JP2972667B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP2972667B2 JP2972667B2 JP9216148A JP21614897A JP2972667B2 JP 2972667 B2 JP2972667 B2 JP 2972667B2 JP 9216148 A JP9216148 A JP 9216148A JP 21614897 A JP21614897 A JP 21614897A JP 2972667 B2 JP2972667 B2 JP 2972667B2
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- JP
- Japan
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- wiper
- ink
- cap
- use area
- ink head
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/165—Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
- B41J2/16517—Cleaning of print head nozzles
- B41J2/16535—Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
- B41J2/16544—Constructions for the positioning of wipers
- B41J2/16547—Constructions for the positioning of wipers the wipers and caps or spittoons being on the same movable support
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタ等のインクジェット記録装置に関し、更に詳しく
は、インクヘッドの印字機能を回復させる回復機能を備
えたインクジェット記録装置に関する。
リンタ等のインクジェット記録装置に関し、更に詳しく
は、インクヘッドの印字機能を回復させる回復機能を備
えたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時におけ
る騒音の発生が無視し得る程度に小さいという点におい
て優れており、近年特に関心を集めている。その中で
も、インクジェット記録方式は、簡単な機構で記録媒体
上に直接に高速記録が可能であり、しかも普通紙に記録
が可能な極めて有力な方式であるので、この方式に関し
て種々の提案がなされている。
る騒音の発生が無視し得る程度に小さいという点におい
て優れており、近年特に関心を集めている。その中で
も、インクジェット記録方式は、簡単な機構で記録媒体
上に直接に高速記録が可能であり、しかも普通紙に記録
が可能な極めて有力な方式であるので、この方式に関し
て種々の提案がなされている。
【0003】インクジェット記録方式を採用した従来の
インクジェットプリンタでは、インクヘッドのノズル面
に紙粉等の異物が付着し、或いは、ノズル面のインクが
乾燥して増粘し又は固着すると、ノズルのインク吐出口
に目詰まりが生じて吐出不良を起こす。このような不具
合を回避するため、非記録時にはノズル面をキャップ部
材で密閉し、ノズル内のインクをポンプで強制的に吸引
した後に、ノズル面に残存したインクをワイパ部材で拭
き取り清掃する回復機能を備えたものがある。
インクジェットプリンタでは、インクヘッドのノズル面
に紙粉等の異物が付着し、或いは、ノズル面のインクが
乾燥して増粘し又は固着すると、ノズルのインク吐出口
に目詰まりが生じて吐出不良を起こす。このような不具
合を回避するため、非記録時にはノズル面をキャップ部
材で密閉し、ノズル内のインクをポンプで強制的に吸引
した後に、ノズル面に残存したインクをワイパ部材で拭
き取り清掃する回復機能を備えたものがある。
【0004】上記回復機能を有する従来のインクジェッ
トプリンタが、特開平8-187869号公報に記載されてい
る。該公報に記載のインクジェットプリンタでは、回復
機構を備えることによって、ノズル面のインク吐出口に
発生する目詰まりを防止すると共に、インク飛散や混色
等の発生をも防止している。インク飛散とは、ノズル面
の清掃後に、ワイパに付着したインクがインクヘッドと
の接触時等に用紙側に飛翔して印字品質を低下させる問
題のことである。また、混色とは、複数色のインクを吐
出するインク吐出口が相互に隣接するノズル面をワイパ
部材で清掃する際に、濃い色のインクが淡い色のインク
の吐出口から浸入することによって、濁った色のインク
が印字開始時に吐出して印字品質が低下する問題のこと
である。
トプリンタが、特開平8-187869号公報に記載されてい
る。該公報に記載のインクジェットプリンタでは、回復
機構を備えることによって、ノズル面のインク吐出口に
発生する目詰まりを防止すると共に、インク飛散や混色
等の発生をも防止している。インク飛散とは、ノズル面
の清掃後に、ワイパに付着したインクがインクヘッドと
の接触時等に用紙側に飛翔して印字品質を低下させる問
題のことである。また、混色とは、複数色のインクを吐
出するインク吐出口が相互に隣接するノズル面をワイパ
部材で清掃する際に、濃い色のインクが淡い色のインク
の吐出口から浸入することによって、濁った色のインク
が印字開始時に吐出して印字品質が低下する問題のこと
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のインクジェ
ットプリンタでは、必要時にのみワイパ部材をノズル面
に当接させる構造にし、回復動作時にワイパ部材が必要
以上にノズル面に接触しないようにして、インク飛散や
混色等の問題点の発生を緩和している。しかし、ワイパ
部材をノズル面に進退させるために、駆動モータや、駆
動モータの回転を進退力としてワイパ部材に伝達する伝
達機構等を備えるため、部品点数が増加し、コストアッ
プを招いている。
ットプリンタでは、必要時にのみワイパ部材をノズル面
に当接させる構造にし、回復動作時にワイパ部材が必要
以上にノズル面に接触しないようにして、インク飛散や
混色等の問題点の発生を緩和している。しかし、ワイパ
部材をノズル面に進退させるために、駆動モータや、駆
動モータの回転を進退力としてワイパ部材に伝達する伝
達機構等を備えるため、部品点数が増加し、コストアッ
プを招いている。
【0006】本発明は、上記に鑑み、回復動作時におけ
るインク飛散や混色等の発生を抑えながらも、ワイパ部
材の進退機構を簡素化させてコストダウンを図ることが
できるインクジェット記録装置を提供することを目的と
する。本発明は更に、インクヘッドのインク吐出口に対
してキャップ部材を進退させる機構をも簡素化できるイ
ンクジェット記録装置を提供することを目的とする。
るインク飛散や混色等の発生を抑えながらも、ワイパ部
材の進退機構を簡素化させてコストダウンを図ることが
できるインクジェット記録装置を提供することを目的と
