JP2944250B2 - ヘッド組み立て装置及びヘッド組み立て方法 - Google Patents
ヘッド組み立て装置及びヘッド組み立て方法Info
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- JP2944250B2 JP2944250B2 JP10888191A JP10888191A JP2944250B2 JP 2944250 B2 JP2944250 B2 JP 2944250B2 JP 10888191 A JP10888191 A JP 10888191A JP 10888191 A JP10888191 A JP 10888191A JP 2944250 B2 JP2944250 B2 JP 2944250B2
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- head
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- chip
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- head chip
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばビデオテープ
レコーダ(以下VTRと記す)等に適用される磁気ヘッ
ドの組み立て装置及び組み立て方法に関する。
レコーダ(以下VTRと記す)等に適用される磁気ヘッ
ドの組み立て装置及び組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRに使用される磁気ヘッドとしてダ
ブルヘッドがある。この種の磁気ヘッドは、図4(A)
に示すようにヘッドベース53の前部に間隔をおいて2
個のヘッドチップ62、63を配置した形のものであ
る。このダブルヘッドを組み立てる際には、まず同図
(B)に示すように予め第1のヘッドチップ62をヘッ
ドベース53に固定しておき、次に、第2のヘッドチッ
プ63を、ヘッドチップ62を基準にして位置決めしな
がら貼付けるという工法がとられる。この組み立て作業
においては、ギャップ間隔LGG、ヘッド高さH0(同
図(C)参照)を調整しながら高精度で貼付けることが
要求される。
ブルヘッドがある。この種の磁気ヘッドは、図4(A)
に示すようにヘッドベース53の前部に間隔をおいて2
個のヘッドチップ62、63を配置した形のものであ
る。このダブルヘッドを組み立てる際には、まず同図
(B)に示すように予め第1のヘッドチップ62をヘッ
ドベース53に固定しておき、次に、第2のヘッドチッ
プ63を、ヘッドチップ62を基準にして位置決めしな
がら貼付けるという工法がとられる。この組み立て作業
においては、ギャップ間隔LGG、ヘッド高さH0(同
図(C)参照)を調整しながら高精度で貼付けることが
要求される。
【0003】ここで期待される精度について説明すると
以下の通りである。 (1)第1ヘッドチップ62と第2ヘッドチップ63と
の突出量差ΔYは、3μm以下であること。この精度を
得るために、 (A)顕微鏡の対物レンズの焦点深度を利用する方法が
考えられるが、次のような欠点がある。即ち、 (a1)焦点深度が2〜3μm以下になると作業性が悪
い。
以下の通りである。 (1)第1ヘッドチップ62と第2ヘッドチップ63と
の突出量差ΔYは、3μm以下であること。この精度を
得るために、 (A)顕微鏡の対物レンズの焦点深度を利用する方法が
考えられるが、次のような欠点がある。即ち、 (a1)焦点深度が2〜3μm以下になると作業性が悪
い。
【0004】(a2)焦点深度を2〜3μm以下にする
には、対物レンズの作動距離が短くなるため、対物レン
ズとチップが接触しやすくなり、不良発生要因となる。 (B)対物干渉計付きの顕微鏡を用いる方向が考えられ
るが、次のような欠点がある。
には、対物レンズの作動距離が短くなるため、対物レン
ズとチップが接触しやすくなり、不良発生要因となる。 (B)対物干渉計付きの顕微鏡を用いる方向が考えられ
るが、次のような欠点がある。
【0005】(b1)対物干渉計の調整に高度な技術を
必要とする。
必要とする。
【0006】(b2)ヘッドチップの干渉縞を出すのに
作業性が悪い。(2)チップ貼付け曲りは10μm以下
である。この精度を得るために、(A)モニターに映し
出しヘアーラインとチップ縁を一致させる方法が考えら
れるが、次のような欠点がある。
作業性が悪い。(2)チップ貼付け曲りは10μm以下
