置では、光出射側ガラス基
板1の観察者面側に直接にパララックスバリア6が形成
され、このパララックスバリア6の観察者面側に出射側
偏光板10が貼付けられる。
【0046】パララックスバリア6は、光出射側ガラス
基板1の観察者側に例えば黒色レジストや酸化クロムの
薄膜を光出射側ガラス基板1の観察者側に形成し、エッ
チングすることにより開口部6aを有する高精細な縦ス
トライプ状に形成される。
【0047】このようにして光出射側ガラス基板1の観
察者面側に直接にパララックスバリア6を形成する場合
には、構成が簡単になると共に薄肉化を図ることができ
る上、液晶パネルの画素開口部3の位置に合わせてパラ
ラックスバリア6の開口部6aを形成できるので、液晶
パネルの画素開口部3とパララックスバリア6の開口部
6aとを位置合わせして貼り合わせる作業が不要にな
り、大幅なコストダウンを図ることが可能になる。
【0048】この実施の形態のその他の構成、作用ない
し効果は上記の第1の実施の形態のそれらと同様である
ので、重複を避けるためこれらの説明は省略する。
【0049】図3の断面模式図に示すこの発明の第3の
実施の形態に係る立体表示装置では、光出射側ガラス基
板1と、光入射側ガラス基板2、これらの間に配置さ
れ、画素開口部3を形成したブラックマトリックス4か
らなる画像形成面と、光入射側ガラス基板2の光源側に
配置した光入射側偏光板9と、光出射側ガラス基板1の
観察者側に貼着された光出射側偏光板10とを有する液
晶パネルを備えている。更に、この第3の実施の形態に
係る立体表示装置では、光源と光入射側がら空き板2と
の間に遮光膜14が配置されている。
【0050】上記液晶パネルの光源側に配置されたバッ
クライト5から出射され、光入射側偏光板9を透過した
光線は画像形成面の光源側に配置された遮光膜14の開
口部14bを透過することによりストライプ化された
後、画像形成面で変調されて1縦ラインごとに右目画像
Rと左目画像Lとを形成し、ストライプ化された光線の
指向性によって視差を生じさせることにより立体映像が
得られるようにしている。
【0051】上記遮光膜14は別のガラス基板13の観
察者側に直接に形成され、このガラス基板13を光出射
側ガラス基板1に貼着することにより遮光膜14が光入
射側ガラス基板2の光源面側に接するようにしている。
又、上記光入射側偏光板9はこのガラス基板13の光源
側に貼着されている。
【0052】上記遮光膜14は、ガラス基板13の観察
者面側に例えばアルミニウムなどの光反射率が高い物質
の薄膜と例えば黒色レジストや酸化クロムなどの光吸収
率が高い物質の薄膜とを順次成膜した後、エッチングす
ることにより遮光部14aと開口部14bとを有する高
精細な縦ストライプ状に形成される。
【0053】これにより、バックライト5側に光反射層
とこれの画像形成面側に積層された光吸収層とからなる
遮光部14aが形成され、バックライト5から遮光部1
4aに照射された光線をバックライト5側に反射させ、
バックライト5内に設けた反射面で再反射させることを
繰り返して開口部14bに導いて光の利用率を高められ
ると共に、ブラックマトリックス4から遮光膜14に向
かって反射された光が遮光部14aで再反射して色の濁
りを発生したり、コントラストを低下させたりすること
を防止でき、立体視に不要なクロストークが防止でき
る。
【0054】又、この遮光膜14を形成したガラス基板
13と光入射側ガラス基板2とは、遮光膜14の開口部
14bと液晶パネルの右目画像Rを形成する画素開口部
3と適視距離に位置する観察者の右目11とが一直線に
並び、遮光膜14の開口部14bと液晶パネルの左目画
像Lを形成する画素開口部3と適視距離に位置する観察
者の左目12とが一直線に並ぶように位置合わせをした
後、例えばエポキシ樹脂を主成分とする接着剤で接着さ
れる。
【0055】このように構成された立体表示装置によれ
ば、適視距離に位置する観察者の右目11には右目画像
Rのみが、又、左目12には左目画像Lのみが視察可能
になり、視差を与えられた右目画像Rと左目画像Lとを
同時に視察することにより立体像が視察できるようにな
る。
【0056】ここで、液晶パネルの光入射側ガラス基板
2の空気中換算厚さをT3 、光入射側偏光板9の空気中
換算肉厚をT4 、液晶パネルの画素ピッチをP、人間の
眼間距離をE、適視距離をDでそれぞれ表すと、従来通
りに液晶パネルの光入射側ガラス基板2に直接入射側偏
光板9を貼付け、この入射側偏光板9の光源面側に接し
て遮光膜14を設けた場合には、上述したように、次の
通りになる。
【0057】
【数7】
【0058】これに対して、この実施の形態に係る立体
表示装置によれば、液晶パネルの光入射側ガラス基板2
の光源面側に接して遮光膜14を配置しているので、上
述したように次の通りになる。
【0059】
【数8】
【0060】従って、この実施の形態においては、(E
−P)・T4/Pだけ適視距離が短くな る。
【0061】又、ガラス基板13と光入射側ガラス基板
2とは直接に接着されるので、光入射側偏光板9を介し
て遮光膜14を形成したガラス基板13と光入射側ガラ
ス基板2とが貼り合わせられる従来例に比べて接着の信
頼性が高くなる。
【0062】図4の断面模式図に示すこの発明の第4の
実施の形態に係る立体表示装置は、光入射側ガラス基板
2の光源面側に直接に遮光膜14が形成され、この遮光
膜14の光源面側に入射側偏光板9が貼付けられる。
【0063】遮光膜14は、光入射側ガラス基板2の光
源面側に例えば黒色レジストや酸化クロムなどの光吸収
率が高い物質の薄膜と、アルミニウムなどの光反射率が
高い物質の薄膜とを順次成膜した後、エッチングするこ
とにより遮光部14aと開口部14bとを有する高精細
な縦ストライプ状に形成される。
【0064】これにより、バックライト5側に光反射層
とこれの画像形成面側に積層された光吸収層とからなる
遮光部14aが形成され、バックライト5から遮光部1
4aに照射された光線をバックライト5側に反射させ、
バックライト5内に設けた反射面で再反射させることを
繰り返して開口部14bに導いて光の利用率を高められ
ると共に、画像形成面のブラックマトリックス4から遮
光膜14に向かって反射された光が遮光部14aで再反
射して画像の解像度を低下させる、即ち、立体視に不必
要なクロストークを防止できる。
【0065】このようにして光入射側ガラス基板2の光
源面側に直接に遮光膜14を形成する場合には、構成が
簡単になると共に薄肉化を図ることができる上、液晶パ
ネルの画素開口部3の位置に合わせて遮光膜14の開口
部14bを形成できるので、液晶パネルの画素開口部3
と遮光膜14の開口部14bとを位置合わせして貼り合
わせる作業が不要になり、大幅なコストダウンを図るこ
とが可能になる。
【0066】この実施の形態のその他の構成、作用ない
し効果は上記の第3の実施の形態のそれらと同様である
ので、重複を避けるためこれらの説明は省略する。
【0067】図5の断面模式図に示すこの発明の第5の
実施の形態に係る立体表示装置では、液晶パネルの光出
射側ガラス基板1の観察者側に、パララックスバリア6
を形成したガラス基板7がパララックスバリア6を光出
射側ガラス基板1側に位置させて貼り合わされ、光入射
側ガラス基板2の光源側に遮光膜14を形成したガラス
基板13が遮光膜14を光入射側ガラス基板2側に位置
させて貼り合わされる。更に、ガラス基板13の光源側
に入射側偏光板9が、ガラス基板7の観察者側に出射側
偏光板10がそれぞれ貼付けられる。
【0068】ガラス基板7・13を光出射側ガラス基板
1又は光入射側ガラス基板2に貼り合わせる際に、パラ
ラックスバリア6の開口部6aの位置と、遮光膜14の
開口部14bの位置とを、最適観察位置で観察する観察
者の右目11と、パララックスバリア6の開口部6a
と、液晶パネルの右目画像R用画素開口部3の中心と、
遮光膜14の開口部14bの中心とがすべて一直線に並
び、又、最適観察位置で観察する観察者の左目12と、
パララックスバリア6の開口部6aと、液晶パネルの左
目画像L用画素開口部3の中心と、遮光膜14の開口部
14bの中心とがすべて一直線に並ぶように位置合わせ
される。
【0069】このように構成された立体表示装置によれ
ば、適視距離に位置する観察者の右目11には右目画像
Rのみが、又、左目12には左目画像Lのみが視察可能
になり、視差を与えられた右目画像Rと左目画像Lとを
同時に視察することにより立体像が視察できるようにな
る。
【0070】ここで、遮光膜14の開口部14bの開口
率とパララックスバリア6の開口部6aの開口率とを同
じにすることは、クロストーク領域を減少させる上で有
利になる。
【0071】又、画素開口幅をwとし、画素ピッチをP
とした場合、遮光膜14の開口部14bの開口率とパラ
ラックスバリア6の開口部6aの開口率とは共に約
〔(2P+w)/4P〕×100%以下とすることが好
ましく、これらの開口率を約〔(2P+w)/4P〕×
100%よりも大きくすることは、クロストーク領域と
右目画像R又は左目画像Lの最大照度領域とが重なる領
域が生じるので好ましくない。
【0072】これらの開口率を約〔(2P+w)/4
P〕×100%とした場合には、最大照度で立体視でき
る領域が十分広い上、クロストーク領域と最大照度領域
とが重なりあうことがなく、しかも、右目画像と左目画
像との一方の最大照度から照度が低下する領域で他方の
照度が高まるので、観測者が最適観察位置から左右に移
動した時の照度の均一性が高められる。
【0073】これらの開口率を約〔(2P+w)/4
P〕×100%以下とする場合には、画素開口率は50
%未満であってもよいが、画素開口率を50%以上にす
ることにより、クロストーク領域を増大させることな
く、最大照度で立体視が可能な領域を拡大できる。
【0074】更に、これらの開口率は共に(w/P)×
100%以下であり、かつ、50%以上であることが好
ましく、いずれか一方又は両方の開口率が(w/P)×
100%を上回るとクロストーク領域が増大するので好
ましくなく、いずれか一方又は両方の開口率が50%を
下回ると最大照度を得られる領域が減少するので好まし
くない。
【0075】ガラス基板7にパララックスバリア6を形
成する方法及びこのガラス基板7を光出射側ガラス基板
1に貼り合わせる方法は前記第1の実施の形態と同様で
あり、又、遮光膜14をガラス基板13に形成する方法
及びこのガラス基板13を光入射側ガラス基板2に貼り
合わせる方法は前記第3の実施の形態と同様であるの
で、これらの詳細な説明は重複を避けるために省略す
る。
【0076】又、適視距離が短縮される効果、ガラス基
板7と光出射側ガラス1との接着に対する信頼性が高め
られる効果は前記第1実施の形態と同様であり、ガラス
基板13と光入射側ガラス基板2との接着に対する信頼
性が高められる効果は前記第3実施の形態と同様である
ので、これらの詳細な説明も重複を避けるために省略す
る。
【0077】図6の断面模式図に示すこの発明の第6の
実施の形態に係る立体表示装置では、パララックスバリ
ア6が直接に光出射側ガラス基板1の観察者面側に形成
され、このパララックスバリア6の観察者面側に出射側
偏光板10が貼付けられ、又、遮光膜14が直接に光入
射側ガラス基板2の光源面側に形成され、この遮光膜1
4の光源面側に入射側偏光板9が貼付けられる。
【0078】このようにして光出射側ガラス基板1の観
察者面側に直接にパララックスバリア6を、光入射側ガ
ラス基板2の光源面側に直接に遮光膜14を直接に形成
する場合には、構成が簡単になると共に薄肉化を図るこ
とができる上、液晶パネルの画素開口部の位置に合わせ
てパララックスバリアの開口部や遮光膜の開口部を位置
合わせして貼り合わせる作業が不要になり、大幅なコス
トダウンを図ることが可能になる効果が得られることを
除けば、この実施の形態のその他の構成、作用ないし効
果は、上記の第5実施の形態のそれらと同様であるの
で、重複を避けるためこれらの説明は省略する。
【0079】上述した第4ないし第6の実施の形態にお
いては、例えば、黒色レジストや酸化クロムなどの光吸
収率が高い物質の薄膜と、アルミニウムなどの光反射率
が高い物質の薄膜とを順次成膜した後、エッチングする
ことにより遮光部14aと開口部14bとを有する高精
細な縦ストライプ状に形成した遮光膜14を用いること
により、バックライト5から遮光部14aに照射された
光線をバックライト5側に反射させ、バックライト5内
