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JP2818722B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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Publication number
JP2818722B2
JP2818722B2 JP4360501A JP36050192A JP2818722B2 JP 2818722 B2 JP2818722 B2 JP 2818722B2 JP 4360501 A JP4360501 A JP 4360501A JP 36050192 A JP36050192 A JP 36050192A JP 2818722 B2 JP2818722 B2 JP 2818722B2
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JP
Japan
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work
substantially trapezoidal
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semiconductor wafer
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JP4360501A
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JPH06199418A (ja
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智昭 坂田
徹雄 伊東
守 関
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウエハ、磁気ディ
スク、光ディスク、コンパクトディスク、液晶等の製造
等の工程で半導体ウエハ等を収納するカセット等のワー
ク(本明細書において、単に「ワーク」という場合があ
る。)をクリーンな環境の下で搬送するのに適した搬送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、半導体工場において使用
されている半導体ウエハ搬送装置は、走行体と該走行体
に連設されたアーム部と半導体ウエハを収納したカセッ
トを把持するチャック部からなり、複数の工程の各製造
装置に設けられた受渡口において半導体ウエハを収納し
たカセットを把持及び開放する機能と、受渡口から半導
体ウエハを収納したカセットを他の工程の製造装置等の
所定位置まで搬送する機能を有している。また、半導体
ウエハ搬送装置が走行するいわゆるクリーンルームは、
一般的には、天井から清浄空気が噴出、流下し、床下か
ら排気されるようになっているため、発塵した微細粒子
は、この気流によって速やかに排出されるようになって
いる。しかしながら、前記半導体ウエハ搬送装置の走行
中において、半導体ウエハ搬送装置自体が複雑な形状を
していたり、高速で走行すると、半導体ウエハ搬送装置
の走行動作により、清浄空気の流れに乱流を発生させる
こととなり、この乱流によって、半導体ウエハ表面のほ
か、走行路付近の設備の表面に塵埃が付着する不都合が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点を解決し、清浄空気の流れに乱流を発生させること
とがなく、製品その他設備を清浄に保つことができる搬
送装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の搬送装置は、クリーンルーム内でワークを
搬送する搬送装置において、搬送装置の走行方向に対す
る前面及び後面を吸気面とし、下部に排気孔を設けたこ
とを特徴とする。
【0005】この場合において、搬送装置の横断面形状
を略台形とし、略台形の平行面を搬送装置の走行方向と
平行になるように、かつ略台形の平行面のうち長辺側を
ワークの主なる搬入、搬出側に構成することができる。
【0006】また、搬送装置の走行方向に対する先端部
にアール部を形成することができる。
【0007】
【作用】本発明の搬送装置によれば、搬送装置が走行す
る際、搬送装置の前面及び後面から空気を吸込むことに
より、清浄空気の流れに対する乱流の発生を防止するこ
とができる。
【0008】さらに、搬送装置の横断面形状を略台形と
し、略台形の平行面を搬送装置の走行方向と平行になる
ように、かつ略台形の平行面のうち長辺側をワークの主
なる搬入、搬出側に構成することにより、ワークの主な
る搬入、搬出側の清浄空気の流れに対する乱流の発生を
低減でき、製品その他設備を清浄に保ちながらワークを
搬送することができる。
【0009】また、搬送装置の走行方向に対する先端部
にアール部を形成することにより、搬送装置の先端部に
おける境界層の剥離する位置が後方にずれるため、ワー
クの主なる搬入、搬出側の清浄空気の流れに対する乱流
の発生をより有効に防止することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。
【0011】図1は、搬送装置の横断面の概念図を、図
2は、それぞれの搬送装置の横断面方向の気流シュミレ
ーションを示す。なお、図2に示す気流シュミレーショ
ンの解析条件は以下のとおりである。 ・搬送装置の走行速度:1m/s ・搬送装置の前面及び後面からの空気の吸込速度:0.
4m/s
【0012】図1及び図2の(a)は、第1参考例であ
る搬送装置Aを示したもので、搬送装置Aの横断面形状
を略台形とし、略台形の平行面を搬送装置の走行方向と
平行になるように、かつ略台形の平行面のうち長辺側A
1をワークの主なる搬入、搬出側に構成する。この場
合、図2(a)に示すとおり、先端部で若干の境界層の
剥離が生じ、境界層の成長により略台形の平行面のうち
長辺側A1、すなわちワークの主なる搬入、搬出側にわ
ずかではあるが乱流域が生じていることがわかる。な
お、ワークの搬入、搬出は、略台形の平行面のうち長辺
側A1に限定する必要のないことはいうまでもなく、例
えば、清浄空気の流れに乱流を発生させるおそれのない
場所でワークの搬入、搬出を行う場合には、搬送装置の
他の面からワークの搬入、搬出を行うように搬送装置を
構成することも可能である。
【0013】図1及び図2の(b)は、第2参考例であ
る搬送装置Bを示したもので、上記第1参考例の搬送装
置Aを改良し、搬送装置Bの走行方向に対する先端部に
アール部B2を形成する。ここで、略台形の平行面のう
ち長辺側B1をワークの主なる搬入、搬出側に構成する
ことは上記の例と同様である。この場合、図2(b)に
示すとおり、搬送装置Aと比べて境界層の剥離する位置
が後方にずれ、これにより略台形の平行面のうち長辺側
B1、すなわちワークの主なる搬入、搬出側の乱流域が
減少していることがわかる。なお、アール部B2の曲率
は、第2参考例に示されているものの0.2〜3倍程度
の範囲で設定することにより、略台形の平行面のうち長
辺側B1、すなわちワークの主なる搬入、搬出側の清浄
空気の流れに対する乱流の発生をより有効に防止するこ
とができる。
【0014】図1及び図2の(c)は、本発明の一実施
例である搬送装置Cを示したもので、搬送装置Cの走行
方向に対する前面及び後面を吸気面C2とし、下部に排
気孔(図示せず)を設ける。ここで、略台形の平行面の
うち長辺側C1をワークの主なる搬入、搬出側に構成す
ることは上記の参考例と同様である。この場合、図2
(c)に示すとおり、搬送装置Bと比べて略台形の平行
面のうち長辺側C1、すなわちワークの主なる搬入、搬
出側の乱流域が減少していることがわかる。なお、本実
施例は、第2参考例である搬送装置Bに本発明を適用し
たものであるが、本発明単独でも清浄空気の流れに対す
る乱流の発生を防止するのに十分効果を奏するものであ
り、例えば、搬送装置の横断面形状が略矩形のものに適
用することも可能である。
【0015】次に、本発明をより具体化した実施例を図
3〜図5に示す。図3は搬送装置をワークの搬入、搬出
側、すなわち各種の製造装置(図示せず)側から見た外
観斜視図、図4はその逆側から見た外観斜視図であり、
図5はロボット部の外観斜視図である。搬送装置は、走
行体1と、走行体1の上部に設けた昇降部2と昇降部2
に連設したアーム部3とワーク4を把持するチャック部
5からなるロボット部と、ロボット部を覆い、搬送装置
の外郭を形成するカバー6で構成される。
【0016】走行部1は、複数の工程の各製造装置等の
設備を連絡するように施設されたレール7上をガイドさ
れ、走行駆動装置(図示せず)の牽引等によって矢印方
向に走行するように構成されている。昇降部2は走行体
1の上部に設けられ、昇降部駆動モータ21、タイミン
グベルト22、減速機23、昇降部リンク24,25及
び昇降枠26よりなる。アーム部3は昇降部2の昇降枠
26に連設され、アーム部駆動モータ31、アーム部リ
ンク32,33及び傾転用モータ34よりなる。ワーク
4を把持するチャック部5はアーム部3の先端に設けら
れ、チャック部材51及び係止爪52よりなる。カバー
6は昇降部2、アーム部3及びチャック部5からなるロ
ボット部全体をを覆い、走行部1と一体化されている。
カバー6の上部には、上面フィルター付ファン61a、
前面フィルター付ファン61b、後面フィルター付ファ
ン61cをそれぞれ設け、下部には、排気孔62a,6
2b,62cを設けてなる。また、カバー6は、横断面
形状を角部にアールを形成した略台形に形成するととも
に、平行面が搬送装置の走行方向と平行になるように
し、さらに平行面の長辺側をワークの搬入、搬出側とす
ることによって、ワークの搬入、搬出側をほぼ平坦面と
するとともに、このワークの搬入、搬出側には、スライ
ド方式等により開閉可能とした扉63を設ける。なお、
図3は、この扉63を開放した状態を示しているが、扉
63を開放した場合の開口の64の大きさは、ワーク6
の大きさ等に応じて適宜変更することができる。
【0017】上記のように構成された搬送装置を半導体
ウエハ搬送装置として使用する場合について以下説明す
る。この場合、ワーク4として、半導体ウエハ(図示せ
ず)を直立して挿置するカセットを使用する。ワーク4
は、複数の工程の各製造装置に設けられた受渡口に半導
体ウエハを収納した状態で整列されている。受渡口の前
面に半導体ウエハ搬送装置を停止させ、扉を開き、昇降
部駆動モータ21を駆動し、タイミングベルト22、減
速機23、昇降部リンク24,25及び昇降枠26を介
してアーム部3の水準を調節し、アーム部駆動モータ3
1及び傾動用モータ34を駆動し、アーム部リンク3
2,33を介してチャック部5をワーク4の受渡口に移
動し、チャック部材51及び係止爪52によりワーク4
を把持し、アーム部駆動モータ31及び傾動用モータ3
4を駆動し、アーム部リンク32,33を介してチャッ
ク部5、すなわちをワーク4をカバー6内部に収容した
後、扉を閉じる。その後、半導体ウエハ搬送装置は、次
の工程の製造装置までレール7上をガイドされながら走
行駆動装置に牽引されて走行し、上記と同様の作業を繰
り返す。なお、上記使用方法は、製造装置に設けられた
受渡口に整列されているワーク4を半導体ウエハ搬送装
置内部に収容する工程についてのみ説明したが、半導体
ウエハ搬送装置内部に収容されているワーク4を製造装
置に設けられた受渡口に放出する場合も、昇降部2、ア
ーム部3及びチャック部5を順に作動させることにより
行うが、この操作は、ワーク4を収容する工程とほぼ同
様であるので、説明は省略する。
【0018】また、半導体ウエハ搬送装置が走行するい
わゆるクリーンルームは、一般的には、天井から清浄空
気が噴出、流下し、床下から排気されるようになってい
るため、発塵した微細粒子は、この気流によって速やか
に排出されるようになっているが、この半導体ウエハ搬
送装置が走行する際、カバー6により、また、カバーの
走行方向に対する前面及び後面に設けたフィルター付フ
ァン61b,61cによりカバーの前面及び後面の空気
を吸込むことにより、また、カバー6は、横断面形状を
走行方向先端角部にアールを形成した略台形に形成する
とともに、平行面が搬送装置の走行方向と平行になるよ
うにし、さらに平行面の長辺側をワークの搬入、搬出側
とすることによって、カバー6のワークの搬入、搬出側
をほぼ平坦面としたことから、半導体ウエハ搬送装置、
特にワークの搬入、搬出側周辺の気流はカバー6に沿っ
てほぼ層流状態となり、半導体ウエハ搬送装置の走行に
よる清浄空気の流れに対する乱流の発生を防止する。
【0019】なお、ここでは、本発明の搬送装置を半導
体ウエハ搬送装置として使用する場合について説明した
が、本発明の対象は、半導体ウエハのほか、磁気ディス
ク、光ディスク、コンパクトディスク、液晶等の製造等
の工程で対象製品を収納するカセット等のワークをクリ
ーンな環境の下で搬送するために広範囲に使用できるも
のである。
【0020】
【発明の効果】本発明の搬送装置によれば、搬送装置が
走行する際、搬送装置の前面及び後面から空気を吸込む
ことにより、搬送装置周辺の気流は搬送装置に沿ってほ
ぼ層流状態となり、清清浄空気の流れに対する乱流の発
生を防止することができ、製品その他設備を清浄に保ち
ながらワークを搬送することができる。
【0021】さらに、搬送装置の横断面形状を略台形と
し、略台形の平行面を搬送装置の走行方向と平行になる
ように、かつ略台形の平行面のうち長辺側をワークの主
なる搬入、搬出側に構成することにより、ワークの主な
る搬入、搬出側の清浄空気の流れに対する乱流の発生を
低減することができ、製品その他設備を清浄に保ちなが
らワークを搬送することができる。
【0022】また、搬送装置の走行方向に対する先端部
にアール部を形成することにより、搬送装置の先端部に
おける境界層の剥離する位置が後方にずれるため、ワー
クの主なる搬入、搬出側の清浄空気の流れに対する乱流
の発生をより有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送装置の横断面の概念図を示し、(a)は第
1参考例、(b)は第2参考例、(c)は本発明の一実
施例である。
【図2】本発明の搬送装置の横断面方向の気流シュミレ
ーションの図を示し、(a)は第1参考例、(b)は第
2参考例、(c)は本発明の一実施例である。
【図3】本発明を実施した搬送装置の外観斜視図であ
る。
【図4】本発明を実施した搬送装置の他方向から見た外
観斜視図である。
【図5】本発明を実施した搬送装置に用いるロボット部
の外観斜視図である。
【符号の説明】
A 搬送装置 A1 ワークの主なる搬入、搬出側 B 搬送装置 B1 ワークの主なる搬入、搬出側 B2 アール部 C 搬送装置 C1 ワークの主なる搬入、搬出側 C2 吸気面 1 走行体 2 昇降部 3 アーム部 4 ワーク 5 チャック部 6 カバー 61a 上面フィルター付ファン 61b 前面フィルター付ファン 61c 後面フィルター付ファン 62a 排気孔 62b 排気孔 62c 排気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 徹雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292 株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 関 守 兵庫県尼崎市下坂部3丁目11番1号 日 立機電工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−175426(JP,A) 特開 昭63−219135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 49/00 H01L 21/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンルーム内でワークを搬送する搬
    送装置において、搬送装置の走行方向に対する前面及び
    後面を吸気面とし、下部に排気孔を設けたことを特徴と
    する搬送装置。
  2. 【請求項2】 搬送装置の横断面形状を略台形とし、略
    台形の平行面を搬送装置の走行方向と平行になるよう
    に、かつ略台形の平行面のうち長辺側をワークの主なる
    搬入、搬出側に構成してなることを特徴とする請求項1
    記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 搬送装置の走行方向に対する先端部にア
    ール部を形成してなることを特徴とする請求項1又は2
    記載の搬送装置。
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JPS63219135A (ja) * 1987-03-06 1988-09-12 Daifuku Co Ltd クリ−ンル−ム内の荷取扱い設備

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