JP2981423B2 - 空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いられるタイヤ成形金型 - Google Patents
空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いられるタイヤ成形金型Info
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- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤショルダー
部にワンダリング防止用の細溝を設けた際、前記細溝外
側のリブ状部に発生するベアを効果的にかつ見栄え良く
抑制しうる空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用
いられるタイヤ成形金型に関する。
部にワンダリング防止用の細溝を設けた際、前記細溝外
側のリブ状部に発生するベアを効果的にかつ見栄え良く
抑制しうる空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用
いられるタイヤ成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
乗用車用タイヤに加え、トラック・バス等の重荷重用タ
イヤにあっても、操縦安定性向上のために、トレッド巾
のワイド化が促進されている。又このような巾広タイヤ
では、例えばわだち等の路面の段差部を乗り越える際に
生ずる、所謂ワンダリング現象を緩和、抑制するため
に、例えば図7に示すように、トレッド部の踏面a外側
のショルダー部bに、円周方向にのびる細溝cを形成し
ている。
乗用車用タイヤに加え、トラック・バス等の重荷重用タ
イヤにあっても、操縦安定性向上のために、トレッド巾
のワイド化が促進されている。又このような巾広タイヤ
では、例えばわだち等の路面の段差部を乗り越える際に
生ずる、所謂ワンダリング現象を緩和、抑制するため
に、例えば図7に示すように、トレッド部の踏面a外側
のショルダー部bに、円周方向にのびる細溝cを形成し
ている。
【0003】他方、このような細溝cは、一般に、同図
に示すように、タイヤを加硫成形する際、成形金型のブ
レードeが、トレッドゴム内に押入ることによって形成
されるが、このとき前記ブレードeによって区画される
タイヤ軸方向両側の部分g1、g2間のゴム流れが阻害
され、特にブレードe外側の部分g2上端fにベアが発
生しやすい。
に示すように、タイヤを加硫成形する際、成形金型のブ
レードeが、トレッドゴム内に押入ることによって形成
されるが、このとき前記ブレードeによって区画される
タイヤ軸方向両側の部分g1、g2間のゴム流れが阻害
され、特にブレードe外側の部分g2上端fにベアが発
生しやすい。
【0004】従って、従来、このベアを抑制するため
に、成形金型に、前記外側部分g2の上端fに通じる空
気抜き用のベントホールdを設けることが提案されてい
る。しかしながら、このものでは、ベントホールd内の
スピューを工具を用いてカットしようとすると、工具の
接触等によって、特にショルダー部上端b1に傷が付き
やすく外観不良を招くとともに生産性を損ねる。
に、成形金型に、前記外側部分g2の上端fに通じる空
気抜き用のベントホールdを設けることが提案されてい
る。しかしながら、このものでは、ベントホールd内の
スピューを工具を用いてカットしようとすると、工具の
接触等によって、特にショルダー部上端b1に傷が付き
やすく外観不良を招くとともに生産性を損ねる。
【0005】なお、特開平5−138656号公報に
は、図8に略示するように、スリットベントピースに設
ける孔部jを、トレッド成形面側の端面に設ける狭巾の
スリット部分j1と、トレッド成形面から離れた側の端
面で開口する広巾のスリット部分j2と、これらを継ぐ
テーパー状の遷移部分j3とで形成し、排気効果を維持
しながらベントホール内へのスピューの成長を抑制する
ことが提案されている。このものは、トレッド成形面側
のスリット部分j1を狭巾としているため、ゴムが孔部
j内に流入する抵抗が高まり、スピューの成長が抑制さ
れる。しかしながら、前記タイヤの外側部分g2のベン
トホールdに、このようなスリットベントピースを用い
たとしても、前記外側部分g2の先端形状が鋭利でかつ
薄肉であるため、金型からタイヤを外す際、スピューと
ともに前記外側部分g2先端のゴムが引きちぎれ、ベン
トホールの目詰りを招くとともに、タイヤの外観を損ね
商品価値を低下することとなる。
は、図8に略示するように、スリットベントピースに設
ける孔部jを、トレッド成形面側の端面に設ける狭巾の
スリット部分j1と、トレッド成形面から離れた側の端
面で開口する広巾のスリット部分j2と、これらを継ぐ
テーパー状の遷移部分j3とで形成し、排気効果を維持
しながらベントホール内へのスピューの成長を抑制する
ことが提案されている。このものは、トレッド成形面側
のスリット部分j1を狭巾としているため、ゴムが孔部
j内に流入する抵抗が高まり、スピューの成長が抑制さ
れる。しかしながら、前記タイヤの外側部分g2のベン
トホールdに、このようなスリットベントピースを用い
たとしても、前記外側部分g2の先端形状が鋭利でかつ
薄肉であるため、金型からタイヤを外す際、スピューと
ともに前記外側部分g2先端のゴムが引きちぎれ、ベン
トホールの目詰りを招くとともに、タイヤの外観を損ね
商品価値を低下することとなる。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、タイヤのショルダー部に細溝を形成する際にも、見
栄えの低下を招くことなくベアの発生を抑制でき、さら
にはスピュー切れによるベントホールの目詰りを防止を
図りうる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
は、タイヤのショルダー部に細溝を形成する際にも、見
栄えの低下を招くことなくベアの発生を抑制でき、さら
にはスピュー切れによるベントホールの目詰りを防止を
図りうる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【0007】又請求項2記載の発明は、見栄えの低下を
招くことなくベアの発生を抑制しうる空気入りタイヤの
製造方法を提供することを目的とする。
招くことなくベアの発生を抑制しうる空気入りタイヤの
製造方法を提供することを目的とする。
【0008】請求項3記載の発明は、それに用いられる
タイヤ成形金型を提供することを目的とする。
タイヤ成形金型を提供することを目的とする。
【0009】又請求項4記載の発明は、気体の逃げ効果
をより確実化するタイヤ成形金型を提供することを目的
とする。
をより確実化するタイヤ成形金型を提供することを目的
とする。
【0010】前述した目的を達成するために、本発明の
うちで請求項1記載の発明は、一対のビード部と、各ビ
ード部から半径方向外方にのびるサイドウォール部と、
このサイドウォール部上方のバットレス部の外方端間を
継ぐトレッド部とを具え、かつ前記トレッド部は、標準
リムにリム組みし標準内圧を充填し標準荷重を付加した
ときに路面に接地する踏面と、踏面、バットレス部間を
継ぐ傾斜平面又は円弧状曲面からなるショルダー部とを
具えるとともに、前記ショルダー部に、周方向にのびワ
ンダリングを防止するための細溝を形成した空気入りタ
イヤであって、前記ショルダー部は、前記細溝の両側壁
をつなぐ隔壁体が設けられるとともに、前記隔壁体の上
方から前記踏面に向かってショルダー部をのびる幅が
0.5〜2.0mm、高さが0.5〜2.0mmの小高
さのリブ体が形成されたことを特徴としている。
うちで請求項1記載の発明は、一対のビード部と、各ビ
ード部から半径方向外方にのびるサイドウォール部と、
このサイドウォール部上方のバットレス部の外方端間を
継ぐトレッド部とを具え、かつ前記トレッド部は、標準
リムにリム組みし標準内圧を充填し標準荷重を付加した
ときに路面に接地する踏面と、踏面、バットレス部間を
継ぐ傾斜平面又は円弧状曲面からなるショルダー部とを
具えるとともに、前記ショルダー部に、周方向にのびワ
ンダリングを防止するための細溝を形成した空気入りタ
イヤであって、前記ショルダー部は、前記細溝の両側壁
をつなぐ隔壁体が設けられるとともに、前記隔壁体の上
方から前記踏面に向かってショルダー部をのびる幅が
0.5〜2.0mm、高さが0.5〜2.0mmの小高
さのリブ体が形成されたことを特徴としている。
