JP2973750B2 - 照明光学装置とそれを用いた投写型表示装置 - Google Patents
照明光学装置とそれを用いた投写型表示装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にライトバルブを照
明する用途に用いる照明光学装置、ならびに当該照明光
学装置によりライトバルブを照明し、ライトバルブ上の
光学像をスクリーン上に拡大投影する投写型表示装置に
関する。
明する用途に用いる照明光学装置、ならびに当該照明光
学装置によりライトバルブを照明し、ライトバルブ上の
光学像をスクリーン上に拡大投影する投写型表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大画面映像を表示する方法の1つ
として、ライトバルブを用いた投写型表示装置が知られ
ている。近年では、液晶パネルを用いた投写型表示装置
が開発されており、例えばSID’91ダイジェスト4
91〜422ページにその構成の一例が記載されてい
る。
として、ライトバルブを用いた投写型表示装置が知られ
ている。近年では、液晶パネルを用いた投写型表示装置
が開発されており、例えばSID’91ダイジェスト4
91〜422ページにその構成の一例が記載されてい
る。
【0003】このような投写型表示装置には、ライトバ
ルブ上の光学像を強力な光で照明する照明光学装置が必
要であり、その性能は投写画像の画質を大きく左右す
る。具体的に、高効率で色再現性に優れ、明るさと色の
均一性の良好な照明光学装置が要望される。
ルブ上の光学像を強力な光で照明する照明光学装置が必
要であり、その性能は投写画像の画質を大きく左右す
る。具体的に、高効率で色再現性に優れ、明るさと色の
均一性の良好な照明光学装置が要望される。
【0004】従来用いられている照明光学装置の一例と
して凹面鏡式照明光学装置がある。(図18)にこのよ
うな照明光学装置の構成例を示す。主に、ランプ201
と凹面鏡202から構成される。凹面鏡202は放物面
鏡であり、発光体203の放射する光の大部分を集光
し、光軸204に平行に近い照明光205を形成して、
被照明領域206を照明する。
して凹面鏡式照明光学装置がある。(図18)にこのよ
うな照明光学装置の構成例を示す。主に、ランプ201
と凹面鏡202から構成される。凹面鏡202は放物面
鏡であり、発光体203の放射する光の大部分を集光
し、光軸204に平行に近い照明光205を形成して、
被照明領域206を照明する。
【0005】例えば、ランプ201にはメタルハライド
ランプが用いられる。他に、キセノンランプ、ハロゲン
ランプ等が用いられるが、これらのランプと比較して、
メタルハライドランプは発光効率と色再現性に優れてい
る。凹面鏡202には、他に楕円面鏡等が用いられる。
ランプが用いられる。他に、キセノンランプ、ハロゲン
ランプ等が用いられるが、これらのランプと比較して、
メタルハライドランプは発光効率と色再現性に優れてい
る。凹面鏡202には、他に楕円面鏡等が用いられる。
【0006】このような凹面鏡式照明光学装置は、凹面
鏡202の集光効率が高い利点がある反面、光軸204
近傍の光束密度が高く、被照明領域206の明るさむら
が比較的大きい。例えば、明るさむらを改善するため
に、ランプ201の発光管表面をフロスト処理する方法
が知られているが、フロスト処理された発光管は照明光
を拡散させるため、被照明領域206の明るさが大きく
低下する。
鏡202の集光効率が高い利点がある反面、光軸204
近傍の光束密度が高く、被照明領域206の明るさむら
が比較的大きい。例えば、明るさむらを改善するため
に、ランプ201の発光管表面をフロスト処理する方法
が知られているが、フロスト処理された発光管は照明光
を拡散させるため、被照明領域206の明るさが大きく
低下する。
【0007】一方、照明光の明るさ均一性を改善する方
法としてレンズアレイを用いたインテグレータと呼ばれ
る構成が知られており、例えば、特公昭43−5089
号公報、特開平3−111806号公報がある。(図1
9)に、このような照明光学装置の構成例を示す。
法としてレンズアレイを用いたインテグレータと呼ばれ
る構成が知られており、例えば、特公昭43−5089
号公報、特開平3−111806号公報がある。(図1
9)に、このような照明光学装置の構成例を示す。
【0008】(図19)に示す照明光学装置は、(図1
8)に示した凹面鏡式照明光学装置に、第1レンズアレ
イ板221、第2レンズアレイ板222、第3レンズ2
23を付加している。第1レンズアレイ板221は、複
数の第1レンズ224を二次元状に配列して構成する。
第2レンズアレイ板222も同様に、複数の第2レンズ
225を二次元状に配列して構成する。第1レンズアレ
イ板221は、凹面鏡202から出射する明るさむらの
大きな単一光束を、第1レンズ224と同数の部分光束
に分割する。分割後の部分光束の明るさむらは、分割前
の単一光束に比較して小さい。各部分光束は、第2レン
ズアレイ板225により被照明領域206まで有効に伝
達され、第3レンズ223がこれを重畳させるので、明
るさ均一性の高い照明を実現できる。
8)に示した凹面鏡式照明光学装置に、第1レンズアレ
イ板221、第2レンズアレイ板222、第3レンズ2
23を付加している。第1レンズアレイ板221は、複
数の第1レンズ224を二次元状に配列して構成する。
第2レンズアレイ板222も同様に、複数の第2レンズ
225を二次元状に配列して構成する。第1レンズアレ
イ板221は、凹面鏡202から出射する明るさむらの
大きな単一光束を、第1レンズ224と同数の部分光束
に分割する。分割後の部分光束の明るさむらは、分割前
の単一光束に比較して小さい。各部分光束は、第2レン
ズアレイ板225により被照明領域206まで有効に伝
達され、第3レンズ223がこれを重畳させるので、明
るさ均一性の高い照明を実現できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】(図19)に示す照明
光学装置は、明るさの均一性が高い反面、照明光の照射
角に制約を設けると光利用効率が低いという問題があ
る。これは、特に大きな発光体と組み合わせた時により
大きな問題となる。その理由を以下に述べる。
光学装置は、明るさの均一性が高い反面、照明光の照射
角に制約を設けると光利用効率が低いという問題があ
る。これは、特に大きな発光体と組み合わせた時により
大きな問題となる。その理由を以下に述べる。
【0010】ランプ201から放射される光の大部分
は、凹面鏡202により反射されて第1レンズアレイ板
221に入射し、第2レンズアレイ板222に到達す
る。従って、第2レンズアレイ板222で光の損失がな
ければ、ランプ201から放射される光の大部分は被照
明領域206に到達することがわかる。つまり、照明光
学装置全体の光利用効率は、主に第2レンズアレイ板2
22における光の損失量に依存する。
は、凹面鏡202により反射されて第1レンズアレイ板
221に入射し、第2レンズアレイ板222に到達す
る。従って、第2レンズアレイ板222で光の損失がな
ければ、ランプ201から放射される光の大部分は被照
明領域206に到達することがわかる。つまり、照明光
学装置全体の光利用効率は、主に第2レンズアレイ板2
22における光の損失量に依存する。
【0011】ところで、第2レンズアレイ板222上に
は、凹面鏡202と第1レンズ224により、発光体2
03の実像が形成される。そこで、第2レンズ225の
開口より大きな実像が形成されると、被照明領域206
に有効に伝達されない光が発生して光損失が生じ、照明
光学装置の光利用効率が低下する。
は、凹面鏡202と第1レンズ224により、発光体2
03の実像が形成される。そこで、第2レンズ225の
開口より大きな実像が形成されると、被照明領域206
に有効に伝達されない光が発生して光損失が生じ、照明
光学装置の光利用効率が低下する。
【0012】これに対し、第2レンズアレイ板222上
の実像の大きさは、発光体203の大きさで決まるの
で、光利用効率の面から発光体の小さなランプを用いる
ことが望ましい。例えばメタルハライドランプの場合、
150W〜250W相当のショートアークタイプで一般
に5〜10mm相当の発光体長である。メタルハライドラ
ンプの場合、発光体長を短くすると、発光特性やランプ
寿命を極端に低下させるので問題がある。これは、ハロ
ゲンランプについても同様である。
の実像の大きさは、発光体203の大きさで決まるの
で、光利用効率の面から発光体の小さなランプを用いる
ことが望ましい。例えばメタルハライドランプの場合、
150W〜250W相当のショートアークタイプで一般
に5〜10mm相当の発光体長である。メタルハライドラ
ンプの場合、発光体長を短くすると、発光特性やランプ
寿命を極端に低下させるので問題がある。これは、ハロ
ゲンランプについても同様である。
【0013】一方、光損失を低減させるために、光学系
の構成は変えずに第2レンズアレイ板のみを大きくする
ことが考えられる。この場合、被照明領域上での照明光
の照射角が大きくなり、投写型表示装置に用いる照明光
学装置として、以下に述べる問題が生じる。
の構成は変えずに第2レンズアレイ板のみを大きくする
ことが考えられる。この場合、被照明領域上での照明光
の照射角が大きくなり、投写型表示装置に用いる照明光
学装置として、以下に述べる問題が生じる。
【0014】照明光の照射角が大きくなると、ライトバ
ルブから出射する光の発散角が大きくなる。その結果、
Fナンバーの明るい投写レンズを用いて集光する必要が
生じるが、Fナンバーの明るい投写レンズは、有効径が
大きく高価であり、コンパクトな投写光学装置を構成す
ることが困難になる。
ルブから出射する光の発散角が大きくなる。その結果、
Fナンバーの明るい投写レンズを用いて集光する必要が
生じるが、Fナンバーの明るい投写レンズは、有効径が
大きく高価であり、コンパクトな投写光学装置を構成す
ることが困難になる。
【0015】更に、偏光特性を利用するライトバルブ
は、一般に光の入射角に応じて光学特性が変化する。例
えば、液晶パネルでは、照明光の照射角が大きくなると
表示画像のコントラストが低下する。このため、実用上
使用できる投写レンズのFナンバーには制約がある。
は、一般に光の入射角に応じて光学特性が変化する。例
えば、液晶パネルでは、照明光の照射角が大きくなると
表示画像のコントラストが低下する。このため、実用上
使用できる投写レンズのFナンバーには制約がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の照明光学装置は、発光体と、前記発光体の
放射光を単一光束に変換する集光手段と、略同一の開口
形状を有する複数の第1レンズを二次元状に配列した第
1レンズアレイと、前記第1レンズと対をなす複数の第
2レンズを二次元状に配列した第2レンズアレイとを備
え、前記第1レンズアレイは前記集光手段を出射した単
一光束を複数の部分光束に分割すると共に対応する前記
第2レンズの開口部近傍で当該部分光束を最も収束せし
め、前記第2レンズアレイはこれに入射する複数の部分
光束の各々を被照明領域上に伝達して重畳せしめ、前記
第2レンズの各々はこれらに入射する当該部分光束の最
も収束した断面よりも大きな開口を有し、前記第2レン
ズの各々を密接させて配列し前記第2レンズアレイの有
効領域ができるだけ小さな円領域を近似するようにした
ことを特徴とする。
めに本発明の照明光学装置は、発光体と、前記発光体の
放射光を単一光束に変換する集光手段と、略同一の開口
形状を有する複数の第1レンズを二次元状に配列した第
1レンズアレイと、前記第1レンズと対をなす複数の第
2レンズを二次元状に配列した第2レンズアレイとを備
え、前記第1レンズアレイは前記集光手段を出射した単
一光束を複数の部分光束に分割すると共に対応する前記
第2レンズの開口部近傍で当該部分光束を最も収束せし
め、前記第2レンズアレイはこれに入射する複数の部分
光束の各々を被照明領域上に伝達して重畳せしめ、前記
第2レンズの各々はこれらに入射する当該部分光束の最
も収束した断面よりも大きな開口を有し、前記第2レン
ズの各々を密接させて配列し前記第2レンズアレイの有
効領域ができるだけ小さな円領域を近似するようにした
ことを特徴とする。
【0017】更に、本発明の照明光学装置はライトバル
ブを用いる投写型表示装置に用いることができる。
ブを用いる投写型表示装置に用いることができる。
【0018】
【作用】上記構成によれば、集光手段を出射して第1レ
ンズアレイに入射した単一光束は、第1レンズと同数の
複数の部分光束に分割される。この時、分割前の単一光
束は明るさむらが大きくても、分割後の各部分光束の明
るさむらは比較的少ない。
ンズアレイに入射した単一光束は、第1レンズと同数の
複数の部分光束に分割される。この時、分割前の単一光
束は明るさむらが大きくても、分割後の各部分光束の明
るさむらは比較的少ない。
【0019】次に、第1レンズを出射した複数の部分光
束は、第2レンズアレイ上の対応する第2レンズに入射
する。第2レンズアレイは複数の部分光束を被照明領域
まで伝達して、各々を重畳させるので、明るさの均一性
に優れた照明光を得ることができる。ただし、第2レン
ズアレイは、少なくとも一部の第2レンズの開口形状を
有効に異ならせて構成する。具体的に、少なくとも一部
の第2レンズについて、対応する第1レンズの開口中心
と集光手段の光軸との距離が大きいものほど、その開口
面積を相対的に小さくする。更に、各第2レンズを密接
させて適当に配列し、できるだけ小さな面積の円を近似
する開口形状の第2レンズアレイを構成する。これによ
り、各々の第2レンズは対応する部分光束の断面積に対
し十分な開口を提供しながら、第2レンズアレイの開口
面積の総和を小さくできる。
束は、第2レンズアレイ上の対応する第2レンズに入射
する。第2レンズアレイは複数の部分光束を被照明領域
まで伝達して、各々を重畳させるので、明るさの均一性
に優れた照明光を得ることができる。ただし、第2レン
ズアレイは、少なくとも一部の第2レンズの開口形状を
有効に異ならせて構成する。具体的に、少なくとも一部
の第2レンズについて、対応する第1レンズの開口中心
と集光手段の光軸との距離が大きいものほど、その開口
面積を相対的に小さくする。更に、各第2レンズを密接
させて適当に配列し、できるだけ小さな面積の円を近似
する開口形状の第2レンズアレイを構成する。これによ
り、各々の第2レンズは対応する部分光束の断面積に対
し十分な開口を提供しながら、第2レンズアレイの開口
面積の総和を小さくできる。
【0020】その結果、本発明の照明光学装置は、優れ
た明るさの均一性と共に、高い光利用効率で照射角の小
さな照明光を提供する。更に、本発明の照明光学装置を
用いて、明るく、明るさの均一性に優れた投写画像を呈
示するコンパクトな投写型表示装置を実現できる。
た明るさの均一性と共に、高い光利用効率で照射角の小
さな照明光を提供する。更に、本発明の照明光学装置を
用いて、明るく、明るさの均一性に優れた投写画像を呈
示するコンパクトな投写型表示装置を実現できる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体例に
ついて詳細に述べる。
ついて詳細に述べる。
【0022】(図1)は本発明の照明光学装置の第一の
実施例を示す構成図である。1はメタルハライドラン
プ、2は発光体、3は放物面鏡、4は第1レンズアレイ
板、5は第2レンズアレイ板、6は被照明領域である。
7は照明光学装置の主光軸であり、発光体2から、第1
レンズアレイ板4の有効領域の中心4aと第2レンズア
レイ板5の有効領域の中心5aを経て、被照明領域の中
心6aに至る。ただし、主光軸7と放物面鏡3の回転対
称軸は一致している。被照明領域6は、例えば液晶パネ
ルなどのライトバルブの有効表示領域とする。
実施例を示す構成図である。1はメタルハライドラン
プ、2は発光体、3は放物面鏡、4は第1レンズアレイ
板、5は第2レンズアレイ板、6は被照明領域である。
7は照明光学装置の主光軸であり、発光体2から、第1
レンズアレイ板4の有効領域の中心4aと第2レンズア
レイ板5の有効領域の中心5aを経て、被照明領域の中
心6aに至る。ただし、主光軸7と放物面鏡3の回転対
称軸は一致している。被照明領域6は、例えば液晶パネ
ルなどのライトバルブの有効表示領域とする。
【0023】一般に、メタルハライドランプ1は円筒形
に近い発光体2を形成する。発光体2の長軸方向と主光
軸7の方向を一致させ、その重心は放物面鏡3の焦点近
傍に位置している。従って、第1レンズアレイ板4には
主光軸7と平行に近い光が入射する。厳密には、放物面
鏡3の焦点から放射された光が主光軸7と平行に入射す
る。
に近い発光体2を形成する。発光体2の長軸方向と主光
軸7の方向を一致させ、その重心は放物面鏡3の焦点近
傍に位置している。従って、第1レンズアレイ板4には
主光軸7と平行に近い光が入射する。厳密には、放物面
鏡3の焦点から放射された光が主光軸7と平行に入射す
る。
【0024】(図2)に、第1レンズアレイ板4の構成
の一例を示す。被照明領域6と相似形状である矩形開口
の第1レンズ10を18個配列している。図中のa〜r
の記号は、後述する第2レンズアレイ板5の構成例との
対応関係を示す。第1レンズ10は全て平凸レンズであ
り、その凸面を放物面鏡3側に向けて配置している。
の一例を示す。被照明領域6と相似形状である矩形開口
の第1レンズ10を18個配列している。図中のa〜r
の記号は、後述する第2レンズアレイ板5の構成例との
対応関係を示す。第1レンズ10は全て平凸レンズであ
り、その凸面を放物面鏡3側に向けて配置している。
【0025】第1レンズ10の開口はすべて同一形状で
あり、アスペクト比4:3の矩形開口である。これは、
例えばNTSCのTV画像を表示する液晶パネルを照明
する場合を想定し、被照明領域6に対して相似形状とし
ている。第1レンズ10は、放物面鏡3から出射する光
束の断面形状に合わせて、開口の総和が円形を近似する
ように配列している。第1レンズアレイ板4の有効領域
の中心4aは、18個の第1レンズ10が内接する円の
中心であり、この中心4aを主光軸7は通過する。ここ
で、第1レンズの個数を分割数N、被照明領域の第1レ
ンズの開口に対する相似比を第2レンズの倍率M、と定
義し、以下に述べる全ての実施例に関する説明において
引用する。
あり、アスペクト比4:3の矩形開口である。これは、
例えばNTSCのTV画像を表示する液晶パネルを照明
する場合を想定し、被照明領域6に対して相似形状とし
ている。第1レンズ10は、放物面鏡3から出射する光
束の断面形状に合わせて、開口の総和が円形を近似する
ように配列している。第1レンズアレイ板4の有効領域
の中心4aは、18個の第1レンズ10が内接する円の
中心であり、この中心4aを主光軸7は通過する。ここ
で、第1レンズの個数を分割数N、被照明領域の第1レ
ンズの開口に対する相似比を第2レンズの倍率M、と定
義し、以下に述べる全ての実施例に関する説明において
引用する。
【0026】(図3)に、第2レンズアレイ板5の構成
の一例を示す。第1レンズ10と同数の18個の第2レ
ンズ15を密接させて配列している。図中のa’〜r’
の記号は、(図2)に示した第1レンズ10との対応関
係を示す。第2レンズ15は全て平凸レンズとし、その
凸面を被照明領域6側に向けて配置している。
の一例を示す。第1レンズ10と同数の18個の第2レ
ンズ15を密接させて配列している。図中のa’〜r’
の記号は、(図2)に示した第1レンズ10との対応関
係を示す。第2レンズ15は全て平凸レンズとし、その
凸面を被照明領域6側に向けて配置している。
【0027】以上の構成をふまえ、本発明の照明光学装
置の第一の実施例における照明の手順と特徴を説明す
る。放物面鏡3は発光体2から放射される光を集光し、
主光軸7に沿った単一光束を形成する。この単一光束
は、主光軸7の近傍ほど光束密度が高く明るさむらが大
きい。第1レンズアレイ板4に入射した単一光束は、1
8個の第1レンズ10により18本の部分光束に分割さ
れる。分割後の各部分光束は、元の単一光束に比較して
明るさむらが小さくなる。第1レンズ10は、対応する
部分光束を対応する第2レンズ15の開口部に導くと共
に、第2レンズ15の開口部近傍で各々の部分光束を最
も収束させる。
置の第一の実施例における照明の手順と特徴を説明す
る。放物面鏡3は発光体2から放射される光を集光し、
主光軸7に沿った単一光束を形成する。この単一光束
は、主光軸7の近傍ほど光束密度が高く明るさむらが大
きい。第1レンズアレイ板4に入射した単一光束は、1
8個の第1レンズ10により18本の部分光束に分割さ
れる。分割後の各部分光束は、元の単一光束に比較して
明るさむらが小さくなる。第1レンズ10は、対応する
部分光束を対応する第2レンズ15の開口部に導くと共
に、第2レンズ15の開口部近傍で各々の部分光束を最
も収束させる。
【0028】第2レンズ15は、対応する部分光束を適
当な大きさに拡大し、被照明領域6上に重ね合わせる。
具体的に、対応する第1レンズ10の開口に即した断面
形状の光束を倍率Mだけ拡大し、被照明領域6上に導い
て重畳させる。第1レンズ10の開口を被照明領域6と
相似形状としているので、照明光の光束断面形状と被照
明領域6の形状が一致し、光利用効率の面で有利とな
る。
当な大きさに拡大し、被照明領域6上に重ね合わせる。
具体的に、対応する第1レンズ10の開口に即した断面
形状の光束を倍率Mだけ拡大し、被照明領域6上に導い
て重畳させる。第1レンズ10の開口を被照明領域6と
相似形状としているので、照明光の光束断面形状と被照
明領域6の形状が一致し、光利用効率の面で有利とな
る。
【0029】本発明の照明光学装置は、明るさむらの大
きな単一光束を明るさむらの小さい部分光束に分割し、
これを被照明領域上に重畳させているので、明るさの均
一性に優れた照明を実現できるという特徴がある。
きな単一光束を明るさむらの小さい部分光束に分割し、
これを被照明領域上に重畳させているので、明るさの均
一性に優れた照明を実現できるという特徴がある。
【0030】一方、ランプの消費電力を大きくすること
なく明るい照明光を得るために、光利用効率の高い照明
光学装置を構成することは重要である。発光体2から放
射された光の大部分は、放物面鏡3により集光されて第
1レンズアレイ板4に入射し、第2レンズアレイ板5に
到達する。従って、第2レンズアレイ板5における光の
損失が少なければ、発光体2から放射される光の大部分
は有効に被照明領域6に到達することがわかる。そこ
で、第2レンズ15の各々の開口をそれを通過する部分
光束の各々の断面に対して十分な大きさとすれば、極め
て高い光利用効率を実現できる。
なく明るい照明光を得るために、光利用効率の高い照明
光学装置を構成することは重要である。発光体2から放
射された光の大部分は、放物面鏡3により集光されて第
1レンズアレイ板4に入射し、第2レンズアレイ板5に
到達する。従って、第2レンズアレイ板5における光の
損失が少なければ、発光体2から放射される光の大部分
は有効に被照明領域6に到達することがわかる。そこ
で、第2レンズ15の各々の開口をそれを通過する部分
光束の各々の断面に対して十分な大きさとすれば、極め
て高い光利用効率を実現できる。
【0031】一方、第2レンズ15の各々の開口を大き
くすると第2レンズアレイ板5の有効領域が大きくな
り、被照明領域6を照明する照明光の照射角が増加する
という問題を生じる。照射角とは、照明光の中で主光軸
7との傾きが最大となる光線の角度を示す。つまり、照
射角の大きい照明光とはFナンバーが小さいことであ
り、この照明光学装置を用いてライトバルブを照明する
場合に、効率よく照明光を集光するためにはFナンバー
の小さな投写レンズと組み合わせる必要がある。
くすると第2レンズアレイ板5の有効領域が大きくな
り、被照明領域6を照明する照明光の照射角が増加する
という問題を生じる。照射角とは、照明光の中で主光軸
7との傾きが最大となる光線の角度を示す。つまり、照
射角の大きい照明光とはFナンバーが小さいことであ
り、この照明光学装置を用いてライトバルブを照明する
場合に、効率よく照明光を集光するためにはFナンバー
の小さな投写レンズと組み合わせる必要がある。
【0032】これに対し、(図3)に示す第2レンズア
レイ板5は、照明光の照射角をあまり大きくすることな
く高い光利用効率を実現できる第2レンズ15の各々の
開口形状の一例とそれらの配列の一例を提供している。
一般に、第2レンズアレイ板5に入射する各々の部分光
束の最も収束した断面の大きさは明るさむらを反映して
不揃いとなる。そこで、第2レンズ15の各々の開口を
有効に異ならせれば、いずれの部分光束に対しても必要
十分な開口を与えることができる。この場合、光学系の
配置誤差などを考慮してそれぞれの開口に余裕を与えて
も構わない。同時に、第2レンズ15の各々をできるだ
け密接させて配列し、第2レンズアレイ板5の有効領域
をできるだけ小さな円領域に近似させる。
レイ板5は、照明光の照射角をあまり大きくすることな
く高い光利用効率を実現できる第2レンズ15の各々の
開口形状の一例とそれらの配列の一例を提供している。
一般に、第2レンズアレイ板5に入射する各々の部分光
束の最も収束した断面の大きさは明るさむらを反映して
不揃いとなる。そこで、第2レンズ15の各々の開口を
有効に異ならせれば、いずれの部分光束に対しても必要
十分な開口を与えることができる。この場合、光学系の
配置誤差などを考慮してそれぞれの開口に余裕を与えて
も構わない。同時に、第2レンズ15の各々をできるだ
け密接させて配列し、第2レンズアレイ板5の有効領域
をできるだけ小さな円領域に近似させる。
【0033】その結果、有効に異ならせた第2レンズ1
5の各々の開口は、各々の開口を通過するいずれの部分
光束についても大きな損失を生じさせない。同時に、第
2レンズアレイ5の有効領域を小さくできるので、光利
用効率をあまり低下させることなく照射角の小さい照明
光を形成できる。従って、本発明の照明光学装置は、照
射角が小さく明るさむらの少ない照明光を高い光利用効
率で形成でき、極めて大きな効果を得ることができる。
5の各々の開口は、各々の開口を通過するいずれの部分
光束についても大きな損失を生じさせない。同時に、第
2レンズアレイ5の有効領域を小さくできるので、光利
用効率をあまり低下させることなく照射角の小さい照明
光を形成できる。従って、本発明の照明光学装置は、照
射角が小さく明るさむらの少ない照明光を高い光利用効
率で形成でき、極めて大きな効果を得ることができる。
【0034】次に、(図4)を用い第2レンズの開口に
ついて補足する。(図4)は、特に、第1レンズ10f
及び第2レンズ15f’の組み合わせに着目し、発光体
2から、放物面鏡3、第1レンズ10f、第2レンズ1
5f’、被照明領域6に到る経路に沿って、関連する要
素のみを記述している。
ついて補足する。(図4)は、特に、第1レンズ10f
及び第2レンズ15f’の組み合わせに着目し、発光体
2から、放物面鏡3、第1レンズ10f、第2レンズ1
5f’、被照明領域6に到る経路に沿って、関連する要
素のみを記述している。
【0035】発光体2の長さ(長軸方向)をdL、太さ
(短軸方向)をdW、放物面鏡3の焦点距離をP、第1
レンズ10fの焦点距離をF1、第2レンズ15f’の
焦点距離をF2、第1レンズ10fと第2レンズ15
f’の主光軸7に沿った距離をX1、第2レンズ15
f’と被照明領域6の主光軸7に沿った距離をX2とお
く。放物面鏡3の焦点21から出射し、第1レンズ10
fの開口中心22、第2レンズ15f’の開口中心23
を経て、被照明領域6の中心24に至る光線に沿った経
路を、着目しているレンズ系の補助光軸25とする。た
だし、第1レンズ10fと第2レンズ15f’間の補助
光軸25aと主光軸7のなす角、第2レンズ15f’と
被照明領域6間の補助光軸25bと主光軸7のなす角、
はいずれも小さいと見なし、第1レンズ10fと第2レ
ンズ15f’の補助光軸25aに沿った長さ、第2レン
ズ15f’と被照明領域6間の補助光軸25bに沿った
長さは、それぞれ、X1、X2と等しいと見なす。
(短軸方向)をdW、放物面鏡3の焦点距離をP、第1
レンズ10fの焦点距離をF1、第2レンズ15f’の
焦点距離をF2、第1レンズ10fと第2レンズ15
f’の主光軸7に沿った距離をX1、第2レンズ15
f’と被照明領域6の主光軸7に沿った距離をX2とお
く。放物面鏡3の焦点21から出射し、第1レンズ10
fの開口中心22、第2レンズ15f’の開口中心23
を経て、被照明領域6の中心24に至る光線に沿った経
路を、着目しているレンズ系の補助光軸25とする。た
だし、第1レンズ10fと第2レンズ15f’間の補助
光軸25aと主光軸7のなす角、第2レンズ15f’と
被照明領域6間の補助光軸25bと主光軸7のなす角、
はいずれも小さいと見なし、第1レンズ10fと第2レ
ンズ15f’の補助光軸25aに沿った長さ、第2レン
ズ15f’と被照明領域6間の補助光軸25bに沿った
長さは、それぞれ、X1、X2と等しいと見なす。
【0036】第1レンズ10fの焦点距離F1は、X1
と一致しており、放物面鏡3の焦点21から出射し、主
光軸7と平行に第1レンズ10fに入射した光は、第2
レンズ15f’上で補助光軸25と交わる。つまり、放
物面鏡3と第1レンズ10fの働きにより、第2レンズ
15f’上に発光体2の実像26が形成される。第2レ
ンズ15f’は第1レンズ10f上の物体27の実像2
8を被照明領域6上に形成する。ただし、倍率Mは被照
明領域6と第1レンズ10fの開口との相似比から決ま
り、X1とX2の比におよそ等しくなる。
と一致しており、放物面鏡3の焦点21から出射し、主
光軸7と平行に第1レンズ10fに入射した光は、第2
レンズ15f’上で補助光軸25と交わる。つまり、放
物面鏡3と第1レンズ10fの働きにより、第2レンズ
15f’上に発光体2の実像26が形成される。第2レ
ンズ15f’は第1レンズ10f上の物体27の実像2
8を被照明領域6上に形成する。ただし、倍率Mは被照
明領域6と第1レンズ10fの開口との相似比から決ま
り、X1とX2の比におよそ等しくなる。
【0037】第1レンズ10fは、第2レンズ15f’
の開口中心23の近傍に発光体2の実像26を形成し、
第2レンズ15f’は第1レンズ10fの開口中心22
から出射した光を被照明領域6の中心24に到達させる
必要がある。そこで、第1レンズ10fと第2レンズ1
5f’は適宜偏心させている。具体的に、例えば、第1
レンズ10fの回転対称軸の延長上に第2レンズ15
f’の開口中心23が位置するように、第1レンズ10
fを偏心させる。第2レンズ15f’の曲率中心を第1
レンズ10fの開口中心22と被照明領域6の中心24
を結ぶ直線上に位置するように、第2レンズ15f’を
偏心させる。ここで、偏心、あるいはレンズを偏心させ
るとは、以下の意味で用いる。各レンズアレイを構成す
るレンズの開口において、当該レンズの光軸がその開口
重心を通過していない状態を偏心、と表す。また、レン
ズの光軸に対して非対称に開口を定義し、レンズの光軸
を開口重心からずれた位置に配置させることを偏心させ
る、と表す。
の開口中心23の近傍に発光体2の実像26を形成し、
第2レンズ15f’は第1レンズ10fの開口中心22
から出射した光を被照明領域6の中心24に到達させる
必要がある。そこで、第1レンズ10fと第2レンズ1
5f’は適宜偏心させている。具体的に、例えば、第1
レンズ10fの回転対称軸の延長上に第2レンズ15
f’の開口中心23が位置するように、第1レンズ10
fを偏心させる。第2レンズ15f’の曲率中心を第1
レンズ10fの開口中心22と被照明領域6の中心24
を結ぶ直線上に位置するように、第2レンズ15f’を
偏心させる。ここで、偏心、あるいはレンズを偏心させ
るとは、以下の意味で用いる。各レンズアレイを構成す
るレンズの開口において、当該レンズの光軸がその開口
重心を通過していない状態を偏心、と表す。また、レン
ズの光軸に対して非対称に開口を定義し、レンズの光軸
を開口重心からずれた位置に配置させることを偏心させ
る、と表す。
【0038】以上の構成から、第2レンズ15f’の開
口に比較して発光体2の実像26が小さければ、第1レ
ンズ10fと第2レンズ15f’を通過する部分光束に
ついて高い光利用効率を得る。従って、各々の第1レン
ズ10が作る発光体2の実像の大きさを明らかにすれ
ば、各々の第2レンズ15の開口形状を損失の少ない必
要十分な形状にできる。
口に比較して発光体2の実像26が小さければ、第1レ
ンズ10fと第2レンズ15f’を通過する部分光束に
ついて高い光利用効率を得る。従って、各々の第1レン
ズ10が作る発光体2の実像の大きさを明らかにすれ
ば、各々の第2レンズ15の開口形状を損失の少ない必
要十分な形状にできる。
【0039】(図5)は第1レンズアレイ板4上の着目
している第1レンズ10fのみを示す。第1レンズ10
fの高さHを、開口中心22の主光軸7に対する高さと
して定義する。二次元に展開した場合の高さHの定義を
(図4)中に図示する。更に、第1レンズアレイ板4上
で互いに直交する方向UとVを定義する。主光軸7との
交点4aを中心とする円を考えた場合に、Uはその半径
方向、Vはその円周方向に相当する。着目している第1
レンズ10fについて方向Uはその高さH方向である。
している第1レンズ10fのみを示す。第1レンズ10
fの高さHを、開口中心22の主光軸7に対する高さと
して定義する。二次元に展開した場合の高さHの定義を
(図4)中に図示する。更に、第1レンズアレイ板4上
で互いに直交する方向UとVを定義する。主光軸7との
交点4aを中心とする円を考えた場合に、Uはその半径
方向、Vはその円周方向に相当する。着目している第1
レンズ10fについて方向Uはその高さH方向である。
【0040】(図6)は第2レンズアレイ板5上の着目
している第2レンズ15f’のみと、そこに作られる発
光体像26fの一例を示す。第1レンズアレイ板4上で
定義した方向UとVを第2レンズアレイ板5上に写して
考える。発光体像26fの長さ方向dL’は第2レンズ
アレイ板5上での半径方向Uと一致し、太さ方向dW’
はそれと直交する方向Vと一致する。ここで、長さ方向
の倍率dL’/dLをKL、太さ方向の倍率dW’/d
WをKWとする。
している第2レンズ15f’のみと、そこに作られる発
光体像26fの一例を示す。第1レンズアレイ板4上で
定義した方向UとVを第2レンズアレイ板5上に写して
考える。発光体像26fの長さ方向dL’は第2レンズ
アレイ板5上での半径方向Uと一致し、太さ方向dW’
はそれと直交する方向Vと一致する。ここで、長さ方向
の倍率dL’/dLをKL、太さ方向の倍率dW’/d
WをKWとする。
【0041】(図7)は、第2レンズアレイ板5上に作
られるすべての発光体像26の様子を観測した結果の一
例を示す。発光体像26の大きさは、対応する第1レン
ズ10が主光軸7の近傍に位置するほど相対的に大き
く、主光軸7から離れて位置するほど相対的に小さいこ
とが明らかとなる。
られるすべての発光体像26の様子を観測した結果の一
例を示す。発光体像26の大きさは、対応する第1レン
ズ10が主光軸7の近傍に位置するほど相対的に大き
く、主光軸7から離れて位置するほど相対的に小さいこ
とが明らかとなる。
【0042】(図8)は、第1レンズ10の高さHと発
光体像26の倍率KL、KWの関係を求めた結果の一例
を示す。高さHが増加するほど太さ方向の倍率KWは単
調に減少する。長さ方向の倍率KLはある高さH0で極
大となり、その後、高さHが増加すると単調に減少す
る。
光体像26の倍率KL、KWの関係を求めた結果の一例
を示す。高さHが増加するほど太さ方向の倍率KWは単
調に減少する。長さ方向の倍率KLはある高さH0で極
大となり、その後、高さHが増加すると単調に減少す
る。
【0043】ところで、(図4)においてHが十分に小
さく主光軸7の近傍に第1レンズ10fがある場合、発
光体像26は特異な形状となる。発光体2の見かけの長
さは0に近づき、太さ方向の断面形状である円形に近い
発光体像となる。このため、(図8)において、高さH
<H0となる領域では太さ方向の倍率KWが支配的とな
る。
さく主光軸7の近傍に第1レンズ10fがある場合、発
光体像26は特異な形状となる。発光体2の見かけの長
さは0に近づき、太さ方向の断面形状である円形に近い
発光体像となる。このため、(図8)において、高さH
<H0となる領域では太さ方向の倍率KWが支配的とな
る。
【0044】以上のことから、第1レンズの高さHが大
きくなるほど対応する第2レンズ上の発光体像の面積は
相対的に小さくなることが明らかとなる。そこで、対応
する第1レンズが主光軸より離れて位置するものほど第
2レンズの開口面積を相対的に小さくしても、光の損失
はあまり問題とならない。
きくなるほど対応する第2レンズ上の発光体像の面積は
相対的に小さくなることが明らかとなる。そこで、対応
する第1レンズが主光軸より離れて位置するものほど第
2レンズの開口面積を相対的に小さくしても、光の損失
はあまり問題とならない。
【0045】このことは、第2レンズの各々の開口形状
についてのより好ましい状態を提供する。すなわち、対
応する第1レンズ10の高さHが大きいものほど第2レ
ンズ15の開口面積を小さくしても、各々の第2レンズ
15は対応する各々の発光体像26に対し必要十分な開
口を確保できる。加えて、例えば第2レンズ15の各々
の開口を矩形とし、それらを密接させてできるだけ小さ
い面積の円領域を近似するように配列すれば、第2レン
ズアレイ板5の有効領域を小さくすることができる。そ
の結果、本発明の照明光学装置は、高い光利用効率で照
射角が小さく明るさの均一性に優れた照明光を提供でき
る。
についてのより好ましい状態を提供する。すなわち、対
応する第1レンズ10の高さHが大きいものほど第2レ
ンズ15の開口面積を小さくしても、各々の第2レンズ
15は対応する各々の発光体像26に対し必要十分な開
口を確保できる。加えて、例えば第2レンズ15の各々
の開口を矩形とし、それらを密接させてできるだけ小さ
い面積の円領域を近似するように配列すれば、第2レン
ズアレイ板5の有効領域を小さくすることができる。そ
の結果、本発明の照明光学装置は、高い光利用効率で照
射角が小さく明るさの均一性に優れた照明光を提供でき
る。
【0046】ただし、(図7)に示す第2レンズアレイ
板5の実施例において、特に、e’、f’、m’、n’
で表した第2レンズ15は、隣接するレンズとの整合性
から各々の発光体像26に対して必要以上に大きい開口
形状としている。この場合、特に矩形開口とする必要は
なく発光体像の存在しない領域を非レンズ領域としても
良い。
板5の実施例において、特に、e’、f’、m’、n’
で表した第2レンズ15は、隣接するレンズとの整合性
から各々の発光体像26に対して必要以上に大きい開口
形状としている。この場合、特に矩形開口とする必要は
なく発光体像の存在しない領域を非レンズ領域としても
良い。
【0047】本発明の照明光学装置の第一の実施例にお
いて、凹面鏡は特に放物面鏡でなくても構わない。(図
9)はこのような場合の実施例を示しており、凹面鏡7
1は楕円面鏡を用いている。楕円面鏡71の形状に合わ
せて、第1レンズ10’と第2レンズ15’の曲率、偏
心量、開口形状を適宜定めて、第1レンズアレイ板
4’、第2レンズアレイ板5’を適宜構成すれば良い。
この場合も、対応する部分光束の断面に対し第2レンズ
15’の各々の開口を適当に異ならせ、それらを密接さ
せて配列すれば良い。その結果、上述と同様の効果を得
ることができる。
いて、凹面鏡は特に放物面鏡でなくても構わない。(図
9)はこのような場合の実施例を示しており、凹面鏡7
1は楕円面鏡を用いている。楕円面鏡71の形状に合わ
せて、第1レンズ10’と第2レンズ15’の曲率、偏
心量、開口形状を適宜定めて、第1レンズアレイ板
4’、第2レンズアレイ板5’を適宜構成すれば良い。
この場合も、対応する部分光束の断面に対し第2レンズ
15’の各々の開口を適当に異ならせ、それらを密接さ
せて配列すれば良い。その結果、上述と同様の効果を得
ることができる。
【0048】(図10)は、発光体2から放射される光
を集光レンズ72と球面鏡73を用いて集光する場合の
実施例を示す。一般に、集光レンズ72が正弦条件を十
分に満たせば、明るさむらの少ない光束を得ることがで
きる。ところが、発光体2から放射される光を高い効率
で集光しようとすれば、集光レンズ72のFナンバーを
小さくしなければならず、軸外に到るまで正弦条件を十
分に満たすことは難しい。この場合も、第2レンズ1
5”の各々の開口を適当に異ならせ、それらを密接させ
て配列し、上述と同様の効果を得ることができる。
を集光レンズ72と球面鏡73を用いて集光する場合の
実施例を示す。一般に、集光レンズ72が正弦条件を十
分に満たせば、明るさむらの少ない光束を得ることがで
きる。ところが、発光体2から放射される光を高い効率
で集光しようとすれば、集光レンズ72のFナンバーを
小さくしなければならず、軸外に到るまで正弦条件を十
分に満たすことは難しい。この場合も、第2レンズ1
5”の各々の開口を適当に異ならせ、それらを密接させ
て配列し、上述と同様の効果を得ることができる。
【0049】(図9)と(図10)で示したいずれの実
施例も、第1レンズアレイ板に入射する光束の明るさむ
らは、主光軸の近傍ほど明るく、主光軸から離れるほど
暗い。これは、放物面鏡を用いて述べた(図1)の構成
と同様に、光軸上に配置された発光体の放射光を、光軸
について光学的に回転対称の光学系を用いて集光する場
合に同様である。このような場合、第1レンズが作る発
光体像の大きさは、第1レンズの高さHが大きくなるほ
ど小さくなる。従って、対応する第1レンズの高さHが
大きくなるほど第2レンズの開口面積を小さくし、それ
らを密接させることは、高い光利用効率で照射角の小さ
い照明光を得るために有効である。
施例も、第1レンズアレイ板に入射する光束の明るさむ
らは、主光軸の近傍ほど明るく、主光軸から離れるほど
暗い。これは、放物面鏡を用いて述べた(図1)の構成
と同様に、光軸上に配置された発光体の放射光を、光軸
について光学的に回転対称の光学系を用いて集光する場
合に同様である。このような場合、第1レンズが作る発
光体像の大きさは、第1レンズの高さHが大きくなるほ
ど小さくなる。従って、対応する第1レンズの高さHが
大きくなるほど第2レンズの開口面積を小さくし、それ
らを密接させることは、高い光利用効率で照射角の小さ
い照明光を得るために有効である。
【0050】発光体から放射される光を高い効率で第1
レンズアレイ板に入射させるには、集光できる立体角の
大きい放物面鏡や楕円面鏡などの凹面鏡を用いるほうが
有利である。この場合、長軸方向を凹面鏡の光軸方向に
揃えて発光体を配置すれば、光軸について回転対称に近
い光束を得ることができ、第1レンズアレイ板と第2レ
ンズアレイ板を設計する上で有利である。
レンズアレイ板に入射させるには、集光できる立体角の
大きい放物面鏡や楕円面鏡などの凹面鏡を用いるほうが
有利である。この場合、長軸方向を凹面鏡の光軸方向に
揃えて発光体を配置すれば、光軸について回転対称に近
い光束を得ることができ、第1レンズアレイ板と第2レ
ンズアレイ板を設計する上で有利である。
【0051】第1レンズを平凸レンズとし、光源側に凸
面を向けて第1レンズを構成した場合の実施例について
特に述べたが、本発明の効果はこの構成に限定されな
い。ただし、第1レンズを平凸レンズとすると、第1レ
ンズアレイの量産時の作り易さ、コストの面で有利とな
る。これは、第2レンズアレイ板についても同様であ
る。また、照明光の平行度が高い放物面鏡3側に第1レ
ンズ10の凸面を向けることで諸収差の発生を抑制で
き、各々の部分光束を効率良く対応する第2レンズの開
口部に導くことができる。
面を向けて第1レンズを構成した場合の実施例について
特に述べたが、本発明の効果はこの構成に限定されな
い。ただし、第1レンズを平凸レンズとすると、第1レ
ンズアレイの量産時の作り易さ、コストの面で有利とな
る。これは、第2レンズアレイ板についても同様であ
る。また、照明光の平行度が高い放物面鏡3側に第1レ
ンズ10の凸面を向けることで諸収差の発生を抑制で
き、各々の部分光束を効率良く対応する第2レンズの開
口部に導くことができる。
【0052】本発明の照明光学装置に用いるレンズアレ
イ板を加工のしやすい構成とすることは、コストと量産
性の両面で利点がある。特に、一般的なガラスプレス法
を用いて加工する場合、急峻な段差部の少ない形状であ
ることが好ましい。特に、各々が偏心したレンズや、各
々の開口の異なるレンズをアレイ状に配列する場合、レ
ンズ境界部に生じる段差の影響がより大きな問題とな
る。これに対し、レンズ境界部を大きくして段差を緩和
させると、境界部での光損失が増加するので問題があ
る。
イ板を加工のしやすい構成とすることは、コストと量産
性の両面で利点がある。特に、一般的なガラスプレス法
を用いて加工する場合、急峻な段差部の少ない形状であ
ることが好ましい。特に、各々が偏心したレンズや、各
々の開口の異なるレンズをアレイ状に配列する場合、レ
ンズ境界部に生じる段差の影響がより大きな問題とな
る。これに対し、レンズ境界部を大きくして段差を緩和
させると、境界部での光損失が増加するので問題があ
る。
【0053】(図11)はこのような場合の第1レンズ
板の構成の一例を示す。ただし、(図11)において、
(a)は第1レンズアレイ板83の平面図、(b)は
(a)のA−A’面における断面図、(c)は(a)の
B−B’面における断面図である。第1レンズアレイ板
83は、例えば、隣接する第1レンズ、81と82の凸
レンズ面を反対面に形成し、各々の第1レンズの凸レン
ズ面が基板について交互に両面となるようにしている。
板の構成の一例を示す。ただし、(図11)において、
(a)は第1レンズアレイ板83の平面図、(b)は
(a)のA−A’面における断面図、(c)は(a)の
B−B’面における断面図である。第1レンズアレイ板
83は、例えば、隣接する第1レンズ、81と82の凸
レンズ面を反対面に形成し、各々の第1レンズの凸レン
ズ面が基板について交互に両面となるようにしている。
【0054】第1レンズアレイ板をこのような構成にす
ると、レンズ境界部の加工が容易になるという利点があ
る。また、境界部を小さくすることができるので、レン
ズアレイ板の開口効率を高くできる。このようなレンズ
アレイ板の構成は、第2レンズアレイ板についても有効
である。特に、第2レンズアレイ板は第2レンズの開口
形状を各々異ならせて配列するので、加工性の面でより
大きな効果を得ることができる。
ると、レンズ境界部の加工が容易になるという利点があ
る。また、境界部を小さくすることができるので、レン
ズアレイ板の開口効率を高くできる。このようなレンズ
アレイ板の構成は、第2レンズアレイ板についても有効
である。特に、第2レンズアレイ板は第2レンズの開口
形状を各々異ならせて配列するので、加工性の面でより
大きな効果を得ることができる。
【0055】特に、第2レンズアレイ板を(図12)に
示すような構成にすると、レンズアレイ板の加工性の面
で大きな効果を得ることができる。これは、各々は開口
に対して偏心させたフレネルレンズを第2レンズ91と
して用いて、第2レンズアレイ板92を構成している。
第2レンズ91をフレネルレンズとすると、偏心量やそ
の開口形状に依らずコバ部の高さを一定にできる。従っ
て、レンズ境界部の非レンズ領域を非常に小さくすると
共に、優れた加工性を得ることができる。この場合も、
隣接する第2レンズ91を基板に対して両面に交互に形
成すれば、加工性の面でより大きな効果を得る。
示すような構成にすると、レンズアレイ板の加工性の面
で大きな効果を得ることができる。これは、各々は開口
に対して偏心させたフレネルレンズを第2レンズ91と
して用いて、第2レンズアレイ板92を構成している。
第2レンズ91をフレネルレンズとすると、偏心量やそ
の開口形状に依らずコバ部の高さを一定にできる。従っ
て、レンズ境界部の非レンズ領域を非常に小さくすると
共に、優れた加工性を得ることができる。この場合も、
隣接する第2レンズ91を基板に対して両面に交互に形
成すれば、加工性の面でより大きな効果を得る。
【0056】ところで、耐熱性に優れ、比較的透明度の
高い樹脂材料の1つとしてシリコーン樹脂が知られてい
る。本発明の照明光学装置に用いる第1レンズアレイ
板、または第2レンズアレイ板の少なくともいずれか一
方を、透明度の高いシリコーンゴムを用いて形成すると
以下に述べる利点がある。
高い樹脂材料の1つとしてシリコーン樹脂が知られてい
る。本発明の照明光学装置に用いる第1レンズアレイ
板、または第2レンズアレイ板の少なくともいずれか一
方を、透明度の高いシリコーンゴムを用いて形成すると
以下に述べる利点がある。
【0057】これまで述べたように、各々が偏心し、か
つ各偏心量や偏心の方向が異なる複数のレンズをアレイ
状に構成する場合、加工の難易度が高いという問題が生
じる。併せて、コストも比較的高くなる。これは、各レ
ンズの開口形状が異なる場合により大きな問題となる。
例えば、ガラスプレス法により形成する場合、高温の溶
融ガラスを用いるので、耐熱性の優れた金属型が必要で
ある。一般に金属型は、耐熱性が高いほど加工しにく
く、コストも高くなる。
つ各偏心量や偏心の方向が異なる複数のレンズをアレイ
状に構成する場合、加工の難易度が高いという問題が生
じる。併せて、コストも比較的高くなる。これは、各レ
ンズの開口形状が異なる場合により大きな問題となる。
例えば、ガラスプレス法により形成する場合、高温の溶
融ガラスを用いるので、耐熱性の優れた金属型が必要で
ある。一般に金属型は、耐熱性が高いほど加工しにく
く、コストも高くなる。
【0058】このため、耐熱性の低い材料からなる母型
を用いて、レンズアレイ板を形成できれば、加工性とコ
ストの両面から利点がある。一般に、二液型として知ら
れるシリコーンゴムは、原材料は液状であり、その多く
は常温下のプロセスで硬化させることができるので有効
である。加熱を伴う場合でも100゜C前後の加熱で良
い。また、硬化後は安定性が高く、耐熱性、対候性も優
れている。具体的には、例えば、信越化学工業(株)の
KE106、KE108を用いることができる。KE1
06は、付加反応により硬化し、KE108は縮合反応
により硬化する。
を用いて、レンズアレイ板を形成できれば、加工性とコ
ストの両面から利点がある。一般に、二液型として知ら
れるシリコーンゴムは、原材料は液状であり、その多く
は常温下のプロセスで硬化させることができるので有効
である。加熱を伴う場合でも100゜C前後の加熱で良
い。また、硬化後は安定性が高く、耐熱性、対候性も優
れている。具体的には、例えば、信越化学工業(株)の
KE106、KE108を用いることができる。KE1
06は、付加反応により硬化し、KE108は縮合反応
により硬化する。
【0059】これにより、金属型を用いる場合、例え
ば、比較的安価で加工性にも優れた真鍮を使用できる。
レンズ面に鏡面が要求される場合には、ニッケル、クロ
ムなどをめっきすれば良い。また、原型から型を取り母
型を形成する方法も有効である。例えば、任意に偏心さ
せた任意の開口形状を持つ複数の平凸レンズを接合して
レンズアレイ板の原型を用意し、適当な樹脂材料を用い
て注型法により母型を取ることができる。
ば、比較的安価で加工性にも優れた真鍮を使用できる。
レンズ面に鏡面が要求される場合には、ニッケル、クロ
ムなどをめっきすれば良い。また、原型から型を取り母
型を形成する方法も有効である。例えば、任意に偏心さ
せた任意の開口形状を持つ複数の平凸レンズを接合して
レンズアレイ板の原型を用意し、適当な樹脂材料を用い
て注型法により母型を取ることができる。
【0060】いずれの場合も、加工された母型に、液状
のシリコーンゴム材料を注入し硬化させて、比較的容易
な加工法と安価なコストでレンズアレイ板を形成するこ
とができ、大きな効果を得ることができる。この場合、
複数個の母型を用意することで少ロットの量産に対応で
きる。
のシリコーンゴム材料を注入し硬化させて、比較的容易
な加工法と安価なコストでレンズアレイ板を形成するこ
とができ、大きな効果を得ることができる。この場合、
複数個の母型を用意することで少ロットの量産に対応で
きる。
【0061】上に述べた実施例において、第1レンズの
開口形状を被照明領域と相似形状として説明した。これ
は、被照明領域を照明する光束の断面形状を被照明領域
の形状に合わせることができるので、光利用効率の面で
有効である。しかし、本発明の効果は特に第1レンズの
開口形状には依らず、必ずしも被照明領域と相似形状と
する必要はない。
開口形状を被照明領域と相似形状として説明した。これ
は、被照明領域を照明する光束の断面形状を被照明領域
の形状に合わせることができるので、光利用効率の面で
有効である。しかし、本発明の効果は特に第1レンズの
開口形状には依らず、必ずしも被照明領域と相似形状と
する必要はない。
【0062】また、発光体、凹面鏡、第1レンズ、第2
レンズ、第1レンズアレイ板、第2レンズアレイ板、の
形状、構成、位置関係などは、特に上に述べた関係を厳
密に満たす必要はない。被照明領域を照明する光が所定
の性能を満たすように適宜、変更しても構わない。特
に、第1レンズ、第2レンズのいずれかの光学面の少な
くとも1つを非球面形状とすれば、照明光に与える諸収
差の影響を低減でき、光利用効率を更に高めることがで
きる。
レンズ、第1レンズアレイ板、第2レンズアレイ板、の
形状、構成、位置関係などは、特に上に述べた関係を厳
密に満たす必要はない。被照明領域を照明する光が所定
の性能を満たすように適宜、変更しても構わない。特
に、第1レンズ、第2レンズのいずれかの光学面の少な
くとも1つを非球面形状とすれば、照明光に与える諸収
差の影響を低減でき、光利用効率を更に高めることがで
きる。
【0063】ランプは特にメタルハライドランプである
必要はない。他に、ハロゲンランプ、キセノンランプな
どを用いても構わない。ただし、メタルハライドランプ
は、他のランプに比較して発光体が大きい反面、発光効
率と色再現特性に優れている。本発明の照明光学装置
は、発光体の大きいランプを用いるほどより大きな効果
を得ることができるので、メタルハライドランプを用い
るとより優れた照明光学装置を実現できる。
必要はない。他に、ハロゲンランプ、キセノンランプな
どを用いても構わない。ただし、メタルハライドランプ
は、他のランプに比較して発光体が大きい反面、発光効
率と色再現特性に優れている。本発明の照明光学装置
は、発光体の大きいランプを用いるほどより大きな効果
を得ることができるので、メタルハライドランプを用い
るとより優れた照明光学装置を実現できる。
【0064】次に、(図13)を用い、本発明の照明光
学装置を用いて投写型表示装置を構成した場合の第一の
実施例について述べる。50は、(図1)に示したもの
と同じ照明光学装置である。51は透過型のツイストネ
マティック液晶パネル、52は投写レンズ、53はスク
リーンを表す。投写レンズ52はテレセントリックの投
写レンズを用いている。
学装置を用いて投写型表示装置を構成した場合の第一の
実施例について述べる。50は、(図1)に示したもの
と同じ照明光学装置である。51は透過型のツイストネ
マティック液晶パネル、52は投写レンズ、53はスク
リーンを表す。投写レンズ52はテレセントリックの投
写レンズを用いている。
【0065】照明光学装置50は、上述の作用にもとづ
き明るく均一性に優れた照明光で液晶パネル51の有効
表示領域51aを照明する。しかも、光損失を大きくす
ることなく第2レンズアレイ板5の有効領域を小さくで
きるので、液晶パネル51を照明する光の照射角が小さ
い。このため、比較的Fナンバーの大きな投写レンズ5
2を用いて、明るく、明るさの均一性の優れた投写画像
を提供できる。また、照明光の照射角が小さいので、液
晶パネル51の視野角特性の影響をあまり受けることな
く、コントラストの高い投写画像を実現できる。その結
果、高画質で光利用効率の優れた投写型表示装置を実現
でき、非常に大きな効果がある。
き明るく均一性に優れた照明光で液晶パネル51の有効
表示領域51aを照明する。しかも、光損失を大きくす
ることなく第2レンズアレイ板5の有効領域を小さくで
きるので、液晶パネル51を照明する光の照射角が小さ
い。このため、比較的Fナンバーの大きな投写レンズ5
2を用いて、明るく、明るさの均一性の優れた投写画像
を提供できる。また、照明光の照射角が小さいので、液
晶パネル51の視野角特性の影響をあまり受けることな
く、コントラストの高い投写画像を実現できる。その結
果、高画質で光利用効率の優れた投写型表示装置を実現
でき、非常に大きな効果がある。
【0066】以下、(図1)及び(図9)を用いて述べ
た本発明の照明光学装置及び投写型表示装置の一実施例
における効果を、具体的な数値を挙げて説明する。
た本発明の照明光学装置及び投写型表示装置の一実施例
における効果を、具体的な数値を挙げて説明する。
【0067】液晶パネル51としてアクティブマトリッ
クス式のツイストネマテック液晶パネルを用い、有効表
示領域は対角長80mm、アスペクト比4:3である。照
明光学装置50の分割数Nは18とし、倍率Mは3.2
とした。メタルハライドランプ1は250W相当のもの
を用い、発光体2の有効長さdLは約6mm、有効太さd
Wは約3mmであり、放物面鏡3は焦点距離12mm、出射
開口部直径100mmのものを用いた。
クス式のツイストネマテック液晶パネルを用い、有効表
示領域は対角長80mm、アスペクト比4:3である。照
明光学装置50の分割数Nは18とし、倍率Mは3.2
とした。メタルハライドランプ1は250W相当のもの
を用い、発光体2の有効長さdLは約6mm、有効太さd
Wは約3mmであり、放物面鏡3は焦点距離12mm、出射
開口部直径100mmのものを用いた。
【0068】第1レンズ10は、対角25mm、アスペク
ト比4:3の矩形開口とし、(図2)に示した構成例に
基づいて第1レンズアレイ板4を形成した。また、第1
レンズアレイ板4と第2レンズアレイ板5の面間隔X1
は約90mm、第2レンズアレイ板5と液晶パネル51と
の面間隔X2は約280mmとし、第1レンズ10の焦点
距離F1は全て90mm、第2レンズ15の焦点距離F2
は全て67mmとした。
ト比4:3の矩形開口とし、(図2)に示した構成例に
基づいて第1レンズアレイ板4を形成した。また、第1
レンズアレイ板4と第2レンズアレイ板5の面間隔X1
は約90mm、第2レンズアレイ板5と液晶パネル51と
の面間隔X2は約280mmとし、第1レンズ10の焦点
距離F1は全て90mm、第2レンズ15の焦点距離F2
は全て67mmとした。
【0069】第2レンズアレイ板5は(図3)に示した
構成例に基づいて形成し、第2レンズ15はそれぞれ
a’〜r’で表したものについて(表1)の開口長を与
えた。ただし、水平方向とは液晶パネル51の横方向、
垂直方向とは液晶パネル51の縦方向に相当する。
構成例に基づいて形成し、第2レンズ15はそれぞれ
a’〜r’で表したものについて(表1)の開口長を与
えた。ただし、水平方向とは液晶パネル51の横方向、
垂直方向とは液晶パネル51の縦方向に相当する。
【0070】
【表1】
【0071】以上の構成によれば、第2レンズアレイ板
5の開口部が内接する円の半径が35mmとなり、最大照
射角約7度の照明光により液晶パネル51上で最大25
0万lxの照度が測定された。次に、投写レンズ52とし
てF4相当のものを用い、40インチのスクリーン53
上の投写画像の明るさを測定した所、約1000lxの最
大照度が得られた。同時に、明るさの均一性は極めて良
好であり、最も暗い所と明るい所の照度比は約60%で
あった。
5の開口部が内接する円の半径が35mmとなり、最大照
射角約7度の照明光により液晶パネル51上で最大25
0万lxの照度が測定された。次に、投写レンズ52とし
てF4相当のものを用い、40インチのスクリーン53
上の投写画像の明るさを測定した所、約1000lxの最
大照度が得られた。同時に、明るさの均一性は極めて良
好であり、最も暗い所と明るい所の照度比は約60%で
あった。
【0072】本発明の効果を従来と比較検証するため
に、(図14)に示す第2レンズアレイ板60を構成し
た。第2レンズ61は第1レンズ10と全て同一の開口
形状であり、具体的に、対角25mm、アスペクト比4:
3の矩形とした。加えて、第1レンズ10と同一の手法
によって配列した。これに対応する第1レンズアレイ板
として、(図2)に示したものと同一の構成で、第1レ
ンズは各々偏心していないもの構成した。ただし、各レ
ンズの焦点距離は変更しておらず、第2レンズ61は各
部分光束を有効に重畳させるように適宜偏心させた。以
上述べた2枚のレンズアレイ板、同一のランプ、同一の
放物面鏡、同一の液晶パネルを用いて同様の実験を行っ
た。
に、(図14)に示す第2レンズアレイ板60を構成し
た。第2レンズ61は第1レンズ10と全て同一の開口
形状であり、具体的に、対角25mm、アスペクト比4:
3の矩形とした。加えて、第1レンズ10と同一の手法
によって配列した。これに対応する第1レンズアレイ板
として、(図2)に示したものと同一の構成で、第1レ
ンズは各々偏心していないもの構成した。ただし、各レ
ンズの焦点距離は変更しておらず、第2レンズ61は各
部分光束を有効に重畳させるように適宜偏心させた。以
上述べた2枚のレンズアレイ板、同一のランプ、同一の
放物面鏡、同一の液晶パネルを用いて同様の実験を行っ
た。
【0073】(図14)に示した第2レンズアレイ板6
0は、開口部の内接する円の半径が45mmあり、照明光
の最大照射角は約9度まで広がった。この照明光を全て
利用して照度を測定した場合、液晶パネル51上で23
0万lxの照度が得られた。また、第2レンズアレイ板6
0上の発光体像62を観察した結果、主光軸7の近傍に
位置する発光体像62の一部は、対応する第2レンズ6
1の開口より大きく光の損失が発生していた。(図1
4)に、発光体像62の観察結果を模式的に書き加え
る。
0は、開口部の内接する円の半径が45mmあり、照明光
の最大照射角は約9度まで広がった。この照明光を全て
利用して照度を測定した場合、液晶パネル51上で23
0万lxの照度が得られた。また、第2レンズアレイ板6
0上の発光体像62を観察した結果、主光軸7の近傍に
位置する発光体像62の一部は、対応する第2レンズ6
1の開口より大きく光の損失が発生していた。(図1
4)に、発光体像62の観察結果を模式的に書き加え
る。
【0074】これに対し、F3相当の投写レンズを用い
て40インチのスクリーン53上の明るさを測定した
所、最大照度は約900lxであった。更に、上述と同じ
F4相当の投写レンズを用いた場合、最大照度は約60
0lxまで低下した。
て40インチのスクリーン53上の明るさを測定した
所、最大照度は約900lxであった。更に、上述と同じ
F4相当の投写レンズを用いた場合、最大照度は約60
0lxまで低下した。
【0075】以上述べた結果から、本発明の照明光学装
置は、高い光利用効率でもって照射角が小さく、明るさ
の均一性に優れた照明光を形成することが確認できた。
また、本発明の投写型表示装置は、F値の大きな投写レ
ンズを用いた場合であっても光損失をあまり発生させる
ことなく、明るさと明るさの均一性に優れた投写画像を
提供できることを確認できた。加えて、ライトバルブと
して液晶パネルを用いた場合、F3の投写レンズに比較
してF4の投写レンズを用いると、コントラストの高い
表示を実現できることが視感評価から確認できた。
置は、高い光利用効率でもって照射角が小さく、明るさ
の均一性に優れた照明光を形成することが確認できた。
また、本発明の投写型表示装置は、F値の大きな投写レ
ンズを用いた場合であっても光損失をあまり発生させる
ことなく、明るさと明るさの均一性に優れた投写画像を
提供できることを確認できた。加えて、ライトバルブと
して液晶パネルを用いた場合、F3の投写レンズに比較
してF4の投写レンズを用いると、コントラストの高い
表示を実現できることが視感評価から確認できた。
【0076】次に、本発明の投写型表示装置の他の実施
例を述べる。(図15)は、R、G、Bの三原色に対応
した3枚の液晶パネル101、102、103を用いて
フルカラーの投写型表示装置を実現する場合の構成例で
ある。メタルハライドランプ1、放物面鏡3、第1レン
ズアレイ板4、第2レンズアレイ板5、コールドミラー
104、UV−IRカットフィルタ105、色分解ダイ
クロイックミラー106、108、フィルードレンズ1
13、114、115、液晶パネル101、102、1
03、色合成ダイクロイックミラー109、110、折
返しミラー107、111、投写レンズ112から構成
される。ランプ1、放物面鏡3、第1レンズアレイ板
4、第2レンズアレイ板5は、(図1)に示したものと
同一である。
例を述べる。(図15)は、R、G、Bの三原色に対応
した3枚の液晶パネル101、102、103を用いて
フルカラーの投写型表示装置を実現する場合の構成例で
ある。メタルハライドランプ1、放物面鏡3、第1レン
ズアレイ板4、第2レンズアレイ板5、コールドミラー
104、UV−IRカットフィルタ105、色分解ダイ
クロイックミラー106、108、フィルードレンズ1
13、114、115、液晶パネル101、102、1
03、色合成ダイクロイックミラー109、110、折
返しミラー107、111、投写レンズ112から構成
される。ランプ1、放物面鏡3、第1レンズアレイ板
4、第2レンズアレイ板5は、(図1)に示したものと
同一である。
【0077】コールドミラー104、UV−IRカット
フィルタ105は、照明光から不要な熱線や紫外線を取
り除くために用いる。色分解ダイクロイックミラー10
6、108は、その分光反射特性を適宜設計して、照明
光をR、G、Bの3原色に分解する。分解された3原色
の照明光は、それぞれR、G、Bに対応した映像信号に
より駆動された液晶パネル101、102、103を照
明する。液晶パネル101、102、103上に作られ
たR、G、Bの光学像は、色合成ダイクロイックミラー
109、110により合成され、投写レンズ112によ
りスクリーン上にカラー画像が拡大投影される。フィー
ルドレンズ113、114、115は、照明光を投写レ
ンズ112の入射瞳内に有効に到達させるために用い
る。
フィルタ105は、照明光から不要な熱線や紫外線を取
り除くために用いる。色分解ダイクロイックミラー10
6、108は、その分光反射特性を適宜設計して、照明
光をR、G、Bの3原色に分解する。分解された3原色
の照明光は、それぞれR、G、Bに対応した映像信号に
より駆動された液晶パネル101、102、103を照
明する。液晶パネル101、102、103上に作られ
たR、G、Bの光学像は、色合成ダイクロイックミラー
109、110により合成され、投写レンズ112によ
りスクリーン上にカラー画像が拡大投影される。フィー
ルドレンズ113、114、115は、照明光を投写レ
ンズ112の入射瞳内に有効に到達させるために用い
る。
【0078】(図15)に示す構成においても、本発明
の照明光学装置は、高い光利用効率で均一性の優れた照
明光を実現でき、かつ、照明光の照射角が小さいのでF
値の大きな投写レンズを利用でき、極めて大きな効果が
得られる。結果として、明るく、均一性に優れた高画質
の投写画像が得られるコンパクトな投写型表示装置を実
現できる。
の照明光学装置は、高い光利用効率で均一性の優れた照
明光を実現でき、かつ、照明光の照射角が小さいのでF
値の大きな投写レンズを利用でき、極めて大きな効果が
得られる。結果として、明るく、均一性に優れた高画質
の投写画像が得られるコンパクトな投写型表示装置を実
現できる。
【0079】また、(図15)に示す構成は、第2レン
ズアレイ板5から液晶パネル101、102、103に
到る3つの光路長をいずれも同じくすることができる構
成を示している。これは、1つのランプと1つの凹面
鏡、1つの第1レンズアレイ板、1つの第2レンズアレ
イ板を用いて、3原色に対応する3枚の液晶パネルの照
明をいずれも同じ条件で行うことができるので、明るさ
と色の均一性に優れた表示を行う上で優れている。ま
た、光源部の部品数を少なくできる利点がある。
ズアレイ板5から液晶パネル101、102、103に
到る3つの光路長をいずれも同じくすることができる構
成を示している。これは、1つのランプと1つの凹面
鏡、1つの第1レンズアレイ板、1つの第2レンズアレ
イ板を用いて、3原色に対応する3枚の液晶パネルの照
明をいずれも同じ条件で行うことができるので、明るさ
と色の均一性に優れた表示を行う上で優れている。ま
た、光源部の部品数を少なくできる利点がある。
【0080】(図15)に示す構成の投写型表示装置
は、第1レンズアレイ板4と第2レンズアレイ板5の間
の光路中にコールドミラー104を配置する間隔を確保
し、(図16)に示す構成とすることもできる。これに
より、よりコンパクトな投写型表示装置にすることがで
きる。
は、第1レンズアレイ板4と第2レンズアレイ板5の間
の光路中にコールドミラー104を配置する間隔を確保
し、(図16)に示す構成とすることもできる。これに
より、よりコンパクトな投写型表示装置にすることがで
きる。
【0081】ところで、(図16)に示す構成とした場
合に以下に述べる工夫を行うことでより大きな効果を得
ることができる。このような場合の投写型表示装置の実
施例を(図17)に示す。(図17)に示す構成は、
(図16)に示す構成の第2レンズアレイ板5と液晶パ
ネル101、102、103の光路中に、凹レンズ12
1、122を付加している。その理由を説明する。
合に以下に述べる工夫を行うことでより大きな効果を得
ることができる。このような場合の投写型表示装置の実
施例を(図17)に示す。(図17)に示す構成は、
(図16)に示す構成の第2レンズアレイ板5と液晶パ
ネル101、102、103の光路中に、凹レンズ12
1、122を付加している。その理由を説明する。
【0082】第2レンズアレイ板5と液晶パネル10
1、102、103の間の光路長は、ダイクロイックミ
ラー106、108、あるいは折り返しミラー107の
いずれか2枚を配置できる間隔から決まる。必要以上に
光路長を長くするとセットが大きくなるため問題があ
る。一方、好ましくは第1レンズアレイ板4と第2レン
ズアレイ板5の間にコールドミラー104を配置する一
定の光路長が必要である。その結果、第1レンズの開口
形状と液晶パネルの有効表示領域の相似比、すなわち第
2レンズの倍率Mに一定の制約を生じる。
1、102、103の間の光路長は、ダイクロイックミ
ラー106、108、あるいは折り返しミラー107の
いずれか2枚を配置できる間隔から決まる。必要以上に
光路長を長くするとセットが大きくなるため問題があ
る。一方、好ましくは第1レンズアレイ板4と第2レン
ズアレイ板5の間にコールドミラー104を配置する一
定の光路長が必要である。その結果、第1レンズの開口
形状と液晶パネルの有効表示領域の相似比、すなわち第
2レンズの倍率Mに一定の制約を生じる。
【0083】(図4)の構成に置き換えて説明すれば、
光路長X1とX2が決まれば、倍率Mは光路長X1とX
2の比として制約される。これに対し、凹面鏡3の開口
のみをあまり大きくするとコンパクトなセットを実現で
きないので、第1レンズの開口寸法の制約から分割数N
も制約される。分割数Nは明るさの均一性を得るために
ある程度大きくする必要があるので、分割数Nが制約を
受けることは大きな問題となる。
光路長X1とX2が決まれば、倍率Mは光路長X1とX
2の比として制約される。これに対し、凹面鏡3の開口
のみをあまり大きくするとコンパクトなセットを実現で
きないので、第1レンズの開口寸法の制約から分割数N
も制約される。分割数Nは明るさの均一性を得るために
ある程度大きくする必要があるので、分割数Nが制約を
受けることは大きな問題となる。
【0084】これに対し、凹レンズ121、122を用
いると、用いない場合に比較して分割数Nを大きくでき
る。これは、第2レンズより液晶パネル側に凹レンズを
付加することで、付加しない場合に比較して入射側の主
点位置を第1レンズ10側に移動させることができるた
めである。つまり、(図4)の構成に置き換えて説明す
れば、等価的に光路長X1を短く、光路長X2を長くで
きる。その結果、投写画像の明るさ均一性をあまり損な
うことなくコンパクトな投写光学装置を実現できる。
いると、用いない場合に比較して分割数Nを大きくでき
る。これは、第2レンズより液晶パネル側に凹レンズを
付加することで、付加しない場合に比較して入射側の主
点位置を第1レンズ10側に移動させることができるた
めである。つまり、(図4)の構成に置き換えて説明す
れば、等価的に光路長X1を短く、光路長X2を長くで
きる。その結果、投写画像の明るさ均一性をあまり損な
うことなくコンパクトな投写光学装置を実現できる。
【0085】上に述べた各実施例の投写光学装置では、
ライトバルブとして液晶パネルを用いた例を説明した
が、照明光を空間的に変調できる素子であれば、同様の
効果を得ることができる。また、(図15)及び(図1
6)及び(図17)に示した投写型表示装置の各実施例
は、特に説明した構成にのみ本発明の効果を限定するも
のではなく、本発明の効果を損なわない範囲内で異なる
構成であっても良い。
ライトバルブとして液晶パネルを用いた例を説明した
が、照明光を空間的に変調できる素子であれば、同様の
効果を得ることができる。また、(図15)及び(図1
6)及び(図17)に示した投写型表示装置の各実施例
は、特に説明した構成にのみ本発明の効果を限定するも
のではなく、本発明の効果を損なわない範囲内で異なる
構成であっても良い。
【0086】以上述べたいずれの実施例においても、本
発明の照明光学装置は、高い光利用効率で明るさ均一性
に優れ、かつ照射角の小さな照明光を得ることができ
る。更に、本発明の照明光学装置を用いて投写型表示装
置を構成した場合に、Fナンバーの大きな投写レンズと
組み合わせても、明るく、明るさ均一性に優れたコンパ
クトな投写型表示装置を実現することができ、極めて大
きな効果を得ることができる。
発明の照明光学装置は、高い光利用効率で明るさ均一性
に優れ、かつ照射角の小さな照明光を得ることができ
る。更に、本発明の照明光学装置を用いて投写型表示装
置を構成した場合に、Fナンバーの大きな投写レンズと
組み合わせても、明るく、明るさ均一性に優れたコンパ
クトな投写型表示装置を実現することができ、極めて大
きな効果を得ることができる。
【0087】また(図1)を用いて述べた第1の実施例
における本発明の効果は、使用するランプの発光体が大
きいほど大きく、特にメタルハライドランプを用いた場
合に極めて大きな効果を実現できる。
における本発明の効果は、使用するランプの発光体が大
きいほど大きく、特にメタルハライドランプを用いた場
合に極めて大きな効果を実現できる。
【0088】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の照明光学装
置は、被照明領域への照明光の照射角を大きくすること
なく、高い光利用効率で明るさの均一性に優れた照明を
提供する。更に、本発明の照明光学装置を用いて、明る
く、明るさの均一性に優れた投写画像を呈示するコンパ
クトな投写型表示装置を実現できる。
置は、被照明領域への照明光の照射角を大きくすること
なく、高い光利用効率で明るさの均一性に優れた照明を
提供する。更に、本発明の照明光学装置を用いて、明る
く、明るさの均一性に優れた投写画像を呈示するコンパ
クトな投写型表示装置を実現できる。
【図1】本発明の照明光学装置の一実施例を示す構成図
【図2】第1レンズアレイ板の一実施例を示す構成図
【図3】第2レンズアレイ板の一実施例を示す構成図
【図4】本発明の照明光学装置の作用を説明する図
【図5】(図2)に示す第1レンズアレイ板の着目する
第1レンズのみについて、その構成を示す構成図
第1レンズのみについて、その構成を示す構成図
【図6】(図3)に示す第2レンズアレイ板の着目する
第2レンズのみについて、その構成と第2レンズ上に作
られる発光体像を示す構成図
第2レンズのみについて、その構成と第2レンズ上に作
られる発光体像を示す構成図
【図7】(図3)に示す第2レンズアレイ板上に形成さ
れる発光体像の模式図
れる発光体像の模式図
【図8】本発明の照明光学装置の一実施例における第1
レンズの高さHと発光体像の倍率KL、KWの相関図
レンズの高さHと発光体像の倍率KL、KWの相関図
【図9】本発明の照明光学装置の他の実施例を示す構成
図
図
【図10】本発明の照明光学装置の他の実施例を示す構
成図
成図
【図11】本発明に用いるレンズアレイ板の他の実施例
を示す構成図
を示す構成図
【図12】本発明に用いる第2レンズアレイ板の他の実
施例を示す構成図
施例を示す構成図
【図13】本発明の投写型表示装置の一実施例を示す構
成図
成図
【図14】従来の第2レンズアレイ板の一構成例と、そ
れを用いた場合の発光体像の模式図
れを用いた場合の発光体像の模式図
【図15】本発明の投写型表示装置の他の実施例を示す
構成図
構成図
【図16】本発明の投写型表示装置の他の実施例を示す
構成図
構成図
【図17】本発明の投写型表示装置の他の実施例を示す
構成図
構成図
【図18】従来の照明光学装置の一例を示す構成図
【図19】従来の照明光学装置の他の一例を示す構成図
1 メタルハライドランプ 2 発光体 3 放物面鏡 4 第1レンズアレイ板 5 第2レンズアレイ板 6 被照明領域 7 主光軸 10 第1レンズ 15 第2レンズ 51 液晶パネル 52 投写レンズ 53 スクリーン
Claims (26)
- 【請求項1】発光体の放射光を単一光束に変換する集光
手段と、 略同一の開口形状を有する複数の第1レンズを二次元状
に配列した第1レンズアレイと、 前記第1レンズと対をなす複数の第2レンズを二次元状
に配列した第2レンズアレイとを備え、 前記第1レンズアレイは前記集光手段を出射した単一光
束を複数の部分光束に分割すると共に、対をなす前記第
2レンズの開口部近傍で当該部分光束を収束せしめ、 前記第2レンズアレイはこれに入射する複数の部分光束
の各々を被照明領域上に伝達して重畳せしめ、前記第1レンズの少なくとも1つは、当該レンズの光軸
を偏心させて、前記第2レンズアレイ上における前記複
数の部分光束の断面群の拡がりを、前記第1のレンズの
光軸を偏心させない場合に比して小さくする構成とした
照明光学装置。 - 【請求項2】発光体の放射光を単一光束に変換する集光
手段と、 略同一の開口形状を有する複数の第1レンズを二次元状
に配列した第1レンズアレイと、 前記第1レンズと対をなす複数の第2レンズを二次元状
に配列した第2レンズアレイとを備え、 前記第1レンズアレイは前記集光手段を出射した単一光
束を複数の部分光束に分割すると共に、対をなす前記第
2レンズの開口部近傍で当該部分光束を収束せしめ、 前記第2レンズアレイはこれに入射する複数の部分光束
の各々を被照明領域上に伝達して重畳せしめ、 前記第1レンズについて各々の開口中心と前記集光手段
の光軸との距離を高さHと表した場合に、前記第2レン
ズと対をなす前記第1レンズの高さHが大きくなるに従
って、少なくとも1つの前記第2レンズの有効開口面積
を小さくし、前記第2レンズの各々を密接して配列する
構成の照明光学装置。 - 【請求項3】発光体の放射光を単一光束に変換する集光
手段と、 略同一の開口形状を有する複数の第1レンズを二次元状
に配列した第1レンズアレイと、 前記第1レンズと対をなす複数の第2レンズを二次元状
に配列した第2レンズアレイとを備え、 前記第1レンズアレイは前記集光手段を出射した単一光
束を複数の部分光束に分割すると共に、対をなす前記第
2レンズの開口部近傍で当該部分光束を収束せしめ、 前記第2レンズアレイはこれに入射する複数の部分光束
の各々を被照明領域上に伝達して重畳せしめ、 前記第2レンズの主点は対をなす前記第1レンズの開口
中心と前記被照明領域の重心とを結ぶ直線近傍に位置す
るように前記第2レンズの各々を偏心させて、対をなす
前記第1レンズの開口中心から出射する光を前記被照明
領域の重心近傍に到達せしめる構成とした照明光学装
置。 - 【請求項4】集光手段は主として凹面鏡から成り、発光
体の長軸方向と前記集光手段の光軸を略同一方向とする
請求項1〜3いずれかに記載の照明光学装置。 - 【請求項5】第1レンズは凸面を入射側に向けた平凸レ
ンズである請求項1〜4いずれかに記載の照明光学装
置。 - 【請求項6】第1レンズまたは第2レンズの少なくとも
いずれか1つの光学面を非球面とした請求項1〜5いず
れかに記載の照明光学装置。 - 【請求項7】第1レンズの開口は被照明領域の形状と略
相似形状である請求項1〜6いずれかに記載の照明光学
装置。 - 【請求項8】第1レンズアレイと第2レンズアレイの間
の光路中に折り返しミラーを備え、前記第2レンズアレ
イと被照明領域の間の光路中に凹レンズを備えた請求項
1〜7いずれかに記載の照明光学装置。 - 【請求項9】発光体はメタルハライドランプにより形成
される請求項1〜8いずれかに記載の照明光学装置。 - 【請求項10】第1レンズアレイまたは第2レンズアレ
イの少なくともいずれか1つの基板は、両面に略交互に
凸レンズを形成したレンズアレイである請求項1〜9い
ずれかに記載の照明光学装置。 - 【請求項11】第2レンズアレイは、各々がフレネルレ
ンズである請求項2〜10いずれかに記載の照明光学装
置。 - 【請求項12】第1レンズアレイまたは第2レンズアレ
イの少なくともいずれか1つは、透光性シリコーンゴム
により形成される請求項1〜11いずれかに記載の照明
光学装置。 - 【請求項13】発光体の放射光を単一光束に変換する集
光手段と、 略同一の開口形状を有する複数の第1レンズを二次元状
に配列した第1レンズアレイと、 前記第1レンズと対をなす複数の第2レンズを二次元状
に配列した第2レンズアレイと、 少なくとも1つのライトバルブと、 前記ライトバルブ上の光学像をスクリーン上に拡大投写
する投写光学系とを備え、 前記第1レンズアレイは前記集光手段を出射した単一光
束を複数の部分光束に分割すると共に、対をなす前記第
2レンズの開口部近傍で当該部分光束を収束せしめ、 前記第2レンズアレイはこれに入射する複数の部分光束
の各々を前記ライトバルブの有効表示領域上に伝達して
重畳せしめ、 前記投写光学系は前記ライトバルブを出射した光を前記
スクリーン上に有効に到達せしめ、前記第1レンズの少なくとも1つは、当該レンズの光軸
を偏心させて、前記第2レンズアレイ上における前記複
数の部分光束の断面群の拡がりを、前記第1のレンズの
光軸を偏心させない場合に比して小さくする構成とした
投写型表示装置。 - 【請求項14】発光体の放射光を単一光束に変換する集
光手段と、 略同一の開口形状を有する複数の第1レンズを二次元状
に配列した第1レンズアレイと、 前記第1レンズと対をなす複数の第2レンズを二次元状
に配列した第2レンズアレイと、 少なくとも1つのライトバルブと、 前記ライトバルブ上の光学像をスクリーン上に拡大投写
する投写光学系とを備え、 前記第1レンズアレイは前記集光手段を出射した単一光
束を複数の部分光束に分割すると共に、対をなす前記第
2レンズの開口部近傍で当該部分光束を収束せしめ、 前記第2レンズアレイはこれに入射する複数の部分光束
の各々を前記ライトバルブの有効表示領域上に伝達して
重畳せしめ、 前記投写光学系は前記ライトバルブを出射した光を前記
スクリーン上に有効に到達せしめ、 前記第1レンズについて各々の開口中心と前記集光手段
の光軸との距離を高さHと表した場合に、前記第2レン
ズと対をなす前記第1レンズの高さHが大きくなるに従
って、少なくとも1つの前記第2レンズの有効開口面積
を小さくし、前記第2レンズの各々を密接して配列する
構成の投写型表示装置。 - 【請求項15】発光体の放射光を単一光束に変換する集
光手段と、 略同一の開口形状を有する複数の第1レンズを二次元状
に配列した第1レンズアレイと、 前記第1レンズと対をなす複数の第2レンズを二次元状
に配列した第2レンズアレイと、 少なくとも1つのライトバルブと、 前記ライトバルブ上の光学像をスクリーン上に拡大投写
する投写光学系とを備え、 前記第1レンズアレイは前記集光手段を出射した単一光
束を複数の部分光束に分割すると共に、対をなす前記第
2レンズの開口部近傍で当該部分光束を収束せしめ、 前記第2レンズアレイはこれに入射する複数の部分光束
の各々を前記ライトバルブの有効表示領域上に伝達して
重畳せしめ 、前記投写光学系は前記ライトバルブを出射した光を前記
スクリーン上に有効に到達せしめ、 前記第2レンズの主点は対をなす前記第1レンズの開口
中心と前記ライトバルブの重心とを結ぶ直線近傍に位置
するように前記第2レンズの各々を偏心させて、対をな
す前記第1レンズの開口中心から出射する光を前記ライ
トバルブの重心近傍に到達せしめることを特徴とする投
写型表示装置。 - 【請求項16】ライトバルブは液晶パネルである請求項
13〜15いずれかに記載の投写型表示装置。 - 【請求項17】集光手段は主として凹面鏡から成り、発
光体の長軸方向と前記集光手段の光軸を略同一方向とす
る請求項13〜16いずれかに記載の投写型表示装置。 - 【請求項18】第1レンズは凸面を入射側に向けた平凸
レンズである請求項13〜17いずれかに記載の投写型
表示装置。 - 【請求項19】第1レンズまたは第2レンズの少なくと
もいずれか1つの光学面を非球面とした請求項13〜1
8いずれかに記載の投写型表示装置。 - 【請求項20】第1レンズの開口はライトバルブの形状
と略相似形状である請求項13〜19いずれかに記載の
投写型表示装置。 - 【請求項21】第1レンズアレイと第2レンズアレイの
間の光路中に折り返しミラーを備え、前記第2レンズア
レイとライトバルブの間の光路中に凹レンズを備えた請
求項13〜20いずれかに記載の投写型表示装置。 - 【請求項22】発光体はメタルハライドランプにより形
成される請求項13〜21いずれかに記載の投写型表示
装置。 - 【請求項23】第1レンズアレイまたは第2レンズアレ
イの少なくともいずれか1つの基板は、両面に略交互に
凸レンズを形成したレンズアレイである請求項13〜2
2いずれかに記載の投写型表示装置。 - 【請求項24】第2レンズアレイは、各々がフレネルレ
ンズである請求項14〜23いずれかに記載の投写型表
示装置。 - 【請求項25】第1レンズアレイまたは第2レンズアレ
イの少なくともいずれか1つは、透光性シリコーンゴム
により形成される請求項13〜24いずれかに記載の投
写型表示装置。 - 【請求項26】3原色に対応する3枚のライトバルブ
と、 前記ライトバルブを照明する光を3原色の色光に分解す
る色分解手段と、 第2レンズアレイから前記3枚のライトバルブの各々に
至る光路中に少なくとも1枚の凹レンズと、 第1レンズアレイと第2レンズアレイの光路中に折り返
しミラーとを備えた請求項13〜25いずれかに記載の
投写型表示装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4311736A JP2973750B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-11-20 | 照明光学装置とそれを用いた投写型表示装置 |
EP93105215A EP0563874B1 (en) | 1992-03-31 | 1993-03-30 | Optical illumination system and projection display apparatus using the same |
DE69323569T DE69323569T2 (de) | 1992-03-31 | 1993-03-30 | Optisches Beleuchtungssystem und eine dieses verwendende Projektionsanzeigevorrichtung |
US08/039,770 US5418583A (en) | 1992-03-31 | 1993-03-30 | Optical illumination system and projection display apparatus using the same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7669492 | 1992-03-31 | ||
JP4-76694 | 1992-03-31 | ||
JP4311736A JP2973750B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-11-20 | 照明光学装置とそれを用いた投写型表示装置 |
Related Child Applications (1)
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---|---|---|---|
JP9009317A Division JPH09171150A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | 照明光学装置とそれを用いた投写型表示装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346557A JPH05346557A (ja) | 1993-12-27 |
JP2973750B2 true JP2973750B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=26417825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4311736A Expired - Fee Related JP2973750B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-11-20 | 照明光学装置とそれを用いた投写型表示装置 |
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---|---|
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WO1996020422A1 (fr) | 1994-12-28 | 1996-07-04 | Seiko Epson Corporation | Appareil d'eclairage en lumiere polarisee et dispositif d'affichage du type a projection |
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