に設けた反射面で再反射させることを繰り返して開口部
14bに導いて光の利用率を高めるように構成してい
る。
【0080】しかしながら、上記の実施の形態において
は、バックライト5と遮光膜14との間に光入射側偏光
板9が存在する。このため、反射した光が遮光膜14と
バックライト5間の偏光板9を多数回通過することとな
り、この偏光板9で反射した光が吸収され、光の利用率
が減少していた。
【0081】そこで、図7の断面模式図に示すこの第7
の実施の形態に係る立体表示装置では、液晶パネルの光
入射側の偏光板の光の吸収を極力避け、光の利用率を更
に向上させたものである。前述の第4の実施の形態と同
じく、光入射側ガラス基板2の表面には、液晶パネルの
2画素列に対して、1つのストライプ状の開口部14b
が対応するような遮光膜14が形成されている。この遮
光膜14の遮光部14aは光の入射側に光の反射層が、
反対側の面に光の吸収層が形成されている。そして、こ
の実施の形態では、遮光膜14の開口部14bにのみ、
液晶パネル1の光入射側偏光板16が形成されている。
光出射側偏光板10は、通常の液晶パネルと同様にガラ
ス基板1上に設けられている。
【0082】そして、バックライト5からでる光は遮光
膜14上の遮光部14bの反射層とバックライト5間で
乱反射を繰り返した後、遮光膜14の開口部14aを通
過する。この時、開口部14aに形成された偏光板16
により偏光を受ける。
【0083】前述した実施の形態と同様に、バックライ
ト5から遮光部14aに照射された光線をバックライト
5側に反射させ、バックライト5内に設けた反射面で再
反射させることを繰り返して開口部14bに導いて光の
利用率を高められると共に、画像形成面のブラックマト
リックス4から遮光膜14に向かって反射された光が遮
光部14aで再反射して画像の解像度を低下させる、即
ち、立体視に不必要なクロストークを防止できる。更
に、この実施の形態では、反射した光は、開口部14a
を通過するときのみ、偏光板16を通過するため、光の
利用効率を低下させることなく、適視距離の短縮化が図
れる。
【0084】この実施の形態のその他の構成、作用ない
し効果は上記の第3の実施の形態、第4の実施の形態の
それらと同様であるので、重複を避けるためこれらの説
明は省略する。
【0085】図8の断面模式図に示すこの発明の第8実
施の形態に係る立体表示装置では、パララックスバリア
6が直接に光出射側ガラス基板1の観察者面側に形成さ
れ、このパララックスバリア6の観察者面側に出射側偏
光板10が貼付けられ、又、遮光膜14が直接に光入射
側ガラス基板2の光源側に形成され、この遮光膜14の
開口部14bにのみ入射側偏光板16が貼付けられてい
る。尚、観察者側のパララックスバリア6は、図8に示
すように、液晶パネルのガラス基板1に直接形成して
も、図5の実施の形態のように、パララックスバリアを
形成したガラス基板を貼り付けても良い。
【0086】この実施の形態のその他の構成、作用ない
し効果は上記の第5実施の形態、第6実施の形態、第7
のそれらと同様であるので、重複を避けるためこれらの
説明は省略する。
【0087】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の第1
の立体表示装置によれば、液晶パネルの光出射側ガラス
基板の観察者面側に接してパララックスバリアが配置さ
れ、このパララックスバリアの観察者側に偏光板が配置
されるので、液晶パネルの画像形成面とパララックスバ
リアとの距離が偏光板の分だけ短くなり、適視距離が
[(眼間距離)+(画素ピッチ)]×(偏光板肉厚)/
(画素ピッチ)だけ短くなる。
【0088】この発明の第1の立体表示装置において、
特にパララックスバリアが直接に液晶パネルの光出射側
ガラス基板の観察者面側に形成され、このパララックス
バリアの観察者側に接して偏光板が配置される場合に
は、部品点数を削減できると共に、部品組立て時の位置
合わせなどの面倒な作業を省略して、大幅なコストダヴ
ンを図ることができるので有利である。
【0089】この発明の第2の立体表示装置によれば、
液晶パネルの光入射側ガラス基板の光源側に接して縦ス
トライプ状の遮光膜が配置され、この遮光膜の光源側に
遮光板が配置されるので、液晶パネルの画像形成面と遮
光膜との距離が偏光板の分だけ短くなり、適視距離が
〔(眼間距離)−(画素ピッチ)〕×(偏光板肉厚)/
(画素ピッチ)だけ短くなる。
【0090】又、この発明の第2の立体表示装置におい
て、特に、遮光膜が直接に液晶パネルの光源側のガラス
基板に形成され、この遮光膜の光源面側に接して偏光板
が配置される場合には、部品点数を削減できると共に、
部品組立て時の位置合わせなどの面倒な作業を省略し
て、大幅なコストダヴンを図ることができ、しかも、薄
肉化できるので有利である。
【0091】更に、この発明の第2の立体表示装置にお
いて、特に、前記遮光膜が光反射層とこれの前側に積層
された光吸収層とからなる場合には、バックライトから
遮光膜の遮光部に照射された光線をバックライト側に反
射させ、バックライト内に設けた反射面で再反射させる
ことを繰り返して遮光膜の開口部に導いて光の利用率を
高めることができると共に、画像形成面のブラックマト
リックスから遮光膜に向かって反射された光が遮光部で
再反射して色の濁りを発生したり、コントラストを低下
させたりすることを防止できる。
【0092】この発明の第3の立体表示装置によれば、
液晶パネルの光出射側ガラス基板の観察者側に接してパ
ララックスバリアが配置されると共に、光入射側ガラス
基板の光源側に接して遮光膜が形成されるので、液晶パ
ネルの画像形成面とパララックスバリアとの距離が偏光
板の肉厚分だけ短くなり、適視距離が[(眼間距離)+
(画素ピッチ)]×(偏光板肉厚)/(画素ピッチ)だ
け短くなる。
【0093】又、この発明の第3の立体表示装置におい
て、特に、パララックスバリアが直接に液晶パネルの光
出射側ガラス基板の観察者面側に形成され、このパララ
ックスバリアの観察者面側に接して偏光板が配置される
と共に、遮光膜が直接に液晶パネルの光源側のガラス基
板に形成され、この遮光膜の光源側に接して偏光板が配
置される場合には、部品点数を削減できると共に、部品
組立て時の位置合わせなどの面倒な作業を省略して、大
幅なコストダヴンを図ることができ、しかも、薄肉化で
きるので有利である。
【0094】更に、この発明の第3の立体表示装置にお
いて、特に、光源側の遮光膜が光反射層とこれの前側に
積層された光吸収層とからなる場合には、バックライト
から遮光膜の遮光部に照射された光線をバックライト側
に反射させ、バックライト内に設けた反射面で再反射さ
せることを繰り返して遮光膜の開口部に導いて光の利用
率を高めることができると共に、画像形成面から遮光膜
に向かって反射された光が遮光部で再反射して色の濁り
を発生したり、コントラストを低下させたりすることを
防止できる。
【0095】又、この発明の第4の立体表示装置におい
ては、遮光膜の光源側に反射層が設けられ、画像形成面
側に光吸収層が設けられると共に、前記遮光膜の開口部
に対応して液晶パネルの光入射側偏光板を配置すること
で、入射側偏光板を通過する光は必要最小限の抑えるこ
とができ、光の利用率を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の断面模式図であ
る。
【図2】この発明の第2の実施の形態の断面模式図であ
る。
【図3】この発明の第3の実施の形態の断面模式図であ
る。
【図4】この発明の第4の実施の形態の断面模式図であ
る。
【図5】この発明の第5の実施の形態の断面模式図であ
る。
【図6】この発明の第6の実施の形態の断面模式図であ
る。
【図7】この発明の第7の実施の形態の断面模式図であ
る。
【図8】この発明の第8の実施の形態の断面模式図であ
る。
【符号の説明】
1 光出射側ガラス基板 2 光入射側ガラス基板 3 画素開口部 4 ブラックマトリックス 5 光源 6 パララックスバリア 7 ガラス基板 9 光入射側偏光板 10 光出射側偏光板 11 右目 12 左目 13 ガラス基板 14 遮光板 16 偏光板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 27/22 G02F 1/13 G03B 35/18

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と液晶パネルの画像形成面との間に
    縦ストライプ状の開口部を設けた遮光膜を配置し、画像
    形成面を透過する光に方向性を与えることにより視差を
    生じさせて立体映像を得るようにした立体表示装置にお
    いて、液晶パネルの光入射側ガラス基板の光源側に接し
    て遮光膜が配置され、この遮光膜の光源側に偏光板が配
    置されることを特徴とする立体表示装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光膜が光反射層とこれの前側に積
    層された光吸収層とからなる請求項1に記載の立体表示
    装置。
  3. 【請求項3】 光源と液晶パネルの画像形成面との間に
    縦ストライプ状の開口部を有する遮光膜を配置し、画像
    形成面を透過する光に方向性を与えることにより視差を
    生じさせて立体映像を得るようにした立体表示装置にお
    いて、前記遮光膜の光源側に反射層が設けられ、画像形
    成面側に光吸収層が設けられると共に、前記遮光膜の開
    口部に対応して液晶パネルの光入射側偏光板が配置され
    ることを特徴とする立体表示装置。
  4. 【請求項4】 遮光膜が直接に液晶パネルの光入射側ガ
    ラス基板の光源側に形成され、この遮光膜の光源面側に
    接して偏光板が配置される請求項1ないし3のいずれか
    に記載の立体表示装置。
  5. 【請求項5】 液晶パネルの画像形成面の観察者側にパ
    ララックスバリアを配置して視差を生じさせることによ
    り立体映像を得ると共に、液晶パネルの光源側に縦スト
    ライプ状の開口部を有する遮光膜を配置した立体表示装
    置において、液晶パネルの光出射側ガラス基板の観察者
    面側に接してパララックスバリアが配置され、このパラ
    ラックスバリアの観察者側に偏光板が配置されると共
    に、光入射側ガラス基板の光源面側に接して縦ストライ
    プ状の遮光膜が配置され、この遮光膜の光源側に偏光板
    が配置されることを特徴とする立体表示装置。
  6. 【請求項6】 パララックスバリアが直接に液晶パネル
    の光出射側ガラス基板の観察者面側に形成され、このパ
    ララックスバリアの観察者面側に接して偏光板が配置さ
    れると共に、遮光膜が直接に液晶パネルの光入射側ガラ
    ス基板に形成され、この遮光膜の光源面側に接して偏光
    板が配置される請求項5に記載の立体表示装置。
  7. 【請求項7】 光源側の遮光膜が光反射層とこの画像形
    成面者側に積層された光吸収層とからなる請求項5又は
    6に記載の立体表示装置。
  8. 【請求項8】 液晶パネルの画像形成面の観察者側にパ
    ララックスバリアを配置して視差を生じさせることによ
    り立体映像を得ると共に、液晶パネルの光源側に縦スト
    ライプ状の開口部を有する遮光膜を配置した立体表示装
    置において、液晶パネルの光出射側ガラス基板の観察者
    面側に接してパララックスバリアが配置され、このパラ
    ラックスバリアの観察者側に偏光板が配置されると共
    に、光入射側ガラス基板の光源面側に接して光源側に反
    射層が設けられ、液晶パネル側に光吸収層が設けられた
    遮光膜が配置されると共に、前記遮光膜の開口部に対応
    して液晶パネルの光入射側偏光板が配置されることを特
    徴とする立体表示装置。
  9. 【請求項9】 パララックスバリアが直接に液晶パネル
    の光出射側ガラス基板の観察者面側に形成され、このパ
    ララックスバリアの観察者面側に接して偏光板が配置さ
    れると共に、遮光膜が直接に液晶パネルの光入射側ガラ
    ス基板に形成される請求項8に記載の立体表示装置。
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