JP2859107B2 - ゴム変性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents
ゴム変性スチレン系樹脂組成物Info
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Description
組成物に関する。さらに詳しくは、高い剛性を維持する
とともに、耐衝撃性及び光沢度に優れ、かつ流動性が良
好で、低圧成形を可能にし、小型成形機で大型成形品を
成形することができ、さらに複雑な形状に対しても容易
に成形することができるゴム変性スチレン系樹脂組成物
に関するものである。
チレン系(共)重合体は、汎用樹脂として、種々の成形
法によって様々な形状のものに成形されている。例え
ば、家電製品分野では、家電製品ハウジング、特に、テ
レビ,エアコン等の大型家電製品に広く用いられてい
る。ところが、近年、このようなテレビ,エアコン等の
大型家電製品分野では、軽量化,コスト削減等から、製
品の薄肉化が求められている。この製品の薄肉化対策と
して、成形材料には、剛性,耐衝撃性などの機械的強度
のバランスの改良が要望されている。また、同時に、低
圧成形が可能で、小型成形機を用いて大型成形品を得る
ことができ、成形加工費の低減によるコスト低減のため
に、流動性の改良も強く要望されている。従来、スチレ
ン系樹脂の耐衝撃性などの物性を改良する目的で、ゴム
変性スチレン系樹脂組成物が提案され、多くの技術が開
示されている。例えば、ゴム状重合体を配合し改質する
技術としては、特公昭61−11965号公報,特開平
3−277613号公報等には、粒径を小さくしたり、
あるいは特定の粒径分布のものを配合することによっ
て、光沢や耐衝撃性を向上させる技術が開示されてい
る。また、特開昭60−233118号公報には、スウ
ェルインデックスを規制したゴム状重合体を配合するこ
とによって、耐衝撃性を向上させる技術が開示されてい
る。さらに、特公昭61−11965号公報,特開昭6
0−233118号公報,特開平3−277613号公
報等には、スチレン系(共)重合体とゴム状重合体から
なる樹脂組成物のゲル量とゴム量の比、オクルードスチ
レン系樹脂量、オクルードスチレン系樹脂の形態等か
ら、外観特性,耐衝撃性あるいは剛性を向上させる技術
が開示されている。しかしながら、これらの従来技術に
おいては、いずれも個々の特性を向上させることがで
き、それなりの効果が発揮されているものの、剛性,耐
衝撃性,流動性,外観特性などが高いレベルでバランス
したゴム変性スチレン系樹脂組成物は得られていない。
事情のもとで、高い剛性を維持するとともに、耐衝撃性
及び光沢に優れ、かつ流動性が良好で、低圧成形を可能
にし、小型成形機で大型成形品を成形することができ、
さらに複雑な形状に対しても容易に成形することができ
るゴム変性スチレン系樹脂組成物を提供することを目的
としてなされたものである。
ましい性質を有するゴム変性スチレン系樹脂組成物を開
発すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の分子量と分子量
分布を有するスチレン系樹脂の連続相に、特定の性状を
有するゴム状重合体粒子を分散させた組成物により、そ
の目的を達成し得るとを見出した。本発明は、かかる知
見に基づいて完成したものである。すなわち、本発明
は、(A)スチレン系樹脂の連続相に、(B)スチレン
系樹脂が取り込まれたオクルード粒子を有するゴム状重
合体粒子が分散してなるゴム変性スチレン系樹脂組成物
であって、(イ)スチレン系樹脂の重量平均分子量(M
w)が100,000〜160,000で、かつ重量平均分
子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/M
n)が2.0〜2.7であること、(ロ)ゴム状重合体粒子
の平均粒子径が0.5〜3.0μmで、かつオクルード粒子
とゴム状重合体粒子の粒子径比が0.15〜0.50である
こと、(ハ)オクルード粒子の粒子径分散度が1.2〜2.
4であること、(ニ)NMRで評価されるゴム状重合体
の緩和時間(T2 )が1,200〜3,000μsecであ
ること、及び(ホ)NMRで評価されるゲル部のスチレ
ン系樹脂/(スチレン系樹脂+ゴム状重合体)の信号比
率が52〜70%であることを特徴とするゴム変性スチ
レン系樹脂組成物を提供するものである。
成物を構成する(A)成分のスチレン系樹脂としては、
芳香族モノビニル単量体の重合体、又は芳香族モノビニ
ル単量体と共重合可能な単量体との共重合体が挙げられ
る。ここで、上記芳香族モノビニル単量体としては、例
えば、スチレン、α−メチルスチレン,α−エチルスチ
レン,α−メチル−p−メチルスチレンなどのα−アル
キル置換スチレン、o−メチルスチレン,m−メチルス
チレン,p−メチルスチレン,2,4−ジメチルスチレ
ン,エチルスチレン,o−tert−ブチルスチレン,p−
tert−ブチルスチレンなどのアルキル置換スチレン、o
−クロロスチレン,m−クロロスチレン,p−クロロス
チレン,ジクロロスチレン,ジブロモスチレン,トリク
ロロスチレン,トリブロモスチレン,テトラクロロスチ
レン,2−メチル−4−クロロスチレンなどのハロゲン
化スチレン、さらにはp−ヒドロキシスチレン、o−メ
トキシスチレン、ビニルナフタレン等が挙げられる。こ
れらの中では、特に、スチレン及びα−メチルスチレン
が好ましく用いられる。これらの芳香族モノビニル単量
体は、それぞれ単独で用いてもよく、また、二種以上を
組み合わせて用いてもよい。
合可能な単量体としては、例えば、アクリロニトリル,
メタクリロニトリル,フマロニトリル,マレオニトリ
ル,α−クロロアクリロニトリル等のシアン化ビニルが
挙げられる。これらの中では、特に、アクリロニトリル
が好ましく用いられる。そして、これらのシアン化ビニ
ルは、それぞれ単独で用いてもよく、また、二種以上を
組み合わせて用いてもよい。さらに、前記芳香族モノビ
ニル単量体と共重合可能な単量体ととしては、例えば、
無水マレイン酸,無水コハク酸,オキシ無水マレイン
酸,無水イタコン酸,オキシ無水イタコン酸,無水シト
ラコン酸,無水フェニルマレイン酸,無水アコニット
酸,無水エチルマレイン酸,無水クロロマレイン酸など
の無水不飽和ジカルボン酸、マレイミド、N−フェニル
マレイミドなどのマレイミド、メチルメタクリレートな
どのメタクリル酸エステル、メチルアクリレートなどの
アクリル酸エステル、メタクリル酸やアクタル酸などの
不飽和モノカルボン酸などが挙げられる。これらの中で
は、特に、無水マレイン酸が好ましく用いられる。
樹脂(PS)の重量平均分子量(Mw)は、100,00
0〜160,000、好ましくは120,000〜160,0
00である。Mwが100,000未満では、耐衝撃強度
の低下が著しい。また、160,000を超えると、高い
流動性が達成できず好ましくない。かつ、該重量平均分
子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/M
n)が2.0〜2.7、好ましくは2.0〜2.5である。この
比が2.0未満のPSは得ることが困難であり、また、2.
7を超えると、耐衝撃強度が低下するので好ましくな
い。
(B)成分のゴム状重合体粒子に供されるゴム状重合体
としては、特に制限はなく、各種のものを用いることが
できるが、次のものが好適である。例えば、天然ゴム
(NR)あるいはポリブタジエンゴム(BR),イソプ
レンゴム(IR),クロロプレンゴム(CR),スチレ
ン−ブタジエンゴム(SBR),アクリロニトリル−ブ
タジエンゴム(NBR),アクリロニトリル−イソプレ
ンゴム(NIR)等のジエン系ゴムが挙げられる。ま
た、イソブチレン−イソプロピレンゴム(IIR),エ
チレン−プロピレンゴム(EPM),エチレン−プロピ
レン−ジエンゴム(EPDM),クロロスルフォン化ポ
リエチレンゴム(CSM),エチレン−酢酸ビニルゴム
(EVM)等のオレフィン系ゴム、さらには種々のアク
リル系ゴム、その他有機ケイ素化合物系ゴム,有機フッ
素化合物系ゴム,ウレタン系ゴム,エーテル系ゴム等を
挙げることができる。これらの中では、特に好ましいも
のは、ポリブタジエンである。ここで用いるポリブタジ
エンは、低シスポリブタジエン(例えば、1,2−ビニ
ル結合を1〜30モル%、1,4−シス結合を30〜4
2モル%含有するもの),高シスポリブタジエン(例え
ば、1,2−ビニル結合を20モル%以下、1,4−シ
ス結合を78モル%以上含有するもの)のいずれを用い
てもよく、また、その混合物であっても良い。
は、前記の(A)成分のスチレン系樹脂の連続相に、
(B)成分として、スチレン系樹脂が取り込まれたオク
ルード粒子を有するゴム状重合体粒子が分散してなるも
のである。ここで、上記の(A)成分のスチレン系樹脂
の連続相に、(B)成分のゴム状重合体粒子が分散して
なるゴム変性スチレン系樹脂組成物を調製する方法につ
いては、特に制限はなく、種々の手法を用いることがで
きる。例えば、(B)成分のゴム状重合体の存在下、
(A)成分のスチレン系樹脂に供される芳香族モノビニ
ル単量体、又は該芳香族モノビニル単量体と共重合可能
な単量体(コモノマー)とを重合させることによって調
製することができる。すなわち、(A)成分のスチレン
系樹脂を構成する芳香族モノビニル単量体、又は該芳香
族モノビニル単量体と共重合可能な単量体に、(B)成
分のゴム状重合体を溶解させ、その他必要に応じて連鎖
移動剤(分子量調節剤)や重合開始剤を加え、各種重合
法によって調製することができる。ここで、重合方法と
しては、特に制限はなく、例えば、乳化重合法,塊状重
合法,溶液重合法,懸濁重合法あるいは塊状−懸濁重合
法のような多段重合法などが挙げられる。これらの中で
は、連続式の塊状重合法もしくは溶液重合法が好ましく
用いられる。
れる連鎖移動剤としては、例えば、α−メチルスチレン
ダイマー,n−ドデシルメルカプタン,t−ドデシルメ
ルカプタン,1−フェニルブテン−2−フルオレン,ジ
ペンテン,クロロホルム等のメルカプタン類、テルペン
類、ハロゲン化合物などが挙げられる。また、必要に応
じて用いられる重合開始剤としては、例えば、1,1−
ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン;1,1
−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサンなどのペルオキシケタール類、ジク
ミルペルオキシド,ジ−t−ブチルペルオキシド,2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘ
キサンなどのジアルキルペルオキシド類、ベンゾイルペ
ルオキシド,m−トルオイルペルオキシドなどのジアリ
ールペルオキシド類、ジミリスチルペルオキシドジカー
ボネートなどのペルオキシジカーボネート類、t−ブチ
ルペルオキシイソプロピルカーボネートなどのペルオキ
シエステル類、シクロヘキサノンペルオキシドなどのケ
トンペルオキシド類、p−メンタンハイドロペルオキシ
ドなどのハイドロペルオキシド類などの有機過酸化物な
どが挙げられる。
得るには、例えば、塊状重合法による場合、先ず、
(A)成分のスチレン系樹脂の製造原料である芳香族モ
ノビニル単量体、又は該芳香族モノビニル単量体と共重
合可能な単量体に、(B)成分のゴム状重合体を溶解
し、必要に応じて連鎖移動剤や重合開始剤を添加して重
合する。そして、重合開始剤として、有機過酸化物を用
いるときには、その分解温度に応じて、例えば、20〜
200℃で重合を開始する。また、有機過酸化物を用い
ないときには、例えば、50〜250℃に加熱し、塊状
重合を行う。この塊状重合にあたっては、一般的な酸化
防止剤,溶剤,ミネラルオイル,シリコーンオイルある
いは離型剤等を適宜添加することもできる。この塊状重
合法で行う場合には、最終的には未反応の単量体が、3
0重量%以下になるまで重合を進める。その後、未反応
の単量体を公知の方法、例えば、加熱下で減圧除去した
り、あるいは揮発分の除去を目的に設計された押出機な
どによって除去される。
部分的に重合した混合物を、懸濁安定剤又は、これと界
面活性剤を併用した水性媒体中に、攪拌させながら分散
させ、懸濁重合によって反応を完結させる。得られた懸
濁ポリマー粒子を含んだスラリーを脱水、洗浄、乾燥、
造粒することによってゴム変性スチレン系樹脂組成物を
得ることができる。この場合、重合器を数段設け、連続
的に行うと効率よく製造することができる。例えば、ス
チレンにゴム状重合体(例えば、ポリブタジエン)と、
必要に応じて前記の重合開始剤や連鎖移動剤を溶解し、
第一重合器に供給し、通常80〜130℃の温度範囲で
十分に攪拌して部分重合する。次いで、この部分重合液
を第二重合器に供給し、通常90〜150℃の温度範囲
で十分に攪拌して部分重合する。さらに、この部分重合
液を第三重合器,第四重合器,第五重合器と所望段の重
合器に供給し、適宜の温度範囲で十分に攪拌し、多段で
連続的に重合することができる。この際、前記の重合開
始剤や連鎖移動剤は、必要に応じて、任意の段階で重合
器に添加することができる。そして、各重合器での重合
転化率は、重合温度,重合時間あるいは攪拌速度等によ
って変わるが、重合の初期から最終重合器へと進行する
につれて上昇し、最終重合器においては、70重量%以
上になることが望ましい。例えば、上記5段重合での一
例としては、それぞれ8%,25%,45%,65%,
85%の実績が得られている。得られた重合反応液は、
脱揮工程を経て、揮発分である未反応の単量体を除去し
てから、ペレット化され、成形に供することができる。
このようにして調製されるゴム変性スチレン系樹脂組成
物において、(A)成分及び(B)成分の組成割合は、
所望される成形品によって適宜選定すればよい。
は、(A)成分のスチレン系樹脂の連続相に、(B)成
分として、スチレン系樹脂が取り込まれたオクルード粒
子を有するゴム状重合体粒子が分散してなるものであ
る。図1は、該(B)成分のゴム状重合体粒子の模式図
であって、図中、1はオクルード粒子を示す。このオク
ルード粒子1は、スチレン系樹脂が、ゴム状重合体2に
よって取り込まれ、粒状に形成されたものである。この
ように粒状に形成されたオクルード粒子1は、さらに、
その2個以上が集合し、ゴム状重合体2によって囲繞さ
れて、ゴム状重合体粒子3として形成される。このゴム
状重合体粒子3は、(A)成分のスチレン系樹脂の連続
相4中に分散し、本発明のゴム変性スチレン系樹脂組成
物が得られる。ここで、ゴム状重合体粒子の平均粒子径
(dsRUB ) は、0.5〜3.0μm、好ましくは0.7〜1.
6μmである。ゴム状重合体粒子の平均粒子径が0.5μ
m未満では、耐衝撃性の低下が著しい。また、3.0μm
を超えると、成形品の外観特性(光沢度の低下など)が
劣り好ましくない。そして、オクルード粒子とゴム状重
合体粒子の粒子径比(dsOCC / dsRUB ) は0.15〜0.5
0、好ましくは0.20〜0.35である。この粒子径比が
0.15未満では、また0.50を超えると、耐衝撃性が不
十分となり好ましくない。また、オクルード粒子の粒子
径分散度(dsOCC / dnOCC ) は1.2〜2.4、好ましくは
1.2〜1.5、特に好ましくは1.2〜1.3である。このオ
クルード粒子の粒子径分散度は1.2未満にすることは困
難で、また、2.4を超えると、耐衝撃性が不十分となり
好ましくない。なお、dsRUB ,dsOCC 及び/ dn
OCC は、それぞれ後述の方法により求められるゴム状重
合体粒子の面積平均径,オクルード粒子の面積平均径及
びその数平均径のことである。
評価されるゴム状重合体の緩和時間(T2 )(測定方法
は後述)は、1,200〜3,000μsec、好ましくは
1,500〜3,000μsecの範囲である。この緩和時
間(T2 )が1,200μsec未満では、耐衝撃性が不
十分であり、また3,000μsecを超える組成物は通
常得られにくい。さらに、NMRで評価されるゲル部の
スチレン系樹脂/(スチレン系樹脂+ゴム状重合体)
〔以下、PS/(PS+RB)と略す。〕の信号比率
(測定方法は後述)は、52〜70%、好ましくは55
〜70%の範囲である。この信号比率が52%未満で
は、耐衝撃性が不十分であり、また70%を超える組成
物は得られにくい。
おいては、通常、ゲル量(測定方法は後述)が5〜50
重量%、ゲル部のスウェルインデックス(SI)(測定
方法は後述)が8〜20であり、かつゴム状重合体粒子
の粒子径分散度dsRUB /dnRUB が、1.1〜2.5、好
ましくは1.1〜1.5の範囲にある。該ゲル量が5重量%
未満では、耐衝撃性が著しく低いし、50重量%を超え
ると、剛性が著しく低下する。 そして、このゲル部の
SIが8未満では、耐衝撃性が著しく低く、また20を
超える樹脂組成物は得られにくい。さらに、ゴム状重合
体粒子の粒子径分散度が2.5を超えると、耐衝撃性が低
下し、かつ外観不良が生じやすい。また1.1未満の組成
物は得られにくい。なお、dsRUB 及びdnRUB は、そ
れぞれ後述の方法により求められるゴム状重合体粒子の
面積平均径及びその数平均径のことである。
は、所望に応じ、通常用いられている種々の添加剤、例
えば、ステアリン酸,ベヘニン酸,ステアリン酸亜鉛,
ステアリン酸カルシウム,ステアリン酸マグネシウム,
エチレンビスステアロアミドなどの滑剤や、有機ポリシ
ロキサン、ミネラルオイル、あるいは2,6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェノール、ステアリル−β−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート,トリエチレングリコール−ビス−3−
(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)プロピオネートなどのヒンダードフェノール系やト
リ(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、
4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチ
ルフェニル−ジ−トリデシル)ホスファイトあどのリン
系の酸化防止剤,その他紫外線吸収剤,難燃剤,帯電防
止剤,離型剤,可塑剤,染料,顔料,各種充填剤などの
添加剤などを添加することができる。また、他の合成樹
脂やエラストマー等を配合することができる。他の合成
樹脂としては、例えば、ポリ塩化ビニル,ポリカーボネ
ート,ポリメチルメタクリレート,ポリエステル,ポリ
アミド,ポリオレフィン,ポリフェニレンエーテル等が
挙げられる。また、エラストマーとしては、例えば、イ
ソブチレン−イソプロピレンゴム,スチレン−ブタジエ
ンゴム,スチレン−アクリロニトリルゴム,アクリロニ
トリル−スチレン−ブタジエンゴム,エチレン−プロピ
レンゴム,アクリル系エラストマー等が挙げられる。
しく説明する。 実施例1 スチレンに8重量%のポリブタジエンゴム〔宇部興産
(株)製,BR15HB〕、0.03重量%の重合開始剤
(1,1−ジ−t−ブチルペルオキシ−3,3,5−ト
リメチルシクロヘキサン)及び0.02重量%の連鎖移動
剤(n−ドデシルメルカプタン)を溶解し、34リット
ル/時間の速度で容積19リットルの第一重合器に供給
し、111℃,120rpmで攪拌し重合した。次い
で、この部分重合液を容積23リットルの第二重合器に
供給し、122℃,150rpmで攪拌し重合した。更
に、この部分重合液を連続的に容積37リットルの第
三,第四,第五重合器に供給し、それぞれの温度132
℃,143℃,161℃で45rpm,20rpm,5
rpmで攪拌しながら、且つ第三,第四重合器に連鎖移
動剤をそれぞれ0.07重量%,0.015重量%添加して
重合を行った。各段における重合転化率は、それぞれ8
%,25%,45%,65%,85%であった。得られ
た重合反応液を第一フラッシュドラム(温度200℃,
圧力0.053MPa)、第二フラッシュドラム(温度2
40℃,圧力0.67kPa)の脱揮工程を経て、揮発分
を除去し、ペレット化した。
を0.015重量%、第一重合器の温度を120℃、第二
重合器の温度を130℃,250rpm、第三重合器の
温度を135℃及び第二フラッシュドラムの温度を23
5℃とした以外は、実施例1と同様に実施した。
m、第四重合器に添加していた連鎖移動剤量を0重量%
及び第二フラッシュドラムの温度を245℃とした以外
は、実施例1と同様に実施した。 実施例4 実施例1において、第二重合器の回転数を175rp
m、第三重合器,第四重合器の連鎖移動剤量を0.085
重量%及び0重量%とした以外は、実施例1と同様に実
施した。
の回転数を250rpmとした以外は、実施例1と同様
に実施した。 実施例6 実施例1において、ゴム量を6.7重量%及び第二重合器
の回転数を50rpmとした以外は、実施例1と同様に
実施した。
を0.03重量%、第二重合器の温度を127℃,転化率
30%、第三重合器の温度を130℃及び第四重合器の
連鎖移動剤量を0.02重量%とした以外は、実施例1と
同様に実施した。
重合器の温度を105℃、第二重合器の温度を112
℃、転化率20%、第三重合器の温度を135℃及び第
二フラッシュドラムの温度を235℃とした以外は、実
施例1と同様に実施した。
(株)製,ポリブタジエンゴム〕とNF35AS〔旭化
成工業(株)製,ポリブタジエンゴム〕を2/8の割合
でブレンドしたものを6.8重量%とし、第二重合器の回
転数を125rpmとした以外は、実施例1と同様に実
施した。
を0.015重量%、第一重合器の温度を120℃、第二
重合器の温度を130℃,250rpm、第三重合器の
連鎖移動剤量を0.05重量%,重合開始剤量を0.02重
量%,温度を130℃及び第四重合器の温度を140℃
とした以外は、実施例1と同様に実施した。
0.04重量%、第三重合器及び第四重合器の連鎖移動剤
量をそれぞれ0.14重量%,0.03重量%とした以外
は、実施例1と同様に実施した。 比較例2 実施例1において、ゴム量を7重量%、第三重合器の連
鎖移動剤量を0.035重量%とした以外は、実施例1と
同様に実施した。 比較例3 実施例1において、第三重合器及び第四重合器の連鎖移
動剤量をそれぞれ0.085重量%,0重量%とした以外
は、実施例1と同様に実施した。 比較例4 実施例1において、ゴム量を8.5重量%、第二重合器の
回転数を350rpmとした以外は、実施例1と同様に
実施した。
を0.02重量%、第一重合器の温度を117℃、第二重
合器の温度を127℃,50rpm、第三重合器の温度
を134℃とした以外は、実施例1と同様に実施した。 比較例6 実施例1において、ゴム量を8.5重量%、重合開始剤量
を0.01重量%、第一重合器の温度を125℃、第二重
合器の温度を135℃,350rpm、第三重合器の温
度を137℃,連鎖移動剤量を0.06重量%とした以外
は、実施例1と同様に実施した。 比較例7 実施例1において、重合開始剤量を0.04重量%、連鎖
移動剤量を0.01重量%、第一重合器の温度を105
℃、第二重合器の温度を117℃,100rpm及び第
三重合器の温度を130℃とした以外は、実施例1と同
様に実施した。
の温度を127℃,転化率30%とした以外は、実施例
1と同様に実施した。 比較例9 実施例1において、ゴム量を7重量%、連鎖移動剤量を
0.03重量%及び第二フラッシュドラムの温度を250
℃とした以外は、実施例1と同様に実施した。 比較例10 実施例1において、ゴム量を9.5重量%、重合開始剤量
を0重量%、連鎖移動剤量を0.04重量%、第一重合器
の温度を130℃、第二重合器の温度を140℃,35
0rpm及び第三重合器の温度を142℃,連鎖移動剤
量を0.05重量%とした以外は、実施例1と同様に実施
した。各実施例及び比較例で得られたゴム変性スチレン
系樹脂組成物の各物性を測定した結果を第1表に示す。
スゴムを、又、Lはローシスゴムを示し、各物性及びそ
の測定は、次の通りである。 (1) ゲル部の分離法 樹脂組成物(重量=Wr)をトルエン中に1.33%(重
量/体積)の割合で加え、18時間攪拌、溶解した後、
遠心分離器にて遠心加速度30,000×gで、20℃,
20分間遠心分離し、その上澄み液をデカンテーション
する。得られた上澄み液は、PSの分子量測定に用い
る。一方、分離した膨潤ゲルにトルエンを等量加え、よ
く攪拌し、再び同様の方法で遠心分離し、その上澄み液
をデカンテーションし、膨潤ゲル(重量=Ww)を得
る。このゲル部を窒素シール下室温で、2時間乾燥後、
60℃,4時間真空乾燥し、乾燥ゲル(重量=Wd)を
得る。 (2) スチレン系樹脂成分(PS部)の重量平均分子量M
w及びMw/Mn 上記(1)のゲル部の分離法で得られた上澄み液を風乾
後、60℃で5時間真空乾燥して得られたフィルムを試
料とする。この試料をテトラヒドロフラン(THF)に
0.2%(重量/体積)で溶解し、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィー(GPC)にて測定する。カラム
は、TSK GEL GMH6を、検出器には、RI検
出器(ウオーターズ 410)を用い、カラム温度40
℃,注入量200μl、流量1.0ミリリットル/分の条
件で、GPC法により数平均分子量Mnと重量平均分子
量Mwを求める。Mw/Mnは、MwとMnの比であ
る。このようにして求めた重量平均分子量MwとMw/
Mnをスチレン系樹脂成分(PS部)の重量平均分子量
Mw及びMw/Mnとする。
RUB )及びゴム状重合体粒子の粒子径分散度(dsRUB /
dnRUB ) 樹脂組成物を四酸化オスミウムで染色し、超薄切片法に
基づきウルトラミクロトームにより切片の厚さ0.1μm
の超薄切片を作成し、透過型電子顕微鏡(TEM)を用
いて、超薄切片における粒子形態を示すTEM写真を撮
影する。得られたTEM写真に撮影されているそれぞれ
のゴム状重合体粒子において、直径0.02μm以上の大
きさの粒子について、その直径を測定し、次式によりゴ
ム状重合体粒子の面積平均径(dsRUB ) 、ゴム状重合体
粒子の面積平均径と数平均径の比(dsRUB /dnRUB )を
求め、それぞれゴム状重合体粒子の平均粒子径、ゴム状
重合体粒子の粒子径分散度とする。
均径)は、次式
diRUBのゴム状重合体粒子の個数である。なお、ゴム状
重合体粒子の直径は、ゴム状重合体粒子の最大長(最大
長とはTEM写真上の任意のゴム状重合体粒子内におけ
る任意の2点間の距離のうちで最大の長さのことであ
る。)とし、測定するゴム状重合体粒子の個数NRUB 、
すなわちΣniRUBは3,000個以上とする。
粒子径比(dsOCC /dsRUB ) 及びオクルード粒子の粒子
径分散度(dsOCC /dnOCC ) 上記と同様の方法で超薄切片を作成し、透過型電子顕微
鏡(TEM)写真を撮影し、撮影領域が11.5μm×1
6.0μmで、倍率が25,000倍以上であるTEM写真
を20枚準備する。各TEM写真から、ゴム状重合体粒
子の直径が大きいものから順に10個のゴム状重合体粒
子を選び、20枚の写真から計200個のゴム状重合体
粒子を選択する。選択したゴム状重合体粒子内部に含ま
れるオクルード粒子のうち、直径が0.04μm以上のも
のは、マトリックス部(ゴム状重合体粒子の外側のスチ
レン系樹脂部分)と色調が同等であるものを計測の対象
とし、直径が0.04μm以下のものは、マトリックス部
と色調が異なるものも全て計測の対象とする。次式によ
り、オクルード粒子の面積平均粒径及び数平均粒径を求
める。
ード粒子の個数である。なお、オクルード粒子の直径
は、オクルード粒子の最大長(最大長とはTEM写真上
の任意のオクルード粒子内における任意の2点間の距離
のうちで最大の長さのことである。)とする。但し、最
大長が0.04μm以下のオクルード粒子の直径は、一律
0.03μmとして計算する。上式によるオクルード粒子
の面積平均径(dsOCC )とオクルード粒子の数平均径
(dnOCC )、及び前述の方法で求めたゴム状重合体粒子
の面積平均径(dsRUB)を用いて次式によりオクルード
粒子とゴム状重合体粒子の粒子径比(dsOCC /dsRUB )
とする。
OCC )と数平均径(dnOCC ) を用いて、次式によりオク
ルード粒子の粒子径分散度(dsOCC /dnOCC )とする。
I) 前記のゲル部の分離法で秤量した、該樹脂組成物の重量
Wr、膨潤ゲルの重量Ww、乾燥ゲルの重量Wdを用い
て、次式より求めた。 ゲル量(%)=(Wd/Wr)×100 SI(−)=Ww/Wd (6) ゴム状重合体の緩和時間(T2) パルスNMR装置を用い、水素核を測定核とし、測定周
波数90MHz,90°パルス幅1.5〜2.0μsec の条
件で、温度30℃におけるハーンエコー法(Hahn Echo
Method, 90°−τ−180°パルス法)により、該樹
脂組成物における緩和時間T2 を求め、これをゴム状重
合体又はゴム部の緩和時間T2 とする。このとき該樹脂
組成物に配向がある場合は、150℃で10〜15分間
熱処理したものを評価試料として用いる。 (7) ゲル部のスチレン系樹脂/(スチレン系樹脂+ゴム
状重合体)信号比率〔PS/(PS+RB)信号比率〕 前記のゲル部の分離法で分離した膨潤ゲルを窒素シール
下で乾燥後、真空乾燥したものを、分離後20時間以内
に試料として用いる。前記のパルスNMR装置を用いて
30℃におけるソリッドエコーパルス(90°x −τ−
90°y パルス)後のゲル試料の信号(Free Induction
Decay, FID)を測定し、その解析から信号比を求めた。
30℃におけるPSのT2 は、約10〜15μsec 、ゴ
ム状重合体のT2 は、数100μsec 以上と大きな差が
あるため、両者のFIDは容易に分離でき、信号比率は
精度よく決定することができる。 (8) メルトインデックス(MI) ISO R−1133に準拠して測定した。
変性スチレン系樹脂組成物については、品質評価とし
て、曲げ弾性率,アイゾット衝撃強度及び光沢度を測定
した。その結果を第2表に示す。
び光沢度の測定は、次に従った。但し、測定には射出成
形品を用い、温度23℃,相対湿度50%で88時間以
上調整を行った後、測定を実施した。 (1) :曲げ弾性率 JIS−K−7203に準拠して測定した。 (2) :アイゾット衝撃強度(ノッチ付き) JIS−K−7110に準拠して測定した。2号試験片
にA切欠き(先端半径=0.25±0.025mm)を有す
るものを用いた。 (3) :光沢度 JIS−K−7105に準拠して測定した。
わち、実施例1は、ゴム状重合体粒子の平均粒子径ds
RUB 、ゴム状重合体の緩和時間T2 などのすべての構造
因子が請求範囲内であり、流動性(MI)が高く、同時
に優れた曲げ弾性率とアイゾット衝撃強度のバランスと
光沢度を有している。実施例2及び3では、PS部の重
量平均分子量が請求範囲の下限と上限付近、実施例4で
は、PS部のMw/Mnが請求範囲の上限付近である
が、いずれも優れた流動性と曲げ弾性率,アイゾット衝
撃強度と光沢度を有する。実施例5及び6では、ゴム状
重合体粒子の平均粒子径dsRUB が請求範囲の下限と上
限付近、実施例7及び8では、オクルード粒子とゴム状
重合体粒子の粒子径比dsOCC /dsRUB が請求範囲の
下限と上限付近、実施例9では、ゴム状重合体の緩和時
間T2 が請求範囲の下限付近、実施例10では、PS/
(PS+RB)信号比率が請求範囲の上限付近である
が、いずれも優れた流動性と曲げ弾性率,アイゾット衝
撃強度,光沢度を有している。一方、比較例1は、PS
部の重量平均分子量Mwが低く、流動性は極めて高い
が、アイゾット衝撃強度が劣り実用的でない。比較例2
では、PS部の重量平均分子量Mwが175,000で通
常のものに比べ、特に高い流動性と曲げ弾性率,アイゾ
ット衝撃強度のバランスを有しているとはいえない。比
較例3では、PS部のMw/Mnが大きく、アイゾット
衝撃強度がやや低い。比較例4及び5では、ゴム状重合
体粒子の平均粒子径dsRUB が請求範囲外で、それぞれ
アイゾット衝撃強度と光沢度が特に低い。比較例6及び
7では、オクルード粒子とゴム状重合体粒子の粒子径比
dsOCC /dsRUB が、比較例8では、オクルード粒子
の粒子径分散度dsOCC /dnOCC が、比較例9では、
ゴム状重合体の緩和時間T2が、比較例10では、PS
/(PS+RB)信号比率が請求範囲外で、それぞれア
イゾット衝撃強度が低い。
系樹脂組成物は、高い剛性を維持するとともに、耐衝撃
性及び光沢度に優れ、かつ流動性が良好で、低圧成形を
可能にし、小型成形機で大型成形品を成形することがで
き、さらに複雑な形状に対しても容易に成形することが
できる。したがって、該ゴム変性スチレン系樹脂組成物
は、各種の成形品、特に、テレビ,エアコン等の大型家
電製品のハウジングなどに好適に用いられる。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)スチレン系樹脂の連続相に、
(B)スチレン系樹脂が取り込まれたオクルード粒子を
有するゴム状重合体粒子が分散してなるゴム変性スチレ
ン系樹脂組成物であって、(イ)スチレン系樹脂の重量
平均分子量(Mw)が100,000〜160,000で、
かつ重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)と
の比(Mw/Mn)が2.0〜2.7であること、(ロ)ゴ
ム状重合体粒子の平均粒子径が0.5〜3.0μmで、かつ
オクルード粒子とゴム状重合体粒子の粒子径比が0.15
〜0.50であること、(ハ)オクルード粒子の粒子径分
散度が1.2〜2.4であること、(ニ)NMRで評価され
るゴム状重合体の緩和時間(T2 )が1,200〜3,00
0μsecであること、及び(ホ)NMRで評価される
ゲル部のスチレン系樹脂/(スチレン系樹脂+ゴム状重
合体)の信号比率が52〜70%であることを特徴とす
るゴム変性スチレン系樹脂組成物。 - 【請求項2】 ゲル量が5〜50%、ゲル部のスウェル
インデックス(SI)が8〜20及びゴム状重合体粒子
の粒子径分散度が1.1〜2.5である請求項1記載のゴム
変性スチレン系樹脂組成物。
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