【0011】又請求項2記載の発明は、一対のビード部
と、各ビード部から半径方向外方にのびるサイドウォー
ル部と、このサイドウォール部上方のバットレス部の外
方端間を継ぐトレッド部とを具え、かつ前記トレッド部
は、標準リムにリム組みし標準内圧を充填し標準荷重を
付加したときに路面に接地する踏面と、踏面、バットレ
ス部間を継ぐ傾斜平面又は円弧状曲面からなるショルダ
ー部とを具えるとともに、前記ショルダー部に、周方向
にのびワンダリングを防止するための細溝を形成した空
気入りタイヤを製造する空気入りタイヤの製造方法であ
って、前記ショルダー部に、前記細溝の両側壁をつなぐ
ことにより加硫成形に際してのゴムの流動を細溝のタイ
ヤ軸方向外側に円滑にする隔壁体を設けるとともに、加
硫成形に際して前記細溝のタイヤ軸方向外側部分とタイ
ヤ成形金型との間に溜まる気体を踏面側に逃がすために
該タイヤ成形金型に設けられた空気逃げ路によって、前
記隔壁体の上方から前記踏面に向かってショルダー部を
のびる幅が0.5〜2.0mm、高さが0.5〜2.0
mmの小高さのリブ体を形成することを特徴としてい
る。
と、各ビード部から半径方向外方にのびるサイドウォー
ル部と、このサイドウォール部上方のバットレス部の外
方端間を継ぐトレッド部とを具え、かつ前記トレッド部
は、標準リムにリム組みし標準内圧を充填し標準荷重を
付加したときに路面に接地する踏面と、踏面、バットレ
ス部間を継ぐ傾斜平面又は円弧状曲面からなるショルダ
ー部とを具えるとともに、前記ショルダー部に、周方向
にのびワンダリングを防止するための細溝を形成した空
気入りタイヤを製造する空気入りタイヤの製造方法であ
って、前記ショルダー部に、前記細溝の両側壁をつなぐ
ことにより加硫成形に際してのゴムの流動を細溝のタイ
ヤ軸方向外側に円滑にする隔壁体を設けるとともに、加
硫成形に際して前記細溝のタイヤ軸方向外側部分とタイ
ヤ成形金型との間に溜まる気体を踏面側に逃がすために
該タイヤ成形金型に設けられた空気逃げ路によって、前
記隔壁体の上方から前記踏面に向かってショルダー部を
のびる幅が0.5〜2.0mm、高さが0.5〜2.0
mmの小高さのリブ体を形成することを特徴としてい
る。
【0012】さらに請求項3記載の発明は、トレッド部
の踏面を形成するトレッド成形面と、タイヤのサイドウ
オール部上方のバットレス部を形成するバットレス成形
面との間を、傾斜平面又は円弧状曲面からなりかつタイ
ヤのショルダー部を形成するショルダー成形面により継
ぐとともに、このショルダー成形面に、周方向にのびワ
ンダリングを防止するためのタイヤ細溝を形成する凸条
を設けたタイヤ成形金型であって、前記凸条に設けたス
リットがなす途切れ部と、この途切れ部から前記トレッ
ド成形面に向かって前記ショルダー成形面をのびる小溝
からなる空気逃げ路を形成するるとともに、前記トレッ
ド成形面に多数個のベントホールを設けることを特徴と
している。
の踏面を形成するトレッド成形面と、タイヤのサイドウ
オール部上方のバットレス部を形成するバットレス成形
面との間を、傾斜平面又は円弧状曲面からなりかつタイ
ヤのショルダー部を形成するショルダー成形面により継
ぐとともに、このショルダー成形面に、周方向にのびワ
ンダリングを防止するためのタイヤ細溝を形成する凸条
を設けたタイヤ成形金型であって、前記凸条に設けたス
リットがなす途切れ部と、この途切れ部から前記トレッ
ド成形面に向かって前記ショルダー成形面をのびる小溝
からなる空気逃げ路を形成するるとともに、前記トレッ
ド成形面に多数個のベントホールを設けることを特徴と
している。
【0013】又請求項4記載の発明は、請求項3記載の
発明の構成のうち、空気逃げ路をベントホールに連結す
ることを特徴としている。
発明の構成のうち、空気逃げ路をベントホールに連結す
ることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を、
図示例と共に説明する。なおタイヤ成形金型1によって
形成される空気入りタイヤ2は、図1に示すように、一
対のビード部と、各ビード部から半径方向外方にのびる
サイドウォール部3と、このサイドウォール部3上方の
バットレス部7の外方端間を継ぐトレッド部4とを具え
