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JP2814228B2 - ブラストクリーニング用研装材供給装置 - Google Patents

ブラストクリーニング用研装材供給装置

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Publication number
JP2814228B2
JP2814228B2 JP33466696A JP33466696A JP2814228B2 JP 2814228 B2 JP2814228 B2 JP 2814228B2 JP 33466696 A JP33466696 A JP 33466696A JP 33466696 A JP33466696 A JP 33466696A JP 2814228 B2 JP2814228 B2 JP 2814228B2
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unit
discharge port
compressed air
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Application number
JP33466696A
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JPH10156722A (ja
Inventor
勝善 植村
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株式会社交永
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラストクリーニ
ング用研装材供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船舶の外板や石油基地の大型石油タンク
等の鋼板は、数年ごとにひび割れ等の傷の有無を調査す
るために、表面のスケールや塗装材等をサンドブラスト
で剥離処理して金属面を露出させ、この金属面を超音波
探傷等を利用して検査し、傷がある箇所は補修すること
によって船舶の浸水事故、或は石油タンクに貯蔵した石
油の流失事故等を防止している。前記サンドブラストに
おいては、鋼板の処理面と対向配置した噴射部へ直径略
1mm程度の鋼粒子である研装材を圧縮空気と共に移送
して処理面に吹き付けてスケールや塗装材等を剥離させ
る。
【0003】この噴射した研装材は再使用するため、剥
離させたスケールや塗装材等の塵埃と共に研装材を噴射
部に連通させた吸引ホースで吸引回収し、塵埃を分離除
去した研装材を加圧貯留タンへ移送して貯留し、この加
圧貯留タンク内の研装材を噴射部に接続された圧縮空気
移送部へ供給して循環させつつ噴射部から研装材を連続
して噴射させている。この加圧貯留タンクから圧縮空気
移送部への研装材の供給量を調整するために、図5の説
明図に示す様に、加圧貯留タンクの下端に略L形に曲成
された放出口が連設され、この放出口を抱込むように供
給調整箱が設置されて下面の排出管を圧縮空気が通流し
ている圧縮空気移送部に連通させている。更に、供給調
整箱内には放出口を開閉するダイヤフラム弁が放出口に
密着して配置され、このダイヤフラム弁の弾性に抗して
圧縮空気を放出口側からダイヤフラム弁に吹き付けて放
出口を開弁させ、開弁したダイヤフラム弁の背面側をス
トッパに受けさせ、このストッパの位置をダイヤフラム
弁に対して進退移動させて放出口から前記排出管を経由
して圧縮空気移送部へ流下する研装材の供給量を調整し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記供
給調整箱内に設けたダイヤフラム弁においては、背面側
にストッパを設けていても、研装材は一端開弁された放
出口を自重で排出管へと落下して排出されるため、放出
口を絞った場合と、放出口を開いた場合とにおいて落下
する研装材の放出量の差が大きく、ブラスト処理面の状
態と対応して圧縮空気内に対する研装材の混入割合を正
確に調整することが不可能で、放出量の無駄が多くて効
率よく作業を行えない欠点がある。また、放出口から自
然落下の状態で放出される研装材は、湿気がある状態で
作業をおこなって途中で一次中断のために、ダイヤフラ
ンム弁で放出口を閉弁させたときに、放出口内でさび付
いた研装材が相互に固着し、作業を再開するためダイヤ
フラム弁を開弁しても、放出口には排出のための駆動力
がないため研装材が放出口内で目詰り状態となり、放出
口をハンマ等で叩打して振動を与えたりしなければなら
ず、なかには放出口が破損したりして耐用年数が低くな
る等の問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、サンドブラストする処理
面に付着したスケール、或は塗装材の厚みの状態に合わ
せて加圧貯留部内から圧縮空気に混合する研装材の放出
量を確実、かつ高密度に調整できて研装材の放出量に無
駄がなく、ブラスト作業を効率よくおこなえ、また、研
装材が湿気を帯びた状態で作業をおこなっても、研装材
の固化、目詰りを発生することもなく、作業中断後でも
直ちにブラスト作業を再開できる等を特徴としたブラス
トクリーニング用研装材供給装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、処理面Sに圧縮空気と共に
研装材Kを吹き付ける噴射部14と、前記噴射部14に
連通され、処理面Sから剥離されたスケール、塗装材等
の塵埃と吹き付けた研装材Kとを吸引回収する回収分離
部16と、前記回収分離部16に連通され、同回収分離
部16内の塵埃を空気と共に吸引して集塵する集塵部1
8と、前記研装材Kを加圧貯留する加圧貯留部20と、
前記回収分離部16内へ回収して塵埃が分離された研装
材Kを前記加圧貯留部20へ移送するため、前記集塵部
18から加圧貯留部20へ連通され、かつ中間位置に回
収分離部16が連通された空気移送部22と、前記空気
移送部22に吸引負圧を発生させるため、前記加圧貯留
部20に連通された排気減圧部24と、前記加圧貯留部
20内から繰り出される研装材Kを圧縮空気と共に前記
噴射部14へ連続供給する圧縮空気移送部26とを有し
たサンドブラスト装置12において、前記加圧貯留部2
0の下端の放出口54には、研装材Kを前記圧縮空気移
送部26へ供給する繰出供給部58が連設され、前記繰
出供給部58は、前記放出口54から放出される研装材
Kの落下方向と交差方向に横長く配置された案内筒60
と、この案内筒60内の長手方向に軸架された回転軸6
2と、この回転軸62の外周面に設けられ、案内筒60
内に落下した研装材Kを回転軸62の回転と共に案内筒
60の長手方向へ案内進行させる回転移送体64とを備
えてなるブラストクリーニング用研装材供給装置10か
ら構成される。
【0007】また、請求項2に係る発明では、前記繰出
供給部58は、スクリューコンベヤからなることとして
もよい。
【0008】また、請求項3に係る発明では、前記回転
移送体64は、回転軸62の外周面に連続して周回され
た螺旋溝76を備えてなることとしてもよい。
【0009】また、請求項4に係る発明では、前記案内
筒60の端部排出口78には、同端部排出口78を開閉
する開閉弁機構80が設けられてなることとしてもよ
い。
【0010】また、請求項5に係る発明では、前記開閉
弁機構80は、前記案内筒60の端部排出口78から圧
縮空気移送部26へ連通された弁箱82と、この弁箱8
2内に設けられ、前記端部排出口78を開閉する弁体8
4とを有してなることとしてもよい。
【0011】また、請求項6に係る発明では、前記案内
筒60は、その端部排出口78が前記加圧貯留部20の
放出口54より高い位置になるように前記加圧貯留部2
0の放出口54に傾斜状に連通され、前記案内筒20の
端部排出口78と前記圧縮空気移送部26とは、気密移
送路102で相互に連通されてなることとしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るブラストクリーニン
グ用研装材供給装置は、噴射部から処理面へ圧縮空気と
共に研装材を吹き付け、この研装材の吹き付けで処理面
から剥離されたスケール、塗装材等の塵埃と研装材を噴
射部から吸引回収し、集塵部で塵埃を集塵処理し、塵埃
から分離した研装材を加圧貯留部に貯留させ、同加圧貯
留部内の研装材を圧縮空気移送部へ供給して再び圧縮空
気と共に噴射部へ循環させて連続供給するサンドブラス
ト装置において、前記加圧貯留部の下端の放出口には、
研装材を前記圧縮空気移送部へ供給する繰出供給部が連
設され、前記繰出供給部は、前記放出口から放出される
研装材の落下方向と交差方向に横長く配置された案内筒
と、この案内筒内の長手方向に軸架された回転軸と、こ
の回転軸の外周面に設けられ、案内筒内に落下した研装
材を回転軸の回転と共に案内筒の長手方向へ案内進行さ
せる回転移送体とを備えている。これにより、案内筒内
に軸支させた回転軸の回転速度を変速させるだけで研装
材の放出量を、処理面の状態に合わせて確実で、かつ高
精度に調整でき、研装材を無駄なく放出してブラスト作
業を効率よく行える。また、研装材が吸湿した状態で作
業を一次的に中断し、吹出口や案内筒内で研装材が相互
にさび付いても、案内筒内に備えた回転駆動機構を駆動
させるだけでさび付いた研装材は簡単に分解され、放出
口や案内筒内で研装材が固着して目詰りすることがな
く、作業の中断後に何時でも作業を再開できる。
【0013】繰出供給部の回転移送体は、回転軸の外周
面に連続して周回された螺旋溝を備えている。この回転
移送体は螺旋溝に限ることなく、例えば、回転軸の外周
面に連続状に固定された螺旋羽根、螺旋状に間隙をおい
て固定された軸片等で構成してもよく、要は、研装材を
回転軸の回転で案内筒の端部排出口へ案内進行させ得る
構成を備えたものであればよい。また、前記繰出供給部
は、既製のスクリューコンベヤを備えることとしてもよ
い。
【0014】また、案内筒の端部排出口には、同端部排
出口を開閉する開閉弁機構が設けられている。この開閉
弁機構は、案内筒の端部排出口から圧縮空気移送部へ連
通された弁箱と、この弁箱内に設けられ、前記端部排出
口を開閉する弁体とを有している。この弁体は、案内筒
の端部排出口へ向け進退移動する押え弁、端部排出口に
上端が枢着された蝶形弁、或は端部排出口に密着しなが
ら摺動する仕切弁等を備えてもよい。ブラスト作業を行
うときに、研装材の繰出供給側で開閉弁機構を操作して
研装材の放出と供給停止とを確実に制御でき、複数箇所
の処理面の移動中等における研装材の無駄な放出を防止
できる。
【0015】また、案内筒は、その端部排出口が前記加
圧貯留部の放出口より高い位置になるように前記加圧貯
留部の放出口に傾斜状に連通され、案内筒の端部排出口
と圧縮空気移送部とは気密移送路で相互に連通されてな
ることとしてもよい。気密移送路は単なる気密ケースに
形成され、案内筒の端部排出口に開閉弁機構を設ける必
要がないため、研装材の繰出供給部を簡単な構造に形成
して加圧貯留部から圧縮空気移送部への研装材の放出と
停止とを確実に制御できる。
【0016】
【実施例】以下添付図面に基づき、本発明の好適な実施
例を説明する。図1には、本発明の実施例に係るブラス
トクリーニング用研装材供給装置を備えたサンドブラス
ト装置の系統説明図が示され、図2には前記サンドブラ
スト装置の斜視図説明図が示され、図3にはブラストク
リーニング用研装材供給装置の一部拡大縦断説明図が示
されている。図より明らかな様に、ブラストクリーニン
グ用研装材供給装置(以下、研装材供給装置と略する)
10は、石油タンク等の鋼板Pの表面等に付着している
スケールや塗装材等を剥離処理して金属面を露出させる
サンドブラスト装置12において、鋼板Pの処理面Sに
噴射した研装材Kを回収し、この回収した研装材Kを加
圧貯留部に順次貯留しながら、再び圧縮空気に混合して
処理面Sへ噴射するときに、圧縮空気の移送路内への研
装材の放出量を確実、かつ高密度に調整でき、研装材の
放出量の無駄がなく、ブラスト作業を効率よくおこなう
ことを特徴としている。なお、研装材Kは鋼材や鋳物等
の表面に付着しているスケール、塗装材等に吹き付けて
取り除くための鋼粒子、砂等の研磨材である。
【0017】図1、図2に示す様に、前記サンドブララ
スト装置12は、鋼板Pの処理面Sに圧縮空気と共に研
装材Kを吹き付ける噴射部14と、この噴射部14に連
通され、処理面Sから剥離されたスケール、塗装材等の
塵埃と吹き付けた研装材Kとを吸引回収する回収分離部
16と、前記回収分離部16に連通され、同回収分離部
16内の塵埃を空気と共に吸引して集塵する集塵部18
と、前記研装材Kを加圧貯留する加圧貯留部20とを有
している。更に、前記回収分離部16内へ回収して塵埃
が分離された研装材Kを前記加圧貯留部20へ移送する
ため集塵部18から加圧貯留部20へ連通され、かつ中
間位置に回収分離部16が連通された空気移送部22
と、この空気移送部22に吸引負圧を発生させるため、
前記加圧貯留部20に連通された排気減圧部24と、前
記加圧貯留部20内から繰り出される研装材Kを圧縮空
気と共に前記噴射部14へ連続供給する圧縮空気移送部
26とを有している。
【0018】研装材Kは、直径略1mm程度の鋼粒子で
あり、加圧貯留部20に貯留されつつ放出、回収されて
循環される。噴射部14は、鋼板Pの処理面Sに密着す
る開口を有した気密箱体で形成され、この気密箱体内の
上部位置に研装材Kを圧縮空気と共に噴射する噴射ノズ
ル28が設けられ、この噴射ノズル28の下方に、噴射
された研装材Kの打撃で処理面Sから剥離されたスケー
ル、塗装材等の塵埃や研装材Kを吸引する吸引口30が
設けられている。この噴射部14は、クレーン車等の吊
下索条32に吊下して処理面Sに沿って上下、左右方向
へ移動させながらブラスト作業を行う。
【0019】噴射部14の吸引口30には、吸引ホース
34の一端が接続され、この吸引ホース34の他端は回
収分離部16の周壁面の上部位置に連通されている。こ
の回収分離部20は、密閉されたタンク体に形成され、
その下端に自動開閉する排出弁36が連通されている。
空気移送部22は空気ホースを備え、この空気ホースに
回収分離部16の下端の排出弁36が連通されている。
【0020】集塵部18は、通常のサイクロンで形成さ
れ、回収分離部20の上部壁面からサイクロンの周壁面
の接線方向となる位置に連通ホース38が連通されてい
る。このサイクロンの上面中心位置には、空気移送部2
2の一端が連通され、他端は加圧貯留部20の周壁面の
上部位置に連通されている。
【0021】更に、加圧貯留部20の周壁面の上部位置
には、排気ホース38の一端が連通され、この排気ホー
ス38は真空ポンプを備えた排気減圧部24の吸引口に
連通れ、この排気減圧部24の吐出口に消音器40が連
通されている。前記排気減圧部24からの吸引負圧が加
圧貯留部20、集塵部18、回収分離部16、吸引ホー
ス34等を経由して噴射部14に作用し、噴射部14内
で処理面に噴射された研装材Kと塵埃とを吸引して研装
材は回収分離部16内に一次貯留された後で空気移送部
22で加圧貯留部20へ移送される。
【0022】圧縮空気移送部26は、コンプレッサの様
な空気圧縮機42と、この空気圧縮機42に連通された
第1、第2高圧タンク44a、44bと、この第1高圧
タンク44aに一端が接続され、他端が噴射部14の噴
射ノズル28に接続された高圧ホース46とを備えてい
る。また、加圧貯留部20は任意形状の縦形タンクに形
成され、この縦形タンク内には上下2個の漏斗状仕切板
48、48で上下3段に区画された上部室50a、中部
室50b、下部室50cが設けられている。更に、上下
の漏斗状仕切板48、48の略中央位置に開孔された上
下連通孔には自動開閉弁52a、52bが設けられ、こ
の縦形タンクの下端には研装材の放出口54が設けられ
ている。また、前記空気圧縮機42に連通された第2高
圧タンク44bから前記中部室50bへ高圧ホース56
が連通されている。
【0023】これにより、排気減圧部24の吸引負圧が
作用している加圧貯留部20内の上部室50aに空気移
送部22で移送された研装材Kが増加すると、上方側の
漏斗状仕切板48に設けた自動開閉弁52aが開弁され
て上部室50a内の研装材Kが中部室内に落下収容され
て自動開閉弁52aが閉弁される。そこで、第2高圧タ
ンク44b側から中部室50bへ圧縮空気が供給されて
内部の圧力が圧縮空気移送部26内を通流している圧縮
空気の圧力より高くなった時点で、下方側の漏斗状仕切
板48の自動開閉弁52bが開弁されて中部室50b内
の研装材を下部室50c内に収容し、自動開閉弁52b
を閉弁して下部室50c内の研装材を圧縮空気移送部2
6へ順次供給するものである。
【0024】図2に示す様に、サンドブラスト装置12
の各回収分離部16、集塵部18、加圧貯留部20、排
気減圧部24、空気圧縮機42、第1、第2高圧タンク
44a、44b等は機枠57内に設置され、吸引ホース
34及び高圧ホース46の延長端は噴射部14に対して
着脱可能に連結されており、トラック等にコンパクトに
積載しながら現場へ簡易に搬入できることとなる。
【0025】図3に示す様に、研装材供給装置10は、
前記サンドブラスト装置12の前記加圧貯留部20の下
端の放出口54に連設され、研装材Kを前記圧縮空気移
送部26へ供給する繰出供給部58を備えている。この
繰出供給部58は、前記放出口54から放出される研装
材Kの落下方向と交差方向に横長く配置された案内筒6
0と、この案内筒60内の長手方向に軸架された回転軸
62と、この回転軸62の外周面に設けられ、案内筒6
0内に落下した研装材Kを回転軸62の回転と共に案内
筒60の長手方向へ案内進行させる回転移送体64とを
備えたことを特徴としている。
【0026】即ち、案内筒60は、四角筒や円筒等に形
成され、この案内筒60の上面側の略中央位置には、加
圧貯留部20の下端の放出口54に連通する受入孔66
が開孔されている。前記加圧貯留部20の放出口54の
下端側の外周縁には、略水平方向へ向けフランジ67が
突設され、このフランジ67に案内筒60がボルト等で
固定されている。また、案内筒60の下面には、案内筒
60の長手方向に向けて点検長孔68が開孔されて蓋7
0が着脱自在に固定されている。また、前記回転軸62
の一端を片持ち状に軸支させた側面軸受72が案内筒6
0の一端側に固定され、回転軸62の外周面に固定され
た回転移送体64が案内筒60内に嵌合されている。更
に、側面軸受72の外面には減速機付モータ74が固定
され、この減速機付モータ74の減速軸に前記回転軸6
2が連結されて連動されている。
【0027】これにより、加圧貯留部20の下端放出口
54に受入孔66を介して連通させた案内筒60内の回
転軸の回転速度を変速させるだけで研装材Kの放出量を
確実で、かつ高精度に調整でき、噴射部14へ供給され
る圧縮空気に対する研装材Kの混合割合を、処理面Sの
状態に対応して制御できて研装材の放出量に無駄がな
く、ブラスト作業を効率よく行える。また、案内筒60
内に回転駆動機構を備えているため、研装材Kが吸湿し
た状態でブラスト作業を一次的に中断して放出口54や
案内筒60内で研装材が相互にさび付いても、案内筒6
0内の回転駆動機構を駆動させるだけでさび付いた研装
材Kは簡単に分解されて排出できる。従って、研装材が
相互に固着して目詰りするようなことがなく、作業を一
次中断した後でもブラスト作業を速やかに再開できる。
また、案内筒60は、下面側の蓋70を取り外して内部
を簡単に点検でき、側面軸受72に開孔した、図示しな
い空気吹き込み孔から圧縮空気を案内筒60内へ吹き込
んで清掃も容易にできる。
【0028】図3の実施例に示す様に、回転移送体64
は、回転軸62の外周面に連続して螺旋状に周回しつつ
穿溝された螺旋溝76を備えている。前記案内筒60内
で回転軸62の螺旋溝76内に落下収容された研装材K
は、回転軸62が回転することにより螺旋溝76内を案
内筒60の端部排出口78方向へ連続移送されて放出さ
れ、回転軸62の回転速度と対応した量の研装材Kを供
給してサンドブラスト作業の実効化を達成できることと
なる。前記回転移送体64は、回転軸62の外周面に螺
旋溝76を構成できるものであればよく、例えば、回転
軸62の外周面に連続状に固定された螺旋羽根、螺旋状
に間隙をおいて固定された軸片等で構成してもよい。ま
た、案内筒60は端部放出口78へ向け斜め下がりに設
置して回転移送体64による連続移送を助勢してもよ
い。
【0029】前記繰出供給部58は、円筒状の案内筒6
0と、この案内筒内に軸支され、螺旋羽根が連続して周
回固定された回転軸62とを備えた既製のスクリューコ
ンベヤで構成してもよい。これにより、スクリューコン
ベヤの回転軸の回転速度を可変して繰出供給部58から
放出される研装材の放出量を、作業現場の状態に合わせ
て確実、かつ高精度に調整でき、研装材の供給の実効化
を達成できる。また、市販のスクリューコンベヤを利用
して繰出供給部58の設備経費を安価に節約できる。ま
た、繰出供給部58はスクリューコンベヤに限らず、四
角筒状の案内筒60内にバケットコンベヤ、エプロンコ
ンベヤ等を備えることとしてもよい。
【0030】図3に示す様に、前記案内筒60の端部排
出口78には、同端部排出口78を開閉する開閉弁機構
80が設けられている。この開閉弁機構80は、案内筒
60の端部排出口78から圧縮空気移送部26へ連通さ
れた弁箱82と、この弁箱82内に設けられ、前記端部
排出口78を開閉する弁体84とを有している。
【0031】即ち、前記弁箱82は、下面に吐出口86
が垂下された筒状ケース88を備えている。この筒状ケ
ース88の一端開口が、前記案内筒60の端部排出口7
8の周縁に交差状に固定されたフランジ90にボルト等
で締着されると共に、流体シリンダ92が固定された取
付フランジ94が筒状ケース88の他端開口に締着され
ている。また、前記筒状ケース88内へ突出された流体
シリンダ92のプランジャ96の端部に弁体84が固定
され、前記端部排出口78へ当接する弁体84の当接面
にはウレタンゴム等の弾性材98が付設されている。
【0032】前記第1高圧タンク44aに連通された高
圧ホース46には、前記弁箱82の下方位置でT形管継
手100が連通され、このT形管継手100に筒状ケー
ス88の吐出口86が継手連結されている。これによ
り、複数箇所の処理面を移動しつつブラスト作業を行う
ときに、研装材Kの繰出供給側で開閉弁機構80を操作
して研装材の放出と供給停止とを簡単に制御でき、複数
箇所の処理面のブラスト作業を敏速に能率的に行える。
また、開閉弁機構80の閉弁時には案内筒60の端部排
出口78が弁体84で閉鎖され、弁箱82内に圧縮空気
移送部26内を通流中の圧縮空気の吸入負圧が作用して
も、弁体84で閉鎖された案内筒60内の研装材Kが吸
い出されることがなく、ブラスト作業中における研装材
の放出と停止とを確実に制御でき、必要な箇所以外での
研装材の無駄な放出を防止できる。また、弁体84は、
端部排出口78へ進退移動して開閉弁する押え弁に限る
ことなく、端部排出口78の上端に枢着されて開閉動作
する蝶形弁、或は端部排出口に密着しながら摺動して開
閉動作する仕切弁等を備えてもよい。
【0033】次に、本発明の実施例に係るブラストクリ
ーニング用研装材供給装置10の作用を説明する。前記
サンドブラスト装置12をブラスト作業を行う現場へ搬
入し、回収分離部16に接続された吸引ホース34及び
圧縮空気移送部26の高圧ホース46を噴射部14の吸
引口30及び噴射ノズル28に接続し、この噴射部14
の開口を鋼板Pの処理面Sに当接させ、この状態でサン
ドブラスト装置12に設けた、図示しない制御盤に設け
た起動スイッチを閉路して排気減圧部24、空気圧縮機
42及び研装材供給装置10の減速機付モータ74等を
駆動するものである。
【0034】同時に研装材供給装置10においては、弁
開閉機構80の流体シリンダ92が作動してプランジャ
96と共に弁体84が案内筒60の端部排出口78から
後退されて端部排出口78を開口保持する。そして、減
速機付モータ74と連動する回転軸62の外周面に設け
た螺旋溝76等の回転移送体64の間隙に加圧貯留部2
0の下端の放出口54、案内筒60の受入孔66を通じ
て落下する研装材Kは回転軸62の回転で案内筒60の
端部排出口78へ向けて案内進行され、端部排出口78
から弁箱82及び弁箱82の下面の吐出口86を経由し
て圧縮空気移送部26側のT形管継手100内に流入す
る。そこで、この圧縮空気移送部26内を噴射部14の
噴射ノズル28へ向け高速で通流している圧縮空気内に
研装材Kは混合され、噴射ノズル28から処理面Sに噴
射されて処理面に付着しているスケールや塗装材を剥離
させる。
【0035】噴射部14内へ噴射された研装材Kや剥離
されたスケール及び塗装材等の塵埃は吸引ホース34を
経由して回収分離部16内へ吸引され、塵埃は更に集塵
部18で集塵処理される。回収分離部16内に分離収容
された研装材は、下端の排出弁36の開閉操作で集塵部
18から加圧貯留部20へ連通した空気移送部22内を
高速で通流している空気流で加圧貯留部20内へ順次貯
留され、下端の放出口54から繰出供給部58へ循環す
ることとなる。
【0036】従って、加圧貯留部20の下端の放出口5
4に交差状に連通させた案内筒60内に軸支させた回転
軸62の回転を高速回転させると圧縮空気移送部26内
を通流中の圧縮空気に対する混合割合が増加され、回転
軸62の回転を低速回転させると混合割合は減少するこ
ととなり、回転軸62の回転速度を減速機付モータ74
で変速させるだけで研装材の放出量を確実で、かつ高精
度に調整できる。そして、噴射部14から噴射される研
装材の圧縮空気に対する混合割合を、処理面に付着した
スケールや塗装材の厚み等の状態に対応して制御して研
装材の放出量に無駄がなく、処理面のブラスト作業を効
率よく行える。
【0037】また、天候、或は現場の状態で研装材が吸
湿した状態でブラスト作業を行い、その後で一次的に作
業を中断して加圧貯留部20の放出口54や繰出供給部
58の案内筒60内で研装材Kが相互にさび付いても、
案内筒60内の回転軸62を減速機付モータ等の駆動機
構で駆動させるだけでさび付いた研装材Kは簡単に分解
され、放出口54や案内筒60内で研装材が相互に固着
して目詰りするようなこともなく、作業を一次中断した
後でも案内筒60内の回転軸等の回転駆動機構を駆動す
るだけでブラスト作業を速やかに再開できる。
【0038】次に、図4には、他の実施例に係るブラス
トクリーニング用研装材供給装置10aが示されてい
る。該研装材供給装置10aの案内筒60は、その端部
排出口78が前記加圧貯留部20の下端の放出口54よ
り高い位置になるように前記加圧貯留部20の放出口5
4に傾斜状に連通され、前記案内筒60の端部排出口7
8と前記圧縮空気移送部26とは、気密移送路102で
相互に連通されてたことを特徴としている。本実施例に
おいて、先の実施例と同一部材には同一番号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0039】前記放出口54に対して傾斜状に配置され
た案内筒60は、その斜め下端寄りの上面位置に鉛直方
向へ向け突設されたフランジ形管継手104を有し、こ
のフランジ形管継手104が放出口54に継手連結され
ている。この案内筒60の下面には、案内筒の長手方向
に沿った点検長孔68が開孔されて蓋70が着脱自在に
固定されている。また、先の実施例と同様に、回転軸6
2の一端を片持ち状に軸支させた側面軸受72が案内筒
60の斜め下端に固定されている。該回転軸62の外周
面には、案内筒60内へ落下した研装材Kを回転軸62
の回転と共に案内筒60の斜め上端側の端部排出口78
へ案内進行させる回転移送体64が設けられて案内筒6
0内に嵌合されている。更に、側面軸受72の外面には
減速機付モータ74が固定され、この減速機付モータ7
4の減速軸に前記回転軸62が連結されて連動されてい
る。
【0040】前記気密移送路102は、案内筒60の斜
め上端側の端部排出口78に一方側面が連通固定され、
下面に吐出口106が垂設された気密ケース108を備
えている。そして、サンドブラスト装置12の圧縮空気
移送部26の高圧ホース46に連通されたT形管継手1
00に、気密ケース108の吐出口106が継手連結さ
れている。また、回転軸62の回転移送体64は、回転
軸62の外周面に連続した螺旋状に周回しつつ穿溝され
た螺旋溝を備えている。この回転移送体64は必ずしも
螺旋溝に限ることなく、例えば、螺旋溝を構成するた
め、回転軸62の外周面に連続状に固定された螺旋羽
根、螺旋状に間隙をおいて固定された軸片等で構成して
もよい。
【0041】本実施例に係る研装材供給装置10aは、
上記構成の案内筒60内で回転軸62を減速機付モータ
74と連動回転させることにより、加圧貯留部20の放
出口54から案内筒60内へ落下した研装材Kは、案内
筒60内を斜め上方へ連続状に案内進行されて端部排出
口78から気密ケース108及び吐出口106を経由し
て圧縮空気移送部26側のT形管継手100内に流入す
る。そこで、圧縮空気移送部26内を噴射部へ向け高速
で通流している圧縮空気内に研装材Kは混合されて鋼板
の処理面に噴射されるものであり、回転軸62の回転速
度を減速機付モータ74で変速させるだけで研装材の放
出量を確実で、かつ高精度に調整できるる。
【0042】また、回転軸62の回転を停止させた状態
では、傾斜した案内筒60のフランジ形管継手104の
位置から端部排出口78まで研装材Kが停滞し、圧縮空
気移送部26内を高速で通流する圧縮空気の吸引負圧
や、放出口54内の研装材の荷重圧が案内筒60内の研
装材Kに加わっても気密ケース108内へ研装材が排出
されることがない。従って、本実施例に係る研装材供給
装置10aにおいては、案内筒60の端部排出口78に
開閉弁機構等を設ける必要がなく、加圧貯留部20の放
出口54に案内筒60を傾斜状に連通させた簡単な構造
で、加圧貯留部20から圧縮空気移送部26への研装材
Kの放出と停止とを確実に制御できる。また、研装材の
繰出供給部58が簡単な構造となって装置の設備経費を
安価に節約できることとなる。上記した研装材供給装置
10、10aは、簡易型ブラスト装置の可搬型加圧貯留
部と圧縮空気移送路との連通口に設置してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るブ
ラストクリーニング用研装材供給装置は、処理面に圧縮
空気と共に研装材を吹き付ける噴射部と、前記噴射部に
連通され、処理面から剥離されたスケール、塗装材等の
塵埃と吹き付けた研装材とを吸引回収する回収分離部
と、前記回収分離部に連通され、同回収分離部内の塵埃
を空気と共に吸引して集塵する集塵部と、前記研装材を
加圧貯留する加圧貯留部と、前記回収分離部内へ回収し
て塵埃が分離された研装材を前記加圧貯留部へ移送する
ため、前記集塵部から加圧貯留部へ連通され、かつ中間
位置に回収分離部が連通された空気移送部と、前記空気
移送部に吸引負圧を発生させるため、前記加圧貯留部に
連通された排気減圧部と、前記加圧貯留部内から繰り出
される研装材を圧縮空気と共に前記噴射部へ連続供給す
る圧縮空気移送部と、を有したサンドブラスト装置にお
いて、前記加圧貯留部の下端の放出口には、研装材を前
記圧縮空気移送部へ供給する繰出供給部が連設され、前
記繰出供給部は、前記放出口から放出される研装材の落
下方向と交差方向に横長く配置された案内筒と、この案
内筒内の長手方向に軸架された回転軸と、この回転軸の
外周面に設けられ、案内筒内に落下した研装材を回転軸
の回転と共に案内筒の長手方向へ案内進行させる回転移
送体とを備えてなることにより、加圧貯留部の下端の放
出口に、交差状に連通させた案内筒内に軸支させた回転
軸の回転速度を変速させるだけで研装材の放出量を確実
で、かつ高精度に調整でき、噴射部へ供給される圧縮空
気に対する研装材の混合割合を、処理面に付着したスケ
ールや塗装材の厚み等の状態に対応して制御して研装材
の放出量に無駄がなく、処理面のブラスト作業を効率よ
く行える。また、加圧貯留部の放出口に連設した案内筒
内に研装材を移送する回転駆動機構を備えているため、
研装材が吸湿した状態で作業を一次的に中断して放出口
や案内筒内で研装材が相互にさび付いても、案内筒内の
回転駆動機構を駆動させるだけでさび付いた研装材は簡
単に分解され、放出口や案内筒内でさび付いた研装材が
相互に固着して目詰りするようなことがなく、作業を一
次中断した後でもブラスト作業を速やかに再開できる。
【0044】また、請求項2によれば、前記繰出供給部
は、スクリューコンベヤからなることにより、スクリュ
ーコンベヤのスクリューの回転速度を可変して繰出供給
部から放出される研装材の放出量を、作業現場の状態に
合わせて確実、かつ高精度に調整でき、研装材の供給の
実効化を達成できる。また、市販のスクリューコンベヤ
を利用して繰出供給部の設備経費を安価に節約できる。
【0045】また、請求項3によれば、前記回転移送体
は、回転軸の外周面に連続して周回された螺旋溝を備え
てなることにより、案内筒内で回転軸の螺旋溝内に落下
収容された研装材は、案内筒内で回転軸が回転すること
により、螺旋溝内を案内筒の端部排出口方向へ連続移送
されて端部排出口から放出され、回転軸の回転速度と対
応した量の研装材を安定して供給してサンドブラスト作
業の実効化を達成できる。
【0046】また、請求項4によれば、前記案内筒の端
部排出口には、同端部排出口を開閉する開閉弁機構が設
けられてなることにより、複数箇所の処理面を移動しつ
つブラスト作業を行うときに、研装材の繰出供給側で開
閉弁機構を操作して研装材の放出と供給停止とを簡単に
制御でき、複数箇所の処理面のブラスト作業を敏速に能
率的に行える。
【0047】また、請求項5によれば、前記開閉弁機構
は、前記案内筒の端部排出口から圧縮空気移送部へ連通
された弁箱と、この弁箱内に設けられ、前記端部排出口
を開閉する弁体とを有してなることにより、開閉弁機構
の閉弁時には案内筒の端部排出口が弁体で閉鎖され、弁
箱で圧縮空気移送部と連通された案内筒側へ圧縮空気移
送部を通流中の圧縮空気の吸入負圧が作用しても、案内
筒内の研装材が吸い出されることがなく、ブラスト作業
中における研装材の放出と停止とを確実に制御でき、必
要な箇所以外での研装材の無駄な放出を防止できる。
【0048】また、請求項6によれば、前記案内筒は、
その端部排出口が前記加圧貯留部の放出口より高い位置
になるように前記加圧貯留部の放出口に傾斜状に連通さ
れ、前記案内筒の端部排出口と前記圧縮空気移送部と
は、気密移送路で相互に連通されてなることにより、案
内筒の端部に開閉弁機構を設ける必要がなく、加圧貯留
部の放出口に案内筒を傾斜状に連通させた簡単な構造で
加圧貯留部から圧縮空気移送部への研装材の放出と停止
とを確実に制御できる。また、研装材の繰出供給部が簡
単な構造となって装置の設備経費を安価に節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラストクリーニング用研装材供
給装置を備えたサドブラスト装置の系統説明図である。
【図2】サンドブラスト装置の斜視説明図である。
【図3】本発明に係るブラストクリーニング用研装材供
給装置の一部拡大縦断説明図である。
【図4】他の実施例に係るブラストクリーニング用研装
材供給装置の一部拡大縦断説明図である。
【図5】従来のブラストクリーニング用研装材供給装置
の縦断説明図である。
【符号の説明】
10 ブラストクリーニング用研装用研装材供給装置 12 サンドブラスト装置 14 噴射部 16 回収分離部 18 集塵部 20 加圧貯留部 22 空気移送部 24 排気減圧部 26 圧縮空気移送部 54 放出口 58 繰出供給部 60 案内筒 62 回転軸 64 回転移送体 76 螺旋溝 78 端部排出口 80 開閉弁機構 82 弁箱 84 弁体 102 気密移送路 P 鋼板 S 処理面 K 研装材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−321168(JP,A) 特開 平6−114737(JP,A) 特開 平5−293761(JP,A) 特開 平8−1518(JP,A) 特開 平7−112369(JP,A) 実開 昭60−86465(JP,U) 実開 昭50−39888(JP,U) 実開 昭63−107558(JP,U) 実開 昭63−66137(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24C 7/00 B24C 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理面に圧縮空気と共に研装材を吹き付
    ける噴射部と、 前記噴射部に連通され、処理面から剥離されたスケー
    ル、塗装材等の塵埃と吹き付けた研装材とを吸引回収す
    る回収分離部と、 前記回収分離部に連通され、同回収分離部内の塵埃を空
    気と共に吸引して集塵する集塵部と、 前記研装材を加圧貯留する加圧貯留部と、 前記回収分離部内へ回収して塵埃が分離された研装材を
    前記加圧貯留部へ移送するため、前記集塵部から加圧貯
    留部へ連通され、かつ中間位置に回収分離部が連通され
    た空気移送部と、 前記空気移送部に吸引負圧を発生させるため、前記加圧
    貯留部に連通された排気減圧部と、 前記加圧貯留部内から繰り出される研装材を圧縮空気と
    共に前記噴射部へ連続供給する圧縮空気移送部と、を有
    したサンドブラスト装置において、 前記加圧貯留部の下端の放出口には、研装材を前記圧縮
    空気移送部へ供給する繰出供給部が連設され、 前記繰出供給部は、前記放出口から放出される研装材の
    落下方向と交差方向に横長く配置された案内筒と、この
    案内筒内の長手方向に軸架された回転軸と、この回転軸
    の外周面に設けられ、案内筒内に落下した研装材を回転
    軸の回転と共に案内筒の長手方向へ案内進行させる回転
    移送体と、を備えてなるブラストクリーニング用研装材
    供給装置。
  2. 【請求項2】 前記繰出供給部は、スクリューコンベヤ
    からなる請求項1記載のブラストクリーニング用研装材
    供給装置。
  3. 【請求項3】 前記回転移送体は、回転軸の外周面に連
    続して周回された螺旋溝を備えてなる請求項1または2
    記載のブラストクリーニング用研装材供給装置。
  4. 【請求項4】 前記案内筒の端部排出口には、同端部排
    出口を開閉する開閉弁機構が設けられてなる請求項1な
    いし3のいずれかに記載のブラストクリーニング用研装
    材供給装置。
  5. 【請求項5】 前記開閉弁機構は、前記案内筒の端部排
    出口から圧縮空気移送部へ連通された弁箱と、この弁箱
    内に設けられ、前記端部排出口を開閉する弁体と、を有
    してなる請求項4記載のブラストクリーニング用研装材
    供給装置。
  6. 【請求項6】 前記案内筒は、その端部排出口が前記加
    圧貯留部の放出口より高い位置になるように前記加圧貯
    留部の放出口に傾斜状に連通され、 前記案内筒の端部排出口と前記圧縮空気移送部とは、気
    密移送路で相互に連通されてなる請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のブラストクリーニング用研装材供給装
    置。
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