JP2833701B2 - 文書処理方法 - Google Patents
文書処理方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、文字(文章),図形,イメージ等の文書デ
ータを処理する文書処理方法に関する。 〔従来の技術〕 従来のワード・プロセツサ(略してワープロ)は、文
書中に縦線、横線等で罫引きされた表を描く場合は罫線
素片を繋ぎ合わせて行い、地図やイラスト等の図形デー
タ、写真等のイメージデータを貼り込む場合は、枠の素
片を示すブロツクマークで閉じた矩形枠(ブロツク)を
描き、そのブロツクの中にイメージや図形といった枠と
しての属性、そして別に作成して用意されたイメージデ
ータや図形データとの対応をとるための名前等の識別子
をセツトし、印刷時にその枠に対応するイメージや図形
を貼り込むという方法をとっていた。 しかしながら、このような手法では、文字の挿入や削
除により素片の位置がずれる場合があり、データが崩れ
て表示されたり、或は全く表示されなくなることがあっ
た。又、ブロツクが素片といった文字の並びで構成され
ているため、ブロツクとブロツクを重ねあわせたり、文
章の追加挿入によって文章の動きとは別の動きをブロツ
クとしてさせることは不可能であった。又、ブロツクと
して、用紙に対するセンタリングや右よせなどのよせの
制御やその他の機能をもたせることも非常に難しいもの
であった。 一方、近年マイクロプロセツサの発達やCRT,プリンタ
等の周辺機器の発展に伴い、ワークステーシヨンを基に
した高度な文書処理が行われるようになってきた。それ
は通常WYSIWYG(What You See Is What You Get)と呼
ばれるもので、文書の印刷結果を画面に表示しながら、
リアルタイムに入力編集を行うというものである。 ブロツクについても、文書中にブロツクとしての独立
した情報を持ち、ブロツクとして独自の処理が行える様
になっている。第2図は従来のワークステーシヨンに於
ける文書処理のブロツク情報を説明した図である。2−
1はブロツクのプライオリテイで、ブロツクに重なりが
あるときの重ねの順を意味する。2−2はブロツクが文
書中の文章に従って浮動するブロツク(以下浮動ブロツ
クと呼ぶ)か、文章とは無関係にあるページのある位置
に固定的に貼り付けたブロツク(以下固定ブロツクと呼
ぶ)かを示すフラグである。2−3は、固定ブロツクの
場合は、固定ブロツクの貼り付いているページ番号を浮
動ブロツクの場合は、浮動ブロツク番号を示す。2−4
は、固定ブロツク時の用紙の左上端を原点としたときの
ブロツクの貼り付け位置を示す。2−5はブロツクの大
きさを幅と高さで規定したものである。2−6はブロツ
ク内の実際のデータの入っている位置を示すポインタで
ある。 ところで、従来のブロツクでは、ブロツク中のでデー
タ属性は、表,図形,文章,イメージのうちの1種類し
かなく、従ってブロツク中に複数の属性を持たせること
ができないため、例えば図形やイメージ中に文章で説明
文を付け加えようとしても不可能であった。もちろん、
文章,図形,イメージが重なりあった場合の条件でのブ
ロツク内のデータの削除やブロツク内のデータを他のブ
ロツクに移すことは不可能であった。 また、従来のワークステーシヨンでは、固定ブロツク
しかないものか、浮動ブロツクしかないものしかなく、
固定ブロツクと浮動ブロツクの間のデータの移動につい
ては、全く出来なかった。従って、表示上の区別も全く
なかった。 一旦作成したブロツクに対してブロツクデータは、ブ
ロツクのある起点、例えば左上端を原点として作成され
る。従って、文書のレイアウト上、或いは入力編集の都
合上ブロツクの大きさを変更する場合、例え、上下左右
のどの向きに伸縮できたとしても、ブロツクの大きさは
変るが、伸縮した部分の余白が空いたり、余白が詰った
りするわけでない。例えば第3図(a)の3−1に対し
て左上方向に余白をつけるため、ブロツクを左上方向に
広げたとしても、第3図(b)の3−2のように、内部
の図形データが広げた方向に移動してしまうという問題
があった。 文書によっては、用紙全体にブロツクを空けたい場合
があるが、従来のシステムでは、ブロツク空けは、始
点、終点をマウス等のポインテイングデバイスで指定す
るため、指定するのが難しいだけでなく、完全に用紙全
体にするのはほとんど不可能であった。 特開平1−130282号(昭和62年11月16日出願)のよう
に用紙が同時に表示したり、印刷したりできる複数のレ
イア、例えば、文章レイア,図形レイア,イメージレイ
ア,フオームレイアから構成する技術を本出願人は提案
しているが、その様な場合、ある特定ページに貼りつい
ているレイアをデータの挿入削除等の入力編集の結果、
別のページに移動したいことが発生するが、従来のワー
クステーシヨンではこの様な処理は、当然不可能であっ
た。 また、上記の様な複数レイアの用紙上に貼り付いたブ
ロツクに対してレイアのデータを固定してブロツクのみ
移動することや、逆にブロツクのみ固定してレイアのデ
ータを移動することなども従来のワークステーシヨンで
は不可能であった。 又、浮動ブロツクについては、従来のワークステーシ
ヨンには次の様なものがあった。 第4図(a)の様に文章4−3中に浮動ブロツクマ
ーク4−1と浮動ブロツク4−2が組み込まれ、浮動ブ
ロツク4−2が文字と同じに取り扱われるもので、浮動
ブロツク4−2の前後に文章が続いている。上下の行を
ブロツクが侵すほどブロツクの高さが大きいときは、必
要な行数分だけ行送りされ、上下の行を侵さない。浮動
ブロツク4−2の削除や移動は浮動ブロツクマーク4−
1の削除や移動で行う。 第4図(b)の様に浮動ブロツクを指示したところ
に浮動ブロツクマーク4−4が入り、実際の浮動ブロツ
ク4−5は、その行外に段抜きで組み込まれるもので、
浮動ブロツクの削除や移動はと同じ様に浮動ブロツク
マーク4−4の削除や移動で行う。 上記の様に従来では浮動ブロツクは、文字として取り
扱うか、段を抜いたブロツクというものしか存在しなか
った。 またの様な浮動ブロツクを2段組み以上の多段組み
で行うと、例えば第4図(c)の様に浮動ブロツク4−
6の前の文章が1段で表示されて、非常に体裁が悪いも
のとなった。 固定ブロツク(枠)の移動については、従来は移動し
たい固定枠をマウス等のポインテイングデバイスにより
指示し、目分量で移動していた。従って、同一ページに
複数の固定ブロツクが存在し、そのブロツク間の相対位
置を保存しながら移動するのは、煩雑なだけではなく、
非常に困難なものであった。 また、複数の固定ブロツクを意識的に重ねるとき、固
定ブロツクの作成順に重なる。しかし、一旦重った固定
ブロツクの重なり順を変更する方法がないので、誤って
重なりを間違えると最初から固定ブロツクを作りなおす
必要があった。 次に固定ブロツクをページを越えて移動,複写すると
きに、必要に応じて固定ブロツクの切り出し、貼り付け
を行えばよいが、しかし、各ページの同じ位置に貼り付
けるには、矢張り目分量で行うため非常に難しいもので
あった。 また、従来では固定ブロツクをページをまたがって移
動するときは、切り出し、貼り付けを行うか、ページ移
動で行っていた。切り出し貼り付けは、切り出すブロツ
クのあるページの表示、ブロツクの切り出し指示、貼り
つけるページの表示、貼り付け指示の手順をふまなけれ
ばならないので、どうしても操作が煩雑になった。また
ページ移動はあるページ以降のデータを別のあるページ
から置くということしかできないので、複数の固定ブロ
ックを任意のページに並びかえるというのは大変難し
く、また大変な労力を要した。 前述したが、従来は枠を他の頁に移動するには、その
枠を切り出し、所望の移動先の頁を表示させて、その頁
に貼り付けるという処理で行うが、一括処理として、あ
る頁以降の枠を順次、所望の頁以降に移し換える処理を
行っていた。又、枠に対して文字レイア、図形レイア、
イメージレイアの3つのレイアを有していて、ある頁に
存在する複数の枠を一括して他の頁に移動することがで
きないという欠点があった。又、文字以外のイメージ或
いは図形イメージ等の背景データを他の頁に移すことは
全く行えなかった。 [目的] 上記従来技術の欠点に鑑み、本発明は、簡単な指示操
作で、所望の領域の所望の種類のデータのみを、表示さ
れている文書データ全体とは区別して別個に処理するこ
とを可能にすることを目的とする。 〔実施例〕 以下図面を参照し、本発明について詳細に説明する。
なお、本発明でいう文書は、文章(字),図形,イメー
ジの少なくとも1つから構成されるデータ群を表わすも
のである。又、本発明は従来、人間が机上の用紙に、文
や図形やイメージをペン等で描く動作を、電子的に行お
うとする装置であるので、本明細中の用語の「用紙」,
「切り取り」,「切り出し」,「貼り付け」,「枠空
け」,「詰め込み」…等は、全て、電子的に行うもの
で、例えばCRT上で表示制御されるものである。なお、
本発明の文書処理装置は、本発明の機能を達成するもの
であれば単体の機器であっても、複数の機器から成るシ
ステムであっても、LAN等を介して達成される各機器或
いは、各システムを含むものであっても良いことは言う
までもない。 第1図は、この発明の一実施例を示す文書処理装置の
ブロツク図であり、1−1はCRT表示部、ラスタスキヤ
ンして文書画像データを表示する。1−2はビデオRAM
(VRAM)で、CRT表示部1−1の1画面のパターン展開
情報を記憶する。1−3は表示制御部で、VRAM1−2へ
のパターン展開制御およびCRT表示部1−1へのパター
ン読出しを制御する。1−4は文書編集制御と(データ
制御)を主成うマイクロプロセツサ(MPU)で、各部を
総括的に制御する。1−5は主メモリで、後述のフロー
チヤートで示される制御プログラムや文書データ等が格
納される。1−6は外部磁気デイスク装置で、文書フア
イル等を格納している。1−7は位置を指示する指示手
段を兼ねるポインテイングデバイス(PD)で、CRT1−1
の任意の位置を指定する。1−8はキーボード(KB
D)、1−9はI/Oバスで、各ブロツクとMPU1−4とを接
続する。更にスキヤナ1−10,プリンタ1−11が接続さ
れていても良い。 なお、この発明において、組版とは、元来、活版印刷
の1工程を表す言葉であり、一言で説明すると、「原稿
に基づいて活字を拾い、原稿の指定に基づいて順序,字
詰め,行数,字間,行間,位置等を正しく組み合げ、バ
ランスのとれた1つの文書を作り上げる」ことを意味す
るものであるが、ここではこれらの処理を電子的に行う
ことを意味する。 第5図から第43図までは、本実施例の操作について具
体的な表示例を用いて説明するための図である。第5図
は本実施例の入力編集画面である。5−1は、文書用紙
に対応した表示画面で、入力された文書データ(ここで
は文字データ)5−6が表示される。5−2は文書編集
カーソルで、現在のデータの入力編集位置を示す。5−
3はポインテイングカーソルで、第1図のPD1−7と連
動した動きをし、5−2の文書編集カーソルの移動や編
集範囲の設定、コマンドの指示をPDの不図示のスイツチ
とともに行う。5−4は入力画面で、KBD1−8からのデ
ータを一時的に表示し、仮名漢字変換の指示があればそ
の表示データは仮名漢字変換され、5−1の表示画面に
送られる。5−5のコマンドメニユー上の角丸,四角で
示される表示データは、編集コマンドを意味し、1−7
のPDでの画面指示や1−8のKBD上の対応したキー指示
によりコマンドを入力するためのラベルである。 ここで浮動ブロツク(枠)の指示を行うときは、5−
5のコマンドメニユー内の5−7の「浮動枠」を選び、
固定ブロツク(枠)の指示を行うときは、5−5のコマ
ンドメニユー上の5−8の「固定枠」を選ぶ。なお5−
9はマルチウインドウ表示により、他のプリントのコマ
ンド等が表示されているが、他の図においても同様であ
るが、本発明に直接関係ないので説明は省略する。 第6図は第5図のコマンドメニユーに対し、固定枠5
−8を選んだときの表示画面を示す図である。「固定枠
空け」6−1は第7図(a)の様にPD1−7により始点
7−1,終点7−2を対角で選ぶことにより固定枠7−3
を空ける。「固定枠削除」(第6図6−2)は画面上の
固定枠をPD1−7で指示、削除することを意味する。第
7図(b)は第7図(a)の固定枠7−3を削除した図
である。なお第7図(b)にはメジヤーが表示されてい
るが、画面制御によって表示、不表示を選択することが
できる。又、固定枠はDISK1−6中の一時領域である第
7図(b)のクリツプボード7−4に取り出すことがで
きるが、「固定枠削除」では、そのクリツプボード7−
4に取り出した固定枠も削除することができる。 第8図(a)は「固定枠移動」6−3を選んだときの
表示である。ここではメニユー(8−1〜8−4)の説
明であるので、枠は図示をしていない。8−1の「上下
左右」はページ内で第8図(b)の様に固定枠を上下左
右の任意の方向に移動すること(矢印で示す)を意味す
る。上下左右の移動時は、位置あわせがしやすい様に、
PD1−7のカーソルは、クロスカーソルに変化する。 第8図(a)の8−2「手前」,8−3「奥」は、第8
図(c),(d)の様に枠に重なりがあるときに、PD1
−7の不図示のスイツチの指示により、指示した枠を最
も手前、或は、最も奥にすることで、重なりの順序を変
更することを意味する。8−4の「ページ」は、第8図
(e)の様に、固定枠、或いは背景データと呼ばれるレ
イア(図形、イメージ)上のデータを任意のページに移
動することを意味する。 第8図(f)と(g)は複数の枠を同時に取り扱うこ
とを説明した図である。固定枠8−7,8−8,8−9は、通
常はPD1−7により選択的に1つ選ばれるだけである
が、KBD1−8の不図示の「継続」キーとPD1−7を併用
指示することで、次々に追加選択することができる。第
8図(f)は追加選択した結果、固定枠8−7,8−8,8−
9が選ばれたことを示している。 複数の選択はPD1−7で選択の始点,終点を対角点で
行い、始点,終点で作られる矩形に含まれたブロツクを
全て選ぶということでも行える。 複数選択された固定枠は、不図示の「継続」キーとPD
1−7の併用指示で、次々に選択解除することもでき
る。 第8図(g)は、複数の枠に対して「固定枠移動」6
−3を行い、移動した結果を示すものである。 第6図の6−4の「固定枠サイズ」は、一度作成した
固定枠を拡大したり縮小したりすることを意味する。 第9図(a)は固定枠9−1のサイズ変更を説明した
図である。指示された固定枠9−1の周囲に付加された
黒丸は伸縮する方向を示し、例えば黒丸9−2を指示し
て枠のサイズを変更すると、黒丸9−2に向かいあう黒
丸9−3を固定した状態で枠が伸縮する。逆に9−3を
指示して枠のサイズを変更すると9−2を固定した状態
で枠が伸縮する。つまり、対角点をフリツプフロツプ的
に原点(固定点)を切換えているわけである。 枠の伸縮と中のデータの移動の関係は、第9図
(b),(c),(d)の様になる。中のデータが文章
の場合は、第9図(b)の様に固定枠は組版の用語でい
うと、小組とみなされ、小組の書式「天,地,左,右」
の長さの規定で、上に伸ばしても下に伸ばしても枠の大
きさが同じであれば、同じ結果になる。第9図(c)の
様に中のデータが図形の場合、第9図(d)のイメージ
の場合は、伸ばした方向に空白がつく、なお詳細は後述
する。もちろん縮めた場合は縮めた方向が詰まることに
なる。 尚、表の場合も、図形やイメージと同様である。 第6図6−5は「頁単位編集」で固定枠、レイアのデ
ータをページ単位で移動削除することを指示すると第10
図(a)のメニユーが現われ、移動を選ぶと固定枠の場
合、第10図(b)の様に固定枠のみの移動が行える。な
お、1,2,3,4,5の数字は頁数である。又、背景データと
よばれるレイア(図形,イメージ)の場合、第10図
(c)の様にレイアのみの移動が行える。もちろん固定
枠と背景データを選べば、両方の移動が行えることは言
うまでもない。 第10図(d)は固定枠削除を説明した図である。削除
と削除ページ,固定枠,背景データを選ぶことにより、
指定したページの固定枠とレイアの削除が行える。 第10図(e)は、ページ削除を説明した図である。指
定したページ範囲のデータを全て削除する。 第6図の6−6「固定枠取出し」を選ぶと第11図
(a)の様にクリツプボード7−4が現われる。11−1
の「外枠取出」を選ぶと、固定枠のデータは取り出さず
に枠情報だけ取り出す。従って取り出された枠を貼り付
けると、空の枠だけの固定枠が貼り付く。11−2の「全
体取出」を選ぶと、第11図(b)の様に指定した枠内に
あるデータの種類を表示し、枠とともに枠内のデータを
選択的に取り出すことが出来る。デフオルト値として
は、枠内の全てのデータ(イメージ,図形,文字)が選
べる。尚、ここでいう取出しは、例えばクリツプボード
に格納されている枠に対して取り出すということであ
る。 第6図の6−7「固定枠詰込み」は、第12図(a)の
様に指定された枠に対して、クリツプボード7−4中に
格納されているフアイル(例えば「サンプル文書」とフ
アイル)を詰め込むとき、クリツプボード7−4中の指
定フアイルの枠を縦横同率変倍するか、縦横独立変倍す
るか、変倍なしで行うかを指定する。縦横同率変倍する
と元の形は保存されるが、枠に対して、アンバランスに
なることがある。又、縦横独立変倍すると枠には綺麗に
収まるが、形が歪むことがある。変倍なしの場合は、枠
の大きさによっては、元のデータが途中で切れたり、或
は、余分な空白が空く恐れがある。又、変倍すると枠内
に縦横全て収まらない場合がある。そのために拡大優先
と縮小優先を選べる。前者は枠一杯にデータを入れる代
わりにはみ出したデータを切り取ることを意味し、後者
は、データがはみ出さない様に変倍することを意味す
る。 第12図(b)は、固定枠の詰め込みとレイアの関係を
説明した図である。文章(字)レイア12−1,図形レイア
12−2,イメージレイア12−3から成っている固定枠12−
4に対し、文章レイア12−5からなる切り出した枠デー
タを「固定枠詰込み」6−7で詰め込むと文書レイアの
みが入れ換わり、固定枠12−4は、固定枠12−5の様に
なる。この様にレイア毎にデータの詰め込みが行えるの
で、複数レイアを使ってのデータの合成が容易に行え
る。 ここで図形レイア12−2とイメージレイア12−3に対
応するダミーレイアを用意すれば、入れ換えの発生しな
いレイアを消すことができるのは言う迄もない。 第12図(c)は、枠に対する文章レイアの書式の一部
を示したものである。文章レイアは、貼り付けや詰め込
みに対し、対応する書式によりフオーマツテイングされ
る。書式は、枠空け時は、標準の書式が設定され、貼り
付け、詰め込み時は、切り出したときの書式が設定され
る。 第12図(d)は、文章レイアと図形レイアからなる枠
12−7で「固定枠詰込み」6−7を固定枠12−8に対し
て行った結果を示した図である。図形レイアは枠の大き
さにあわせて変倍されるが、文章レイアは切り出した書
式に依存してフオーマツテイングされる。尚、図形レイ
アを非相似形に変倍した例を示したが、変倍せずに詰め
込んだり、相似形に変倍することができるのは言う迄も
ない。 また、イメージや、表に対しても図形データと同様の
ことが行えることは言うまでもない。これにより、文章
は、元の書式(例えば枠12−7の書式)に基づいて、枠
12−8内に展開されるので、文字が変形したり、行,字
間が変化したり等の変化がなく見易いものとなり、逆に
イメージ,図形は、枠のサイズに基づいて変倍するの
で、枠によって不用意に欠けたりすることなく、枠に合
った形で詰め込むことが可能となる。 第6図の「固定枠貼付け」6−8は、第13図(a)の
様にクリツプボード7−4中のフアイルをその枠を切り
出したときと同じ状態で貼り付けることを意味する。
「任意位置」13−2を選ぶとPD1−7のカーソルがクリ
ツプボード7−4上の指定フアイル13−1の枠の大きさ
のカーソル13−3となり、貼り付けるときのレイアウト
上の目安とすることができる。 又、「保存位置」13−4を選ぶと、第13図(b)の13
−5の様に切り出した時の枠の用紙に対する位置と枠の
大きさを表示して場所を明示する様にし、そこに切り出
した状態のそのままで貼り付けることが可能である。こ
れにより所望の頁の同じ位置に同じ大きさの枠を作るこ
とができる。 「固定枠詰込み」6−7と「固定枠貼付」6−8は、
不図示の画像スキヤナが接続されていれば、画像スキヤ
ナから直接イメージデータを読み取り、枠に詰め込んだ
り、貼り付けたりすることができる。 第6図6−9のメジヤーを選ぶと、画面上のグリツド
と呼ばれる格子点の表示と制御を変えることが出来る。
第14図の様に「独立定義」として、指定した値で設定し
たり、「書式保存」として、文書の書式からグリツドを
決めて設定できる。書式からグリツドを決めると、版面
や本文文字ピツチ、行ピツチを考慮に入れることになる
ので、グリツドを使って、枠空けや貼り付けをするとき
に、版面,文字,行の境界を綺麗にすることができる。 なお、第6図6−10の「頁内全枠」は、画面上の全枠
を選ぶことを指示する。 第6図6−11の「画面制御」は、画面の表示をどのよ
うにするかを指示する。例えば、2,4倍表示や、1/2,1/4
表示、グリツドの表示,不表示,レイアの表示,不表
示,グリツドの表示,不表示等である。第6図6−15の
「頁」は現在処理中のページを表示するとともに、任意
のページへの移行を指示する。 第6図6−12の「禁止領域」は、第15図で示す様に、
固定枠の周囲にデータ禁止領域15−1を置くことを指定
する。 第16図は、禁止領域と背景データとの関係を説明した
図である。固定枠16−1には、16−4で示される禁止領
域が設定されている。禁止領域は、背景データとしての
文書レイア16−5のみに影響を与えるので、禁止領域16
−2は、背景データとしての文章レイア16−5を抑制す
る。しかし、禁止領域16−2は、文章以外のレイアは抑
制しないので、例えば16−3の様な図形レイアで、図形
データを書き込むことが可能である。 第6図6−13の「線種」は、枠自体の線種を指定す
る。 第6図6−14は、固定枠として貼り付いているイメー
ジデータの処理を第17図で指示する。 第18図は第5図の「浮動枠」5−7を選んだときの図
である。18−1の「浮動枠枠空け」を選ぶと、第19図
(a)の様な浮動ブロツク設定メニユー19−1が現われ
る。行内で実行するとポインテイングカーソル5−2の
存在する位置に浮動枠マーク19−2と浮動枠19−3が挿
入される。浮動枠の大きさ属性は、浮動ブロツク設定メ
ニユー19−1で行う。浮動枠の大きさは文字数と行数で
決める方法と、ミリメートルで決める方法がある。又、
浮動枠の行中の位置を上揃え,センタリング,下揃えで
指定することもできる。又、特殊な設定として、挿入さ
れた行のベースラインからの浮動枠の位置も変更するこ
とができる。ここで本実施例の浮動枠は、浮動枠マーク
9−2のない行にかかることを許す。その場合、浮動枠
にかかった部分は、第19図(c)の様に重ね書きされる
ため、データが消えたようにみえる。つまり、行内に浮
動枠を設定したので、第19図(c)に示す様な枠は1文
字として扱われるため、消えたように見えるのである
し、第20図(a)ではそうではない。しかし、こうする
ことで、第19図(d)の様に、浮動枠19−4に対して、
19−5の行と19−6の行を左右に存在させることが可能
となる。 第19図(e)は第19図(d)に対して、改行19−7等
の制御データを表示させたものである。浮動枠19−10
は、浮動枠マーク19−8により、文字として取り扱われ
る。浮動枠19−10は、行ピツチよりも充分に大きな高さ
を持っているので、前後の行を侵すが、改行19−7を必
要なだけ入れることで、前後の行を侵さない様にしてい
る。19−5で示す行と、19−6で示す行は、異なる行で
あるが、浮動枠19−10が、前後の行を侵すことにより、
結果として、これらの行は抑制されないので、浮動枠19
−10の左右に並ぶことができる。 なお、19−9で示す改行は、行列式データ19−11に対
する改行である。第20図(a)は「浮動枠枠空け」18−
1を段内にしたときの一例を説明した図である。この場
合は、枠の幅を段幅一杯にしているので、段に収まる格
好で枠空けがされる。第20図(b)は、枠の幅を段より
大きくした場合の例である。枠に侵食された部分は、追
い出されて処理される。 第21図(a)は「浮動枠枠空け」18−1を全段にした
ときの例である。全段にした場合、2段組み以上の多段
組みの場合、浮動枠を挿入したところ迄のデータは、段
揃えされない。しかし、書式の設定を第21図(b)の様
に「段揃えする」(白黒反転は、選択されていることを
意味する)にすることにより浮動枠の直前迄のデータを
段揃えすることができる。 第18図の18−2「浮動枠削除」は、浮動枠の操作処理
時に表示されている浮動枠を消去したい場合、ポインテ
イングカーソルで浮動枠を指示し削除する。尚、文書処
理上に於いて浮動枠は、文字と同じ扱いをされるので、
文字を削除する方法を用いて、浮動枠を削除することも
できる。 第18図の18−3の「浮動枠変更」は、一度作成した浮
動枠のサイズや位置決め等を変更することが出来る。こ
れは「浮動枠枠空け」18−1と同様の処理で行える。 「浮動枠取出し」18−4,「浮動枠詰込み」18−5,「浮
動枠貼付け」18−6は、「固定枠取出し」6−6,「固定
枠詰込み」6−7,「固定枠貼付け」6−8がクリツプボ
ード7−4に対して行った操作を浮動枠について行うも
のである。 このクリツプボード7−4を介すことにより、浮動枠
と固定枠でデータの変換が行える。 「画面制御」18−7,「頁」18−8,「禁止領域」18−9,
「線種」18−10,「貼付イメージ」18−11は固定枠の
「画面制御」6−10,「頁」6−15,「禁止領域」6−1
2,「線種」6−13,「貼付イメージ」6−14と同様であ
るので詳細は省略する。 以上、表示例を用い本発明の説明を詳細に行ったが、
次に具体的に内部のデータあるいはフローチャートを用
いて更に詳細に説明する。 【固定枠制御テーブル】 第22図は文書が第1図に示したハードディスク装置1
−6から主メモリ1−5に読み込まれたときに作成され
る固定枠情報の構成を表したものである。22−1は枠制
御情報で、固定枠内のデータに関する情報、ページ番
号、優先順位を示すデータである。優先順位は固定枠の
作成順位を示しており、複数枠が重なった時の表示順位
を示している。22−2は固定枠の枠線の線種で、線種・
線色・線幅を示している。22−3は固定枠の左上座標
で、枠の左上のX座標データとY座標データを示す。22
−4は固定枠のサイズ情報で、枠の幅・高さを示す。22
−5は固定枠の禁止領域で、枠の上下左右方向それぞれ
の禁止領域の値を示している。22−6は固定枠データア
ドレスで、当該固定枠に作成されたデータ(書式デー
タ、文章データ、図形データ、イメージデータ)のアド
レスを示している。22−7は固定枠データサイズで、当
該固定枠に作成されたデータ(書式データ、文章デー
タ、図形データ、イメージデータ)のデータサイズを示
している。 【浮動枠情報のデータ構造】 次に、第23図(a)、(b)を参照しながら、文章デ
ータ内に作成された浮動枠情報のデータ構造について説
明する。 第23図(a)は文書データを示し、文書データに浮動
枠が作成されている状態を示してある。同図(b)はこ
の文書データのデータ構成を説明する図である。文書デ
ータ内に浮動枠が作成された時、図から明らかなように
文書データに浮動枠情報および浮動枠データが組み込ま
れる。23−1は浮動枠スタートコマンドで、浮動枠情報
を示すデータの開始を示している。23−2は浮動枠コマ
ンドパラメータで、浮動枠の属性情報を示す。このパラ
メータについては後述する。23−3は浮動枠データで、
当該浮動枠に作成されたデータ(書式データ、文章デー
タ、図形データ、イメージデータ)が書き込まれてい
る。23−4は浮動枠データ長で、浮動枠スタートコマン
ド23−1より浮動枠エンドコマンド23−5までのデータ
長を示している。23−5は前述の浮動枠エンドコマンド
で、浮動枠情報および浮動枠データの終了を示す。 【浮動枠コマンドパラメータ】 第24図は第23図に示した浮動枠コマンドパラメータ23
−2の構成を説明したものである。24−1は浮動枠デー
タ長で、第23図に示す浮動枠スタートコマンド23−1よ
り、浮動枠エンドコマンド23−5までのデータ長を示す
データである。24−2はフラッグで浮動枠の属性情報を
示し、段抜き数、ペースライン、寄せ、および段内・全
段抜きの場合の幅・高さのオフセット情報を示してい
る。24−3は浮動枠の枠線種で、線種・線色・線幅を示
す。24−4は浮動枠のサイズ情報で、枠の幅と高さを表
す。ここで示される枠のサイズは、単位を1/10mmとした
数値である。24−5は浮動枠のオフセットで、字方向・
行方向のそれぞれのオフセット値を表す。24−6は24−
4と同じ浮動枠のサイズ情報で、枠の幅と高さをそれぞ
れ字数、行数で表した数値が格納される。24−7は浮動
枠の禁止領域で、浮動枠の上下左右方向それぞれの禁止
領域値を示す。24−8は浮動枠データのサイズで、当該
浮動枠に作成されたデータ(書式データ、文章データ、
図形データ、イメージデータ)のデータサイズを示して
いる。 【浮動枠制御テーブル】 第25図は文書が第1図に示したハードディスク装置1
−6から主メモリ1−5に読み込まれたときに作成され
る浮動枠情報の構成を表したものである。25−1はフラ
ッグで、前述した24−2と同じものである。25−2はペ
ージで、当浮動枠が作成されている文書ページ数を示
す。25−3は浮動枠の枠線で、線種・線色・線幅を示
す。25−4は浮動枠の左上座標で、枠の左上のX座標デ
ータとY座標データを示す。25−5は浮動枠のサイズ情
報で、枠の幅と高さを表す。25−6は浮動枠コマンドア
ドレスで、浮動枠コマンドパラメータの現在編集中のペ
ージの文章データの先頭からの位置を示している。 【固定枠編集処理】 第26図(a)は第6図に示した固定枠編集処理の処理
フローである。PD1−7での画面指示やKBD1−8上のキ
ー操作の入力処理を解析し<S1>、対応する処理の内容
を示したものである。 画面制御コマンド6−11が入力された場合、画面制御
処理を行う。画面制御処理では、画面の拡大・縮小表示
の指定、グリッドおよびメジャーの表示指定、そして各
データ(フォーム、イメージデータ、図形データ、ワー
プロデータ等)の表示指定を行う<S3>。 保存コマンド6−16が入力された場合、保存処理を行
う。保存処理では、元の文書ファイルを現在の編集状態
に更新する。保存処理の実行を確認するメッセージが表
示され、確認の指示により保存処理を行う<S4>。 再開始コマンド6−17が入力された場合、再開始処理
を行う。再開始処理では、現在の編集状態から処理を開
始した時の状態、または最後の保存を実行した状態に復
帰する。再開始処理の実行を確認するメッセージが表示
され、確認の指示により再開始処理を行う<S5>。 再表示が指示された場合、再表示処理を行う。再表示
処理では、現在の編集文書ページを組版処理で再組版し
再表示する<S6>。 スクロール処理が指示された場合、スクロール処理を
行う。スクロール処理では、指示に従い表示画面をスク
ロールし再表示する<S7>。 改頁処理が指示された場合、改頁処理を行う。改頁処
理では、改頁コマンド6−15で指定されたページあるい
は現在の編集文書ページの前後のページを表示する<S8
>。 前記以外の固定枠編集コマンドが入力された場合、後
述する固定枠編集コマンドを実行する<S2>。 第26図(b)は固定枠編集コマンド処理の処理フロー
である。PD1−7での画面表示やKBD1−8上の対応した
キーの指示に従って入力されたコマンド(第6図・6−
1〜6−10)の処理を表している。 次に、これら固定枠編集コマンドの各処理について説
明する。 《固定枠枠空け処理》 第27図は、第7図(a)に示した固定枠枠空け処理の
処理フローを表したものである。 PD1−7により始点7−1の指示の入力<S1>が判断
されると枠空け処理<S2>が開始される。枠空け処理<
S2>では、PD1−7による終点7−2の指示により各点
のVRAM1−2でのアドレスを求め、それらの点を対角と
する枠7−3をVRAM1−2上に展開する。 この時、編集文書ページに設定されているメジャーテ
ーブル第35図(b)のグリッド適合モード35−1がグリ
ッド適合「する」に指定されていれば、始点7−1、終
点7−2はグリッドの点に調整されることになる。 さらに枠空け処理<S2>では、第22図に示す固定枠制
御テーブルを主メモリ1−5に作成する。主メモリ1−
5には、編集文書に作成されている固定枠の枠制御テー
ブルが作成順に展開されている。 始点7−1、終点7−2のVRAM1−2でのアドレスに
より、作成された固定枠の枠位置、枠サイズを求め固定
枠制御テーブルの枠位置、枠サイズそれぞれの格納エリ
アに書き込む。 また、PD1−7の入力<S1>によりそれの指示位置が
既に作成されてある固定枠の内部の場合には、枠の選択
処理<S3>となる。枠の選択処理<S3>では選択された
固定枠の四隅に選択状態を示すシンボル7−5が表示さ
れる。(以後、この状態を選択状態と表示する。) PD1−7の入力<S1>が固定枠内以外の文書用紙の表
示画面5−1上にあり、かつ2クリックの場合には、用
紙サイズの大きさの固定枠を作成し表示する。この場合
も、第22図に示す固定枠制御テーブルを主メモリ1−5
に作成し、作成された固定枠の枠位置、枠サイズを固定
枠制御テーブルの枠位置、枠サイズそれぞれの格納エリ
アに書き込む<S4>。 《固定枠削除処理》 第28図は、第7図(b)に示した固定枠削除処理の処
理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠削除コマン
ド6−2が選択されると、画面上にクリップボードの画
面7−4を表示する。クリップボードの画面には、その
時クリップボードに格納されているデータファイルがそ
のデータ種類を表すアイコンで表示される<S1>。 次に、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>によ
り、文書用紙上の削除する固定枠が選択されると、当該
固定枠(複数の場合もある)が選択状態となり削除の確
認を求めるメセージを表示する。確認の指示により、主
メモリ1−5上の選択されている固定枠の固定枠制御テ
ーブルを削除し表示画面上より消去する<S3>。 また、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により
クリップボード画面上のデータアイコンが選択される
と、選択されたアイコンを反転表示し、削除の確認を求
めるメセージを表示する。確認の指示により、選択され
たデータファイルをクリップボードから削除し、同時に
当アイコンをクリップボード画面上から消去する<S4
>。 《固定枠移動処理》 第29図(a)は、第8図(a)に示した固定枠移動処
理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠移動コマン
ド6−3が選択されると、固定枠移動メニュー8−1〜
4を固定枠編集コマンドメニューの上段に表示する<S1
>。この時、固定枠移動の既定処理として上下左右移動
処理<S3>が選択された状態となっている。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、固定
枠移動のその他の移動処理(手前移動<S4>、奥移動<
S5>、ページ移動<S6>)を選択することができる。 次に、これら枠移動の各移動処理について説明する。 ・上下左右移動処理 第29図(b)は、第8図(b)に示した固定枠の上下
左右処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S1>により、文書
用紙上の移動する固定枠が選択されると、当固定枠(複
数の場合もある)が選択状態となる。 移動処理では固定枠を複数同時に選択できる。頁内全
枠コマンド6−11の入力の場合、現在編集中のページに
ある全ての固定枠を選択状態にする。また、KBD1−8の
「継続」キーを押下した状態でPD1−7により固定枠が
指示されると、指示された固定枠を次々と選択状態にす
る。PD1−7により表示画面上に選択矩形が描かれた
時、その矩形内に包含される固定枠全てを選択状態にす
る。 選択された固定枠の何れか1つの枠内でPD1−7の押
放しの入力があると、現時点でのPD1−7の指示位置
と、その1つ前の時点でのPD1−7の指示位置から相対
移動量を算定し、選択されている固定枠をこの移動量分
移動する。以後PD1−7の押放しの入力が終了するまで
この処理を繰り返す。 この時、編集文書ページに設定されているメジャーテ
ーブル第35図(b)のグリッド適合モード35−1がグリ
ッド適合「する」に指定されていれば、前記PD1−7の
指示位置がグリッドの点に調整され、固定枠の移動量も
グリッド間隔単位になる。 さらに、編集文書ページにメジャーが表示されている
場合には、8−5に示すようにPD1−7のポインティン
グカーソルはそれの指示する枠の左上位置を中心とする
クロスカーソルに変る。 移動中の固定枠は処理スピードを早めるために枠線の
みを表示して移動する<S3>。 PD1−7の押放しの入力が終了すると、移動した固定
枠の元の位置の表示を消去し、移動後の位置に固定枠お
よび固定枠データを再表示する。同時に、移動した固定
枠に対応した固定枠制御テーブル第22図の枠位置22−5
のX座標、Y座標の各値を前記移動量を基にして更新す
る<S4>。 ・手前移動処理 第29図(c)は、第8図(c)に示した固定枠の手前
移動処理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の移動する
固定枠が指示されると、当固定枠の固定枠制御テーブル
第22図の枠制御情報22−1の優先順位を最上位にする。 即ち、第29図(d)に示すように、主メモリ1−5上
に展開されている現在の編集文書ページの固定枠制御テ
ーブルの順番を入れ替え、手前移動した固定枠の固定枠
制御テーブルを最後尾におく<S3>。そして、移動した
固定枠を再表示する<S4>。 ・奥移動処理 第29図(e)は、第8図(e)に示した固定枠の奥移
動処理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の移動する
固定枠が選択されると、当固定枠の固定枠制御テーブル
第22図の枠制御情報22−1の優先順位を最下位にする。 即ち、第29図(f)に示すように、主メモリ1−5上
に展開されている現在の編集文書ページの固定枠制御テ
ーブルの順番を入れ替え、奥移動した固定枠の固定枠制
御テーブルを先頭におく<S3>。そして、移動した固定
枠を再表示する<S4>。 ・ページ移動処理 第29図(g)は、第8図(e)に示した固定枠のペー
ジ移動処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により固定枠のページ移動
コマンドが選択されるとページ移動指定画面8−5を表
示する<S1>。 次に、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>を判断
し、ページ移動指定画面の項目指定の入力の場合には移
動データ(固定枠、背景データ)または移動先ページを
設定する<S3>。 また、固定枠が選択された場合には、当固定枠(複数
の場合もある)を選択状態とする<S4>。 さらに、ページ移動の実行が指定された場合には、移
動データ、移動先ページが指定されている場合にのみペ
ージ移動処理を実行する。移動データが固定枠の場合に
は固定枠の移動処理<S5>、背景データの場合には背景
データの移動処理<S6>となる。 次に、これら各データのページ移動処理について説明
する。 ・固定枠のページ移動処理 第29図(h)は、固定枠のページ移動処理の処理フロ
ーを表したものである。 先ず移動対象として選択されている固定枠(複数の場
合もある)を表示画面から消去する<S1>。次に、指定
された移動先ページにある固定枠を主メモリ1−5に読
み込み、同ページの固定枠制御テーブルを作成する。そ
して、移動先ページに新たに固定枠を作成し、その固定
枠制御テーブルを主メモリ1−5上に追加作成する<S2
>。 元のページの移動する固定枠のデータを主メモリ1−
5から退避する<S3>。移動先ページに新たに作成され
た固定枠制御テーブルに元のページの移動する固定枠の
固定枠制御テーブルの情報を複写し<S4>、元のページ
の移動する固定枠の固定枠制御テーブルを削除する<S5
>。前記処理を選択されている全ての固定枠に対して実
行する。 ・背景データのページ移動処理 第29図(i)は、背景データのページ移動処理の処理
フローを表したものである。 移動対象となる背景データは、編集文書ページの図形
レイア、イメージレイアに作成されている図形データ、
イメージデータに限られる。 先ず、指定された移動先ページにあるデータを主メモ
リ1−5に読み込み<S1>、同ページの図形レイアおよ
びイメージレイアにデータがある場合それら背景データ
を削除する<S2>。 次に、元のページの図形レイアおよびイメージレイア
にある背景データを主メモリ1−5から退避する<S3
>。そして、図形レイアおよびイメージレイアに元のペ
ージの背景データのアドレスを移動先ページに移しかえ
<S4>、元のページを再表示する<S5>。 《固定枠サイズ処理》 第30図は、第9図(a)に示した固定枠サイズ処理の
処理フローを表したものである。 PD1−7の入力により<S1>、文書用紙上の固定枠が
選択されると、選択された固定枠にサイズ変更を指示す
る●マークを表示する<S2>。この●マークは、固定枠
にそって8箇所に表示される。 次に、PD1−7の入力により固定枠に表示されている
サイズ変更指示マーク●9−2が指定されると、その点
の対角点9−3を原点(固定点)とする枠の伸縮処理を
行う。伸縮の方向は、枠の四隅に当る変更指示点が表示
画面上でのXY両方向の伸縮となり、それ以外の4点の変
更指示点はX方向あるいはY方向の一方向のみの伸縮と
なる。 前記PD1−7の入力によるサイズ変更指示点の指示以
後、PD1−7の押放しの入力に追随して、それの指示す
る表示画面上の指示位置から、枠の左上位置座標および
枠サイズを算定し、サイズ変更した固定枠の枠線を再表
示する。PD1−7の押放しの入力が終了するまで前記処
理を繰り返す<S3>。 この時編集文書ページに設定されているメジャーテー
ブル第35図(b)のグリッド適合モード35−1がグリッ
ド適合「する」に指定されていれば、前記PD1−7の指
示位置がグリッドの点に調整され、固定枠のサイズ変更
量もグリッド間隔単位になる。 さらに、編集文書ページにメジャーが表示されている
場合には、PD1−7のポインティングカーソルを、それ
の指示する固定枠のサイズ変更指示点位置を中心とする
クロスカーソルにする。 PD1−7の押放しの入力が終了するとサイズ変更処理
を終了し、サイズ変更前の固定枠および固定枠内のデー
タを表示画面から一旦消去する。そして、サイズ変更後
の、固定枠の位置、枠サイズを元にして固定枠を再表示
する<S4>。 同時に、サイズを変更された固定枠の固定枠制御テー
ブル第24図の枠位置22−3、枠サイズ22−4を更新す
る。 次に、枠のサイズ変更処理と枠内の各レイアのデータ
表示位置の関係について説明する。 第9図(b)に示す固定枠内の文章レイア上の文章デ
ータは、文章データを制御する書式データが不変である
ため、サイズの伸縮方向に関係なく枠内の文章データの
表示位置は変わらない。 第9図(c)、(d)に示す固定枠内の図形レイア、
イメージレイア上の図形データ、イメージデータは、枠
の伸縮後も同データの編集文書用紙上での表示位置が変
わらないようにデータの表示位置を調整する。したがっ
て、これら図形データ、イメージデータの場合、伸張変
更の時には枠内に空白の部分が生じ、圧縮変更の場合に
はデータの部分表示となる。 特に、図形レイアにある図形データは、枠の伸縮処理
により枠の左上位置が変更になった時グリッドの原点位
置が変更になるため、再表示後グリッドに図形が適合す
るように座標の調整を行う。この調整により、図形デー
タは表示画面上で若干の位置のズレが生じることがあ
る。 《頁単位編集処理》 第31図は、第10図(a)に示した頁単位編集処理の処
理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、頁単位編集コマン
ドが選択されると、画面上に頁単位編集指定画面を表示
する<S1>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、頁単
位編集の指定を行う。先ず、「移動」が選択された場合
には「移動」欄を反転表示し、移動する対象データ(固
定枠、背景データ)、移動の開始ページと移動先ページ
の入力処理となる。「削除」が選択された場合には「削
除」欄を反転表示し、削除する対象データ(固定枠、背
景データ)、削除の開始ページと終了ページの入力処理
となる。 「ページ削除」が選択された場合には「ページ削除」
欄を反転表示し、削除の開始ページと終了ページの入力
処理となる。 固定枠の移動処理第10図(b)は、指定された移動開
始ページ以降の全ての固定枠を移動先ページ以降に移動
する。移動する各固定枠の固定枠制御テーブル第22図の
枠制御情報22−1にあるページ番号を更新する。現在の
編集文書ページが指定されたページの範囲内にあれば同
ページを再表示する。 背景データの移動処理第10図(c)は、指定された移
動開始ページ以降の全ての背景データ(図形データ、イ
メージデータ)を移動先ページ以降に移動する。現在の
編集文書ページが指定されたページの範囲内にあれば同
ページを再表示する。 固定枠の削除処理第10図(d)は、指定された範囲の
固定枠データを削除する。現在の編集文書ページが指定
されたページの範囲内にあれば同ページを再表示する。 背景データの削除処理は、指定された範囲の背景デー
タを削除する。指定された範囲のページそれぞれの図形
レイア、イメージレイアにあるデータを削除する。現在
の編集文書ページが指定されたページの範囲内にあれば
同ページを再表示する。 ページ削除処理第10図(e)は、指定された範囲のペ
ージデータを削除し、削除直後のページを再表示する。 《固定枠取出し処理》 第32図(a)は、第11図(a)に示した固定枠取出し
処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠取出しコマ
ンド6−6が選択されると、固定枠取出しのサブコマン
ドメニュー11−1、11−2を固定枠編集コマンドメニュ
ーの上段に表示する<S1>。この時、固定枠取出しの既
定処理として全体取出し処理<S6>が選択された状態と
なっている。 さらに、固定枠取出し処理で取出された固定枠データ
をファイルとして格納するクリップボードの画面7−4
を表示する。クリップボードの画面には、その時点でク
リップボードに格納されているデータファイルが、その
種類を表すアイコンで表示される<S2>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S3>により、固定
枠取出しのその他の取出し処理(外枠取出処理<S5>)
を選択することができる<S4>。 取出された固定枠データは、前記クリップボードにデ
ータファイルとして作成され格納される。 第32図(b)は、クリップボードに格納される固定枠
データファイルの構成を示したものである。 データファイルの構成は大きく2つに分けられる。32
−1はファイルのヘッダ部であり、ブロック(枠)情報
を示している。32−2はデータ部であり、取出された固
定枠のデータが書き込まれる。後述するように、このデ
ータファイル構成は浮動枠取出し処理で取出される浮動
枠データについても同様である。 32−1−1はデータ属性で、当データを取出した編集
処理の区別、ファイルの種別、データの種別を示す。フ
ァイルの種別には統合データ、グラフデータ、表デー
タ、枠データがある。また、データ種別には、文章デー
タ(ワープロデータ、表組データ)、図形データ、イメ
ージデータがある。 32−1−2のフラッグは浮動枠の属性情報で、第24図
で示した浮動枠コマンドパラメータ構成中のフラッグ24
−2に対応するものである。浮動枠取出し処理の場合に
のみ書き込まれる情報である。 321−3は取出された枠の線種で、枠線の線種・線幅
を表す。32−1−4は取出された枠の左上座標で、左上
のX座標データとY座標データを表す。32−1−5は取
出された枠のサイズで、枠の幅と高さを表す。 32−1−6のオフセットは浮動枠のオフセットを表し
ており、浮動枠コマンドパラメータ構成第24図中のオフ
セット24−5に対応するものである。前記フラッグと同
様浮動枠取出し処理の場合にのみ書き込まれる情報であ
る。 32−1−7は取出された枠の禁止領域で、枠の上下左
右方向それぞれの禁止領域値を表す。32−1−8は取出
された枠データ(書式データ、文章データ、図形デー
タ、イメージデータ)のファイル中のアドレスを示して
いる。 32−2は取出された枠のデータが種類別に書き込まれ
る。 ・全体取出し処理 第32図(c)は、第11図(b)に示した固定枠の全体
取出し処理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上のデータを
取出す固定枠が選択されると、当固定枠は選択状態にな
る。選択された固定枠を主メモリ1−5上に読み込み、
当固定枠の固定枠制御テーブル第22図を設定する<S2
>。 固定枠制御テーブルの各データのサイズ情報22−9よ
り、選択された固定枠にあるデータの種類を判定する<
S4>。データの種類が複数(例えば、図形データ、イメ
ージデータ等)ある場合には、11−3に示すような取出
すデータの選択画面を表示する。取出すデータの選択画
面には選択された固定枠のデータの種類を表示して、取
出すデータを選択させる<S5>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S1>により取出す
データの種類が指定され、取出し処理の実行が指示され
ると、指定されたデータ別の取出し処理を実行する。 先ず、文章データが選択されている場合<S6>、文章
データを制御する書式データを枠データ部32−2に書き
込み、その先頭アドレスをデータアドレス32−1−8の
書式データ部に設定する。続いて、文章データを枠デー
タ部32−2に書き込み、その先頭アドレスをデータアド
レス32−1−8の文章データ部に設定する<S7>。 図形データが選択されている場合<S8>、図形データ
を枠データ部32−2に書き込み、その先頭アドレスをデ
ータアドレス32−1−8の図形データアドレス部に設定
する<S9>。イメージータが選択されている場合<S10
>、イメージデータを枠データ部32−2に書き込み、そ
の先頭アドレスをデータアドレス32−1−8のイメージ
データアドレス部に設定する<S11>。 次に、取出す固定枠の枠情報32−1について当固定枠
の固定枠制御テーブルからそれぞれ対応する項目を書き
込む。 一方、PD1−7の入力<S1>により文書用紙上の固定
枠以外の領域を指示されると、背景データの全体取出し
処理になる。編集文書ページのデータ情報を主メモリ1
−5上に読み込み<S4>、データの種類を判別する。編
集文書ページにあるデータが文章データだけの場合に
は、当処理は出来ない。 データの種類が複数(図形データ、イメージデータ)
ある場合は、前記固定枠の全体取出し処理と同様に、11
−3に示すような取出すデータの選択画面を表示し、背
景データの種類を表示して取出すデータを選択させる<
S5>。 以後の各データの取出し処理は固定枠の場合と同様で
ある。 ・外枠取出し処理 外枠取出し処理の場合には、前記クリップボードデー
タ構成第32図(b)のヘッダ部32−1の枠情報のデータ
だけが作成される。 前記全体取出し処理と同様に、PD1−7の入力<S1>
により文書用紙上のデータを取出す固定枠が選択される
と、当固定枠は選択状態になる。選択された固定枠を主
メモリ1−5上に読み込み、当固定枠の固定枠制御テー
ブル第22図を展開する<S2>。 次に、取出す固定枠の枠情報32−1について当固定枠
の固定枠制御テーブルからそれぞれ対応する項目を書き
込む。 背景データからの外枠取出し処理は出来ない。 《固定枠詰込み処理》 第33図(a)は、第12図(a)に示した固定枠詰込み
処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠詰込みコマ
ンド6−7が選択されると、固定枠詰込み処理で詰め込
むデータが格納されているクリップボードの画面7−4
を表示する。クリップボードの画面には、その時点でク
リップボードに格納されているデータファイルが、その
種類を表すアイコンで表示される<S1>。 次に、PD1−7の入力<S2>により、クリップボード
の画面7−4上のデータアイコンを選択することによっ
て、詰め込むデータを選択する。選択されたデータアイ
コンは反転表示される<S5>。 また、PD1−7の入力<S1>により文書用紙上の固定
枠が選択されると、詰め込むデータが既に選択されてい
る場合には、当固定枠への詰込み処理の実行し<S3>、
再表示する<S4>。 第33図(a)は枠データの詰込み処理の処理フローを
表したものである。 第12図(b)に示すように、詰込み処理は詰め込み先
の固定枠の各データレイアの詰め込むデータの各データ
レイアとの対応するレイア毎に行われる。 先ず、詰め込み先の固定枠が指定されると、当枠の枠
情報および枠データを主メモリ1−5上に読み込み、固
定枠制御テーブル第22図を設定する。一方、詰め込むク
リップボードデータのファイルをオープンし、そのデー
タ属性32−1−1から詰め込むデータの種類を識別する
<S1>。 詰め込むデータにイメージデータがある場合、詰め込
み先の固定枠のイメージレイアのイメージデータを削除
し、替わって詰め込むイメージデータの情報を設定す
る。同枠の固定枠制御テーブル第22図のデータアドレス
22−6のイメージデータ部およびデータサイズ22−7の
イメージデータ部を更新する<S3>。 詰め込むデータに図形データがある場合、詰め込み先
の固定枠の図形レイアの図形データを削除し、替わって
詰め込む図形データの情報を設定する。同枠の固定枠制
御テーブル第22図のデータアドレス22−6の図形データ
部およびデータサイズ22−7の図形データ部を更新する
<S4>。 詰め込むデータに文章データがある場合、詰め込み先
の固定枠の文章レイアの文章データおよび書式データを
削除し、替わって詰め込む文章データおよび書式データ
の情報を設定する。同枠の固定枠制御テーブル第22図の
データアドレス22−6の文章データ部および書式データ
部およびデータサイズ22−7の文章データ部および書式
データ部を更新する<S5>。 詰め込むデータにイメージデータあるいは図形データ
がある場合には、詰め込む方法を指定することができ
る。詰め込む方法指定画面を表示し、PD1−7あるいはK
BD1−8の入力により詰め込む方法を指定する<S2>。 イメージデータあるいは図形データの場合、詰め込み
先の固定枠の枠サイズ22−4と詰め込むデータの枠サイ
ズ32−1−5より詰め込む先の固定枠に合うようにデー
タの倍率を決定する。 詰め込み方法で、縦横同率変倍指定の場合には、デー
タを縦横同一の倍率で拡大縮小し枠に合うように調整す
る。この時、縦と横で枠に合う拡大縮小の倍率が異なる
場合は、拡大優先指定の時は大きい倍率を縮小優先指定
の時は小さい倍率を採用する。 縦横独立変倍指定の場合には、データを縦横それぞれ
の倍率で拡大縮小し枠に合うように調整する。この時、
縦と横で枠に合う拡大縮小の倍率が異なる場合は、それ
ぞれの倍率を採用する。イメージデータの場合、枠に合
わせるため拡大優先指定の時は枠サイズよりやや大きく
なる倍率を採用し縮小優先指定の時は枠サイズよりやや
小さくなる倍率を採用する。 変倍なし指定の場合にはデータの大きさは変わらず枠
の中央に表示する。 文章データを詰め込む場合には、詰め込むデータの書
式に依存して枠内に文章データを表示する。 第33図(c)〜(e)はスキャナ1−10からイメージ
データを読み込み、同データを直接固定枠へ詰め込む処
理を表したものである。 詰め込み先の固定枠33−2をPD1−7により指定する
と、当固定枠は選択状態となる。当枠33−2には文章レ
イアには文章データ33−3、イメージレイアにはイメー
ジデータ33−4が存在している。 クリップボード7−4上のスキャナ部33−1がPD1−
7により指示されると、スキャナ1−10を起動し、イメ
ージデータを表示するスキャナイメージ表示画面33−5
を表示し、読み込まれたイメージデータを画面に表示す
る。スキャナからイメージデータを読み込む場合には倍
率の指定が出来る。 PD1−7の指示位置がスキャナイメージ表示画面33−
5上にある時、PD1−7に連動するポインティングカー
ソルは前記詰込み先の固定枠サイズの大きさのボックス
カーソル33−6に変わる。 PD1−7の入力がスキャナイメージ表示画面33−5上
にある間は、枠サイズの大きさのボックスカーソルのま
ま画面上を移動する。 PD1−7によりスキャナイメージ表示画面33−5上の
任意位置が指示されると、当位置のボックスカーソル内
にあるイメージデータを切り取り、前記固定枠33−2に
詰め込む。同時にスキャナイメージ表示画面を消去す
る。 固定枠33−2のイメージレイアのイメージデータ33−
4が削除され、替わってスキャナイメージ表示画面で指
定されたイメージデータ33−7がイメージレイアのイメ
ージデータとなり再表示される。文章レイアの文章デー
タ33−3はそのままである。 《固定枠貼付け処理》 第34図は、第13図(a)に示した固定枠貼付け処理の
処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠貼付けコマ
ンドが選択されると、固定枠貼付けのサブコマンドメニ
ュー13−2、13−3を固定枠編集コマンドメニューの上
段に表示する<S1>。この時、固定枠貼付けの既定処理
として任意位置貼付け処理<S5>が選択された状態とな
っている。 さらに、固定枠貼付け処理で貼付けるデータが格納さ
れているクリップボードの画面7−4を表示する。クリ
ップボードの画面には、その時点でクリップボードに格
納されているデータファイルが、その種類を表すアイコ
ンで表示される<S2>。この時、クリップボードにある
データの中で貼付けることの出来る最新のデータ13−1
を最初の貼付けデータとして自動的に選択し、反転表示
する。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S3>により、固定
枠貼付けのその他の貼付け処理(保存位置貼付け処理<
S6>)を選択することができる<S4>。 次に、これらの固定枠貼付け処理の各貼付け処理につ
いて説明する。 ・任意位置貼付け処理 前記のようにPD1−7あるいはKBD1−8の入力によ
り、固定枠貼付けコマンド13−2が選択された時、また
は任意位置貼付けコマンドが選択された時、表示されて
いるクリップボードのデータの中で貼付けることの出来
る最新のデータ13−1を最初の貼付けデータとして自動
的に選択し、反転表示する。これ以後当データの任意位
置貼付け処理を行う。 PD1−7の入力<S3>により、その指示位置が編集文
書ページの表示画面上にある場合には、PD1−7に連動
するポインティングカーソルが前記選択されているクリ
ップボードデータの枠サイズ32−1−5に対応するボッ
クスカーソル13−3に変り、表示画面上を移動する。 PD1−7の入力<S3>のより貼付け位置が指示される
と、その指示位置を枠の左上位置とする固定枠を作成
し、再表示する<S5>。同時に、主メモリ1−5上に新
たに固定枠制御テーブルを作成し、貼付けたクリップボ
ードデータの枠情報およびデータの情報を固定枠制御テ
ーブルのそれぞれ対応する格納エリアに書き込む。 また、PD1−7の入力によりクリップボードの画面7
−4上のデータアイコンを選択することによって、貼付
けるデータを任意に選択することが出来る。選択された
データアイコンは反転表示される<S8>。 この場合、後述する浮動枠取出し処理で取出されたデ
ータは、浮動枠固有のデータ(フラッグ32−1−2、オ
フセット32−1−6)を除いては固定枠と共通のデータ
を持つことになり、固定枠貼付け処理で貼付けることが
出来る。逆の場合も同様である。 ・保存位置貼付け処理 PD1−7あるいはKBD1−8の入力により保存位置貼付
けコマンド13−4が選択された時、任意位置貼付け処理
の場合と同様に、表示されているクリップボードのデー
タの中で貼付けることの出来る最新のデータを最初の貼
付けデータとして自動的に選択し、反転表示する。これ
以後当データの保存位置貼付け処理を行う。 選択されているクリップボードデータの枠情報を基
に、当枠の取出された時の枠位置32−1−4に、枠サイ
ズ32−1−5に示す幅、高さを持った枠を破線で仮表示
13−5し、貼り付けを確認するメッセージを表示する。
PD1−7あるいはKBD1−8による確認の指示で、この表
示位置に固定枠として貼付ける。 同時に、主メモリ1−5上に新たに固定枠制御テーブ
ルを作成し、貼付けたクリップボードデータの枠情報お
よびデータの情報を固定枠制御テーブルのそれぞれ対応
する格納エリアに書き込む。 また、PD1−7の入力によりクリップボードの画面7
−4上のデータアイコンを選択することによって、保存
位置に貼付けるデータを任意に選択することが出来る。
選択されたデータアイコンは反転表示される<S8>。但
し、保存位置に貼付けることの出来るデータは、枠の位
置が確定している必要があるため、固定枠編集および浮
動枠編集の取出し処理によって取出されたデータに限ら
れる。 ・スキャナ起動による貼付け処理 第34図(b)〜(e)はスキャナ1−10からイメージ
データを読み込み、同データを編集文書ページへ固定枠
として貼付ける処理を表したものである。 クリップボード7−4上のスキャナ部34−1がPD1−
7により指示されると、スキャナ1−10を起動し、イメ
ージデータを表示するスキャナイメージ表示画面34−2
を表示し、読み込まれたイメージデータを画面に表示す
る。スキャナからイメージデータを読み込む場合には倍
率の指定が出来る。 スキャナイメージ表示画面上で、PD1−7の押放しの
入力により貼り付けるデータの範囲34−3を指定する
と、同範囲のイメージデータの貼付け処理を実行する確
認メッセージを表示する。確認の指示により、前記指定
された範囲内のイメージデータが貼り付けるデータと
し、スキャナイメージ表示画面を消去する。 PD1−7に連動するポインティングカーソルを前記指
定された範囲の大きさのボックスカーソル34−5に変
え、表示画面上を移動する。PD1−7の貼付け位置の指
示により、指定位置を枠の左上位置とする固定枠を作成
し、前記範囲指定して取出したイメージデータを再表示
する34−6。 同時に、主メモリ1−5上に新たに固定枠制御テーブ
ルを作成し、貼付けたイメージデータの枠情報およびデ
ータの情報を固定枠制御テーブルのそれぞれ対応する格
納エリアに書き込む。 《メジャー処理》 第35図(a)は、第14図に示したメジャー処理の処理
フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8によりメジャーコマンドが
選択されると、先ず編集文書ページに設定されている書
式情報を参照する<S1>。そして、メジャー指定画面を
表示する。この時、メジャー指定画面には編集文書ペー
ジに設定されているメジャーの値が表示される<S2>。 次に、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S3>によ
り、メジャーテーブルを設定する。 第35図(b)は、メジャーテーブルのデータ構成を示
したものである。35−1はグリッド適合モードで、グリ
ッド適合「する」・「しない」の区別、グリッド原点の
位置情報(用紙または枠の角、版面の角)、書式依存で
のグリッド間隔情報(文字ピッチ・行ピッチ)を示す。
35−2は編集文書ページの原点位置で、用紙の左上また
は右上位置を示す。35−3は座標単位で、文書用紙上の
位置座標の単位をあらわす。35−4は編集文書用紙の縮
尺を示し、35−5は入力単位を表す。35−6はグリッド
間隔で、編集文書ページに設定されているグリッド間隔
の大きさを示す。35−7はグリッド原点のオフセット
で、グリッド原点の位置座標のX方向あるいはY方向の
オフセットを示す。35−8はグリッド原点の座標で、35
−1のグリッド適合モードに指定されているグリッド原
点の位置情報に基いて設定された原点位置のX座標とY
座標の値を示している。 固定枠のメジャー処理では、メジャーを定義する場合
2通りの方法で指定出来る。 一つは、「独立定義」の方法である。任意の原点位置
(編集文書用紙の左上または右上)、任意のグリッド間
隔を指定する。 もう一つは、「書式依存」の方法である。編集文書ペ
ージに設定されている書式情報に基いてメジャーを指定
する。第35図(c)は現在編集中の文書ページで画面に
はメジャーが表示されている。このページには35−1に
示す書式が設定されている。 第35図(d)は「書式依存」のメジャー定義方法を表
したものである。書式35−1の組方向が横組に指定され
ているため、原点は用紙の左上とする。縦組の場合は右
上となる。 グリッド原点位置を版面の角に指定すると、書式35−
1の「天」、「のど」の値からグリッド原点位置を35−
3の位置座標に設定する。グリッド間隔35−2は文字ピ
ッチ指定のため書式35−1に指定されている文字ピッチ
4.1mmとなる。 第35図(e)はグリッド原点位置のオフセット値を指
定したメジャーを示している。オフセット指定の数値に
よりグリッド原点位置を35−4の位置座標に設定する。 オフセットの指定方向は、その時のグリッド間隔の指
定方法に関係する。グリッド間隔が文字ピッチ指定であ
れば文字方向に(表示画面上では横組の場合はX方向、
縦組の場合はY方向)、行ピッチ指定であれば行方向と
なる(表示画面上では横組の場合はY方向、縦組の場合
はX方向)。 第35図(f)はグリッド間隔を行ピッチ指定にしたメ
ジャーを示している。グリッド間隔35−7は行ピッチ指
定のため書式35−1に指定されている行ピッチ7.2mmと
なる。グリッド原点位置は35−6の位置座標に設定す
る。 《禁止領域処理》 第36図は、第16図に示した禁止領域処理の処理フロー
を表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、禁止領域コマンド
選択されると、禁止領域指定画面15−2が表示される。
この時、禁止領域指定画面の上下左右各欄には現在設定
されている禁止領域の値が表示される<S1>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、禁止
領域の各指定欄を指示し、KBD1−8から入力された数値
を禁止領域値とする<S3>。 さらに、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>によ
り固定枠が選択されると、当固定枠(複数の場合もあ
る)が選択状態となり、禁止領域指定画面に表示されて
いる禁止領域の値が当固定枠の禁止領域値として設定さ
れる。選択された固定枠の固定枠制御テーブルの禁止領
域22−7に数値が書き込まれる<S5>。 固定枠の禁止領域は、枠の外側15−1に設定される。
枠の禁止領域には組版処理により文章データは展開され
ない16−2。 また、PD1−7の2クリック入力<S2>により固定枠
が選択されると、選択された固定枠に設定されている禁
止領域の値が表示中の禁止領域指定画面に再表示され
る。この値が、以後作成される固定枠の禁止領域とな
る。 《線種処理》 第37図は、線種処理の処理フローを表したものであ
る。 PD1−7あるいはKBD1−8により、線種コマンドが選
択されると、線種指定画面が表示される。この時、線種
指定画面には現在設定されている線種が表示される<S1
>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、線種
を指定する<S3>。 線種の指定では、線種(実線、点線、破線等)、線幅
(印刷時の幅に対応する)、線色(黒色、灰色、白色)
の指定が可能である。 さらに、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>によ
り固定枠が選択されると、当固定枠(複数の場合もあ
る)が選択状態となり、線種指定画面に表示されている
線種(線種・線幅・線色)を当固定枠の線種として設定
し<S5>、当固定枠を再表示する<S6>。同時に、選択
された固定枠の固定枠制御テーブルの線種22−2に線
種、線幅が書き込まれる。 また、PD1−7の2クリック入力<S2>により固定枠
が選択されると、選択された固定枠に設定されている線
種が表示中の線種指定画面に表示される。この値が、以
後作成される固定枠の線種となる。 《貼付イメージ処理》 第38図は、第17図に示した貼付イメージ処理の処理フ
ローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、貼付イメージコマ
ンド6−14が選択されると、貼付イメージデータが格納
されているデバイスを指定する画面を表示する<S1>。
PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、デバイ
スが選択されると第17図に示す貼付イメージデータ画面
を表示する。貼付イメージデータ画面には貼付イメージ
処理の各コマンドとそのデバイスに格納されている貼付
イメージデータの一覧(データ名称、データサイズ、デ
ータの登録、更新日時)が表示される<S3>、<S4>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、貼付
イメージ処理の各コマンドを選択し、処理を行う。 次に、貼付イメージ処理の各コマンドの処理について
説明する。 ・枠データ名称表示処理 PD1−7あるいはKBD1−8により枠データ名称表示コ
マンド選択されると、枠データ名称表示画面を表示す
る。PD1−7の入力により編集文書ページ上の固定枠が
指示されると、選択された固定枠の固定枠制御テーブル
から当固定枠にあるデータの種類を解析する。当固定枠
のイメージレイアにイメージデータがある場合には、当
イメージデータの名称を枠データ名称表示画面に表示す
る。また、編集文書ページの固定枠以外の表示画面上が
指示されると、背景にあるデータの種類を解析する。当
ページのイメージレイアにイメージデータがある場合に
は、当イメージデータの名称を枠データ名称表示画面に
表示する。 ・枠への詰込み処理 PD1−7の入力により編集文書ページ上の固定枠が指
示されると、当固定枠が選択状態となる。この時、貼付
イメージデータ画面上に一覧表示されているイメージデ
ータが選択されている場合には、当イメージデータを選
択された固定枠に詰め込み再表示する。 また、貼付イメージデータ画面上に一覧表示されてい
るイメージデータが指示されると、当イメージデータが
選択され反転表示される。この時、詰め込みの対象とな
る編集文書ページ上の固定枠が選択されている場合に
は、当固定枠に選択されたイメージデータを詰込み、再
表示する。 この場合、詰め込みは等倍で行う。 ・メディア内データ表示処理 PD1−7の入力により貼付イメージデータ画面上に一
覧表示されているイメージデータが指示されると、当イ
メージデータが選択され反転表示される。そして、デー
タの内容を表示するデータ表示画面を作成し、選択され
たイメージデータをこの画面に表示する。 ・メディア内データ複写処理 PD1−7の入力により貼付イメージデータ画面上に一
覧表示されているイメージデータが指示されると、当イ
メージデータが選択され反転表示される。そして、選択
されたイメージデータの複写先を指示するデバイス指定
画面を表示する。 PD1−7あるいはKBD1−8により複写先のデバイスが
指定されると、そのデバイスに当イメージデータを複写
する。複写完了後、複写先デバイスの貼付イメージデー
タ画面を表示する。 ・メディア内データ削除処理 PD1−7の入力により貼付イメージデータ画面上に一
覧表示されているイメージデータが指示されると、当イ
メージデータが選択され反転表示される。そして、削除
の確認を求めるメッセージが表示される。確認の指示に
より、選択されたイメージデータを格納先のデバイスよ
り削除し、貼付イメージデータ画面上のイメージデータ
一覧表示部を再表示する。 ・初期設定処理 PD1−7あるいはKBD1−8の入力により初期設定コマ
ンドが選択されると、初期設定の確認を求めるメッセー
ジが表示される。確認の指示により、格納先のデバイス
の全イメージデータを削除し、貼付イメージデータ画面
上の一覧表示部を再表示する。 【浮動枠編集処理】 第39図(a)は第18図に示した浮動枠編集処理の処理
フローである。PD1−7での画面指示やKBD1−8上のキ
ー操作の入力処理を解析し<S1>、対応する処理の内容
を示したものである。 画面制御コマンド18−7が入力された場合、画面制御
処理を行う。画面制御処理では、画面の拡大・縮小表示
の指定、グリッドおよびメジャーの表示指定、そして各
データ(フォーム、イメージデータ、図形データ、ワー
プロデータ等)の表示指定を行う<S3>。 再表示が指定された場合、再表示処理を行う。再表示
処理では、現在の編集文書ページを組版処理で再組版し
再表示する<S4>。 スクロール処理が指示された場合、スクロール処理を
行う。スクロール処理では、指示に従い表示画面をスク
ロールし再表示する<S5>。 改頁処理が指定された場合、改頁処理を行う。改頁処
理では、改頁コマンド18−8で指定されたページあるい
は現在の編集文書ページの前後のページを表示する<S6
>。 前記以外の浮動枠編集コマンドが入力された場合、後
述する浮動枠編集コマンドを実行する<S2>。 第39図(b)は浮動枠編集コマンド処理の処理フロー
である。PD1−7での画面表示やKBD1−8上の対応した
キーの指示に従って入力されたコマンド(第18図・18−
1〜18−11)の処理を表している。 次に、これら浮動枠編集コマンドの各処理について説
明する。 《浮動枠枠空け処理》 第40図は、第19図(a)に示した浮動枠枠空け処理の
処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、浮動枠枠空けコマ
ンドが選択されると、浮動枠設定メニュー画面19−1を
表示する<S1>。この時、浮動枠設定メニュー画面には
現在設定されている浮動枠の属性が表示される。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、浮動
枠属性を指定する<S3>。そして、浮動枠の作成指示に
より、浮動枠を作成し表示する。 編集文書ページ内の文章データ中、文字編集カーソル
5−2で示される文章データのアドレスに第23図に示す
浮動枠コマンドデータを作成し挿入する。浮動枠コマン
ドパラメータは前記浮動枠属性情報から作成する。 フラッグ24−2には、浮動枠設定メニューで指定され
た段抜き数、行内の場合のベースライン指定、段内・全
段の場合の寄せ指定、および幅・高さのオフセット情報
を書き込む。枠線種24−3には後述する線種処理で設定
された現在の浮動枠枠線の線種、線色、線幅を書き込
む。枠サイズ24−4には浮動枠設定メニューの特殊設定
欄で指定された枠の幅、高さの値を1/10mm単位で書き込
む。オフセット24−5には、行内指定の場合にはベース
ラインからのオフセット値、段内・全段の場合には幅・
高さのオフセット値のそれぞれ指定された値を書き込
む。枠サイズ24−6には設定された字取り、行取りの数
値を書き込む。禁止領域24−7には後述する禁止領域処
理で設定された現在の禁止領域値を書き込む。浮動枠デ
ータ長には浮動枠コマンドスタート23−1位置から浮動
枠コマンドエンド23−5位置までのデータ長を書き込
む。枠空けの場合には浮動枠データ23−3は0である。 文章データ中に浮動枠コマンドを挿入後<S3>、浮動
枠の作成された編集文書ページを再表示する<S4>。こ
の時、枠の四隅には選択状態を示すシンボルを表示す
る。 表示画面上の浮動枠作成位置には浮動枠コマンドマー
ク19−2を表示する。同時に、主メモリ1−5上に浮動
枠の浮動枠枠制御テーブル第25図を作成し、作成された
浮動枠の枠位置、枠サイズおよび同ページ文章ページ中
の浮動枠パラメータ部23−2のアドレスを浮動枠コマン
ドアドレス部25−6に書き込む。 第19図(b)、(c)は行内指定の浮動枠作成を示し
ている。第20図(a)、(b)は段内指定の浮動枠作成
を示している。第21図(a)は全段指定の浮動枠作成を
示している。 《浮動枠削除処理》 第41図は浮動枠削除処理の処理フローを表したもので
ある。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の削除する
浮動枠が選択されると、当浮動枠が選択状態となり削除
の確認を求めるメセージを表示する。確認の指示によ
り、編集文書ページの文章データに組み込まれた浮動枠
コマンドを文章データの中から削除し、主メモリ1−5
上の選択されている浮動枠の浮動枠枠制御テーブルを削
除する<S2>。そして、同ページを再表示する<S3>。 《浮動枠変更処理》 第42図は浮動枠変更処理の処理フローを表したもので
ある。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の浮動枠が
選択されると、当浮動枠が選択状態となる。 さらに、浮動枠設定メニュー画面19−1を表示し<S2
>、選択された浮動枠の属性情報を画面に表示する<S3
>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S1>により、浮動
枠枠空け処理の時と同様に、浮動枠設定メニュー画面に
表示されている各属性を再指定する。属性の変更指定を
終了し、変更の実行を指示すると、再指定された属性情
報を基に選択された浮動枠のコマンドパメータ部を更新
する<5>。そして、変更された浮動枠の在る編集文書
ページを再表示する<6>。 《浮動枠取出し処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠取出し処理と同様である。 《浮動枠詰込み処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠詰込み処理と同様である。 《浮動枠貼付け処理》 第43図(a)は、浮動枠貼付け処理の処理フローを表
したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、浮動枠貼付けコマ
ンドが選択されると、浮動枠貼付け処理で貼付けるデー
タが格納されているクリップボードの画面7−4を表示
する。クリップボードの画面には、その時点でクリップ
ボードに格納されているデータファイルが、その種類を
表すアイコンで表示される<S1>。この時、クリップボ
ードにあるデータの中で貼付けることの出来る最新のデ
ータを最初の貼付けデータとして自動的に選択し、反転
表示する。 貼付けるデータが選択されている場合には貼付けの確
認を求めるメッセージが表示され、確認の指示により貼
付け処理を行う。 貼り付ける位置は、現在の文字編集カーソル5−2の
位置となり、当位置に対応する文章データのアドレスに
第23図に示す浮動枠コマンドデータを作成し挿入する。
浮動枠コマンドパラメータは前記クリップボードデータ
のブロック情報から作成する。浮動枠コマンドの作成は
浮動枠枠空け処理の場合と同様である。 文章データ中に浮動枠コマンドを挿入後、浮動枠の作
成された編集文書ページを再表示する<S3>。 また、PD1−7の入力によりクリップボードの画面7
−4上のデータアイコンを選択することによって、貼付
けるデータを任意に選択することが出来る。選択された
データアイコンは反転表示される<S4>。 第43図(b)〜(c)はスキャナ1−10からイメージ
データを読み込み、同データを編集文書ページへ浮動枠
として貼付ける処理を表したものである。 クリップボード7−4上のスキャナ部がPD1−7によ
り指示されると、スキャナ1−10を起動し、イメージデ
ータを表示するスキャナイメージ表示画面34−2を表示
し、読み込まれたイメージデータを画面に表示する。ス
キャナからイメージデータを読み込む場合には倍率の指
定が出来る。 スキャナイメージ表示画面上で、PD1−7の押放しの
入力により貼り付けるデータの範囲43−2を指定する
と、同範囲のイメージデータの貼付け処理を実行する確
認メッセージ34−4を表示する。確認の指示により、前
記指定された範囲内のイメージデータが貼り付けるデー
タとし、スキャナイメージ表示画面を消去する。 貼り付ける位置は、現在の文字編集カーソル43−1の
位置となり、当位置に浮動枠コマンドを作成し、浮動枠
43−4の作成された編集文書ページを再表示する。 浮動枠の作成位置には浮動枠コマンドマーク43−3を
表示する。 《禁止領域処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠の場合の禁止領域処理と同様である。 但し、段抜き数で「行内」が指定された浮動枠には禁
止領域を設定することができない。 また、編集文書ページの書式で組み方向が横組の場合
には上方向、縦組の場合には右方向の禁止領域を設定す
ることができない。 《線種処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠の場合と線種処理と同様である。 《貼付イメージ処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠の場合の貼付イメージ処理と同様である。 [効果] 以上説明したように、本発明によれば、文書を構成す
る複数種類のデータを合わせて一つの表示画面に表示す
ることのできる文書処理方法であって、前記複数種類の
データが合わせて表示されている画面において、所望の
領域が選択された場合に、該選択された領域に含まれて
いるデータの種類を判別し、前記判別されたデータの種
類を識別可能にデータ種類指定画面に表示し、前記デー
タ種類指定画面上で識別可能に表示されている、前記選
択された領域に含まれていると判別されたデータの種類
の中から、指定すべきデータの種類を入力し、前記選択
された領域の、前記入力された指定種類のデータを、前
記表示画面に表示されている文書データから取り出し、
該表示されている文書データとは区別して記憶すること
により、簡単な指示操作で、所望の領域の所望の種類の
データのみを、表示されている文書データ全体とは区別
して別個に処理することを可能にするという効果が得ら
れる。
ータを処理する文書処理方法に関する。 〔従来の技術〕 従来のワード・プロセツサ(略してワープロ)は、文
書中に縦線、横線等で罫引きされた表を描く場合は罫線
素片を繋ぎ合わせて行い、地図やイラスト等の図形デー
タ、写真等のイメージデータを貼り込む場合は、枠の素
片を示すブロツクマークで閉じた矩形枠(ブロツク)を
描き、そのブロツクの中にイメージや図形といった枠と
しての属性、そして別に作成して用意されたイメージデ
ータや図形データとの対応をとるための名前等の識別子
をセツトし、印刷時にその枠に対応するイメージや図形
を貼り込むという方法をとっていた。 しかしながら、このような手法では、文字の挿入や削
除により素片の位置がずれる場合があり、データが崩れ
て表示されたり、或は全く表示されなくなることがあっ
た。又、ブロツクが素片といった文字の並びで構成され
ているため、ブロツクとブロツクを重ねあわせたり、文
章の追加挿入によって文章の動きとは別の動きをブロツ
クとしてさせることは不可能であった。又、ブロツクと
して、用紙に対するセンタリングや右よせなどのよせの
制御やその他の機能をもたせることも非常に難しいもの
であった。 一方、近年マイクロプロセツサの発達やCRT,プリンタ
等の周辺機器の発展に伴い、ワークステーシヨンを基に
した高度な文書処理が行われるようになってきた。それ
は通常WYSIWYG(What You See Is What You Get)と呼
ばれるもので、文書の印刷結果を画面に表示しながら、
リアルタイムに入力編集を行うというものである。 ブロツクについても、文書中にブロツクとしての独立
した情報を持ち、ブロツクとして独自の処理が行える様
になっている。第2図は従来のワークステーシヨンに於
ける文書処理のブロツク情報を説明した図である。2−
1はブロツクのプライオリテイで、ブロツクに重なりが
あるときの重ねの順を意味する。2−2はブロツクが文
書中の文章に従って浮動するブロツク(以下浮動ブロツ
クと呼ぶ)か、文章とは無関係にあるページのある位置
に固定的に貼り付けたブロツク(以下固定ブロツクと呼
ぶ)かを示すフラグである。2−3は、固定ブロツクの
場合は、固定ブロツクの貼り付いているページ番号を浮
動ブロツクの場合は、浮動ブロツク番号を示す。2−4
は、固定ブロツク時の用紙の左上端を原点としたときの
ブロツクの貼り付け位置を示す。2−5はブロツクの大
きさを幅と高さで規定したものである。2−6はブロツ
ク内の実際のデータの入っている位置を示すポインタで
ある。 ところで、従来のブロツクでは、ブロツク中のでデー
タ属性は、表,図形,文章,イメージのうちの1種類し
かなく、従ってブロツク中に複数の属性を持たせること
ができないため、例えば図形やイメージ中に文章で説明
文を付け加えようとしても不可能であった。もちろん、
文章,図形,イメージが重なりあった場合の条件でのブ
ロツク内のデータの削除やブロツク内のデータを他のブ
ロツクに移すことは不可能であった。 また、従来のワークステーシヨンでは、固定ブロツク
しかないものか、浮動ブロツクしかないものしかなく、
固定ブロツクと浮動ブロツクの間のデータの移動につい
ては、全く出来なかった。従って、表示上の区別も全く
なかった。 一旦作成したブロツクに対してブロツクデータは、ブ
ロツクのある起点、例えば左上端を原点として作成され
る。従って、文書のレイアウト上、或いは入力編集の都
合上ブロツクの大きさを変更する場合、例え、上下左右
のどの向きに伸縮できたとしても、ブロツクの大きさは
変るが、伸縮した部分の余白が空いたり、余白が詰った
りするわけでない。例えば第3図(a)の3−1に対し
て左上方向に余白をつけるため、ブロツクを左上方向に
広げたとしても、第3図(b)の3−2のように、内部
の図形データが広げた方向に移動してしまうという問題
があった。 文書によっては、用紙全体にブロツクを空けたい場合
があるが、従来のシステムでは、ブロツク空けは、始
点、終点をマウス等のポインテイングデバイスで指定す
るため、指定するのが難しいだけでなく、完全に用紙全
体にするのはほとんど不可能であった。 特開平1−130282号(昭和62年11月16日出願)のよう
に用紙が同時に表示したり、印刷したりできる複数のレ
イア、例えば、文章レイア,図形レイア,イメージレイ
ア,フオームレイアから構成する技術を本出願人は提案
しているが、その様な場合、ある特定ページに貼りつい
ているレイアをデータの挿入削除等の入力編集の結果、
別のページに移動したいことが発生するが、従来のワー
クステーシヨンではこの様な処理は、当然不可能であっ
た。 また、上記の様な複数レイアの用紙上に貼り付いたブ
ロツクに対してレイアのデータを固定してブロツクのみ
移動することや、逆にブロツクのみ固定してレイアのデ
ータを移動することなども従来のワークステーシヨンで
は不可能であった。 又、浮動ブロツクについては、従来のワークステーシ
ヨンには次の様なものがあった。 第4図(a)の様に文章4−3中に浮動ブロツクマ
ーク4−1と浮動ブロツク4−2が組み込まれ、浮動ブ
ロツク4−2が文字と同じに取り扱われるもので、浮動
ブロツク4−2の前後に文章が続いている。上下の行を
ブロツクが侵すほどブロツクの高さが大きいときは、必
要な行数分だけ行送りされ、上下の行を侵さない。浮動
ブロツク4−2の削除や移動は浮動ブロツクマーク4−
1の削除や移動で行う。 第4図(b)の様に浮動ブロツクを指示したところ
に浮動ブロツクマーク4−4が入り、実際の浮動ブロツ
ク4−5は、その行外に段抜きで組み込まれるもので、
浮動ブロツクの削除や移動はと同じ様に浮動ブロツク
マーク4−4の削除や移動で行う。 上記の様に従来では浮動ブロツクは、文字として取り
扱うか、段を抜いたブロツクというものしか存在しなか
った。 またの様な浮動ブロツクを2段組み以上の多段組み
で行うと、例えば第4図(c)の様に浮動ブロツク4−
6の前の文章が1段で表示されて、非常に体裁が悪いも
のとなった。 固定ブロツク(枠)の移動については、従来は移動し
たい固定枠をマウス等のポインテイングデバイスにより
指示し、目分量で移動していた。従って、同一ページに
複数の固定ブロツクが存在し、そのブロツク間の相対位