るトロイド状をなし、カーカス5A、ベルト5B等のコ
ード層によって補強されかつ必要なタイヤ剛性が付与さ
れる。
図示例と共に説明する。なおタイヤ成形金型1によって
形成される空気入りタイヤ2は、図1に示すように、一
対のビード部と、各ビード部から半径方向外方にのびる
サイドウォール部3と、このサイドウォール部3上方の
バットレス部7の外方端間を継ぐトレッド部4とを具え
るトロイド状をなし、カーカス5A、ベルト5B等のコ
ード層によって補強されかつ必要なタイヤ剛性が付与さ
れる。
【0015】前記空気入りタイヤ2は、そのトレッド部
4が、標準リムにリム組みしかつ標準内圧を充填したタ
イヤに標準荷重を付加したときに路面に接地する踏面
6、およびこの踏面6とサイドウォール部3上方(タイ
ヤ半径方向外方)の前記バットレス部7との間を継ぎか
つタイヤ軸方向外側に向かって半径方向内方に傾いての
びる傾斜平面又は円弧状曲面からなるショルダー部9を
具える所謂テーパーショルダータイプ、又はラウンドシ
ョルダータイプのタイヤであって、本例では、前記ショ
ルダー部9は、タイヤ軸方向線に対して例えば30〜6
0度の角度で傾く傾斜平面で形成される。
4が、標準リムにリム組みしかつ標準内圧を充填したタ
イヤに標準荷重を付加したときに路面に接地する踏面
6、およびこの踏面6とサイドウォール部3上方(タイ
ヤ半径方向外方)の前記バットレス部7との間を継ぎか
つタイヤ軸方向外側に向かって半径方向内方に傾いての
びる傾斜平面又は円弧状曲面からなるショルダー部9を
具える所謂テーパーショルダータイプ、又はラウンドシ
ョルダータイプのタイヤであって、本例では、前記ショ
ルダー部9は、タイヤ軸方向線に対して例えば30〜6
0度の角度で傾く傾斜平面で形成される。
【0016】ここで、前記標準リムとは、JATMA規
格(日本)における標準リム、TRA規格(アメリ
カ)、ETRTO規格(ヨーロッパ)における測定リム
をいい、標準内圧とは、前記各規格において最大空気圧
として規定される内圧、また前記標準荷重とは、前記各
規格において最大荷重として規定される荷重を意味す
る。
格(日本)における標準リム、TRA規格(アメリ
カ)、ETRTO規格(ヨーロッパ)における測定リム
をいい、標準内圧とは、前記各規格において最大空気圧
として規定される内圧、また前記標準荷重とは、前記各
規格において最大荷重として規定される荷重を意味す
る。
【0017】又前記ショルダー部9には、周方向に直線
状にのびるワンダリング性向上用の細溝10を含むパタ
ーン溝が形成され、前記ショルダー部9をタイヤ軸方向
の内側部分9Aと外側部分9Bとに区画する。なおパタ
ーン溝は、本例では、前記細溝10を横切って前記バッ
トレス部7から前記踏面6内に至りタイヤ軸方向内方に
のびるラグ状の横溝11と、3本の直線状の周方向溝
と、該周方向溝間に夫々設けられかつ周方向溝よりも巾
狭の2本の直線状の周方向副溝とを有し、しかも中央の
周方向溝と周方向副溝との間には、ジグザグ状のサイプ
が設けられている。
状にのびるワンダリング性向上用の細溝10を含むパタ
ーン溝が形成され、前記ショルダー部9をタイヤ軸方向
の内側部分9Aと外側部分9Bとに区画する。なおパタ
ーン溝は、本例では、前記細溝10を横切って前記バッ
トレス部7から前記踏面6内に至りタイヤ軸方向内方に
のびるラグ状の横溝11と、3本の直線状の周方向溝
と、該周方向溝間に夫々設けられかつ周方向溝よりも巾
狭の2本の直線状の周方向副溝とを有し、しかも中央の
周方向溝と周方向副溝との間には、ジグザグ状のサイプ
が設けられている。
【0018】前記踏面6は、タイヤ赤道面上に中心を有
する、例えば、曲率半径R1が400〜1500mmの
凸円弧状をなし、要求に応じた種々のトレッドパターン
Pが刻設されるとともに、バットレス部7の外面は、傾
斜平面状又は凹円弧面状に形成される。
する、例えば、曲率半径R1が400〜1500mmの
凸円弧状をなし、要求に応じた種々のトレッドパターン
Pが刻設されるとともに、バットレス部7の外面は、傾
斜平面状又は凹円弧面状に形成される。
【0019】又このような空気入りタイヤ2を加硫成形
するタイヤ成形金型1は、図3に示すように、本例で
は、上下のモールド12A、12Bと、複数個の周方向
のセクタモールドに分割される環状のモールド12Cと
を具える金型本体12からなり、互いに協動してタイヤ
成形用の成形室Hを形成する。
するタイヤ成形金型1は、図3に示すように、本例で
は、上下のモールド12A、12Bと、複数個の周方向
のセクタモールドに分割される環状のモールド12Cと
を具える金型本体12からなり、互いに協動してタイヤ
成形用の成形室Hを形成する。
【0020】又前記環状のモールド12Cの内面には、
図4に示すように、タイヤの前記踏面6を形成するトレ
ッド成形面13と、バットレス部7を形成するバットレ
ス成形面14と、ショルダー部9を形成するショルダー
成形面15とが夫々設けられるとともに、このショルダ
ー成形面15には、前記細溝10形成用の凸条16と、
横溝11形成用のリブブロック17とが夫々隆起して形
成される。
図4に示すように、タイヤの前記踏面6を形成するトレ
ッド成形面13と、バットレス部7を形成するバットレ
ス成形面14と、ショルダー部9を形成するショルダー
成形面15とが夫々設けられるとともに、このショルダ
ー成形面15には、前記細溝10形成用の凸条16と、
横溝11形成用のリブブロック17とが夫々隆起して形
成される。
【0021】ここで凸条16は、凸条16の全高さに亘
る小巾のスリット19の形成によって、複数の凸条片1
6Aに分割され、本例では、前記スリット19は、前記
リブブロック17に近接して配されることによって、前
記凸条片16Aは、スリット19とリブブロック17と
の間に介在する小巾の凸条片16A1を含む。
る小巾のスリット19の形成によって、複数の凸条片1
6Aに分割され、本例では、前記スリット19は、前記
リブブロック17に近接して配されることによって、前
記凸条片16Aは、スリット19とリブブロック17と
の間に介在する小巾の凸条片16A1を含む。
【0022】又前記環状のモールド12Cの内面には、
このスリット19からなる前記凸条16の途切れ部20
から前記トレッド成形面13に向かって前記ショルダー
成形面15をのびる空気逃げ路21が形成される。
このスリット19からなる前記凸条16の途切れ部20
から前記トレッド成形面13に向かって前記ショルダー
成形面15をのびる空気逃げ路21が形成される。
【0023】より詳しく説明すると、前記空気逃げ路2
1は、図5に拡大して示すように、巾Wbが0.5〜
2.0mm、深さHaが0.5〜2.0mmの小溝であ
って、前記途切れ部20を通って前記小巾の凸条片16
A1及びリブブロック17の各根元部分に沿って折曲が
ってのびかつ前記ショルダー成形面15上に形成される
第1の溝部21Aと、この第1の溝部21Aに連なり前
記トレッド成形面13上に形成される第2の溝部21B
とを具えている。又この第2の溝部21Bの端部は、金
型本体12を貫通して前記トレッド成形面13で開口す
る多数のベントホール22の一つに連通する。
1は、図5に拡大して示すように、巾Wbが0.5〜
2.0mm、深さHaが0.5〜2.0mmの小溝であ
って、前記途切れ部20を通って前記小巾の凸条片16
A1及びリブブロック17の各根元部分に沿って折曲が
ってのびかつ前記ショルダー成形面15上に形成される
第1の溝部21Aと、この第1の溝部21Aに連なり前
記トレッド成形面13上に形成される第2の溝部21B
とを具えている。又この第2の溝部21Bの端部は、金
型本体12を貫通して前記トレッド成形面13で開口す
る多数のベントホール22の一つに連通する。
【0024】このように、金型本体12は、前記凸条1
6に、その全高さに亘るスリット19を形成してるた
め、タイヤの加硫成形の際、トレッドゴムがこのスリッ
ト19を通ってショルダー部9の前記内側部分9Aと外
側部分9Bとの間で円滑に流動できる。しかも、前記外
側部分9Bと金型本体12との間に残留する傾向にある
空気などの気体は、前記空気逃げ路21を通って踏面6
側のベントホール22から排気することができ、ベアの
発生を確実に抑制しうる。又前記空気逃げ路21は、前
記小巾の凸条片16A1及びリブブロック17の各根元
部分に沿ってのびるため、見栄えの低下を緩和できる。
しかも空気逃げ路21は、トレッド成形面13上のベン
トホール22に連通するためショルダー部9でのスピュ
ーの発生を防止でき、このスピューのカット工程を不要
