JP2845933B2 - 記録ヘッドユニット - Google Patents
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、記録ヘッドユニットに関し、特にファクシ
ミリやプリンタ等にもちいられ、抵抗体等の発熱を利用
して記録を行うインクジェット記録ヘッド，感熱プリン
タヘッド，サーマルヘッド等の記録ヘッドユニットに適
用して好適なものである。
ミリやプリンタ等にもちいられ、抵抗体等の発熱を利用
して記録を行うインクジェット記録ヘッド，感熱プリン
タヘッド，サーマルヘッド等の記録ヘッドユニットに適
用して好適なものである。
［従来の技術］ 従来熱エネルギを利用して記録を行う記録方式は、ノ
ンインパクト記録方式であるため記録時における騒音が
極めて小さいこと、記録素子を多数配列して長尺化も容
易であること等の特徴があり、更に近年においてはカラ
ー化が容易であること等によっても注目されている。
ンインパクト記録方式であるため記録時における騒音が
極めて小さいこと、記録素子を多数配列して長尺化も容
易であること等の特徴があり、更に近年においてはカラ
ー化が容易であること等によっても注目されている。
なかでも吐出液滴形成のためのエネルギとして熱を利
用するインクジェット記録装置は、高密度マルチノズル
化が容易に具現化できるので、高解像度，高画質の画像
を高速度に得られるという優れた特徴を有している。
用するインクジェット記録装置は、高密度マルチノズル
化が容易に具現化できるので、高解像度，高画質の画像
を高速度に得られるという優れた特徴を有している。
この種のインクジェット記録装置としては、インクに
熱エネルギを与えることで吐出口よりインクの液滴を吐
出させるための複数の液滴形成手段、すなわち電流パル
スを供給することにより発熱しインクを加熱することが
できる電気熱変換体を有する液滴形成手段と、その電気
熱変換体を駆動するための集積回路（駆動用IC）とを同
一基板上に複数配設し、ラインプリンタ用の記録ヘッ
ド、すなわち記録媒体の全幅にわたって吐出口を整列さ
せた所謂フルマルチ型の記録ヘッドを構成したものがあ
る。
熱エネルギを与えることで吐出口よりインクの液滴を吐
出させるための複数の液滴形成手段、すなわち電流パル
スを供給することにより発熱しインクを加熱することが
できる電気熱変換体を有する液滴形成手段と、その電気
熱変換体を駆動するための集積回路（駆動用IC）とを同
一基板上に複数配設し、ラインプリンタ用の記録ヘッ
ド、すなわち記録媒体の全幅にわたって吐出口を整列さ
せた所謂フルマルチ型の記録ヘッドを構成したものがあ
る。
第５図はかかる形態のインクジェット記録ヘッドの電
気的構成例を示したものであり、第６図はその駆動タイ
ミングを示したものである。電気熱変換体７と同一のビ
ット数である記録データ（SI）は、駆動用IC3内のシフ
トレジスタ４にデータ転送用クロック（CLK）に同期し
て順次転送され、全データ入力後ラッチ信号（LAT）の
入力によりラッチ回路５に読み込まれる。その後分割駆
動用信号（EI）および分割駆動信号転送クロック（EC
K）の入力に応じ、フリップフロップ（F/F）６により駆
動用IC3を順次アクティブ状態にし、パルス幅設定用信
号（ENB）のONの間のみ記録データ信号がONの状態の電
気熱変換体７を選択的に通電することにより、液吐出を
行うものである。
気的構成例を示したものであり、第６図はその駆動タイ
ミングを示したものである。電気熱変換体７と同一のビ
ット数である記録データ（SI）は、駆動用IC3内のシフ
トレジスタ４にデータ転送用クロック（CLK）に同期し
て順次転送され、全データ入力後ラッチ信号（LAT）の
入力によりラッチ回路５に読み込まれる。その後分割駆
動用信号（EI）および分割駆動信号転送クロック（EC
K）の入力に応じ、フリップフロップ（F/F）６により駆
動用IC3を順次アクティブ状態にし、パルス幅設定用信
号（ENB）のONの間のみ記録データ信号がONの状態の電
気熱変換体７を選択的に通電することにより、液吐出を
行うものである。
［発明が解決しようとする課題］ この種の記録装置では、記録データ信号および制御信
号のデータ転送方向は１方向とされていたため、記録ヘ
ッドの取り付け方向を逆にしたい場合、すなわち記録媒
体との対向面内においてこれを180゜回転させた位置に
取付けたい場合には、駆動用ICを作製し直すか、あるい
はデータ信号の構成を逆向きに再構成しなければならな
い。
号のデータ転送方向は１方向とされていたため、記録ヘ
ッドの取り付け方向を逆にしたい場合、すなわち記録媒
体との対向面内においてこれを180゜回転させた位置に
取付けたい場合には、駆動用ICを作製し直すか、あるい
はデータ信号の構成を逆向きに再構成しなければならな
い。
また、多数の記録ヘッドを並べてカラー記録を行なう
場合を考える。このような装置では、従来所定個数毎に
吐出口群をブロック分けし、ブロック単位で駆動を行っ
て行く分割駆動方式が採られることがあるが、当該分割
駆動時の吐出タイミングのズレによるドットずれ等の防
止や各色のデータとドット位置との対応を同一とするた
めに、記録ヘッドの取付け方向を同一としていた。しか
し近年記録装置の小型化等の要求に応じて、ヘッドの取
り付け方向等に自由度をもたせる要望が高い。すなわ
ち、同一ベースプレートの表裏両面に記録ヘッドを取り
付けてヘッドユニットを構成し、このヘッドユニットに
よって、例えば２色の記録を可能とした構成では、各別
のベースプレートに取付けを行うよりもスペース上有利
となるからである。
場合を考える。このような装置では、従来所定個数毎に
吐出口群をブロック分けし、ブロック単位で駆動を行っ
て行く分割駆動方式が採られることがあるが、当該分割
駆動時の吐出タイミングのズレによるドットずれ等の防
止や各色のデータとドット位置との対応を同一とするた
めに、記録ヘッドの取付け方向を同一としていた。しか
し近年記録装置の小型化等の要求に応じて、ヘッドの取
り付け方向等に自由度をもたせる要望が高い。すなわ
ち、同一ベースプレートの表裏両面に記録ヘッドを取り
付けてヘッドユニットを構成し、このヘッドユニットに
よって、例えば２色の記録を可能とした構成では、各別
のベースプレートに取付けを行うよりもスペース上有利
となるからである。
しかしながら、その場合表裏両面のヘッドの信号転送
方向が見かけ上逆となり、分割駆動時等におけるドット
ずれが問題となる場合がある。例えば、記録媒体の全幅
に対応した範囲にわたって吐出口を整列させた形態の記
録ヘッドを２段備え、記録媒体を連続搬送しつつ各記録
ヘッドにおいて分割駆動を行う記録装置を考えると、分
割駆動および連続搬送によって１ラインの画像には若干
の段差を有する階段が現われることになる。しかし、第
７図に示すように、第１および第２ヘッドの見かけ上の
分割駆動の方向が逆であるとこの階段が逆に現われてし
まい、上下ヘッド間で記録位置のずれが生じて上下ブロ
ックの記録位置が重ならなくなり、色ムラ等が生じるか
らである。これを防ぐためには転送方向の異なる２種の
ヘッドが必要となり、価格の点において不利なものとな
る。
方向が見かけ上逆となり、分割駆動時等におけるドット
ずれが問題となる場合がある。例えば、記録媒体の全幅
に対応した範囲にわたって吐出口を整列させた形態の記
録ヘッドを２段備え、記録媒体を連続搬送しつつ各記録
ヘッドにおいて分割駆動を行う記録装置を考えると、分
割駆動および連続搬送によって１ラインの画像には若干
の段差を有する階段が現われることになる。しかし、第
７図に示すように、第１および第２ヘッドの見かけ上の
分割駆動の方向が逆であるとこの階段が逆に現われてし
まい、上下ヘッド間で記録位置のずれが生じて上下ブロ
ックの記録位置が重ならなくなり、色ムラ等が生じるか
らである。これを防ぐためには転送方向の異なる２種の
ヘッドが必要となり、価格の点において不利なものとな
る。
本発明の目的は、上述した問題点に着目し、記録ヘッ
ドをプレートの表裏に配置した記録ヘッドユニットにお
いて、記録ヘッドの取付け方向等によらず同一の信号形
態でもって駆動できる記録ヘッドを用いることで、表裏
それぞれの記録ヘッドの構成を同一にしたまま、記録デ
ータ及び制御信号を記録ヘッドユニットの同じ端側から
転送することができ、表裏の記録ヘッドを共通にするこ
とで記録ヘッドユニットの低廉化を図ることを達成する
ことにある。
ドをプレートの表裏に配置した記録ヘッドユニットにお
いて、記録ヘッドの取付け方向等によらず同一の信号形
態でもって駆動できる記録ヘッドを用いることで、表裏
それぞれの記録ヘッドの構成を同一にしたまま、記録デ
ータ及び制御信号を記録ヘッドユニットの同じ端側から
転送することができ、表裏の記録ヘッドを共通にするこ
とで記録ヘッドユニットの低廉化を図ることを達成する
ことにある。
［課題を解決するための手段］ そのために、本発明では、複数の記録ヘッドをプレー
トの表裏に対して、前記複数の記録ヘッドにより記録が
行われる方向がプレートの表裏の記録ヘッドで同一とな
るように配置した記録ヘッドユニットにおいて、前記記
録ヘッドは、所定の方向に配列される複数の記録素子
と、入力される記録データに基づいて前記記録素子を駆
動する駆動素子と、前記記録データを双方向に転送可能
なシフトレジスタと、前記シフトレジスタから出力され
た記録データを保持するとともにラッチ信号の入力に応
じて前記記録データを前記駆動素子に供給するラッチ回
路と、前記ラッチ信号及び前記記録データをシリアルに
転送する転送経路と、前記記録データ及び前記制御信号
を前記複数の記録素子の配列方向に沿った第１の方向に
転送する状態と、前記第１の方向と反対の第２の方向に
転送する状態とを切り換える転送方向制御手段とから構
成される駆動用回路と、を有し、前記記録データ及び前
記制御信号の転送方向を、プレートの表裏に配置される
前記複数の記録ヘッドで相対的に同一方向としたことを
特徴とする。
トの表裏に対して、前記複数の記録ヘッドにより記録が
行われる方向がプレートの表裏の記録ヘッドで同一とな
るように配置した記録ヘッドユニットにおいて、前記記
録ヘッドは、所定の方向に配列される複数の記録素子
と、入力される記録データに基づいて前記記録素子を駆
動する駆動素子と、前記記録データを双方向に転送可能
なシフトレジスタと、前記シフトレジスタから出力され
た記録データを保持するとともにラッチ信号の入力に応
じて前記記録データを前記駆動素子に供給するラッチ回
路と、前記ラッチ信号及び前記記録データをシリアルに
転送する転送経路と、前記記録データ及び前記制御信号
を前記複数の記録素子の配列方向に沿った第１の方向に
転送する状態と、前記第１の方向と反対の第２の方向に
転送する状態とを切り換える転送方向制御手段とから構
成される駆動用回路と、を有し、前記記録データ及び前
記制御信号の転送方向を、プレートの表裏に配置される
前記複数の記録ヘッドで相対的に同一方向としたことを
特徴とする。
また、複数の記録素子が配置され、入力される記録デ
ータ信号および制御信号により記録素子を選択的に駆動
する駆動用集積回路が搭載される記録ヘッド用基板にお
いて、入力される記録データおよび制御信号の転送経路
の少くとも一部が双方向性を有することを特徴とする。
ータ信号および制御信号により記録素子を選択的に駆動
する駆動用集積回路が搭載される記録ヘッド用基板にお
いて、入力される記録データおよび制御信号の転送経路
の少くとも一部が双方向性を有することを特徴とする。
さらに、本発明では、複数の記録素子が配置され、入
力される記録データ信号および制御信号により記録素子
を選択的に駆動する駆動用集積回路を搭載された基板を
有する記録ヘッドにおいて、入力される記録データおよ
び制御信号の転送経路の少くとも一部が双方向性を有す
ることを特徴とする。
力される記録データ信号および制御信号により記録素子
を選択的に駆動する駆動用集積回路を搭載された基板を
有する記録ヘッドにおいて、入力される記録データおよ
び制御信号の転送経路の少くとも一部が双方向性を有す
ることを特徴とする。
加えて、本発明では、複数の記録素子が配置され、入
力される記録データ信号および制御信号により記録素子
を選択的に駆動する駆動用集積回路が搭載された記録ヘ
ッドを有する記録装置において、記録ヘッドに入力され
る記録データおよび制御信号の転送経路の少くとも一部
が双方向性を有することを特徴とする。
力される記録データ信号および制御信号により記録素子
を選択的に駆動する駆動用集積回路が搭載された記録ヘ
ッドを有する記録装置において、記録ヘッドに入力され
る記録データおよび制御信号の転送経路の少くとも一部
が双方向性を有することを特徴とする。
［作用］ 本発明では、入力される記録データ及び制御信号の全
部を双方向から転送可能にし、その転送方向を切り換え
可能に構成することにより、プレートの表裏に記録ヘッ
ドを配置した記録ヘッドユニットにおいて、記録データ
及び制御信号をそれぞれの記録ヘッドに対して記録ヘッ
ドユニットの同一端側から入力することができ、また表
裏の記録ヘッドを共通にすることで記録ヘッドユニット
の低廉化を図ることができる。
部を双方向から転送可能にし、その転送方向を切り換え
可能に構成することにより、プレートの表裏に記録ヘッ
ドを配置した記録ヘッドユニットにおいて、記録データ
及び制御信号をそれぞれの記録ヘッドに対して記録ヘッ
ドユニットの同一端側から入力することができ、また表
裏の記録ヘッドを共通にすることで記録ヘッドユニット
の低廉化を図ることができる。
［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第１図（Ａ）および（Ｂ）は、本発明の一実施例に係
るインクジェット記録ヘッドユニットの正面図および断
面図を示す。ここで、50はベースプレートであり、その
表裏両面に記録ヘッド51F,51Bが配置される。各記録ヘ
ッドは、ヘッド基板53を有し、そのヘッド基板53上には
電気熱変換体７、配線部55、液路ないし吐出口57を形成
するための隔壁部および駆動用IC8が設けられている。5
9は天板であり、これとヘッド基板53との接合により、
各吐出口57、およびこれに連通した液路および各液路に
共通にインク導入を行うための共通液室等が形成され
る。
るインクジェット記録ヘッドユニットの正面図および断
面図を示す。ここで、50はベースプレートであり、その
表裏両面に記録ヘッド51F,51Bが配置される。各記録ヘ
ッドは、ヘッド基板53を有し、そのヘッド基板53上には
電気熱変換体７、配線部55、液路ないし吐出口57を形成
するための隔壁部および駆動用IC8が設けられている。5
9は天板であり、これとヘッド基板53との接合により、
各吐出口57、およびこれに連通した液路および各液路に
共通にインク導入を行うための共通液室等が形成され
る。
このように記録ヘッドの取付け方向が逆である構成に
おいては、電気的なデータ転送方向が同一であるとする
と、各ヘッドに対し図中矢印Ａに示す方向にデータ転送
ないし分割駆動が行われることになる。すると見かけ上
のデータ転送方向ないし分割駆動時等における駆動方向
が逆となり、分割駆動時等におけるドットずれが発生し
易くなる。これを防止するためには電気的なデータ転送
ないし分割駆動の方向を逆とし、すなわち矢印Ｂに示す
ように見かけ上のそれら方向を同一とするのが望まし
い。
おいては、電気的なデータ転送方向が同一であるとする
と、各ヘッドに対し図中矢印Ａに示す方向にデータ転送
ないし分割駆動が行われることになる。すると見かけ上
のデータ転送方向ないし分割駆動時等における駆動方向
が逆となり、分割駆動時等におけるドットずれが発生し
易くなる。これを防止するためには電気的なデータ転送
ないし分割駆動の方向を逆とし、すなわち矢印Ｂに示す
ように見かけ上のそれら方向を同一とするのが望まし
い。
本例においては、駆動用IC8の構成を画一化して異な
ったヘッド取付け方向に対応できるようにし、駆動用I
C、これを搭載する基板、これを用いる記録ヘッドない
しヘッドユニット、ひいてはインクジェット記録装置の
製造工程を簡略化するようにする。
ったヘッド取付け方向に対応できるようにし、駆動用I
C、これを搭載する基板、これを用いる記録ヘッドない
しヘッドユニット、ひいてはインクジェット記録装置の
製造工程を簡略化するようにする。
第２図（Ａ）および（Ｂ）は、それぞれ、本例に係る
ヘッド基板53の電気的構成例および駆動用IC8の詳細な
構成例を示す。電気熱変換体７と同一のビット数である
記録データSD1またはSD2は、駆動用IC8内のシフトレジ
スタ84にデータ転送用クロック（CLK1またはCLK2）に同
期して順次転送され、全データ入力後ラッチ信号（LAT1
またはLAT2）の入力によりラッチ回路85に読み込まれ
る。その後分割駆動用信号（ED1またはED2）、および分
割駆動信号転送クロック（ECK1またはECK2）の入力に応
じ、Ｄ型フリップフロップ（F/F）86により駆動用IC8を
順次アクティブ状態にし、パルス幅設定用信号（ENB1ま
たはENB2）のONの間のみ駆動用素子82を介して記録デー
タ信号がONの状態の電気熱変換体７を選択的に通電する
ことにより、液吐出を行うものである。87および88は信
号転送方向制御部である。
ヘッド基板53の電気的構成例および駆動用IC8の詳細な
構成例を示す。電気熱変換体７と同一のビット数である
記録データSD1またはSD2は、駆動用IC8内のシフトレジ
スタ84にデータ転送用クロック（CLK1またはCLK2）に同
期して順次転送され、全データ入力後ラッチ信号（LAT1
またはLAT2）の入力によりラッチ回路85に読み込まれ
る。その後分割駆動用信号（ED1またはED2）、および分
割駆動信号転送クロック（ECK1またはECK2）の入力に応
じ、Ｄ型フリップフロップ（F/F）86により駆動用IC8を
順次アクティブ状態にし、パルス幅設定用信号（ENB1ま
たはENB2）のONの間のみ駆動用素子82を介して記録デー
タ信号がONの状態の電気熱変換体７を選択的に通電する
ことにより、液吐出を行うものである。87および88は信
号転送方向制御部である。
本例に係る駆動用IC8の各信号入出力端子は双方向を
有し、DIR1,2信号の“H",“L"の切替により入出力の方
向が切替えられる。内部のシフトレジスタ84も各ビット
双方向であり、ｎ段の双方向シフトレジスタを構成して
いる。本例に係る駆動用IC8は、複数個数の電気熱変換
素子７が配置され配線のなされた基板53上に搭載され、
ワイヤーボンディング，フリップチップ，テープキャリ
アボンディング等の方法により接続される。各駆動用IC
8の信号端子はシリアルに接続されており、基板53の両
サイドに入出力端子が配置されている。各信号端子はDI
R1（またはDIR2）の“H",“L"の切替えにより入出力が
切替る。例えばSD1,CLK1等末尾に“1"を付した信号群が
入力側であると選択された場合、記録データはSD1側か
らSD2側に転送されることとなり、分割駆動もED1側より
順に行なわれる。逆方向を選択した場合には記録データ
はSD2側よりSD1側に転送され、分割駆動もED2側より順
に行なわれることとなる。
有し、DIR1,2信号の“H",“L"の切替により入出力の方
向が切替えられる。内部のシフトレジスタ84も各ビット
双方向であり、ｎ段の双方向シフトレジスタを構成して
いる。本例に係る駆動用IC8は、複数個数の電気熱変換
素子７が配置され配線のなされた基板53上に搭載され、
ワイヤーボンディング，フリップチップ，テープキャリ
アボンディング等の方法により接続される。各駆動用IC
8の信号端子はシリアルに接続されており、基板53の両
サイドに入出力端子が配置されている。各信号端子はDI
R1（またはDIR2）の“H",“L"の切替えにより入出力が
切替る。例えばSD1,CLK1等末尾に“1"を付した信号群が
入力側であると選択された場合、記録データはSD1側か
らSD2側に転送されることとなり、分割駆動もED1側より
順に行なわれる。逆方向を選択した場合には記録データ
はSD2側よりSD1側に転送され、分割駆動もED2側より順
に行なわれることとなる。
なお、本実施例では分割駆動を駆動用IC単位で行う場
合を示したが、分割数やその他駆動方法は任意所望に定
めうるのは勿論である。
合を示したが、分割数やその他駆動方法は任意所望に定
めうるのは勿論である。
以上のような記録ヘッドおよびその駆動系を用いて、
例えば第３図に示すようなフルカラー記録が可能なライ
ンプリンタを構成することができる。
例えば第３図に示すようなフルカラー記録が可能なライ
ンプリンタを構成することができる。
第３図において、201Aおよび201Bは、記録媒体Ｒを副
走査方向VSに挟持搬送するために設けたローラ対であ
る。202BK,202Y,202Mおよび202Cは、それぞれ、記録媒
体Ｒの全幅にわたってノズルを配列したブラック，イエ
ロー，マゼンタおよびシアンの記録を行うフルマルチタ
イプの記録ヘッドであり、その順に記録媒体搬送方向上
流側より配置してある。そして、ヘッド202Yおよび202B
Kがベースプレート210の表裏両面に、ヘッド202Cおよび
202Mがベースプレート212の表裏両面に配置されてい
る。
走査方向VSに挟持搬送するために設けたローラ対であ
る。202BK,202Y,202Mおよび202Cは、それぞれ、記録媒
体Ｒの全幅にわたってノズルを配列したブラック，イエ
ロー，マゼンタおよびシアンの記録を行うフルマルチタ
イプの記録ヘッドであり、その順に記録媒体搬送方向上
流側より配置してある。そして、ヘッド202Yおよび202B
Kがベースプレート210の表裏両面に、ヘッド202Cおよび
202Mがベースプレート212の表裏両面に配置されてい
る。
200は回復系であり、吐出回復処理にあたっては記録
媒体Ｒに代って記録ヘッド202BK〜202Cに対向する。
媒体Ｒに代って記録ヘッド202BK〜202Cに対向する。
なお、以上の構成において、駆動用ICの回路型式は、
バイポーラ型,MOS型,BiCMOS型等任意所望に定めうるこ
とは勿論である。また、ヘッドの形態としては、上例の
ようなフルマルチ型のものに限られず、シリアルスキャ
ンされる形態のものであってもよい。
バイポーラ型,MOS型,BiCMOS型等任意所望に定めうるこ
とは勿論である。また、ヘッドの形態としては、上例の
ようなフルマルチ型のものに限られず、シリアルスキャ
ンされる形態のものであってもよい。
さらに、本発明は上例のようなインクジェット記録ヘ
ッドのみならず、例えば第４図（Ａ）または（Ｂ）に示
すようなサーマルヘッドにも有効かつ容易に適用できる
のは勿論である。これら図において、27は記録素子とし
ての電気熱変換素子、28は駆動用IC、29は端子群であ
る。これらのような構成に対しても、第２図（Ａ）およ
び（Ｂ）に示したと同様な駆動用ICの構成を適用するこ
とにより、記録データまたは制御信号に関して転送方向
を適切に定めることができ、取付け方向の自由度を増す
ことができるようになる。
ッドのみならず、例えば第４図（Ａ）または（Ｂ）に示
すようなサーマルヘッドにも有効かつ容易に適用できる
のは勿論である。これら図において、27は記録素子とし
ての電気熱変換素子、28は駆動用IC、29は端子群であ
る。これらのような構成に対しても、第２図（Ａ）およ
び（Ｂ）に示したと同様な駆動用ICの構成を適用するこ
とにより、記録データまたは制御信号に関して転送方向
を適切に定めることができ、取付け方向の自由度を増す
ことができるようになる。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、記録データや
制御信号の入力方向を簡単に変更できるため、ヘッドの
取付け方向が限定されることがなく見かけ上同一の信号
転送方向で取付け方向の異なる記録ヘッドを駆動でき、
廉価にして記録品位の高い記録ヘッドユニットを実施で
きる。
制御信号の入力方向を簡単に変更できるため、ヘッドの
取付け方向が限定されることがなく見かけ上同一の信号
転送方向で取付け方向の異なる記録ヘッドを駆動でき、
廉価にして記録品位の高い記録ヘッドユニットを実施で
きる。
第１図（Ａ）および（Ｂ）は、それぞれ、本発明を適用
可能なインクジェット記録ヘッドユニットの一構成例を
示す正面図および側端面図、 第２図（Ａ）および（Ｂ）は、それぞれ、本実施例に係
るヘッド用基板の電気的構成例を示すブロック図および
その駆動用ICの詳細な構成例を示す回路図、 第３図は第１図示の記録ヘッドを用いて構成したインク
ジェット記録装置の一例を示す斜視図、 第４図（Ａ）および（Ｂ）は本発明を適用可能な他の記
録ヘッドの構成の２例を示す模式的斜視図、 第５図は従来の記録ヘッドの電気的構成を示すブロック
図、 第６図は記録ヘッドの駆動タイミングの一例を示すタイ
ミングチャート、 第７図は見かけ上の信号転送方向が異なる２つの記録ヘ
ッドを用いてそれぞれ分割駆動を行うときの問題点を説
明するための説明図である。 3,8,28……駆動用IC、 4,84……シフトレジスタ、 5,85……ラッチ回路、 6,86……フリップフロップ。 7,27……電気熱変換素子、 87,88……信号方向制御部。
可能なインクジェット記録ヘッドユニットの一構成例を
示す正面図および側端面図、 第２図（Ａ）および（Ｂ）は、それぞれ、本実施例に係
るヘッド用基板の電気的構成例を示すブロック図および
その駆動用ICの詳細な構成例を示す回路図、 第３図は第１図示の記録ヘッドを用いて構成したインク
ジェット記録装置の一例を示す斜視図、 第４図（Ａ）および（Ｂ）は本発明を適用可能な他の記
録ヘッドの構成の２例を示す模式的斜視図、 第５図は従来の記録ヘッドの電気的構成を示すブロック
図、 第６図は記録ヘッドの駆動タイミングの一例を示すタイ
ミングチャート、 第７図は見かけ上の信号転送方向が異なる２つの記録ヘ
ッドを用いてそれぞれ分割駆動を行うときの問題点を説
明するための説明図である。 3,8,28……駆動用IC、 4,84……シフトレジスタ、 5,85……ラッチ回路、 6,86……フリップフロップ。 7,27……電気熱変換素子、 87,88……信号方向制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−159199（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−141767（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−112899（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−197068（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−198967（ＪＰ，Ａ) 米国特許4746941（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41J 2/05 B41J 2/51 B41J 2/385
Claims (3)
- 【請求項１】複数の記録ヘッドをプレートの表裏に対し
て、前記複数の記録ヘッドにより記録が行われる方向が
プレートの表裏の記録ヘッドで同一となるように配置し
た記録ヘッドユニットにおいて、 前記記録ヘッドは、所定の方向に配列される複数の記録
素子と、入力される記録データに基づいて前記記録素子
を駆動する駆動素子と、前記記録データを双方向に転送
可能なシフトレジスタと、前記シフトレジスタから出力
された記録データを保持するとともにラッチ信号の入力
に応じて前記記録データを前記駆動素子に供給するラッ
チ回路と、前記ラッチ信号及び前記記録データをシリア
ルに転送する転送経路と、前記記録データ及び前記制御
信号を前記複数の記録素子の配列方向に沿った第１の方
向に転送する状態と、前記第１の方向と反対の第２の方
向に転送する状態とを切り換える転送方向制御手段とか
ら構成される駆動用回路と、を有し、 前記記録データ及び前記制御信号の転送方向を、プレー
トの表裏に配置される前記複数の記録ヘッドで相対的に
同一方向としたことを特徴とする記録ヘッドユニット。 - 【請求項２】請求項１に記載のヘッドユニットにおい
て、前記記録素子は記録のために利用される熱エネルギ
を発生する発熱素子の形態を有することを特徴とする記
録ヘッドユニット。 - 【請求項３】請求項２に記載のヘッドユニットにおい
て、前記記録ヘッドは、前記発熱素子に対応する液路、
および該液路に連通して記録媒体にインクを吐出する吐
出口とを有することを特徴とする記録ヘッドユニット。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1103976A JP2845933B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | 記録ヘッドユニット |
| EP90107641A EP0394910B1 (en) | 1989-04-24 | 1990-04-23 | Integrated circuit for driving recording head,circuit board for recording head, recording head, and recording apparatus |
| DE69020943T DE69020943T2 (de) | 1989-04-24 | 1990-04-23 | Integrierte Schaltung zum Antreiben eines Aufzeichnungskopfes, Schaltplatte für einen Aufzeichnungskopf, Aufzeichnungskopf und Aufzeichnungsgerät. |
| AT90107641T ATE125205T1 (de) | 1989-04-24 | 1990-04-23 | Integrierte schaltung zum antreiben eines aufzeichnungskopfes, schaltplatte für einen aufzeichnungskopf, aufzeichnungskopf und aufzeichnungsgerät. |
| US08/276,490 US5608431A (en) | 1989-04-24 | 1994-07-18 | Bidirectional ink jet recording head |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1103976A JP2845933B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | 記録ヘッドユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02281973A JPH02281973A (ja) | 1990-11-19 |
| JP2845933B2 true JP2845933B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=14368357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1103976A Expired - Fee Related JP2845933B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | 記録ヘッドユニット |
Country Status (5)
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|---|---|
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| EP (1) | EP0394910B1 (ja) |
| JP (1) | JP2845933B2 (ja) |
| AT (1) | ATE125205T1 (ja) |
| DE (1) | DE69020943T2 (ja) |
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- 1989-04-24 JP JP1103976A patent/JP2845933B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-04-23 AT AT90107641T patent/ATE125205T1/de not_active IP Right Cessation
- 1990-04-23 EP EP90107641A patent/EP0394910B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-04-23 DE DE69020943T patent/DE69020943T2/de not_active Expired - Fee Related
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1994
- 1994-07-18 US US08/276,490 patent/US5608431A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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| DE69020943D1 (de) | 1995-08-24 |
| EP0394910A2 (en) | 1990-10-31 |
| EP0394910B1 (en) | 1995-07-19 |
| ATE125205T1 (de) | 1995-08-15 |
| JPH02281973A (ja) | 1990-11-19 |
| EP0394910A3 (en) | 1991-06-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |