JP2839865B2 - 局所発汗量測定装置 - Google Patents
局所発汗量測定装置Info
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- JP2839865B2 JP2839865B2 JP7328078A JP32807895A JP2839865B2 JP 2839865 B2 JP2839865 B2 JP 2839865B2 JP 7328078 A JP7328078 A JP 7328078A JP 32807895 A JP32807895 A JP 32807895A JP 2839865 B2 JP2839865 B2 JP 2839865B2
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- JP
- Japan
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- capsule
- temperature
- skin
- measurement
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- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自律神経機能検査
等を行うための局所発汗量測定装置に関するものであ
る。
等を行うための局所発汗量測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】発汗には、温熱性発汗と精神性発汗とが
あり、このうち精神性発汗は手のひらや足の裏に多く見
られ、自律神経系の影響を強く受けることが知られてい
る。このため、自律神経機能検査における発汗量の測定
にはこうした箇所が選ばれ、正常者の発汗量との比較を
行うことによって診断が行われてきた。
あり、このうち精神性発汗は手のひらや足の裏に多く見
られ、自律神経系の影響を強く受けることが知られてい
る。このため、自律神経機能検査における発汗量の測定
にはこうした箇所が選ばれ、正常者の発汗量との比較を
行うことによって診断が行われてきた。
【0003】発汗量の測定装置は従来より種々開発され
ており、例えば換気カプセル法と呼ばれる方式によった
装置がある。これは、皮膚に密着させるカプセルを使用
するものであり、カプセルは皮膚への装着側が開口する
とともに、その内部は相互に連通する二室に仕切られて
いる。そして、一方の室(皮膚に密着する側で発汗を測
定するための室)には乾燥ガス(例えば窒素ガス)のボ
ンベとチューブを介して連通し、他方の室には湿度セン
サが内蔵されている。かくして、一方の室においては皮
膚から発散される発汗水分と乾燥ガスとが混合し、その
混合空気中の水分量に対応した電気信号が湿度センサか
ら連続して出力され、制御装置において発汗量の時間的
推移として計測される、というものであった。
ており、例えば換気カプセル法と呼ばれる方式によった
装置がある。これは、皮膚に密着させるカプセルを使用
するものであり、カプセルは皮膚への装着側が開口する
とともに、その内部は相互に連通する二室に仕切られて
いる。そして、一方の室(皮膚に密着する側で発汗を測
定するための室)には乾燥ガス(例えば窒素ガス)のボ
ンベとチューブを介して連通し、他方の室には湿度セン
サが内蔵されている。かくして、一方の室においては皮
膚から発散される発汗水分と乾燥ガスとが混合し、その
混合空気中の水分量に対応した電気信号が湿度センサか
ら連続して出力され、制御装置において発汗量の時間的
推移として計測される、というものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自律神経機
能の検査を行う場合には、検出されるべき水分は発汗に
基づくもののみでなければならない。ところが、現実に
は乾燥ガスのボンベからカプセルに至るまでの間のチュ
ーブ内には測定環境における空気の混入を避け得ない。
こうした空気の混入はカプセルを皮膚から取り外した場
合にカプセルを通してチューブ内に入り込むことによっ
て生じるためであり、このため測定の開始にあたっては
チューブ内の空気をパージしておく必要がある。
能の検査を行う場合には、検出されるべき水分は発汗に
基づくもののみでなければならない。ところが、現実に
は乾燥ガスのボンベからカプセルに至るまでの間のチュ
ーブ内には測定環境における空気の混入を避け得ない。
こうした空気の混入はカプセルを皮膚から取り外した場
合にカプセルを通してチューブ内に入り込むことによっ
て生じるためであり、このため測定の開始にあたっては
チューブ内の空気をパージしておく必要がある。
【0005】従来では、混入水分がほぼ完全にパージし
終わるのを待って発汗量を測定しなければならず、この
間長時間の待機が必要となっていた。しかし、現実には
パージの完了を待たずに測定を開始してしまうことが多
く、したがって測定精度に対する信頼性が損なわれるこ
ととなっていた。
終わるのを待って発汗量を測定しなければならず、この
間長時間の待機が必要となっていた。しかし、現実には
パージの完了を待たずに測定を開始してしまうことが多
く、したがって測定精度に対する信頼性が損なわれるこ
ととなっていた。
【0006】ところで、乾燥ガスの供給温度は測定環境
の温度に依存するのに対し、皮膚温はほぼ一定であるた
