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JP2950772B2 - 皮膚の脱色素用サリチル酸誘導体を含有する化粧品および/または皮膚病学的組成物 - Google Patents

皮膚の脱色素用サリチル酸誘導体を含有する化粧品および/または皮膚病学的組成物

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JP2950772B2
JP2950772B2 JP8081759A JP8175996A JP2950772B2 JP 2950772 B2 JP2950772 B2 JP 2950772B2 JP 8081759 A JP8081759 A JP 8081759A JP 8175996 A JP8175996 A JP 8175996A JP 2950772 B2 JP2950772 B2 JP 2950772B2
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carbon atoms
skin
hydroxyl group
chain
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LOreal SA
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔および/または
体の皮膚に、皮膚を明るくする、または、皮膚を剥離す
ることなく色素斑点(pigmental blemishes)を治療す
る目的で適用される、サリチル酸誘導体を含有する化粧
品および/または皮膚病学的組成物に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】皮膚
上に、特に手に、皮膚が不均一に見える黒ずみおよび/
または色の濃くなった斑点が表われることがしばしばあ
る。該斑点は、皮膚の表面に位置するケラチノシトにお
ける高濃度のメラニンに起因するものである。実際、表
皮の下部に位置するメラノシトは、メラニンを生成し、
該メラニンを、表皮の表面にいずれ表われる、メラニン
の蓄積されたケラチノシトに運ぶ。皮膚色素形成のメカ
ニズム、すなわちメラニン形成のメカニズムは、特に複
雑であり、以下に示す段階を経るものである。 チロシン→ドパ→ドパキノン→ドパクローム→メラニン チロシナーゼは、この一連の反応に貢献する必須酵素で
ある。これは特に、チロシンからドパ(ジヒドロキシフ
ェニルアラニン)への変換反応およびドパからドパキノ
ンへの変換反応において触媒の役割を果たす。該チロシ
ナーゼは、ある生物学的ファクターの効果において、成
熟状態にあるときにのみ、作用する。
【0003】ある物質が、メラニン発生において含有さ
れる酵素の1つを抑制することによって、または、メラ
ニンの一連の合成における化学化合物における1つの構
造類似体として挿入されることによって、メラニンの生
物学的合成における段階の1つに支障をきたす場合、お
よび/または、メラニン発生が起こる表皮メラノシトの
活力に対して直接作用する場合、脱色素を行うとして認
識されている。このようにして、一連の反応は、ブロッ
クされ、脱色素化されることが可能である。脱色素剤と
して最も一般的に使用される物質は、特にヒドロキノン
およびその誘導体、特にそのエーテル類、たとえば、ヒ
ドロキノンモノメチルエーテルおよびモノエチルエーテ
ルなどである。これらの化合物は、効果的ではあるが、
該化合物が発生する毒性のために副作用があり、これに
よって、該化合物を使用することが問題となり、実際に
は危険である。該毒性は、メラニン発生の基本メカニズ
ムにおいて該化合物が介在することから発生し、これに
よって、細胞が殺され、その生物学的環境を邪魔する危
険性があり、結果として、該化合物は皮膚が死んだ細胞
を排出するようにしなければならず、毒性を生成するこ
とになる。
【0004】したがって、ヒドロキノンの使用は、法的
には2%の濃度に限定されているが、ヒドロキノンは、
特に、刺激性およびメラノシトの細胞毒性がある化合物
であり、多くの著者によって、完全にまたは部分的に該
化合物を置換することが考えられている。非常に効果的
で不快ではない局所用脱色素物質の使用は、メラノシト
過活性による局所の色素過剰、たとえば、オエストロン
/プロゲストゲン避妊中または妊娠中(妊娠性肝班)に
おきる特発性の黒皮症、化学線ほくろとして知られてい
る老人性の色素斑点などの良性メラノシト過活性および
増殖による局所過色素沈着、光過敏性および病変後のは
ん痕などの偶発性過色素沈着、および、あるロイコデル
マス(leucodermas)、たとえば白班を治療する目的
で、研究されている。後者の過色素沈着は、ダメージを
受けた皮膚を再色素化することができないため、全皮膚
を均一に白くするように、残りの正常な皮膚を脱色素す
ることになる。
【0005】メラニン発生のメカニズムにおいて介在し
ないがチロシナーゼの上流において作用してその活性を
防止し、このため、ほとんど毒性を示さない物質に関し
ての研究が行われている。コウジ酸が、一般的にはチロ
シナーゼの活性の抑制剤として使用されている。さら
に、米国特許5,262,153は、乳酸およびその誘
導体の使用を教示している。本出願人の会社は、予想し
ないことに、あるサリチル酸誘導体が、チロシナーゼの
活性を抑制し、したがって、毒性なく、皮膚の斑点およ
び色素沈着に作用することを見い出した。
【0006】EP−A−378,936から、これらのサ
リチル酸誘導体を皮膚の老化を防止するための、およ
び、特に、老化に基づく色素沈着した斑点を治療するた
めの角質溶解剤として使用することが知られている。該
角質溶解剤は、剥脱剤または剥離剤であり、皮膚の表面
の死んだ細胞、特に該斑点の細胞を除去することによっ
て、色素沈着した斑点を減少させるものである。該特許
文献は、サリチル酸誘導体は、ターゲットとなるメラノ
シトを有することによってチロシナーゼの活性を阻害
し、これによってメラニンの生成を減少可能にすること
は、何ら教示していない。出願人は驚くべきことに、該
化合物は低濃度で使用しても、メラニンの合成に作用
し、死んだ細胞を除去することなく、チロシナーゼの活
性に対して抑制効果を示し、上皮の剥離なく皮膚を脱色
素化することを見い出した。これら2つの作用方法、メ
ラニンの合成および剥離は全く異なっており、矛盾する
ものである。
【0007】実際、化合物が皮膚の上皮の剥離を行う場
合には、皮膚に表面炎症を起こすこととなり、これによ
って、メラニンを刺激する。したがって、上皮剥離は、
皮膚から表面のマークを除去しても、メラニンの生成を
抑制するものではない。EP−A−378,936に記載
の化合物を3%より多く使用すると、上皮剥離によって
皮膚からマークが除去される。該化合物は低濃度で、メ
ラニン合成を遅らせる、または、制限することが可能で
あり、したがって抗炎症効果を有するということを支持
する理由はない。使用した濃度に応じて、該化合物は皮
膚に対して対照的な効果を示すものである。さらに、EP
−A−570,230は、皮膚色素異常の治療用として
の、高濃度の、または、他の脱色素化剤と組み合わせ
た、サリチル酸のアルキル化およびアルコキシル化誘導
体の使用を記載している。しかしながら、該特許文献
は、他のサリチル酸誘導体を単独でより低濃度で使用す
ると、脱色素化可能であることは何ら教示していない。
さらに、類似の式の化合物はまた、全く異なった特性を
有する可能性もある。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明によれば、 式(I):
【0009】
【化7】
【0010】(式中、Rは、直鎖、分岐、または環状
の、飽和脂肪族鎖、または、共役していてもしていなく
てもよい、1以上の2重結合を有する不飽和鎖を示し、
該鎖は、2から22の炭素数を有し、ハロゲン原子、ト
リフルオロメチル基、または、フリーの状態のヒドロキ
シル基、または、1から6の炭素原子を有する酸で、ま
たは、フリーの状態のまたは1から6の炭素原子を有す
る低級アルコールでエステル化されたカルボキシル官能
基で、エステル化されたヒドロキシル基から選択された
少なくとも1つの置換基により置換されてもよく;R'
は、ヒドロキシル基または式:
【0011】
【化8】
【0012】(式中、R1は、1から18の炭素数を有す
る飽和または不飽和脂肪族基である)で表わされるエス
テル官能基を示す)で表わされるサリチル酸誘導体また
は該誘導体の塩を、チロシナーゼの単独抑制剤として含
有する、化粧品および/または皮膚病学的組成物が提供
される。
【0013】R基は、好ましくは少なくとも4つの炭素
数を有する。たとえば、4から11の炭素数を有する飽
和直鎖のアルキル基から形成される。本発明によるサリ
チル酸誘導体を含有する組成物によれば、チロシナーゼ
を抑制することにより斑点の形成を顕著に減少させ、実
際には完全に消失させることが可能となり、メラニンの
生物学的合成の抑制を行うことも可能である。
【0014】また、本発明によれば、式(I):
【0015】
【化9】
【0016】(式中、Rは、直鎖、分岐、または環状
の、飽和脂肪族鎖、または、共役していてもしていなく
てもよい、1以上の2重結合を有する不飽和鎖を示し、
該鎖は、2から22の炭素数を有し、ハロゲン原子、ト
リフルオロメチル基、または、フリーの状態のヒドロキ
シル基、または、1から6の炭素原子を有する酸で、ま
たは、フリーの状態のまたは1から6の炭素原子を有す
る低級アルコールでエステル化されたカルボキシル官能
基で、エステル化されたヒドロキシル基から選択された
少なくとも1つの置換基により置換されてもよく;R'
は、ヒドロキシル基または式:
【0017】
【化10】
【0018】(式中、R1は、1から18の炭素数を有す
る飽和または不飽和脂肪族基である)で表わされるエス
テル官能基を示す)で表わされるサリチル酸誘導体また
は該誘導体の塩を、メラニンの生物学的合成を阻害する
ための単独抑制剤として有効量含有する、化粧品および
/または皮膚病学的組成物が提供される。
【0019】低濃度で使用される該化合物は、皮膚を剥
離することなく、したがって皮膚を刺激することなく、
皮膚を脱色素化し、明るくする優位性を有しており、該
特性は、このタイプの化合物には驚くべきことである。
【0020】さらに、本発明によれば、式(I):
【0021】
【化11】
【0022】(式中、Rは、直鎖、分岐、または環状
の、飽和脂肪族鎖、または、共役していてもしていなく
てもよい、1以上の2重結合を有する不飽和鎖を示し、
該鎖は、2から22の炭素数を有し、ハロゲン原子、ト
リフルオロメチル基、または、フリーの状態のヒドロキ
シル基、または、1から6の炭素原子を有する酸で、ま
たは、フリーの状態のまたは1から6の炭素原子を有す
る低級アルコールでエステル化されたカルボキシル官能
基で、エステル化されたヒドロキシル基から選択された
少なくとも1つの置換基により置換されてもよく;R'
は、ヒドロキシル基または式:
【0023】
【化12】
【0024】(式中、R1は、1から18の炭素数を有す
る飽和または不飽和脂肪族基である)で表わされるエス
テル官能基を示す)で表わされるサリチル酸誘導体また
は該誘導体の塩を、皮膚を剥離することなく皮膚を明る
くするための化合物として有効量含有する、化粧品およ
び/または皮膚病学的が提供される。
【0025】サリチル酸誘導体は、優位には、5−(n
−オクタノイル)サリチル酸、5−(n−デカノイル)
−サリチル酸、5−(n−ドデカノイル)サリチル酸か
ら選択される。また、本発明は、その塩、特に塩基によ
り得られた塩も含有する。本発明によるサリチル酸誘導
体を塩にすることの可能な塩基としては、無機塩基、た
とえばアルカリ金属の水酸化物(水酸化ナトリウムおよ
び水酸化カリウム)または水酸化アンモニウム、または
有機塩基も挙げられる。
【0026】サリチル酸誘導体を塩にするための両性塩
基、すなわち、アニオンおよびカチオン官能基を両方有
する塩基が好ましくは使用される。該両性塩基は、1
級、2級、3級または環状有機アミンであってもよく、
特に、アミノ酸であってもよい。このような両性塩基の
例としては、グリシン、リジン、アルギニン、タウリ
ン、ヒスチジン、アラニン、バリン、システイン、トリ
ヒドロキシメチルアミノメタン(TRISTA)、またはトリ
エタノールアミンが挙げられる。該塩基は、エマルショ
ンのpHを5から7までの間、すなわち皮膚に近いpHに誘
導するのに十分な量で使用される。本発明エマルション
は、皮膚に対して非常に適合性のあるものである。
【0027】本発明によれば、サリチル酸誘導体または
その塩は、好ましくは、組成物の全重量に対して、0.
01重量%から2重量%の範囲の濃度で、より好ましく
は組成物の全重量に対して、0.2重量%から0.5重
量%の範囲の濃度で使用される。本発明によるサリチル
酸誘導体を含有する組成物は、局所適用用に通常使用さ
れる薬剤学的投与形態であってもよく、たとえば、水
性、油性、または水/アルコール性溶液、しょう液タイ
プまたはローションの分散物、水性ゲル、油性ゲル、無
水ゲル、水中油形の分散によりまたはその逆の油中水形
の分散により得られる乳液タイプの液状または半液状の
エマルション、またはマイクロエマルション、マイクロ
カプセル、微粒子、またはイオンおよび/または非イオ
ンタイプの小胞体分散物である。該組成物は、常法にし
たがって調製される。
【0028】本発明による化粧品または皮膚病学的組成
物は、化粧品または皮膚病学的分野において通常使用さ
れている添加剤を含有してもよく、たとえば、乳化剤、
親水性または親油性ゲル化剤、親水性または親油性活性
成分、防腐剤、酸化防止剤、香料、充填剤、スクリーン
剤、着色材料をさらに含有してもよい。該種々の添加剤
の量は、通常、化粧品および/または皮膚病学的分野で
使用されている量であり、たとえば、組成物の全重量に
対して、0.01重量%から20重量%である。該添加
剤はその性質に応じて、脂肪相、水相および/または脂
質小胞体に導入可能である。油中水形または水中油形乳
化剤は、所望の最終エマルションに応じた乳化剤として
使用可能である。
【0029】前記乳化剤としては、たとえば、PEG−2
0ステアラート、PEG−100ステアラート、ポリソル
バート60(Tween 60、ICI社から販売)、ソルビタ
ン=ステアラート(Span 60、ICI社から販売)、お
よびPPG−3ミリスチルエーテルが挙げられる。乳化剤
の濃度は、組成物の全重量に対して、0.1重量%から
15重量%、好ましくは0.5重量%から5重量%の範
囲であってもよい。共乳化剤を、本発明の組成物に添加
してもよく、たとえば、組成物の全重量に対して、0.
05重量%から10重量%の範囲の量で添加してもよ
い。グリセリル=ステアラートが、共乳化剤として挙げ
られる。脂質小胞体分散物において、乳化剤は、イオン
および/または非イオン脂質小胞体からなっていてもよ
い。
【0030】本発明において使用可能なオイルとして
は、無機オイル、植物油(ヒマワリ油、アプリコットカ
ーネル油、またはカライト油)、合成油、シリコーン油
(シクロメチコーン)、およびフッ化油(ペルフルオロ
ポリエーテル)が挙げられる。脂肪アルコール(ステア
リルアルコール)、脂肪酸(ステアリン酸)およびワッ
クスが、該オイルに添加されてもよい。親水性ゲル化剤
としては、カルボキシビニルポリマー、ポリ(グリセリ
ル=アクリラート)またはポリ(グリセリル=メタクリ
ラート)、ポリアクリルアミド、天然ゴム(キサンタ
ン)、およびクレーが挙げられ、親油性ゲル化剤として
は、修飾クレー、たとえばベントン、脂肪酸の金属塩、
たとえばステアリン酸アルミニウム、および疎水性シリ
カが挙げられる。
【0031】親水性活性剤としては、たとえば、蛋白
質、蛋白質加水分解物、アミノ酸、ポリオール、特にグ
リセロールまたはソルビトール、尿素、アラントイン、
糖およびその誘導体、またはグリシルリチン酸が挙げら
れる。親油性活性剤としては、トコフェロール(ビタミ
ンE)およびその誘導体、必須脂肪酸、セラミドまたは
精油が挙げられる。特にUV照射に対して良好な保護特性
を確保する組成物をえるために、親油性または親水性の
UVスクリーン剤または酸化チタンおよび酸化亜鉛、任意
にナノ−酸化物形態のものが、本発明の組成物に使用可
能である。
【0032】該組成物は、特に、顔、手または体のケア
またはトリートメント用保護クリーム、皮膚をトリート
メントまたはケアするための保護またはケアボディミル
ク、ローション、ゲル、またはフォーム、クレンジング
または殺菌ローション、バス組成物、ファンデーショ
ン、および着色クリームからなる。後者の場合には、組
成物は色素を含有する。 テスト:テストでは、ヒトメタノシトからのチロシナー
ゼのドパ−オキシダーゼ活性における効果を評価するこ
とによって、5−(n−オクタノイル)サリチル酸の、
チロシナーゼの抑制剤としての活性が示された。ヒトメ
ラノシトは、調製して培養し、次いで5−(n−オクタ
ノイル)サリチル酸の種々の濃度(0.5μM、1μM、
2μMおよび5μM)の媒体に導入した。
【0033】3日後、メラノシトは、りん酸緩衝液(5
0mM、pH6.8)中の0.05%/0.02%トリプシ
ン/EDTA混合物においてトリプシン化し、トリトン(Tr
iton)X−100を1%(w/v)含有するりん酸緩衝液
で3回洗浄して、超音波にかけた。遠心分離した後、サ
ンプルを取りだし、りん酸緩衝液中の5mM−L−ドパと
混合した。チロシナーゼ活性を、分光光度計で評価し、
5mMドパからのドパクロームの形成による475nmにお
ける吸収の増加を測定した。吸収は、25℃で60分
間、マイクロプレートリーダーで記録した。細胞のチロ
シナーゼの活性を、商業的に入手可能なチロシナーゼで
調製した校正範囲に対して測定した。
【0034】結果を図1に示す。図1には、横座標の、
5−(n−オクタノイル)サリチル酸の濃度(μM)に関
する、縦座標の原料に対する活性%の関数が示されてい
る。該ヒストグラムは、5−(n−オクタノイル)サリ
チル酸で処理されたメラノシトからチロシナーゼのドパ
−オキシダーゼ活性が著しく減少し、この減少は、5μ
Mの濃度の時に特に著しいことを示している。該結果は
したがって、5−(n−オクタノイル)サリチル酸が、
チロシナーゼのドパ−オキシダーゼ活性を抑制すること
により細胞のメラニン発生を修飾する、すなわちL−ド
パをドパキノンに変換することを示している。本発明の
実施例を以下に示すが、これらの実施例は本発明を単に
説明するためのものであるので、本発明はこれらに限ら
れるものではない。実施例における”%”は、”重量
%”を意味する。
【0035】
【実施例】 実施例1:O/Wエマルション 5−(n−オクタノイル)サリチル酸 1% オクチルドデカノール 5% ヒマワリ油 11% EDTA 0.05% 水酸化ナトリウム 0.02% キサンタンゴム 0.2% ポリアクリルアミド/イソパラフィン/ラウレス(Laureth)−7 (Sepigel 305、Seppic社から販売) 0.9% シクロメチコーン 5% グリセロール 4% ポリ(グリセリル=ステアラート)、水/グリセロール混合物中2%(Lubraj el、Guardian社から販売) 5% グリセリル=ステアラート 0.6% PEG−100 ステアラート 0.6% PEG−20 ステアラート 1.2% ステアリン酸 0.6% ステアリルアルコール 1% 防腐剤 0.3% 水 合計100%
【0036】脱色素化特性を有する白色流体クリームが
得られる。20人の女性パネリストに対するテストで
は、該クリームは適用が容易であり、良好に浸透して心
地よい使用感があることが示された。さらに、該クリー
ムに対して、39歳から65歳の22人の女性に対する
手および顔の斑点に関する化粧医薬テストした。該クリ
ームを、顔と手のこうに4週間(28日間)、毎夕、1
回の割合で適用した。女性は、通常通りの洗浄およびメ
ークアップを続けた。
【0037】斑点の減少は、トリートメント前(D0)と
トリートメント後(D29)、クロマメータで評価した。
手の斑点の色は、ミノルタ社のCR200クロマメータで
測定した。測定は、対照領域として、隣接する正常な皮
膚に対しても、平行して行われた。測定は、L*およびb
*システムにおいて3回行われた。L*は光度を示し、b
*はグリーン−ブルー軸における皮膚の色を示す。これ
らの測定から、ITA(インディビデュアル・タイポロジ
カル・アングル)が、度(°)の単位で計算され、以下
の式: ITA°=[逆タンジェント((L*−50)/b*)]X1
80/3.1416 にしたがって、皮膚の色を分類した。
【0038】対照領域におけるITA°値と、D0およびD29
における色素沈着領域のITA°値との差異の有効性が、
スチューデント・テスト、”t”で評価された。該クリ
ームのチロシナーゼの抑制効果を、斑点の色の緩和性お
よび隣接する正常な皮膚の色との比較可能性によって、
テストした。
【0039】
【表1】
【0040】表1において、有効性レベルが5%よりも
低い場合に有効であり、非常に有効な結果は、”***”
で表わされ、有効な結果は、”**”で表わされ、有効で
ない結果は、”ns”で表わした。上記表1から、D29−D
0値は、斑点および(対照−斑点)の差異において、非
常に有効または有効であり、対照においては有効ではな
いことがわかる。該結果から、クリームを適用すること
により、明らかに斑点が緩和され、対照領域と斑点領域
との色の差異が減少したことがわかる。
【0041】 実施例2:O/Wエマルション 5−(n−オクタノイル)サリチル酸 1.5% アプリコットカーネル油 10% カライト油 7% PPG−3ミリスチルエーテル 5% ポリソルバート60(Tween60) 2.5% ソルビタン=ステアラート(Span60) 2.5% 防腐剤 0.2% シクロメチコーン 4% キサンタンゴム 0.2% カルボキシビニルポリマー 0.5% トリエタノールアミン(中和剤) 0.5% グリセロール 5% 水 合計100% 良好な脱色素化デイクリームが得られる。
【0042】実施例3:O/Wエマルション 脱色素化特性およびスクリーン特性を有する組成物が、
実施例1の組成物に、ナノ酸化チタンを2.5重量%添
加することによって得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドパ−オキシダーゼ活性に関するヒストグラ
ムを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−218602(JP,A) 特開 昭63−211254(JP,A) 特開 平6−40886(JP,A) 特開 平7−10738(JP,A) 特開 平6−92837(JP,A) 特開 平8−34708(JP,A) 特開 平7−324029(JP,A) 特開 平8−40869(JP,A) 特開 平7−304650(JP,A) 特開 平7−91174(JP,A) 特表 平4−502476(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、Rは、直鎖、分枝、または環状の、飽和脂肪族
    鎖、または、共役していてもしていなくてもよい、1以
    上の2重結合を有する不飽和鎖を示し、該鎖は、2から
    22の炭素数を有し、ハロゲン原子、トリフルオロメチ
    ル基、または、フリーの状態あるいは1から6の炭素原
    子を有する酸でエステル化されたヒドロキシル基から選
    択される少なくとも1つの置換基により置換されていて
    もよく、R'は、ヒドロキシル基または式: 【化2】 (式中、R1は、1から18の炭素数を有する飽和または
    不飽和脂肪族基である)で表されるエステル官能基を示
    す)で表されるサリチル酸誘導体または該誘導体の塩か
    らなる、チロシナーゼの抑制活性剤
  2. 【請求項2】 式(I): 【化3】 (式中、Rは、直鎖、分枝、または環状の、飽和脂肪族
    鎖、または、共役していてもしていなくてもよい、1以
    上の2重結合を有する不飽和鎖を示し、該鎖は、2から
    22の炭素数を有し、ハロゲン原子、トリフルオロメチ
    ル基、または、フリーの状態あるいは1から6の炭素原
    子を有する酸でエステル化されたヒドロキシル基から選
    択される少なくとも1つの置換基により置換されていて
    もよく、R'は、ヒドロキシル基または式: 【化4】 (式中、R1は、1から18の炭素数を有する飽和または
    不飽和脂肪族基である)で表されるエステル官能基を示
    す)で表されるサリチル酸誘導体または該誘導体の塩か
    らなる、メラニンの生物学的合成を阻害するための抑制
    活性剤
  3. 【請求項3】 サリチル酸誘導体が、5−(n−オクタ
    ノイル)サリチル酸、5−(n−デカノイル)−サリチ
    ル酸、5−(n−ドデカノイル)サリチル酸から選択さ
    れることを特徴とする、請求項1ないしのいずれか1
    項に記載の活性剤。
  4. 【請求項4】 サリチル酸誘導体が、5−(n−オクタ
    ノイル)サリチル酸であることを特徴とする、請求項1
    ないしのいずれか1項に記載の活性剤。
  5. 【請求項5】 サリチル酸誘導体が、無機または有機塩
    基による塩の形態であることを特徴とする、請求項1な
    いしのいずれか1項に記載の活性剤。
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