JP2896093B2 - テレビジョン受像機の筐体の成形方法 - Google Patents
テレビジョン受像機の筐体の成形方法Info
- Publication number
- JP2896093B2 JP2896093B2 JP6263067A JP26306794A JP2896093B2 JP 2896093 B2 JP2896093 B2 JP 2896093B2 JP 6263067 A JP6263067 A JP 6263067A JP 26306794 A JP26306794 A JP 26306794A JP 2896093 B2 JP2896093 B2 JP 2896093B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- injection
- molten resin
- molding
- crt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1734—Nozzles therefor
- B29C45/1735—Nozzles for introducing the fluid through the mould gate, e.g. incorporated in the injection nozzle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCRT(cathode
ray tube 陰極線管)を保持する保持部を有
するテレビジョン受像機の筐体の成形方法に係り、とく
にベズル一体型キャビネットまたはベズルに適用して好
適なテレビジョン受像機の筐体の成形方法に関する。
ray tube 陰極線管)を保持する保持部を有
するテレビジョン受像機の筐体の成形方法に係り、とく
にベズル一体型キャビネットまたはベズルに適用して好
適なテレビジョン受像機の筐体の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機はそのキャビネット
内にCRTを収納するようにしたものであって、CRT
のスクリーン面がベズルの開口部に臨むことになる。C
RTのコーナの部分には取付け片が設けられており、こ
の取付け片をキャビネットあるいはベズルの保持部に固
定して取付けるようにしている。
内にCRTを収納するようにしたものであって、CRT
のスクリーン面がベズルの開口部に臨むことになる。C
RTのコーナの部分には取付け片が設けられており、こ
の取付け片をキャビネットあるいはベズルの保持部に固
定して取付けるようにしている。
【0003】CRTが大型になるとその重量も大きくな
るために、CRTの取付け部に強固な構造を採用する必
要がある。そこで成形体から成る独立のブラケットを用
意しておき、このブラケットをキャビネットのコーナの
部分に取付けるようにしている。別の方法としては低発
泡成形を行なうことにより、保持部の肉厚を高めるよう
にしている。
るために、CRTの取付け部に強固な構造を採用する必
要がある。そこで成形体から成る独立のブラケットを用
意しておき、このブラケットをキャビネットのコーナの
部分に取付けるようにしている。別の方法としては低発
泡成形を行なうことにより、保持部の肉厚を高めるよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】大型のCRTを取付け
るために別部材から成る成形体のブラケットを用いるよ
うにすると、部品点数が増加するばかりでなく、このブ
ラケットをキャビネットに固定するための手段を必要と
し、コストも増大する。
るために別部材から成る成形体のブラケットを用いるよ
うにすると、部品点数が増加するばかりでなく、このブ
ラケットをキャビネットに固定するための手段を必要と
し、コストも増大する。
【0005】低発泡成形は、通常の樹脂とともに発泡剤
を含む樹脂を射出するものであるが、その成形のサイク
ルが長く、このために成形の生産性が悪くなる欠点があ
る。
を含む樹脂を射出するものであるが、その成形のサイク
ルが長く、このために成形の生産性が悪くなる欠点があ
る。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、別部材から成るブラケットを用いるこ
となく、また低発泡成形のような長い成形サイクルを必
要とせず、しかもCRTの保持部に十分な強度をもたせ
るようにしたテレビジョン受像機の筐体の成形方法を提
供することを目的とするものである。
たものであって、別部材から成るブラケットを用いるこ
となく、また低発泡成形のような長い成形サイクルを必
要とせず、しかもCRTの保持部に十分な強度をもたせ
るようにしたテレビジョン受像機の筐体の成形方法を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、CRTを保持
する保持部を各コーナ部分にそれぞれ有する筐体を合成
樹脂の射出成形によって成形するようにした方法におい
て、溶融樹脂を前記筐体を成形するための金型内のキャ
ビティに射出シリンダからゲートを経由して射出し、前
記溶融樹脂の射出にやや遅れてガス圧入シリンダ内のガ
スを圧縮し、前記圧縮されたガスをガス射出口と前記ゲ
ートとを通して前記キャビティ内に射出して前記溶融樹
脂を加圧し、前記ガス圧入シリンダによるガス圧の供給
は前記溶融樹脂の加圧終了後も継続するとともに、少な
くともCRTの保持部の近傍部分にそれぞれ前記圧縮さ
れたガスを射出して該ガスのガス圧を加えるようにな
し、前記保持部の強度を向上させるようにしたことを特
徴とするテレビジョン受像機の筐体の成形方法に関する
ものである。なおここで溶融樹脂の加圧とは、射出シリ
ンダによって金型内のキャビティに射出される溶融樹脂
を加圧することを言う。また加圧の終了とは、射出シリ
ンダによる溶融樹脂に対する圧力の印加を停止すること
を指すものである。
する保持部を各コーナ部分にそれぞれ有する筐体を合成
樹脂の射出成形によって成形するようにした方法におい
て、溶融樹脂を前記筐体を成形するための金型内のキャ
ビティに射出シリンダからゲートを経由して射出し、前
記溶融樹脂の射出にやや遅れてガス圧入シリンダ内のガ
スを圧縮し、前記圧縮されたガスをガス射出口と前記ゲ
ートとを通して前記キャビティ内に射出して前記溶融樹
脂を加圧し、前記ガス圧入シリンダによるガス圧の供給
は前記溶融樹脂の加圧終了後も継続するとともに、少な
くともCRTの保持部の近傍部分にそれぞれ前記圧縮さ
れたガスを射出して該ガスのガス圧を加えるようにな
し、前記保持部の強度を向上させるようにしたことを特
徴とするテレビジョン受像機の筐体の成形方法に関する
ものである。なおここで溶融樹脂の加圧とは、射出シリ
ンダによって金型内のキャビティに射出される溶融樹脂
を加圧することを言う。また加圧の終了とは、射出シリ
ンダによる溶融樹脂に対する圧力の印加を停止すること
を指すものである。
【0008】溶融樹脂を金型内のキャビティへ射出して
成形を行なう射出成形において、溶融樹脂の射出の途中
で金型内のキャビティに高圧ガスを注入射出すると、成
形体の内部にガスによって空洞が形成されるとともに、
その近傍に効果的に2次圧を加えることが可能になる。
このような高圧ガスの射出に伴うシンプレス成形の方法
をテレビジョン受像機の筐体の成形に用いるようにする
と、局部的なヒケの防止に効果を有することになる。そ
こでテレビジョン受像機のとくにベズル一体型キャビネ
ットまたはベズルにこれを適用するとともに、少なくと
も筐体のコーナの部分にそれぞれ設けられるCRTの保
持部の近傍に高圧ガスを射出して2次圧を加えることに
よって、それぞれのコーナの部分のCRTの保持部を強
固な構造としたものである。
成形を行なう射出成形において、溶融樹脂の射出の途中
で金型内のキャビティに高圧ガスを注入射出すると、成
形体の内部にガスによって空洞が形成されるとともに、
その近傍に効果的に2次圧を加えることが可能になる。
このような高圧ガスの射出に伴うシンプレス成形の方法
をテレビジョン受像機の筐体の成形に用いるようにする
と、局部的なヒケの防止に効果を有することになる。そ
こでテレビジョン受像機のとくにベズル一体型キャビネ
ットまたはベズルにこれを適用するとともに、少なくと
も筐体のコーナの部分にそれぞれ設けられるCRTの保
持部の近傍に高圧ガスを射出して2次圧を加えることに
よって、それぞれのコーナの部分のCRTの保持部を強
固な構造としたものである。
【0009】
【作用】溶融樹脂を金型内のキャビティに射出すること
によって、テレビジョン受像機の筐体が射出成形され
る。このような射出成形の際に、溶融樹脂の射出にやや
遅れてガス圧入シリンダ内のガスを圧縮し、圧縮された
ガスをガス射出口とゲートとを通してキャビティ内に射
出し、しかもガス圧入シリンダによるガス圧の供給を溶
融樹脂の加圧終了後も継続するようにし、少なくとも各
コーナの部分にそれぞれ形成されるCRTの保持部の近
傍に高圧ガスを射出することによって、高い強度を有す
るCRTの保持部を筐体に一体に成形することが可能に
なる。筐体内に収納されるCRTはコーナの部分にそれ
ぞれ形成される高い強度を有する保持部によって保持さ
れる。
によって、テレビジョン受像機の筐体が射出成形され
る。このような射出成形の際に、溶融樹脂の射出にやや
遅れてガス圧入シリンダ内のガスを圧縮し、圧縮された
ガスをガス射出口とゲートとを通してキャビティ内に射
出し、しかもガス圧入シリンダによるガス圧の供給を溶
融樹脂の加圧終了後も継続するようにし、少なくとも各
コーナの部分にそれぞれ形成されるCRTの保持部の近
傍に高圧ガスを射出することによって、高い強度を有す
るCRTの保持部を筐体に一体に成形することが可能に
なる。筐体内に収納されるCRTはコーナの部分にそれ
ぞれ形成される高い強度を有する保持部によって保持さ
れる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る方法で成形さ
れたテレビジョン受像機のキャビネット10を示すもの
であって、このキャビネット10はその前面側にベズル
を一体に備えており、ベズル一体型キャビネットを構成
している。そしてキャビネット10の前面側のベズルの
部分には矩形の開口11が形成されており、この開口1
1にスクリーン面が臨むようにCRT12がキャビネッ
ト10内に収納されるようになっている。
れたテレビジョン受像機のキャビネット10を示すもの
であって、このキャビネット10はその前面側にベズル
を一体に備えており、ベズル一体型キャビネットを構成
している。そしてキャビネット10の前面側のベズルの
部分には矩形の開口11が形成されており、この開口1
1にスクリーン面が臨むようにCRT12がキャビネッ
ト10内に収納されるようになっている。
【0011】CRT12はその4つのコーナの部分にそ
れぞれ金属製の取付け片13を備えており、これらの取
付け片13が図2および図3に示すように、キャビネッ
ト10の4つのコーナの部分に形成されている止めボス
14にタッピングねじによって固定されるようになって
いる。止めボス14はリブ15によって補強されるとと
もに、キャビネット10の4つのコーナの厚肉部16に
一体に形成されるようになっている。
れぞれ金属製の取付け片13を備えており、これらの取
付け片13が図2および図3に示すように、キャビネッ
ト10の4つのコーナの部分に形成されている止めボス
14にタッピングねじによって固定されるようになって
いる。止めボス14はリブ15によって補強されるとと
もに、キャビネット10の4つのコーナの厚肉部16に
一体に形成されるようになっている。
【0012】このようなベズル一体型キャビネット10
は図3および図4に示すように、金型19、20によっ
てシンプレス成形の方法で成形されるようになってい
る。金型19、20の樹脂を射出する部分には図4に示
すように射出シリンダ22の口金の部分が接続されるよ
うになっている。射出シリンダ22内にはスクリュ23
が保持されており、スクリュ23によって溶融樹脂24
を押出すようにしている。
は図3および図4に示すように、金型19、20によっ
てシンプレス成形の方法で成形されるようになってい
る。金型19、20の樹脂を射出する部分には図4に示
すように射出シリンダ22の口金の部分が接続されるよ
うになっている。射出シリンダ22内にはスクリュ23
が保持されており、スクリュ23によって溶融樹脂24
を押出すようにしている。
【0013】また射出シリンダ22にガス圧入シリンダ
25が接続されるようになっている。ガス圧入シリンダ
25にはピストン26が摺動可能に保持されている。こ
のシリンダ26にはさらに弁27を介してガス供給源が
接続されるようになっている。またガス圧入シリンダ2
5の吐出側は射出シリンダ22の吐出口に保持されてい
るトーピード28と接続されるようになっている。そし
てトーピード28の先端側にガス射出口29が取付けら
れている。なおキャビネット10を成形するための金型
には図2および図3に示すように4個のゲート21がそ
のコーナの部分に設けられている。
25が接続されるようになっている。ガス圧入シリンダ
25にはピストン26が摺動可能に保持されている。こ
のシリンダ26にはさらに弁27を介してガス供給源が
接続されるようになっている。またガス圧入シリンダ2
5の吐出側は射出シリンダ22の吐出口に保持されてい
るトーピード28と接続されるようになっている。そし
てトーピード28の先端側にガス射出口29が取付けら
れている。なおキャビネット10を成形するための金型
には図2および図3に示すように4個のゲート21がそ
のコーナの部分に設けられている。
【0014】以上のような構成において、図4に示す射
出シリンダ22から溶融樹脂24がゲート21を通して
金型19、20のキャビティに射出される。そして溶融
樹脂24の射出にやや遅れて、ピストン26によってガ
ス圧入シリンダ25内のガスを圧縮し、このガスをトー
ピード28およびガス射出口29を通してキャビティ内
に射出する。シリンダ25によるガス圧の供給は、溶融
樹脂24の加圧を終了した後も継続する。
出シリンダ22から溶融樹脂24がゲート21を通して
金型19、20のキャビティに射出される。そして溶融
樹脂24の射出にやや遅れて、ピストン26によってガ
ス圧入シリンダ25内のガスを圧縮し、このガスをトー
ピード28およびガス射出口29を通してキャビティ内
に射出する。シリンダ25によるガス圧の供給は、溶融
樹脂24の加圧を終了した後も継続する。
【0015】このようにして成形されるキャビネット1
0のゲート21の近傍であってとくに肉厚の厚い厚肉部
16には、注入ガスによって空間32が形成される。そ
してこの空間32を通して厚肉部16にガス圧によって
2次圧が加えられるために、キャビネット10のコーナ
の部分においては、内部までロスのない圧力が加えられ
ることになる。なお図4においては図2および図3で2
点鎖線で示す部分が省略され、射出シリンダ22が金型
20に直接接するように描かれている。
0のゲート21の近傍であってとくに肉厚の厚い厚肉部
16には、注入ガスによって空間32が形成される。そ
してこの空間32を通して厚肉部16にガス圧によって
2次圧が加えられるために、キャビネット10のコーナ
の部分においては、内部までロスのない圧力が加えられ
ることになる。なお図4においては図2および図3で2
点鎖線で示す部分が省略され、射出シリンダ22が金型
20に直接接するように描かれている。
【0016】このようなシンプレス成形によって成形さ
れたキャビネットは、とくにそのコーナの部分の厚肉部
16がガスによって2次圧が加えられるために、ヒケを
防止することが可能になるばかりでなく、ガス圧によっ
て太い止めボス14を形成することが可能になる。すな
わち従来は直径が5mmのタッピングねじをねじ込むた
めの止めボスしか成形できなかったのに対し、ガスによ
る2次圧を加えることによって、直径が7mmのタッピ
ングねじをねじ込むボス14を形成することが可能にな
る。
れたキャビネットは、とくにそのコーナの部分の厚肉部
16がガスによって2次圧が加えられるために、ヒケを
防止することが可能になるばかりでなく、ガス圧によっ
て太い止めボス14を形成することが可能になる。すな
わち従来は直径が5mmのタッピングねじをねじ込むた
めの止めボスしか成形できなかったのに対し、ガスによ
る2次圧を加えることによって、直径が7mmのタッピ
ングねじをねじ込むボス14を形成することが可能にな
る。
【0017】またコーナの厚肉部16に空間32を形成
するとともに、この空間32を通して2次圧を加えるこ
とによって、コーナの部分の強度が向上し、これによっ
て止めボス14を介して重量のあるCRT12を確実に
保持することが可能になる。従って通常の成形品程度の
肉厚であって、しかもCRT12の保持部14の近傍を
強固に設計することが可能になる。またこのようなシン
プレス成形を採用することによって、低発泡成形のよう
にサイクルタイムが長くなることがなく、大型のCRT
12をその保持部14に直接固定するキャビネット10
を効率的に成形できるようになる。
するとともに、この空間32を通して2次圧を加えるこ
とによって、コーナの部分の強度が向上し、これによっ
て止めボス14を介して重量のあるCRT12を確実に
保持することが可能になる。従って通常の成形品程度の
肉厚であって、しかもCRT12の保持部14の近傍を
強固に設計することが可能になる。またこのようなシン
プレス成形を採用することによって、低発泡成形のよう
にサイクルタイムが長くなることがなく、大型のCRT
12をその保持部14に直接固定するキャビネット10
を効率的に成形できるようになる。
【0018】以上本発明を図示の一実施例につき述べた
が、本発明は上記実施例によって限定されることなく、
本発明の技術的思想に基いて各種の変更が可能である。
例えば上記実施例はベズル一体型キャビネットに関する
ものであるが、本発明はCRTの保持部を有するベズル
にも適用可能である。
が、本発明は上記実施例によって限定されることなく、
本発明の技術的思想に基いて各種の変更が可能である。
例えば上記実施例はベズル一体型キャビネットに関する
ものであるが、本発明はCRTの保持部を有するベズル
にも適用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、溶融樹脂を筐体
を成形するための金型内のキャビティに射出シリンダか
らゲートを経由して射出し、溶融樹脂の射出にやや遅れ
てガス圧入シリンダ内のガスを圧縮し、圧縮されたガス
をガス射出口とゲートとを通してキャビティ内に射出し
て溶融樹脂を加圧し、ガス圧入シリンダによるガス圧の
供給は溶融樹脂の加圧終了後も継続するとともに、少な
くともCRTの保持部の近傍部分にそれぞれ圧縮された
ガスを射出して該ガスのガス圧を加えるようになし、上
記保持部の強度を向上させるようにしたものである。
を成形するための金型内のキャビティに射出シリンダか
らゲートを経由して射出し、溶融樹脂の射出にやや遅れ
てガス圧入シリンダ内のガスを圧縮し、圧縮されたガス
をガス射出口とゲートとを通してキャビティ内に射出し
て溶融樹脂を加圧し、ガス圧入シリンダによるガス圧の
供給は溶融樹脂の加圧終了後も継続するとともに、少な
くともCRTの保持部の近傍部分にそれぞれ圧縮された
ガスを射出して該ガスのガス圧を加えるようになし、上
記保持部の強度を向上させるようにしたものである。
【0020】従って本発明によれば、ガスの射出によっ
て形成される空洞部を通してコーナの保持部の近傍に2
次圧を加え、保持部の近傍の部分においてヒケを防止す
ることが可能になるばかりでなく、大きな寸法の保持部
をそれぞれのコーナの部分に形成することが可能にな
る。従って高い強度を有する保持部を筐体のコーナの部
分にそれぞれ一体に成形できるようになる。しかもこの
ような高圧ガスの射出に伴うシンプレス成形を採用する
ことによって低発泡成形のようにサイクルタイムが長く
なることがなく、通常の射出成形と同様の短いサイクル
でテレビジョン受像機の筐体を成形することが可能にな
る。
て形成される空洞部を通してコーナの保持部の近傍に2
次圧を加え、保持部の近傍の部分においてヒケを防止す
ることが可能になるばかりでなく、大きな寸法の保持部
をそれぞれのコーナの部分に形成することが可能にな
る。従って高い強度を有する保持部を筐体のコーナの部
分にそれぞれ一体に成形できるようになる。しかもこの
ような高圧ガスの射出に伴うシンプレス成形を採用する
ことによって低発泡成形のようにサイクルタイムが長く
なることがなく、通常の射出成形と同様の短いサイクル
でテレビジョン受像機の筐体を成形することが可能にな
る。
【図1】成形されたキャビネットへのCRTの取付けを
示す外観斜視図である。
示す外観斜視図である。
【図2】テレビジョン受像機のキャビネットの縦断面図
である。
である。
【図3】CRTの保持部が形成されている部分における
キャビネットの横断面図である。
キャビネットの横断面図である。
【図4】溶融樹脂の射出装置の要部縦断面図である。
10 キャビネット 11 開口 12 CRT 13 取付け片 14 止めボス 15 リブ 16 厚肉部 19、20 金型 21 ゲート 22 射出シリンダ 23 スクリュ 24 溶融樹脂 25 ガス圧入シリンダ 26 ピストン 27 弁 28 トーピード 29 ガス射出口 32 空間
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−24913(JP,A) Design Products & Applications,1985年, 11月号,第19頁
Claims (1)
- 【請求項1】CRTを保持する保持部を各コーナ部分に
それぞれ有する筐体を合成樹脂の射出成形によって成形
するようにした方法において、 溶融樹脂を前記筐体を成形するための金型内のキャビテ
ィに射出シリンダからゲートを経由して射出し、 前記溶融樹脂の射出にやや遅れてガス圧入シリンダ内の
ガスを圧縮し、 前記圧縮されたガスをガス射出口と前記ゲートとを通し
て前記キャビティ内に射出して前記溶融樹脂を加圧し、 前記ガス圧入シリンダによるガス圧の供給は前記溶融樹
脂の加圧終了後も継続するとともに、 少なくともCRTの保持部の近傍部分にそれぞれ前記圧
縮されたガスを射出して該ガスのガス圧を加えるように
なし、前記保持部の強度を向上させるようにしたことを
特徴とするテレビジョン受像機の筐体の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6263067A JP2896093B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | テレビジョン受像機の筐体の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6263067A JP2896093B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | テレビジョン受像機の筐体の成形方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63240469A Division JPH0287880A (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | テレビジョン受像機の筐体の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07178759A JPH07178759A (ja) | 1995-07-18 |
JP2896093B2 true JP2896093B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17384389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6263067A Expired - Lifetime JP2896093B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | テレビジョン受像機の筐体の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2896093B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4144019B2 (ja) | 2000-01-07 | 2008-09-03 | ニプロ株式会社 | 穿刺針 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2139548B (en) * | 1983-05-11 | 1986-11-19 | James Watson Hendry | Injection moulding |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP6263067A patent/JP2896093B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Design Products & Applications,1985年,11月号,第19頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07178759A (ja) | 1995-07-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2896093B2 (ja) | テレビジョン受像機の筐体の成形方法 | |
JPH0544234B2 (ja) | ||
JP2896094B2 (ja) | テレビジョン受像機の筐体 | |
JP2896095B2 (ja) | テレビジョン受像機の筐体 | |
JPH07178758A (ja) | テレビジョン受像機の筐体の成形方法 | |
JPH1074560A (ja) | ケース一体コネクタ、及びその成形方法 | |
US5629745A (en) | Television cabinet | |
US7104781B2 (en) | Injection molding apparatus and injection molding method | |
JPH11216747A (ja) | カウンタプレッシャ成形用金型 | |
JPH08142128A (ja) | 加圧または加圧切断部材を内装した射出金型 | |
JP2002137255A (ja) | 型内塗装用金型および型内塗装方法 | |
JP2003053776A (ja) | 積層成形品の製造方法 | |
JP2000218358A (ja) | 鋳バリ防止金型構造 | |
JP3036885B2 (ja) | 画像表示器用フロントキャビネットおよびその製造方法 | |
JP2997391B2 (ja) | ガス注入射出成形方法およびその金型 | |
JP2936457B2 (ja) | 合成樹脂製枠を有する車両用ウインドゥ | |
JP3070354B2 (ja) | 射出成形方法及び射出成形用金型 | |
JP2001315176A (ja) | レンズの成形方法および装置 | |
JP2002172654A (ja) | 型内被覆成形用金型 | |
KR0118323Y1 (ko) | 금형가공 수축 방지장치 | |
JPH11333876A (ja) | 樹脂成形品の成形法 | |
JPH05220780A (ja) | 成形用金型 | |
KR20210101862A (ko) | 레귤레이터 주조장치와 레귤레이터 주조방법 | |
JPH0760783A (ja) | ゴルフクラブヘッドの製造方法及びその製造方法に使用する成形用金型 | |
JP3469643B2 (ja) | 合成樹脂成形品の射出成形法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 Year of fee payment: 10 |