JP2738495B2 - 電子制御内燃機関 - Google Patents
電子制御内燃機関Info
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Description
し、特に、電気負荷のオンまたは解除を検出してエンジ
ンの制御を行う電子制御内燃機関に関する。
消費する電気負荷がオンされると、オルタネータの発電
量が増加し、エンジンの回転数が低下していく。このよ
うな状態で、燃料噴射量、点火時期等を一定に保ったま
まとすると、エンストあるいはアイドル回転数が不安定
となるといった現象を引き起こす。そこで、内燃機関の
制御を行う際には、電気負荷がオンされたことを負荷検
出スイッチ等を用いて検出し、燃料噴射量を増加する制
御または点火時期を進める制御を行い、エンジンの回転
数の低下を防止することが行われている。
示す。エンジンシステムを制御するために、エンジンコ
ントロールコンピュータ(以下、「ECC」という。)
が設けられる。このECCの入力インターフェース回路
12,13に各種センサ11(バッテリ、バキュームセ
ンサ、水温センサ、排気温センサ、O2 センサ、スロッ
トルポジションセンサ(アナログ信号)、スロットルポ
ジションセンサ(スイッチ(ディジタル信号))、スタ
ータ信号、電気負荷スイッチ、クランク角センサ、エア
コン、車速センサ、ニュートラルスタートスイッチ)の
出力が入力される。このセンサ出力は、直接またはA/
Dコンバータ14を介してCPUに入力される。
計算を行い、出力インターフェース回路15を通して#
1〜6インジェクタ16(#1〜6は1番気筒から6番
気筒を指す)、アイドル回転数制御用バイパスコントロ
ール17、イグナイタ18等のアクチュエータを制御す
る。スタータ信号、パワーウィンドゥ,ヘッドライト,
リアウィンドゥの熱線等の各種電気負荷、エアコンとい
った比較的大容量の電力を消費するものがオンされたこ
とがセンサ11により検出されてその信号がECCに入
力されると、ECCは、#1〜6インジェクタ16、ア
イドル回転数制御用バイパスコントロール17、イグナ
イタ18を制御してエンジン回転数を増加させる。
子制御内燃機関においては、電気負荷がオンされたこと
または解除されたことを検出するために、電気負荷ごと
に負荷検出スイッチを設けている。なお、上記図におい
て、パワーウィンドゥ,ヘッドライト,リアウィンドゥ
の熱線等の電気負荷のスイッチは、電気負荷SWとして
まとめて1つに表示されている。この負荷検出スイッチ
を少なくあるいは無くすことができれば、電子制御内燃
機関の構成を簡単にすることができる。
略して、電子制御内燃機関の構成を簡略化することを目
的とするものである。
バッテリ電圧が低下する。また、電気負荷がオフされる
か、エンジン回転数が増加してオルタネータの発電量が
増加すると、バッテリ電圧は上昇する。本発明は、この
現象を利用して、電気負荷のオンおよびオフを検出しよ
うとするものである。
電気負荷のオンを検出すると、ノイズにより判定を誤る
ことが生じたり、電気負荷がゆるやかに加わるときには
電気負荷のオンを検出することができないという問題が
生じる。これに対して本発明は、バッテリ電圧の低下量
または上昇した値を積分し、この積算値を用いて電気負
荷のオンまたはオフを検出する。
テリ電圧(BAT)を検出する手段、基準値を設定する
手段、その基準値とバッテリ電圧(BAT)の差分(Δ
BAT)を計算する手段、その差分の積算値(ΣΔBA
T)を計算する手段、および前記積算値(ΣΔBAT)
が所定値(LON)を超えたときに、バッテリに電気負
荷がオンされたと判定する手段により電子制御内燃機関
を構成する。
る電気負荷がオンされると、バッテリ電圧が低下をす
る。逆に、電気負荷がオフまたはオルタネータが作動す
るとバッテリ電圧は増大する。このバッテリ電圧の低下
量すなわち基準値と現在値との差分を積算し、この積算
値が所定値を超えたときに電気負荷がオンされたことを
検出する。これにより、電気負荷のそれぞれに負荷検出
スイッチを設ける必要がなくなり、電子制御内燃機関の
構成を簡略化することができる。
加量により電気負荷のオンまたはオフを検出するのでは
なく、低下量または増加量の積算値を用いて判定してい
るから、ノイズの影響が除去され、かつ、負荷がゆるや
かに加わるときでも検出が可能となる。また、バッテリ
電圧の増加量を検出し、この値が解除判定用の所定値を
超えたときに電気負荷がオフまたはオルタネータが作動
されたことを検出することができる。この電気負荷のオ
フの判定に使用する増加量としては、積算値のみなら
ず、差分または各値そのものを使用することができる。
明する。なお、実施例を説明する各図において、同一機
能を有する部分には同一符号を付けて説明を省略する。
以下の説明においては、説明の理解を容易にするため
に、必要に応じて各数値の略称のみを使用する。この各
数値の意味と略称との対応関係の一例とその時間関係を
図17に示す。なお、本明細書において、添字のi は、
その値の現在の時点における値を示し、i-1 はその値の
1つ前の時点の値を示し、i-2 はその値の2つ前の時点
の値を示し、 i-n はその値の1つ以上前の任意の時点の
値を示し、添字の付されていないものは、その値を総称
したものを示す。
ステム構成図を図2に示す。エンジンシステムを制御す
るECCに各種センサ11の出力が入力される。バッテ
リ、バキュームセンサ、水温センサ、排気温センサ、O
2 センサ、スロットルポジションセンサ(アナログ信
号)の出力が入力される第1の入力インターフェース回
路12はA/Dコンバータ14を介してCPUに接続さ
れる。スロットルポジションセンサ(SW(ディジタル
信号))、クランク角センサ、車速センサ、ニュートラ
ルスタートスイッチの出力が入力される第2の入力イン
ターフェース回路13は直接CPUに接続される。
を行い、出力インターフェース回路15を通して#1〜
6インジェクタ16、アイドル回転数制御用バイパスコ
ントロール17、イグナイタ18等のアクチュエータを
制御する。なお、この図2においては、前記従来例の図
16と対比すると明らかなように、スタータ信号、電気
負荷のスイッチ、エアコンのセンサが省略されている。
以下に説明するように、これらのセンサを用いる代わり
に、バッテリ電圧により電気負荷の検知がなされる。
またはオフされたことを検出するシステム構成図を示
す。また、図3に図1の各部における信号波形を示す。
始めに回路の構成およびその動作の概略を説明する。バ
ッテリ21の電圧は、ECCの入力インターフェース回
路12からA/Dコンバータ14に入力され、アナログ
信号からディジタル値の信号BATに変換される。
ヘッドライト、リアウィンドゥの熱線等の比較的大きな
電力を消費する電気負荷が図3aに示すように時点t1
でオンされると、バッテリ電圧BATは図3bに実線で
示すように低下をする。バッテリ電圧BATは、適当な
間隔(例、50ms)をもってA/D変換した値である
ので、段階的に変化している。また、電気負荷がオフの
ときでも、種々の要因によりバッテリ電圧はわずかに変
化していることが示されている。
BATi は、なまし値計算手段22と差分計算手段23
に入力される。なまし値計算手段22では、BATか
ら、基準値となるなまし値BATSMを計算する。なま
し値BATSMの算出方法は後述する。なまし値BAT
SMは図3bで破線で示されている。
値BATSMi とバッテリ電圧BATi から差分ΔBA
Ti を計算する。その結果を図3cに示す。このΔBA
Tiは積算値計算手段24に入力される。積算計算手段
24は、このΔBATを積算して積算値ΣΔBATを計
算する。その結果を図3dに示す。
段26に設定された所定値LONと比較をする。そし
て、ΣΔBATが所定値LONを超えたときに、バッテ
リ電圧が変動し、電気負荷がオンされたと判定して、図
3eに示すように出力をオンとする。ECCのCPU
は、この信号が得られると、アクチュエータ16により
燃料噴射量を増加するか、アイドル回転数制御用バイパ
スコントロール17によりISCを増加するか、イグナ
イタ18により点火時期を早める制御を行い、エンジン
回転数を増加させる。
又はオルタネータが作動されると、バッテリ電圧BA
T、なし値BATSM、差分ΔBAT、積算値ΣΔBA
Tはそれぞれ図3のb,c,dに示すように上昇してい
く。判定手段25はΣΔBATがオフ判定用所定レベル
LOFFを超えたときに、電気負荷がオフされたと判定
して、図3eに示すように出力をオフとする。
を図4以下のフローチャートを用いて説明する。図4に
電気負荷判定までの処理ルーチンを示す。このルーチン
は、例えば50ms毎の割り込みにより行われる。ステ
ップS11では、A/Dコンバータから得たバッテリ電
圧BATi が読み込まれる。
ATi −BATSMi-1 が算出される。ステップS13
では、なまし値BATSMi が、BATSMi ←BAT
SMi- 1 +1/8(BATi −BATi-1 )により算出
される。これによりバッテリ電圧の8回なまし値が得ら
れる。
ーチンが実行される。これを図5により説明する。ステ
ップS20ではΔBATi-1 ≧0の判定がされる。そし
てその結果によりそれぞれステップS21または22へ
進みΔBATi ≧0の判定がされ、ステップS23、2
4でフラグFTURNに1または0がセットされる。こ
のフラグFTURNは、ΔBATi-1 からΔBATi へ
の増減の反転があったか否かを表示するフラグで、1が
反転、0が不変を表示する。
1?の判定がされ、1でなければ、すなわちΔBATの
増減の反転がなければ、ステップS27で、積算値ΣΔ
BATi ←ΣΔBATi-1 +ΔBATi の計算が行われ
てメインルーチンに戻る。また、ステップS25でフラ
グFTURN=1であれば、前記の積算値ΣΔBAT
i-1 を0にリセットする。これは、ノイズ、データの変
動による誤検出を防止するために行われる。なお、ステ
ップS26において、反転時にはΔBATiを0として
も良い。そして、その後前記のステップS27を経由し
てメインルーチンに戻る。
のBAT変動判定サブルーチンが実行される。図6のス
テップS31で、フラグFTURN=1?の判定がされ
る。1がセットされていれば、このサブルーチンを終了
し、メインルーチンに戻る。セットされていなければ、
ステップS32以下へ進みバッテリ電圧の低下および上
昇の判定がされる。
3?の判定がされる。LONについては後述する。Yで
あれば、ステップS33で電圧低下を示すフラグFBD
OWNに1をセットし、電圧上昇を示すフラグFBUP
に0をセットする。Nであれば、ステップS33をパス
する。ステップS34では、ΣΔBAT>LOFF3?
の判定がされる。LOFFについては後述する。Yであ
れば、ステップS35でFBDOWNに0をセットし、
FBUPに1をセットする。また、Nであれば、ステッ
プS35をパスし、図4のメインルーチンに戻る。な
お、以上の説明では、フラグをFBUPとFBDOWN
の2つとしているが、これは1つにすることも可能であ
る。
の電気負荷判定サブルーチンが実行される。図7のステ
ップS41で、電気負荷のオンを判定するフラグFBD
OWNについて、FBDOWN=1?の判定がされる。
Yであれば、ステップS42で電気負荷の作動を示すフ
ラグFELSがオンされる。Nであれば、ステップS4
2はパスされる。
定されるFBUPについてFBUP=1?の判定がされ
る。Yであれば、電気負荷のオフ又はオルタネータの作
動と判定され、フラグFELSがオフされる。Nであれ
ば、ステップS44はパスされる。そして、図4のメイ
ンルーチンに戻り、割り込み動作を終了する。 (実施例2) 次に、以上説明した実施例1では、差分ΔBATをΔB
ATi =BATi −BATSMi-1 により算出している
が、これに代えて次の各算出方法を使用することができ
る。
するもので、この場合は、図1のなまし値計算手段22
に代えて、BATi-1 を記憶する手段が設けられる。
ら差分を算出するもので、この場合は、図1のなまし値
計算手段22に代えて、BATi-2 を記憶する手段が設
けられる。なお、の算出方法を採用する理由は次のと
おりである。基準値として1回前の値を利用したのでは
変化が緩く電気負荷の作動を検出できないことがある。
それに対応するために判定レベルを小さくすると、ノイ
ズやバッテリ電圧の変動で誤判定をしてしまうことがあ
る。そこで2回前の値を基準値とすることにより、判定
レベルを下げてもノイズや変動で誤判定を防止できるよ
うにしたものである。
平均値である。この場合は、図1のなまし値計算手段2
2に代えて、平均値計算手段を設ける。さらに、のB
ATTGはバッテリ電圧の目標値である。図8に示すよ
うにパラメータとしてエンジン回転数NEに対応したB
ATTGのMAPを設定して、MAP補間をする。この
ためには、図1のなまし値計算手段22に代えて、NE
を検出しこれに対応したBATTGを設定する手段が設
けられる。また、パラメータとしてNEの代わりに図9
のように、スロットルポジションセンサ(スイッチ(デ
ィジタル信号))によるスロットルの全閉信号のオン、
オフによるMAPを設定してもよい。さらに、その他の
パラメータあるいは複数のパラメータによりMAPを設
定することもできる。
の算出方法として、図10に示す算出方法を採用するこ
とができる。この図10に示すものは、前記実施例1の
図5のステップS27の前に新たなステップS51、5
2が挿入されるものである。ステップS51では、|Δ
BAT|≧0.5V?の判定がされる。また、ステップ
S52では、積算が5回以下か否かの判定がされる。こ
れらのステップのいずれかでNであれば、ステップS2
7の積算の計算は行われずにメインルーチンに戻る。ま
た、ステップS51、52の両方の条件が揃ったときに
ステップS27の積算が行われる。
とにより、放電、変動、ノイズによる誤判定をリジェク
トすることができる。また、変化の早いバッテリ電圧の
低下・上昇のみを検出することができる。なお、図10
のステップS51と52は、ANDでステップS27へ
進むようにしているが、ORで進むようにすることもで
きる。
6のBAT変動判定を積算値ΣΔBATにより判定して
いるが、積算値ΣΔBATの代わりにバッテリ電圧BA
T、差分ΔBAT、または2階微分値ΔΔBATを用い
てBAT変動を判定することもできる。また、これらを
組み合わせて判定をすることもできる。
出方法について説明する。2階微分値計算手段は図1の
差分計算手段23と積算値計算手段24の間に追加して
設けられる。そして、この2階微分値計算手段では、Δ
ΔBATi ←ΔBATi −ΔBATi-1 の計算がされ
る。また、この2階微分値計算の手順は、図4のフロー
チャートでは、ステップS13の後で、ステップS14
の積算値計算の前に挿入される。
について、図11を用いて説明する。バッテリ電圧低下
判定では、ステップS61でBAT<LON1、ステッ
プS62でΔBAT<LON2、ステップS63でΔΔ
BAT<LON4と比較される。図面では、上記各ステ
ップのOR条件で低下を判定している。しかしながら、
前に説明したように、BATのみで判定をしたのではノ
イズにより判定を誤ることがある。この場合は、上記の
各ステップの適当な組合せのANDをとることにより、
正確に電気負荷の作動の判定をすることができる。
1とステップS32のΣΔBAT<LON3と組み合わ
せることができる。また、ステップS61のBAT<L
ON1とステップS63のΔΔBAT<LON4とを組
み合わせることができる。バッテリ電圧上昇判定では、
ステップS64でBAT>LOFF1、ステップS65
でΔBAT>LOFF2、ステップS66でΔΔBAT
>LOFF4の判定が行われ、いずれかがYであれば上
昇と判定する。
定方法について以下に説明する。上記の各所定値LO
N、LOFFは固定値とすることができるが、図12に
示すように、マップ化して、エンジン状態をパラメータ
として変更するようにしてもよい。図12は、判定レベ
ル検索のメインルーチンを示す。ステップS71〜78
の各ステップでは、エンジン回転数NE(rpm)によ
りLONまたはLOFFを設定したマップを使用し、マ
ップ補間を行うことにより各所定値を決定する。
てエンジン回転数を用いているが、これに代えてエンジ
ン冷却水温、吸気管圧力、吸入空気量、スロットルポジ
ション開度、ニュートラルスタートスイッチ、車速、燃
料噴射時間、アイドル回転数制御用バイパスの開度等を
使用することもできる。 (実施例5)バッテリ電圧の変動が大きい場合、または
ノイズがのり易い場合には、前記の差分ΔBAT,ΔΔ
BATの判定のための所定レベルを大きく設定する必要
がある。しかしながら、そのようにすると、電気負荷の
作動によるバッテリ電圧の変動が大きくないとき、前記
差分ΔBAT,ΔΔBATによる判定を行うことができ
なくなる。
の所定レベルを大きくする代わりに、エンジン状態を示
すパラメータ(例、エンジン回転数(NE)、吸気管圧
力)を用いて、これらの差分の積算値をとり、これとバ
ッテリ電圧の積算値と併せて電気負荷のオンまたはオフ
を判定させることができる。図13は、前記実施例1の
図7の電気負荷判定サブルーチンにエンジン回転数NE
による判定を加えたものである。
は、BATの低下検出後、所定時間内にNEの低下が発
生したときに電気負荷がオンされたと判定する動作を行
うものである。ステップS81では、前回の電気負荷の
作動判定のフラグFELSがオフであるか否かが判定さ
れる。Yであれば、ステップS82でカウンタCNTが
クリア済みか判断し、NであればステップS82’でC
NTをクリアする。このCNTは10msルーチンでオ
ートインクリメントされるものである。ステップS81
でNであればステップS82とステップS82’はパス
される。
が、ステップS84でΔΔNE<−30rpmが、ステ
ップS85でCNT<1secが判定され、全てYであ
れば、ステップS42でフラグFELSにオンがセット
される。これにより、BATの低下とNEの低下が同期
したときに電気負荷がオンされたと判定され、ノイズの
影響等のない正確な検出が行える。
るΔNE、ΔΔNEの求め方について、以下に説明す
る。図14は、クランク角センサからΔNE、ΔΔNE
を求めるシステムの構成図を示す。クランク角センサ3
1の検出したクランク角に同期したパルス信号(例えば
120°CA角毎に発生する正弦波)は、ECCの入力
インターフェース回路12に入力され波形整形された後
CPUに入力され、アナログ信号からディジタル値の信
号CAに変換される。
ルス信号の発生周期(ms)から、エンジン回転数NE
(rpm)が算出される。差分計算手段33は、差分Δ
NE i を計算し、2階微分値計算手段34は、2階微分
値ΔΔNEi を計算する。そして、これらの値は、図1
の判定手段25に出力される。以上のシステムの動作を
図15を用いて説明する。図15のルーチンは、クラン
ク角CA信号により、120°ごとの割り込みにより行
われる。
間の時間(ms)からNE(rpm)を算出する。ステ
ップS92でΔNEi ←NEi −NEi-1 を算出する。
ステップS93でΔΔNEi ←ΔNEi −ΔNEi-1 を
算出する。以上のステップS92、93の計算はメイン
ルーチンの単位時間(例、50ms)に同期させてもよ
い。このようにして求められたΔNE、ΔΔNEが図1
の判定手段25における図13のフローチャートのステ
ップS83、84で使用される。
利用することにより、オルタネータの異常を検出するこ
とができる。BATが低下した場合に、電気負荷のON
判定がされると、燃料噴射量の増加制御やアイドル回転
数制御用バイパスコントロールの開度量の増加制御の働
きにより、エンジンのアイドルの回転力を安定させ、オ
ルタネータにより正常に発電がされれば、BATは復帰
できるはずである。したがって、図1の電気負荷判定手
段の後段にタイマを接続し、ΣΔBATがLONを超え
NEが所定アイドル回転数以上のとき、この状態が所定
時間(例、5sec)継続したときにオルタネータまた
は充電系統に異常があると判定する。
またはオフされたことを、各電気負荷ごとにスイッチを
設けることなく、バッテリ電圧を測定するのみで検出す
ることができるので、電子制御内燃機関の構成を簡略化
することができる。
出するシステムの構成図。
すフローチャート。
を示すフローチャート。
示すフローチャート。
プを示した図表。
ップを示した図表。
ャート。
トおよび図表。
図。
ト。
Claims (11)
- 【請求項1】 電子制御内燃機関において、バッテリ電
圧(BAT)を検出する手段、前回のバッテリ電圧のな
まし値(BATSM i-1 )と、今回と前回のバッテリ電
圧(BAT i ,BAT i-1 )から今回のバッテリ電圧の
なまし値(BATSM i )を計算する手段、なまし値
(BATSM)とバッテリ電圧(BAT)の差分(ΔB
AT)を計算する手段、その差分の積算値(ΣΔBA
T)を計算する手段、および前記積算値(ΣΔBAT)
が所定値(LON)を超えたときに、電気負荷がオンさ
れたと判定する手段を具備したことを特徴とする電子制
御内燃機関。 - 【請求項2】 電子制御内燃機関において、バッテリ電
圧(BAT)を検出する手段、バッテリ電圧(BAT)
からバッテリ電圧の平均値(BATAV)を計算する手
段、その平均値(BATAV)とバッテリ電圧(BA
T)の差分(ΔBAT)を計算する手段、その差分の積
算値(ΣΔBAT)を計算する手段、および前記積算値
(ΣΔBAT)が所定値(LON)を超えたときに、電
気負荷がオンされたと判定する手段を具備したことを特
徴とする電子制御内燃機関。 - 【請求項3】 電子制御内燃機関において、バッテリ電
圧(BAT)を検出する手段、固定のバッテリ電圧の目
標値(BATTG)またはあるパラメータに応じて目標
値(BATTG)を設定する手段、その目標値(BAT
TG)とバッテリ電圧(BAT)の差分(ΔBAT)を
計算する手段、その差分の積算値(ΣΔBAT)を計算
する手段、および前記積算値(ΣΔBAT)が所定値
(LON)を超えたときに、電気負荷がオンされたと判
定する手段を具備したことを特徴とする電子制御内燃機
関。 - 【請求項4】 電子制御内燃機関において、バッテリ電
圧(BAT)を検出する手段、バッテリ電圧の以前の値
(BATi-n )を記憶する手段、その以前の値(BAT
i-n )とバッテリ電圧(BAT)の差分(ΔBAT)を
計算する手段、その差分の積算値(ΣΔBAT)を計算
する手段、および前記積算値(ΣΔBAT)が所定値
(LON)を超えたときに、電気負荷がオンされたと判
定する手段を具備したことを特徴とする電子制御内燃機
関。 - 【請求項5】 電子制御内燃機関において、バッテリ電
圧(BAT)を検出する手段、前回のバッテリ電圧のな
まし値(BATSM i-1 )と、今回と前回のバッテリ電
圧(BAT i ,BAT i-1 )から今回のバッテリ電圧の
なまし値(BATSM i )を計算する手段、なまし値
(BATSM)とバッテリ電圧(BAT)の差分(ΔB
AT)を計算する手段、さらにこの差分(ΔBAT)と
この差分の前回の値との差分をとった2階微分値(ΔΔ
BAT)を計算する手段、前記差分(ΔBAT)を所定
値(LON3)と比較し、前記2階微分値(ΔΔBA
T)を別の判定値(LON4)と比較することにより負
荷がオンされたか否かを判定する手段を具備したことを
特徴とする電子制御内燃機関。 - 【請求項6】 電子制御内燃機関において、バッテリ電
圧(BAT)を検出する手段、バッテリ電圧(BAT)
からバッテリ電圧の平均値(BATAV)を計算する手
段、その平均値(BATAV)とバッテリ電圧(BA
T)の差分(ΔBAT)を計算する手段、さらにこの差
分(ΔBAT)とこの差分の前回値との差分をとった2
階微分値(ΔΔBAT)を計算する手段、前記差分(Δ
BAT)を所定値(LON3)と比較し、前記2階微分
値(ΔΔBAT)を別の判定値(LON4)と比較する
ことにより負荷がオンされか否かを判定する手段を具備
したことを特徴とする電子制御内燃機関。 - 【請求項7】 エンジン状態を表すパラメータの値(N
E)を検出する手段、そのパラメータ値(NE)の低下
を計算する手段を備え、前記判定手段が、前記バッテリ
電圧に関する所定値との比較に加えて、前記パラメータ
の計算結果と所定値(NELON)との比較を行い、両
方の比較結果により負荷がオンされたか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記
載の電子制御内燃機関。 - 【請求項8】 バッテリ電圧(BAT)、差分(ΔBA
T)、バッテリ電圧の差分の積算値(ΣΔBAT)、ま
たはバッテリ電圧の2階微分値(ΔΔBAT)のいずれ
か、またはその組合せたものが解除判断用の所定値(L
OFF)を超えたときに、負荷が解除されたと判定する
手段を具備したことを特徴とする請求項1ないし7のい
ずれか1項に記載の電子制御内燃機関。 - 【請求項9】 前記判定手段の出力側にタイマーを有
し、電気負荷がオンされたと判定された状態が所定時間
以上継続したときに、オルタネータの異常を警報する手
段を具備したことを特徴とする請求項1ないし8のいず
れか1項に記載の電子制御内燃機関。 - 【請求項10】 前記積算値計算手段が、差分(ΔBA
T)が所定値以上のときにのみ積算値を計算するように
したことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項
に記載の電子制御内燃機関。 - 【請求項11】 前記積算値計算手段が、積算の回数を
所定回数までとし、その所定回数の積算値により電気負
荷の判定を行うことを特徴とする請求項1ないし7のい
ずれか1項に記載の電子制御内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26012293A JP2738495B2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 電子制御内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26012293A JP2738495B2 (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | 電子制御内燃機関 |
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1993
- 1993-10-18 JP JP26012293A patent/JP2738495B2/ja not_active Expired - Fee Related
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