JP2866529B2 - 直流電動機のリード線口出装置 - Google Patents
直流電動機のリード線口出装置Info
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- JP2866529B2 JP2866529B2 JP14632192A JP14632192A JP2866529B2 JP 2866529 B2 JP2866529 B2 JP 2866529B2 JP 14632192 A JP14632192 A JP 14632192A JP 14632192 A JP14632192 A JP 14632192A JP 2866529 B2 JP2866529 B2 JP 2866529B2
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- lead wire
- lead
- grommet
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動機の主回路導体
に接続された外部に出されたリード線の口出部を封止し
た、直流電動機のリード線口出装置に関する。
に接続された外部に出されたリード線の口出部を封止し
た、直流電動機のリード線口出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は直流電動機部から外部にリード線
が出された、始動電動機の場合の側面図である。1は始
動電動機で、次のように構成されている。2は直流電動
機で、継鉄3の後端に後ブラケット4が結合され、前端
に中間ブラケット5を介し前ブラケット6が結合されて
いる。内部には電機子に減速歯車装置が連結され、オー
バランニングクラッチを介しピニオン15が出されてい
る。16は電磁スイッチで、電動機2から外部に出され
たリード線21が、主回路端子(M端子)17に接続さ
れている。13は継鉄3の切欠き部にはめられ、リード
線21を通したグロメット、14はリード線21にはめ
られた絶縁チューブである。
が出された、始動電動機の場合の側面図である。1は始
動電動機で、次のように構成されている。2は直流電動
機で、継鉄3の後端に後ブラケット4が結合され、前端
に中間ブラケット5を介し前ブラケット6が結合されて
いる。内部には電機子に減速歯車装置が連結され、オー
バランニングクラッチを介しピニオン15が出されてい
る。16は電磁スイッチで、電動機2から外部に出され
たリード線21が、主回路端子(M端子)17に接続さ
れている。13は継鉄3の切欠き部にはめられ、リード
線21を通したグロメット、14はリード線21にはめ
られた絶縁チューブである。
【0003】図3(A)は従来のリード線口出装置の断
面図である。電動機2の接続導体10の接続部11に撚
線からなるリード線21の一端が接続されている。ゴム
材からなるグロメット13を通るリード線21は、一端
側の口出部21aは、図3(B)に示すように、断面形
状が偏平の長方角形に縮小整形され、電動機2に対し軸
方向に縮小している。これにより、グロメット13は電
動機2に対し軸方向に短小にされ、電動機2の外形が軸
方向に短縮されるようにしている。上記のように整形さ
れたリード線21はグロメット13に通され、上方は軸
方向に折曲げられ、絶縁チューブ14がかぶせられ、こ
の一端がグロメット13の上端部にはめられている。
面図である。電動機2の接続導体10の接続部11に撚
線からなるリード線21の一端が接続されている。ゴム
材からなるグロメット13を通るリード線21は、一端
側の口出部21aは、図3(B)に示すように、断面形
状が偏平の長方角形に縮小整形され、電動機2に対し軸
方向に縮小している。これにより、グロメット13は電
動機2に対し軸方向に短小にされ、電動機2の外形が軸
方向に短縮されるようにしている。上記のように整形さ
れたリード線21はグロメット13に通され、上方は軸
方向に折曲げられ、絶縁チューブ14がかぶせられ、こ
の一端がグロメット13の上端部にはめられている。
【0004】上記リード線21の口出部21aの偏平整
形及び内部導体10との接続は、次のようにしている。
リード線21の口出部をろう材とともに超音波溶接によ
り、図3(B)のように押圧整形する。この口出部21
aの端部を、内部導体10に接続部11で抵抗溶接によ
り接続する。リード線21はグロメット13部では、偏
平に圧縮されており、防水性を考慮している。
形及び内部導体10との接続は、次のようにしている。
リード線21の口出部をろう材とともに超音波溶接によ
り、図3(B)のように押圧整形する。この口出部21
aの端部を、内部導体10に接続部11で抵抗溶接によ
り接続する。リード線21はグロメット13部では、偏
平に圧縮されており、防水性を考慮している。
【0005】図4(A)は従来のリード線口出装置の他
の例を示す断面図である。撚線からなるリード線21
は、一端部である口出部21aが図3の場合と同様な手
段で、電動機2の軸方向に対し偏平に圧縮し断面長方形
に縮小整形されている。このリード線21は口出部21
aがグロメット13に通され、上方は絶縁チューブ14
がはめられ、この一端がグロメット13の上端部にはめ
られている。
の例を示す断面図である。撚線からなるリード線21
は、一端部である口出部21aが図3の場合と同様な手
段で、電動機2の軸方向に対し偏平に圧縮し断面長方形
に縮小整形されている。このリード線21は口出部21
aがグロメット13に通され、上方は絶縁チューブ14
がはめられ、この一端がグロメット13の上端部にはめ
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のリ
ード線口出装置では、リード線21の口出部21aをグ
ロメット13に通すのに、グロメット13の穴は防水上
締めしろをもたせてあるので、作業が面倒であった。ま
た、グロメット13に通した口出部21aの突出長さの
ばらつきをなくし、所定長さにしなければならなく、作
業が一層面倒であるという問題点があった。
ード線口出装置では、リード線21の口出部21aをグ
ロメット13に通すのに、グロメット13の穴は防水上
締めしろをもたせてあるので、作業が面倒であった。ま
た、グロメット13に通した口出部21aの突出長さの
ばらつきをなくし、所定長さにしなければならなく、作
業が一層面倒であるという問題点があった。
【0007】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、リード線21の口出部をグロメ
ットに通す必要がなく、防水性、耐振性が向上し、グロ
メットからの口出部の突出長さが所定になる直流電動機
のリード線口出装置を得ることを目的としている。
ためになされたもので、リード線21の口出部をグロメ
ットに通す必要がなく、防水性、耐振性が向上し、グロ
メットからの口出部の突出長さが所定になる直流電動機
のリード線口出装置を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる直流電
動機のリード線口出装置は、リード線の一端側の口出部
を電動機の軸方向に対し偏平にした断面四角形状に縮小
整形され、かつこの口出部の上方折曲部の他端部に断面
四角形状に縮小整形したくびれ部を設け、グロメットと
一体成形したものである。
動機のリード線口出装置は、リード線の一端側の口出部
を電動機の軸方向に対し偏平にした断面四角形状に縮小
整形され、かつこの口出部の上方折曲部の他端部に断面
四角形状に縮小整形したくびれ部を設け、グロメットと
一体成形したものである。
【0009】
【作用】この発明においては、リード線の一端側の縮小
整形された口出部にグロメットが一体成形されており、
口出部をグロメットに通す作業が省かれ、グロメットか
らの口出部の突出が所定長さに設定され、また、外部か
らの水分の浸入が確実に防止される。また、リード線の
口出部の上方折曲げ部の他端部に断面四角形状に縮小整
形したくびれ部を設けることにより、リード線の折曲げ
状態が維持され一端側のグロメットの一体形成が容易に
できる。
整形された口出部にグロメットが一体成形されており、
口出部をグロメットに通す作業が省かれ、グロメットか
らの口出部の突出が所定長さに設定され、また、外部か
らの水分の浸入が確実に防止される。また、リード線の
口出部の上方折曲げ部の他端部に断面四角形状に縮小整
形したくびれ部を設けることにより、リード線の折曲げ
状態が維持され一端側のグロメットの一体形成が容易に
できる。
【0010】
【実施例】実施例1. 図1(A)は、この発明による直流電動機のリード線口
出装置の一実施例の断面図である。撚線からなるリード
線21は、一端側の口出部21aがろう材とともに、抵
抗溶接又は超音波溶接により断面が偏平に長方形などに
押圧縮小整形されている。このリード21は、口出部2
1aの上方が円弧状に折曲げられ、折曲げ部の上部にく
びれ部21bが、ろう材とともに、あるいはろう材なし
に、抵抗溶接又は超音波溶接で断面四角形状などに押圧
縮小整形されている。上記口出部21a及びくびれ部2
1bの断面の一例を図1(B)及び(C)に示す。この
ように、リード線21は撚線であっても、くびれ部21
bを整形することにより、90゜など角度をつけた折曲
げが確実に維持される。
出装置の一実施例の断面図である。撚線からなるリード
線21は、一端側の口出部21aがろう材とともに、抵
抗溶接又は超音波溶接により断面が偏平に長方形などに
押圧縮小整形されている。このリード21は、口出部2
1aの上方が円弧状に折曲げられ、折曲げ部の上部にく
びれ部21bが、ろう材とともに、あるいはろう材なし
に、抵抗溶接又は超音波溶接で断面四角形状などに押圧
縮小整形されている。上記口出部21a及びくびれ部2
1bの断面の一例を図1(B)及び(C)に示す。この
ように、リード線21は撚線であっても、くびれ部21
bを整形することにより、90゜など角度をつけた折曲
げが確実に維持される。
【0011】このように成形されたリード線21の一端
側を、グロメット成形金型(図示しない)に通し、口出
部21a、くびれ部21bを利用して位置決めし、ゴム
材料を成形金型に入れ一体成形しグロメット22を形成
する。グロメット22には合成ゴム、合成樹脂系ゴムな
どを用い、耐熱性などを要するものは、それに応じた材
料を用いる。
側を、グロメット成形金型(図示しない)に通し、口出
部21a、くびれ部21bを利用して位置決めし、ゴム
材料を成形金型に入れ一体成形しグロメット22を形成
する。グロメット22には合成ゴム、合成樹脂系ゴムな
どを用い、耐熱性などを要するものは、それに応じた材
料を用いる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、リー
ド線の一端側の口出部を電動機の軸方向に対し偏平にし
た断面四角状に整形し、リード線の一端側にグロメット
を一体成形したので、組立ての作業性が向上し、外部か
らの確実な防水封止ができ、口出部のグロメットからの
突出長さが所定にできる。また、リード線の口出部の上
方折曲げ部の他端部に断面四角形状に縮小整形したくび
れ部を設けることにより、リード線の折曲げ状態が維持
され一端側のグロメットの一体形成が容易にできる。
ド線の一端側の口出部を電動機の軸方向に対し偏平にし
た断面四角状に整形し、リード線の一端側にグロメット
を一体成形したので、組立ての作業性が向上し、外部か
らの確実な防水封止ができ、口出部のグロメットからの
突出長さが所定にできる。また、リード線の口出部の上
方折曲げ部の他端部に断面四角形状に縮小整形したくび
れ部を設けることにより、リード線の折曲げ状態が維持
され一端側のグロメットの一体形成が容易にできる。
【図1】 (A)図はこの発明による始動電動機のリー
ド線口出装置の一実施例の断面図、(B)図は(A)図
のB−B線における断面図、(C)図は(A)図のC−
C線における断面図である。
ド線口出装置の一実施例の断面図、(B)図は(A)図
のB−B線における断面図、(C)図は(A)図のC−
C線における断面図である。
【図2】 リード線口出装置が施された始動電動機の側
面図である。
面図である。
【図3】 (A)図は従来の直流電動機のリード線口出
装置の断面図、(B)図は(A)図のB−B線における
断面図である。
装置の断面図、(B)図は(A)図のB−B線における
断面図である。
【図4】 (A)図は従来のリード線口出装置の他の例
を示す断面図、(B)図は(A)図のB−B線における
断面図である。
を示す断面図、(B)図は(A)図のB−B線における
断面図である。
2 直流電動機、10 内部導体、21 リード線、2
1a 口出部、21bくびれ部、22 グロメット。
1a 口出部、21bくびれ部、22 グロメット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/22 H02K 3/50
Claims (1)
- 【請求項1】 撚線からなり、一端側の口出部が電動機
の軸方向に対し縮小した断面四角形状に整形され、か
つ、上記口出部から上方が円弧状に折曲げられ、この折
曲げ部の他端部が断面四角形状に縮小整形されたリード
線、このリード線の口出部及び折曲げ部を囲って一体成
形され、電動機のリード引出口にはめられたグロメット
を備えた直流電動機のリード線口出装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14632192A JP2866529B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 直流電動機のリード線口出装置 |
US07/009,676 US5309054A (en) | 1992-01-31 | 1993-01-27 | Leading-out device for a lead wire of a DC motor and a method of leading out a lead wire |
DE69306004T DE69306004T2 (de) | 1992-01-31 | 1993-01-28 | Anschlussvorrichtung für einen Anschlussdraht eines Gleichstrommotors und Verfahren zum Anschliessen eines Anschlussdrahtes |
EP93101308A EP0553811B1 (en) | 1992-01-31 | 1993-01-28 | A leading-out device for a lead wire of a DC motor and a method of leading out a lead wire |
HK98100583A HK1002417A1 (en) | 1992-01-31 | 1998-01-22 | A leading-out device for a lead wire of a dc motor and a method of leading out a lead wire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14632192A JP2866529B2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 直流電動機のリード線口出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05316682A JPH05316682A (ja) | 1993-11-26 |
JP2866529B2 true JP2866529B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=15405030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14632192A Expired - Fee Related JP2866529B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-05-12 | 直流電動機のリード線口出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2866529B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106160296A (zh) * | 2015-05-13 | 2016-11-23 | 株式会社电装 | 电动马达和用于制造该电动马达的方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4875241B2 (ja) * | 2001-01-23 | 2012-02-15 | ホーチキ株式会社 | 熱感知器の製造方法 |
JP5202709B2 (ja) * | 2011-10-07 | 2013-06-05 | ホーチキ株式会社 | 熱感知器の製造方法 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP14632192A patent/JP2866529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106160296A (zh) * | 2015-05-13 | 2016-11-23 | 株式会社电装 | 电动马达和用于制造该电动马达的方法 |
CN106160296B (zh) * | 2015-05-13 | 2018-12-25 | 株式会社电装 | 电动马达和用于制造该电动马达的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05316682A (ja) | 1993-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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