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JP2816090B2 - 線材の接合方法 - Google Patents

線材の接合方法

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Publication number
JP2816090B2
JP2816090B2 JP5331180A JP33118093A JP2816090B2 JP 2816090 B2 JP2816090 B2 JP 2816090B2 JP 5331180 A JP5331180 A JP 5331180A JP 33118093 A JP33118093 A JP 33118093A JP 2816090 B2 JP2816090 B2 JP 2816090B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
joined
laser beam
joining
terminal
Prior art date
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Application number
JP5331180A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07185852A (ja
Inventor
裕一 西村
Original Assignee
ミヤチテクノス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミヤチテクノス株式会社 filed Critical ミヤチテクノス株式会社
Priority to JP5331180A priority Critical patent/JP2816090B2/ja
Publication of JPH07185852A publication Critical patent/JPH07185852A/ja
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  • Wire Processing (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線材の接合方法に係
り、特に、線材と被接合材とを電気的導通状態に接続す
るのに好適な線材の接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、被接合材としての各種部品間を
電気的導通状態に接続するのに線材による配線がなされ
ている。そして、この種の線材による配線の接合方法と
しては、次に説明する3種類の方法が主に知られてい
る。
【0003】第1の従来の線材の接合方法は、線材と各
種の部品からなる被接合材との接合として最も一般的に
知られているハンダを用いるハンダ付け方法である。
【0004】第2の従来の線材の接合方法は、線材とし
てのコイルの巻線の端部と被接合材としての端子との接
続等に多用されるものであり、突起様のフックを形成し
た端子を用いて、端子のフックを加熱したうえで線材を
覆うように変形させて圧着させるようにして接続する熱
かしめ方法である。
【0005】第3の従来の線材の接合方法は、図5に示
すように、所望の線材1が、水平に保持された被接合材
2の表面の所望の位置に位置決めされた後、一方向(図
示略垂直方向上方)から所望のレーザ光LBを照射する
ことにより線材1と被接合材2とを溶接するようにして
接合するレーザ溶接方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た第1の従来の線材の接合方法においては、線材と被接
合材とをハンダで接合しているために、接合部位の耐熱
温度が低い、機械強度が得られない、経年変化があり、
また自動化を図ることができないという問題点があっ
た。
【0007】前記第2の従来の線材の接合方法において
は、被接合材としての端子に形成したフックを加熱して
変形させなければならず、線材と被接合材との接続部位
に熱と力が加わるので、剛性の小さい被接合材、例え
ば、肉厚の薄いものや、熱に弱い被接合材、例えば、ハ
イブリッドIC基板、乾電池等には適用することができ
ないという問題点があった。そして、この方法において
は、必ずフックを形成しなければならず、接続部の小型
化、言い換えると部品の小型化を図ることができないと
いう問題点があった。
【0008】前記第3の従来の線材の接合方法において
は、自動化を容易に図ることはできるものの、レーザ光
LBによる熱が接合部位に円滑に作用せず、線材1と被
接合材2との接合強度が小さくなり、線材1と被接合材
2とが接合部位で容易に剥離してしまう場合がある等、
接合品質を長期間に亘り保持できないという問題点があ
った。また、線材1と被接合材2との接合強度を向上さ
せるために、レーザ光LBの出力あるいは照射時間を長
くすると、被接合材2が過度に加熱されて被接合材2を
損傷するという問題点があった。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、接合品質を長期間に亘り保持することができる
とともに、自動化を容易に図ることができ、かつ、耐熱
性に劣る部品にも使用することのできる線材の接合方法
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明の線材の接合方法は、被接
合材の上面に線材を寝かして配置し、前記被接合材の上
方からレーザ光を前記線材の長手軸線を含む面に対して
略対称となる角度から同時に前記線材と前記被接合材と
に照射して接合することを特徴としている。
【0011】
【0012】
【作用】前述した構成からなる本発明の線材の接合方法
によれば、被接合材の上面に線材を寝かした線材に対し
て線材の長手軸線を含む面に対して略対称となる角度か
レーザ光を同時に照射することができるので、線材と
被接合材とが各レーザ光より受ける熱の和が短時間で円
滑に一様に伝達されて良好な溶接状態を形成し、線材と
被接合材との確実な接続を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。なお、前述した従来のものと同一あるいは同様の
構成については、図面中に同一の符号を付す。
【0014】本実施例は、本発明に係る線材の接合方法
を線材と端子との接続に用いた一実施例を示すものであ
り、図1はレーザ光照射前状態を示す説明図であり、図
2はレーザ光照射状態を示す説明図であり、図3は線材
接続終了状態を示す説明図である。
【0015】まず、本実施例における線材1および被接
合材2について説明する。
【0016】図1に示すように、本実施例の線材の接合
方法に用いられる線材1は、一般に、電線あるいはリー
ド線等と称されるものであり、銅等からなる単線あるい
は撚線とされた導体を有している。そして、被接合材2
は、銅、りん青銅、ベリリウム銅、真鍮等からなる端子
(接続端子)2aである。
【0017】つぎに、本実施例における線材の接合方法
について説明する。
【0018】本実施例の線材の接合方法は、図1に示す
ように、被接合材2としての端子2a上の略中央部に線
材1の導体の一端が配置され、レーザ光照射前状態とさ
れる。
【0019】そして、図2に示すように、端子2a上の
所定位置に配置された線材1に対して、周知のYAGレ
ーザ光発生装置(図示せず)により発生させた所望のレ
ーザ光LBが所定時間照射されて線材1と端子2aとが
溶接され、図3に示すように、接続されるようになって
いる。
【0020】前記レーザ光LBの照射についてさらに説
明すると、レーザ光LBは、線材1の長手方向を中心と
して略対称となるように、図2において一点鎖線にて上
下方向に示す鉛直線3に対する照射角(入射角)θがそ
れぞれ20°となるように、直径0.6mm程度の2本
のレーザ光LBが同時に10.0msec程度照射され
るようになっている。この2本のレーザ光LBは、線材
1の長手方向両側、好ましくは線材1の長手方向と直交
する円周上に照射することが好ましい。
【0021】つまり、2本のレーザ光LBにより接続さ
れた線材1と端子2aとには、図3に示すように、2箇
所の接続部(溶接部)4を有することとなる。
【0022】なお、照射するレーザ光LBの照射数は複
数で有ればよく、特に、本実施例の照射数、照射角θ等
の構成に限定されるものではない。また、長手方向に対
して複数箇所に照射するようにしてもよい。また、レー
ザ光LBを、線材1と端子2aとの接合部位に焦点を合
わせるように収束させるようにして照射させてもよい。
【0023】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
【0024】図4はレーザ光照射状態を示す要部の拡大
説明図である。
【0025】図4に示すように、本実施例によれば、各
レーザ光LBの照射線上に位置する線材1および端子2
aとは、同時に熱エネルギを受けることとなり、各レー
ザ光LBによる熱の和が短時間で円滑に一様に伝達され
て良好な溶接状態を形成し、線材1と端子2aとの確実
な接続を得ることができ、接合品質を長期間に亘り確実
に保持することができる。
【0026】このことは、本実施例の2方向からレーザ
光LBを照射したものは線材1で破断し、従来の一方向
からレーザ光LBを照射したものは接続部4で破断する
とともに破断強度が小さいという比較実験結果により確
認することができた。
【0027】複数のレーザ光LBを用いることにより、
非接触で、熱や変形に弱い乾電池およびボタン電池と称
される各種の小型の電池からなる被接合材2と線材1と
の直接接続に用いたり、プリント基板およびハイブリッ
ドIC基板からなる被接合材2と線材1との接続に用い
たり、小型のコイルの巻線の端部(線材1)と適宜な端
子(被接合材2)との接続に用いる等の多種多様の線材
1と被接合材2との接続に用いることができるととも
に、従来のハンダ付け方法と異なり、自動化を容易に図
ることができる。
【0028】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の線材の接合
方法によれば、被接合材の上面に線材を寝かした線材に
対して線材の長手軸線を含む面に対して略対称となる角
度からレーザ光を同時に照射するので、線材と被接合材
とが各レーザ光より受ける熱の和が短時間で円滑に一様
に伝達されて良好な溶接状態を形成し、線材と被接合材
との確実な接続を得ることができ、自動化を容易に図る
ことができるとともに、接合品質を長期間に亘り確実に
保持することができるという極めて優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る線材の接合方法を線材と端子との
接続に用いた一実施例のレーザ光照射前状態を示す説明
【図2】本発明に係る線材の接合方法を線材と端子との
接続に用いた一実施例のレーザ光照射状態を示す説明図
【図3】本発明に係る線材の接合方法を線材と端子との
接続に用いた一実施例の線材接続終了状態を示す説明図
【図4】レーザ光照射状態を示す要部の拡大説明図
【図5】従来の線材の接合方法の一例を説明する説明図
【符号の説明】
1 線材 2 被接合材 2a (被接合材としての)端子 3 鉛直線 4 接続部 LB レーザ光

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被接合材の上面に線材を寝かして配置
    し、前記被接合材の上方からレーザ光を前記線材の長手
    軸線を含む面に対して略対称となる角度から同時に前記
    線材と前記被接合材とに照射して接合することを特徴と
    する線材の接合方法。
JP5331180A 1993-12-27 1993-12-27 線材の接合方法 Expired - Fee Related JP2816090B2 (ja)

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