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JP2836694B2 - 水溶性腐食防止配合物およびそれから調製された保護塗料 - Google Patents

水溶性腐食防止配合物およびそれから調製された保護塗料

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JP2836694B2
JP2836694B2 JP1060603A JP6060389A JP2836694B2 JP 2836694 B2 JP2836694 B2 JP 2836694B2 JP 1060603 A JP1060603 A JP 1060603A JP 6060389 A JP6060389 A JP 6060389A JP 2836694 B2 JP2836694 B2 JP 2836694B2
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KINGU IND Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
    • C23F11/00Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
    • C23F11/08Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
    • C23F11/10Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/08Anti-corrosive paints
    • C09D5/082Anti-corrosive paints characterised by the anti-corrosive pigment
    • C09D5/086Organic or non-macromolecular compounds

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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスルホン酸アミンおよびカルボン酸半エステ
ルを含有する腐食防止配合物に関し、これらの配合物は
透明で、かつあらゆる割合において水と混和性を有し、
また金属支持体と馴染みを有するものであって、その上
この種配合物の乾燥保護層を設けることにより腐食を抑
制するものである。
スルホネートをカルボン酸誘導体と化合させて腐食防
止に際して相乗的挙動を得ることは周知である。更にこ
の種腐食防止配合物のエマルジョンを用いること、およ
びそれらを水で希釈して保護塗料を提供することも周知
である。しかしながら、この種の成分から成る配合物を
透明で、完全な水溶性配合物、すなわちエマルジョンお
よび/またはミクロ分散液(microdispersion)を含ま
ないものとして、どのように調製かつ使用するのか、ま
た該配合物からなる保護塗膜であって、従来の金属作業
用クリーナー溶液で剥ぎ取り可能なものを如何にして提
供するのか、また長時間保護ならびに通常の処理に耐え
る能力を備えるものをどのようにしてもたらすのかは周
知ではない。
上述の乳化した配合物は保護特性を備える塗膜を提供
するが、周知のように、それらの配合物が相応な保護を
もたらすためには、乾燥後、可成りの厚さ、たとえば0.
0254〜0.127mm厚さのものでなければならない。この種
スルホネート配合物の完全に可溶な、真正溶液は大きな
進歩を示すことになる。それは塗装および蒸発によって
非常に薄い被膜、たとえば0.00127mm以下の被膜を残留
せしめるが、その被膜は連続的となり、かつ感湿性乳化
剤残留物が存在しないために優れた保護を提供するもの
である。
今や、スルホン酸アミンおよびカルボン酸半エステ
ル、そして場合によりアルカノールアミンを含むものを
あらゆる割合において水と混合して、透明かつ真正な溶
液の得られることが判明した。この溶液は真正な溶液で
あり、エマルジョン、懸濁液または逆性エマルジョン
(inverted emulsions)ではない。なぜならば該溶液は
チンダル効果を示さないからである。
上記配合物はスプレー、浸漬等により塗布して金属パ
ーツを透明、均一な被膜で保護することが出来、この被
膜は迅速に乾燥して殆ど目に見えない不粘着性表面を残
留させ、この表面は高湿度状態における腐食に対して広
