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JP2837518B2 - 不定形通信網のノード装置 - Google Patents

不定形通信網のノード装置

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JP2837518B2
JP2837518B2 JP17878290A JP17878290A JP2837518B2 JP 2837518 B2 JP2837518 B2 JP 2837518B2 JP 17878290 A JP17878290 A JP 17878290A JP 17878290 A JP17878290 A JP 17878290A JP 2837518 B2 JP2837518 B2 JP 2837518B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ローカルエリアネットワークのOSI層、網
と網制御層に関し、特に不定形通信網のノード装置に関
する。
従来の技術 ローカルエリアネットワーク(LAN)や公衆回線網な
ど、特にマルチメディア通信に適用可能な通信網とし
て、例えば特願昭61−218026号には、生体の神経細胞の
アナロジーによるマルチチャネルの格子状通信網が提案
されている。これは、多入力一出力信号の通信制御要素
をノードとして多結合構造に接続して通信網を構成し、
各ノードではデジタル信号を先着順論理により転送する
通信網形態をとっている。
この格子状通信網は特に次の点に優れている。1つ
は、多結合構造のためネットワークトポロジーの自由度
が高いことである。従って、フォルトトレランシー(生
残性)が高い、即ち網の一部に障害があっても他のルー
トで通信が適応的に確保される。つぎに、先着順論理に
よって、最適の通信経路が選択されることである。ま
た、このシステムは、ノードにおいて同時に複数の接続
チャネルを確立するマルチチャネル方式をとり、効率的
に全二重通信を確立するものである。このような格子状
通信網は、例えばOSI(開放型システム間相互接続)の
物理層からネットワーク層に効果的に適用される。
格子状通信網においてフォルトトレラント性を重視す
る場合、障害の影響を少なくするとともに、障害場所の
迅速な検出が重要である。障害として重大なものは3種
類ある。第1はノード自体の障害であり、第2は送信伝
送路の障害、第3は受信伝送路の障害である。前述の格
子状通信網では、これら第1,第2及び第3の障害によっ
て通信が阻害される確率は非常に小さい。
このように、あるノードから出るポートより先のノー
ド又は端末が障害の場合、これを検出することができ
る。しかし、網に実在しないアドレスに宛ててブロード
キャストしたり、端末やノードが発信したりすると、網
内の全ノードにブロードキャスト状態が継続し、これに
よって新たな通信が阻害される。これを解決するため、
特願昭62−125811号では、ノード装置にブロードキャス
トの時間を監視する監視手段を設け、ブロードキャスト
が所定期間を越えて入力している発振ポートを検出し、
他の入力ポートから切り離して休止ポートにし障害を最
小にしている。
発明が解決しようとする課題 従来のノード装置では、ダウンと判断されたダウンポ
ートは、休止状態にあるので、ノード装置を初期化しな
いと正常なポートに復帰できない欠点がある。
課題を解決するための手段 端末又は他のノード装置に対する伝送路中の各々の送
信線が接続される少なくとも1つの出力手段と、前記送
信線に対応する伝送路中の各々の受信線が接続される少
なくとも1つの入力手段と、これらの入力手段と出力手
段とを接続する接続手段と、前記接続手段を制御し前記
入力手段を選択的に前記出力手段に接続させる制御手段
とよりなり、この制御手段は、前記入力手段に接続され
これらの入力手段の内で最先に往信号の到来した先着入
力手段を識別する先着入力検出手段と、この先着入力検
出手段の識別から所定の期間の時限を開始する時限手段
と、この時限手段による時限に応じて前記入力手段の前
記受信線からの復信号の受信状態を監視する監視手段
と、前記先着入力手段に対応する出力手段から所定のア
クティブ信号を出力する信号出力手段と、前記入力手段
と出力手段との間の障害を記憶する障害記憶手段と、他
の入力手段に復信号が返らず、時限手段による所定の時
限を越えて往信号を受信したとき、他の入力手段により
切り離された前記入力手段の前記信号をこの入力手段に
対応する出力手段へ出力する入出力折返し手段とを有す
るものとし、前記制御手段により前記接続手段を制御し
て前記入力手段の内で既に設定されている通信に含まれ
ない伝送路について遊休状態にある入力手段を少なくと
もこの入力手段に対応する出力手段を除く全出力手段に
接続し、前記先着入力検出手段の識別に応動して前記制
御手段により前記接続手段を制御し、前記先着入力手段
を除く全入力手段について対応する出力手段との間の接
続を断とし、前記先着入力手段からこの先着入力手段に
対応する出力手段を除く全出力手段へ前記往信号を転送
させ、前記入力手段の内でこの往信号の転送を行った出
力手段に対応する入力手段に前記受信線から復信号が到
来するかを前記監視手段により監視し、復信号を受信し
た入力手段を前記先着入力手段に対応する出力手段に接
続するとともに先着入力手段をこの復信号を受信した入
力手段に対応する出力手段に接続してこれらの入力出力
手段間の接続を固定する一方、他の全入力手段を少なく
ともこの入力手段に対応する出力手段を除く全出力手段
に接続し、前記往信号を転送させた出力手段に対応する
入力手段に前記時限手段による所定の期間を越えて、前
記アクティブ信号及び衝突信号が入力しないと、その入
出力手段を障害として前記制御手段により前記障害記憶
手段に記憶させるとともに前記接続手段を制御して障害
の入力手段を他の入力手段より切り離し、障害の入力手
段に特定の信号が入力すると、前記制御手段により前記
障害記憶手段の記憶を解除させるとともに前記接続手段
を制御して障害のあった入出力手段の接続を正常に自動
復帰させるようにした。
この際、制御手段中に、特定の信号と障害の入力手段
が入力する信号とを照合する照合手段を設け、障害の出
力手段から前記特定の信号を送出させ、前記照合手段が
一致を検出すると障害の入出力手段の接続を正常に復帰
させるようにした。
一方、発振ポート検出用タイマを有する発振ポート検
出手段と、クロック周波数切換え手段とを設け、特定の
信号を受信したポートを発振ポートと判断し、直ちに発
振ポート検出用タイマのクロック周波数を高いほうに変
化させるようにした。
ここに、特定の信号を、ダウンポートから送出される
ダウン信号とした。
また、クロック周波数切換え手段を、復信号受付け可
能前に発振ポートとして検出して入力信号を折り返すよ
うに、発振ポート検出用タイマのクロック周波数を変化
させるものとした。
他方、発振ポート検出用タイマを有する異常検出手段
を設け、先着入力ポートで衝突信号検出時間内に衝突信
号を検出できなかったときにこの信号を異常と判断し、
直ちに発振ポートとして扱うようにした。
また、クロック周波数切換え手段を設け、先着入力ポ
ートで衝突信号検出時間内に衝突信号を検出できなかっ
たときにこの信号を異常と判断し、直ちに発振ポート検
出用タイマのクロック周波数を高いほうに変化させて発
振ポートとして扱うようにした。
ここに、クロック周波数切換え手段を、復信号受付け
可能前に発振ポートとして検出して入力信号を折り返す
ように、発振ポート検出用タイマのクロック周波数を変
化させるものとした。
作用 請求項1及び2記載の発明によれば、ノード装置は、
往信号が到来した先着入力手段を検出し、出力手段によ
り往信号を転送し、その後、入力手段を監視する時限手
段の所定時限を越えて、アクティブ信号及び衝突信号が
入力しない入出力手段を障害として障害記憶手段に記憶
させ、障害の出力手段により特定の信号を対応するノー
ド装置に送出する。障害が除かれた場合、対応するノー
ド装置は入力手段の信号受信が所定の期間を越えると、
この入力手段を発振ポートとし、入力手段の受信信号を
出力手段へ折返し、発振源のノード装置へ送出する。こ
のノード装置は出力手段の出力している特定の信号と入
力信号とを照合手段により比較し、この場合、一致して
いるので障害を解除し、信号の送出を停止し、双方のノ
ード装置は正常に復帰する。この信号制御方式により、
2つのノード装置間の障害を自動解除できる。
加えて、請求項3ないし6記載の発明によれば、ダウ
ンポートの自動復帰を行うときに正常なポートがダウン
信号を受けこれを発振ポートとして折返す際、長々とブ
ロードキャストすることを防止してネットワークの効率
を向上させることができ、かつ、ACK受付可能前に発振
検出を終了するのでノイズなどによりダウンポートと誤
ったパスを固定する、といった誤動作も防止できる。
また、請求項6ないし8記載の発明によれば、ノイズ
などの異常な信号の入力があった場合でも誤ったパスが
固定される前に、発振ポートとして扱うことにより誤パ
ス固定やブロードキャストの連続を防止することができ
る。
実施例 請求項1及び2記載の発明の一実施例を第1図ないし
第10図に基づき説明する。
本発明によるノード装置は、所定の信号が返送されな
いダウンポートを検出すると、このポートを閉鎖しダウ
ン信号を送出する。特定の信号及びブロードキャストの
信号を所定時間以上受けている先着入力ポート(発振ポ
ート)が存在すると異常と判断し、この発振ポートをダ
ウンポートとして切り離し、入力信号を送信源のノード
装置に返送する。このノード装置は特定の信号と同一の
信号を受信すると、信号の送出を停止し正常に復帰す
る。受信側ノード装置も異常信号が停止するので正常に
復帰する。
本発明によるノード装置を適用した不定形通信網は、
第9図に例示するようにノード装置10が伝送路12によっ
て2次元又は3次元に格子状に接続される格子状通信網
として有利に実現されるが、その網構成は本質的に不定
形である。例えば線形、ループ状など他の形状の網構成
をとってもよい。
ノード装置10には複数の、この例では8本の入出力ポ
ートが設けられ、それらには伝送路12を介して他のノー
ド装置10、及び(又は)端末14が接続可能である。入出
力ポートの数に制限はなく、少なくとも1つ以上あれば
よい。ノード装置10は、入出力ポートの容量内であれ
ば、伝送路12を介して接続されるノード装置10や端末14
の数に制限はない。また、網全体を単一のノード装置10
にて形成してもよく、また、複数のノード装置10を例え
ば単一の印刷配線板に搭載して全体を恰も1つのノード
装置として扱い、実質的な入出力ポート容量を増大させ
てもよい。
端末14は、本実施例では非同期にてデータを送受信可
能な端末装置であり、パソコンなどの処理システム、フ
ァイルステーションやプリントステーションなどのサー
ビスステーションなどを含む。データはメッセージパケ
ットの形で転送されるものが有利である。端末14は後述
のように、全二重端末の場合、自局当てのパケットを受
信すると直ちに応答信号を送出する方式のものが有利に
使用される。
伝送路12は、例えば光ファイバによる光伝送路、又は
撚り線や同軸ケーブルなどの電気伝送路であり、本実施
例ではデータがアナログ又はデジタルで伝送される。ま
た、全二重構成をとっている。ノード装置10と端末14の
間の伝送路12は、半二重構成をとってもよい。また、ト
ラヒックに応じてノード装置10相互間の伝送路12を複数
本設けてもよい。
第1図を参照すると、ノード装置10は、伝送路12から
の受信線が接続される入力ポート(入力手段)20と、伝
送路12への送信線が接続される出力ポート(出力手段)
30を有し、両者がスイッチングゲート部(接続手段)40
を介して相互に接続されている。入力ポート20は本実施
例では8つの受信ないしは入力チャネルi0〜i7を有し、
また、出力ポート30はこれに対応して8つの送信ないし
は出力チャネルo0〜o7を有する。これによってノード装
置10には、伝送路12を介して他のノード装置10や端末14
を全体で8つまで接続可能である。出力チャネルo0〜o7
のうち入力チャネルi0〜i7のそれぞれと同じ番号の、即
ち「対応する」出力チャネルが同じ方路の伝送路12に接
続される。
スイッチングゲート部40は、入力チャネルi0〜i7のう
ちの任意のものと出力チャネルo0〜o7のうちの任意のも
のとを選択的に相互接続するゲート回路である。入力ポ
ート20は、また、制御ゲート部50を介して開始制御部60
及び終了制御部70に接続されている。制御ゲート部50
は、入力ポート20からの信号を開始制御部60に、開始制
御部60、障害記憶部(障害記憶手段)210、終了制御部7
0からの制御信号をスイッチングゲート部40、終了制御
部70に適切に接続制御するゲート回路である。開始制御
部60は、入力信号が最先に到来した入力チャネルを識別
し、また、各入力チャネルに入力信号があるか否かの検
出を行なう機能部である。終了制御部70は、既に設定さ
れている通信経路の入力チャネルに入力信号がなくなっ
たことを検出してその通信の終了処理を行なう回路であ
る。スイッチングゲート部40、開始制御部60及び終了制
御部70は、ゲートセットバス80により相互に接続されて
いる。
スイッチングゲート部40には、また、アクティブ信号
出力部(信号出力手段)200が接続され、これは開始制
御部60にも接続されている。開始制御部60及び終了制御
部70には、また、障害が発生したチャネルを記憶する障
害記憶部210が接続されている。障害記憶部210はゲート
セットバス80にも接続されている。
スイッチングゲート部40、制御ゲート部50、開始制御
部60、終了制御部70、アクティブ信号出力部200及び障
害記憶部210は、それらを含む本装置全体を制御するシ
ーケンス制御部90によって制御される。
アクティブ信号出力部(AFU200)は、第2図に示すよ
うにチャネル0〜3のポートに対応する回路0〜3を有
する。ANDゲート211は、開始制御部60からポート0の先
着入力ポートを表わす信号SAUのH及びアクティブ信号
送出の信号MODE0のHを入力しているとき、シーケンス
制御部90からパルスENABLE0が入力されると、このパル
スを出力し、ORゲート212よりスイッチングゲート部40
に出力され出力ポート0よりアクティブ信号として出力
される。NANDゲート214は、前述の先着入力ポートの場
合、出力される信号SAUと、ポート0が発振ポートのと
き出力される信号NOACKのHが入力されると、フリップ
フロップ(FF)216の入力SBにLを出力し、FF216をセッ
トする。FF216は、出力QよりHをANDゲート218に出力
する。ゲート218は、入力ポート20の発振ポート0の入
力信号I−PORTをORゲート212に出力し、このORゲート2
12よりスイッチングゲート部(SGU)40に出力され、同
部より出力ポート0に折返され、発振源のノード装置へ
送出される。発信信号が停止すると、終了制御部70から
の信号EAUがLとなり、かつ信号SAUとNOACKはLとな
る。従って、インバータ220及びNANDゲート214は、Hを
NANDゲート222に出力する。FF216は入力RBにゲート222
からのLが入力され、リセットされる。ポート0がダウ
ンすると、障害記憶部210からの信号DMUがLとなり、イ
ンバータ224を介して、ANDゲート226は、信号発生器270
の特定の信号CLKDをORゲート212に出力する。信号CLKD
は同ゲートよりスイッチングゲート部40を通して出力ポ
ート0から送出される。
開始制御部60の特定の構成は、簡略のため入出力各4
チャネルの場合を第3図に示すように、先着入力信号検
出部(先着入力検出手段)60a及び入力信号検出部(監
視手段)60bからなる。先着入力信号検出部60aは、入力
チャネルi0〜i3のうち最初に入力信号が到来したチャネ
ルを先着順論理に従って識別する機能部である。これ
は、入力チャネル数に対応した、即ち4つのフリップフ
ロップ62と、一群のNANDゲート66と、4入力NANDゲート
68及びインバータ61と、4つの3入力NANDゲート63と、
バスバッファ65と、モード切換えスイッチ67とが図示の
ように接続されて構成されている。
フリップフロップ62は、入力信号の到来した入力チャ
ネルの状態を保持する回路である。一群のNANDゲート66
は、フリップフロップ62の出力64の相互間に優先順位を
与える。4入力NANDゲート68及びインバータ61は、何れ
かのフリップフロップ62への入力信号の到来に応動し、
全フリップフロップ62のS端子を低レベルにしてそれら
の状態を固定する保持機能を有するとともに、第1番目
の往信号が到来したことをシーケンス制御部90へ通報す
るための回路である。
3入力NANDゲート63は、一群のNANDゲート66の出力と
入力信号検出部60bの出力との論理和をとり、その論理
和出力は、バスバッファ65を介してゲートセットバス80
へ出力される。なおモード切換スイッチ67は、本実施例
では常時接続されている。
入力信号検出部60bは、入力ポート20に入力信号が到
来したか否かを検出する回路である。これは、フリップ
フロップ69及び120と、4つのNANDゲート122と、5入力
ORゲート124とが図示のように接続されて構成されてい
る。フリップフロップ69は、入力信号の到来した入力チ
ャネルの状態を保持するため2状態回路である。フリッ
プフロップ120は、フリップフロップ69の出力状態を記
憶し、それらのS端子を低レベルにしてその状態を固定
するための回路である。NANDゲート122は、フリップフ
ロップ69の出力の先着入力検出部60aへの接続を制御す
るゲート回路である。ORゲート124は、フリップフロッ
プ69の出力の論理和をとり、第1番目の復信号が到来し
たことをシーケンス制御部90に通報するための回路であ
る。
開始制御部60は第4図に示す監視回路400を有する。
これは基本的には、先着入力信号検出部60aのNANDゲー
ト68からの出力STARTの信号線402と5入力ORゲート124
の残りの入力404との間に接続されている。監視回路400
は、それが搭載されているノード装置10の入力チャネル
から入力信号が到来後、所定の期間内に着信端末からの
応答信号が到来しなかった場合、スイッチングゲート部
40にその入出力チャネルを他のチャネルから切り離させ
るための回路である。これは、システム内の全ノード装
置10に搭載してもよく、又は特定のノード装置10に選択
的に実装してもよい。
より具体的には、後述のように入力チャネルi0〜i7の
うちの特定のチャネルから最先に入力信号が到来する
と、先着入力信号検出部60aによってこれが検出され、
その旨を示す信号STARTが信号線402からシーケンス制御
部90へ出力される。また、先着入力信号信号部60aで何
れの入力チャネルに入力信号が先着したかはNANDゲート
63から信号0〜3としてアクティブ信号出力部200及び
制御ゲート部50へ、また、バスバッファ65からバス80へ
各々出力される。NANDゲート63からの出力0〜3のうち
高レベルであるものに対応するチャネル同士がスイッチ
ングゲート部50でリンクを設定され、それ以外のチャネ
ルはこれと切り離される。
例えば、NANDゲート63からの出力0〜3のうち高レベ
ルであるものが1つしかないと、スイッチングゲート部
40は、シーケンス制御部90から制御パルスWRITE 0を受
けても、その高レベルに対応する唯一のチャネルはどの
チャネルともリンクを設定できず、他のチャネルと分離
されてしまう。本実施例ではこれを利用し、監視回路40
0は、NANDゲート68の出力信号STARTを監視し、その高レ
ベルが所定の期間継続すると、強制的にACKシーケンス
とする。この疑似ACK信号に応動してスイッチングゲー
ト部40は、NANDゲート63からの出力が1つだけ高レベル
のままスイッチングゲート部40にリンクを張る。従っ
て、その入力チャネルが他から分離される。これによっ
て、不必要なネットワークの発信やブロードキャストの
継続、設定リンクの解放不能などの異常状態が回避され
る。所定の期間については後に詳述する。
障害記憶部(DMU)210は第5図(a)に示すようにチ
ャネル0〜3のポートに対応する回路0〜3を有する。
例えば、ポート0の場合、シーケンス制御部90からの
パルスWRITE 2がフリップフロップ(DFF)242の入力CK
に入力した時、ORゲート240に入力する開始制御部(SA
U)60からの信号がLであれば、ポート0はアクティブ
信号又は衝突信号を受信していない。終了制御部70から
のバス固定信号EAU及びノード装置立上げ信号BOOTがL
であれば、ポート0はバス固定に組み込まれていない。
以上の場合、DFF242は、入力DにORゲート240の出力
Lを入力し、リセット状態であり、出力QはLにある。
ポート0のダウンを表わす出力Qはモニタ表示(MON)
とORゲート246へ出力される。ゲート246へ入力するスイ
ッチは閉じた状態にあり、ゲート246は制御ゲート部(C
GU)50へLを出力する。ゲート246の出力はインバータ2
48へ入力され、パルスENABLE2が入力するとインバータ2
48よりゲートセットバス(GSB)80へポート0のダウン
をHレベルで出力する。ポート0はGSBのバス設定から
除かれる。照合回路(照合手段)250は入力ENにDFF242
の出力QBのHを入力しイネーブルとなる。
ダウンポート0は、他のポートから切り離され出力ポ
ートから特定の信号CLKDを出力する。信号CLKDを受信し
た他のノード装置は監視回路(時限手段)400の時限以
上信号が続くと、そのポートを切り離し、受信信号を折
り返す。ポート0は折り返し信号を受信する。照合回路
250では入力11にポート0の受信信号が入力し、入力12
に信号CLKDが第5図(b)の信号発生器270より入力す
る。照合回路250は両者の一致を検出すると、出力CRYに
Hを出力する。これはORゲート252より出力され、シー
ケンス制御部(SCU)のORゲート100に信号DENDとして入
力する。また、インバータ244よりDFF242の入力RBに入
力し、これをリセットするので、ポート0による障害が
解除される。
シーケンス制御部90は、本装置の制御に必要な制御信
号を生成するためのゲート群と、通信の生起と終了が競
合した時、通信の終了を優先させるための回路とを有す
る。「アクティブ検出時定数」、「入力信号検出時定
数」は、シーケンス制御部90にて形成される。シーケン
ス制御部90も、全二重通信の場合と、全二重通信及び半
二重通信の双方を含む場合とでは、装置自体のハードウ
ェアの変更を必要としない。
第4図を参照すると、開始制御部60の監視回路400の
構成例が示され、この構成例は、信号STARTの高レベル
状態の継続を監視して疑似ACK信号を出力するタイマ回
路406が図示のように接続されて構成されている。
本実施例では通常、入力ポート20の出力チャネルは信
号のない遊休状態では低レベルになっている。タイマ回
路406は、信号STARTの高レベルに応動してクロックCLOC
K1の計数を開始する。前述の所定の期間、高レベルが継
続すると、即ち、ブロードキャスト状態が継続すると、
タイマ回路406はその出力QHを高レベルにセットする。
これは、アクティブ信号送出部200へNOACK信号として送
出され、また、ゲート124を介してシーケンス制御部90
へ疑似的にACK信号として転送される。これに応動して
スイッチングゲート部40は、NANDゲート63からの出力が
1つだけ高レベルのままスイッチングゲート部40にリン
クを設定し、その入出力チャネルを他から分離する。こ
うして分離された入出力チャネルは、入力信号がなくな
ると解放され、遊休状態に復帰する。これによって、ブ
ロードキャストの継続などの異常状態が回避される。な
お、クロックCLOCK1の周波数を変えることによって、タ
イマ回路406の時定数、即ちブロードキャスト状態の継
続した入力チャネルを切り離すための監視時間を変える
ことができる。
前述の所定の期間は、第1番目の復信号の入力が保証
されている期間である。全二重通信の場合は、第1番目
の往信号の先着入力チャネルの検出から開始する期間で
あり、その長さは、最大ネットワーク長を往復する伝搬
遅延時間と、受信端末が第1番目の往信号を受信し始め
てから第1番目の復信号を送信始めるまでに要する時間
との和に実質的に等しく設定される。全二重通信と半二
重通信を含む場合は、第1番目の往信号の終了から開始
する期間である。その長さは、最大ネットワーク長を往
復する伝搬遅延時間と、受信端末が第1番目の往信号の
受信を終了してから第1番目の復信号を送信し始めるま
でに要する時間との和に実質的に等しく設定される。通
常はこれらに若干の余裕時間が付加される。
第4図に示す監視回路400の回路例は、入力信号、即
ち第1番目の往信号がなくなり次第、切り離されていた
チャネルを解放するものである。しかし、入力信号がな
くなってもリセット指示を与えるまでリンクを解放しな
いように構成してもよい。
シーケンス制御部90は、第6図に示すように、5つの
シフトレジスタ91〜95と、それらの出力状態を適切に組
み合わせて必要な制御信号を生成するためのゲート群96
と、通信の生起と終了が競合した時、通信の終了を優先
させるためのフリップフロップ97及びANDゲート221と、
モード切換えスイッチ98と、ブートスイッチ99とが図示
のように接続されて構成されている。シフトレジスタ91
〜95のクロック入力端子にはシステムクロックCK1また
はCK0が接続されている。なお、本実施例では、フリッ
プフロップ95は使用せず、また、モード切換えスイッチ
98は常時開放されている。ブートスイッチ99は、ノード
装置10の立上げ時にのみ操作され、ノード装置10内の全
フリップフロップを初期設定する操作スイッチである。
シーケンス制御部90も、全二重通信の場合と、前記二重
通信及び半二重通信の双方を含む場合とでは、装置自体
のハードウェアの変更を必要としない。シーケンス制御
部90の動作タイミングを第10図に示す。「アクティブ検
出時定数」、「入力信号検出時定数」による入力手段を
監視する時期は、シーケンス制御部90にて形成される。
ノード装置10における通信制御の概略を説明する。こ
こで便宜上、用語「送信端末」とは信号を伝送路12に送
出する側の端末をいい、「受信端末」とは信号を伝送路
12から受ける側の端末をいうものとする。また、用語
「発信端末」とは、他の端末との間に接続されていない
状態、即ち遊休状態から特定の端末に宛てて情報を送信
し始める端末をいい、「着信端末」とはその情報に初め
て応答を返送する宛先側端末をいうものとする。発信端
末から送出される信号を「往信号」と称し、着信端末か
ら送出される信号、特に往信号に応答して返送される信
号を「復信号」と称する。
あるノード装置10において、特定の入出力チャネル間
に接続が設定されていない遊休状態では、スイッチング
ゲート部40の接続ゲートが開放状態にあり、全ての入力
チャネルは、各々に対応する出力チャネルを除く全出力
チャネルに接続されている。
遊休状態において入力チャネルi0〜i7のうちの何れか
に入力信号が到来すると、開始制御部60の先着入力信号
検出部60aは、入力チャネルi0〜i7のうち最先に入力信
号が到来したチャネル、即ち「先着入力チャネル」を先
着順論理により検出する。先着入力チャネルから受信し
た信号がそれに対応する出力チャネル以外の全出力チャ
ネルに転送されるブロードキャストが行なわれる。
開始制御部60の先着入力信号検出部60aの先着入力チ
ャネル検出によりシーケンス制御部90が起動され、シー
ケンス制御部90は、アクティブ検出時定数による時限監
視を開始する。
「アクティブ検出時定数」は、最先に入力信号を検出
した入力チャネル以外の入力チャネルから、同じ送信源
からの最初の、即ち第1番目の往信号を受信したり、他
の送信源からの別な第1番目の往信号を受信したり、ア
クティブ信号を受信するための時間である。
アクティブ検出時定数の長さは、隣接ノード装置10間
又は対端末14間の最大許容距離を往復する伝搬遅延時間
と、アクティブ信号に要する時間との和に実質的に等し
く設定される。通常はこれに若干の余裕時間が付加され
る。この時間内に、同じ送信源からの迂回された第1番
目の往信号や、他の送信源からの別な第1番目の往信
号、アクティブ信号が到来する。これにより障害又は休
止チャネルを検出することができる。
アクティブ検出時定数の監視時限内に入力信号の到来
したチャネルは、開始制御部60の入力信号検出部60bの
フリップフロップに記憶される。シーケンス制御部90
は、アクティブ検出時定数により規定される期間が満了
すると、障害記憶部210をクロック駆動し、入力チャネ
ルi0〜i3のうちアクティブ検出時定数の期間内に入力信
号の到来しなかった入力チャネルを障害又は休止チャネ
ルとしてフリップフロップ212に記憶する。
続いてシーケンス制御部90は入力信号検出時定数の時
限監視を行なう。「入力信号検出時定数」は、アクティ
ブ検出時定数による期間の経過後信号があるか否かを検
出するための時間である。その長さは、例えば、マルチ
ェスタコーディングの場合は2ビット、NRZIで連続6ビ
ットの「1」に「0」を挿入する符号化則の場合は7ビ
ット以上の時間長をとる。通常はこれに若干の余裕時間
が付加され、それらの2倍、即ち各々4ビット又は14ビ
ットの時間長に設定される。これは、最先に入力信号を
検出した入力チャネル以外で、同じ送信源からの第1番
目の往信号や、他の送信源からの別な第1番目の往信号
を受信した入力チャネルをアクティブ信号と区別して検
出するための時間である。
この入力信号検出時定数の監視時限内に入力信号の到
来したチャネルは、開始制御部60の入力信号検出部60b
のフリップフロップに記憶される。この期間が終了する
と、スイッチングゲート部40は、入力信号検出部60bに
記憶されている入力信号検出時定数の期間内に入力信号
のなかった入力チャネルのうちの何れかからその後入力
信号が到来すると、その入力チャネルを先着入力チャネ
ルに対応する出力チャネルに接続する。
通信経路に含まれる何れかの入力チャネルに入力信号
がなくなり、終了制御部70は通信終了検出時定数によっ
て規定される時間が経過すると、シーケンス制御部90に
示し、シーケンス制御部90は開始制御部60の先着入力信
号検出部60a及び入力信号検出部60bを初期状態にリセッ
トする。
この通信終了の検出は、先着入力チャネルからの入力
信号を監視して、これがなくなったことを検出して復旧
処理を行なうように構成してもよく、又は、先着入力チ
ャネルと、これに接続されている他の入力チャネルの双
方からの入力信号を監視して両者の何れかがなくなった
ことを検出して復旧処理を行なうように構成してもよ
い。入力信号のなくなったことの検出は、その信号の論
理状態が通信終了検出時定数の期間だけ所定の状態、例
えば「0」に維持されたことを検出することによって行
なわれる。
上述の実施例では、アクティブ検出時定数による期間
中信号が到来しなかった入力チャネルは、その経過後も
入力信号検出部60bに記憶され、それらの入力チャネル
の入力信号のみ検出可能となる。同期間の経過後、その
ような入力信号の到来しなかった入力チャネルを先着入
力チャネルに対応する出力チャネルに接続し、他の全て
の入力チャネルの出力チャネルへの接続を断とするよう
に構成してもよい。
そのような入力信号の到来しなかった入力チャネルに
入力信号検出時定数の期間の経過後、第1番目の復信号
が到来すると、第1番目の復信号を受信した入力チャネ
ルを先着入力チャネルに対応する出力チャネルに、ま
た、先着入力チャネルを第1番目の復信号の到来した入
力チャネルに対応する出力チャネルに接続し、入出力チ
ャネル間の径路の固定を行ない、他の全入力チャネルを
その入力チャネルに対抗する出力チャネルを除く全出力
チャネルに接続する。
本実施例の理解のために、ノード装置10を4つ格子状
に接続した格子状通信網について第7図(a)〜(e)
を参照して本実施例のシステムにおける通信手順を説明
する。この説明上の通信網では、4つのノード装置10a
〜10dが伝送路12によって格子状に接続されている。ノ
ード装置10a,10dには端末14a,14dが各々接続されてい
る。同図において、ハッチングを施した側が送信側を示
し、また、太線が情報信号の流れを示している。
全二重通信について、入力信号の検知と、それに基づ
く入出力チャネル間の接続制御は、次の7つの基本的な
ステップにて行なわれる。
まず、第7図(a)に示すように、第1のステップで
は、遊休状態から初めてデータを送信したい発信端末、
例えば14aは第1番目の往信号をパケットの形で伝送路1
2aを通してノード装置10aに送出する。第1番目の往信
号には、宛先の端末、例えば14dを示す宛先アドレスが
含まれている。ノード装置10aは、第1番目の往信号を
先着入力信号として検出する。即ち、最先に入力信号が
到来したチャネル、即ち「先着入力チャネル」を先着順
論理により識別する。そこで、先着入力チャネル12aに
対応する出力チャネルを除く全出力チャネル12ab,12ac
などにその第1番目の往信号を転送する。即ち第1番目
の往信号をノード装置10aの全方路にブロードキャスト
する。
ノード装置10aはさらに、第1番目の往信号を先着入
力チャネルで受信すると、通信経路の固定されていない
他の全入力チャネルの出力チャネルへの接続を断とする
とともに、アクティブ信号出力部200により先着入力チ
ャネルに対応する出力チャネルからアクティブ信号230a
を出力する。
次に第2のステップでは、第7図(b)に示すよう
に、他のノード装置10b,10c,10dも各々の伝送路12ab,12
ac,12bd,12cdからこの第1番目の往信号を受信し、同様
のブロードキャストを行なう。この例では、ノード装置
10cは伝送路12acを先着入力チャネルと認め、伝送路12c
dなどの他の伝送路にブロードキャストする。同様にノ
ード装置10dは、伝送路12bdからの他の同伝送路12cdか
らも第1番目の往信号が到来するが、伝送路12bdを先着
入力チャネルと認め、伝送路12bdからの第1番目の往信
号のみを伝送路12bd,12cdなどの他の伝送路にブロード
キャストし、伝送路12cdからの信号は出力しない。ノー
ド装置10c,10dでは、先着入力信号とそれより遅れて到
来した他の入力信号との到達時間差が接続制御に要する
時間より短いと、一瞬、重複が生ずる。しかしこれは、
メッセージパケットのプリアンブル部分で生じているの
で、問題はない。このようにして、端末14aから送信さ
れノード12からブロードキャストされた第1番目の往信
号は、重複することなくネットワーク中に伝達される。
こうして最短経路を経由した第1番目の往信号が端末14
dに到達する。
ノード装置10a〜10dは、先着入力チャネルの検出から
始まるアクティブ検出時定数の期間内は全入力チャネル
を監視し、その期間内に入力信号を受信しなかった入力
チャネルを識別する。それは入力信号検出部60bに記憶
される。各ノード装置10では、その入力チャネル、出力
チャネル及びそのノード装置に接続されている他のノー
ド装置や端末が正常に機能していれば、アクティブ検出
時定数の期間内にアクティブ信号又は第1番目の往信号
が到来するはずである。例えば、ノード装置10bにて入
力ポート234bxに何らかの原因により信号を受信しなか
ったとすると、ノード装置10bにてこれが記憶される。
ノード装置10a〜10dは、アクティブ検出時定数の経過
後から開始する入力信号検出時定数による期間内に入力
信号のなかった入力チャネルを検出する。このとき、ア
クティブ信号はすでに終了している。また、このときノ
ード装置10a〜10dは、このように検出した入力チャネル
をそれに対応する出力チャネル以外の全出力チャネルに
接続するように構成してもよい。さらにノード装置10a
〜10dは、このように検出した入力チャネルのうち入力
信号検出部60bに記憶されていない入力チャネル、即
ち、アクティブ検出時定数の期間内に信号の到来した入
力チャネルをそれに対応する出力チャネル以外の全出力
チャネルに接続するように構成してもよい。
第3ステップでは、ノード装置10a〜10dに接続されて
いる端末14は第1番目の往信号を受信する。その際、各
端末14はアクティブ信号232を返送するとともに、第1
番目の往信号に含まれている宛先アドレスを自局のアド
レスと照合する。この例では、端末14dは、アクティブ
信号232dを送出し、また、宛先アドレスが自局のそれと
一致するので、最初の、即ち、第1番目の復信号を伝送
路12dに送出する。第7図(c)に示すように、ノード
装置10dは、第1番目の往信号を送出した出力チャネル
に対応する入力チャネルのうち、入力信号検出時定数で
規定される期間内に入力信号が到来せず、かつ入力信号
検出時定数で規定される期間の終了後信号が到来した入
力チャネルを識別する。これを先着入力チャネルに対応
する出力チャネルに接続する。
この例では、第7図(c)に示すように、ノード装置
10dは、入力信号検出時定数による期間の経過後、伝送
路12dから信号を受信すると、その信号、即ち、第1番
目の復信号を受信した入力チャネルを、先着入力チャネ
ルに対応する出力チャネル12bdに接続する。従って、伝
送路12dから受信した第1番目の復信号は、ノード装置1
0dから伝送路12bdに送出される。
その後、通常、端末応答監視時間又は全二重通信、半
二重通信を含む場合の通信終了検出時定数に相当する時
間が経過してから、他の全入力チャネルをその入力チャ
ネルに対応する出力チャネルを除く全出力チャネルに接
続する。これによって第10図(c)の伝送路12cdの第1
の往信号がノード装置10dに検出されてしまうのを防ぐ
ことができる。つまり、この例では、これによって伝送
路12bdが伝送路12cdと相互に接続される。
第4ステップにおいて、ノード装置10a,10bもノード
装置10dと同様の制御を行なう。従って、第7図(d)
に示すように第1番目の復信号は、第1番目の往信号の
転送された経路を逆に辿って発信端末14aに到達する。
第1番目の往信号はある程度の長さを有し、また、端末
14dなどの端末装置は、第1番目の往信号の宛先アドレ
スを識別すると直ちに第1番目の復信号を送信するよう
に構成されているので、第1番目の復信号は第1番目の
往信号と重複しながら伝送される。従って、端末14a,14
d以外の他の端末がこのネットワークに接続されていて
も、それらの端末はこの通信に関与することができな
い。これによって、通信システムにとって、重要な、他
の端末での通信の秘匿性が維持され、また、マルチチャ
ネル通信を可能としている。
第7図(e)に示すように、ノード装置10cは第5ス
テップでは、伝送路12cdなどから第1番目の復信号が到
来せず、かつ伝送路12acにそれまで受けていた第1番目
の往信号がなくなると、これを検出して全入力チャネル
をその入力チャネルに対応する出力チャネルを除く全出
力チャネルに接続する。つまり、入力信号検出時定数の
期間に入力信号を受信せず、かつその経過後も第1番目
の復信号が到来せず、しかも第1番目の往信号を受信し
なくなったことを検出すると、全入力チャネルをその入
力チャネルに対応する出力チャネルを除く全出力チャネ
ルに接続する。これは、その通信がそのノード装置10を
経由しないで経路が固定されたか、又はその通信が成立
せず第1番目の往信号の送信を発信端末が中止したこと
を意味する。従って、それ以外の場合は、先着入力チャ
ネルの検出から始まる端末応答監視時間内に第1番目の
復信号の到来が保証されている。第1番目の往信号が何
らかの原因により受信端末14dに到達せず、従って第1
番目の復信号が返送されないことを理由として送信端末
14aが第1番目の往信号の送信を途中で中止したときも
同様である。
全二重通信と半二重通信の双方を含む場合は、ノード
装置10cは、第1番目の往信号を受信しなくなり、その
後通信終了検出時定数による期間が経過しても第1番目
の復信号が到来しないことを検出すると、全入力チャネ
ルをその入力チャネルに対応する出力チャネルを除く全
出力チャネルに接続する。つまり、入力信号を受けなか
った何れの入力チャネルについても、第1番目の往信号
の終了から開始する端末応答監視時間内に第1番目の復
信号を受信していないことを検出すると、全入力チャネ
ルをその入力チャネルに対応する出力チャネルを除く全
出力チャネルに接続する。
このような接続制御により、発信端末14aと着信端末1
4dとの間の通信のために1つの通信経路が設定され、固
定される。各ノード装置10は、固定されていない経路に
ついて新たに生起する通信の設定制御を行なうことがで
きる。
このように各ノード装置10は、入力信号の有無を検出
してアクティブ検出時定数、入力信号検出時定数、端末
応答監視時間及び通信終了検出時定数に関するシーケン
シャルな制御を行なう。通信終了についての制御も同様
である。例えば全二重通信で1つの発信端末に通信の継
続及び終了の権限を与えている場合、即ち、通常、第1
番目の往信号は信号終了検出時間よりも短い間隔で連続
しており復信号が間欠的に伝送される場合、通信経路の
固定を行なった一対の入力チャネルについて第1番目の
往信号がなくなったことを検出して、又はその入力チャ
ネル対の何れかに入力信号がなくなったことを検出し
て、全入力チャネルをその入力チャネルに対応する出力
チャネルを除く全出力チャネルに接続する。当然、この
時、復信号は伝送されていない。
半二重通信の場合や、全二重通信でも送信局と受信局
に優先順位を設定する必要のない場合は、経路の固定を
行なった一対の入力チャネル対の双方に入力信号がなく
なったことを検出して、全入力チャネルをその入力チャ
ネルに対応する出力チャネルを除く全出力チャネルに接
続する。
監視回路400が開始制御部60に搭載されているあるノ
ード装置10のある入力チャネルに入力信号が到来後、前
述の所定の期間経過前に着信端末からの応答信号がその
ノード装置10の他の入力チャネルに到来しなかった場
合、その監視回路400はシーケンス制御部90へ疑似的にA
CK信号を発生する。
より具体的には、特定の入力チャネルから最先に入力
信号が到来すると、その往信号は先着入力チャネル以外
の全出力チャネルに出力される。監視回路400は、先着
入力信号検出部60aのANDゲート68から出力される信号ST
ARTを監視している。例えば、端末の発信、又は実在し
ない宛先への送信によるブロードキャスト状態の継続が
生ずると、この入力チャネルの信号受信状態の信号STAR
Tを利用して監視回路400で監視され、これが所定の期間
継続すると、監視回路400はシーケンス制御部90へ疑似
的にACK信号を出力する。このACK信号に応答してシーケ
ンス制御部90はACKシーケンスに入り、信号WRITE 0を発
生してスイッチングゲート部40に入出力チャネル間にリ
ンクを設定させる。その動作は前述の正常動作に準ず
る。しかし、開始制御部60のバスバッファ65からバス80
は信号0〜3のうちの先着入力チャネルに対応する1本
しか高レベルにないので、スイッチングゲート部40は、
そのままリンクを張ろうとしてもリンクを張ることがで
きず、その入力チャネルを他のチャネルから切り離すこ
とになる。従って、完成したリンクが通信網内に設定さ
れず、ブロードキャストの継続によってネットワーク全
体が占有される異常状態が回避される。
また、監視回路400は、アクティブ信号出力部200へNO
ACK信号を出力する。アクティブ信号出力部200はこの信
号により先着入力ポートを発振ポートとしてフリップフ
ロップ216に記憶し、この入力ポートの信号を対応する
出力ポートへ折返す。
以上のポートの障害処理の手順を第8図(a)〜
(d)により説明する。第8図(a)のブロードキャス
トにおいて、ノードAは先着入力ポートPから第1番目
の往信号をノードB,Cへブロードキャストする。ノード
Bはこれを先着入力ポートで検出し、ノードAへアクテ
ィブ信号を送出する。発着が同時に発生すると第1番目
の往信号(衝突信号)を送出する。ノードAはノードB
からの信号を前述のアクティブ検出時定数及び入力信号
検出時定数の時限で、アクティブ信号及び衝突信号を検
出するが、信号が到来しないときは、障害記憶部(DM
U)210が、先着入力ポートQをダウンポートとしてDFF2
42のリセット状態で記憶する。第8図(b)のブロード
キャスト後において、ノードAのダウンポートQはノー
ドCへ特定の信号CLKD、例えば一定周期の信号を送出す
る。第8図(c)でノードA,C間の障害がとり除かれる
と、ノードCのポートRは、所定期間を越えて信号を受
信し発振ポートとなる。ノードCはポートRを他のポー
トから切り離して、信号CLKDを出力ポートに折返してノ
ードBに送出する。
ノードAは、ポートQに信号CLKDと同じ入力信号を受
信し、両者の一致を検出し、信号CLKDの送出を停止す
る。ノードCも発振ポートQの信号がなくなり正常に戻
る。以上は接続されたポートがダウンポートと発振ポー
トの場合であったが、第8図(d)において双方のポー
トがダウンポートであるときは互いにダウン信号を送出
する。各ノードでは、ポートを切り離し、送受信信号の
一致が検出され、各ポートは正常に戻る。
つづいて、請求項3ないし5記載の発明の一実施例を
第11図ないし第14図により説明する。前記実施例で示し
た部分の同一部分は同一符号を用いて示す(以下の実施
例でも同様とする)。
前述した実施例の場合、ダウンポートの自動復帰はで
きるが、この時、ダウンポートはダウン信号を送出し、
発振ポートは入力信号を折返さなければならない。とこ
ろが、正常なノード装置のポートがダウン信号を受信す
るとこれをブロードキャストし続け、発振ポート検出用
タイマが働き発振ポートとなってしまう。つまり、前述
した実施例方式では、ダウン信号と通信用に使用される
信号とを区別していないため、一定時間以上ブロードキ
ャストを続けなければならず、ネットワークの効率が悪
くなってしまう。また、この最中にノイズ等の何んらか
の信号が入って来ると、これをACKとみなし、パス固定
してしまうという誤動作が発生することもある。
本実施例は、前記実施例をさらに改良し、これらの点
をも解消するものである。
まず、第11図は接続制御を受け持つ制御ゲート部50の
構成を示す。これは、チャネル数に対応した、即ち、各
々4つずつの一群のORゲート51と、インバータ52と、排
他的ORゲート53と、ANDゲート54と、NANDゲート55と、A
NDゲート56とともに、1つのORゲート57とが図示のよう
に接続されて構成されている。一群のORゲート51は開始
制御部60と終了制御部70からの対応するチャネルの信号
58,59の論理和をとり、信号58,59のあった場合にはスイ
ッチングゲート部40に出力するものである。START信号
と終了制御部70からの信号59とは排他的ORゲート53によ
り排他的論理和をとられた後、各々ANDゲート54に入力
され、前記ANDゲート51からの出力との論理積がとら
れ、結果が終了制御部70へ送出される。また、入力ポー
ト20からの信号と障害記憶部210に記憶された信号とはN
ANDゲート55を経て開始制御部60に送出される。さら
に、開始制御部60からの信号58と障害記憶部210に記憶
された信号とはANDゲート56により論理積がとられた
後、ORゲート57から信号FAOとして送出される。この信
号FAOが先着入力ポートに入って来る入力信号である。
また、第6図に対応させて示す第12図のシーケンス制
御部90構成では、シフトレジスタ92から信号Eが取り出
されている。
第3図に対応させて示す第13図の開始制御部60構成で
は、上述したこれらの信号E,FAOが監視回路400に入力さ
れている。
このような信号の入力を受けて発振ポートを検出する
監視回路400は第14図に示すように構成されている。ま
ず、第4図の場合と同様にSTART信号がHレベルとなる
と開始するタイマ406が設けられている。このタイマ406
の出力QHがHとなった時、信号404によって強制的にACK
シーケンス制御が開始される。しかして、本実施例のタ
イマ406は、そのクロックがC2とC3との2種類のうちか
ら1つが選ばれる。第14図はこのクロック選択用のクロ
ック周波数切換え部407を持つ。まず、ダウン信号検出
用の2つのタイマ408,409が設けられている。一方のタ
イマ408はSTART信号がHになると開始するもので、CIを
クロックとする。他方のタイマ409もSTART信号がHにな
ると開始するものであるが、前記制御ゲート部50より得
られた信号FAOをクロックとする。何れのクロックC1,FA
Oも各々の出力QD,QBがHとなると停止するようにされて
いる。ここに、タイマ408の出力QDがHになるまでに信
号FAOの速さによってタイマ409の出力QBの値が変化す
る。例えば、通信で周波数10MHzの信号を使用する時
に、クロックC1の周波数を10MHzに設定すれば、FAOが10
MHzの時にタイマ409の出力QBがHレベルとなる。一方、
ダウン信号が1MHzであれば、FAOにダウン信号が来ても
タイマ409の出力QBはLレベルのままである。このタイ
マ409の出力QBの値の違いにより、タイマ406のクロック
としてゲート回路410により信号EがHレベルになった
後で、クロックC2,C3中から一方が選択される。本実施
例では、第12図に示すCK1を1MHzとしているので、クロ
ックC3の周波数を10MHzに設定すれば、シフトレジスタ9
2からの信号EがHレベルになる前に、タイマ406の出力
QHをHレベルにすることができる。他方のクロックC2の
周波数はシステム構成に応じて適宜設定されるが、要
は、クロックC3に比して十分に遅く(低く)設定されて
いればよい。
このような構成によれば、信号FAOが通常の通信用の
信号の時には、発振ポート検出用のタイマ406のクロッ
クが遅いほうのC2となり、ダウン信号の時には速いほう
のクロックC3が選択されてACK受付可能となる前に発振
検出を終了させることができる。
さらに、請求項6ないし8記載の発明の一実施例を第
15図及び第16図により説明する。
まず、前述したような不定形通信網のノード装置にあ
っては、プロトコルに依存しないため、受信する全ての
信号をブロードキャストする。この場合、ノイズなどの
異常な信号の場合でも同様に扱うため、誤ったパス固定
の原因となることがある。
しかして、本実施例では、前記実施例をベースとし
て、次のように構成した。まず、第3図、第13図に対応
させて示す第15図の開始制御部60の構成では、信号E,FA
Oが監視回路400に入力されている他、リセットR0,R1及
びライトクロックW1が監視回路400に入力されている。
このような信号の入力を受けて発振ポートを検出する
監視回路400は第16図に示すように構成されている。本
実施例の監視回路400は第14図のダウン信号検出部の構
成に加え、2つのD型フリップフロップ411,412による
衝突信号検出部413が設けられ、タイマ409からの出力と
ともにANDゲート414に入力され、ゲート回路410を制御
するように構成されている。ここに、前記D型フリップ
フロップ411はリセット信号R0でリセットされ、次にラ
イトクロックW1が入力されるまでの間(衝突検出時間)
に、FAOから少なくとも1つ以上のパルスが入ってきた
時、D型フリップフロップ412の出力QBがHレベルとな
り、前記実施例の場合と同様の動作をすることになる。
即ち、FAOが通常の通信信号の時、発振検出のタイマ
のクロックなC2となり、ダウン信号の時、又は、衝突検
出時間内にFAOからパルスが1つも入ってこない時は、
クロックC3が選択され、ACK受付可能となる前に発振検
出を終えることになる。よって、誤ったパスの原因とな
るような異常な信号パターンが入ってきた時でも誤パス
を固定する前に検出し、発振ポートとして正常なポート
から切り離すことができる。
発明の効果 本発明は、上述したように構成したので、請求項1及
び2記載の発明によれば、ノード装置がブロードキャス
トの際、所定の入力信号が入力しない、障害入出力手段
から特定の信号を送出し、この信号を受信できれば、ノ
ード装置間の伝送路及び入出力手段は正常であると判断
でき、他の通信に影響を与えることなく正常に自動復帰
するので、ノード装置の保守運用が改善され、回線効率
の低下を防ぐことができる。
加えて、請求項3ないし5記載の発明によれば、ダウ
ンポートの自動復帰を行う時に正常なポートがダウン信
号を受けこれを発振ポートとして折返す際、長々とブロ
ードキャストすることを防止してネットワークの効率を
向上させることができ、かつ、ACK受付可能前に発振検
出を終了するのでノイズなどによりダウンポートと誤っ
たパスを固定する、といった誤動作も防止できる。
さらに、請求項6ないし8記載の発明によれば、ノイ
ズ等による異常な信号の入力があった場合でも誤ったパ
スが固定される前に、異常を検出して誤パス固定を防止
し、かつ、長々とブロードキャストすることも防止で
き、ネットワークの効率を一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は請求項1及び2記載の発明の一実
施例を示すもので、第1図は不定形通信網のノード装置
の実施例を示す機能ブロック図、第2図は同ノード装置
におけるアクティブ信号送出部の特定の回路構成例を示
す回路図、第3図は同ノード装置における開始制御部の
特定の回路構成例を示す回路図、第4図は同ノード装置
の開始制御部における監視回路の特定の回路構成例を示
す回路図、第5図(a)はノード装置における障害記憶
部の特定の回路構成を示す回路図、第5図(b)は信号
発生器を示す図、第6図はノード装置におけるシーケン
ス制御部の特定の回路構成を示す図、第7図(a)〜
(e)は第1図に示すノード装置を4つのノードの格子
状通信網に適用した例について、通信制御の各段階にお
ける状態を示す状態図、第8図(a)〜(d)は、ノー
ド装置におけるポートの障害処理の状態を示す図、第9
図は同ノード装置を格子状通信網に適用した通信網構成
の例を示す中継方式図、第10図はシーケンス制御部の制
御シーケンスを示す図、第11図ないし第14図は請求項3
ないし5記載の発明の一実施例を示すもので、第11図は
ノード装置における制御ゲート部の特定の回路構成例を
示す回路図、第12図はノード装置におけるシーケンス制
御部の特定の回路構成を示す図、第13図はノード装置に
おける開始制御部の特定の回路構成例を示す回路図、第
14図はノード装置の開始制御部における監視回路の特定
の回路構成例を示す回路図、第15図及び第16図は請求項
6ないし8記載の発明の一実施例を示すもので、第15図
はノード装置における開始制御部の特定の回路構成例を
示す回路図、第16図はノード装置の開始制御部における
監視回路の特定の回路構成例を示す回路図である。 10……ノード装置、12……伝送路、14……端末、20……
入力手段、30……出力手段、40……接続手段、60a……
先着入力検出手段、60b……監視手段、90……制御手
段、200……信号出力手段、210……障害記憶手段、250
……照合手段、400……時限手段、406……発振ポート検
出用タイマ、407……クロック周波数切換え手段、408,4
09……発振ポート検出用タイマ、413……異常検出手段

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末又は他のノード装置に対する伝送路中
    の各々の送信線が接続される少なくとも1つの出力手段
    と、 前記送信線に対応する伝送路中の各々の受信線が接続さ
    れる少なくとも1つの入力手段と、 これらの入力手段と出力手段とを接続する接続手段と、 前記入力手段に接続されこれらの入力手段の内で最先に
    往信号の到来した先着入力手段を識別する先着入力検出
    手段と、この先着入力検出手段の識別から所定の期間の
    時限を開始する時限手段と、この時限手段による時限に
    応じて前記入力手段の前記受信線からの復信号の受信状
    態を監視する監視手段と、前記先着入力手段に対応する
    出力手段から所定のアクティブ信号を出力する信号出力
    手段と、前記入力手段と出力手段との間の障害を記憶す
    る障害記憶手段とを有して、前記接続手段を制御し前記
    入力手段を選択的に前記出力手段に接続させ、他の入力
    手段に復信号が返らず、時限手段による所定の時限を越
    えて往信号を受信したとき、他の入力信号により切り離
    された前記入力手段の前記信号をこの入力手段に対応す
    る出力手段へ出力する入出力折返し手段を制御手段中に
    有する制御手段とよりなり、 前記制御手段により前記接続手段を制御して前記入力手
    段の内で既に設定されている通信に含まれない伝送路に
    ついて遊休状態にある入力手段を少なくともこの入力手
    段に対応する出力手段を除く全出力手段に接続し、 前記先着入力検出手段の識別に応動して前記制御手段に
    より前記接続手段を制御し、前記先着入力手段を除く全
    入力手段について対応する出力手段との間の接続を断と
    して、前記先着入力手段からこの先着入力手段に対応す
    る出力手段を除く全出力手段へ前記往信号を転送させ、 前記入力手段の内でこの往信号の転送を行った出力手段
    に対応する入力手段に前記受信線から復信号が到来する
    かを前記監視手段により監視し、復信号を受信した入力
    手段を前記先着入力手段に対応する出力手段に接続する
    とともに先着入力手段をこの復信号を受信した入力手段
    に対応する出力手段に接続してこれらの入出力手段間の
    接続を固定する一方、 他の全入力手段を少なくともこの入力手段に対応する出
    力手段を除く全出力手段に接続し、 前記往信号を転送させた出力手段に対応する入力手段に
    前記時限手段による所定の期間を越えて、前記アクティ
    ブ信号及び衝突信号が入力しないと、その入出力手段を
    障害として前記制御手段により前記障害記憶手段に記憶
    させるとともに前記接続手段を制御して障害の入力手段
    を他の入力手段より切り離し、 障害の入力手段に特定の信号が入力すると、前記制御手
    段により前記障害記憶手段の記憶を解除させるとともに
    前記接続手段を制御して障害のあった入出力手段の接続
    を正常に自動復帰させるようにしたことを特徴とする不
    定形通信網のノード装置。
  2. 【請求項2】特定の信号と障害の入力手段が入力する信
    号とを照合する照合手段を制御手段中に有し、障害の出
    力手段から前記特定の信号を送出させ、前記照合手段が
    一致を検出すると障害の入出力手段の接続を正常に復帰
    させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の不定
    形通信網のノード装置。
  3. 【請求項3】発振ポート検出用タイマを有する発振ポー
    ト検出手段と、クロック周波数切換え手段とを制御手段
    中に有し、特定の信号を受信したポートを発振ポートと
    判断し、直ちに発振ポート検出用タイマのクロック周波
    数を高いほうに変化させるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の不定形通信網のノード装置。
  4. 【請求項4】特定の信号を、ダウンポートから送出され
    るダウン信号としたことを特徴とする請求項3記載の不
    定形通信網のノード装置。
  5. 【請求項5】クロック周波数切換え手段を、復信号受付
    け可能前に発振ポートとして検出して入力信号を折り返
    すように、発振ポート検出用タイマのクロック周波数を
    変化させるものとしたことを特徴とする請求項3又は4
    記載の不定形通信網のノード装置。
  6. 【請求項6】発振ポート検出用タイマを有する異常検出
    手段を制御手段中に有し、先着入力ポートで衝突信号検
    出時間内に衝突信号を検出できなかったときにこの信号
    を異常と判断し、直ちに発振ポートとして扱うようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の不定形通信網のノー
    ド装置。
  7. 【請求項7】クロック周波数切換え手段を有し、先着入
    力ポートで衝突信号検出時間内に衝突信号を検出できな
    かったときにこの信号を異常と判断し、直ちに発振ポー
    ト検出用タイマのクロック周波数を高いほうに変化させ
    て発振ポートとして扱うようにしたことを特徴とする請
    求項6記載の不定形通信網のノード装置。
  8. 【請求項8】クロック周波数切換え手段を、復信号受付
    け可能前に発振ポートとして検出して入力信号を折り返
    すように、発振ポート検出用タイマのクロック周波数を
    変化させるものとしたことを特徴とする請求項7記載の
    不定形通信網のノード装置。
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