JP2946332B2 - 標準カラー写真の製作法 - Google Patents
標準カラー写真の製作法Info
- Publication number
- JP2946332B2 JP2946332B2 JP63186641A JP18664188A JP2946332B2 JP 2946332 B2 JP2946332 B2 JP 2946332B2 JP 63186641 A JP63186641 A JP 63186641A JP 18664188 A JP18664188 A JP 18664188A JP 2946332 B2 JP2946332 B2 JP 2946332B2
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- Japan
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- color
- film
- light
- photographing
- light source
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- Projection-Type Copiers In General (AREA)
- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、カラー写真における標準カラー写真の製作
法にかかわる。
法にかかわる。
(ロ) 従来の技術 現在通常におこなわれている機械焼きプリントは、撮
影フィルムの各被写体像が一こまごとに色補正されプリ
ントされる。
影フィルムの各被写体像が一こまごとに色補正されプリ
ントされる。
また撮影時に被写体とは別個に撮影光源からの照明光
をフィルムの一部に記録して、プリント時にその照明光
記録部がカラーペーパー上にて中性灰色になるよう焼付
装置を調整したその条件で被写体像を焼付ける方法(特
許第1247025号)がある。
をフィルムの一部に記録して、プリント時にその照明光
記録部がカラーペーパー上にて中性灰色になるよう焼付
装置を調整したその条件で被写体像を焼付ける方法(特
許第1247025号)がある。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 上記した通常の機械焼きの方法では、カラーフェリア
がさけられず、いかに正しい撮影をしても正しい色再現
ができない、依頼するたびに色が違ってプリントされる
という問題がある。また特許第1247025号では撮影現場
でいちいちレンズの前に拡散板を使用して撮影光源を記
録する必要があって煩わしく、間違った照明光記録のた
めのトラブルが避けられず、オートプリンターでの全自
動によるプリントができない。また照明光記録の機能を
カメラに組み込む方法は実施が困難で、実施できても従
来のカメラが通用しなくなるという欠点がある。本発明
は以上の欠点を排除して通常のカメラで通常に撮影して
機械焼き、手焼きを問わず容易確実に標準プリント(カ
ラーフェリアのない正しい色再現プリント)を得るカラ
ー写真の製作法を目的としている。
がさけられず、いかに正しい撮影をしても正しい色再現
ができない、依頼するたびに色が違ってプリントされる
という問題がある。また特許第1247025号では撮影現場
でいちいちレンズの前に拡散板を使用して撮影光源を記
録する必要があって煩わしく、間違った照明光記録のた
めのトラブルが避けられず、オートプリンターでの全自
動によるプリントができない。また照明光記録の機能を
カメラに組み込む方法は実施が困難で、実施できても従
来のカメラが通用しなくなるという欠点がある。本発明
は以上の欠点を排除して通常のカメラで通常に撮影して
機械焼き、手焼きを問わず容易確実に標準プリント(カ
ラーフェリアのない正しい色再現プリント)を得るカラ
ー写真の製作法を目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明では、カラーフィルムの現像以前にカラーフィ
ルムに撮影光源と同じ色質の基準光をあたえておく。す
なわち昼光・ストロボ撮影では色温度5500K、タングス
テン撮影ではたとえば3100Kといったように撮影光に近
似する光で適正露光をあたえるておく。またはフィルム
製造時に撮影目的に応じて各基準光をあたえた昼光用、
タングステン用、蛍光灯用、及び基準光をあたえない従
来のものをユニバーサルタイプとして選択使用すること
ができる。
ルムに撮影光源と同じ色質の基準光をあたえておく。す
なわち昼光・ストロボ撮影では色温度5500K、タングス
テン撮影ではたとえば3100Kといったように撮影光に近
似する光で適正露光をあたえるておく。またはフィルム
製造時に撮影目的に応じて各基準光をあたえた昼光用、
タングステン用、蛍光灯用、及び基準光をあたえない従
来のものをユニバーサルタイプとして選択使用すること
ができる。
(ホ) 作用 撮影するときは上述のようにしてフィルムを選択して
撮影するか、撮影後に撮影光源に応じて基準光を露光し
た後に通常の現像を行うと、フィルムには被写体像と同
時に基準露光部も現像されたネガができる。
撮影するか、撮影後に撮影光源に応じて基準光を露光し
た後に通常の現像を行うと、フィルムには被写体像と同
時に基準露光部も現像されたネガができる。
そこでプリントするときはその基準露光部がカラープ
リント上で無色(適正露光であれば反射濃度約0.5−0.
7)になる条件で被写体像をプリントすると、撮影光源
と同じ光を基準にプリントするので、色の偏りのない正
常な標準プリントが得られ、夕景なども昼光用で写せば
光源色効果も正常に発色できる。
リント上で無色(適正露光であれば反射濃度約0.5−0.
