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JP2845264B2 - セルフカットオフ型センスアンプ回路 - Google Patents

セルフカットオフ型センスアンプ回路

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Publication number
JP2845264B2
JP2845264B2 JP8227004A JP22700496A JP2845264B2 JP 2845264 B2 JP2845264 B2 JP 2845264B2 JP 8227004 A JP8227004 A JP 8227004A JP 22700496 A JP22700496 A JP 22700496A JP 2845264 B2 JP2845264 B2 JP 2845264B2
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JP
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sense amplifier
circuit
sense
self
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JP8227004A
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寿男 斉藤
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/917,883 priority patent/US5872465A/en
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Priority to EP97114945A priority patent/EP0827151B1/en
Priority to KR1019970045784A priority patent/KR100263256B1/ko
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    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/062Differential amplifiers of non-latching type, e.g. comparators, long-tailed pairs
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    • G11C2207/00Indexing scheme relating to arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C2207/06Sense amplifier related aspects
    • G11C2207/065Sense amplifier drivers

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体メモリに使
用されるセンスアンプ回路に関し、特に、セルフカット
オフ機能を備えたセンスアンプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のセンスアンプ回路は、
半導体メモリセルから読み出されたセル信号を増幅し
て、アンプ出力信号として出力するために使用されてい
る。この場合、スタティックRAM(SRAM)及びダ
イナミックRAM(DRAM)等では、微小なセル信号
を増幅して、大きな振幅を有するアンプ出力信号を得る
ために、センスアンプ回路に対して、相補的な一対のセ
ル信号を与え、センスアンプ回路は、当該相補的な一対
のセル信号を増幅する形式の構成を有している。
【0003】このうち、SRAMに使用されるセンスア
ンプ回路として、相補的な一対のセル信号を2段の増幅
部によって増幅する構成を有しているものがある。
【0004】より具体的に言えば、このようなセンスア
ンプ回路の第1段の増幅部は、一対の相補的なセル信号
をそれぞれ増幅して一対の出力線上に出力するダブルエ
ンド型の構成を有し、他方、第2段の増幅部は、第1段
の増幅部からの一対の増幅された出力信号を更に増幅し
て単一のアンプ出力信号として出力するシングルエンド
型の構成を有している。実際、セル信号がセンスアンプ
回路が与えられた場合、第1段及び第2段の増幅部に
は、プリチャージの際に流れる電流に続いて、センスア
ンプ電流が流れる。
【0005】一方、SRAMの高集積化と共に、これら
SRAMにおける消費電流を少なくすることが、低電力
化のために要求されている。ここで、前述した構成のセ
ンスアンプ回路が接続された場合、SRAMの消費電流
は、SRAMからセル信号を読み出す前に行われるプリ
チャージの際の電流と、読出の際にセンスアンプ回路に
流れるセンスアンプ電流によって殆ど占められているの
が実情である。
【0006】従来、上記したセンスアンプ電流を減少さ
せるために、センスアンプ電流の流れる時間を出来るだ
け短くすることが考慮されている。この場合、センスア
ンプ電流を検出するセンス検出回路を第1及び第2段の
増幅部に接続しておき、このセンス検出回路で、センス
アンプ出力電圧が十分増幅されたことが検出されると、
第2段の増幅部を強制的にカットオフ状態にするセルフ
カットオフ型センスアンプ回路が提案されている。
【0007】図3、4、及び、5を参照して、従来提案
されている半導体メモリ装置の全体構成、当該半導体メ
モリ装置に使用されるセルフカットオフ型センスアンプ
回路、及び、その動作の一例を説明する。図示された半
導体メモリ装置は、複数のSRAMセルを含むSRAM
セルアレイ11、ローデコーダ12、カラムデコーダ1
3、カラムセレクタ14、センスアンプ/書込回路1
5、及び制御回路16を有している。ここで、制御回路
16には、nビットのアドレス信号ADDn、ライトイ
ネーブルバー(WEB)信号、及び、クロック信号CL
が図示されていない外部回路から与えられており、ここ
では、クロック信号CLに同期してプリチャージ信号が
出力されるものとする。また、センスアンプ回路/書き
込み回路15は、WEB信号に応じて、書込信号DIn
をSRAMセルアレイ11にカラムセレクタ14を介し
て書き込み、他方、読出信号DOnをSRAMセルアレ
イ11から読み出すものとする。
【0008】まず、WEB信号によって書込動作が指定
されると、制御回路16は、クロック信号CLに同期し
て、プリチャージを行うと共に、アドレス信号ADDn
をローアドレスデコーダ12及びカラムアドレスデコー
ダ13に対してローアドレス信号及びカラムアドレス信
号としてそれぞれ出力する。この場合、制御回路16で
は、ローアドレス信号を一旦ラッチした後、ローデコー
ダ12に送出する。一方、カラムアドレス信号を受けた
カラムアドレスデコーダ13は、カラムセレクタ14
に、当該カラムアドレス信号に対応した2本のデータ線
対を選択させる。
【0009】この状態で、ローデコーダ12により、ワ
ード線が選択されると、書込信号DInの各ビットは、
センスアンプ回路/書込回路15及びカラムセレクタ1
4を介して、一対の互いに相補的な一対のデータ信号D
及びDBとして、選択された2本のデータ線対上に出力
され、アドレス信号ADDnで指定されたアドレスに書
き込まれる。
【0010】他方、WEB信号によって読出動作が指定
されると、制御回路16はクロック信号CLに同期し
て、プリチャージを行なう。続いて、クロック信号CL
に応じて、センスアンプ回路/書込回路15のセンスア
ンプ回路にセンスアンプ活性化信号SEAが与えられ、
アドレス信号ADDnで指定されたSRAMセルアレイ
11のアドレスから、読出信号DOnの各ビットが一対
の読出信号D及びDBとして読み出される。センスアン
プ回路/書込回路15は、カラムセレクタ14からの一
対の読出信号D及びDBを増幅した後、読出信号DOn
の各ビットとして出力する。
【0011】図4をも併せ参照すると、図3に示された
センスアンプ回路の具体例として、セルフカットオフ型
センスアンプ回路が示されている。図示されたセルフカ
ットオフ型センスアンプ回路は、センスアンプ部20
と、センス検出部21とを有しており、センスアンプ部
20は、更に、第1段のセンスアンプ201と第2段の
センスアンプ202とを備えている。
【0012】更に具体的に言えば、第1段のセンスアン
プ201は、一対の読出信号D及びDBを受け、当該読
出信号D及びDBを増幅して一対の第1のセンスアンプ
出力信号DO1及びDO1Bを出力する。図示された第
1段のセンスアンプ201は、読出信号Dが供給される
第1のカレントミラー回路203、読出信号DBが供給
される第2のカレントミラー回路204、Nチャンネル
MOS及びPチャンネルMOSトランジスタによって構
成されたスイッチ回路205、206とを備え、スイッ
チ回路206のソース、ドレイン間に、第1のセンスア
ンプ出力信号DO1、DO1Bが出力される。また、両
スイッチ回路205、206を構成するMOSトランジ
スタのゲートには、センス検出部21からセンスアンプ
活性化信号SEAが与えられている。他方、第2段のセ
ンスアンプ202は、第1段のセンスアンプ201のセ
ンスアンプ出力DO1、DO1Bを受けて動作するカレ
ントミラー回路207及びNチャンネルMOSトランジ
スタによって構成されたスイッチ回路208とを備え、
スイッチ回路208にも、センスアンプ活性化信号SE
Aが与えられている。また、第2段のセンスアンプ20
2のカレントミラー回路207から、第2のセンスアン
プ出力信号DOがデータ出力として取り出されている。
尚、この例では、第1のセンスアンプ出力信号DO1及
びDO1Bの出力されるライン上に、それぞれドレイン
を接続されたPチャンネルトランジスタが接続されてい
る。
【0013】一方、センス検出部21は、第1のセンス
アンプ出力信号DO1、DO1Bをそれぞれ反転させ、
インバータ出力N、NBを送出する第1及び第2のイン
バータI1、I2、これらインバータI1、I2に、そ
れぞれ接続されたディレイ回路D1、D2及びNAND
ゲート211、212とを備えると共に、両NANDゲ
ート211、212に接続されたもう一つのNANDゲ
ート213、及び、NANDゲート213に接続された
インバータ214を有している。この場合、インバータ
214の出力はトリガー信号TRIGとして、センス信
号生成回路215に与えられる。センス信号生成回路2
15は、クロック信号CLに応じてセンスアンプ活性化
信号SEAを第1段及び第2段のセンスアンプ201、
202に出力すると共に、インバータ214からのトリ
ガー信号TRIGによって、後述する形式でセンスアン
プ活性化信号SEAをカットオフする。
【0014】図4の動作を図5をも併せ参照して説明す
ると、クロック信号CLに応じて、センス信号生成回路
215からセンスアンプ活性化信号SEAが、第1段及
び第2段のセンスアンプ201、202のスイッチ部2
05、206、及び208に与えられ、センスアンプ部
20は活性化される。センスアンプ部20が活性化され
た状態で、SRAMセルアレイ11からの一対の読出信
号D、DBが第1段目のセンスアンプ201によって増
幅される。図5の例では、読出信号Dのレベルに変動が
なく、他方、読出信号DBのレベルは、漸次、低下して
いく場合が示されている。第1段のセンスアンプ201
では、2つのカレントミラー回路203、204が交差
接続されているため、センスアンプ活性化信号SEAが
ハイレベルになった後、一方の第1のセンスアンプ出力
信号DO1のレベルが図5に示すように、次第に低下し
ていくが、他方の第1のセンスアンプ出力信号DO1B
は、一旦、低下した後、再度、元のレベルに戻ってい
る。
【0015】上記した第1のセンスアンプ出力信号DO
1、DO1Bは、第2段のセンスアンプ202に出力さ
れる一方、インバータI1、I2に供給される。ここ
で、各インバータI1、I2は、第1のセンスアンプ出
力信号DO1、DO1B(図5)の波形に示されている
ように、動作点を有しており、第1のセンスアンプ出力
信号DO1、DO1Bがこの動作点を越えて低下した場
合、インバータ出力N、NBをハイレベルにする。図示
された例では、センスアンプ出力信号DO1がインバー
タI1の動作点を越えて低下したときに、インバータの
出力がハイレベルとなり、この状態は、信号DO1がイ
ンバータI1の動作点を以上に上昇するまで継続する。
【0016】このインバータ出力Nは直接並びにディレ
イ回路D1を介して、NANDゲート211に与えられ
る。ディレイ回路D1からの出力を受けた時点で、NA
NDゲートの出力は、論理”0”となり、結果として、
インバータ214のトリガー信号TRIGは図5に示す
ように、論理”1”になる。トリガー信号TRIGを受
けると、センス信号生成回路215はセンスアンプ活性
化信号SEAを自動的にカットオフする。
【0017】この構成では、図5に示すように、第1の
センスアンプ出力信号DO1、DO1Bがディレイ回路
D1における遅延されている時間中に、第2段のセンス
アンプ202から、第2の出力信号DOが出力されるこ
とになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このようなセルフカッ
トオフ型センスアンプ回路では、当該センスアンプ回路
に与えられる電源電圧が、比較的高い電圧、例えば、
2.5V〜5.5V程度の電圧を有している場合には、
動作上、何等、問題は生じない。しかしながら、この
種、センスアンプ回路に対する最近の要求は、広い電源
電圧の範囲内で、即ち、低電圧においても、正常に動作
できるように、構成することである。例えば、電源電圧
が1.5V程度に低下しても、正常に動作できることが
望ましいと考えられる。
【0019】従来のセルフカットオフ型センスアンプ回
路では、電源電圧の低下と共に、カットオフ状態にする
タイミングが速くなり、極端な場合には、第1及び第2
段のセンスアンプ201、202の出力状態が確立する
前に、カットオフ状態となってしまい、この結果、正常
な出力信号を読み出すことができず、誤動作が生じてし
まうことが判明した。
【0020】より具体的に、図4及び図6を参照して、
上記した誤動作の発生について説明する。電源電圧が低
下すると、第1段のセンスアンプ201からの第1のセ
ンスアンプ信号DO1、DO1Bは、図6に示すよう
に、センスアンプ活性化信号SEAを受けると、センス
アンプの動作点が即座にインバータI1、I2の動作点
を越えて低下してしまうことになる。この結果、インバ
ータ出力信号N、NBは動作点を越えた時点で、ハイレ
ベルになり、且つ、この時点から、ディレイ回路D1、
D2に定められた遅延時間後に、トリガー信号TRIG
がセンス信号生成回路215に送出され、センスアンプ
活性化信号SEAがカットオフされる。図6に示されて
いるように、トリガー信号TRIGの出力時点及びセン
スアンプ活性化信号SEAのカットオフ時点では、第2
段のセンスアンプ202の出力が未だ確立していないか
ら、第2段のセンスアンプ202からは、正常な第2の
出力信号DOが出力されないことになる。
【0021】本発明の目的は、幅広い電源電圧範囲で安
定な動作を行うことができるセルフカットオフ型センス
アンプ回路を提供することである。
【0022】本発明の他の目的は、電源電圧が低くなっ
ても、誤動作を防止できるセルフカットオフ型センスア
ンプ回路を提供することである。
【0023】本発明の更に他の目的は、SRAMに適
し、広い電源電圧範囲内で正常に動作可能なセルフカッ
トオフ型センスアンプ回路を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、半導体
メモリセルからのセル信号、及び、センスアンプ活性化
信号を受けて動作し、前記セル信号を当該センスアンプ
活性化信号の期間中に増幅して、アンプ出力信号として
出力するセンスアンプ部と、前記センスアンプ活性化信
号を発生すると共に、トリガー信号により、前記センス
アンプ活性化信号を自動的にカットオフするセンス検出
部とを備えたセルフカットオフ型センスアンプ回路にお
いて、前記センス検出部は、前記トリガー信号の送出タ
イミングを遅らせるマスク信号を発生するマスク信号回
路を備えているセルフカットオフ型センスアンプ回路が
得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の一実施
の形態に係るセルフカットオフ型センスアンプ回路につ
いて説明する。図示されたセルフカットオフ型センスア
ンプ回路は図3に示された半導体メモリ装置に適用され
るものとして説明する。図1において、図4と対応する
部分には、同一の参照符号及び番号が付されている。
【0026】この関係で、図1のセンスアンプ回路も、
センスアンプ部20及びセンス検出部21とを備えてい
る。また、センスアンプ部20は図3と同様に、第1段
のセンスアンプ201及び第2段のセンスアンプ202
を有し、各センスアンプ201、202の構成は図3と
同様である。
【0027】図1に示されたセンス検出部21は、図4
と同様に、それぞれ動作点を持ち、第1のセンスアンプ
出力信号DO1、DO1Bが動作点より低くなった場合
に、各センスアンプ出力信号DO1、DO1Bを反転
し、インバータ出力として送出するインバータI1及び
I2を有すると共に、センスアンプ活性化信号SEAを
第1及び第2段のセンスアンプ201、202に出力す
るセンス信号生成回路215を有している。
【0028】更に、図示されたセンス検出部21は、イ
ンバータI1及びI2にそれぞれ接続されたインバータ
I3及びI4、一対の第1のセンスアンプ出力信号DO
1、DO1Bを受けて動作し、その出力信号として、マ
スク信号MSKを出力するNORゲートNR1、インバ
ータI3及びNORゲートNR1に接続されたNORゲ
ートNR2、及び、インバータI4及びNORゲートN
R1に接続されたNORゲートNR3とを備えている。
また、NORゲートNR2、NR3の出力は、図4と同
様に、ディレイ回路D1、D2、NANDゲート21
1、212、213、及び、インバータ214で論理的
に処理され、結果として、トリガー信号TRIGが、セ
ンスアンプ活性化信号SEAをカットオフするために、
センス信号生成回路215に送出される。
【0029】次に、図2をも参照して、図1のセンスア
ンプ回路の動作を説明する。まず、クロック信号CLが
与えられ、ローデコーダ12によってワード線が選択さ
れているものとする。この状態で、センス検出部21の
センス信号生成回路215からセンスアンプ活性化信号
SEAが第1及び第2段のセンスアンプ201、202
に出力される。この結果、SRAMセルアレイ11から
読み出された一対の読出信号D、DBの状態は、図2に
示されるように、変化していく。図示された例では、読
出信号DBの状態が徐々に低下している。これら読出信
号D、DBは第1段のセンスアンプ201によって増幅
され、一対の第1のセンスアンプ出力信号DO1、DO
1Bが第2段のセンスアンプ202及びセンス検出部2
1に与えられる。
【0030】ここで、センスアンプ回路は、1.5V程
度の低い電源電圧で動作しているものとし、この結果、
第1のセンスアンプ出力信号DO1、DO1Bは、セン
スアンプ活性化信号SEAの受信後、直ちに、インバー
タI1、I2の動作点(即ち、閾値レベル)を越えて低
下するものとする。このため、インバータI3及びI4
の出力信号A及びABは、インバータI1、I2の動作
点を越えた時点で、ロウレベルになる。
【0031】一方、センス検出部21に設けられたNO
RゲートNR1の出力は、一対の第1のセンスアンプ出
力信号DO1、DO1Bが与えられる以前には、論理”
0”、即ち、ローレベル状態にあり、この状態で、一対
の第1のセンスアンプ出力信号DO1、DO1Bが与え
られ、これらのレベルの少なくとも一方がNORゲート
NR1の動作点より低くなると、NORゲートNR1の
出力はハイレベルになる。NORゲートNR1のハイレ
ベル状態は、一対の第1のセンスアンプ出力信号DO
1、DO1Bのいずれか一方がNORゲートNR1の動
作点より高くなった時に、NORゲートNR1の出力
は、ローレベルに戻る。
【0032】このように、NORゲートNR1の出力が
ハイレベルにある状態では、NORゲートNR2及びN
R3の出力N及びNBはローレベルのままの状態にあ
る。このため、トリガー信号TRIGは出力されない。
このことは、NORゲートNR1の出力信号がハイレベ
ル状態にある限り、センスアンプ活性化信号SEAのカ
ットオフは行われず、マスクされた状態になることを意
味している。したがって、NORゲートNR1、及び、
NORゲートNR1におけるハイレベル出力信号は、そ
れぞれマスク信号回路、及び、マスク信号MSKと呼ば
れても良い。
【0033】NORゲートNR1の出力信号がローレベ
ルになり、マスク信号MSKが消失すると、その時点
で、NORゲートNR2及びNORゲートNR3の出力
信号は信号D、DBに応じてハイレベルになり、且つ、
その出力信号はディレイ回路D1、D2に与えられる。
ディレイ回路D1及びD2に設定された遅延時間後、ト
リガー信号TRIGがセンス信号生成回路215に供給
され、センスアンプ活性化信号SEAをカットオフす
る。
【0034】ここで、第1のセンスアンプ出力信号DO
1、DO1BがNORゲートNR1の動作点以上になっ
て、マスク信号MSKが消失すると、ディレイ回路D1
及びD2には、ハイレベルの信号が与えられており、こ
の遅延後のタイミングでセンスアンプ活性化信号SEA
がカットオフされる。このため、ディレイ回路D1、D
2における遅延時間中で、且つ、トリガー信号TRIG
の出力前に、第2段のセンスアンプ202におけるセン
ス動作が終了して、第2のセンスアンプ出力信号DOが
図2に示すように、出力する。
【0035】したがって、上記した構成を有するセンス
アンプ回路では、電源電圧が低下して、図2に示すよう
に、第1段のセンスアンプ出力信号DO1、DO1Bの
レベルが低下しても、誤動作なく、正しい読出信号を第
2のセンスアンプ出力信号DOとして読み出すことがで
きる。
【0036】尚、図1に示されたセルフカットオフ型セ
ンスアンプ回路は、電源電圧が高く、したがって、一対
の第1のセンスアンプ出力信号DO1、DO1Bのレベ
ルが高い場合には、NORゲートNR1からは、マスク
信号MSKが出力されず、図5と同様な動作が行われ
る。
【0037】上記した実施の形態で使用されたディレイ
回路D1及びD2における遅延時間は1〜2n秒であれ
ばよい。
【0038】尚、SRAM用のセンスアンプ回路につい
て説明したが、DRAMにも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明では、センスアンプ活性化信号を
セルフカットオフするタイプのセンスアンプ回路におい
て、電源電圧が変化しても、誤りなく読出動作を行うこ
とができ、このため、異なる電源電圧で動作できる半導
体メモリ装置を構成できる。また、センスアンプ部をセ
ルフカットオフする構成を有しているため、消費電力を
低減することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るセルフカットオフ
型センスアンプ回路を説明するための回路図である。
【図2】図1に示した回路図の動作を説明するための波
形図である。
【図3】本発明を適用できる半導体メモリ装置の一例で
あるSRAMを説明するためのブロック図である。
【図4】図3に示されたSRAMに使用されているセル
フカットオフ型センスアンプ回路を説明するための回路
図である。
【図5】図4に示されたセルフカットオフ型センスアン
プ回路の正常動作を説明するための波形図である。
【図6】図4に示されたセルフカットオフ型センスアン
プ回路の異常動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
20 センスアンプ部 21 センス検出部 201 第1段のセンスアンプ 202 第2段のセンスアンプ D、DB 読出信号 DO1、DO1B 第1のセンスアンプ出
力信号 DO 第2のセンスアンプ出
力信号 SEA センスアンプ活性化信
号 CL クロック信号 TRIG トリガー信号 I1〜I4 インバータ A、AB インバータI3、I4
の出力信号 NR1〜NR3 NORゲート N、NB NORゲートNR2、
NR3の出力信号 MSK マスク信号 D1、D2 ディレイ回路 211〜213 NANDゲート 203、204、207 カレントミラー回路 205、206、208 スイッチ回路 215 センス信号生成回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体メモリセルからのセル信号、及
    び、センスアンプ活性化信号を受けて動作し、前記セル
    信号を当該センスアンプ活性化信号の期間中に増幅し
    て、アンプ出力信号として出力するセンスアンプ部と、
    前記センスアンプ活性化信号を発生すると共に、トリガ
    ー信号により、前記センスアンプ活性化信号を自動的に
    カットオフするセンス検出部とを備えたセルフカットオ
    フ型センスアンプ回路において、前記センス検出部は、
    前記トリガー信号の送出タイミングを遅らせるマスク信
    号を発生するマスク信号回路を備えていることを特徴と
    するセルフカットオフ型センスアンプ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記マスク回路は、
    前記センス検出部の動作レベルと、前記センスアンプ部
    から与えられる信号レベルとの関係によって、前記マス
    ク信号を発生することを特徴とするセルフカットオフ型
    センスアンプ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記マスク回路は、
    前記センス検出部の動作レベルに比較して、前記信号レ
    ベルが低くなっている期間中、前記マスク信号を出力す
    る論理回路を有していることを特徴とするセルフカット
    オフ型センスアンプ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記センスアンプ部
    は、前記セル信号を受け、一対の第1の出力信号を出力
    する第1段のセンスアンプと、前記第1の出力信号を受
    け、当該一対の第1の出力信号に応じた第2の出力信号
    を前記アンプ出力信号として出力する第2段アンプとを
    有していることを特徴とするセルフカットオフ型センス
    アンプ回路。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記マスク信号回路
    は、前記一対の第1の出力信号が前記センス検出部の動
    作レベルを越えて低くなった後、前記一対の第1の出力
    信号のいずれかが前記動作レベルまで高くなるまで、前
    記マスク信号を発生する回路を有していることを特徴と
    するセルフカットオフ型センスアンプ回路。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記センス検出部
    は、前記マスク信号を受け、前記マスク信号の送出後、
    前記一対の第1の出力信号を一定時間遅延させた遅延信
    号を出力する回路と、前記遅延信号から前記トリガー信
    号を生成する回路とを有していることを特徴とするセル
    フカットオフ型センスアンプ回路。
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