JP2885068B2 - 可変転送レートデータ再生装置 - Google Patents
可変転送レートデータ再生装置Info
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Description
ての所定時間当りの符号量を、情報量に応じて変化させ
るように高能率符号化して得た可変転送レートデータ
が、記録データとして前記した転送レートの変化範囲に
おける最高の転送レートを用いて記録させてある記録媒
体からの可変転送レートデータ再生装置に関する。
値に対して信号レベルを均等に分割して、それぞれの範
囲に含まれる値を一つの代表値で置き換える直線量子化
(均等量子化)手段を採用した場合に、代表点と本来の値
との差が判らないようにするのには、一般に自然画像に
ついては6ビット(64階調)から8ビット(256階調)
が必要であるとされているから、均等量子化によりデジ
タル化した画像信号をそのまま記録,再生、伝送等を行
なうようにすると、各サンプル値に対して前記のような
多くの情報量を扱うことが必要とされることになる。そ
れで、記録,再生、伝送の対象にされる画像信号を、よ
り少ない情報量で記録,再生、伝送できるようにするた
めに、従来から各種の高能率符号化方式が提案されてい
ることは周知のとおりである。
化するのに、例えば、信号の変化の少ない部分におけ
る変化については敏感であるが、信号の変化の激しい部
分においてはある程度の誤差があっても、それを検知し
難いという人間の視覚や聴覚の性質を利用する、記録
の対象にされている情報信号における時空間軸上での相
関を利用して、画像を画素に分解した後に各画素の輝度
値の隣接相関の高さを利用して原情報の近似値の少数を
伝送したり、または画素間差分あるいはフレ−ム間差分
を伝送する、時間軸予測モードにより、フレーム内予
測符号化画像、フレーム間予測符号化画像を予測符号化
する、高周波数成分が少ないということを利用して周
波数要素の削減を行なう、等の手法を適用した各種の高
能率符号化方式によってデ−タ量の圧縮を行なったデジ
タル画像・デ−タを記録,伝送,送信し、また、前記の
ようにデ−タ量が圧縮されたデジタル画像・デ−タを再
生,受信した後に画像デ−タの伸張を行なって画像の復
元をすることが従来から行なわれて来ている。
記録媒体についても、高い記録密度で各種の情報信号を
記録したいという要望が高まるのにつれて、近年来、色
々な構成原理や動作原理に基づいて作られた情報記録媒
体により、情報信号の高密度記録再生が行なわれるよう
になり、例えば、情報記録媒体における強磁性体製の記
録層に情報信号に応じた磁気記録を行なったり、もしく
は光磁気記録媒体を用いて光学的な手段によって記録再
生を行なったり、あるいは例えば、情報記録媒体の信号
面に、情報信号に応じた凹凸を形成させて情報信号の記
録を行ない、前記の記録された情報信号を光学的な手段
によって再生することが既に実用されており、また、各
種の技術分野における高密度記録再生の要求に応じるた
めに、情報記録媒体の記録層に情報信号により強度変調
されたビームを照射して、情報記録媒体における記録層
に情報信号に応じた物理的変化あるいは化学的変化を生
じさせることにより、情報信号の記録が行なわれるよう
にした情報記録媒体についても実用化されるようになっ
た。
が容易に得られるようになったのに伴い、レーザ光を用
いて高密度記録再生を行なうようにした各種の光学的記
録媒体が、非接触状態での記録再生が可能なことから、
傷や塵埃に強く、また高密度記録により大きな記憶容量
が得られる等の利点を有するために、幾何学的な凹部あ
るいは凸部として形成されているピットにより情報信号
が記録された原盤から大量に複製された記録済み光ディ
スク(再生専用の光ディスク)として、例えばコンパク
ト・ディスク(CD)が普及している他、CD−I(Co
mpact Disc-Interactive)デイスクも用いられてお
り、また書換え可能な光ディスクとしても、例えば光磁
気ディスクその他の光ディスクが、例えばオフィス用フ
ァイルメモリ、その他の用途で実用化(例えば光磁気デ
ィスクを用いたMD)されている。
ィスク(CD)は、原信号に対して単位時間当りに発生
する符号量が、情報内容に関係なく一定になるようにし
て音響信号をデジタル符号化し、それを一定な転送レー
トで記録媒体に記録させてある記録済み記録媒体であっ
て、記録媒体から記録データを再生する場合にも、前記
した記録時と同じ一定の転送レートで再生するだけで、
単位時間当りのデータ量が一定の状態で再生されるか
ら、それを復号することにより容易に再生信号が得られ
ることになるのであり、記録系や記録媒体及び再生系に
ついて、特別な構成等を施す必要がない。
パルスコード変調(ADPCM)によって情報量が圧縮
された音響信号を、標本化周期によって決定される固定
転送レートで記録媒体に記録させており、さらに、例え
ば前記したMD(ミニディスク)でも情報量を圧縮し
て、一定の転送レートで記録媒体に記録させているが、
これらの記録媒体に記録された記録データの再生に当っ
て得られる再生データは、所定の時間当りの再生データ
量であり、復号器における所定時間当りの処理データ量
も一定であるために、再生時に複雑な制御等を施す必要
はない。この点を図7及び図8を参照して一層具体的に
説明すると次のとおりである。
ニディスクのように、情報量を圧縮した状態の記録デー
タを記録してある記録媒体1から、記録データを読出し
(再生し)て再生データを得た後に、前記の再生データ
に信号処理を施して再生信号を得ることができるように
構成した再生装置の一例の概略構成を示したブロック図
であり、図7において48は再生素子や信号処理部を備
えて構成されている信号再生部であり、図7中に示され
ている信号再生部48は、光学的な再生素子が用いられ
ているものとして示されている。49はデータ蓄積部、
52は復号部、51は再生制御部であり、53は再生信
号の出力端子である。図8の(a)は記録の対象にされ
ている原信号のデータ量が時間軸上で常に一定の状態で
あることを示している図であり、また、図8の(b)は
前記した図8の(a)に示されている原信号のデータ量
が均一に圧縮(図示の例では1/4に圧縮)された圧縮
データが記録媒体1に記録データとして記録される場合
を例示している。
説明では光ディスクであるとしており、光ディスク1の
ように記載してある)が、図示されていない回転駆動装
置によって所定の回転速度となるように回転され、ま
た、信号再生部48に設けられている再生素子(光学ヘ
ッド)は、図中に示されていないフォーカス制御系や、
トラッキング制御系等の自動制御系の制御の下に、光デ
ィスクからの記録データの再生動作(読出し動作)を行
なっている。そして、光ディスク1の信号面に結像され
た光学ヘッドから射出されたレーザ光のスポットの反射
光は、光学ヘッドにおける光検出器によって電気信号に
変換された後に、信号再生部48に設けられている信号
処理部において所定の信号処理が施されることにより再
生データとしてデータ蓄積される。
ように、時間軸上で常に一定のデータ量の原信号が、一
定の圧縮率で均一に圧縮(図示の例では1/4に圧縮)
された状態の記録データ、すなわち、図8の(b)に例
示してあるような記録データが記録されている光ディス
ク1の記録データを読出し(再生し)て所定の信号処理
を行ない、再生信号を出力できるように構成されている
再生装置において、光ディスク1に記録されている記録
データを、仮に、信号再生部48の動作により連続的に
再生データとして再生して復号部52に供給した場合に
は、復号部52で再生信号を復号する際に必要とされる
単位時間当りの再生データの4倍のデータ量の再生デー
タが復号部52へ与えられることになる。
データ量の再生データが、復号部52に供給されるよう
にするために、図8の(c)に例示してあるように、光
ディスク1に記録されている記録データを、光ディスク
1から記録データを読出すべく設定された再生期間{図
8の(c)中で再生と示してある期間}中には、最高の
読出しレートで記録データを再生して再生データが得ら
れるようにし、前記した再生期間以外の期間は、再生動
作を行なわずに待機{図8の(c)中で待機と示してあ
る期間}する、というような間欠的な再生動作を、信号
再生部48に行なわせて、再生装置から良好な再生信号
が出力させるために、復号に必要なデータ量の再生デー
タが過不足なく復号部52に供給できるようにする。
再生動作を行なわせるための手段としては、例えば、光
ディスク1から記録データを読取る時だけに光ディスク
1を所定の回転速度で回転させ、待機時には光ディスク
1を停止させる、というような手段も考えられないこと
もないが、光ディスクやそれの回転駆動部分は、機械的
な構成部分であるから、短い時間内での再生期間と待機
期間との切換え動作が良好に行なわれうるように構成す
ることは非常に困難である。それで、信号再生部48に
間欠的な再生動作を行なわせるための手段として、前記
した再生期間中に信号再生部48によって光ディスク1
から読出した再生データをデータ蓄積部49のメモリに
記憶させ、また、前記した待機の期間中においては、信
号再生部48が光ディスク1から読出した再生データを
データ蓄積部49のメモリに書込むことを中止するとと
もに、信号再生部48の再生素子が光ディスク1におけ
る同一の記録跡(トラック)上を繰返して追跡している
状態となるように、信号再生部48の再生素子には光デ
ィスク1の1回転毎に1記録跡分のトラックジャンプを
行なわせるようにしている。
ける再生期間中に、光ディスク1から再生された図8の
(c)に示されているデータ量を有する圧縮データが、
再生データとして書込まれたデータ蓄積部49における
メモリの再生データのデータ量{図8の(d)参照}
は、図8の(b)に示されているデータ量と同じであ
る。データ蓄積部49のメモリからは、復号部52から
再生信号が連続して出力端子53に送出される状態で復
号動作が行なわれるような単位時間当りのデータ量の再
生データが読出されて復号部52に供給されて、復号部
52で順次に復号された図8の(e)に示されるような
再生信号が出力端子53に送出される。
生装置では、記録再生の対象にされているデータが、図
8の(a)に例示されているような時間軸上で常に一定
のデータ量の原信号を、一定の圧縮率で均一に圧縮(図
示の例では1/4に圧縮)してある状態のデータであっ
て、一定の固定な転送レートのものであったから、信号
再生部48で光ディスク1から間欠的に再生した再生デ
ータの単位時間当りのデータ量と、復号部52で単位時
間当りに復号処理する再生データ量とは等しく、また、
通常の再生状態においては、局部的にデータ量が変化す
ることもなく、データ蓄積部49から読出されて復号部
52に供給される単位時間当りの再生データ量も一定で
あるために、再生制御部51による信号再生部48にお
ける間欠的な再生動作の制御も、予め定められた時間毎
に連続再生動作と待機動作とが繰返されるようにするだ
けでよいのである。
に対して単位時間当りに発生する符号量が、情報内容に
関係なく一定となるようにして原信号をデジタル符号化
し、それを固定の一定な転送レートで記録媒体に記録さ
せ、記録媒体から記録データを記録時と同一の転送レー
トで再生するようにされている従来の一般的な記録,再
生装置では、単位時間当りのデータ量が常に一定の状態
であるために、記録系や記録媒体及び再生系に特別な構
成等を施す必要もないという利点が得られるが、原信号
における情報内容がどうであっても固定の一定転送レー
トでの記録再生が行なわれるようにされているために、
記録媒体の記録容量を有効に活用てきるようにして長時
間の原信号の情報を記録,再生することができなかっ
た。
影響がない情報内容の部分については所定時間当りの符
号量として少ない符号量を割当て、また、原信号の情報
内容の内で、復原に際して必要性の大きな情報内容の部
分については、所定時間当りの符号量として多くの符号
量を割当てるようにして、記録媒体の記録容量を有効に
活用てきるようにした可変転送レート符号化による高能
率符号化方式が提案された。そして、前記の可変転送レ
ート符号化による高能率符号化方式によって高能率符号
化して得た記録データを、所定の記憶容量の記録媒体に
予め定められた記録密度で記録した場合には、前記の記
録媒体に従来の固定転送レート符号化による高能率符号
化方式によって高能率符号化して得た記録データを、前
記した場合と同一の記録密度で記録させた場合に比べ
て、2倍の時間長の原信号と対応する記録データを記録
することができた。
ト符号化による高能率符号化方式の実施によって得られ
た符号化データを復号して再生信号を出力する復号部に
おいて、良好な再生信号を出力させることができるよう
な所定の単位時間当りの再生データのデータ量は、時間
軸上において例えば図5の(a)に例示されているよう
に大幅に変化しているものとなるから、図7及び図8を
参照して既述した従来の再生装置のように、信号再生部
で所定の時間毎に間欠的な再生動作を行ない、前記の再
生期間中に信号再生部から読出した再生データをデータ
蓄積部のメモリに記憶させ、データ蓄積部から復号部に
対して所定の時間毎に所定のデータ量の再生データを供
給するようにしたところで、再生信号を復号できないこ
とは明らかであり、連続した画像信号が復原され得ない
ことが生じる。
ート符号化による高能率符号化方式の実施によって得ら
れた符号化データが供給される復号部において、復号の
ために必要とされる所定の単位時間当りの再生データの
データ量は、例えば図5の(a)に例示されているよう
に時間軸上で大幅に変化しているものとなるが、前記し
たデータ蓄積部から常に過不足のないデータ量の再生デ
ータを復号部に対して供給するための制御動作を、従来
から再生装置の制御部に設けられているCPUに行なわ
せようとしても、前記のCPUの処理能力では、通常の
再生制御の他に、前記のような余分な制御動作までをも
行なわせることができず、そのためにデータ蓄積部から
常に過不足のないデータ量の再生データを復号部に対し
て供給するための制御動作と再生制御動作とを行なうこ
とができるような専用のCPUや、その他のハードウエ
アを増設した場合には、再生装置の大規模化やコスト高
になる点などが問題になる。
る待機の期間中に、既述のように光ディスクの同一の記
録跡(トラック)上を、信号再生部の再生素子が繰返し
て追跡している状態となるように、光ディスクの1回転
毎に信号再生部の再生素子に1記録跡分のトラックジャ
ンプを行なわせるようにして、次の記録データの読出し
の開始に備えるようにしているが、信号再生部による光
ディスクからの読出しデータ量と、復号部におけるデー
タ処理量との比率が大きな場合には、信号再生部による
光ディスクからの記録データの再生期間の時間長に比べ
て、待機の期間の時間長の方が長くなるから、1トラッ
ク再生を行なう回数が多くなる。
ると次のとおりである。図6の(a)における渦巻状の
線は、光ディスクの記録跡であって、図中のイの点から
ロの点までの区間の太矢印の線は、直前の再生期間中に
記録データが読出された1トラックである。ロの点から
ハの点までの点線が付加されて示されている記録跡の部
分は、待機の期間中に再生素子による光スポットが追跡
する記録跡であり、待機の期間における再生素子による
光スポットは、例えばロの点→点線が付加された記録跡
→ハの点→ロの点→点線が付加された記録跡→ハの点→
ロの点→…のように記録跡を追跡するか、あるいは待機
の期間における再生素子による光スポットは、例えばロ
の点→イの点→直前の再生期間中に記録データが読出さ
れた太線図示の記録跡→ロの点→イの点→直前の再生期
間中に記録データが読出された太線図示の記録跡→ロの
点→イの点→…のように記録跡を追跡するような態様
で、光ディスクの同一の記録跡(トラック)上を、信号
再生部の再生素子が繰返して追跡している状態となるよ
うに、光ディスクの1回転毎に信号再生部の再生素子
が、1記録跡分のトラックジャンプを繰返すことにな
る。前記したトラックジャンプは、トラッキング制御系
に設けられているアクチュエータに、キックバックパル
スが供給されることにより行なわれる。
記録データの圧縮率が大になって、再生期間の時間長に
対する待機の期間の時間長の比率が大になると、必然的
にキックバックの回数が増加し、そのためにアクチュエ
ータが強制的に駆動制御される回数が増加することによ
って、アクチュエータの支持機構や駆動コイル等に加え
られるストレスが多くなるために、それらの寿命を短縮
させることが問題になる。また、前記のようにトラッキ
ング制御系のアクチュエータに対してキックバックパル
スが印加されて、再生素子が変位されるときには、当然
のことながらトラッキング制御系の一巡の回路が切断さ
れることにより、トラッキング制御系が制御不能になる
から、トラッキング制御系が安定な状態になるまでの期
間の動作が極めて不安定になる。
ータに対するキックバックパルスの印加により再生素子
が変位されたときに、その部分が光ディスクの欠陥(デ
ィフェクト)であった場合には、大幅なトラック飛びを
発生する。ところで、待機の期間から再生期間に移とき
には、次に再生の対象にされている所定のトラックに移
ることが必要とされるのに、前記のようにトラック飛び
が発生すると、前記した次に再生の対象にされている所
定のトラックを探して、そのトラックに移るのに、多く
のトラックの間を煩雑に往き来することになるために、
再生動作の再開までに長い時間が必要とされることも起
こる。前記のように再生動作の再開までの時間が長い場
合には、データ蓄積部に設けるべきメモリとして大きな
記憶容量のメモリが必要とされ、また、前記した再生動
作の再開までの時間が、予想したよりも極端に長い場合
には、データ蓄積部から復号部に供給されるべき再生デ
ータが途切れて再生信号が出力されなくなるようなこと
も起こる。このように従来の再生装置には、解決される
べき多くの問題点があった。
像についての所定時間当りの符号量を、情報量に応じて
変化させるように高能率符号化して得た可変転送レート
データが、記録データとして前記した転送レートの変化
範囲における最高の転送レートを用いて記録させてある
記録媒体からの可変転送レートデータ再生装置であっ
て、少なくともトラッキング制御系のアクチュエータに
よって駆動変位される再生素子と信号処理部とを含んで
構成されている信号再生部と、前記した信号再生部で再
生された再生データを蓄積するデータ蓄積部と、前記し
たデータ蓄積部から供給される再生データを復号する復
号部と、前記した信号再生部とデータ蓄積部と復号部と
の動作の制御を行なう再生制御部とを有しており、再生
信号を復号部から途切れなく出力させる状態で、復号部
における可変転送レートデータに対する復号動作が行な
われうるようなデータ量の再生データを、データ蓄積部
のメモリから復号部に供給させるためのデータ制御信号
を復号部からデータ蓄積部に与える手段と、前記したデ
ータ制御信号によって、データ蓄積部のメモリから復号
部へ供給される再生データの読出しが行なわれることに
より変化するデータ蓄積部のメモリにおける再生データ
の蓄積量が、予め定められた最大の蓄積量と、予め定め
られた最小の蓄積量との間の蓄積量から大きく超えるこ
とが無い状態となるように断続的に行なわれる再生動作
が、記録媒体から再生される記録データの内容が所定の
順序で正しく整列した状態で信号再生部によって行なわ
れるように、データ蓄積部から再生制御部に与えた再生
制御信号に基づいて、再生制御部が信号再生部の動作を
制御する手段と、前記した再生制御信号に基づいて、再
生制御部が信号再生部における断続的な再生動作の制御
を行なう場合に、再生動作の中断時の期間中には、再生
素子をトラッキング制御系の動作によって記録跡に連続
的に追跡させるような動作が行なわれるようにする手段
と、前記した再生制御信号に基づいて、再生制御部が信
号再生部における断続的な再生動作の制御を行なう場合
に、中断されていた再生動作が再開されたときには、再
生動作が中断された時点の直前の再生位置素子の位置に
まで、再生素子が駆動変位されるようにトラッキング制
御系のアクチュエータに対して、複数個のキックパルス
を順次に供給する手段と、データ蓄積部におけるメモリ
の書込み動作を、再生制御部からデータ蓄積部に与える
書込み制御信号によって制御する手段と、復号部におけ
る復号動作を、再生制御部から復号部に与える復号制御
信号によって制御する手段とを備えてなる可変転送レー
トデータ再生装置を提供する。
報量に応じて変化させるように高能率符号化して得た可
変転送レートデータが、記録データとして前記した転送
レートの変化範囲における最高の転送レートを用いて記
録させてある記録媒体を所定の回転速度となるように回
転制御系の制御の下に駆動回転させる。信号再生部に設
けられている再生素子を、トラッキング制御系のアクチ
ュエータで駆動変位させ、再生動作の中断時の期間(待
機の期間)中における再生素子については、トラッキン
グ制御系の動作によって記録跡に連続的に追跡するよう
な動作を行なわせる。また、中断されていた再生動作の
再開に当って、再生動作が中断された時点の直前の再生
位置素子の位置にまで再生素子を駆動変位させる。前記
の信号再生部における再生素子によって、再生期間中に
記録媒体から読出された記録データは、信号処理されて
再生データとしてデータ蓄積部のメモリに記憶される。
復号部からデータ蓄積部に与えられるデータ制御信号に
よって、データ蓄積部に蓄積された再生データが復号部
に供給され、復号部では再生信号を途切れなく出力させ
るように可変転送レートデータに対する復号動作を行な
う。
蓄積部のメモリから復号部へ供給される再生データの読
出しが行なわれることによって、データ蓄積部のメモリ
における再生データの蓄積量が変化するが、データ蓄積
部のメモリにおける再生データの蓄積量が、予め定めら
れた最大の蓄積量と、予め定められた最小の蓄積量との
間の蓄積量から大きく超えることが無い状態となるよう
に、データ蓄積部で発生させた再生制御信号に基づいて
再生制御部が、信号再生部における再生動作を断続的に
行なわせるように制御する。また、前記の再生制御部
は、信号再生部において断続的に行なわれる記録媒体か
ら読出される記録データの内容が、所定の順序で正しく
整列した状態で信号再生部によって行なわれるように、
信号再生部の動作を制御するとともに、データ蓄積部に
おけるメモリの書込み動作を制御し、また、再生制御部
から復号部に与える復号制御信号によって、復号部にお
ける復号動作を制御する。
レートデータ再生装置の具体的な内容を詳細に説明す
る。図1は本発明の可変転送レートデータ再生装置の概
略構成を示すブロック図であり、また、図2はデータ蓄
積部の具体的な構成例を示すブロック図、図3乃至図5
及び図8は再生装置の動作説明のための図、図6は再生
期間と待期の期間とにおける再生素子の変位の状態を説
明するための図、図7は従来の固定転送レートデータ再
生装置の構成例を示すブロック図である。本発明の可変
転送レートデータ再生装置の一例構成を示す図1におい
て、1は記録媒体、50は信号再生部、21はデータ蓄
積部、22は再生制御部、26は復号部であり、前記し
た記録媒体1は、回転制御系12による回転制御の下
に、所定の回転速度と回転位相で駆動回転されている駆
動用モータ2によって回転されている。
符号化による高能率符号化方式によって高能率符号化し
て得た符号化データ(可変転送レートデータ)が記録デ
ータとして記録されている。前記した可変転送レート符
号化による高能率符号化方式は、原信号の情報内容の内
で、復原に影響がない情報内容の部分については所定時
間当りの符号量として少ない符号量を割当て、また原信
号の情報内容の内で、情報量の多い情報内容の部分につ
いては、所定時間当りの符号量として多くの符号量を割
当てるようにして、記録媒体の記録容量を有効に活用て
きるようにした高能率符号化方式であり、前記した可変
転送レート符号化による高能率符号化方式によって高能
率符号化されている可変転送レートデータによる記録デ
ータの単位時間当りのデータ量は、例えば図5の(a)
に例示されているように変化している。
記録データが記録されている記録媒体1には、従来の固
定転送レート符号化による高能率符号化方式によって高
能率符号化して得た記録データを同一の記録密度で記録
させた場合に比べて、2倍の時間長の原信号と対応する
記録データも記録できる。そして、前記した記録媒体1
としては、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディス
ク、その他、どのような構成態様の記録媒体が使用され
てもよい。図1には記録媒体1が光ディスクの場合を示
しており、以下の説明においては記録媒体1が光ディス
クであるとして記載されることもある。
は、信号再生部50で記録媒体1から再生(読出)した
可変転送レートデータによる記録データを、信号処理し
て得た再生データを、データ蓄積部21を介して復号部
26に供給し、前記の復号部26における復号動作によ
り再生信号を得るようにしているのであるが、可変転送
レート符号化による高能率符号化方式により高能率符号
化された可変転送レートデータによる再生データを復号
して再生信号を出力する復号部26において、良好な再
生信号を出力させることができるような所定の単位時間
当りの再生データのデータ量は、例えば図5の(a)に
例示されているように時間軸上で大幅に変化しているも
のになっている。
ト符号化による高能率符号化方式によって高能率符号化
して得た可変転送レートデータの単位時間当りのデータ
量は、時間軸上において例えば図5の(a)に例示され
ているような変化態様で大幅に変化しているものとなる
が、前記したデータ量の変化は画像単位(フレーム単
位)毎に生じているとともに、複数個の画像単位を一ま
とめとした一群の画像単位群(画像単位集合)毎にも生
じている。図5の(a)に示す例では、前記した画像単
位群が、6個の画像単位により一群の画像単位群を構成
するものとして、図中では各画像単位群を、縦方向の点
線で区切って示している。実際の動画像についての例で
は、前記した画像単位群は15フレーム〜30フレーム
で構成される場合が多い。
レート符号化による高能率符号化方式によって高能率符
号化して得た可変転送レートデータについて検討したと
ころ、画像単位毎(短時間毎)のデータ量の変化と、画
像単位群毎(比較的に長い時間毎)のデータ量の変化と
が存在することが認められている。前記した画像単位毎
のデータ量の変化は、例えばフレーム単位でのデータ量
の変化である。前記の画像単位として、例えばMPEG
(Moving Picture Image Codin
g Expert Group)におけるデジタルデータ
を記録する記録媒体を対象とした動画像情報の符号化方
式(MPEG方式)の場合を例にして説明すると次のと
おりである。
用して画像データの圧縮が行なわれている画像単位{I
ピクチャ(Intra Pictures)→以下、I
フレームと称することもある}及び、過去のフレームの
画像データに基づいてフレーム間予測を行なうようにし
たフレーム間予測法を適用して画像データの圧縮が行な
われている画像単位{Pピクチャ(Predicted
Pictures)→以下、Pフレームと称すること
もある}、ならびに過去のフレームの画像データと未来
のフレームの画像データとの双方の画像データに基づい
てフレーム間予測を行なうようにしたフレーム間予測法
を適用して画像データの圧縮が行なわれている画像単位
{Bピクチャ(Bi-directional Pred
iction Pictures)→以下、Bフレームと
称することもある}との3種類の画像モードによるそれ
ぞれの画像単位(フレーム)が定められている。
たIフレームにおける画像データの圧縮率とPフレーム
における画像データの圧縮率とBフレームにおける画像
データの圧縮率との関係が、(Iフレームにおける画像
データの圧縮率)<(Pフレームにおける画像データの
圧縮率)<(Bフレームにおける画像データの圧縮率)
のような大きさの関係になっているから、通常、Iフレ
ームにおけるデータ量はP,Bフレームにおけるデータ
量の2倍〜10倍のデータ量となっている。また、前記
したI,P,Bフレームにおける1種類のフレームまた
は複数種類のフレームの組合わせからなる画像単位群毎
のデータ量は、主としてシーンチェンジ(情景の切換
え)の場合、または動きの早い情景の場合等において大
きなデータ量になる。
る高能率符号化方式によって高能率符号化して得た可変
転送レートデータによる記録データは、それの所定の単
位時間当りのデータ量が、例えば図5の(a)に例示さ
れているように時間軸上で大幅に変化しているものにな
っているから、記録媒体1からの記録データの再生は復
号部26における復号に必要とされる再生データのデー
タ量に過不足を生じさせない状態で、復号部26に対し
て再生データが供給できるようにされることが必要とさ
れる。それで、本発明の可変転送レートデータ再生装置
では、信号再生部50において再生素子3にシーク動作
を行なわせながらの断続的な再生動作、すなわち、再生
動作の中断時の期間(待機の期間)中における再生素子3
は、トラッキング制御系の動作によって記録跡に連続的
に追跡するように動作を行ない、また、中断されていた
再生動作の再開に当っては、再生動作が中断された時点
の直前の再生位置素子の位置にまで再生素子3を駆動変
位させる、というようにして前記の信号再生部50にお
ける再生素子によって、再生期間中に記録媒体1から記
録データを再生する。
前記した信号再生部50における信号処理部14におい
て所定の信号処理が施されて、再生データとしてデータ
蓄積部21のメモリ46(図2)に記憶される。そして、
前記のデータ蓄積部21のメモり46に記憶された再生
データは、復号部26からデータ蓄積部21にデータ制
御信号が与えられたときに、メモリ46から読出されて
復号部26に供給される。前記のようにデータ蓄積部2
1のメモり46から読出されて復号部26に供給される
再生データのデータ量は、前記のように復号部26から
データ蓄積部21に供給されるデータ制御信号により、
復号部26における復号動作に対して過不足のないデー
タ量となるように制御される。
6における再生データの蓄積量は、後述してあるような
各構成部分に対する制御動作によって、予め定められた
最大の蓄積量と、予め定められた最小の蓄積量との間の
蓄積量から大きく超えるような状態が生じないように、
例えば、データ蓄積部21のメモリ46における再生デ
ータの蓄積量が、予め定められた蓄積量以下になった際
に、データ蓄積部21で発生させた再生制御信号に基づ
いて再生制御部22が発生した制御信号によって、信号
再生部50における再生動作が優先的に行なわれるよう
にされている。また前記の再生制御部22は、信号再生
部50において断続的に行なわれる記録媒体1から読出
される記録データの内容が、所定の順序で正しく整列し
た状態で信号再生部によって行なわれるように、信号再
生部50の動作を制御するとともに、データ蓄積部21
におけるメモリの書込み動作を制御したり、再生制御部
22から復号部26に与える復号制御信号によって、復
号部26における復号動作を制御する。
ピックアップ)であり、レーザ光源(半導体レーザ)4
から射出したレーザ光は、光学部材5におけるコリメー
タレンズ55によって平行光にされた後に、偏光ビーム
スプリッタ56と1/4波長板57とを通過してから対
物レンズ6に入射して、前記のレーザ光が対物レンズ6
によって光ディスク1の信号面に微小な径の光スポット
として結像する。前記の光スポットからの反射光は、前
記した対物レンズ6と1/4波長板57とを介して偏光
ビームスプリッタ56に入射し、偏光ビームスプリッタ
56で反射した後にシリンドリカルレンズ58を介して
光検出器8に入射する。光検出器としては、例えば4分
割光検出器が使用されても良い。前記の光検出器8から
は光ディスク1から再生された記録データと対応する電
気信号と、フォーカス誤差信号と、トラッキング誤差信
号などを含んだ電気信号が出力されて、信号処理部14
における演算増幅部15に供給される。
から供給された電気信号の演算を行なって、光ディスク
1から再生された記録データを含む電気信号と、フォー
カス誤差信号と、トラッキング誤差信号とを発生させ
る。前記の光ディスク1から再生された記録データを含
む電気信号は、同期検出復調回路16とフェーズ・ロッ
クド・ループ(PLL)17とに供給され、また、フォ
ーカス誤差信号は光ピックアップ制御系におけるフォー
カスサーボ系9に供給され、さらにトラッキング誤差信
号は光ピックアップ制御系におけるトラッキングサーボ
系10と、粗動モータ系11とに供給される。前記した
フォーカスサーボ系9及びトラッキングサーボ系10
と、粗動モータ系11と、回転制御系12とには、再生
制御部22における再生制御回路23からも制御信号が
供給されている。
れる粗動モータ13によって、光ディスク1の径方向に
移動される光ピックアップ3に設けられている対物レン
ズ6は、フォーカスサーボ系9から与えられるフォーカ
ス制御信号と、トラッキングサーボ系10から与えられ
るトラッキング制御信号とが供給されるアクチュエータ
7により、対物レンズ6の光軸の方向と、光ディスク1
の径方向とに駆動変位されるから、光ピックアップ3は
既述した各自動制御系による自動位置制御動作の下に、
常に良好な再生動作を行なうことができる。また前記の
粗動モータ系とトラッキングサーボ系との動作により後
述のシーク動作も良好に行なわれる。
ープ17では、データ再生のためのクロック信号の抽出
を行ない、そのクロック信号を同期検出復調回路16に
供給する。同期検出復調回路16では同期信号を検出
し、その同期信号を基準にしてサブコードデータと主コ
ードデータとを復調する。記録媒体の再生位置情報を含
んでいるサブコードデータはサブコードリーダ20に送
られ、サブコードリーダ20からの出力信号は再生制御
部22の再生制御回路23に供給される。また前記の同
期検出復調回路16で復調されて、誤り訂正ディインタ
ーリーブ回路18に供給された主データは、ランダムア
クセスメモリ19に記憶された後に、誤り訂正ディイン
ターリーブ回路18とランダムアクセスメモリ19との
双方の回路間でのデータのやり取りを伴いながら行なわ
れる周知の誤り訂正信号処理動作により誤り訂正された
再生データとされて、データ蓄積部21に供給される。
レートデータ再生装置では、所定の単位時間当りのデー
タ量が、例えば図5の(a)に例示されているように時
間軸上で大幅に変化している状態の可変転送レートデー
タによる記録データを、記録媒体1から再生して信号処
理することにより得た再生データを、復号部26におけ
る復号に必要とされるデータ量の再生データとして、過
不足が生じない状態で復号部26に供給して、復号部2
6から良好な再生信号が出力端子42を介して出力させ
なければならないが、本発明の可変転送レートデータ再
生装置において扱われる再生データは、固定転送レート
の再生データではなく可変転送レートデータであるため
に、記録媒体1から再生した記録データを信号処理して
得た再生データが、常に過不足のない適正なデータ量で
復号部26に円滑に供給されるようにするためには、再
生装置の各構成部分において再生データのデータ量が適
正となるように、再生装置の各構成部分の動作が相互に
関連して制御されることが必要とされる。
再生装置では、信号再生部50と、データ蓄積部21、
及び復号部26などの動作を再生制御部22によって関
連的に制御することにより、記録媒体1から再生した記
録データと対応して得られる再生データが、常に過不足
のない適正なデータ量で復号部26に円滑に供給される
ようにしている。可変転送レートデータ再生装置におけ
る信号再生部50、データ蓄積部21、復号部26など
に対して行なわれる再生制御部22の制御動作の内で、
再生データのデータ量の制御に関係して信号再生部50
に対して行なわれる制御動作について述べると次のとお
りである。
的に後述されているデータ蓄積部21に設けられている
メモリ46(図2参照)に記憶(蓄積)されている再生
データのデータ量が、予め設定されたデータ量に対して
どの程度に充足しているデータ量であるのかを示す情報
(以下、「メモリの充足度に関する情報」、あるいは
「充足度」と記載する)に基づいてデータ蓄積部21で
発生された再生制御信号に対応して制御信号を発生し、
その信号によって信号再生部50における光ピックアッ
プ3(再生素子3)による断続的な再生動作が制御され
るようにする。すなわち、本発明の可変転送レートデー
タ再生装置では、再生動作の中断時の期間(待機の期間)
中の光ピックアップ3は、図6の(b)に示されている
細実線による渦巻状に形成されている記録跡について、
図6の(b)の図中で点線を付加して示す記録跡を次々
に連続的にトラッキング制御系の動作によって追跡して
いるような動作を行なう。
間)が終了して、光ピックアップ3による再生動作が再
開されたときには、再生動作が中断された時点の直前に
光ピックアップ3によって再生されていた記録データに
引続いて再生されるべき記録データが再生できる位置に
まで、光ピックアップ3を駆動変位させうるような動作
を、信号再生部50に設けられている光ピックアップ制
御系におけるトラッキングサーボ系の動作(例えばキッ
クパルス、あるいはキックバックパルス等による追跡ト
ラックの変更動作)と、粗動モータ系の動作との一方ま
たは双方の動作によって、光ピックアップ3にシーク動
作を行なわせることができるような制御信号を、再生制
御部22の再生制御回路23から信号再生部50におけ
る各位置制御系の内の所定のものに与える。なお光ピッ
クアップ3に対して、前記のようなシーク動作を行なわ
せるために、再生制御回路23から信号再生部50の位
置制御系に与えるべき制御信号を発生させる際には、再
生動作の中断と再開が行なわれるべき光ピックアップ3
上の位置の情報として、サブコードリーダ20から再生
制御回路23に供給されているサブコードデータを利用
することができる。
従来の再生装置における再生動作の中断時の期間(待機
の期間)中における再生素子による光スポットは、光デ
ィスクにおける記録跡が渦巻状に形成されている場合で
あっても、光ディスクの1回転毎に1トラックジャンプ
動作を繰返えす、というようなものであったが、本発明
の可変転送レートデータ再生装置では、再生動作の中断
時の期間(待機の期間)中の光ピックアップ3による光ス
ポットは、図6の(b)に示されているように、再生動
作の中断時の期間(待機の期間)の途中には1度もトラッ
クジャンプ動作を行なわず、前記の期間中における光ピ
ックアップ3は、光ディスク1に渦巻状に形成されてい
る記録跡を、光スポットが正確に追跡して行く状態とな
るように、光ピックアップ3はトラッキング制御系によ
りトラッキング制御されているのである。
録跡であり、前記の記録跡におけるイの点からロの点ま
での太実線の線は、直前の再生動作期間中に記録データ
が再生された1トラックであり、細実線に点線を付加し
て示す記録跡の部分は、前記のように再生動作の中断時
の期間(待機の期間)中には、光ピックアップ3がトラッ
キング制御系によりトラッキング制御されていて、光デ
ィスク1に渦巻状に形成されている記録跡を、光スポッ
トが正確に追跡している状態を示している。また、図6
の(b)中に示されているハ,ニ,ホ,ヘ等の符号は、
再生動作の中断時の期間(待機の期間)が終了して、光ス
ポットがシーク動作を開始する点を例示したものであ
る。すなわち、本発明の可変転送レートデータ再生装置
では、再生動作の中断時の期間(待機の期間)中の光ピッ
クアップ3による光スポットは、再生動作の中断時の期
間(待機の期間)の長さがどうであるのかに従って、光ス
ポットがシーク動作を開始する点がハ,ニ,ホ,ヘのよ
うに変化する。
おける再生動作の中断時の期間(待機の期間)中の光ピッ
クアップ3による光スポットが、再生動作の待機の期間
の途中には1度もトラックジャンプ動作を行なわず、前
記の期間中には光ディスク1における渦巻状の記録跡を
光スポットが連続的に正確に追跡して行く状態となるよ
うにされており、また再生動作の中断時の期間(待機の
期間)が終了して、光ピックアップ3による再生動作が
再開されたときに、再生動作が中断された時点の直前に
光ピックアップ3によって再生されていた記録データに
引続いて再生されるべき記録データが再生できる位置
に、光スポットの位置を位置させるように光ピックアッ
プ3を駆動変位させるようにしたことにより、従来の再
生装置で問題になった諸点、すなわち、再生動作の待機
の期間中に再生素子による光スポットに、光ディスクの
1回転毎に1トラックジャンプ動作を繰返えさせること
により、アクチュエータの寿命の短縮、トラッキング制
御系の制御不能の状態が頻繁に生じる、等のことは本発
明の可変転送レートデータ再生装置では生じない。
装置では、再生動作の中断時の期間(待機の期間)が終了
して、光ピックアップ3による再生動作が再開されたと
きにおける光ピックアップ3の変位量が、従来の再生装
置に比べて大きくなるので、そのために時間が長くかか
るという欠点が生じるのではあるまいか、とも考えられ
たが、そのような心配は全然無いことが明かにされた。
すなわち、光のスポットを1記録跡間隔分だけ変位させ
るのに必要とされる時間値に比較すると、多数の記録跡
間隔分だけ変位させるのに必要とされる時間値は僅か増
加するが、回転待ち時間や再生動作の再開時における記
録データの読取り位置を正確に定めるためのアドレス確
認のために必要とされる比較的に長い時間については前
記の両者間に差が認められないことから、結果的にみれ
ば前記の両者間における時間的な差は問題にならない程
であった。
路23から信号再生部50の位置制御系に与えるべき制
御信号を発生させる際に、信号再生部50における再生
動作の中断と再開とが行なわれるべき光ピックアップ3
上の位置の情報として、サブコードリーダ20から再生
制御回路23に供給されているサブコードデータを用い
ている。また、再生制御部22では前記のサブコードデ
ータに基づいて、表示部25に再生時間の表示を行なわ
せる。前記の再生制御部22は、例えばマイクロプロセ
ッサとランダムアクセスメモリやリードオンリーメモリ
等を含んで構成されていて、操作部24に設けられてい
る入力手段、例えばテンキー、その他のキーによって、
再生装置の動作モードの設定、再生装置の各構成部分の
動作態様の設定、その他多くの種類の入力情報が与えら
れた際に、再生装置の関連する各構成部分に、それぞれ
所定の制御信号を供給して、前記した各構成部分の動作
の制御を行なう。
蓄積部21で発生された再生制御信号に基づいて、信号
再生部50の再生状態を制御する制御信号を発生させ、
それを信号再生部50に供給することにより、信号再生
部50の再生動作の制御を行なっているが、前記したデ
ータ蓄積部21としては、例えば図2に示すような具体
的な構成のものが使用できる。図2において43はイン
ターフェース、44はメモリ管理部、45はデータ蓄積
量検出部、46はメモリ、47は出力制御部である。デ
ータ蓄積部21の出力制御部47に対して、図1中に示
されている復号部26のデータ分離部27から送出され
たデータ制御信号が、データ蓄積部21の出力制御部4
7に与えられると、前記の出力制御部47では、前記の
データ制御信号に基づいて制御信号を発生して、それを
メモリ管理部44に与える。
44は、メモリ46に記憶されている再生データから、
復号部26で復号の対象とすべき所定の再生データを読
出すためのアドレス信号をメモリ46に与えて、前記の
所定の再生データがメモリ46から読出されるようにす
る制御動作を行なう。そして、メモリ46から読出され
た前記の再生データは、メモリ管理部44と出力制御部
47とを介して復号部26のデータ分離部27に供給さ
れる。データ蓄積部21のメモリ46に記憶されている
再生データの蓄積量(データ蓄積量)は、前記のように
復号部26からの要求に応じて、メモリ46から再生デ
ータを読出して復号部26に供給することにより減少す
る。
力されて、データ蓄積部21のメモリ管理部44に供給
される再生データが、再生制御部22における再生制御
回路23からデータ蓄積部21のインターフェース43
を介してメモリ管理部44に供給される書込み制御信号
や、メモリ管理部44の制御動作の下にメモリ46に記
憶された場合にはメモリ46のデータ蓄積量は増加す
る。前記したメモリ46におけるデータ蓄積量は、前記
したメモリ管理部44に接続されているデータ蓄積量検
出部45で検出され、前記のデータ蓄積量検出部45に
よって検出されたメモリ46のデータ蓄積量に対応して
発生させた信号(既述のように、予め設定されたデータ
量に対して、メモリ46の記憶量がどの程度に充足して
いるデータ量であるのかを示す情報…「メモリの充足度
に関する情報」あるいは「充足度」と対応する信号であ
ってもよい)は、メモリ管理部44及びインターフェー
ス43に供給される。メモリ46の充足度に関する情報
は、例えばメモリ46の書込みアドレス値と読出しアド
レス値とを演算することによっても容易に得ることがで
きる(特開平1ー121963号公報参照)。
ータ再生装置が、再生動作を行なっている際に、データ
蓄積部21に設けられているメモリ46の蓄積データ量
が、どのように変化するものかの一例を示した図であっ
て、図4の(a)における横軸には時間、縦軸には蓄積
データ量を示している。そして、縦軸に示してあるMa
x,Mid,Min等の各表示は、データ蓄積部21の
メモリ46について設定された予め定められた最大の蓄
積データ量をMaxで示し、またデータ蓄積部21のメ
モリ46について設定された予め定められた最小の蓄積
データ量をMinで示し、さらにデータ蓄積部21のメ
モリ46について設定された前記した予め定められた最
大の蓄積データ量Maxと、予め定められた最小の蓄積
データ量Minとの中間の蓄積データ量をMidとして
示したものである。図2に示されているデータ蓄積部2
1におけるデータ蓄積量検出部45では、図4の(a)
に示されている3種類の蓄積データ量Max,Mid,
Minと対応して出力した信号をインターフェース43
に供給するようにしている。
る各信号は、本発明の可変転送レートデータ再生装置の
再生動作時に、データ蓄積部21に設けられているメモ
リ46の蓄積データ量が、例えば図4の(a)に示すよ
うな状態で時間軸上で変化したとした場合に、データ蓄
積部21におけるデータ蓄積量検出部45から出力され
る3種類の蓄積データ量Min,Mid,Maxと対応
して出力される信号を例示したものである。また、前記
したデータ蓄積量検出部45によって検出されたメモリ
46のデータ蓄積量のデータを、適当な任意の表示手
段、例えば液晶ディスプレイ、LEDによる数値表示
器、その他適当な構成の表示器に供給して、メモリ46
におけるデータ蓄積量が表示器に表示されるようにする
ことは好ましい実施態様である。
再生装置における信号再生部50の光ピックアップ3に
よって記録媒体1から再生される可変転送レートデータ
による記録データのデータ量は、例えば図5の(a)に
例示されているように大幅に変化しており、それにつれ
て再生データのデータ量も図5の(b)のように時間軸
上で変動しているものになっているが、次に、データ蓄
積部21に設けられているメモリ46の蓄積データ量の
変化の一例態様についても示してある図4や、図5に例
示されている可変転送レートデータに関する説明図等を
も参照して、本発明の可変転送レートデータ再生装置の
再生動作を説明する。
再生制御部22における操作部24に対して再生動作の
開始の情報入力が行なわれてなく、再生装置が再生動作
を開始する以前の期間においては、データ蓄積部21に
設けられているメモリ46の蓄積データ量は、図4の
(a)中の再生装置動作開始として示している時点にお
ける蓄積データ量のように当然のことながら0である。
また、再生制御部22における操作部24に対して再生
動作の開始の情報入力が行なわれて、再生装置が動作を
開始した後においても、信号再生部50の光ピックアッ
プ3により記録媒体1から再生した記録データが信号処
理部14で信号処理されて、再生データとしてデータ蓄
積部21に供給され、メモリ46に記憶され始める以前
の期間{図4の(f)に「再生動作開始→正常再生動作
開始」として示されている期間中の一部の期間}におい
ても、データ蓄積部21に設けられているメモリ46の
蓄積データ量は0である。
動作開始」として示されている期間中の一部の期間のよ
うに、データ蓄積部21に設けられているメモリ46の
蓄積データ量が0である場合に、データ蓄積部21にお
けるデータ蓄積量検出部45から、既述の3種類の蓄積
データ量Min,Mid,Maxと対応してそれぞれ出
力される信号は、図4(b)〜(d)に示されているM
in−FLG,Mid−FLG,Max−FLGのよう
に、すべてローレベルの状態になっている。前記のよう
に、データ蓄積部21のメモリ46におけるデータ蓄積
量が、データ蓄積部21のメモリ46について設定され
た予め定められた最小の蓄積データ量Minよりも以下
の量である状態は、データ蓄積部21のメモリ46に蓄
積されている再生データのデータ量では、復号部26で
連続的に復号動作を行なうことができないので、この状
態において再生制御部22から復号部26に対して供給
される復号制御信号を、図4の(e)に示されているよ
うにローレベルの状態として復号部26での復号動作が
停止させるようにするための情報をインターフェース4
3から再生制御部22に与える。
6におけるデータ蓄積量が、データ蓄積部21のメモリ
46について設定された予め定められた最小の蓄積デー
タ量Min以下の場合には、インターフェース43から
再生制御部22の再生制御回路23に供給する再生制御
信号に基づいて、再生制御部22で発生させた制御信号
により、信号再生部50の光ピックアップ3による記録
媒体1からの記録データの再生動作が、信号再生部50
における他の諸動作に優先して行なわれるようにする。
信号再生部50の光ピックアップ3による記録媒体1か
らの記録データの再生動作が続行されて、信号再生部5
0からデータ蓄積部21に対する再生データの供給が行
なわれ始めると、データ蓄積部21に設けられているメ
モリ46における再生データの蓄積データ量は、0の状
態から次第に増加して行く。
積データ量が、前記した予め定められた最小の蓄積デー
タ量Minを超えると、データ蓄積部21におけるデー
タ蓄積量検出部45から、既述した3種類の蓄積データ
量Min,Mid,Maxと対応してそれぞれ出力され
ている信号の内の図4(b)に示されているMin−F
LGだけが、ローレベルの状態からハイレベルの状態に
変化する。この信号変化を例えば表示手段に与えること
によりメモリ46の蓄積データ量が、予め定められた最
小の蓄積データ量Minを超えている状態を示すことが
できる。また、前記のようにメモリ46のデータ蓄積量
が、データ蓄積部21のメモリ46について設定された
予め定められた最小の蓄積データ量Minでは、復号部
26で連続的に復号動作を行なうことができないので、
この状態においても再生制御部22から復号部26に対
して供給される復号制御信号を、図4の(e)に示され
ているようにローレベルの状態として復号部26での復
号動作が停止させるようにするための情報がインターフ
ェース43から再生制御部22に与えられる。
6におけるデータ蓄積量が、データ蓄積部21のメモリ
46について設定された予め定められた最小の蓄積デー
タ量Min付近の場合にも、インターフェース43から
再生制御部22の再生制御回路23に対して再生制御信
号を供給して、再生制御部22で発生させた制御信号に
より、信号再生部50の光ピックアップ3による記録媒
体1からの記録データの再生動作が、信号再生部50に
おける他の諸動作に優先して行なわれるようにする。次
いで、データ蓄積部21のメモリ46における蓄積デー
タ量が、前記した予め定められた蓄積データ量Midを
超えた場合には、データ蓄積部21におけるデータ蓄積
量検出部45から、既述の3種類の蓄積データ量Mi
n,Mid,Maxと対応してそれぞれ出力される信号
の内の図4(b),(c)に示されているMin−FL
G,Mid−FLGの2信号が、ローレベルの状態から
ハイレベルの状態に変化する。
FLGの信号レベルの状態により、メモリ46の蓄積デ
ータ量が、予め定められた蓄積データ量Midを超えて
いる状態を表示器で示すことができる。またメモリ46
のデータ蓄積量が、復号部26で連続的に復号動作を行
なうことができるデータ量、すなわち、蓄積部21のメ
モリ46について設定された予め定められた蓄積データ
量Midに達したときには、復号部26における復号動
作を可能にさせるようにする図4の(e)に示されてい
るようなハイレベルの状態の復号制御信号が、再生制御
部22から復号部26のMPEGデコードICに対して
供給されるようにするための情報をインターフェース4
3から再生制御部22に与える。
26に対して復号制御信号が供給されると、復号部26
では、それのデータ分離部27からデータ蓄積部21に
対してデータ制御信号を送出する。復号部26のデータ
分離部27から送出されたデータ制御信号が、データ蓄
積部21の出力制御部47に与えられると出力制御部4
7は、前記のデータ制御信号に基づいて制御信号を発生
して、それをメモリ管理部44に与え、メモリ管理部4
4はメモリ46に記憶されている再生データから、復号
部26で復号の対象とすべき所定の再生データを読出す
ためのアドレス信号をメモリ46に与えて、前記の所定
の再生データがメモリ46から読出されるようにする制
御動作を行なう。前記のメモリ46から読出された前記
の再生データは、メモリ管理部44と出力制御部47と
を介して復号部26のデータ分離部27に供給される。
再生データ中に含まれている情報(例えばヘッダ部分の
情報)によって、再生データが音響情報のデータによる
再生データであるのか、画像情報のデータによる再生デ
ータであるのかを判別し、再生データが音響情報のデー
タの場合には、それをオーディオバッファメモリ28の
方に供給し、また、再生データが画像情報のデータの場
合には、それをビデオバッファメモリ29の方に供給す
る。前記したオーディオバッファメモリ28に記憶され
た再生データは、オーディオバッファメモリ28から、
常に一定の転送レートで読出されてオーディオ復調部5
4に供給され、オーディオ復調部54から再生音響信号
が出力される。
記憶された画像情報のデータによる再生データは、MP
EGデコードICで復号に必要とされるデータ量の再生
データが、その都度読出されて逆VLCデコーダ30に
供給される。ビデオバッファメモリ29から、復号の対
象にされている再生データが供給される前記したMPE
GデコードICは、復号部26を示す太い一点鎖線枠中
に細い一点鎖線の枠で囲んで示す部分であり、逆VLC
デコーダ30、逆量子化部31、逆DCT部32、加算
器33、スイッチ34,40、平均化回路35、動き補
償回路36,37、フレームメモリ38,39等の各機
能を備えているものとして構成されている。前記のMP
EGデコードICで復号された再生信号は、信号処理部
41において所定の信号処理が施された後に出力端子4
3に出力される。前記のMPEGデコーダICとしてM
PEG2デコーダを使用することにより可変転送レート
データの復号動作が容易に行なわれる。
読出されてMPEGデコードICに供給された画像情報
のデータによる再生データは、逆VLCデコーダ30に
おいて復号され、各種のデータに分離される。前記の逆
VLCデコーダ30から出力される各種のデータの内
で、量子化離散コサイン変換係数のデータは、逆量子化
部31で逆量子化されてから、逆DCT部32において
逆離散コサイン変換された後に加算器33に供給され
る。前記した逆DCT部32において逆離散コサイン変
換されたデータが、Iピクチャのフレームデータであれ
ば、そのまま2つのフレームメモリ24,25の内の一
方のフレームメモリ(2つのフレームメモリ24,25
は、1フレーム毎に順次交互に書込み動作と読出し動作
とが切換えて行なわれるように使用されている)に記憶
される。
たデータがPピクチャのフレームデータであれば、所定
の一方のフレームメモリに記憶されている画像データに
おける画面中で対応する位置(マクロブロック毎に動き
補償が施された状態での位置)の画素値に加算されて、
他方のフレームメモリに記憶される。さらに前記した逆
DCT部32から出力されたデータがBピクチャのフレ
ームデータであれば、2個のフレームメモリのそれぞれ
用意された動きベクトルを使用して動き補償した予測画
素値に加算されることにより再生画像データとされ、こ
の再生画像データはフレームメモリに記憶されることな
く出力される。I,Pピクチャのフレームデータの処理
中の場合には、現在、書込み中でない方のフレームメモ
リから再生画像データが出力されるのである。スイッチ
34は、マクロブロックタイプ情報に従って切換動作を
行ない、またスイッチ34は、画面タイプ情報に従って
切換動作を行なっていて、スイッチ40からは再生画像
データが信号処理部41に送出される。
ードICでは、前記のように復号に必要とされるデータ
量の再生データを、ビデオバッファメモリ29から時間
軸上で順次に読出して復号動作を行なっているので、ビ
デォバッファメモり29に記憶されている再生データの
データ量は読出しによって減少する。復号部26での再
生データの復号動作が良好に行なわれるためには、ビデ
オバッファメモリ29には復号部26での復号動作のた
めに使用される再生データが過不足の無いデータ量で常
に記憶されることが必要とされる。それで、ビデオバッ
ファメモリ29では、ビデオバッファメモリ29におけ
る再生データの記憶量が、予め定められた記憶量以下に
なったときに、データ制御信号をデータ分離部27を介
して、データ蓄積部21に送出する。
れたデータ制御信号が、データ蓄積部21の出力制御部
47に与えられると、出力制御部47ではそのデータ制
御信号に基づいて制御信号を発生してメモリ管理部44
に与え、メモリ管理部44はメモリ46に記憶されてい
る再生データから、復号部26で復号の対象とすべき所
定の再生データを読出すためのアドレス信号をメモリ4
6に与えて、前記の所定の再生データがメモリ46から
読出されるようにする制御動作を行ない、メモリ46か
ら読出された前記の再生データが、メモリ管理部44と
出力制御部とを介して復号部26のデータ分離部27に
供給され、前記の再生データがビデオバッファメモリ2
9に記憶される。
に伴って、復号部26のデータ分離部27から間欠的に
時間軸上で送出されるデータ制御信号の状態を例示して
いる図が図5の(e)であり、図5の(e)に示してあ
るデータ制御信号は、それのローレベル期間がデータ蓄
積部21におけるメモリ46から再生データを読出して
いる送出期間であり、またハイレベルの期間がデータ蓄
積部21におけるメモリ46から再生データを読出さな
い状態の停止期間と対応している。なお、図5の(f)
は前記のように読出された再生データによって得られる
べき画像出力を例示したものであり、図中ではA〜D等
の英文字によって画像内容を例示し、画面中で左方から
右方へと移動している画像内容の様子を表わしている。
再生装置における信号再生部50の光ピックアップ3に
よって、記録媒体1から所定の単位時間当りに再生され
るデータ量は、復号部26において所定の単位時間当り
の再生信号を得るのに必要とされる再生データ量よりも
多いから、信号再生部50から出力されて、データ蓄積
部21のメモリ管理部44に順次に供給される再生デー
タを、そのままメモリ46に記憶するようにしたので
は、記録媒体1に記憶されている全データ量を記憶でき
る程に大きな記憶容量を有するメモリを前記のメモリ4
6として使用しなければならないが、そのように大きな
記憶容量を有するメモリを備えている再生装置を構成す
ることは現状では実現が困難である。そこで、本発明の
可変転送レートデータ再生装置では、データ蓄積部21
のメモリ46から、常に過不足のないデータ量の再生デ
ータが復号部26における復号動作のために読出されて
いる状態において、データ蓄積部21のメモリ46に記
憶されている再生データの蓄積データ量が、予め定めら
れた最大の蓄積量Maxと予め定められた最小の蓄積量
Minとの間の蓄積量から大きく超えない状態となるよ
うに、記録媒体1から実質的に間欠的な再生動作によ
り、かつ、データの配列順序に乱れのない連続的な再生
データをデータ蓄積部21のメモリ46に記憶させるよ
うにしている。
6に記憶されている再生データの蓄積データ量は、例え
ば図4の(a)に例示されているように時間軸上で小幅
に変化している状態のものになる。そして、データ蓄積
部21のメモリ46に記憶されている再生データの蓄積
データ量が、予め定められた最大の蓄積量Maxを超え
た場合には、データ蓄積部21におけるデータ蓄積量検
出部45から、既述の3種類の蓄積データ量Min,M
id,Maxと対応してそれぞれ出力される信号の内の
図4(b)〜(d)に示されているすべての信号Min
−FLG,Max−FLGがハイレベルの状態となる。
FLG,Max−FLGのすべてがハイレベルの状態に
なったことにより、メモリ46の蓄積データ量が、予め
定められた蓄積データ量Maxを超えている状態を表示
器で示すことができ、またインターフェース43から再
生制御部22の再生制御回路23に対して再生制御信号
を供給して、再生制御部22で発生させた制御信号によ
り、信号再生部50の光ピックアップ3による記録媒体
1からの記録データの再生動作が中断されて待機状態に
されるようにする。図4の(a)〜(f)には、データ
蓄積部21のメモリ46に記憶されている再生データの
蓄積データ量と、再生装置の動作の状態との対応関係が
明確に示されている。
れた蓄積データ量Maxを超えて、信号再生部50の光
ピックアップ3による記録媒体1からの記録データの再
生動作が中断されて待機状態にされると、再生動作の中
断時の期間(待機の期間)中の光ピックアップ3は、既述
のように図6の(b)に示されている細実線による渦巻
状に形成されている記録跡について、図6の(b)の図
中で点線を付加して示す記録跡を次々に連続的にトラッ
キング制御系の動作によって追跡しているような動作を
行なう。次に、メモリ46の蓄積データ量が、予め定め
られた蓄積データ量Maxよりも低下するとデータ蓄積
部21におけるデータ蓄積量検出部45から、既述の3
種類の蓄積データ量Min,Mid,Maxと対応して
それぞれ出力される信号の内の図4(b),(c)に示
されているMin−FLG,Mid−FLGの2信号だ
けがハイレベルの状態となり、この状態においてインタ
ーフェース43から再生制御部22の再生制御回路23
に対して再生制御信号を供給して、再生制御部22で発
生させた制御信号により、信号再生部50の光ピックア
ップ3による記録媒体1からの記録データの再生動作
が、信号再生部50における他の諸動作に優先して行な
われるようにする。
機の期間)が終了して、光ピックアップ3による再生動
作が再開される。このように再生動作が再開された場合
には、既述のとおりに、再生動作が中断された時点の直
前に光ピックアップ3によって再生されていた記録デー
タに引続いて再生されるべき記録データが再生できる位
置にまで、光ピックアップ3を駆動変位させうるような
動作が、信号再生部50に設けられている光ピックアッ
プ制御系におけるトラッキングサーボ系の動作(例えば
キックパルス、あるいはキックバックパルス等による追
跡トラックの変更動作)と、粗動モータ系の動作との一
方または双方の動作によって行なわれるので、再生動作
の中断が繰返されても、再生される再生データは、図3
の(a)に示すように、データの内容が所定の順序に正
しく整列している状態となるのである。なお、図3の
(b)は記録媒体における記録データの整列の順序を参
考のために示したものである。
なように本発明の可変転送レートデータ再生装置は、動
画像についての所定時間当りの符号量を、情報量に応じ
て変化させるように高能率符号化して得た可変転送レー
トデータが、記録データとして前記した転送レートの変
化範囲における最高の転送レートを用いて記録させてあ
る記録媒体の記録データを、信号再生部に設けられてい
る再生素子によって再生する際に、再生動作の中断時の
期間(待機の期間)中における再生素子は、トラッキング
制御系の動作によって記録跡に連続的に追跡するように
動作を行ない、また、中断されていた再生動作の再開に
当っては、再生動作が中断された時点の直前の再生位置
素子の位置にまで再生素子を駆動変位させ、前記の信号
再生部における再生素子によって、再生期間中に記録媒
体から読出された記録データは、信号処理されて再生デ
ータとしてデータ蓄積部のメモリに記憶させ、復号部か
らデータ蓄積部に与えられるデータ制御信号によって、
データ蓄積部に蓄積された再生データが復号部に供給さ
れ、復号部では再生信号を途切れなく出力させるように
可変転送レートデータに対する復号動作を行なうように
し、さらに前記したデータ制御信号によって、データ蓄
積部のメモリから復号部へ供給される再生データの読出
しが行なわれることによって、データ蓄積部のメモリに
おける再生データの蓄積量が変化しても、データ蓄積部
のメモリにおける再生データの蓄積量が、予め定められ
た最大の蓄積量と、予め定められた最小の蓄積量との間
の蓄積量から大きく超えることが無い状態となるよう
に、データ蓄積部で発生させた再生制御信号に基づいて
再生制御部が、信号再生部における再生動作を断続的に
行なわせるように制御し、さらにまた前記の再生制御部
は、信号再生部において断続的に行なわれる記録媒体か
ら読出される記録データの内容が、所定の順序で正しく
整列した状態で信号再生部によって行なわれるように、
信号再生部の動作を制御するとともに、データ蓄積部に
おけるメモリの書込み動作を制御し、また、再生制御部
から復号部に与える復号制御信号によって、復号部にお
ける復号動作を制御するようにしたものであるから、本
発明の可変転送レートデータ再生装置では、復号部から
データ蓄積部に与えるデータ制御信号によって、比較的
に短時間に発生する画像(フレーム)単位毎の急激な符
号量の変化と対応して、データ蓄積部から復号部に再生
データが供給されるようにでき、また、複数の画像単位
群毎に発生する比較的に長時間にわたって発生するデー
タ量の変化に対してはデータ蓄積部で発生させた再生制
御信号に基づいて再生制御部が信号再生部における再生
動作を制御することにより対応できるために、可変転送
レートデータによる短期間におけるデータ量の変化と、
長期間におけるデータ量の変化とのいずれについても、
復号部における復号動作の連続性が良好に保持でき、復
号部からは連続した動画像信号を安定に出力することが
でき、さらに信号再生部が断続的に再生動作を行なって
記録媒体から記録データを再生する際に、再生動作にお
ける待機の期間中の信号再生部の再生素子に対して、記
録媒体の1回転毎に信号再生部の再生素子が1記録跡分
のトラックジャンプを行なわせることなく、次の記録デ
ータの読出しの開始の直前までトラッキング制御された
状態で記録跡を追跡させておき、待機の期間が終了して
中断されていた再生動作の再開に当っては、再生動作が
中断された時点の直前の再生位置素子の位置にまで再生
素子をシーク動作により駆動変位させるようにしている
ので、信号再生部による記録媒体からの読出しデータ量
と、復号部におけるデータ処理量との比率が大きな場合
にも、再生素子の1回のシーク動作だけが行なわれるだ
けであり、したがって、従来装置での問題点、すなわ
ち、従来装置ではアクチュエータが強制的に駆動制御さ
れる回数が増加することによって、アクチュエータの支
持機構や駆動コイル等に加えられるストレスが多くなっ
て、前記の各構成部分の寿命が短縮するという問題や、
従来の装置ではトラッキング制御系のアクチュエータに
対して頻繁にキックバックパルスが印加されることによ
り、大幅なトラック飛びが発生することが起こり易く、
トラック飛びが発生した場合に次に再生の対象にされて
いる所定のトラックを探して、そのトラックに移るの
に、多くのトラックの間を煩雑に往き来して、再生動作
の再開までに長い時間が必要とされることがあっても、
データ蓄積部から復号部に供給されるべき再生データが
途切れて再生信号が出力されなくなるようなことも起こ
らないようにするための手段を講じる必要がある、等の
従来の再生装置で生じるおそれのあった問題点は、本発
明の可変転送レートデータ再生装置においては生じるこ
とがない。
構成を示すブロック図である。
図である。
位の状態を説明するための図である。
を示すブロック図である。
明のための図である。
クアップ)、4…レーザ光源、5…光学部材、6…対物
レンズ、7…アクチュエータ、8…光検出器、9…フォ
ーカスサーボ系、10…トラッキングサーボ系、11…
粗動モータ系、12…回転制御系、粗動モータ、14…
信号処理部、15…演算増幅部、16…同期検出復調回
路、17…フェーズ・ロックド・ループ、18…誤り訂
正ディインターリーブ回路、19…ランダムアクセスメ
モリ、20…サブコードリーダ、21,49…データ蓄
積部、22,51…再生制御部、23…再生制御回路、
26,52…復号部、42,53…再生信号の出力端
子、43…インターフェース、44…メモリ管理部、4
5…データ蓄積量検出部、46…メモリ、47…出力制
御部、48,50…信号再生部、55…コリメータレン
ズ、56…偏光ビームスプリッタ、57…1/4波長
板、58…シリンドリカルレンズ、
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも動画像についての所定時間当
りの符号量を、情報量に応じて変化させるように高能率
符号化して得た可変転送レートデータが、記録データと
して前記した転送レートの変化範囲における最高の転送
レートを用いて記録させてある記録媒体からの可変転送
レートデータ再生装置であって、少なくともトラッキン
グ制御系のアクチュエータによって駆動変位される再生
素子と信号処理部とを含んで構成されている信号再生部
と、前記した信号再生部で再生された再生データを蓄積
するデータ蓄積部と、前記したデータ蓄積部から供給さ
れる再生データを復号する復号部と、前記した信号再生
部とデータ蓄積部と復号部との動作の制御を行なう再生
制御部とを有しており、再生信号を復号部から途切れな
く出力させる状態で、復号部における可変転送レートデ
ータに対する復号動作が行なわれうるようなデータ量の
再生データを、データ蓄積部のメモリから復号部に供給
させるためのデータ制御信号を復号部からデータ蓄積部
に与える手段と、前記したデータ制御信号によって、デ
ータ蓄積部のメモリから復号部へ供給される再生データ
の読出しが行なわれることにより変化するデータ蓄積部
のメモリにおける再生データの蓄積量が、予め定められ
た最大の蓄積量と、予め定められた最小の蓄積量との間
の蓄積量から大きく超えることが無い状態となるように
断続的に行なわれる再生動作が、記録媒体から再生され
る記録データの内容が所定の順序で正しく整列した状態
で信号再生部によって行なわれるように、データ蓄積部
から再生制御部に与えた再生制御信号に基づいて、再生
制御部が信号再生部の動作を制御する手段と、前記した
再生制御信号に基づいて、再生制御部が信号再生部にお
ける断続的な再生動作の制御を行なう場合に、再生動作
の中断時の期間中には、再生素子をトラッキング制御系
の動作によって記録跡に連続的に追跡させるような動作
が行なわれるようにする手段と、前記した再生制御信号
に基づいて、再生制御部が信号再生部における断続的な
再生動作の制御を行なう場合に、中断されていた再生動
作が再開されたときには、再生動作が中断された時点の
直前の再生位置素子の位置にまで、再生素子が駆動変位
されるようにトラッキング制御系のアクチュエータに対
して、複数個のキックパルスを順次に供給する手段と、
データ蓄積部におけるメモリの書込み動作を、再生制御
部からデータ蓄積部に与える書込み制御信号によって制
御する手段と、復号部における復号動作を、再生制御部
から復号部に与える復号制御信号によって制御する手段
とを備えてなる可変転送レートデータ再生装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6135197A JP2885068B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 可変転送レートデータ再生装置 |
TW87220239U TW413377U (en) | 1994-05-25 | 1995-05-23 | Variable transfer rate data reproduction apparatus |
DE69520302T DE69520302T2 (de) | 1994-05-25 | 1995-05-25 | Datenwiedergabegerät mit variabler Übertragungsrate |
EP95303557A EP0684607B1 (en) | 1994-05-25 | 1995-05-25 | Variable transfer rate data reproduction apparatus |
KR1019950013178A KR100250509B1 (ko) | 1994-05-25 | 1995-05-25 | 가변 전송속도 데이터 전송장치 |
US08/450,759 US5671204A (en) | 1994-05-25 | 1995-05-25 | Variable transfer rate data reproduction apparatus |
US08/862,643 US5936926A (en) | 1994-05-25 | 1997-05-23 | Variable transfer rate data reproduction apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6135197A JP2885068B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 可変転送レートデータ再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07320409A JPH07320409A (ja) | 1995-12-08 |
JP2885068B2 true JP2885068B2 (ja) | 1999-04-19 |
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ID=15146122
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2885068B2 (ja) |
TW (1) | TW413377U (ja) |
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1994
- 1994-05-25 JP JP6135197A patent/JP2885068B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-05-23 TW TW87220239U patent/TW413377U/zh not_active IP Right Cessation
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Publication number | Publication date |
---|---|
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TW413377U (en) | 2000-11-21 |
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