JP2854015B2 - ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents
ポリアセタール樹脂組成物Info
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Description
しくは、ポリアセタールと熱可塑性ポリウレタンをポリ
イソシアネート化合物又は変性体の存在下で溶融混練処
理してなる高い衝撃強度、耐屈曲性を有し、表面剥離が
なく、金型付着物等が極めて少ない成形品を提供しうる
ポリアセタール樹脂組成物に関する。
気的性質などの物理的性質、或いは耐薬品性、耐熱性な
どの化学的特性が優れた代表的なエンジニアリング樹脂
として、近年極めて広汎な分野において利用されてい
る。しかし、ポリアセタール樹脂が利用される分野の拡
大に伴い、その材料としての性質にも、更に一層の改良
が要求されてきている。
に用いる成形品には広い温度範囲で高度の耐衝撃性を付
与することが望まれている。ところでポリアセタール樹
脂の耐衝撃性を向上する手段の一つとして従来より衝撃
性改良剤として熱可塑性ポリウレタンの添加配合が提案
されている(例えば特開昭59−145243号,61−19652号公
報)。
撃性の面では一応望ましい性質を有するポリアセタール
樹脂組成物が得られるものの、反面ポリアセタールと熱
可塑性ポリウレタンとの界面の密着性が不十分であるた
めに、本来ポリウレタンが有する耐衝撃性改良の効果を
十分に発揮させることができないのみならず、特に成形
品のウエルド部の強度が著しく低いこと、さらには、成
形品表面でポリアセタールとポリウレタンの剥離現象を
生じ、成形品の外観を著しく損なったり、成形時に金型
にポリアセタール又はポリウレタンの分解生成物あるい
は剥離した物質が堆積することにより、寸法不良を生じ
たり、成形作業の効率を悪化させる等の欠点を有するも
のであり、その改善が望まれていた。
脂組成物を得るべく鋭意研究の結果、ポリアセタール樹
脂と熱可塑性ポリウレタンとをイソシアネート基を少な
くとも2個有する化合物の存在下で溶融処理することに
より前記の欠点が解消され、かつ耐衝撃性の優れたポリ
アセタール樹脂組成物が得られることを見出し、本発明
を完成するに至ったものである。
量%)と、(B)熱可塑性ポリウレタン(3〜50重量
%)を(C)ポリイソシアネート化合物又はそれらの変
性体0.1〜10重量%(何れも対A+B)の存在下で溶融
混練処理してなるポリアセタール樹脂組成物に関するも
のである。
シメチレン基(−CH2O−)を主たる構成単位とする高分
子化合物で、ポリオキシメチレンホモポリマー、オキシ
メチレン基以外に他の構成単位を少量含有するコポリマ
ー(ブロックコポリマーを含む)、ターポリマーの何れ
にてもよく、又分子が線状のみならず分岐、架橋構造を
有するものであってもよい。
合、もしくはホルムアルデヒドの環状三量体であるトリ
オキサンの重合により製造される。通常、末端キャップ
により、熱分解に対して安定化されている。
式: (式中、R1およびR2はそれぞれ水素、低級アルキルおよ
びハロゲン置換低級アルキル基よりなる群から選ばれ、
各R3はメチレン、オキシメチレン、低級アルキルおよび
ハロアルキル置換メチレン、ならびに低級アルキルおよ
びハロアルキル置換オキシメチレン基よりなる群から選
ばれ、nは0〜3の整数であり、各低級アルキル基は炭
素数1〜2のものである)で示される基が散在してな
る、数平均分子量が5,000以上、融点が150℃以上の高分
子化合物である。特に好ましいコポリマーはオキシエチ
レン基(−O−CH2−CH2−)を有するコポリマーであ
る。
レタンは、下記(i),(ii)及び(iii)を構成成分
とする反応生成物である。
はポリアミン ここで熱可塑性ポリウレタン(B)を構成する(i)
のジイソシアネート化合物とは、例えば、1,4−ブチレ
ンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシア
ネート、シクロペンチレン−1,3−ジイソシアネート、
4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、シクロヘキシレン−1,4−
ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソ
シアネートと2,6−トリレンジイソシアネートとの異性
体混合物、4,4′−メチレンビス(フェニルイソシアネ
ート)、2,2−ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシア
ネート、p−フェニレンジイソシアネート、m−フェニ
レンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、1,
4−ナフチレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルジイソシアネート、
アゾベンゼン−4,4′−ジイソシアネート、m−または
p−テトラメチルキシレンジイソシアネートおよび1−
クロロベンゼン−2,4−ジイソシアネートを包含する。
好ましくは4,4′−メチレンビス(フェニルイソシアネ
ート)、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4−
トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト等である。
(ii)高分子量ポリオールは分子量が500〜5000、好ま
しくは1000〜3000で、ポリウレタン(B)の軟質セグメ
ントを形成する成分である。かかる高分子量ポリオール
としては主として両末端に水酸基を有するポリエステル
ジオール(ポリ炭酸エステルジオールを含む)、ポリエ
ーテルジオール等であり、その一部少量がトリオール等
であってもよい。
の2価のアルコールと1種又は2種以上のジカルボン酸
とのポリエステルジオールである。これを構成する適当
なジカルボン酸は、アジピン酸、コハク酸、セバシン
酸、スベリン酸、メチルアジピン酸、グルタル酸、ピメ
リン酸、アゼライン酸、チオジプロピオン酸およびシト
ラコン酸および少量の芳香族ジカルボン酸を含有する混
合物等が挙げられる。又他の構成成分としての適当な2
価のアルコールは、1,3−または1,2−プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2
−メチルペンタンジオール、1,5−ジエチレングリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ペンタンジオール、
1,12−ドデカンジオールおよびそれらの混合物等が挙げ
られる。
カーボネート、たとえば、ε−カプロラクトンおよび3
−ヒドロキシル酪酸をポリエステルジオールの構成成分
とすることもできる。
ジオール、ポリラクトンのジオール及びポリ炭酸エステ
ルのジオールである。
2種以上のアルキレングリコール、たとえば、エチレン
グリコール、1,2−または1,3−プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオールおよび1,5−ペンタンジオール、お
よびそれらの混合物等の縮合生成物である。適当なポリ
アルキレンエーテルグリコールはテトラヒドロフランか
らも製造することができる。さらに、ポリエーテルジオ
ールは、コモノマー、ことに不規則コモノマー又はブロ
ックコモノマーとして、エチレンオキシド、プロピレン
オキシドおよび/またはテトラヒドロフラン(THF)か
ら誘導されたエーテルグリコールであってもよく、少量
の3−メチルTHFとのTHFポリエーテルコポリマーを使用
することもできる。
メチレンエーテル)グリコール(PTMEG)、ポリ(プロ
ピレンオキシド)グリコール、プロピレンオキシドとエ
チレンオキシドとのコポリマー、およびテトラヒドロフ
ランとエチレンオキシドとのコポリマーであり、より好
ましくはポリ(テトラメチレンエーテル)グリコールで
ある。
化水素であるもの、例えば、ポリブタンジオールであっ
てもよい。
(iii)分子量60〜500の低分子量ポリオール及び/又は
ポリアミンは、主として脂肪族直鎖ジオール又はジアミ
ン、或いは芳香族ジオール又はジアミンから選ばれた少
なくとも1種又はそれ以上で、一部少量のトリオールを
含有していてもよい。この成分はポリウレタン(B)の
硬質セグメントとなり、又、鎖延長、架橋の役割を果た
すものである。
ジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セリン、ヘキサントリオール、トリメチロールプロパ
ン、ハイドロキノンジエチロールエーテル、レゾルシン
エチロールエーテル等が挙げられる。又、ポリアミンと
しては、ジフェニルメタンジアミン、m−フェニレンジ
アミン又はこれらの誘導体等が挙げられる。より好まし
くはエチレングリコール、プロピレングリコール、1,2
−エタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、グリセリン、ハイドロキノンジエチロール
エーテル、レゾルシンジエチロールエーテル又はこれら
の誘導体である。
(B)は、高分子量ポリオール(ii)1当量に対して、
低分子量ポリオール及び/又はポリアミン(iii)が約0
2〜5当量の範囲内の量で構成されたポリウレタンが好
ましく、(ii)成分の多い程軟質となり組成物の硬度に
影響する。
タンの配合比(重量比)はA:B=97〜50:3〜50である。
熱可塑性ポリウレタン(B)の溶融混練処理に際して、
ポリイソシアネート化合物又はそれらの変性体(C)、
好ましくはジイソシアネート化合物又はそれらの変性体
を存在せしめた点に特徴がある。
合物(C)としては、一般式O=C=N−R−N=C=
O(R:2価の基)で表される化合物及びそれらの変性体
である。
ート)、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、1,
6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート及び
これらの二量体、三量体、さらにはイソシアネート基
(−NCO)が何らかの形で保護されている化合物等いず
れも有効であるが、溶融処理時の変色度等の諸性質、あ
るいは取り扱い上の安全性を考慮すると、4,4′−メチ
レンビス(フェニルイソシアネート)、イソホロンジイ
ソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4−トリレンジ
イソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネートなら
びにこれらの二量体、三量体等の変性体(又は誘導体)
が特に好ましい。
際、存在することにより、本発明の目的である広い温度
範囲で高い耐衝撃性をあたえ、しかも更に靱性、耐屈曲
性を向上し、成形品のウエルド部の強伸度が向上し、成
形品表面の層剥離現象をなくし、又、金型付着物の低減
等に対して、(A)及び(B)のみでは得られない顕著
な効果を発現するのである。
が溶融処理時にポリアセタール樹脂(A)及び/又は熱
可塑性ポリウレタン(B)と反応し、場合により、一部
三次元化構造をとり、(A),(B)両者の親和性を高
め或いは界面の密着性向上に寄与しているものと推察さ
れる。
(A)+(B)に対し0.1〜10重量%の範囲である。
(C)成分の配合される量が少ないとポリアセタール樹
脂とポリウレタンの界面を密着させるのに十分な効果を
発揮せず、前記の効果がなくなる 一方、このポリイソシアネート化合物が多くなるに伴
い、ポリアセタール樹脂組成物の流動性が低下し成形性
等に問題を生じる。よって本発明においては樹脂成分
(A+B)に対して、(C)成分が0.1〜10重量%、好
ましくは0.3〜5重量%が配合処理されるものである。
て安定性を補強することが望ましい。使用される安定剤
としては(D)酸化防止剤、(E)耐熱安定剤(分解防
止剤)、(F)耐候(光)安定剤等が特に重要である。
よる分解を防止するもので、立体障害性フェノール又は
アミン類が用いられ、この例を示すと、2,2′メチレン
ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、ヘキ
サメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、テトラキス〔メ
チレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロ
シンナメート)〕メタン、トリエチレングリコール−ビ
ス−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
ベンジル)ベンゼン、n−オクタデシル−3−(4′−
ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェノール)プ
ロピオネート、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブ
チルフェノール)、4,4′−ブチリデン−ビス−(6−
t−ブチル−3−メチル−フェノール)、2,2′−チオ
ジエチル−ビス−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジ−ステアリル
−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホス
ホネート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5
−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェ
ニルアクリレートの少なくとも一種又は二種以上を使用
することができる。
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナ
メート)、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)〕メタン、ト
リエチレングリコール−ビス−3−(3−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート
は特に好ましい物質である。これらは一種又は二種以上
を本発明の組成物に対し0.01〜3重量%(組成物全量
中)の範囲で加えることが出来る。
を捕捉して、これらに起因する障害(分解等)を除去す
る作用を有するもので、例えば、アンモニウムまたはア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、無機
塩、カルボン酸の如き有機酸の塩、アルコキシド、各種
アルキル又はアルコキシルアミンの如きアミン化合物、
ジシアンジアミド、もしくはメラミン又はそれらの誘導
体の如きアミジン化合物、アルキルアミドやポリアミド
の如きアミド化合物、ポリビニルピロリドンの如き他の
窒素含有有機高分子化合物等があげられる。この種の安
定剤も本発明の組成物に対し0.01〜3重量%(組成物全
量中)が適当であり、これらの耐熱安定剤(E)は前記
酸化防止剤(D)と併用することにより、特に安定した
組成物を得るのに有効である。
露に対する分解を抑制するもので、ベンゾトリアゾール
系物質、ベンゾフェノン系物質、芳香族ベンゾエート系
物質、ヒンダードアミン系物質(立体障害性基を有する
ピペリジン誘導体)等であり、これらの一種又は二種以
上を混合併用するのが有効である。
る。即ち、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチル−フ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ
−3′,5′−ジ−t−ブチル−フェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキ
シ−3′,5′−ジ−イソアミル−フェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス−(α,
α−ジメチルベンジル)フェニル〕ベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−4′−オクトキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2,4−ジヒドロキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、
2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ、4−メトキシ−5−スルホベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−オキシベンジルベンゾ
フェノン、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−
オクチルフェニルサルシレート、2−エチルヘキシル−
2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、エチル
−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレート、N−
(2−エチル−フェニル)−N′−(2−エトキシ−5
−t−ブチルフェニル)蓚酸ジアミド、N−(2−エチ
ル−フェニル)−N′−(2−エトキシ−フェニル)蓚
酸ジアミド等である。
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ステアロ
イルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−
アクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、4−メトシキ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジ
ン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン、4−シクロヘキシルオキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、4−フェノキシ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、4−ベンジルオキシ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン、4−(フェニルカルバモイオ
キシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)オギザレー
ト、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
マロネート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)アジペート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,6−
テトラメチル−4−ピペリジル)テレフタレート、1,2
−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルオキ
シ)エタン、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)ヘキサメチレン−1,6−ジカルバメート、ビス
(1−メチル、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)アジペート、トリス(2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)ベンゼン−1,3,5−トリカルボキシレー
ト等である。
コハク酸ジメチル・1−(2−ヒドロキシエチル)−4
−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮
合物等も有効である。
(全組成物中)が適当である。
おいては特に(F)の耐候(光)安定剤の使用が望まし
く、又、これら耐候(光)安定剤を前記の酸化防止剤や
耐熱安定剤と併用することは本発明の組成物に対して安
定性の見地から特に好ましい。
物性を改善するため、公知の各種の添加物を配合し得
る。添加物の例を示せば、各種の着色剤、滑剤、離型
剤、核剤、界面活性剤、異種ポリマー、有機高分子改良
剤及び無機、有機、金属等の繊維状、粉粒状、板状のフ
ィラーが挙げられ、これらの1種又は2種以上混合使用
できる。
及び(B)成分を、(C)成分の存在下で溶融混練処理
することによって調製される。処理条件は(A)成分の
融点以上、270℃以下の温度で少なくとも30秒以上混練
することが望ましい。調製法の具体的態様は特に限定す
るものではなく、一般に合成樹脂組成物又はその成形品
の調製法として公知の設備と方法により調製することが
できる。即ち、必要な成分を混合し、1軸又は2軸の押
出機又はその他の溶融混練装置を使用して混練し、成形
用ペレットとした後成形することができる。また、各成
分の分散混合をよくするため、樹脂成分の一部又は全部
を微粉砕し、混合して溶融押出した後、そのペレットを
形成する方法、或いは組成物を構成する成分の一部(例
えは(C)成分と(A)成分の一部)を予め溶融混練し
(マスターバッチ)、これを残りの他の成分と更に混練
して所定の成分の組成物又は成形品とする方法等は更に
本発明の効果を高める為、好ましい。
如く優れた物性を示すものであるが、組成物調製後、又
は成形後、80℃以上の温度にて熱処理することは更にそ
の物性を改良し安定化するのに有効である。
階で加えてもよく、又最終成形品を得る直前で、添加、
混合することも勿論可能である。
形、圧縮成形、真空成形、吹込成形、発泡成形のいずれ
によっても成形可能である。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(ポリプラスチック(株)、商品名「ジュラコン」)と
(B)熱可塑性ポリウレタン〔日本ミラクトラン(株)
製、商品名「ミラクトラン」〕を(C)ポリイソシアネ
ート化合物の存在下で混合した後、2軸押出機を用い
て、樹脂温度210℃で溶融混練処理し、ペレット状の組
成物を調製した。次いでこのペレットを用い、射出成形
により試験片を作成し、評価を行った。
とポリイソシアネート化合物(10重量部)を混合した
後、2軸押出機を用いて、樹脂温度210℃で予め溶融混
練し、ポリイソシアネートを高濃度で含むペレットを調
製した。次いでこのペレットの所定量を残りのポリアセ
タール樹脂及びポリウレタンと混合し、実施例4と同様
の組成となるように溶融混練処理してペレット状の組成
物を調製後、射出成形により試験片を作成し、評価を行
った。
ても評価を行った。結果を表1に示す。尚、評価項目及
び評価方法は下記の通りである。
ッチ付アイゾット衝撃強度(kg・cm/cm)を測定した。
形し、ウエルド部の強度(kg/cm2)及び伸度(%)を測
定した。
ト)し、金型キャビティー内部、外周部の付着物(いわ
ゆるモールドデポジット)を目視で判定した。結果は付
着物の量に応じ1〜5段階に分け、最もよいものを1、
悪いものを5とした。
層剥離の状況、色むらを目視にて観察して評価した。
℃,50%RHの環境下で180度(第1図矢印の方向)屈曲さ
せた時の耐久性を評価した。
察し、次に示す5段階で評価し、その平均点を示す。
力性は保持 4:屈曲部が折れ表層部のみでつながったもの 5:破断したもの 〔発明の効果〕 以上の説明及び実施例により明らかなように、ポリア
セタール樹脂と熱可塑性ポリウレタンを特定のポリイソ
シアネート化合物の存在下で溶融混練処理させてなる本
発明の組成物は、ポリイソシアネート化合物等を用いな
いで、単にポリアセタール樹脂と熱可塑性ポリウレタン
を溶融混合した従来の組成物に比べ、各成分の親和性が
向上し、成形品の表面層剥離がなく、成形時の金型付着
物がなく、ウエルド強伸度、屈曲抵抗が大巾に改善、向
上し、しかも広い温度範囲で優れた耐衝撃性を有し、自
動車部品等(例えばクリップ、ファスナー、外装、ホイ
ルカバー等)に好適に使用し得るものである。
た試験片の略示図であり、(a)は平面図、(b)は正
面図、(c)は屈曲部の拡大図である。
Claims (14)
- 【請求項1】(A)ポリアセタール樹脂(97〜50重量
%)と、(B)熱可塑性ポリウレタン(3〜50重量%)
を(C)ポリイソシアネート化合物又はそれらの変性体
0.1〜10重量%(何れも対A+B)の存在下で溶融混練
処理してなるポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項2】(A)ポリアセタール樹脂がオキシメチレ
ン基を主たる構成単位とするオキシメチレンホモポリマ
ー、オキシメチレンコポリマー(ブロックコポリマーを
含む)、オキシメチレングラフト又は架橋ポリマーから
なる群より選ばれた1種以上である請求項1記載のポリ
アセタール樹脂組成物。 - 【請求項3】(C)ポリイソシアネート化合物又はそれ
らの変性体がジイソシアネート又はそれらの二量体、三
量体である請求項1又は2記載のポリアセタール樹脂組
成物。 - 【請求項4】(C)ポリイソシアネート化合物又はその
変性体が、4,4′−メチレンビス(フェニルイソシアネ
ート)、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフタレ
ンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシア
ネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレ
ンジイソシアネート並びにこれらの二量体、三量体から
なる群より選ばれた1種以上を含む請求項1〜3の何れ
か1項記載のポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項5】(B)熱可塑性ポリウレタンが下記
(i)、(ii)及び(iii)より構成された生成物であ
る請求項1〜4の何れか1項記載のポリアセタール樹脂
組成物。 (i)ジイソシアネート化合物 (ii)分子量が500〜5000の高分子量ポリオール (iii)分子量が60〜500の低分子量ポリオール及び/又
はポリアミン - 【請求項6】(B)熱可塑性ポリウレタンを構成する
(i)ジイソシアネート化合物が4,4′−メチレンビス
(フェニルイソシアネート)、1,6−ヘキサメチレンジ
イソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネートからなる群より選ばれた1種
である請求項5記載のポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項7】(B)熱可塑性ポリウレタンを構成する
(ii)高分子量ポリオールの分子量が1000〜3000である
請求項5記載のポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項8】(B)熱可塑性ポリウレタンを構成する
(ii)高分子量ポリオールが主としてポリエステルジオ
ール及びポリエーテルジオールの1種又は2種以上であ
る請求項5又は7記載のポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項9】(B)熱可塑性ポリウレタンを構成する
(ii)高分子量ポリオールが主としてポリアジピン酸エ
ステルのジオール、ポリアルキレンエーテルのジオー
ル、ポリラクトンのジオール及びポリ炭酸エステルのジ
オールから選ばれた1種又は2種以上である請求項5、
7又は8記載のポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項10】(B)熱可塑性ポリウレタンを構成する
(iii)分子量60〜500の低分子量ポリオール及び/又は
ポリアミンが主として脂肪族ジオール又はジアミン、芳
香族ジオール又はジアミンよりなる請求項5記載のポリ
アセタール樹脂組成物。 - 【請求項11】(B)熱可塑性ポリウレタンを構成する
(iii)分子量60〜500の低分子量ポリオールがエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,2−エタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
グリセリン、ハイドロキノンジエチロールエーテル、レ
ゾルシンジエチロールエーテル又はこれらの誘導体であ
る請求項5又は10記載のポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項12】更に(D)酸化防止剤 0.01〜3重量%
(全組成物中)を配合してなる請求項1〜11の何れか1
項記載のポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項13】更に(E)耐熱安定剤 0.01〜3重量%
(全組成物中)を配合してなる請求項1〜12の何れか1
項記載のポリアセタール樹脂組成物。 - 【請求項14】更に(F)耐候(光)安定剤 0.01〜3
重量%(全組成物中)を配合してなる請求項1〜13の何
れか1項記載のポリアセタール樹脂組成物。
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