JP2729582B2 - モータチェインソーのソーブレードを介して走行するソーチェインの緊張懸架装置 - Google Patents
モータチェインソーのソーブレードを介して走行するソーチェインの緊張懸架装置Info
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Description
ーブレード上を走行するソーチェインの位置決め装置な
いし緊張懸架装置(Spanneinrichtung)に関する。より
詳しくは、本発明は、モータチェインソーのソーブレー
ド上を走行するソーチェインの緊張懸架装置であって、
ソーブレードが、一端で、駆動電動機を受容するハウジ
ングと位置決め固定要素との間に予圧状態に保持され、
位置決め固定要素を外した場合、ソーブレードを縦方向
へ摺動でき、摺動のために、摺動方向に直角に延びる突
起を有するすべり部材と、該突起に係合する曲線状(好
ましくはラセン状)案内ミゾを有する回転自在のラセン
付ディスクとが設けてあり、該案内ミゾが、所定の回転
角度(好ましくは270°以上)にわたってのびる形式
のもの、モータチェインソーのソーブレード上を走行す
るソーチェインの緊張懸架装置に関する。
には、モータチェインソーのソーブレード(Saegeschwe
rt帯状体)上を走行するソーチェインの緊張懸架装置
(Spanneinrichtung)であって、ソーブレードの一端を
駆動電動機を受容するハウジングと位置決め固定要素
(Spannnelement緊張要素)との間に予圧状態に保持し
た形式のものが記載されている。位置決め固定要素を外
せば、ソーブレードを縦方向へ摺動させて、所望のチェ
イン応力(緊張状態)を達成できる。ソーブレードのこ
の縦方向運動は、ディスクの曲線状の案内ミゾに、ソー
ブレードとはまり合って係合するすべり部材の頸軸を係
合させることによって、形成される。
の場合、所要のチェイン応力を調節するのに、工具は不
要である。
チェインの緊張懸架(調節)装置において、操作、組立
ておよび保守作業に関して更に簡単化されるよう、冒頭
に記載の種類の緊張懸架装置を改善することにある。
の緊張懸架装置において、請求項1の特徴記載部分に開
示の特徴によって解決される。即ち、本発明は、すべり
部材が、ラセン溝付デイスク(以下「ラセン付ディス
ク」とも略称する)に外れることはないが回転自在かつ
縦方向へ摺動自在なよう保持されており、前記すべり部
材が、固定手段によってソーブレードに固定されている
ことを特徴とする(以下基本構造と言う)。
ク、すべり部材およびソーブレードが、共通部材として
取扱い得る1つのユニットに統合されているという点に
ある。かくして、組立作業、補修および保守時の解体・
組立作業が簡単化される。
は、本発明を図示の態様に限定することを意図せず、専
ら理解を助けるためにのみ用いられるべきものである。
て、実現可能な、更に具体的な実施上の展開形態を述べ
る。これらの各態様上は、従属請求項がほぼ対応してお
り、対応関係も付記する。
き、ラセン付ディスクの中央開口に、ラセン付ディスク
に対して間隔を置いて配設したカラーを有する中空リベ
ツトを設け、上記間隔にすべり部材を案内する(請求項
2)。即ち、すべり部材は、ディスクの軸線方向へ見
て、僅かな遊びを有するに過ぎず、更に、すべり部材の
突起が案内ミゾまたはラセン状ミゾに係合するので、す
べり部材は、ラセン付ディスクにはずれないよう固定さ
れる。
く側に、皿バネを介在させることが有利である(請求項
3)。その場合、中空ナットが皿バネに貫通して配され
皿バネの中心孔内端に係合させることが好ましい(請求
項4)。これによって、位置決め固定要素に対し、適切
な予張力が保持でき、不測の変位を防止できる。
するため選択した位置が、チェインソーの運転中、保持
され、運転に起因する因子(例えば、振動)によって、
すべり部材がラセン付ディスクに対して不測にずれるこ
とのないよう、ラセン付ディスクの中央開口を囲む環状
面および摺動路を形成するすべり部材面を、すべり部材
のラセン付ディスクに向く側で、荒く構成するのが目的
に適う(請求項5)。上記荒い面について、±0.05
mmの凹凸(セレーション等)が好ましい(請求項
6)。すべり部材の突起面には、小突条を形成し、ラセ
ン付ディスクのラセン状溝の小突条と係合させることが
できる(請求項7)。これらの場合、不測の変位を防止
できる。
好ましい。この場合、スタンピングまたは深絞り加工に
よってラセン状ミゾを形成することが有利である(請求
項8)。
要な力を小さくするため、ラセン付ディスクのラセン状
ミゾのラセンの勾配をゆるく構成することができ、特に
約790°までの回転角度を有していれば有利である
(請求項9)。
レードの縦方向へ作用する力によって、ラセン付ディス
ク回動の際に等大の回転トルクが形成されるよう、上記
操作に適した対数ラセンとしてラセン状ミゾを構成する
のが好ましい(請求項10)。こうすればどの回転位置
でも同じ力で回転させて調節できる。
ラセン付ディスクに触手できないよう、操作歯車と係合
するギヤをラセン付ディスクの周面に設けるのが有利で
ある(請求項11)。チエインとラセン付ディスクのギ
ヤとの機械的接触を避けるため、ギヤの歯をチェイン側
から後退して形成するのがよい(請求項12)。この場
合、後退傾斜角度が、約30°であれば好ましい。小さ
いステップでできる限り正確に調節できるようにギヤ歯
数を選択してかなり多くすることが好ましく、一例とし
てギヤの歯数が約47であれば、好ましい(請求項1
3)。
同様に、本質的にU字状に構成されている。しかしなが
ら、このすべり部材は、ソーブレードの開口に係合(形
状結合)して固定可能に配されるのみならず、脚の自由
端の近傍に、ネジ穴またはネジボルトが設けてあるの
で、ソーブレードとの螺着が可能である(請求項1
4)。
切な実施態様としては、深絞り加工によってすべり部材
の平行な脚に形成されたスリーブにネジ穴を設ける(請
求項15)。即ち、すべり部材は、同時に、固定ネジを
受容するネジ山を含むので、必要な部材の数が最小に減
少される。スリーブは、ソーブレードの対応するボアに
係合するよう構成できる(請求項16)。この場合、ス
リーブがソーブレードのボアに固定されることによっ
て、取付作業が簡単化される。かくして、固定ネジによ
る最終の固定が行われるまで、すべり部材がソーブレー
ドに保持される。スリーブとソーブレードとの間に上記
固定力を形成するため、一対のスリーブ間の間隔をソー
ブレードの対応ボア間の間隔よりも大きく構成し、上記
間隔を一時的に押圧減少して、ソーブレードの開口にス
リーブを導入できる寸法を達成するのが好適である(請
求項17)。すべり部材の脚を押圧するのを止めれば、
スリーブがソーブレードに固定され、従って、ラセン付
ディスクおよびすべり部材からなる調節要素が、ソーブ
レードに保持される。
鎖車カバーの固定に役立つ押えディスクとして構成する
のが好ましい(請求項18)。従って、押えディスク
は、同時に、2つの機能を果たし、かくして、以前のよ
うに、ハウジングに鎖車カバーを螺着する必要はない。
鎖車カバー内面には、操作歯車を軸支する頸軸が形成さ
れ、操作歯車の円の一部分は、鎖車カバーのスリットを
介して外方へ突出する(請求項19)。かくして、調節
装置が、ほぼ完全に、鎖車カバーによって被われること
ができる。なぜならば、操作歯車またはその部分に触手
できればよいからである。鎖車カバーから操作歯車を突
出させるためのスリットは、同時に、操作歯車を軸線方
向へ案内するのに役立つ。即ち、スリット幅は、操作歯
車が対応する頸軸からすべり落ちるのを阻止するよう設
計されている。組立時、鎖車カバーの合成樹脂材料は、
幾分変形されるが、合成樹脂材料が原位置に戻れば直ち
に取付けを実施でき、操作歯車は、頸軸に確実に保持さ
れる。鎖車カバーは、複数の固定ピンを有し、この場
合、上記固定ピンの横断面形状は、ハウジングの対応す
る開口に押込むことができ、この際に、ハウジングの上
記開口に遊びなく係合するよう選択することができる
(請求項21)。固定ピンの横断面形状は、例えば、十
字形状またはT字形状であってよい。上記固定ピンの役
割は、ハウジングにおける鎖車(スプロケット)の中心
位置を明確に定めることだけであり、抜落ち防止は、鎖
車カバーに当接する対応する面を有する押えディスクに
よって行う。
ボルトに押えディスクを螺着するための対応する金属ナ
ットを含む合成樹脂から構成するのが好ましい(請求項
22)。押えディスクの合成樹脂ボデーと金属ナットと
のこの組合せには、合成樹脂によって軽量化が達成さ
れ、金属ナットにもとづき、ネジ結合部に最大の強度お
よび形状安定性が保証されるという利点が得られる。金
属ナットの端面は、ソーブレードの固定に役立ち、押え
ディスクの合成樹脂ボデーの環状面は、鎖車の固定に役
立つ。この環状面は、押えディスクの外周面の近傍に設
けてあり、鎖車カバーの押圧面と共働する。押えディス
クは、鎖車カバーの開口に受容するのが好ましく、押え
ディスクの外面は、鎖車カバーの壁とともに、1つの平
面を形成する(請求項24)。かくして、モータチェイ
ンソーの操作時に障害となる邪魔な突起のない平坦なハ
ウジング輪郭が生ずる。
よう鎖車カバーに保持されるよう、押えディスクの押圧
面(半径方向カラー)が背面から係合する係合突起環状
面(アンダカット)を鎖車カバーの開口に設ければ有利
である(請求項25)。アンダカットおよび半径方向カ
ラーの当該重畳度は比較的に少ないので、押えディスク
の取付時、鎖車の開口に押えディスクに押込むことによ
って組込作業を容易に行うことができる。補助工具なし
で簡単に押えディスクを操作できるよう、押えディスク
を回転固定するまたは緩める取手として役立つ折畳可動
部材(Klappbuegel、スナップ部材)を押えディスクに
設けることを提案する(請求項26)。従って、この折
畳可動部材は、押えディスクの作動のためにのみ開き出
され、通常の運転時には、折畳可動部材は、折込位置に
あり、鎖車および押えディスクの本来の輪郭から突出し
ない。折畳可動部材が、モータチェインソーの操作時に
邪魔になる開き出し位置に自動的に移動しないよう、折
畳可動部材を折込位置の方向へ負荷する弾性手段を設け
るのが有利である(請求項27)。
ドを固定する位置と上記ユニットを解放する位置との間
で、通例、押えディスクの複数回の回転が必要である。
押えディスクの複数回の回転毎に、折畳可動部材が再び
折込まれることのないよう、開き出された位置に折畳可
動部材を保持する係止ノーズを折畳可動字部材に形成す
れば有利である。振動時またはべつの作用を受けた場合
に、折畳可動部材が不測に外れることのないよう、鎖車
カバーの開口の範囲に多数の突起からなる歯列を設け、
歯列と係合する弾性係止手段を押えディスクに設ければ
好都合である。この場合、弾性係止手段は、折畳可動部
材に一体に形成できる。かくして、折畳可動部材の開き
出し時に、歯列および係止手段の解ロックが自動的に行
われる(請求項28〜31)。
詳細に説明するが、以下、実施例は本発明をそれに限定
することを意図しない。
8を介してハウジング5に固定された鎖車カバー7とを
有するモータチェインソーのハウジング5を示す。押え
ディスク8は、ネジボルト9に着脱自在に軸支され、押
えディスクを回転固定するまたは緩めるための取手とし
て役立つ折畳可動部材(スナップ部材)10を備えてい
る。鎖車カバー7の上部範囲には、鎖車カバー7から外
方へ一部が突出しており、均一な歯列12を周面に備え
た操作歯車11が鎖車カバー7の内部に軸支されてい
る。
車カバー7の内部に配されたチェイン駆動用スプロケッ
ト(図示外)との間に懸架されており、ソーブレード6
のスプロケットに対する相対位置を変位させることによ
って、チェインの張力を調節する。
ブレード6を受容、固定する装置の断面を示した。他
方、図3に、組立前の各部材の分解図を示した。ハウジ
ング5には、シヤフト15および(ソーチェイン17の
案内に役立つソーブレード6のスリット18を貫通す
る)控えボルト14が保持されている。更に、シヤフト
15には、中空リベツト23によって相互に結合された
ラセン付ディスク(ラセン溝付ディスク)21およびす
べり部材22を含む調節要素20が軸支されている。シ
ヤフト15は、中空リベツト23を貫通し、すべり部材
22は、ソーブレード6に面で当接する。この場合、す
べり部材22に形成された一対の各スリーブ24が、ソ
ーブレード6の対応する各ボアに係合する。
21は、すべり部材22に形成された突起26(図6参
照)が係合するラセン状ミゾ25を有する。即ち、ラセ
ン付ディスク21を回転すれば、突起26は、ミゾ25
内を摺動され、スリーブ24によってソーブレード6に
係合されたすべり部材22の回転は阻止される。かくし
て、ラセン付ディスク21の回転運動は、すべり部材2
2の軸線方向運動に変換される。
は、ラセン付ディスク21およびすべり部材22を貫通
し、ラセン付ディスクの平面に対して間隔を置いて設け
たカラー29を有する。このカラー29は、すべり部材
22の案内面を成す長い凹み27を有する平行な脚28
に対し、すべり部材22の背面から、係合する。カラー
29と凹み27の対応する面との間の遊びは、ラセン付
ディスク22に対してすべり部材22を回転自在にまた
は縦方向へ摺動自在に保持するのに十分にとる。
質的にU字形であり、U字の弧部分には突起26が設け
てある。平行な脚28の前端には、固定ネジ19を受容
するため雌ネジ32を備えたスリーブ24が形成されて
いる。スリーブの断面図を図7に示す。凹み27の輪郭
を図5に破線で示す。即ち、凹みは背面にあり、凹みの
深さは、図6から明らかであろう。平行な脚28の自由
端には、ラセン付ディスク21の縁から突出し、スリー
ブ24をソーブレード6の対応するボアに導入するため
の組込作業を簡単化するのに役立つアーム33が形成さ
れている。即ち、一対のスリーブ24間の間隔は、ソー
ブレードの対応する一対のボア内の間隔よりも幾分大き
い。従って、一対のアーム33は、係合時に幾分相互に
押圧され、一対のスリーブ24間の間隔は、ソーブレー
ド6の対応ボア間の間隔に対応する。押圧力を除去した
時には、スリーブ24は、ソーブレード6に係合(クラ
ンプ)された状態に留まり、ネジ19によって最終的な
固定が行われるまで、すべり部材22を保持する。
かな如く−一例として、47の歯31からなるリング状
ギヤ30を周面に含む。このギヤ30には、鎖車カバー
7の外面で操作でき、ソーブレードの長さ調節を実施で
きる操作歯車11の歯12が係合する。操作歯車11
は、操作歯車を突出させるためのスリット2の下方に位
置し鎖車カバー7の内面に形成された頸軸13に軸支さ
れている。
には、ハウジング5の開口に遊びなく係合する固定ピン
4が形成されている。かくして、鎖車カバー7は、ハウ
ジング5に位置正確に且つ振動なく保持される。鎖車カ
バー7の不測な外れを阻止する固定は、鎖車カバー7の
開口3に受容される押えディスク8によって行われる。
開口3の外方へ向く端部には、押えディスク8の半径方
向カラー(突部)1″よりも僅かに小さい内径を有し半
径方向内方へ向く突起部(アンダカット)1´が設けて
あり、従って、解放状態において、押えディスク8は、
喪失されないよう鎖車カバー7の開口3に保持される。
へ向き、押えディスク8の環状面41の当接面として役
立つカラー40が設けてあり、かくして、鎖車カバー7
が固定される。更に、折畳可動部材(スナップ部材)1
0に形成され弾性的アームに支持される係止部材35と
共働する歯列を形成する多数の突起34が設けてある。
取手として構成された折畳可動部材10は、更に、押え
ディスクの突起37と共働して折畳可動部材10を開き
出された位置に保持する係止ノーズ36を有する。
示し、これは、前述の実施例とは異り、折畳可動部材1
0の先端10´に係止突起45が直接形成されている
(即ち、係止部45は、弾性的なアームに形成されてい
る訳ではない)。このようにして、係止手段が折畳可動
部材10の枢支軸から最も遠い位置に配されて安定な装
置が得られる。
方では、控えボルト14のネジ部分16に螺着するのに
役立ち、他方では、端面39をソーブレード6の固定に
利用する金属ナット38が圧嵌されており、この金属ナ
ット38は、調節要素20をソーブレード6に押圧し、
もってソーブレードをハウジング5に押圧する。
視図を示し、係止突起45は、アームではなく折曲げて
形成(ないしは、切込みを介して両持ちアーム状にプレ
ス成形)された先端部10´の一面に配されていること
がわかる。
設けた単一部材としての鎖車カバー7を示した。右範囲
には、半径方向カラー40および歯列を形成する突起3
4を有する開口3が設けてある。
平行な脚28の面は、例えばセレーション状に荒く構成
でき、この場合、荒さは、約±0.05mmに選択する
とよい。更に、すべり部材と共働するラセン付ディスク
の環状面もこのように構成できる。当接面の荒さは、運
転に起因する因子(例えば、振動)によって不測の変位
が現れるのを阻止し、従って、いかなる場合にも、調節
されたチェイン張力が維持される。
の変位を防ぐための他の変形例を示す。突起26は、そ
の外面に多くの小突条26を備え、小突条46の向き
は、すべり部材22の回転中心に関し、ほぼ半径方向に
沿って配され、ラセン状溝26内の対応する小突条47
と互いに作用する。これらの両小突条46、47は、歯
状突起をなし、その高さは、約0.5mmが好ましい。
このようにして、2つの構成部分21、22は互いにか
み合い、適切な位置固定が保障される。
を示し、そのラセン付ディスクに向く端部23´が、皿
バネ48の内端をつかむように半径外方へ曲折して係合
している。皿バネ48は、装置(チェイン)を張設した
場合、力−行程特性曲線(Kraft-Weg-Kennlinie)を緩
くないしは一様にすることに資する。このようにして、
押えディスク8が鎖車カバーの歯列の歯に対し所定角度
回転した場合にも、十分な予張力を維持できる。
の緊張懸架(調節)装置において、組立て、保守作業に
関し、一層簡単化が実現される。即ち、ラセン状ディス
ク、すべり部材、ソーブレードが共通部材として取扱い
得る各一つのユニットに統合されている。その結果、組
立て作業、保守点検時の分解、再組立の作業が、極めて
簡単化される。この種の装置の用途からして、この効果
は、非常に顕著である。
示すさらなる具体的展開態様のための基礎を提供するこ
とも重要な利点である。各従属請求項の効果は[好適な
実施の態様]の欄及び実施例にて詳述しているの再述を
略す。
である。
部材との結合状態を示す拡大図である。
す。
Claims (31)
- 【請求項1】モータチェインソーのソーブレード(6)
上を走行するソーチェイン(17)の緊張懸架装置であ
って、 ソーブレード(6)が、一端で、駆動電動機を受容する
ハウジング(5)と位置決め固定要素(8)との間に予
圧状態に保持され、位置決め固定要素(8)を外した場
合、ソーブレード(6)を縦方向へ摺動でき、 摺動のために、摺動方向に直角に延びる突起(26)を
有するすべり部材(22)と、該突起(26)に係合す
るラセン状案内ミゾ(25)を有する回転自在のラセン
溝付ディスク(21)とが設けてあり、 該案内ミゾ(25)が、所定の回転角度にわたってのび
る形式のものにおいて、 すべり部材が、ラセン溝付ディスク(21)に外れるこ
とはないが回転自在かつ縦方向へ摺動自在なよう保持さ
れており、前記すべり部材(22)が、固定手段(1
9)によってソーブレード(6)に固定されていること
を特徴とする緊張懸架装置。 - 【請求項2】ラセン溝付ディスク(21)の中心開口に
は、ラセン溝付ディスクの平面に対して間隔を置いて配
設されたカラー(29)を有する中空リベツト(23)
が設けてあり、上記間隔内には、すべり部材(22)が
案内されていることを特徴とする請求項1に記載の緊張
懸架装置。 - 【請求項3】ラセン溝付ディスク(21)の、位置決め
固定要素(8)に向く側に、皿バネ(48)を配設した
ことを特徴とする請求項2に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項4】中空ナット(23)が前記皿バネ(48)
を貫通して配され皿バネの内端に係合することを特徴と
する請求項3に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項5】ラセン溝付ディスク(21)の中心開口を
囲む環状面およびすべり部材(22)の摺動路形成面
が、ラセン溝付ディスクに向くすべり部材の側で、荒く
構成されていることを特徴とする請求項2〜4の1つに
記載の緊張懸架装置。 - 【請求項6】荒い面には、±0.05mmの凹凸が構成
されていることを特徴とする請求項5に記載の緊張懸架
装置。 - 【請求項7】前記突起(26)は小突条(46)を備え
ると共に、前記ラセン溝付ディスク(21)が対応小突
条(47)を備え、両小突条(46、47)が互いに係
合することを特徴とする請求項1〜4の1つに記載の緊
張懸架装置。 - 【請求項8】ラセン溝付ディスク(21)が、鋼からな
り、ラセン状ミゾ(25)が、スタンピングまたは深絞
り加工によって形成されていることを特徴とする請求項
1〜7の1つに記載の緊張懸架装置。 - 【請求項9】ラセン溝付ディスク(21)のラセン状案
内ミゾ(25)が、約790゜までの回転角度を有する
ことを特徴とする請求項1〜5の1つに記載の緊張懸架
装置。 - 【請求項10】ラセン状案内ミゾ(25)が、操作に適
する対数ラセンとして構成され、ソーブレード(6)の
縦方向へ作用する力が、ラセンの各箇所において等大の
回転トルクを形成することを特徴とする請求項9に記載
の緊張懸架装置。 - 【請求項11】ラセン溝付ディスク(21)の周面に
は、操作歯車(11)の歯(12)と係合するギヤ(3
0)が設けてあることを特徴とする請求項1〜10の1
つに記載の緊張懸架装置。 - 【請求項12】ギヤ(30)の歯(31)が、後退して
形成されていることを特徴とする請求項11に記載の緊
張懸架装置。 - 【請求項13】ギヤ(30)が、約47の歯から成るこ
とを特徴とする請求項11に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項14】すべり部材(22)が、本質的にU字状
であり、脚(28)の自由端の近傍にネジ穴(32)ま
たはネジボルトを備えていることを特徴とする請求項1
〜7の1つに記載の緊張懸架装置。 - 【請求項15】前記ネジ穴(32)が、深絞り加工によ
って構成されたスリーブ(24)に設けてあることを特
徴とする請求項14に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項16】前記スリーブ(24)が少くとも2つ、
ソーブルード(6)の対応ボアに係合することを特徴と
する請求項12に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項17】前記スリーブ(24)が一対のスリーブ
を成し、一対のスリーブ(24)の間の間隔が、ソーブ
レード(6)の対応ボア間の間隔よりも大きいことを特
徴とする請求項16に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項18】位置決め固定要素が、ソーブレード
(6)および鎖車カバー(7)の固定に役立つ押えディ
スク(8)として構成されていることを特徴とする請求
項1〜17の1つに記載の緊張懸架装置。 - 【請求項19】操作歯車(11)が、鎖車カバー(7)
に設けた頚軸(13)に軸支され、操作歯車(11)の
一部が、鎖車カバー(7)のスリット(2)を介して外
方へ突出することを特徴とする請求項11〜18の1つ
に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項20】鎖車カバー(7)のスリット(2)が、
頚軸(13)に操作歯車(11)を軸線方向へ固定する
のに役立つことを特徴とする請求項19に記載の緊張懸
架装置。 - 【請求項21】鎖車カバー(7)が、ハウジング(5)
の対応する開口に遊びなく係合する固定ピン(4)を有
することを特徴とする請求項18に記載の緊張懸架装
置。 - 【請求項22】押えディスク(8)が、合成樹脂からな
り、ハウジング(5)に固定されたネジボルト(9,1
6)に押えディスク(8)を螺着するための金属ナット
(38)が押えディスクに圧入されていることを特徴と
する請求項18に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項23】金属ナット(38)の端面(39)が、
ソーブルード(6)の固定に役立ち、鎖車カバー(7)
の固定のため、鎖車カバー(7)の押圧面(40)に作
用する環状面(41)が、押えディスク(8)に外周面
の近傍に設けてあることを特徴とする請求項20に記載
の緊張懸架装置。 - 【請求項24】押えディスク(8)が、鎖車カバー
(7)の開口(3)に受容され、押えディスク(8)の
外面が、鎖車カバー(7)とともに、1つの平面を形成
することを特徴とする請求項18〜23の1つに記載の
緊張懸架装置。 - 【請求項25】鎖車カバー(7)の開口(3)には、押
えディスク(8)の半径方向カラー(1″)が背面から
係合する係合突部(1´)が設けてあることを特徴とす
る請求項24に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項26】押えディスク(8)には、押えディスク
(8)を回転固定するまたは緩めるための取手としての
折畳可動部材(10)が設けてあることを特徴とする請
求項18〜25の1つに記載の緊張懸架装置。 - 【請求項27】折畳可動部材(10)を折込位置の方向
へ負荷する弾性手段が設けてあることを特徴とする請求
項26に記載の緊張懸架装置。 - 【請求項28】折畳可動部材(10)には、折畳可動部
材(10)を開き出し位置に保持する係止ノーズ(3
6)が形成されていることを特徴とする請求項26また
は27の緊張懸架装置。 - 【請求項29】前記折畳可動部材(10)の先端(10
´)には、鎖車カバー(7)の突起に係合する突起(4
5)が形成されることを特徴とする請求項26〜28の
1つに記載の緊張懸架装置。 - 【請求項30】鎖車カバー(7)が、開口(3)の範囲
に、多数の突起(34)から形成された歯列を有し、押
えディスク(8)には、該歯列と係合する弾性係止手段
(35)が設けてあることを特徴とする請求項24〜2
8の1つに記載の緊張懸架装置。 - 【請求項31】前記弾性係止手段(35)が、折畳可動
部材(10)に一体に構成されていることを特徴とする
請求項30に記載の緊張懸架装置。
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