範囲の保護を提供するものである。同時にこの塗膜は、
たとえば従来のアルカリ性クリーナーを用いることによ
り容易に剥ぎ取り除去することが出来、化学的に清浄な
金属表面を残すものである。
本発明によれば、あらゆる割合において水により希釈
可能で真正溶液を生成し、かつ通常腐食を受け易い金属
支持体上に透明な腐食防止塗膜を形成するようにした配
合物が提供され、前記配合物は: (A)(i)アルキル芳香族スルホン酸および (ii)アルカノールアミン、からなる塩と、 (B)アルキル−またはアルケニルこはく酸の半酸エス
テル(half acid ester)と、 (C)それらのための水性液体希釈剤と、場合により (D)混和性を維持するのに有効な量のアルカノールア
ミンであって、(A)(ii)において定義したのと同一
または異なるものとを含有する。
本発明の好ましい特徴の中には、水性液体(C)が主
要割合において水を含有する配合物;成分(i)はジノ
ニルナフタレンスルホン酸を含み、そのノニル基が高度
に枝分かれしている配合物;成分(ii)がモノアルカノ
ールアミン、ジアルカノールアミン、トリアルカノール
アミンまたはそれらの何れかの混合物を含む配合物、特
にこの場合前記トリアルカノールアミン(ii)がトリエ
タノールアミンを含む配合物がある。一例としてジノニ
ルナフタレンスルホン酸のトリエタノールアミン塩(前
記塩についてのポリグリコール50%溶液であって、商標
「NA−SUL TEA−LB」の下に米国コネチカット州のノー
ウォークのキング・インダストリーズ・インコーポレー
テッド(king Industries Inc.)から市販されているも
の)が挙げられる。更に本発明の好ましい特徴の中に
は、上に定義した配合物において成分(B)がC8−C20
アルキル−またはアルケニルこはく酸の半酸C1−C8エス
テルを含むもの、特に成分(B)がドデセニルこはく酸
の半酸メチルエステルを含むものがある。特に好ましい
のは成分(D)が存在し、かつモノアルカノールアミ
ン、ジアルカノールアミン、トリアルカノールアミンま
たはそれらの何れかを含む配合物であり、特に好ましい
ものはこの場合成分(D)がジエチルエタノールアミン
を含む配合物である。個々の成分の濃度は広範囲に変化
させることができるが、好ましいのは成分(A),
(B)および(D)が一体とした(A),(B),
(C)および(D)の100重量部当たり約2乃至約95重
量部を含むものであり、特に好ましいのは(A),
(B)および(D)が一体とした(A),(B),
(C)および(D)の100重量部当たり約4乃至約35重
量部を含むものである。
第二の主要な特徴において、本発明は、通常腐食を受
け易い金属支持体を含み、前記支持体の少なくとも一部
上に定義した腐食防止配合物から成る保護性乾燥層を含
む物品を意図するものである。
成分(i)を含むアルキル芳香族スルホン酸は、それ
らが約320の最小分子量を有する限り化学的性質におい
て広範囲に変化させることができる。フェニル核が存在
する場合には、これらの要件は合計少なくとも約12の炭
素数を有する1乃至2個のアルキル基を含むベンゼンス
ルホン酸、たとえばドデシルベンゼンスルホン酸により
満たされたものである。フェニル核の代わりに、その芳
香族核は多環式化合物のナフチル、アントラシル、フェ
ナントリル等であってもよい。置換基の位置における数
多くの変形が可能であり、また意図され、かつ混合され
た位置的異性体が包含される。アルキル置換基が直鎖で
もよいし分枝鎖であってもよい。最良の結果は置換基の
場所における最大の変動および最大の枝分かれにより得
られる。
最も好ましいアルキル芳香族スルホン酸は分枝鎖アル
キル−置換ナフタレンスルホン酸である。これらは、た
とえばポリアルキルナフタレンをスルホン化することに
よって得られる。ポリアルキルナフタレンはナフタレン
をオレフィン、たとえばプロピレン三量体または四量
体、あるいはハロゲン化アルキルと共に適切な触媒、た
とえばフッ化水素または無水塩化アルミニウムを用いて
適切な溶媒、たとえばナフサ、二酸化硫黄、ニトロベン
ゼンまたはベンゼンとニトロベンゼンとの混合物中でア
ルキル化することにより調製することができる。本発明
の譲受人に対し譲渡されたロバート・ジー・キングおよ
びジョージ・ダブリュー・シールッケ(Robert G.King
and George W.Thielcke)の米国特許第2,764,548号を参
照されたい。この種の方法はアルキル基で置換されたナ
フタレンを生成するが、もし有枝オレフィンを用いれ
ば、アルキル基も更に高度に分枝されたものとなり、こ
の場合の有枝オレフィンはたとえば、プロピレンを酸触
媒、たとえばりん酸を用いて重合することにより得られ
るプロピレン三量体またはプロピレン四量体である。ス
ルホン化はアルキル芳香族化合物をスルホン化剤で処理
することによって達成される。たとえば、ジノニルナフ
タレン化合物を不活性触媒、たとえば石油ナフサ、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン、塩素化溶媒等中に溶解し、
硫酸、好ましくは発煙硫酸をその溶液中に所望温度で撹
拌しながら導入する。反応完了後、そのスルホン酸を分
離により回収し、思い費消スルホン酸層を吸引除去し、
次いでスルホン酸水を抽出してポリスルホン酸および残
留スルホン酸を除去する。ジノニルナフタレンスルホン
酸、ジドデシルナフタレンジスルホン酸およびそれらの
異性体ならびにベンゼン類似体を含むそれらの類似体の
調製に関する詳細な技術はキング他の米国特許第2,764,
548号中に記載されている。
アルカノールアミン化合物A(ii)(およびD、使用
する場合)は広範囲のタイプのものを使用することがで
きる。それは一般式: Rm−N−(R1−OH)n (式中、Rは水素またはアルキル、好ましくはC1−C8
ルキル、R1は炭素数約2乃至約30、好ましくは約2乃至
6の直鎖または分枝鎖2価アルキレン、そしてmは0,1
または2、またはnは1乃至3で、m+nの合計は3で
ある)で表される。この種のアルカノールアミンはモノ
アルカノールアミン、ジアルカノールアミンおよびトリ
アルカノールアミンならびにモノアルカノールおよびジ
アルカノールアミンのモノ−およびジアルキル誘導体を
含んでいる。これらは一般に容易に市場から入手可能で
あり、またそれらは周知の方法、たとえばアンモニアあ
るいは第一または第二アミンと酸化アルキレンとの反応
によって容易に調製することができる。代表的なアルカ
ノールアミンはモノエタノールアミン、モノプロパノー
ルアミン、モノイソプロパノールアミン、ジエタノール
アミン、ジプロパノールアミン、トリエタノールアミ
ン、トリイソプロパノールアミン、ジメチルエタノール
アミン、ジエチルエタノールアミン、エチルジエタノー
ルアミン、n−ヘキシルジエタノールアミンおよび前述
の何れかの混合物である。特に一例としてトリエタノー
ルアミンおよびジエチルエタノールアミンを挙げること
ができる。
成分(B)、すなわちアルケニルこはく酸の半酸エス
テルもまた、そのタイプと分量において広く変化させる
ことができる。好ましいのは成分(B)がC8−C20アル
キル−またはアルケニルこはく酸の半酸C1−C8エステル
を含むことである。C1−C8基はたとえば、メチル、エチ
ル、イソプロピル、n−ヘキシル、イソ−オクチル、お
よびそれら何れかの混合物等であればよい。アルケニル
基はデセニル、テトラデセニル、テトラプロペニル、ド
コセニル基、およびそれらの混合物等を含むことができ
る。この種の化合物は周知の方法において、相当するア
ルケニルこはく酸無水物と相当するアルコールを反応さ
せることにより調製することができる。アルキルこはく
酸無水物はその相当するアルケニルこはく酸無水物を水
素化することによって調製できる。
成分(C)は水性液状希釈剤、特に主として含水媒質
を含む。その他の水混和性化合物もまた存在することが
可能である。但し、それらは不活性なもの、たとえばポ
リグリコール、ケトン、たとえばアセトン、低級アルコ
ール、たとえばエタノールおよびイソプロパノール等で
あるものとする。
これら配合物を調製するためには、単にそれら成分を
十分にブレンドすることのみを要する。しかし、濃縮物
を最初に調製し、次いでこれを希釈するのが好ましい。
進行の一つの方法において、アルカノールアミンとアル
キル芳香族スルホン酸の予め生成した塩を希釈剤、たと
えばポリグリコール中で使用し、次いで水を増加分とし
て添加する。必要ならば、アルカノールアミンの増加分
も添加して真の溶解度を維持する。マイクロエマルジョ
ンとは異なって、真正溶液は有機物対水の割合を変化さ
せたときに真正エマルジョン中で見られる典型的な逆転
挙動(inversion behavior)を生じることはない。本質
的に本発明の配合物はあらゆる割合において水と混和可
能であって、透明で低粘度の配合物を提供するものであ
る。このことは以下の実施例において示されるであろ
う。
