JP2848746B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Landscapes
- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置の製造方法
に関し、より詳細には特にSRAMの製造工程において
マスクの位置合わせのために用いるアライメントマーク
を形成する半導体装置の製造方法に関する。
に関し、より詳細には特にSRAMの製造工程において
マスクの位置合わせのために用いるアライメントマーク
を形成する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
半導体装置を製造するためのマスクのアライメントマー
クは以下の方法により形成されていた。まず、シリコン
基板21上全面に熱酸化により酸化膜31を形成した
後、酸化膜31上全面にCVD法によりSiN膜32を
形成する。そして、レジストをシリコン基板21上全面
に塗布し、フォトリソグラフィ工程により素子分離領域
となる部分のみレジストを選択的に取り除く。その後、
レジストをマスクとして素子分離領域となる部分のみの
SiN膜31をエッチング除去し、さらにレジストを除
去する(図2(a))。次いで、熱酸化により400n
mの酸化膜を形成する。SiN膜の耐酸化性のため、S
iN膜が被覆された領域の酸化が抑えられ、素子分離領
域となる部分のみ400nmの酸化膜が素子分離酸化膜
22として形成され、活性化領域とアライメントマーク
29が形成される。そして、リン酸によりシリコン基板
21上のSiN膜32を除去する。さらに、1%ふっ酸
(HF)により酸化膜をエッチングすることで、活性化
領域上の酸化膜31を除去し、その後、熱酸化により活
性化領域上及びアライメントマーク29上にゲート酸化
膜23を形成する(図2(b))。
半導体装置を製造するためのマスクのアライメントマー
クは以下の方法により形成されていた。まず、シリコン
基板21上全面に熱酸化により酸化膜31を形成した
後、酸化膜31上全面にCVD法によりSiN膜32を
形成する。そして、レジストをシリコン基板21上全面
に塗布し、フォトリソグラフィ工程により素子分離領域
となる部分のみレジストを選択的に取り除く。その後、
レジストをマスクとして素子分離領域となる部分のみの
SiN膜31をエッチング除去し、さらにレジストを除
去する(図2(a))。次いで、熱酸化により400n
mの酸化膜を形成する。SiN膜の耐酸化性のため、S
iN膜が被覆された領域の酸化が抑えられ、素子分離領
域となる部分のみ400nmの酸化膜が素子分離酸化膜
22として形成され、活性化領域とアライメントマーク
29が形成される。そして、リン酸によりシリコン基板
21上のSiN膜32を除去する。さらに、1%ふっ酸
(HF)により酸化膜をエッチングすることで、活性化
領域上の酸化膜31を除去し、その後、熱酸化により活
性化領域上及びアライメントマーク29上にゲート酸化
膜23を形成する(図2(b))。
【0003】次いで、シリコン基板21上全面にレジス
ト25を塗布し、フォトリソグラフィにより、アライメ
ントマーク29及びその周辺領域のレジスト25を除去
する(図2(c))。その後、レジスト25と素子分離
膜22とをマスクとしてシリコン基板21を選択的にエ
ッチングし、アライメントマーク29の段差を強調して
いた(図2(d))。
ト25を塗布し、フォトリソグラフィにより、アライメ
ントマーク29及びその周辺領域のレジスト25を除去
する(図2(c))。その後、レジスト25と素子分離
膜22とをマスクとしてシリコン基板21を選択的にエ
ッチングし、アライメントマーク29の段差を強調して
いた(図2(d))。
【0004】次いで、通常の方法により所望の素子形成
工程を行い、半導体装置を作製する。ところが、上記し
た半導体装置の製造方法では、素子分離工程で作成され
たアライメントマーク29の段差を強調するためにフォ
トリソグラフィ工程、SiO 2 エッチ工程、シリコンド
ライエッチ工程、レジスト剥離工程の4工程を追加する
必要があり、製造コストが高くなるという課題があっ
た。
工程を行い、半導体装置を作製する。ところが、上記し
た半導体装置の製造方法では、素子分離工程で作成され
たアライメントマーク29の段差を強調するためにフォ
トリソグラフィ工程、SiO 2 エッチ工程、シリコンド
ライエッチ工程、レジスト剥離工程の4工程を追加する
必要があり、製造コストが高くなるという課題があっ
た。
【0005】本発明はこのような課題を鑑みなされたも
のであって、半導体装置の製造方法の工程を増加させる
ことなく、アライメントマークの段差を強調することが
できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とし
ている。
のであって、半導体装置の製造方法の工程を増加させる
ことなく、アライメントマークの段差を強調することが
できる半導体装置の製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(i-a)
半導体基板上に素子分離膜を形成して活性化領域ととも
にアライメントマークを形成した後、前記半導体基板上
にゲート酸化膜を形成する工程、 (ii-a)前記アライメントマーク上の前記ゲート酸化膜を
除去する工程、 (iii-a) 前記アライメントマークを含む前記半導体基板
上にポリシリコンを堆積する工程、 (iv-a)フォトリソグラフィ工程により前記ポリシリコン
をエッチングして、ゲート電極を形成するとともに、前
記アライメントマーク上のポリシリコン及び前記アライ
メントマーク部分の半導体基板をエッチングし、アライ
メントマークを強調する工程 を含む半導体装置の製造方法が提供される。また、本発
明によれば、(i-b) 半導体基板上に素子分離膜を形成し
て活性化領域とともにアライメントマークを形成した
後、前記半導体基板上にゲート酸化膜を形成する工程、 (ii-b)前記ゲート酸化膜にコンタクトホールを形成する
とともに、前記アライメントマーク及びその周辺領域上
の前記ゲート酸化膜を除去する工程、 (iii-b) 前記コンタクトホール及び前記アライメントマ
ークを含む前記半導体基板上にポリシリコンを堆積する
工程、 (iv-b)フォトリソグラフィ工程により前記ポリシリコン
をエッチングして、前記半導体基板と接続されたゲート
電極を形成するとともに、前記アライメントマーク上の
ポリシリコン及び前記アライメントマーク部分の半導体
基板をエッチングし、アライメントマークを強調する工
程 を含む半導体装置の製造方法が提供される。
半導体基板上に素子分離膜を形成して活性化領域ととも
にアライメントマークを形成した後、前記半導体基板上
にゲート酸化膜を形成する工程、 (ii-a)前記アライメントマーク上の前記ゲート酸化膜を
除去する工程、 (iii-a) 前記アライメントマークを含む前記半導体基板
上にポリシリコンを堆積する工程、 (iv-a)フォトリソグラフィ工程により前記ポリシリコン
をエッチングして、ゲート電極を形成するとともに、前
記アライメントマーク上のポリシリコン及び前記アライ
メントマーク部分の半導体基板をエッチングし、アライ
メントマークを強調する工程 を含む半導体装置の製造方法が提供される。また、本発
明によれば、(i-b) 半導体基板上に素子分離膜を形成し
て活性化領域とともにアライメントマークを形成した
後、前記半導体基板上にゲート酸化膜を形成する工程、 (ii-b)前記ゲート酸化膜にコンタクトホールを形成する
とともに、前記アライメントマーク及びその周辺領域上
の前記ゲート酸化膜を除去する工程、 (iii-b) 前記コンタクトホール及び前記アライメントマ
ークを含む前記半導体基板上にポリシリコンを堆積する
工程、 (iv-b)フォトリソグラフィ工程により前記ポリシリコン
をエッチングして、前記半導体基板と接続されたゲート
電極を形成するとともに、前記アライメントマーク上の
ポリシリコン及び前記アライメントマーク部分の半導体
基板をエッチングし、アライメントマークを強調する工
程 を含む半導体装置の製造方法が提供される。
【0007】この発明において、半導体基板は通常基板
として用いられるものであれば、特に限定されるもので
はないが、シリコン基板が好ましい。この半導体基板上
に、公知の方法、例えば、LOCOS法等によりSiO
2 の素子分離膜を形成し、活性化領域を確保するととも
に、アライメントマークを形成する。アライメントマー
クの大きさは、特に限定されるものではなく、半導体装
置の大きさ等により適宜選択することができる。
として用いられるものであれば、特に限定されるもので
はないが、シリコン基板が好ましい。この半導体基板上
に、公知の方法、例えば、LOCOS法等によりSiO
2 の素子分離膜を形成し、活性化領域を確保するととも
に、アライメントマークを形成する。アライメントマー
クの大きさは、特に限定されるものではなく、半導体装
置の大きさ等により適宜選択することができる。
【0008】そして、活性化領域上にゲート酸化膜を形
成する。ゲート酸化膜は公知の方法、例えば、熱酸化、
CVD法等により形成することができる。その際の膜厚
は約10〜50nmが好ましい。さらに、ゲート酸化膜
にコンタクトホールを形成するとともに、アライメント
マーク及びその周辺領域上のゲート酸化膜を除去する。
この際、ゲート酸化膜上に、ゲート酸化膜を保護するた
めに20〜80nm程度の膜厚のポリシリコン膜を形成
してもよい。ゲート酸化膜上にポリシリコン膜を形成す
る場合には、ポリシリコン膜上にフォトレジストを塗布
し、通常のフォトリソグラフィ工程によりゲート酸化膜
とともにポリシリコン膜をパターニングしてコンタクト
ホールを形成することができる。また、それと同時にア
ライメントマーク及びその周辺領域上のゲート酸化膜を
除去することができる。
成する。ゲート酸化膜は公知の方法、例えば、熱酸化、
CVD法等により形成することができる。その際の膜厚
は約10〜50nmが好ましい。さらに、ゲート酸化膜
にコンタクトホールを形成するとともに、アライメント
マーク及びその周辺領域上のゲート酸化膜を除去する。
この際、ゲート酸化膜上に、ゲート酸化膜を保護するた
めに20〜80nm程度の膜厚のポリシリコン膜を形成
してもよい。ゲート酸化膜上にポリシリコン膜を形成す
る場合には、ポリシリコン膜上にフォトレジストを塗布
し、通常のフォトリソグラフィ工程によりゲート酸化膜
とともにポリシリコン膜をパターニングしてコンタクト
ホールを形成することができる。また、それと同時にア
ライメントマーク及びその周辺領域上のゲート酸化膜を
除去することができる。
【0009】次いで、コンタクトホール及びアライメン
トマークを含む半導体基板上全面にポリシリコンを積層
する。その際、ポリシリコンは公知の方法、例えば、S
iH 4 等を用いるCVD法等により堆積することができ
る。ポリシリコンの膜厚は約80〜200nmが好まし
い。そして、このポリシリコンをフォトリソグラフィ工
程等によりエッチング加工して、半導体基板と接続され
たゲート電極を形成する。その際、半導体基板のアライ
メントマーク上にはポリシリコンが堆積されているのみ
であるので、ポリシリコンのエッチング加工時にオーバ
ーエッチングによって、自己整合的にアライメントマー
クが形成された領域の半導体基板自体がエッチングさ
れ、アライメントマークが強調される。
トマークを含む半導体基板上全面にポリシリコンを積層
する。その際、ポリシリコンは公知の方法、例えば、S
iH 4 等を用いるCVD法等により堆積することができ
る。ポリシリコンの膜厚は約80〜200nmが好まし
い。そして、このポリシリコンをフォトリソグラフィ工
程等によりエッチング加工して、半導体基板と接続され
たゲート電極を形成する。その際、半導体基板のアライ
メントマーク上にはポリシリコンが堆積されているのみ
であるので、ポリシリコンのエッチング加工時にオーバ
ーエッチングによって、自己整合的にアライメントマー
クが形成された領域の半導体基板自体がエッチングさ
れ、アライメントマークが強調される。
【0010】
【作用】本発明の半導体装置の製造方法によれば、ゲー
ト電極のエッチング加工時に、アライメントマーク上に
は、ゲート酸化膜、エッチングマスク等が存在しないた
めに、オーバーエッチングにより自己整合的にアライメ
ントマークが形成された領域の半導体基板自体がエッチ
ングされ、アライメントマークが強調されることとな
る。
ト電極のエッチング加工時に、アライメントマーク上に
は、ゲート酸化膜、エッチングマスク等が存在しないた
めに、オーバーエッチングにより自己整合的にアライメ
ントマークが形成された領域の半導体基板自体がエッチ
ングされ、アライメントマークが強調されることとな
る。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の半導体装置の
製造方法の実施例を説明する。まず、半導体基板である
シリコン基板11上全面に熱酸化により15nmの酸化
膜を形成した後、酸化膜上全面にCVD法によりSiN
膜を120nm形成する。そして、レジストをシリコン
基板11上全面に塗布し、フォトリソグラフィ工程によ
り素子分離領域となる部分のみレジストを選択的に取り
除く。その後、レジストをマスクとして素子分離領域と
なる部分のみのSiN膜をエッチング除去し、さらにレ
ジストを除去する。次いで、熱酸化により400nmの
酸化膜を形成する。SiN膜の耐酸化性のため、SiN
膜が被覆された領域の酸化が抑えられ、素子分離領域と
なる部分のみ400nmの酸化膜が素子分離酸化膜12
として形成され、活性化領域及びアライメントマーク1
9が形成される。そして、リン酸によりシリコン基板1
1上のSiN膜を除去する。さらに、1%ふっ酸(H
F)により酸化膜を20nmエッチングすることで、活
性化領域上の酸化膜を除去し、その後、熱酸化により活
性化領域上及びアライメントマーク19上にゲート酸化
膜13を10nm形成する(図1(a))。
製造方法の実施例を説明する。まず、半導体基板である
シリコン基板11上全面に熱酸化により15nmの酸化
膜を形成した後、酸化膜上全面にCVD法によりSiN
膜を120nm形成する。そして、レジストをシリコン
基板11上全面に塗布し、フォトリソグラフィ工程によ
り素子分離領域となる部分のみレジストを選択的に取り
除く。その後、レジストをマスクとして素子分離領域と
なる部分のみのSiN膜をエッチング除去し、さらにレ
ジストを除去する。次いで、熱酸化により400nmの
酸化膜を形成する。SiN膜の耐酸化性のため、SiN
膜が被覆された領域の酸化が抑えられ、素子分離領域と
なる部分のみ400nmの酸化膜が素子分離酸化膜12
として形成され、活性化領域及びアライメントマーク1
9が形成される。そして、リン酸によりシリコン基板1
1上のSiN膜を除去する。さらに、1%ふっ酸(H
F)により酸化膜を20nmエッチングすることで、活
性化領域上の酸化膜を除去し、その後、熱酸化により活
性化領域上及びアライメントマーク19上にゲート酸化
膜13を10nm形成する(図1(a))。
【0012】次いで、ゲート酸化膜13上全面にCVD
法により50nmの多結晶シリコン14を堆積した後、
シリコン基板11上全面にレジスト15を塗布し、フォ
トリソグラフィにより、後工程で作製するゲート電極と
活性化領域とを接続するコンタクトホール16のレジス
トパターンを形成する(図1(b))。この際、アライ
メントマーク19上のゲート酸化膜13及び多結晶シリ
コン14も同時に除去されるように、レジストパターン
を作成する。
法により50nmの多結晶シリコン14を堆積した後、
シリコン基板11上全面にレジスト15を塗布し、フォ
トリソグラフィにより、後工程で作製するゲート電極と
活性化領域とを接続するコンタクトホール16のレジス
トパターンを形成する(図1(b))。この際、アライ
メントマーク19上のゲート酸化膜13及び多結晶シリ
コン14も同時に除去されるように、レジストパターン
を作成する。
【0013】次に、レジスト15をマスクとして多結晶
シリコン14をエッチングする。さらにレジスト15を
除去した後、1%HFによりゲート酸化膜13を15n
mエッチングすることで、コンタクトホール16部分の
シリコン基板11を露出させる(図1(c))。さら
に、シリコン基板11上全面に、CVD法により多結晶
シリコン17を100nm堆積した後、レジスト18を
塗布し、フォトリソグラフィによってゲート電極を形成
するためのレジストパターンを形成する。この際、アラ
イメントマーク19上にはレジストパターンが被覆しな
いようにパターンを設定する。次にレジスト18をエッ
チングマスクとして多結晶シリコン17をRIEにより
選択的にエッチングする。この工程で、アライメントマ
ーク19上には、レジスト18もゲート酸化膜13も存
在しないため、オーバエッチ時にシリコン基板11がエ
ッチングされ、アライメントマーク19の段差が強調さ
れる(図1(d))。つまりこの場合、多結晶シリコン
17のオーバエッチは多結晶シリコン17の膜厚に換算
して約50nm程度であるが、オーバエッチ時には被エ
ッチング物である多結晶シリコン17がほとんどなくな
っているため、エッチレートが約2倍に速くなり、シリ
コン基板11は100nm程度エッチングされ、アライ
メントマーク19の段差が強調されることとなる。
シリコン14をエッチングする。さらにレジスト15を
除去した後、1%HFによりゲート酸化膜13を15n
mエッチングすることで、コンタクトホール16部分の
シリコン基板11を露出させる(図1(c))。さら
に、シリコン基板11上全面に、CVD法により多結晶
シリコン17を100nm堆積した後、レジスト18を
塗布し、フォトリソグラフィによってゲート電極を形成
するためのレジストパターンを形成する。この際、アラ
イメントマーク19上にはレジストパターンが被覆しな
いようにパターンを設定する。次にレジスト18をエッ
チングマスクとして多結晶シリコン17をRIEにより
選択的にエッチングする。この工程で、アライメントマ
ーク19上には、レジスト18もゲート酸化膜13も存
在しないため、オーバエッチ時にシリコン基板11がエ
ッチングされ、アライメントマーク19の段差が強調さ
れる(図1(d))。つまりこの場合、多結晶シリコン
17のオーバエッチは多結晶シリコン17の膜厚に換算
して約50nm程度であるが、オーバエッチ時には被エ
ッチング物である多結晶シリコン17がほとんどなくな
っているため、エッチレートが約2倍に速くなり、シリ
コン基板11は100nm程度エッチングされ、アライ
メントマーク19の段差が強調されることとなる。
【0014】次いで、通常の方法により所望の素子形成
工程を行い、半導体装置を作製する。