である。この精度を得るために、(A)モニターに映し
出しヘアーラインとチップ縁を一致させる方法が考えら
れるが、次のような欠点がある。
【0007】(a1)作業性が悪い。
【0008】(a2)安定した貼付け精度が期待できな
い。
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、ダブ
ルヘッドの組み立て装置としては、従来は適切なものが
なく、精度良く、しかも作業性よくヘッドチップとヘッ
ドベースとの一体化を得られるヘッド組み立て装置の開
発が要望されている。
ルヘッドの組み立て装置としては、従来は適切なものが
なく、精度良く、しかも作業性よくヘッドチップとヘッ
ドベースとの一体化を得られるヘッド組み立て装置の開
発が要望されている。
【0010】そこで、この発明は、簡単な構成及び操作
により高精度にヘッドチップをヘッドベースに取着する
ことができ、極めて作業効率の良いヘッド組み立て装置
及びヘッド組み立て方法を提供することを目的とする。
により高精度にヘッドチップをヘッドベースに取着する
ことができ、極めて作業効率の良いヘッド組み立て装置
及びヘッド組み立て方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、基台上に設
けられ、ヘッドベースを保持する保持部材と、前記基台
上に設けられ、第1のヘッドチップが所定の位置に固定
されたヘッドベースを前記保持部材の所定の位置に位置
決めするヘッドベース位置決め手段と、前記基台上に設
けられ、第2のヘッドチップをその先端が前記第1のヘ
ッドチップの先端より突出するように前記ヘッドベース
の所定の位置に仮固定するヘッドチップ仮固定手段と、
前記基台上に設けられ、前記第2のヘッドチップの先端
の位置決めを行う第2のヘッドチップ先端位置調整手段
であって、前記第1及び第2のヘッドチップの先端に対
向する平面を有するガラス板と、このガラス板を介して
前記第1及び第2のヘッドチップをその先端方向から撮
影してモニタするモニタ手段と、前記ガラス板をこのガ
ラス板に干渉縞が発生したことが前記モニタ手段によっ
て確認されるまで前記ヘッドベースの方向に移動させて
前記第2のヘッドチップの先端の位置を調整するガラス
板駆動手段とでなる第2のヘッドチップ先端位置調整手
段と、前記位置が調整された第2のヘッドチップをその
位置で前記ヘッドベースに固定する手段とを備えてヘッ
ド組み立て装置を構成した。 また、この発明は、第1の
ヘッドチップが所定の位置に固定されたヘッドベースを
保持部材によって所定の位置に位置決めする第1の工程
と、第2のヘッドチップを、その先端が前記第1のヘッ
ドチップより突出するように前記ヘッドベースに仮固定
する第2の工程と、ガラス板をその平面が前記第1及び
第2のヘッドチップの先端に対向するように配置すると
ともにこのガラス板を介して前記第1及び第2のヘッド
チップ先端をモニタ手段でモニタしながら前記ガラス板
をこのガラス板に干渉縞が発生したことが前記モニタ手
段によって確認されるまで前記ヘッドベースの方向に移
動させて前記ヘッドチップの先端の位置を調整する第3
の工程と、前記第3の工程で位置が調整された第2のヘ
ッドチップをその位置で前記ヘッドベースに固定する第
4の工程とを備えてヘッド組み立て方法を構成した。
けられ、ヘッドベースを保持する保持部材と、前記基台
上に設けられ、第1のヘッドチップが所定の位置に固定
されたヘッドベースを前記保持部材の所定の位置に位置
決めするヘッドベース位置決め手段と、前記基台上に設
けられ、第2のヘッドチップをその先端が前記第1のヘ
ッドチップの先端より突出するように前記ヘッドベース
の所定の位置に仮固定するヘッドチップ仮固定手段と、
前記基台上に設けられ、前記第2のヘッドチップの先端
の位置決めを行う第2のヘッドチップ先端位置調整手段
であって、前記第1及び第2のヘッドチップの先端に対
向する平面を有するガラス板と、このガラス板を介して
前記第1及び第2のヘッドチップをその先端方向から撮
影してモニタするモニタ手段と、前記ガラス板をこのガ
ラス板に干渉縞が発生したことが前記モニタ手段によっ
て確認されるまで前記ヘッドベースの方向に移動させて
前記第2のヘッドチップの先端の位置を調整するガラス
板駆動手段とでなる第2のヘッドチップ先端位置調整手
段と、前記位置が調整された第2のヘッドチップをその
位置で前記ヘッドベースに固定する手段とを備えてヘッ
ド組み立て装置を構成した。 また、この発明は、第1の
ヘッドチップが所定の位置に固定されたヘッドベースを
保持部材によって所定の位置に位置決めする第1の工程
と、第2のヘッドチップを、その先端が前記第1のヘッ
ドチップより突出するように前記ヘッドベースに仮固定
する第2の工程と、ガラス板をその平面が前記第1及び
第2のヘッドチップの先端に対向するように配置すると
ともにこのガラス板を介して前記第1及び第2のヘッド
チップ先端をモニタ手段でモニタしながら前記ガラス板
をこのガラス板に干渉縞が発生したことが前記モニタ手
段によって確認されるまで前記ヘッドベースの方向に移
動させて前記ヘッドチップの先端の位置を調整する第3
の工程と、前記第3の工程で位置が調整された第2のヘ
ッドチップをその位置で前記ヘッドベースに固定する第
4の工程とを備えてヘッド組み立て方法を構成した。
【0012】
【作用】上記構成によれば、第2のヘッドチップは、ヘ
ッドベース上に第1のヘッドチップに対応して搭載さ
れ、その先端に第2のヘッドチップ先端位置調整手段の
ガラス板が当接されて、このガラス板を通してモニタ手
段で、その先端が第1のヘッドチップとともに撮影さ
れ、双方の映像に干渉縞が発生するまでガラス板をヘッ
ドベース方向に移動させる。これにより、第2のヘッド
チップは、ガラス板を介してヘッドベース上に、第1の
ヘッドチップに対応して位置調整されてヘッドベース上
に固定される。従って、第2のヘッドチップは、ヘッド
ベース上に第1のヘッドチップに対応させて容易にし
て、高精度に搭載することが可能となる。
ッドベース上に第1のヘッドチップに対応して搭載さ
れ、その先端に第2のヘッドチップ先端位置調整手段の
ガラス板が当接されて、このガラス板を通してモニタ手
段で、その先端が第1のヘッドチップとともに撮影さ
れ、双方の映像に干渉縞が発生するまでガラス板をヘッ
ドベース方向に移動させる。これにより、第2のヘッド
チップは、ガラス板を介してヘッドベース上に、第1の
ヘッドチップに対応して位置調整されてヘッドベース上
に固定される。従って、第2のヘッドチップは、ヘッド
ベース上に第1のヘッドチップに対応させて容易にし
て、高精度に搭載することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0014】図1はこの発明の一実施例である。51は
基台であり、この基台51の上には保持部材52が設け
られる。保持部材52の上面の角部には、直交する2つ
の内壁面からなり、ヘッドベース53を収容できる凹部
54が形成されている。凹部54には、ヘッドベース5
3の2つの基端部の側面に対向して当接し、ヘッドベー
ス53を高精度で位置決めする突起55、56、57が
形成されている。丸の中に拡大して示している。
基台であり、この基台51の上には保持部材52が設け
られる。保持部材52の上面の角部には、直交する2つ
の内壁面からなり、ヘッドベース53を収容できる凹部
54が形成されている。凹部54には、ヘッドベース5
3の2つの基端部の側面に対向して当接し、ヘッドベー
ス53を高精度で位置決めする突起55、56、57が
形成されている。丸の中に拡大して示している。
【0015】保持部材52の近傍に位置する基台51に
は、基端部がスライドシリンダー58に保持されたX方
向固定部材60と、同じく基端部がスライドシリンダー
59に保持されたY方向固定部材61が設けられてい
る。X及びY方向固定部材60、61は、それぞれの先
端部がヘッドベース53の側面に当接することができ、
スライドシリンダー58、59によりそれぞれ図示のA
方向、B方向へ移動可能である。これにより、ヘッドベ
ース53は、凹部54に収容された状態においてX,Y
方向固定部材60、61の先端により押され、突起5
5、56、57に当接され位置決め保持される。
は、基端部がスライドシリンダー58に保持されたX方
向固定部材60と、同じく基端部がスライドシリンダー
59に保持されたY方向固定部材61が設けられてい
る。X及びY方向固定部材60、61は、それぞれの先
端部がヘッドベース53の側面に当接することができ、
スライドシリンダー58、59によりそれぞれ図示のA
方向、B方向へ移動可能である。これにより、ヘッドベ
ース53は、凹部54に収容された状態においてX,Y
方向固定部材60、61の先端により押され、突起5
5、56、57に当接され位置決め保持される。
【0016】一方、保持部材52の近傍に位置する基台
51には、ヘッドベース53の先端部に配置されるヘッ
ドチップ63(図2に示す)の側面を位置決めする側面
調整部材64が設けられる。側面調整部材64の基端部
は、基台51に配設されたスライドユニット65に軸支
されており、先端部が図示矢印C、D方向へ回転可能と
なっている。この側面調整部材64は、図示矢印C方向
へ回転された状態において、先端部が保持部材52に位
置決め保持されたヘッドベース53の先端部に重なり合
うように設定されており(図2参照)、この調整部材6
4の先端部にはヘッドベース53に配設されるヘッドチ
ップ63の側面位置を規制するバキュームチャック機構
67を有した規制面66が設けられている。
51には、ヘッドベース53の先端部に配置されるヘッ
ドチップ63(図2に示す)の側面を位置決めする側面
調整部材64が設けられる。側面調整部材64の基端部
は、基台51に配設されたスライドユニット65に軸支
されており、先端部が図示矢印C、D方向へ回転可能と
なっている。この側面調整部材64は、図示矢印C方向
へ回転された状態において、先端部が保持部材52に位
置決め保持されたヘッドベース53の先端部に重なり合
うように設定されており(図2参照)、この調整部材6
4の先端部にはヘッドベース53に配設されるヘッドチ
ップ63の側面位置を規制するバキュームチャック機構
67を有した規制面66が設けられている。
【0017】さらに、保持部材52の近傍に位置する基
台51には、ヘッドベース53の先端部に配置される第
2のヘッドチップ63の先端位置決めを行うΔY調整部
材68が設けられる。ΔY調整部材68の先端部は、基
台51に配設されたスライドシリンダー69に設けられ
ており、図示矢印E方向に移動可能となっている。ΔY調
整部材68は、図示矢印E方向へ移動した状態におい
て、先端部が保持部材52に位置決め保持されたヘッド
ベース53の第2のヘッドチップ63の先端部に図2
(A)の如く突き当たり、次に、第1のヘッドチップ6
2に同図(B)の如く突き当たり停止する。ΔY調整部
材68の先端部には、第1のヘッドチップ62と第2の
ヘッドチップ63の先端を面一に規制する透明なガラス
板が設けられている。よって、ガラス面には、干渉縞が
発生する。
台51には、ヘッドベース53の先端部に配置される第
2のヘッドチップ63の先端位置決めを行うΔY調整部
材68が設けられる。ΔY調整部材68の先端部は、基
台51に配設されたスライドシリンダー69に設けられ
ており、図示矢印E方向に移動可能となっている。ΔY調
整部材68は、図示矢印E方向へ移動した状態におい
て、先端部が保持部材52に位置決め保持されたヘッド
ベース53の第2のヘッドチップ63の先端部に図2
(A)の如く突き当たり、次に、第1のヘッドチップ6
2に同図(B)の如く突き当たり停止する。ΔY調整部
材68の先端部には、第1のヘッドチップ62と第2の
ヘッドチップ63の先端を面一に規制する透明なガラス
板が設けられている。よって、ガラス面には、干渉縞が
発生する。
【0018】次に、保持部材52の近傍に位置する基台
51には、ヘッドベース53の先端部に配置される第1
のヘッドチップ62と第2のヘッドチップ63の先端を
撮像する手段が設けられる。即ち、単眼2視野顕微鏡7
0を通してテレビカメラ71は、ヘッドチップ先端をΔ
Y調整部材68のガラス板を通して撮像する。このテレ
ビカメラ71の出力映像信号は、モニターテレビ72に
供給され映出される。モニターテレビ72には、図3
(A)に示すように、ヘッドチップ62、63の先端部
が映出される。
51には、ヘッドベース53の先端部に配置される第1
のヘッドチップ62と第2のヘッドチップ63の先端を
撮像する手段が設けられる。即ち、単眼2視野顕微鏡7
0を通してテレビカメラ71は、ヘッドチップ先端をΔ
Y調整部材68のガラス板を通して撮像する。このテレ
ビカメラ71の出力映像信号は、モニターテレビ72に
供給され映出される。モニターテレビ72には、図3
(A)に示すように、ヘッドチップ62、63の先端部
が映出される。
【0019】ここで、モニターテレビ72には、水平・
垂直の基準線73、74、75も映し出される。ここ
で、基準線73、74、75の交点イ、ロにヘッドチッ
プ62、63のトラック下端部ハ、ニがそれぞれ一致す
るように位置調整が行われる。
垂直の基準線73、74、75も映し出される。ここ
で、基準線73、74、75の交点イ、ロにヘッドチッ
プ62、63のトラック下端部ハ、ニがそれぞれ一致す
るように位置調整が行われる。
【0020】さらに、保持部材52の近傍に位置する基
台51には、ヘッドベース53の先端部に配置されるヘ
ッドチップ63を押えるチップ押え部材76が設けられ
る。チップ押え部材76は、図示矢印F方向へ移動可能
である。このチップ押え部材76は、図示矢印F方向へ
移動した状態において、先端部が図3(B)に示すよう
に、保持部材52に位置決め保持されたヘッドベース5
3のヘッドチップ63に対応しており、このヘッドチッ
プ63を押える。このときの押圧力は、50〜100g
程度に設定されている。
台51には、ヘッドベース53の先端部に配置されるヘ
ッドチップ63を押えるチップ押え部材76が設けられ
る。チップ押え部材76は、図示矢印F方向へ移動可能
である。このチップ押え部材76は、図示矢印F方向へ
移動した状態において、先端部が図3(B)に示すよう
に、保持部材52に位置決め保持されたヘッドベース5
3のヘッドチップ63に対応しており、このヘッドチッ
プ63を押える。このときの押圧力は、50〜100g
程度に設定されている。
【0021】また保持部材52の近傍に位置する基台5
1には、ヘッドベース53の先端部に配置されるヘッド
チップ63の外観を見るテレビカメラ77が設けられて
いる。ヘッドチップ63がチップ押え部材76により軽
く押えられた状態において、ヘッドチップ63は上側に
配置されているテレビカメラ77により撮像され、その
撮像出力はモニターテレビ78に映出される。
1には、ヘッドベース53の先端部に配置されるヘッド
チップ63の外観を見るテレビカメラ77が設けられて
いる。ヘッドチップ63がチップ押え部材76により軽
く押えられた状態において、ヘッドチップ63は上側に
配置されているテレビカメラ77により撮像され、その
撮像出力はモニターテレビ78に映出される。
【0022】さらに保持部材52の近傍に位置する基台
51には、ヘッドベース53の先端にヘッドチップ63
を接着するための接着部材79が設けられている。この
接着部材79は、図示矢印G方向へ移動可能であり、先
端部には接着剤をおくるチューブ80が設けられてい
る。接着部材79は、図示矢印G方向に移動した状態に
おいて、先端部が保持部材52に位置決め保持されてい
るヘッドチップ63の下端部にチューブ80をあてがい
接着剤81を付着し、同図(B)に示すように塗布す
る。
51には、ヘッドベース53の先端にヘッドチップ63
を接着するための接着部材79が設けられている。この
接着部材79は、図示矢印G方向へ移動可能であり、先
端部には接着剤をおくるチューブ80が設けられてい
る。接着部材79は、図示矢印G方向に移動した状態に
おいて、先端部が保持部材52に位置決め保持されてい
るヘッドチップ63の下端部にチューブ80をあてがい
接着剤81を付着し、同図(B)に示すように塗布す
る。
【0023】次に上記組み立て装置の動作について説明
する。
する。
【0024】保持部材52の凹部54に、図1に示した
ようにヘッドベース53が固定部材60、61及び突起
55、56、57により位置決め固定される。次に調整
部材64が、図示矢印C方向に回動され、調整部材64
の先端部がヘッドベース53の先端部に重ね合わせられ
る。このときヘッドチップ63は、図2に示したように
ヘッドベース53の先端に配設される。このヘッドチッ
プ63の先端部は、ΔY調整部材68に当接し、一側部
は調整部材64の規制面66に当接する。規制面66に
はバキュームチャック機構67がありこれによりヘッド
チップ63が保持搬送されている。
ようにヘッドベース53が固定部材60、61及び突起
55、56、57により位置決め固定される。次に調整
部材64が、図示矢印C方向に回動され、調整部材64
の先端部がヘッドベース53の先端部に重ね合わせられ
る。このときヘッドチップ63は、図2に示したように
ヘッドベース53の先端に配設される。このヘッドチッ
プ63の先端部は、ΔY調整部材68に当接し、一側部
は調整部材64の規制面66に当接する。規制面66に
はバキュームチャック機構67がありこれによりヘッド
チップ63が保持搬送されている。
【0025】次に、ΔY調整部材68が図2(A)に示
したように矢印E方向へスライドされ、ヘッドチップ6
3を押し戻し、ヘッドチップ62と面一にする。ΔY調
整部材68は、ガラス板で構成されているので、ヘッド
チップ62とヘッドチップ63の頂点ホ、ヘ(図2
(B))に対応する箇所に干渉縞が発生する。
したように矢印E方向へスライドされ、ヘッドチップ6
3を押し戻し、ヘッドチップ62と面一にする。ΔY調
整部材68は、ガラス板で構成されているので、ヘッド
チップ62とヘッドチップ63の頂点ホ、ヘ(図2
(B))に対応する箇所に干渉縞が発生する。
【0026】さらに、ヘッドチップ62と63とは単眼
2視野顕微鏡70を通してテレビカメラ71により撮像
され、モニターテレビ72に映し出される(図3
(A))。モニターテレビ72にはヘッドチップ62、
63の映像が映し出されるとともに、ヘッドベース53
の所定位置に対応した水平、垂直基準線73、74、7
5が映し出されている。この基準線73、74の交点イ
にヘッドチップ62のハ点が合わせられる。次に、基準
線73、75の交点ロにヘッドトップ63のニ点が合わ
せられる。このとき、マイクロハンドル82を図示矢印
HあるいはI方向に回転させて、スライドユニット65
を前後させて調整が行われる。
2視野顕微鏡70を通してテレビカメラ71により撮像
され、モニターテレビ72に映し出される(図3
(A))。モニターテレビ72にはヘッドチップ62、
63の映像が映し出されるとともに、ヘッドベース53
の所定位置に対応した水平、垂直基準線73、74、7
5が映し出されている。この基準線73、74の交点イ
にヘッドチップ62のハ点が合わせられる。次に、基準
線73、75の交点ロにヘッドトップ63のニ点が合わ
せられる。このとき、マイクロハンドル82を図示矢印
HあるいはI方向に回転させて、スライドユニット65
を前後させて調整が行われる。
【0027】次に、チップ押え部材76が、図示矢印F
方向に移動し、図3(B)に示したようにヘッドチップ
63の中央部を押える。そして、調整部材64は、チャ
ックを解除し、図示矢印D方向へ回動される。この位置
決め状態において、上側からテレビカメラ77で確認が
行われる。次に接着部材79が図示矢印G方向に移動
し、ヘッドチップ63の基端部に接着剤81を適量塗布
する。これによりヘッドチップ63は、ヘッドベース5
3に接着固定される。この接着状態は、テレビモニタ7
8で目視することができる。
方向に移動し、図3(B)に示したようにヘッドチップ
63の中央部を押える。そして、調整部材64は、チャ
ックを解除し、図示矢印D方向へ回動される。この位置
決め状態において、上側からテレビカメラ77で確認が
行われる。次に接着部材79が図示矢印G方向に移動
し、ヘッドチップ63の基端部に接着剤81を適量塗布
する。これによりヘッドチップ63は、ヘッドベース5
3に接着固定される。この接着状態は、テレビモニタ7
8で目視することができる。
【0028】この後、接着部材79、ΔY調整部材6
8、押え部材76、X方向固定部材60、Y方向固定部
材61がそれぞれ元の位置に戻される。その後、ヘッド
ベース53が保持部材52から取り出され、作業が完了
する。
8、押え部材76、X方向固定部材60、Y方向固定部
材61がそれぞれ元の位置に戻される。その後、ヘッド
ベース53が保持部材52から取り出され、作業が完了
する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
簡単な構成及び操作により高精度にヘッドチップをヘッ
ドベースに取着することができ、作業効率が極めて良く
なる。
簡単な構成及び操作により高精度にヘッドチップをヘッ
ドベースに取着することができ、作業効率が極めて良く
なる。
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図。
【図2】この発明装置の動作を説明するために示した動
作説明図。
作説明図。
【図3】この発明装置の取扱い及び動作を説明するため
に示した説明図。
に示した説明図。
【図4】従来のダブルヘッドの構成及び組み立て条件を
説明するために示した図。
説明するために示した図。
51…基台、52…保持部材、53…ヘッドベース、5
4…凹部、55、56、57…突起、60…X方向固定
部材、61…Y方向固定部材、64…調整部材、68…
ΔY調整部材、70…単眼2視野顕微鏡、76…チップ
押え部材、77…テレビカメラ、79…接着部材。
4…凹部、55、56、57…突起、60…X方向固定
部材、61…Y方向固定部材、64…調整部材、68…
ΔY調整部材、70…単眼2視野顕微鏡、76…チップ
押え部材、77…テレビカメラ、79…接着部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/53 104 G11B 5/455
Claims (2)
- 【請求項1】 基台上に設けられ、ヘッドベースを保持
する保持部材と、前記基台上に設けられ、第1のヘッド
チップが所定の位置に固定されたヘッドベースを前記保
持部材の所定の位置に位置決めするヘッドベース位置決
め手段と、 前記基台上に設けられ、第2のヘッドチップをその先端
が前記第1のヘッドチップの先端より突出するように前
記ヘッドベースの所定の位置に仮固定するヘッドチップ
仮固定手段と、 前記基台上に設けられ、前記第2のヘッドチップの先端
の位置決めを行う第2のヘッドチップ先端位置調整手段
であって、前記第1及び第2のヘッドチップの先端に対
向する平面を有するガラス板と、このガラス板を介して
前記第1及び第2のヘッドチップをその先端方向から撮
影してモニタするモニタ手段と、前記ガラス板をこのガ
ラス板に干渉縞が発生したことが前記モニタ手段によっ
て確認されるまで前記ヘッドベースの方向に移動させて
前記第2のヘッドチップの先端の位置を調整するガラス
板駆動手段とでなる第2のヘッドチップ先端位置調整手
段と、 前記位置が調整された第2のヘッドチップをその位置で
前記ヘッドベースに固定する手段と を具備したことを特
徴とするヘッド組み立て装置。 - 【請求項2】 第1のヘッドチップが所定の位置に固定
されたヘッドベースを保持部材によって所定の位置に位
置決めする第1の工程と、 第2のヘッドチップを、その先端が前記第1のヘッドチ
ップより突出するように前記ヘッドベースに仮固定する
第2の工程と、 ガラス板をその平面が前記第1及び第2のヘッドチップ
の先端に対向するように配置するとともにこのガラス板
を介して前記第1及び第2のヘッドチップ先端をモニタ
手段でモニタしながら前記ガラス板をこのガラス板に干
渉縞が発生したことが前記モニタ手段によって確認され
るまで前記ヘッドベースの方向に移動させて前記ヘッド
チップの先端の位置を調整する第3の工程と、 前記第3の工程で位置が調整された第2のヘッドチップ
をその位置で前記ヘッ ドベースに固定する第4の工程と
を具備したことを特徴とするヘッド組み立て方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10888191A JP2944250B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ヘッド組み立て装置及びヘッド組み立て方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10888191A JP2944250B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ヘッド組み立て装置及びヘッド組み立て方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04315810A JPH04315810A (ja) | 1992-11-06 |
JP2944250B2 true JP2944250B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=14495961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10888191A Expired - Fee Related JP2944250B2 (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ヘッド組み立て装置及びヘッド組み立て方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2944250B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10338809B4 (de) * | 2003-08-21 | 2008-05-21 | Hesse & Knipps Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Justage von Bondkopfelementen |
-
1991
- 1991-04-12 JP JP10888191A patent/JP2944250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04315810A (ja) | 1992-11-06 |
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Legal Events
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