保護的に塗布される支持体は従来の方法、たとえば浸
漬およびスプレーにより調製することができる。この支
持体は炉内および室温における一晩放置により比較的短
時間で非粘着性になるまで乾燥する。耐食性は、塗布し
た金属パネル、たとえば鋼パネルを湿潤および/または
塩霧チャンバー(humidity and/or salt fog chamber)
内に配置し、観察可能な孔食、さび等が現れるのに要す
る時間を測ることにより定量的に測定される。これらの
塗膜は通常のクリーナー、たとえばアルカリ性スプレ
ー、ナフサ溶剤等を用いることにより金属クリーニング
装置内で容易に剥がすことができる。
以下の実施例は本発明を例示し、かつその結果を本発
明の範囲内には無い配合物と比較するものである。これ
らの実施例はたとえ、如何なる方法にせよ特許請求の範
囲の限定を意図するものではない。
比較例 1 ジノニルナフタレンスルホン酸のトリエタノールアミ
ン塩(ポリグリコール中50重量%、「NA−SUL(商標)T
EA−LB」、キング・インダストリーズ・インコーポレー
テッド)10部を水90部に添加し、安定で、僅かに乳発光
を放つ液体を得る。この混合物の鋼パネルへの塗布は浸
漬により行う。該パネルを一晩中乾燥して油を含んだ塗
膜塗布表面を得る。それらをASTM湿潤チャンバー内に配
置する。24時間以内に腐食破損が観察される。
比較例 2 「NA−SUL(商標)TEA−LB」1部および「Rhoplex
(商標)」ローム・アンド・ハースのカルボキシ−官能
性アクリル共重合体エマルジョン2部とを混合して、乳
白色エマルジョンを得る。このエマルジョン1部を水3
部で希釈し、漬け塗りにより鋼パネルに塗布する。乾燥
すると略不粘着性となるが、僅かに粒状の塗膜をもたら
す。ASTM湿潤キャビネット内に配置した後、塗布したパ
ネルは1時間以内に腐食破損を示す。
実施例 1−5 「NA−SUL(商標)TEA−LB」15部+ドデセニルこはく
酸のモノ−メチルエステル27部、ジエチルエタノールア
ミン10.5部および水5部を混合して透明な液体混合物を
もたらすが、これはあらゆる割合で水と混和可能で、透
明かつ低粘度の溶液を提供する。
水65部中、透明な液体混合物35部を使用して複数の鋼
パネルを漬け塗りし、次いで一晩中乾燥する。この塗膜
は非常に薄く、均一で略不可視かつ不粘着性である。こ
の乾燥塗膜は、剥ぎ取りの前後に対照パネルを秤量する
ことによって測定したとき、約0.00127mm厚さである。
これらのパネルをASTMチャンバー内に配置すると、15日
間まではさびもその他の腐食の証拠も全く示さない。
この手順を溶液25,16,8および4部ならびに合計100重
量部とするための対応量の水を使用して反復する。パネ
ルは漬け塗りし、乾燥し、そしてASTMチャンバー内の湿
度にさらす。4部程度の低いレベルにおいてさえ、これ
らの塗料は5−6日間腐食に対する保護を提供する。4
部における保護塗膜は、その被膜が非常に薄くて、その
厚さが重量差法では測定できない程のものであるが顕著
な耐食性をもたらす。
これら実施例1−5の塗膜は全て、市販のアルカリ性
金属クリーナー溶液の1%溶液中に浸漬することによっ
て除去可能である。これらの塗膜はまた、アセトン、イ
ソプロパノールおよびヘプタンを使用することにより容
易に剥ぎ取ることができる。
比較例 3および 4 実施例1の一般的な手順を、ジノニルナフタレンスル
ホン酸のカルシウム塩(軽鉱油中50重量%、「NA−SUL
(商標)729」、キング・インダストリーズ・インコー
ポレーテッド)10部、ドデセニルこはく酸のモノメチル
エステル30部、ジエチルエタノールアミン10部および水
0−80部を用いて反復する。この混合物は水とは混和性
ではない。それというのはこれは透明であるが、粒状だ
からである。ブチルカルビトールを加えないもの(比較
例3)に対してブチルカルビトール2部を加えたもの
(比較例4)においては、ブチルカルビトール2部はそ
の粒状性を排除するものではない。水における50−50混
合物で塗布した2枚のパネルを一晩中乾燥し、ASTM湿潤
コンディショニングにさらしたものは3時間以内に腐食
破損を示す。
比較例5Aおよび5B 比較例5Aとしてジノニルナフタレンスルホン酸のアン
モニウム塩(軽鉱油中50重量%、「NA−SUL(商標)A
S」、キング・インダストリーズ・インコーポレーテッ
ド)10部、ドデセニルこはく酸のモノメチルエステル20
部およびジエチルエタノールアミン5.5部を混合する。
水を添加する。85部が添加された後、透明な液体混合物
が得られる。しかし、これ以上の水(135部)は不透明
な粘稠エマルジョンを生成する。これは更に1部のジエ
チルエタノールアミンで澄んだものとなり、次いで水10
0部を添加すると、曇った粘稠、かつ非ニュートン混合
物が得られる。これは逆エマルジョンの証拠で、透明な
塗料として使用するには不適当である。比較例5Bとして
ナトリウム塩によるアンモニウム塩の置換もまた、逆エ
マルジョンを生成し、これも透明塗料溶液として用いる
のは不適当である。
比較例 6 「NA−SUL(商標)TEA−LB」20部、そしてエクソン
(Exxon)よりの「ECR(商標)903」(C12脂肪族カルボ
ン酸)40部およびジエチルエタノールアミン14部を混合
する。水を転相に関する増加分として添加し、またアミ
ンを、溶液を透明にするための増加分として添加する。
添加した水186部において、エマルジョンが生成され、
これは透明な塗料配合物として使用するためには不適当
である。
上述の特許および試験方法はここに参考として引用す
るものとする。
本発明の数多くの変形は上述の詳細な説明に鑑みそれ
自体が当業者に対し示唆されるものである。たとえは、
ジノニルナフタレンスルホン酸のトリエタノールアミン
塩の代わりに、ドデシルベンゼンスルホン酸のエタノー
ルアミン塩を使用することができる。水の代わりに、こ
れら配合物を塗装のために水とアセトンの60:40w/w混合
物で希釈することもできる。鋼パネルの代わりに、アル
ミニウムパネルおよび銅パネルを本発明の配合物で保護
的に塗布することができる。本発明の配合物はまた、グ
リース、たとえばベントン・グリースと配合することが
出来、それによって耐食性グリースを提供する。この種
の明瞭な変形は全て、完全に意図された本出願に係る特
許請求の範囲内のものである。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(I)(A)(i)アルキル芳香族スルホ
    ン酸および (ii)アルカノールアミン、からなる塩と、 (B)アルキル−またはアルケニルこはく酸の半酸エス
    テルと、 (C)それらのための水性液体希釈剤からなる、または (II)(A)(i)アルキル芳香族スルホン酸および (ii)アルカノールアミン、からなる塩と、 (B)アルキル−またはアルケニルこはく酸の半酸エス
    テルと、 (C)それらのための水性液体希釈剤と、 (D)混和性を維持するのに有効な量のアルカノールア
    ミンであって、 (A)(ii)において定義したのと同一または異なるも
    のからなる、あらゆる割合において水により希釈可能で
    真正溶液を生成し、かつ通常腐食を受け易い金属支持体
    上に透明な腐食防止塗膜を形成するようにした配合物。
  2. 【請求項2】成分A(i)はジノニルナフタレンスルホ
    ン酸を含み、そのノニル基が高度に枝分かれしている請
    求項1記載の配合物。
  3. 【請求項3】前記成分A(ii)がトリエタノールアミン
    を含む請求項1記載の配合物。
  4. 【請求項4】前記成分(B)がC8−C20アルキル−また
    はアルケニルこはく酸の半酸C1−C8エステルを含む請求
    項1記載の配合物。
  5. 【請求項5】前記成分(B)がドデセニルこはく酸の半
    酸メチルエステルを含む請求項4記載の配合物。
  6. 【請求項6】前記成分(D)がジエチルエタノールアミ
    ンを含む請求項1記載の物品。
  7. 【請求項7】通常腐食を受け易い金属支持体の少なくと
    も一部上に請求項1記載の腐食防止配合物からできた保
    護性乾燥層を形成した物品。
JP1060603A 1988-03-30 1989-03-13 水溶性腐食防止配合物およびそれから調製された保護塗料 Expired - Fee Related JP2836694B2 (ja)

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EP (1) EP0336467B1 (ja)
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AT (1) ATE89334T1 (ja)
CA (1) CA1338548C (ja)
DE (1) DE68906454T2 (ja)

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