JP2841978B2 - 周波数逓倍・ミキサ回路 - Google Patents
周波数逓倍・ミキサ回路Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数逓倍動作とミキ
シング動作とを1つの回路で行える周波数逓倍・ミキサ
回路に関する。
シング動作とを1つの回路で行える周波数逓倍・ミキサ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、周波数逓倍動作とミキシ
ング動作とを同時に必要とする場合、従来では、例えば
図2に示すように、互いに独立した周波数逓倍回路21
とミキサ回路22とを用い、両者間をフィルタ23で接
続するような回路構成が採られる。
ング動作とを同時に必要とする場合、従来では、例えば
図2に示すように、互いに独立した周波数逓倍回路21
とミキサ回路22とを用い、両者間をフィルタ23で接
続するような回路構成が採られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の周波数
逓倍・ミキサ回路では、広帯域化が困難である。また、
両回路を半導体集積回路内に集積する場合、フィルタを
外付けするための端子が必要となるので、半導体集積回
路の端子数が増えるという問題がある。
逓倍・ミキサ回路では、広帯域化が困難である。また、
両回路を半導体集積回路内に集積する場合、フィルタを
外付けするための端子が必要となるので、半導体集積回
路の端子数が増えるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、半導体集積回路化に好適
な構成の周波数逓倍・ミキサ回路を提供することにあ
る。
な構成の周波数逓倍・ミキサ回路を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の周波数逓倍・ミキサ回路は次の如き構成を
有する。即ち、本発明の周波数逓倍・ミキサ回路は、能
力比がK:1(Kは1を除く正の実数)である2つの電
界効果トランジスタで構成される差動対の2組からなる
増幅器であって、その2組の差動対トランジスタの相互
間において、能力の等しいトランジスタのドレイン同士
がそれぞれ共通接続されて出力対を構成し、能力の等し
くないトランジスタのゲート同士がそれぞれ共通接続さ
れて被逓倍信号の印加される第1の入力端子対を構成
し、且つ、それぞれの差動対トランジスタはソース同士
が定電流源に接続される2逓倍周波数逓倍回路としての
第1の差動増幅器と; 2つのベースがミキシング信号
の印加される第2の入力端子対を構成する2つのバイポ
ーラトランジスタからなる差動対トランジスタを備える
ミキサ回路としての第2の差動増幅器と; 前記第1の
差動増幅器の出力対間の差電流を形成しその差電流に基
づき前記第2の差動増幅器を駆動するカレントミラー回
路と; を備え、周波数逓倍動作とミキシング動作とを
1つの回路で同時に行うことを可能としたことを特徴と
するものである。
に、本発明の周波数逓倍・ミキサ回路は次の如き構成を
有する。即ち、本発明の周波数逓倍・ミキサ回路は、能
力比がK:1(Kは1を除く正の実数)である2つの電
界効果トランジスタで構成される差動対の2組からなる
増幅器であって、その2組の差動対トランジスタの相互
間において、能力の等しいトランジスタのドレイン同士
がそれぞれ共通接続されて出力対を構成し、能力の等し
くないトランジスタのゲート同士がそれぞれ共通接続さ
れて被逓倍信号の印加される第1の入力端子対を構成
し、且つ、それぞれの差動対トランジスタはソース同士
が定電流源に接続される2逓倍周波数逓倍回路としての
第1の差動増幅器と; 2つのベースがミキシング信号
の印加される第2の入力端子対を構成する2つのバイポ
ーラトランジスタからなる差動対トランジスタを備える
ミキサ回路としての第2の差動増幅器と; 前記第1の
差動増幅器の出力対間の差電流を形成しその差電流に基
づき前記第2の差動増幅器を駆動するカレントミラー回
路と; を備え、周波数逓倍動作とミキシング動作とを
1つの回路で同時に行うことを可能としたことを特徴と
するものである。
【0006】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明の周波数逓
倍・ミキサ回路の作用を説明する。本発明では、周波数
逓倍回路たる第1の差動増幅器を電界効果トランジスタ
の2乗特性をそのまま利用した2乗回路としてあるの
で、充分なスプリアス特性が得られる。従って、バイポ
ーラトランジスタ対を備えるミキサ回路たる第2の差動
増幅器とはフィルタを用いることなくカレントミラー回
路を介して接続できることになり、周波数逓倍出力の端
子も不要となるので、半導体集積回路化に好適な構成の
周波数逓倍・ミキサ回路を提供できる。なお、電界効果
トランジスタ(FET)の能力比とは、MOS形ではゲ
ート幅Wとゲート長Lの比(W/L)をいい、接合形で
は最大ドレイン電流IDSS の比をいう。
倍・ミキサ回路の作用を説明する。本発明では、周波数
逓倍回路たる第1の差動増幅器を電界効果トランジスタ
の2乗特性をそのまま利用した2乗回路としてあるの
で、充分なスプリアス特性が得られる。従って、バイポ
ーラトランジスタ対を備えるミキサ回路たる第2の差動
増幅器とはフィルタを用いることなくカレントミラー回
路を介して接続できることになり、周波数逓倍出力の端
子も不要となるので、半導体集積回路化に好適な構成の
周波数逓倍・ミキサ回路を提供できる。なお、電界効果
トランジスタ(FET)の能力比とは、MOS形ではゲ
ート幅Wとゲート長Lの比(W/L)をいい、接合形で
は最大ドレイン電流IDSS の比をいう。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例に係る周波数逓倍・ミ
キサ回路を示す。図1において、トランジスタ(M1〜
M4)は電界効果トランジスタ(FET)であって、ソ
ース同士が共通接続される対トランジスタ(M1、M
2)、同(M3、M4)の2組でもって第1の差動増幅
器を構成する。
する。図1は、本発明の一実施例に係る周波数逓倍・ミ
キサ回路を示す。図1において、トランジスタ(M1〜
M4)は電界効果トランジスタ(FET)であって、ソ
ース同士が共通接続される対トランジスタ(M1、M
2)、同(M3、M4)の2組でもって第1の差動増幅
器を構成する。
【0008】即ち、この2組の差動対トランジスタは、
能力比が、M1:M2=M4:M3=K:1(Kは1を
除く正の実数)であり、相互間において、能力の等しい
トランジスタ(M1とM4)及び同(M2とM3)のド
レイン同士がそれぞれ共通接続されて出力対を構成し、
能力の等しくないトランジスタ(M1とM3)及び同
(M2とM4)のゲート同士がそれぞれ共通接続されて
被逓倍信号たるローカル信号(電圧VLO)の印加される
(第1の)入力端子対(1、2)を構成する。また、そ
れぞれの差動対トランジスタはソース同士が定電流源I
0 に接続される。
能力比が、M1:M2=M4:M3=K:1(Kは1を
除く正の実数)であり、相互間において、能力の等しい
トランジスタ(M1とM4)及び同(M2とM3)のド
レイン同士がそれぞれ共通接続されて出力対を構成し、
能力の等しくないトランジスタ(M1とM3)及び同
(M2とM4)のゲート同士がそれぞれ共通接続されて
被逓倍信号たるローカル信号(電圧VLO)の印加される
(第1の)入力端子対(1、2)を構成する。また、そ
れぞれの差動対トランジスタはソース同士が定電流源I
0 に接続される。
【0009】次に、トランジスタ(Q1、Q2)はNP
N型のバイポーラトランジスタからなる差動対トランジ
スタであって、第2の差動増幅器を構成する。2つのベ
ースはミキシング信号(電圧VRF)の印加される第2
の入力端子対(3、4)を構成する。
N型のバイポーラトランジスタからなる差動対トランジ
スタであって、第2の差動増幅器を構成する。2つのベ
ースはミキシング信号(電圧VRF)の印加される第2
の入力端子対(3、4)を構成する。
【0010】そしてトランジスタ(M5とM6)、同
(M7とM8)、同(M9とM10)はそれぞれカレン
トミラー回路を構成し、両差動増幅器を直結する。即
ち、第1の差動増幅器の出力対間の差電流を形成しその
差電流で第2の差動増幅器のエミッタ電流を制御する。
なお、図1では、FETで構成されるとしてあるが、バ
イポーラトランジスタで構成しても良い。尚、図1にお
いて、トランジスタQ1,Q2をPNP型のバイポーラ
トランジスタで構成する場合には、トランジスタM9,
M10は不要であり、この場合には、トランジスタM
9,M10と結合しているトランジスタM8のドレイン
とバイポーラトランジスタQ1,Q2の共通エミッタと
を接続し、且つ抵抗R L を共通エミッタとアース間に移
設すればよい。
(M7とM8)、同(M9とM10)はそれぞれカレン
トミラー回路を構成し、両差動増幅器を直結する。即
ち、第1の差動増幅器の出力対間の差電流を形成しその
差電流で第2の差動増幅器のエミッタ電流を制御する。
なお、図1では、FETで構成されるとしてあるが、バ
イポーラトランジスタで構成しても良い。尚、図1にお
いて、トランジスタQ1,Q2をPNP型のバイポーラ
トランジスタで構成する場合には、トランジスタM9,
M10は不要であり、この場合には、トランジスタM
9,M10と結合しているトランジスタM8のドレイン
とバイポーラトランジスタQ1,Q2の共通エミッタと
を接続し、且つ抵抗R L を共通エミッタとアース間に移
設すればよい。
【0011】第2の差動増幅器では、一方のトランジス
タQ2に負荷抵抗RL が設けられ、ミキサ出力(電圧V
OUT)が出力端子5に取り出される。VCCは電源電圧であ
る。
タQ2に負荷抵抗RL が設けられ、ミキサ出力(電圧V
OUT)が出力端子5に取り出される。VCCは電源電圧であ
る。
【0012】さて、第1の差動増幅器がMOS−FET
である場合、能力比はゲート幅Wとゲート長Lとの比
(W/L)であるが、μn をモビリティ、COXを単位当
たりのゲート酸化膜容量とすると、βは(1/2)μn
・COX(W/L)であるので、Vt をスレッショルド電
圧、VGSi(i=1、2、3、4)をゲート・ソース間電
圧とすると、FETのドレイン電流Idiは数式1〜同4
となる。
である場合、能力比はゲート幅Wとゲート長Lとの比
(W/L)であるが、μn をモビリティ、COXを単位当
たりのゲート酸化膜容量とすると、βは(1/2)μn
・COX(W/L)であるので、Vt をスレッショルド電
圧、VGSi(i=1、2、3、4)をゲート・ソース間電
圧とすると、FETのドレイン電流Idiは数式1〜同4
となる。
【0013】
【数1】
【0014】
【数2】
【0015】
【数3】
【0016】
【数4】
【0017】また、定電流源I0 は数式5、入力電圧V
LOは数式6となる。
LOは数式6となる。
【0018】
【数5】
【0019】
【数6】
【0020】従って、ドレイン電流Id1と同Id2の差電
流ΔI1 は数式7となり、ドレイン電流Id3と同Id4の
差電流ΔI2 は数式8となるので、全体の差電流ΔIは
数式9と求まる。
流ΔI1 は数式7となり、ドレイン電流Id3と同Id4の
差電流ΔI2 は数式8となるので、全体の差電流ΔIは
数式9と求まる。
【0021】
【数7】
【0022】
【数8】
【0023】
【数9】
【0024】この差電流ΔIは、トランジスタ(M5、
M6)からなるカレントミラー回路及び同(M7、M
8)からなるカレントミラー回路で形成され、トランジ
スタM8のドレイン電流Id8となり、3つ目のカレント
ミラー回路(M9、M10)のドレイン電流Id9、同I
d10 となる。即ち、ΔI=Id8=Id9=Id10 である。
そして、この3つ目のカレントミラー回路(M9、M1
0)は第2の差動増幅器、即ち、バイポーラトランジス
タQ1と同Q2の差動対を駆動する駆動電流源となって
いる。
M6)からなるカレントミラー回路及び同(M7、M
8)からなるカレントミラー回路で形成され、トランジ
スタM8のドレイン電流Id8となり、3つ目のカレント
ミラー回路(M9、M10)のドレイン電流Id9、同I
d10 となる。即ち、ΔI=Id8=Id9=Id10 である。
そして、この3つ目のカレントミラー回路(M9、M1
0)は第2の差動増幅器、即ち、バイポーラトランジス
タQ1と同Q2の差動対を駆動する駆動電流源となって
いる。
【0025】トランジスタQ1、同Q2のコレクタ電流
IC1、同IC2は、バイポーラトランジスタの電流増幅率
をαF とすると、数式10、同11となる。
IC1、同IC2は、バイポーラトランジスタの電流増幅率
をαF とすると、数式10、同11となる。
【0026】
【数10】
【0027】
【数11】
【0028】また、両コレクタ電流の和は数式12、差
は数式13となる。
は数式13となる。
【0029】
【数12】
【0030】
【数13】
【0031】ここに、数式13において、スレッショル
ド電圧VT は、ボルツマン定数k、単位電子電荷q、絶
対温度Tを用いて、VT =(kT/q)と表せるが、ta
nhxは、│x│《1であれば、tanhx=x−(1/3)
x3 ……と近似されるので、数式11は、│VRF│《2
VT のときに tanhx≒xと近似すると、数式14とな
る。
ド電圧VT は、ボルツマン定数k、単位電子電荷q、絶
対温度Tを用いて、VT =(kT/q)と表せるが、ta
nhxは、│x│《1であれば、tanhx=x−(1/3)
x3 ……と近似されるので、数式11は、│VRF│《2
VT のときに tanhx≒xと近似すると、数式14とな
る。
【0032】
【数14】
【0033】従って、ミキサ出力電圧VOUT は、数式1
5で表せる。
5で表せる。
【0034】
【数15】
【0035】ここで、VLO=│VLO│cos 2πfLOt、
VRF=│VRF│cos 2πfRFtとおくと、数式15にお
けるV2 LO ・VRFの項は数式16となる。
VRF=│VRF│cos 2πfRFtとおくと、数式15にお
けるV2 LO ・VRFの項は数式16となる。
【0036】
【数16】
【0037】つまり、数式15におけるV2 LO ・VRFの
項から、ローカル信号(VLO)の2逓倍周波数2fLOと
ミキシング信号(VRF)の周波数fRFの和と差の周波数
成分を含む電圧が得られる。この和と差の何れか希望の
周波数成分を持つ電圧以外をフィルタで除去すれば、周
波数逓倍・ミキサ回路の出力が得られるのである。
項から、ローカル信号(VLO)の2逓倍周波数2fLOと
ミキシング信号(VRF)の周波数fRFの和と差の周波数
成分を含む電圧が得られる。この和と差の何れか希望の
周波数成分を持つ電圧以外をフィルタで除去すれば、周
波数逓倍・ミキサ回路の出力が得られるのである。
【0038】次に、第1の差動増幅器、即ち、トランジ
スタ(M1〜M4)が接合形のFETである場合、能力
比は最大ドレイン電流IDSS で規定されるので、前記数
式1は数式17とおけ、前記数式2は数式18とおけ、
前記数式5は数式19とおける。
スタ(M1〜M4)が接合形のFETである場合、能力
比は最大ドレイン電流IDSS で規定されるので、前記数
式1は数式17とおけ、前記数式2は数式18とおけ、
前記数式5は数式19とおける。
【0039】
【数17】
【0040】
【数18】
【0041】
【数19】
【0042】即ち、VT をVP 、βをIDSS /V2 Pと置
き換えただけであるので、上述したのと同様の結果が得
られる。このことは、FETがGaAsで構成される場
合にも適用できることを示すものである。
き換えただけであるので、上述したのと同様の結果が得
られる。このことは、FETがGaAsで構成される場
合にも適用できることを示すものである。
【0043】特に、数式9で示されるように、周波数逓
倍回路の出力電流の不要周波数成分は、実際の回路上で
も2fLOの成分に対して−40dB程度と小さくなり、
フィルタが不要なレベルである。従って、半導体集積回
路として実現する場合に大きな効果を期待できる。
倍回路の出力電流の不要周波数成分は、実際の回路上で
も2fLOの成分に対して−40dB程度と小さくなり、
フィルタが不要なレベルである。従って、半導体集積回
路として実現する場合に大きな効果を期待できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の周波数逓
倍・ミキサ回路によれば、周波数逓倍回路たる第1の差
動増幅器を電界効果トランジスタの2乗特性をそのまま
利用した2乗回路としてあるので、充分なスプリアス特
性が得られる。従って、バイポーラトランジスタ対を備
えるミキサ回路たる第2の差動増幅器とはフィルタを用
いることなくカレントミラー回路を介して接続できるこ
とになり、周波数逓倍出力の端子も不要となるので、半
導体集積回路化に好適な構成の周波数逓倍・ミキサ回路
を提供できる。
倍・ミキサ回路によれば、周波数逓倍回路たる第1の差
動増幅器を電界効果トランジスタの2乗特性をそのまま
利用した2乗回路としてあるので、充分なスプリアス特
性が得られる。従って、バイポーラトランジスタ対を備
えるミキサ回路たる第2の差動増幅器とはフィルタを用
いることなくカレントミラー回路を介して接続できるこ
とになり、周波数逓倍出力の端子も不要となるので、半
導体集積回路化に好適な構成の周波数逓倍・ミキサ回路
を提供できる。
【図1】本発明の一実施例に係る周波数逓倍・ミキサ回
路の回路図である。
路の回路図である。
【図2】従来の周波数逓倍・ミキサ回路の回路図であ
る。
る。
1〜2 入力端子対 3〜4 入力端子対 5 出力端子 M1〜M10 FET Q1〜Q2 バイポーラトランジスタ I0 定電流源 VLO 入力電圧 VRF 入力電圧 VOUT 出力電圧 VCC 電源電圧
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03B 19/00 - 19/14 H03D 7/14
Claims (1)
- 【請求項1】 能力比がK:1(Kは1を除く正の実
数)である2つの電界効果トランジスタで構成される差
動対の2組からなる増幅器であって、その2組の差動対
トランジスタの相互間において、能力の等しいトランジ
スタのドレイン同士がそれぞれ共通接続されて出力対を
構成し、能力の等しくないトランジスタのゲート同士が
それぞれ共通接続されて被逓倍信号の印加される第1の
入力端子対を構成し、且つ、それぞれの差動対トランジ
スタはソース同士が定電流源に接続される2逓倍周波数
逓倍回路としての第1の差動増幅器と; 2つのベース
がミキシング信号の印加される第2の入力端子対を構成
する2つのバイポーラトランジスタからなる差動対トラ
ンジスタを備えるミキサ回路としての第2の差動増幅器
と; 前記第1の差動増幅器の出力対間の差電流を形成
しその差電流に基づき前記第2の差動増幅器を駆動する
カレントミラー回路と; を備え、周波数逓倍動作とミ
キシング動作とを1つの回路で同時に行うことを可能と
したことを特徴とする周波数逓倍・ミキサ回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311840A JP2841978B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 周波数逓倍・ミキサ回路 |
US07/969,331 US5396659A (en) | 1991-10-30 | 1992-10-30 | Direct-coupled FET frequency multiplier and mixer circuit |
GB9222890A GB2261130B (en) | 1991-10-30 | 1992-10-30 | Frequency multiplier & mixer circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3311840A JP2841978B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 周波数逓倍・ミキサ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05129836A JPH05129836A (ja) | 1993-05-25 |
JP2841978B2 true JP2841978B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=18022037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3311840A Expired - Fee Related JP2841978B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 周波数逓倍・ミキサ回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5396659A (ja) |
JP (1) | JP2841978B2 (ja) |
GB (1) | GB2261130B (ja) |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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