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JP2887454B2 - 配線処理装置 - Google Patents

配線処理装置

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Publication number
JP2887454B2
JP2887454B2 JP7211134A JP21113495A JP2887454B2 JP 2887454 B2 JP2887454 B2 JP 2887454B2 JP 7211134 A JP7211134 A JP 7211134A JP 21113495 A JP21113495 A JP 21113495A JP 2887454 B2 JP2887454 B2 JP 2887454B2
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JP
Japan
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terminals
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JP7211134A
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JPH0944538A (ja
Inventor
昭孝 岡野
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ZUKEN KK
Original Assignee
ZUKEN KK
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Filing date
Publication date
Application filed by ZUKEN KK filed Critical ZUKEN KK
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Publication of JPH0944538A publication Critical patent/JPH0944538A/ja
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Publication of JP2887454B2 publication Critical patent/JP2887454B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線処理装置に関
し、さらに詳細には、複数の端子をそれぞれ備えた複数
の部品と、部品間における端子同士の論理的接続関係を
示すネットと、ネットに基づく部品間における端子同士
間の導体パターンの配線とを表示可能な表示手段を備
え、表示手段を参照しながら、ネットに基づき部品間に
おける端子同士間に導体パターンを配線する配線処理装
置であって、特に、プリント基板CADシステムなどに
おける配線処理システムに用いて好適な配線処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板CADシステムにおいて、
プリント基板上に配置する部品間における端子同士を接
続する導体パターンの配線は、部品間における端子同士
の論理的な接続関係を示すネットに基づいて行われてい
た。
【0003】ところで、プリント基板上に配置する部品
間における端子同士を接続する導体パターンの配線を行
う際にネットの交差が発生していると、導体パターンを
配線するためにプリント基板にビア(via)を形成し
たりする必要性などが生じて配線領域が増大する恐れが
あった。
【0004】このため、CRTなどの表示装置の画面上
に表示された部品ならびにネットを参照しながら、手動
により配線を行う従来の配線処理システムにおいては、
上記したネットの交差による配線領域の増大を回避する
ために、配線処理システムの使用者は、配線を行う前に
論理的に等価であって交換可能な端子(以下、「等価端
子」と称する。)を考慮し、等価端子を交換することで
ネットの交差を避けられる場合には、ネットの交差を避
けるように必要に応じて等価端子を交換してから導体パ
ターンの配線を行っていた。
【0005】また、ネットに基づいて自動的に配線を行
う従来の自動配線処理システムにおいては、ネットの交
差が発生する場合には、ネットの交差を避けるように交
換可能な等価端子を自動的に全て交換した後に、導体パ
ターンを配線するようになされていた。
【0006】また、特開平4−175976号公報に開
示されているような従来の自動配線処理システムも提案
されているが、こうした自動配線処理システムにおいて
配線の交差が発生する場合には、配線の交差を避けるよ
うに自動的に交換可能な等価端子を全て交換した後に、
導体パターンを配線するようになされていた。
【0007】ところで、上記したような自動配線処理シ
ステムにおいては、図7(a)における配線1および配
線2のように配線長が極端に違う場合には、配線1と配
線2との間で信号の遅延が問題となっていた。即ち、配
線1が配線2より配線長が極端に長いため、配線2と比
較すると配線1を流れる信号に遅延を生じさせることと
なっていた。
【0008】このため、図7(a)においては交差なく
配線が行われているが、こうした配線の後に、配線2の
長さを配線1の長さと同様な長さとなるように配線長を
延長し、図7(b)に示すように配線を変更する作業を
行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の手動による配線処理システムにあって
は、ネットの交差を回避するために、配線処理システム
の使用者が等価端子を考慮して手動により等価端子の交
換作業を行い、さらに交換した等価端子に対して導体パ
ターンを配線する結線作業を行う必要があるので、これ
らの作業が煩雑となって作業性に劣るという問題点があ
った。
【0010】また、上記したような従来の自動配線処理
システムにおいては、ネットの交差が発生すると当該ネ
ットの交差を避けるように自動的に交換可能な等価端子
を全て交換してしまうため、実際に導体パターンを配線
するためには交換しないほうがよい等価端子まで交換し
てしまう恐れがあるという問題点があった。
【0011】例えば、図8(a)において、部品10の
端子10aと部品12の端子12bとを接続し(ネット
1)、部品10の端子10bと部品12の端子12aと
を接続し(ネット2)、部品12の端子12cと部品1
4の端子14aとを接続し(ネット3)、部品12の端
子12dと部品14の端子14bとを接続するように
(ネット4)、ネットリストによって指示されているも
のとする。
【0012】また、部品12において端子12aと端子
12bとが等価端子であって交換可能であるとともに、
端子12cと端子12dとが等価端子であって交換可能
であるものとし、図8における部品12のドット・パタ
ーン表示部分は、導体パターンの配線禁止領域とする。
【0013】こうした図8(a)に示す場合において
は、ネット1とネット2とが交差し、ネット3とネット
4とが交差するものであるから、従来の自動配線処理シ
ステムによると、ネット1とネット2との交差を避ける
ために等価端子である端子12aと端子12bとの交換
処理を自動的に行うとともに、ネット3とネット4との
交差を避けるために等価端子である端子12cと端子1
2dとの交換処理を自動的に行う(図8(b))。
【0014】そして、図8(b)に示すようにネットが
交差する全ての等価端子の交換が終了すると、導体パタ
ーンの配線処理を行うことになるが、部品12の導体パ
ターンの配線禁止領域を避けながらネット3およびネッ
ト4による導体パターンの配線を行おうとすると、ネッ
トの交差を回避するために等価端子である端子12cと
端子12dとの交換処理を自動的に行ったがために、か
えって導体パターンの配線の交差を生じさせることにな
ってしまうという問題点が指摘されていた(図8
(c))。
【0015】なお、従来の自動配線処理システムの使用
者は、等価端子の交換処理を自動的に行ったがために導
体パターンの配線の交差を生じさせた箇所については、
手動で等価端子の交換作業を行って元の状態に戻し、そ
の後に手動により導体パターンの配線作業を行ってお
り、その作業が煩雑となって作業性に劣るという問題点
も招来していた。
【0016】また、手動による配線処理システムであっ
ても、また自動配線処理システムであっても、等価端子
の交換が必要であるか否かは設計が進むにつれて変化す
るものであって、一律に決定することはできない。
【0017】しかしながら、上記したように従来の手動
による配線処理システムおよび自動配線処理システムに
おいて、手動により等価端子の交換および導体パターン
の配線を行う際には、等価端子の交換作業と導体パター
ンの配線作業とが別個の操作に基づく処理となっている
ため、等価端子の交換作業と導体パターンの配線作業と
を切り換えながら行わなければならず、従来の手動によ
る配線処理システムおよび自動配線処理システムの使用
者の思考を中断させることになって、作業効率が低下す
るという問題点があった。
【0018】また、特開平4−175976号公報に開
示されているような従来の自動配線処理システムにおい
ては、配線の交差が発生する場合には、配線の交差を避
けるように自動的に交換可能な等価端子を全て交換した
後に、導体パターンを配線するようになされている。従
って、配線の交差が発生しない場合には、等価端子の交
換を行うことなく図7(a)に示すように配線作業が行
われ、配線後に図7(b)に示すように配線変更の作業
を行っていた。
【0019】このため、プリント基板上における配線領
域が増大し、総配線長が長大化するという問題点があっ
た。
【0020】本発明は、従来の技術の有するこのような
種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、手動による配線処理システムにおける等
価端子の交換および導体パターンの配線に伴う操作を軽
減して操作性を向上させるとともに、しかも自動配線処
理システムにより生じる不要の等価端子の交換を避ける
ことができるようにし、しかも配線領域を増大させずに
信号の遅延を避けることを可能にし、さらには等価端子
の交換と導体パターンの配線とを行う際に使用者の思考
を中断させる恐れのないようにした配線処理装置を提供
しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における配線処理装置は、配線処理装置の使
用者が配線を行う際には、等価端子の交換操作を前もっ
て行うことなしに等価端子を交換したと同様な状態での
導体パターンの配線を行うことを可能とし、導体パター
ンが配線された後に当該配線に合わせて等価端子を自動
的に交換するようにしたものである。
【0022】即ち、本発明における配線処理装置は、複
数の端子をそれぞれ備えた複数の部品と、上記部品間に
おける上記端子同士の論理的接続関係を示すネットと、
上記ネットに基づく上記部品間における上記端子同士間
の導体パターンの配線とを表示可能な表示手段を備え、
上記表示手段を参照しながら、上記ネットに基づき上記
部品間における上記端子同士間に導体パターンを配線す
る配線処理装置において、部品内において交換可能な等
価端子を示す等価端子情報を記憶する記憶手段と、導体
パターンによる配線の対象とするネットを指定するネッ
ト指定手段と、上記記憶手段に記憶された等価端子情報
に基づいて、上記ネット指定手段により指定されたネッ
トが接続される部品の端子が等価端子であるか否かを検
出する検出手段と、上記検出手段によって、上記ネット
指定手段により指定されたネットが接続される部品の端
子が等価端子であると検出されたときに、上記ネット指
定手段により指定されたネットが接続される部品の全等
価端子に対して、上記ネット指定手段によって指定され
たネットに基づく導体パターンの配線を可能とする配線
可能化手段と、上記配線可能化手段によって配線可能と
された全等価端子の中のいずれかの等価端子を選択する
選択手段と、上記選択手段により選択された等価端子に
対し、上記ネット指定手段によって指定されたネットに
基づく導体パターンの配線を行う配線手段と、上記配線
手段による導体パターンの配線完了後に、上記ネット指
定手段によって指定されたネットに対応するように等価
端子を交換あるいは交換しない等価端子設定手段とを有
するようにしたものである。
【0023】従って、配線処理装置の使用者が配線を行
う際には、等価端子の交換操作を前もって行うことなし
に等価端子を交換したと同様な状態での導体パターンの
配線を行うことが可能となり、導体パターンが配線され
た後に当該配線に合わせて等価端子が自動的に交換され
ることになる。
【0024】また、本発明による配線処理装置は、上記
配線可能化手段によって配線可能とされた全等価端子を
強調表示させる表示制御手段を設けるようにしてもよ
い。
【0025】さらに、本発明による配線処理装置におい
ては、上記配線手段が、上記選択手段により等価端子が
選択されると自動的に配線を行うようにしてもよい。
【0026】さらにまた、本発明による配線処理装置
は、上記配線可能化手段によって配線可能とされた等価
端子が2個であるときに、上記選択手段により選択され
た一方の等価端子に対して上記配線手段により導体パタ
ーンが配線されたときに、上記選択手段により選択され
なかった他方の等価端子に対して導体パターンを自動的
に配線する自動配線手段を有するようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明による配線処理装置を詳細に説明するものとする。
【0028】図1には、本発明による配線処理装置の一
つの実施形態を示すブロック構成図が示されている。
【0029】この配線処理装置100は、例えば、コン
ピュータにより支援されたCADシステムたるプリント
基板設計装置を構成する一つのシステムとして、プリン
ト基板設計装置内に組み込まれるものであり、コンピュ
ーターによって動作の制御が行われるものである。
【0030】この配線処理装置100は、図2に示すデ
ータ構造を備えた部品データと図3に示すデータ構造を
備えたネットの状態を示すネットリストとをそれぞれ格
納したデータベース102から、部品データとネットリ
ストとを読み出して配線処理を行う配線処理部104
と、部品データとネットリストとに基づいて部品とネッ
トとを表示するとともに配線処理部104による配線処
理により行われた導体パターンの配線を表示する表示部
106とを有している。
【0031】なお、表示部106は、例えば、CRTな
どより構成することができ、画面上に上記した表示を行
う。
【0032】また、この配線処理装置100は、例え
ば、マウスやキーボードなどより構成される操作子部1
08を備えており、操作子部108で表示部106に表
示されたネットや図形の端子を指定することができる。
【0033】上記したように、図2には部品データのデ
ータ構造が示されており、部品名称データとして部品タ
イプが記憶されており(図2(a))、部品タイプ・デ
ータとして端子数、端子名称および等価端子情報が記憶
されている(図2(b))。
【0034】なお、図2に示す部品データのデータ値
は、理解を容易にするための例示に過ぎない。
【0035】また、図3にはネットリストのデータ構造
が示されており、ネット名称データに対して、当該ネッ
ト名称データにより指定されるネットによって接続され
る部品の部品名称と端子名称とが記憶されている。
【0036】なお、図3に示すネットリストのデータ値
は、理解を容易にするための例示に過ぎない。
【0037】さらに、図4は、この配線処理装置100
の配線処理部104により実行される処理内容を構成的
に示したブロック構成図であり、配線処理部104は、
データベース102に格納された部品データ中に記憶さ
れた等価端子情報に基づいて、操作子部108によって
指定されたネットが接続される部品の端子が等価端子で
あるか否かを検出する検出部と、検出部によって操作子
部108により指定されたネットが接続される部品の端
子が等価端子であると検出されたときに、操作子部10
8により指定されたネットが接続される部品の全等価端
子に対して、操作子部108によって指定されたネット
に基づく導体パターンの配線を可能とする配線可能化部
と、操作子部108により選択された配線可能化部によ
って配線可能とされた全等価端子の中のいずれかの等価
端子に対し、操作子部18によって指定されたネットに
基づく導体パターンの配線を行う配線部と、配線部によ
る導体パターンの配線完了後に操作子部108によって
指定されたネットに対応するように等価端子を交換ある
いは交換しない等価端子設定部と、表示部106におい
て配線可能化部によって配線可能とされた全等価端子を
強調表示させる表示制御部とを有して構成される。
【0038】なお、上記した配線部は、操作子部18に
より等価端子が選択されると当該端子に関して自動的に
配線を行うことになる。
【0039】従って、この配線処理装置100よって、
図5(a)に示した図8(a)と同一の条件で部品間に
導体パターンの配線を行う場合には、図8(b)に示す
ように導体パターンを配線することができる。
【0040】即ち、ネット1乃至ネット4に基づく導体
パターンの配線が行われていない状態において、この配
線処理装置100の使用者が、例えば、操作子部108
によってネット1を指定する。そうすると、配線処理部
104の検出部は、データベース102に格納された部
品データの等価端子情報に基づいて、ネット1に接続さ
れる部品12の端子12bは等価端子であると検出す
る。
【0041】そして、端子12bと当該端子12bの等
価端子である端子12aとが、配線処理部104の配線
可能化部によってネット1の配線を可能とされるととも
に、配線処理部104の表示制御部の制御によって、表
示部106の画面上に強調表示される。この際に、ネッ
ト1と、ネット1に接続される等価端子12bではない
他方の端子たる端子10aも強調表示する。
【0042】そして、操作子部108により、交換可能
な等価端子たる端子12a、12bから所望の等価端子
を配線対象として選択すると、配線処理部104の配線
部によって自動的にネット1に基づく導体パターンの配
線を行う。
【0043】こうしてネット1の導体パターンの配線が
完了すると、等価端子12a、12bが等価端子設定部
によって交換あるいは交換されないで設定される。
【0044】なお、図5(b)に示す例においては、配
線処理装置100の使用者は、交換可能な等価端子12
aを配線対象として選択して、ネット1に基づく導体パ
ターンの配線を行っており、従って、ネット1の導体パ
ターンの配線が完了すると、等価端子設定部によって等
価端子たる端子12a、12bの交換が行われて設定さ
れる。
【0045】上記のようにしてネット1に基づく導体パ
ターンの配線が行われると、等価端子たる端子12a、
12bの交換が行われて設定されることになり、ネット
2に基づく導体パターンの配線を、端子10bと端子1
2aとを接続するように行う。
【0046】なお、ネット2に基づく導体パターンの配
線を行う際に、端子12a、12bのように交換可能な
等価端子が一対の端子(等価端子の個数が2個)である
ときには、等価端子の一方(端子12b)が導体パター
ンにより配線されたとき、等価端子の他方(端子12
a)に導体パターンを自動的に配線するようにしてもよ
い。
【0047】次に、ネット1およびネット2に基づく導
体パターンの配線が行われた状態において、この配線処
理装置100の使用者が、例えば、操作子部108によ
ってネット3を指定する。そうすると、配線処理部10
4の検出部は、データベース102に格納された部品デ
ータの等価端子情報に基づいて、ネット3に接続される
部品12の端子12cは等価端子であると検出する。
【0048】そして、端子12cと当該端子12cの等
価端子である端子12dとが、配線処理部104の配線
可能化部によってネット3の配線を可能とされるととも
に、配線処理部104の表示制御部の制御によって、表
示部106の画面上に強調表示される。この際に、ネッ
ト3と、ネット3に接続される等価端子12cではない
他方の端子たる端子14aも強調表示する。
【0049】そして、操作子部108により、交換可能
な等価端子たる端子12c、12dから所望の等価端子
を配線対象として選択すると、配線部によって自動的に
ネット1に基づく導体パターンの配線を行う。
【0050】こうしてネット3の導体パターンの配線が
完了すると、等価端子12c、12dが等価端子設定部
によって交換あるいは交換されないで設定される。
【0051】なお、図5(b)に示す例においては、配
線処理装置100の使用者は、交換可能な等価端子12
cを配線対象として選択して、ネット3に基づく導体パ
ターンの配線を行っており、従って、ネット3の導体パ
ターンの配線が完了すると、等価端子設定部によって等
価端子たる端子12c、12dの交換が行われずに設定
される。
【0052】上記のようにしてネット3に基づく導体パ
ターンの配線が行われると、等価端子たる端子12c、
12dの交換が行われないで設定されることになり、ネ
ット4に基づく導体パターンの配線を、端子12dと端
子14bとを接続するように行う。
【0053】そして、ネット4に基づく導体パターンの
配線を行う際に、端子12c、12dのように交換可能
な等価端子が一対の端子(等価端子の個数が2個)であ
るときには、等価端子の一方(端子12c)が導体パタ
ーンにより配線されたとき、等価端子の他方(端子12
d)に導体パターンを自動的に配線するようにしてもよ
い。
【0054】次に、理解を容易にするために、以下に図
2に示す部品データおよび図3に示すネットリストに例
示したのデータ値を用いて説明するが、以下の対応関
係、即ち、 ネット名称S001=ネット1 部品名称IC01=部品12 部品名称IC01の端子B=部品12の端子12b 部品名称IC01の端子Bの等価端子A=部品12の端
子12a 部品名称C01=部品10 部品名称C01の端子A=部品10の端子10a の対応関係を持つ場合を例にして説明する。
【0055】この場合に、操作子部108によってネッ
ト名称S001(ネット1)を指定する。そうすると、
配線処理部104の検出部は、データベース102に格
納された部品データの等価端子情報に基づいて、ネット
名称S001(ネット1)に接続される部品名称IC0
1(部品12)の端子B(端子12b)は等価端子であ
ると検出する。
【0056】そして、部品名称IC01の端子B(部品
12の端子12b)と当該端子の等価端子である部品名
称IC01の端子A(部品12の端子12a)とが、配
線処理部104の配線可能化部によってネット名称S0
01(ネット1)の配線を可能とされるとともに、配線
処理部104の表示制御部の制御によって、表示部10
6の画面上に強調表示される。この際に、ネット名称S
001(ネット1)と、ネット名称S001(ネット
1)に接続される部品名称IC01の端子B(部品12
の端子12b)ではない他方の端子たる部品名称C01
の端子A(部品10の端子10a)も強調表示する。
【0057】そして、操作子部108により、交換可能
な等価端子たる部品名称IC01の端子A、端子B(部
品12の端子12a、12b)から所望の等価端子を配
線対象として選択すると、配線処理部104の配線部に
よって自動的にネット名称S001(ネット1)に基づ
く導体パターンの配線を行う。
【0058】こうしてネット名称S001(ネット1)
の導体パターンの配線が完了すると、等価端子たる部品
名称IC01の端子A、端子B(部品12の端子12
a、12b)が等価端子設定部によって交換あるいは交
換されないで設定される。
【0059】なお、図5(b)に示す例においては、配
線処理装置100の使用者は、交換可能な等価端子たる
部品名称IC01の端子A(部品12の端子12a)を
配線対象として選択して、ネット名称S001(ネット
1)に基づく導体パターンの配線を行っており、従っ
て、ネット名称S001(ネット1)の導体パターンの
配線が完了すると、等価端子設定部によって等価端子た
る部品名称IC01の端子A、端子B(部品12の端子
12a、12b)の交換が行われて設定される。
【0060】このため、ネットリストが、図5(b)と
なるように、等価端子設定部によって設定されることに
なる。
【0061】また、図6(a)には、図7(a)(b)
に示すように等価端子を交換しなくても配線の交差を生
じないが、図6(a)において等価端子の交換を行う
と、総配線長が短縮化され、配線領域の増大を防止する
ことができ、しかも信号の遅延が生じない配線を行うこ
とができる例が示されている。
【0062】即ち、図6(a)に示すような例において
は、本発明により等価端子を交換して配線を行うことに
より、図6(b)に示すよう総配線長を短縮化し、配線
領域の増大を防止し、しかも信号の遅延のない配線を行
うことができる。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、手動による配線システムにおける等価端子
の交換および導体パターンの配線に伴う操作を軽減して
操作性を向上させることができるとともに、しかも自動
配線システムにより生じる不要の等価端子の交換を避け
ることができるようになり、しかも配線領域を増大させ
ずに信号の遅延を避けることが可能となり、さらには等
価端子の交換と導体パターンの配線とを行う際に配線シ
ステムの使用者の思考を中断させる恐れを排除すること
ができるという、優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配線処理装置の一つの実施形態を
示すブロック構成図である。
【図2】部品データのデータ構造を図表的に示す説明図
であり、図2(a)は部品名称データとして部品タイプ
が記憶されていることを示し、図2(b)は部品タイプ
・データとして端子数、端子名称および等価端子情報が
記憶されていることを示す。
【図3】ネットリストのデータ構造を図表的に示す説明
図であり、(a)は等価端子の交換前の状態を示し、
(b)は等価端子の交換後の状態を示す。
【図4】配線処理装置の配線処理部により実行される処
理内容を構成的に示したブロック構成図である。
【図5】本発明による配線処理装置を用いた導体パター
ンの配線例を示し、図5(a)は導体パターンの配線前
のネットの状態を示し、図5(b)は図5(a)に示す
ネットに基づく導体パターンの配線後の状態を示す。
【図6】(a)は等価端子を交換しなくても配線の交差
を生じないネットを示し、(a)において等価端子の交
換を行うと、総配線長が短縮化され、配線領域の増大を
防止することができ、しかも信号の遅延が生じない配線
を行うことができる(b)の配線が得られることを示す
説明図である。
【図7】(a)は交差なく配線が行われていることを示
す説明図であり、(b)は配線2の長さを配線1の長さ
と同様な長さとなるように配線長を延長することを示す
説明図である。
【図8】従来の自動配線システムにおける導体パターン
の配線例を示し、図8(a)は導体パターンの配線前の
ネットの状態を示し、図8(b)は図8(a)に示すネ
ットに応じて等価端子を交換した状態を示し、図8
(c)は図8(b)に示す等価端子を交換した状態のネ
ットに基づく導体パターンの配線後の状態を示す。
【符号の説明】
10、12、14 部品 10a、10b、12a、12b、12c、12d、1
4a、14b 端子 100 配線処理装置 102 データベース 104 配線処理部 106 表示部 108 操作子部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子をそれぞれ備えた複数の部品
    と、前記部品間における前記端子同士の論理的接続関係
    を示すネットと、前記ネットに基づく前記部品間におけ
    る前記端子同士間の導体パターンの配線とを表示可能な
    表示手段を備え、前記表示手段を参照しながら、前記ネ
    ットに基づき前記部品間における前記端子同士間に導体
    パターンを配線する配線処理装置において、 部品内において交換可能な等価端子を示す等価端子情報
    を記憶する記憶手段と、 導体パターンによる配線の対象とするネットを指定する
    ネット指定手段と、 前記記憶手段に記憶された等価端子情報に基づいて、前
    記ネット指定手段により指定されたネットが接続される
    部品の端子が等価端子であるか否かを検出する検出手段
    と、 前記検出手段によって、前記ネット指定手段により指定
    されたネットが接続される部品の端子が等価端子である
    と検出されたときに、前記ネット指定手段により指定さ
    れたネットが接続される部品の全等価端子に対して、前
    記ネット指定手段によって指定されたネットに基づく導
    体パターンの配線を可能とする配線可能化手段と、 前記配線可能化手段によって配線可能とされた全等価端
    子の中のいずれかの等価端子を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された等価端子に対し、前記ネ
    ット指定手段によって指定されたネットに基づく導体パ
    ターンの配線を行う配線手段と、 前記配線手段による導体パターンの配線完了後に、前記
    ネット指定手段によって指定されたネットに対応するよ
    うに等価端子を交換あるいは交換しない等価端子設定手
    段とを有することを特徴とする配線処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配線処理装置において、
    さらに、 前記配線可能化手段によって配線可能とされた全等価端
    子を強調表示させる表示制御手段を有することを特徴と
    する配線処理装置。
  3. 【請求項3】 前記配線手段は、前記選択手段により等
    価端子が選択されると自動的に配線を行う請求項1また
    は2のいずれか1項に記載の配線処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3のいずれか1項に
    記載の配線処理装置において、さらに、 前記配線可能化手段によって配線可能とされた等価端子
    が2個であるときに、前記選択手段により選択された一
    方の等価端子に対して前記配線手段により導体パターン
    が配線されたときに、前記選択手段により選択されなか
    った他方の等価端子に対して導体パターンを自動的に配
    線する自動配線手段を有することを特徴とする配線処理
    装置。
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