置を保存しながら移動するのは、煩雑なだけではなく、
非常に困難なものであった。 また、複数の固定ブロツクを意識的に重ねるとき、固
定ブロツクの作成順に重なる。しかし、一旦重った固定
ブロツクの重なり順を変更する方法がないので、誤って
重なりを間違えると最初から固定ブロツクを作りなおす
必要があった。 次に固定ブロツクをページを越えて移動,複写すると
きに、必要に応じて固定ブロツクの切り出し、貼り付け
を行えばよいが、しかし、各ページの同じ位置に貼り付
けるには、矢張り目分量で行うため非常に難しいもので
あった。 また、従来では固定ブロツクをページをまたがって移
動するときは、切り出し、貼り付けを行うか、ページ移
動で行っていた。切り出し貼り付けは、切り出すブロツ
クのあるページの表示、ブロツクの切り出し指示、貼り
つけるページの表示、貼り付け指示の手順をふまなけれ
ばならないので、どうしても操作が煩雑になった。また
ページ移動はあるページ以降のデータを別のあるページ
から置くということしかできないので、複数の固定ブロ
ックを任意のページに並びかえるというのは大変難し
く、また大変な労力を要した。 前述したが、従来は枠を他の頁に移動するには、その
枠を切り出し、所望の移動先の頁を表示させて、その頁
に貼り付けるという処理で行うが、一括処理として、あ
る頁以降の枠を順次、所望の頁以降に移し換える処理を
行っていた。又、枠に対して文字レイア、図形レイア、
イメージレイアの3つのレイアを有していて、ある頁に
存在する複数の枠を一括して他の頁に移動することがで
きないという欠点があった。又、文字以外のイメージ或
いは図形イメージ等の背景データを他の頁に移すことは
全く行えなかった。 [目的] 上記従来技術の欠点に鑑み、本発明は、簡単な指示操
作で、所望の領域の所望の種類のデータのみを、表示さ
れている文書データ全体とは区別して別個に処理するこ
とを可能にすることを目的とする。 〔実施例〕 以下図面を参照し、本発明について詳細に説明する。
なお、本発明でいう文書は、文章(字),図形,イメー
ジの少なくとも1つから構成されるデータ群を表わすも
のである。又、本発明は従来、人間が机上の用紙に、文
や図形やイメージをペン等で描く動作を、電子的に行お
うとする装置であるので、本明細中の用語の「用紙」,
「切り取り」,「切り出し」,「貼り付け」,「枠空
け」,「詰め込み」…等は、全て、電子的に行うもの
で、例えばCRT上で表示制御されるものである。なお、
本発明の文書処理装置は、本発明の機能を達成するもの
であれば単体の機器であっても、複数の機器から成るシ
ステムであっても、LAN等を介して達成される各機器或
いは、各システムを含むものであっても良いことは言う
までもない。 第1図は、この発明の一実施例を示す文書処理装置の
ブロツク図であり、1−1はCRT表示部、ラスタスキヤ
ンして文書画像データを表示する。1−2はビデオRAM
(VRAM)で、CRT表示部1−1の1画面のパターン展開
情報を記憶する。1−3は表示制御部で、VRAM1−2へ
のパターン展開制御およびCRT表示部1−1へのパター
ン読出しを制御する。1−4は文書編集制御と(データ
制御)を主成うマイクロプロセツサ(MPU)で、各部を
総括的に制御する。1−5は主メモリで、後述のフロー
チヤートで示される制御プログラムや文書データ等が格
納される。1−6は外部磁気デイスク装置で、文書フア
イル等を格納している。1−7は位置を指示する指示手
段を兼ねるポインテイングデバイス(PD)で、CRT1−1
の任意の位置を指定する。1−8はキーボード(KB
D)、1−9はI/Oバスで、各ブロツクとMPU1−4とを接
続する。更にスキヤナ1−10,プリンタ1−11が接続さ
れていても良い。 なお、この発明において、組版とは、元来、活版印刷
の1工程を表す言葉であり、一言で説明すると、「原稿
に基づいて活字を拾い、原稿の指定に基づいて順序,字
詰め,行数,字間,行間,位置等を正しく組み合げ、バ
ランスのとれた1つの文書を作り上げる」ことを意味す
るものであるが、ここではこれらの処理を電子的に行う
ことを意味する。 第5図から第43図までは、本実施例の操作について具
体的な表示例を用いて説明するための図である。第5図
は本実施例の入力編集画面である。5−1は、文書用紙
に対応した表示画面で、入力された文書データ(ここで
は文字データ)5−6が表示される。5−2は文書編集
カーソルで、現在のデータの入力編集位置を示す。5−
3はポインテイングカーソルで、第1図のPD1−7と連
動した動きをし、5−2の文書編集カーソルの移動や編
集範囲の設定、コマンドの指示をPDの不図示のスイツチ
とともに行う。5−4は入力画面で、KBD1−8からのデ
ータを一時的に表示し、仮名漢字変換の指示があればそ
の表示データは仮名漢字変換され、5−1の表示画面に
送られる。5−5のコマンドメニユー上の角丸,四角で
示される表示データは、編集コマンドを意味し、1−7
のPDでの画面指示や1−8のKBD上の対応したキー指示
によりコマンドを入力するためのラベルである。 ここで浮動ブロツク(枠)の指示を行うときは、5−
5のコマンドメニユー内の5−7の「浮動枠」を選び、
固定ブロツク(枠)の指示を行うときは、5−5のコマ
ンドメニユー上の5−8の「固定枠」を選ぶ。なお5−
9はマルチウインドウ表示により、他のプリントのコマ
ンド等が表示されているが、他の図においても同様であ
るが、本発明に直接関係ないので説明は省略する。 第6図は第5図のコマンドメニユーに対し、固定枠5
−8を選んだときの表示画面を示す図である。「固定枠
空け」6−1は第7図(a)の様にPD1−7により始点
7−1,終点7−2を対角で選ぶことにより固定枠7−3
を空ける。「固定枠削除」(第6図6−2)は画面上の
固定枠をPD1−7で指示、削除することを意味する。第
7図(b)は第7図(a)の固定枠7−3を削除した図
である。なお第7図(b)にはメジヤーが表示されてい
るが、画面制御によって表示、不表示を選択することが
できる。又、固定枠はDISK1−6中の一時領域である第
7図(b)のクリツプボード7−4に取り出すことがで
きるが、「固定枠削除」では、そのクリツプボード7−
4に取り出した固定枠も削除することができる。 第8図(a)は「固定枠移動」6−3を選んだときの
表示である。ここではメニユー(8−1〜8−4)の説
明であるので、枠は図示をしていない。8−1の「上下
左右」はページ内で第8図(b)の様に固定枠を上下左
右の任意の方向に移動すること(矢印で示す)を意味す
る。上下左右の移動時は、位置あわせがしやすい様に、
PD1−7のカーソルは、クロスカーソルに変化する。 第8図(a)の8−2「手前」,8−3「奥」は、第8
図(c),(d)の様に枠に重なりがあるときに、PD1
−7の不図示のスイツチの指示により、指示した枠を最
も手前、或は、最も奥にすることで、重なりの順序を変
更することを意味する。8−4の「ページ」は、第8図
(e)の様に、固定枠、或いは背景データと呼ばれるレ
イア(図形、イメージ)上のデータを任意のページに移
動することを意味する。 第8図(f)と(g)は複数の枠を同時に取り扱うこ
とを説明した図である。固定枠8−7,8−8,8−9は、通
常はPD1−7により選択的に1つ選ばれるだけである
が、KBD1−8の不図示の「継続」キーとPD1−7を併用
指示することで、次々に追加選択することができる。第
8図(f)は追加選択した結果、固定枠8−7,8−8,8−
9が選ばれたことを示している。 複数の選択はPD1−7で選択の始点,終点を対角点で
行い、始点,終点で作られる矩形に含まれたブロツクを
全て選ぶということでも行える。 複数選択された固定枠は、不図示の「継続」キーとPD
1−7の併用指示で、次々に選択解除することもでき
る。 第8図(g)は、複数の枠に対して「固定枠移動」6
−3を行い、移動した結果を示すものである。 第6図の6−4の「固定枠サイズ」は、一度作成した
固定枠を拡大したり縮小したりすることを意味する。 第9図(a)は固定枠9−1のサイズ変更を説明した
図である。指示された固定枠9−1の周囲に付加された
黒丸は伸縮する方向を示し、例えば黒丸9−2を指示し
て枠のサイズを変更すると、黒丸9−2に向かいあう黒
丸9−3を固定した状態で枠が伸縮する。逆に9−3を
指示して枠のサイズを変更すると9−2を固定した状態
で枠が伸縮する。つまり、対角点をフリツプフロツプ的
に原点(固定点)を切換えているわけである。 枠の伸縮と中のデータの移動の関係は、第9図
(b),(c),(d)の様になる。中のデータが文章
の場合は、第9図(b)の様に固定枠は組版の用語でい
うと、小組とみなされ、小組の書式「天,地,左,右」
の長さの規定で、上に伸ばしても下に伸ばしても枠の大
きさが同じであれば、同じ結果になる。第9図(c)の
様に中のデータが図形の場合、第9図(d)のイメージ
の場合は、伸ばした方向に空白がつく、なお詳細は後述
する。もちろん縮めた場合は縮めた方向が詰まることに
なる。 尚、表の場合も、図形やイメージと同様である。 第6図6−5は「頁単位編集」で固定枠、レイアのデ
ータをページ単位で移動削除することを指示すると第10
図(a)のメニユーが現われ、移動を選ぶと固定枠の場
合、第10図(b)の様に固定枠のみの移動が行える。な
お、1,2,3,4,5の数字は頁数である。又、背景データと
よばれるレイア(図形,イメージ)の場合、第10図
(c)の様にレイアのみの移動が行える。もちろん固定
枠と背景データを選べば、両方の移動が行えることは言
うまでもない。 第10図(d)は固定枠削除を説明した図である。削除
と削除ページ,固定枠,背景データを選ぶことにより、
指定したページの固定枠とレイアの削除が行える。 第10図(e)は、ページ削除を説明した図である。指
定したページ範囲のデータを全て削除する。 第6図の6−6「固定枠取出し」を選ぶと第11図
(a)の様にクリツプボード7−4が現われる。11−1
の「外枠取出」を選ぶと、固定枠のデータは取り出さず
に枠情報だけ取り出す。従って取り出された枠を貼り付
けると、空の枠だけの固定枠が貼り付く。11−2の「全
体取出」を選ぶと、第11図(b)の様に指定した枠内に
あるデータの種類を表示し、枠とともに枠内のデータを
選択的に取り出すことが出来る。デフオルト値として
は、枠内の全てのデータ(イメージ,図形,文字)が選
べる。尚、ここでいう取出しは、例えばクリツプボード
に格納されている枠に対して取り出すということであ
る。 第6図の6−7「固定枠詰込み」は、第12図(a)の
様に指定された枠に対して、クリツプボード7−4中に
格納されているフアイル(例えば「サンプル文書」とフ
アイル)を詰め込むとき、クリツプボード7−4中の指
定フアイルの枠を縦横同率変倍するか、縦横独立変倍す
るか、変倍なしで行うかを指定する。縦横同率変倍する
と元の形は保存されるが、枠に対して、アンバランスに
なることがある。又、縦横独立変倍すると枠には綺麗に
収まるが、形が歪むことがある。変倍なしの場合は、枠
の大きさによっては、元のデータが途中で切れたり、或
は、余分な空白が空く恐れがある。又、変倍すると枠内
に縦横全て収まらない場合がある。そのために拡大優先
と縮小優先を選べる。前者は枠一杯にデータを入れる代
わりにはみ出したデータを切り取ることを意味し、後者
は、データがはみ出さない様に変倍することを意味す
る。 第12図(b)は、固定枠の詰め込みとレイアの関係を
説明した図である。文章(字)レイア12−1,図形レイア
12−2,イメージレイア12−3から成っている固定枠12−
4に対し、文章レイア12−5からなる切り出した枠デー
タを「固定枠詰込み」6−7で詰め込むと文書レイアの
みが入れ換わり、固定枠12−4は、固定枠12−5の様に
なる。この様にレイア毎にデータの詰め込みが行えるの
で、複数レイアを使ってのデータの合成が容易に行え
る。 ここで図形レイア12−2とイメージレイア12−3に対
応するダミーレイアを用意すれば、入れ換えの発生しな
いレイアを消すことができるのは言う迄もない。 第12図(c)は、枠に対する文章レイアの書式の一部
を示したものである。文章レイアは、貼り付けや詰め込
みに対し、対応する書式によりフオーマツテイングされ
る。書式は、枠空け時は、標準の書式が設定され、貼り
付け、詰め込み時は、切り出したときの書式が設定され
る。 第12図(d)は、文章レイアと図形レイアからなる枠
12−7で「固定枠詰込み」6−7を固定枠12−8に対し
て行った結果を示した図である。図形レイアは枠の大き
さにあわせて変倍されるが、文章レイアは切り出した書
式に依存してフオーマツテイングされる。尚、図形レイ
アを非相似形に変倍した例を示したが、変倍せずに詰め
込んだり、相似形に変倍することができるのは言う迄も
ない。 また、イメージや、表に対しても図形データと同様の
ことが行えることは言うまでもない。これにより、文章
は、元の書式(例えば枠12−7の書式)に基づいて、枠
12−8内に展開されるので、文字が変形したり、行,字
間が変化したり等の変化がなく見易いものとなり、逆に
イメージ,図形は、枠のサイズに基づいて変倍するの
で、枠によって不用意に欠けたりすることなく、枠に合
った形で詰め込むことが可能となる。 第6図の「固定枠貼付け」6−8は、第13図(a)の
様にクリツプボード7−4中のフアイルをその枠を切り
出したときと同じ状態で貼り付けることを意味する。
「任意位置」13−2を選ぶとPD1−7のカーソルがクリ
ツプボード7−4上の指定フアイル13−1の枠の大きさ
のカーソル13−3となり、貼り付けるときのレイアウト
上の目安とすることができる。 又、「保存位置」13−4を選ぶと、第13図(b)の13
−5の様に切り出した時の枠の用紙に対する位置と枠の
大きさを表示して場所を明示する様にし、そこに切り出
した状態のそのままで貼り付けることが可能である。こ
れにより所望の頁の同じ位置に同じ大きさの枠を作るこ
とができる。 「固定枠詰込み」6−7と「固定枠貼付」6−8は、
不図示の画像スキヤナが接続されていれば、画像スキヤ
ナから直接イメージデータを読み取り、枠に詰め込んだ
り、貼り付けたりすることができる。 第6図6−9のメジヤーを選ぶと、画面上のグリツド
と呼ばれる格子点の表示と制御を変えることが出来る。
第14図の様に「独立定義」として、指定した値で設定し
たり、「書式保存」として、文書の書式からグリツドを
決めて設定できる。書式からグリツドを決めると、版面
や本文文字ピツチ、行ピツチを考慮に入れることになる
ので、グリツドを使って、枠空けや貼り付けをするとき
に、版面,文字,行の境界を綺麗にすることができる。 なお、第6図6−10の「頁内全枠」は、画面上の全枠
を選ぶことを指示する。 第6図6−11の「画面制御」は、画面の表示をどのよ
うにするかを指示する。例えば、2,4倍表示や、1/2,1/4
表示、グリツドの表示,不表示,レイアの表示,不表
示,グリツドの表示,不表示等である。第6図6−15の
「頁」は現在処理中のページを表示するとともに、任意
のページへの移行を指示する。 第6図6−12の「禁止領域」は、第15図で示す様に、
固定枠の周囲にデータ禁止領域15−1を置くことを指定
する。 第16図は、禁止領域と背景データとの関係を説明した
図である。固定枠16−1には、16−4で示される禁止領
域が設定されている。禁止領域は、背景データとしての
文書レイア16−5のみに影響を与えるので、禁止領域16
−2は、背景データとしての文章レイア16−5を抑制す
る。しかし、禁止領域16−2は、文章以外のレイアは抑
制しないので、例えば16−3の様な図形レイアで、図形
データを書き込むことが可能である。 第6図6−13の「線種」は、枠自体の線種を指定す
る。 第6図6−14は、固定枠として貼り付いているイメー
ジデータの処理を第17図で指示する。 第18図は第5図の「浮動枠」5−7を選んだときの図
である。18−1の「浮動枠枠空け」を選ぶと、第19図
(a)の様な浮動ブロツク設定メニユー19−1が現われ
る。行内で実行するとポインテイングカーソル5−2の
存在する位置に浮動枠マーク19−2と浮動枠19−3が挿
入される。浮動枠の大きさ属性は、浮動ブロツク設定メ
ニユー19−1で行う。浮動枠の大きさは文字数と行数で
決める方法と、ミリメートルで決める方法がある。又、
浮動枠の行中の位置を上揃え,センタリング,下揃えで
指定することもできる。又、特殊な設定として、挿入さ
れた行のベースラインからの浮動枠の位置も変更するこ
とができる。ここで本実施例の浮動枠は、浮動枠マーク
9−2のない行にかかることを許す。その場合、浮動枠
にかかった部分は、第19図(c)の様に重ね書きされる
ため、データが消えたようにみえる。つまり、行内に浮
動枠を設定したので、第19図(c)に示す様な枠は1文
字として扱われるため、消えたように見えるのである
し、第20図(a)ではそうではない。しかし、こうする
ことで、第19図(d)の様に、浮動枠19−4に対して、
19−5の行と19−6の行を左右に存在させることが可能
となる。 第19図(e)は第19図(d)に対して、改行19−7等
の制御データを表示させたものである。浮動枠19−10
は、浮動枠マーク19−8により、文字として取り扱われ
る。浮動枠19−10は、行ピツチよりも充分に大きな高さ
を持っているので、前後の行を侵すが、改行19−7を必
要なだけ入れることで、前後の行を侵さない様にしてい
る。19−5で示す行と、19−6で示す行は、異なる行で
あるが、浮動枠19−10が、前後の行を侵すことにより、
結果として、これらの行は抑制されないので、浮動枠19
−10の左右に並ぶことができる。 なお、19−9で示す改行は、行列式データ19−11に対
する改行である。第20図(a)は「浮動枠枠空け」18−
1を段内にしたときの一例を説明した図である。この場
合は、枠の幅を段幅一杯にしているので、段に収まる格
好で枠空けがされる。第20図(b)は、枠の幅を段より
大きくした場合の例である。枠に侵食された部分は、追
い出されて処理される。 第21図(a)は「浮動枠枠空け」18−1を全段にした
ときの例である。全段にした場合、2段組み以上の多段
組みの場合、浮動枠を挿入したところ迄のデータは、段
揃えされない。しかし、書式の設定を第21図(b)の様
に「段揃えする」(白黒反転は、選択されていることを
意味する)にすることにより浮動枠の直前迄のデータを
段揃えすることができる。 第18図の18−2「浮動枠削除」は、浮動枠の操作処理
時に表示されている浮動枠を消去したい場合、ポインテ
イングカーソルで浮動枠を指示し削除する。尚、文書処
理上に於いて浮動枠は、文字と同じ扱いをされるので、
文字を削除する方法を用いて、浮動枠を削除することも
できる。 第18図の18−3の「浮動枠変更」は、一度作成した浮
動枠のサイズや位置決め等を変更することが出来る。こ
れは「浮動枠枠空け」18−1と同様の処理で行える。 「浮動枠取出し」18−4,「浮動枠詰込み」18−5,「浮
動枠貼付け」18−6は、「固定枠取出し」6−6,「固定
枠詰込み」6−7,「固定枠貼付け」6−8がクリツプボ
ード7−4に対して行った操作を浮動枠について行うも
のである。 このクリツプボード7−4を介すことにより、浮動枠
と固定枠でデータの変換が行える。 「画面制御」18−7,「頁」18−8,「禁止領域」18−9,
「線種」18−10,「貼付イメージ」18−11は固定枠の
「画面制御」6−10,「頁」6−15,「禁止領域」6−1
2,「線種」6−13,「貼付イメージ」6−14と同様であ
るので詳細は省略する。 以上、表示例を用い本発明の説明を詳細に行ったが、
次に具体的に内部のデータあるいはフローチャートを用
いて更に詳細に説明する。 【固定枠制御テーブル】 第22図は文書が第1図に示したハードディスク装置1
−6から主メモリ1−5に読み込まれたときに作成され
る固定枠情報の構成を表したものである。22−1は枠制
御情報で、固定枠内のデータに関する情報、ページ番
号、優先順位を示すデータである。優先順位は固定枠の
作成順位を示しており、複数枠が重なった時の表示順位
を示している。22−2は固定枠の枠線の線種で、線種・
線色・線幅を示している。22−3は固定枠の左上座標
で、枠の左上のX座標データとY座標データを示す。22
−4は固定枠のサイズ情報で、枠の幅・高さを示す。22
−5は固定枠の禁止領域で、枠の上下左右方向それぞれ
の禁止領域の値を示している。22−6は固定枠データア
ドレスで、当該固定枠に作成されたデータ(書式デー
タ、文章データ、図形データ、イメージデータ)のアド
レスを示している。22−7は固定枠データサイズで、当
該固定枠に作成されたデータ(書式データ、文章デー
タ、図形データ、イメージデータ)のデータサイズを示
している。 【浮動枠情報のデータ構造】 次に、第23図(a)、(b)を参照しながら、文章デ
ータ内に作成された浮動枠情報のデータ構造について説
明する。 第23図(a)は文書データを示し、文書データに浮動
枠が作成されている状態を示してある。同図(b)はこ
の文書データのデータ構成を説明する図である。文書デ
ータ内に浮動枠が作成された時、図から明らかなように
文書データに浮動枠情報および浮動枠データが組み込ま
れる。23−1は浮動枠スタートコマンドで、浮動枠情報
を示すデータの開始を示している。23−2は浮動枠コマ
ンドパラメータで、浮動枠の属性情報を示す。このパラ
メータについては後述する。23−3は浮動枠データで、
当該浮動枠に作成されたデータ(書式データ、文章デー
タ、図形データ、イメージデータ)が書き込まれてい
る。23−4は浮動枠データ長で、浮動枠スタートコマン
ド23−1より浮動枠エンドコマンド23−5までのデータ
長を示している。23−5は前述の浮動枠エンドコマンド
で、浮動枠情報および浮動枠データの終了を示す。 【浮動枠コマンドパラメータ】 第24図は第23図に示した浮動枠コマンドパラメータ23
−2の構成を説明したものである。24−1は浮動枠デー
タ長で、第23図に示す浮動枠スタートコマンド23−1よ
り、浮動枠エンドコマンド23−5までのデータ長を示す
データである。24−2はフラッグで浮動枠の属性情報を
示し、段抜き数、ペースライン、寄せ、および段内・全
段抜きの場合の幅・高さのオフセット情報を示してい
る。24−3は浮動枠の枠線種で、線種・線色・線幅を示
す。24−4は浮動枠のサイズ情報で、枠の幅と高さを表
す。ここで示される枠のサイズは、単位を1/10mmとした
数値である。24−5は浮動枠のオフセットで、字方向・
行方向のそれぞれのオフセット値を表す。24−6は24−
4と同じ浮動枠のサイズ情報で、枠の幅と高さをそれぞ
れ字数、行数で表した数値が格納される。24−7は浮動
枠の禁止領域で、浮動枠の上下左右方向それぞれの禁止
領域値を示す。24−8は浮動枠データのサイズで、当該
浮動枠に作成されたデータ(書式データ、文章データ、
図形データ、イメージデータ)のデータサイズを示して
いる。 【浮動枠制御テーブル】 第25図は文書が第1図に示したハードディスク装置1
−6から主メモリ1−5に読み込まれたときに作成され
る浮動枠情報の構成を表したものである。25−1はフラ
ッグで、前述した24−2と同じものである。25−2はペ
ージで、当浮動枠が作成されている文書ページ数を示
す。25−3は浮動枠の枠線で、線種・線色・線幅を示
す。25−4は浮動枠の左上座標で、枠の左上のX座標デ
ータとY座標データを示す。25−5は浮動枠のサイズ情
報で、枠の幅と高さを表す。25−6は浮動枠コマンドア
ドレスで、浮動枠コマンドパラメータの現在編集中のペ
ージの文章データの先頭からの位置を示している。 【固定枠編集処理】 第26図(a)は第6図に示した固定枠編集処理の処理
フローである。PD1−7での画面指示やKBD1−8上のキ
ー操作の入力処理を解析し<S1>、対応する処理の内容
を示したものである。 画面制御コマンド6−11が入力された場合、画面制御
処理を行う。画面制御処理では、画面の拡大・縮小表示
の指定、グリッドおよびメジャーの表示指定、そして各
データ(フォーム、イメージデータ、図形データ、ワー
プロデータ等)の表示指定を行う<S3>。 保存コマンド6−16が入力された場合、保存処理を行
う。保存処理では、元の文書ファイルを現在の編集状態
に更新する。保存処理の実行を確認するメッセージが表
示され、確認の指示により保存処理を行う<S4>。 再開始コマンド6−17が入力された場合、再開始処理
を行う。再開始処理では、現在の編集状態から処理を開
始した時の状態、または最後の保存を実行した状態に復
帰する。再開始処理の実行を確認するメッセージが表示
され、確認の指示により再開始処理を行う<S5>。 再表示が指示された場合、再表示処理を行う。再表示
処理では、現在の編集文書ページを組版処理で再組版し
再表示する<S6>。 スクロール処理が指示された場合、スクロール処理を
行う。スクロール処理では、指示に従い表示画面をスク
ロールし再表示する<S7>。 改頁処理が指示された場合、改頁処理を行う。改頁処
理では、改頁コマンド6−15で指定されたページあるい
は現在の編集文書ページの前後のページを表示する<S8
>。 前記以外の固定枠編集コマンドが入力された場合、後
述する固定枠編集コマンドを実行する<S2>。 第26図(b)は固定枠編集コマンド処理の処理フロー
である。PD1−7での画面表示やKBD1−8上の対応した
キーの指示に従って入力されたコマンド(第6図・6−
1〜6−10)の処理を表している。 次に、これら固定枠編集コマンドの各処理について説
明する。 《固定枠枠空け処理》 第27図は、第7図(a)に示した固定枠枠空け処理の
処理フローを表したものである。 PD1−7により始点7−1の指示の入力<S1>が判断
されると枠空け処理<S2>が開始される。枠空け処理<
S2>では、PD1−7による終点7−2の指示により各点
のVRAM1−2でのアドレスを求め、それらの点を対角と
する枠7−3をVRAM1−2上に展開する。 この時、編集文書ページに設定されているメジャーテ
ーブル第35図(b)のグリッド適合モード35−1がグリ
ッド適合「する」に指定されていれば、始点7−1、終
点7−2はグリッドの点に調整されることになる。 さらに枠空け処理<S2>では、第22図に示す固定枠制
御テーブルを主メモリ1−5に作成する。主メモリ1−
5には、編集文書に作成されている固定枠の枠制御テー
ブルが作成順に展開されている。 始点7−1、終点7−2のVRAM1−2でのアドレスに
より、作成された固定枠の枠位置、枠サイズを求め固定
枠制御テーブルの枠位置、枠サイズそれぞれの格納エリ
アに書き込む。 また、PD1−7の入力<S1>によりそれの指示位置が
既に作成されてある固定枠の内部の場合には、枠の選択
処理<S3>となる。枠の選択処理<S3>では選択された
固定枠の四隅に選択状態を示すシンボル7−5が表示さ
れる。(以後、この状態を選択状態と表示する。) PD1−7の入力<S1>が固定枠内以外の文書用紙の表
示画面5−1上にあり、かつ2クリックの場合には、用
紙サイズの大きさの固定枠を作成し表示する。この場合
も、第22図に示す固定枠制御テーブルを主メモリ1−5
に作成し、作成された固定枠の枠位置、枠サイズを固定
枠制御テーブルの枠位置、枠サイズそれぞれの格納エリ
アに書き込む<S4>。 《固定枠削除処理》 第28図は、第7図(b)に示した固定枠削除処理の処
理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠削除コマン
ド6−2が選択されると、画面上にクリップボードの画
面7−4を表示する。クリップボードの画面には、その
時クリップボードに格納されているデータファイルがそ
のデータ種類を表すアイコンで表示される<S1>。 次に、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>によ
り、文書用紙上の削除する固定枠が選択されると、当該
固定枠(複数の場合もある)が選択状態となり削除の確
認を求めるメセージを表示する。確認の指示により、主
メモリ1−5上の選択されている固定枠の固定枠制御テ
ーブルを削除し表示画面上より消去する<S3>。 また、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により
クリップボード画面上のデータアイコンが選択される
と、選択されたアイコンを反転表示し、削除の確認を求
めるメセージを表示する。確認の指示により、選択され
たデータファイルをクリップボードから削除し、同時に
当アイコンをクリップボード画面上から消去する<S4
>。 《固定枠移動処理》 第29図(a)は、第8図(a)に示した固定枠移動処
理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠移動コマン
ド6−3が選択されると、固定枠移動メニュー8−1〜
4を固定枠編集コマンドメニューの上段に表示する<S1
>。この時、固定枠移動の既定処理として上下左右移動
処理<S3>が選択された状態となっている。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、固定
枠移動のその他の移動処理(手前移動<S4>、奥移動<
S5>、ページ移動<S6>)を選択することができる。 次に、これら枠移動の各移動処理について説明する。 ・上下左右移動処理 第29図(b)は、第8図(b)に示した固定枠の上下
左右処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S1>により、文書
用紙上の移動する固定枠が選択されると、当固定枠(複
数の場合もある)が選択状態となる。 移動処理では固定枠を複数同時に選択できる。頁内全
枠コマンド6−11の入力の場合、現在編集中のページに
ある全ての固定枠を選択状態にする。また、KBD1−8の
「継続」キーを押下した状態でPD1−7により固定枠が
指示されると、指示された固定枠を次々と選択状態にす
る。PD1−7により表示画面上に選択矩形が描かれた
時、その矩形内に包含される固定枠全てを選択状態にす
る。 選択された固定枠の何れか1つの枠内でPD1−7の押
放しの入力があると、現時点でのPD1−7の指示位置
と、その1つ前の時点でのPD1−7の指示位置から相対
移動量を算定し、選択されている固定枠をこの移動量分
移動する。以後PD1−7の押放しの入力が終了するまで
この処理を繰り返す。 この時、編集文書ページに設定されているメジャーテ
ーブル第35図(b)のグリッド適合モード35−1がグリ
ッド適合「する」に指定されていれば、前記PD1−7の
指示位置がグリッドの点に調整され、固定枠の移動量も
グリッド間隔単位になる。 さらに、編集文書ページにメジャーが表示されている
場合には、8−5に示すようにPD1−7のポインティン
グカーソルはそれの指示する枠の左上位置を中心とする
クロスカーソルに変る。 移動中の固定枠は処理スピードを早めるために枠線の
みを表示して移動する<S3>。 PD1−7の押放しの入力が終了すると、移動した固定
枠の元の位置の表示を消去し、移動後の位置に固定枠お
よび固定枠データを再表示する。同時に、移動した固定
枠に対応した固定枠制御テーブル第22図の枠位置22−5
のX座標、Y座標の各値を前記移動量を基にして更新す
る<S4>。 ・手前移動処理 第29図(c)は、第8図(c)に示した固定枠の手前
移動処理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の移動する
固定枠が指示されると、当固定枠の固定枠制御テーブル
第22図の枠制御情報22−1の優先順位を最上位にする。 即ち、第29図(d)に示すように、主メモリ1−5上
に展開されている現在の編集文書ページの固定枠制御テ
ーブルの順番を入れ替え、手前移動した固定枠の固定枠
制御テーブルを最後尾におく<S3>。そして、移動した
固定枠を再表示する<S4>。 ・奥移動処理 第29図(e)は、第8図(e)に示した固定枠の奥移
動処理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の移動する
固定枠が選択されると、当固定枠の固定枠制御テーブル
第22図の枠制御情報22−1の優先順位を最下位にする。 即ち、第29図(f)に示すように、主メモリ1−5上
に展開されている現在の編集文書ページの固定枠制御テ
ーブルの順番を入れ替え、奥移動した固定枠の固定枠制
御テーブルを先頭におく<S3>。そして、移動した固定
枠を再表示する<S4>。 ・ページ移動処理 第29図(g)は、第8図(e)に示した固定枠のペー
ジ移動処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により固定枠のページ移動
コマンドが選択されるとページ移動指定画面8−5を表
示する<S1>。 次に、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>を判断
し、ページ移動指定画面の項目指定の入力の場合には移
動データ(固定枠、背景データ)または移動先ページを
設定する<S3>。 また、固定枠が選択された場合には、当固定枠(複数
の場合もある)を選択状態とする<S4>。 さらに、ページ移動の実行が指定された場合には、移
動データ、移動先ページが指定されている場合にのみペ
ージ移動処理を実行する。移動データが固定枠の場合に
は固定枠の移動処理<S5>、背景データの場合には背景
データの移動処理<S6>となる。 次に、これら各データのページ移動処理について説明
する。 ・固定枠のページ移動処理 第29図(h)は、固定枠のページ移動処理の処理フロ
ーを表したものである。 先ず移動対象として選択されている固定枠(複数の場
合もある)を表示画面から消去する<S1>。次に、指定
された移動先ページにある固定枠を主メモリ1−5に読
み込み、同ページの固定枠制御テーブルを作成する。そ
して、移動先ページに新たに固定枠を作成し、その固定
枠制御テーブルを主メモリ1−5上に追加作成する<S2
>。 元のページの移動する固定枠のデータを主メモリ1−
5から退避する<S3>。移動先ページに新たに作成され
た固定枠制御テーブルに元のページの移動する固定枠の
固定枠制御テーブルの情報を複写し<S4>、元のページ
の移動する固定枠の固定枠制御テーブルを削除する<S5
>。前記処理を選択されている全ての固定枠に対して実
行する。 ・背景データのページ移動処理 第29図(i)は、背景データのページ移動処理の処理
フローを表したものである。 移動対象となる背景データは、編集文書ページの図形
レイア、イメージレイアに作成されている図形データ、
イメージデータに限られる。 先ず、指定された移動先ページにあるデータを主メモ
リ1−5に読み込み<S1>、同ページの図形レイアおよ
びイメージレイアにデータがある場合それら背景データ
を削除する<S2>。 次に、元のページの図形レイアおよびイメージレイア
にある背景データを主メモリ1−5から退避する<S3
>。そして、図形レイアおよびイメージレイアに元のペ
ージの背景データのアドレスを移動先ページに移しかえ
<S4>、元のページを再表示する<S5>。 《固定枠サイズ処理》 第30図は、第9図(a)に示した固定枠サイズ処理の
処理フローを表したものである。 PD1−7の入力により<S1>、文書用紙上の固定枠が
選択されると、選択された固定枠にサイズ変更を指示す
る●マークを表示する<S2>。この●マークは、固定枠
にそって8箇所に表示される。 次に、PD1−7の入力により固定枠に表示されている
サイズ変更指示マーク●9−2が指定されると、その点
の対角点9−3を原点(固定点)とする枠の伸縮処理を
行う。伸縮の方向は、枠の四隅に当る変更指示点が表示
画面上でのXY両方向の伸縮となり、それ以外の4点の変
更指示点はX方向あるいはY方向の一方向のみの伸縮と
なる。 前記PD1−7の入力によるサイズ変更指示点の指示以
後、PD1−7の押放しの入力に追随して、それの指示す
る表示画面上の指示位置から、枠の左上位置座標および
枠サイズを算定し、サイズ変更した固定枠の枠線を再表
示する。PD1−7の押放しの入力が終了するまで前記処
理を繰り返す<S3>。 この時編集文書ページに設定されているメジャーテー
ブル第35図(b)のグリッド適合モード35−1がグリッ
ド適合「する」に指定されていれば、前記PD1−7の指
示位置がグリッドの点に調整され、固定枠のサイズ変更
量もグリッド間隔単位になる。 さらに、編集文書ページにメジャーが表示されている
場合には、PD1−7のポインティングカーソルを、それ
の指示する固定枠のサイズ変更指示点位置を中心とする
クロスカーソルにする。 PD1−7の押放しの入力が終了するとサイズ変更処理
を終了し、サイズ変更前の固定枠および固定枠内のデー
タを表示画面から一旦消去する。そして、サイズ変更後
の、固定枠の位置、枠サイズを元にして固定枠を再表示
する<S4>。 同時に、サイズを変更された固定枠の固定枠制御テー
ブル第24図の枠位置22−3、枠サイズ22−4を更新す
る。 次に、枠のサイズ変更処理と枠内の各レイアのデータ
表示位置の関係について説明する。 第9図(b)に示す固定枠内の文章レイア上の文章デ
ータは、文章データを制御する書式データが不変である
ため、サイズの伸縮方向に関係なく枠内の文章データの
表示位置は変わらない。 第9図(c)、(d)に示す固定枠内の図形レイア、
イメージレイア上の図形データ、イメージデータは、枠
の伸縮後も同データの編集文書用紙上での表示位置が変
わらないようにデータの表示位置を調整する。したがっ
て、これら図形データ、イメージデータの場合、伸張変
更の時には枠内に空白の部分が生じ、圧縮変更の場合に
はデータの部分表示となる。 特に、図形レイアにある図形データは、枠の伸縮処理
により枠の左上位置が変更になった時グリッドの原点位
置が変更になるため、再表示後グリッドに図形が適合す
るように座標の調整を行う。この調整により、図形デー
タは表示画面上で若干の位置のズレが生じることがあ
る。 《頁単位編集処理》 第31図は、第10図(a)に示した頁単位編集処理の処
理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、頁単位編集コマン
ドが選択されると、画面上に頁単位編集指定画面を表示
する<S1>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、頁単
位編集の指定を行う。先ず、「移動」が選択された場合
には「移動」欄を反転表示し、移動する対象データ(固
定枠、背景データ)、移動の開始ページと移動先ページ
の入力処理となる。「削除」が選択された場合には「削
除」欄を反転表示し、削除する対象データ(固定枠、背
景データ)、削除の開始ページと終了ページの入力処理
となる。 「ページ削除」が選択された場合には「ページ削除」
欄を反転表示し、削除の開始ページと終了ページの入力
処理となる。 固定枠の移動処理第10図(b)は、指定された移動開
始ページ以降の全ての固定枠を移動先ページ以降に移動
する。移動する各固定枠の固定枠制御テーブル第22図の
枠制御情報22−1にあるページ番号を更新する。現在の
編集文書ページが指定されたページの範囲内にあれば同
ページを再表示する。 背景データの移動処理第10図(c)は、指定された移
動開始ページ以降の全ての背景データ(図形データ、イ
メージデータ)を移動先ページ以降に移動する。現在の
編集文書ページが指定されたページの範囲内にあれば同
ページを再表示する。 固定枠の削除処理第10図(d)は、指定された範囲の
固定枠データを削除する。現在の編集文書ページが指定
されたページの範囲内にあれば同ページを再表示する。 背景データの削除処理は、指定された範囲の背景デー
タを削除する。指定された範囲のページそれぞれの図形
レイア、イメージレイアにあるデータを削除する。現在
の編集文書ページが指定されたページの範囲内にあれば
同ページを再表示する。 ページ削除処理第10図(e)は、指定された範囲のペ
ージデータを削除し、削除直後のページを再表示する。 《固定枠取出し処理》 第32図(a)は、第11図(a)に示した固定枠取出し
処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠取出しコマ
ンド6−6が選択されると、固定枠取出しのサブコマン
ドメニュー11−1、11−2を固定枠編集コマンドメニュ
ーの上段に表示する<S1>。この時、固定枠取出しの既
定処理として全体取出し処理<S6>が選択された状態と
なっている。 さらに、固定枠取出し処理で取出された固定枠データ
をファイルとして格納するクリップボードの画面7−4
を表示する。クリップボードの画面には、その時点でク
リップボードに格納されているデータファイルが、その
種類を表すアイコンで表示される<S2>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S3>により、固定
枠取出しのその他の取出し処理(外枠取出処理<S5>)
を選択することができる<S4>。 取出された固定枠データは、前記クリップボードにデ
ータファイルとして作成され格納される。 第32図(b)は、クリップボードに格納される固定枠
データファイルの構成を示したものである。 データファイルの構成は大きく2つに分けられる。32
−1はファイルのヘッダ部であり、ブロック(枠)情報
を示している。32−2はデータ部であり、取出された固
定枠のデータが書き込まれる。後述するように、このデ
ータファイル構成は浮動枠取出し処理で取出される浮動
枠データについても同様である。 32−1−1はデータ属性で、当データを取出した編集
処理の区別、ファイルの種別、データの種別を示す。フ
ァイルの種別には統合データ、グラフデータ、表デー
タ、枠データがある。また、データ種別には、文章デー
タ(ワープロデータ、表組データ)、図形データ、イメ
ージデータがある。 32−1−2のフラッグは浮動枠の属性情報で、第24図
で示した浮動枠コマンドパラメータ構成中のフラッグ24
−2に対応するものである。浮動枠取出し処理の場合に
のみ書き込まれる情報である。 321−3は取出された枠の線種で、枠線の線種・線幅
を表す。32−1−4は取出された枠の左上座標で、左上
のX座標データとY座標データを表す。32−1−5は取
出された枠のサイズで、枠の幅と高さを表す。 32−1−6のオフセットは浮動枠のオフセットを表し
ており、浮動枠コマンドパラメータ構成第24図中のオフ
セット24−5に対応するものである。前記フラッグと同
様浮動枠取出し処理の場合にのみ書き込まれる情報であ
る。 32−1−7は取出された枠の禁止領域で、枠の上下左
右方向それぞれの禁止領域値を表す。32−1−8は取出
された枠データ(書式データ、文章データ、図形デー
タ、イメージデータ)のファイル中のアドレスを示して
いる。 32−2は取出された枠のデータが種類別に書き込まれ
る。 ・全体取出し処理 第32図(c)は、第11図(b)に示した固定枠の全体
取出し処理の処理フローを表したものである。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上のデータを
取出す固定枠が選択されると、当固定枠は選択状態にな
る。選択された固定枠を主メモリ1−5上に読み込み、
当固定枠の固定枠制御テーブル第22図を設定する<S2
>。 固定枠制御テーブルの各データのサイズ情報22−9よ
り、選択された固定枠にあるデータの種類を判定する<
S4>。データの種類が複数(例えば、図形データ、イメ
ージデータ等)ある場合には、11−3に示すような取出
すデータの選択画面を表示する。取出すデータの選択画
面には選択された固定枠のデータの種類を表示して、取
出すデータを選択させる<S5>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S1>により取出す
データの種類が指定され、取出し処理の実行が指示され
ると、指定されたデータ別の取出し処理を実行する。 先ず、文章データが選択されている場合<S6>、文章
データを制御する書式データを枠データ部32−2に書き
込み、その先頭アドレスをデータアドレス32−1−8の
書式データ部に設定する。続いて、文章データを枠デー
タ部32−2に書き込み、その先頭アドレスをデータアド
レス32−1−8の文章データ部に設定する<S7>。 図形データが選択されている場合<S8>、図形データ
を枠データ部32−2に書き込み、その先頭アドレスをデ
ータアドレス32−1−8の図形データアドレス部に設定
する<S9>。イメージータが選択されている場合<S10
>、イメージデータを枠データ部32−2に書き込み、そ
の先頭アドレスをデータアドレス32−1−8のイメージ
データアドレス部に設定する<S11>。 次に、取出す固定枠の枠情報32−1について当固定枠
の固定枠制御テーブルからそれぞれ対応する項目を書き
込む。 一方、PD1−7の入力<S1>により文書用紙上の固定
枠以外の領域を指示されると、背景データの全体取出し
処理になる。編集文書ページのデータ情報を主メモリ1
−5上に読み込み<S4>、データの種類を判別する。編
集文書ページにあるデータが文章データだけの場合に
は、当処理は出来ない。 データの種類が複数(図形データ、イメージデータ)
ある場合は、前記固定枠の全体取出し処理と同様に、11
−3に示すような取出すデータの選択画面を表示し、背
景データの種類を表示して取出すデータを選択させる<
S5>。 以後の各データの取出し処理は固定枠の場合と同様で
ある。 ・外枠取出し処理 外枠取出し処理の場合には、前記クリップボードデー
タ構成第32図(b)のヘッダ部32−1の枠情報のデータ
だけが作成される。 前記全体取出し処理と同様に、PD1−7の入力<S1>
により文書用紙上のデータを取出す固定枠が選択される
と、当固定枠は選択状態になる。選択された固定枠を主
メモリ1−5上に読み込み、当固定枠の固定枠制御テー
ブル第22図を展開する<S2>。 次に、取出す固定枠の枠情報32−1について当固定枠
の固定枠制御テーブルからそれぞれ対応する項目を書き
込む。 背景データからの外枠取出し処理は出来ない。 《固定枠詰込み処理》 第33図(a)は、第12図(a)に示した固定枠詰込み
処理の処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠詰込みコマ
ンド6−7が選択されると、固定枠詰込み処理で詰め込
むデータが格納されているクリップボードの画面7−4
を表示する。クリップボードの画面には、その時点でク
リップボードに格納されているデータファイルが、その
種類を表すアイコンで表示される<S1>。 次に、PD1−7の入力<S2>により、クリップボード
の画面7−4上のデータアイコンを選択することによっ
て、詰め込むデータを選択する。選択されたデータアイ
コンは反転表示される<S5>。 また、PD1−7の入力<S1>により文書用紙上の固定
枠が選択されると、詰め込むデータが既に選択されてい
る場合には、当固定枠への詰込み処理の実行し<S3>、
再表示する<S4>。 第33図(a)は枠データの詰込み処理の処理フローを
表したものである。 第12図(b)に示すように、詰込み処理は詰め込み先
の固定枠の各データレイアの詰め込むデータの各データ
レイアとの対応するレイア毎に行われる。 先ず、詰め込み先の固定枠が指定されると、当枠の枠
情報および枠データを主メモリ1−5上に読み込み、固
定枠制御テーブル第22図を設定する。一方、詰め込むク
リップボードデータのファイルをオープンし、そのデー
タ属性32−1−1から詰め込むデータの種類を識別する
<S1>。 詰め込むデータにイメージデータがある場合、詰め込
み先の固定枠のイメージレイアのイメージデータを削除
し、替わって詰め込むイメージデータの情報を設定す
る。同枠の固定枠制御テーブル第22図のデータアドレス
22−6のイメージデータ部およびデータサイズ22−7の
イメージデータ部を更新する<S3>。 詰め込むデータに図形データがある場合、詰め込み先
の固定枠の図形レイアの図形データを削除し、替わって
詰め込む図形データの情報を設定する。同枠の固定枠制
御テーブル第22図のデータアドレス22−6の図形データ
部およびデータサイズ22−7の図形データ部を更新する
<S4>。 詰め込むデータに文章データがある場合、詰め込み先
の固定枠の文章レイアの文章データおよび書式データを
削除し、替わって詰め込む文章データおよび書式データ
の情報を設定する。同枠の固定枠制御テーブル第22図の
データアドレス22−6の文章データ部および書式データ
部およびデータサイズ22−7の文章データ部および書式
データ部を更新する<S5>。 詰め込むデータにイメージデータあるいは図形データ
がある場合には、詰め込む方法を指定することができ
る。詰め込む方法指定画面を表示し、PD1−7あるいはK
BD1−8の入力により詰め込む方法を指定する<S2>。 イメージデータあるいは図形データの場合、詰め込み
先の固定枠の枠サイズ22−4と詰め込むデータの枠サイ
ズ32−1−5より詰め込む先の固定枠に合うようにデー
タの倍率を決定する。 詰め込み方法で、縦横同率変倍指定の場合には、デー
タを縦横同一の倍率で拡大縮小し枠に合うように調整す
る。この時、縦と横で枠に合う拡大縮小の倍率が異なる
場合は、拡大優先指定の時は大きい倍率を縮小優先指定
の時は小さい倍率を採用する。 縦横独立変倍指定の場合には、データを縦横それぞれ
の倍率で拡大縮小し枠に合うように調整する。この時、
縦と横で枠に合う拡大縮小の倍率が異なる場合は、それ
ぞれの倍率を採用する。イメージデータの場合、枠に合
わせるため拡大優先指定の時は枠サイズよりやや大きく
なる倍率を採用し縮小優先指定の時は枠サイズよりやや
小さくなる倍率を採用する。 変倍なし指定の場合にはデータの大きさは変わらず枠
の中央に表示する。 文章データを詰め込む場合には、詰め込むデータの書
式に依存して枠内に文章データを表示する。 第33図(c)〜(e)はスキャナ1−10からイメージ
データを読み込み、同データを直接固定枠へ詰め込む処
理を表したものである。 詰め込み先の固定枠33−2をPD1−7により指定する
と、当固定枠は選択状態となる。当枠33−2には文章レ
イアには文章データ33−3、イメージレイアにはイメー
ジデータ33−4が存在している。 クリップボード7−4上のスキャナ部33−1がPD1−
7により指示されると、スキャナ1−10を起動し、イメ
ージデータを表示するスキャナイメージ表示画面33−5
を表示し、読み込まれたイメージデータを画面に表示す
る。スキャナからイメージデータを読み込む場合には倍
率の指定が出来る。 PD1−7の指示位置がスキャナイメージ表示画面33−
5上にある時、PD1−7に連動するポインティングカー
ソルは前記詰込み先の固定枠サイズの大きさのボックス
カーソル33−6に変わる。 PD1−7の入力がスキャナイメージ表示画面33−5上
にある間は、枠サイズの大きさのボックスカーソルのま
ま画面上を移動する。 PD1−7によりスキャナイメージ表示画面33−5上の
任意位置が指示されると、当位置のボックスカーソル内
にあるイメージデータを切り取り、前記固定枠33−2に
詰め込む。同時にスキャナイメージ表示画面を消去す
る。 固定枠33−2のイメージレイアのイメージデータ33−
4が削除され、替わってスキャナイメージ表示画面で指
定されたイメージデータ33−7がイメージレイアのイメ
ージデータとなり再表示される。文章レイアの文章デー
タ33−3はそのままである。 《固定枠貼付け処理》 第34図は、第13図(a)に示した固定枠貼付け処理の
処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、固定枠貼付けコマ
ンドが選択されると、固定枠貼付けのサブコマンドメニ
ュー13−2、13−3を固定枠編集コマンドメニューの上
段に表示する<S1>。この時、固定枠貼付けの既定処理
として任意位置貼付け処理<S5>が選択された状態とな
っている。 さらに、固定枠貼付け処理で貼付けるデータが格納さ
れているクリップボードの画面7−4を表示する。クリ
ップボードの画面には、その時点でクリップボードに格
納されているデータファイルが、その種類を表すアイコ
ンで表示される<S2>。この時、クリップボードにある
データの中で貼付けることの出来る最新のデータ13−1
を最初の貼付けデータとして自動的に選択し、反転表示
する。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S3>により、固定
枠貼付けのその他の貼付け処理(保存位置貼付け処理<
S6>)を選択することができる<S4>。 次に、これらの固定枠貼付け処理の各貼付け処理につ
いて説明する。 ・任意位置貼付け処理 前記のようにPD1−7あるいはKBD1−8の入力によ
り、固定枠貼付けコマンド13−2が選択された時、また
は任意位置貼付けコマンドが選択された時、表示されて
いるクリップボードのデータの中で貼付けることの出来
る最新のデータ13−1を最初の貼付けデータとして自動
的に選択し、反転表示する。これ以後当データの任意位
置貼付け処理を行う。 PD1−7の入力<S3>により、その指示位置が編集文
書ページの表示画面上にある場合には、PD1−7に連動
するポインティングカーソルが前記選択されているクリ
ップボードデータの枠サイズ32−1−5に対応するボッ
クスカーソル13−3に変り、表示画面上を移動する。 PD1−7の入力<S3>のより貼付け位置が指示される
と、その指示位置を枠の左上位置とする固定枠を作成
し、再表示する<S5>。同時に、主メモリ1−5上に新
たに固定枠制御テーブルを作成し、貼付けたクリップボ
ードデータの枠情報およびデータの情報を固定枠制御テ
ーブルのそれぞれ対応する格納エリアに書き込む。 また、PD1−7の入力によりクリップボードの画面7
−4上のデータアイコンを選択することによって、貼付
けるデータを任意に選択することが出来る。選択された
データアイコンは反転表示される<S8>。 この場合、後述する浮動枠取出し処理で取出されたデ
ータは、浮動枠固有のデータ(フラッグ32−1−2、オ
フセット32−1−6)を除いては固定枠と共通のデータ
を持つことになり、固定枠貼付け処理で貼付けることが
出来る。逆の場合も同様である。 ・保存位置貼付け処理 PD1−7あるいはKBD1−8の入力により保存位置貼付
けコマンド13−4が選択された時、任意位置貼付け処理
の場合と同様に、表示されているクリップボードのデー
タの中で貼付けることの出来る最新のデータを最初の貼
付けデータとして自動的に選択し、反転表示する。これ
以後当データの保存位置貼付け処理を行う。 選択されているクリップボードデータの枠情報を基
に、当枠の取出された時の枠位置32−1−4に、枠サイ
ズ32−1−5に示す幅、高さを持った枠を破線で仮表示
13−5し、貼り付けを確認するメッセージを表示する。
PD1−7あるいはKBD1−8による確認の指示で、この表
示位置に固定枠として貼付ける。 同時に、主メモリ1−5上に新たに固定枠制御テーブ
ルを作成し、貼付けたクリップボードデータの枠情報お
よびデータの情報を固定枠制御テーブルのそれぞれ対応
する格納エリアに書き込む。 また、PD1−7の入力によりクリップボードの画面7
−4上のデータアイコンを選択することによって、保存
位置に貼付けるデータを任意に選択することが出来る。
選択されたデータアイコンは反転表示される<S8>。但
し、保存位置に貼付けることの出来るデータは、枠の位
置が確定している必要があるため、固定枠編集および浮
動枠編集の取出し処理によって取出されたデータに限ら
れる。 ・スキャナ起動による貼付け処理 第34図(b)〜(e)はスキャナ1−10からイメージ
データを読み込み、同データを編集文書ページへ固定枠
として貼付ける処理を表したものである。 クリップボード7−4上のスキャナ部34−1がPD1−
7により指示されると、スキャナ1−10を起動し、イメ
ージデータを表示するスキャナイメージ表示画面34−2
を表示し、読み込まれたイメージデータを画面に表示す
る。スキャナからイメージデータを読み込む場合には倍
率の指定が出来る。 スキャナイメージ表示画面上で、PD1−7の押放しの
入力により貼り付けるデータの範囲34−3を指定する
と、同範囲のイメージデータの貼付け処理を実行する確
認メッセージを表示する。確認の指示により、前記指定
された範囲内のイメージデータが貼り付けるデータと
し、スキャナイメージ表示画面を消去する。 PD1−7に連動するポインティングカーソルを前記指
定された範囲の大きさのボックスカーソル34−5に変
え、表示画面上を移動する。PD1−7の貼付け位置の指
示により、指定位置を枠の左上位置とする固定枠を作成
し、前記範囲指定して取出したイメージデータを再表示
する34−6。 同時に、主メモリ1−5上に新たに固定枠制御テーブ
ルを作成し、貼付けたイメージデータの枠情報およびデ
ータの情報を固定枠制御テーブルのそれぞれ対応する格
納エリアに書き込む。 《メジャー処理》 第35図(a)は、第14図に示したメジャー処理の処理
フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8によりメジャーコマンドが
選択されると、先ず編集文書ページに設定されている書
式情報を参照する<S1>。そして、メジャー指定画面を
表示する。この時、メジャー指定画面には編集文書ペー
ジに設定されているメジャーの値が表示される<S2>。 次に、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S3>によ
り、メジャーテーブルを設定する。 第35図(b)は、メジャーテーブルのデータ構成を示
したものである。35−1はグリッド適合モードで、グリ
ッド適合「する」・「しない」の区別、グリッド原点の
位置情報(用紙または枠の角、版面の角)、書式依存で
のグリッド間隔情報(文字ピッチ・行ピッチ)を示す。
35−2は編集文書ページの原点位置で、用紙の左上また
は右上位置を示す。35−3は座標単位で、文書用紙上の
位置座標の単位をあらわす。35−4は編集文書用紙の縮
尺を示し、35−5は入力単位を表す。35−6はグリッド
間隔で、編集文書ページに設定されているグリッド間隔
の大きさを示す。35−7はグリッド原点のオフセット
で、グリッド原点の位置座標のX方向あるいはY方向の
オフセットを示す。35−8はグリッド原点の座標で、35
−1のグリッド適合モードに指定されているグリッド原
点の位置情報に基いて設定された原点位置のX座標とY
座標の値を示している。 固定枠のメジャー処理では、メジャーを定義する場合
2通りの方法で指定出来る。 一つは、「独立定義」の方法である。任意の原点位置
(編集文書用紙の左上または右上)、任意のグリッド間
隔を指定する。 もう一つは、「書式依存」の方法である。編集文書ペ
ージに設定されている書式情報に基いてメジャーを指定
する。第35図(c)は現在編集中の文書ページで画面に
はメジャーが表示されている。このページには35−1に
示す書式が設定されている。 第35図(d)は「書式依存」のメジャー定義方法を表
したものである。書式35−1の組方向が横組に指定され
ているため、原点は用紙の左上とする。縦組の場合は右
上となる。 グリッド原点位置を版面の角に指定すると、書式35−
1の「天」、「のど」の値からグリッド原点位置を35−
3の位置座標に設定する。グリッド間隔35−2は文字ピ
ッチ指定のため書式35−1に指定されている文字ピッチ
4.1mmとなる。 第35図(e)はグリッド原点位置のオフセット値を指
定したメジャーを示している。オフセット指定の数値に
よりグリッド原点位置を35−4の位置座標に設定する。 オフセットの指定方向は、その時のグリッド間隔の指
定方法に関係する。グリッド間隔が文字ピッチ指定であ
れば文字方向に(表示画面上では横組の場合はX方向、
縦組の場合はY方向)、行ピッチ指定であれば行方向と
なる(表示画面上では横組の場合はY方向、縦組の場合
はX方向)。 第35図(f)はグリッド間隔を行ピッチ指定にしたメ
ジャーを示している。グリッド間隔35−7は行ピッチ指
定のため書式35−1に指定されている行ピッチ7.2mmと
なる。グリッド原点位置は35−6の位置座標に設定す
る。 《禁止領域処理》 第36図は、第16図に示した禁止領域処理の処理フロー
を表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、禁止領域コマンド
選択されると、禁止領域指定画面15−2が表示される。
この時、禁止領域指定画面の上下左右各欄には現在設定
されている禁止領域の値が表示される<S1>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、禁止
領域の各指定欄を指示し、KBD1−8から入力された数値
を禁止領域値とする<S3>。 さらに、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>によ
り固定枠が選択されると、当固定枠(複数の場合もあ
る)が選択状態となり、禁止領域指定画面に表示されて
いる禁止領域の値が当固定枠の禁止領域値として設定さ
れる。選択された固定枠の固定枠制御テーブルの禁止領
域22−7に数値が書き込まれる<S5>。 固定枠の禁止領域は、枠の外側15−1に設定される。
枠の禁止領域には組版処理により文章データは展開され
ない16−2。 また、PD1−7の2クリック入力<S2>により固定枠
が選択されると、選択された固定枠に設定されている禁
止領域の値が表示中の禁止領域指定画面に再表示され
る。この値が、以後作成される固定枠の禁止領域とな
る。 《線種処理》 第37図は、線種処理の処理フローを表したものであ
る。 PD1−7あるいはKBD1−8により、線種コマンドが選
択されると、線種指定画面が表示される。この時、線種
指定画面には現在設定されている線種が表示される<S1
>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、線種
を指定する<S3>。 線種の指定では、線種(実線、点線、破線等)、線幅
(印刷時の幅に対応する)、線色(黒色、灰色、白色)
の指定が可能である。 さらに、PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>によ
り固定枠が選択されると、当固定枠(複数の場合もあ
る)が選択状態となり、線種指定画面に表示されている
線種(線種・線幅・線色)を当固定枠の線種として設定
し<S5>、当固定枠を再表示する<S6>。同時に、選択
された固定枠の固定枠制御テーブルの線種22−2に線
種、線幅が書き込まれる。 また、PD1−7の2クリック入力<S2>により固定枠
が選択されると、選択された固定枠に設定されている線
種が表示中の線種指定画面に表示される。この値が、以
後作成される固定枠の線種となる。 《貼付イメージ処理》 第38図は、第17図に示した貼付イメージ処理の処理フ
ローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、貼付イメージコマ
ンド6−14が選択されると、貼付イメージデータが格納
されているデバイスを指定する画面を表示する<S1>。
PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、デバイ
スが選択されると第17図に示す貼付イメージデータ画面
を表示する。貼付イメージデータ画面には貼付イメージ
処理の各コマンドとそのデバイスに格納されている貼付
イメージデータの一覧(データ名称、データサイズ、デ
ータの登録、更新日時)が表示される<S3>、<S4>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、貼付
イメージ処理の各コマンドを選択し、処理を行う。 次に、貼付イメージ処理の各コマンドの処理について
説明する。 ・枠データ名称表示処理 PD1−7あるいはKBD1−8により枠データ名称表示コ
マンド選択されると、枠データ名称表示画面を表示す
る。PD1−7の入力により編集文書ページ上の固定枠が
指示されると、選択された固定枠の固定枠制御テーブル
から当固定枠にあるデータの種類を解析する。当固定枠
のイメージレイアにイメージデータがある場合には、当
イメージデータの名称を枠データ名称表示画面に表示す
る。また、編集文書ページの固定枠以外の表示画面上が
指示されると、背景にあるデータの種類を解析する。当
ページのイメージレイアにイメージデータがある場合に
は、当イメージデータの名称を枠データ名称表示画面に
表示する。 ・枠への詰込み処理 PD1−7の入力により編集文書ページ上の固定枠が指
示されると、当固定枠が選択状態となる。この時、貼付
イメージデータ画面上に一覧表示されているイメージデ
ータが選択されている場合には、当イメージデータを選
択された固定枠に詰め込み再表示する。 また、貼付イメージデータ画面上に一覧表示されてい
るイメージデータが指示されると、当イメージデータが
選択され反転表示される。この時、詰め込みの対象とな
る編集文書ページ上の固定枠が選択されている場合に
は、当固定枠に選択されたイメージデータを詰込み、再
表示する。 この場合、詰め込みは等倍で行う。 ・メディア内データ表示処理 PD1−7の入力により貼付イメージデータ画面上に一
覧表示されているイメージデータが指示されると、当イ
メージデータが選択され反転表示される。そして、デー
タの内容を表示するデータ表示画面を作成し、選択され
たイメージデータをこの画面に表示する。 ・メディア内データ複写処理 PD1−7の入力により貼付イメージデータ画面上に一
覧表示されているイメージデータが指示されると、当イ
メージデータが選択され反転表示される。そして、選択
されたイメージデータの複写先を指示するデバイス指定
画面を表示する。 PD1−7あるいはKBD1−8により複写先のデバイスが
指定されると、そのデバイスに当イメージデータを複写
する。複写完了後、複写先デバイスの貼付イメージデー
タ画面を表示する。 ・メディア内データ削除処理 PD1−7の入力により貼付イメージデータ画面上に一
覧表示されているイメージデータが指示されると、当イ
メージデータが選択され反転表示される。そして、削除
の確認を求めるメッセージが表示される。確認の指示に
より、選択されたイメージデータを格納先のデバイスよ
り削除し、貼付イメージデータ画面上のイメージデータ
一覧表示部を再表示する。 ・初期設定処理 PD1−7あるいはKBD1−8の入力により初期設定コマ
ンドが選択されると、初期設定の確認を求めるメッセー
ジが表示される。確認の指示により、格納先のデバイス
の全イメージデータを削除し、貼付イメージデータ画面
上の一覧表示部を再表示する。 【浮動枠編集処理】 第39図(a)は第18図に示した浮動枠編集処理の処理
フローである。PD1−7での画面指示やKBD1−8上のキ
ー操作の入力処理を解析し<S1>、対応する処理の内容
を示したものである。 画面制御コマンド18−7が入力された場合、画面制御
処理を行う。画面制御処理では、画面の拡大・縮小表示
の指定、グリッドおよびメジャーの表示指定、そして各
データ(フォーム、イメージデータ、図形データ、ワー
プロデータ等)の表示指定を行う<S3>。 再表示が指定された場合、再表示処理を行う。再表示
処理では、現在の編集文書ページを組版処理で再組版し
再表示する<S4>。 スクロール処理が指示された場合、スクロール処理を
行う。スクロール処理では、指示に従い表示画面をスク
ロールし再表示する<S5>。 改頁処理が指定された場合、改頁処理を行う。改頁処
理では、改頁コマンド18−8で指定されたページあるい
は現在の編集文書ページの前後のページを表示する<S6
>。 前記以外の浮動枠編集コマンドが入力された場合、後
述する浮動枠編集コマンドを実行する<S2>。 第39図(b)は浮動枠編集コマンド処理の処理フロー
である。PD1−7での画面表示やKBD1−8上の対応した
キーの指示に従って入力されたコマンド(第18図・18−
1〜18−11)の処理を表している。 次に、これら浮動枠編集コマンドの各処理について説
明する。 《浮動枠枠空け処理》 第40図は、第19図(a)に示した浮動枠枠空け処理の
処理フローを表したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、浮動枠枠空けコマ
ンドが選択されると、浮動枠設定メニュー画面19−1を
表示する<S1>。この時、浮動枠設定メニュー画面には
現在設定されている浮動枠の属性が表示される。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S2>により、浮動
枠属性を指定する<S3>。そして、浮動枠の作成指示に
より、浮動枠を作成し表示する。 編集文書ページ内の文章データ中、文字編集カーソル
5−2で示される文章データのアドレスに第23図に示す
浮動枠コマンドデータを作成し挿入する。浮動枠コマン
ドパラメータは前記浮動枠属性情報から作成する。 フラッグ24−2には、浮動枠設定メニューで指定され
た段抜き数、行内の場合のベースライン指定、段内・全
段の場合の寄せ指定、および幅・高さのオフセット情報
を書き込む。枠線種24−3には後述する線種処理で設定
された現在の浮動枠枠線の線種、線色、線幅を書き込
む。枠サイズ24−4には浮動枠設定メニューの特殊設定
欄で指定された枠の幅、高さの値を1/10mm単位で書き込
む。オフセット24−5には、行内指定の場合にはベース
ラインからのオフセット値、段内・全段の場合には幅・
高さのオフセット値のそれぞれ指定された値を書き込
む。枠サイズ24−6には設定された字取り、行取りの数
値を書き込む。禁止領域24−7には後述する禁止領域処
理で設定された現在の禁止領域値を書き込む。浮動枠デ
ータ長には浮動枠コマンドスタート23−1位置から浮動
枠コマンドエンド23−5位置までのデータ長を書き込
む。枠空けの場合には浮動枠データ23−3は0である。 文章データ中に浮動枠コマンドを挿入後<S3>、浮動
枠の作成された編集文書ページを再表示する<S4>。こ
の時、枠の四隅には選択状態を示すシンボルを表示す
る。 表示画面上の浮動枠作成位置には浮動枠コマンドマー
ク19−2を表示する。同時に、主メモリ1−5上に浮動
枠の浮動枠枠制御テーブル第25図を作成し、作成された
浮動枠の枠位置、枠サイズおよび同ページ文章ページ中
の浮動枠パラメータ部23−2のアドレスを浮動枠コマン
ドアドレス部25−6に書き込む。 第19図(b)、(c)は行内指定の浮動枠作成を示し
ている。第20図(a)、(b)は段内指定の浮動枠作成
を示している。第21図(a)は全段指定の浮動枠作成を
示している。 《浮動枠削除処理》 第41図は浮動枠削除処理の処理フローを表したもので
ある。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の削除する
浮動枠が選択されると、当浮動枠が選択状態となり削除
の確認を求めるメセージを表示する。確認の指示によ
り、編集文書ページの文章データに組み込まれた浮動枠
コマンドを文章データの中から削除し、主メモリ1−5
上の選択されている浮動枠の浮動枠枠制御テーブルを削
除する<S2>。そして、同ページを再表示する<S3>。 《浮動枠変更処理》 第42図は浮動枠変更処理の処理フローを表したもので
ある。 PD1−7の入力<S1>により、文書用紙上の浮動枠が
選択されると、当浮動枠が選択状態となる。 さらに、浮動枠設定メニュー画面19−1を表示し<S2
>、選択された浮動枠の属性情報を画面に表示する<S3
>。 PD1−7あるいはKBD1−8の入力<S1>により、浮動
枠枠空け処理の時と同様に、浮動枠設定メニュー画面に
表示されている各属性を再指定する。属性の変更指定を
終了し、変更の実行を指示すると、再指定された属性情
報を基に選択された浮動枠のコマンドパメータ部を更新
する<5>。そして、変更された浮動枠の在る編集文書
ページを再表示する<6>。 《浮動枠取出し処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠取出し処理と同様である。 《浮動枠詰込み処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠詰込み処理と同様である。 《浮動枠貼付け処理》 第43図(a)は、浮動枠貼付け処理の処理フローを表
したものである。 PD1−7あるいはKBD1−8により、浮動枠貼付けコマ
ンドが選択されると、浮動枠貼付け処理で貼付けるデー
タが格納されているクリップボードの画面7−4を表示
する。クリップボードの画面には、その時点でクリップ
ボードに格納されているデータファイルが、その種類を
表すアイコンで表示される<S1>。この時、クリップボ
ードにあるデータの中で貼付けることの出来る最新のデ
ータを最初の貼付けデータとして自動的に選択し、反転
表示する。 貼付けるデータが選択されている場合には貼付けの確
認を求めるメッセージが表示され、確認の指示により貼
付け処理を行う。 貼り付ける位置は、現在の文字編集カーソル5−2の
位置となり、当位置に対応する文章データのアドレスに
第23図に示す浮動枠コマンドデータを作成し挿入する。
浮動枠コマンドパラメータは前記クリップボードデータ
のブロック情報から作成する。浮動枠コマンドの作成は
浮動枠枠空け処理の場合と同様である。 文章データ中に浮動枠コマンドを挿入後、浮動枠の作
成された編集文書ページを再表示する<S3>。 また、PD1−7の入力によりクリップボードの画面7
−4上のデータアイコンを選択することによって、貼付
けるデータを任意に選択することが出来る。選択された
データアイコンは反転表示される<S4>。 第43図(b)〜(c)はスキャナ1−10からイメージ
データを読み込み、同データを編集文書ページへ浮動枠
として貼付ける処理を表したものである。 クリップボード7−4上のスキャナ部がPD1−7によ
り指示されると、スキャナ1−10を起動し、イメージデ
ータを表示するスキャナイメージ表示画面34−2を表示
し、読み込まれたイメージデータを画面に表示する。ス
キャナからイメージデータを読み込む場合には倍率の指
定が出来る。 スキャナイメージ表示画面上で、PD1−7の押放しの
入力により貼り付けるデータの範囲43−2を指定する
と、同範囲のイメージデータの貼付け処理を実行する確
認メッセージ34−4を表示する。確認の指示により、前
記指定された範囲内のイメージデータが貼り付けるデー
タとし、スキャナイメージ表示画面を消去する。 貼り付ける位置は、現在の文字編集カーソル43−1の
位置となり、当位置に浮動枠コマンドを作成し、浮動枠
43−4の作成された編集文書ページを再表示する。 浮動枠の作成位置には浮動枠コマンドマーク43−3を
表示する。 《禁止領域処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠の場合の禁止領域処理と同様である。 但し、段抜き数で「行内」が指定された浮動枠には禁
止領域を設定することができない。 また、編集文書ページの書式で組み方向が横組の場合
には上方向、縦組の場合には右方向の禁止領域を設定す
ることができない。 《線種処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠の場合と線種処理と同様である。 《貼付イメージ処理》 処理対象となる枠が浮動枠であり、処理内容は前記固
定枠の場合の貼付イメージ処理と同様である。 [効果] 以上説明したように、本発明によれば、文書を構成す
る複数種類のデータを合わせて一つの表示画面に表示す
ることのできる文書処理方法であって、前記複数種類の
データが合わせて表示されている画面において、所望の
領域が選択された場合に、該選択された領域に含まれて
いるデータの種類を判別し、前記判別されたデータの種
類を識別可能にデータ種類指定画面に表示し、前記デー
タ種類指定画面上で識別可能に表示されている、前記選
択された領域に含まれていると判別されたデータの種類
の中から、指定すべきデータの種類を入力し、前記選択
された領域の、前記入力された指定種類のデータを、前
記表示画面に表示されている文書データから取り出し、
該表示されている文書データとは区別して記憶すること
により、簡単な指示操作で、所望の領域の所望の種類の
データのみを、表示されている文書データ全体とは区別
して別個に処理することを可能にするという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の適用が可能な文書処理装置のブロッ
ク図、 第2図は、従来のワークステーションに於ける文書処理
のブロック(枠)情報の説明図、 第3図は、従来のワークステーションに於ける文書処理
の内の枠サイズ変更の表示例を示す説明図、 第4図は、従来のワークステーションに於ける文書処理
の内の浮動ブロックの表示例を示す説明図、 第5図は、本発明の実施例に於ける入力編集画面の説明
図、 第6図は、第5図において、固定枠5−7のコマンドメ
ニューを選択した時の表示画面の説明図、 第7図は、固定枠を空ける場合、或はその枠を一時格納
する際の表示画面の説明図、 第8図は、固定枠を移動する場合の表示画面の説明図、 第9図は、固定枠サイズの変更を行う場合の表示画面の
説明図、 第10図は、第6図の頁単位編集6−5のコマンドメニュ
ーを選択した時の表示画面の説明図、 第11図は、第6図の固定枠取出し6−6のコマンドメニ
ューを選択した時の表示画面の説明図、 第12図は、固定枠の詰め込み処理の説明図、 第13図は、固定枠の貼付け処理の説明図、 第14図は、画面上のグリッドを変更する場合の説明図、 第15図は、固定枠の周囲に禁止領域を設ける場合の説明
図、 第16図は、禁止領域に図形を書き込んだ場合の説明図、 第17図は、固定枠内のイメージデータ処理の説明図、 第18図は、第5図の浮動枠5−7のコマンドメニューを
選んだ場合の説明図、 第19図は、第18図に於いて、浮動枠枠空け18−1のコマ
ンドメニューを選んだ場合の説明図、 第20図は、浮動枠枠空けの説明図、 第21図は、浮動枠枠空け及び段揃え処理の説明図、 第22図は、固定枠制御テーブルを示す図、 第23図は、浮動枠情報のデータ構造の説明図、 第24図は、浮動枠コマンドパラメータの構成の説明図、 第25図は、浮動枠制御テーブルを示す図、 第26図は、固定枠編集処理の全体の処理フローを示す
図、 第27図は、固定枠枠空け処理の処理フローを示す図、 第28図は、固定枠削除処理の処理フローを示す図、 第29図は、固定枠移動処理の処理フローを示す図、 第30図は、固定枠サイズ処理の処理フローを示す図、 第31図は、頁単位編集処理の処理フローを示す図、 第32図は、固定枠取出し処理の処理フロー及び取出され
たデータのファイル構成を示す図、 第33図は、固定枠詰込み処理の処理フローを示す図及び
スキャナからの読み込みによる固定枠詰込み処理の説明
図、 第34図は、固定枠貼付け処理の処理フローを示す図及び
スキャナからの読み込みによる固定枠貼付け処理の説明
図、 第35図は、メジャー処理の処理フロー及びメジャーテー
ブルの構成を示す図及び書式に合わせたメジャーの設定
処理の説明図、 第36図は、禁止領域処理の処理フローを示す図、 第37図は、線種処理の処理フローを示す図、 第38図は、貼付イメージ処理の処理フローを示す図、 第39図は、浮動枠編集処理の全体の処理フローを示す
図、 第40図は、浮動枠枠空け処理の処理フローを示す図、 第41図は、浮動枠削除処理の処理フローを示す図、 第42図は、浮動枠変更処理の処理フローを示す図、 第43図は、浮動枠貼付け処理の処理フローを示す図及び
スキャナからの読み込みによる浮動枠貼付け処理の説明
図。 図中、1−1はCRT表示部、1−2はVRAM、1−3は表
示制御部、1−4はMPU、1−5は主メモリ、1−6は
外部磁気ディスク、1−7はポインティングデバイス、
1−8はキーボード、1−9はI/Oバス、1−10はスキ
ャナ、1−11はプリンタである。
ク図、 第2図は、従来のワークステーションに於ける文書処理
のブロック(枠)情報の説明図、 第3図は、従来のワークステーションに於ける文書処理
の内の枠サイズ変更の表示例を示す説明図、 第4図は、従来のワークステーションに於ける文書処理
の内の浮動ブロックの表示例を示す説明図、 第5図は、本発明の実施例に於ける入力編集画面の説明
図、 第6図は、第5図において、固定枠5−7のコマンドメ
ニューを選択した時の表示画面の説明図、 第7図は、固定枠を空ける場合、或はその枠を一時格納
する際の表示画面の説明図、 第8図は、固定枠を移動する場合の表示画面の説明図、 第9図は、固定枠サイズの変更を行う場合の表示画面の
説明図、 第10図は、第6図の頁単位編集6−5のコマンドメニュ
ーを選択した時の表示画面の説明図、 第11図は、第6図の固定枠取出し6−6のコマンドメニ
ューを選択した時の表示画面の説明図、 第12図は、固定枠の詰め込み処理の説明図、 第13図は、固定枠の貼付け処理の説明図、 第14図は、画面上のグリッドを変更する場合の説明図、 第15図は、固定枠の周囲に禁止領域を設ける場合の説明
図、 第16図は、禁止領域に図形を書き込んだ場合の説明図、 第17図は、固定枠内のイメージデータ処理の説明図、 第18図は、第5図の浮動枠5−7のコマンドメニューを
選んだ場合の説明図、 第19図は、第18図に於いて、浮動枠枠空け18−1のコマ
ンドメニューを選んだ場合の説明図、 第20図は、浮動枠枠空けの説明図、 第21図は、浮動枠枠空け及び段揃え処理の説明図、 第22図は、固定枠制御テーブルを示す図、 第23図は、浮動枠情報のデータ構造の説明図、 第24図は、浮動枠コマンドパラメータの構成の説明図、 第25図は、浮動枠制御テーブルを示す図、 第26図は、固定枠編集処理の全体の処理フローを示す
図、 第27図は、固定枠枠空け処理の処理フローを示す図、 第28図は、固定枠削除処理の処理フローを示す図、 第29図は、固定枠移動処理の処理フローを示す図、 第30図は、固定枠サイズ処理の処理フローを示す図、 第31図は、頁単位編集処理の処理フローを示す図、 第32図は、固定枠取出し処理の処理フロー及び取出され
たデータのファイル構成を示す図、 第33図は、固定枠詰込み処理の処理フローを示す図及び
スキャナからの読み込みによる固定枠詰込み処理の説明
図、 第34図は、固定枠貼付け処理の処理フローを示す図及び
スキャナからの読み込みによる固定枠貼付け処理の説明
図、 第35図は、メジャー処理の処理フロー及びメジャーテー
ブルの構成を示す図及び書式に合わせたメジャーの設定
処理の説明図、 第36図は、禁止領域処理の処理フローを示す図、 第37図は、線種処理の処理フローを示す図、 第38図は、貼付イメージ処理の処理フローを示す図、 第39図は、浮動枠編集処理の全体の処理フローを示す
図、 第40図は、浮動枠枠空け処理の処理フローを示す図、 第41図は、浮動枠削除処理の処理フローを示す図、 第42図は、浮動枠変更処理の処理フローを示す図、 第43図は、浮動枠貼付け処理の処理フローを示す図及び
スキャナからの読み込みによる浮動枠貼付け処理の説明
図。 図中、1−1はCRT表示部、1−2はVRAM、1−3は表
示制御部、1−4はMPU、1−5は主メモリ、1−6は
外部磁気ディスク、1−7はポインティングデバイス、
1−8はキーボード、1−9はI/Oバス、1−10はスキ
ャナ、1−11はプリンタである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭61−77958(JP,A)
特開 昭59−91489(JP,A)
特開 昭62−44885(JP,A)
特開 昭60−246432(JP,A)
実開 昭62−147980(JP,U)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.文書を構成する複数種類のデータを合わせて一つの
表示画面に表示することのできる文書処理方法であっ
て、 前記複数種のデータが合わせて表示されている画面にお
いて、所望の領域が選択された場合に、該選択された領
域に含まれているデータの種類を判別し、 前記判別されたデータの種類を識別可能にデータ種類指
定画面に表示し、 前記データ種類指定画面上で識別可能に表示されてい
る、前記選択された領域に含まれていると判別されたデ
ータの種類の中から、指定すべきデータの種類を入力
し、 前記選択された領域の、前記入力された指定種類のデー
タを、前記表示画面に表示されている文書データから取
り出し、該表示されている文書データとは区別して記憶
することを特徴とする文書処理方法。 2.前記複数種のデータは、少なくとも文字データと図
形データとを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の文書処理方法。 3.前記複数種のデータは、少なくとも図形データとイ
メージデータとを含むことを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の文書処理方法。 4.前記複数種のデータは、少なくともイメージデータ
と文字データとを含むことを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の文書処理方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62289174A JP2833701B2 (ja) | 1987-11-16 | 1987-11-16 | 文書処理方法 |
DE3844906A DE3844906C2 (de) | 1987-11-16 | 1988-11-15 | Verfahren zum Betrieb einer Informationsverarbeitungsanlage |
DE3838740A DE3838740A1 (de) | 1987-11-16 | 1988-11-15 | Dokumentationsverarbeitungsanlage |
US08/038,044 US5337406A (en) | 1987-11-16 | 1993-03-24 | Document processing apparatus for simultaneously displaying graphic data, image data, and character data for a frame |
US08/181,544 US5848430A (en) | 1987-11-16 | 1994-01-14 | Frame within frame for document processor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62289174A JP2833701B2 (ja) | 1987-11-16 | 1987-11-16 | 文書処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01130271A JPH01130271A (ja) | 1989-05-23 |
JP2833701B2 true JP2833701B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=17739723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62289174A Expired - Fee Related JP2833701B2 (ja) | 1987-11-16 | 1987-11-16 | 文書処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2833701B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5991489A (ja) * | 1982-11-17 | 1984-05-26 | 松下電器産業株式会社 | 表示装置 |
JPS60246432A (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-06 | Ricoh Co Ltd | 文書表示方式 |
JPS6177958A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-21 | Canon Inc | 文書編集装置 |
JPS6244885A (ja) * | 1985-08-22 | 1987-02-26 | Dainippon Printing Co Ltd | チラシ・カタログ類の割付装置 |
JPS62147980U (ja) * | 1986-03-13 | 1987-09-18 |
-
1987
- 1987-11-16 JP JP62289174A patent/JP2833701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01130271A (ja) | 1989-05-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |