JP2825324B2 - テレビジョン信号送受信処理装置 - Google Patents
テレビジョン信号送受信処理装置Info
- Publication number
- JP2825324B2 JP2825324B2 JP2183466A JP18346690A JP2825324B2 JP 2825324 B2 JP2825324 B2 JP 2825324B2 JP 2183466 A JP2183466 A JP 2183466A JP 18346690 A JP18346690 A JP 18346690A JP 2825324 B2 JP2825324 B2 JP 2825324B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- output
- gate
- phi
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Color Television Systems (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は画像通信、衛星通信、CATVなどによる画像の
個別配信に用いることのできるテレビジョン信号の信号
処理装置に関するものである。
個別配信に用いることのできるテレビジョン信号の信号
処理装置に関するものである。
従来の技術 従来のテレビジョン信号の伝送方式において、水平走
査線単位あるいはフィールド単位の圧縮伝送を行うよう
にした場合、全ての信号の圧縮伝送を行っているため、
極めて大規模な装置を必要としていた。
査線単位あるいはフィールド単位の圧縮伝送を行うよう
にした場合、全ての信号の圧縮伝送を行っているため、
極めて大規模な装置を必要としていた。
このような問題を解決して、実質的に短い時間でテレ
ビジョン信号を伝送するために、テレビジョン信号を水
平走査線単位に分割し、1つのフィールド中で、ある水
平走査期間の映像信号と1つ前の水平走査期間の映像信
号とを比較し、両者の映像信号の一部または全部が異な
っている部分の映像信号のみを送信するようにした信号
処理方式が先に提案されている。すなわち、特願昭63−
257560号にはその送信処理装置が、また特願昭334488号
にはその受信処理装置が示され、さらに、特願平1−52
271号には上記2件を改良した送受信処理装置が示され
ている。これらの先願の受信側では、Y/C分離したC成
分、および色副搬送波の反転が行われている。
ビジョン信号を伝送するために、テレビジョン信号を水
平走査線単位に分割し、1つのフィールド中で、ある水
平走査期間の映像信号と1つ前の水平走査期間の映像信
号とを比較し、両者の映像信号の一部または全部が異な
っている部分の映像信号のみを送信するようにした信号
処理方式が先に提案されている。すなわち、特願昭63−
257560号にはその送信処理装置が、また特願昭334488号
にはその受信処理装置が示され、さらに、特願平1−52
271号には上記2件を改良した送受信処理装置が示され
ている。これらの先願の受信側では、Y/C分離したC成
分、および色副搬送波の反転が行われている。
発明が解決しようとする課題 上記課題のように、受信側で、Y/C分離したC成分を
反転したり、色副搬送波を反転したりする場合、一部省
略したテレビジョン信号の各水平走査線における信号の
省略状況を判別して反転か否かを決める回路を用いない
と、NTSCの映像信号を復調して色信号を正しく再生する
ことが困難であり、全体のコストアップにつながってい
た。
反転したり、色副搬送波を反転したりする場合、一部省
略したテレビジョン信号の各水平走査線における信号の
省略状況を判別して反転か否かを決める回路を用いない
と、NTSCの映像信号を復調して色信号を正しく再生する
ことが困難であり、全体のコストアップにつながってい
た。
本発明は上記問題を解決するもので、送出側で省略せ
ずに送る信号の差異のあるC成分が受信側のメモリに蓄
えられたときに、それ以前のメモリ内の信号のC成分と
同じ色副搬送波の位相で復調できるか否かを同時に送出
するコード信号により判断できるようにし、コストダウ
ンを図ったテレビジョン信号送受信処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
ずに送る信号の差異のあるC成分が受信側のメモリに蓄
えられたときに、それ以前のメモリ内の信号のC成分と
同じ色副搬送波の位相で復調できるか否かを同時に送出
するコード信号により判断できるようにし、コストダウ
ンを図ったテレビジョン信号送受信処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明のテレビ信号送受
信処理装置は、テレビジョン信号の一部を省略して送受
信するテレビジョン信号送受信処理装置であって、省略
された信号が送出される時、1つ前の水平走査線の信号
と現在の水平走査線の信号を比較して、差異のある信号
部分を取り出して出力する手段と、前記取り出された信
号をY/C分離し、そのC成分を1水平走査線毎に反転し
て送出する手段と、受信側の色復調用の色副搬送波の位
相を水平走査線の帰線期間を除いた部分で反転するか否
かを示すコード信号を、各水平走査線毎に送出する手段
を備えたものである。
信処理装置は、テレビジョン信号の一部を省略して送受
信するテレビジョン信号送受信処理装置であって、省略
された信号が送出される時、1つ前の水平走査線の信号
と現在の水平走査線の信号を比較して、差異のある信号
部分を取り出して出力する手段と、前記取り出された信
号をY/C分離し、そのC成分を1水平走査線毎に反転し
て送出する手段と、受信側の色復調用の色副搬送波の位
相を水平走査線の帰線期間を除いた部分で反転するか否
かを示すコード信号を、各水平走査線毎に送出する手段
を備えたものである。
作用 上記構成により、送信側で省略せずに送る信号中で、
差異のある信号部分をY/C分離し、このC成分を1水平
走査線毎に反転して送出し、しかも、受信側で色復調用
の色副搬送波の位相を反転するか否かを示すコード信号
を各水平走査線毎に付加して送出するので、受信側のメ
モリに前記C成分が蓄えられるときに、それ以前のメモ
