JP2862447B2 - デュアルトーン多周波検出回路および方法 - Google Patents
デュアルトーン多周波検出回路および方法Info
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部分は著作権の保護を受ける材料を含んでいる。著作権
の所有者は、それが特許商標庁の特許ファイルまたは記
録にある場合には、だれでも特許書類または特許開示書
を複写複製することについて何らの異論はないが、それ
以外ではどのような場合でもすべての著作権を保持す
る。
ムに関し、かつより特定的には通信システムにおけるデ
ュアルトーン多周波信号の検出方法に関する。
ne multifrequency:DTMF)シグ
ナリングは送信機から受信機に対し特定の桁(digi
t)または文字(character)の通信のための
産業標準フォーマットである。典型的には、DTMFシ
グナリングは電話ネットワークにおいて電話呼を設定す
るため、あるいは呼の送信、会議呼、または呼の転送の
ような所定の機能を開始するために使用される。さら
に、DTMFシグナリングはシステムのユーザからの応
答を要求する通信システムにおいて使用される。例え
ば、自動化バンキング処理はユーザが識別番号を与えか
つ所定の数のバンキング機能の内の1つを選択すること
を要求するであろう。同様に、コンシューマ商品および
情報システムのクレジットカード注文もまた一般にDT
MFシグナリングを使用するユーザインタフェースを要
求する。
に、DTMFシグナリングは電話のキーパッドの各数字
または文字に対し所定の組の2つのトーンを割当てる。
2つのトーンの組(set)は600Hz〜1000H
zの範囲のロートーン(low tone)および12
00Hz〜1700Hzの範囲のハイトーン(high
tone)の双方を含む。DTMFシグナリングは4
つの所定のロートーンおよび4つの所定のハイトーンを
使用して合計16の可能な桁または文字を符号化(en
code)する。送信の間、DTMF送信機はローおよ
びハイトーンを組合わせてDTMF受信機に対し単一の
送信信号を提供する。
出するため、DTMF受信機はDTMF送信機によって
与えられた送信信号を検出しかつデコードしなければな
らない。信号またはDTMFシグナリング方法を用いて
符号化された文字を正しく検出するためには有効な対の
トーンおよび正しいタイミング手順の双方を必要とす
る。正しいタイミング手順は送信信号が最小で40ミリ
セカンドかつ最大で60ミリセカンドの間桁または文字
を提供することを要求する。さらに、前記送信信号は他
の桁または文字が受信される前に少なくとも50ミリセ
カンドのデッドタイムを持つことが要求される。もしD
TMF受信機に与えられる信号がこのタイミング手順に
よって特定される要求に合致しなければ、有効なトーン
は受信されない。
ンの各々の1つのそれぞれの周波数のプラスまたはマイ
ナス1.5%の間で有効周波数を検出することが要求さ
れる。プラスまたはマイナス3.5%だけ変化したトー
ンは無効として排除されなければならない。そのような
トーンを排除することにより、DTMF受信機は音声ま
たは他の転送信号を前記複数の所定のDTMF値の1つ
を表わす有効なトーンとして誤って検出することがなく
なる。さらに、DTMF受信機は最悪の場合の15dB
の信号対雑音比および26dBの減衰度でトーンを検出
できなければならない。ハイトーンおよびロー周波数ト
ーンが異なる強度で受信された時、DTMF受信機はそ
の強度差を補償できなければならず、これはまた「ツイ
スト(twist)」と称される。高周波トーンが低周
波トーンより低い強度レベルで受信された時、ノーマル
ツイストが発生する。逆に、低周波トーンが高周波トー
ンより低い強度レベルで受信された時、リバースツイス
トが発生する。DTMF受信機は最大8dBのノーマル
ツイストおよび4dBのリバースツイストを補償しなけ
ればならない。
にもかかわらず、いくつかのDTMF受信機は現在DT
MFデコード回路を有するデジタル信号プロセッサを用
いて実施されている。例えば、第1のデジタル構成にお
いては、DTMFデコーダはDTMF送信機によって与
えられる入力信号を受信しかつデコードするために複数
の同調されたフィルタを使用して形成される。複数の同
調されたフィルタは典型的にはバンドパス無限インパル
ス応答(IIR)フィルタとして実施される。エンコー
ドされた入力信号は適切にスケーリングされかつ次に帯
域ろ波されて高周波信号および低周波信号を提供する。
これら高周波信号および低周波信号はそれぞれ第1およ
び第2の複数の共振器に与えられる。
DTMFエンコーディングにおいて使用される8個の周
波数(4つの高周波トーンおよび4つの低周波トーン)
の内の所定の1つに同調されている。例えば、前記第1
の複数の共振器の内の第4のものは1633Hzの高周
波トーンに同調されている。同様に、前記第2の複数の
共振器の内の第1のものは697Hzの低周波トーンに
同調されている。もし前記高周波入力信号がDTMFエ
ンコーディングに使用されている前記4つの高周波トー
ンの内の1つを含んでおれば、前記入力トーンに対応す
る前記第1の複数の共振器の内のそれぞれの1つがハイ
トーン出力信号を提供して有効な高周波トーンが存在す
ることを表示する。もし前記高周波入力信号がDTMF
エンコーディングに使用されている4つの高周波トーン
の1つを含んでいなければ、第1の複数の共振器は出力
信号を提供しない。同様に、もし前記低周波入力信号が
DTMFエンコーディングに使用されている4つの低周
波トーンの1つを含んでおれば、前記入力トーンに対応
する前記第2の複数の共振器のそれぞれの1つがロート
ーン出力信号を提供して有効な低周波トーンが存在する
ことを表示する。さらに、もし前記低周波入力信号がD
TMFエンコーディングに使用されている低周波トーン
の1つを含んでいなければ、第2の複数の共振器は出力
信号を提供しない。もし有効であれば、前記第1および
第2の複数の共振器によって提供されるハイおよびロー
トーン出力信号は続いてデジタル信号プロセッサによっ
て処理されかつ操作されてDTMFエンコーディングお
よび受信のすべての仕様が満たされているか否かを判定
する。上に述べた同調共振器の手法はDTMF符号化周
波数をデコードするためのデジタル的解決方法を提供す
るが、少なくとも8個の共振器回路および対応する検出
器回路が必要である。さらに、上記同調共振器の手法は
DTMF符号化信号をデコードしかつ試験するためにか
なりの量の処理時間を必要とする。DTMF受信機の整
合フィルタ構成に関するそれ以上の情報については、
E.S.Chatlos,Jr.により1981年7月
に著作された“AN−1 Dual Tone Mul
tifrequency Receiver Usin
g the Digital Signal Proc
essor”と題するWestern Electri
c社の応用ノートを参照。
構成はDTMF符号化信号をデコードするためにGoe
rtzelアルゴリズムを使用する。第2の構成はGo
ertzelアルゴリズムを所定の離散的フーリエ変換
(DFT)の単一の係数を計算するための使用する。さ
らに、第2の構成は通常DTMF符号化信号をデコード
するために必要とされる処理時間を節約するために再帰
的(recursive)様式でGoertzelアル
ゴリズムを使用することができる。Goertzelア
ルゴリズムを実施するための回路はAT&Tによって発
行され“Dual−Tone Multifreque
ncy Receiver Usingthe WE
DSP32 Digital Signal Proc
esser”と題する応用ノートにより詳細に説明され
ている。この応用ノートの著者は、J.Hartun
g, S.L.GayおよびG.L.Smithであ
り、1988年6月に該応用ノートを発行した。Goe
rtzelアルゴリズムはDTMF符号化信号を上に述
べた第1の構成よりも高速でデコードすることができる
が、この場合も少なくとも8個のフィルタが必要であ
る。従って、Goertzelアルゴリズムを実施する
ために使用されるDTMFデコーダ回路の量は低減され
ていない。
受信機の第1および第2の構成は通常デジタル受信機シ
ステムに使用されてDTMF符号化信号を受信しかつ引
続きデコードしてさらに使用する。しかしながら、いず
れの構成においても、符号化入力信号の周波数を検出す
るためにかなりの量の回路が必要である。さらに、上に
述べたDTMF受信機の構成において入力信号のデコー
ド動作を実行するために通常過大な量の処理時間が必要
である。
入力信号のデコード動作を実行するために必要な時間は
デジタル信号プロセッサの制限によりさらに長くなる。
DTMFのデコードの間、デジタル信号プロセッサ(D
SP)は複数の入力チャネルを異なる時間に多重化する
ことにより数多くの機能を達成することができる。しか
しながら、該DSPによって処理され得る入力チャネル
の数は入力チャネルが送信される周波数によって制限さ
れる。1つのソフトウェアをベースとした構成において
は、もし符号化された信号が最も低い可能なサンプリン
グレートで処理されれば多数の入力チャネルがより効率
的にデコードされかつ処理され得る。サンプリングレー
トを低くすることにより、DSPはもしサンプリングレ
ートがより高ければ必要とされるほど迅速に各々の処理
ステップを行なう必要がない。従って、DSPはさらに
機能を多重化することができ、従ってより多くの入力チ
ャネルをより効率のよい方法でデコードしかつ処理する
ことができる。しかしながら、依然として入力信号に対
応する離散的フーリエ変換の係数を計算するために複数
のフィルタが必要である。該入力信号は次にデシメート
されてデシメートされた複合周波数信号を提供する。デ
シメートされた複合周波数が前記複数のDTMFトーン
の1つを含むか否かを検出するために、複数の整合した
フィルタが設けられ前記複数のDTMFトーンの内の所
定の1つが入力信号内に符号化されているか否かを検出
する。上に述べたDTMFデコーダのソフトウェア構成
はDSPをより効率的に使用するが、入力信号において
有効なDTMFトーンを検出するために複数の検出器が
依然として必要である。
R.A.Valenzuelaにより著わされかつ“E
fficient DSP Based Detect
ionof DTMF Tones”と題する論文に与
えられている。この論文は1990年12月2日から1
2月5日まで行なわれたIEEE Global Te
lecommunications Conferen
ce & Exhibitionに提示されかつ対応す
る紀要(proceedings)の第3巻で出版され
ている。しかしながら、そこに述べられたDTMFデコ
ーダにおいては、DTMF符号化信号の一部のみが処理
される。さらに、Valenzuelaに説明された方
法において、複数のDTMF符号化信号の1つの存在を
検出するために依然として整合されたフィルタが必要で
ある。従って、DSPによってより多くの入力チャネル
が処理できるが、かなりの量の回路が必要とされる。上
に述べたDTMF受信機の各構成に対し、少なくとも2
つの係数および2つのデータ値が各々の同調フィルタに
対し格納されなければならない。従って、DTMF受信
機によって入力トーンがサンプルされる周波数によって
決定される期間にわたり各々の必要なデータ値を記憶す
るためにかなりの量のメモリが要求される。さらに、前
に述べたDTMF受信機に対しては、DTMFトーンの
存在を正確に検出するために所定の数の入力信号が必要
とされる。DTMF受信機の各々の性能は、従って、入
力信号を受信しかつ処理するために必要な所定量の時間
によって制限される。ここに述べたDTMF受信機の知
られた構成の各々においては、DTMFトーンは所定量
の時間が経過する前には正確に検出できない。
よびメモリ回路を使用して入力信号を効率的に検出しか
つ処理する必要性が存在する。該入力信号はDTMF符
号化信号のすべての仕様が満たされていることを保証す
るために試験されけなければならない。DTMF受信機
はまた最大数の入力チャネルを処理しかつ正確なデコー
ド結果を提供し続けるべきである。
要性は本発明によって満たされる。従って、1つの態様
でデュアルトーン多周波検出を行なうための方法および
回路が提供される。該方法は第1および第2の周波数成
分を共に備えた入力信号を受信する段階を含む。該入力
信号は第1の所定の整数比でデシメートされてデシメー
トされた信号を提供する。該デシメートされた信号はロ
ーパスろ波されて前記入力信号から前記第1の周波数成
分を除去し第2の周波数成分を提供する。該第2の周波
数成分は前記デシメートされた信号から減算されて第1
の周波数成分信号を提供する。該第1の周波数成分信号
は適応的にろ波されて第1の周波数パラメータおよび前
記第1の周波数成分から得られる第1のゲインファクタ
を提供する。第2の周波数成分信号は第2の所定の整数
比によってデシメートされてデシメートされた第2の周
波数成分信号を提供する。該デシメートされた第2の周
波数成分信号は適応的にろ波されて第2の周波数パラメ
ータおよび前記デシメートされた第2の周波数成分信号
から得られる第2のゲインファクタを提供する。前記第
1および第2の周波数パラメータの各々は複数の所定の
周波数パラメータと比較される。さらに、前記第1およ
び第2のゲインファクタの各々は複数の所定のしきい値
と比較されてデュアルトーンの有効性を判定する。
ン多周波(DTMF)検出のための方法を提供する。こ
こに述べられるDTMF検出の方法は迅速かつ効率的に
入力信号におけるDTMF符号化された桁(bisi
t)または文字(character)の存在を受信し
かつ検出する。最大数の入力チャネルを効率的に検出し
かつ処理するために、各入力信号はナイキストの理論に
従うより低い周波数にデシメートされる。各入力信号の
周波数を低下させることにより、通常より高い周波数で
与えられる信号に伴なう計算上の複雑さをより少なくし
て処理できる。さらに、一般にDTMFエンコーディン
グに関連する、ハイトーンおよびロートーンはたった2
つの適応無限インパルス応答(IIR)フィルタを用い
て検出される。従って、本発明に従って説明されるDT
MF検出のための方法を実施するには最少量の回路を必
要とするのみである。さらに、ここに述べられたDTM
F検出の方法は最小数の入力信号によって正確なDTM
F検出を行なう。従って、DTMF符号化信号の検出は
最少量の時間で達成される。
を1つの桁または文字に割当てる。これら2つのトーン
は調波的に関係のない高周波トーンおよび低周波トーン
である。表1は可能なDTMF周波数の組合わせを示
す。
化された信号または文字の正しい検出は有効な一対のト
ーン以上のものを要求する。正しいタイミング手順およ
びいくつかの他のDTMF符号化仕様もまた満たされな
ければならない。タイミング要求および他のDTMF符
号化仕様の双方については前に詳細に説明した。表2は
DTMFシグナリングのために要求されるタイミングお
よび符号化仕様の双方を要約するために与えられてい
る。
するための通信システム10が図1に示されている。通
信システム10は一般にアナログ−デジタル(A−D)
変換器12、デシメーションを有するハーフバンドフィ
ルタ14、バルク遅延回路16、ハーブバンドローパス
フィルタ18、加算器20、第1の適応IIRフィルタ
22、デシメータ24、第2の適応IIRフィルタ2
6、そしてトーン識別回路28を含む。
ィオ」と名付けられたアナログ信号をA−D変換器12
の入力に提供する。A−D変換器12の出力はデシメー
ションを備えたハーフバンドフィルタ14に接続され
「入力」と名付けられたデジタル信号を提供する。デシ
メーショを有するハーフバンドフィルタ14の出力はバ
ルク遅延回路16およびハーフバンドローパスフィルタ
18の双方の入力に接続されている。バルク遅延回路1
6の出力は加算器20の加算入力に接続されている。ハ
ーフバンドローパスフィルタ18の出力は加算器20の
減算入力およびデシメータ24の入力の双方に接続され
「ローチャネルトーン」と名付けられた信号を提供す
る。加算器20の出力は適応IIRフィルタ22に接続
されて「ハイチャネルトーン」と名付けられた信号を提
供する。同時に、デシメータ24の出力は適応IIRフ
ィルタ26に接続されている。適応IIRフィルタ22
の第1の出力および第2の出力はトーン識別回路28に
接続されて“Wk1”と名付けられた信号および“dk
1”と名付けられた信号を提供する。同様に、適応II
Rフィルタ26の第1の出力および第2の出力はトーン
識別回路28に接続されてそれぞれ“Wk2”と名付け
られた信号および“dk2”と名付けられた信号を提供
する。トーン識別回路28はその後“識別”と名づけら
れた信号を外部ユーザまたは通信システム10の他の部
分(図示せず)に提供する。
システム10の各構成要素によって行なわれる機能は通
常デジタル信号プロセッサ(DSP)を制御するソフト
ウェアプログラムとして実施される。図2において、フ
ローチャートは本発明に従ってDSPにおいてDTMF
検出を行なうためのソフトウェアプログラムの可能な構
成を示す。
たステップ32はA−D変換器12が入力信号をデシメ
ーションを有するハーフバンドフィルタ14に提供する
時を示す。入力信号は8KHzの産業標準電話通信サン
プリングレートでサンプルされる。さらに、“CNT”
と名付けられた値がステップ32の間に初期化される。
CNT値は実行されているソフトウェアプログラムの第
1の部分の反復数を示す。各反復においてはDTMF検
出が行なわれるデジタル信号プロセッサに依存して所定
量の時間が必要とされる。従って、ソフトウェアプログ
ラムの第1の部分の反復数を計数することにより、入力
信号がデシメーションを有するハーフバンドフィルタ1
4に提供される時間量が計算できる。入力信号が存在す
る時間量は該入力信号が有効なDTMF符号化信号であ
るか否かを判定するために必要とされる。前に述べたよ
うに、該入力信号は標準DTMF仕様によって決定され
るように、少なくとも40ミリセカンドかつ60ミリセ
カンドより長くない時間の間存在しなければならない。
け増分される。引続くステップにおいて行なわれるデシ
メーション処理によって必要とされる処理の複雑さを軽
減するため、入力信号が次にステップ36において調べ
られそれが偶数サンプルであるかまたは奇数サンプルで
あるかが判定される。もし該入力信号が偶数(eve
n)サンプルであれば、該入力信号は一時的にデシメー
ションを有するハーフバンドフィルタ14にラッチされ
る。引続き、次の入力信号が与えられかつCNT値が1
だけ増分される。次の入力信号がステップ36において
調べられそれが偶数サンプルであるかまたは奇数サンプ
ルであるかが判定される。もし次の入力信号が奇数(o
dd)サンプルであれば、デシメーションを有するハー
フバンドフィルタ14が次の入力信号の奇数サンプルお
よび該入力信号の偶数サンプルをろ波してデシメートさ
れた入力信号を提供する。ナイキストの理論によれば、
すべてのDTMF符号化トーンは2KHzより低いか
ら、入力信号は該入力信号において転送される情報を失
うことなく4KHzにサンプル、またはデシメート、す
ることができる。従って、ステップ38においては、該
入力信号のサンプリング周波数は4KHzにデシメート
され、かつデシメートされた入力信号はステップ40に
おいてバルク遅延回路16にかつステップ42において
ハーフバンドローパスフィルタ18に共に提供される。
ハーフバンドフィルタ14はデジタル信号プロセッサに
おいてソフトウェアルーチンを使用して実施できる。
スフィルタ18はデシメートされた入力信号から高周波
成分をろ波してローチャネルトーン信号を提供する。ロ
ーチャネルトーン信号はデシメートされた入力信号の低
周波成分を提供する。同時に、ステップ40の間に、バ
ルク遅延回路16は一時的に所定量の時間の間前記デシ
メートされた入力信号を記憶する。該所定量の時間は一
般にハーフバンドローパスフィルタ18がデシメートさ
れた入力信号をろ波してローチャネルトーン信号を提供
するのに必要とされる時間量に等しい。デシメートされ
た入力信号をろ波するのに必要な時間量は一般にハーフ
バンドフィルタ18がローチャネルトーン信号を発生す
るために使用する係数の数の半分に等しい。デシメーシ
ョンを有するハーフバンドフィルタと同様に、ハーフバ
ンドローパスフィルタ18およびバルク遅延回路16は
共にデジタル信号プロセッサにおけるソフトウェアルー
チンとして実施できる。
8はローチャネルトーン信号を加算器20の減算入力お
よびデシメータ24の入力の双方に提供する。さらに、
バルク遅延回路16はデシメートされた入力信号を加算
器20の加算入力に提供する。ステップ44において、
加算器20はローチャネルトーン信号をデシメートされ
た入力信号から減算してハイチャネルトーン信号を提供
する。ハイチャネルトーン信号はデシメートされた入力
信号の高周波成分を提供する。
6において適応IIRフィルタ22によりろ波される。
適応IIRフィルタ22はハイチャネルトーン信号にお
ける正弦波信号にロックしかつその後“Wk1”と名付
けられた第1の周波数パラメータおよび“dk1”と名
付けられた第1のゲインファクタをトーン識別回路28
に提供する無限インパルス応答フィルタである。
に示されている。適応IIRフィルタ22は一般に適応
バンドパスフィルタ80、第1の加算器82、適応しき
い値検出器84、そして第2の加算器86を含む。ハイ
チャネルートン信号が適応バンドパスフィルタ80の第
1の入力、加算器82の加算入力および加算器86の加
算入力に与えられる。適応バンドパスフィルタ80の出
力は加算器82の減算入力および適応しきい値検出器8
4の第1の入力の双方に接続される。加算器82の出
力、「エラー1(Error 1)」と名付けられた信
号、は適応バンドパスフィルタ80の第2の入力に接続
されて周波数パラメータWk1を調整する。同様に、加
算器86の出力、「エラー2(Error 2)」と名
付けられた信号、は適応しきい値検出器84の第2の入
力に接続されてゲインファクタdk1を調整する。
はハイチャネルートン信号に対しWk1によって決定さ
れる適応中心周波数を有するバンドパスフィルタ動作を
行ない中間正弦波トーンを提供する。加算器82は該ハ
イチャネルトーン信号から中間正弦波トーンを減算して
これら2つの信号の間の差を示すエラー1信号を提供す
る。該エラー1信号は次に適応バンドパスフィルタ80
に提供されて前記中間正弦波信号を修正し、それにより
前記中間正弦波トーンとハイチャネルトーン信号との間
の差が最小になるようにする。対応する正弦波トーンは
適応しきい値検出器84においてスケーリングファクタ
によって乗算されdk1と名付けられたゲインファクタ
を提供する。適応しきい値検出器84によって正弦波ト
ーンの検出が宣言された時、周波数パラメータがWk1
信号を介してトーン識別回路28に提供される。適応I
IRフィルタに関するこれ以上の情報については、N.
Ahmed, D.Hush, S.Park, G.
R.ElliotおよびR.J.Foglerによって
著わされかつ“On the Detectionan
d Tracking of a Class of
Narrowband Sources”と題する論文
を参照。この論文は1984年に6月6から8日までア
メリカ合衆国カリフォルニア州、San Diegoに
おいて開催されたProceedings of Am
erican Control Conference
(ACC)において出版された。さらに、適応IIRフ
ィルタ22をモトローラのDSP56001において実
現するソフトウェアプログラムが表3〜表8の付属書類
に与えられている。
ータ、Wk1、および第1のゲインファクタ、dk1、
が調べられて各々が入力信号の所定の4分の1(fou
rth)のサンプルで与えられているか否かを判定す
る。もし入力信号の該所定の4分の1のサンプルが与え
られておれば、ステップ50においてデシメータ24が
イネーブルされてローチャネルトーン信号をより低い周
波数にデシメートする。再び、ナイキストの理論に従っ
て、すべてのDTMF低周波符号化トーンは1KHzよ
り低いから、ローチャネルトーン信号は該ローチャネル
トーン信号における情報を失うことなく、2KHzにサ
ンプルされ、またはデシメートされ得る。従って、ステ
ップ50において、ローチャネルトーン信号が2KHz
にデシメートされ、かつステップ52においてデシメー
トされたローチャネルトーン信号が適応IIRフィルタ
26に与えられる。ステップ50においてローチャネル
ートン信号をデシメートすることにより、該ローチャネ
ルトーン信号は低いトーン周波数の情報をより低いサン
プリングレートで適応IIRフィルタ26に提供する。
従って、適応IIRフィルタ26はローチャネルトーン
信号をデシメートしなければ要求されたであろうろ波動
作の数の半分だけ実行すればよいことになる。さらに、
適応IIRフィルタ26はもし入力信号がデシメーショ
ンを有するハーフバンドフィルタ14によってデシメー
トされなければ必要であったろ波動作の数の4分の1だ
け実行する。
の4分の1のサンプルであれば、適応IIRフィルタ2
6は適応的にデシメートされたローチャネルをろ波しか
つその後第2の周波数パラメータ、Wk2、および第2
のゲインファクタ、dk2、をステップ52においてト
ーン識別回路28に提供する。ここに述べた本発明の構
成においては、適応IIRフィルタ26は図3において
さらに詳細に示されている適応IIRフィルタ22と同
様に構成される。
の4分の1のサンプルでなければ、入力信号は再びデシ
メーションを有するハーフバンドフィルタ14に与えら
れかつステップ32〜48が繰返される。
ンファクタの提供に応じて、トーン識別回路28はCN
T値を調べてそれが40に等しいか否かを判定する、ス
テップ54。前に述べたように、該CNT値は実行され
ているソフトウェアプログラムの第1の部分の反復数を
示す。各々の反復はDTMF検出が行なわれるデジタル
信号プロセッサに依存する所定の時間量を必要とする。
従って、ソフトウェアプログラムの第1の部分の反復数
をカウントすることにより、入力信号がデシメーション
を有するハーフバンドフィルタ14に提供される時間量
が計算できる。CNT値が40に等しい場合は、入力信
号は10ミリセカンドの間存在している。もしCNT値
が40に等しくなければ、ステップ32〜62が該CN
T値が40に等しくなるまで繰返される。
ン識別回路28はステップ56において該CNT値をゼ
ロにリセットする。さらに、DCNT値がトーン識別回
路28によって与えられCNTが40に等しいインター
バルの数を表示し、あるいは入力信号がデシメーション
を有するバンドパスフィルタ14に10ミリセカンドの
間与えられる。従って、DCNTが1に等しい場合は、
入力信号はデシメーションを有するハーフバンドフィル
タ14に10ミリセカンドの間与えられる。同様に、D
CNTが2に等しい場合は入力信号はデシメーションを
有するハーフバンドフィルタ14に20ミリセカンドの
間与えられている。DTMF仕様に示されるように、入
力信号は有効な信号であるために40および60ミリセ
カンドの間の期間与えられなければならない。従って、
DCNTが4に等しい場合は、入力信号は少なくとも4
0ミリセカンドの間存在している。
れてそれが3より大きいかまたは3に等しいか否かが判
定される。もし該DCNT値が3以上であれは、該DC
NT値はステップ60において1だけ増分される。引続
き、ステップ62において該DCNT値が調べられそれ
が9以上であるか否かが判定される。もし該DCNT値
が9以上でなければ、ステップ32〜62が反復され
る。DCNTが9以上であれば、有効な入力信号の検出
後40および60ミリセカンドの間の静かな時間(qu
iet time)が経過したことになる。従って、D
CNT値はゼロにセットされかつDTMF符号化信号を
検出するためのプロセスが再び実行される。
ーン識別回路28は第1のゲインファクタ、dk1、を
そこに記憶された第1の所定のしきい値と比較する。も
しdk1が該第1の所定のしきい値より大きければ、ハ
イチャネルトーン信号が有効である。もしdk1の値が
第1の所定のしきい値以上でなければDCNT値が再び
ゼロにセットされ、ステップ32〜66が反復される。
もしdk1の値が第1の所定のしきい値より大きいかあ
るいは等しい場合には、第2のゲインファクタ、dk
2、が第2の所定のしきい値と比較される。同様に、も
しdk2の値が第2の所定のしきい値以上でなければ、
DCNT値はステップ64に示されるようにゼロにセッ
トされる。入力信号は次にデシメーションを有するハー
フバンドフィルタ14に与えらかつステップ32〜68
が再び実行される。
りも大きいかあるいは等しければ、トーン識別回路28
はそれぞれ該第1および第2の周波数パラメータ、Wk
1およびWk2、をDTMF仕様に従って桁または文字
を符号化するために使用される4つの知られたハイ周波
数の1つおよび4つの知られたロー周波数の1つと比較
する。さらに、ステップ70において、各々のゲインフ
ァクタの差が分析されてツイストがDTMF仕様によっ
て決められた限界内にあるか否かが判定される。
MF特定周波数の1つと整合しなければ、該入力信号は
無効であると判定される。DCNTはその後ゼロにセッ
トされる。従って、有効な入力信号を決定するためにス
テップ32〜72が再び繰返される。さらに、もしdk
1およびdk2の差がDTMF仕様によって決定される
ツイスト要求内になければ、DCNT値は再びゼロにセ
ットされ、かつステップ32〜72が繰返される。
DTMF特定トーンと整合し、かつdk1およびdk2
がツイスト要求内にあれば、DCNT値はステップ74
において増分される。該DCNT値は次にそれが3に等
しいか否かを判定するために調べられる。もし等しくな
ければ、ステップ32〜76が繰返される。DCNT値
は前に述べたDTMFタイミング要求を満たすために3
に等しくなければならない。
しければ、トーン識別回路28は有効な入力信号が受信
されたことを示す信号を提供し、かつ引続き該識別信号
を介して外部ユーザまたは通信システムの残りの部分の
いずれかにハイおよびロートーンの双方を特定する情報
を渡す。
MF検出のための方法は迅速かつ効率的にDTMF入力
信号を受信しかつデコードする。DTMF信号を検出す
るためにGoertzelのアルゴリズムを行なうかあ
るいは複数の整合されたフィルタを有するデコーダを実
現するために必要なかなりの量の回路はここに述べたD
TMF検出方法によって軽減される。DTMF符号化入
力信号の高周波成分および低周波成分の双方を適応的に
ろ波することにより、2つのフィルタ回路のみが必要と
される。これに対し、他の知られた従来のDTMFデコ
ーダの構成のためには少なくとも8個のフィルタが通常
要求される。DTMF符号化入力信号からハイおよびロ
ー周波数成分を分離する本方法は最少量の回路を必要と
するのみである。典型的には、他の加算器回路の付加と
共にいくつかのフィルタを使用しなければならない。
出を行なうために2つのフィルタのみを使用することに
より、通常DTMF検出のために必要とされるメモリ回
路のたった4分の1の量のみが必要となる。8つのデー
タ値、8つのフーリエ変換係数、および8つのしきい値
を記憶するためにメモリ回路を設けなければならないの
ではなく、通信システム10において行なわれるDTM
F検出の構成は2つのデータ値、2つのゲイン値、そし
て2つのしきい値を記憶するためのメモリ回路を要求す
るにすぎない。
ために適応フィルタを使用することにより、通常ダイア
ルトーンに関連する周波数(440Hzおよびそれ以
下)を除去するために必要とされる複数のロッジフィル
タなしにトーンが有効であるかあるいは無効であるかを
識別できる。もし該周波数値が440Hz以下であれ
ば、それはトーン識別回路28において有効なトーンに
対応しないであろう。従って、該トーンが無効であるこ
とを付加的なフィルタ回路を必要とすることなく容易に
決定できる。
また最大数のすべてのDTMF符号化入力信号を効率的
に検出する。各々の入力信号をデシメートすることによ
り、より高い周波数で提供される信号よりも多くのチャ
ネルが処理される。適応IIRフィルタの使用によりD
TMF検出の計算機的な複雑さを低減することによっ
て、ここに述べた方法は処理できる他の命令の量を実質
的に増大することができる。他の命令の量を増大するこ
とにより、トーン識別およびツイストチェック以外の動
作も実行できる。
においては、入力信号におけるDTMF符号化トーンの
存在は第1の入力信号の受信に応じて正確に検出され
る。他の知られたDTMF検出器の構成において通常要
求されるようにDTMF符号化トーンの存在を正確に検
出するために最小数の入力信号は必要とされない。
のみ与えられている。しかしながら、ここに述べた機能
を実行するために数多くの他の構成も存在し得る。例え
ば、ここに述べたDTMF検出の方法はデジタル信号プ
ロセッサ内のソフトウェアプログラムとして実施されて
いるが、DTMF検出を行なうために回路を使用するこ
ともできる。さらに、本方法の各ステップが実行される
べき時を決定するために使用される数は本方法が実施さ
れる媒体に依存する。例えば、有効な入力信号が与えら
れる時間を計数するために使用される数は所定のデジタ
ル信号プロセッサのタイミング要求に依存する。適応I
IRフィルタ22および26もまた適応フィルタ機能を
達成する何らかの論理回路を使用して実現できる。
当業者にはこの説明は例示のためによってのみ行なわれ
ておりかつ本発明の範囲を限定するものとして行なわれ
ているものではないことは明瞭に理解されるべきであ
る。従って、添付の特許請求の範囲により本発明の真の
精神および範囲内にあるすべての本発明の変形をカバー
することを意図している。
施するための通信システムを示すブロック図である。
ルトーン多周波検出を行なう方法を示すフローチャート
である。
ク図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 デュアルトーン多周波検出方法であっ
て、 第1および第2の周波数成分の双方を有する入力信号を
受信する段階(32〜36)、 前記入力信号を第1の所定の整数比によってデシメート
してデシメートされた信号を提供する段階(38)、 前記入力信号から第1の周波数成分を除去するために前
記デシメートされた信号をローパスろ波して第2の周波
数成分信号を提供する段階(42)、 前記第2の周波数成分信号を前記デシメートされた信号
から減算して第1の周波数成分信号(40)を提供する
段階、 前記第1の周波数成分信号を適応的にろ波して前記第1
の周波数成分から得られた第1の周波数パラメータおよ
び第1のゲインファクタを提供する段階(46)、 前記第2の周波数成分信号を第2の所定の整数比によっ
てデシメートしてデシメートされた第2の周波数成分信
号を提供する段階(50)、 前記デシメートされた第2の周波数成分信号を適応的に
ろ波して前記デシメートされた第2の周波数成分信号か
ら得られる第2の周波数パラメータおよび第2のゲイン
ファクタを提供する段階(52)、そして前記第1およ
び第2の周波数パラメータの各々を複数の所定の周波数
パラメータと比較し、かつ前記第1および第2のゲイン
ファクタの各々を複数の所定のしきい値と比較してデュ
アルトーンの有効性を判定する段階(54〜78)、 を具備することを特徴とするデュアルトーン多周波検出
方法。 - 【請求項2】 デュアルトーン多周波検出回路(10)
であって、 入力信号を受信するための入力を有する第1の周波数デ
シメータ(14)であって、該第1の周波数デシメータ
は前記入力信号を第1の所定の整数比によってデシメー
トしてデシメートされた信号を提供するもの、 前記第1の周波数デシメータに結合され前記デシメート
された信号を受信するためのローパスフィルタ(18)
であって、該ローパスフィルタは前記入力信号から第1
の周波数成分を除去するために前記デシメートされた信
号をろ波して第2の周波数成分信号を提供するもの、 前記第1の周波数デシメータに結合され前記デシメート
された信号を受信するための第1の入力および前記ロー
パスフィルタに結合され前記第2の周波数成分信号を受
信するための第2の入力を有する加算器(20)であっ
て、該加算器は前記デシメートされた信号から前記第2
の周波数成分信号を減算して第1の周波数成分信号を提
供するもの、 前記加算器に結合され前記第1の周波数成分信号を受信
するための第1の適応フィルタ(22)であって、該第
1の適応フィルタは前記第1の周波数成分信号をろ波し
て前記第1の周波数成分信号から得られる第1の周波数
パラメータおよひ第1のゲインファクタを提供するも
の、 前記ローパスフィルタに結合され前記第2の周波数成分
信号を受信するための第2の周波数デシメータ(24)
であって、該第2の周波数デシメータは前記第2の周波
数成分信号を第2の所定の整数比によってデシメートし
てデシメートされた第2の周波数成分信号を提供するも
の、 前記第2の周波数デシメータに結合され前記デシメート
された第2の周波数成分信号を受信するための第2の適
応フィルタ(26)であって、該第2の適応フィルタは
前記デシメートされた第2の周波数成分をろ波して前記
デシメートされた第2の周波数成分信号から得られる第
2の周波数パラメータおよび第2のゲインファクタを提
供するもの、そして前記第1の適応フィルタに結合され
て前記第1の周波数パラメータおよび前記第1のゲイン
ファクタの双方を受信しかつ前記第2の適応フィルタに
結合されて前記第2の周波数パラメータおよび前記第2
のゲインファクタの双方を受信するための比較回路(2
8)であって、該比較回路は前記第1および第2の周波
数パラメータの各々を複数の所定の周波数パラメータと
比較し、かつ前記第1および第2のゲインファクタの各
々を複数の所定のしきい値と比較してデュアルトーンの
有効性を判定するもの、 を具備することを特徴とするデュアルトーン多周波検出
回路(10)。 - 【請求項3】 デュアルトーン多周波検出方法であっ
て、 第1および第2の周波数成分の双方を有する入力信号を
受信する段階(32〜36)、 前記入力信号を第1の所定の整数比によってデシメート
してデシメートされた信号を提供する段階(38)、 前記入力信号から前記第1の周波数成分を除去するため
に前記デシメートされた信号をローパスろ波して第2の
周波数成分信号を提供する段階(42)、 前記デシメートされた信号をローパスろ波する一方で前
記デシメートされた信号を記憶して遅延されデシメート
された信号を提供する段階(40)、 前記遅延されデシメートされた信号から第2の周波数成
分信号を減算して第1の周波数成分信号を提供する段階
(44)、 前記第1の周波数成分信号を適応的にろ波して前記第1
の周波数成分信号から得られる第1の周波数パラメータ
および第1のゲインファクタを提供する段階(42)、 前記第2の周波数成分信号を第2の所定の整数比によっ
てデシメートしてデシメートされた第2の周波数成分信
号を提供する段階(50)、 前記デシメートされた第2の周波数成分信号を前記第1
の周波数成分のろ波の実質的に2分の1のレートで適応
的にろ波して前記デシメートされた第2の周波数成分信
号から得られる第2の周波数パラメータおよび第2のゲ
インファクタを提供する段階(52)、そして 前記第1および第2の周波数パラメータの各々を複数の
所定の周波数パラメータと比較し、かつ前記第1および
第2のゲインファクタの各々を複数の所定のしきい値と
比較してデュアルトーンの有効性を判定する段階(54
〜78)、 を具備することを特徴とするデュアルトーン多周波検出
方法。
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