JP2849679B2 - 輪転機の紙通しガイドの分岐装置 - Google Patents
輪転機の紙通しガイドの分岐装置Info
- Publication number
- JP2849679B2 JP2849679B2 JP8272912A JP27291296A JP2849679B2 JP 2849679 B2 JP2849679 B2 JP 2849679B2 JP 8272912 A JP8272912 A JP 8272912A JP 27291296 A JP27291296 A JP 27291296A JP 2849679 B2 JP2849679 B2 JP 2849679B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- guide
- paper threading
- threading
- shifter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F13/00—Common details of rotary presses or machines
- B41F13/02—Conveying or guiding webs through presses or machines
- B41F13/03—Threading webs into printing machines
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B1/00—Film strip handling
- G03B1/56—Threading; Loop forming
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Replacement Of Web Rolls (AREA)
- Rotary Presses (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウエブ料紙を通
して印刷を行う輪転機の紙通し装置おいて紙通し経路中
に設置された紙通しガイドの分岐装置に関する。
して印刷を行う輪転機の紙通し装置おいて紙通し経路中
に設置された紙通しガイドの分岐装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における輪転機のウエブ料紙
の紙通しガイド中に設けられた紙通しガイドの分岐装置
には、例えば特公平6−88695号公報に開示されて
いるものや、特開平5−77390号公報に開示されて
いるものがある。それらのものは、分岐装置の上流側の
ガイド溝が形成された固定紙通しガイドと、分岐装置で
ある複数の分岐路が形成された分岐ブロックと、該分岐
ブロックより下流の複数のガイド溝が形成された固定紙
通しガイドとが夫々切り離されて紙通し経路に沿って設
置されている。
の紙通しガイド中に設けられた紙通しガイドの分岐装置
には、例えば特公平6−88695号公報に開示されて
いるものや、特開平5−77390号公報に開示されて
いるものがある。それらのものは、分岐装置の上流側の
ガイド溝が形成された固定紙通しガイドと、分岐装置で
ある複数の分岐路が形成された分岐ブロックと、該分岐
ブロックより下流の複数のガイド溝が形成された固定紙
通しガイドとが夫々切り離されて紙通し経路に沿って設
置されている。
【0003】前記の分岐経路が形成された分岐ブロック
は、単式又は複式の流体圧シリンダーによる駆動手段に
接続され、その流体圧シリンダーの作動により複数位置
に変位し、複数の分岐路のうちの選択した所望の分岐路
を上流側の固定紙通しガイドのガイド溝に連通させ、そ
の分岐路を介して上流側の固定紙通しガイドのガイドを
下流側の複数の固定紙通しガイドのガイド溝のうちの選
択した所望のガイド溝に連通するようになっている。
は、単式又は複式の流体圧シリンダーによる駆動手段に
接続され、その流体圧シリンダーの作動により複数位置
に変位し、複数の分岐路のうちの選択した所望の分岐路
を上流側の固定紙通しガイドのガイド溝に連通させ、そ
の分岐路を介して上流側の固定紙通しガイドのガイドを
下流側の複数の固定紙通しガイドのガイド溝のうちの選
択した所望のガイド溝に連通するようになっている。
【0004】そして、その分岐ブロックは、流体圧シリ
ンダーの作動により直線方向に変位する直動形式とリン
ク機構を介して流体圧シリンダーの作動により回転する
回転形式とがある。上記の紙通しガイドの分岐装置の作
動により、紙通し部材は、上流側の固定紙通しガイドの
ガイド溝から、選択された下流側の固定紙通しガイドの
ガイド溝へと走行し、それに伴って、紙通し部材はウエ
ブ料紙を選択された所定の紙通し経路に沿って走行する
ように案内する。
ンダーの作動により直線方向に変位する直動形式とリン
ク機構を介して流体圧シリンダーの作動により回転する
回転形式とがある。上記の紙通しガイドの分岐装置の作
動により、紙通し部材は、上流側の固定紙通しガイドの
ガイド溝から、選択された下流側の固定紙通しガイドの
ガイド溝へと走行し、それに伴って、紙通し部材はウエ
ブ料紙を選択された所定の紙通し経路に沿って走行する
ように案内する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術の紙
通しガイドの分岐装置においては、分岐装置である複数
の分岐路が形成された分岐ブロックが、上流側の固定紙
通しガイドと下流側の複数の固定紙通しガイドとの間に
おいて両者に接して可動的に独立して設けられてている
ので、上流側の固定紙通しガイドのガイド溝、分岐ブロ
ックの分岐路及び下流側の固定紙通しガイドのガイド溝
における円滑な紙通し部材の走行を可能にするために
は、上下流の固定紙通しガイドの端面に対し分岐ブロッ
クの端面は可動であると共に密接に接しなければなら
ず、しかも、分岐ブロックの変位による複数位置におい
て、分岐ブロックの選択されたどの分岐路もその両端に
おいて上下流側の固定紙通しガイドのガイド溝と正確に
合致しなければならない。
通しガイドの分岐装置においては、分岐装置である複数
の分岐路が形成された分岐ブロックが、上流側の固定紙
通しガイドと下流側の複数の固定紙通しガイドとの間に
おいて両者に接して可動的に独立して設けられてている
ので、上流側の固定紙通しガイドのガイド溝、分岐ブロ
ックの分岐路及び下流側の固定紙通しガイドのガイド溝
における円滑な紙通し部材の走行を可能にするために
は、上下流の固定紙通しガイドの端面に対し分岐ブロッ
クの端面は可動であると共に密接に接しなければなら
ず、しかも、分岐ブロックの変位による複数位置におい
て、分岐ブロックの選択されたどの分岐路もその両端に
おいて上下流側の固定紙通しガイドのガイド溝と正確に
合致しなければならない。
【0006】そうでないと、走行する紙通し部材の先端
が、上下流の固定紙通しガイドの端面と分岐ブロックの
端面との境界に生じた僅かな段差によっても引っ掛り、
紙通し部材の走行が阻害されることになる。しかし、上
下流の固定紙通しガイドの端面に対し分岐ブロックの端
面は可動であると共に密接に接し、分岐ブロックの選択
されたどの分岐路もその両端において上下流側の固定紙
通しガイドのガイド溝と正確に合致させるようにするこ
とには、それらの加工及び組立て並びに流体圧シリンダ
ーの駆動手段による分岐ブロックの変位に高度の精度が
必要となる。そのような高精度の実現は、ガイド溝や分
岐路が幅寸法が小さいこともあって、非常に困難である
と共に、装置のコスト高にもなる。
が、上下流の固定紙通しガイドの端面と分岐ブロックの
端面との境界に生じた僅かな段差によっても引っ掛り、
紙通し部材の走行が阻害されることになる。しかし、上
下流の固定紙通しガイドの端面に対し分岐ブロックの端
面は可動であると共に密接に接し、分岐ブロックの選択
されたどの分岐路もその両端において上下流側の固定紙
通しガイドのガイド溝と正確に合致させるようにするこ
とには、それらの加工及び組立て並びに流体圧シリンダ
ーの駆動手段による分岐ブロックの変位に高度の精度が
必要となる。そのような高精度の実現は、ガイド溝や分
岐路が幅寸法が小さいこともあって、非常に困難である
と共に、装置のコスト高にもなる。
【0007】更に、分岐数が多くなると、分岐ブロック
の分岐路も増え、分岐ブロックは大形になり、紙通しガ
イドの分岐装置は、その大形となる分岐ブロックを変位
させるので大形化は避られない。従って、紙通しガイド
中に分岐装置を設置するスペースが拡大する問題も生じ
る。この発明は、上記の従来の技術の紙通しガイドの分
岐装置による諸問題を併わせて解消することを目的とし
ている。
の分岐路も増え、分岐ブロックは大形になり、紙通しガ
イドの分岐装置は、その大形となる分岐ブロックを変位
させるので大形化は避られない。従って、紙通しガイド
中に分岐装置を設置するスペースが拡大する問題も生じ
る。この発明は、上記の従来の技術の紙通しガイドの分
岐装置による諸問題を併わせて解消することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の輪転機の紙通
しガイドの分岐装置は、輪転機のウエブ料紙の紙通し経
路に紙通しするべく、紙通し部材が走行可能である紙通
し部材移動路を形成する紙通しガイドを前記紙通し経路
に沿ってその側部に設けた紙通し装置に設けられてお
り、複数の下流側の紙通し部材移動路のいずれをも単一
の上流側の紙通し部材移動路と夫々の分岐点で連続させ
て形成した分岐紙通しガイドと、該分岐紙通しガイドの
近傍に配置され、分岐紙通しガイドの分岐点において、
選択された下流側の紙通し部材移動路に紙通し部材を誘
導すると共に非選択の下流側の紙通し部材移動路を遮断
する案内端縁を形成したシフターと下流側の紙通し部材
移動路へ誘導と遮断との組合せを選択させるようにシフ
ターを選択的に変位駆動させる駆動手段とを具備してい
る。
しガイドの分岐装置は、輪転機のウエブ料紙の紙通し経
路に紙通しするべく、紙通し部材が走行可能である紙通
し部材移動路を形成する紙通しガイドを前記紙通し経路
に沿ってその側部に設けた紙通し装置に設けられてお
り、複数の下流側の紙通し部材移動路のいずれをも単一
の上流側の紙通し部材移動路と夫々の分岐点で連続させ
て形成した分岐紙通しガイドと、該分岐紙通しガイドの
近傍に配置され、分岐紙通しガイドの分岐点において、
選択された下流側の紙通し部材移動路に紙通し部材を誘
導すると共に非選択の下流側の紙通し部材移動路を遮断
する案内端縁を形成したシフターと下流側の紙通し部材
移動路へ誘導と遮断との組合せを選択させるようにシフ
ターを選択的に変位駆動させる駆動手段とを具備してい
る。
【0009】そして、シフターの案内端縁の上流導入側
は、上流側ほど紙通し部材移動路から遠くなる傾斜又は
円弧となっている形状を有することが好ましく、シフタ
ーは、紙通し部材の先端部の幅方向の両側を規制して選
択する下流側の紙通し部材移動路へ誘導を行うべく平行
二列に配設されているか、紙通し部材の先端部の幅方向
の中央部を規制して選択する下流側の紙通し部材移動路
へ誘導を行うべくシフターが単列に、且つ分岐紙通しガ
イドを貫通して配設されている。
は、上流側ほど紙通し部材移動路から遠くなる傾斜又は
円弧となっている形状を有することが好ましく、シフタ
ーは、紙通し部材の先端部の幅方向の両側を規制して選
択する下流側の紙通し部材移動路へ誘導を行うべく平行
二列に配設されているか、紙通し部材の先端部の幅方向
の中央部を規制して選択する下流側の紙通し部材移動路
へ誘導を行うべくシフターが単列に、且つ分岐紙通しガ
イドを貫通して配設されている。
【0010】上記の輪転機の紙通しガイドの分岐装置に
おいて、上流側の給紙部から下流側の折部に到る紙通し
経路中で、ウエブ料紙の側縁先端部を貼り付けた紙通し
部材は、紙通しガイドに案内されて所定の紙通し部材移
動路に沿って走行される。それによりウエブ料紙Wも所
定の紙通し経路に沿って紙通しされる。紙通し経路の分
岐点においては、紙通し部材が紙通し部材移動路の分岐
点においてガイドの分岐装置により選択された紙通し部
材移動路の方に走行し、従ってウエブ料紙もそれに応じ
て選択された所定の紙通し経路の方に沿って紙通しされ
るのである。
おいて、上流側の給紙部から下流側の折部に到る紙通し
経路中で、ウエブ料紙の側縁先端部を貼り付けた紙通し
部材は、紙通しガイドに案内されて所定の紙通し部材移
動路に沿って走行される。それによりウエブ料紙Wも所
定の紙通し経路に沿って紙通しされる。紙通し経路の分
岐点においては、紙通し部材が紙通し部材移動路の分岐
点においてガイドの分岐装置により選択された紙通し部
材移動路の方に走行し、従ってウエブ料紙もそれに応じ
て選択された所定の紙通し経路の方に沿って紙通しされ
るのである。
【0011】その紙通し部材移動路の分岐点におけるガ
イドの分岐装置による紙通し部材移動路の選択は、駆動
手段によりシフターを選択的に所望位置に変位させる。
すると、紙通しガイドに案内されて上流側の紙通し部材
移動路を走行し、紙通しガイドの分岐部分に到った紙通
し部材は、シフターの案内端縁で遮断された非選択の下
流側の紙通し部材移動路への進入が阻まれ、シフターの
案内端縁で誘導される選択された下流側の紙通し部材移
動路へと進入して、その紙通し部材移動路を走行する。
シフターの案内端縁での誘導に際しての走行する紙通し
部材の先端とシフターの案内端縁との係合は、案内端縁
の上流導入側が上流側ほど紙通し部材移動路から遠くな
る傾斜又は円弧となっている形状を有しているので円滑
に行われる。
イドの分岐装置による紙通し部材移動路の選択は、駆動
手段によりシフターを選択的に所望位置に変位させる。
すると、紙通しガイドに案内されて上流側の紙通し部材
移動路を走行し、紙通しガイドの分岐部分に到った紙通
し部材は、シフターの案内端縁で遮断された非選択の下
流側の紙通し部材移動路への進入が阻まれ、シフターの
案内端縁で誘導される選択された下流側の紙通し部材移
動路へと進入して、その紙通し部材移動路を走行する。
シフターの案内端縁での誘導に際しての走行する紙通し
部材の先端とシフターの案内端縁との係合は、案内端縁
の上流導入側が上流側ほど紙通し部材移動路から遠くな
る傾斜又は円弧となっている形状を有しているので円滑
に行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態における輪
転機の紙通しガイドの分岐装置を図面に従って説明す
る。先ず、発明の実施の第1形態における輪転機の紙通
しガイドの分岐装置について説明する。なお、以下の説
明における上下左右は、図1における方向であり、分岐
後の紙通し部材移動路の方向は図面に例示された方向で
ある。輪転機のフレームの内側面には、上流側の給紙部
から下流側の折部に到る範囲に亘る紙通し経路に沿って
紙通しガイドが設けられている。
転機の紙通しガイドの分岐装置を図面に従って説明す
る。先ず、発明の実施の第1形態における輪転機の紙通
しガイドの分岐装置について説明する。なお、以下の説
明における上下左右は、図1における方向であり、分岐
後の紙通し部材移動路の方向は図面に例示された方向で
ある。輪転機のフレームの内側面には、上流側の給紙部
から下流側の折部に到る範囲に亘る紙通し経路に沿って
紙通しガイドが設けられている。
【0013】先ず、図1及び図2に示すように、輪転機
のフレーム1の内側面には、紙通し経路方向に伸びた断
面逆L形の長尺のブラケット2が取り付けられている。
即ち、ブラケット2の一方の端縁部はフレーム1の内側
面に固着され、ブラケット2の他側部はフレーム1の内
側面と間隔をあけた平行面の垂下部2aとなつている。
紙通しガイドには、上流側(左側)の単線域31とそれ
に接続された複線に分岐する下流側(右側)の分岐域3
2とがあり、紙通しガイドの分岐域32の下流側である
複線となった各単線域は、図9に示すように更に分岐域
32に接続されて分岐数を増加することにもなる。
のフレーム1の内側面には、紙通し経路方向に伸びた断
面逆L形の長尺のブラケット2が取り付けられている。
即ち、ブラケット2の一方の端縁部はフレーム1の内側
面に固着され、ブラケット2の他側部はフレーム1の内
側面と間隔をあけた平行面の垂下部2aとなつている。
紙通しガイドには、上流側(左側)の単線域31とそれ
に接続された複線に分岐する下流側(右側)の分岐域3
2とがあり、紙通しガイドの分岐域32の下流側である
複線となった各単線域は、図9に示すように更に分岐域
32に接続されて分岐数を増加することにもなる。
【0014】そして、紙通しガイドの各単線域31が紙
通し方向の適宜の間隔毎にガイド支持ブラケット4によ
り取り付けられることにより紙通しガイド自体がブラケ
ット2、即ちフレーム1に取り付けられている。単線域
31において長尺の紙通しガイド部材5,6がウエブ料
紙に垂直方向に適宜の間隔で、即ち後記する紙通し部材
20の厚さより適宜広い間隔で平行に配置され、嵌挿さ
れた紙通し部材20が走行し得る紙通し部材移動路40
を形成している。
通し方向の適宜の間隔毎にガイド支持ブラケット4によ
り取り付けられることにより紙通しガイド自体がブラケ
ット2、即ちフレーム1に取り付けられている。単線域
31において長尺の紙通しガイド部材5,6がウエブ料
紙に垂直方向に適宜の間隔で、即ち後記する紙通し部材
20の厚さより適宜広い間隔で平行に配置され、嵌挿さ
れた紙通し部材20が走行し得る紙通し部材移動路40
を形成している。
【0015】ガイド支持ブラケット4による取付箇所に
おいては、断面コ字形のガイド支持ブラケット4の両脚
の先端部に平行な2本の紙通しガイド部材5,6が固着
されている。そして、断面コ字形のガイド支持ブラケッ
ト4の結合部は、ブラケット2の垂下部2aの端縁部に
固着され、その結果、紙通しガイド部材5,6は、フレ
ーム1の内側面からウエブ料紙の幅方向に適宜の間隔を
あけて取り付けられている。
おいては、断面コ字形のガイド支持ブラケット4の両脚
の先端部に平行な2本の紙通しガイド部材5,6が固着
されている。そして、断面コ字形のガイド支持ブラケッ
ト4の結合部は、ブラケット2の垂下部2aの端縁部に
固着され、その結果、紙通しガイド部材5,6は、フレ
ーム1の内側面からウエブ料紙の幅方向に適宜の間隔を
あけて取り付けられている。
【0016】図示しない走行駆動手段により、例えば紙
通し経路に沿って少なくとも紙通し部材20の長さより
短いピッチで列設された駆動ローラー対に挟まれて送ら
れる紙通し部材20が紙通し部材移動路40中を案内さ
れて走行するようになっている。紙通し部材20は、図
11に示すように、先端側において側方に突出したウエ
ブ料紙貼付け部20aが形成された適宜の長さの可撓性
帯板であり、上下の紙通しガイド部材5,6間に挿通さ
れ、走行され得るようになっており、紙通し部材20の
両側には、複数の案内ピン21,22が夫々表裏に突出
して列設されている。
通し経路に沿って少なくとも紙通し部材20の長さより
短いピッチで列設された駆動ローラー対に挟まれて送ら
れる紙通し部材20が紙通し部材移動路40中を案内さ
れて走行するようになっている。紙通し部材20は、図
11に示すように、先端側において側方に突出したウエ
ブ料紙貼付け部20aが形成された適宜の長さの可撓性
帯板であり、上下の紙通しガイド部材5,6間に挿通さ
れ、走行され得るようになっており、紙通し部材20の
両側には、複数の案内ピン21,22が夫々表裏に突出
して列設されている。
【0017】そして、案内ピン列21,・・・と案内ピ
ン列22,・・・は、紙通しガイド部材5,6を両側か
ら挟むように位置し、従って、紙通し部材20は、紙通
しガイド部材5,6により案内され、且つ案内ピン列2
1,・・・と案内ピン列22,・・・により紙通しガイ
ド部材5,6に対するウエブ料紙Wの幅方向の変位が規
制されて走行するようになっている。紙通し部材20
は、ウエブ料紙貼付け部20aがブラケット2とは反対
側に突出するよう挿通され、ウエブ料紙貼付け部20a
には、ウエブ料紙Wの側縁先端部が貼り付けられる
ン列22,・・・は、紙通しガイド部材5,6を両側か
ら挟むように位置し、従って、紙通し部材20は、紙通
しガイド部材5,6により案内され、且つ案内ピン列2
1,・・・と案内ピン列22,・・・により紙通しガイ
ド部材5,6に対するウエブ料紙Wの幅方向の変位が規
制されて走行するようになっている。紙通し部材20
は、ウエブ料紙貼付け部20aがブラケット2とは反対
側に突出するよう挿通され、ウエブ料紙貼付け部20a
には、ウエブ料紙Wの側縁先端部が貼り付けられる
【0018】単線域31の紙通しガイド部材5,6に続
く、分岐域32の紙通しガイド部材7(下側),8(上
側)の一方の紙通しガイド部材7(下側)は、分岐点過
ぎてもそのまま直進しガイド部材7aとなり、他方の紙
通しガイド部材8(上側)は、分岐点において適宜の角
度をもって屈曲して斜行分岐し、紙通しガイド部材8a
となり、再び、屈曲して紙通しガイド部材7aと平行に
なる。
く、分岐域32の紙通しガイド部材7(下側),8(上
側)の一方の紙通しガイド部材7(下側)は、分岐点過
ぎてもそのまま直進しガイド部材7aとなり、他方の紙
通しガイド部材8(上側)は、分岐点において適宜の角
度をもって屈曲して斜行分岐し、紙通しガイド部材8a
となり、再び、屈曲して紙通しガイド部材7aと平行に
なる。
【0019】そして、分岐した各紙通しガイド部材7
a,8aに平行な紙通しガイド部材9,10からなるV
字後端部を持つ分岐紙通しガイド部材が設置され、紙通
し部材移動路40は、直進する紙通し部材移動路41と
斜行する紙通し部材移動路42とに分岐形成される。
a,8aに平行な紙通しガイド部材9,10からなるV
字後端部を持つ分岐紙通しガイド部材が設置され、紙通
し部材移動路40は、直進する紙通し部材移動路41と
斜行する紙通し部材移動路42とに分岐形成される。
【0020】分岐域32の分岐点おいては、紙通し経路
切換え装置Aが設けられている。紙通し経路切換え装置
Aは、ウエブ料紙に垂直で且つ紙通し部材移動路40に
平行な2平面上に位置する4枚1組の四辺形板状片のシ
フター11a,11b;12a,12bを備えている。
シフター11aとシフター12aとは、ウエブ料紙に垂
直な同一平面上に紙通し部材移動路40を上下な挟むよ
うに適宜の間隔で対向して位置し、シフター11bとシ
フター12bとは、シフター11aとシフター12aと
平行なウエブ料紙に垂直な同一平面上に紙通し部材移動
路40において上下になり、後述するように案内ピン2
1,22を上下に挟む適宜の間隔で対向して位置する。
切換え装置Aが設けられている。紙通し経路切換え装置
Aは、ウエブ料紙に垂直で且つ紙通し部材移動路40に
平行な2平面上に位置する4枚1組の四辺形板状片のシ
フター11a,11b;12a,12bを備えている。
シフター11aとシフター12aとは、ウエブ料紙に垂
直な同一平面上に紙通し部材移動路40を上下な挟むよ
うに適宜の間隔で対向して位置し、シフター11bとシ
フター12bとは、シフター11aとシフター12aと
平行なウエブ料紙に垂直な同一平面上に紙通し部材移動
路40において上下になり、後述するように案内ピン2
1,22を上下に挟む適宜の間隔で対向して位置する。
【0021】そして、シフター11a・シフター12a
が位置する平面と、シフター11b・シフター12bが
位置する平面とは、ガイド部材7,8;7a,9;8
a,10をウエブ料紙の幅方向で挟むように、それらの
両側位置で、且つ紙通し部材20の案内ピン列21,・
・・と案内ピン列22,・・・とに対向して位置する。
(図2参照)
が位置する平面と、シフター11b・シフター12bが
位置する平面とは、ガイド部材7,8;7a,9;8
a,10をウエブ料紙の幅方向で挟むように、それらの
両側位置で、且つ紙通し部材20の案内ピン列21,・
・・と案内ピン列22,・・・とに対向して位置する。
(図2参照)
【0022】シフター11a,11bのシフター12
a,12bに対向する案内端縁13a,13bは、紙通
しガイド部材7と略平行であり、シフター12a,12
bのシフター11a,11bに対向する案内端縁14
a,14bは、斜行する紙通しガイド部材8aと略平行
である。シフター11a,11bの紙通し経路方向の長
さは、案内端縁13a,13bが分岐域32の分岐点に
おける斜行する紙通し部材移動路42の隙間の水平方向
成分より長く、紙通し部材移動路42を十分塞ぎ得る長
さであり、シフター12a,12bの紙通し経路方向の
長さは、傾斜した案内端縁14a,14bの上下方向成
分が直進する紙通し部材移動路41の隙間より長く、分
岐域32の分岐点における直進する紙通し部材移動路4
1を十分塞ぎ得る長さである。
a,12bに対向する案内端縁13a,13bは、紙通
しガイド部材7と略平行であり、シフター12a,12
bのシフター11a,11bに対向する案内端縁14
a,14bは、斜行する紙通しガイド部材8aと略平行
である。シフター11a,11bの紙通し経路方向の長
さは、案内端縁13a,13bが分岐域32の分岐点に
おける斜行する紙通し部材移動路42の隙間の水平方向
成分より長く、紙通し部材移動路42を十分塞ぎ得る長
さであり、シフター12a,12bの紙通し経路方向の
長さは、傾斜した案内端縁14a,14bの上下方向成
分が直進する紙通し部材移動路41の隙間より長く、分
岐域32の分岐点における直進する紙通し部材移動路4
1を十分塞ぎ得る長さである。
【0023】斜行する紙通し部材移動路42を遮断した
位置のシフター11a,11bの各案内端縁13a,1
3bは、紙通し部材20の案内ピン列21,・・・が係
合した場合、紙通し部材20が直進する紙通し部材移動
路41中を通過し得る程度に紙通しガイド部材8,9の
案内面より引込んでおり、直進する紙通し部材移動路4
1を遮断した位置のシフター12a,12bの各案内端
縁14a,14bは、紙通し部材20の案内ピン列2
1,・・・が係合した場合、紙通し部材20が斜行する
紙通し部材移動路42中を通過し得る程度に紙通しガイ
ド部材10の案内面より引込んでいる。更に、シフター
11a,11bの各案内端縁13a,13bは、上流導
入側において走行する紙通し部材20の案内ピン列2
1,・・・の先端と係合した場合の導入係合を円滑にす
るべく、上流導入範囲又は全長において、紙通し上流側
に向って拡がる傾斜や円弧になつている。
位置のシフター11a,11bの各案内端縁13a,1
3bは、紙通し部材20の案内ピン列21,・・・が係
合した場合、紙通し部材20が直進する紙通し部材移動
路41中を通過し得る程度に紙通しガイド部材8,9の
案内面より引込んでおり、直進する紙通し部材移動路4
1を遮断した位置のシフター12a,12bの各案内端
縁14a,14bは、紙通し部材20の案内ピン列2
1,・・・が係合した場合、紙通し部材20が斜行する
紙通し部材移動路42中を通過し得る程度に紙通しガイ
ド部材10の案内面より引込んでいる。更に、シフター
11a,11bの各案内端縁13a,13bは、上流導
入側において走行する紙通し部材20の案内ピン列2
1,・・・の先端と係合した場合の導入係合を円滑にす
るべく、上流導入範囲又は全長において、紙通し上流側
に向って拡がる傾斜や円弧になつている。
【0024】上記の実施の第1形態におけるシフターの
変形形式としては、分岐点においてシフター11a・シ
フター12a;シフター11b・シフター12bが案内
ピン列21,・・・と案内ピン列22,・・・を誘導案
内するのではなく、紙通し部材20自体を案内する形式
がある。その場合には、前記
変形形式としては、分岐点においてシフター11a・シ
フター12a;シフター11b・シフター12bが案内
ピン列21,・・・と案内ピン列22,・・・を誘導案
内するのではなく、紙通し部材20自体を案内する形式
がある。その場合には、前記
【0022】に記載の通りであり、且つ斜行する紙通し
部材移動路42を遮断した位置のシフター11a,11
bの各案内端縁13a,13bは、紙通しガイド部材8
と紙通しガイド部材9との案内面と略同高にあり、シフ
ター12a,12bの案内端縁14a,14bは、紙通
しガイド部材10の案内面と略同高にある。詳細に述べ
ると、シフター11a,11bの各案内端縁13a,1
3bは、上流導入端が走行する紙通し部材20との係合
を避け、紙通し部材20の分岐点への円滑な導入を確保
するべく、上流導入範囲又は全長において、紙通し上流
側に向って拡がる傾斜や円弧になつていると共に、紙通
し部材20の直進する紙通し部材移動路41への円滑な
導入を確保するべく、下流導出端が紙通しガイド部材9
の案内面からは少なくとも引込んではいない。
部材移動路42を遮断した位置のシフター11a,11
bの各案内端縁13a,13bは、紙通しガイド部材8
と紙通しガイド部材9との案内面と略同高にあり、シフ
ター12a,12bの案内端縁14a,14bは、紙通
しガイド部材10の案内面と略同高にある。詳細に述べ
ると、シフター11a,11bの各案内端縁13a,1
3bは、上流導入端が走行する紙通し部材20との係合
を避け、紙通し部材20の分岐点への円滑な導入を確保
するべく、上流導入範囲又は全長において、紙通し上流
側に向って拡がる傾斜や円弧になつていると共に、紙通
し部材20の直進する紙通し部材移動路41への円滑な
導入を確保するべく、下流導出端が紙通しガイド部材9
の案内面からは少なくとも引込んではいない。
【0025】図4に示す第1変形形式(A)において
は、シフター11a・シフター12a;シフター11b
・シフター12bが案内ピン列21,・・・と案内ピン
列22,・・・との対向位置より幅方向に互に内側に寄
り、分岐域32におけるガイド部材7,8;7a,9;
8a,10の両側にシフター11a・シフター12a;
シフター11b・シフター12bが上下に出入自在とな
るような貫通凹部が形成されている。
は、シフター11a・シフター12a;シフター11b
・シフター12bが案内ピン列21,・・・と案内ピン
列22,・・・との対向位置より幅方向に互に内側に寄
り、分岐域32におけるガイド部材7,8;7a,9;
8a,10の両側にシフター11a・シフター12a;
シフター11b・シフター12bが上下に出入自在とな
るような貫通凹部が形成されている。
【0026】又、図5に示す第2変形形式(B)におい
ては、シフター11a・シフター12a;シフター11
b・シフター12bに関しては、変形形式(A)と同一
であるが、紙通し部材20の案内ピン列が単列で紙通し
部材20の幅方向略中央に案内ピン列21,・・・が植
設され、全ての紙通しガイド部材の対向した案内面に
は、案内ピン列21,・・・の上下端が嵌挿される長手
方向の案内溝19が幅方向略中央に形成されている。案
内溝19を形成するように紙通しガイド部材自体が間隔
をあけた平行の2本の部材から構成されていてもよい。
そして、案内ピン列21,・・・と案内溝19との係合
により紙通しガイド部材5,6に対するウエブ料紙Wの
幅方向の変位が規制されて走行するようになっている。
ては、シフター11a・シフター12a;シフター11
b・シフター12bに関しては、変形形式(A)と同一
であるが、紙通し部材20の案内ピン列が単列で紙通し
部材20の幅方向略中央に案内ピン列21,・・・が植
設され、全ての紙通しガイド部材の対向した案内面に
は、案内ピン列21,・・・の上下端が嵌挿される長手
方向の案内溝19が幅方向略中央に形成されている。案
内溝19を形成するように紙通しガイド部材自体が間隔
をあけた平行の2本の部材から構成されていてもよい。
そして、案内ピン列21,・・・と案内溝19との係合
により紙通しガイド部材5,6に対するウエブ料紙Wの
幅方向の変位が規制されて走行するようになっている。
【0027】次に、発明の実施の第2形態における輪転
機の紙通しガイドの分岐装置の紙通し経路切換え装置B
について説明する。なお、以下の説明における上下左右
は、図6における方向であり、分岐後の紙通し部材移動
路の方向は図面に例示された方向である。紙通し経路切
換え装置Bのシフターは、図6、図7及び図8に示すよ
うに上下対向の2枚1組になっている。それにより、紙
通し経路切換え装置Aより部品点数を削減し、装置の形
状も小さくすることができる。即ち、分岐域32におけ
るガイド部材7,8;7a,9;8a,10の幅方向の
適宜の位置に対向するように上下に2枚1組のシフター
11,12を位置させるのである。
機の紙通しガイドの分岐装置の紙通し経路切換え装置B
について説明する。なお、以下の説明における上下左右
は、図6における方向であり、分岐後の紙通し部材移動
路の方向は図面に例示された方向である。紙通し経路切
換え装置Bのシフターは、図6、図7及び図8に示すよ
うに上下対向の2枚1組になっている。それにより、紙
通し経路切換え装置Aより部品点数を削減し、装置の形
状も小さくすることができる。即ち、分岐域32におけ
るガイド部材7,8;7a,9;8a,10の幅方向の
適宜の位置に対向するように上下に2枚1組のシフター
11,12を位置させるのである。
【0028】図7に示すように、シフター11,12が
対向するガイド部材7,8;7a,9;8a,10の幅
方向の位置にシフター11,12が出入自在となるよう
な貫通隙間が形成され、シフター11,12の案内端縁
13,14は、紙通し部材20自体の両面に対向してい
る。貫通隙間を形成するように紙通しガイド部材自体が
間隔をあけた平行の2本の部材から構成されていてもよ
い。
対向するガイド部材7,8;7a,9;8a,10の幅
方向の位置にシフター11,12が出入自在となるよう
な貫通隙間が形成され、シフター11,12の案内端縁
13,14は、紙通し部材20自体の両面に対向してい
る。貫通隙間を形成するように紙通しガイド部材自体が
間隔をあけた平行の2本の部材から構成されていてもよ
い。
【0029】シフター11の案内端縁13及びシフター
12の案内端縁14は、
12の案内端縁14は、
【0024】で述べた第1形態におけるシフターの変形
形式の場合と同一である。案内ピン列21,・・・と案
内ピン列22,・・・は、全紙通しガイド部材を両側か
ら挟むように位置し、案内ピン列21,・・・と案内ピ
ン列22,・・・により紙通しガイド部材5,6に対す
るウエブ料紙Wの幅方向の変位が規制されて走行するよ
うになっている。
形式の場合と同一である。案内ピン列21,・・・と案
内ピン列22,・・・は、全紙通しガイド部材を両側か
ら挟むように位置し、案内ピン列21,・・・と案内ピ
ン列22,・・・により紙通しガイド部材5,6に対す
るウエブ料紙Wの幅方向の変位が規制されて走行するよ
うになっている。
【0030】図8に示す変形形式においては、図5に示
す形式のように、紙通し部材20の案内ピン列が単列で
紙通し部材20の幅方向略中央に案内ピン列21,・・
・が植設され、全ての紙通しガイド部材の対向した案内
面には、案内ピン列21,・・・の上下端が嵌挿される
長手方向の案内溝孔を形成するように紙通しガイド部材
自体が間隔をあけた平行の2本の部材から構成され、シ
フター11,12もその案内溝孔に対し出入するように
なつており、シフター11の案内端縁13及びシフター
12の案内端縁14は、既述の発明の実施の第1形態の
場合と同一であり、分岐点においてシフター11,12
が案内ピン列21,・・・を誘導案内し、且つ案内ピン
列21,・・・と案内溝孔と係合により全紙通しガイド
部材に対する紙通し部材20のウエブ料紙Wの幅方向の
変位が規制されるようになっている。
す形式のように、紙通し部材20の案内ピン列が単列で
紙通し部材20の幅方向略中央に案内ピン列21,・・
・が植設され、全ての紙通しガイド部材の対向した案内
面には、案内ピン列21,・・・の上下端が嵌挿される
長手方向の案内溝孔を形成するように紙通しガイド部材
自体が間隔をあけた平行の2本の部材から構成され、シ
フター11,12もその案内溝孔に対し出入するように
なつており、シフター11の案内端縁13及びシフター
12の案内端縁14は、既述の発明の実施の第1形態の
場合と同一であり、分岐点においてシフター11,12
が案内ピン列21,・・・を誘導案内し、且つ案内ピン
列21,・・・と案内溝孔と係合により全紙通しガイド
部材に対する紙通し部材20のウエブ料紙Wの幅方向の
変位が規制されるようになっている。
【0031】既述の発明の実施の第1形態及び第2形態
において(図2及び図7参照)、分岐域32の分岐点に
対応する位置において、ブラケット2の垂下部2aに
は、フレーム1の内側面との間に位置する上下方向作動
の空気圧シリンダー15が取り付けられており、空気圧
シリンダー15は、図示しない外部の制御装置により制
御作動される。空気圧シリンダー15の下向きピストン
棒15aの突出端には、断面L形のシフター取付けブラ
ケット16の一方の端縁部が調節ねじを介して作動方向
位置調節自在に取り付けられ、シフター取付けブラケッ
ト16の他側部はブラケット2の垂下部2aと間隔をあ
けた平行面の直立部16aとなつている。
において(図2及び図7参照)、分岐域32の分岐点に
対応する位置において、ブラケット2の垂下部2aに
は、フレーム1の内側面との間に位置する上下方向作動
の空気圧シリンダー15が取り付けられており、空気圧
シリンダー15は、図示しない外部の制御装置により制
御作動される。空気圧シリンダー15の下向きピストン
棒15aの突出端には、断面L形のシフター取付けブラ
ケット16の一方の端縁部が調節ねじを介して作動方向
位置調節自在に取り付けられ、シフター取付けブラケッ
ト16の他側部はブラケット2の垂下部2aと間隔をあ
けた平行面の直立部16aとなつている。
【0032】シフター取付けブラケット16の直立部1
6aには、シフター11a,11bの案内端縁13a,
13b(シフター11の案内端縁13)とは反対側の端
部が、平行な取付けピン17,17を介して取り付けら
れ、シフター12a,12bの案内端縁14a,14b
(シフター12の案内端縁14)とは反対側の端部が、
平行な取付けピン18,18を介して取り付けられてお
り、シフター11a,11b及びシフター12a,12
b(シフター11,12)の基準位置は、調節ねじによ
り調節される。
6aには、シフター11a,11bの案内端縁13a,
13b(シフター11の案内端縁13)とは反対側の端
部が、平行な取付けピン17,17を介して取り付けら
れ、シフター12a,12bの案内端縁14a,14b
(シフター12の案内端縁14)とは反対側の端部が、
平行な取付けピン18,18を介して取り付けられてお
り、シフター11a,11b及びシフター12a,12
b(シフター11,12)の基準位置は、調節ねじによ
り調節される。
【0033】空気圧シリンダー15が作動し下向きピス
トン棒15aが突出状態にあるとき、シフター取付けブ
ラケット16、即ちシフター11a,11b;12a,
12b(シフター11,12)は下降位置にあり、空気
圧シリンダー15が作動し下向きピストン棒15aが退
縮状態にあるとき、シフター取付けブラケット16、即
ちシフター11a,11b;12a,12b(シフター
11,12)は上昇位置にある。
トン棒15aが突出状態にあるとき、シフター取付けブ
ラケット16、即ちシフター11a,11b;12a,
12b(シフター11,12)は下降位置にあり、空気
圧シリンダー15が作動し下向きピストン棒15aが退
縮状態にあるとき、シフター取付けブラケット16、即
ちシフター11a,11b;12a,12b(シフター
11,12)は上昇位置にある。
【0034】図2(a)に示すように、シフター取付け
ブラケット16の下降位置にあつては、シフター12
a,12bの案内端縁14a,14b(シフター12の
案内端縁14)は、紙通し部材移動路40から離れ、シ
フター11a,11bの案内端縁13a,13b(シフ
ター11の案内端縁13)は、分岐点における斜行する
紙通し部材移動路42を閉塞し、紙通しガイド8と紙通
しガイド9を連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し
部材係合位置となり、紙通し部材移動路40と直進する
紙通し部材移動路41とを連通させる。
ブラケット16の下降位置にあつては、シフター12
a,12bの案内端縁14a,14b(シフター12の
案内端縁14)は、紙通し部材移動路40から離れ、シ
フター11a,11bの案内端縁13a,13b(シフ
ター11の案内端縁13)は、分岐点における斜行する
紙通し部材移動路42を閉塞し、紙通しガイド8と紙通
しガイド9を連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し
部材係合位置となり、紙通し部材移動路40と直進する
紙通し部材移動路41とを連通させる。
【0035】図2(b)に示すように、シフター取付け
ブラケット16の上昇位置にあつては、シフター11
a,11bの案内端縁13a,13b(シフター11の
案内端縁13)は、紙通し部材移動路40から離れ、シ
フター12a,12bの案内端縁14a,14b(シフ
ター12の案内端縁14)は、分岐点における直進する
紙通し部材移動路41を閉塞し、紙通しガイド7と紙通
しガイド10を連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通
し部材係合案内位置となり、紙通し部材移動路40と斜
行する紙通し部材移動路42とを連通させる。
ブラケット16の上昇位置にあつては、シフター11
a,11bの案内端縁13a,13b(シフター11の
案内端縁13)は、紙通し部材移動路40から離れ、シ
フター12a,12bの案内端縁14a,14b(シフ
ター12の案内端縁14)は、分岐点における直進する
紙通し部材移動路41を閉塞し、紙通しガイド7と紙通
しガイド10を連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通
し部材係合案内位置となり、紙通し部材移動路40と斜
行する紙通し部材移動路42とを連通させる。
【0036】次に、図10に従って発明の実施の第3形
態における輪転機の紙通しガイドの分岐装置について説
明する。なお、以下の説明における上下左右は、図10
における方向であり、分岐後の紙通し部材移動路の方向
は図面に例示された方向である。輪転機のフレーム1、
ブラケット2、紙通しガイド部材及び紙通し経路切換え
装置Cの相互取付け構造は、既述の実施の第1形態と実
質的同じである。
態における輪転機の紙通しガイドの分岐装置について説
明する。なお、以下の説明における上下左右は、図10
における方向であり、分岐後の紙通し部材移動路の方向
は図面に例示された方向である。輪転機のフレーム1、
ブラケット2、紙通しガイド部材及び紙通し経路切換え
装置Cの相互取付け構造は、既述の実施の第1形態と実
質的同じである。
【0037】図10に示す発明の実施の第3形態におい
ては、紙通しガイドは、紙通し部材移動路の単線域31
に接続され、単線域31を三分岐する複合分岐域33が
あり、複合分岐域33においては、先ず、紙通しガイド
の単線域31の紙通しガイド部材に続く、複合分岐域3
3の直進する紙通しガイド部材7(下側),8(上側)
のうち、紙通しガイド部材7(下側)は、第1分岐点を
過ぎてもそのまま直進し紙通しガイド部材7aとなり、
他方の紙通しガイド部材8(上側)は、第1分岐点にお
いて適宜の角度をもって屈曲して斜行分岐し、紙通しガ
イド部材8aとなり、再び、屈曲して紙通しガイド部材
7aと平行になる。
ては、紙通しガイドは、紙通し部材移動路の単線域31
に接続され、単線域31を三分岐する複合分岐域33が
あり、複合分岐域33においては、先ず、紙通しガイド
の単線域31の紙通しガイド部材に続く、複合分岐域3
3の直進する紙通しガイド部材7(下側),8(上側)
のうち、紙通しガイド部材7(下側)は、第1分岐点を
過ぎてもそのまま直進し紙通しガイド部材7aとなり、
他方の紙通しガイド部材8(上側)は、第1分岐点にお
いて適宜の角度をもって屈曲して斜行分岐し、紙通しガ
イド部材8aとなり、再び、屈曲して紙通しガイド部材
7aと平行になる。
【0038】そして、分岐した各紙通しガイド部材7
a,8aに平行な紙通しガイド部材9,10からなるV
字後端部を持つ分岐紙通しガイド部材が設置され、紙通
し部材移動路40は、直進する紙通し部材移動路41と
斜行する紙通し部材移動路42とに分岐形成される。
a,8aに平行な紙通しガイド部材9,10からなるV
字後端部を持つ分岐紙通しガイド部材が設置され、紙通
し部材移動路40は、直進する紙通し部材移動路41と
斜行する紙通し部材移動路42とに分岐形成される。
【0039】更に、第1分岐点において直進する紙通し
ガイド部材7a(下側),9(上側)のうち、紙通しガ
イド部材7a(下側)は、第1分岐点の隣接下流域の第
2分岐点を過ぎてもそのまま直進し紙通しガイド部材7
bとなり、他方の紙通しガイド部材9(上側)は、第2
分岐点において紙通しガイド部材8(上側)と同一角度
をもって屈曲して斜行分岐し、紙通しガイド部材9aと
なり、再び、屈曲して紙通しガイド部材7bと平行にな
る。
ガイド部材7a(下側),9(上側)のうち、紙通しガ
イド部材7a(下側)は、第1分岐点の隣接下流域の第
2分岐点を過ぎてもそのまま直進し紙通しガイド部材7
bとなり、他方の紙通しガイド部材9(上側)は、第2
分岐点において紙通しガイド部材8(上側)と同一角度
をもって屈曲して斜行分岐し、紙通しガイド部材9aと
なり、再び、屈曲して紙通しガイド部材7bと平行にな
る。
【0040】そして、分岐した各紙通しガイド部材7
b,9aに平行な紙通しガイド部材7c,9bからなる
V字後端部を持つ分岐紙通しガイド部材が設置され、紙
通し部材移動路40は、直進する紙通し部材移動路41
と斜行する紙通し部材移動路43とに分岐形成される。
b,9aに平行な紙通しガイド部材7c,9bからなる
V字後端部を持つ分岐紙通しガイド部材が設置され、紙
通し部材移動路40は、直進する紙通し部材移動路41
と斜行する紙通し部材移動路43とに分岐形成される。
【0041】複合分岐域33の第1分岐点及び第2分岐
点においては、紙通し経路切換え装置Cが設けられてい
る。紙通し経路切換え装置Cは、紙通しガイド部材7,
8;7a,9;8a,10;7b,7c;9a,9bを
ウエブ料紙の幅方向で挟むように、それらの両側位置に
位置し、ウエブ料紙に垂直で且つ紙通し部材移動路41
に平行な2平面上に位置する2枚1組の長四辺形板状片
のシフター51,51及び2枚1組の台形板状片のシフ
ター52,52を備えている。
点においては、紙通し経路切換え装置Cが設けられてい
る。紙通し経路切換え装置Cは、紙通しガイド部材7,
8;7a,9;8a,10;7b,7c;9a,9bを
ウエブ料紙の幅方向で挟むように、それらの両側位置に
位置し、ウエブ料紙に垂直で且つ紙通し部材移動路41
に平行な2平面上に位置する2枚1組の長四辺形板状片
のシフター51,51及び2枚1組の台形板状片のシフ
ター52,52を備えている。
【0042】シフター51とシフター52とは、前記の
平行面の夫々において紙通し部材移動路41を上下な挟
むように適宜の間隔で対向し、且つ後記のように紙通し
部材移動路41方向に互に所定距離ずれて位置する。シ
フター51の案内端縁53(図10における下側端縁)
及びシフター52の案内端縁54(上側傾斜端縁)は、
発明の実施の第1形態及び第2形態の場合と同様に紙通
し部材20の案内ピン列21,・・・及び案内ピン列2
2,・・・に対向する形式と、紙通し部材20自体の両
面に対向する形式とがある。そして、実施の第1形態及
び実施の第2形態の場合と同様に、紙通し部材20にお
ける案内ピン列を複列としないで単列とし、各紙通しガ
イド部材に単列のピン列が嵌挿され得る案内溝を形成す
る形式にすることもできる。
平行面の夫々において紙通し部材移動路41を上下な挟
むように適宜の間隔で対向し、且つ後記のように紙通し
部材移動路41方向に互に所定距離ずれて位置する。シ
フター51の案内端縁53(図10における下側端縁)
及びシフター52の案内端縁54(上側傾斜端縁)は、
発明の実施の第1形態及び第2形態の場合と同様に紙通
し部材20の案内ピン列21,・・・及び案内ピン列2
2,・・・に対向する形式と、紙通し部材20自体の両
面に対向する形式とがある。そして、実施の第1形態及
び実施の第2形態の場合と同様に、紙通し部材20にお
ける案内ピン列を複列としないで単列とし、各紙通しガ
イド部材に単列のピン列が嵌挿され得る案内溝を形成す
る形式にすることもできる。
【0043】シフター51の案内端縁53は、紙通しガ
イド部材7,7aと略平行であり、シフター52のシフ
ター51に対向する案内端縁54は、斜行する紙通しガ
イド部材8a,9aと略平行である。シフター51の紙
通し経路方向の長さは、案内端縁53が第1分岐点にお
ける斜行する紙通し部材移動路42と第2分岐点におけ
る斜行する紙通し部材移動路43を同時に十分塞ぎ得る
長さであり、シフター52の紙通し経路方向の長さは、
案内端縁54が第1分岐点及び第2分岐点における直進
する紙通し部材移動路41を十分塞ぎ得る長さである。
イド部材7,7aと略平行であり、シフター52のシフ
ター51に対向する案内端縁54は、斜行する紙通しガ
イド部材8a,9aと略平行である。シフター51の紙
通し経路方向の長さは、案内端縁53が第1分岐点にお
ける斜行する紙通し部材移動路42と第2分岐点におけ
る斜行する紙通し部材移動路43を同時に十分塞ぎ得る
長さであり、シフター52の紙通し経路方向の長さは、
案内端縁54が第1分岐点及び第2分岐点における直進
する紙通し部材移動路41を十分塞ぎ得る長さである。
【0044】シフターの案内端縁が案内ピン列に対向す
る形式においては、
る形式においては、
【0023】において述べたのと同一である。シフター
の案内端縁が紙通し部材20の両面に対向する形式にお
いては、
の案内端縁が紙通し部材20の両面に対向する形式にお
いては、
【0024】において述べたのと同一であり、斜行する
紙通し部材移動路42,43を遮断した位置のシフター
51の案内端縁53は、紙通しガイド部材8,9,7c
の案内面と略同高にあり、直進する紙通し部材移動路4
1を遮断した位置のシフター52の案内端縁54は、紙
通しガイド部材10,9bの案内面と略同高にある。
紙通し部材移動路42,43を遮断した位置のシフター
51の案内端縁53は、紙通しガイド部材8,9,7c
の案内面と略同高にあり、直進する紙通し部材移動路4
1を遮断した位置のシフター52の案内端縁54は、紙
通しガイド部材10,9bの案内面と略同高にある。
【0045】詳細に述べると、シフター51の案内端縁
53は、上流導入端が走行する紙通し部材20との係合
を避け、紙通し部材20の分岐点への円滑な導入を確保
するべく、上流導入範囲又は全長において、紙通し上流
側に向って拡がる傾斜や円弧になつていると共に、紙通
し部材20の直進する紙通し部材移動路41への円滑な
導入を確保するべく、下流導出端が紙通しガイド部材
9,7cとの案内面からは少なくとも引込んではいな
い。
53は、上流導入端が走行する紙通し部材20との係合
を避け、紙通し部材20の分岐点への円滑な導入を確保
するべく、上流導入範囲又は全長において、紙通し上流
側に向って拡がる傾斜や円弧になつていると共に、紙通
し部材20の直進する紙通し部材移動路41への円滑な
導入を確保するべく、下流導出端が紙通しガイド部材
9,7cとの案内面からは少なくとも引込んではいな
い。
【0046】シフターを上記のような2枚2組でなく、
発明の実施の第2形態におけるのと同様に、2枚1組、
即ち各1枚の長四辺形板状片のシフター51及び台形板
状片のシフター52にしてもよく、紙通しガイド部材
7,8;7a,9;8a,10;7b,7c;9a,9
bの幅方向の適宜の位置に対向するように上下に2枚1
組のシフター51,52を位置させ、シフター51,5
2が対向する紙通しガイド部材7,8;7a,9;8
a,10;7b,7c;9a,9bの幅方向の位置にシ
フター51,52が出入自在となるような貫通隙間が形
成されている。その構造は、図6、図7及び図8に示す
構造と実質的に同じである。
発明の実施の第2形態におけるのと同様に、2枚1組、
即ち各1枚の長四辺形板状片のシフター51及び台形板
状片のシフター52にしてもよく、紙通しガイド部材
7,8;7a,9;8a,10;7b,7c;9a,9
bの幅方向の適宜の位置に対向するように上下に2枚1
組のシフター51,52を位置させ、シフター51,5
2が対向する紙通しガイド部材7,8;7a,9;8
a,10;7b,7c;9a,9bの幅方向の位置にシ
フター51,52が出入自在となるような貫通隙間が形
成されている。その構造は、図6、図7及び図8に示す
構造と実質的に同じである。
【0047】複合分岐域33の配設位置において、輪転
機のフレームの内側面に適宜のブラケット55を介して
左右方向作動の複式空気圧シリンダー56が取り付けら
れ、複式空気圧シリンダー56は、図示しない外部の制
御装置により制御作動される。複式空気圧シリンダー5
6の横向きピストン棒56aの突出端には、複合分岐域
33の第1分岐点及び第2分岐点を十分にカバーする紙
通し経路方向の長さを有し、且つ前記フレームの内側面
に平行なシフター取付けブラケット57が調節ねじを介
して作動方向位置調節自在に取り付けられている。
機のフレームの内側面に適宜のブラケット55を介して
左右方向作動の複式空気圧シリンダー56が取り付けら
れ、複式空気圧シリンダー56は、図示しない外部の制
御装置により制御作動される。複式空気圧シリンダー5
6の横向きピストン棒56aの突出端には、複合分岐域
33の第1分岐点及び第2分岐点を十分にカバーする紙
通し経路方向の長さを有し、且つ前記フレームの内側面
に平行なシフター取付けブラケット57が調節ねじを介
して作動方向位置調節自在に取り付けられている。
【0048】シフター取付けブラケット57には、シフ
ター51,51の基端部(図示の例では左端部)が平行
な取付けピン17,17を介して取り付けられ、シフタ
ー52,52の案内端縁54,54とは反対側の端部
が、平行な取付けピン18,18を介して取り付けら
れ、シフター51及びシフター52の基準位置は調節ね
じで調節される。
ター51,51の基端部(図示の例では左端部)が平行
な取付けピン17,17を介して取り付けられ、シフタ
ー52,52の案内端縁54,54とは反対側の端部
が、平行な取付けピン18,18を介して取り付けら
れ、シフター51及びシフター52の基準位置は調節ね
じで調節される。
【0049】複式空気圧シリンダー56が作動し横向き
ピストン棒56aが退縮状態にあるとき、シフター取付
けブラケット57、即ちシフター51,51;52,5
2は、図10において左端位置にあり、複式空気圧シリ
ンダー56が作動し横向きピストン棒56aが中立状態
にあるとき、シフター取付けブラケット57、即ちシフ
ター51,51;52,52は、中間位置にあり、複式
空気圧シリンダー56が作動し横向きピストン棒56a
が突出状態にあるとき、シフター取付けブラケット5
7、即ちシフター51,51;52,52は、図10に
おいて右端位置にある。
ピストン棒56aが退縮状態にあるとき、シフター取付
けブラケット57、即ちシフター51,51;52,5
2は、図10において左端位置にあり、複式空気圧シリ
ンダー56が作動し横向きピストン棒56aが中立状態
にあるとき、シフター取付けブラケット57、即ちシフ
ター51,51;52,52は、中間位置にあり、複式
空気圧シリンダー56が作動し横向きピストン棒56a
が突出状態にあるとき、シフター取付けブラケット5
7、即ちシフター51,51;52,52は、図10に
おいて右端位置にある。
【0050】シフター51,51;52,52の互の相
関位置及び各紙通し部材移動路41に対する相関位置は
次のようになっている。図10に示すように、シフター
取付けブラケット57の左端位置にあつては、シフター
51,51の案内端縁53,53は、第1分岐点及び第
2分岐点から外れた位置にあり、シフター52,52の
案内端縁54,54は、第1分岐点における直進する紙
通し部材移動路41を閉塞し、紙通しガイド部材7と紙
通しガイド部材10とを連絡する案内ピン係合案内位置
又は紙通し部材係合案内位置となり、紙通し部材移動路
40と斜行する紙通し部材移動路42とを連通させる。
関位置及び各紙通し部材移動路41に対する相関位置は
次のようになっている。図10に示すように、シフター
取付けブラケット57の左端位置にあつては、シフター
51,51の案内端縁53,53は、第1分岐点及び第
2分岐点から外れた位置にあり、シフター52,52の
案内端縁54,54は、第1分岐点における直進する紙
通し部材移動路41を閉塞し、紙通しガイド部材7と紙
通しガイド部材10とを連絡する案内ピン係合案内位置
又は紙通し部材係合案内位置となり、紙通し部材移動路
40と斜行する紙通し部材移動路42とを連通させる。
【0051】シフター取付けブラケット57の中間位置
にあつては、シフター51,51の案内端縁53,53
は、第1分岐点における斜行する紙通し部材移動路42
のみを閉塞し、紙通しガイド部材8と紙通しガイド部材
9とを連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係
合案内位置となり、シフター52,52の案内端縁5
4,54は、第2分岐点における直進する紙通し部材移
動路41を閉塞し、紙通しガイド部材7aと紙通しガイ
ド部材9bとを連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通
し部材係合案内位置となり、紙通し部材移動路40と斜
行する紙通し部材移動路43とを連通させる。
にあつては、シフター51,51の案内端縁53,53
は、第1分岐点における斜行する紙通し部材移動路42
のみを閉塞し、紙通しガイド部材8と紙通しガイド部材
9とを連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係
合案内位置となり、シフター52,52の案内端縁5
4,54は、第2分岐点における直進する紙通し部材移
動路41を閉塞し、紙通しガイド部材7aと紙通しガイ
ド部材9bとを連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通
し部材係合案内位置となり、紙通し部材移動路40と斜
行する紙通し部材移動路43とを連通させる。
【0052】そして、シフター取付けブラケット57の
右端位置にあつては、シフター52,52の案内端縁5
4,54は、第1分岐点は勿論のこと、第2分岐点から
外れた位置にあり、シフター51,51の案内端縁5
3,53は、第1分岐点における斜行する紙通し部材移
動路42及び第2分岐点における斜行する紙通し部材移
動路43を同時に閉塞し、紙通しガイド部材8と紙通し
ガイド部材9と紙通しガイド部材7cとを連絡する案内
ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内位置となり、
輪転機の紙通しガイドの分岐装置部全域に亘っての紙通
し部材移動路41を開通させる。上記各実施の形態にお
いて、シフター取付けブラケット16の昇降駆動手段及
びシフター取付けブラケット57の左右動駆動手段とし
て、上記の空気圧シリンダー15,56の替わりに油圧
シリンダー又は電磁駆動装置を用いてもよい。
右端位置にあつては、シフター52,52の案内端縁5
4,54は、第1分岐点は勿論のこと、第2分岐点から
外れた位置にあり、シフター51,51の案内端縁5
3,53は、第1分岐点における斜行する紙通し部材移
動路42及び第2分岐点における斜行する紙通し部材移
動路43を同時に閉塞し、紙通しガイド部材8と紙通し
ガイド部材9と紙通しガイド部材7cとを連絡する案内
ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内位置となり、
輪転機の紙通しガイドの分岐装置部全域に亘っての紙通
し部材移動路41を開通させる。上記各実施の形態にお
いて、シフター取付けブラケット16の昇降駆動手段及
びシフター取付けブラケット57の左右動駆動手段とし
て、上記の空気圧シリンダー15,56の替わりに油圧
シリンダー又は電磁駆動装置を用いてもよい。
【0053】上記の輪転機の紙通しガイドの分岐装置の
作動について説明する。先ず、実施の第1形態について
は、図1乃至図3及び図4に示す形式を代表として説明
する。上流側の給紙部から下流側の折部に到る紙通し経
路中で、一側のウエブ料紙貼付け部20aにウエブ料紙
Wの側縁先端部を貼り付けた紙通し部材20は、紙通し
ガイドに案内されて所定の紙通し部材移動路に沿って走
行される。それによりウエブ料紙Wも所定の紙通し経路
に沿って紙通しされる。
作動について説明する。先ず、実施の第1形態について
は、図1乃至図3及び図4に示す形式を代表として説明
する。上流側の給紙部から下流側の折部に到る紙通し経
路中で、一側のウエブ料紙貼付け部20aにウエブ料紙
Wの側縁先端部を貼り付けた紙通し部材20は、紙通し
ガイドに案内されて所定の紙通し部材移動路に沿って走
行される。それによりウエブ料紙Wも所定の紙通し経路
に沿って紙通しされる。
【0054】紙通し経路の分岐点においては、紙通し部
材20が紙通し部材移動路の分岐点において紙通し経路
切換え装置により選択された紙通し部材移動路の方に走
行し、従ってウエブ料紙Wもそれに応じて選択された所
定の紙通し経路の方に沿って紙通しされるのである。
材20が紙通し部材移動路の分岐点において紙通し経路
切換え装置により選択された紙通し部材移動路の方に走
行し、従ってウエブ料紙Wもそれに応じて選択された所
定の紙通し経路の方に沿って紙通しされるのである。
【0055】具体的には、紙通し部材20は、紙通しガ
イドの単線域31の紙通しガイド部材5,6に案内され
て紙通し部材移動路40を走行し、紙通しガイドの分岐
域32に到り、紙通しガイド部材7,8に案内されて分
岐点に達する。そこで、紙通し部材20を紙通し部材移
動路40からそのまま直進させ紙通し部材移動路41を
走行させる場合には、空気圧シリンダー15を作動し、
ピストン棒15aを介してシフター取付けブラケット1
6、即ちシフター11a,11b;12a,12bを下
降位置にする。
イドの単線域31の紙通しガイド部材5,6に案内され
て紙通し部材移動路40を走行し、紙通しガイドの分岐
域32に到り、紙通しガイド部材7,8に案内されて分
岐点に達する。そこで、紙通し部材20を紙通し部材移
動路40からそのまま直進させ紙通し部材移動路41を
走行させる場合には、空気圧シリンダー15を作動し、
ピストン棒15aを介してシフター取付けブラケット1
6、即ちシフター11a,11b;12a,12bを下
降位置にする。
【0056】それにより、シフター12a,12bの案
内端縁14a,14bは、紙通し部材移動路40から離
れ、シフター11a,11bの案内端縁13a,13b
は、分岐点における斜行する紙通し部材移動路42を閉
塞し、紙通しガイド部材8と紙通しガイド部材9とを連
絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内位
置となるので、紙通し部材20の案内ピン21,22の
上端がシフター11a,11bの案内端縁13a,13
bに案内された状態、又は紙通し部材20自体がシフタ
ー11a,11bの案内端縁13a,13bと紙通しガ
イド部材7,7aとに案内された状態で、ガイド部材
9,7aが形成する紙通し部材移動路41中へと走行す
る。
内端縁14a,14bは、紙通し部材移動路40から離
れ、シフター11a,11bの案内端縁13a,13b
は、分岐点における斜行する紙通し部材移動路42を閉
塞し、紙通しガイド部材8と紙通しガイド部材9とを連
絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内位
置となるので、紙通し部材20の案内ピン21,22の
上端がシフター11a,11bの案内端縁13a,13
bに案内された状態、又は紙通し部材20自体がシフタ
ー11a,11bの案内端縁13a,13bと紙通しガ
イド部材7,7aとに案内された状態で、ガイド部材
9,7aが形成する紙通し部材移動路41中へと走行す
る。
【0057】逆に、紙通し部材20を分岐点において紙
通し部材移動路40から斜行する紙通し部材移動路42
へと分岐走行させる場合には、空気圧シリンダー15を
作動し、ピストン棒15aを介してシフター取付けブラ
ケット16、即ちシフター11a,11b;12a,1
2bを上昇位置にする。
通し部材移動路40から斜行する紙通し部材移動路42
へと分岐走行させる場合には、空気圧シリンダー15を
作動し、ピストン棒15aを介してシフター取付けブラ
ケット16、即ちシフター11a,11b;12a,1
2bを上昇位置にする。
【0058】それにより、シフター11a,11bの案
内端縁13a,13bは、紙通し部材移動路40から離
れ、シフター12a,12bの案内端縁14a,14b
は、分岐点における直進する紙通し部材移動路41を閉
塞し、紙通しガイド部材7と紙通しガイド部材10とを
連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内
位置となるので、紙通し部材20の案内ピン21,22
の下端がシフター12a,12bの案内端縁14a,1
4bに案内された状態、又は紙通し部材20自体がシフ
ター12a,12bの案内端縁14a,14bと紙通し
ガイド部材7,10とに案内された状態で、ガイド部材
8a,10が形成する紙通し部材移動路42中へと走行
する。
内端縁13a,13bは、紙通し部材移動路40から離
れ、シフター12a,12bの案内端縁14a,14b
は、分岐点における直進する紙通し部材移動路41を閉
塞し、紙通しガイド部材7と紙通しガイド部材10とを
連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内
位置となるので、紙通し部材20の案内ピン21,22
の下端がシフター12a,12bの案内端縁14a,1
4bに案内された状態、又は紙通し部材20自体がシフ
ター12a,12bの案内端縁14a,14bと紙通し
ガイド部材7,10とに案内された状態で、ガイド部材
8a,10が形成する紙通し部材移動路42中へと走行
する。
【0059】実施の第2形態(シフターが2枚1対の場
合)は、上記の実施の第1形態と実質的に同じであり、
分岐点において、シフター11,12の案内端縁13,
14は、紙通し部材移動路を閉塞したり、連通する方の
紙通し部材移動路を形成する紙通しガイド部材同士を連
絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内位
置となったりして、案内ピン列21,・・・、又は紙通
し部材20自体がシフター11,12により選択された
所定の紙通し部材移動路へ分岐走行する。
合)は、上記の実施の第1形態と実質的に同じであり、
分岐点において、シフター11,12の案内端縁13,
14は、紙通し部材移動路を閉塞したり、連通する方の
紙通し部材移動路を形成する紙通しガイド部材同士を連
絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内位
置となったりして、案内ピン列21,・・・、又は紙通
し部材20自体がシフター11,12により選択された
所定の紙通し部材移動路へ分岐走行する。
【0060】次に、図10に示す実施の第3形態におい
ては、紙通し部材20が紙通し部材移動路の複数の分岐
点において紙通し経路切換え装置により選択された紙通
し部材移動路の方に走行し、従ってウエブ料紙Wもそれ
に応じて選択された所定の紙通し経路の方に沿って紙通
しされるのである。次のように紙通し経路切換装置Cを
作動させることにより、紙通し部材20は、複合分岐域
33において3本の紙通し部材移動路41,42,43
のいずれかを選択して走行する。
ては、紙通し部材20が紙通し部材移動路の複数の分岐
点において紙通し経路切換え装置により選択された紙通
し部材移動路の方に走行し、従ってウエブ料紙Wもそれ
に応じて選択された所定の紙通し経路の方に沿って紙通
しされるのである。次のように紙通し経路切換装置Cを
作動させることにより、紙通し部材20は、複合分岐域
33において3本の紙通し部材移動路41,42,43
のいずれかを選択して走行する。
【0061】複式空気圧シリンダー56を作動し、ピス
トン棒56aを介してシフター取付けブラケット57、
即ちシフター51,51;52,52を右端位置にした
場合には、シフター52,52の案内端縁54,54
は、第1分岐点は勿論のこと、第2分岐点からも離れ、
シフター51の案内端縁53,53は、第1分岐点にお
ける斜行する紙通し部材移動路42及び第2分岐点にお
ける斜行する紙通し部材移動路43を同時に閉塞し、紙
通しガイド部材8と紙通しガイド部材9と紙通しガイド
部材7cとを連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し
部材係合案内位置となるので、紙通し部材20の案内ピ
ン21,22の上端がシフター51の案内端縁53に案
内された状態,又は紙通し部材20自体がシフター51
の案内端縁53と紙通しガイド部材7,7a,7bとに
案内された状態で、紙通し部材20は、ガイド部材7
b,7cが形成する紙通し部材移動路41中へと走行す
る。
トン棒56aを介してシフター取付けブラケット57、
即ちシフター51,51;52,52を右端位置にした
場合には、シフター52,52の案内端縁54,54
は、第1分岐点は勿論のこと、第2分岐点からも離れ、
シフター51の案内端縁53,53は、第1分岐点にお
ける斜行する紙通し部材移動路42及び第2分岐点にお
ける斜行する紙通し部材移動路43を同時に閉塞し、紙
通しガイド部材8と紙通しガイド部材9と紙通しガイド
部材7cとを連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し
部材係合案内位置となるので、紙通し部材20の案内ピ
ン21,22の上端がシフター51の案内端縁53に案
内された状態,又は紙通し部材20自体がシフター51
の案内端縁53と紙通しガイド部材7,7a,7bとに
案内された状態で、紙通し部材20は、ガイド部材7
b,7cが形成する紙通し部材移動路41中へと走行す
る。
【0062】複式空気圧シリンダー56を作動し、ピス
トン棒56aを介してシフター取付けブラケット57、
即ちシフター51,52を中間位置にした場合には、シ
フター51の案内端縁53は、第1分岐点における斜行
する紙通し部材移動路42を閉塞し、紙通しガイド部材
8と紙通しガイド部材9とを連絡する案内ピン係合案内
位置又は紙通し部材係合案内位置となると共に、第2分
岐点における斜行する紙通し部材移動路43を開放す
る。シフター52,52の案内端縁54,54は、第2
分岐点における直進する紙通し部材移動路41を閉塞
し、紙通しガイド部材7aと紙通しガイド部材9bとを
連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内
位置となり、紙通し部材移動路40と斜行する紙通し部
材移動路43とを連通させる。
トン棒56aを介してシフター取付けブラケット57、
即ちシフター51,52を中間位置にした場合には、シ
フター51の案内端縁53は、第1分岐点における斜行
する紙通し部材移動路42を閉塞し、紙通しガイド部材
8と紙通しガイド部材9とを連絡する案内ピン係合案内
位置又は紙通し部材係合案内位置となると共に、第2分
岐点における斜行する紙通し部材移動路43を開放す
る。シフター52,52の案内端縁54,54は、第2
分岐点における直進する紙通し部材移動路41を閉塞
し、紙通しガイド部材7aと紙通しガイド部材9bとを
連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し部材係合案内
位置となり、紙通し部材移動路40と斜行する紙通し部
材移動路43とを連通させる。
【0063】従って、紙通し部材20の案内ピン21,
22の上端がシフター51の案内端縁53に案内され、
同じく下端がシフター52の案内端縁54に案内された
状態、又は紙通し部材20自体がシフター51の案内端
縁53と紙通しガイド部材7,7aとに案内され、更に
紙通しガイド部材9aとシフター52の案内端縁54に
案内された状態で、紙通し部材20は、ガイド部材9
a,9bが形成する紙通し部材移動路43中へと走行す
る。
22の上端がシフター51の案内端縁53に案内され、
同じく下端がシフター52の案内端縁54に案内された
状態、又は紙通し部材20自体がシフター51の案内端
縁53と紙通しガイド部材7,7aとに案内され、更に
紙通しガイド部材9aとシフター52の案内端縁54に
案内された状態で、紙通し部材20は、ガイド部材9
a,9bが形成する紙通し部材移動路43中へと走行す
る。
【0064】複式空気圧シリンダー56を作動し、ピス
トン棒56aを介してシフター取付けブラケット57、
即ちシフター51,52を左端位置にした場合には、シ
フター51の案内端縁53は、第1分岐点及び第2分岐
点からからも離れ、シフター52,52の案内端縁5
4,54は、第1分岐点における直進する紙通し部材移
動路41を閉塞し、紙通しガイド部材7と紙通しガイド
部材10とを連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し
部材係合案内位置となり、紙通し部材移動路40と斜行
する紙通し部材移動路42とを連通させる。従って、紙
通し部材20の案内ピン21,22の下端がシフター5
2の案内端縁54に案内された状態又は紙通し部材20
自体がシフター52の案内端縁54と紙通しガイド部材
8aに案内された状態で、紙通し部材20は、ガイド部
材8a,10が形成する紙通し部材移動路42中へと走
行する。
トン棒56aを介してシフター取付けブラケット57、
即ちシフター51,52を左端位置にした場合には、シ
フター51の案内端縁53は、第1分岐点及び第2分岐
点からからも離れ、シフター52,52の案内端縁5
4,54は、第1分岐点における直進する紙通し部材移
動路41を閉塞し、紙通しガイド部材7と紙通しガイド
部材10とを連絡する案内ピン係合案内位置又は紙通し
部材係合案内位置となり、紙通し部材移動路40と斜行
する紙通し部材移動路42とを連通させる。従って、紙
通し部材20の案内ピン21,22の下端がシフター5
2の案内端縁54に案内された状態又は紙通し部材20
自体がシフター52の案内端縁54と紙通しガイド部材
8aに案内された状態で、紙通し部材20は、ガイド部
材8a,10が形成する紙通し部材移動路42中へと走
行する。
【0065】上記の実施の各形態における紙通しの分岐
装置は、紙通し部材移動路が上流側の単線から下流側の
複線へと分岐し、紙通し部材が単線の上流側から下流側
の複線へと走行する際に適用される場合について説明し
ているが、上流側で複線であり、分岐点で合流して単線
の下流となる紙通し部材移動路形式であり、且つ紙通し
部材が細帯状の紙通し条体の端部にウエブ料紙の貼付け
部材を結合し、紙通し部材を紙通し経路の上流側から下
流側への全域に亘って通されて、その走行により紙通し
が行われる形式においても、上記の各形態における紙通
しの分岐装置を適用することができる。即ち、予め、紙
通し部材を所望の紙通し部材移動路を選択して紙通し経
路を形成する際の紙通し部材の下流側から上流側への走
行において用い得る。その場合にも、シフターの案内端
縁が案内ピンを含めて紙通し部材の下流側から上流側へ
の走行に支障ないように形成されることは上記の実施の
形態と同様であることは容易に理解できよう。
装置は、紙通し部材移動路が上流側の単線から下流側の
複線へと分岐し、紙通し部材が単線の上流側から下流側
の複線へと走行する際に適用される場合について説明し
ているが、上流側で複線であり、分岐点で合流して単線
の下流となる紙通し部材移動路形式であり、且つ紙通し
部材が細帯状の紙通し条体の端部にウエブ料紙の貼付け
部材を結合し、紙通し部材を紙通し経路の上流側から下
流側への全域に亘って通されて、その走行により紙通し
が行われる形式においても、上記の各形態における紙通
しの分岐装置を適用することができる。即ち、予め、紙
通し部材を所望の紙通し部材移動路を選択して紙通し経
路を形成する際の紙通し部材の下流側から上流側への走
行において用い得る。その場合にも、シフターの案内端
縁が案内ピンを含めて紙通し部材の下流側から上流側へ
の走行に支障ないように形成されることは上記の実施の
形態と同様であることは容易に理解できよう。
【0066】
【発明の効果】この発明の輪転機の紙通しの分岐装置に
おいては、単線域の紙通しガイドと分岐域の紙通しガイ
ドとが一体的に連続して形成されており、形状も単純で
あり、紙通しガイドに段差が生じないので、製作加工に
格別の困難性もなく、しかも紙通しガイドの段差におけ
る走行する紙通し部材の先端の引っ掛りによる紙通し部
材の走行の阻害も生じない。
おいては、単線域の紙通しガイドと分岐域の紙通しガイ
ドとが一体的に連続して形成されており、形状も単純で
あり、紙通しガイドに段差が生じないので、製作加工に
格別の困難性もなく、しかも紙通しガイドの段差におけ
る走行する紙通し部材の先端の引っ掛りによる紙通し部
材の走行の阻害も生じない。
【0067】又、分岐点における紙通し部材移動路の変
更の選択は、紙通しガイドとは別個に分岐点の紙通しガ
イドの近傍に設けられた小形のシフターにより行われる
ようになっているので、シフターの位置調整も比較的粗
い精度で十分であり、装置の組立ても容易である。更
に、紙通し部材移動路の変更の選択が、紙通しガイドの
変位でなく、上記のようなシフターの変位によるもので
あるので、紙通しの分岐装置自体も小形となり、省スペ
ースが図れる。
更の選択は、紙通しガイドとは別個に分岐点の紙通しガ
イドの近傍に設けられた小形のシフターにより行われる
ようになっているので、シフターの位置調整も比較的粗
い精度で十分であり、装置の組立ても容易である。更
に、紙通し部材移動路の変更の選択が、紙通しガイドの
変位でなく、上記のようなシフターの変位によるもので
あるので、紙通しの分岐装置自体も小形となり、省スペ
ースが図れる。
【図1】この発明の実施の第1形態における紙通しの分
岐装置の正面図である。
岐装置の正面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1のIII −III 線における断面図である。
【図4】この発明の実施の第1形態の第1変形形式
(A)を示す図1ののII−II線における断面部分図であ
る。
(A)を示す図1ののII−II線における断面部分図であ
る。
【図5】この発明の実施の第1形態の第2変形形式
(B)を示す図1ののII−II線における断面部分図であ
る。
(B)を示す図1ののII−II線における断面部分図であ
る。
【図6】この発明の実施の第2形態における紙通しの分
岐装置の正面図である。
岐装置の正面図である。
【図7】図6のV−V線における断面図である。
【図8】この発明の実施の第2形態の変形形式を示す図
6のV−V線における断面部分図である。
6のV−V線における断面部分図である。
【図9】この発明の実施の第1形態及び第2形態おける
紙通しの分岐装置の多分岐適用例の正面図である。
紙通しの分岐装置の多分岐適用例の正面図である。
【図10】この発明の実施の第3形態における紙通しの
分岐装置の正面図である。
分岐装置の正面図である。
【図11】この発明の実施の形態における紙通し部材の
斜視図である。
斜視図である。
1 フレーム 2,55 ブラケット 2a 垂下部 31 単線域 32 分岐域 33 複合分岐域 4 ガイド支持ブラケット 5,6 紙通しガイド部材 7,8 紙通しガイド部材 7a,7b,7c,8a, 紙通しガイド部材 9,9a,9b,10 紙通しガイド部材 A,B,C 紙通し経路切換え装置 11,12;11a,11b;12a,12b;51,
52 シフター 13,14;13a,13b;14a,14b,53,
54 案内端縁 15 空気圧シリンダー 56 複式空気圧シリンダー 15a,56a ピストン棒 16,57 シフター取付けブラケット 16a 直立部 17,18 取付けピン 19 案内溝 40,41,42,43,44 紙通し部材移動路 20 紙通し部材 20a ウエブ料紙貼付け部 21,22 案内ピン W ウエブ料紙
52 シフター 13,14;13a,13b;14a,14b,53,
54 案内端縁 15 空気圧シリンダー 56 複式空気圧シリンダー 15a,56a ピストン棒 16,57 シフター取付けブラケット 16a 直立部 17,18 取付けピン 19 案内溝 40,41,42,43,44 紙通し部材移動路 20 紙通し部材 20a ウエブ料紙貼付け部 21,22 案内ピン W ウエブ料紙
Claims (5)
- 【請求項1】 輪転機のウエブ料紙の紙通し経路に紙通
しするべく、紙通し部材が走行可能である紙通し部材移
動路を形成する紙通しガイドを前記紙通し経路に沿って
その側部に設けた紙通し装置において、 複数の下流側の紙通し部材移動路のいずれをも単一の上
流側の紙通し部材移動路と夫々の分岐点で連続させて形
成した分岐紙通しガイドと、 該分岐紙通しガイドの近傍に配置され、分岐紙通しガイ
ドの分岐点において、選択された下流側の紙通し部材移
動路に紙通し部材を誘導すると共に非選択の下流側の紙
通し部材移動路を遮断する案内端縁を形成したシフター
とを具備する輪転機の紙通しガイドの分岐装置。 - 【請求項2】 シフターの案内端縁の上流導入側は、上
流側ほど紙通し部材移動路から遠くなる傾斜又は円弧と
なっている形状を有する請求項1に記載の輪転機の紙通
しガイドの分岐装置。 - 【請求項3】 下流側の紙通し部材移動路へ誘導と遮断
との組合せを選択させるようにシフターを選択的に変位
駆動させる駆動手段を具備する請求項1又は請求項2に
記載の輪転機の紙通しガイドの分岐装置。 - 【請求項4】 紙通し部材の先端部の幅方向の両側を規
制して選択する下流側の紙通し部材移動路へ誘導を行う
べくシフターが平行二列に配設された請求項1、請求項
2又は請求項3に記載の輪転機の紙通しガイドの分岐装
置。 - 【請求項5】 紙通し部材の先端部の幅方向の中央部を
規制して選択する下流側の紙通し部材移動路へ誘導を行
うべくシフターが単列に、且つ分岐紙通しガイドを貫通
して配設された請求項1、請求項2又は請求項3に記載
の輪転機の紙通しガイドの分岐装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8272912A JP2849679B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 輪転機の紙通しガイドの分岐装置 |
US08/856,690 US5816465A (en) | 1996-09-25 | 1997-05-15 | Branching apparatus for a paper-web threading guide of a rotary press |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8272912A JP2849679B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 輪転機の紙通しガイドの分岐装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10100370A JPH10100370A (ja) | 1998-04-21 |
JP2849679B2 true JP2849679B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=17520492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8272912A Expired - Lifetime JP2849679B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 輪転機の紙通しガイドの分岐装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5816465A (ja) |
JP (1) | JP2849679B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19724123A1 (de) * | 1997-06-09 | 1998-12-10 | Voith Sulzer Papiermasch Gmbh | Vorrichtung und Verfahren zum Überführen eines Einfädelstreifens oder einer Materialbahn |
US6131784A (en) * | 1997-12-22 | 2000-10-17 | Valmet-Karlstad Ab | Threading device |
US6705499B1 (en) * | 1999-03-19 | 2004-03-16 | Koenig & Bauer Aktiengesellschaft | Rollers for guiding paper webs |
US6398094B1 (en) * | 2000-05-08 | 2002-06-04 | The Washington Post | Web threading apparatus for a rotary printing press |
US6460821B1 (en) * | 2000-11-20 | 2002-10-08 | David Andrew Rhudy | DSS uni-mount |
DE10121943B4 (de) * | 2001-05-05 | 2005-04-21 | Koenig & Bauer Ag | Weiche einer Transportvorrichtung |
DE102010031887B4 (de) * | 2010-07-21 | 2021-02-18 | Krones Aktiengesellschaft | Führungsvorrichtung und Verfahren zum Führen von wenigstens einem Materialbahnende in einer Verpackungsmaschine |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2402768C2 (de) * | 1974-01-22 | 1978-04-20 | Maschinenfabrik Augsburg-Nuernberg Ag, 8900 Augsburg | Vorrichtung zum Einziehen von Materialbahnen in Rotationsdruckmaschinen |
DE8011068U1 (de) * | 1980-04-23 | 1980-07-17 | M.A.N.-Roland Druckmaschinen Ag, 6050 Offenbach | Einzugsvorrichtung fuer rollen- rotationsdruckmaschinen |
JPH07108741B2 (ja) * | 1989-04-04 | 1995-11-22 | 株式会社東京機械製作所 | 輪転機の紙通し装置 |
CA2025552C (en) * | 1989-09-20 | 1993-12-21 | Kunio Suzuki | Paper web threading apparatus for rotary printing press |
EP0425741A1 (en) * | 1989-11-01 | 1991-05-08 | Hamada Printing Press Co. Ltd. | Paper feed device for rotary press |
JP2521385B2 (ja) * | 1991-09-24 | 1996-08-07 | 株式会社ロックウェルグラフイックシステムズジャパン | 走行紙の紙通し装置 |
FR2684042B1 (fr) * | 1991-11-26 | 1996-06-07 | Heidelberg Harris Sa | Dispositif d'engagement de bande pour presse a imprimer a bobine. |
JPH0688695A (ja) * | 1992-09-07 | 1994-03-29 | Furukawa Electric Co Ltd:The | アルミ製熱交換器用複合チューブとその製造方法 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP8272912A patent/JP2849679B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-05-15 US US08/856,690 patent/US5816465A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5816465A (en) | 1998-10-06 |
JPH10100370A (ja) | 1998-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2849679B2 (ja) | 輪転機の紙通しガイドの分岐装置 | |
US4006656A (en) | Scoring and cutting apparatus for an elongated sheet | |
EP0212246B1 (de) | Einrichtung zur Umlenkung der Förderrichtung von Papierblättern | |
KR100498109B1 (ko) | 시트형상물체의 박막성형장치 | |
CN101489761B (zh) | 夹爪式片或膜延伸装置 | |
JP3145434B2 (ja) | 入紙機 | |
EP1076631A1 (de) | Vorrichtung zum übereinanderlegen von papierblättern oder dergleichen | |
KR960001252A (ko) | 경편기용 자카드 바 | |
KR20070079922A (ko) | 닛팅 또는 루프 형성 기계용 테이크-오프 콤 | |
JP2002079648A (ja) | 輪転印刷機の搬送レーン内に材料ウェブを導入するための装置 | |
JPH06183640A (ja) | すえ込み折り機 | |
CN1121547A (zh) | 路面整修机的摊铺板 | |
JPS62822B2 (ja) | ||
KR920015397A (ko) | 케이블 제작기계 | |
US7846300B2 (en) | Rail for the compliant supporting of a mesh, and double mesh section | |
US7143676B2 (en) | Vise carriage and support mechanism | |
JP6173017B2 (ja) | バックル折り機用のバックルプレートユニット | |
DE19811109A1 (de) | Falztrichter | |
US20040089692A1 (en) | Device and method for switching between materials | |
EP0659663A1 (de) | Vorrichtung zur Regelung des Geradelaufs eines Bandes | |
KR20180100354A (ko) | 코드 강화 플라이의 에지에 검 스트립을 도포하기 위한 장치 및 방법 | |
US5931540A (en) | Drive system having a pin drive chain for a cutting machine for underground mining | |
EP2094592B1 (de) | Weiche | |
CA2474295C (en) | Pit cover | |
EP4173861A1 (en) | Sliding window for vehicles |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101113 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131113 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20161113 Year of fee payment: 18 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |