JP2803557B2 - 帳 票 - Google Patents
帳 票Info
- Publication number
- JP2803557B2 JP2803557B2 JP6016086A JP1608694A JP2803557B2 JP 2803557 B2 JP2803557 B2 JP 2803557B2 JP 6016086 A JP6016086 A JP 6016086A JP 1608694 A JP1608694 A JP 1608694A JP 2803557 B2 JP2803557 B2 JP 2803557B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copy
- amount
- colored
- sheet
- column
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複写式の帳票に係わ
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来から、領収書と領収書の発行控えを
作成するために複写式の帳票が用いられている。これら
の帳票は、記入欄を有する上葉紙の裏面に、黒色又は青
色等の濃厚色の感圧複写層を設け、下葉紙の表面に、白
色又は淡色に着色した複写欄を有するものである。すな
わち、上葉紙の表面の記入欄に領収金額等を記入するこ
とにより、下葉紙の表面の複写欄にも上葉紙の記入欄と
同一の領収金額が濃厚色で複写し、上葉紙を領収書の発
行控えとして保存し、下葉紙を領収書として発行するも
のである。
作成するために複写式の帳票が用いられている。これら
の帳票は、記入欄を有する上葉紙の裏面に、黒色又は青
色等の濃厚色の感圧複写層を設け、下葉紙の表面に、白
色又は淡色に着色した複写欄を有するものである。すな
わち、上葉紙の表面の記入欄に領収金額等を記入するこ
とにより、下葉紙の表面の複写欄にも上葉紙の記入欄と
同一の領収金額が濃厚色で複写し、上葉紙を領収書の発
行控えとして保存し、下葉紙を領収書として発行するも
のである。
【０００３】しかし、下葉紙の複写欄にボールペンなど
を用い、領収金額を直接書き込み、上葉紙の記入欄には
領収金額より低い金額を記入して、その差額を着服する
等の不正が後を立たない。このような事件を防ぐため
に、感圧発色層の色調を特殊なものとすることも行われ
ているが、類似色のボールペンも市販されており、その
有効性は疑問視されている。
を用い、領収金額を直接書き込み、上葉紙の記入欄には
領収金額より低い金額を記入して、その差額を着服する
等の不正が後を立たない。このような事件を防ぐため
に、感圧発色層の色調を特殊なものとすることも行われ
ているが、類似色のボールペンも市販されており、その
有効性は疑問視されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題に鑑
みてなされたものであって、複写欄に書き込まれた金額
等の記入情報の不正を防ぐことのできる帳票を提供する
ことを目的とする。
みてなされたものであって、複写欄に書き込まれた金額
等の記入情報の不正を防ぐことのできる帳票を提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
記入欄を有する上葉紙の裏面に、白色又は淡色の感圧複
写層を設け、下葉紙の表面に、濃厚色に着色した複写欄
を設けたことを特徴とする帳票である。
記入欄を有する上葉紙の裏面に、白色又は淡色の感圧複
写層を設け、下葉紙の表面に、濃厚色に着色した複写欄
を設けたことを特徴とする帳票である。
【０００６】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載の発明を前提とし、濃厚色に着色した複写欄を濃厚色
の細紋により設けたことを特徴とする帳票である。
載の発明を前提とし、濃厚色に着色した複写欄を濃厚色
の細紋により設けたことを特徴とする帳票である。
【０００７】以下、本発明を図１〜４を用いて詳細に説
明する。上葉紙２は、領収書の発行控えとなり保存する
ものである。上葉紙の表面には、日付、金額等の記入欄
３等を凸版、凹版、平版、孔版等の各種印刷法により設
ける。そして少なくとも複写が必要な記入欄の裏面に、
白色又は淡色の感圧複写層４を印刷法により設ける。
明する。上葉紙２は、領収書の発行控えとなり保存する
ものである。上葉紙の表面には、日付、金額等の記入欄
３等を凸版、凹版、平版、孔版等の各種印刷法により設
ける。そして少なくとも複写が必要な記入欄の裏面に、
白色又は淡色の感圧複写層４を印刷法により設ける。
【０００８】ここで、白色又は淡色の感圧複写層４と
は、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸亜鉛等の白色又は淡色
で不透明度の高い顔料をワックス類や低分子量ポリエチ
レン等の圧力により複写しうる材料に分散してなる層で
ある。
は、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸亜鉛等の白色又は淡色
で不透明度の高い顔料をワックス類や低分子量ポリエチ
レン等の圧力により複写しうる材料に分散してなる層で
ある。
【０００９】なお、上葉紙２となりうる基材は、上記記
入欄３に記載する際の筆圧により、裏面の感圧複写層４
を複写する必要があるので薄手の紙が好ましい。
入欄３に記載する際の筆圧により、裏面の感圧複写層４
を複写する必要があるので薄手の紙が好ましい。
【００１０】下葉紙６は、領収書として発行するもので
ある。下葉紙６の表面には、濃厚色に着色した複写欄５
を印刷法により設ける。
ある。下葉紙６の表面には、濃厚色に着色した複写欄５
を印刷法により設ける。
【００１１】ここで、濃厚色に着色した複写欄５とは、
黒色、青色等の濃厚色のインキを一色あるいは複数色用
いて印刷形成した、全面ベタ、または微細な連続模様や
社名等の文字からなる細紋を形成した欄である。なお、
複写欄を細紋とする場合、複写した日付、金額等をはっ
きりと認識させるためには、濃厚色の部分が６０％以上
であることが好ましい。
黒色、青色等の濃厚色のインキを一色あるいは複数色用
いて印刷形成した、全面ベタ、または微細な連続模様や
社名等の文字からなる細紋を形成した欄である。なお、
複写欄を細紋とする場合、複写した日付、金額等をはっ
きりと認識させるためには、濃厚色の部分が６０％以上
であることが好ましい。
【００１２】なお、下葉紙６となりうる基材は、筆圧を
他の帳票に伝達しない必要があるので厚手の紙が好まし
い。
他の帳票に伝達しない必要があるので厚手の紙が好まし
い。
【００１３】更に、上記上葉紙２と下葉紙６は、一辺を
接着剤にて固定し、帳票１をなす。更に、携帯の利便性
等を考え、複数の帳票１を束ねて帳票組としてもよい。
接着剤にて固定し、帳票１をなす。更に、携帯の利便性
等を考え、複数の帳票１を束ねて帳票組としてもよい。
【００１４】以下、本発明に係わる帳票の使用方法を説
明する。帳票１の上葉紙２の日付及び金額記入欄にボー
ルペンを用いて、日付及び領収金額を記入する。その時
の平面図を図１に、図１中Ｘ−Ｘ断面図を図２に示す。
明する。帳票１の上葉紙２の日付及び金額記入欄にボー
ルペンを用いて、日付及び領収金額を記入する。その時
の平面図を図１に、図１中Ｘ−Ｘ断面図を図２に示す。
【００１５】そして、上葉紙及び下葉紙を分離すると、
下葉紙の表面に日付及び領収金額に相当する白色の感圧
複写層４が複写した濃厚な複写欄５を有する下葉紙が露
出する。
下葉紙の表面に日付及び領収金額に相当する白色の感圧
複写層４が複写した濃厚な複写欄５を有する下葉紙が露
出する。
【００１６】
【作用】本発明に係わる帳票は、上葉紙の記入欄に金額
等を記入すると、その裏面の白色又は淡色の感圧複写層
が、下葉紙の濃厚色に着色した複写欄に複写する。すな
わち、濃厚色をバックとして、白色又は淡色の記入欄に
記入した金額等が浮き出ることとなる。
等を記入すると、その裏面の白色又は淡色の感圧複写層
が、下葉紙の濃厚色に着色した複写欄に複写する。すな
わち、濃厚色をバックとして、白色又は淡色の記入欄に
記入した金額等が浮き出ることとなる。
【００１７】なお、白色又は淡色のボールペンは市販さ
れておらず、また、白色又は淡色のインキが入手可能で
あっても、それを用いてボールペンで書いたような細線
は描けず、直接複写欄に書き込むことは事実上不可能で
ある。更に、複写に用いるインキは、ボールペン等で用
いるインキより、顔料の含有率を増やすことができるの
で、複写欄に記載した金額等の濃度を濃くすることがで
きる。
れておらず、また、白色又は淡色のインキが入手可能で
あっても、それを用いてボールペンで書いたような細線
は描けず、直接複写欄に書き込むことは事実上不可能で
ある。更に、複写に用いるインキは、ボールペン等で用
いるインキより、顔料の含有率を増やすことができるの
で、複写欄に記載した金額等の濃度を濃くすることがで
きる。
【００１８】更に、複写欄に細紋を形成すれば、意匠性
を付与することができるとともに、不正を一層困難なも
のとすることができる。
を付与することができるとともに、不正を一層困難なも
のとすることができる。
【００１９】
【実施例】以下、実施例を詳述する。
【００２０】〔実施例１〕上葉紙としてカーボンペーパ
ーを用いた。上記上葉紙の表面に青色インキを用いオフ
セット印刷法にて、日付、金額の記入欄を設けた。
ーを用いた。上記上葉紙の表面に青色インキを用いオフ
セット印刷法にて、日付、金額の記入欄を設けた。
【００２１】次に、下記組成の感圧複写層形成用インキ
を作成し、上記上葉紙の日付、金額の記入欄に相当する
部分の裏面にフレキソ印刷法にて感圧複写層を設けた。
を作成し、上記上葉紙の日付、金額の記入欄に相当する
部分の裏面にフレキソ印刷法にて感圧複写層を設けた。
【００２２】 感圧複写層形成用インキ組成 酸化チタン白色顔料 ２０重量部 パラフィンワックス ３０重量部 鉱物油 ５０重量部
【００２３】下葉紙として上質紙を用いた。上記下葉紙
の表面に黒色インキを用いオフセット印刷法にて、日
付、金額の複写欄をベタに設けた。
の表面に黒色インキを用いオフセット印刷法にて、日
付、金額の複写欄をベタに設けた。
【００２４】そして、上葉紙及び下葉紙の右辺を接着剤
に接着することにより帳票を作成し、さらに複数の帳票
を束ねて、帳票組とした。
に接着することにより帳票を作成し、さらに複数の帳票
を束ねて、帳票組とした。
【００２５】上記帳票の上葉紙の金額記入欄にボールペ
ンを用いて、日付及び領収金額を記入し、上葉紙及び下
葉紙を分離したところ、濃厚色をベタに設けた複写欄上
に領収金額に相当する白色の感圧複写層が複写した濃厚
な複写欄を有する下葉紙が露出した。
ンを用いて、日付及び領収金額を記入し、上葉紙及び下
葉紙を分離したところ、濃厚色をベタに設けた複写欄上
に領収金額に相当する白色の感圧複写層が複写した濃厚
な複写欄を有する下葉紙が露出した。
【００２６】〔実施例２〕上記下葉紙の表面に黒色イン
キを用いオフセット印刷法にて、日付、金額の複写欄を
濃厚色の部分が７０％の細紋として設けた以外は、実施
例１と同一である。
キを用いオフセット印刷法にて、日付、金額の複写欄を
濃厚色の部分が７０％の細紋として設けた以外は、実施
例１と同一である。
【００２７】上記帳票の上葉紙の金額記入欄にボールペ
ンを用いて、日付及び領収金額を記入し、上葉紙及び下
葉紙を分離したところ、濃厚色の細紋を設けた複写欄上
に領収金額に相当する白色の感圧複写層が複写した濃厚
な複写欄を有する下葉紙が露出した。
ンを用いて、日付及び領収金額を記入し、上葉紙及び下
葉紙を分離したところ、濃厚色の細紋を設けた複写欄上
に領収金額に相当する白色の感圧複写層が複写した濃厚
な複写欄を有する下葉紙が露出した。
【００２８】
【発明の効果】本発明に係わる帳票は、記入欄を有する
上葉紙の裏面に、白色又は淡色の感圧複写層を設け、下
葉紙の表面に、濃厚色に着色した複写欄を設けたことを
特徴とするので、下葉紙の複写欄には、濃厚色をバック
として、白色又は淡色の記入欄に記入した金額等が浮き
出ることとなる。
上葉紙の裏面に、白色又は淡色の感圧複写層を設け、下
葉紙の表面に、濃厚色に着色した複写欄を設けたことを
特徴とするので、下葉紙の複写欄には、濃厚色をバック
として、白色又は淡色の記入欄に記入した金額等が浮き
出ることとなる。
【００２９】よって、下葉紙の複写欄に直接書き込む等
という様な、不正を防止することができる。
という様な、不正を防止することができる。
【００３０】更に、複写欄に細紋が形成すれば、意匠性
を付与することができるとともに、不正を一層困難なも
のとすることができる。
を付与することができるとともに、不正を一層困難なも
のとすることができる。
【００３１】
【図１】本発明に係わる帳票の平面説明図である。
【図２】本発明に係わる帳票の使用前の状態を示す断面
説明図である。
説明図である。
【図３】本発明に係わる帳票の下葉紙の説明図である。
【図４】本発明に係わる帳票の使用後の状態を示す断面
説明図である。
説明図である。
１ 帳票 ２ 上葉紙 ３ 記入欄 ４ 感圧複写層 ５ 複写欄 ６ 下葉紙
Claims (2)
- 【請求項１】記入欄を有する上葉紙の裏面に、白色又は
淡色の感圧複写層を設け、下葉紙の表面に、濃厚色に着
色した複写欄を設けたことを特徴とする帳票。 - 【請求項２】濃厚色に着色した複写欄を濃厚色の細紋に
より設けたことを特徴とする請求項１記載の帳票。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6016086A JP2803557B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 帳 票 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6016086A JP2803557B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 帳 票 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07223389A JPH07223389A (ja) | 1995-08-22 |
| JP2803557B2 true JP2803557B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=11906735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6016086A Expired - Lifetime JP2803557B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 帳 票 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2803557B2 (ja) |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP6016086A patent/JP2803557B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07223389A (ja) | 1995-08-22 |
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