7)になる条件で被写体像をプリントすると、撮影光源
と同じ光を基準にプリントするので、色の偏りのない正
常な標準プリントが得られ、夕景なども昼光用で写せば
光源色効果も正常に発色できる。
またタングステン撮影ではタングステン光に、蛍光灯
撮影でも蛍光灯と近似の基準光を基準にプリントされる
ので各種光源にて正常な色再現プリントが可能になる。
撮影でも蛍光灯と近似の基準光を基準にプリントされる
ので各種光源にて正常な色再現プリントが可能になる。
(ヘ) 実施例 第1図はカラーフィルムのリーダー部と撮影画面の一
枚目との間に基準露光をあたえた場合の状態を示す。1
はカラーフィルムのリーダー部、2は基準露光部、3は
撮影画面の一枚目、4はフィルム及び基準光の種類等を
判別処理するためのパンチング部をあらわす。
枚目との間に基準露光をあたえた場合の状態を示す。1
はカラーフィルムのリーダー部、2は基準露光部、3は
撮影画面の一枚目、4はフィルム及び基準光の種類等を
判別処理するためのパンチング部をあらわす。
現在のフィルムの自動巻きあげカメラではデータイン
プット可能な部分が第1図のA−B間に示す幅が約9セ
ンチ近くあるので、本発明が容易に実施できしかも通常
の撮影プリント作業になんら支障をきたさない。
プット可能な部分が第1図のA−B間に示す幅が約9セ
ンチ近くあるので、本発明が容易に実施できしかも通常
の撮影プリント作業になんら支障をきたさない。
上記現像ずみフィルムをオートプリンターで処理する
ときは、パンチング部からフィルムの種類と乳剤番号及
び基準光のタイプが入力されるとともに、基準露光部の
色濃度を読み取ったデータをもとにその部分がカラーペ
ーパー上で無色になるよう調節したフィルター条件で
(つまり各画面ごとには露光量の補正はしても色の補正
はせずに)3以下の被写体像のプリントを行う。なお、
パンチング部はバーコード焼付方式にすることもでき
る。またスライド製作のためのラッシュプリント用オー
トプリンターも同様の原理を応用する。
ときは、パンチング部からフィルムの種類と乳剤番号及
び基準光のタイプが入力されるとともに、基準露光部の
色濃度を読み取ったデータをもとにその部分がカラーペ
ーパー上で無色になるよう調節したフィルター条件で
(つまり各画面ごとには露光量の補正はしても色の補正
はせずに)3以下の被写体像のプリントを行う。なお、
パンチング部はバーコード焼付方式にすることもでき
る。またスライド製作のためのラッシュプリント用オー
トプリンターも同様の原理を応用する。
製造時に基準光が与えられていないフィルムには第2
図にその一実施例を示したような基準光露光装置を使用
してフィルムをフォーマット化することができる。この
装置は、光源1の光色がフィルター部2によって5.500
K、3100K、蛍光色等の各基準色に変換可能であり、3か
らの反射光が4のミキシングボックスを照明し、カメラ
6がフィルムに基準光を適正露光できる構造にしてあ
る。
図にその一実施例を示したような基準光露光装置を使用
してフィルムをフォーマット化することができる。この
装置は、光源1の光色がフィルター部2によって5.500
K、3100K、蛍光色等の各基準色に変換可能であり、3か
らの反射光が4のミキシングボックスを照明し、カメラ
6がフィルムに基準光を適正露光できる構造にしてあ
る。
厳密使用の場合は撮影光源の色温度、色度に応じて基
準光の色質をこまかく変換可能とすることにより、より
厳密な色再現が可能になる。
準光の色質をこまかく変換可能とすることにより、より
厳密な色再現が可能になる。
また製造時にあらかじめインプットする場合は、潜像
退行現象が支障をきたすことになるが、パンチング部ま
たはバーコード部にインプットしたデータをもとにプリ
ントデータを修正することで解決可能である。
退行現象が支障をきたすことになるが、パンチング部ま
たはバーコード部にインプットしたデータをもとにプリ
ントデータを修正することで解決可能である。
(ト) 発明の効果 以上のように、本発明ではカラーフィルムに撮影光源
と同じ色質をもつ基準光を露光して、プリントではその
基準光露光部が無色になるようカラーバランスの調節が
行なわれる。したがって、通常のカメラで通常に撮影し
たあと現像依頼時に撮影した光源を指示する、あるいは
フィルムに指定された光源で撮影するだけで、被写体像
の中性灰色は灰色として再現されカラーフェリアのない
標準カラープリントが間違いなく得られる。つまり正し
い撮影をすれば必ず正しいプリントができるとともに、
再プリントでもプリント基準が明確であるから、同じネ
ガから常に同一結果が得られ、従来難しかったフィルタ
ーの使用効果、夕景効果なども正常にだせるというこれ
までにない効果をもたらすことができる。
と同じ色質をもつ基準光を露光して、プリントではその
基準光露光部が無色になるようカラーバランスの調節が
行なわれる。したがって、通常のカメラで通常に撮影し
たあと現像依頼時に撮影した光源を指示する、あるいは
フィルムに指定された光源で撮影するだけで、被写体像
の中性灰色は灰色として再現されカラーフェリアのない
標準カラープリントが間違いなく得られる。つまり正し
い撮影をすれば必ず正しいプリントができるとともに、
再プリントでもプリント基準が明確であるから、同じネ
ガから常に同一結果が得られ、従来難しかったフィルタ
ーの使用効果、夕景効果なども正常にだせるというこれ
までにない効果をもたらすことができる。
とくに、通常の撮影をした後、現像依頼時に基準露光
装置によってフォーマット化して現像をおこなう方法
は、ユーザーにとっては現像を依頼する時点で撮影光源
の種類を告げるだけで標準カラー写真が可能になり、し
かも現像所においても基準光の露光操作をおこなうだけ
で容易安価にカラープリント、カラースライドの品質を
大巾に向上させることが可能になる効果がある。
装置によってフォーマット化して現像をおこなう方法
は、ユーザーにとっては現像を依頼する時点で撮影光源
の種類を告げるだけで標準カラー写真が可能になり、し
かも現像所においても基準光の露光操作をおこなうだけ
で容易安価にカラープリント、カラースライドの品質を
大巾に向上させることが可能になる効果がある。
その際、画像濃度に関しては、カメラのAE露光と同様
なコントロールを加えれば、撮影時の露出のバラツキに
よる失敗を救済することができる。
なコントロールを加えれば、撮影時の露出のバラツキに
よる失敗を救済することができる。
この発明では、プリント時のカラーコントロールは基
準光部でおこなう。つまり原則として被写体像ごとのマ
ニュアルコントロールは必要がないので、プリンターに
基準露光部をセットしてボタンを押し(フィルターをコ
ントロールして固定したのち)、プリントしたいネガと
交換して枚数ボタンを押すという簡単な操作でノーマル
プリントが可能な、従来実施困難であったセルフプリン
ターが実現可能になる。
準光部でおこなう。つまり原則として被写体像ごとのマ
ニュアルコントロールは必要がないので、プリンターに
基準露光部をセットしてボタンを押し(フィルターをコ
ントロールして固定したのち)、プリントしたいネガと
交換して枚数ボタンを押すという簡単な操作でノーマル
プリントが可能な、従来実施困難であったセルフプリン
ターが実現可能になる。
いずれにせよこれまでの方法では全自動では標準プリ
ントを得ることができなかったが、本発明によって容易
に全自動化が可能になりカラープリントの質の向上と省
力化、色彩文化全体に役立てうるその効果ははかりしれ
ない。
ントを得ることができなかったが、本発明によって容易
に全自動化が可能になりカラープリントの質の向上と省
力化、色彩文化全体に役立てうるその効果ははかりしれ
ない。
第1図は、カラーフィルムにパンチング部と基準露光部
をもたらしたフィルムの説明図であり、1はリーダー
部、2は基準露光部、3は撮影画面の一枚目、4はパン
チング部、AとBは基準露光の焼き付けが可能な範囲を
あらわす。 第2図は、基準光露光装置の一実施例であり、1は光
源、2は変換フィルター部、3は反射板、4はミキシン
グボックス部、5は拡散板、6は基準光露光用カメラを
あらわす。
をもたらしたフィルムの説明図であり、1はリーダー
部、2は基準露光部、3は撮影画面の一枚目、4はパン
チング部、AとBは基準露光の焼き付けが可能な範囲を
あらわす。 第2図は、基準光露光装置の一実施例であり、1は光
源、2は変換フィルター部、3は反射板、4はミキシン
グボックス部、5は拡散板、6は基準光露光用カメラを
あらわす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/00 - 27/80
Claims (1)
- 【請求項1】フィルム製造時あるいは被写体撮影後で現
像以前に、カラーフィルムのリーダー部と撮影画面の間
に、撮影光源に応じて昼光用、タングステン用、蛍光灯
用および撮影光源に応じた色温度、色度の基準光を適正
露光し、プリント時にその基準露光部がカラーペーパー
上で無色になるよう焼付装置を調節したその条件で被写
体をプリントすることを特徴とする標準カラー写真の製
作法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63186641A JP2946332B2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | 標準カラー写真の製作法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63186641A JP2946332B2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | 標準カラー写真の製作法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0235440A JPH0235440A (ja) | 1990-02-06 |
JP2946332B2 true JP2946332B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=16192143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63186641A Expired - Fee Related JP2946332B2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | 標準カラー写真の製作法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2946332B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5649260A (en) * | 1995-06-26 | 1997-07-15 | Eastman Kodak Company | Automated photofinishing apparatus |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5921012B2 (ja) * | 1974-10-21 | 1984-05-17 | リギオ 脇 | ネガ・ポジ法カラ−写真における標準プリントの製作法 |
DE2803381C2 (de) * | 1978-01-26 | 1986-03-27 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren und Vorrichtung zum Bestimmen von Kopierlichtmengen für das Kopieren von Farbvorlagen |
-
1988
- 1988-07-25 JP JP63186641A patent/JP2946332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0235440A (ja) | 1990-02-06 |
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Legal Events
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