JP2848946B2 - テレビジョン信号処理回路 - Google Patents
テレビジョン信号処理回路Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テレビジョン信号の信号処理回路に関する
ものである。
ものである。
更に詳しく述べれば、入力するテレビジョン信号が高
品位テレビジョン信号であっても現行標準テレビジョン
信号であっても、それら両方の場合に対して信号処理を
行い、高品質な画像を得る順次走査のテレビジョン信号
として出力する信号処理回路に、本発明は関するもので
ある。
品位テレビジョン信号であっても現行標準テレビジョン
信号であっても、それら両方の場合に対して信号処理を
行い、高品質な画像を得る順次走査のテレビジョン信号
として出力する信号処理回路に、本発明は関するもので
ある。
近年、テレビジョン画面の大型化にともない、表示画
像の高品質化が求められている。この要求に対し、各種
の高品位テレビジョン方式の検討が進められている。日
本における高品位テレビジョン信号の伝送方式として、
NHKが開発したMUSE(Multiple Sub−Nyquist Sampling
Encording)方式が代表としてあげられる。以下、このM
USE方式を例に説明する。
像の高品質化が求められている。この要求に対し、各種
の高品位テレビジョン方式の検討が進められている。日
本における高品位テレビジョン信号の伝送方式として、
NHKが開発したMUSE(Multiple Sub−Nyquist Sampling
Encording)方式が代表としてあげられる。以下、このM
USE方式を例に説明する。
MUSE方式は、資料「NHK技術研究誌 昭和62 第39巻
第2号 通巻第172号 P18〜P53」に記載されてい
る。
第2号 通巻第172号 P18〜P53」に記載されてい
る。
このMUSE方式は、走査線数1125本、フレーム周波数30
Hzのインタレース走査、画面のアスペクト比が16:9の高
品位テレビジョン信号(以下、1125/30信号と記す)に
対して、エンコーダ側で、動画においては1水平周期毎
に1画素おきに画素を間引き、静止画においては、2フ
レームの1巡するように1画素おきに画素を間引く多重
サブサンプリングにより帯域圧縮方式を行っている。
Hzのインタレース走査、画面のアスペクト比が16:9の高
品位テレビジョン信号(以下、1125/30信号と記す)に
対して、エンコーダ側で、動画においては1水平周期毎
に1画素おきに画素を間引き、静止画においては、2フ
レームの1巡するように1画素おきに画素を間引く多重
サブサンプリングにより帯域圧縮方式を行っている。
これにより、静止画信号帯域24MHz、動画信号帯域16M
Hzの信号を8MHzにまで帯域圧縮して伝送することが可能
となる。
Hzの信号を8MHzにまで帯域圧縮して伝送することが可能
となる。
このMUSE方式で帯域圧縮された1125/30信号(以下、M
USE信号と記す)を受信するMUSEデコーダは、静止画処
理・動画処理の2系統の信号処理回路、静止画/動画を
判別するための動き検出回路、周波数変換回路などから
構成されており、MUSE信号の復元処理を施し、アスペク
ト比16:9のディスプレイに表示可能な1125/30信号を出
力する。
USE信号と記す)を受信するMUSEデコーダは、静止画処
理・動画処理の2系統の信号処理回路、静止画/動画を
判別するための動き検出回路、周波数変換回路などから
構成されており、MUSE信号の復元処理を施し、アスペク
ト比16:9のディスプレイに表示可能な1125/30信号を出
力する。
また、MUSE信号を現行のテレビジョン受信機、あるい
は順次走査のテレビジョン受信機に表示可能な信号に変
換する方式の開発も進められている。
は順次走査のテレビジョン受信機に表示可能な信号に変
換する方式の開発も進められている。
このMUSE信号を走査線数525本、フレーム周波数30H
z、インタレース走査のテレビジョン信号(以下、525/3
0信号と記す)、あるいは走査線数525本、フレーム周波
数60Hz、順次走査のテレビジョン信号(以下、525/60信
号と記す)に変換する方式の従来例として、「加瀬沢他
“EDTV対応MUSE/NTSCコンバータ”テレビジョン学会技
術報告,VOL.14,NO.8 pp13−18」がある。
z、インタレース走査のテレビジョン信号(以下、525/3
0信号と記す)、あるいは走査線数525本、フレーム周波
数60Hz、順次走査のテレビジョン信号(以下、525/60信
号と記す)に変換する方式の従来例として、「加瀬沢他
“EDTV対応MUSE/NTSCコンバータ”テレビジョン学会技
術報告,VOL.14,NO.8 pp13−18」がある。
このなかで述べられているEDTV対応MUSE/NTSCコンバ
ータは以下の2つの大きな特徴を持つ。
ータは以下の2つの大きな特徴を持つ。
1つは、1125/30信号を、525/60信号に変換して出力
することが可能であること。2つめは、フレームメモリ
を用いることにより、エンコーダにおける帯域圧縮で生
じた折り返し妨害を除去することである。以下このコン
バータについて、第11図を用いて説明する。
することが可能であること。2つめは、フレームメモリ
を用いることにより、エンコーダにおける帯域圧縮で生
じた折り返し妨害を除去することである。以下このコン
バータについて、第11図を用いて説明する。
第11図は、従来のEDTV対応のMUSE/NTSCコンバータを
示すブロック図である。
示すブロック図である。
第11図において、74は入力端子、75はアンプ回路、76
はA/D変換器、77はオートマチックレベルコントロール
回路(以下、ALC回路と記す)、78は非線形処理回路、7
9はフレームメモリ、80は水平低域通過フィルタ(以
下、水平LPFと記す)、81は折り返し除去回路、82は垂
直低域通過フィルタ(以下、垂直LPFと記す)、83は輪
郭強調回路、84,89,90,91は時間軸変換回路、85,92はD/
A変換器、86,87,88,93,94,95は出力端子である。
はA/D変換器、77はオートマチックレベルコントロール
回路(以下、ALC回路と記す)、78は非線形処理回路、7
9はフレームメモリ、80は水平低域通過フィルタ(以
下、水平LPFと記す)、81は折り返し除去回路、82は垂
直低域通過フィルタ(以下、垂直LPFと記す)、83は輪
郭強調回路、84,89,90,91は時間軸変換回路、85,92はD/
A変換器、86,87,88,93,94,95は出力端子である。
入力端子74より入力したアナログのMUSE信号は、ALC
回路77からの制御信号でアンプ回路75の増幅率を制御す
ることにより、信号レベルを一定に保ちながらA/D変換
器76に供給される。
回路77からの制御信号でアンプ回路75の増幅率を制御す
ることにより、信号レベルを一定に保ちながらA/D変換
器76に供給される。
A/D変換器76でデジタル信号に変換されたMUSE信号
は、非線形処理回路78において、送信側で非線形処理さ
れた信号状態を線形な状態に戻す信号処理が施されるこ
とにより、伝送がFMであるために生じた三角ノイズを除
去することができる。
は、非線形処理回路78において、送信側で非線形処理さ
れた信号状態を線形な状態に戻す信号処理が施されるこ
とにより、伝送がFMであるために生じた三角ノイズを除
去することができる。
その後、非線形処理を施されたMUSE信号は、水平LPF8
0およびフレームメモリ79に供給される。水平LPF80では
到来信号とフレームメモリ79で1フレーム期間遅延した
信号の両方に対して、水平方向のLPF処理を施す。
0およびフレームメモリ79に供給される。水平LPF80では
到来信号とフレームメモリ79で1フレーム期間遅延した
信号の両方に対して、水平方向のLPF処理を施す。
折り返し除去回路81は、2フレーム間差による動き検
出部とミキシング処理部とを有し、ミキシング処理部に
おいて、動画用の現フレームの信号と、静止画用の現フ
レームと1フレーム前の平均値信号とを動き検出信号に
したがって混合する。静止画信号では、現フレームと1
フレーム前の信号を平均化することにより、エンコーダ
における帯域圧縮処理で生じるフレームオフセットサブ
サンプリングによる折り返し妨害を除去することができ
る。
出部とミキシング処理部とを有し、ミキシング処理部に
おいて、動画用の現フレームの信号と、静止画用の現フ
レームと1フレーム前の平均値信号とを動き検出信号に
したがって混合する。静止画信号では、現フレームと1
フレーム前の信号を平均化することにより、エンコーダ
における帯域圧縮処理で生じるフレームオフセットサブ
サンプリングによる折り返し妨害を除去することができ
る。
その後、垂直LPF82で、走査線数1125本のMUSE信号か
ら、525/60信号と走査線重心の合った走査線数525本の
信号を作成する。輪郭強調回路83では、垂直LPF82から
出力される輝度信号に対し、エッジを強調する処理を施
す。
ら、525/60信号と走査線重心の合った走査線数525本の
信号を作成する。輪郭強調回路83では、垂直LPF82から
出力される輝度信号に対し、エッジを強調する処理を施
す。
次段の時間軸変換回路84はメモリを有しており、MUSE
信号に同期したクロックで到来信号を書き込み、525/60
信号に同期したクロックで読みだす。この処理により、
到来信号は525/60信号として出力される。
信号に同期したクロックで到来信号を書き込み、525/60
信号に同期したクロックで読みだす。この処理により、
到来信号は525/60信号として出力される。
そして、上記525/60信号はD/A変換器85に入力され、
アナログ信号に変換される。また上記525/60信号は時間
軸変換回路89,90,91にも供給される。時間軸変換回路8
9,90,91では読みだし周波数を、上記時間軸変換回路84
の信号の読みだし周波数の1/2に設定し、走査線を一本
おきにインタレース走査で読みだしを行うことにより、
525/30信号を作成する。
アナログ信号に変換される。また上記525/60信号は時間
軸変換回路89,90,91にも供給される。時間軸変換回路8
9,90,91では読みだし周波数を、上記時間軸変換回路84
の信号の読みだし周波数の1/2に設定し、走査線を一本
おきにインタレース走査で読みだしを行うことにより、
525/30信号を作成する。
そして、上記525/30信号はD/A変換器92に入力されア
ナログ信号に変換される。
ナログ信号に変換される。
上記従来例におけるMUSEデコーダは、輝度信号および
色差信号のそれぞれに、動画処理と静止画処理を施し、
画像の動きの有無によってそれらを切り換えるといった
信号処理であるため、非常に高画質ではあるが、回路規
模が非常に大きなものとなる。
色差信号のそれぞれに、動画処理と静止画処理を施し、
画像の動きの有無によってそれらを切り換えるといった
信号処理であるため、非常に高画質ではあるが、回路規
模が非常に大きなものとなる。
また、上記従来例におけるEDTV対応のMUSE/NTSCコン
バータは、MUSEデコーダと比較すれば回路規模は小さい
ものの、画質向上のために、MUSE信号の復元処理、ある
いは静止画のフレームオフセットサブサンプリングによ
る折り返し成分の除去処理において、回路規模の大きい
フレームメモリを用いている。
バータは、MUSEデコーダと比較すれば回路規模は小さい
ものの、画質向上のために、MUSE信号の復元処理、ある
いは静止画のフレームオフセットサブサンプリングによ
る折り返し成分の除去処理において、回路規模の大きい
フレームメモリを用いている。
さらに、MUSEデコーダおよびEDTV対応のMUSE/NTSCコ
ンバータは、MUSE信号のみに対応した受信機であり、52
5/30信号である現行標準テレビジョン信号(例えばNTSC
方式によるテレビジョン信号)は受信することができな
いという問題もある。
ンバータは、MUSE信号のみに対応した受信機であり、52
5/30信号である現行標準テレビジョン信号(例えばNTSC
方式によるテレビジョン信号)は受信することができな
いという問題もある。
本発明の目的は、上記問題点を解消するため、MUSE信
号の復元処理、および525/30信号への変換処理を、フレ
ームメモリを用いることなく、より小さい回路規模で実
現し、さらに、MUSE信号と現行標準テレビジョン信号の
両方のテレビジョン信号の受信を可能とし、何れを受信
した場合でも、高品質な画像を表示可能な525/60信号に
変換して出力するテレビジョン信号処理回路を提供する
ことにある。
号の復元処理、および525/30信号への変換処理を、フレ
ームメモリを用いることなく、より小さい回路規模で実
現し、さらに、MUSE信号と現行標準テレビジョン信号の
両方のテレビジョン信号の受信を可能とし、何れを受信
した場合でも、高品質な画像を表示可能な525/60信号に
変換して出力するテレビジョン信号処理回路を提供する
ことにある。
上記目的達成のため、本発明では、MUSE信号を入力し
て、該MUSE信号にフィールド内の信号処理を施して、現
行標準テレビジョン信号の走査方式に沿った第1のテレ
ビジョン信号と、現行標準テレビジョン信号の走査方式
に沿ったテレビジョン信号であって前記第1のテレビジ
ョン信号とはインタレース構造がフィールド毎に逆転し
