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JP2950789B2 - 2−アミノ−1,3−アルカンジオールを含有する、髪抜け遅延および/または髪成長誘発および刺激剤 - Google Patents

2−アミノ−1,3−アルカンジオールを含有する、髪抜け遅延および/または髪成長誘発および刺激剤

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JP2950789B2
JP2950789B2 JP9030958A JP3095897A JP2950789B2 JP 2950789 B2 JP2950789 B2 JP 2950789B2 JP 9030958 A JP9030958 A JP 9030958A JP 3095897 A JP3095897 A JP 3095897A JP 2950789 B2 JP2950789 B2 JP 2950789B2
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JP
Japan
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hair
octadecanediol
amino
composition
agents
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ドミニク・ファゴット
オリヴィエ・ガヤール
ミシェル・フィリップ
ブルーノ・ベルナール
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LOreal SA
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LOreal SA
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つの
2−アミノ−1,3−アルカンジオール、またはその誘
導体の1つを、有効量、髪成長を誘発および/または刺
激するために、および/または、髪抜けを遅延するため
に、化粧品組成物にまたは薬理学的組成物の調製用に活
性剤として使用することに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ヒト
の場合、髪成長および髪の生え代わりは、主に髪のろ胞
の活性により定められる。該活性は、周期的であり、本
質的には3期、すなわち生長期、退行期、休止期を含有
する。数年継続し、その期間、髪が長く延びる、活性的
な生長期または成長期に次いで、2、3週間継続する、
非常に短く、一時的な退行期があり、次いで、休止期と
して知られる休止期間が2、3カ月継続する。上記休止
期間の最後に、髪は抜け落ち、他の周期が再び始まる。
したがって、髪は絶えず生え代わっており、1つの髪の
元には、それが存続する限り、約150,000本の髪
を含有し、常に、その内の約10%が休止期間にあり、
従って、2、3カ月中に入れ替わるものである。
【0003】多くの場合、早期に髪が抜けるのは、遺伝
的なものに起因し、特に男性に多い。これは、雄性遺伝
性または雄性脱毛症または雄性−遺伝性脱毛症である。
該脱毛症は本質的には、まず髪の質、次いで量を顧みず
に、周期の頻度が促進される結果となる、髪生え代わり
における障害による。進行的な髪やせは、いわゆる”末
端”髪の下方段階への後退により起こる。部位としては
優先的に、特に男性の場合、こめかみまたは前方部であ
り、女性の場合には、頭頂部の拡散脱毛症が見受けられ
る。長年、化粧品または薬理学産業分野では、脱毛症を
抑制するまたは減少すること、特に髪抜けを減少するま
たは髪の成長を誘発または刺激することの可能な物質に
ついて研究がなされている。
【0004】このことから、種々の活性化合物または物
質が、既に多く提供されている。特に、ビタミン、たと
えばビタミンE、アミノ酸、たとえばセリンまたはメチ
オニン、血管膨張剤、たとえばアセチルコリンおよびそ
の誘導体、女性ホルモン、たとえばエストラジオール、
角質溶解剤、たとえばサリチル酸、または化学化合物、
たとえば2,4−ジアミノ−6−ピペリジノピリミジン
3−オキシドまたは特許:US4,596,812に記載
の”ミノキシジル(Minoxidil)”またはその誘導体、
たとえば、特許出願:EP353,123、EP356,2
71、EP408,442、EP522,964、EP42
0,707、EP459,890、およびEP519,81
9に記載されているものが挙げられる。さらに、特に特
許:US4,139,619に記載の”6−アミノ−1,
2−ジヒドロ−1−ヒドロキシ−2−イミノ−4−ピペ
リジノピリミジンおよびその誘導体が挙げられる。
【0005】一般的には、上記既に知られているもの以
外の入手可能な活性物質を有することが可能であること
が、優位であり、有用である。この分野では参照化合物
であるミノキシジルは、使用の際に問題となる程の無視
できない副作用を示す。したがって、不都合な副作用を
示すことがなく、髪の成長および/または髪抜けに効果
を有する物質の発見が、主な研究目的である。本発明の
目的の1つは、したがって、有害な副作用を示すこと無
く、髪の残存および/または成長を促進する新規な方法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本出願会社は、驚くべきことに、2−アミノ−1,3−
アルカンジオールタイプの化合物が髪の残存および/ま
たは成長の促進に効果的であることを見い出した。2−
アミノ−1,3−アルカンジオールタイプの化合物また
はこれらの誘導体は、スフィンゴ脂質として一般的には
知られている組織からの化合物の要素となる。これらの
スフィンゴ脂質の中で、スフィンガニン[(2S,3R)
−2−アミノ−1,3−オクタデカンジオール]に基づ
くN−アシル化誘導体は、髪に主に存在するセラミドで
あり、一方、他のセラミドである、スフィンゲニン
[(2S,3R,4E)−2−アミノ−4−オクタデセン
−1,3−ジオール]に基づく類似誘導体は、皮膚の角
質層に主に存在する脂質の要素となる。
【0007】セラミドは、たとえば、水分損失および皮
膚の乾燥を減少させるために、角質層のバリア効果を強
化する目的の組成物中に、天然または合成形態で化粧料
に使用される(GB2,178,312、GB2,21
3,723、EP227,994、EP282,61
6、およびEP556,957)。これらはまた、皮膚
の弾性を良好にする特性のために化粧品組成物中に使用
され(EP500,437)、または髪を強化するため
および/または連続攻撃によるダメージを直すために髪
に使用するための組成物中に使用される。本出願会社の
知るところでは、2−アミノ−1,3−アルカンジオー
ルまたはそれらの誘導体が、細胞増殖に効果を示すばか
りでなく、ケラチノシト増殖にも効果を示すことは、こ
れまで、開示および示唆されていなかった。従って、該
化合物はまた、髪のろ胞の残存に効果を有することを示
す可能性があることを本出願会社が示したのは、これら
のアミノジオールの新規な特性に基づいている。したが
って、髪のろ胞の残存時間を長くすることによって、髪
の周期の生長期を長くし、これによって髪抜けを延滞す
る効果を有するようにする。
【0008】スフィンゴ脂質の中で、スフィンゲニンに
基づく化合物が直接的にまたは細胞蛋白質を含有する一
連の結果を通して、細胞消滅を誘発する。髪の周期に置
き換えると細胞死という結果となる該現象は、結果とし
て、ろ胞の生長の停止および髪抜けとなる。スフィンゲ
ニンに基づく化合物の合成は、いくつかの異なったメカ
ニズムから得られる。たとえば、α−タイプ腫瘍壊死フ
ァクタ(TNF−α)による、ビタミンDによる、インター
ロイキン−1による、FAS抗原またはイオン化照射によ
る細胞スフィンゴミエリナーゼの活性化が挙げられる。
スフィンゲニンに基づく化合物はまた、アシル−CoA:
スフィンガニン(スフィンゴシン)N−アシルトランス
フェラーゼ(EC2.3.1.24)の活性化によっても
調製可能であることも知られている。
【0009】本出願会社は、式(I)の化合物がスフィ
ンゲニンに基づく化合物の合成および該化合物により誘
発された結果の双方を妨害可能であることを示した。そ
の結果、スフィンゲニンに基づく化合物により誘発され
た細胞消滅を防止し、また細胞成長および生存度を刺激
することとなる。抗ガン化学療法では、抗ガン剤の使用
によって、髪のろ胞細胞が死に、髪が抜ける結果とな
る。この誘発脱毛症は一般的には、一時的なものである
が、時には永久である可能性もある(文献:Hussein
A.M.,South Med.J.,1993,86,489−
496)。該副作用のため、ある患者はこのタイプの治
療を拒むものもある(文献:Baxley K.O.et al.,
Cancer Nurs.,1984,7,499−503)。
【0010】ドキソルビシン(Doxorubicin)はたとえ
ば、髪抜けを誘発する。ドキソルビシンはセラミドシン
ターゼ(その活性が、それ自体細胞死のおよび細胞消滅
の現象を誘発するスフィンゲニンに基づく化合物の細胞
内レベルを増加させる結果となる酵素)を活性化するこ
とが知られている。本出願会社は、式(I)の化合物を
使用することによって、髪のろ胞のケラチノシトの細胞
生存度を増加させることによる、抗ガン剤、たとえばド
キソルビシンの有害な副作用を妨げることが可能となる
ことを示した。本発明は、式(I):
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R1は、飽和または不飽和で、任意
にヒドロキシル化された、4から28の炭素原子を有す
る直鎖または分岐の炭化水素基を示し、R2は、水素原子
または基:
【0013】
【化5】
【0014】を示し、Rは、飽和または不飽和で、任
意にヒドロキシル化された、1から29の炭素原子を有
する直鎖または分岐の炭化水素基を示し、該ヒドロキシ
ル基は、飽和または不飽和で、2から30の炭素原子を
有する直鎖または分岐のアシル鎖でエステル化可能であ
り、Xは、水素原子またはOH基を示す)で表わされる
少なくとも1つの化合物またはその光学異性体の少なく
とも1つまたはジアステレオマの少なくとも1つのみか
らなる、髪のろ胞の残存時間を長くするための、髪残存
および/または髪成長促進剤に関する。
【0015】R1は好ましくは11から23までの間の炭
素原子を有し、より選択的には14の炭素原子を有す
る。R2は好ましくは、基:
【0016】
【化6】
【0017】で示される。R3は好ましくは7から25の
炭素原子を有する。R1は選択的には、飽和および/また
は直鎖の炭化水素基、特に飽和で直鎖の炭化水素基を示
す。R1は選択的には、14の炭素原子を有する、飽和炭
化水素基を示し、より選択的には、14の炭素原子を有
する、飽和で直鎖の炭化水素基を示す。髪残存および/
または髪成長促進剤は、式(I)(式中、R1および/ま
たはR2は異なった長さの鎖である)の化合物の混合物で
あってもよい。該化合物は、純粋な異性体または異性体
の混合物の形態で使用可能である。該化合物はユーザに
とってリスクなく使用できる、不都合な副作用を誘発す
ることがないという優位性を有する。
【0018】式(I)の化合物としては、 − 2−アミノ−1,3−オクタデカンジオール、 − 2−アセチルアミノ−1,3−オクタデカンジオー
ル、 − 2−オクタノイルアミノ−1,3−オクタデカンジ
オール、 − 2−テトラコサノイルアミノ−1,3−オクタデカ
ンジオール、 − 2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミ
ノ−1,3−オクタデカンジオール、 − 2−オレオイルアミノ−1,3−オクタデカンジオ
ール、 − 2−ヘキサデカノイルアミノ−1,3−オクタデカ
ンジオール、 − 2−N−(2−ヒドロキシドコサノイル)アミノ−
1,3−オクタデカンジオール、 − 2−アミノ−1,3,4−オクタデカントリオー
ル、 − 2−ヘキサデカノイルアミノ−1,3,4−オクタ
デカントリオール、 − 2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミ
ノ−1,3,4−オクタデカントリオールが挙げられ
る。
【0019】選択的には、本発明によれば、2−N−
(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミノ−1,3−
オクタデカンジオールまたは2−オレオイルアミノ−
1,3−オクタデカンジオールが使用される。本発明に
より使用可能な式(I)の化合物は、無論、使用される
化合物の性質、その物理化学特性、および適用方法に依
存する。当業者には必要性に応じて使用すべき式(I)
の化合物の量を如何に調節するかは周知である。式
(I)の化合物は、組成物の重量に対して、0.000
1重量%から20重量%までの間の濃度で、好ましくは
組成物の重量に対して、0.001重量%から10重量
%までの間の濃度で使用可能である。
【0020】本発明によれば、化学療法からなる抗ガン
治療によって誘発される脱毛症に対抗するために、式
(I)の化合物の少なくとも1つを使用される。式(I)
の化合物が、皮膚、特に頭皮に適用しなければならない
組成物に使用される場合には、該組成物は通常使用され
る全ての薬理学的投与形態で提供可能である。皮膚に局
所適用する場合には、該組成物は特に、水性、アルコー
ル性、水/アルコール性、または油性溶液の形態、また
はシーラムタイプまたはローションの分散物の形態、水
相中の脂肪相の分散(O/W)またはその逆(W/O)によ
り得られるミルクタイプの液体または半液体粘稠度を有
するエマルションの形態、または水性または無水ゲル、
フォームまたはクリームタイプの柔軟な粘稠度を有する
エマルションの形態、または、マイクロカプセルまたは
微粒子の形態の、またはイオンおよび/または非イオン
タイプの小胞体分散物の形態を有してもよい。該組成物
はまた、圧縮推進剤を含有するエアゾール形態であって
もよい。
【0021】いずれの形態であっても、該組成物は常法
にしたがって調製される。本発明による組成物の別の成
分の量は、本分野において通常使用されている量であ
る。本発明に使用される化合物はまた、ヘアケア用の種
々の組成物、特にシャンプー、ヘアーセットローショ
ン、トリートメントローション、スタイリングクリーム
またはゲル、染色組成物(特に酸化染料)、任意に色褪
せしないシャンプー、ヘアーリストラクチャリングロー
ション(hair−restructuring lotion)、パーマネン
トウエーブ組成物(特にパーマネントウエーブの第1工
程用組成物)、抗寄生虫用シャンプー等に組み入れられ
てもよい。
【0022】組成物がエマルションである場合には、脂
肪相の比率は、組成物の全重量に対して、5重量%から
80重量%までの範囲であり、好ましくは5重量%から
50重量%までの範囲である。エマルション形態の組成
物において使用される共乳化剤、乳化剤、オイル、およ
びワックスは、化粧品分野で通常使用されているものか
ら選択される。共乳化剤および乳化剤は、組成物中に、
組成物の全重量に対して、0.3重量%から30重量%
までの範囲であり、好ましくは0.5重量%から20重
量%までの範囲である。エマルションはさらに液状小胞
体を含有可能である。該組成物が油性ゲルまたは溶液で
ある場合、脂肪相は組成物の全重量に対して、90%よ
り多く存在可能である。
【0023】髪の成長を誘発および/または刺激する、
および/または髪抜けを遅延するための活性剤として、
式(I)の化合物を少なくとも1つ含有する組成物は、
特に1994年10月13日付けで”Anti Cancer In
c.”会社から提出された特許出願WO94/22468
に記載されているようなリポソーム形態であるようにす
ることも可能である。リポソームにカプセル化された化
合物はしたがって、選択的に髪のろ胞に移送される。本
発明による組成物はまた、化粧品に慣習的に使用される
添加剤類、たとえば親水性または親油性ゲル化剤、親水
性または親油性添加剤、防腐剤、酸化防止剤、溶媒、香
料、充填剤、遮へい剤、臭吸収剤、および着色剤を含有
可能である。これらの種々の添加剤の量は、通常化粧品
において使用されている量であり、たとえば、組成物の
全重量に対して、0.01重量%から10重量%であ
る。該添加剤は、その性質に応じて、脂肪相、水相、お
よび/または脂質性球状体に添加可能である。
【0024】本発明において使用可能なオイルまたはワ
ックスに関しては、鉱油(流動ワセリン)、植物油(カ
リテバターの液状成分、ひまわり油)、動物油(パーヒ
ドロスクアレン)、合成油(プルセリン油)、シリコー
ン油またはワックス(シクロメチコーン)、および、フ
ッ化オイル(パーフルオロポリエーテル)、みつろう、
カルナウバワックスまたはパラフィンワックスが挙げら
れる。脂肪アルコールおよび脂肪酸(ステアリン酸)
が、これらのオイルに添加可能である。本発明に使用可
能な乳化剤としては、たとえば、グリセリル=ステアラ
ート、ポリソルバート60、および”Gattefosse”社か
ら”Tefose 63”の商品名で販売されているPEG−6
0/PEG−32/グリコール=ステアラート混合物が挙
げられる。
【0025】本発明に使用可能な溶媒としては、低級ア
ルコール、特にエタノールおよびイソプロパノール、ま
たはプロピレングリコールが挙げられる。本発明に使用
可能な親水性ゲル化剤としては、カルボキシビニルポリ
マー(カルボメール)、アクリルコポリマー、たとえば
アクリラート/アルキルアクリラートコポリマー、ポリ
アクリルアミド、多糖、たとえばヒドロキシプロピルセ
ルロース、天然ゴム、およびクレーが挙げられ;親油性
ゲル化剤としては、修飾クレー、たとえばベントナイト
および脂肪酸の金属塩、たとえばアルミニウムステアラ
ートおよび疎水性シリカ、エチル=セルロースおよびポ
リエチレンが挙げられる。本発明の組成物は、他の親水
性活性成分、たとえば、タンパク質またはタンパク質加
水分解物、アミノ酸、ポリオール、尿素、アラントイ
ン、糖およびその誘導体、水溶性ビタミン、植物抽出
物、およびヒドロキシ酸が挙げられる。
【0026】親油性活性成分としては、レチノール(ビ
タミンA)およびその誘導体、トコフェロール(ビタミ
ンE)およびその誘導体、必須脂肪酸、式(I)の化合物
以外のセラミド、精油、またはサリチル酸およびその誘
導体が挙げられる。本発明により使用される式(I)の
化合物と組み合わせて、髪の再生および/または髪抜け
遅延に関して活性を良好にし、該活性を有するとして既
に知られている化合物を使用することも可能である。
【0027】該活性成分類としては、以下のものが挙げ
られるが、これらに限定されるわけではない。 −ニコチン酸エステル、特にトコフェロール=ニコチナ
ート、ベンジル=ニコチナートおよびC1−C6アルキル
=ニコチナート、たとえばメチル=ニコチナートまたは
ヘキシル=ニコチナート; −ピリミジン誘導体、たとえば2,4−ジアミノ−6−
ピペリジノピリミジン3−オキシドまたは米国特許第
4,596,812号に記載された”Minoxidil”また
はその多くの誘導体、またはたとえば米国特許第4,1
39,619号に記載された6−アミノ−1,2−ジヒ
ドロ−1−ヒドロキシ−2−イミノ−4−ピペリジノピ
リミジンおよびその誘導体; −髪の再生促進剤、たとえば本出願人による欧州特許出
願番号0,648,488に記載されているもの; −抗バクテリア剤類、たとえば、マクロリド、ピラノシ
ドおよびテトラサイクリン、特にエリスロマイシン; −カルシウムアンタゴニスト剤、たとえばシンナリザイ
ンおよびジルチアゼム; −ホルモン、たとえばエストリオールまたはその類似
体、またはチロキシンおよびその塩; −抗炎症ステロイド剤、たとえば、コルチコステロイド
(ヒドロコーチゾン); −抗アンドロゲン剤、たとえばオキセンドロン、スピロ
ノラクトンまたはジエチルスチルベストール; −5−α−レダクターゼアンタゴニスト; −OH−基スカベンジャ、たとえばジメチル=スルホキシ
ド。
【0028】他の化合物も添加可能であり、たとえば、
ジアゾキシド、スピロキサゾン、ホスホリピド、たとえ
ばレシチン、リノール酸、リノレイン酸、サリチル酸お
よびその誘導体(仏国特許2,581,542に記
載)、たとえばベンゼン環の5位に2から12の炭素原
子を有するアルカノイル基を有するサリチル酸の誘導体
等、ヒドロキシカルボン酸、ケトカルボン酸、およびこ
れらのエステル、ラクトンおよび相当する塩、アントラ
リン、カロテノイド、エイコサテトラエン酸、エイコサ
トリエン酸またはこれらのエステルおよびアミド、また
はビタミンDおよびその誘導体を添加可能である。
【0029】本発明によれば、特に、式(I)の化合物
の少なくとも1つを他の活性剤を、特に皮膚の状態、特
に頭皮の状態を予防および/または処理するための薬剤
と組み合わせることも可能である。該活性剤としては、
たとえば以下のものが挙げられる。 −皮膚分化、増殖、および/または、色素沈着調節剤、
たとえば、レチノイン酸およびその異性体、レチノール
およびそのエステル、ビタミンDおよびその誘導体、エ
ストロゲン、たとえばエストラジオール、コウジ酸およ
びヒドロキノン; −抗バクテリア剤、たとえば、クリ
ンダマイシン=ホスファート、エリスロマイシン、テト
ラサイクリンに属する抗生物質; −抗寄生虫剤、特にメトロニダゾール、クロタミトン、
およびピレスリノイド; −抗菌剤、特にイミダゾール類に属する化合物、たとえ
ば、エコナゾール、ケトコナゾール、またはミコナゾー
ルおよびそれらの塩、ポリエン化合物、たとえばアンホ
テリシンB、アリルアミンに属する化合物、たとえばテ
ルビナフィンおよびオクトピロックス; −抗ウイルス剤、たとえばアシクロビル; −抗炎症ステロイド剤、たとえば、ヒドロコーチゾン、
ベタメタゾン=バレラート、クロベタゾール=プロピオ
ナート、または、非ステロイド系抗炎症剤、たとえばイ
ブプロフェンおよびその塩、ジクロフェナックおよびそ
の塩類、アセチルサリチル酸、アセトアミノフェン、お
よびグリシルレチン(glycyrrhetinic)酸; −麻酔剤、たとえばリドカイン=ハイドロクロリドおよ
びその誘導体; −抗痒疹剤、たとえばテナルジン、トリメプラジン、お
よびシプロヘプタジン; −角質溶解剤、たとえば、α−およびβ−ヒドロキシカ
ルボン酸またはβ−ケトカルボン酸、および、これらの
塩、アミド、およびエステル、特に、ヒドロキシ酸、た
とえば、グリコール酸、乳酸、サリチル酸、およびクエ
ン酸、および、一般的には、果物酸、および5−(n−
オクタノイル)サリチル酸; −抗フリーラジカル剤、たとえば、α−トコフェロール
およびそのエステル、スーパーオキシド=ジスムター
ゼ、ある種の金属キレート剤、またはアスコルビン酸お
よびそのエステル; −抗皮脂剤、たとえばプロゲステロン; −ふけ止め剤、たとえば、オクトピロックスおよびジン
クピリチオン; −にきび止め剤、たとえば、レチノイン酸または過酸化
ベンゾイル; −サブスタンス、たとえばサブスタンスP、CGRPまたは
ブラジキニンアンタゴニストまたはNOシンターゼインヒ
ビタ、これらの化合物は敏感肌の治療に活性があるとし
て、および特に組成物に存在する可能性のある刺激化合
物に対して抗刺激効果を示すとして記載されている。
【0030】したがって、本発明の他の主題は、有効量
の式(I)の化合物を少なくとも1つと、抗細菌剤、抗
寄生虫剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、抗炎症剤、抗痒疹
剤、麻酔剤、角質溶解剤、抗フリーラジカル剤、抗皮脂
剤、抗フケ剤、抗にきび剤、皮膚の色素沈着および/ま
たは増殖および/または分化の調節剤、サブスタンス
P、CGRPまたはブラジキニンアンタゴニスト、またはNO
シンターゼインヒビタから選択される少なくとも1つの
薬剤とを含有する組成物に関する。本発明の組成物に
は、サブスタンスP、CGRPまたはブラジキニンアンタゴ
ニスト、またはNOシンターゼインヒビタが、組成物の全
重量に対して0.000001重量%から20重量%の
範囲で、特に組成物の全重量に対して0.0001重量
%から15重量%の範囲で選択的に使用される。
【0031】式(I)の化合物を少なくとも1つを、髪
抜け処理および/または髪再生促進するための薬理学
的、特に皮膚病学的組成物の調製に使用することが可能
である。 一般的には、これらの薬理学的組成物はこれ
らが含有する活性成分の量によって、特に化粧品組成物
とは区別される。当業者は、この場合、投与方法および
所望の結果の関数として使用可能な活性成分の量を如何
に定めるかは周知である。 式(I)の化合物は、組成
物の重量に関して、0.01%から20%までの間、選
択的には0.1%から10%までの間の濃度で、薬理学
的組成物の調製に使用可能である。
【0032】本発明による化粧品または薬理学的組成物
は、個々の頭皮の脱毛部分および髪に適用し、任意に長
い時間放置し、任意に洗い流すことが可能である。たと
えば、式(I)の化合物の少なくとも1つを有効量含有
する組成物を、夕方に適用し、一昼夜放置して、任意
に、次ぎの朝、シャンプーしてもよい。このように、1
ヵ月以上、毎日繰り返し適用可能である。本発明の他の
主題は、式(I)の化合物を少なくとも1つ有効量含有
する化粧品組成物を、髪および/または頭皮に適用し、
該組成物を髪および/または頭皮と接触させ、任意に洗
い流すことを含有することを特徴とする、医療行為を除
く、髪および/または頭皮の美容処理方法である。以下
の実施例および組成物は本発明を例解するものである
が、本発明はこれらに限定されるわけでない。特記しな
い限り、濃度は重量%で示されている。
【0033】
【実施例】
実施例1:培養ケラチノシトにおける2−アミノ−1,
3−オクタデカンジオールおよびその誘導体の増殖効果
の測定 HaCat細胞(文献:Boukamp and coworkers,J.Cell
Biol.,vol.106,March 1988,761−7
71)を、0.1mMの濃度のアミノ酸(非必須アミノ酸
の混合物)、50I.U./mmの濃度のペニシリン、50
μg/mlの濃度のストレプトマイシン、2mMの濃度のグ
ルタミン、1mMの濃度のピルビン酸ナトリウム、および
10%のウシ胎児血清を含有するDMEM媒体(Gibco社)
中で培養する。これらの細胞は、マルチウエルタイプ
(Costar、フランス)のプレートの24ウエルに、1ウ
エルあたり10000細胞の密度で接種された。接種の
24時間後、該細胞を、0.15mMのカルシウムイオ
ン、5μg/mlのインスリン、0.5μg/mlのヒドロコ
ーチゾン、および1μg/mlの脂質フリーのウシ血清ア
ルブミンを含有するKBM媒体(Clonetics社)中の試験化
合物と接触させた。
【0034】細胞カウントを、コウルターカウンタタイ
プの細胞カウンタを用いて、種々のセラミドの添加後、
5日目に行う。種々の化合物を、0.5nM、5nM、50
nMおよび500nMでテストする。パーセントで示す結果
は、対照に対して、すなわちスフィンガニンなしの同条
件下での培養に対しての細胞数の増加を示す。試験した
種々の化合物は: A:2−アミノ−1,3−オクタデカンジオール、 B:2−オレオイルアミノ−1,3−オクタデカンジオ
ール、 C:2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミノ
−1,3−オクタデカンジオール、 D:2−テトラコサノイルアミノ−1,3−オクタデカ
ンジオール、 E:2−アセチルアミノ−1,3−オクタデカンジオー
ル、 F:2−オクタノイルアミノ−1,3−オクタデカンジ
オール。
【0035】
【表1】
【0036】これらの結果から、2−アミノ−1,3−
オクタデカンジオールおよびその誘導体が、培養ケラチ
ノシトに対して増殖活性を有することがわかる。
【0037】実施例2:2−アミノ−1,3−オクタデ
カンジオールおよびその誘導体の細胞生存度効果の測定 HaCat細胞を上記のように培養する。これらは、マルチ
ウエルタイプ(Costar、フランス)のプレートの24ウ
エルに、1ウエルあたり20000細胞の密度で接種す
る。接種の24時間後、該細胞を、5μg/mlのインス
リンおよび0.5μg/mlのヒドロコーチゾンを含有す
るKBM媒体(Clonetics社)中の試験化合物と接触させ
る。
【0038】細胞生存度を、ミトコンドリアの呼吸作用
を測定することによって、48時間後に測定する。この
測定は、Boehringer社から販売されているXTTキットを
用いて、該社のインストラクションにしたがって行う。
上記実施例の化合物A、B、およびCを、50nMの濃度で
テストし、同様に、スフィンゲニンに基づく誘導体:N
−パルミトイルスフィンゲニン(Sigma社)(C16H)
もテストした。
【0039】パーセントで示す結果は、対照に対して、
すなわちアルカンジオール化合物なしの同条件下での培
養に対しての細胞数の増加を示す。
【0040】
【表2】
【0041】これらの結果から、(A)2−アミノ−
1,3−オクタデカンジオール、(B)2−オレオイル
アミノ−1,3−オクタデカンジオール、および(C)
2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミノ−
1,3−オクタデカンジオールが、培養ケラチノシトに
対して生存度増加を示すのに対して、N−パルミトイル
スフィンゲニン(C16H)が培養細胞に対して細胞毒性
を有することがわかる。該結果から、スフィンゲニンを
ベースとした化合物は、培養中細胞死をもたらすため、
髪のろ胞処理には使用不可能であることがわかる。
【0042】実施例3:2−アミノ−1,3−オクタデ
カンジオールおよびその誘導体の細胞周期効果の測定 HaCat細胞を上記のように培養する。これらは、マルチ
ウエルタイプ(Costar、フランス)のプレートの24ウ
エルに、1ウエルあたり20000細胞の密度で接種す
る。接種の24時間後、該細胞を、5μg/mlのインス
リンおよび0.5μg/mlのヒドロコーチゾンおよび1
μMの5−ブロモ−2’−デオキシウリジン(BrdU)を
含有するKBM媒体(Clonetics社)中の試験化合物と接触
させる。
【0043】細胞周期のフェーズを、ゲノムデオキシリ
ボ核酸中のBrdU組み入れを測定することによって、48
時間後に評価する。これは、Boehringer社から販売され
ているBrdUファストキットを用いて、該社のインストラ
クションにしたがって行う。上記実施例の化合物A、B、
およびCを、50nMの濃度でテストした。
【0044】パーセントで示す結果は、対照に対して、
すなわちアルカンジオール化合物なしの同条件下での培
養に対しての細胞数の増加を示す。
【0045】
【表3】
【0046】これらの結果から、(A)2−アミノ−
1,3−オクタデカンジオール、(B)2−オレオイル
アミノ−1,3−オクタデカンジオール、および(C)
2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミノ−
1,3−オクタデカンジオールが、Sフェーズに入った
ケラチノシトの数を増加させることがわかり、したがっ
て、これは細胞分裂活性の刺激を示している。
【0047】実施例4:2−アミノ−1,3−オクタデ
カンジオールおよびその誘導体のインビトロでの髪のろ
胞の生存性の測定 生存可能なインビトロでの髪のろ胞を、本出願人により
1995年7月12日付けでフランスで提出された特許
出願番号95−08465に記載された技術に従って調
製する。頭皮生検から、頭皮の細長いきれをメスを用い
て単離する。ろ胞を囲む脂肪組織を毛球にダメージを与
えないようにしながらピンセットを用いて除去する。ろ
胞を表皮と皮膚包囲部(dermal surroundings)から分
離するために、ろ胞をメスで切り取る。得られたフラグ
メントを、二酸化炭素の存在下、湿環境において、37
℃で、ウイリアムスE媒体における培地に保持した。
【0048】ろ胞の生存性を、その形態学的外観から、
生存ろ胞をカウントすることによって、毎日評価する。
結果は、1日あたりの生存ろ胞のパーセントとして表わ
す。実験は、アルカンジオールなし(A)の培養媒体と
比較して、50nMの濃度の以下の化合物を用いて行っ
た。 B:2−アミノ−1,3−オクタデカンジオール、 C:2−オレオイルアミノ−1,3−オクタデカンジオ
ール、 D:2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミノ
−1,3−オクタデカンジオール。
【0049】
【表4】
【0050】表中、nは、実験においてテストしたろ胞
の数を示す。該実験から、アルカンジオールが、培養し
た髪のろ胞の生存時間を延ばすことがわかる。
【0051】実施例5:2−アミノ−1,3−オクタデ
カンジオールおよびその誘導体の、ドキソルビシンの存
在下における細胞生存度の効果 HaCat細胞を実施例2のように培養する。接種の24時
間後、該細胞を、5μg/mlのインスリンおよび0.5
μg/mlのヒドロコーチゾンを含有するKBM媒体(Clonet
ics社)中の試験化合物と接触させる。細胞を、細胞生
存度の評価まで、テストすべき2−アミノ−1,3−オ
クタデカンジオールの存在下、培養する。実験の最初
に、1μg/mlの濃度のドキソルビシンを2時間、培養
媒体に添加する。
【0052】細胞生存度を、ミトコンドリアの呼吸作用
を測定することによって、48時間後に測定する。この
測定は、Boehringer社から販売されているXTTキットを
用いて、該社のインストラクションにしたがって行う。
実験は、アルカンジオールなしおよびドキソルビシンな
し(A)の培養媒体と比較して、およびドキソルビシン
のみ(B)の媒体と比較して、50nMの濃度の以下の化
合物を用いて行った。 C:2−アミノ−1,3−オクタデカンジオール、 D:2−オレオイルアミノ−1,3−オクタデカンジオ
ール、 E:2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミノ
−1,3−オクタデカンジオール。
【0053】パーセントで示す結果は、対照(A)に対
して、すなわちアルカンジオール化合物なしおよびドキ
ソルビシンなしの同条件下での培養に対しての細胞数の
増加を示す。
【0054】
【表5】
【0055】ドキソルビシンは細胞生存度を減少させ
る。2−アミノ−1,3−オクタデカンジオールの培養
媒体中では、該減少は抑制され、細胞生存度が上昇す
る。
【0056】実施例6:2−アミノ−1,3−オクタデ
カンジオールおよびその誘導体の、スフィンゲニン、N
−アセチルスフィンゲニンに基づく化合物の存在下にお
ける細胞生存度の効果 細胞を実施例5のように培養する。N−アセチルスフィ
ンゲニンは10μMの濃度である。実験は、アルカンジ
オールなしおよびN−アセチルスフィンゲニンなし(A)
の培養媒体と比較して、およびN−アセチルスフィンゲ
ニンのみ(B)の媒体と比較して、50nMの濃度の以下
の化合物を用いて行った。 C:2−アミノ−1,3−オクタデカンジオール、 D:2−オレオイルアミノ−1,3−オクタデカンジオ
ール、 E:2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミノ
−1,3−オクタデカンジオール。
【0057】パーセントで示す結果は、対照(A)に対
して、すなわちアルカンジオール化合物なしおよびN−
アセチルスフィンゲニンなしの同条件下での培養に対し
ての細胞数の増加を示す。
【0058】
【表6】
【0059】N−アセチルスフィンゲニンは細胞生存度
を減少させる。2−アミノ−1,3−オクタデカンジオ
ールの培養媒体中では、該減少を妨げる傾向にある。
【0060】実施例7:髪および/または頭皮に適用す
べき組成物の実施例。 これらの組成物は、単に混合することによって調製可能
である(A.M.:活性材料)。
【0061】 洗い流し可能なケアコンディショナー: Rewoquat W75EPG* 2gA.M. 2−アミノ−1,3−オクタデカンジオール 5g オキシエチレン化セチルステアリルおよびセチルアルコールの混合物 3g 防腐剤、香料 水 合計 100g
【0062】 シャンプー: ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(28%A.M.) 60g ココイルベタイン 9g 2−オレオイルアミノ−1,3−オクタデカンジオール 4g 防腐剤、香料 水 合計 100g HCl 全体として pH 6
【0063】 トリーティングシャンプー: ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(28%A.M.) 75g Empilan CIS** 1g 2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミノ−1,3−オクタデカン ジオール 1g 水 合計 100g
【0064】 洗い流し可能なローション: Catinal DC50(登録商標)*** 0.5g A.M. 2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミノ−1,3−オクタデカン ジオール 4g 防腐剤、香料 水 合計 100g NaOH 全体として pH 5.5
【0065】 水性ゲル: Carbopol 940(登録商標)(Goodrich社から販売) 0.6g Transcutol(登録商標)(Gattefosse社から販売) 5.0g トリエタノールアミン 0.3g 防腐剤 0.3g プロピレングリコール 3.0g NaOH 0.007g 2−オレオイルアミノ−1,3−オクタデカンジオール 4g 防腐剤、香料 水 合計 100g
【0066】 ローション: 2−アセチルアミノ−1,3−オクタデカンジオール 0.2g Gantrez es 425**** 1g A.M. Celquat 1200***** 0.5g エタノール 50g 脱イオン水 合計 100g
【0067】*: Witco社から販売されている、1−
メチル−2−タロウ−3−タロウアミドエチルイミダゾ
リウム=メソスルファート/プロピレングリコール(7
5/25)。 **: Albright and Wilson社から販売されてい
る、ココナツ酸モノイソプロパノールアミド。 ***: Toho社から販売されている、水/イソプロパ
ノール(15/85)混合物中の80%ベヘニルトリメ
チルアンモニウムクロリド。 ****: ISP社から販売されている、モノエステル
化マレイン酸無水物/メチルビニルエーテルコポリマ。 *****: National Starch社から販売されてい
る、ジアリルジメチルアンモニウムクロリドのおよびヒ
ドロキシエチルセルロースのコポリマ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/13 A61K 31/13 (72)発明者 ブルーノ・ベルナール フランス・92200・ヌーイー・シュー ル・セーヌ・アヴェニュ・ドゥ・ブレト ヴィル・13 (56)参考文献 特開 昭63−255213(JP,A) 特開 昭63−243017(JP,A) 特開 平4−5219(JP,A) 特開 平4−327563(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、Rは、飽和または不飽和で、任意にヒドロキ
    シル化された、4から28の炭素原子を有する直鎖また
    は分岐の炭化水素基を示し、 Rは、水素原子または基: 【化2】 を示し、 Rは、飽和または不飽和で、任意にヒドロキシル化さ
    れた、1から29の炭素原子を有する直鎖または分岐の
    炭化水素基を示し、該ヒドロキシル基は、飽和または不
    飽和で、2から30の炭素原子を有する直鎖または分岐
    のアシル鎖でエステル化可能であり、 Xは、水素原子またはOH基を示す)で表わされる少な
    くとも1つの化合物またはその光学異性体の少なくとも
    1つまたはジアステレオマの少なくとも1つのみからな
    る、髪のろ胞の残存時間を長くするための、髪残存およ
    び/または髪成長促進剤。
  2. 【請求項2】 Rが11から23までの間の炭素原子
    を有することを特徴とする請求項1に記載の髪残存およ
    び/または髪成長促進剤。
  3. 【請求項3】 Rが飽和炭化水素基を示すことを特徴
    とする請求項1または2に記載の髪残存および/または
    髪成長促進剤。
  4. 【請求項4】 Rが14の炭素原子を有することを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の髪残
    存および/または髪成長促進剤。
  5. 【請求項5】 Rが直鎖の炭化水素基を示すことを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の髪残
    存および/または髪成長促進剤。
  6. 【請求項6】 Rが基: 【化3】 であることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか
    1項に記載の髪残存および/または髪成長促進剤。
  7. 【請求項7】 Rが7から25の炭素原子を有する炭
    化水素基であることを特徴とする、請求項1ないし6の
    いずれか1項に記載の髪残存および/または髪成長促進
    剤。
  8. 【請求項8】 式(I)の化合物が、 − 2−アミノ−1,3−オクタデカンジオール、 − 2−アセチルアミノ−1,3−オクタデカンジオー
    ル、 − 2−オクタノイルアミノ−1,3−オクタデカンジ
    オール、 − 2−テトラコサノイルアミノ−1,3−オクタデカ
    ンジオール、 − 2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミ
    ノ−1,3−オクタデカンジオール、 − 2−オレオイルアミノ−1,3−オクタデカンジオ
    ール、 − 2−ヘキサデカノイルアミノ−1 3−オクタデカ
    ンジオール、 − 2−N−(2−ヒドロキシドコサノイル)アミノ−
    1,3−オクタデカンジオール、 − 2−アミノ−1,3,4−オクタデカントリオー
    ル、 − 2−ヘキサデカノイルアミノ−1,3,4−オクタ
    デカントリオール、 − 2−N−(2−ヒドロキシヘキサデカノイル)アミ
    ノ−1,3,4−オクタデカントリオールから選択され
    ることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項
    に記載の髪残存および/または髪成長促進剤。
  9. 【請求項9】 式(I)の化合物が、2−N−(2−ヒ
    ドロキシヘキサデカノイル)アミノ−1,3−オクタデ
    カンジオールまたは2−オレオイルアミノ−1,3−オ
    クタデカンジオールであることを特徴とする、請求項8
    に記載の髪残存および/または髪成長促進剤。
  10. 【請求項10】 化学療法からなる抗ガン治療によって
    誘発される脱毛症に対抗することを特徴とする、請求項
    1ないし9のいずれか1項に記載の髪残存および/また
    は髪成長促進剤。
  11. 【請求項11】 化粧品としてまたは薬理学的に許容さ
    れる媒体中に、請求項1ないし9のいずれか1項に記載
    の髪残存および/または髪成長促進剤と、抗細菌剤、抗
    寄生虫剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、抗炎症剤、抗痒疹
    剤、麻酔剤、角質溶解剤、抗フリーラジカル剤、抗皮脂
    剤、抗フケ剤、抗にきび剤、皮膚の色素沈着および/ま
    たは増殖および/または分化の調節剤、サブスタンス
    P、CGRPまたはブラジキニンアンタゴニスト、また
    はNOシンターゼインヒビタから選択される少なくとも
    1つの薬剤とを含有する化粧品または薬理学的組成物。
  12. 【請求項12】 サブスタンスP、CGRPまたはブラ
    ジキニンアンタゴニスト、またはNOシンターゼインヒ
    ビタが、組成物の全重量に対して0.000001重量
    %から20重量%の範囲で使用されることを特徴とする
    請求項11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 サブスタンスP、CGRPまたはブラ
    ジキニンアンタゴニスト、またはNOシンターゼインヒ
    ビタが、組成物の全重量に対して0.0001重量%か
    ら15重量%の範囲で使用されることを特徴とする請求
    項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 式(I)の化合物の量が、組成物の重
    量に対して、0.0001重量%から20重量%までの
    間であることを特徴とする、請求項11ないし13のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 式(I)の化合物の量が、組成物の重
    量に対して、0.001重量%から10重量%までの間
    であることを特徴とする、請求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 請求項11ないし15のいずれか1項
    に記載の組成物を髪および/または頭皮に適用し、該組
    成物を髪および/または頭皮と接触させ、任意に洗い流
    すことを含有することを特徴とする、髪および/または
    頭皮の美容処理方法。
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