め、カプセル内の環境も測定環境の温度によって変動
し、このため発汗状況が周辺の環境によって変化するこ
ととなっていた。これでは、測定環境が異なると、測定
結果間の正確な比較ができないことになる。そこで、従
来は人工気候室と呼ばれる測定条件(室内温度等が一定
に保持されている)の整った環境の下で行われるのが通
常であったが、設備費等の高騰あるいは測定開始にあた
っての環境作りに時間がかかるなどの問題があった。
の温度に依存するのに対し、皮膚温はほぼ一定であるた
め、カプセル内の環境も測定環境の温度によって変動
し、このため発汗状況が周辺の環境によって変化するこ
ととなっていた。これでは、測定環境が異なると、測定
結果間の正確な比較ができないことになる。そこで、従
来は人工気候室と呼ばれる測定条件(室内温度等が一定
に保持されている)の整った環境の下で行われるのが通
常であったが、設備費等の高騰あるいは測定開始にあた
っての環境作りに時間がかかるなどの問題があった。
【0007】さらに、従来の発汗量測定装置では単に発
汗状況(発汗の時間的変化等)を測定するに過ぎず、つ
まり自律神経活動に伴う他の現象(心臓の鼓動)との関
連などを解析するといったことはなされていない。すな
わち、従来のものでは発汗現象を通じて自律神経活動全
体を解析するといった観点が欠如しており、そのような
自律神経活動に伴う諸現象の相互関連を測定する装置の
開発はなされていなかったのである。
汗状況(発汗の時間的変化等)を測定するに過ぎず、つ
まり自律神経活動に伴う他の現象(心臓の鼓動)との関
連などを解析するといったことはなされていない。すな
わち、従来のものでは発汗現象を通じて自律神経活動全
体を解析するといった観点が欠如しており、そのような
自律神経活動に伴う諸現象の相互関連を測定する装置の
開発はなされていなかったのである。
【0008】本発明は上記したような従来の問題点に鑑
みて開発工夫されたものであり、その目的とするところ
は、簡易な装置によって測定精度の向上を図りうる局所
発汗量測定装置を提供することである。
みて開発工夫されたものであり、その目的とするところ
は、簡易な装置によって測定精度の向上を図りうる局所
発汗量測定装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、皮膚面に装着
されるカプセル内にガスを送り込みつつ皮膚から発散さ
れる発汗水分を測定部に取り込んで、前記発汗状況を測
定する局所発汗測定装置であって、皮膚温度を検出可能
な皮膚温検出手段が備えられる一方、前記カプセルへの
ガスの供給路の途上にはヒータが設けられ、かつこのヒ
ータには前記皮膚温検出手段からの検出信号に基づいて
ガスの温度調節を行う温度コントローラが接続されるこ
とで、当該皮膚を設定温度に維持するようにしたことを
特徴とするものである。
されるカプセル内にガスを送り込みつつ皮膚から発散さ
れる発汗水分を測定部に取り込んで、前記発汗状況を測
定する局所発汗測定装置であって、皮膚温度を検出可能
な皮膚温検出手段が備えられる一方、前記カプセルへの
ガスの供給路の途上にはヒータが設けられ、かつこのヒ
ータには前記皮膚温検出手段からの検出信号に基づいて
ガスの温度調節を行う温度コントローラが接続されるこ
とで、当該皮膚を設定温度に維持するようにしたことを
特徴とするものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、皮膚
温度検出手段で検出された皮膚温に基づいて温度コント
ローラがヒータの加熱動作を制御しガスの温度を、皮膚
温と同一あるいは任意の温度差にするため、カプセル内
は任意のほぼ一定の温度に設定することができる。この
ため、測定環境の温度との影響を極力排して発汗量の測
定を行うことができる。
温度検出手段で検出された皮膚温に基づいて温度コント
ローラがヒータの加熱動作を制御しガスの温度を、皮膚
温と同一あるいは任意の温度差にするため、カプセル内
は任意のほぼ一定の温度に設定することができる。この
ため、測定環境の温度との影響を極力排して発汗量の測
定を行うことができる。
【0013】したがって、精度の高い測定結果を得るこ
とができ、また従来必要とされてきたパージ完了までの
間、待機している必要がないため、測定開始時期を早め
ることができる。
とができ、また従来必要とされてきたパージ完了までの
間、待機している必要がないため、測定開始時期を早め
ることができる。
【0014】また、請求項2の発明によれば、測定部の
表示部には上記のようにして得られた発汗水分量の時間
的推移と併せて被測定者の心拍信号が記録されるため、
発汗現象と心拍との関連についても知ることができる。
表示部には上記のようにして得られた発汗水分量の時間
的推移と併せて被測定者の心拍信号が記録されるため、
発汗現象と心拍との関連についても知ることができる。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 ―第1実施形態― 図1〜図6は本発明の第1実施形態を示すものであり、
まず図5によって測定装置全体の概要を説明する。
に基づいて説明する。 ―第1実施形態― 図1〜図6は本発明の第1実施形態を示すものであり、
まず図5によって測定装置全体の概要を説明する。
【0017】図5において、1は皮膚に装着されるカプ
セル、2は乾燥ガス(低湿度窒素ガス)が封入されたボ