リ内の信号のC成分と同じ色副搬送波の位相で復調でき
るか否かを容易に判断でき、1つ前の水平走査線の映像
信号か現在の水平走査線の映像信号かの区別をせずに、
同一の位相の色副搬送波で復調できる。
差異のある信号部分をY/C分離し、このC成分を1水平
走査線毎に反転して送出し、しかも、受信側で色復調用
の色副搬送波の位相を反転するか否かを示すコード信号
を各水平走査線毎に付加して送出するので、受信側のメ
モリに前記C成分が蓄えられるときに、それ以前のメモ
リ内の信号のC成分と同じ色副搬送波の位相で復調でき
るか否かを容易に判断でき、1つ前の水平走査線の映像
信号か現在の水平走査線の映像信号かの区別をせずに、
同一の位相の色副搬送波で復調できる。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例のテレビジョン信号送受信
処理装置における送信側の信号処理装置を示すブロック
図である。第1図において、1はNTSC系カラーテレビジ
ョンの信号源、2はこのカラーテレビジョン信号から同
期信号HD,VDおよび色副搬送波fscを再生する同期再生回
路であり、これらの再生信号はタイミング制御・送出制
御回路5に入力される。3はカラーテレビジョン信号の
1ライン分の映像信号を記憶するラインメモリであり、
A/D変換を行って、デジタル信号で記憶する。ラインメ
モリのクロックとしては、色副搬送波fscの4倍の4fsc
またはそれと同期したクロックを使う。信号源1の出力
Φ1とラインメモリ3の出力のΦ3との関係は、第3図
に示すように、1Hずつずれている。o,p,q,r,sは1フィ
ールド中の適当な水平走査線を表わすが、以下の説明で
は、Qを帰線期間の終り、すなわち、21H目とし、pは2
2H目とする。
処理装置における送信側の信号処理装置を示すブロック
図である。第1図において、1はNTSC系カラーテレビジ
ョンの信号源、2はこのカラーテレビジョン信号から同
期信号HD,VDおよび色副搬送波fscを再生する同期再生回
路であり、これらの再生信号はタイミング制御・送出制
御回路5に入力される。3はカラーテレビジョン信号の
1ライン分の映像信号を記憶するラインメモリであり、
A/D変換を行って、デジタル信号で記憶する。ラインメ
モリのクロックとしては、色副搬送波fscの4倍の4fsc
またはそれと同期したクロックを使う。信号源1の出力
Φ1とラインメモリ3の出力のΦ3との関係は、第3図
に示すように、1Hずつずれている。o,p,q,r,sは1フィ
ールド中の適当な水平走査線を表わすが、以下の説明で
は、Qを帰線期間の終り、すなわち、21H目とし、pは2
2H目とする。
4は比較器で、信号源1の出力Φ1をA/D変換した信
号とラインメモリ3の出力Φ3とを比較し、両者が一致
するときに、たとえば高レベルの信号を出力する。比較
器4の出力は4fscの1クロック分ずつの刻みで変化する
が、タイミング制御・送出制御回路5では、狭い区間の
一致信号は無視し、長い区間の一致信号を用いてANDゲ
ート8を制御する。たとえば、第4図に示すように、pH
目とqH目のtq4〜tq5以外の区間では常に一致出力が出て
おり、tq4〜tq5の区間では短い幅の一致出力が出ている
が、残りが不一致出力であるような場合、このtq4〜tq5
の区間では、タイミング制御・送出制御回路5からAND
ゲート8へ高レベルの信号が供給され、信号源1の出力
がANDゲート8の出力となってバッファメモリ7Aおよび7
Bへ供給される。すなわち、第3図に示す差異信号Φ8
の信号がこれであって、この差異信号Φ8は第4図で一
つ前のH(pH)と今のH(qH)との差異の部分のtq4〜t
q5区間について、qHの信号をANDゲート8の出力として
取り出していることになり、この信号は第3図の差異信
号Φ8の中のC2の部分に相当する。この場合、tq4〜tq5
区間の中に一致している部分を少し含めてもよい。ま
た、狭い区間の一致信号は無視されているが、それ以外
も必要に応じて含めてもよい。同様に、qH目とrH目およ
びrH目とsH目を比較し、差異のある部分のみを、または
若干の一致部分も含めて取り出すと、第3図に示す差異
信号Φ8の中のC3およびC4となる。以下同様に1Hずつ比
較し、差のある部分のみ、ANDゲート8を通過させる。
この制御は比較器4の出力と同期再生回路2の出力を用
いて、タイミング制御・送出制御回路5により行う。な
お、狭い区間の一致信号を無視するためには、第1図に
示すANDゲート8の入力側に遅延回路を設け、タイミン
グ制御・送出制御回路5の出力のゲートパルスと位相合
わせをする必要があるのは云うまでもない。同期信号カ
ラーバースト信号も同じように遅延させることも当然で
ある。
号とラインメモリ3の出力Φ3とを比較し、両者が一致
するときに、たとえば高レベルの信号を出力する。比較
器4の出力は4fscの1クロック分ずつの刻みで変化する
が、タイミング制御・送出制御回路5では、狭い区間の
一致信号は無視し、長い区間の一致信号を用いてANDゲ
ート8を制御する。たとえば、第4図に示すように、pH
目とqH目のtq4〜tq5以外の区間では常に一致出力が出て
おり、tq4〜tq5の区間では短い幅の一致出力が出ている
が、残りが不一致出力であるような場合、このtq4〜tq5
の区間では、タイミング制御・送出制御回路5からAND
ゲート8へ高レベルの信号が供給され、信号源1の出力
がANDゲート8の出力となってバッファメモリ7Aおよび7
Bへ供給される。すなわち、第3図に示す差異信号Φ8
の信号がこれであって、この差異信号Φ8は第4図で一
つ前のH(pH)と今のH(qH)との差異の部分のtq4〜t
q5区間について、qHの信号をANDゲート8の出力として
取り出していることになり、この信号は第3図の差異信
号Φ8の中のC2の部分に相当する。この場合、tq4〜tq5
区間の中に一致している部分を少し含めてもよい。ま
た、狭い区間の一致信号は無視されているが、それ以外
も必要に応じて含めてもよい。同様に、qH目とrH目およ
びrH目とsH目を比較し、差異のある部分のみを、または
若干の一致部分も含めて取り出すと、第3図に示す差異
信号Φ8の中のC3およびC4となる。以下同様に1Hずつ比
較し、差のある部分のみ、ANDゲート8を通過させる。
この制御は比較器4の出力と同期再生回路2の出力を用
いて、タイミング制御・送出制御回路5により行う。な
お、狭い区間の一致信号を無視するためには、第1図に
示すANDゲート8の入力側に遅延回路を設け、タイミン
グ制御・送出制御回路5の出力のゲートパルスと位相合
わせをする必要があるのは云うまでもない。同期信号カ
ラーバースト信号も同じように遅延させることも当然で
ある。
ANDゲート8の出力はANDゲート9Aおよび9Bへ入力され
る。pH,rH(22H,24H…偶数H)のときの差異信号Φ8は
ANDゲート9Aを介し、さらに適宜A/D変換されてバッファ
メモリ7Aに蓄えられ、oH,qH,sH(21H,23H,25H…奇数
H)のときの差異信号Φ8はANDゲート9Bを介し、さら
に適宜A/D変換されてバッファメモリ7Bに蓄えられる。
すなわち、ANDゲート9Aと反転器9Rを介したANDゲート9B
とはタイミング制御・送出制御回路5の出力により制御
され、タイミング制御・送出制御回路5の出力が偶数H
では高いレベルとなってANDゲート9Aを導通させ、奇数
Hでは低レベルとなってANDゲート9Bを導通させる。し
たがって、バッファメモリ7Aは偶数Hのときには書込モ
ード、奇数Hのときには読出しモードとなり、バッファ
メモリ7Bは逆になるようにタイミング制御・送出制御回
路5の出力で制御される。
る。pH,rH(22H,24H…偶数H)のときの差異信号Φ8は
ANDゲート9Aを介し、さらに適宜A/D変換されてバッファ
メモリ7Aに蓄えられ、oH,qH,sH(21H,23H,25H…奇数
H)のときの差異信号Φ8はANDゲート9Bを介し、さら
に適宜A/D変換されてバッファメモリ7Bに蓄えられる。
すなわち、ANDゲート9Aと反転器9Rを介したANDゲート9B
とはタイミング制御・送出制御回路5の出力により制御
され、タイミング制御・送出制御回路5の出力が偶数H
では高いレベルとなってANDゲート9Aを導通させ、奇数
Hでは低レベルとなってANDゲート9Bを導通させる。し
たがって、バッファメモリ7Aは偶数Hのときには書込モ
ード、奇数Hのときには読出しモードとなり、バッファ
メモリ7Bは逆になるようにタイミング制御・送出制御回
路5の出力で制御される。
いま、バッファメモリ7Bへの書込みを考える。第4図
のΦ101,Φ102はpH目、qH目の信号であり、qHの時刻
に、Φ101とΦ102(第3図のΦ1のA2とΦ3のA1に相
当)を比較し、tq4〜tq5区間の部分で差があると比較器
4で判定したとき、tq4〜tq5区間の部分の信号、すなわ
ち第3図の差異信号Φ8の中のC2を、Φ102に示されて
いるタイミングで、バッファメモリ7Bに書込む。バッフ
ァメモリ7Bを1ラインの長さのメモリとし、アドレスは
列方向のみとすると、1ラインのメモリの後半(第4図
のΦ102のtq4〜tq5区間の位置に対応するアドレス)に
書込まれる。この書込み位置はタイミング制御・送出制
御回路5で記憶しておき、時刻rHで、第3図の処理信号
出力Φ11のようにq′Hの信号として読み出す。すなわ
ち、第3図のように、pHのA1の信号のqHのA0とすべて異
なるとき、ANDゲート8の出力はC1=A1となり、信号源
1の出力がそのままバッファメモリ7Aに記憶され、1H遅
れて時刻qHに第3図の処理信号出力Φ11のp′Hの信号
として読み出される。すなわち、1H全体に前のHと信号
が異なれば、Φ1とΦ11に示されるように、1H遅れてOR
ゲート10から信号が出力される。第3図の処理信号出力
Φ11のp′H,q′H,r′HはΦ1より1H分遅れていること
を示す。時刻qHに、バッファメモリ7Bに記憶された信号
は第4図のΦ202またはΦ202′のtq4〜tq5区間のタイミ
ングで読み出されるが、バッファメモリ7Bからの読出し
タイミングは任意である。tq4〜tq5区間の信号C2が元の
qHの信号A2の中のどの位置かを示すコード信号を、タイ
ミング制御・送出制御回路5により制御されるコード信
号形成回路6で発生させ、第4図のtq1〜tq3区間の間
に、水平同期パルス、カラーバーストとともに挿入すれ
ば、受信側において、これを検出し、正規のタイミング
で読み出し、処理信号出力Φ11のA1とC2から出力Φ21の
A2を合成することは容易である。以下同様の動作を奇数
ラインと偶数ラインについて交互に行ない送出すれば第
3図の処理信号出力Φ11が得られる。バッファメモリ7A
にはC1(=A1)C3,…が記憶され、バッファメモリ7Bに
はC2,C4…が記憶されることはすでに述べた。
のΦ101,Φ102はpH目、qH目の信号であり、qHの時刻
に、Φ101とΦ102(第3図のΦ1のA2とΦ3のA1に相
当)を比較し、tq4〜tq5区間の部分で差があると比較器
4で判定したとき、tq4〜tq5区間の部分の信号、すなわ
ち第3図の差異信号Φ8の中のC2を、Φ102に示されて
いるタイミングで、バッファメモリ7Bに書込む。バッフ
ァメモリ7Bを1ラインの長さのメモリとし、アドレスは
列方向のみとすると、1ラインのメモリの後半(第4図
のΦ102のtq4〜tq5区間の位置に対応するアドレス)に
書込まれる。この書込み位置はタイミング制御・送出制
御回路5で記憶しておき、時刻rHで、第3図の処理信号
出力Φ11のようにq′Hの信号として読み出す。すなわ
ち、第3図のように、pHのA1の信号のqHのA0とすべて異
なるとき、ANDゲート8の出力はC1=A1となり、信号源
1の出力がそのままバッファメモリ7Aに記憶され、1H遅
れて時刻qHに第3図の処理信号出力Φ11のp′Hの信号
として読み出される。すなわち、1H全体に前のHと信号
が異なれば、Φ1とΦ11に示されるように、1H遅れてOR
ゲート10から信号が出力される。第3図の処理信号出力
Φ11のp′H,q′H,r′HはΦ1より1H分遅れていること
を示す。時刻qHに、バッファメモリ7Bに記憶された信号
は第4図のΦ202またはΦ202′のtq4〜tq5区間のタイミ
ングで読み出されるが、バッファメモリ7Bからの読出し
タイミングは任意である。tq4〜tq5区間の信号C2が元の
qHの信号A2の中のどの位置かを示すコード信号を、タイ
ミング制御・送出制御回路5により制御されるコード信
号形成回路6で発生させ、第4図のtq1〜tq3区間の間
に、水平同期パルス、カラーバーストとともに挿入すれ
ば、受信側において、これを検出し、正規のタイミング
で読み出し、処理信号出力Φ11のA1とC2から出力Φ21の
A2を合成することは容易である。以下同様の動作を奇数
ラインと偶数ラインについて交互に行ない送出すれば第
3図の処理信号出力Φ11が得られる。バッファメモリ7A
にはC1(=A1)C3,…が記憶され、バッファメモリ7Bに
はC2,C4…が記憶されることはすでに述べた。
さらに、第3図の処理信号出力Φ11の形成について補
足説明する。時刻rHでは、ラインメモリ3の出力Φ3の
A2と、信号源1の出力Φ1のA3を比較し、差異のある部
分について、ANDゲート8を介してA3の該当部分C3をバ
ッファメモリ7Aへ記憶させ、その間にq′Hの信号C2を
バッファメモリ7BからORゲート10を通して出力する。な
お、第3図では、第4図のtq0〜tq3区間である水平の帰
線期間についての表示は省いてある。時刻sHでは、ライ
ンメモリ3の出力Φ3のA3と信号源1の出力Φ1のA4を
比較し、差異のある部分(または一致する部分も若干含
めて)について、ANDゲート8を介してA4の該当部分C4
をメモリ7Bへ記憶させ、その間にr′Hの信号をC3をバ
ッファメモリ7BからORゲート10を通して出力する。以降
これを繰返す。このように、ORゲート10はバッファメモ
リ7Aあるいは7Bの出力を通過させ、このORゲート10の出
力に対して、同期再生回路2で再生した同期信号および
カラーバースト信号とコード信号形成回路6で作成した
コード信号とが混合回路19で混合されて、ORゲート26を
通して加えられる。この場合、バッファメモリ7Aと7Bに
は送出すべき信号がすべて記憶されているので、垂直帰
線期間の信号のみを以下のように追加する。すなわち、
ラインメモリ3の出力を遅延回路24で遅延させ、D/A変
換器25でD/A変換し、ANDゲート22、ORゲート23を介し、
タイミング制御・送出制御回路5からの制御信号により
ANDゲート21を遮断しかつ反転器20の出力を高レベルと
してANDゲート22を導通させることにより、垂直帰線期
間の信号のみをバッファメモリ7Aと7Bから送出される信
号に加えている。ここで、21,22,23はアナログゲート、
10は8ビットのデジタル信号を扱うゲートで、たとえば
2入力ORゲート8個より成り立っている。
足説明する。時刻rHでは、ラインメモリ3の出力Φ3の
A2と、信号源1の出力Φ1のA3を比較し、差異のある部
分について、ANDゲート8を介してA3の該当部分C3をバ
ッファメモリ7Aへ記憶させ、その間にq′Hの信号C2を
バッファメモリ7BからORゲート10を通して出力する。な
お、第3図では、第4図のtq0〜tq3区間である水平の帰
線期間についての表示は省いてある。時刻sHでは、ライ
ンメモリ3の出力Φ3のA3と信号源1の出力Φ1のA4を
比較し、差異のある部分(または一致する部分も若干含
めて)について、ANDゲート8を介してA4の該当部分C4
をメモリ7Bへ記憶させ、その間にr′Hの信号をC3をバ
ッファメモリ7BからORゲート10を通して出力する。以降
これを繰返す。このように、ORゲート10はバッファメモ
リ7Aあるいは7Bの出力を通過させ、このORゲート10の出
力に対して、同期再生回路2で再生した同期信号および
カラーバースト信号とコード信号形成回路6で作成した
コード信号とが混合回路19で混合されて、ORゲート26を
通して加えられる。この場合、バッファメモリ7Aと7Bに
は送出すべき信号がすべて記憶されているので、垂直帰
線期間の信号のみを以下のように追加する。すなわち、
ラインメモリ3の出力を遅延回路24で遅延させ、D/A変
換器25でD/A変換し、ANDゲート22、ORゲート23を介し、
タイミング制御・送出制御回路5からの制御信号により
ANDゲート21を遮断しかつ反転器20の出力を高レベルと
してANDゲート22を導通させることにより、垂直帰線期
間の信号のみをバッファメモリ7Aと7Bから送出される信
号に加えている。ここで、21,22,23はアナログゲート、
10は8ビットのデジタル信号を扱うゲートで、たとえば
2入力ORゲート8個より成り立っている。
次に、ORゲート10から出力される処理信号出力Φ11に
ついて説明する。ここで、同期信号、カラーバースト信
号は前述のように同期再生回路2の出力として入力Φ1
の中の該当部分がORゲート26を通してそのままΦ11に加
えられる。第3図において、p′Hは1H遅れているの
で、p′HのC成分はΦ1のA2の始めのバーストの位相
(色副搬送波の位相)とは180゜ずれている。したがっ
て、Φ11のp′Hの前にコード信号として色副搬送波の
位相反転を示すコード(以下xと記す)を1として挿入
し、順次q′Hではx=0、r′Hではx=1として送
出する。一方、C2の成分は受信側ではΦ21のA2とC2のよ
うに、A1の信号と同じHに読み出される。すなわち、C2
のC成分は一つ前のp′HのC成分に対して逆位相にな
っている。したがって、送出時に、C2のC成分を反転し
ておけば、受信側ではp′HのC成分とC2のC成分(反
転したもの)を同一の色副搬送波で復調できる。r′H
のC3はそのまま、s′HのC4は反転という具合に、反転
と非反転を交互に行って出力すればよい。そこで、処理
信号出力Φ11をD/A変換器11でD/A変換し、Y/C分離回路1
2でY/C分離し、C成分反転回路13でC成分を反転し、AN
Dゲート16,17とORゲート18を用い、タイミング制御・送
出制御回路5から出力される制御信号に基づき、ANDゲ
ート16を導通させ、かつ反転器15を介してANDゲート17
を遮断して、反転器13から出力される反転したC成分を
ORゲート18に入力するか、あるいは反転器15を介してAN
Dゲート17を導通させ、かつANDゲート16を遮断して、反
転器13に入力される前の反転していないC成分をORゲー
ト18に入力する。ORゲート18の出力とY/C分離回路12の
もう一方の出力をY,C合成回路14で合成して位相を合致
させ、映像信号を形成してANDゲート21に入力する。AND
ゲート21は前述のようにタイミング制御・送出制御回路
5により制御され、垂直帰線期間のみを遮断され、それ
以外は導通し、ORゲート10の処理信号出力Φ11を12〜18
の回路で処理した信号を通過させる。27は、クランプ回
路である。
ついて説明する。ここで、同期信号、カラーバースト信
号は前述のように同期再生回路2の出力として入力Φ1
の中の該当部分がORゲート26を通してそのままΦ11に加
えられる。第3図において、p′Hは1H遅れているの
で、p′HのC成分はΦ1のA2の始めのバーストの位相
(色副搬送波の位相)とは180゜ずれている。したがっ
て、Φ11のp′Hの前にコード信号として色副搬送波の
位相反転を示すコード(以下xと記す)を1として挿入
し、順次q′Hではx=0、r′Hではx=1として送
出する。一方、C2の成分は受信側ではΦ21のA2とC2のよ
うに、A1の信号と同じHに読み出される。すなわち、C2
のC成分は一つ前のp′HのC成分に対して逆位相にな
っている。したがって、送出時に、C2のC成分を反転し
ておけば、受信側ではp′HのC成分とC2のC成分(反
転したもの)を同一の色副搬送波で復調できる。r′H
のC3はそのまま、s′HのC4は反転という具合に、反転
と非反転を交互に行って出力すればよい。そこで、処理
信号出力Φ11をD/A変換器11でD/A変換し、Y/C分離回路1
2でY/C分離し、C成分反転回路13でC成分を反転し、AN
Dゲート16,17とORゲート18を用い、タイミング制御・送
出制御回路5から出力される制御信号に基づき、ANDゲ
ート16を導通させ、かつ反転器15を介してANDゲート17
を遮断して、反転器13から出力される反転したC成分を
ORゲート18に入力するか、あるいは反転器15を介してAN
Dゲート17を導通させ、かつANDゲート16を遮断して、反
転器13に入力される前の反転していないC成分をORゲー
ト18に入力する。ORゲート18の出力とY/C分離回路12の
もう一方の出力をY,C合成回路14で合成して位相を合致
させ、映像信号を形成してANDゲート21に入力する。AND
ゲート21は前述のようにタイミング制御・送出制御回路
5により制御され、垂直帰線期間のみを遮断され、それ
以外は導通し、ORゲート10の処理信号出力Φ11を12〜18
の回路で処理した信号を通過させる。27は、クランプ回
路である。
次にコード信号形成回路6で作成されるコード信号に
ついて説明する。このコード信号は第5図に示されてい
る。この場合、第4図のΦ202′のように、tq4〜tq5区
間の信号の位置を移動させてもよく、この距離を毎H変
化させてもよい。Φ201のtq3とtq4の距離を示すコード
信号a0〜a9の10ビットと、tq3とtq3の距離を示すコード
信号b0〜b9の10ビットに加えて、Φ′202のtq4〜tq5区
間を移動させた後のtq3〜tq4区間の距離を示すコード信
号C0〜C5の6ビットおよび色副搬送波を反転するか否か
を示すコード信号xを第5図のように配列し、第4図t
q1〜tq2区間の間に送出する。tn9の次の1ビットはいわ
ゆるスタートビットである。上記説明において、ビット
x以外は、先に提案された特願昭63−257560号に開示さ
れたものと同じである。
ついて説明する。このコード信号は第5図に示されてい
る。この場合、第4図のΦ202′のように、tq4〜tq5区
間の信号の位置を移動させてもよく、この距離を毎H変
化させてもよい。Φ201のtq3とtq4の距離を示すコード
信号a0〜a9の10ビットと、tq3とtq3の距離を示すコード
信号b0〜b9の10ビットに加えて、Φ′202のtq4〜tq5区
間を移動させた後のtq3〜tq4区間の距離を示すコード信
号C0〜C5の6ビットおよび色副搬送波を反転するか否か
を示すコード信号xを第5図のように配列し、第4図t
q1〜tq2区間の間に送出する。tn9の次の1ビットはいわ
ゆるスタートビットである。上記説明において、ビット
x以外は、先に提案された特願昭63−257560号に開示さ
れたものと同じである。
第2図は本発明の一実施例のテレビジョン信号送受信
処理装置における受信側の信号処理装置のブロック図で
ある。第2図において、101は映像検波回路、102は検波
出力をA/D変換するA/D変換器、103は検波出力から同期
信号を分離する同期分離回路、104は検波出力から色副
搬送波(fsc)を再生するfsc再生回路で、4fscも形成す
る。105は1ライン分の映像信号を記憶するラインメモ
リで、フレームあるいはフィールドメモリでもよい。10
6,107はA/D変換器102の出力を記憶するバッファメモリ
A,Bで、ともに1ライン分(8ビットゆえ、同じものが
8個あるが、1個についてのみ図示し、説明も1個につ
いて述べる)の容量を有する。108は同期分離回路103、
fsc再生回路104の出力が入力される制御ロジックで、MP
Uを内蔵する。109はA/D変換器102の出力が入力されるデ
ータ処理回路で、第5図のa0〜a9,b0〜b9,c0〜c5,xの27
ビットを抜取り、制御ロジック108へ入力する。110はメ
モリ105,106,107への書込みを制御する書込み制御回
路、111は、メモリ105,106,107からの読出しを制御する
読出し制御回路である。
処理装置における受信側の信号処理装置のブロック図で
ある。第2図において、101は映像検波回路、102は検波
出力をA/D変換するA/D変換器、103は検波出力から同期
信号を分離する同期分離回路、104は検波出力から色副
搬送波(fsc)を再生するfsc再生回路で、4fscも形成す
る。105は1ライン分の映像信号を記憶するラインメモ
リで、フレームあるいはフィールドメモリでもよい。10
6,107はA/D変換器102の出力を記憶するバッファメモリ
A,Bで、ともに1ライン分(8ビットゆえ、同じものが
8個あるが、1個についてのみ図示し、説明も1個につ
いて述べる)の容量を有する。108は同期分離回路103、
fsc再生回路104の出力が入力される制御ロジックで、MP
Uを内蔵する。109はA/D変換器102の出力が入力されるデ
ータ処理回路で、第5図のa0〜a9,b0〜b9,c0〜c5,xの27
ビットを抜取り、制御ロジック108へ入力する。110はメ
モリ105,106,107への書込みを制御する書込み制御回
路、111は、メモリ105,106,107からの読出しを制御する
読出し制御回路である。
第3図の処理信号出力Φ11のp′Hの信号を受信する
と、A/D変換器102の出力はまずバッファメモリA106に書
き込まれる。このとき、前のHと全く異なる信号とし
て、1H分全部の映像信号がバッファメモリA106に書き込
まれる。次に、q′Hの信号を受信したとき、バッファ
メモリB107にq′Hの信号すなわちC′2のみが書き込
まれる。この書込み切替は、制御ロジック108がデータ
処理回路109の出力中のa0〜a9,b0〜b9,c0〜c5を判断し
て処理することにより行われる。一方、q′Hの信号を
受信中に、バッファメモリA106からp′Hの信号(第3
図のΦ1のA1)を読み出す。バッファメモリA106の出力
はANDゲート116、ORゲート118を通り、さらにANDゲート
113、ORゲート114を通ってD/A変換器120に入力される。
読出し制御回路111からは第3図のΦ1のA3の期間、す
なわち第3図のΦ21のA1の期間は、反転器119の出力を
低レベルにする信号と反転器115の出力を高レベルにす
る信号が出力され、したがって、ORゲート114の出力、
すなわちバッファメモリA106の出力がラインメモリ105
に書込まれ、同時にラインメモリ105の出力はANDゲート
112が遮断されているため、出力されない。そして、Φ
21の信号A1は、バッファメモリA106を通っているので、
1H遅れている。したがって、これを色復調するfscは、
Φ21のA0の1H間の位相でなければならない。ところが送
出側では、前述のように、p′Hの始めのコード信号
(第4図のtq1〜tq2区間の部分)の中のxはx=1であ
り、反転を指示している。この反転はΦ21のA0の1Hのfs
cを反転することであるから、Φ21のA1の1H間は反転不
要である。したがって受信側では、Φ21のA1,A3…につ
いてはfscを反転しなくてもよい。すなわち、受信側で
はx=1なら反転しなくてもよい。しかし、遅延量が2H
または偶数Hなら反転しなくてはならない。
と、A/D変換器102の出力はまずバッファメモリA106に書
き込まれる。このとき、前のHと全く異なる信号とし
て、1H分全部の映像信号がバッファメモリA106に書き込
まれる。次に、q′Hの信号を受信したとき、バッファ
メモリB107にq′Hの信号すなわちC′2のみが書き込
まれる。この書込み切替は、制御ロジック108がデータ
処理回路109の出力中のa0〜a9,b0〜b9,c0〜c5を判断し
て処理することにより行われる。一方、q′Hの信号を
受信中に、バッファメモリA106からp′Hの信号(第3
図のΦ1のA1)を読み出す。バッファメモリA106の出力
はANDゲート116、ORゲート118を通り、さらにANDゲート
113、ORゲート114を通ってD/A変換器120に入力される。
読出し制御回路111からは第3図のΦ1のA3の期間、す
なわち第3図のΦ21のA1の期間は、反転器119の出力を
低レベルにする信号と反転器115の出力を高レベルにす
る信号が出力され、したがって、ORゲート114の出力、
すなわちバッファメモリA106の出力がラインメモリ105
に書込まれ、同時にラインメモリ105の出力はANDゲート
112が遮断されているため、出力されない。そして、Φ
21の信号A1は、バッファメモリA106を通っているので、
1H遅れている。したがって、これを色復調するfscは、
Φ21のA0の1H間の位相でなければならない。ところが送
出側では、前述のように、p′Hの始めのコード信号
(第4図のtq1〜tq2区間の部分)の中のxはx=1であ
り、反転を指示している。この反転はΦ21のA0の1Hのfs
cを反転することであるから、Φ21のA1の1H間は反転不
要である。したがって受信側では、Φ21のA1,A3…につ
いてはfscを反転しなくてもよい。すなわち、受信側で
はx=1なら反転しなくてもよい。しかし、遅延量が2H
または偶数Hなら反転しなくてはならない。
次に、処理信号出力Φ11のr′Hを受信するときは、
バッファメモリA106に書き込み、バッファメモリB107か
らq′Hを読み出す。q′HはC2の部分のみであるの
で、それ以外は、ラインメモリ105に記憶されているA1
の信号を読み出す。すなわち、ANDゲート116は遮断、AN
Dゲート117は導通し、差異信号Φ8のC2が存在していた
位相で、バッファメモリB107からC2を読み出す。これ
は、コード信号a0〜a9,b0〜b9により判断できる。Φ11
のC2の位置が第4図のtq3から始まっていないときは、C
0〜C5を用いて判定し、Φ21のC2の位相で、バッファメ
モリB107からC2を読み出し、送出側のΦ1と同じA2の信
号を形成する。すなわち、C2をバッファメモリB107から
読み出す期間のみ、ANDゲート113を導通し、ANDゲート1
12を遮断し、ORゲート114の出力にバッファメモリB107
中のC2の信号が出力され、この信号はラインメモリ105
に書き込まれる。したがって、Φ21のA2の信号と同じも
のが、ラインメモリ105に記憶される。以下これを繰り
返す。前述のごとく、q′Hの始めにはx=0のコード
信号があるので、Φ21のA2(q′H)の信号を色復調す
るときはfscとして、逆相のものを使えばよい。すなわ
ち、第2図でANDゲート123へfsc正相を入力し、ANDゲー
ト124へfscの逆相を入力し、制御ロジック108でx=0
か1かを判定し、x=1なら、制御ロジック108が高レ
ベルの信号を出力し、ANDゲート123を導通させて、AND
ゲート124を遮断し、正相のfscをORゲート125へ入力
し、x=0なら、制御ロジック108が低レベルの信号を
出力し、反転器126を介してANDゲート124を導通させ、f
scを反転器127で反転した逆相のfscをORゲート125へ入
力する。したがって、ORゲート114の出力をD/A変換器12
0でD/A変換した出力を、色復調回路121でORゲート125の
出力を用いて色復調すれば、正しいR.G.Bの信号が得ら
れ、受信管122に加えられる。ここで、123,124,125はア
ナログゲートであり、ANDゲート125の出力の位相と、D/
A変換器120の出力の色(C)成分の位相を性格に合わ
せ、ORゲート125の出力がfscの逆相か、正相かだけを、
制御ロジック108の出力、すなわち、コード信号xによ
り切換える必要があるが、これらは公知の技術により容
易に達成できる。第2図から明らかなように、先に提案
された特願昭63−334488号および特願平1−52271号に
開示されたものとの差は、ゲート123〜127と色復調器12
1および当然ながらコード信号xを検出する制御ロジッ
ク108の機能にある。
バッファメモリA106に書き込み、バッファメモリB107か
らq′Hを読み出す。q′HはC2の部分のみであるの
で、それ以外は、ラインメモリ105に記憶されているA1
の信号を読み出す。すなわち、ANDゲート116は遮断、AN
Dゲート117は導通し、差異信号Φ8のC2が存在していた
位相で、バッファメモリB107からC2を読み出す。これ
は、コード信号a0〜a9,b0〜b9により判断できる。Φ11
のC2の位置が第4図のtq3から始まっていないときは、C
0〜C5を用いて判定し、Φ21のC2の位相で、バッファメ
モリB107からC2を読み出し、送出側のΦ1と同じA2の信
号を形成する。すなわち、C2をバッファメモリB107から
読み出す期間のみ、ANDゲート113を導通し、ANDゲート1
12を遮断し、ORゲート114の出力にバッファメモリB107
中のC2の信号が出力され、この信号はラインメモリ105
に書き込まれる。したがって、Φ21のA2の信号と同じも
のが、ラインメモリ105に記憶される。以下これを繰り
返す。前述のごとく、q′Hの始めにはx=0のコード
信号があるので、Φ21のA2(q′H)の信号を色復調す
るときはfscとして、逆相のものを使えばよい。すなわ
ち、第2図でANDゲート123へfsc正相を入力し、ANDゲー
ト124へfscの逆相を入力し、制御ロジック108でx=0
か1かを判定し、x=1なら、制御ロジック108が高レ
ベルの信号を出力し、ANDゲート123を導通させて、AND
ゲート124を遮断し、正相のfscをORゲート125へ入力
し、x=0なら、制御ロジック108が低レベルの信号を
出力し、反転器126を介してANDゲート124を導通させ、f
scを反転器127で反転した逆相のfscをORゲート125へ入
力する。したがって、ORゲート114の出力をD/A変換器12
0でD/A変換した出力を、色復調回路121でORゲート125の
出力を用いて色復調すれば、正しいR.G.Bの信号が得ら
れ、受信管122に加えられる。ここで、123,124,125はア
ナログゲートであり、ANDゲート125の出力の位相と、D/
A変換器120の出力の色(C)成分の位相を性格に合わ
せ、ORゲート125の出力がfscの逆相か、正相かだけを、
制御ロジック108の出力、すなわち、コード信号xによ
り切換える必要があるが、これらは公知の技術により容
易に達成できる。第2図から明らかなように、先に提案
された特願昭63−334488号および特願平1−52271号に
開示されたものとの差は、ゲート123〜127と色復調器12
1および当然ながらコード信号xを検出する制御ロジッ
ク108の機能にある。
以上のように、構成すれば、受信側では、コード信号
xを検出して色副搬送波fscの位相を正相と逆相のいず
れかに設定するだけでよい。
xを検出して色副搬送波fscの位相を正相と逆相のいず
れかに設定するだけでよい。
次に、第4図について若干補足すると、Φ101はpH目
の信号を示し、第3図のΦ1の中のA1に相当し、Φ102
はqH目の信号を示し、第3図のΦ1の中のA2に相当し、
tq4〜tq5区間の範囲内でpHとqHに差異がある。しかし、
図から明らかなように一致している部分も若干含んでい
る。Φ201は第3図のΦ11のp′Hを示し、Φ202はΦ11
のq′Hを示す。また、Φ202′はΦ202においてC2の位
置をずらした場合を示している。
の信号を示し、第3図のΦ1の中のA1に相当し、Φ102
はqH目の信号を示し、第3図のΦ1の中のA2に相当し、
tq4〜tq5区間の範囲内でpHとqHに差異がある。しかし、
図から明らかなように一致している部分も若干含んでい
る。Φ201は第3図のΦ11のp′Hを示し、Φ202はΦ11
のq′Hを示す。また、Φ202′はΦ202においてC2の位
置をずらした場合を示している。
発明の効果 以上のように本発明によれば、送出側でY/C分離し、
そのC成分を1H毎に反転して送出するので、受信側で
は、1つ前の水平走査線の映像信号と現在の水平走査線
の映像信号とを区別せず同一の位相の色副搬送波で復調
できる。しかも、送出側でY/C分離しても、受信側1台
当りに換算した費用は微小であるのに対し、受信側でY/
C分離し、部分的にC信号を反転する場合、全体のコス
トアップにつながり、不利である。
そのC成分を1H毎に反転して送出するので、受信側で
は、1つ前の水平走査線の映像信号と現在の水平走査線
の映像信号とを区別せず同一の位相の色副搬送波で復調
できる。しかも、送出側でY/C分離しても、受信側1台
当りに換算した費用は微小であるのに対し、受信側でY/
C分離し、部分的にC信号を反転する場合、全体のコス
トアップにつながり、不利である。
さらに、送出側のコード信号xを検知して、fscの正
相、逆相を決めるので、回路が簡単になるが、受信側の
みで、fscの正相、逆相を判断する回路を作る場合、複
雑となり、かつコストアップにつながる。
相、逆相を決めるので、回路が簡単になるが、受信側の
みで、fscの正相、逆相を判断する回路を作る場合、複
雑となり、かつコストアップにつながる。
第1図は本発明の一実施例のテレビ信号送受信処理装置
における送信側のブロック図、第2図は同テレビ信号送
受信処理装置における受信側のブロック図、第3図およ
び第4図は同テレビ信号送受信処理装置の動作説明のた
めの波形図、第5図はコード信号の一例を示すフォーマ
ットである。 1……信号源、2……同期再生回路、3……1ラインメ
モリ、4……比較器、5……タイミング制御・送出制御
回路、6……コード信号形成回路、7A,7B……バッファ
メモリ、11,25……D/A変換器、12……YC分離回路、13…
…C成分反転回路、14……Y・C合成回路、19……混合
回路、101……映像検波回路、102……A/D変換器、103…
…同期分離回路、104……fsc再生回路、105……ライン
メモリ、106,107……バッファメモリA,B、108……制御
ロジック、109……データ処理回路、110……書込み制御
回路、111……読み出し制御回路、120……A/D変換器、1
21……色復調回路。
における送信側のブロック図、第2図は同テレビ信号送
受信処理装置における受信側のブロック図、第3図およ
び第4図は同テレビ信号送受信処理装置の動作説明のた
めの波形図、第5図はコード信号の一例を示すフォーマ
ットである。 1……信号源、2……同期再生回路、3……1ラインメ
モリ、4……比較器、5……タイミング制御・送出制御
回路、6……コード信号形成回路、7A,7B……バッファ
メモリ、11,25……D/A変換器、12……YC分離回路、13…
…C成分反転回路、14……Y・C合成回路、19……混合
回路、101……映像検波回路、102……A/D変換器、103…
…同期分離回路、104……fsc再生回路、105……ライン
メモリ、106,107……バッファメモリA,B、108……制御
ロジック、109……データ処理回路、110……書込み制御
回路、111……読み出し制御回路、120……A/D変換器、1
21……色復調回路。
Claims (1)
- 【請求項1】テレビジョン信号の一部を省略して送受信
するテレビジョン信号送受信処理装置であって、省略さ
れた信号が送出される時、1つ前の水平走査線の信号と
現在の水平走査線の信号を比較して、差異のある信号部
分を取り出して出力する手段と、前記取り出された信号
をY/C分離し、そのC成分を1水平走査線毎に反転して
送出する手段と、受信側の色復調用の色副搬送波の位相
を水平走査線の帰線期間を除いた部分で反転するか否か
を示すコード信号を、各水平走査線毎に送出する手段を
備えたテレビジョン信号送受信処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2183466A JP2825324B2 (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | テレビジョン信号送受信処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2183466A JP2825324B2 (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | テレビジョン信号送受信処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0470186A JPH0470186A (ja) | 1992-03-05 |
JP2825324B2 true JP2825324B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=16136284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2183466A Expired - Fee Related JP2825324B2 (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | テレビジョン信号送受信処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2825324B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-10 JP JP2183466A patent/JP2825324B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0470186A (ja) | 1992-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4099205A (en) | Phase control system | |
US4517592A (en) | Television system | |
JP2825324B2 (ja) | テレビジョン信号送受信処理装置 | |
JPH06101855B2 (ja) | ビデオ信号変換装置 | |
JPH0685587B2 (ja) | 再生装置 | |
JPS6242555B2 (ja) | ||
JPS60256286A (ja) | テレビジヨン信号の伝送方式 | |
JP2002185980A (ja) | マルチフォーマット記録再生装置 | |
JP2845458B2 (ja) | 信号処理方式 | |
JP3300103B2 (ja) | 静止画送出装置および静止画受信表示装置 | |
JP2569735B2 (ja) | 標準方式変換方法 | |
JP2502694B2 (ja) | 映像信号合成装置 | |
JP2737149B2 (ja) | 画像記憶装置 | |
JP2869988B2 (ja) | テレビジョン信号送受信装置 | |
JPH065937B2 (ja) | 映像信号の記録方法、映像信号の記録装置および記録再生装置 | |
JP2860988B2 (ja) | 画像記憶装置 | |
JPS61201586A (ja) | 映像のスクランブル伝送装置 | |
JP2737148B2 (ja) | 画像記憶装置 | |
KR0141135B1 (ko) | 재생방식절환장치 및 방법 | |
JP2681996B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JPH04356876A (ja) | シンクロナイザ | |
JP2869999B2 (ja) | テレビジョン信号受信処理装置 | |
JP3112078B2 (ja) | 画像記憶装置 | |
JPH0389788A (ja) | 標準方式変換装置 | |
JPH0810950B2 (ja) | 信号処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |