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JP2738762B2 - 高速パケット交換機 - Google Patents

高速パケット交換機

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Publication number
JP2738762B2
JP2738762B2 JP1256290A JP1256290A JP2738762B2 JP 2738762 B2 JP2738762 B2 JP 2738762B2 JP 1256290 A JP1256290 A JP 1256290A JP 1256290 A JP1256290 A JP 1256290A JP 2738762 B2 JP2738762 B2 JP 2738762B2
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JP
Japan
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output
switch
routing
switches
input
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JP1256290A
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JPH03218144A (ja
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義人 櫻井
尚彦 小崎
史朗 田辺
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Priority to US07/570,116 priority patent/US5214640A/en
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Application granted granted Critical
Publication of JP2738762B2 publication Critical patent/JP2738762B2/ja
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports
    • H04L49/3009Header conversion, routing tables or routing tags
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/10Packet switching elements characterised by the switching fabric construction
    • H04L49/103Packet switching elements characterised by the switching fabric construction using a shared central buffer; using a shared memory
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/25Routing or path finding in a switch fabric
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/45Arrangements for providing or supporting expansion

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
電子通信分野におけるディジタル交換機、特に固定長
パケットを用いて交換動作を行う高速パケット交換機の
通話路スイッチの構成に関する。
【従来の技術】
高速でかつ広い帯域を必要とする通信を扱うために、
パケットの長さを固定長とした高速パケット交換技術が
検討されている。パケット交換の特長の一つは、各パケ
ットがヘッダを持っており、そのヘッダを見ればそのパ
ケットの宛先が分かる。即ち、自己ルーティングが可能
であることである。従って、ハードウェアでヘッダの内
容を読み取り、そこに書かれているルーティング情報に
従ってスイッチングを行えば、高速な交換動作が可能と
なる。このようなスイッチの代表例としては、特開昭59
−135994号公報(「TDMスイッチングシステム」)に記
載されたスイッチがある。 一方、大規模な通話路スイッチを構成するためには、
ある規模を持った単位スイッチを多段接続して規模を拡
張するのが一般的である。例えば、特許出願公表昭和59
−501034号公報(「高速パケット交換機」)のFIG.5に
示されているスイッチがその一例である。
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術を用いた多段高速パケット交換スイッチ
におけるパケットヘッダ内部のルーティング情報(例え
ば、出力ポート番号)の付与方法には、次の2通りが考
えられる。 (1)各段のルーティング情報をあらかじめ全てヘッダ
内に持つ。 (2)ヘッダ内には1段分のルーティング情報しか持た
ないが、各段にヘッダ交換テーブルを置き、1段毎にル
ーティング情報を書き換える。 上記(1)の場合は、ヘッダのビット数が多くなり、
これがオーバヘッドとなってユーザ情報の転送効率が落
ちてしまうという問題点がある。一方、(2)の場合
は、各段のスイッチのハード量が増加するという問題点
がある。 本発明の目的は、スイッチ1段分のルーティング情報
を用いるだけで拡張することのできる自己ルーティング
スイッチを用いた高速パケット交換機を提供することに
ある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、ルーティング段と出力段の
2段から成るスイッチ構成とした。 k×m本(k≦m)の入力回線とj×m本(j≦k)
の出力回線があって、また、m入力m出力の規模のスイ
ッチがあるとき、該スイッチをk×j個ルーティング段
スイッチとして置き、入力回線をm本ずつk束に分け、
m本の回線から成るそれぞれの束を一束につきj個のス
イッチにマルチ接続したものをk組つくり、一方、該ス
イッチをk×j個出力段スイッチとして置き、ルーティ
ング段のそれぞれのスイッチのm本の出力をm/k本ずつ
k束に分け、それぞれの多、当をそれぞれk個の出力段
スイッチに接続したものをj組つくる。ルーティング段
スイッチと出力段スイッチの接続は、ルーティング段
の、1組がj個のスイッチから成るk組と、出力段の1
組がk個のスイッチから成るj組の全ての組合せに対し
接続関係があるようにする。各出力段スイッチのm本の
出力は全てを用いずに、1個のスイッチ当りm/k本だけ
出力回線として取り出す。取り出すべき各スイッチのm/
k本の選び方は、その出力段スイッチと接続されている
ルーティング段スイッチの出力ポート番号と同じポート
番号を選ぶようにする。その結果、上記k個の出力段ス
イッチから成る1組の中では全て異なる出力ポートから
出力が得られるようになる。 以上のようにm×mスイッチを2段に接続することに
よって、k×m入力j×m出力の拡張スイッチが得られ
る。
【作用】
ある入力回線から到着したパケットは、j個のルーテ
ィング段スイッチに同時に入力する。j個のスイッチは
それぞれm本ずつの出力回線に対応しており、j個合わ
せた全体でj×m本の出力回線へパケットを振り分ける
機能を持っている。パケットのヘッダには、出力ポート
番号が書かれており、そのビット数はlog(j×m)
(但し対数の底は2;以下同様)である。そのうちlog
(j)ビットがスイッチの選択に用いられ、そのパケッ
トの宛先出力ポートに対応するスイッチだけが選ばれ
る。残りのlog(m)ビットにより、スイッチ内のルー
ティングが行われる。出力段のスイッチはk組のルーテ
ィング段スイッチからの入力を集線する機能を持つ。出
力段スイッチの出力ポート番号は、出力段スイッチと接
続されているルーティング段スイッチの出力ポートと同
じポート番号を選ぶように接続してあるので、出力段ス
イッチのルーティングは、ルーティング段スイッチと同
じルーティング情報で行える。
【実施例】
1.交換システム (1)交換システムの構成 第7図は本発明を適用した自己ルーティングパケット
交換システムの全体構成例である。本システムはn本の
パケット回線を収容するローカルユニット(1−1〜1
−k)がkユニット、これらローカルユニット接続する
単一のタンデムユニット2により構成される。ローカル
ユニット1はパケットを自己ルーティングによりスイッ
チする自己ルーティングスイッチ3、制御信号の終端処
理を行なう信号処理部5、呼処理制御、呼リソースを管
理する中央制御部6、及び、回線を終端し、ラベル交換
を行なう回線対応部7により構成される。タンデムユニ
ット2は複数の自己ルーティングスイッチ(4−1〜4
−p)により構成される。ローカルユニット1とタンデ
ムユニット2との間はパケット回線(9−1〜9−q)
により結合され、任意の発着ローカルユニット間におい
て、タンデムスイッチ2内の自己ルーティングスイッチ
(4−1〜4−p)を経由した複数のルートが存在す
る。 入力回線8aから入力したパケットは、回線対応部7
で、呼設定時に設定された変換テーブルを用いてヘッダ
交換が行われ同時にルーティング情報が付けられる。次
に自己ルーティングスイッチ3へ送られ、スイッチング
され、タンデムユニット2を経て他のローカルユニット
へ送られる。(タンデムユニットを経ずに自ローカルユ
ニットにて折り返す場合もある。) 尚、呼設定信号等の信号もパケットを用いて転送され
る。この場合、信号パケットは自己ルーティングスイッ
チを経て信号処理部5へ送られる。 (2)パケットフォーマットの構成 第6図は各回線におけるパケットフォーマットの構成
を示す。パケットはヘッダ部とユーザ部とに分かれ、ヘ
ッダ部にはVCI(Virtual Connection Identifier)とVP
I(Virtual Path Identifier)エリアが含まれている。
発側ローカルユニットへの入力回線8aにおけるパケット
フォーマットは図6(a)に示すようにパケットヘッダ
部に入回線VCI(VCIi)と入回線VPI(VPIi)が設定され
ている。発側ローカルユニット1−1の回線対応部(例
えば7−1)と着側ローカルユニット(例えば、1−
k)の回線対応部(7′−1)との間の回線、例えば、
回線対応部7−自己ルーティングスイッチ3間回線10、
ローカルユニット1−タンデムユニット2間回線9にお
けるパケットフォーマットを図6(b)に示す。図6
(a)におけるVCIiエリアにはIVCI(Internal VCI)
が、VPIiエリアには発側ローカルユニット1−1の自己
ルーティングスイッチ3−1の出力ポート番号PTI、タ
ンデムユニット2の自己ルーティングスイッチ4の出力
ポート番号RT2、着側ローカルユニット1−kの自己ル
ーティングスイッチ3−kの出力ポート番号PT3が設定
される。着側ローカルユニット3−kの出力回線8′b
におけるパケットフォーマットは図6(c)に示すよう
に出回線VCI(VCIo)と出回線VPI(VPIo)が設定され
る。 (3)回線対応部の構成 回線対応部7の回路構成を第2図に示す。回線対応部
は、入力回線8aからのパケットを処理しタンデムユニッ
ト2に接続するパケット回線10aに出力する上り回路21
と、タンデムユニット2に接続するパケット回線10bか
らのパケットを処理し入力回線8bに出力する下り回路22
とにより構成される。 上り回路21において、入回線8aは入力レジスタ25に接
続され、遅延回路23を介して出力レジスタ24に接続され
ている。入力レジスタ25にはVCIの取り出し線27が設け
られ、取り出されたVCIが入側ラベル変換テーブル26の
読出しアドレスとなる。入側ラベル変換テーブル26のデ
ータ出力線28は出力レジスタ24に接続され、出力レジス
タ24の出力回線10aはタンデムユニット2に接続され
る。 一方、下り回路22において、タンデムユニット2の出
力回線10bは入力レジスタ33に接続され、遅延回路31を
介して出力レジスタ32に接続される。入力レジスタ33に
はIVCIの取り出し線35が設けられ、取り出されたIVCIが
出側ラベル変換テーブル34の読出しアドレスとなる。出
側ラベル変換テーブル34のデータ出力線36は出力レジス
タ32に接続され、さらに出力レジスタ32は出力回線8bに
接続される。 (4)ラベル変換テーブル 第3図は入側ラベル変換テーブル26を示す。本テーブ
ルは制御信号用VCIエリアとユーザ信号情報VCIエリアと
に分かれ、入力回線8aにおけるVCI(VCIi)対応に、発
着ローカルユニット間のVCI(IVCI)、発ローカルユニ
ット内の自己ルーティングスイッチ3の出力ポート番号
PTI、タンデムユニット内の自己ルーティングスイッチ
4の出力ポート番号PT2、及び、着ローカルユニット内
の自己ルーティングスイッチ3の出力ポート番号PT3が
設定される。 第4図は出側ラベル変換テーブル34を示す。入側ラベ
ル変換テーブル26同様制御信号用エリアとユーザ情報用
エリアとに分かれており、タンデムユニット2からの入
力回線10bにおけるIVCI対応に、制御信号用エリアには
出回線制御用VCI(VCIoc)、及び、出回線制御用VPI(V
PIoc)が設定され、ユーザ情報用エリアには出回線ユー
ザ情報用VCI(VCIou)、及び、出回線ユーザ情報用VPI
(VPIou)が設定される。 (5)自己ルーティングスイッチの構成 自己ルーティングスイッチ3、4はパケット中の出力
ポート情報により出力回線を選択するパケットスイッチ
であり、単一のスイッチ、あるいは複数の単位スイッチ
の組合せにより構成される場合とがある。ここでは、収
容回線数が多いため複数のスイッチが組み合わされてい
ると考える。 第5図はローカルユニット内の自己ルーティングスイ
ッチ3の構成図である。入力回線(8a−1〜8a−n)が
接続される回線対応部(7−1〜7−n)の出力線10a
を入力とする上り回線用単位自己ルーティングスイッチ
51aと、タンデムユニットからの回線(9b−1〜9b−
q)を入力とする下り回線用単位自己ルーティングスイ
ッチ51bとで構成される。上り回線用の単位自己ルーテ
ィングスイッチ51aの出力線(9a−1〜9a−q)はタン
デムユニット2に接続され、下り回線用単位自己ルーテ
ィングスイッチ51bの出力線(10b−1〜10b−n)は回
線対応部(7−1〜7−n)に接続される。 また、上り回線用単位自己ルーティングスイッチ51a
には上り回線用の信号処理装置53が接続され、下り回線
用単位自己ルーティングスイッチ51bには下り回線用の
信号処理装置52が接続され、さらにこれら信号処理装置
はプロセッサバス29を介して中央処理部に接続される。 第1図は、第5図における単位自己ルーティングスイ
ッチ51a,51bの内部構成を示したものである。ここで
は、説明の容易化のため、単位自己ルーティングスイッ
チは、64入力64出力を持つものとする。単位自己ルーテ
ィングスイッチは、さらに4個のルーティング段スイッ
チと4個の出力段スイッチから成る。64本の入力回線は
32本ずつに分けられ、それぞれが2つのルーティング段
スイッチにマルチ接続される。2つのルーティングスイ
ッチの出力は、16本ずつ出力段スイッチに接続される。
他の2つのスイッチも同様である。4個の出力段スイッ
チの出力は、第1図に示すように、それぞれ16本ずつが
出力回線として引きだされ、全体として64出力となる。 次に、パケットの交換動作を簡単に説明する。例え
ば。入力ポート32番に到着したパケットはスイッチ11
(SW11)、スイッチ12(SW12)に入力する。ヘッダに書
かれた出力ポート番号が17番であったとすると、SW11の
出力ポート17番から出力される。SW12に入力された方は
棄てられる。SW11の出力17番はSW22に接続されているの
で該パケットはSW22へ入力される。ヘッダに書かれた出
力ポート番号は17番であるからSW22でも17番出力へ送ら
れる。 このようにパケットはスイッチを2段分経由するが、
ルーティング情報は出力ポート17番という1つの情報だ
けでよい。第1図は64出力のスイッチであるから、ルー
ティング情報として必要なビット数は6ビットである。
1段目と2段目で異なるルーティング情報が必要である
と、必要なビット数は11ビットである。通常これらの情
報は8ビット単位で処理されることが多く、この5ビッ
トの差は影響が大きい。 第8図は、第1図における個々のスイッチ(例えばSW
11)の構成例である。第8図においては、n本の入線
が、直並列変換多重器101を介してメインバッファ105の
データ入力(DI)に接続され、メインバッファ105のデ
ータ出力(DO)は、並直列変換多重分離器に接続されm
本の出線に分離されている。直並列変換多重器101の出
力のうち、パケットのヘッダに相当する部分は、空パケ
ット検出102にも接続され、空パケットを検出する。空
パケット検出102の出力のうち、空き/使用中情報(空
=0)部分はANDゲート109を介しメインバッファ105の
書込みイネーブル入力(WE)へ接続され、出力ポート番
号(RT)はアドレスポインタ104の宛先出線番号入力(D
EST)に接続される。アイドルアドレスFIFO103のデータ
出力(DO)はメインバッファ105のデータ入力(DI)と
アドレスポインタ104の次書込みアドレス入力(NWAD)
へ接続され、空き表示出力(EMPTY)はANDゲート109を
介しメインバッファ105の書込みイネーブル入力(WE)
へ接続される。アドレスポインタ104の書込みアドレス
出力(WAD)はメインバッファ105の書込みアドレス入力
(WA)へ接続され、読出しアドレス出力(RAD)は、セ
レクタ110を介してメインバッファ105の読出しアドレス
出力(RA)とアイドルアドレスFIFO103のデータ入力(D
I)に接続される。メインバッファ105のデータ出力(D
O)のうち、次読出しアドレスに相当する部分はアドレ
スポインタ104の次読出しアドレス入力(NRAD)へ接続
され、それ以外の部分、即ちパケット本体に相当する部
分は、並直列変換多重分離器106を介し、各出線へ分離
される。制御カウンタ107の出力はアドレスポインタ104
の読出しカウンタ入力(RACNT)へ接続される。空アド
レスレジスタ111はセレクタ110の入力へ接続される。ア
ドレスポインタ104のキュー状態表示出力(STS)はセレ
クタ110の選択入力と、アイドルアドレスFIFO103の書込
みイネーブル入力(WE)へ接続されている。 まず、メインバッファへのパケットの書込み動作を説
明する。 各入線から到着したパケットは、直並列変換多重器10
1で並列変換し、パケットを1個ずつ逐次取扱うことを
容易にする。直並列変換多重の概念図は第9図に示す。
直並列変換多重器は、一般にバレルシフタと呼ばれる公
知の回路を用いて構成できる。第6図(b)に示すよう
に、パケットのヘッダには内部論理チャネル番号と出力
ポート番号が書いてあり、この番号で空パケット検出10
2にアクセスすることで、そのパケットが空きか使用さ
れているかの情報を得る。 パケットの出力ポート番号はアドレスポインタ104へ
入力され、これに応じて適当な書込みアドレスが得られ
る。該書込みアドレスは、アイドルアドレスFIFO103か
ら予め入力されたものである。該書込みアドレスを用い
てパケットはメインバッファ105へ書込まれる。尚、パ
ケットが空きパケットである場合、もしくはアイドルア
ドレスFIFOが空きである場合(即ちメインバッファに空
きが無い場合)は、ANDゲート109の出力がLとなるため
メインバッファ105には書込みは行われず、また、アイ
ドルアドレスFIFOの読出しクロック(RCK)もLとな
り、空アドレスの出力も行われない。 次に読み出し動作を説明する。パケットの読み出し
は、制御カウンタ107が発生する数に応じてアドレスポ
インタ104から読出しアドレスを得て、これをメインバ
ッファの読出しアドレスとすることでパケットを読み出
す。制御カウンタの値は、出力ポート番号に対応する。
即ち各出力ポート毎に順番に1つずつパケットが読み出
されるわけである。読み出しアドレスとして使用したア
ドレスは、アイドルアドレスFIFO103のデータ入力(D
I)へ送られ、再度書込みアドレスとして用いられる。
尚、ある出力ポートに宛てたパケットが、メインバッフ
ァ内に1つも存在しないときは、キュー状態表示(ST
S)が出力され、セレクタ110によって、メインバッファ
105の読出しアドレスとして、空パケットアドレスレジ
スタ111に格納されているアドレスが選択される。該ア
ドレスに相当するメインバッファの内容は常に空きパケ
ットとしてある。 アイドルアドレスFIFOのデータ出力は、パケットと一
緒にメインバッファ内に格納する。これはそのパケット
の出力ポートと同じ宛先の、次のパケットの格納アドレ
スを示すためである。詳しい動作は第10図を用いて次に
述べる。 次に第10図を用いて、アドレスポインタ104の構成と
動作を説明する。出力ポート番号入力(DEST)は、出力
ポート番号デコーダ301の入力と書込みアドレスセレク
タ308の選択入力に接続される。出力ポート番号デコー
ダ301のm本のデコード出力は、それぞれm個の書込み
レジスタ(WR1〜m)302〜303のクロック入力に接続さ
れる。外部のアイドルアドレスFIFOから入力される次書
込みアドレス(NWAD)は各書込みレジスタの出力は書込
みアドレスセレクタ308を介して、書込みアドレス出力
(WAD)となる。一方、制御カウンタ入力(RACNT)はデ
コーダ311と読出しアドレスセレクタ309の選択入力に接
続され、デコーダ311のm本のデコード出力は、それぞ
れm個の読出しレジスタ(RR1〜m)304〜305のクロッ
ク入力として、ゲートを介して接続される。外部からの
次読出しアドレス入力(NRAD)は、各読出しレジスタの
入力に接続され、各読出しレジスタ出力は読出しアドレ
スセレクタ309を介して読出しアドレス(RAD)となる。
不一致検出器306〜307はそれぞれ対応する書込みレジス
タと読出しレジスタの出力を入力とし、そのそれぞれの
出力は不一致情報セレクタ310を介して、キュー状態表
示出力(STS)となる。また、不一致検出器の出力は上
記ゲートの一方の入力にも接続される。 出力ポート番号入力(DEST)によりm個の書込みレジ
スタの出力のうち、その出力ポート番号に相当するもの
を書込みアドレスセレクタ308で選択し、書込みアドレ
ス出力(WAD)とする。このとき、同時に出力ポート番
号デコーダ301のデコード出力により、上記に相当する
書込みレジスタの保持する値を、アイドルアドレスFIFO
から入力される(NWAD)値に更新する。従って、更新直
前でのNWADの値は、この時書込みを行おうとしているパ
ケットの出力ポート番号と同じ宛先のパケットが次に入
ってきた時の書込みアドレスに相当する。そのため、こ
のNWADの値をこの時書込みを行おうとしているパケット
と一緒にメインバッファに格納しておけば、このパケッ
トを読出した時に、同じ出線へ宛てたパケットを次に読
出す時は、どのアドレスから読出せば良いのかを知るこ
とができる。パケットの読出し時は、制御カウンタの値
を選択入力とする読出しアドレスセレクタにより読出し
レジスタ出力を選択し、そのレジスタの保持値を読出し
アドレス出力(RAD)として出力し、これを読出しアド
レスとして用いる。同時にデコーダ311の出力によっ
て、この時選択された読出しレジスタの保持値を更新す
る。この時の読出しレジスタの入力は、メインバッファ
かから読出される、上記書込み時にパケットと一緒に格
納した次読出しアドレスであるので、同じ出線へ宛てた
次のパケットのアドレスを読出しレジスタに保持させる
事ができる。 第11図にアイドルアドレスFIFO103の構成を示す。ア
イドルアドレスFIFO103は、メモリ501、書込みカウンタ
(WCNT)502、読出しカウンタ(RCNT)503、一致検出器
504から成る。書込みカウンタ502は、書込みアドレス
(WA)を出力するカウンタで、メモリ501のアドレスの
数だけカウントするリングカウンタである。読出しカウ
ンタ503は、読出しアドレス(RA)を出力するカウンタ
で、メモリ501のアドレスの数だけカウントするリング
カウンタである。両カウンタの値が同一になった時はメ
モリが空になった状態であるから、これを一致検出器50
4で検出して空き出力(EMPTY)を出す。以上のように、
全体としてはFIFO機能を持つものである。 (6)一般的拡張例 第12図は、第1図の配線を省略して記し、配置を替え
ただけであり内容は第1図と等価である。第12図は、第
13図の理解を助けるために書いたものである。第13図
は、第12図が64入力64出力であったのに対し、任意の数
の入出力に拡張したものである。 1つのスイッチがm入力m出力の規模であって、k×
m本の入力回線があるとき、ルーティング段スイッチを
k×k個置き、入力回線をm本ずつk束に分け、m本の
回線から成るそれぞれの束をそれぞれk個のスイッチに
マルチ接続したものをk個つくる。一方、出力段スイッ
チもk×k個置き、ルーティング段のそれぞれのスイッ
チのm本の出力をm/k本ずつk束に分け、それぞれの束
をそれぞれk個の出力段スイッチに接続したものをk組
つくる。ルーティング段と出力段の接続は、ルーティン
グ段の1組がk個のスイッチから成るk組と、出力段の
1組がk個のスイッチから成るk組の全ての組合せに対
し接続関係があるようにする。出力段スイッチのm本の
出力は全てを用いずに、1個のスイッチ当りm×k本だ
け出力回線として取り出す。各スイッチのm×k本の選
び方は、パケットのルーティング情報が1段分だけで済
むように、その出力段スイッチと接続されているルーテ
ィング段スイッチの出力ポートと同じポート番号を選ぶ
ようにする。その結果、上記k個の出力段スイッチから
成る1組の中では全て異なる出力ポートから出力が得ら
れるようになる。 ある入力回線から到着したパケットは、k個のルーテ
ィング段スイッチに同時に入力する。k個のスイッチは
それぞれm本ずつの出力回線に対応しており、k個合わ
せた全体でk×m本の出力回線へパケットを振り分ける
機能を持っている。パケットのヘッダには、出力ポート
番号が書かれており、そのビット数はlog(k×m)
(但し対数の底は2;以下同様)である。そのうちlog
(k)ビットがスイッチの選択に用いられ、そのパケッ
トの宛先出力ポートに対応するスイッチだけが選ばれ
る。残りのlog(m)ビットにより、スイッチ内のルー
ティングが行われる。出力段のスイッチはk組のルーテ
ィング段スイッチからの入力を集線する機能を持つ。出
力段スイッチの出力ポート番号は、出力段スイッチと接
続されているルーティング段スイッチの出力ポートと同
じポート番号を選ぶように接続してあるので、出力段ス
イッチのルーティングは、ルーティング段スイッチと同
じルーティング情報で行える。 本実施例によれば、m入力m出力のスイッチを複数個
用いて、(k×m)入力(k×m)出力のスイッチを構
成できる。しかも、必要とするルーティング情報は出力
回線数に相当するビット数だけで済む。 例えば、k=2,m=32のとき、従来技術で2段スイッ
チを構成とすると、必要なルーティング情報は、log
(2×32)+log32=11ビットであるが、本発明によれ
ばlog(2×32)=6ビットである。本発明が適用され
る高速パケット交換では、ヘッダ内のルーティング情報
に許されるビット数は、8ビット程度であるので、上記
の差は極めて大きい。 2.集線システム (1)システム構成 第14図に集線システムを構成する集線ユニットを示
す。集線システムは、本ユニットのみで構成される。基
本的構成は、第7図に示す交換システムの中のローカル
ユニットから、信号処理部5−1、と中央制御部6−1
を取り除いたものである。 (2)自己ルーティングスイッチの構成 第15図に集線ユニットに用いられる自己ルーティング
スイッチの構成を示す。上り側は入力回線より出力回線
の本数が少ない自己ルーティング集線スイッチとなって
おり、下り側はその逆の自己ルーティング分配スイッチ
となっている。 (3)集線スイッチの構成 第16図に自己ルーティング集線スイッチの構成を示
す。ここでは、32入力32出力のスイッチを複数用いて64
入力32出力の集線スイッチを構成する場合を示してあ
る。2つのルーティング段スイッチと2つの出力段スイ
ッチを設置する。64本の入力回線は32本ずつ分け、2つ
のルーティング段スイッチに接続する。ルーティング段
スイッチの出力は、それぞれ16本ずつ異なる出力段スイ
ッチに接続する2つの出力段スイッチの出力は16本ずつ
引き出して出力回線とする。 32本の出力回路番号のいずれかをルーティング情報と
して持ったパケットが64本の入力回線のいずれから到着
しても所望の出力回線にルーティング可能であることは
第16図にて容易に理解できる。第1図の場合と同じくル
ーティング段も出力段も同一のルーティング情報(出力
ポート番号)でスイッチングできる。 (4)一般的拡張 第17図は第16図の接続方法を一般化したものである。 1つのスイッチがm入力m出力の規模であって、k×
m本(k≦m)の入力回線があるとき、ルーティング段
スイッチをk×j個(j≦k)置き、入力回線をm本ず
つk束に分け、m本の回線から成るそれぞれの束をそれ
ぞれj個のスイッチにいマルチ接続したものをk組つく
る。一方、出力段スイッチもk×j個置き、ルーティン
グ段のそれぞれのスイッチのm本の出力をm/k本ずつk
束に分け、それぞれの束をそれぞれj個の出力段スイッ
チに接続したものをk組つくる。ルーティング段と出力
段の接続は、ルーティング段の1組がj個のスイッチか
ら成るk組と、出力段の1組がk個のスイッチから成る
j組の全ての組合せに対し接続関係があるようにする。
出力段スイッチのm本の出力は全てを用いずに、1個の
スイッチ当りm/k本だけ出力回線として取り出す。各ス
イッチのm/k本の選び方は、パケットのルーティング情
報が1段分だけで済むように、その出力段スイッチと接
続されているルーティング段スイッチの出力ポートと同
じポート番号を選ぶようにする。その結果、上記k個の
出力段スイッチから成る1組の中では全て異なる出力ポ
ートから出力が得られるようになる。 以上のようにm×mスイッチを2段に接続することに
よって、k×m入力j×m出力の拡張集線スイッチが得
られる。 ある入力回線から到着したパケットは、j個のルーテ
ィング段スイッチに同時に入力する。j個のスイッチは
それぞれm本ずつ出力回線に対応しており、j個合わせ
た全体でj×m本の出力回線へパケットを振り分ける機
能を持っている。パケットのヘッダには、出力ポート番
号が書かれており、そのビット数はlog(j×m)(但
し対数の底は2;以下同様)である。そのうちlog(j)
ビットがスイッチの選択に用いられ、そのパケットの宛
先出力ポートに対応するスイッチだけが選ばれる。残り
のlog(m)ビットにより、スイッチ内のルーティング
が行われる。出力段のスイッチはk組のルーティング段
スイッチからの入力を集線する機能を持つ。出力段スイ
ッチの出力ポート番号は、出力段スイッチと接続されて
いるルーティング段スイッチの出力ポートと同じポート
番号を選ぶように接続してあるので、出力段スイッチの
ルーティングは、ルーティング段スイッチと同じルーテ
ィング情報で行える。 本実施例によれば、m入力m出力のスイッチを複数個
用いて、(k×m)入力(j×m)出力のスイッチを構
成できる。しかも、必要とするルーティング情報は、出
力回線数に相当するビット数だけで済む。 例えば、j=1,m=32のとき、従来技術で2段スイッ
チを構成すると、必要なルーティング情報は、log32+l
og32=10ビットであるが、本発明によればlog32=5ビ
ットである。本発明が適用される高速パケット交換で
は、ヘッダ内のルーティング情報に許されるビット数
は、8ビット程度であるので、上記の差は極めて大き
い。 (5)分配スイッチ 自己ルーティング分配スイッチは、上述の集線スイッ
チの入力と出力を逆にした構成とすれば良い。詳細な説
明は省略する。
【発明の効果】
本発明によれば、m入力m出力のスイッチを複数個用
いて、(k×m)入力(j×m)出力のスイッチを構成
できる。(m≧k≧j)しかも、必要とするルーティン
グ情報は出力回線数に相当するビット数だけで済む。 例えば、k=j=2,m=32のとき、従来技術で2段ス
イッチを構成すると、必要なルーティング情報は、log
(2×32)+log32=11ビットであるが、本発明によれ
ばlog(2×32)=6ビットである。本発明が適用され
る高速パケット交換では、ヘッダ内のルーティング情報
に許されるビット数は、8ビット程度であるので、上記
の差は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のスイッチの接続構成図、第2
図は回線対応部のブロック図、第3図、第4図はラベル
交換テーブルの構成図、第5図は自己ルーティングスイ
ッチのブロック図、第6図はヘッダフォーマット、第7
図はシステム構成図、第8図は、第1図のスイッチの詳
細なブロック図、第9図、第10図、第11図は、第8図の
各部の説明図、第12図は、第1図と同じ接続図、第13図
は、本発明における拡張方法を示す接続図、第14図は集
線システム構成図、第15図は第14図の自己ルーティング
スイッチのブロック図、第16図は本発明の第2の実施例
であるスイッチの接続構成図、第17図は本発明における
拡張方法を示す接続図である。 1……ローカルユニット、2……タンデムユニット、 3、4……自己ルーティングスイッチ、 5……信号処理部、6……中央制御部、 7……回線対応部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−62432(JP,A) 電子情報通信学会講演論文集 (第3 分冊),(1991−3−15),B−464

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】k×m本(k、mは正整数でk≦m)の入
    力回線と、j×m本(jは正整数でj≦k)の出力回線
    と、複数個のm本の入力とm本の出力を備えたスイッチ
    とからなり、前記k×m本の入力回線から入力された通
    信情報を含むユーザ部とルーティング情報を含むヘッダ
    とで構成された固定長パケットを前記ヘッダの内容に基
    づきj×m本の出力回線に交換する高速パケット交換機
    において、 前記高速パケット交換機を、j個の前記スイッチの入力
    をマルチ接続した第1のスイッチ群をk個備えたルーテ
    ィング段と、k個の前記スイッチからなる第2のスイッ
    チ群をj個備えた出力段とで構成し、 前記ルーティング段は、第n(n=1〜k)の第1のス
    イッチ群内のj個各々のスイッチ入力を、前記k×m本
    の入力回線の(n−1)m+1〜1nm番目の回線とし、
    各第1のスイッチ群内のj個のスイッチ出力を、j個そ
    れぞれのスイッチ毎にm/k本のk個に分けられた各々i
    (i=1〜k)番目の出力に(i−1)m/k+1〜im/k
    の出力ポート番号を割当て、 前記出力段の第p(p=1〜j)の第2のスイッチ群内
    のk個それぞれのスイッチのm本の入力には、前記ルー
    ティング段のスイッチで同じ出力ポート番号が割当てら
    れたk個の各スイッチからのm/k本の出力を任意のm/k本
    に入力するよう接続し、m本の出力からm/k本の出力を
    選択して、該スイッチに接続された前記ルーティング段
    のスイッチの出力ポート番号と同じ出力ポート番号を割
    当て、該出力段を構成するj×k個の第q(q=1〜j
    k)番目のスイッチの出力ポート番号(q−1)m/kから
    qm/kとして出力回線にする ことを特徴とする高速パケット交換機。
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