とし、これに起因したトレッド損傷、さらにはスピュー
の引きちぎれによるベントホールの目詰まりを防ぎう
る。又空気逃げ路21が導通するベントホール22とし
て、従来の加硫成形で使用するベントホールが使用でき
るため、ベントホールの不必要な増設を避けることがで
きる。
6に、その全高さに亘るスリット19を形成してるた
め、タイヤの加硫成形の際、トレッドゴムがこのスリッ
ト19を通ってショルダー部9の前記内側部分9Aと外
側部分9Bとの間で円滑に流動できる。しかも、前記外
側部分9Bと金型本体12との間に残留する傾向にある
空気などの気体は、前記空気逃げ路21を通って踏面6
側のベントホール22から排気することができ、ベアの
発生を確実に抑制しうる。又前記空気逃げ路21は、前
記小巾の凸条片16A1及びリブブロック17の各根元
部分に沿ってのびるため、見栄えの低下を緩和できる。
しかも空気逃げ路21は、トレッド成形面13上のベン
トホール22に連通するためショルダー部9でのスピュ
ーの発生を防止でき、このスピューのカット工程を不要
とし、これに起因したトレッド損傷、さらにはスピュー
の引きちぎれによるベントホールの目詰まりを防ぎう
る。又空気逃げ路21が導通するベントホール22とし
て、従来の加硫成形で使用するベントホールが使用でき
るため、ベントホールの不必要な増設を避けることがで
きる。
【0025】このようなベアの抑制効果等は、特に前記
ショルダー部9を傾斜平面とした前記テーパーショルダ
ータイプのタイヤ形成に、より顕著に発揮される。
ショルダー部9を傾斜平面とした前記テーパーショルダ
ータイプのタイヤ形成に、より顕著に発揮される。
【0026】なお、前記金型本体12により空気入りタ
イヤを成形したとき、図2に示すように、細溝10に
は、この細溝10の両側壁をつなぐことにより加硫成形
の際のゴムの流動を細溝10のタイヤ軸方向の前記外側
部分9Bに円滑にする薄肉、すなわち厚さが0.5mm〜
2.0mmの隔壁体23が前記スリット19によって設け
られるとともに、この隔壁体23の上方から前記踏面6
に向かってショルダー部9をのびる小高さ、すなわち巾
が0.5mm〜2.0mm、高さが0.5mm〜2.0mmのリ
ブ体24が前記空気逃げ路に21によって形成される。
イヤを成形したとき、図2に示すように、細溝10に
は、この細溝10の両側壁をつなぐことにより加硫成形
の際のゴムの流動を細溝10のタイヤ軸方向の前記外側
部分9Bに円滑にする薄肉、すなわち厚さが0.5mm〜
2.0mmの隔壁体23が前記スリット19によって設け
られるとともに、この隔壁体23の上方から前記踏面6
に向かってショルダー部9をのびる小高さ、すなわち巾
が0.5mm〜2.0mm、高さが0.5mm〜2.0mmのリ
ブ体24が前記空気逃げ路に21によって形成される。
【0027】ここで、前記スリット19は、前記空気逃
げ路21の巾Wbと略等しい巾Wsを有し、又ベントホ
ール22は、0.5〜2.0mmの直径Dを具える。な
お、前記空気逃げ路21の巾Wb、深さHaが夫々0.
5mm未満(リブ体24の巾、高さが夫々0.5mm未
満)、スリット19の巾Wsが0.5mm未満(隔壁体
23の厚さが0.5mm未満)、及びベントホールの直径
Dが0.5mm未満のとき、金型形成が難しくなり、又
ベア抑制効果も不十分となる。逆に前記空気逃げ路21
の巾Wb、深さHaが夫々2.0mmより大(リブ体2
4の巾、高さが夫々2.0mmより大)、スリット19の
巾Wsが2.0mmより大(隔壁体23の厚さが2.0
mmより大)、及びベントホールの直径Dが2.0mmよ
り大のとき、タイヤに生じる前記隔壁体23、リブ体2
4、及び踏面6でのスピュー跡が夫々過大となって、タ
イヤ外観を悪化する。従って、好ましくは、空気逃げ路
21の巾Wbは0.8〜1.0mm、深さHaは0.5
〜1.0mm、スリット19の巾Wsは0.8〜1.0
mm、及びベントホールの直径Dは0.8〜1.5mm
である。なお前記ベントホール22によって踏面6に生
じるスピューは、この踏面6が比較的平坦に形成されて
いるため、機械を用いて容易にかつ見栄えよくカットで
きる。
げ路21の巾Wbと略等しい巾Wsを有し、又ベントホ
ール22は、0.5〜2.0mmの直径Dを具える。な
お、前記空気逃げ路21の巾Wb、深さHaが夫々0.
5mm未満(リブ体24の巾、高さが夫々0.5mm未
満)、スリット19の巾Wsが0.5mm未満(隔壁体
23の厚さが0.5mm未満)、及びベントホールの直径
Dが0.5mm未満のとき、金型形成が難しくなり、又
ベア抑制効果も不十分となる。逆に前記空気逃げ路21
の巾Wb、深さHaが夫々2.0mmより大(リブ体2
4の巾、高さが夫々2.0mmより大)、スリット19の
巾Wsが2.0mmより大(隔壁体23の厚さが2.0
mmより大)、及びベントホールの直径Dが2.0mmよ
り大のとき、タイヤに生じる前記隔壁体23、リブ体2
4、及び踏面6でのスピュー跡が夫々過大となって、タ
イヤ外観を悪化する。従って、好ましくは、空気逃げ路
21の巾Wbは0.8〜1.0mm、深さHaは0.5
〜1.0mm、スリット19の巾Wsは0.8〜1.0
mm、及びベントホールの直径Dは0.8〜1.5mm
である。なお前記ベントホール22によって踏面6に生
じるスピューは、この踏面6が比較的平坦に形成されて
いるため、機械を用いて容易にかつ見栄えよくカットで
きる。
【0028】なお、ベントホール22としては、その開
口面が真円のほか、楕円、長円等の円形状、多角形状、
及びスリット状のものも要求によって採用できる。
口面が真円のほか、楕円、長円等の円形状、多角形状、
及びスリット状のものも要求によって採用できる。
【0029】また空気逃げ路21は、一定深さ、一定巾
で形成することが好ましいが、巾Wb、深さHaを前記
範囲内で連続的、部分的に変化させてもよい。
で形成することが好ましいが、巾Wb、深さHaを前記
範囲内で連続的、部分的に変化させてもよい。
【0030】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤ、そ
の製造方法及びそれに用いられるタイヤ成形金型は、空
気入りタイヤのショルダー部に細溝を形成する際、この
細溝外側でのスピューをなくしうるため、タイヤ外観を
高めうるとともに、細溝外側に発生するベアを、見栄え
の低下を招くことなく抑制でき、さらにはスピューの引
きちぎれによるベントホールの目詰りを防止しうる他、
ベントホールの増設を防ぐことが可能になる。
の製造方法及びそれに用いられるタイヤ成形金型は、空
気入りタイヤのショルダー部に細溝を形成する際、この
細溝外側でのスピューをなくしうるため、タイヤ外観を
高めうるとともに、細溝外側に発生するベアを、見栄え
の低下を招くことなく抑制でき、さらにはスピューの引
きちぎれによるベントホールの目詰りを防止しうる他、
ベントホールの増設を防ぐことが可能になる。
【図1】タイヤ成形金型を用いて製造される本発明の空
気入りタイヤの一例を示す斜視図である。
気入りタイヤの一例を示す斜視図である。
【図2】タイヤ成形金型を用いて製造される本発明の空
気入りタイヤのショルダー部を拡大して示す斜視図であ
る。
気入りタイヤのショルダー部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】本発明のタイヤ成形金型の一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図4】ショルダー成形面に設ける凸条をスリット及び
空気逃げ路とともに示す斜視図である。
空気逃げ路とともに示す斜視図である。
【図5】空気逃げ路を拡大して示す斜視図である。
【図6】ベントホールと空気逃げ路との連結状態を拡大
して示す斜視図である。
して示す斜視図である。
【図7】発明が解決しようとする課題の一つを説明する
斜視図である。
斜視図である。
【図8】従来技術の一つを示すスリットベントピースの
断面図である。
断面図である。
1 タイヤ成形金型 2 空気入りタイヤ 3 サイドウオール部 4 トレッド部 6 踏面 7 バットレス部 9 ショルダー部 10 細溝 13 トレッド成形面 14 バットレス成形面 15 ショルダー成形面 16 凸条 19 スリット 20 途切れ部 21 空気逃げ路 22 ベントホール 23 隔壁体 24 リブ体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60C 11/04 B60C 11/04 H 11/13 A // B29K 21:00 B29L 30:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 11/01 B60C 11/04 B60C 13/02 B29C 33/00 - 35/18
Claims (4)
- 【請求項1】一対のビード部と、各ビード部から半径方
向外方にのびるサイドウォール部と、このサイドウォー
ル部上方のバットレス部の外方端間を継ぐトレッド部と
を具え、かつ前記トレッド部は、標準リムにリム組みし
標準内圧を充填し標準荷重を付加したときに路面に接地
する踏面と、踏面、バットレス部間を継ぐ傾斜平面又は
円弧状曲面からなるショルダー部とを具えるとともに、
前記ショルダー部に、周方向にのびワンダリングを防止
するための細溝を形成した空気入りタイヤであって、 前記ショルダー部は、前記細溝の両側壁をつなぐ隔壁体
が設けられるとともに、前記隔壁体の上方から前記踏面
に向かってショルダー部をのびる幅が0.5〜2.0m
m、高さが0.5〜2.0mmの小高さのリブ体が形成
されたことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】一対のビード部と、各ビード部から半径方
向外方にのびるサイドウォール部と、このサイドウォー
ル部上方のバットレス部の外方端間を継ぐトレッド部と
を具え、かつ前記トレッド部は、標準リムにリム組みし
標準内圧を充填し標準荷重を付加したときに路面に接地
する踏面と、踏面、バットレス部間を継ぐ傾斜平面又は
円弧状曲面からなるショルダー部とを具えるとともに、
前記ショルダー部に、周方向にのびワンダリングを防止
するための細溝を形成した空気入りタイヤを製造する空
気入りタイヤの製造方法であって、 前記ショルダー部に、前記細溝の両側壁をつなぐことに
より加硫成形に際してのゴムの流動を細溝のタイヤ軸方
向外側に円滑にする隔壁体を設けるとともに、加硫成形
に際して前記細溝のタイヤ軸方向外側部分とタイヤ成形
金型との間に溜まる気体を踏面側に逃がすために該タイ
ヤ成形金型に設けられた空気逃げ路によって、前記隔壁
体の上方から前記踏面に向かってショルダー部をのびる
幅が0.5〜2.0mm、高さが0.5〜2.0mmの
小高さのリブ体を形成することを特徴とする空気入りタ
イヤの製造方法。 - 【請求項3】トレッド部の踏面を形成するトレッド成形
面と、タイヤのサイドウオール部上方のバットレス部を
形成するバットレス成形面との間を、傾斜平面又は円弧
状曲面からなりかつタイヤのショルダー部を形成するシ
ョルダー成形面により継ぐとともに、このショルダー成
形面に、周方向にのびワンダリングを防止するためのタ
イヤ細溝を形成する凸条を設けたタイヤ成形金型であっ
て、前記凸条に設けたスリットがなす途切れ部と、この
途切れ部から前記トレッド成形面に向かって前記ショル
ダー成形面をのびる小溝からなる空気逃げ路を形成する
るとともに、前記トレッド成形面に多数個のベントホー
ルを設けてなるタイヤ成形金型。 - 【請求項4】前記空気逃げ路は、前記ベントホールに連
なることを特徴とする請求項3記載のタイヤ成形金型。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17346895 | 1995-07-10 | ||
JP7-173468 | 1995-07-10 | ||
US08/677,871 US5800642A (en) | 1995-07-10 | 1996-07-10 | Pneumatic tire, mold including vent grooves, and method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0976710A JPH0976710A (ja) | 1997-03-25 |
JP2981423B2 true JP2981423B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=26495433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8154142A Expired - Fee Related JP2981423B2 (ja) | 1995-07-10 | 1996-06-14 | 空気入りタイヤ、その製造方法及びそれに用いられるタイヤ成形金型 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5800642A (ja) |
EP (1) | EP0753419B1 (ja) |
JP (1) | JP2981423B2 (ja) |
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-
1996
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