する。本発明は更に、インクヘッドのインク吐出口に対
してキャップ部材を進退させる機構をも簡素化できるイ
ンクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインクジェット記録装置は、記録紙に対す
る印字が可能な使用領域と印字が不能な非使用領域との
間で往復移動可能に支持されたインクヘッドと、前記イ
ンクヘッドのインク吐出口に接触可能な接触位置と接触
不能な非接触位置とに進退可能なワイパ部材、及び、前
記非使用領域に進入した前記インクヘッドの動作に連動
し該インクヘッドが前記ワイパ部材を通過してから該ワ
イパ部材を前記非接触位置から接触位置に移動させ、前
記非使用領域から使用領域に一旦進出したインクヘッド
が前記非使用領域側に戻る動作に連動して前記ワイパ部
材を前記接触位置から非接触位置に退避させるワイパ移
動手段を有するワイパ機構を備え、前記使用領域に進出
する前記インクヘッドに対し前記接触位置のワイパ部材
によってインク拭取り処理を施し、前記使用領域に一旦
進出した後に前記非使用領域側の所定位置まで戻ったイ
ンクヘッドに所定回数のインク吐出動作を行わせること
を特徴とする。
に、本発明のインクジェット記録装置は、記録紙に対す
る印字が可能な使用領域と印字が不能な非使用領域との
間で往復移動可能に支持されたインクヘッドと、前記イ
ンクヘッドのインク吐出口に接触可能な接触位置と接触
不能な非接触位置とに進退可能なワイパ部材、及び、前
記非使用領域に進入した前記インクヘッドの動作に連動
し該インクヘッドが前記ワイパ部材を通過してから該ワ
イパ部材を前記非接触位置から接触位置に移動させ、前
記非使用領域から使用領域に一旦進出したインクヘッド
が前記非使用領域側に戻る動作に連動して前記ワイパ部
材を前記接触位置から非接触位置に退避させるワイパ移
動手段を有するワイパ機構を備え、前記使用領域に進出
する前記インクヘッドに対し前記接触位置のワイパ部材
によってインク拭取り処理を施し、前記使用領域に一旦
進出した後に前記非使用領域側の所定位置まで戻ったイ
ンクヘッドに所定回数のインク吐出動作を行わせること
を特徴とする。
【0008】本発明のインクジェット記録装置では、使
用領域と非使用領域との間で移動するインクヘッドの移
動力を利用することにより、インクヘッドがワイパ部材
を通過した後にワイパ部材を接触位置に移動させること
ができる。また、インクヘッドが非使用領域から使用領
域に一旦出た後に非使用領域側に戻るときの動作に連動
してワイパ部材を非接触位置に退避させることができ
る。これにより、インク拭取り処理を行う必要時にのみ
ワイパ部材を接触位置に位置させて、回復動作時におけ
るインク飛散や混色等の発生を抑えることができ、更に
ワイパ部材の進退機構を簡素化させてコストダウンを図
ることができる。
用領域と非使用領域との間で移動するインクヘッドの移
動力を利用することにより、インクヘッドがワイパ部材
を通過した後にワイパ部材を接触位置に移動させること
ができる。また、インクヘッドが非使用領域から使用領
域に一旦出た後に非使用領域側に戻るときの動作に連動
してワイパ部材を非接触位置に退避させることができ
る。これにより、インク拭取り処理を行う必要時にのみ
ワイパ部材を接触位置に位置させて、回復動作時におけ
るインク飛散や混色等の発生を抑えることができ、更に
ワイパ部材の進退機構を簡素化させてコストダウンを図
ることができる。
【0009】ここで、ワイパ移動手段が、ワイパ部材を
支持するワイパブラケットと、ワイパブラケットを非接
触位置に向かって常時付勢する付勢手段と、この付勢手
段に抗して持ち上げられたワイパ部材を接触位置に保持
するためにワイパブラケットを係止するブラケット係止
部と、非使用領域に進入するインクヘッドに連動して回
動することによって、ワイパブラケットをブラケット係
止部から解放するワイパレバーとから成ることが好まし
い。この場合、ワイパ移動手段を、極めて簡単な機械構
成によって実現することができる。
支持するワイパブラケットと、ワイパブラケットを非接
触位置に向かって常時付勢する付勢手段と、この付勢手
段に抗して持ち上げられたワイパ部材を接触位置に保持
するためにワイパブラケットを係止するブラケット係止
部と、非使用領域に進入するインクヘッドに連動して回
動することによって、ワイパブラケットをブラケット係
止部から解放するワイパレバーとから成ることが好まし
い。この場合、ワイパ移動手段を、極めて簡単な機械構
成によって実現することができる。
【0010】更に好ましくは、インクヘッドのインク吐
出口を塞ぐキャップ位置と解放する非キャップ位置とに
進退可能なキャップ部材と、インクヘッドが使用領域か
ら非使用領域に移動する動作に連動してキャップ部材を
キャップ位置に進出させ、インクヘッドが非使用領域か
ら使用領域に移動する動作に連動してキャップ部材を非
キャップ位置に退避させるキャップ移動手段とを有する
キャッピング機構を更に備え、キャップ位置のキャップ
部材によってインク吐出口を密閉した状態でインク吸引
処理を施す。この場合、使用領域と非使用領域との間で
移動するインクヘッドの移動力を利用することにより、
キャップ部材をキャップ位置に進出させると共に非キャ
ップ位置に退避できるので、インク吐出口に対してキャ
ップ部材を進退させる機構を簡素化できる。
出口を塞ぐキャップ位置と解放する非キャップ位置とに
進退可能なキャップ部材と、インクヘッドが使用領域か
ら非使用領域に移動する動作に連動してキャップ部材を
キャップ位置に進出させ、インクヘッドが非使用領域か
ら使用領域に移動する動作に連動してキャップ部材を非
キャップ位置に退避させるキャップ移動手段とを有する
キャッピング機構を更に備え、キャップ位置のキャップ
部材によってインク吐出口を密閉した状態でインク吸引
処理を施す。この場合、使用領域と非使用領域との間で
移動するインクヘッドの移動力を利用することにより、
キャップ部材をキャップ位置に進出させると共に非キャ
ップ位置に退避できるので、インク吐出口に対してキャ
ップ部材を進退させる機構を簡素化できる。
【0011】また、キャップ移動手段が、インクヘッド
に対して進退可能に且つこのインクヘッドの移動方向に
スライド可能に支持されインクヘッドに対する進出動作
時にワイパ部材を接触位置に向かって持ち上げるキャッ
プホルダと、キャップホルダに配設され、非使用領域に
進入するインクヘッドに係合しキャップホルダをインク
ヘッドに位置合わせしつつ同方向に移動させるための係
合突起と、非使用領域に進入するインクヘッドに連動し
て回動し、インクヘッドに係合突起を係合させたキャッ
プホルダをキャップ位置に向かって進出させるキャップ
レバーとから成ることも好ましい態様である。この場
合、キャップ移動手段を、極めて簡単な機械構成によっ
て実現できる。
に対して進退可能に且つこのインクヘッドの移動方向に
スライド可能に支持されインクヘッドに対する進出動作
時にワイパ部材を接触位置に向かって持ち上げるキャッ
プホルダと、キャップホルダに配設され、非使用領域に
進入するインクヘッドに係合しキャップホルダをインク
ヘッドに位置合わせしつつ同方向に移動させるための係
