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JP2824340B2 - 断面加工観察方法 - Google Patents

断面加工観察方法

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Publication number
JP2824340B2
JP2824340B2 JP3061285A JP6128591A JP2824340B2 JP 2824340 B2 JP2824340 B2 JP 2824340B2 JP 3061285 A JP3061285 A JP 3061285A JP 6128591 A JP6128591 A JP 6128591A JP 2824340 B2 JP2824340 B2 JP 2824340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion beam
scanning
section
optical axis
sample
Prior art date
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Application number
JP3061285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04274341A (ja
Inventor
春生 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Jeol Ltd filed Critical Jeol Ltd
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Publication of JPH04274341A publication Critical patent/JPH04274341A/ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、集束イオンビームで
加工した被加工物の断面を電子ビームで走査し、該断面
像を作成する様にした断面加工観察方法に関する
【0002】。
【従来の技術】 LSI素子や超LSI素子等の半導体
素子作成過程において、これらの素子の作成評価を行う
必要がある。例えば、この様な評価は、この様な素子の
特定箇所の断面を観察する事によって行われている。
【0003】これまでは、この様な素子の如き試料を機
械的に切断するか、又は光学顕微鏡で観察しながら試料
を研磨して特定箇所の断面を表出させ、該断面を走査電
子顕微鏡で観察していたが、前者の機械的切断では特定
箇所を表出させる事は極めて難しい。又、後者の研磨と
光学顕微鏡の併用では、その作業が極めて厄介で、特定
箇所を表出させる事は簡単ではない。しかも、この様に
して特定箇所の断面を表出させてから、該試料を走査電
子顕微鏡にセットするので観察までに極めて多くの時間
が取られる。
【0004】そこで、最近、集束イオンビームで試料を
加工し、該集束イオンビーム軸方向より傾いた軸方向か
ら電子ビームによって該加工部分を走査し、該走査によ
って該加工部分から放出された電子(例えば、二次電
子)に基づいて断面加工像を作成する方法が提案されて
いる。この様な方法においては、図7に示す様に、集束
イオンビームFIBで試料の表面を紙面に垂直な方向に
走査しながら該イオンビーを観察すべき面OCに向かっ
て移動させて直方体状の穴Hを加工している。そして、
電子EBで該観察すべき面OCを走査し、該走査により
該面から発生した電子に基づいて断面加工像を作成して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかし乍ら、この様
な方法においては、観察すべき面の表出に極めて多くの
時間が掛る事から、断面観察までに多くの時間を要す
る。
【0006】本発明は、この様な問題を解決し、短時間
に断面観察が出来る様にした新規な断面加工観察方法を
提供する事を目的としたものである。
【0007】さて、本発明者は、前記提案された方法に
おいて、観察すべき面の断面加工像が作成される為に
は、試料を最低どの程度の加工が行われねばならないか
を考察した。その結果、電子ビーム光軸に平行な方向か
ら観察面の大略全面を見込める様に、加工されれば良い
ことが分かった。この様に加工されれれば、観察面の断
面加工像を得るのに最も最短の加工時間で済む事にな
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明はこの様な原理
に基づいたもので、集束イオンビームにより被加工物を
加工する事により該イオンビーム光軸に平行な加工面を
表出させ、該集束イオンビーム光軸に対し傾いた光軸を
有する電子ビームにより、少なくとも前記集束イオンビ
ーム光軸に平行な加工面を走査し、該走査により該加工
面から放出された電子に基づいて該加工面像を作成する
様にした断面加工観察方法において、前記加工面を表出
させるために前記被加工物に形成される穴の底面が前記
電子ビーム光軸と大略平行になる様に被加工物を加工し
た。
【0009】
【実施例】 図1は本発明の一実施例を示したものであ
る。
【0010】図中1はイオン銃、2はコンデンサレン
ズ、3はブランキング電極、4はブランキング絞り、5
は対物レンズ、6X,6YはX,Y偏向電極、7は電子
銃、8はブランキング電極、9はブランキング絞り、1
0はコンデンサレンズ、11は対物レンズ、12X,1
2YはX,Y偏向レンズ、13は試料、14は二次電子
検出器、15はアンプ、16は陰極線管、17は走査信
号発生回路、18は走査領域指定装置、19は走査信号
作成回路、20は走査制御装置である。
【0011】さて、半導体素子の如き試料の観察すべき
特定箇所は予め分かっており、該観察すべき面の加工深
さ(図2のDE)及び観察すべき面の幅寸法Yが決まれ
ば、電子銃7からの電子ビーム光軸EBOの試料表面に
対する角度が決まっているので、加工される横方向の寸
法X及び加工すべき(エッチングすべき)量が決まる。
このエッチング量とイオンビームのドーズ量とは大略比
例するので、トータルイオンビームドーズ量Dが決定
する。
【0012】又、加工すべき部分をイオンビーム光軸方
向から見た場合(図3)、該加工面を観察面OCに平行
にN分割し、各々の区画S,S,S,……,
,……SN−1,Sの内、Sが該観察面に最も
近い区画とする。この様に分割する事によって、各区画
へのイオンビームドーズ量を決定する。今、区画S
ドーズ量をDとすれば、区画Sのドーズ量Dが、 D=D・K (1) となり、且つ、 D=D+D・2+D・3+……+D・K+…
…+D・N (2) となる様に各区画へのイオンビームドーズ量を決定す
る。尚、電子ビーム光軸EBOの試料面に対する角度に
対応してDの値が決定される。
【0013】この様にして決定されたイオンビームドー
ズ量で各区画をエッチングする場合、エッチングした際
に発生した粒子が観察面に再付着しない様に、区画1か
らNへとラスタースキャンでエッチングする。この際、
各ドーズ量は各区画の走査時間でコントロールする。即
ち、今、K区画の走査時間をT、ビーム電流をIとす
ると、 D=I・T/e・S (3) と表わす事が出来る。該式で、S=X・Y/N、eは電
気素量である。該式から、走査時間Tは、 T=D・e・X・Y/I・N (4) である。
【0014】そこで、キーボードの如き入力装置(図示
せず)から、トータルイオンビームドーズ量と、観察す
べき特定位置、イオンビーム光軸方向から見たエッチン
グすべき面の縦方向の寸法Y、横方向の寸法X、及び、
該エッチングすべき面の分割数を走査制御装置20に入
力する。該走査制御装置では、前記(1)式及び(2)
式に従って各区画のイオンビームドーズ量を決定し、更
に、前記(4)式に従って各区画の走査時間を決定す
る。そして、走査信号作成回路19は、該走査制御装置
の指令に従って、第3図に示す如き範囲の各分割領域S
,S,S,……,S,……SN−1,Sをこ
の順序で各指定された走査時間でラスター走査する様な
走査信号を作成する。図4,図5は夫々、該走査信号作
成回路で作成されたX方向走査信号の波形例、Y方向走
査信号の波形例である。
【0015】この様なX方向走査信号、Y方向走査信号
が夫々X,Y偏向電極6X,6Yに送られると、イオン
銃1からのイオンビームはコンデンサレンズ2と対物レ
ンズ5で試料上で集束されると共に、該各偏向電極によ
り試料13上の所定加工領域をラスター走査する。尚、
この時、ブランキング電極3はオフの状態にあり、イオ
ンビームが試料上へ照射されるのを妨げないが、ブラン
キング電極8はオンの状態にあり、電子銃7からの電子
ビームはブランキング絞り9により試料上への照射が妨
げられる。この様にして、試料上の所定領域がイオンビ
ームでエッチングされると、図6に示す様に、観察すべ
き面OCが表出し、集束イオンビームFIB光軸と交差
する加工面が電子ビームEB光軸と大略平行になる様に
試料が直角三角柱状にエッチングされる。
【0016】該所定のエッチングが終わると、ブランキ
ング電極3,8は夫々オン,オフの状態になり、イオン
ビームは試料上に達しないが、電子ビームは試料上に達
する。この時、走査領域指定装置18は電子ビームが前
記観察すべき面OCを走査する指令を走査信号作成回路
17に送る。該走査信号作成回路で作成されたX,Y走
査信号は夫々X,Y偏向レンズ12X,12Yに送られ
るので、電子銃7からの電子ビームはコンデンサレンズ
10と対物レンズ11で試料上で集束されると共に、該
各偏向レンズにより試料13上の観察面OCを走査す
る。該走査により該観察面から放出された二次電子は二
次電子検出器14に検出される。該検出された二次電子
に基づく信号はアンプ15を介して陰極線管16に送ら
れる。該陰極線管の偏向系には前記走査信号作成回路1
7からのX,Y走査信号が同期して送られているので、
該陰極線管画面上には試料の観察面の像が表示される。
【0017】尚、前記実施例では各区画の各ドーズ量を
直接走査時間でコントロールしたが、各区画の走査時間
は全て同一にして、各区画の走査回数を各区画毎にリニ
アに変化させてコントロールしても良い。
【0018】又、観察面の像は、観察面からの反射電子
に基づいて作成しても良い。
【0019】
【発明の効果】 本発明では、集束イオンビーム光軸と
交差する加工底面が電子ビーム光軸と大略平行になる様
に被加工物を加工したので、観察面の断面加工像を得る
のに最短の加工時間で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示したものである。
【図2】 本発明の動作の説明を補足する為に用いたも
のである。
【図3】 本発明の動作の説明を補足する為に用いたも
のである。
【図4】 本発明の動作の説明を補足する為に用いたも
のである。
【図5】 本発明の動作の説明を補足する為に用いたも
のである。
【図6】 本発明の動作の説明を補足する為に用いたも
のである。
【図7】 従来の方法による加工された穴の断面を示し
たものである。
【符号の説明】
1:イオン銃 2:コンデンサレンズ 3:ブラン
キング電極 4:ブランキング絞り 5:対物レン
ズ 6X,6Y:X,Y偏向電極 7:電子銃
8:ブランキング電極 9:ブランキング絞り 1
0:コンデンサレンズ 11:対物レンズ 12
X,12Y:X,Y偏向レンズ 13:試料 1
4:二次電子検出器 15:アンプ 16:陰極線
管 17:走査信号発生回路 18:走査領域指定
装置 19:走査信号作成回路 20:走査制御装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/3065 H01L 21/265 D

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集束イオンビームにより被加工物を加工
    する事により該イオンビーム光軸に平行な加工面を表出
    させ、該集束イオンビーム光軸に対し傾いた光軸を有す
    る電子ビームにより、少なくとも前記集束イオンビーム
    光軸に平行な加工面を走査し、該走査により該加工面か
    ら放出された電子に基づいて該加工面像を作成する様に
    した断面加工観察方法において、前記加工面を表出させ
    るために前記被加工物に形成される穴の底面が前記電子
    ビーム光軸と大略平行になる様に被加工物を加工した断
    面加工観察方法。
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JP5033314B2 (ja) * 2004-09-29 2012-09-26 株式会社日立ハイテクノロジーズ イオンビーム加工装置及び加工方法
JP5099291B2 (ja) * 2006-02-14 2012-12-19 エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社 集束イオンビーム装置及び試料の断面加工・観察方法
DE102012022168A1 (de) * 2012-11-12 2014-05-28 Carl Zeiss Microscopy Gmbh Verfahren zum bearbeiten eines materialstücks
US20230245933A1 (en) * 2022-02-02 2023-08-03 Kla Corporation Combining focused ion beam milling and scanning electron microscope imaging

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