JP2832117B2 - サンプル測定デバイス及びサンプル測定システム - Google Patents
サンプル測定デバイス及びサンプル測定システムInfo
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- JP2832117B2 JP2832117B2 JP4264895A JP26489592A JP2832117B2 JP 2832117 B2 JP2832117 B2 JP 2832117B2 JP 4264895 A JP4264895 A JP 4264895A JP 26489592 A JP26489592 A JP 26489592A JP 2832117 B2 JP2832117 B2 JP 2832117B2
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Description
分を抗原抗体反応や核酸ハイブリダイゼーション反応な
どを利用して測定したり、細胞や微生物、あるいは染色
体などの微小物を測定する技術分野に関する。
臨床検査の分野で各種疾病の早期診断や予後の診断に大
きな役割を演じてきた。1958年、S.A.Bers
onらによって放射線ヨードで標識してインスリンを定
量するという方法を発表して以来、IgE、IgG、C
RP、マイクログロブリン等の血漿蛋白、AFP、CE
A、CA19−9等の腫瘍マーカー、TSH、T3 等の
ホルモン類、血中薬物、HBV、HIV等のウイルス及
びその検体、DNAやRNA等の核酸が測定可能にな
り、しかも自動化により多数の検体処理が可能になっ
た。
応を利用した免疫学的な方法、もしくは核酸−核酸ハイ
ブリダイゼーションを利用した方法が用いられている。
こうした分析方法の例を挙げると、被検出物質と特異的
に結合する抗体又は抗原あるいは一本鎖の核酸をプロー
ブとして微粒子、ビーズ、蓄積部の壁などの固相表面に
固定し、被検出物質と抗原抗体反応もしくは核酸ハイブ
リダイゼーションを行なわせる。そして酵素、蛍光性物
質、発光性物質などの検知感度の高い標識物質を担持し
た特異的な相互作用を持つ標識化物質、例えば標識化抗
体や標識化抗原又は標識化核酸などを用いて、抗原抗体
化合物や二本鎖の核酸を検出して被検物質を定量するも
のである。
例を示す図である。反応槽201には表面に試薬が固定
された不溶性担体202が入れられ、ここに検体液を蓄
積して反応させ反応液203が作られる。反応液203
は送液管204、バルブ205を通じてシリンジ型ポン
プ206に一旦蓄えられる。次にバルブ205を切り換
えて、蓄えた反応液を測定位置である光学セル207に
送液する。光学セル207には光源208から光が照射
され、反応液を介した光を受光素子209で検出して、
反応液の呈色反応の比色測定又は蛍光測定等が行なわれ
る。測定後の反応液は廃液となって排出される。
まれる細胞粒子や染色体などの多数の微粒子を1個ずつ
分離して流し、個々の粒子を光学的あるいは電気的手法
を用いて測定する装置がフローサイトメータや粒子カウ
ンタ等として実用化されている。
の一例を示す図である。試験管220には粒子浮遊液で
あるサンプル液が入れられ、一方、シースボトル223
にはPH緩衝液及び生理食塩水等のシース液が入れられ
る。各液体は一旦シリンジ型ポンプ222、225にそ
れぞれ蓄えられ、次にバルブ221、224を切り換え
て、蓄えた液体を押圧して送液する。サンプル液はサン
プルノズル226に供給され、シース液はサンプルノズ
ルの周囲227に供給される。シースフロー原理によっ
てサンプル液はシース液に包まれながら流体力学的に収
斂され、流通部228をサンプル液中の微粒子が1個ず
る分離されて流れる。この粒子の流れに対して光源22
9からの光を照射して、光照射される粒子から発する蛍
光や散乱光を受光素子230、231で測光する。多数
の粒子に関して順次測定を行ない、それらの出力を基に
統計的手法を用いて粒子の種類や性質など解析を行な
う。なお、明示はされていないが、1つの検体測定する
毎に送液経路に洗浄液を流して経路を洗浄する必要があ
り、このための洗浄機構が設けられている。洗浄機構の
具体例については、例えば特開平1−118748号公
報などに記載されている。
従来の装置は、長い送液経路や押圧ポンプなどがあるた
め流路のデッドスペースが避けられず無駄な検体液を必
要としてしまう。多量の検体液の使用に伴って廃液の発
生量も多くなってしまうが、これはバイオハザード等の
環境問題の点で好ましいものではない。
供給するのに各液を加圧供給しているが、そのための配
管及びポンプ等の加圧機構が必要なため、装置が大掛か
りで制御が複雑になり、装置の小型化には限界がある。
更には、測定部にフローを形成するのに、あるいはフロ
ーを止めのにある程度のタイムラグがあり制御応答性が
悪い。
を有するものである。 (1)液体試料の流路のデッドスペースを極力小さくし
て、必要検体量の微量化を達成した小型集約化された測
定カートリッジ及びシステムを提供すること。 (2)検体に損傷を与えることなく測定でき、且つバイ
オハザード対策などの環境問題に対処することができる
測定用のカートリッジ及びシステムを提供すること。 (3)性能の安定した測定用カートリッジを低コストに
提供すること。
明のサンプル測定デバイスのある形態は、サンプルを注
入する注入口と、前記注入されたサンプルが流され、途
中に測定位置を含む流通部と、前記流通部の測定位置の
下流の流路に実質的に面した位置に設けられた発熱素子
を有するポンプ手段と、を有することを特徴とする。
形態は、サンプル測定のためのカートリッジを保持する
保持機構と、該カートリッジのサンプル測定を行う測定
手段と、を有し、前記カートリッジは、サンプルを注入
する注入口と、前記注入されたサンプルが流され、途中
に測定位置を含む流通部と、前記流通部内のサンプルの
送り作用を有し、前記流通部の測定位置の下流の出口付
近の流路に実質的に面した位置に設けられた発熱素子を
有するポンプ手段と、を有することを特徴とする。
体を試薬と反応させ、又、必要に応じて洗浄及び反応な
どを繰り返して反応液を得て、この反応液を光学的に測
定してサンプル検体の測定を行なうためのカートリッジ
について説明する。図1は第1の実施例のカートリッジ
の構造を示す側面図、図2は第一基板と第二基板を上方
から見た上面図、図3はカートリッジの組立図である。
二基板2と第三基板3とを接合した構成を有し、第一基
板1はシリコン基板、第二基板2及び第三基板3はガラ
ス基板である。これら基板の接合によってカートリッジ
内部には、反応槽である蓄積部4を成す空間が形成され
る。第三基板3にはサンプル検体液などの液体を注入す
るための孔である注入口5が設けられ、外部から蓄積部
4内にサンプル液を注入することができる。蓄積部4の
内部には球形状で表面に試薬が固定化された不溶性担体
6が封入される。不溶性担体6はガラスなどのセラミッ
ク、高分子化合物により成るプラスチック、磁性体等の
金属などの材料、もしくはそれらの複合材料より成り、
試薬が固定しやすいように共有結合基などを導入した表
面処理がなされている。不溶性担体6の形状は球形状に
は限らず多面体など他の形状でもよく、その個数も一つ
には限らず多数存在してもよい。あるいは不溶性担体を
用いずに蓄積部4の内壁面に直接試薬を固定化するよう
にしても良い。なお、試薬については後に詳述する。
端の出口はノズル開口8となっている。ノズル開口8は
先細の形状を有することによって管路抵抗作用を持たせ
ている。ノズル開口8付近にはマイクロポンプ9が第一
基板1上に形成される。マイクロポンプ9は具体的には
後述の製法によって流通部に発熱素子を取り付けた構成
を有する。この発熱素子にパルス電圧を与えると、発熱
によって加熱されたサンプル液が瞬間的に気化して気泡
が発生し、気泡が膨張収縮する際の衝撃で発生する圧力
によってノズルからサンプル液が液滴となって吐出し、
微量のサンプル液が流通部から排出される。そして排出
された分だけ蓄積部4から流通部のノズル方向にサンプ
ル液が引き込まれて供給される。この吐排出を高い周波
数で連続的に行なうことでサンプル液の送液作用が得ら
れ、流通部6内に流体の流れを作ることができる。
的な様子を説明するものである。図の(A)の初期状態
において、発熱素子に瞬間的にパルス電圧を与えて発熱
素子が加熱されると、発熱素子付近の水分が気化して
(B)のように気泡が発生する。すると気化した分だけ
体積が膨張して(C)の如くノズルの開口付近の液体が
ノズルの開口から外に押し出される。始め膨張を続けて
いた気泡は冷却されて(D)のように収縮を始め、体積
の縮小により開口から吐出した液体は(E)のように液
滴となって空中を飛翔する。液体は吐出した分だけ毛細
管現象によって供給され(A)の初期状態に戻る。な
お、この気泡による液滴吐出の基本原理は米国特許公報
第4723129号や米国特許公報第4740796号
に詳細が記載されている。
ンプと共にサンプル液の測定を行なうための感応素子が
設けられる。具体的には光学的にサンプル液の状態を検
出するために、第1の光検出素子10、波長選択機能を
持った第1の光学フィルタ11、第2の光検出素子1
2、第2の光学フィルタ13が後述の製法よって基板上
に形成される。これらの部材によってサンプル液を介し
て到達する第1、第2の光を選択的に受光するための光
学検出部を構成している。なお本実施例では光学的にサ
ンプル液を測定する例を示したが、これに限らず例えば
サンプル液を電気的あるいは磁気的な手法を用いて測定
するようにしても良い。更にはこれらを複合化して測定
しても良い。この場合、図1の光学検出部と同様に、そ
れぞれの測定に適した感応素子(電極、磁気検出素子な
ど)を基板上に接合するようにする。
ロポンプの発熱素子9、及び第1、第2の光検出素子1
0、12が接合されるが、これらの素子にはそれぞれ導
電パターン18、19、20が接続され、図示するよう
に第一基板1の表面上にパターニングされている。そし
て第一基板1と第二基板2を接合した際には導電パター
ン18、19、20の端部が外部に露出して、外部の端
子と接触導通できるようになっている。
リッジを構成している。カートリッジの製造方法につい
ては後述する。一方、流通部7内部のサンプル液に向け
て測定エネルギである照射光を与えてサンプル液の呈色
度合を調べるため、あるいはサンプル液から蛍光や散乱
光を発生させるために、図1のように光源14、16、
集光レンズ15、17から成る光照射部がカートリッジ
とは別に設けられている。光源14、16としては例え
ば半導体レーザ、LED、ハロゲンランプ、タングステ
ンランプ、水銀ランプ等が適している。なお、化学発
光、生物発光など検体自ら発する光を検出して測定を行
なう場合には光照射は不要であるため光照射部を設ける
必要はない。
にマイクロポンプを設けたことによって、以下のような
検体測定に特有の大きな優位性が得られる。
側に設けたとすると、ポンプ作用によって発生する変異
圧力や熱によってポンプ付近の検体液や細胞粒子に変成
や損傷などの悪影響を与えて、これを測定してしまう恐
れがある。これに対して下流側にマイクロポンプを設け
たことによって、測定前の検体に悪影響を与えることを
未然に防ぐことができる。更に加えて、下流位置におい
て測定後の廃液に対して圧力及び熱を与えているので、
廃液の殺菌作用や減菌作用が得られバイオハザード対策
にも対処している。
ノズルから吐出した分だけ流体を引き込むようにして流
通部に流れを作っているので、安定した流体系が得ら
れ、且つ流体制御の制御応答性も高い。更には流体系の
デッドスペースが殆どなくなり使用検体量が非常に微量
で済む。
か示す。図4は基板上面に集光レンズ部21、22を一
体的に形成した例である。集光レンズとしては、球面レ
ンズ、フレネルレンズ、ゾーンプレートなどが使用でき
る。又、図5は照射光の導入を光ファイバー23、24
を用いて行った例であり、光源とカートリッジとの光軸
合わせが不要になるという特徴がある。図6は上記形態
を更に発展させたもので、各々が蓄積部、流通部、各素
子などから成る測定モジュールを一枚の基板上に高密度
で並列に配置してアレイ化したカートリッジの例であ
る。
詳細に説明する。本実施例のカートリッジは半導体製造
プロセスを含むマイクロメカニクス技術によって比較的
容易に製造できるため、バッチ処理による大量生産に向
き、又、図6に示すようなアレイ化も容易である。製造
工程は大きくは以下の4工程から成る。
に蓄積部4となる孔を設け、更に流通部7となる溝を形
成する。ガラス基板への溝の形成方法としては、感光性
ガラスを用いフォトリソグラフィにて感光するか、又は
ガラスをフッ酸により所望の深さまでエッチング除去す
ることにより行う。他の方法としては、例えばガラス基
板又はシリコン基板にレジストを塗布しフォトリソプロ
セスにより現像し固化することによりレジスト除去部を
溝として用いても良い。又、蓄積部及び流通部のパター
ンをエッチングして形成したシリコン基板をガラス基板
に陽極接合することによっても溝を形成することができ
る。
れを加工して溝を形成したが、透光性の樹脂材料を使用
してモールド製法等による成型によって第二基板を製作
するようにしても良い。
板にマイクロポンプの発熱素子を接合する。図8はシリ
コン基板上に形成されるマイクロポンプの発熱素子の詳
細な構成を示す。この製造工程は以下の通りである。シ
リコン基板31上にシリコン酸化膜を形成した後、Hf
B2 層32とAl層33を積層し、フォトリソプロセス
を用いてそれぞれ発熱部と電極部として形成する。更
に、絶縁層34としてSiO2 を、保護膜35としてT
aを、電極部のワイヤーボンディング部を除いた部分に
順次積層し、その後、Taのみをフォトリソプロセスに
より発熱部周辺に帯状にパターン形成する。そしてTa
の被覆されていないSiO2 層上に電極と検体である液
体との隔離性を高めるためレジン層36をパターン形成
し、ポンプ部となる発熱素子を作製する。
板に2つの光学検出部を接合する。図9はシリコン基板
上に形成される光学検出部の詳細な構成を示す。この光
学検出部の製造工程は以下の通りである。ガラス基板4
1上に抵抗加熱法によりCr膜42を0.1μm成膜す
る。基板を350℃に加熱し、SiH4 とNH3 (10
CCM:20CCM)の混合ガスでプラズマCVD法に
よりSiN:H層43を0.3μm成膜する。同一真空
中で、基板を200℃に加熱し、SiH4 ガスでプラズ
マCVD法によりα−Si:H層44を0.6μm成膜
する。SiH4ガスにPH3 ガスを添加してn+-α−S
i:H層45を0.2μm成膜する。電子ビーム蒸着法
によりAl層を0.1μm成膜する。Al層をフォトリ
ソプロセスによりパターン形成し電極46を形成する。
CF4 ガスを用いRIE(反応性イオンエッチング)法
にてn+-α−Si:H層5に開口部を設ける。この開口
部にスピンコートの塗布により光学フィルタ47を形成
した後、レジスト剥離を行ない光学検出部を作製する。
光学フィルタの波長選択特性は測定対象の発光波長又は
蛍光波長に合わせて選ぶようにする。
ともできる。又、Cr層をゲート電極として用いること
により、電界効果型のセンサとして最適電流値により検
出することも可能である。又、本実施例ではα−Si受
光素子の例を示したが、他のpnホトダイオードやpi
nホトダイオード、ショットキーホトダイオード、CC
D等でもかまわない。
コン基板である第一基板1、前記ガラス基板である第二
基板2、注入口の孔が設けられた第三基板3の3枚を接
合する。この時、表面に試薬が固定された不溶性担体6
を蓄積部4内に封入する。基板の接合方法には、接着剤
による貼り合わせや、陽極接合などの方法がある。例え
ばはCO2 レーザ照射による陽極接合を行えば、接合温
度を低くすることができ、基板への熱の悪影響を抑える
ことができる。
く述べる。試薬は蓄積部の内部に封入される不溶性担体
の表面に固定化されるか、あるいは蓄積部の内部壁面に
直接固定化される。本実施例で使用する試薬は少なくと
も生体関連物質を含有しており、その生体関連物質の選
択は分析すべき物質又は被検体によって決まる。すなわ
ち生体関連物質は被検体に対して生物学的特異性を示す
ものを選択することによって特異的検出が可能となる。
もしくは合成のぺプチド、蛋白質、酵素、糖類、レクチ
ン、ウイルス、細菌、DNAやRNA等の核酸、抗体な
どがある。その中でも臨床的には特に有用な物質として
以下のものが挙げられる。IgG、IgEなどの免疫グ
ロブリン、補体、CRP、フェリチン、α1 又はβ2マ
イクログロブリンなどの血漿蛋白及びそれらの抗体、
α−フェトプロテイン、癌胎児性抗原(CEA)、CA
19−9、CA−125などの腫瘍マーカー及びそれら
の抗体、 黄体化ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン
(FSH)、ヒト繊毛性ゴナドトロビン(hCG)、エ
ストロジェン、インシュリンなどのホルモン類及びそれ
らの抗体、 ウイルス性肝炎関連抗原、HIV、ATL
などのウイルス感染関連物質及びそれらの抗体、 ジフ
テリア菌、ボツリヌス菌、マイコプラズマ、梅毒トレポ
ネーマなどのバクテリア類及びそれらの抗体、 トキソ
プラズマ、トリコモナス、リーシュマニア、トリパノゾ
ーマ、マラリア原虫などの原虫類及びそれらの抗体、
フェニトイン、フェノバルビタールなどの抗てんかん
薬、キニジン、ジコキシニンなどの心血管薬、テオフィ
リンなどの抗喘息薬、クロラムフェニコール、ゲンタマ
イシンなどの抗生物質などの薬物類及びそれらの抗体、
その他酵素、菌体外毒素(ストレプトリジンOなど)及
びそれらの抗体などがあり、検体中の被検出物質と抗原
抗体反応を起こす物質が被検出物質の種類に応じて適宣
選択される。又、抗原抗体反応ではなく、核酸ハイブリ
ダイゼーションを利用する場合には、検査対象となる核
酸の塩基配列に対して相補的な塩基配列を持つ核酸プロ
ーブが用いられる。
を行なうための全体システムの構成を示す図である。上
記説明したカートリッジ100はカートリッジホルダ1
01に装着保持される。なお図では1つのカートリッジ
しか示されていないが、同様のカートリッジを並列に複
数個並べて装着するか、もしくは図6のように測定モジ
ュールをアレイ化したカートリッジを用いることによっ
て、複数の検体を同時あるいは順次に測定することがで
きる。
配列され、それぞれには複数の検体液が収容される。デ
ィスペンサ装置102はピペット105を用いて、各検
体容器104内の検体液をカートリッジ100に順に供
給する。
めの洗浄液を収容し、試薬液容器107は反応試薬液を
収容する。各容器からの流路はバルブ108に接続され
バルブ108でどちらかを選択切替して、選択された液
体がチューブ109を介してカートリッジ100に供給
される。ディスペンサ装置102のピペット105及び
チューブ109は共にカートリッジ100の注入口に接
続できるようになっており、所望の液体がカートリッジ
に供給される。
10が取り付けられ、装着保持されたカートリッジ10
0の蓄積部内の検体液及び試薬を攪拌する作用を有し反
応を促進させる。攪拌は例えばマグネットを利用して磁
性の担体試薬を遠隔運動させたり、超音波によって検体
液に振動を与えることによって行なう。
は、カートリッジ内の蓄積部の温度を精度よくコントロ
ールする必要があるが、そのためにカートリッジ全体は
不図示の恒温ボックス中に保持されている。又、必要に
応じて洗浄水や反応試薬、検体も一定温度に保温させる
よう恒温手段を講じることが好ましい。
られ、カートリッジ装着の際にカートリッジ100の露
出導電パターンと接続される。この電極は駆動/検出回
路111と電気的に接続されており、駆動/検出回路1
11は測定用の光源14、16の駆動、攪拌機110の
駆動、ディスペンサ装置102の駆動、バルブ108の
駆動、カートリッジ内のマイクロポンプの駆動、カート
リッジ内の2つの光学検出素子からの出力の検出を行な
う。コンピュータ112はシステム全体のコントロール
並びに検出結果を基にした検体測定を行なう。抗原抗体
反応や核酸ハイブリダイゼーション反応等を利用して、
呈色反応あるいは蛍光や散乱光などは、レートアッセイ
法やエンドポイント法等の公知の手法で検出及びデータ
処理される。又、予め用意しておいた検量線データと比
較処理も行なわれる。この解析結果はコンピュータ15
6に付属のディスプレイやプリンタ等に出力する。
カートリッジ100のノズルから廃液が吐出されるが、
これは廃液容器113で受けて容器内に廃液を収容す
る。本実施例ではマイクロポンプとして発熱素子を用い
ているので、発熱作用及び気泡発生の圧力作用によって
吐出する廃液は殺菌もしくは減菌されるが、廃液容器1
13内でも熱や紫外線あるいは薬剤などの手段を用いて
廃液に殺菌作用を施せば更に好ましい。
0をディスポザブルとして、1検体の測定毎に新しいも
のに交換するため、システムが簡略化され小型低コスト
の検体測定システムとなっている。又、ディスポザブル
化することでマイクロポンプや感応素子にさほど耐久性
が要求されず、より低コストでカートリッジを供給する
ことができる。
て、サンプル検体中の特定DNAを検出する工程を示
す。
鎖)と特異的にハイブリダイゼーション反応を行う一本
鎖DNAプローブが試薬として蓄積部に固定されるカー
トリッジを用意する。このカートリッジを測定システム
のカートリッジホルダに装着すると、ディスペンサ装置
のピペットが、予め前処理によって一本鎖に編成された
多数のDNAを含む検体液をカートリッジの蓄積部内に
自動的に注入する。
拌手段によってカートリッジの蓄積部中のサンプル液を
撹拌して反応を促進させる。もし検体液中に目的とする
一本鎖DNAが存在すれば、蓄積部に固定化されたDN
Aプローブと特異的にハイブリダイゼーション反応を起
こし2本鎖DNAを生成する。
しなかった一本鎖DNAを除去するために、洗浄液の注
入・排出を行なってB/F分離を行う。
積部に注入し、前記ハイブリダイゼーション反応によっ
て生成された二本鎖DNAを特異的に酵素標識する。
離を行ない過剰の酵素標識プローブを洗い流す。
反応、あるいは蛍光発光や化学発光を示す基質を含む試
薬液を蓄積部に注入して反応させる。
プを作動させて、(工程6)の反応液を流通部に流す。
そして呈色反応あるいは蛍光や化学発光の光を受光素子
で検出して、検出光量から目的のDNA量を定量するこ
とができる。又、レートアッセイ法を用いて検出光量の
時間的変化を測定することにより、より正確に定量でき
る。
ステムによれば以下の効果が得られる。 (1) 測定位置の下流側にマイクロポンプを設けたた
め、検体液に対して変成や損傷を与えることなく測定を
行なうことができ、且つ測定後の廃液に変異圧力や加熱
を与えることによって殺菌作用もしくは減菌作用が得ら
れる。 (2) 安定した流体系が得られ、更には流体制御の制
御応答性も高い。更には流路のデッドスペースが殆ど無
いため使用する検体液が微量で済む。 (3) 廃液の発生量が少なく、且つそれも殺菌又は減
菌されたものであるのでバイオハザード対策等の環境問
題の観点からも好ましい。 (4)半導体製造プロセスを利用してバッチ生産が可能
となり、品質の安定したカートリッジを安価に大量生産
することができる。 (5)受光素子を一体化することにより、光学系のアラ
イメント調整が不要となる。 (6)検体測定機能を集約したカートリッジを安価に供
給して、1検体測定する毎にカートリッジを交換するた
めに流体系の構成が簡略になり、測定システム全体が非
常にコンパクトで信頼性の高いものとなる。
て、サンプル液とシース液によって流通部内にシースフ
ローを生成してサンプル中の個々の微粒子(例えば血球
細胞や染色体など)を順次測定する粒子測定用のカート
リッジの例を説明する。図11はカートリッジの構造を
示す側面図、図12は上方から見た上面図である。
様の半導体製造プロセスを含むマイクロメカニクス技術
によって製造される。カートリッジは第一基板51と第
二基板52とを接合した構成を有し、第一基板51はシ
リコン基板、第二基板52ガラス基板である。第二基板
52の上面には測定する微粒子が浮遊するサンプル液を
受けるサンプル受容部53が形成され、そこにサンプル
管54が接続されている。サンプル管54の先端は流通
部56内に突出している。又、生理食塩水や蒸留水等の
シース液を供給するためにシース液供給口55が設けら
れ流通部56に繋っている。流通部56の先端の出口に
はノズル開口57が形成されるが、先細の形状を有する
ことによって管路抵抗作用を持たせている。ノズル開口
57付近にはマイクロポンプ58が第一基板51上に形
成される。マイクロポンプ58は具体的には先の実施例
と同様の製法によって流通部に発熱素子(あるいは圧電
素子)を取り付けた構成を有し、吐排出を高い周波数で
連続的に行なうことでサンプル液の送液作用が得られ
る。更にマイクロポンプの発熱素子によるサンプル液の
加熱及び加圧を利用して、測定の済んだサンプル液の殺
菌作用もしくは減菌作用を得ており、バイオハザード対
策の観点からも好ましいものとなっている。
体の流れが形成されるが、その際、シースフロー原理に
よってサンプル液がシース的に包まれるようにして細い
流れとなって、サンプル液中の微粒子が流通部内を1個
ずつ順に流れる。
プ58と共にサンプル液中の微粒子の測定を行なうため
の感応素子が設けられる。具体的には光学的に微粒子を
測定するために、第1の光検出素子59、波長選択機能
を持った第1の光学フィルタ60、第2の光検出素子6
1、第2の光学フィルタ62が上記実施例と同様の製法
で形成され、微粒子からの蛍光や散乱光を検出する。光
検出素子には光源より入射する直接光を遮るための光ス
トッパが設けることが好ましい。更には電気的に微粒子
を測定するために、2つの電極63、64が基板上に形
成され両者間の電気インピーダンスを測定するようにな
っている。電気インピーダンスの測定値には主に粒子の
体積情報が含まれている。以上の部材によってサンプル
液中の微粒子を測定する測定部を構成している。なお本
実施例では光学的及び電気的に微粒子を測定する例を示
したが、これに限らず例えば磁気的な手法を用いて測定
するようにしても良い。
イクロポンプの発熱素子58、第1、第2の光検出素子
59、61、電極63、64が接合されるが、これらの
素子には先の実施例と同様にそれぞれ導電パターンが接
続され、この導電パターンの端部74が外部に露出し
て、外部の端子と接触導通できるようになっている。
ジとなってカートリッジを構成している。一方、流通部
7内部を流れる微粒子に向けて測定エネルギである照射
光を与えるための光源ととして、図11のように光源6
5、67がカートリッジとは別に設けられている。光源
14、16は蛍光励起に適した波長の光を生成するもの
が使用され、例えば半導体レーザ等が適している。光源
からの光束を集光するレンズ部66、68は第2の基板
上面に一体的に形成されている。なお光照射部の形態は
これに限らず、先の実施例のように色々なバリエーショ
ンが考えられる。又、図6のような測定モジュールのア
レイ化も容易である。
例を示し、それぞれ側面図、上面図である。この例では
シース液と共にサンプル液も外部から供給され、サンプ
ル管70の一方の端部はカートリッジ外部に露出し、外
部のサンプル供給機構と接続される。又、2つの光学検
出部の両側面には、微粒子への光照射によって側方に発
散する蛍光や散乱光を受光するために光ファイバ70、
71、72、73が埋め込まれ、フォトマルチプライヤ
等の不図示の検出素子に導かれる。又、ノズル開口57
は上方に向けて液滴を吐出するよう上面基板に孔を開け
た構成となっている。その他の構成は上記実施例と同様
である。
を行なうための全体システムの構成を示す図である。上
記説明したカートリッジ100はカートリッジホルダ1
01に装着保持される。なお図では1つのカートリッジ
しか示されていないが、同様のカートリッジを並列に複
数個並べて装着するか、もしくは図6のようにアレイ化
したカートリッジを用いることによって、複数の検体を
同時あるいは順次に測定することができる。
配列され、それぞれには予め前処理(精製処理や試薬と
の反応など)の済んだ複数のサンプル液が収容される。
ディスペンサ装置102はピペット105を用いて、各
検体容器104内の検体液をカートリッジ100に順に
供給する。
のシース液を内部に収容するシース液容器114には、
流量を制御するレギュレータ115を介してチューブ1
09が接続され、チューブ109の先端部はホルダ10
1に装着されたカートリッジ100のシース液供給口に
接続される。レギュレータ115の調整によりシースフ
ローの状態が制御される。
られ、カートリッジ装着の際にカートリッジ100の露
出導電パターンと接続される。この電極は駆動/検出回
路111と電気的に接続されており、駆動/検出回路1
11は光源65、67の駆動、ディスペンサ装置102
の駆動、レギュレータ115の駆動、カートリッジ内の
マイクロポンプの駆動、カートリッジ内の2つの光学検
出素子からの出力の検出、及び2つの電極間の電気イン
ピーダンスの検出を行なう。コンピュータ112はシス
テム全体のコントロール並びに検出結果を基にした粒子
解析を行なう。個々の粒子の測定によって多数の検出デ
ータが得られるが、このデータを用いた粒子の解析方法
として、例えばヒストグラムやサイトグラム等の統計的
手法を用いた様々な解析方法が公知である。解析結果は
コンピュータ112に付属のディスプレイやプリンタ等
に出力する。
カートリッジ100のノズルから廃液が吐出されるが、
これは廃液容器113で受けて容器内に廃液を収容す
る。本実施例ではマイクロポンプとして発熱素子を用い
ているので、発熱作用及び気泡発生の圧力作用によって
吐出する廃液は殺菌もしくは減菌されるが、廃液容器1
13内でも熱や紫外線あるいは薬剤などの手段を用いて
廃液に殺菌作用を施せば更に好ましい。
0をディスポザブルとして、1検体の測定毎に新しいも
のに交換するため、システムが簡略化され小型低コスト
の検体測定システムとなっている。又、ディスポザブル
化することでマイクロポンプや感応素子にさほど耐久性
が要求されず、より低コストでカートリッジを供給する
ことができる。本実施例のカートリッジ及びシステムで
も、先の実施例と同様にさまざまな効果が得られる。
システムの構成を示す。同図において、150はフレー
ム、151はホルダであり、図面はカートリッジ100
がホルダ151に装着された状態を示しており、1検体
測定毎にカートリッジは交換される。カートリッジ10
0は上記説明したいずれかのものとほぼ同様の構造であ
るが、上面に集光レンズ120が形成されている。この
集光レンズ120は球面レンズやフレネルレンズ、ゾー
ンプレートなどが利用できる。152は半導体レーザや
ランプ等の光源、153は光源152からの光を平行光
束に変換するためのレンズ、154はハーフミラー、1
55は集光レンズ、156は受光素子である。
た光はレンズ153で平行光に変換される。この光はハ
ーフミラー154を透過し、カートリッジ100の集光
レンズ120に達する。平行光は集光レンズ120によ
って流路121に集光され、流路のサンプルに集光光が
光照射される。ここで照射によってサンプルから全方位
に発する散乱光や蛍光の内、再び集光レンズ120で集
光されて平行光になりハーフミラー154で反射した成
分はレンズ155で集光され、受光素子156で光電変
換され測定データを得る。受光素子156の手前には不
図示の波長フィルタが配され、目的とする蛍光や散乱光
成分のみを抽出するようになっている。なお、ハーフミ
ラー154の代わりに、照射光波長を透過、目的蛍光波
長を反射するような特性のダイクロイックミラーに置き
換えても良い。
例のシステムを実用化するにあたって、カートリッジを
ホルダ151に装着した際のメカ的な装着位置精度は、
一般には水平方向に数10μm〜数100μm程度であ
る。すると光源152から照射される光束の光軸と、ホ
ルダに装着されたカートリッジの流路121の中心軸と
は前述のメカ的精度分だけ相対的なずれを生じる可能性
がある。この時、仮に照射光が平行光ではないとする
と、図17(b)のようにカートリッジと照射光との相
対ずれに応じて照射光の集光位置が変化してしまう。こ
こでカートリッジの流路121の幅を例えば10μmと
すると、場合によっては集光位置が流路121から外れ
る可能性もあり、集光位置の変化が測定精度に大きく影
響を及ぼすことになる。
に入射する光が平行光であることを特徴とし、この光が
集光レンズ120により流路121の中心位置に集光す
るようになっている。これによって、図17(a)のよ
うに照射光は常に流路121の一定位置に集光されるこ
とになり、カートリッジの装着位置精度に影響を受けな
い。
成を示す。これは先の図16のシステムと類似するが受
光系が異なり、より詳細な測定データを得るようになっ
ている。図16と同一の符号は同一部材を表わし、同一
部材についての説明は省略する。図18において、16
0はグレーティングやプリズム等の分光素子、161は
レンズ、162は分光された各波長成分を個別に受光す
るためのアレイ型受光素子である。先の実施例と同様に
カートリッジのサンプルに光が集光照射されると、サン
プルから蛍光や散乱光が発生する。この内、再び集光レ
ンズ120で集光されて平行光になりハーフミラー15
4で反射した成分は分光素子160で分光され、レンズ
161を介して各波長成分毎に受光素子162で個別に
検出される。こうして得られたデータを基に、より詳細
な解析が可能となる。
成を示す図である。本実施例では、カートリッジ自体に
集光機能と分光機能を持たせたことを特徴とする。図1
9において170は照射光を生成するための光源で、発
光素子やレンズ等を含んでいる。171は光源170か
らの照射光を、ホルダ151に装着されたカートリッジ
100の測定位置に指向するための反射ミラーである。
これら光源170、ミラー171からなる照射系はフレ
ーム150の下部に内蔵されている。又、フレーム15
0の上部にはレンズ161、アレイ型受光素子162か
らなる受光系が設けられている。一方、カートリッジ1
00には屈折率分布型レンズ175、更にその上にはグ
レーティングやプリズム等の分光素子176が設けられ
ている。なお、レンズ175と分光素子176の組を集
光機能と分光機能を兼ね備えるゾーンプレートに置き換
えることもできる。
0のサンプルに対して下方から光照射される。そして発
生する蛍光は屈折率分布型レンズ175で集光され平行
光になり、分光素子176で分光される。この光はカー
トリッジ100の上方のアレイ型受光素子162で各波
長成分毎に受光される。
た位置に発熱素子を有するポンプ手段を設けたため、検
体液に対して変成や損傷を与えることなく且つスムーズ
に測定を行うことができ、且つ測定後に検体液に圧力及
び加熱、特に熱を与えることによって十分な殺菌作用も
しくは滅菌が得られる。
制御の制御応答性も高い。更には流路のデッドスペース
が殆ど無いため使用する検体液が微量で済む。
加熱によって十分に殺菌又は滅菌されたものであるの
で、バイオハザード対策等の環境問題の観点からも本発
明の効果は大きい。特にこのようなバイオハザード対策
をサンプル送り用のポンプ手段自身によって行えるた
め、測定の効率化と装置の簡素化も達成できるものであ
る。
る。
それぞれの上面図である。
る。
る。
る。
面図である。
である。
である。
である。
図である。
ある。
Claims (19)
- 【請求項1】 サンプルを注入する注入口と、前記注入
されたサンプルが流され、途中に測定位置を含む流通部
と、前記流通部の測定位置の下流の流路に実質的に面し
た位置に設けられた発熱素子を有するポンプ手段と、を
有することを特徴とするサンプル測定デバイス。 - 【請求項2】 前記測定位置近傍に感応素子が設けられ
ている請求項1のデバイス。 - 【請求項3】 前記感応素子は流通部の流れ方向に沿っ
て複数個設けられる請求項2のデバイス。 - 【請求項4】 前記感応素子は受光素子であり、該受光
素子に手前に光学フィルタが設けられる請求項3のデバ
イス。 - 【請求項5】 前記測定位置の上に集光作用を有する光
学機能部が形成されている請求項1のデバイス。 - 【請求項6】 前記光学機能部は外部から与えられた平
行光束を、流通部の測定位置に集光する作用を有する請
求項5のデバイス。 - 【請求項7】 前記注入されたサンプルを蓄積する蓄積
部を更に有し、該蓄積部には試薬が封入されている請求
項1のデバイス。 - 【請求項8】 前記試薬は生体関連物質を含む請求項7
のデバイス。 - 【請求項9】 前記サンプルとともにシース液を導入す
る導入口を有し、前記流通部でシースフローを形成する
請求項1のデバイス。 - 【請求項10】 前記流通部が複数並列にアレイ化して
形成されている請求項1のデバイス。 - 【請求項11】 請求項1のデバイスを半導体製造プロ
セスを含む工程によって作成したことを特徴とするサン
プル測定デバイスの製造方法。 - 【請求項12】 前記半導体製造プロセスは、リソグラ
フィを含む方法により基板上にパターンを形成する工程
と、該基板を別の基板と接合する工程を含む請求項11
の製造方法。 - 【請求項13】 サンプル測定のためのカートリッジを
保持する保持機構と、該カートリッジのサンプル測定を
行う測定手段と、を有し、前記カートリッジは、サンプ
ルを注入する注入口と、前記注入されたサンプルが流さ
れ、途中に測定位置を含む流通部と、前記流通部内のサ
ンプルの送り作用を有し、前記流通部の測定位置の下流
の出口付近の流路に実質的に面した位置に設けられた発
熱素子を有するポンプ手段と、を有することを特徴とす
るサンプル測定システム。 - 【請求項14】 前記測定手段は、前記測定位置に測定
エネルギを与える手段を有する請求項13のシステム。 - 【請求項15】 前記測定エネルギは光エネルギを有す
る請求項14のシステム。 - 【請求項16】 前記測定手段は、分光素子と受光素子
を有する請求項15のシステム。 - 【請求項17】 前記測定位置から発する光を受ける受
光素子がカートリッジ内部に設けられる請求項15のシ
ステム。 - 【請求項18】 前記測定位置から発する光を受ける受
光素子がカートリッジ外部に設けられる請求項15のシ
ステム。 - 【請求項19】 前記カートリッジに測定用の平行光束
を与える手段を有し、前記カートリッジには該平行光束
を前記測定位置に集光する光学機能部が設けられる請求
項15のシステム。
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