合突起と、非使用領域に進入するインクヘッドに連動し
て回動し、インクヘッドに係合突起を係合させたキャッ
プホルダをキャップ位置に向かって進出させるキャップ
レバーとから成ることも好ましい態様である。この場
合、キャップ移動手段を、極めて簡単な機械構成によっ
て実現できる。
【0012】好ましくは、キャッピング機構及びワイパ
機構が、装置本体に固定された機構収容フレームに一体
的に配設される。この場合、キャッピング機構及びワイ
パ機構をよりコンパクトにまとめることができ、装置内
のスペースを有効利用することが可能になる。
機構が、装置本体に固定された機構収容フレームに一体
的に配設される。この場合、キャッピング機構及びワイ
パ機構をよりコンパクトにまとめることができ、装置内
のスペースを有効利用することが可能になる。
【0013】更に好ましくは、ワイパ機構が、インク拭
取り処理によってワイパ部材に付着したインクを吸収す
るインク吸収体を更に備える。この場合、回復動作時に
おけるインク飛散や混色等の発生をより効果的に抑える
ことができる。
取り処理によってワイパ部材に付着したインクを吸収す
るインク吸収体を更に備える。この場合、回復動作時に
おけるインク飛散や混色等の発生をより効果的に抑える
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施形態例のインクジ
ェットプリンタにおけるインクヘッド周辺を示す正面図
である。
に説明する。図1は、本発明の一実施形態例のインクジ
ェットプリンタにおけるインクヘッド周辺を示す正面図
である。
【0015】インクジェットプリンタは、所定のプログ
ラムに従って後述の種々の制御を実行する制御部35を
備える。インクジェットプリンタの装置フレーム(図示
せず)には、給紙される記録紙の移送方向と直交する方
向に延在するガイドシャフト12が配設され、ガイドシ
ャフト12には、ヘッドキャリッジ21がそのガイド孔
21dを摺動自在に貫通されている。これにより、ヘッ
ドキャリッジ21は、印字実行領域である使用領域と待
機領域である非使用領域との間で、図示しないステッピ
ングモータの回転による移動力を受けつつ、ガイドシャ
フト12に沿って往復移動する。
ラムに従って後述の種々の制御を実行する制御部35を
備える。インクジェットプリンタの装置フレーム(図示
せず)には、給紙される記録紙の移送方向と直交する方
向に延在するガイドシャフト12が配設され、ガイドシ
ャフト12には、ヘッドキャリッジ21がそのガイド孔
21dを摺動自在に貫通されている。これにより、ヘッ
ドキャリッジ21は、印字実行領域である使用領域と待
機領域である非使用領域との間で、図示しないステッピ
ングモータの回転による移動力を受けつつ、ガイドシャ
フト12に沿って往復移動する。
【0016】ヘッドキャリッジ21の下面には、電気歪
交換素子を利用して駆動するインクヘッド22が突出し
ている。インクヘッド22の下面は、インクを記録紙に
向かって吐出するインク吐出口を有するノズル面22a
になっており、インク吐出口は、使用される3色に対応
する数がヘッドキャリッジ21の移動方向に並んで形成
される。ヘッドキャリッジ21の下面には更に、インク
ヘッド22より非使用領域側にワイパ退避用リブ21a
とキャップスライド用リブ21bとが突出形成され、イ
ンクヘッド22の背面側にキャッピング用リブ21cが
突出形成される。
交換素子を利用して駆動するインクヘッド22が突出し
ている。インクヘッド22の下面は、インクを記録紙に
向かって吐出するインク吐出口を有するノズル面22a
になっており、インク吐出口は、使用される3色に対応
する数がヘッドキャリッジ21の移動方向に並んで形成
される。ヘッドキャリッジ21の下面には更に、インク
ヘッド22より非使用領域側にワイパ退避用リブ21a
とキャップスライド用リブ21bとが突出形成され、イ
ンクヘッド22の背面側にキャッピング用リブ21cが
突出形成される。
【0017】一方、非使用領域におけるガイドシャフト
12の下方には、機構収容フレーム11が配設されてお
り、この機構収容フレーム11には、使用領域側に位置
するワイパ機構13と、非使用領域側に位置するキャッ
ピング機構30とが一体的に配設されている。
12の下方には、機構収容フレーム11が配設されてお
り、この機構収容フレーム11には、使用領域側に位置
するワイパ機構13と、非使用領域側に位置するキャッ
ピング機構30とが一体的に配設されている。
【0018】まず、キャッピング機構30について説明
する。機構収容フレーム11は、略箱体形状に構成さ
れ、ガイド溝32a、32b、32cが各壁面11
w1、11w2、11w3の上下方向に夫々形成されてい
る。これらガイド溝32a〜32cは、ヘッドキャリッ
ジ21の移動軌跡に沿うように各壁面11w1〜11w3
に形成される。機構収容フレーム11には、キャップ部
材25を支持するキャップホルダ24が、同図の上下方
向及び左右方向(ノズル移動方向)に移動自在に支持さ
れる。キャップ部材25は、インクヘッド22のノズル
面22aに形成された3つのインク吐出口を夫々に密閉
する形状を備える。
する。機構収容フレーム11は、略箱体形状に構成さ
れ、ガイド溝32a、32b、32cが各壁面11
w1、11w2、11w3の上下方向に夫々形成されてい
る。これらガイド溝32a〜32cは、ヘッドキャリッ
ジ21の移動軌跡に沿うように各壁面11w1〜11w3
に形成される。機構収容フレーム11には、キャップ部
材25を支持するキャップホルダ24が、同図の上下方
向及び左右方向(ノズル移動方向)に移動自在に支持さ
れる。キャップ部材25は、インクヘッド22のノズル
面22aに形成された3つのインク吐出口を夫々に密閉
する形状を備える。
【0019】キャップホルダ24は、ノズル移動方向に
突出するガイド部24d、24cを備えており、ガイド
部24dがガイド溝32a及び32bに、また、ガイド
部24cがガイド溝32cに夫々摺動自在に嵌め込まれ
ている。キャップホルダ24の上面には、キャップ部材
25が緩衝バネ(図示せず)を介して保持され、キャッ
プスライド用リブ21bと当接可能な位置に係合突起2
4aが植設される。
突出するガイド部24d、24cを備えており、ガイド
部24dがガイド溝32a及び32bに、また、ガイド
部24cがガイド溝32cに夫々摺動自在に嵌め込まれ
ている。キャップホルダ24の上面には、キャップ部材
25が緩衝バネ(図示せず)を介して保持され、キャッ
プスライド用リブ21bと当接可能な位置に係合突起2
4aが植設される。
【0020】機構収容フレーム11には、ヘッドキャリ
ッジ21の移動方向に平行な軸31が設けられており、
軸31には、キャップレバー23が紙面の手前及び奥方
向に回動可能に支持される。キャップレバー23は、上
部前面に被押圧突起23bを備え、下部には、前方側に
屈曲するアーム部23aを備えており、回動初期位置に
向かって復帰バネ(図示せず)で付勢されている。キャ
ップホルダ24は、アーム部23aによって下方から支
持されると共に、図示しないスライドバネによってワイ
パ機構13側に常時付勢され、且つ図示しない引張りバ
ネによって下方向に常時付勢される。この構成により、
キャップホルダ24は、キャップレバー23が軸31を
中心として正逆方向に回動したときにアーム部23aに
従って昇降動作し、また、自由状態では壁面11w2に
当接する図1に示す初期位置までスライドする。
ッジ21の移動方向に平行な軸31が設けられており、
軸31には、キャップレバー23が紙面の手前及び奥方
向に回動可能に支持される。キャップレバー23は、上
部前面に被押圧突起23bを備え、下部には、前方側に
屈曲するアーム部23aを備えており、回動初期位置に
向かって復帰バネ(図示せず)で付勢されている。キャ
ップホルダ24は、アーム部23aによって下方から支
持されると共に、図示しないスライドバネによってワイ
パ機構13側に常時付勢され、且つ図示しない引張りバ
ネによって下方向に常時付勢される。この構成により、
キャップホルダ24は、キャップレバー23が軸31を
中心として正逆方向に回動したときにアーム部23aに
従って昇降動作し、また、自由状態では壁面11w2に
当接する図1に示す初期位置までスライドする。
【0021】次に、ワイパ機構13について説明する。
ワイパ機構13は、機構収容フレーム11における使用
領域側に配設され、機構収容フレーム11に対して上下
移動自在なワイパブラケット28と、ワイパブラケット
28の上端に固定されたワイパ部材26と、ワイパブラ
ケット28に図1時計方向にのみ回動するように支持さ
れたワイパレバー27とを備える。また、機構収容フレ
ーム11には、昇降するワイパ部材26と接触可能な位
置にインク吸収体34が固定される。
ワイパ機構13は、機構収容フレーム11における使用
領域側に配設され、機構収容フレーム11に対して上下
移動自在なワイパブラケット28と、ワイパブラケット
28の上端に固定されたワイパ部材26と、ワイパブラ
ケット28に図1時計方向にのみ回動するように支持さ
れたワイパレバー27とを備える。また、機構収容フレ
ーム11には、昇降するワイパ部材26と接触可能な位
置にインク吸収体34が固定される。
【0022】ワイパ部材26は、合成樹脂等の弾性部材
から成り、ノズル面22aに摺接することによって、ノ
ズル面22aの表面に付着したインクを拭き取る。ワイ
パレバー27は、ワイパブラケット28に対し軸28a
を中心として回動自在に支持され、軸28aにコイル部
が嵌合されたトーションバネ10によって図1の反時計
方向に付勢され、同図の直立状態でそれ以上の回動が規
制される。ワイパレバー27は、ヘッドキャリッジ21
の下面のワイパ退避用リブ21aに当接可能な位置に進
退可能に支持される。
から成り、ノズル面22aに摺接することによって、ノ
ズル面22aの表面に付着したインクを拭き取る。ワイ
パレバー27は、ワイパブラケット28に対し軸28a
を中心として回動自在に支持され、軸28aにコイル部
が嵌合されたトーションバネ10によって図1の反時計
方向に付勢され、同図の直立状態でそれ以上の回動が規
制される。ワイパレバー27は、ヘッドキャリッジ21
の下面のワイパ退避用リブ21aに当接可能な位置に進
退可能に支持される。
【0023】ガイド部24dの先端には、略クランク状
に屈曲してワイパブラケット28の下側を使用領域側に
通過するワイパ係合部24bが形成される。このワイパ
係合部24bは、ワイパブラケット28の下部に離脱可
能に当接し、キャップホルダ24の上昇動作時にはワイ
パブラケット28を持ち上げる。
に屈曲してワイパブラケット28の下側を使用領域側に
通過するワイパ係合部24bが形成される。このワイパ
係合部24bは、ワイパブラケット28の下部に離脱可
能に当接し、キャップホルダ24の上昇動作時にはワイ
パブラケット28を持ち上げる。
【0024】図2は、ワイパ機構13を図1の矢印A方
向から見た状態で示す側面図、図3は、機構収容フレー
ム11のワイパ機構13に対応する部分を拡大して示す
正面図である。
向から見た状態で示す側面図、図3は、機構収容フレー
ム11のワイパ機構13に対応する部分を拡大して示す
正面図である。
【0025】図2に示すように、ワイパ機構13の前後
(同図中では左右)に配設された壁部11aには夫々、
図3に示すガイド溝11bが上下方向に形成される。各
ガイド溝11bには、ワイパブラケット28の前後面の
各上下位置に設けられたガイドピン28a、28bが夫
々に摺動自在に嵌め込まれる。また、ワイパブラケット
28の上端に固定されたワイパ部材26は、ノズル面2
2aの全面をムラ無く拭き取ることができるように前後
方向幅が広く形成されている。ワイパレバー27は、そ
の回動基部が、ワイパブラケット28の後面側のガイド
ピン28aと同軸に支持され、ガイドピン28aにコイ
ル部を嵌合したトーションバネ10によって紙面手前方
向に付勢される。ワイパレバー27は、略クランク形状
を呈し、上端が、ヘッドキャリッジ21の下面における
後部に植設されたワイパ退避用リブ21aに当接可能に
位置する。ワイパ機構13側の機構収容フレーム11の
下部内面に形成されたバネ係止突起11eと、ワイパブ
ラケット28の下部中央に形成された係止孔28cとの
間には、引張りコイルバネ29が張設される。
(同図中では左右)に配設された壁部11aには夫々、
図3に示すガイド溝11bが上下方向に形成される。各
ガイド溝11bには、ワイパブラケット28の前後面の
各上下位置に設けられたガイドピン28a、28bが夫
々に摺動自在に嵌め込まれる。また、ワイパブラケット
28の上端に固定されたワイパ部材26は、ノズル面2
2aの全面をムラ無く拭き取ることができるように前後
方向幅が広く形成されている。ワイパレバー27は、そ
の回動基部が、ワイパブラケット28の後面側のガイド
ピン28aと同軸に支持され、ガイドピン28aにコイ
ル部を嵌合したトーションバネ10によって紙面手前方
向に付勢される。ワイパレバー27は、略クランク形状
を呈し、上端が、ヘッドキャリッジ21の下面における
後部に植設されたワイパ退避用リブ21aに当接可能に
位置する。ワイパ機構13側の機構収容フレーム11の
下部内面に形成されたバネ係止突起11eと、ワイパブ
ラケット28の下部中央に形成された係止孔28cとの
間には、引張りコイルバネ29が張設される。
【0026】ワイパブラケット28の後方側には、キャ
ップレバー23における上下方向中間部を回動自在に支
持する軸31が、ガイドシャフト12と平行に延在す
る。キャップレバー23の被押圧突起23bは前方側に
突出しており、アーム部23aは適宜の位置から前方に
屈曲している。また、キャッピング機構30側から紙面
手前側に延びるワイパ係合部24bは、二股状に形成さ
れており、ワイパブラケット28を下方から支持する。
ップレバー23における上下方向中間部を回動自在に支
持する軸31が、ガイドシャフト12と平行に延在す
る。キャップレバー23の被押圧突起23bは前方側に
突出しており、アーム部23aは適宜の位置から前方に
屈曲している。また、キャッピング機構30側から紙面
手前側に延びるワイパ係合部24bは、二股状に形成さ
れており、ワイパブラケット28を下方から支持する。
【0027】ヘッドキャリッジ21の下面には、ワイパ
退避用リブ21aの若干前方側におけるインクヘッド2
2の背面側にキャッピング用リブ21cが植設され、ま
た、キャッピング用リブ21cの若干前方側におけるイ
ンクヘッド22よりキャッピング機構30側にキャップ
スライド用リブ21bが植設される。ワイパ退避用リブ
21aは、ヘッドキャリッジ21が使用領域から非使用
領域に移動する際に、ワイパレバー27の自由端を押圧
し、トーションバネ10のバネ力に抗して図1時計方向
に回動させる。
退避用リブ21aの若干前方側におけるインクヘッド2
2の背面側にキャッピング用リブ21cが植設され、ま
た、キャッピング用リブ21cの若干前方側におけるイ
ンクヘッド22よりキャッピング機構30側にキャップ
スライド用リブ21bが植設される。ワイパ退避用リブ
21aは、ヘッドキャリッジ21が使用領域から非使用
領域に移動する際に、ワイパレバー27の自由端を押圧
し、トーションバネ10のバネ力に抗して図1時計方向
に回動させる。
【0028】キャッピング用リブ21cは、ヘッドキャ
リッジ21が使用領域から非使用領域に移動する際に、
被押圧突起23bを図2の左方向に押圧し、キャップレ
バー23を軸31を中心として同図反時計方向に回動さ
せる形状のカム面を備える。この回動により、キャップ
レバー23は、キャップホルダ24つまりキャップ25
を、ノズル面22aに密着する図1のキャップ位置C1
に移動させる。一方、キャップレバー23は、インクヘ
ッド22が使用領域から非使用領域に向かって移動する
際には、キャッピング用リブ21cから解放されて軸3
1を中心として同図時計方向に回動し、キャップ部材2
5をノズル面22aから離反させて図1の非キャップ位
置C2に移動させる。
リッジ21が使用領域から非使用領域に移動する際に、
被押圧突起23bを図2の左方向に押圧し、キャップレ
バー23を軸31を中心として同図反時計方向に回動さ
せる形状のカム面を備える。この回動により、キャップ
レバー23は、キャップホルダ24つまりキャップ25
を、ノズル面22aに密着する図1のキャップ位置C1
に移動させる。一方、キャップレバー23は、インクヘ
ッド22が使用領域から非使用領域に向かって移動する
際には、キャッピング用リブ21cから解放されて軸3
1を中心として同図時計方向に回動し、キャップ部材2
5をノズル面22aから離反させて図1の非キャップ位
置C2に移動させる。
【0029】キャップスライド用リブ21bは、ヘッド
キャリッジ21が使用領域から非使用領域に移動する際
に、インクヘッド22が非使用領域の終端に到る若干量
手前で係合突起24aに当接し、キャリッジ21の同方
向の更なる移動によって、係合突起24aを押圧してキ
ャップホルダ24を非使用領域の終端側にスライドさせ
る。このとき、上述のようにキャップレバー23が回動
しキャップ部材25が上昇するので、キャリッジ21が
停止する時点でキャップ部材25はノズル面22aに密
着する。
キャリッジ21が使用領域から非使用領域に移動する際
に、インクヘッド22が非使用領域の終端に到る若干量
手前で係合突起24aに当接し、キャリッジ21の同方
向の更なる移動によって、係合突起24aを押圧してキ
ャップホルダ24を非使用領域の終端側にスライドさせ
る。このとき、上述のようにキャップレバー23が回動
しキャップ部材25が上昇するので、キャリッジ21が
停止する時点でキャップ部材25はノズル面22aに密
着する。
【0030】図3に示すように、ガイド溝11bの下部
側には、ワイパブラケット28と共に上昇したガイドピ
ン28bを、引張りコイルバネ29のバネ力に抗して作
用位置W1に保持するためのブラケット係止部11cが
形成される。ガイド溝11bの下部側には更に、ワイパ
ブラケット28と共に下降したガイドピン28bを非作
用位置W2に保持するためのピン収容部11gが形成さ
れる。これらの構成により、ワイパ部材26は、ノズル
面22aに向かって所定量突出する図1の接触位置Wa
と、ノズル面22aから所定量退避する同図の非接触位
置Wbとに移動する。
側には、ワイパブラケット28と共に上昇したガイドピ
ン28bを、引張りコイルバネ29のバネ力に抗して作
用位置W1に保持するためのブラケット係止部11cが
形成される。ガイド溝11bの下部側には更に、ワイパ
ブラケット28と共に下降したガイドピン28bを非作
用位置W2に保持するためのピン収容部11gが形成さ
れる。これらの構成により、ワイパ部材26は、ノズル
面22aに向かって所定量突出する図1の接触位置Wa
と、ノズル面22aから所定量退避する同図の非接触位
置Wbとに移動する。
【0031】ガイド溝11bにおけるブラケット係止部
11cに対応する位置には、ブラケット係止部11cを
乗り越えて上下移動するガイドピン28bの通過を妨げ
ないための切欠き部11fが形成される。バネ係止突起
11eは、ガイド溝11bの延長線より若干量キャッピ
ング機構30側にオフセットされている。これにより、
ワイパブラケット28に対するバネ力が右斜め下方に向
かって作用するので、ガイドピン28bがブラケット係
止部11cに確実に係合できる。
11cに対応する位置には、ブラケット係止部11cを
乗り越えて上下移動するガイドピン28bの通過を妨げ
ないための切欠き部11fが形成される。バネ係止突起
11eは、ガイド溝11bの延長線より若干量キャッピ
ング機構30側にオフセットされている。これにより、
ワイパブラケット28に対するバネ力が右斜め下方に向
かって作用するので、ガイドピン28bがブラケット係
止部11cに確実に係合できる。
【0032】ワイパブラケット28と、付勢手段を成す
引張りコイルバネ29と、ブラケット係止部11cと、
ワイパレバー27とからワイパ移動手段が構成される。
また、ワイパ係合部24bを有するキャップホルダ24
と、係合突起24aと、キャップレバー23とからキャ
ップ移動手段が構成される。
引張りコイルバネ29と、ブラケット係止部11cと、
ワイパレバー27とからワイパ移動手段が構成される。
また、ワイパ係合部24bを有するキャップホルダ24
と、係合突起24aと、キャップレバー23とからキャ
ップ移動手段が構成される。
【0033】次に、上記構成を有するインクジェットプ
リンタの動作について説明する。図4〜図8は、インク
ヘッドに対する回復動作を行う場合の動作を順に示す正
面図である。
リンタの動作について説明する。図4〜図8は、インク
ヘッドに対する回復動作を行う場合の動作を順に示す正
面図である。
【0034】図4は、インクヘッド22の回復動作のた
めに、ヘッドキャリッジ21が非使用領域に移動する途
中の状態を示す。例えば、図示しないクリーニング釦等
が操作されると、制御部35の指令に従って、ヘッドキ
ャリッジ21が使用領域から非使用領域に向かって移動
する。この際に、ワイパ機構13では、ガイドピン28
bが、ガイド溝11bのブラケット係止部11cから解
放されて、最下部のピン収容部11gに位置している。
これにより、ワイパレバー27が、回動初期位置に復帰
した状態でワイパブラケット28と共に下降しているの
で、ワイパ退避用リブ21aはワイパレバー27に当接
することなく非使用領域側に通過する。一方、キャッピ
ング機構30では、キャップレバー23が回動初期位置
に復帰しており、キャップ部材25は非使用位置C2に
退避している。
めに、ヘッドキャリッジ21が非使用領域に移動する途
中の状態を示す。例えば、図示しないクリーニング釦等
が操作されると、制御部35の指令に従って、ヘッドキ
ャリッジ21が使用領域から非使用領域に向かって移動
する。この際に、ワイパ機構13では、ガイドピン28
bが、ガイド溝11bのブラケット係止部11cから解
放されて、最下部のピン収容部11gに位置している。
これにより、ワイパレバー27が、回動初期位置に復帰
した状態でワイパブラケット28と共に下降しているの
で、ワイパ退避用リブ21aはワイパレバー27に当接
することなく非使用領域側に通過する。一方、キャッピ
ング機構30では、キャップレバー23が回動初期位置
に復帰しており、キャップ部材25は非使用位置C2に
退避している。
【0035】上記の状態では、ワイパ部材26がが非作
用位置Wbに退避しているので、ヘッドキャリッジ21
は、インクヘッド22のノズル面22aをワイパ部材2
6に接触させることなく非使用領域に進入できる。更
に、ワイパ退避用リブ21a及びキャップスライド用リ
ブ21bがキャップレバー23を通過した後に、キャッ
ピング用リブ21cが被押圧突起23bを紙面奥側に押
圧するので、キャップレバー23が軸31を中心として
回動する。これにより、アーム部23aがキャップホル
ダ24を押し上げるため、キャップ部材25がキャップ
位置C1に向かって上昇する。同時に、ワイパブラケッ
ト28が、キャップホルダ24のワイパ係合部24bに
よって、ガイドピン28a、28bをガイド溝11bに
沿わせつつ押し上げられる。
用位置Wbに退避しているので、ヘッドキャリッジ21
は、インクヘッド22のノズル面22aをワイパ部材2
6に接触させることなく非使用領域に進入できる。更
に、ワイパ退避用リブ21a及びキャップスライド用リ
ブ21bがキャップレバー23を通過した後に、キャッ
ピング用リブ21cが被押圧突起23bを紙面奥側に押
圧するので、キャップレバー23が軸31を中心として
回動する。これにより、アーム部23aがキャップホル
ダ24を押し上げるため、キャップ部材25がキャップ
位置C1に向かって上昇する。同時に、ワイパブラケッ
ト28が、キャップホルダ24のワイパ係合部24bに
よって、ガイドピン28a、28bをガイド溝11bに
沿わせつつ押し上げられる。
【0036】次いで、キャップスライド用リブ21bが
係合突起24aに当接しこれを同方向に押圧するので、
キャップ部材25は、ノズル面22aに位置合わして上
昇しつつ非使用領域に向かって移動する。ヘッドキャリ
ッジ21が、非使用領域の終端に到達すると、キャップ
部材25がキャップ位置C1に完全に進出してノズル面
22aに密着し、ノズル面22aを密閉する。このと
き、ワイパ機構13では、ガイドピン28bが、引張り
コイルバネ29のバネ力に抗してブラケット係止部11
cを上方に乗り越え、ブラケット係止部11cに係合し
その下降動作が規制される。従って、キャッピング機構
30では、ワイパブラケット28に対する引張りコイル
バネ29のバネ力が作用しない状態で、キャップレバー
23がキャッピング用リブ21cによって回動初期位置
への回動を規制される。これにより、キャップ部材25
は、図5に示すようにキャップ位置C1に保持される。
この状態で、図示しない吸引機構が作動し、ノズル面2
2aの各インク吐出口に対する吸引動作がキャップ部材
25を介して実行され、インクの濃度変化等による詰ま
りが解消される。
係合突起24aに当接しこれを同方向に押圧するので、
キャップ部材25は、ノズル面22aに位置合わして上
昇しつつ非使用領域に向かって移動する。ヘッドキャリ
ッジ21が、非使用領域の終端に到達すると、キャップ
部材25がキャップ位置C1に完全に進出してノズル面
22aに密着し、ノズル面22aを密閉する。このと
き、ワイパ機構13では、ガイドピン28bが、引張り
コイルバネ29のバネ力に抗してブラケット係止部11
cを上方に乗り越え、ブラケット係止部11cに係合し
その下降動作が規制される。従って、キャッピング機構
30では、ワイパブラケット28に対する引張りコイル
バネ29のバネ力が作用しない状態で、キャップレバー
23がキャッピング用リブ21cによって回動初期位置
への回動を規制される。これにより、キャップ部材25
は、図5に示すようにキャップ位置C1に保持される。
この状態で、図示しない吸引機構が作動し、ノズル面2
2aの各インク吐出口に対する吸引動作がキャップ部材
25を介して実行され、インクの濃度変化等による詰ま
りが解消される。
【0037】所定の吸引動作が行われた後に、ヘッドキ
ャリッジ21が再び使用領域側に移動する。この場合
に、ヘッドキャリッジ21の移動に伴い、係合突起24
aがキャッピング用リブ21cから解放され、キャップ
レバー23の被押圧突起23bがキャッピング用リブ2
1cから徐々に解放される。このため、キャップホルダ
24は、自身が付勢されるバネ力に準じて、キャップレ
バー23の回動初期位置に向かう回動に従い、ワイパブ
ラケット28とは無関係に下降しつつ、壁面11w1で
規制されるまで使用領域側に移動する。これにより、キ
ャップ部材25は、非キャップ位置C2に退避する。
ャリッジ21が再び使用領域側に移動する。この場合
に、ヘッドキャリッジ21の移動に伴い、係合突起24
aがキャッピング用リブ21cから解放され、キャップ
レバー23の被押圧突起23bがキャッピング用リブ2
1cから徐々に解放される。このため、キャップホルダ
24は、自身が付勢されるバネ力に準じて、キャップレ
バー23の回動初期位置に向かう回動に従い、ワイパブ
ラケット28とは無関係に下降しつつ、壁面11w1で
規制されるまで使用領域側に移動する。これにより、キ
ャップ部材25は、非キャップ位置C2に退避する。
【0038】この際に、ワイパブラケット28は、ガイ
ドピン28bが引張りコイルバネ29のバネ力でガイド
溝11bのブラケット係止部11cに保持されたままの
状態なので、ワイパ部材26は接触位置Waに残ってい
る。従って、ヘッドキャリッジ21が同方向に移動する
際には、図6に示すように、インクヘッド22のノズル
面22aが、弾力性を有するワイパ部材26の先端によ
って、付着したインクを拭き取られる。拭き取られたイ
ンクは、ワイパ部材26に接触するインク吸収体34に
吸引される。
ドピン28bが引張りコイルバネ29のバネ力でガイド
溝11bのブラケット係止部11cに保持されたままの
状態なので、ワイパ部材26は接触位置Waに残ってい
る。従って、ヘッドキャリッジ21が同方向に移動する
際には、図6に示すように、インクヘッド22のノズル
面22aが、弾力性を有するワイパ部材26の先端によ
って、付着したインクを拭き取られる。拭き取られたイ
ンクは、ワイパ部材26に接触するインク吸収体34に
吸引される。
【0039】ノズル面22aの拭取り動作が終了する
と、ヘッドキャリッジ21が、ヘッド回復機能の1つで
あるパージ動作(吐出動作)を行うために再び非使用領
域に向かって移動を開始する。このとき、ワイパレバー
27は、ワイパ退避用リブ21aと当接可能な位置に上
昇しているので、ワイパ退避用リブ21aによって押圧
されて、図7の波線で示すように、時計方向に回動す
る。この際に、ワイパレバー27の回動力がトーション
バネ10を介してワイパブラケット28に伝達される。
これにより、ワイパブラケット28が同方向に回動する
ので、ガイド溝11bのブラケット係止部11cに係合
していたガイドピン28bが切欠き部11f側に移動
し、係止部11cから外れる。この瞬間、ガイドピン2
8bは、引張りコイルバネ29のバネ力によってガイド
ピン28aと共に下降し、ピン収容部11gに移動す
る。
と、ヘッドキャリッジ21が、ヘッド回復機能の1つで
あるパージ動作(吐出動作)を行うために再び非使用領
域に向かって移動を開始する。このとき、ワイパレバー
27は、ワイパ退避用リブ21aと当接可能な位置に上
昇しているので、ワイパ退避用リブ21aによって押圧
されて、図7の波線で示すように、時計方向に回動す
る。この際に、ワイパレバー27の回動力がトーション
バネ10を介してワイパブラケット28に伝達される。
これにより、ワイパブラケット28が同方向に回動する
ので、ガイド溝11bのブラケット係止部11cに係合
していたガイドピン28bが切欠き部11f側に移動
し、係止部11cから外れる。この瞬間、ガイドピン2
8bは、引張りコイルバネ29のバネ力によってガイド
ピン28aと共に下降し、ピン収容部11gに移動す
る。
【0040】このため、ワイパブラケット28が下降し
て、ワイパ部材26が非接触位置Wbに退避し、また、
ワイパ退避用リブ21aから解放されて回動初期位置に
復帰したワイパレバー27も同時に下降する。このよう
に、インクヘッド22が非使用領域に再び進入する動作
に先だって、ワイパ部材26が退避するので、インクヘ
ッド22に対する拭取り処理は行われない。
て、ワイパ部材26が非接触位置Wbに退避し、また、
ワイパ退避用リブ21aから解放されて回動初期位置に
復帰したワイパレバー27も同時に下降する。このよう
に、インクヘッド22が非使用領域に再び進入する動作
に先だって、ワイパ部材26が退避するので、インクヘ
ッド22に対する拭取り処理は行われない。
【0041】この後に、非使用領域に進入したインクヘ
ッド22は、図8に示すように、ノズル面22aがワイ
パ機構13を通過し、且つキャップスライド用リブ21
bが係合突起24aに当接する前の時点で停止する。こ
の停止位置で所定回数の吐出動作を行うが、この場合
に、図示しないインク受皿がノズル面22aの下方に位
置するので、吐出されたインクが周囲を汚すおそれはな
い。
ッド22は、図8に示すように、ノズル面22aがワイ
パ機構13を通過し、且つキャップスライド用リブ21
bが係合突起24aに当接する前の時点で停止する。こ
の停止位置で所定回数の吐出動作を行うが、この場合
に、図示しないインク受皿がノズル面22aの下方に位
置するので、吐出されたインクが周囲を汚すおそれはな
い。
【0042】このようにして所定のパージ動作が終了す
ると、ヘッドキャリッジ21が、図8に示す位置から使
用領域に向かって移動する。この場合に、ワイパ機構1
3では、ワイパ部材26が非接触位置Wbに退避し、ワ
イパレバー27も退避したままの状態なので、ノズル面
22aがワイパ部材26に接触することはない。
ると、ヘッドキャリッジ21が、図8に示す位置から使
用領域に向かって移動する。この場合に、ワイパ機構1
3では、ワイパ部材26が非接触位置Wbに退避し、ワ
イパレバー27も退避したままの状態なので、ノズル面
22aがワイパ部材26に接触することはない。
【0043】以上のように、本インクジェットプリンタ
では、使用領域と非使用領域との間で移動するヘッドキ
ャリッジ21(インクヘッド22)の移動力を利用する
ことにより、インクヘッド22がワイパ部材26を通過
した後にこのワイパ部材26を接触位置に移動させる。
また、インクヘッド22が非使用領域から使用領域に一
旦進出した後に非使用領域側に戻るときの動作に連動し
て、ワイパ部材26を非接触位置に退避させることがで
きる。従って、インク拭取り処理を行う必要時にのみワ
イパ部材26を接触位置に移動できるので、回復動作時
におけるインク飛散や混色等の発生を効果的に抑えるこ
とができる。また、ワイパ部材26の進退機構が簡素化
するので、コストダウンも期待できる。更に、インクヘ
ッド22の移動力を利用することにより、キャップ部材
25をキャップ位置C1に進出させ、また、非キャップ
位置C2に退避できるので、インク吐出口に対してキャ
ップ部材25を進退させる機構を簡素化することができ
る。
では、使用領域と非使用領域との間で移動するヘッドキ
ャリッジ21(インクヘッド22)の移動力を利用する
ことにより、インクヘッド22がワイパ部材26を通過
した後にこのワイパ部材26を接触位置に移動させる。
また、インクヘッド22が非使用領域から使用領域に一
旦進出した後に非使用領域側に戻るときの動作に連動し
て、ワイパ部材26を非接触位置に退避させることがで
きる。従って、インク拭取り処理を行う必要時にのみワ
イパ部材26を接触位置に移動できるので、回復動作時
におけるインク飛散や混色等の発生を効果的に抑えるこ
とができる。また、ワイパ部材26の進退機構が簡素化
するので、コストダウンも期待できる。更に、インクヘ
ッド22の移動力を利用することにより、キャップ部材
25をキャップ位置C1に進出させ、また、非キャップ
位置C2に退避できるので、インク吐出口に対してキャ
ップ部材25を進退させる機構を簡素化することができ
る。
【0044】本インクジェットプリンタでは、インクヘ
ッド22の移動力を利用してワイパ機構13及びキャッ
ピング機構30を作動させるので、従来装置のようなモ
ータ等の駆動源やその駆動力をワイパ部材に伝達する伝
達機構が不要である。このため、回復動作を行うための
機構全体が極めて簡素になるので、部品点数が従来装置
に比較して大幅に減少し、コスト的に有利になる。ま
た、ワイパ機構13及びキャッピング機構30が極めて
簡素になるので、これらワイパ機構13とキャッピング
機構30とを、通常の印字領域等を含む加減速領域に配
置して省スペースを図ることも可能である。
ッド22の移動力を利用してワイパ機構13及びキャッ
ピング機構30を作動させるので、従来装置のようなモ
ータ等の駆動源やその駆動力をワイパ部材に伝達する伝
達機構が不要である。このため、回復動作を行うための
機構全体が極めて簡素になるので、部品点数が従来装置
に比較して大幅に減少し、コスト的に有利になる。ま
た、ワイパ機構13及びキャッピング機構30が極めて
簡素になるので、これらワイパ機構13とキャッピング
機構30とを、通常の印字領域等を含む加減速領域に配
置して省スペースを図ることも可能である。
【0045】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のインクジェットプリンタ等
のインクジェット記録装置は、上記実施形態例の構成に
のみ限定されるものではなく、上記実施形態例の構成か
ら種々の修正及び変更を施したインクジェット記録装置
も、本発明の範囲に含まれる。
づいて説明したが、本発明のインクジェットプリンタ等
のインクジェット記録装置は、上記実施形態例の構成に
のみ限定されるものではなく、上記実施形態例の構成か
ら種々の修正及び変更を施したインクジェット記録装置
も、本発明の範囲に含まれる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録装置によると、回復動作時におけるインク飛
散や混色等の発生を抑えながらも、ワイパ部材の進退機
構を簡素化させてコストダウンを図ることができる。
ェット記録装置によると、回復動作時におけるインク飛
散や混色等の発生を抑えながらも、ワイパ部材の進退機
構を簡素化させてコストダウンを図ることができる。
【図1】本発明の一実施形態例のインクジェットプリン
タのインクヘッドの周辺機構を示す正面図である。
タのインクヘッドの周辺機構を示す正面図である。
【図2】ワイパ機構を図1の矢印A方向から見た状態で
示す側面図である。
示す側面図である。
【図3】機構収容フレームのワイパ機構に対応する部分
を拡大して示す正面図である
を拡大して示す正面図である
【図4】インクヘッドのノズル面を清掃する回復動作の
過程を示す正面図である。
過程を示す正面図である。
【図5】インクヘッドのノズル面を清掃する回復動作の
過程を示す正面図である。
過程を示す正面図である。
【図6】インクヘッドのノズル面を清掃する回復動作の
過程を示す正面図である。
過程を示す正面図である。
【図7】インクヘッドのノズル面を清掃する回復動作の
過程を示す正面図である。
過程を示す正面図である。
【図8】インクヘッドのノズル面を清掃する回復動作の
過程を示す正面図である。
過程を示す正面図である。
【符号の説明】 11 機構収容フレーム 11c ブラケット係止部 13 ワイパ機構 21 ヘッドキャリッジ 22 インクヘッド 23 キャップレバー 24 キャップホルダ 24a 係合突起 24b ワイパ係合部 26 ワイパ部材 27 ワイパレバー 28 ワイパブラケット 29 引張りコイルバネ 34 インク吸収体 C1 キャップ位置 C2 非キャップ位置 Wa 接触位置 Wb 非接触位置
Claims (6)
- 【請求項1】 記録紙に対する印字が可能な使用領域と
印字が不能な非使用領域との間で往復移動可能に支持さ
れたインクヘッドと、 前記インクヘッドのインク吐出口に接触可能な接触位置
と接触不能な非接触位置とに進退可能なワイパ部材、及
び、前記非使用領域に進入した前記インクヘッドの動作
に連動し該インクヘッドが前記ワイパ部材を通過してか
ら該ワイパ部材を前記非接触位置から接触位置に移動さ
せ、前記非使用領域から使用領域に一旦進出したインク
ヘッドが前記非使用領域側に戻る動作に連動して前記ワ
イパ部材を前記接触位置から非接触位置に退避させるワ
イパ移動手段を有するワイパ機構を備え、 前記使用領域に進出する前記インクヘッドに対し前記接
触位置のワイパ部材によってインク拭取り処理を施し、
前記使用領域に一旦進出した後に前記非使用領域側の所
定位置まで戻ったインクヘッドに所定回数のインク吐出
動作を行わせることを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項2】 前記ワイパ移動手段は、前記ワイパ部材
を支持するワイパブラケットと、 前記ワイパブラケットを前記非接触位置に向かって常時
付勢する付勢手段と、 前記付勢手段に抗して持ち上げられた前記ワイパ部材を
前記接触位置に保持するために前記ワイパブラケットを
係止するブラケット係止部と、 前記非使用領域に進入する前記インクヘッドに連動して
回動することによって、前記ワイパブラケットを前記ブ
ラケット係止部から解放するワイパレバーとから成るこ
とを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項3】 前記インクヘッドのインク吐出口を塞ぐ
キャップ位置と解放する非キャップ位置とに進退可能な
キャップ部材と、 前記インクヘッドが前記使用領域から非使用領域に移動
する動作に連動して前記キャップ部材をキャップ位置に
進出させ、前記インクヘッドが前記非使用領域から使用
領域に移動する動作に連動して前記キャップ部材を前記
非キャップ位置に退避させるキャップ移動手段とを有す
るキャッピング機構を更に備え、 前記キャップ位置のキャップ部材によって前記インク吐
出口を密閉した状態でインク吸引処理を施すことを特徴
とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記キャップ移動手段は、前記インクヘ
ッドに対して進退可能に且つ該インクヘッドの移動方向
にスライド可能に支持され前記インクヘッドに対する進
出動作時に前記ワイパ部材を前記接触位置に向かって持
ち上げるキャップホルダと、 前記キャップホルダに配設され、前記非使用領域に進入
する前記インクヘッドに係合し前記キャップホルダを前
記インクヘッドに位置合わせしつつ同方向に移動させる
ための係合突起と、 前記非使用領域に進入する前記インクヘッドに連動して
回動し、前記インクヘッドに前記係合突起を係合させた
前記キャップホルダを前記キャップ位置に向かって進出
させるキャップレバーとから成ることを特徴とする請求
項3に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記キャッピング機構及びワイパ機構
は、装置本体に固定された機構収容フレームに一体的に
配設されることを特徴とする請求項3又は4に記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記ワイパ機構は、前記インク拭取り処
理によって前記ワイパ部材に付着したインクを吸収する
インク吸収体を更に備えることを特徴とする請求項1乃
至5の内の何れか1項に記載のインクジェット記録装
置。
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CN98117308.XA CN1216268A (zh) | 1997-08-11 | 1998-08-11 | 喷墨记录装置 |
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Family Applications (1)
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- 1997-08-11 JP JP9216148A patent/JP2972667B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-08-11 US US09/132,202 patent/US6390595B1/en not_active Expired - Fee Related
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- 1998-08-11 EP EP98115095A patent/EP0896881A3/en not_active Withdrawn
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