た関係にある第2のテレビジョン信号とを少なくとも発
生するダウンコンバート手段と、 現行標準テレビジョン信号と前記ダウンコンバート手
段の出力信号とを選択的に入力し、画像の動きに適応し
て、フレーム間あるいはフィールド間の処理を行う静止
画信号処理と、現行標準テレビジョン信号を入力した場
合には同一フィールド内処理、ダウンコンバート手段の
出力信号を入力した場合には前記第1のテレビジョン信
号と前記第2のテレビジョン信号とを合成する同一内フ
ィールド処理により動画信号処理をそれぞれ行って、52
5/60信号を出力するEDTVプロセッサと、からテレビジョ
ン信号処理回路を構成した。
て、該MUSE信号にフィールド内の信号処理を施して、現
行標準テレビジョン信号の走査方式に沿った第1のテレ
ビジョン信号と、現行標準テレビジョン信号の走査方式
に沿ったテレビジョン信号であって前記第1のテレビジ
ョン信号とはインタレース構造がフィールド毎に逆転し
た関係にある第2のテレビジョン信号とを少なくとも発
生するダウンコンバート手段と、 現行標準テレビジョン信号と前記ダウンコンバート手
段の出力信号とを選択的に入力し、画像の動きに適応し
て、フレーム間あるいはフィールド間の処理を行う静止
画信号処理と、現行標準テレビジョン信号を入力した場
合には同一フィールド内処理、ダウンコンバート手段の
出力信号を入力した場合には前記第1のテレビジョン信
号と前記第2のテレビジョン信号とを合成する同一内フ
ィールド処理により動画信号処理をそれぞれ行って、52
5/60信号を出力するEDTVプロセッサと、からテレビジョ
ン信号処理回路を構成した。
ダウンコンバート手段は、MUSE信号を受信して、送信
側で静止画処理された信号にも、動画処理された信号に
もフィールド内の信号処理を施し、MUSE信号の復元、お
よび525/30信号への変換を行い、そして、走査線構造が
フィールド毎に逆転した2つの525/30信号を出力する。
側で静止画処理された信号にも、動画処理された信号に
もフィールド内の信号処理を施し、MUSE信号の復元、お
よび525/30信号への変換を行い、そして、走査線構造が
フィールド毎に逆転した2つの525/30信号を出力する。
EDTVプロセッサは、MUSE信号を受信したときには、前
記ダウンコンバート手段から出力される2つの525/30信
号を選択し、現行標準テレビジョン信号を受信したとき
には、該現行標準テレビジョン信号を選択する。そし
て、静止画信号にはフレーム(またはフィールド)間の
処理を、動画信号にはフィールド内の処理、いわゆる動
き適応型の高画質化処理を施し、525/60信号を出力す
る。
記ダウンコンバート手段から出力される2つの525/30信
号を選択し、現行標準テレビジョン信号を受信したとき
には、該現行標準テレビジョン信号を選択する。そし
て、静止画信号にはフレーム(またはフィールド)間の
処理を、動画信号にはフィールド内の処理、いわゆる動
き適応型の高画質化処理を施し、525/60信号を出力す
る。
このように、このダウンコンバート手段とEDTVプロセ
ッサとの一体化により、MUSE信号と現行標準テレビジョ
ン信号のいずれの入力信号にも対応できる。
ッサとの一体化により、MUSE信号と現行標準テレビジョ
ン信号のいずれの入力信号にも対応できる。
また、MUSE信号を受信したときに、前記ダウンコンバ
ート手段がフィールド内のみの信号処理を行うため、簡
単な回路構成でMUSE信号のデコード処理および525/30信
号への変換処理を行うことができる。
ート手段がフィールド内のみの信号処理を行うため、簡
単な回路構成でMUSE信号のデコード処理および525/30信
号への変換処理を行うことができる。
さらに、MUSE信号の静止画における折り返し成分やノ
イズ成分を、EDTVプロセッサの静止画用フレーム間信号
処理により抑圧することができる。
イズ成分を、EDTVプロセッサの静止画用フレーム間信号
処理により抑圧することができる。
さらにまた、MUSE信号の動画に対しては、MUSE信号か
ら作成した第1のテレビジョン信号と第2のテレビジョ
ン信号とを、EDTVプロセッサのフィールド内処理で再合
成して、525/60信号を出力することができる。
ら作成した第1のテレビジョン信号と第2のテレビジョ
ン信号とを、EDTVプロセッサのフィールド内処理で再合
成して、525/60信号を出力することができる。
この結果、静止画に対しては折り返し成分やノイズ成
分の抑圧ができ、動画に対しても垂直解像度の低下を少
なくできるので、MUSE信号の高画質な画像を表示可能な
525/60信号を出力することができる。
分の抑圧ができ、動画に対しても垂直解像度の低下を少
なくできるので、MUSE信号の高画質な画像を表示可能な
525/60信号を出力することができる。
以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。なお、本実施例の説明にあたっては、現行標準テレ
ビジョン信号として、525/30信号であるNTSC方式コンポ
ジットカラーテレビジョン信号(以下、525/30カラー信
号と記す)を例にとって説明する。また高品位テレビジ
ョン信号とその伝送信号として、NHKによる1125/30信号
とMUSE信号を例にとって説明を行う。
る。なお、本実施例の説明にあたっては、現行標準テレ
ビジョン信号として、525/30信号であるNTSC方式コンポ
ジットカラーテレビジョン信号(以下、525/30カラー信
号と記す)を例にとって説明する。また高品位テレビジ
ョン信号とその伝送信号として、NHKによる1125/30信号
とMUSE信号を例にとって説明を行う。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
第1図において、1はダウンコンバート手段(以下、
ダウンコンバータと記す)、2はEDTVプロセッサ、3は
動き適応型輝度信号色信号分離回路(以下、適応YC分離
回路と記す)、4は動き適応型走査線補間回路(以下、
適応走査線補間回路と記す)、5は走査線補間回路、6
は動画信号用フィールド内輝度信号色信号分離手段(以
下、動画用YC分離手段と記す)、7は動画信号用補間信
号作成手段(以下、動画用補間手段と記す)、8,9は入
力端子、10,15,21,27は選択回路、である。
ダウンコンバータと記す)、2はEDTVプロセッサ、3は
動き適応型輝度信号色信号分離回路(以下、適応YC分離
回路と記す)、4は動き適応型走査線補間回路(以下、
適応走査線補間回路と記す)、5は走査線補間回路、6
は動画信号用フィールド内輝度信号色信号分離手段(以
下、動画用YC分離手段と記す)、7は動画信号用補間信
号作成手段(以下、動画用補間手段と記す)、8,9は入
力端子、10,15,21,27は選択回路、である。
11はフレームメモリ、12は加算回路、13は減算回路、
14は動画信号用フィールド内輝度信号色信号分離回路
(以下、動画用YC分離回路と記す)、16は動き検出回
路、17,18,22は混合回路、19はフィールドメモリ、20は
動画信号用補間信号作成回路(以下、動画用補間回路と
記す)、23,26は倍速変換回路、24は色復調回路、25は
補間信号作成回路(以下、補間回路と記す)、28,29は
出力端子である。
14は動画信号用フィールド内輝度信号色信号分離回路
(以下、動画用YC分離回路と記す)、16は動き検出回
路、17,18,22は混合回路、19はフィールドメモリ、20は
動画信号用補間信号作成回路(以下、動画用補間回路と
記す)、23,26は倍速変換回路、24は色復調回路、25は
補間信号作成回路(以下、補間回路と記す)、28,29は
出力端子である。
入力端子8には、現行標準テレビジョン信号としての
525/30カラー信号が入力され、入力端子9には、MUSE信
号が入力される。
525/30カラー信号が入力され、入力端子9には、MUSE信
号が入力される。
まず、本実施例において、525/30カラー信号が入力さ
れた場合の動作について説明する。この場合、a,b2つの
入力端子をもつ選択回路10,15,21,27はすべてa側(白
丸側)の信号を選択して出力するように動作する。
れた場合の動作について説明する。この場合、a,b2つの
入力端子をもつ選択回路10,15,21,27はすべてa側(白
丸側)の信号を選択して出力するように動作する。
入力端子8からの525/30カラー信号は選択回路10のa
側に供給され、選択回路10の動作によりそのまま出力さ
れる。選択回路10から出力された525/30カラー信号は、
動き検出回路16に供給される。
側に供給され、選択回路10の動作によりそのまま出力さ
れる。選択回路10から出力された525/30カラー信号は、
動き検出回路16に供給される。
動き検出回路16では、フレーム間の相関を利用して、
画像の動画部分と静止画部分を判別し、適応YC分離回路
3を制御する動き信号(Ks)と適応走査線補間回路4を
制御する動き信号(Ki)を出力する。
画像の動画部分と静止画部分を判別し、適応YC分離回路
3を制御する動き信号(Ks)と適応走査線補間回路4を
制御する動き信号(Ki)を出力する。
動き検出回路16は、例えば、フレーム間差信号を低域
通過フィルタ(以下、LPFと記す)処理した信号をもと
に、時間,空間処理して動き信号を作成する。LPF処理
は、約1.5MHz以下に帯域制限して、525/30カラー信号の
色信号成分とMUSE信号の静止画における折り返し成分を
動き検出に影響しないようにすることができる。
通過フィルタ(以下、LPFと記す)処理した信号をもと
に、時間,空間処理して動き信号を作成する。LPF処理
は、約1.5MHz以下に帯域制限して、525/30カラー信号の
色信号成分とMUSE信号の静止画における折り返し成分を
動き検出に影響しないようにすることができる。
一方、選択回路10からの525/30カラー信号は、分岐さ
れて適応YC分離回路3に供給される。
れて適応YC分離回路3に供給される。
適応YC分離回路3において、まず、525/30カラー信号
はフレームメモリ11と、加算回路12、減算回路13に供給
され、1フレーム和信号および1フレーム間差信号が作
成される。
はフレームメモリ11と、加算回路12、減算回路13に供給
され、1フレーム和信号および1フレーム間差信号が作
成される。
ここで、525/30カラー信号は、NTSC方式としての規格
上、1フレーム間で色副搬送波の位相が逆相となってい
るので、静止画については、1フレーム和信号を作成す
ることで輝度信号、1フレーム間差信号を作成すること
で色信号を得ることができる。
上、1フレーム間で色副搬送波の位相が逆相となってい
るので、静止画については、1フレーム和信号を作成す
ることで輝度信号、1フレーム間差信号を作成すること
で色信号を得ることができる。
また、1フレーム間の和および差をとることは、フレ
ーム間で相関の無いノイズ成分を抑圧することになるの
で、フレームメモリ11と加算回路12と減算回路13で構成
されるフレーム和信号およびフレーム差信号作成部は、
ノイズ除去効果をかね備えている。
ーム間で相関の無いノイズ成分を抑圧することになるの
で、フレームメモリ11と加算回路12と減算回路13で構成
されるフレーム和信号およびフレーム差信号作成部は、
ノイズ除去効果をかね備えている。
そして、加算回路12からの出力信号を静止画用輝度信
号(以下、静止画用Y信号(YF)と記す)、減算回路13
からの出力信号を静止画用色信号(以下、静止画用C信
号(CF)と記す)としてそれぞれ出力する(ここでYF,C
FのFとして大文字を用いていることに留意された
い)。
号(以下、静止画用Y信号(YF)と記す)、減算回路13
からの出力信号を静止画用色信号(以下、静止画用C信
号(CF)と記す)としてそれぞれ出力する(ここでYF,C
FのFとして大文字を用いていることに留意された
い)。
一方、選択回路10からの525/30カラー信号は、さらに
分岐されて動画用YC分離手段6に供給される。
分岐されて動画用YC分離手段6に供給される。
動画用YC分離手段6は、動画用YC分離回路14と選択回
路15で構成され、到来信号は動画用YC分離回路14と選択
回路15のb側とに入力される。
路15で構成され、到来信号は動画用YC分離回路14と選択
回路15のb側とに入力される。
動画用YC分離回路14では、525/30カラー信号に対し、
フィールド内のYC分離フィルタ処理を施し、動画用輝度
信号(以下、動画用Y信号(Yf)と記す)と動画用色信
号(以下、動画用C信号(Cf)と記す)を出力する(こ
こでYf,Cfのfとして小文字を用いていることに留意さ
れたい)。出力された動画用Y信号(Yf)は選択回路15
のa側に入力され、選択回路15の動作でそのまま出力さ
れる。
フィールド内のYC分離フィルタ処理を施し、動画用輝度
信号(以下、動画用Y信号(Yf)と記す)と動画用色信
号(以下、動画用C信号(Cf)と記す)を出力する(こ
こでYf,Cfのfとして小文字を用いていることに留意さ
れたい)。出力された動画用Y信号(Yf)は選択回路15
のa側に入力され、選択回路15の動作でそのまま出力さ
れる。
そして、混合回路17には、静止画用Y信号(YF)と動
画用Y信号(Yf)を入力し、混合回路18には、静止画用
C信号(CF)と動画用C信号(Cf)を入力する。
画用Y信号(Yf)を入力し、混合回路18には、静止画用
C信号(CF)と動画用C信号(Cf)を入力する。
それぞれの混合回路17,18では、動き検出回路16で作
成した動き信号(Ks)の動きの程度によって混合比が変
化するように静止画用信号と動画用信号を混合し、輝度
信号(以下、525/30Y信号と記す)と色信号(以下、525
/30C信号と記す)とをそれぞれ出力する。
成した動き信号(Ks)の動きの程度によって混合比が変
化するように静止画用信号と動画用信号を混合し、輝度
信号(以下、525/30Y信号と記す)と色信号(以下、525
/30C信号と記す)とをそれぞれ出力する。
ここで混合回路17,18は、動き信号(Ks)の動きが小
さいときは静止画用信号を主に選択して出力し、動き信
号(Ks)の動きが大きいときは動画用信号を主に選択し
て出力するように動作する。これにより、現行のテレビ
ジョン信号の受信機にみられる。不完全なYC分離に起因
するドット妨害や、クロスカラーなどといった画質劣化
を防止することができる。
さいときは静止画用信号を主に選択して出力し、動き信
号(Ks)の動きが大きいときは動画用信号を主に選択し
て出力するように動作する。これにより、現行のテレビ
ジョン信号の受信機にみられる。不完全なYC分離に起因
するドット妨害や、クロスカラーなどといった画質劣化
を防止することができる。
次に、混合回路17から出力された525/30Y信号は適応
走査線補間回路4に供給される。
走査線補間回路4に供給される。
適応走査線補間回路4において、525/30Y信号はま
ず、フィールドメモリ19に入力される。フィールドメモ
リ19では、Y信号を1フィールド期間遅延させ、静止画
用補間走査線信号として出力する。
ず、フィールドメモリ19に入力される。フィールドメモ
リ19では、Y信号を1フィールド期間遅延させ、静止画
用補間走査線信号として出力する。
一方、混合回路17から出力された525/30Y信号は、動
画用補間手段7に供給される。動画用補間手段7は、動
画用補間回路20と選択回路21で構成される。
画用補間手段7に供給される。動画用補間手段7は、動
画用補間回路20と選択回路21で構成される。
動画用補間回路20では例えばラインメモリを用い、上
下2ラインの平均を求めることにより補間走査線信号を
作成し、出力する。この動画用補間走査線信号は選択回
路21のa側に入力され、選択回路21の動作によりそのま
ま出力される。
下2ラインの平均を求めることにより補間走査線信号を
作成し、出力する。この動画用補間走査線信号は選択回
路21のa側に入力され、選択回路21の動作によりそのま
ま出力される。
そして、混合回路22では、静止画用補間走査線信号と
動画用補間走査線信号を入力して、動き検出回路16で作
成した動き信号(Ki)によって、混合回路17,18におけ
る混合動作と同様に、両信号を混合して出力する。
動画用補間走査線信号を入力して、動き検出回路16で作
成した動き信号(Ki)によって、混合回路17,18におけ
る混合動作と同様に、両信号を混合して出力する。
その後、倍速変換回路23に、混合回路17の出力信号を
輝度(以下、Yと記す)の実走査線信号として、混合回
路22の出力信号をYの補間走査線信号としてそれぞれ入
力し、1/2に時間圧縮した後、実走査線信号と補間走査
線信号とを1走査線ごとに交互に出力することにより、
走査線数525本、フレーム周波数60Hz、順次走査の輝度
信号(以下、525/60Y信号と記す)として出力端子28へ
出力する。
輝度(以下、Yと記す)の実走査線信号として、混合回
路22の出力信号をYの補間走査線信号としてそれぞれ入
力し、1/2に時間圧縮した後、実走査線信号と補間走査
線信号とを1走査線ごとに交互に出力することにより、
走査線数525本、フレーム周波数60Hz、順次走査の輝度
信号(以下、525/60Y信号と記す)として出力端子28へ
出力する。
一方、混合回路18からの525/30C信号は色復調回路24
に供給される。
に供給される。
色復調回路24では、3.58MHzの色副搬送波で変調され
た525/30C信号を復調し、ベースバンドの525/30C信号と
して出力する。
た525/30C信号を復調し、ベースバンドの525/30C信号と
して出力する。
色復調回路24から出力される525/30C信号は、補間回
路25と倍速変換回路26から構成される走査線補間回路5
に入力される。補間回路25では、動画用補間回路20と同
様に、例えば、ラインメモリを用いて補間走査線信号を
作成する。
路25と倍速変換回路26から構成される走査線補間回路5
に入力される。補間回路25では、動画用補間回路20と同
様に、例えば、ラインメモリを用いて補間走査線信号を
作成する。
その後、倍速変換回路26において、混合回路18から出
力される色(以下、Cと記す)の実走査線信号と、補間
回路25からのCの補間走査線信号とを入力し、倍速変換
回路23における動作と同様な倍速変換動作を行い、走査
線数525本、フレーム周波数60Hz、順次走査の色信号
(以下、525/60C信号と記す)を出力する。
力される色(以下、Cと記す)の実走査線信号と、補間
回路25からのCの補間走査線信号とを入力し、倍速変換
回路23における動作と同様な倍速変換動作を行い、走査
線数525本、フレーム周波数60Hz、順次走査の色信号
(以下、525/60C信号と記す)を出力する。
そして、この525/60C信号は選択回路27のa側に入力
され、選択回路27の動作によりそのまま出力され、出力
端子29から出力される。
され、選択回路27の動作によりそのまま出力され、出力
端子29から出力される。
これにより、現行の受信機にみられた、飛び越し走査
に起因したラインフリッカや垂直解像度の低下などの画
質低下のない高画質な画像が得られる。
に起因したラインフリッカや垂直解像度の低下などの画
質低下のない高画質な画像が得られる。
以上のように、本実施例において、525/30カラー信号
が入力した場合には、動きに適応した、YC分離処理、走
査線補間処理を行うので、現行標準速テレビジョン受信
機で生じる画質劣化を防止し、高品質な画像を表示可能
な525/60信号を得ることが可能となる。
が入力した場合には、動きに適応した、YC分離処理、走
査線補間処理を行うので、現行標準速テレビジョン受信
機で生じる画質劣化を防止し、高品質な画像を表示可能
な525/60信号を得ることが可能となる。
次に、本実施において、MUSE信号が入力された場合の
動作について説明する。この場合、選択回路10,15,21,2
7はすべてb側(黒丸側)の信号を選択して出力するよ
うに動作する。
動作について説明する。この場合、選択回路10,15,21,2
7はすべてb側(黒丸側)の信号を選択して出力するよ
うに動作する。
入力端子9から入力したMUSE信号はダウンコンバータ
1に供給されるダウンコンバータ1では、入力したMUSE
信号に対して、フィールド内の信号処理を施し、525/30
信号および525/60信号への変換を行う。
1に供給されるダウンコンバータ1では、入力したMUSE
信号に対して、フィールド内の信号処理を施し、525/30
信号および525/60信号への変換を行う。
このダウンコンバータ1の詳細な回路動作を第2図を
用いて説明する。第2図は、ダウンコンバータ1の構成
を示すブロック図である。
用いて説明する。第2図は、ダウンコンバータ1の構成
を示すブロック図である。
同図において、1はダウンコンバータ、9は入力端
子、30は非線形処理回路、31はフィールド内内挿フィル
タ処理回路(以下、2次元フィルタと記す)、33は走査
線垂直重心変換フィルタ(以下、垂直LPFと記す)、34,
35,36は速度変換回路、32,37,38,39は出力端子である。
子、30は非線形処理回路、31はフィールド内内挿フィル
タ処理回路(以下、2次元フィルタと記す)、33は走査
線垂直重心変換フィルタ(以下、垂直LPFと記す)、34,
35,36は速度変換回路、32,37,38,39は出力端子である。
入力端子9に入力されたMUSE信号は、まず非線形処理
回路30に供給される。非線形処理回路30では、FM変調で
伝送されたMUSE信号に対し、非線形な特性のフィルタリ
ング処理を施し、FM伝送による三角ノイズと、映像信号
の振幅の小さな部分で目立つノイズ成分とを低減する。
回路30に供給される。非線形処理回路30では、FM変調で
伝送されたMUSE信号に対し、非線形な特性のフィルタリ
ング処理を施し、FM伝送による三角ノイズと、映像信号
の振幅の小さな部分で目立つノイズ成分とを低減する。
そして、2次元フィルタ31で、非線形処理されたMUSE
信号に対して、フィールド内の2次元フィルタによる内
挿処理を施す。この処理により、1125/30信号を作成し
出力する。
信号に対して、フィールド内の2次元フィルタによる内
挿処理を施す。この処理により、1125/30信号を作成し
出力する。
2次元フィルタ31から出力される1125/30信号は垂直L
PF33に供給される。垂直LPFフィルタ33では、1125/30信
号から、525/60信号と画面の垂直方向における走査線の
重心位置が一致した輝度信号、および色信号を同一フィ
ールド内で作成し、それぞれ出力する。
PF33に供給される。垂直LPFフィルタ33では、1125/30信
号から、525/60信号と画面の垂直方向における走査線の
重心位置が一致した輝度信号、および色信号を同一フィ
ールド内で作成し、それぞれ出力する。
垂直LPF33から出力される、525/60信号と走査線重心
位置の合った輝度信号と色信号とは、速度変換回路34に
供給され、525/60信号にそれぞれ変換され、そのうちの
525/60Y信号は速度変換回路35および36に、525/60C信号
は出力端子39にそれぞれ出力される。
位置の合った輝度信号と色信号とは、速度変換回路34に
供給され、525/60信号にそれぞれ変換され、そのうちの
525/60Y信号は速度変換回路35および36に、525/60C信号
は出力端子39にそれぞれ出力される。
速度変換回路35では、525/60Y信号に対し、走査線数
を1/2に間引いて、走査線数525本、フレーム周波数30H
z、インタレース走査テレビジョン信号(以下、525/30
−AY信号と記す)を作成し、出力端子37に出力する。
を1/2に間引いて、走査線数525本、フレーム周波数30H
z、インタレース走査テレビジョン信号(以下、525/30
−AY信号と記す)を作成し、出力端子37に出力する。
一方、速度変換回路36では、速度変換回路35での走査
線を間引くタイミングとは525/60信号の1H(Hは1水平
走査周期)期間ずれたタイミングで、入力した525/60Y
信号の走査線数を1/2に間引く。
線を間引くタイミングとは525/60信号の1H(Hは1水平
走査周期)期間ずれたタイミングで、入力した525/60Y
信号の走査線数を1/2に間引く。
その結果、速度変換回路35から出力される525/30−AY
信号とは、同一フィールドで走査線構造が逆転するよう
な、走査線数525本フレーム周波数30Hz、インタレース
走査テレビジョン信号(以下、525/30−BY信号と記す)
が作成され、出力端子38に出力される。
信号とは、同一フィールドで走査線構造が逆転するよう
な、走査線数525本フレーム周波数30Hz、インタレース
走査テレビジョン信号(以下、525/30−BY信号と記す)
が作成され、出力端子38に出力される。
このようにフィールド内の信号処理を行うのみで、52
5/30信号または525/60信号を作成するため、簡単な回路
構成でMUSE信号のデコード処理が行える。
5/30信号または525/60信号を作成するため、簡単な回路
構成でMUSE信号のデコード処理が行える。
ここで、この2次元フィルタ31の出力信号を出力端子
32からとりだし、色信号の時間軸伸長処理、および線順
次デコード処理を施せば、高品位テレビジョン用ディス
プレイに出力するための1125/30信号を得ることができ
る。
32からとりだし、色信号の時間軸伸長処理、および線順
次デコード処理を施せば、高品位テレビジョン用ディス
プレイに出力するための1125/30信号を得ることができ
る。
前述したように、MUSE方式における静止画信号は、フ
レームオフセットサブサンプリングにより帯域圧縮され
ている。このため、2次元フィルタ31の様に、MUSE信号
に対して、フィールド内内挿処理だけによるデコード処
理を行うと、静止画部分における折り返し妨害を除去で
きず、画質劣化を招くという問題がある。この様子を第
3図を用いて説明する。
レームオフセットサブサンプリングにより帯域圧縮され
ている。このため、2次元フィルタ31の様に、MUSE信号
に対して、フィールド内内挿処理だけによるデコード処
理を行うと、静止画部分における折り返し妨害を除去で
きず、画質劣化を招くという問題がある。この様子を第
3図を用いて説明する。
第3図は、上記2次元フィルタ31から出力される1125
/30信号が静止画である場合の折り返し成分の分布を示
した図である。
/30信号が静止画である場合の折り返し成分の分布を示
した図である。
同図において、横軸は水平周波数を、縦軸は時間周波
数を意味する。2次元フィルタ31におけるフィールド内
内挿処理は、第3図に示すように水平周波数軸方向に
は、約16MHzの帯域制限を行うが、時間軸周波数方向に
は、帯域制限を行わない。
数を意味する。2次元フィルタ31におけるフィールド内
内挿処理は、第3図に示すように水平周波数軸方向に
は、約16MHzの帯域制限を行うが、時間軸周波数方向に
は、帯域制限を行わない。
このため出力信号には、第3図中の時間周波数15Hz付
近のa,bや、45Hz付近のc,dに示すようなフレームオフセ
ットサブサンプリングによる折り返し成分がすべて含ま
れることになる。したがって、この折り返し成分が画面
上ではフリッカ妨害となって現れてしまう。
近のa,bや、45Hz付近のc,dに示すようなフレームオフセ
ットサブサンプリングによる折り返し成分がすべて含ま
れることになる。したがって、この折り返し成分が画面
上ではフリッカ妨害となって現れてしまう。
この妨害の対策として、従来例で示したEDTV対応のMU
SE/NTSCコンバータでは、フィールド内内挿処理後にフ
レームメモリを設け、折り返し成分を除去しているが、
本実施例では、後段のEDTVプロセッサ2内のフレームメ
モリ7を用いることにより折り返し成分を除去する。こ
の詳細は後述する。
SE/NTSCコンバータでは、フィールド内内挿処理後にフ
レームメモリを設け、折り返し成分を除去しているが、
本実施例では、後段のEDTVプロセッサ2内のフレームメ
モリ7を用いることにより折り返し成分を除去する。こ
の詳細は後述する。
第4図に525/60Y信号、第5図(イ)に525/30−AY信
号、第5図(ロ)に525/30−BY信号の走査線構造(走査
線の断面図)を示す。
号、第5図(ロ)に525/30−BY信号の走査線構造(走査
線の断面図)を示す。
第4図,第5図において横軸は時間軸、縦軸は画面の
垂直方向を示す。また以降の説明の便宜上、画面におけ
るMライン目とM+1ライン目は静止画信号、M+2ラ
イン目とM+3ライン目は動画信号とし、第4図には、
静止画信号は時間変化にかかわらず画像情報が一定であ
る様子(Mライン目:画素a0→a0→a0,M+1ライン目:
画素b0→b0→b0)、動画信号は時間とともに画像情報が
変化する様子(M+2ライン目:画素c0→c1→c2,M+3
ライン目:画素d0→d1→d2)が示してある。
垂直方向を示す。また以降の説明の便宜上、画面におけ
るMライン目とM+1ライン目は静止画信号、M+2ラ
イン目とM+3ライン目は動画信号とし、第4図には、
静止画信号は時間変化にかかわらず画像情報が一定であ
る様子(Mライン目:画素a0→a0→a0,M+1ライン目:
画素b0→b0→b0)、動画信号は時間とともに画像情報が
変化する様子(M+2ライン目:画素c0→c1→c2,M+3
ライン目:画素d0→d1→d2)が示してある。
また、第4図から、第2図における525/60Y信号は順
次走査の走査線構造をもつことが分かるであろう。また
第5図(イ),(ロ)から、525/30−A信号と525/30−
B信号は、それぞれインタレース走査の走査線構造をも
ち、しかもその位相関係は相互に1フィールド毎に逆転
する関係にあることが分かるであろう。
次走査の走査線構造をもつことが分かるであろう。また
第5図(イ),(ロ)から、525/30−A信号と525/30−
B信号は、それぞれインタレース走査の走査線構造をも
ち、しかもその位相関係は相互に1フィールド毎に逆転
する関係にあることが分かるであろう。
以上がダウンコンバータ1の動作である。そして、出
力端子37,38,39の出力信号は、それぞれ第1図のEDTVプ
ロセッサ2に供給される。
力端子37,38,39の出力信号は、それぞれ第1図のEDTVプ
ロセッサ2に供給される。
第2図の出力端子37から出力される525/30−AY信号
は、第1図の選択回路10のb側に入力され、選択回路10
の動作でそのまま出力される。
は、第1図の選択回路10のb側に入力され、選択回路10
の動作でそのまま出力される。
選択回路10から出力された525/30−AY信号は、まず、
525/30カラー信号が入力した場合と同様に、フレームメ
モリ11と加算回路12に供給され、1フレーム和信号が作
成される。
525/30カラー信号が入力した場合と同様に、フレームメ
モリ11と加算回路12に供給され、1フレーム和信号が作
成される。
ここで1フレーム間の和をとることで、前述したフィ
ールド内内挿処理による、フレームオフセットサブサン
プリングの折り返し成分を除去することが可能となる。
ールド内内挿処理による、フレームオフセットサブサン
プリングの折り返し成分を除去することが可能となる。
この様子を、第6図と、前述した第3図を用いて説明
する。
する。
第6図は、フレーム和を求めた場合の信号通過帯域を
示した周波数特性図である。同図において、横軸はレス
ポンス、縦軸は時間周波数を意味する。
示した周波数特性図である。同図において、横軸はレス
ポンス、縦軸は時間周波数を意味する。
フレーム和をとることで、第6図におけるαで示す領
域が通過帯域、βで示す斜線の領域が遮断領域となる。
ここで、第6図と、前述した第3図とを比較すると、第
3図で示した、静止画信号のフレームオフセットサブサ
ンプリングの折り返し成分の存在する周波数位置と、第
6図の遮断領域βが一致する。
域が通過帯域、βで示す斜線の領域が遮断領域となる。
ここで、第6図と、前述した第3図とを比較すると、第
3図で示した、静止画信号のフレームオフセットサブサ
ンプリングの折り返し成分の存在する周波数位置と、第
6図の遮断領域βが一致する。
すなわち、フレーム間の和をとることで、この折り返
し成分の除去が可能となる。
し成分の除去が可能となる。
また、このフレーム間和をとることは、525/30カラー
信号が入力された場合と理由を同じくして、ノイズ成分
の除去も可能となる。
信号が入力された場合と理由を同じくして、ノイズ成分
の除去も可能となる。
第1図に戻る。一方、選択回路10から出力された525/
30−AY信号は分岐されて、動画用YC分離手段6に供給さ
れる。この動画用YC分離手段6が有する選択回路15は入
力端子b側の信号を選択するので、525/30−AY信号はそ
のまま出力される。
30−AY信号は分岐されて、動画用YC分離手段6に供給さ
れる。この動画用YC分離手段6が有する選択回路15は入
力端子b側の信号を選択するので、525/30−AY信号はそ
のまま出力される。
そして、混合回路17において、加算回路12から出力さ
れた、折り返し成分とノイズ成分とが除去された525/30
−AY信号と動画用YC分離手段6から出力された525/30−
AY信号が動き検出回路16からの動き信号(Ks)にしたが
って混合され出力される。
れた、折り返し成分とノイズ成分とが除去された525/30
−AY信号と動画用YC分離手段6から出力された525/30−
AY信号が動き検出回路16からの動き信号(Ks)にしたが
って混合され出力される。
その後、混合回路17からの出力信号はフィールドメモ
リ19によって1フィールド期間遅延され、混合回路22に
供給される。
リ19によって1フィールド期間遅延され、混合回路22に
供給される。
一方、ダウンコンバータ1から出力された525/30−BY
信号は動画用補間手段7内の選択回路21のb側に入力さ
れ、選択回路21の動作によりそのまま混合回路22に供給
される。
信号は動画用補間手段7内の選択回路21のb側に入力さ
れ、選択回路21の動作によりそのまま混合回路22に供給
される。
混合回路22では、2つの到来信号を、動き検出回路16
からの動き信号(Ki)にしたがって混合して出力する。
からの動き信号(Ki)にしたがって混合して出力する。
その後、倍速変換回路23に、混合回路17からの出力信
号をYの実走査線信号として、混合回路22からの出力信
号をYの補間走査線信号としてそれぞれ入力し、1/2に
時間圧縮した後、実走査線信号と補間走査線信号とを1
走査線ごとに交互に出力することにより、525/60Y信号
として出力端子28へ出力する。
号をYの実走査線信号として、混合回路22からの出力信
号をYの補間走査線信号としてそれぞれ入力し、1/2に
時間圧縮した後、実走査線信号と補間走査線信号とを1
走査線ごとに交互に出力することにより、525/60Y信号
として出力端子28へ出力する。
一方、ダウンコンバータ1から出力された525/60C信
号は選択回路27のb側に入力され、選択回路27の動作に
よりそのまま出力され、出力端子29から525/60C信号と
して出力される。
号は選択回路27のb側に入力され、選択回路27の動作に
よりそのまま出力され、出力端子29から525/60C信号と
して出力される。
この、MUSE信号入力時におけるEDTVプロセッサ2の信
号処理の様子を、第7図、および前述した第5図を用い
てさらに詳しく説明する。
号処理の様子を、第7図、および前述した第5図を用い
てさらに詳しく説明する。
第7図の(7−1)〜(7−4)は、第5図(イ)の
525/30−AY信号と、第5図(ロ)の525/30−BY信号をED
TVプロセッサ2に入力した場合の、EDTVプロセッサ2内
における各回路部分の信号の走査線構造図を示す。
525/30−AY信号と、第5図(ロ)の525/30−BY信号をED
TVプロセッサ2に入力した場合の、EDTVプロセッサ2内
における各回路部分の信号の走査線構造図を示す。
第7図においても、簡単のため第5図と同様に、Mラ
イン目とM+1ライン目は静止画信号、M+2ライン目
とM+3ライン目は動画信号とする。また、二重丸の信
号は、フレーム間和によって、折り返し成分とノイズ成
分が除去された信号であるとを示している。
イン目とM+1ライン目は静止画信号、M+2ライン目
とM+3ライン目は動画信号とする。また、二重丸の信
号は、フレーム間和によって、折り返し成分とノイズ成
分が除去された信号であるとを示している。
第1図において、混合回路17には、525/30−AY信号
(第5図の信号(イ))に折り返し成分とノイズ成分の
除去処理を施した信号が静止画信号として入力され、動
画用YC分離手段6経た信号(イ)が動画信号として入力
される。そして、動き信号(Ks)によって混合され、出
力信号は第7図の信号(7−1)となる。
(第5図の信号(イ))に折り返し成分とノイズ成分の
除去処理を施した信号が静止画信号として入力され、動
画用YC分離手段6経た信号(イ)が動画信号として入力
される。そして、動き信号(Ks)によって混合され、出
力信号は第7図の信号(7−1)となる。
混合回路17から出力された信号(第7図(7−1))
は、フィールドメモリ19によって1フィールド期間遅延
され、信号(7−2)となる。混合回路22には、フィー
ルドメモリ19から出力される信号(第7図の(7−
2))が静止画信号として入力され、選択回路21を経た
525/30−BY信号(第5図の信号(ロ))が動画信号とし
て入力される。
は、フィールドメモリ19によって1フィールド期間遅延
され、信号(7−2)となる。混合回路22には、フィー
ルドメモリ19から出力される信号(第7図の(7−
2))が静止画信号として入力され、選択回路21を経た
525/30−BY信号(第5図の信号(ロ))が動画信号とし
て入力される。
そして、動き信号(Ki)によって混合され、出力信号
は第7図(7−3)の信号となる。その後、混合回路17
から第7図(7−1)の信号は実走査線信号として、混
合回路22からの第7図(7−3)の信号は補間走査線信
号として、それぞれ倍速変換回路23に入力される。そし
て、倍速変換回路23で補間処理を施され、出力は信号第
7図(7−4)の525/60Y信号となる。
は第7図(7−3)の信号となる。その後、混合回路17
から第7図(7−1)の信号は実走査線信号として、混
合回路22からの第7図(7−3)の信号は補間走査線信
号として、それぞれ倍速変換回路23に入力される。そし
て、倍速変換回路23で補間処理を施され、出力は信号第
7図(7−4)の525/60Y信号となる。
この第7図(7−4)の信号は、第4図に示す、倍速
変換回路34(第2図)から出力される525/60Y信号の静
止画信号に、フレームオフセットサブサンプリングの折
り返し成分の除去処理と、ノイズ成分の除去処理を施し
た信号となる。
変換回路34(第2図)から出力される525/60Y信号の静
止画信号に、フレームオフセットサブサンプリングの折
り返し成分の除去処理と、ノイズ成分の除去処理を施し
た信号となる。
すなわち、ダウンコンバータ1で作成した525/60Y信
号を、いったん525/30−AY信号と525/30−BY信号に変換
して、EDTVプロセッサ2で処理することにより、静止画
に関しては、折り返し成分、およびノイズ成分を除去
し、また動画に関しても解像度を低下することなく、高
画質は525/60Y信号を得ることができる。
号を、いったん525/30−AY信号と525/30−BY信号に変換
して、EDTVプロセッサ2で処理することにより、静止画
に関しては、折り返し成分、およびノイズ成分を除去
し、また動画に関しても解像度を低下することなく、高
画質は525/60Y信号を得ることができる。
ところで、第1図に示した本実施例における動画用YC
分離手段6は、前述した様に、動画用YC分離回路14と選
択回路15とから構成されているが、この構成に限ったこ
とではない。
分離手段6は、前述した様に、動画用YC分離回路14と選
択回路15とから構成されているが、この構成に限ったこ
とではない。
ここで選択回路15を用いた理由は、動画用YC分離回路
14が例えば単純なラインくし型フィルタである場合、MU
SE信号の入力時、ラインくし型フィルタ処理によって動
画信号の垂直解像度が低下するのを防ぐためである。
14が例えば単純なラインくし型フィルタである場合、MU
SE信号の入力時、ラインくし型フィルタ処理によって動
画信号の垂直解像度が低下するのを防ぐためである。
これに対し、動画用YC分離回路14に、例えば、特開昭
63−142792号公報で示されている、垂直方向複数の相関
性を検出し、垂直解像度の低い信号間でくし型フィルタ
処理を行うフィールド内垂直相関適応くし型フィルタ
(以下、適応くし型フィルタと記す)を用いれば、動画
の垂直解像度が大きく劣化することはない。
63−142792号公報で示されている、垂直方向複数の相関
性を検出し、垂直解像度の低い信号間でくし型フィルタ
処理を行うフィールド内垂直相関適応くし型フィルタ
(以下、適応くし型フィルタと記す)を用いれば、動画
の垂直解像度が大きく劣化することはない。
従って、若干の解像度低下を許容すれば、選択回路15
を必要とせずに、動画用YC分離手段60を適応くし型フィ
ルタだけの回路構成で実現できる。
を必要とせずに、動画用YC分離手段60を適応くし型フィ
ルタだけの回路構成で実現できる。
以上説明したように、本実施例では、MUSE信号を受信
したときに、ダウンコンバータ1がフィールド内のみの
信号処理を行うため、小さい回路規模でMUSE信号のデコ
ード処理および525/30信号への変換処理を行うことがで
きる。
したときに、ダウンコンバータ1がフィールド内のみの
信号処理を行うため、小さい回路規模でMUSE信号のデコ
ード処理および525/30信号への変換処理を行うことがで
きる。
またダウンコンバータ1とEDTVプロセッサ2の一体化
により、MUSE信号と現行標準テレビジョン信号(525/30
カラー信号)のいずれの入力にも対応できる。
により、MUSE信号と現行標準テレビジョン信号(525/30
カラー信号)のいずれの入力にも対応できる。
さらにMUSE信号の静止画における折り返し成分やノイ
ズ成分をEDTVプロセッサ2の静止画用フレーム間信号処
理で抑圧することができるので、高品質な画像を再生可
能な525/60信号を作成することができる。
ズ成分をEDTVプロセッサ2の静止画用フレーム間信号処
理で抑圧することができるので、高品質な画像を再生可
能な525/60信号を作成することができる。
次に、本発明の他の実施例を第8図を用いて説明す
る。第8図は、本発明の他の実施例を示すブロック図で
ある。
る。第8図は、本発明の他の実施例を示すブロック図で
ある。
本実施例は、第1図の実施例で特徴とした、MUSE信号
の静止画折り返し成分の除去処理、およびノイズ除去処
理をY信号だけでなくC信号にも施すことを特徴として
いる。
の静止画折り返し成分の除去処理、およびノイズ除去処
理をY信号だけでなくC信号にも施すことを特徴として
いる。
第8図において、40はダウンコンバータ、41はEDTVプ
ロセッサ、42は動き適応型輝度信号分離回路(以下、適
応Y分離回路と記す)、43は動き適応型色信号分離回路
(以下、適応C分離回路と記す)、44は動き適応型走査
線補間回路(以下、適応走査線補間回路と記す)、45は
色信号復調回路(以下、色復調回路と記す)、である。
ロセッサ、42は動き適応型輝度信号分離回路(以下、適
応Y分離回路と記す)、43は動き適応型色信号分離回路
(以下、適応C分離回路と記す)、44は動き適応型走査
線補間回路(以下、適応走査線補間回路と記す)、45は
色信号復調回路(以下、色復調回路と記す)、である。
46、52、57、61は選択回路、47は動画信号用フィール
ド内輝度信号分離手段(以下、動画用Y分離手段と記
す)、48は動画信号用フィールド内色信号分離回路(以
下、動画用C分離回路と記す)、49は動画用補間手段、
50は動き検出回路、51は動画信号用フィールド内輝度信
号分離回路(以下、動画用Y分離回路と記す)、であ
る。
ド内輝度信号分離手段(以下、動画用Y分離手段と記
す)、48は動画信号用フィールド内色信号分離回路(以
下、動画用C分離回路と記す)、49は動画用補間手段、
50は動き検出回路、51は動画信号用フィールド内輝度信
号分離回路(以下、動画用Y分離回路と記す)、であ
る。
53,58,62は混合回路、54はフレームメモリ、55は加算
回路、56は動画信号用フィールド内色信号分離回路(以
下、動画用CY分離回路と記す)、59はフィールドメモ
リ、60は動画用補間回路、63は倍速変換回路、64は出力
端子、その他第1図で示した符号と同一符号は、それぞ
れ同一部分または相当部分を示す。
回路、56は動画信号用フィールド内色信号分離回路(以
下、動画用CY分離回路と記す)、59はフィールドメモ
リ、60は動画用補間回路、63は倍速変換回路、64は出力
端子、その他第1図で示した符号と同一符号は、それぞ
れ同一部分または相当部分を示す。
入力端子8には、525/30カラー信号が入力され、入力
端子9には、MUSE信号が入力される。
端子9には、MUSE信号が入力される。
まず、本実施例においても、第1図の前実施例と同様
に、525/30カラー信号が入力された場合の動作から説明
する。この場合、a,b2つの入力端子をもつ選択回路10,2
1,46,52,57,61はすべてa側(白丸側)の信号を選択し
て出力するように動作する。
に、525/30カラー信号が入力された場合の動作から説明
する。この場合、a,b2つの入力端子をもつ選択回路10,2
1,46,52,57,61はすべてa側(白丸側)の信号を選択し
て出力するように動作する。
入力端子8から入力された525/30カラー信号は、選択
回路10のa側に入力され選択回路10の動作によりそのま
ま出力される。
回路10のa側に入力され選択回路10の動作によりそのま
ま出力される。
また、入力端子8から入力された525/30カラー信号
は、分岐された色復調回路45に供給される。ここで、色
復調回路45の動作を第9図を用いて説明する。
は、分岐された色復調回路45に供給される。ここで、色
復調回路45の動作を第9図を用いて説明する。
第9図は色復調回路45の詳細を示すブロック図であ
る。第9図において、45は色復調回路、65は入力端子、
66は帯域通過フィルタ(以下、BPFと記す。)、67は自
動色飽和度制御増幅回路(以下、ACC回路と記す)、68
は復調回路、69は出力端子である。
る。第9図において、45は色復調回路、65は入力端子、
66は帯域通過フィルタ(以下、BPFと記す。)、67は自
動色飽和度制御増幅回路(以下、ACC回路と記す)、68
は復調回路、69は出力端子である。
入力端子65から入力された525/30カラー信号は、BPF6
6で帯域制限され、色信号帯域の信号が出力される。そ
して、ACC回路67では、BPF66の出力信号に含まれるバー
スト信号のレベルを一定にするように動作し、伝送路の
周波数特性による色信号レベルの変動が補正されたほぼ
一定振幅の色信号を出力する。
6で帯域制限され、色信号帯域の信号が出力される。そ
して、ACC回路67では、BPF66の出力信号に含まれるバー
スト信号のレベルを一定にするように動作し、伝送路の
周波数特性による色信号レベルの変動が補正されたほぼ
一定振幅の色信号を出力する。
その後、復調回路68では、ACC回路67から出力される
色信号帯域の信号に対して復調処理を行い、出力端子69
へ出力する。
色信号帯域の信号に対して復調処理を行い、出力端子69
へ出力する。
前述した様に色副搬送波の位相が1フレーム間で反転
しているが、復調回路68はこの反転を打ち消すように構
成されている。また、この復調回路68は入力される色信
号帯域の信号中には、色信号のほかに輝度信号の高周波
成分も含まれている。したがって、復調回路68から出力
される復調された色信号には、輝度信号の高周波成分が
1フレーム間で反転した信号も含まれている。
しているが、復調回路68はこの反転を打ち消すように構
成されている。また、この復調回路68は入力される色信
号帯域の信号中には、色信号のほかに輝度信号の高周波
成分も含まれている。したがって、復調回路68から出力
される復調された色信号には、輝度信号の高周波成分が
1フレーム間で反転した信号も含まれている。
第8図に戻る。この色復調回路45からの出力信号(以
下、復調色信号と記す)は、選択回路46のa側に入力さ
れ、選択回路46の動作によりそのまま出力される。
下、復調色信号と記す)は、選択回路46のa側に入力さ
れ、選択回路46の動作によりそのまま出力される。
動き検出回路50では、選択回路10からの525/30カラー
信号のほかに、選択回路46からの復調色信号も入力す
る。
信号のほかに、選択回路46からの復調色信号も入力す
る。
そして、両信号を利用して、フレーム間の相関から画
像の動画部分と静止画部分を判別し、適応Y分離回路42
と適応C分離回路43を制御する動き信号(Ks)と適応走
査線補間回路4と適応走査線補間回路44を制御する動き
信号(Ki)を出力する。
像の動画部分と静止画部分を判別し、適応Y分離回路42
と適応C分離回路43を制御する動き信号(Ks)と適応走
査線補間回路4と適応走査線補間回路44を制御する動き
信号(Ki)を出力する。
例えば、525/30−AY信号の1フレーム間差信号にLPF
処理を施した信号と525/30−AC信号の2フレーム間差信
号とを合成し、時間空間的にフィルタ処理をして動き信
号を作成する。
処理を施した信号と525/30−AC信号の2フレーム間差信
号とを合成し、時間空間的にフィルタ処理をして動き信
号を作成する。
このように、本実施例における動き検出回路50は、Y
信号,C信号の特徴を用いて、それぞれ動きの検出をする
ので、より正確な動きの判別を行うことができる。
信号,C信号の特徴を用いて、それぞれ動きの検出をする
ので、より正確な動きの判別を行うことができる。
選択回路10からの525/30信号は分岐されて、適応Y分
離回路42に供給される。適応Y分離回路42において525/
30カラー信号は、まずフレームメモリ11と加算回路12で
前実施例と同様にフレーム間和処理され、加算回路12か
ら静止画用Y信号(YF)として出力される。
離回路42に供給される。適応Y分離回路42において525/
30カラー信号は、まずフレームメモリ11と加算回路12で
前実施例と同様にフレーム間和処理され、加算回路12か
ら静止画用Y信号(YF)として出力される。
一方、選択回路10からの525/30カラー信号は、分岐さ
れて動画用Y分離手段47に供給される。動画用Y分離手
段47は、動画用Y分離回路51と選択回路52で構成され、
到来信号は動画用Y分離回路51と選択回路52のb側とに
入力される。
れて動画用Y分離手段47に供給される。動画用Y分離手
段47は、動画用Y分離回路51と選択回路52で構成され、
到来信号は動画用Y分離回路51と選択回路52のb側とに
入力される。
動画用Y分離回路51では525/30カラー信号に対し、フ
ィールド内のY分離フィルタ処理を施し、動画用Y信号
(Yf)を出力する。出力された動画用Y信号(Yf)は選
択回路52のa側に入力され、選択回路52の動作でそのま
ま出力される。
ィールド内のY分離フィルタ処理を施し、動画用Y信号
(Yf)を出力する。出力された動画用Y信号(Yf)は選
択回路52のa側に入力され、選択回路52の動作でそのま
ま出力される。
そして、加算回路12から出力される静止画用Y信号
(YF)と動画用Y分離手段47から出力される動画用Y信
号(Yf)は、前実施例と同様に、混合回路53で混合され
る525/30Y信号として出力される。
(YF)と動画用Y分離手段47から出力される動画用Y信
号(Yf)は、前実施例と同様に、混合回路53で混合され
る525/30Y信号として出力される。
その後、適応Y分離回路42からの525/30Y信号は、前
実施例と同様に適応走査線補間回路4に供給され、フィ
ールドメモリ19、動画用補間回路20と選択回路21からな
る動画用補間手段7と、混合回路22、倍速変換回路23で
処理されて、出力端子28へ525/60Y信号として出力され
る。
実施例と同様に適応走査線補間回路4に供給され、フィ
ールドメモリ19、動画用補間回路20と選択回路21からな
る動画用補間手段7と、混合回路22、倍速変換回路23で
処理されて、出力端子28へ525/60Y信号として出力され
る。
一方、選択回路46からの復調色信号は、分岐されて、
適応C分離回路43に供給される。適応C分離回路43にお
いて、選択回路46から出力された復調色信号はまず、フ
レームメモリ54と、加算回路55に供給され、1フレーム
間和信号が作成される。
適応C分離回路43に供給される。適応C分離回路43にお
いて、選択回路46から出力された復調色信号はまず、フ
レームメモリ54と、加算回路55に供給され、1フレーム
間和信号が作成される。
ここで、復調色信号は、前述したように、1フレーム
間で輝度信号の高周波成分の位相が逆相となっているの
で、1フレーム間和信号を作成することで静止画用C信
号(CF)を得ることができる。また、ここで1フレーム
間の和をとることは、フレームメモリ11と加算回路12と
同様に、ノイズ除去効果も持っている。
間で輝度信号の高周波成分の位相が逆相となっているの
で、1フレーム間和信号を作成することで静止画用C信
号(CF)を得ることができる。また、ここで1フレーム
間の和をとることは、フレームメモリ11と加算回路12と
同様に、ノイズ除去効果も持っている。
一方、選択回路46からの復調色信号は、分岐されて、
さらに動画用C分離手段48に供給される。
さらに動画用C分離手段48に供給される。
動画用C分離手段48は、動画用C分離回路56と選択回
路57で構成され、到来信号は動画用C分離回路56と選択
回路57のb側とに入力される。動画用C分離回路56では
復調色信号に対し、フィールド内のC分離フィルタ処理
を施し、動画用C信号(Cf)を出力する。
路57で構成され、到来信号は動画用C分離回路56と選択
回路57のb側とに入力される。動画用C分離回路56では
復調色信号に対し、フィールド内のC分離フィルタ処理
を施し、動画用C信号(Cf)を出力する。
出力された動画用C信号(Cf)は選択回路57のa側に
入力され、選択回路57の動作でそのまま出力される。そ
して、加算回路55から出力される静止画用C信号(CF)
と動画用C分離手段48から出力される動画用C信号(C
f)は、混合回路53と同様に混合回路58で混合され、525
/30C信号として出力される。
入力され、選択回路57の動作でそのまま出力される。そ
して、加算回路55から出力される静止画用C信号(CF)
と動画用C分離手段48から出力される動画用C信号(C
f)は、混合回路53と同様に混合回路58で混合され、525
/30C信号として出力される。
本実施例では、Cの走査線補間処理においても、適応
走査線補間回路4によるYの走査線補間処理と同様に、
適応走査線補間回路44を用いる。
走査線補間回路4によるYの走査線補間処理と同様に、
適応走査線補間回路44を用いる。
適応C分離回路43から出力された525/30C信号は適応
走査線補間回路44に供給される。適応走査線補間回路44
において、525/30C信号はまず、フィールドメモリ59に
入力される。フィールドメモリ59では、525/30C信号を
1フィールド期間遅延させ、静止画用補間走査線信号と
して出力する。
走査線補間回路44に供給される。適応走査線補間回路44
において、525/30C信号はまず、フィールドメモリ59に
入力される。フィールドメモリ59では、525/30C信号を
1フィールド期間遅延させ、静止画用補間走査線信号と
して出力する。
一方、525/30C信号は、動画用補間回路60と選択回路6
1からなる動画用補間手段49に供給される。動画用補間
回路60では例えばラインメモリを用い、上下2ラインの
平均を求めることにより補間走査線信号を作成し、出力
する。
1からなる動画用補間手段49に供給される。動画用補間
回路60では例えばラインメモリを用い、上下2ラインの
平均を求めることにより補間走査線信号を作成し、出力
する。
この動画用補間走査線信号は選択回路61のa側に入力
され、選択回路61の動作によりそのまま出力される。そ
して、混合回路62では、静止画用補間走査線信号と動画
用補間走査線信号を入力して、動き検出回路50で作成し
た動き信号(Ki)によって、混合回路22における混合動
作と同様に、両信号を混合して出力する。
され、選択回路61の動作によりそのまま出力される。そ
して、混合回路62では、静止画用補間走査線信号と動画
用補間走査線信号を入力して、動き検出回路50で作成し
た動き信号(Ki)によって、混合回路22における混合動
作と同様に、両信号を混合して出力する。
その後、倍速変換回路63に、混合回路58の出力信号を
Cの実走査線信号として、混合回路62出力信号をCの補
間走査線信号として、それぞれ入力し、1/2に時間圧縮
した後、実走査線信号と補間走査線信号とを1走査線ご
とに交互に出力することにより、525/60C信号として出
力端子64へ出力する。
Cの実走査線信号として、混合回路62出力信号をCの補
間走査線信号として、それぞれ入力し、1/2に時間圧縮
した後、実走査線信号と補間走査線信号とを1走査線ご
とに交互に出力することにより、525/60C信号として出
力端子64へ出力する。
これにより、前実施例に比べ、525/60C信号の垂直解
像度の向上を図ることができる。
像度の向上を図ることができる。
以上のように、525/30カラー信号が入力した場合に
は、前実施例と同様に、現行標準速テレビジョン受信機
で生じる画質劣化を防止することができる。
は、前実施例と同様に、現行標準速テレビジョン受信機
で生じる画質劣化を防止することができる。
また、動きに適応した補間走査線信号作成処理をY信
号とC信号の両方に施し、C信号のラインフリッカなど
の画質妨害も抑圧できるので、より高品質な画像を表示
可能な525/60信号を得ることができる。
号とC信号の両方に施し、C信号のラインフリッカなど
の画質妨害も抑圧できるので、より高品質な画像を表示
可能な525/60信号を得ることができる。
次に、本実施例において、MUSE信号が入力された場合
の動作について説明する。この場合、選択回路10,21,4
6,52,57,61はすべてb側(黒丸側)の信号を選択して出
力するように動作する。
の動作について説明する。この場合、選択回路10,21,4
6,52,57,61はすべてb側(黒丸側)の信号を選択して出
力するように動作する。
入力端子9から入力されたMUSE信号は、前実施例と同
様にダウンコンバータ40で、フィールド内の信号処理を
施され、525/30信号に変換される。
様にダウンコンバータ40で、フィールド内の信号処理を
施され、525/30信号に変換される。
本実施例におけるダウンコンバータ40の詳細な回路動
作を第10図を用いて説明する。
作を第10図を用いて説明する。
第10図は、本実施例におけるダウンコンバータ40の詳
細を示すブロック図である。同図において、40はダウン
コンバータ、70,71は速度変換回路、72,73は出力端子、
その他第2図で示した符号と同一符号は、それぞれ同一
部分または相当部分を示す。
細を示すブロック図である。同図において、40はダウン
コンバータ、70,71は速度変換回路、72,73は出力端子、
その他第2図で示した符号と同一符号は、それぞれ同一
部分または相当部分を示す。
第10図において、入力端子9から入力されたMUSE信号
は、第2図のダウンコンバータ1と同様に、非線形処理
回路30、2次元フィルタ31、垂直LPF33、速度変換回路3
4により、525/60Y信号と525/60C信号に変換される。
は、第2図のダウンコンバータ1と同様に、非線形処理
回路30、2次元フィルタ31、垂直LPF33、速度変換回路3
4により、525/60Y信号と525/60C信号に変換される。
そして、525/60Y信号は速度変換回路35と36に供給さ
れ、出力端子35からは525/30−AY信号が、出力端子36か
らは525/30−BY信号がそれぞれ出力される。本実施例に
おけるダウンコンバータ40では、525/60C信号に対して
も、525/30信号への変換処理を施す。
れ、出力端子35からは525/30−AY信号が、出力端子36か
らは525/30−BY信号がそれぞれ出力される。本実施例に
おけるダウンコンバータ40では、525/60C信号に対して
も、525/30信号への変換処理を施す。
速度変換回路34から出力された525/60C信号は、速度
変換回路70と71に供給される。速度変換回路70では、52
5/60C信号に対し、速度変換回路35と同様に、走査線数
を1/2に間引いて、走査線数525本、フレーム周波数30H
z、インタレース走査テレビジョン信号(以下、525/30
−AC信号と記す)を作成して、出力端子72に出力する。
変換回路70と71に供給される。速度変換回路70では、52
5/60C信号に対し、速度変換回路35と同様に、走査線数
を1/2に間引いて、走査線数525本、フレーム周波数30H
z、インタレース走査テレビジョン信号(以下、525/30
−AC信号と記す)を作成して、出力端子72に出力する。
一方、速度変換回路71では、速度変換回路36と同様
に、速度変換回路7での走査線を間引くタイミングとは
525/60信号の1H(Hは1水平走査周期)期間ずれたタイ
ミングで、入力した525/60C信号の走査線を1/2に間引
く。
に、速度変換回路7での走査線を間引くタイミングとは
525/60信号の1H(Hは1水平走査周期)期間ずれたタイ
ミングで、入力した525/60C信号の走査線を1/2に間引
く。
その結果、速度変換回路71から出力される525/30−AC
信号とは同一フィールドで走査線構造が逆転するよう
な、走査線数525本フレーム周波数30Hz、インタレース
走査テレビジョン信号(以下、525/30−BS信号と記す)
が作成され、出力端子73に出力される。
信号とは同一フィールドで走査線構造が逆転するよう
な、走査線数525本フレーム周波数30Hz、インタレース
走査テレビジョン信号(以下、525/30−BS信号と記す)
が作成され、出力端子73に出力される。
以上が本実施例におけるダウンコンバータ40の動作で
ある。そして、出力端子37,38,72,73の出力信号は、そ
れぞれ第8図のEDTVプロセッサ41に供給される。
ある。そして、出力端子37,38,72,73の出力信号は、そ
れぞれ第8図のEDTVプロセッサ41に供給される。
第10図の出力端子37から出力された525/30−AY信号
は、第8図における選択回路10で選択される。
は、第8図における選択回路10で選択される。
その後、適応Y分離回路42に供給され、フレームメモ
リ11と加算回路12で、前実施例と同様に、1フレーム間
和によるフレームオフセットサブサンプリングの折り返
し成分の除去処理と、ノイズ成分の除去処理とを施さ
れ、加算回路12から出力される。
リ11と加算回路12で、前実施例と同様に、1フレーム間
和によるフレームオフセットサブサンプリングの折り返
し成分の除去処理と、ノイズ成分の除去処理とを施さ
れ、加算回路12から出力される。
選択回路10からの525/30−AY信号は、分岐されて、動
画用Y分離手段47に供給される。そして、この動画用Y
分離手段47が有する選択回路52の動作により、525/30−
AY信号はそのまま出力される。
画用Y分離手段47に供給される。そして、この動画用Y
分離手段47が有する選択回路52の動作により、525/30−
AY信号はそのまま出力される。
一方、第10図の出力端子72から出力された525/30−AC
信号は、第8図における選択回路46のb側に供給され、
選択回路46の動作によりそのまま出力される。
信号は、第8図における選択回路46のb側に供給され、
選択回路46の動作によりそのまま出力される。
その後、適応C分離回路43に供給され、フレームメモ
リ54と加算回路55で、フレームメモリ11と加算回路12の
動作と同様に、1フレーム間和による、フレームオフセ
ットサブサンプリングの折り返し成分の除去処理と、ノ
イズ成分の除去処理を施され、加算回路55から出力され
る。
リ54と加算回路55で、フレームメモリ11と加算回路12の
動作と同様に、1フレーム間和による、フレームオフセ
ットサブサンプリングの折り返し成分の除去処理と、ノ
イズ成分の除去処理を施され、加算回路55から出力され
る。
選択回路46からの525/30−AC信号は、分岐されて、動
画用C分離手段48に供給される。そして、この動画用C
分離手段48が有する選択回路54の動作により、525/30−
AC信号はそのまま出力される。
画用C分離手段48に供給される。そして、この動画用C
分離手段48が有する選択回路54の動作により、525/30−
AC信号はそのまま出力される。
動き検出回路50は、選択回路10からの525/30−AY信号
と、選択回路46からの525/30−AC信号を入力して、両信
号から画像の動きを検出して、動き信号(Ks)と動き信
号(Ki)を出力する。
と、選択回路46からの525/30−AC信号を入力して、両信
号から画像の動きを検出して、動き信号(Ks)と動き信
号(Ki)を出力する。
この動き検出回路50は、525/30カラー信号が入力され
た場合と同様、MUSE信号が入力された場合にも、前実施
例の動き検出回路16に比べ、より正確な動きの検出が可
能となる。
た場合と同様、MUSE信号が入力された場合にも、前実施
例の動き検出回路16に比べ、より正確な動きの検出が可
能となる。
そして、混合回路53は、加算回路12からの出力信号
と、動画用Y分離手段47からの出力信号を入力し、ま
た、混合回路58は、加算回路55からの出力信号と、動画
用C分離手段48からの出力信号を入力する。そして、混
合回路53および58は、525/30カラー信号入力時と同様
に、動き信号(Ks)にしたがって、それぞれ2つの到来
信号を混合する。
と、動画用Y分離手段47からの出力信号を入力し、ま
た、混合回路58は、加算回路55からの出力信号と、動画
用C分離手段48からの出力信号を入力する。そして、混
合回路53および58は、525/30カラー信号入力時と同様
に、動き信号(Ks)にしたがって、それぞれ2つの到来
信号を混合する。
その後、前実施例と同様にして、適応走査線補間回路
4において、混合回路53からの出力信号と、ダウンコン
バータ40からの525/30−BY信号が、フィールドメモリ1
9、選択回路21、混合回路22、倍速変換回路23によって
処理される。
4において、混合回路53からの出力信号と、ダウンコン
バータ40からの525/30−BY信号が、フィールドメモリ1
9、選択回路21、混合回路22、倍速変換回路23によって
処理される。
これにより、静止画信号にフレームオフセットサブサ
ンプリングの折り返し成分の除去処理と、ノイズ成分の
除去処理とを施した、525/60Y信号を出力端子20から得
ることができる。
ンプリングの折り返し成分の除去処理と、ノイズ成分の
除去処理とを施した、525/60Y信号を出力端子20から得
ることができる。
本実施例では、C信号処理系に対しても、Y信号処理
系と同様に、適応走査線補間回路44による525/60信号へ
の変換処理を施す。
系と同様に、適応走査線補間回路44による525/60信号へ
の変換処理を施す。
混合回路58からの出力信号はフィールドメモリ59によ
って1フィールド期間遅延され、混合回路62に供給され
る。
って1フィールド期間遅延され、混合回路62に供給され
る。
一方、ダウンコンバータ40から出力された525/30−BC
信号は選択回路61のb側に入力され、選択回路61の動作
によりそのまま混合回路62に供給される。
信号は選択回路61のb側に入力され、選択回路61の動作
によりそのまま混合回路62に供給される。
混合回路62では、2つの到来信号を、動き検出回路50
からの動き信号(Ki)にしたがって混合して出力する。
その後、混合回路58からの出力信号をCの実走査線信号
として、混合回路62からの出力信号をCの補間走査線信
号として、それぞれ倍速変換回路63に入力し、1/2に時
間圧縮した後、実走査線信号と補間走査線信号とを1走
査線ごとに交互に出力することにより、525/60C信号と
して出力端子64へ出力する。
からの動き信号(Ki)にしたがって混合して出力する。
その後、混合回路58からの出力信号をCの実走査線信号
として、混合回路62からの出力信号をCの補間走査線信
号として、それぞれ倍速変換回路63に入力し、1/2に時
間圧縮した後、実走査線信号と補間走査線信号とを1走
査線ごとに交互に出力することにより、525/60C信号と
して出力端子64へ出力する。
これにより、出力端子28から得られる525/60Y信号と
同様に、静止画信号にフレームオフセットサブサンプリ
ングの折り返し成分の除去処理と、ノイズ成分の除去処
理とを施した、525/60C信号を得ることができる。
同様に、静止画信号にフレームオフセットサブサンプリ
ングの折り返し成分の除去処理と、ノイズ成分の除去処
理とを施した、525/60C信号を得ることができる。
本実施例における動画用Y分離手段47は、前述した様
に、動画用Y分離回路51と選択回路52とから構成されて
いるが、この構成に限ったことではない。前実施例の動
画用YC分離手段6と同様に、動画用Y分離回路50に、例
えば適応くし型フィルタを用いれば、MUSE信号の入力時
の動画の垂直解像度が大きく劣化することはない。
に、動画用Y分離回路51と選択回路52とから構成されて
いるが、この構成に限ったことではない。前実施例の動
画用YC分離手段6と同様に、動画用Y分離回路50に、例
えば適応くし型フィルタを用いれば、MUSE信号の入力時
の動画の垂直解像度が大きく劣化することはない。
したがって、若干の解像度低下を許容すれば選択回路
52を必要とせずに、動画用Y分離手段47を適応くし型フ
ィルタだけの回路構成で実現できる。このことは、動画
用C分離手段48においても同様である。
52を必要とせずに、動画用Y分離手段47を適応くし型フ
ィルタだけの回路構成で実現できる。このことは、動画
用C分離手段48においても同様である。
以上説明したように、本実施例では、前実施例と同様
に、MUSE信号を受信したときに、ダウンコンバータ40が
フィールド内のみの信号処理を行うため、小さい回路規
模でMUSE信号のデコード処理および525/30信号への変換
処理を行うことができる。
に、MUSE信号を受信したときに、ダウンコンバータ40が
フィールド内のみの信号処理を行うため、小さい回路規
模でMUSE信号のデコード処理および525/30信号への変換
処理を行うことができる。
またダウンコンバータ40とEDTVプロセッサ41の一体化
により、MUSE信号と現行標準テレビジョン信号(525/30
カラー信号)のいずれの入力にも対応できる。
により、MUSE信号と現行標準テレビジョン信号(525/30
カラー信号)のいずれの入力にも対応できる。
さらにMUSE信号の静止画におけるY信号とC信号の両
方の折り返し成分やノイズ成分をEDTVプロセッサ41の静
止画用信号処理で抑圧することができ、また、MUSE信号
の動画に対しては伝送されるフィールドの信号から、そ
のまま垂直解像度の低下のない525/60信号を作成できる
ので、より高品質な画像を再生可能な525/60信号を作成
することができる。
方の折り返し成分やノイズ成分をEDTVプロセッサ41の静
止画用信号処理で抑圧することができ、また、MUSE信号
の動画に対しては伝送されるフィールドの信号から、そ
のまま垂直解像度の低下のない525/60信号を作成できる
ので、より高品質な画像を再生可能な525/60信号を作成
することができる。
上記2つの実施例では、動画用補間回路の出力とダウ
ンコンバータの出力とを選択する構成として説明した
が、本発明はこの構成に限ったものではない。基本的に
は、MUSEの動画処理時にフィールド内情報をほぼそのま
ま用いて525/60信号を作成できる構成であれば良い。
ンコンバータの出力とを選択する構成として説明した
が、本発明はこの構成に限ったものではない。基本的に
は、MUSEの動画処理時にフィールド内情報をほぼそのま
ま用いて525/60信号を作成できる構成であれば良い。
例えば、混合回路をもう一系統増加して、525/30カラ
ー信号の混合回路と、MUSE信号の混合回路を独立に設け
た後、選択する構成とすることもできる。このような構
成でも、発明の効果は変わらない。
ー信号の混合回路と、MUSE信号の混合回路を独立に設け
た後、選択する構成とすることもできる。このような構
成でも、発明の効果は変わらない。
さらに、これまでの実施例では、NTSC信号およびMUSE
信号を例にとって説明を行ったが、本発明はこれに限ら
ない。
信号を例にとって説明を行ったが、本発明はこれに限ら
ない。
例えばPAL方式のような、走査線数625本、フレーム周
波数50Hz、インタレース走査という標準カラーテレビジ
ョン信号や、1125/30信号以外の走査線構造をもつ高品
位テレビジョン信号を入力した場合でも対応が可能であ
る。
波数50Hz、インタレース走査という標準カラーテレビジ
ョン信号や、1125/30信号以外の走査線構造をもつ高品
位テレビジョン信号を入力した場合でも対応が可能であ
る。
この場合は、ダウンコンバータ1,40において、垂直LP
F33による垂直重心の一致の方法や、速度変換回路の動
作周波数を変更することにより適用が可能となる。
F33による垂直重心の一致の方法や、速度変換回路の動
作周波数を変更することにより適用が可能となる。
本発明によれば、MUSE信号を受信したときに、ダウン
コンバータがフィールド内のみの信号処理を行うため、
小さい回路規模でMUSE信号のデコード処理および525/30
信号への変換処理を行うことができる。
コンバータがフィールド内のみの信号処理を行うため、
小さい回路規模でMUSE信号のデコード処理および525/30
信号への変換処理を行うことができる。
またダウンコンバータとEDTVプロセッサの一体化によ
り、MUSE信号と現行標準テレビジョン信号(525/30カラ
ー信号)のいずれの入力にも対応できる。
り、MUSE信号と現行標準テレビジョン信号(525/30カラ
ー信号)のいずれの入力にも対応できる。
さらにMUSE信号の静止画における折り返し成分やノイ
ズ成分をEDTVプロセッサの静止画用信号処理で抑圧する
ことができるので、高品質な画像を再生する525/60信号
を作成することができるという効果を持つ。
ズ成分をEDTVプロセッサの静止画用信号処理で抑圧する
ことができるので、高品質な画像を再生する525/60信号
を作成することができるという効果を持つ。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図におけるダウンコンバータの具体的回路例を示す
ブロック図、第3図は第2図における2次元フィルタで
生じる、静止画信号の折り返し成分を示す特性図、第4
図,第5図は第2図のダウンコンバータの信号処理を説
明する走査線構造図、第6図はフレーム間和による信号
の通過帯域を示す特性図、第7図は第1図におけるMUSE
信号入力時の信号処理を説明する走査線構造図、第8図
は本発明の他の実施例を示すブロック図、第9図は第8
図における色復調回路の具体的回路例を示すブロック
図、第10図は第8図におけるダウンコンバータの具体的
回路例を示すブロック図、第11図は従来のEDTV対応のMU
SE/NTSCコンバータを示すブロック図、である。 符号の説明 1,40……ダウンコンバータ、2,41……EDTVプロセッサ、
3……適応YC分離回路、4,44……適応走査線補間回路、
5……走査線補間回路、6……動画用YC分離手段、7,49
……動画用補間手段、8,9,65,74……入力端子、10,15,2
1,27,46,52,57,61……選択回路、11,54,79……フレーム
メモリ、12,55……加算回路、13……減算回路、14……
動画用YC分離回路、16,50……動き検出回路、17,18,22,
53,58,62……混合回路、19,59……フィールドメモリ、2
0,60……動画用補間回路、23,26,63……倍速変換回路、
24,45……色復調回路、25……補間回路、28,29,32,37,3
8,39,64,69,72,73,86,87,88,93,94,95……出力端子、3
0,78……非線形処理回路、31……2次元フィルタ、32,8
2……垂直LPF、34,35,36,70,71……速度変換回路、42…
…適応Y分離回路、43……適応C分離回路、47……動画
用Y分離手段、48……動画用C分離手段、51……動画用
Y分離手段、56……動画用C分離回路、66……BPF、67
……ACC回路、68……復調回路、75……アンプ回路、76
……A/D変換器、77……ALC回路、80……水平LPF、81…
…折り返し除去回路、83……輪郭強調回路、84,89,90,9
1……時間軸変換回路、85,92……D/A変換器。
第1図におけるダウンコンバータの具体的回路例を示す
ブロック図、第3図は第2図における2次元フィルタで
生じる、静止画信号の折り返し成分を示す特性図、第4
図,第5図は第2図のダウンコンバータの信号処理を説
明する走査線構造図、第6図はフレーム間和による信号
の通過帯域を示す特性図、第7図は第1図におけるMUSE
信号入力時の信号処理を説明する走査線構造図、第8図
は本発明の他の実施例を示すブロック図、第9図は第8
図における色復調回路の具体的回路例を示すブロック
図、第10図は第8図におけるダウンコンバータの具体的
回路例を示すブロック図、第11図は従来のEDTV対応のMU
SE/NTSCコンバータを示すブロック図、である。 符号の説明 1,40……ダウンコンバータ、2,41……EDTVプロセッサ、
3……適応YC分離回路、4,44……適応走査線補間回路、
5……走査線補間回路、6……動画用YC分離手段、7,49
……動画用補間手段、8,9,65,74……入力端子、10,15,2
1,27,46,52,57,61……選択回路、11,54,79……フレーム
メモリ、12,55……加算回路、13……減算回路、14……
動画用YC分離回路、16,50……動き検出回路、17,18,22,
53,58,62……混合回路、19,59……フィールドメモリ、2
0,60……動画用補間回路、23,26,63……倍速変換回路、
24,45……色復調回路、25……補間回路、28,29,32,37,3
8,39,64,69,72,73,86,87,88,93,94,95……出力端子、3
0,78……非線形処理回路、31……2次元フィルタ、32,8
2……垂直LPF、34,35,36,70,71……速度変換回路、42…
…適応Y分離回路、43……適応C分離回路、47……動画
用Y分離手段、48……動画用C分離手段、51……動画用
Y分離手段、56……動画用C分離回路、66……BPF、67
……ACC回路、68……復調回路、75……アンプ回路、76
……A/D変換器、77……ALC回路、80……水平LPF、81…
…折り返し除去回路、83……輪郭強調回路、84,89,90,9
1……時間軸変換回路、85,92……D/A変換器。
フロントページの続き (72)発明者 勝又 賢治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 鳥越 忍 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/01
Claims (5)
- 【請求項1】高品位テレビジョン信号と標準テレビジョ
ン信号を選択的に入力され、何れが入力されても信号処
理により倍速変換された順次走査のテレビジョン信号を
作成して出力するテレビジョン信号処理回路において、 高品位テレビジョン信号を入力されると、該高品位テレ
ビジョン信号にフィールド内の信号処理を施すことによ
り、標準テレビジョン信号の走査方式に沿った第1のテ
レビジョン信号(525/30−A)と、標準テレビジョン信
号の走査方式に沿ったテレビジョン信号であって前記第
1のテレビジョン信号とはインタレース構造がフィール
ド毎に逆転した関係にある第2のテレビジョン信号(52
5/30−B)と、を少なくとも出力するダウンコンバート
手段(1)と、 標準テレビジョン信号と前記ダウンコンバート手段の出
力信号を選択的に入力され、何れが入力されても、フレ
ーム間或いはフィールド間で行う静止画信号処理と、標
準テレビジョン信号が入力された場合には同一フィール
ド内処理により、前記ダウンコンバート手段の出力信号
が入力された場合には、前記第1のテレビジョン信号と
前記第2のテレビジョン信号とを合成する同一フィール
ド内処理により、行う動画信号処理と、を画像の動きに
適応して、行って倍速変換された順次走査のテレビジョ
ン信号(525/60)を作成して出力するEDTVプロセッサ
(2)と、 を具備して成ることを特徴とするテレビジョン信号処理
回路。 - 【請求項2】請求項1に記載のテレビジョン信号処理回
路において、 前記ダウンコンバート手段(1)は、入力された高品位
テレビジョン信号にフィールド内の信号処理を施すこと
により、標準テレビジョン信号の走査方式に沿った第1
のテレビジョン輝度信号(525/30−A)と、標準テレビ
ジョン信号の走査方式に沿ったテレビジョン信号であっ
て前記第1のテレビジョン輝度信号とはインタレース構
造がフィールド毎に逆転した関係にある第2のテレビジ
ョン輝度信号(525/30−B)と、順次走査のテレビジョ
ン色信号(525/60)と、を出力する回路から成り、 前記EDTVプロセッサ(2)は、 標準テレビジョン信号と前記ダウンコンバート手段から
の第1のテレビジョン輝度信号とを入力され何れか一方
を選択して出力する第1の選択回路(10)と、 前記第1の選択回路(10)の出力を入力され画像の動き
を検出して出力する動き検出回路(16)と、 前記第1の選択回路(10)の出力を入力されフレーム間
の処理を行って輝度信号(Yf)と色信号(CF)を分離し
て出力するフレーム間輝度信号色信号分離手段(11,12,
13)と、 前記第1の選択回路(10)の出力を入力されフィールド
内処理を行って輝度信号(YF)と色信号(Cf)を分離し
て出力するフィールド内輝度信号色信号分離手段(6)
と、 前記動き検出回路(16)からの動き検出信号に応じて、
前記フレーム間輝度信号色信号分離手段(11,12,13)か
らの出力信号と前記フィールド内輝度信号色信号分離手
段(6)からの出力信号とを混合(17,18)して輝度信
号(Y)と色信号(C)を適応的に分離して出力する動
き適応型輝度信号色信号分離回路(3)と、 前記動き適応型輝度信号色信号分離回路(3)から出力
される輝度信号(Y)を入力されフィールド内処理を行
って補間走査線を作成して出力するフィールド内補間走
査線作成回路(20)及び該フィールド内補間走査線作成
回路(20)からの出力信号と前記ダウンコンバート手段
からの前記第2のテレビジョン輝度信号とを入力され何
れか一方を選択して出力する第2の選択回路(21)から
成るフィールド内補間走査線作成手段(7)と、 前記動き適応型輝度信号色信号分離回路(3)から出力
される輝度信号(Y)を入力され1フィールド期間遅延
させて出力することによりフィールド間補間走査線を作
成するフィールド間補間走査線手段(19)と、 前記動き検出回路(16)からの動き検出信号に応じて、
前記フィールド間補間走査線手段(19)からの出力信号
と前記フィールド内補間走査線作成手段(7)からの出
力信号とを混合して出力する混合回路(22)と、 前記混合回路(22)の出力信号と前記動き適応型輝度信
号色信号分離回路(3)から出力される輝度信号(Y)
とを入力され倍速変換された順次走査のテレビジョン輝
度信号を作成して出力する倍速変換回路(23)と、 前記動き適応型輝度信号色信号分離回路(3)から出力
される色信号を入力され復調して出力する復調回路(2
4)と、 該復調回路(24)からの出力信号を入力され、補間走査
線を作成し、それを用いて倍速変換された順次走査のテ
レビジョン色信号を作成して出力する走査線補間回路
(5)と、 前記走査線補間回路(5)からの出力信号と前記ダウン
コンバート手段(1)からの順次走査のテレビジョン色
信号とを入力され、何れか一方を選択して出力する第3
の選択回路と、 を含んで成ることを特徴とするテレビジョン信号処理回
路。 - 【請求項3】請求項2に記載のテレビジョン信号処理回
路において、 前記フィールド内輝度信号色信号分離手段(6)は、前
記第1の選択回路(10)の出力信号にフィールド内の処
理を行って輝度信号と色信号に分離し、それぞれを出力
するフィールド内輝度信号色信号分離回路(14)と、該
フィールド内輝度信号色信号分離回路(14)から出力さ
れる輝度信号と前記第1の選択回路(10)からの出力信
号を入力され、いずれか一方を選択して輝度信号(Yf)
として出力する第2の選択回路(15)と、から成ること
を特徴とするテレビジョン信号処理回路。 - 【請求項4】請求項1に記載のテレビジョン信号処理回
路において、 前記ダウンコンバート手段(40)は、標準テレビジョン
信号の走査方式に沿った第1のテレビジョン輝度信号
(525/30−AY)と、標準テレビジョン信号の走査方式に
沿ったテレビジョン信号であって前記第1のテレビジョ
ン輝度信号とはインタレース構造がフィールド毎に逆転
した関係にある第2のテレビジョン輝度信号(525/30−
BY)と、標準テレビジョン信号の走査方式に沿った第1
のテレビジョン色信号(525/30−AC)と、標準テレビジ
ョン信号の走査方式に沿ったテレビジョン信号であって
前記第1のテレビジョン色信号とはインタレース構造が
フィールド毎に逆転した関係にある第2のテレビジョン
色信号(525/30−BC)と、を出力する回路から成り、 前記EDTVプロセッサ(41)は、 前記標準テレビジョン信号と前記第1のテレビジョン輝
度信号を入力されていずれか一方を選択して出力する第
1の選択回路(10)と、 前記標準テレビジョン信号を入力され、それから色信号
を復調して出力する色復調回路(45)と、 該色復調回路(45)の出力信号と前記第1のテレビジョ
ン色信号を入力されて、いずれか一方を選択して出力す
る第2の選択回路(46)と、 前記第1の選択回路(10)の出力信号と前記第2の選択
回路(46)の出力信号を入力されて画像の動きを検出し
出力する動き検出回路(50)と、 前記第1の選択回路(10)の出力信号を入力されて、フ
レーム間の処理を行って輝度信号を分離して出力するフ
レーム間輝度信号分離手段(11,12)と、前記第1の選
択回路(10)の出力信号を入力されて、フィールド内の
処理を行って輝度信号を分離するフィールド内輝度信号
分離手段(47)と、前記動き検出回路(50)からの動き
検出信号に応じて、前記フレーム間輝度信号分離手段
(11,12)の出力信号と前記フィールド内輝度信号分離
手段(47)の出力信号とを混合して輝度信号を出力する
第1の混合回路(53)と、を含む動き適応型輝度信号分
離回路(42)と、 前記動き適応型輝度信号分離回路(42)から出力される
輝度信号にフィールド内の処理を行って補間走査線を作
成する第1のフィールド内補間走査線作成回路(20)
と、該第1のフィールド内補間走査線作成回路(20)か
らの出力信号と前記ダウンコンバート手段(40)からの
第2のテレビジョン輝度信号を入力していずれか一方を
選択して出力する第3の選択回路(21)と、前記動き適
応型輝度信号分離回路(42)から出力される輝度信号を
入力されて1フィールド期間遅延させることによりフィ
ールド間補間走査線を作成する第1のフィールド間補間
走査線作成手段(19)と、前記動き検出回路(50)から
の動き検出信号に応じて、前記第3の選択回路(21)の
出力信号と前記第1のフィールド間補間走査線作成手段
(19)の出力信号とを混合して出力する第2の混合回路
(22)と、前記第1の混合回路(53)の出力信号と前記
第2の混合回路(22)の出力信号とを用いて順次走査の
テレビジョン輝度信号を作成し出力する第1の倍速変換
回路(23)と、を含む第1の動き適応型走査線補間回路
(4)と、 前記第2の選択回路(46)からの出力信号を入力され
て、フレーム間の処理を行って色信号を分離するフレー
ム間色信号分離手段(54,55)と、前記第2の選択回路
(46)の出力信号を入力されて、フィールド内の処理を
行って色信号を分離するフィールド内色信号分離手段
(48)と、前記動き検出回路(50)からの動き検出信号
に応じて、前記フレーム間色信号分離手段(54,55)か
らの出力信号と前記フィールド内色信号分離手段(48)
からの出力信号とを混合して色信号を出力する第3の混
合回路(58)と、を含む動き適応型色信号分離回路(4
3)と、 前記動き適応型色信号分離回路(43)から出力される色
信号を入力されてフィールド内の処理を行って補間走査
線を作成する第2のフィールド内補間走査線作成回路
(60)と、該第2のフィールド内補間走査線作成回路
(60)からの出力信号と前記ダウンコンバート手段(4
0)からの第2のテレビジョン色信号を入力されていず
れか一方を選択して出力する第4の選択回路(61)と、
前記動き適応型輝度信号分離回路(43)から出力される
色信号を入力されて1フィールド期間遅延されることに
よりフィールド間補間走査線を作成する第2のフィール
ド間補間走査線作成手段(59)と、前記動き検出回路
(50)からの動き検出回路に応じて、前記第4の選択回
路61の出力し号と前記第2のフィールド間補間走査線作
成手段(59)の出力信号とを混合して出力する第4の混
合回路(62)と、前記第3の混合回路(58)の出力信号
と前記第4の混合回路(62)の出力信号とを用いて順次
走査のテレビジョン色信号を作成し出力する第2の倍速
変換回路(63)と、を含む第2の動き適応型走査線補間
回路(44)と、 を含んで成ることを特徴とするテレビジョン信号処理回
路。 - 【請求項5】請求項4に記載のテレビジョン信号処理回
路において、 前記フィールド内輝度信号分離手段(47)は、前記第1
の選択回路(10)の出力信号を入力されてフィールド内
の処理を行って、輝度信号を分離し出力するフィールド
内輝度信号分離回路(51)と、該フィールド内輝度信号
分離回路(51)から出力される輝度信号と前記第1の選
択回路(10)の出力信号とを入力されて、いずれか一方
を選択して輝度信号として出力する第1の選択手段(5
2)と、から成り、 前記フィールド内色信号分離手段(48)は、前記第2の
選択回路(46)の出力信号を入力されてフィールド内の
処理を行って、色信号を分離し出力するフィールド内色
信号分離回路(56)と、該フィールド内色信号分離回路
(56)から出力される色信号と前記第2の選択回路(4
6)の出力信号とを入力されて、いずれか一方を選択し
て色信号として出力する第2の選択回路(57)と、から
成ることを特徴とするテレビジョン信号処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2315748A JP2848946B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | テレビジョン信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2315748A JP2848946B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | テレビジョン信号処理回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04188983A JPH04188983A (ja) | 1992-07-07 |
JP2848946B2 true JP2848946B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=18069070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2315748A Expired - Lifetime JP2848946B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | テレビジョン信号処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2848946B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2759479B2 (ja) * | 1989-02-22 | 1998-05-28 | 大塚化学株式会社 | 全固態リチウム二次電池 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP2315748A patent/JP2848946B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04188983A (ja) | 1992-07-07 |
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