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JP2960711B2 - オリゴイソブチレン基またはポリイソブチレン基を有する有機ケイ素化合物、その製造方法および被覆剤 - Google Patents

オリゴイソブチレン基またはポリイソブチレン基を有する有機ケイ素化合物、その製造方法および被覆剤

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Publication number
JP2960711B2
JP2960711B2 JP10100964A JP10096498A JP2960711B2 JP 2960711 B2 JP2960711 B2 JP 2960711B2 JP 10100964 A JP10100964 A JP 10100964A JP 10096498 A JP10096498 A JP 10096498A JP 2960711 B2 JP2960711 B2 JP 2960711B2
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JP
Japan
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group
formula
polyisobutylene
organosilicon compound
oligoisobutylene
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP10100964A
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English (en)
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JPH10292011A (ja
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ダウト ヨッヘン
ヒアシュテッター トーマス
ドイブツァー ベルンヴァルト
グラッツル ペトラ
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Wacker Chemie AG
Original Assignee
Wacker Chemie AG
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Filing date
Publication date
Application filed by Wacker Chemie AG filed Critical Wacker Chemie AG
Publication of JPH10292011A publication Critical patent/JPH10292011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2960711B2 publication Critical patent/JP2960711B2/ja
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  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オリゴイソブチレ
ン基またはポリイソブチレン基を有する有機ケイ素化合
物、その製造方法、その平衡化の方法およびこれを使用
する被覆のための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオルガノシロキサンおよびポリイソ
ブチレンの成分を有する配合物は多数が公知である。そ
の例は、米国特許第3855174号明細書[原子力委
員会(Comissariat Energie Atomique) 、1974年1
2月17日]および米国特許第4725648号明細書
[東芝シリコーン(Toshiba Silicone)、1988年2
月16日]である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
な方法により、容易に入手できる出発原料を使用して製
造でき、疎水性かつ界面活性剤に耐性があり、かつその
構造は目的に応じて構成できる、新規のオリゴイソブチ
レン基またはポリイソブチレン基を有する有機ケイ素化
合物の提供である。その際、遷移金属触媒、例えばヒド
ロシリル化反応のためのものは、使用してはならない。
本発明による有機ケイ素化合物は、また、親水性、反応
性ならびに架橋可能性を備えることができ、ならびに殊
にはつや出し剤として優れた性質を有しなければなな
い。この課題は、本発明により解決される。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明の対象は、少なく
とも1個の式
【0005】 ASiX4−(a+b+c)/2 (I)
【0006】[式中、Rは、同じかまたは異なり、1
価、2価または3価で非置換または置換されており、有
利には炭素原子1〜3600個を基当たりに有する炭化
水素基を表し、Xは、同じかまたは異なり、塩素原子ま
たは式−OR1の基であり(式中、R1は水素原子また
は、有利には炭素原子1〜8個を基当たりに有し、エー
テル性酸素原子により置換されていてもよいアルキル
基、または式
【0007】 −R2−([OCH(CH3)CH2][OCH2CH2][O(CH2)4]OR3)
【0008】 (II)
【0009】(式中、基([OCH(CH3)CH2]、[O
CH2CH2]および[O(CH2)4]は、任意の順番に
混在していてもよく、
【0010】その際、R2は、2価または3価で非置換
または置換されており、有利には炭素原子2〜50個を
基当たりに有する炭化水素基を表し、これは1個または
それ以上の式
【0011】−(C=O)−O−、−(C=O)−NR
3−、−NR3−、−O−、−S−
【0012】の基で置換されており、その際、−(C=
O)−O−、−NR3−および−O−が殊に有利であ
り、
【0013】R3は、水素原子またはR1であるか、また
は式−(C=O)−R1の基を表し、
【0014】e、fおよびgは、有利にはそれぞれ0〜
200、有利には1〜50および殊に有利には5〜30
の整数であり、ただし、和e+f+g≧1であり、かつ
yは、1または2を表す)の基を表す)、
【0015】aは、0、1または2
【0016】bは、0、1、2または3
【0017】cは、0、1、2または3、かつ和a+b
+c≦4であり、
【0018】その際、有利な式(II)の例は、
【0019】
【化2】
【化3】 であり、
【0020】zは、0または1〜20の間の数であり、
かつ
【0021】Aは、式: −R2−[(−(CH3)2−CH2)−R4(III)、 または −R2−[(−CH2−C(CH3)2−)−R4(III′) [式中、R2は、上記のものを表し、R4は、水素原子、
炭化水素基、または式−(C=O)−R1、−O−R1
−O−(C=O)−R1の基であり、かつnは、1から
500の数であり、yは、上記のものを表し、ただし、
分子当たりに少なくとも1個の式Aの基が存在する]の
基であり、ただし、分子当たりに少なくとも1個の式A
の基が存在する]
【0022】の単位を有する、オリゴイソブチレン基ま
たはポリイソブチレン基を有する有機ケイ素化合物であ
る。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】さらに本発明の対象は、少なくとも1個の
【0029】 ESiX4−(a+b+c)/2 (IV)
【0030】[式中、R、X、a、bおよびcは、上記
にこのために記載のものを表し、かつEは、式
【0031】−R2−(NR1−CH2−CH2)−N
1 2、−R2−SH、
【0032】 −R2−(Z−(C=O)−(C−R5)=CH2)
【0033】(式中、R2およびR1はこのために記載し
たものを表し、Zは式−O−またはNR3の基、dは0
または1〜8までの整数、yは1または2であり、かつ
5は水素原子またはメチル基である)の基であり、た
だし、分子当たりに少なくとも1個の式Eの単位を有す
る]の単位を有する有機ケイ素化合物を、式
【0034】
【化4】 [式中、R4は上記に記載のものを表し、n=1〜50
0の数、R5、Zおよびnは上記のこのために記載のも
のを表し、R6は置換または非置換であって、式−(C
=O)−の基により中断されていてもよい、炭素原子1
〜8個を有する炭化水素基を表し、かつhは0または1
を表す]のオリゴイソブチレンまたはポリイソブチレン
と、バルク、溶液または乳化液中で反応させることを特
徴とする、オリゴイソブチレン基またはポリイソブチレ
ン基を有する有機ケイ素化合物の製造方法である。
【0035】基Rの例は、アルキル基、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソ−プロピル基、1
−n−ブチル基、2−n−ブチル基、イソ−ブチル基、
t−ブチル基、n−ペンチル基、イソ−ペンチル基、ネ
オ−ペンチル基、t−ペンチル基;ヘキシル基、例えば
n−ヘキシル基;ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基;
オクチル基、例えばn−オクチル基およびイソ−オクチ
ル基、例えば2,2,4−トリメチルペンチル基;ノニ
ル基、例えばn−ノニル基;デシル基、例えばn−デシ
ル基;ドデシル基、例えばn−ドデシル基;オクタデシ
ル基、例えばn−オクタデシル基;シクロアルキル基、
例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘ
プチル基およびメチルシクロヘキシル基;アリール基、
例えばフェニル基、ナフチル基、アントリル基およびフ
ェナントリル基;アルキルアリール基、例えばo−トリ
ル基、m−トリル基、p−トリル基;キシリル基および
エチルフェニル基;およびアラルキル基、例えばベンジ
ル基、フェニルエチル基である。有利にはメチル基、n
−オクチル基、n−ドデシル基およびn−オクタデシル
基である。
【0036】ハロゲン化基Rの例は、ハロゲンアルキル
基、例えば3,3,3−トリフルオロ−n−プロピル
基、2,2,2,2′,2′,2′−ヘキサフルオロイ
ソプロピル基、ヘプタフルオロイソプロピル基およびハ
ロゲンアリール基、例えばo−クロロフェニル基、m−
クロロフェニル基およびp−クロロフェニル基である。
【0037】殊に有利な基Rは、下記である。
【0038】
【化5】 アルキル基R1の例は、メチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソ−プロピル基、1−n−ブチル基、2−n
−ブチル基、イソ−ブチル基、t−ブチル基である。有
利にはメチル基およびエチル基である。エーテル性酸素
原子で置換されているアルキル基R1の例は、メトキシ
エチル基およびエトキシエチル基である。
【0039】有利には、基R1は、水素原子、メチル
基、エチル基、ブチル基またはシクロヘキシル基であ
る。
【0040】基R2の例は、式
【0041】
【化6】 の置換アルキル基である。
【0042】有利にはnは1〜100、殊に有利には5
〜50である。
【0043】有利にはzは、1〜15、殊に有利には1
〜10である。
【0044】R2として有利な基は、下記の基である。
【0045】
【化7】 有利には、基R3は、水素原子、メチル基またはブチル
基である。
【0046】有利には、オリゴイソブチレン基またはポ
リイソブチレン基を有する有機ケイ素化合物は、式
【0047】 A3−gSiO(SiR2O)(SiREO)SiR3−g(VI)
【0048】[式中、AおよびRは、上記にこのために
記載のものを表し、gは0、1または2、mおよびo
は、0または1〜1000の整数であり、ただし、少な
くとも1個の末端または側鎖に存在する基Aを分子当た
りに有する]のものである。基(SiR2O)およ
び(SiRAO)は任意の順番で混在していてもよ
い。
【0049】本発明による有機ケイ素化合物は、有利に
は平均分子量500〜1000000g/モル、有利に
は5000〜150000g/モル、かつ有利には25
℃において粘度10〜1000000mm2/秒、有利
には25℃において20〜100000mm2/秒を有
する。
【0050】本発明による有機ケイ素化合物は、ワック
ス状でも固体でもよい。
【0051】有利には、本発明による方法に使用される
有機ケイ素化合物は、式
【0052】 E3−gSiO(SiR2O)(SiREO)SiR3−g(VII)
【0053】[式中、R、E、g、oおよびmは、上記
のこのために記載したものを表し、その際、(SiR2
O)および(SiREO)は、任意の順番で混
在していてもよい]のものである。
【0054】本発明による方法において、マイケル反応
に類似する反応の触媒となる文献から公知の化合物を使
用することができる。
【0055】例えば、氷酢酸、塩化スズ(IV)、ナト
リウムメチラートおよびアルカリアミドであり、これを
出発原料の0.1〜2重量%の量で使用する。
【0056】さらに、反応の際に、メルカプタン、例え
ばアゾ化合物および/またはペルオキソ化合物のラジカ
ル開始剤0.1〜5重量%を触媒として加えることがで
きる。
【0057】本発明による方法において、有機ケイ素化
合物(IV)の基Eのモル当たりに、有利には式(V)
の化合物0.001〜10モル、有利には0.01〜3
モル、かつ殊に有利には0.1〜2モルを用いる。
【0058】本発明による方法において、有機ケイ素化
合物(IV)の未反応基Eは、さらに本発明による有機
ケイ素化合物の親水化のために、アルコキシル化アミン
またはアクリレートと反応させることもできる。
【0059】本発明による方法において、有機溶剤およ
び水またはこの両者の混合物を一緒に使用することもで
きる。有機溶剤の例は、トルエン、キシレン、テトラヒ
ドロフラン(THF)、酢酸n−ブチル、イソプロパノ
ールおよびジメトキシエタンである。
【0060】有利には、使用した有機溶剤を反応後に分
離する。
【0061】本発明による方法は、有利には、大気圧、
すなわち約1020hPa(絶対)で実施する。これは
また、これより高いかまたは低い圧力でも実施できる。
さらに、本発明による方法は、有利には、温度25〜1
50℃、有利には25〜120℃、殊に有利には25〜
100℃で実施する。
【0062】アクリル化有機ケイ素化合物とモノアミン
化ポリイソブチレンとの反応が有利である。
【0063】モノアミン化オリゴイソブチレンまたはポ
リイソブチレンが、化学量論的量以下で(メタ)アクリ
レート基に使用された場合には、本発明による有機ケイ
素化合物を残留(メタ)アクリレート基を介してラジカ
ル的に、またはヒドロシリル化を介して架橋できる。
【0064】残留アミン基は、反応の後にアシル化また
は中和できる。
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】本発明によるオリゴイソブチレン基または
ポリイソブチレン基を有する有機ケイ素化合物は、その
簡単な製造方法および目的に適合する疎水性の段階が特
徴である。モノアミン化ポリイソブチレンを化学量論的
量以下でアクリレート基上に使用するとシリコーン油中
に遊離のアクリレート基が残り、これは引き続き第二工
程において、モノアミン化ポリオキシアルキレンと一緒
に反応させることができる。
【0080】ポリイソブチレンのポリオキシアルキレン
に対する比率によって、正確に段階づけられる親水性な
らびに疎水性を有する両親溶剤性ブロックコポリマーが
生成する(実施例6参照)。疎水性の他にも、本発明に
よるコポリマーは、良好な手触りおよび低い黄変傾向を
有する。さらに、これは界面活性剤への耐性が特徴であ
る。
【0081】上記の本発明による有機ケイ素化合物は、
有利には、織物の表面特性、例えば布地、編み物、不織
布の処理に役立つ。さらに、本発明は、織物繊維製品お
よび皮革処理にも関する。さらに、本発明による化合物
は、化粧品産業、家具類手入れ用薬剤産業、つや出し剤
産業、塗料産業および建築産業に使用される。さらに、
これは、有機ケイ素化合物および有機ゴムの混和性付与
に役立つ。さらに、本発明による化合物は、ヘアスプレ
ーの添加剤として、糸潤滑剤、布地改良剤およびつや出
し剤、有利にはダンロ向けに使用される。
【0082】
【実施例】
実施例1
【0083】油100gに対してヨウ素54.5gのヨ
ウ素価および25℃における粘度82mm2/sを有す
る平均鎖長13のジアクリレート基末端ポリジメチルシ
ロキサン13g(2.8・10−2モルC=C)を、溶
液1gあたりアミン0.322ミリモルのアミン価を有
するC13−パラフィン(ケロコム・ピバ(KEROKOM PIB
A)、BASF社)中の平均鎖長17のモノアミン化ポリ
イソブチレンの50重量%溶液86.7g(2.8・1
−2モルNH2)と一緒に100℃で2時間撹拌する。
【0084】濾過の後、反応混合物を高真空(1ミリバ
ール)中、120℃において、重量が一定となるまで濃
縮する。25℃において粘度30700mm2/sを有
する透明で黄色の油状物54.95g(理論量の97.
5%)が得られる。
【0085】実施例2
【0086】油100gに対してヨウ素12gのヨウ素
価および25℃における粘度421mm2/sを有する
平均鎖長100のジアクリレート基末端ポリジメチルシ
ロキサン40g(1.89・10−2モルC=C)を、
溶液1gあたりアミン0.322ミリモルのアミン価を
有するC13−パラフィン(ケロコム・ピバ、BASF
社)およびトルエン40g(0.434モル)中の平均
鎖長17のモノアミン化ポリイソブチレンの50重量%
溶液58.7g(1.89・10−2モルNH2)と一緒
に100℃で4.5時間撹拌する。
【0087】濾過の後、反応混合物を高真空(1ミリバ
ール)中、120℃において、重量が一定となるまで濃
縮する。25℃において粘度25000mm2/sを有
する無色で半透明の油状物67.8g(理論量の97.
8%)が得られる(発明1)。
【0088】実施例3
【0089】油100gに対してヨウ素9.9gのヨウ
素価および25℃における粘度594mm2/sを有す
る平均鎖長180で、分子当たりに平均して8個の側鎖
アクリレート基を有するポリジメチルシロキサン40g
(1.56・10−2モルC=C)を、溶液1gあたり
アミン0.322ミリモルのアミン価を有するC13
パラフィン(ケロコム・ピバ、BASF社)およびトル
エン20g(0.217モル)中の平均鎖長17のモノ
アミン化ポリイソブチレンの50重量%溶液48.45
g(1.56・10−2モルNH2)と一緒に100℃で
4時間撹拌する。
【0090】濾過の後、反応混合物を高真空(1ミリバ
ール)中、120℃において、重量が一定となるまで濃
縮する。25℃において粘度38600mm2/sを有
する無色で透明の油状物62.8g(理論量の97.8
%)が得られる。
【0091】実施例4
【0092】上記の実施例1を繰り返したが、ただし、
ケロコム・ピバ(BASF社)を86.74gの代わり
に43.38g使用する。25℃において粘度4900
mm 2/sを有する透明で黄色の油状物30.77g
(理論量の87%)が得られる(コポ1)。
【0093】実施例5
【0094】コポ1 10gを2,2′−アゾイソブチ
ロニトリル3重量%と混合し、4時間、100℃に加熱
する。完全に架橋した黄色のゴムが得られる。
【0095】実施例6
【0096】実施例2に記載したアクリレート基を有す
るポリジメチルシロキサン40gを、溶液1gあたりア
ミン0.322ミリモルのアミン価を有するC13−パ
ラフィン(ケロコム・ピバ、BASF社)中の平均鎖長
17のモノアミン化ポリイソブチレンの50重量%溶液
29.37g(9.46・10−3モルNH2)およびオ
リゴマー1gあたりアミン1.59ミリモルのアミン価
を有する平均鎖長13のモノアミン化、メチル末端停止
ポリエチレンオキシド5.95g(9.46・10−3
モルアミン)およびトルエン20g(0.217モル)
と一緒に100℃で4時間撹拌する。
【0097】濾過の後、反応混合物を高真空(1ミリバ
ール)中、120℃において、重量が一定となるまで濃
縮する。25℃において粘度2500mm2/sを有す
る無色で半透明の油状物67.8g(理論量の97.8
%)が得られる。
【0098】実施例7
【0099】上記の実施例1を繰り返したが、ただし、
濾過の前に無水酢酸3.2g(3.1・10−2モル)
を加え、かつ反応時間を1時間延長する。後処理の後
に、25℃において粘度25200mm2/sを有する
透明で褐色がかった油状物55.3g(理論量の96
%)が得られた。
【0100】実施例8
【0101】つや出し剤としての用途における本発明に
よる有機ケイ素化合物と従来の技術によるものとの比較
【0102】僅かに汚れた寸法25cm × 25cm
の模様付きガラスセラミック板の上に、発明1(実施例
2)および25℃において粘度1000mm2/sを有
し、側鎖アミン基(1gあたりアミン基0.58ミリモ
ル)を有するトリメチルシロキシ単位、ジメチルシロキ
シ単位およびアミノエチルアミノプロピルメチルシロキ
シ単位から構成されている末端停止シリコーン油(比較
2)の3重量%ベンゼン溶液それぞれ1gを塗布し、均
等に分布させた。引き続き、表面にしまが残らなくなる
まで、湿った家事用布でつや出しした。
【0103】この場所を洗浄効果および保護膜の取扱耐
久性を判定した。
【0104】発明1(実施例2) 良好
【0105】比較2 中程度
【0106】引き続き、保護作用の試験のために、表面
を高さ約3mmの層の砂糖を振りかけ、砂糖が完全にカ
ラメル化または炭素化するまで加熱した。冷却した後、
カラメル化砂糖の付着度、表面からのはく離の容易さお
よび完全さ、ならびに損傷(土塊)に対する表面の平滑
さを判定した。
【0107】判定基準 はく離 土塊
【0108】発明1(実施例2) 良好 僅少
【0109】比較2 中程度 多量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 81/02 C08G 81/02 (72)発明者 ベルンヴァルト ドイブツァー ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン ヴ ィルホフシュトラーセ 14 (72)発明者 ペトラ グラッツル ドイツ連邦共和国 テュスリング モー ス 13 1−2 (56)参考文献 特開 平8−165389(JP,A) 特開 平8−12723(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 8/42 C08F 10/10 C08G 77/442 C08G 81/02 C09D 183/10 - 183/12 C07F 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オリゴイソブチレン基またはポリイソブ
    チレン基を有する有機ケイ素化合物において、少なくと
    も1個の式 ASiX4−(a+b+c)/2 (I) [式中、Rは、同じかまたは異なり、1価、2価または
    3価で非置換または置換されている炭化水素基を表し、
    Xは、同じかまたは異なり、塩素原子または式−OR1
    の基であり(式中、R1は、水素原子またはエーテル性
    酸素原子により置換されていてもよいアルキル基、また
    は式 −R2−([OCH(CH3)CH2][OCH2CH2][O(CH2)4]OR3) (II) (式中、R2は、2価または3価で非置換または置換さ
    れている炭化水素基を表し、これは1個またはそれ以上
    の式 −(C=O)−O−、−(C=O)−NR3−、−NR3−、−O−、−S− の基で置換されており、R3は、水素原子またはR1であ
    るか、または式 −(C=O)−R1 の基を表し、 e、fおよびgは、それぞれ0から200の整数であ
    り、ただし、和e+f+g≧1であり、かつyは、1ま
    たは2を表す)の基を表す)、 aは、0、1または2bは、0、1、2または3cは、
    0、1、2または3、かつ和a+b+c≦4であり、 かつAは、式: −R 2 −[(−(CH 3 ) 2 −CH 2 ) −R 4 (III)、 または −R 2 −[(−CH 2 −C(CH 3 ) 2 −) −R 4 (III′) (式中、R 2 は、上記のものを表し、R 4 は、水素原子、
    炭化水素基、または式−(C=O)−R 1 、−O−R 1
    −O−(C=O)−R 1 の基であり、かつnは、 1から
    500の数であり、yは、上記のものを表す)の 基であ
    り、ただし、分子当たりに少なくとも1個の式Aの基が
    存在する]の単位を有することを特徴とする、オリゴイ
    ソブチレン基またはポリイソブチレン基を有する有機ケ
    イ素化合物。 【請求項】 オリゴイソブチレン基またはポリイソブ
    チレン基を有する有機ケイ素化合物の製造方法におい
    て、少なくとも1個の式 ESiX4−(a+b+c)/2 (IV) [式中、R、X、a,bおよびcは、上記にこのために
    記載のものを表し、かつEは、式 −R2−(NR1−CH2−CH2)−NR1 2、−R2−SH、 −R2−(Z−(C=O)−(C−R5)=CH2) (式中、R2およびR1はこれらのために記載したものを
    表し、Zは式−O−またはNR3の基、dは0または1
    から8までの整数、yは上記のものを表し、かつR5
    水素原子またはメチル基である)の基であり、ただし、
    分子当たりに少なくとも1個の式Eの単位を有する]の
    単位を有する有機ケイ素化合物を、式 【化1】 [式中、R4、R5、Zおよびnは上記にこれらのために
    記載したものを表し、R6は置換または非置換であっ
    て、式−(C=O)−の基により中断されていてもよい
    炭化水素基を表し、かつhは0または1を表す]のオリ
    ゴイソブチレンまたはポリイソブチレンと、バルク、溶
    液または乳化液中で反応させることを特徴とする、オリ
    ゴイソブチレン基またはポリイソブチレン基を有する有
    機ケイ素化合物の製造方法。 【請求項】 オリゴイソブチレン基またはポリイソブ
    チレン基を有する有機ケイ素化合物を、残留する(メ
    タ)アクリレート基を介してラジカル的に、マイケル付
    加に類似する反応を用いるか、またはヒドロシリル化反
    応を介して架橋させてもよい、請求項記載の方法。 【請求項】 請求項1に記載の、または請求項また
    に記載の製造方法により製造された、オリゴイソブ
    チレン基またはポリイソブチレン基を有する有機ケイ素
    化合物からなる被覆剤
JP10100964A 1997-04-14 1998-04-13 オリゴイソブチレン基またはポリイソブチレン基を有する有機ケイ素化合物、その製造方法および被覆剤 Expired - Lifetime JP2960711B2 (ja)

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