ンベであり、カプセル1の流入側とボンベ2は可撓性チ
ューブよりなる供給路3によって接続され、ボンベ2か
ら乾燥ガスの供給を受けるようになっている。また、カ
プセル1の流出側には可撓性チューブよりなる排出路4
を介してフローメータ5が接続され、排出路4を通過す
るガス量を計測してボンベ2からの供給ガス量を調節す
ることによって、カプセル1に対するガスの供給量を一
定に保持することができるようにしている。
セル、2は乾燥ガス(低湿度窒素ガス)が封入されたボ
ンベであり、カプセル1の流入側とボンベ2は可撓性チ
ューブよりなる供給路3によって接続され、ボンベ2か
ら乾燥ガスの供給を受けるようになっている。また、カ
プセル1の流出側には可撓性チューブよりなる排出路4
を介してフローメータ5が接続され、排出路4を通過す
るガス量を計測してボンベ2からの供給ガス量を調節す
ることによって、カプセル1に対するガスの供給量を一
定に保持することができるようにしている。
【0018】また、供給路3の途中には乾燥ガスに含ま
れている混入水分量を検出するための第1湿度センサ6
が接続され、排出路4側にはカプセル1内の主として発
汗に伴う水分量を測定するための第2湿度センサ7が接
続されている。そして、これら第1、第2の両湿度セン
サ6,7は共に測定部8に接続されており、それぞれの
水分検出信号を入力するようになっている。また、測定
部8にはこれら水分検出信号に基づいて所定の処理を行
うようになっており、さらに測定部8にはその処理結果
(発汗量の時間的推移)を表示するためのプリンタ9が
接続されている。
れている混入水分量を検出するための第1湿度センサ6
が接続され、排出路4側にはカプセル1内の主として発
汗に伴う水分量を測定するための第2湿度センサ7が接
続されている。そして、これら第1、第2の両湿度セン
サ6,7は共に測定部8に接続されており、それぞれの
水分検出信号を入力するようになっている。また、測定
部8にはこれら水分検出信号に基づいて所定の処理を行
うようになっており、さらに測定部8にはその処理結果
(発汗量の時間的推移)を表示するためのプリンタ9が
接続されている。
【0019】次に、より具体的な構成を説明すると、カ
プセル1は合成樹脂材により円盤状に形成され、その下
半分(人体に装着される側の部分)は人体側へ開口する
中空状をなして形成されるのに対し、上半分は充実体と
しての基部1Aが連続している。そして、下半分の外周
縁に配された外壁の内側には、同心で二重に内壁が形成
され、これによってカプセル1内は計3つの室に区画さ
れることになり、このうちの最も外側の室は薬剤投入室
10となり、最も内側の室は測定室11となる。そし
て、これらの間の室は薬剤投入室10に投与された薬液
(例えば、アセチルコリンを主成分とする水溶液であ
り、皮膚に対する発汗促進作用がある)が直接測定室1
1内に侵入しないようにするための中間室12となって
いる。これら3室を仕切る壁はそれぞれほぼ同じ高さを
もって形成され、したがってカプセル1を人体に装着し
たときには、各室はほぼ水密状に仕切られる。
プセル1は合成樹脂材により円盤状に形成され、その下
半分(人体に装着される側の部分)は人体側へ開口する
中空状をなして形成されるのに対し、上半分は充実体と
しての基部1Aが連続している。そして、下半分の外周
縁に配された外壁の内側には、同心で二重に内壁が形成
され、これによってカプセル1内は計3つの室に区画さ
れることになり、このうちの最も外側の室は薬剤投入室
10となり、最も内側の室は測定室11となる。そし
て、これらの間の室は薬剤投入室10に投与された薬液
(例えば、アセチルコリンを主成分とする水溶液であ
り、皮膚に対する発汗促進作用がある)が直接測定室1
1内に侵入しないようにするための中間室12となって
いる。これら3室を仕切る壁はそれぞれほぼ同じ高さを
もって形成され、したがってカプセル1を人体に装着し
たときには、各室はほぼ水密状に仕切られる。
【0020】一方、カプセル1の基部1Aにはその外側
面から二条の貫通孔13,14が穿孔されており、それ
ぞれは測定室11へと通じるようになっており、このう
ちの一方側が乾燥ガスの流入側であり、前記した供給路
3とシール状態で接続されている。また、他方側は測定
室11内で生じた発汗水分が混入したガスの流出側とな
り、前記した排出路4側とシール状態で接続されてい
る。
面から二条の貫通孔13,14が穿孔されており、それ
ぞれは測定室11へと通じるようになっており、このう
ちの一方側が乾燥ガスの流入側であり、前記した供給路
3とシール状態で接続されている。また、他方側は測定
室11内で生じた発汗水分が混入したガスの流出側とな
り、前記した排出路4側とシール状態で接続されてい
る。
【0021】また、薬剤投入室10内の外周面側におけ
る所定高さ位置には全周に沿って電線15がリング状に
取り付けられている。そして、これらの両端部は基部1
Aの上面に突出する陽極側端子金具16に接続されてお
り、この陽極側端子金具16は図示しない電流供給装置
に接続されている。なお、電流供給装置は一定電流(約
2mA)を供給可能であり、その陰極側は、鉛板をフラ
ンネルで覆い食塩水に浸した陰極板を介して人体に接続
されるようになっている。
る所定高さ位置には全周に沿って電線15がリング状に
取り付けられている。そして、これらの両端部は基部1
Aの上面に突出する陽極側端子金具16に接続されてお
り、この陽極側端子金具16は図示しない電流供給装置
に接続されている。なお、電流供給装置は一定電流(約
2mA)を供給可能であり、その陰極側は、鉛板をフラ
ンネルで覆い食塩水に浸した陰極板を介して人体に接続
されるようになっている。
【0022】さらに、基部1Aの上面には薬剤投入室1
0へ通じる2つの孔が貫通し、それぞれにはパイプ1
7,18が圧入されている。一方のパイプ17は薬液の
投入用であり、他方のパイプ18は空気抜きとして機能
する。なお、基部1Aの上面には一対の取付金具19が
突出しており、これらには図示しない装着用のベルトの
端末が取り付けられる。
0へ通じる2つの孔が貫通し、それぞれにはパイプ1
7,18が圧入されている。一方のパイプ17は薬液の
投入用であり、他方のパイプ18は空気抜きとして機能
する。なお、基部1Aの上面には一対の取付金具19が
突出しており、これらには図示しない装着用のベルトの
端末が取り付けられる。
【0023】次に、図6に基づいて測定部8の構成につ
いて説明すると、測定部8は減算部20(例えば、OP
アンプ等によって構成される)を備えており、この減算
部20には前記した第1湿度センサ6からの出力信号と
第2湿度センサ7からの出力信号が入力されるようにな
っているとともに、第1湿度センサ6の検出値から第2
湿度センサ7の検出値を減算して出力するようになって
いる。また、減算部20にはその出力値を増幅するため
の増幅部21が接続され、さらにこの増幅部21には減
算値の増幅信号を印字するためのプリンタ9が接続さ
れ、測定時間中における発汗量の推移がプリントされる
ようになっている。
いて説明すると、測定部8は減算部20(例えば、OP
アンプ等によって構成される)を備えており、この減算
部20には前記した第1湿度センサ6からの出力信号と
第2湿度センサ7からの出力信号が入力されるようにな
っているとともに、第1湿度センサ6の検出値から第2
湿度センサ7の検出値を減算して出力するようになって
いる。また、減算部20にはその出力値を増幅するため
の増幅部21が接続され、さらにこの増幅部21には減
算値の増幅信号を印字するためのプリンタ9が接続さ
れ、測定時間中における発汗量の推移がプリントされる
ようになっている。
【0024】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明する。カプセル1を人体に装
着し、図示しない電流供給装置の陰極側に接続された陰
極板をカプセル1装着部位の近くに貼り付けておく。そ
して、アセチルコリンの10%水溶液である発汗促進剤
を薬剤投入室10に投入し、少なくとも電線が浸漬され
るようにしておく。このようにすることで、皮膚軸索反
射と呼ばれる作用によって測定室11内での発汗が促進
される。なお、皮膚軸索反射とは、皮膚交感神経節後線
維末端が薬剤等で刺激されると、皮膚交感神経節後線維
の分岐を介して直接刺激されていない部分にも発汗が起
こる現象をいう。
の作用効果を具体的に説明する。カプセル1を人体に装
着し、図示しない電流供給装置の陰極側に接続された陰
極板をカプセル1装着部位の近くに貼り付けておく。そ
して、アセチルコリンの10%水溶液である発汗促進剤
を薬剤投入室10に投入し、少なくとも電線が浸漬され
るようにしておく。このようにすることで、皮膚軸索反
射と呼ばれる作用によって測定室11内での発汗が促進
される。なお、皮膚軸索反射とは、皮膚交感神経節後線
維末端が薬剤等で刺激されると、皮膚交感神経節後線維
の分岐を介して直接刺激されていない部分にも発汗が起
こる現象をいう。
【0025】一方、ボンベ2から供給路3を介して低湿
度窒素ガスがカプセル1内の測定室11へ供給される。
このため、測定室11内では上記した軸索反射性発汗に
伴う水蒸気と低湿度窒素ガスとが混合し、その混合気は
排出路4へと排気される。
度窒素ガスがカプセル1内の測定室11へ供給される。
このため、測定室11内では上記した軸索反射性発汗に
伴う水蒸気と低湿度窒素ガスとが混合し、その混合気は
排出路4へと排気される。
【0026】ところで、上記した混合気中の水分量、つ
まり排出路4中の水分量は第2湿度センサ7にて検出さ
れ、その検出信号が測定部8中の減算部20へ入力され
る。他方、供給路3中の水分量、つまり供給路3を構成
する可撓性チューブ等に混入している水分量は第1湿度
センサ6にて検出され、その検出信号が測定部8の減算
部20へ入力され、減算部20では第2湿度センサ7に
よる検出値から第1湿度センサ6による検出値が減算さ
れる。これによって、供給路3中に含まれていた混入水
分量が減じられ、ほぼ発汗に伴う水分量のみが検出され
ることになる。
まり排出路4中の水分量は第2湿度センサ7にて検出さ
れ、その検出信号が測定部8中の減算部20へ入力され
る。他方、供給路3中の水分量、つまり供給路3を構成
する可撓性チューブ等に混入している水分量は第1湿度
センサ6にて検出され、その検出信号が測定部8の減算
部20へ入力され、減算部20では第2湿度センサ7に
よる検出値から第1湿度センサ6による検出値が減算さ
れる。これによって、供給路3中に含まれていた混入水
分量が減じられ、ほぼ発汗に伴う水分量のみが検出され
ることになる。
【0027】そして、減算部20からの出力値は増幅部
21によって増幅され、その増幅信号がプリンタ9に入
力される。その結果、プリンタ9には測定時間中の発汗
量の推移、発汗頻度が印刷される。
21によって増幅され、その増幅信号がプリンタ9に入
力される。その結果、プリンタ9には測定時間中の発汗
量の推移、発汗頻度が印刷される。
【0028】前述したように、測定の開始にあたっては
カプセル1等を通じて供給路3中あるいは測定部8中に
空気中の水分が混入するため、従来はこの混入水分がパ
ージされるのを待って測定を開始していたが、第1実施
形態によれば第2湿度センサ7の検出値から第1湿度セ
ンサ6の検出値を減算することで、供給路3中の混入水
分を排除して真に測定すべき発汗水分量のみが測定でき
るため、従来のようなパージ時間を待つことなく直ちに
測定を開始することができる。また、従来であるとパー
ジが不完全の場合には、測定精度に対する信頼性が損な
われることとなっていたが、本実施形態によれば、パー
ジすべき分の水分量が確実に排除されるため、高精度の
測定値が得られる。しかも、増幅部21によって発汗量
およびその時間的推移が拡大されてプリンタ9上に記録
されるため、精密測定が可能となる。したがって、従来
見落とされていた疾患等の発見も期待できる。 ―第2実施形態― 図7は本発明の第2実施形態を示すものである。第2実
施形態では発汗作用を心拍との関係で測定できるように
したものである。本実施形態では、排出路4にのみ湿度
センサ22を接続してここを通過する混合気の水分量を
検出している(第1実施形態と同様、供給路3にも湿度
センサ22を接続して減算処理をするようにしてもよ
い)。そして、その検出信号を増幅器23によって増幅
しマルチプレクサ24、A/D変換器25を介してCP
U26に入力するようにしている。一方、第2実施形態
では人体の腕部に装着するためのカフ27が備えられ、
その内部へダイヤフラムポンプ28によって空気を供給
し内部に空気を封入できるようにしている。そして、ダ
イヤフラムポンプ28とカフ27とを接続する可撓性チ
ューブの途中には圧脈波センサ29が接続されており、
心拍に伴う可撓性チューブ内の空気圧変動を電気信号に
変換して心拍信号として出力するようになっている。ま
た、圧脈波センサ29には心拍信号を増幅するための増
幅器30が接続されており、さらに増幅器30にはマル
チプレクサ24、A/D変換器25を介してCPU26
に接続されている。
カプセル1等を通じて供給路3中あるいは測定部8中に
空気中の水分が混入するため、従来はこの混入水分がパ
ージされるのを待って測定を開始していたが、第1実施
形態によれば第2湿度センサ7の検出値から第1湿度セ
ンサ6の検出値を減算することで、供給路3中の混入水
分を排除して真に測定すべき発汗水分量のみが測定でき
るため、従来のようなパージ時間を待つことなく直ちに
測定を開始することができる。また、従来であるとパー
ジが不完全の場合には、測定精度に対する信頼性が損な
われることとなっていたが、本実施形態によれば、パー
ジすべき分の水分量が確実に排除されるため、高精度の
測定値が得られる。しかも、増幅部21によって発汗量
およびその時間的推移が拡大されてプリンタ9上に記録
されるため、精密測定が可能となる。したがって、従来
見落とされていた疾患等の発見も期待できる。 ―第2実施形態― 図7は本発明の第2実施形態を示すものである。第2実
施形態では発汗作用を心拍との関係で測定できるように
したものである。本実施形態では、排出路4にのみ湿度
センサ22を接続してここを通過する混合気の水分量を
検出している(第1実施形態と同様、供給路3にも湿度
センサ22を接続して減算処理をするようにしてもよ
い)。そして、その検出信号を増幅器23によって増幅
しマルチプレクサ24、A/D変換器25を介してCP
U26に入力するようにしている。一方、第2実施形態
では人体の腕部に装着するためのカフ27が備えられ、
その内部へダイヤフラムポンプ28によって空気を供給
し内部に空気を封入できるようにしている。そして、ダ
イヤフラムポンプ28とカフ27とを接続する可撓性チ
ューブの途中には圧脈波センサ29が接続されており、
心拍に伴う可撓性チューブ内の空気圧変動を電気信号に
変換して心拍信号として出力するようになっている。ま
た、圧脈波センサ29には心拍信号を増幅するための増
幅器30が接続されており、さらに増幅器30にはマル
チプレクサ24、A/D変換器25を介してCPU26
に接続されている。
【0029】そして、CPU26では湿度センサ22か
らの発汗信号および圧脈波センサ29からの心拍信号に
基づいて所定の処理が行なわれるようになっており、そ
の演算結果は表示装置32およびD/A変換器31を介
してアナログデータとして出力され、ペンレコーダ33
等の記録手段によって記録されるようになっている。具
体的には、発汗量の時間的推移が心拍周期との関連にお
いて記録されるようになっている。
らの発汗信号および圧脈波センサ29からの心拍信号に
基づいて所定の処理が行なわれるようになっており、そ
の演算結果は表示装置32およびD/A変換器31を介
してアナログデータとして出力され、ペンレコーダ33
等の記録手段によって記録されるようになっている。具
体的には、発汗量の時間的推移が心拍周期との関連にお
いて記録されるようになっている。
【0030】なお、カプセル1等の構成については第1
実施形態と同様である。
実施形態と同様である。
【0031】上記した第2実施形態によれば、カフを上
腕の橈動脈上を覆うようにして装着し、その近くにカプ
セル1を装着する。そして、第1実施形態と同様にして
乾燥ガスを供給しその排出側において発汗に伴う水分量
を湿度センサ22にて検出する。ここからの発汗信号は
増幅器23を介しマルチプレクサ24を通してA/D変
換器25に入力されここでデジタル信号に変換された
後、CPU26に入力される。一方、ダイヤフラムポン
プ28を駆動してカフ27内に圧縮空気を封入させて保
持する。こうすることで、心拍に連動してカフ27内の
空気が脈動するため、その空気圧の脈動が圧脈波センサ
29によって検出される。そして、その検出信号は上記
した発汗信号と同様にしてCPU26に入力され、ここ
で所定の演算処理が行われ、モニター等の表示装置32
にそれらの時間的推移が表示されるとともに、レコーダ
33等にも記録され、かくして発汗状況が一心拍との関
連において測定される。
腕の橈動脈上を覆うようにして装着し、その近くにカプ
セル1を装着する。そして、第1実施形態と同様にして
乾燥ガスを供給しその排出側において発汗に伴う水分量
を湿度センサ22にて検出する。ここからの発汗信号は
増幅器23を介しマルチプレクサ24を通してA/D変
換器25に入力されここでデジタル信号に変換された
後、CPU26に入力される。一方、ダイヤフラムポン
プ28を駆動してカフ27内に圧縮空気を封入させて保
持する。こうすることで、心拍に連動してカフ27内の
空気が脈動するため、その空気圧の脈動が圧脈波センサ
29によって検出される。そして、その検出信号は上記
した発汗信号と同様にしてCPU26に入力され、ここ
で所定の演算処理が行われ、モニター等の表示装置32
にそれらの時間的推移が表示されるとともに、レコーダ
33等にも記録され、かくして発汗状況が一心拍との関
連において測定される。
【0032】以上のように、第2実施形態では一心拍と
の関連において発汗波を測定するものであり、これによ
って自律神経活動及び疾的疾患の詳細解析を期待するこ
とができる。なお、この実施形態では圧脈波センサ29
を使用して非観血による測定を可能としているが、その
他、心拍信号を検出できるものであれば、レーザー血流
計等、他の測定手段であってもよい。 ―第3実施形態― 図8は本発明の第3実施形態を示すものであるが、基本
的構成は第1実施形態と同様であるため、第1、第2の
両湿度センサおよび測定部等についての図示およびその
説明は省略する。
の関連において発汗波を測定するものであり、これによ
って自律神経活動及び疾的疾患の詳細解析を期待するこ
とができる。なお、この実施形態では圧脈波センサ29
を使用して非観血による測定を可能としているが、その
他、心拍信号を検出できるものであれば、レーザー血流
計等、他の測定手段であってもよい。 ―第3実施形態― 図8は本発明の第3実施形態を示すものであるが、基本
的構成は第1実施形態と同様であるため、第1、第2の
両湿度センサおよび測定部等についての図示およびその
説明は省略する。
【0033】第3実施形態では皮膚温度と同一温度の乾
燥ガスを供給するようにしたものである。具体的には、
カプセル1内には皮膚に密着して皮膚温度を検出可能な
第1温度センサ34が組み込まれる。一方、ボンベ2と
カプセル1とをつなぐ供給路3の途中には中継タンク3
6が設けられ、その内部にはタンク36内の乾燥ガスの
温度を検出するための第2温度センサ35とヒータ37
とが組み込まれている。そして、第1、第2の温度セン
サ34、35は共に温度コントローラ38に接続されて
いて、これら両温度センサ34,35によって検出され
た乾燥ガスと皮膚温度との間に差がある場合には、乾燥
ガスが皮膚温度と同一温度になるまでヒータ37に対す
る通電がなされるようになっている。
燥ガスを供給するようにしたものである。具体的には、
カプセル1内には皮膚に密着して皮膚温度を検出可能な
第1温度センサ34が組み込まれる。一方、ボンベ2と
カプセル1とをつなぐ供給路3の途中には中継タンク3
6が設けられ、その内部にはタンク36内の乾燥ガスの
温度を検出するための第2温度センサ35とヒータ37
とが組み込まれている。そして、第1、第2の温度セン
サ34、35は共に温度コントローラ38に接続されて
いて、これら両温度センサ34,35によって検出され
た乾燥ガスと皮膚温度との間に差がある場合には、乾燥
ガスが皮膚温度と同一温度になるまでヒータ37に対す
る通電がなされるようになっている。
【0034】したがって、第3実施形態によればカプセ
ル1内に供給される乾燥ガスは皮膚温度と同一温度であ
るため、測定環境の温度が変化しても皮膚温度というほ
ぼ一定の温度のもとでの測定を行うことができる。この
ため、周辺環境の温度に影響を受けずに測定を行うこと
ができるため、従来の人工気候室のような大がかりな装
置が不要となる。 ―第4実施形態― 図9及び図10は本発明の第4実施形態を示すものであ
り、この例ではカプセル1内を複数の室に仕切らず、つ
まり薬剤投入室、さらには中間室を形成することなく、
測定室11のみを形成したものである。そして、またカ
プセル1には皮膚温を検出するための皮膚温検出センサ
39と血液の流れを検出するための血流センサ40を組
み込んでいる。これら両センサをカプセル1内に一体に
組み込むことで、取扱い性に優れるとともに、発汗測定
部位の近くに血流測定部位を設けることで発汗・血流の
対応関係がより一層明瞭に測定できる。
ル1内に供給される乾燥ガスは皮膚温度と同一温度であ
るため、測定環境の温度が変化しても皮膚温度というほ
ぼ一定の温度のもとでの測定を行うことができる。この
ため、周辺環境の温度に影響を受けずに測定を行うこと
ができるため、従来の人工気候室のような大がかりな装
置が不要となる。 ―第4実施形態― 図9及び図10は本発明の第4実施形態を示すものであ
り、この例ではカプセル1内を複数の室に仕切らず、つ
まり薬剤投入室、さらには中間室を形成することなく、
測定室11のみを形成したものである。そして、またカ
プセル1には皮膚温を検出するための皮膚温検出センサ
39と血液の流れを検出するための血流センサ40を組
み込んでいる。これら両センサをカプセル1内に一体に
組み込むことで、取扱い性に優れるとともに、発汗測定
部位の近くに血流測定部位を設けることで発汗・血流の
対応関係がより一層明瞭に測定できる。
【0035】具体的構成を説明すると、カプセル1は樹
脂製であり、円盤状に形成されるとともに、下面側には
周壁を残して測定室11が中央に凹み形成されている。
この測定室11に通じるよう、周壁には側方から2本パ
イプが突入され、これらはは他の実施形態と同様、供給
路および排出路に接続されている。なお、排出路の途中
には発汗水分量を測定するための湿度センサ(図示しな
い)が接続されている。
脂製であり、円盤状に形成されるとともに、下面側には
周壁を残して測定室11が中央に凹み形成されている。
この測定室11に通じるよう、周壁には側方から2本パ
イプが突入され、これらはは他の実施形態と同様、供給
路および排出路に接続されている。なお、排出路の途中
には発汗水分量を測定するための湿度センサ(図示しな
い)が接続されている。
【0036】皮膚温検出センサ39はカプセル1の開口
端面に埋め込まれており、その検出部が皮膚に密着可能
なようになっている。皮膚温検出センサ39は第3実施
形態と同様な温度コントローラ(ここでは図示されな
い)に接続されており、温度コントローラは供給路の途
中に介在されたヒータ(同様に図示しない)に接続され
て、供給路を通ってカプセル1へ供給される乾燥ガスを
皮膚温と同一温度になるようにしている。
端面に埋め込まれており、その検出部が皮膚に密着可能
なようになっている。皮膚温検出センサ39は第3実施
形態と同様な温度コントローラ(ここでは図示されな
い)に接続されており、温度コントローラは供給路の途
中に介在されたヒータ(同様に図示しない)に接続され
て、供給路を通ってカプセル1へ供給される乾燥ガスを
皮膚温と同一温度になるようにしている。
【0037】血流センサ40はカプセル1の基部の中心
部に縦向きに取り付けられており、その先端部は測定室
11内に臨んでいる。血流センサ40はレーザ光を皮膚
に照射し、その反射光を検出することで血管中の血液の
流れの変化を電気信号の変化に変えて測定するものであ
り、その検出信号は前記した図示しない湿度センサと共
に第1実施形態と同様な測定部(ここでは図示されな
い)に接続されている。したがって、測定部では湿度セ
ンサからの発汗信号と併せて血流センサ40からの血流
信号が入力され、これらに基づいて様々なコンピュータ
処理を経た後、プリンタにおいて発汗および血流の時間
的推移を同時に表示する。これら2つの波形を通じて発
汗と血流との関係がより詳細に解析されることが期待で
きる。
部に縦向きに取り付けられており、その先端部は測定室
11内に臨んでいる。血流センサ40はレーザ光を皮膚
に照射し、その反射光を検出することで血管中の血液の
流れの変化を電気信号の変化に変えて測定するものであ
り、その検出信号は前記した図示しない湿度センサと共
に第1実施形態と同様な測定部(ここでは図示されな
い)に接続されている。したがって、測定部では湿度セ
ンサからの発汗信号と併せて血流センサ40からの血流
信号が入力され、これらに基づいて様々なコンピュータ
処理を経た後、プリンタにおいて発汗および血流の時間
的推移を同時に表示する。これら2つの波形を通じて発
汗と血流との関係がより詳細に解析されることが期待で
きる。
【0038】なお、本発明は種々の変更が可能であり、
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0039】第1実施形態では、第2湿度センサ7の
検出値から常時、第1湿度センサ6の検出値を減算する
ようにしたものを示したが、測定開始から一定時刻を経
過した時点での両検出値の差を記憶しておき、これを減
算用固定値として第2湿度センサ7の検出値から減算す
るようにしてもよい。
検出値から常時、第1湿度センサ6の検出値を減算する
ようにしたものを示したが、測定開始から一定時刻を経
過した時点での両検出値の差を記憶しておき、これを減
算用固定値として第2湿度センサ7の検出値から減算す
るようにしてもよい。
【0040】第3実施形態では皮膚温度を検出するよ
うにしていたが、皮膚温度は36゜Cでほぼ一定である
ため、中継タンク内を常にこの温度となるように設定し
てもよい。
うにしていたが、皮膚温度は36゜Cでほぼ一定である
ため、中継タンク内を常にこの温度となるように設定し
てもよい。
【図1】カプセルの底面図
【図2】カプセルの平面図
【図3】カプセルの断面図
【図4】カプセルの内側を示す斜視図
【図5】第1実施形態における測定装置のレイアウトを
示す概略図
示す概略図
【図6】測定部を示すブロック図
【図7】第2実施形態における測定装置のレイアウトを
示す概略図
示す概略図
【図8】第3実施形態における測定装置のレイアウトを
示す概略図
示す概略図
【図9】第4実施形態におけるカプセルの断面図
【図10】同じくカプセルの斜視図
1…カプセル 6、7、22…湿度センサ 8…測定部 34,35…温度センサ 37…ヒータ 38…温度コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−57031(JP,A) 特開 昭59−225340(JP,A) 特開 平8−131406(JP,A) 特開 平7−236643(JP,A) 特開 平4−71532(JP,A) 実開 平2−49503(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/00 A61B 5/0245
Claims (1)
- 【請求項1】 皮膚面に装着されるカプセル内にガスを
送り込みつつ皮膚から発散される発汗水分を測定部に取
り込んで、前記発汗状況を測定する局所発汗測定装置で
あって、 皮膚温度を検出可能な皮膚温検出手段が備えられる一
方、前記カプセルへのガスの供給路の途上にはヒータが
設けられ、かつこのヒータには前記皮膚温検出手段から
の検出信号に基づいてガスの温度調節を行う温度コント
ローラが接続されることで、当該皮膚を設定温度に維持
するようにしたことを特徴とする局所発汗量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7328078A JP2839865B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 局所発汗量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7328078A JP2839865B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 局所発汗量測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09140674A JPH09140674A (ja) | 1997-06-03 |
JP2839865B2 true JP2839865B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=18206272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7328078A Expired - Fee Related JP2839865B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 局所発汗量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2839865B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002054041A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Japan Science And Technology Corporation | Collecteur de gaz permeable a la peau et appareil de mesure de gaz permeable a la peau |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP7328078A patent/JP2839865B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002054041A1 (fr) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Japan Science And Technology Corporation | Collecteur de gaz permeable a la peau et appareil de mesure de gaz permeable a la peau |
US7247137B2 (en) | 2000-12-27 | 2007-07-24 | Japan Science And Technology Corporation | Device for collecting skin permeable gas and apparatus for measuring skin permeable gas |
US7266404B2 (en) | 2000-12-27 | 2007-09-04 | Japan Science And Technology Agency | Device for collecting skin permeable gas and apparatus for measuring skin permeable gas |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09140674A (ja) | 1997-06-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |