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JP2856150B2 - トランザクション履歴記録システム - Google Patents

トランザクション履歴記録システム

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Publication number
JP2856150B2
JP2856150B2 JP8154879A JP15487996A JP2856150B2 JP 2856150 B2 JP2856150 B2 JP 2856150B2 JP 8154879 A JP8154879 A JP 8154879A JP 15487996 A JP15487996 A JP 15487996A JP 2856150 B2 JP2856150 B2 JP 2856150B2
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JP8154879A
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宏 松下
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンライントラン
ザクション処理システムにおける障害回復用のトランザ
クション履歴データの記録技術に関し、特に高信頼性が
要求される大規模オンライントランザクション処理シス
テムにおけるトランザクション履歴データの記録を高速
化するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオンライントランザクシ
ョン処理システムにおいては、障害回復用のトランザク
ション履歴データの記録時における外部記憶装置への物
理I/O動作が、トランザクション処理性能上の最大の
ボトルネックとなっている。このため、オンライントラ
ンザクション処理システムのスループット性能およびタ
ーンアラウンド性能の向上を図るためには、このトラン
ザクション履歴データの記録をいかに高速化するかが最
も重要な課題となる。
【0003】トランザクション履歴データの記録を高速
化するための従来の技術としては、外部記憶装置を複数
実装し、トランザクション履歴データの記録を並列に行
う手法が一般に知られている。
【0004】図7は、このような従来の技術を概念的に
説明するための図であり、トランザクション履歴ファイ
ルの物理装置数とトランザクション履歴データの記録時
間との関係が示されている。
【0005】なお、図7においては、トランザクション
履歴ファイルへの1トランザクションの物理書き込みに
要する時間を100[ms]、秒あたりのトランザクシ
ョン到着件数を50[件/秒](トランザクション平均
到着間隔20[ms])と仮定している。
【0006】また、垂直方向は時間の経過を示し、矢印
711〜714および矢印741〜744はトランザク
ション履歴ファイルへの書き込み期間(100[m
s])を意味している。さらに、矢印721〜724お
よび矢印751〜754はトランザクション到着時刻を
示し、矢印731〜734および矢印761〜764は
各トランザクション処理の完了時刻を示している。
【0007】図7(a)に示すように、トランザクショ
ン履歴ファイル数が“1”の場合には、4トランザクシ
ョンの記録に要する時間は、次式(1)で表されるもの
となる。
【0008】100×4=400[ms] … (1)
【0009】これに対し、図7(b)に示すように、ト
ランザクション履歴ファイル数が“2”の場合には、4
トランザクションの記録に要する時間は、次式(2)で
表されるものとなる。
【0010】 100×2+20=220[ms] … (2)
【0011】従って、1トランザクションあたりの記録
時間は、次式(3)で表されるものとなり、見かけ上の
トランザクション履歴データの記録時間が短縮されるこ
とになる。
【0012】220/4=55[ms] … (3)
【0013】また、トランザクション履歴データの記録
を高速化するための別の従来の技術として、例えば特開
平2−176949号公報には、外部記憶装置よりも高
速アクセスが可能な半導体記憶装置上にジャーナルデー
タバッファを設ける手法が提案されている。
【0014】図8は、前記特開平2−176949号公
報に記載された従来の手法の概要を説明するための図で
ある。
【0015】図8を参照すると、この従来の手法では、
磁気ディスク装置に代表される外部記憶装置上のジャー
ナルファイル(トランザクション履歴ファイル)84に
加えて、半導体記憶装置を用いたジャーナルデータバッ
ファ(トランザクション履歴バッファ)88を設けてい
る。
【0016】CPU81内のオンライン処理部82にお
いてトランザクションを受信すると、逐次トランザクシ
ョン履歴データをトランザクション履歴バッファ88に
記録していく。そして、トランザクション履歴バッファ
88の残量が一定値を下回ったときに、制御部86内の
転送制御手段87により、トランザクション履歴バッフ
ァ88に記録されているトランザクション履歴データを
トランザクション履歴ファイル84に転送する。
【0017】これにより、トランザクション履歴ファイ
ル84に対する物理I/O動作の回数を低減することが
でき、トランザクション履歴データの記録を高速に行う
ことが可能となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た一般に知られているトランザクション履歴ファイルを
複数実装する従来の手法では、トランザクション処理性
能を向上させるために外部記憶装置の増設というハード
ウェア資源の拡張を要し、またシステム構成が大規模化
ないし複雑化してしまうため、高トランザクション処理
性能を実現するために非常にコストがかかるという問題
がある。
【0019】また、前記特開平2−176949号公報
に記載された従来の手法では、信頼性を犠牲にして高速
化を実現するため、高信頼性が要求されるオンライント
ランザクション処理システムには適用できないという問
題がある。
【0020】すなわち、前記特開平2−176949号
公報に記載された従来の手法では、トランザクション履
歴データの記録を半導体記憶装置上のバッファに対して
行い、不揮発性が保証されたトランザクション履歴ファ
イルへの記録はバッファが一杯になるまで行われないた
め、システムダウン等の重度システム障害が発生した場
合に、トランザクション履歴ファイルに書き込まれてい
ないトランザクション履歴データが消失してしまうこと
になる。
【0021】従って、本発明は前述した問題点に鑑みて
なされたものであり、高性能および高信頼性が要求され
るオンライントランザクション処理システムにおいて、
信頼性を低下させることなく、トランザクション履歴デ
ータの記録を高速化し、さらにこれを低コストで実現す
ることができるトランザクション履歴記録システムを提
供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明のトランザクション履歴記録システムは、
一または複数のトランザクション履歴ファイル(図1の
15)を備え、障害発生時にトランザクション履歴ファ
イル(図1の15)に格納されているトランザクション
履歴データを用いてトランザクションデータの回復を行
うオンライントランザクション処理システムにおいて、
トランザクション履歴ファイル(図1の15)およびオ
ンライン処理部(図1の11)という従来の構成に加え
て、複数のプロセス間で共有可能な記憶領域(共有メモ
リ(図1の16))上にトランザクション格納用テーブ
ル(図1の17)を持ち、複数の端末から同時に受信し
たトランザクションデータを、トランザクション格納用
テーブル(図1の17)においてポインタチェーン連結
するトランザクション連結手段(図1の12)と、トラ
ンザクション格納用テーブル(図1の17)上のチェー
ン連結されたトランザクションデータを、一回の物理書
き込み動作によりトランザクション履歴ファイル(図1
の15)に書き込む履歴記録手段(図1の13)と、を
備える。
【0023】また、本発明のトランザクション履歴記録
システムは、履歴記録手段(図1の13)の動作を監視
し、トランザクション履歴ファイル(図1の15)の全
てが書き込み中の場合に、トランザクション連結手段
(図1の12)によるトランザクションデータの連結動
作を停止させる連結抑制手段(図1の14)をさらに備
えたことを特徴とする。
【0024】前述した構成のもとで、本発明のトランザ
クション履歴記録システムによれば、オンライン処理部
(図1の11)は複数の端末からのトランザクションの
到着を監視している。トランザクションが到着すると、
到着した全てのトランザクションデータを共有メモリ
(図1の16)上のトランザクション格納用テーブル
(図1の17)に格納し、トランザクション連結手段
(図1の12)に新規トランザクションの発生を通知す
る。
【0025】トランザクション連結手段(図1の12)
は、トランザクション格納用テーブル(図1の17)上
の新規到着トランザクションデータをポインタチェーン
により連結し、履歴記録手段(図1の13)に対してチ
ェーン連結されたトランザクションデータの書き込みを
要求する。
【0026】履歴記録手段(図1の13)は、トランザ
クション連結手段(図1の12)からの書き込み要求を
受け、チェーン連結された全トランザクションデータを
一回の物理書き込み動作によってトランザクション履歴
ファイル(図1の15)に記録する。書き込みが完了す
ると、履歴記録手段(図1の13)はトランザクション
連結手段(図1の12)に対して書き込み結果を通知す
る。
【0027】また、連結抑制手段(図1の14)は、履
歴記録手段(図1の13)の動作を監視し、実装された
全てのトランザクション履歴ファイル(図1の15)が
書き込み中の場合に、トランザクション連結手段(図1
の12)による連結動作を停止させる。実装されたトラ
ンザクション履歴ファイル(図1の15)のうち、1つ
以上のトランザクション履歴ファイルの書き込みが終了
すると、トランザクション連結手段(図1の12)によ
る連結動作を再開させる。
【0028】以上の動作により、トランザクション履歴
ファイル(図1の15)の書き込み動作中に到着した複
数のトランザクションについて、一回の物理書き込み動
作によりトランザクション履歴ファイル(図1の15)
への記録を完了させることが可能となる。これにより、
トランザクション負荷が増大した場合の外部記憶装置へ
の物理I/O動作の回数が大きく低減し、高トランザク
ション負荷時のスループット性能およびターンアラウン
ド性能を向上させることができる。
【0029】また、実装された全てのトランザクション
履歴ファイル(図1の15)が書き込み中の場合に、ト
ランザクション連結手段(図1の12)による連結動作
を停止させることにより、新規到着トランザクションを
不必要に連結しないようにして、トランザクション履歴
ファイル(図1の15)の書き込み状態に応じてトラン
ザクション履歴ファイル(図1の15)への物理I/O
動作の回数を最適にすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0031】図1は、本発明の実施の形態の全体構成を
示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態の
動作を説明するための図である。
【0032】図1および図2を参照すると、オンライン
処理部11は、端末と1対1に対応する複数の通信パス
21と、パス管理テーブル22と、を保持している。
【0033】パス管理テーブル22は、通信パス毎のイ
ベント監視をオペレーティングシステム(OS)に対し
て要求するためのものである。
【0034】トランザクション格納用テーブル17は、
複数のプロセス間で相互に参照可能な記憶領域(共有メ
モリ16)上に実装される。トランザクション格納用テ
ーブル17は、パス管理テーブル22に対応する端末レ
コードと、ポインタチェーンを管理するための制御情報
を保持している。
【0035】履歴記録手段13は、トランザクション履
歴ファイル15に物理書き込みを行うための書き込み用
バッファ23を備える。
【0036】次に、本発明の実施の形態の動作を説明す
る。
【0037】図2を参照すると、オンライン処理部11
は、パス管理テーブル22を用いてトランザクションの
到着監視を行う。端末からトランザクションが到着した
通信パスについては、オペレーティングシステム(O
S)によってパス管理テーブル22のイベント領域にデ
ータ受信イベントが通知される。
【0038】オンライン処理部11は、トランザクショ
ン連結手段12に対して新規トランザクションの到着を
通知するとともに、パス管理テーブル22においてデー
タ受信イベントがセットされた各通信パスを検索し、ト
ランザクション格納用テーブル17の通信パスに対応す
る端末レコードに受信データを格納する。
【0039】トランザクション連結手段12は、データ
受信イベントの通知を受け、トランザクションデータの
連結を行う。
【0040】図3は、トランザクション連結手段12に
よるトランザクションデータの連結動作を説明するため
のフローチャートである。
【0041】図2および図3を参照すると、まず、次端
末位置格納アドレスの初期値としてチェーン先頭情報格
納領域のアドレスを設定する(ステップ301)。
【0042】次に、パス管理テーブル22から受信イベ
ントが発生している通信パスを検索し(ステップ30
2)、検索された通信パスがあるか否かを確認する(ス
テップ303)。
【0043】通信パスが検索された場合には(ステップ
303)、検索された通信パスに対応する端末レコード
を認識し、この端末レコードの開始アドレスを、次端末
位置格納アドレスが指す領域に設定する(ステップ30
4)。ここで、ステップ301において次端末位置格納
アドレスの初期値としてチェーン先頭情報格納領域のア
ドレスが設定されるため、チェーン先頭情報格納領域に
現在の端末レコードの開始アドレスが格納されることに
なる。
【0044】次に、次端末位置格納アドレスを、現在の
端末レコードのチェーン情報格納領域のアドレスに変更
し(ステップ305)、ステップ302から処理を繰り
返す。このようにすることにより、次回のステップ30
4の処理においては、現在の端末レコードのチェーン情
報格納領域に、次に検索された通信パスに対応する端末
レコードの開始アドレスが格納される。
【0045】受信イベントが発生している通信パスが検
索できる間、前述したステップ302ないしステップ3
05の処理を繰り返し、検索される通信パスがなくなっ
た場合には(ステップ303)、次端末位置格納アドレ
スが指す領域にチェーン終端記号を格納する(ステップ
306)。
【0046】以上の動作により、チェーン先頭情報格納
領域から始めて、トランザクションが到着した各端末レ
コードのチェーン情報格納領域を連結するポインタチェ
ーンが構成されることになる。
【0047】図2を参照すると、以上のようにして連結
動作が完了した際には、トランザクション連結手段12
は、チェーン先頭情報格納領域のアドレスを履歴記録手
段13に通知し、トランザクション履歴データの書き込
みを要求する。
【0048】履歴記録手段13は、トランザクション履
歴データの書き込み要求を受けると、図4に示す手順に
よってチェーン連結されたトランザクションデータを書
き込み用バッファ23上に再構成する。
【0049】図4は、履歴記録手段13によるチェーン
連結されたトランザクションデータの再構成動作を説明
するためのフローチャートである。
【0050】図2および図4を参照すると、まず、書き
込み用バッファ23を初期化する(ステップ401)。
次に、チェーン先頭情報格納領域に格納されているアド
レスが指す端末レコードを、処理中端末レコードの初期
値として設定する(ステップ402)。
【0051】そして、処理中端末レコードの受信データ
格納領域の内容を、書き込み用バッファ23の空きエリ
アに転送した後(ステップ403)、処理中端末レコー
ドのチェーン情報=チェーン終端記号であるか否かを判
断し(ステップ404)、チェーン終端記号でない場合
には、ステップ405の処理に進み、処理中端末レコー
ドのチェーン情報格納領域に格納されたアドレスが指す
端末レコードを、新しい処理中端末レコードとして認識
し、ステップ403からの処理を繰り返す。
【0052】なお、ステップ404において、処理中端
末レコードのチェーン情報格納領域にチェーン終端記号
を検出した場合には、チェーン連結されたトランザクシ
ョンデータの再構成を終了する。
【0053】図2を参照すると、履歴記録手段13は、
書き込み用バッファ23上に再構成された複数のトラン
ザクションデータを、トランザクション履歴ファイル1
5に対して一回の物理書き込み動作によって記録する。
トランザクション履歴データの記録が完了すると、履歴
記録手段13はトランザクション連結手段12に対して
書き込み結果を通知する。さらに、トランザクション連
結手段12は、通知された書き込み結果をオンライン処
理部11に返す。
【0054】また、連結抑制手段14は、履歴記録手段
13の動作状態を監視し、履歴記録手段13によってシ
ステムに実装された全てのトランザクション履歴ファイ
ル15に対して物理書き込み動作が行われている場合に
は、トランザクション連結手段12による連結動作を停
止させる。その後、1つ以上のトランザクション履歴フ
ァイル15について書き込み動作が終了すると、連結抑
制手段14はトランザクション連結手段12による連結
動作を再開させる。
【0055】
【実施例】次に、前述した本発明の実施の形態をより具
体的に説明するために、本発明の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0056】
【実施例1】まず、本発明の第1の実施例について説明
する。
【0057】図5は、本発明の第1の実施例を説明する
ための図である。なお、本実施例においては、UNIX
オペレーティングシステム(OS)を用いてトランザク
ション履歴記録システムを構築するものとする。
【0058】図5を参照すると、図1および図2に示し
たオンライン処理部11、トランザクション連結手段1
2と同一の機能を有するオンライン処理部11a、トラ
ンザクション連結手段12aの各機構を、1つのトラン
ザクション処理プロセス(#1)51a上に実装する。
【0059】また、UNIX等のオペレーティングシス
テム(OS)では、1プロセスあたりの最大通信パス数
がOSの諸元値により制限されるため、トランザクショ
ン処理プロセスを多重化することによって、端末数の多
い大規模オンライントランザクション処理システムへの
適用を可能にする。なお、図5の場合には、2プロセス
(トランザクション処理プロセス(#1)51aおよび
(#2)51b)を実装することにより、約500端末
との接続を可能にしている。
【0060】オンライン処理部11a、11bおよびト
ランザクション連結手段12a、12bの多重化に伴
い、共有メモリ上のトランザクション格納用テーブル1
7a、17bについても、プロセスの数だけ分散して実
装する。
【0061】図1および図2に示した履歴記録手段13
と同一の機能を有する履歴記録手段13aは独立したト
ランザクション履歴記録プロセス(#1)53a上に実
装し、磁気ディスク等を用いたトランザクション履歴フ
ァイル15aと1対1に対応づける。なお、図5の場合
には、履歴記録手段とトランザクション履歴ファイルと
を2組(履歴記録手段13aとトランザクション履歴フ
ァイル15a、履歴記録手段13bとトランザクション
履歴ファイル15b)実装し、トランザクション処理プ
ロセス(#1)51a、(#2)51bとトランザクシ
ョン履歴記録プロセス(#1)53a、(#2)53b
との間の通信方式としてメッセージキュー52を用いる
ことにより、前述した従来の技術の場合と同様にトラン
ザクション履歴データの平均記録時間を短縮する手法を
適用する。
【0062】また、図1および図2に示した連結抑制手
段14に対応する構成要素として、本実施例では、トラ
ンザクション連結手段12a、12bと1対1に対応づ
けられた応答受信用メッセージキュー54a、54bを
備える。
【0063】次に、本発明の第1の実施例の動作を説明
する。
【0064】図5を参照すると、トランザクション処理
プロセス(#1)51a、(#2)51bは、各々に接
続された端末からの到着トランザクションを監視し、受
信データをトランザクション格納用テーブル17a、1
7bに格納する。同時に、図3に示した手順に従ってそ
れぞれのトランザクション格納用テーブル17a、17
b上でポインタチェーンを構成し、要求送信用メッセー
ジキュー52に対してトランザクション履歴データの記
録要求を送信する。トランザクション処理プロセス(#
1)51a、(#2)51bは、トランザクション履歴
データの記録要求を送信すると、それぞれの応答受信用
メッセージキュー54a、54bに対して読み出し動作
を行う。これにより、トランザクション処理プロセス
(#1)51a、(#2)51bは、トランザクション
履歴記録プロセス(#1)53a、(#2)53bでの
トランザクション履歴データの記録動作が完了するまで
の間、トランザクションデータの連結動作がブロックさ
れることになる。
【0065】一方、トランザクション処理プロセス(#
1)51a、(#2)51bによって送信されたトラン
ザクション履歴データの記録要求は、先入れ先出し(F
IFO)の原則に従い、要求送信用メッセージキュー5
2に蓄積される。
【0066】トランザクション履歴記録プロセス(#
1)53a、(#2)53bは、それぞれが同じ要求送
信用メッセージキュー52からの読み出し動作を行って
いる。要求送信用メッセージキュー52に到着したトラ
ンザクション履歴データの記録要求は、トランザクショ
ン履歴プロセス(#1)53a、(#2)53bのいず
れか一方により引き取られ、図4に示した手順に従って
一括してトランザクション履歴ファイル15aまたは1
5bに書き込まれる。
【0067】トランザクション履歴データの書き込みが
完了すると、トランザクション履歴記録プロセス(#
1)53aまたは(#2)53bは、トランザクション
履歴データの記録要求の送信元のトランザクション処理
プロセス(#1)51aまたは(#2)51bに対応す
る応答受信用メッセージキュー54aまたは54bに対
して書き込み結果の応答を送信する。
【0068】
【実施例2】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0069】図6は、本発明の第2の実施例を説明する
ための図である。
【0070】図6を参照すると、本実施例においては、
図1および図2に示したトランザクション連結手段12
をプロセス内連結手段12a′、12b′とプロセス間
連結手段61の2段階の連結ユニットから構成する。
【0071】また、前述した第1の実施例においてメー
セージキューを利用していたトランザクション処理プロ
セス(#1)51a、(#2)51bとトランザクショ
ン履歴記録プロセス(#1)53a、(#2)53bと
の間の通信方式を、コネクション型通信方式(ソケッ
ト)に変更し、さらに二次連結プロセス65を経由して
通信を行う形態とする。
【0072】さらに、図1および図2に示したトランザ
クション格納用テーブル17の変形例として、記録要求
連結テーブル62を共有メモリ上に備える。
【0073】これに加え、図1および図2に示した連結
抑制手段14として、書き込み可能装置カウンタ64
と、共有メモリ上のファイル状態テーブル63を実装す
る。なお、書き込み可能装置カウンタ64は、実装され
たトランザクション履歴ファイル数を初期値とする計数
セマフォである。
【0074】トランザクション履歴記録プロセス(#
1)53a、(#2)53bは、磁気ディスクへの物理
書き込み動作を行うにあたり、書き込み可能装置カウン
タ64をロック(“1”を減算)し、ファイル状態テー
ブル63の当該ファイルステータスを“BUSY”に変
更する。また、磁気ディスクへの書き込みが終了する
と、ファイル状態テーブル63の当該ファイルステータ
スを“IDLE”に戻し、書き込み可能装置カウンタ6
4をアンロック(“1”を加算)する。この制御を行う
ことにより、実装された全てのトランザクション履歴フ
ァイルが書き込み中の間は書き込み可能装置カウンタ6
4のセマフォ値は“0”となる。
【0075】トランザクション処理プロセス(#1)5
1a、(#2)51bのそれぞれは、受信したトランザ
クションデータをポインタチェーン連結した後、トラン
ザクション履歴データの記録要求を二次連結プロセス6
5に対して送信する。二次連結プロセス65は、トラン
ザクション処理プロセス(#1)51a、(#2)51
bからのトランザクション履歴データの記録要求の到着
監視に先立ち、書き込み可能装置カウンタ64のロック
操作を行う。
【0076】ここで、全てのトランザクション履歴ファ
イル15a、15bが書き込み中の場合には、二次連結
プロセス65は処理がブロックされるが、この間もトラ
ンザクション処理プロセス(#1)51a、(#2)5
1bのうちトランザクション履歴データの記録要求未送
信のプロセスは、受信したトランザクションデータをポ
インタチェーン連結し、トランザクション履歴データの
記録要求を二次連結プロセス65に送信することができ
る。
【0077】1つ以上のトランザクション履歴ファイル
15a、15bについて書き込みが終了した時点で、二
次連結プロセス65は処理の続行が可能となるため、書
き込み可能装置カウンタ64をアンロック後、トランザ
クション処理プロセス(#1)51a、(#2)51b
からのトランザクション履歴データの記録要求の到着監
視を行う。二次連結プロセス65は、記録要求連結テー
ブル62を用いて、図3に示した手順に従ってトランザ
クション履歴データの記録要求のポインタチェーン連結
を行い、ファイル状態テーブル63においてファイルス
テータスが“IDLE”のトランザクション履歴記録プ
ロセス(#1)53aまたは(#2)53bに対し、チ
ェーン連結記録要求を送信する。
【0078】トランザクション履歴記録プロセス(#
1)53a、(#2)53bは、図4に示した手順に従
って記録要求連結チェーン、さらにトランザクション連
結チェーンを辿っていくことで、連結トランザクション
を再構成し、一回の物理書き込み動作にてトランザクシ
ョン履歴ファイル15a、15bに記録を行うことがで
きる。
【0079】書き込みが完了すると、トランザクション
履歴記録プロセス(#1)53a、(#2)53bは二
次連結プロセス65に書き込み結果を通知する。さらに
二次連結プロセス65は、記録要求連結チェーンに従っ
て送信元の各トランザクション処理プロセス(#1)5
1a、(#2)51bに書き込み結果の通知を行う。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トランザクション履歴データの記録を不揮発性の保証さ
れた磁気ディスクに対して行うという原則は崩さずに、
最も時間のかかる物理書き込み動作の回数を低減させる
ことができるため、チェーン連結された複数のトランザ
クションデータを1回の物理書き込み動作でトランザク
ション履歴ファイルに記録することで、信頼性を低下さ
せることなくトランザクション履歴データの記録を高速
化することができる。
【0081】また、本発明によれば、トランザクション
履歴ファイルの装置を複数実装する従来の手法のように
外部記憶装置の増設を必要としないため、単純にトラン
ザクション履歴ファイルを複数実装する従来の手法に比
べて、より低いコストでトランザクション処理性能の向
上を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の実施の形態の動作を説明するための図
である。
【図3】本発明の実施の形態におけるトランザクション
連結手段によるトランザクションデータの連結動作を説
明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における履歴記録手段によ
るチェーン連結されたトランザクションデータの再構成
動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例を説明するための図であ
る。
【図7】従来の手法の一例を概念的に説明するための図
である(トランザクション履歴ファイルの物理装置数と
トランザクション履歴データの記録時間との関係を示
す)。
【図8】従来の手法(特開平2−176949号公報)
の概要を説明するための図である。
【符号の説明】
11、11a、11b オンライン処理部 12、12a、12b トランザクション連結手段 12a′、12b′ プロセス内連結手段 13、13a、13b 履歴記録手段 14 連結抑制手段 15、15a、15b トランザクション履歴ファイル 16 共有メモリ 17、17a、17b トランザクション格納用テーブ
ル 21 通信パス 22 パス管理テーブル 23 書き込み用バッファ 51a、51b トランザクション処理プロセス#1、
#2 52 要求送信用メッセージキュー 53a、53b トランザクション履歴記録プロセス#
1、#2 54a、54b 応答受信用メッセージキュー 61 プロセス間連結手段 62 記録要求連結テーブル 63 ファイル状態テーブル 64 書き込み可能装置カウンタ 65 二次連結プロセス 81 CPU 82 オンライン処理部 84 ジャーナルファイル(トランザクション履歴ファ
イル) 86 制御部 87 転送制御手段 88 ジャーナルデータバッファ(トランザクション履
歴バッファ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−237540(JP,A) 特開 平5−127966(JP,A) 特開 平7−44440(JP,A) 特開 平2−176949(JP,A) 特開 平3−20839(JP,A) 特開 平4−205632(JP,A) 特開 平4−209044(JP,A) 特開 平4−260946(JP,A) 特開 平5−313977(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一または複数のトランザクション履歴ファ
    イルを備え、障害発生時に前記トランザクション履歴フ
    ァイルに格納されているトランザクション履歴データを
    用いてトランザクションデータの回復を行うオンライン
    トランザクション処理システムにおいて、 所定の記憶領域上にトランザクション格納用テーブルを
    持ち、 複数の端末から同時に受信したトランザクションデータ
    を、前記トランザクション格納用テーブルにおいてポイ
    ンタチェーン連結するトランザクション連結手段と、 前記トランザクション格納用テーブル上のチェーン連結
    されたトランザクションデータを、一回の物理書き込み
    動作により前記トランザクション履歴ファイルに書き込
    む履歴記録手段と、を備え、前記所定の記憶領域を複数のプロセス間で共有可能と
    前記トランザクション連結手段が、複数のトランザクシ
    ョン処理プロセスについてのプロセス内連結手段および
    プロセス間連結手段の2段階の連結ユニットにより構成
    されてなる、 ことを特徴とするトランザクション履歴記
    録システム。
  2. 【請求項2】前記履歴記録手段の動作を監視し、前記一
    または複数のトランザクション履歴ファイルの全てが書
    き込み中の場合に、前記トランザクション連結手段によ
    るトランザクションデータの連結動作を停止させる連結
    抑制手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のトラ
    ンザクション履歴記録システム。
  3. 【請求項3】前記連結抑制手段が、計数セマフォを利用
    して構成されてなる、ことを特徴とする請求項記載の
    トランザクション履歴記録システム。
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