工程を行い、半導体装置を作製する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ゲート電極のエッチン
グ加工時に自己整合的にアライメントマークを強調する
ことができる。つまり、ゲート電極のエッチング加工時
に、アライメントマーク上には、ゲート酸化膜、エッチ
ングマスク等が存在しないため、オーバーエッチングに
よりアライメントマークが形成された領域の半導体基板
自体がエッチングされる。従って、製造工程を増やすこ
となく、素子分離工程で形成されたアライメントマーク
に対して、自己整合的に半導体基板をエッチングしてア
ライメントマークの段差を強調することができる。
グ加工時に自己整合的にアライメントマークを強調する
ことができる。つまり、ゲート電極のエッチング加工時
に、アライメントマーク上には、ゲート酸化膜、エッチ
ングマスク等が存在しないため、オーバーエッチングに
よりアライメントマークが形成された領域の半導体基板
自体がエッチングされる。従って、製造工程を増やすこ
となく、素子分離工程で形成されたアライメントマーク
に対して、自己整合的に半導体基板をエッチングしてア
ライメントマークの段差を強調することができる。
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の実施例を示す
工程説明図である。
工程説明図である。
【図2】従来の半導体装置の製造方法の実施例を示す工
程説明図である。
程説明図である。
11 半導体基板 12 素子分離膜 13 ゲート酸化膜 16 コンタクトホール 17 ポリシリコン 19 アライメントマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027 H01L 21/8244 H01L 27/11
Claims (2)
- 【請求項1】 (i-a) 半導体基板上に素子分離膜を形成
して活性化領域とともにアライメントマークを形成した
後、前記半導体基板上にゲート酸化膜を形成する工程、 (ii-a)前記アライメントマーク上の前記ゲート酸化膜を
除去する工程、 (iii-a) 前記アライメントマークを含む前記半導体基板
上にポリシリコンを堆積する工程、 (iv-a)フォトリソグラフィ工程により前記ポリシリコン
をエッチングして、ゲート電極を形成するとともに、前
記アライメントマーク上のポリシリコン及び前記アライ
メントマーク部分の半導体基板をエッチングし、アライ
メントマークを強調する工程 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 (i-b) 半導体基板上に素子分離膜を形成
して活性化領域とともにアライメントマークを形成した
後、前記半導体基板上にゲート酸化膜を形成する工程、 (ii-b)前記ゲート酸化膜にコンタクトホールを形成する
とともに、前記アライメントマーク及びその周辺領域上
の前記ゲート酸化膜を除去する工程、 (iii-b) 前記コンタクトホール及び前記アライメントマ
ークを含む前記半導体基板上にポリシリコンを堆積する
工程、 (iv-b)フォトリソグラフィ工程により前記ポリシリコン
をエッチングして、前記半導体基板と接続されたゲート
電極を形成するとともに、前記アライメントマーク上の
ポリシリコン及び前記アライメントマーク部分の半導体
基板をエッチングし、アライメントマークを強調する工
程 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4287901A JP2848746B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4287901A JP2848746B2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06140600A JPH06140600A (ja) | 1994-05-20 |
JP2848746B2 true JP2848746B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=17723189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP3090113B2 (ja) | 1998-02-13 | 2000-09-18 | 日本電気株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
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1992
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