JP2722895B2 - 自動車用ドアの開閉装置 - Google Patents
自動車用ドアの開閉装置Info
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- latch
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D3/00—Hinges with pins
- E05D3/06—Hinges with pins with two or more pins
- E05D3/12—Hinges with pins with two or more pins with two parallel pins and one arm
- E05D3/125—Hinges with pins with two or more pins with two parallel pins and one arm specially adapted for vehicles
- E05D3/127—Hinges with pins with two or more pins with two parallel pins and one arm specially adapted for vehicles for vehicle doors
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05F—DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05F15/00—Power-operated mechanisms for wings
- E05F15/60—Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators
- E05F15/603—Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors
- E05F15/611—Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for swinging wings
- E05F15/614—Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for swinging wings operated by meshing gear wheels, one of which being mounted at the wing pivot axis; operated by a motor acting directly on the wing pivot axis
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05F—DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
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- E05F15/63—Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for swinging wings operated by swinging arms
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/40—Motors; Magnets; Springs; Weights; Accessories therefor
- E05Y2201/43—Motors
- E05Y2201/434—Electromotors; Details thereof
-
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- E05Y2600/00—Mounting or coupling arrangements for elements provided for in this subclass
- E05Y2600/40—Mounting location; Visibility of the elements
- E05Y2600/46—Mounting location; Visibility of the elements in or on the wing
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- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/50—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
- E05Y2900/53—Type of wing
- E05Y2900/531—Doors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車車体に取付けられ
るドアを開閉するための自動車用ドアの開閉装置に関す
る。
るドアを開閉するための自動車用ドアの開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常の自動車用ドアは、自動車車体に形
成されたドア用開口部の前端部にヒンジを取付け、この
ヒンジの部分を中心にドアを開閉動作させるようにして
いる。したがって、ドアはその前端部を中心に開閉自在
となり、ドアの後端部に設けられたロック装置によって
自動車車体に締結される。このようなドアにあっては、
ドアの開閉軌跡及び開閉時のドアの姿勢は、単一の態様
となっているので、ドアの自由端つまり後端部と車体本
体との距離により、乗員の乗降りのためのドア開口面積
は一次元的に決定される。しかも、このような従来のド
アでは、乗員の乗降りに際して十分なドア開口面積を得
るには、ドアの開放角度を大きくしなければならず、ド
アの自由端と車体との開放距離を大きくしなければなら
なかった。したがって、道路際や狭い駐車場等で乗員が
乗降りする際には、ドアを全開状態にすることができな
いので、ドアと車体との間の隙間をすり抜けるようにし
て乗降りしなければならない(特開昭58−76669
号公報参照)。
成されたドア用開口部の前端部にヒンジを取付け、この
ヒンジの部分を中心にドアを開閉動作させるようにして
いる。したがって、ドアはその前端部を中心に開閉自在
となり、ドアの後端部に設けられたロック装置によって
自動車車体に締結される。このようなドアにあっては、
ドアの開閉軌跡及び開閉時のドアの姿勢は、単一の態様
となっているので、ドアの自由端つまり後端部と車体本
体との距離により、乗員の乗降りのためのドア開口面積
は一次元的に決定される。しかも、このような従来のド
アでは、乗員の乗降りに際して十分なドア開口面積を得
るには、ドアの開放角度を大きくしなければならず、ド
アの自由端と車体との開放距離を大きくしなければなら
なかった。したがって、道路際や狭い駐車場等で乗員が
乗降りする際には、ドアを全開状態にすることができな
いので、ドアと車体との間の隙間をすり抜けるようにし
て乗降りしなければならない(特開昭58−76669
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方において、ドアを
モータの駆動により自動的に閉塞させる場合には、ドア
と車体との間の水密性を確保するためにウエザーストリ
ップが設けられていることもあり、これの抵抗力に抗し
た閉塞動作のために大きなモータ出力を得る必要があ
る。本発明は、ドアの開放時に、ドアの後端部と車体と
の距離を大きくすることなく、乗員用の充分な乗降り用
のスペースを確保することができ、しかも、ドアの前後
両端部でストライカー部材とラッチ部材とを噛合わせる
と共に、これらのラッチ部材をクロージャーモータによ
り駆動することにより、ドア開閉用のモータを小型化し
つつ、ドアを確実に閉塞し得るようにすることを目的と
する。
モータの駆動により自動的に閉塞させる場合には、ドア
と車体との間の水密性を確保するためにウエザーストリ
ップが設けられていることもあり、これの抵抗力に抗し
た閉塞動作のために大きなモータ出力を得る必要があ
る。本発明は、ドアの開放時に、ドアの後端部と車体と
の距離を大きくすることなく、乗員用の充分な乗降り用
のスペースを確保することができ、しかも、ドアの前後
両端部でストライカー部材とラッチ部材とを噛合わせる
と共に、これらのラッチ部材をクロージャーモータによ
り駆動することにより、ドア開閉用のモータを小型化し
つつ、ドアを確実に閉塞し得るようにすることを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、自動車車体に形成されたドア開口部の前端
部に車体側支持軸のまわりで回動自在にヒンジアームの
一端部を取付け、当該ヒンジアームを他端部に当該ヒン
ジアームに対してドア側支持軸のまわりで回動自在にド
アを取付け、前記車体側支持軸に接続され前記ヒンジア
ームを前記自動車車体に対して回動するアーム駆動用モ
ータと、前記ドア側支持軸に接続され前記ドアを前記ヒ
ンジアームに対して回動するドア駆動用モータと、前記
アーム駆動用モータおよび前記ドア駆動用モータのそれ
ぞれの回動角度を制御する制御手段とを有し、前記ドア
の前端部に設けられ、前記ドア開口部の前端部に設けら
れた前側ストライカー部材と噛合う前側ラッチ部材と、
前記ドアの後端部に設けられ、前記ドア開口部の後端部
に設けられた後側ストライカー部材と噛合う後側ラッチ
部材と、前記前側ラッチ部材を回動させる前側クロージ
ャーモータと、前記後側ラッチ部材を回動させる後側ク
ロージャーモータとを有し、前記制御手段は、前記ドア
を閉塞動作させることにより前記前側ストライカー部材
が前記前側ラッチ部材と当接した状態で前記前側クロー
ジャーモータを駆動させると共に、前記後側ストライカ
ー部材が前記後側ラッチ部材と当接した状態で前記後側
クロージャーモータを駆動させることによって前記ドア
をロックする制御を行うことを特徴とする自動車用ドア
の開閉装置である。
の本発明は、自動車車体に形成されたドア開口部の前端
部に車体側支持軸のまわりで回動自在にヒンジアームの
一端部を取付け、当該ヒンジアームを他端部に当該ヒン
ジアームに対してドア側支持軸のまわりで回動自在にド
アを取付け、前記車体側支持軸に接続され前記ヒンジア
ームを前記自動車車体に対して回動するアーム駆動用モ
ータと、前記ドア側支持軸に接続され前記ドアを前記ヒ
ンジアームに対して回動するドア駆動用モータと、前記
アーム駆動用モータおよび前記ドア駆動用モータのそれ
ぞれの回動角度を制御する制御手段とを有し、前記ドア
の前端部に設けられ、前記ドア開口部の前端部に設けら
れた前側ストライカー部材と噛合う前側ラッチ部材と、
前記ドアの後端部に設けられ、前記ドア開口部の後端部
に設けられた後側ストライカー部材と噛合う後側ラッチ
部材と、前記前側ラッチ部材を回動させる前側クロージ
ャーモータと、前記後側ラッチ部材を回動させる後側ク
ロージャーモータとを有し、前記制御手段は、前記ドア
を閉塞動作させることにより前記前側ストライカー部材
が前記前側ラッチ部材と当接した状態で前記前側クロー
ジャーモータを駆動させると共に、前記後側ストライカ
ー部材が前記後側ラッチ部材と当接した状態で前記後側
クロージャーモータを駆動させることによって前記ドア
をロックする制御を行うことを特徴とする自動車用ドア
の開閉装置である。
【0005】
【作用】上記構成のドアの開閉装置においては、ドアの
開閉動作は、ヒンジアームの車体に対する回動とこれに
対するドア自体の回動とによってなされる。これによ
り、ドアを車体に対して平行状態を維持しつつ開閉させ
ることが可能となって乗員の乗降りの際におけるスペー
スが確保される。さらに、ドアを車体に対して傾斜した
状態として開閉することも可能となる。 また、ドアを閉
じる際に、ドアが所定の角度まで開放状態から閉塞状態
にまで駆動された後の最終過程においては、ドアの前後
両端部に設けられたロック部に対してストライカー部材
が締結されると共に、ロック部内のラッチ部材がクロー
ジャーモータの駆動によりストライカー部材に噛合っ
て、ドアは車体に対して平行状態を維持しつつ前後両端
部で車体に向けて引付けられる。これにより、それぞれ
のドア開閉用のアーム駆動用モータ及びドア駆動用モー
タ自体の駆動力が小さくとも、ウエザーストリップの反
力に抗して確実にドアが閉塞されると共にロックされ
る。
開閉動作は、ヒンジアームの車体に対する回動とこれに
対するドア自体の回動とによってなされる。これによ
り、ドアを車体に対して平行状態を維持しつつ開閉させ
ることが可能となって乗員の乗降りの際におけるスペー
スが確保される。さらに、ドアを車体に対して傾斜した
状態として開閉することも可能となる。 また、ドアを閉
じる際に、ドアが所定の角度まで開放状態から閉塞状態
にまで駆動された後の最終過程においては、ドアの前後
両端部に設けられたロック部に対してストライカー部材
が締結されると共に、ロック部内のラッチ部材がクロー
ジャーモータの駆動によりストライカー部材に噛合っ
て、ドアは車体に対して平行状態を維持しつつ前後両端
部で車体に向けて引付けられる。これにより、それぞれ
のドア開閉用のアーム駆動用モータ及びドア駆動用モー
タ自体の駆動力が小さくとも、ウエザーストリップの反
力に抗して確実にドアが閉塞されると共にロックされ
る。
【0006】
【実施例】以下、図示する本発明の実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1は本発明のドアの開閉装置
が組込まれた自動車車体Wを示す図であり、この車体W
には、左右に1つずつのドア10、11が設けられてい
る。それぞれのドア10、11は、車体Wのフロントピ
ラーに一端部が回動自在に取付けられたヒンジアーム1
2の先端に回動自在に取付けられている。図2は図1に
示された車両Wの右側の部分を示す図であり、ヒンジア
ーム12の部分の基本構造が図3に示されている。図示
するように、車体WのフロントピラーFには上下に軸受
13がねじ結合されるようになっており、これらの軸受
13にはヒンジアーム12の一端部に設けられた車体側
支持軸14が回転自在に支持されている。ヒンジアーム
12の他端部にはドア側支持軸15が設けられており、
当該ドア側支持軸15は、ドア11にねじ結合されるよ
うになった軸受16に回転自在に支持されている。
発明を詳細に説明する。図1は本発明のドアの開閉装置
が組込まれた自動車車体Wを示す図であり、この車体W
には、左右に1つずつのドア10、11が設けられてい
る。それぞれのドア10、11は、車体Wのフロントピ
ラーに一端部が回動自在に取付けられたヒンジアーム1
2の先端に回動自在に取付けられている。図2は図1に
示された車両Wの右側の部分を示す図であり、ヒンジア
ーム12の部分の基本構造が図3に示されている。図示
するように、車体WのフロントピラーFには上下に軸受
13がねじ結合されるようになっており、これらの軸受
13にはヒンジアーム12の一端部に設けられた車体側
支持軸14が回転自在に支持されている。ヒンジアーム
12の他端部にはドア側支持軸15が設けられており、
当該ドア側支持軸15は、ドア11にねじ結合されるよ
うになった軸受16に回転自在に支持されている。
【0007】車体Wには図2に示されるようにブラケッ
ト17によりアーム駆動用モータ21が取付けられ、こ
のモータ21の駆動軸は車体側支持軸14内に嵌合され
ており、この駆動軸は車体側支持軸14と一体となって
いる。一方、ドア11にはブラケット18によりドア駆
動用モータ22が取付けられ、このモータ22の駆動軸
に固着された駆動側歯車23は、ドア側支持軸15と一
体となった従動歯車24と噛合っている。尚、それぞれ
のモータ21、22には減速機が内蔵されている。した
がって、両方のモータ21、22を駆動することによっ
て、ヒンジアーム12を車体Wに対して回動させると共
に、ドア11をヒンジアーム12に対して回動させるこ
とによって、ドア11は自動的に開閉される。ドア11
が閉じた状態では、車体Wに形成されたドア開口部Sが
ドア11によって閉塞される。図1に示された左側のド
ア10も同様の構造により自動的に開閉する。尚、図1
は左右に2つのドアが設けられたタイプの車両Wを示す
が、前後左右に合計4つのドアが設けられたタイプの車
体のそれぞれのドアを同様の構造として自動的に開閉す
るようにしても良い。
ト17によりアーム駆動用モータ21が取付けられ、こ
のモータ21の駆動軸は車体側支持軸14内に嵌合され
ており、この駆動軸は車体側支持軸14と一体となって
いる。一方、ドア11にはブラケット18によりドア駆
動用モータ22が取付けられ、このモータ22の駆動軸
に固着された駆動側歯車23は、ドア側支持軸15と一
体となった従動歯車24と噛合っている。尚、それぞれ
のモータ21、22には減速機が内蔵されている。した
がって、両方のモータ21、22を駆動することによっ
て、ヒンジアーム12を車体Wに対して回動させると共
に、ドア11をヒンジアーム12に対して回動させるこ
とによって、ドア11は自動的に開閉される。ドア11
が閉じた状態では、車体Wに形成されたドア開口部Sが
ドア11によって閉塞される。図1に示された左側のド
ア10も同様の構造により自動的に開閉する。尚、図1
は左右に2つのドアが設けられたタイプの車両Wを示す
が、前後左右に合計4つのドアが設けられたタイプの車
体のそれぞれのドアを同様の構造として自動的に開閉す
るようにしても良い。
【0008】ドア11が閉じられた状態のときに、ドア
11と車体Wとを相互に締結するために、車体Wのフロ
ントピラーFには前側ストライカー部材25aが取付け
られ、この前側ストライカー部材25aに締結される前
側ロック部26aがドア12の前端部に設けられてお
り、このロック部26aには後述するラッチ部材が組込
まれている。更に、車体WのクオーターピラーQには、
後側ストライカー部材25bが取付けられ、この後側ス
トライカー部材25bに締結される後側ロック部26b
がドア12の後端部に設けられており、このロック部2
6bには同様のラッチ部材が組込まれている。
11と車体Wとを相互に締結するために、車体Wのフロ
ントピラーFには前側ストライカー部材25aが取付け
られ、この前側ストライカー部材25aに締結される前
側ロック部26aがドア12の前端部に設けられてお
り、このロック部26aには後述するラッチ部材が組込
まれている。更に、車体WのクオーターピラーQには、
後側ストライカー部材25bが取付けられ、この後側ス
トライカー部材25bに締結される後側ロック部26b
がドア12の後端部に設けられており、このロック部2
6bには同様のラッチ部材が組込まれている。
【0009】ドア11は前述したアーム駆動用モータ2
1とドア駆動用モータ22とにより、図4に示されるよ
うに、ドア11を車体Wに対して平行状態を維持しつつ
開閉させることができる。図5(A)〜図5(D)はド
ア11を閉じる動作を行なう場合におけるドア11の移
動軌跡を示す図であり、図示するようにドア11は全閉
状態となるまで車体Wに対して平行状態を維持し続ける
ことになり、ドア11と車体Wとの間のクリアランスを
狭く設定することが可能となる。ただし、図5において
二点鎖線で示すように、ドア11を車体Wに対して傾斜
した状態として開閉するようにしても良い。
1とドア駆動用モータ22とにより、図4に示されるよ
うに、ドア11を車体Wに対して平行状態を維持しつつ
開閉させることができる。図5(A)〜図5(D)はド
ア11を閉じる動作を行なう場合におけるドア11の移
動軌跡を示す図であり、図示するようにドア11は全閉
状態となるまで車体Wに対して平行状態を維持し続ける
ことになり、ドア11と車体Wとの間のクリアランスを
狭く設定することが可能となる。ただし、図5において
二点鎖線で示すように、ドア11を車体Wに対して傾斜
した状態として開閉するようにしても良い。
【0010】図7及び図8はドア11の前後両ロック部
26a、26b内に組込まれたラッチ部材を駆動するた
めのオートクロージャーを示す概略図であり、これの基
本構造は特開昭58−76669号公報に開示されてい
る。ドア11が閉じられると、ドア11のロック部26
a、26bがストライカー部材25a、25bに向けて
接近することになる。そして、このロック部26a、2
6b内には、図に示されるストライカー部材25a、2
5bが相対的に接近することになるラッチ部材41がそ
れぞれ組込まれている。ラッチ部材41には、ストライ
カー部材が入り込む係合凹部42が設けられており、ド
ア11の内部に回動自在に取付けられた連結ロッド43
の一端にラッチ部材41は一体となっている。この連結
ロッド43の他端には、カム44が一体となっている。
更に、連結ロッド43には、これに対して回動自在にラ
ッチ駆動レバー45が取付けられている。このラッチ駆
動レバー45には、ロック用突起45aと、ロック解除
用突起45bとがカム44に向けて突設されている。ま
た、ロック用突起45aに当接するロック用突起44a
と、ロック解除用突起45bに当接するロック解除用突
起44bがカム44に形成されており、これら突起44
a、44bの回転方向の位相角θ1は、ラッチ駆動レバ
ー45の突起45a、45bの位相角θ2よりも小さく
設定されており、ラッチ駆動レバー45はカム44に対
して遊び角度θ3の範囲では、レバー45の回動はカム
44には伝達されないようになっている。
26a、26b内に組込まれたラッチ部材を駆動するた
めのオートクロージャーを示す概略図であり、これの基
本構造は特開昭58−76669号公報に開示されてい
る。ドア11が閉じられると、ドア11のロック部26
a、26bがストライカー部材25a、25bに向けて
接近することになる。そして、このロック部26a、2
6b内には、図に示されるストライカー部材25a、2
5bが相対的に接近することになるラッチ部材41がそ
れぞれ組込まれている。ラッチ部材41には、ストライ
カー部材が入り込む係合凹部42が設けられており、ド
ア11の内部に回動自在に取付けられた連結ロッド43
の一端にラッチ部材41は一体となっている。この連結
ロッド43の他端には、カム44が一体となっている。
更に、連結ロッド43には、これに対して回動自在にラ
ッチ駆動レバー45が取付けられている。このラッチ駆
動レバー45には、ロック用突起45aと、ロック解除
用突起45bとがカム44に向けて突設されている。ま
た、ロック用突起45aに当接するロック用突起44a
と、ロック解除用突起45bに当接するロック解除用突
起44bがカム44に形成されており、これら突起44
a、44bの回転方向の位相角θ1は、ラッチ駆動レバ
ー45の突起45a、45bの位相角θ2よりも小さく
設定されており、ラッチ駆動レバー45はカム44に対
して遊び角度θ3の範囲では、レバー45の回動はカム
44には伝達されないようになっている。
【0011】このようなオートクロージャーを有するド
アの開閉制御回路を示すと、図9の通りである。前側ロ
ック部26a内に組込まれたラッチ部材41、カム4
4、及びラッチ駆動レバー45の周囲には、それぞれリ
ミットスイッチ等から構成される中立位置センサS1F、
ハーフラッチ位置センサーS2F、フルラッチ位置センサ
ーS3F、及びフルオープンセンサーS4Fが配置されてお
り、これらのセンサーからの信号は、図9に示されるよ
うにCPU等からなる開閉制御部50に送られるように
なっている。また、後側ロック部26bは前側ロック部
26a内と同様の構造となっており、ラッチ部材41等
の周囲には、中立位置センサS1R、ハーフラッチ位置セ
ンサーS2R、フルラッチ位置センサーS3R、及びフルオ
ープンセンサーS4Rが配置されている。そして、これら
のセンサーからの信号は、開閉制御部50に送られるよ
うになっている。両ハーフラッチセンサーS2F、S2R
は、カム44がハーフラッチ位置となったときにオン信
号を出力し、他のセンサーはラッチ駆動レバーが所定の
位置となったときにオン信号を出力する。
アの開閉制御回路を示すと、図9の通りである。前側ロ
ック部26a内に組込まれたラッチ部材41、カム4
4、及びラッチ駆動レバー45の周囲には、それぞれリ
ミットスイッチ等から構成される中立位置センサS1F、
ハーフラッチ位置センサーS2F、フルラッチ位置センサ
ーS3F、及びフルオープンセンサーS4Fが配置されてお
り、これらのセンサーからの信号は、図9に示されるよ
うにCPU等からなる開閉制御部50に送られるように
なっている。また、後側ロック部26bは前側ロック部
26a内と同様の構造となっており、ラッチ部材41等
の周囲には、中立位置センサS1R、ハーフラッチ位置セ
ンサーS2R、フルラッチ位置センサーS3R、及びフルオ
ープンセンサーS4Rが配置されている。そして、これら
のセンサーからの信号は、開閉制御部50に送られるよ
うになっている。両ハーフラッチセンサーS2F、S2R
は、カム44がハーフラッチ位置となったときにオン信
号を出力し、他のセンサーはラッチ駆動レバーが所定の
位置となったときにオン信号を出力する。
【0012】開閉制御部50からは、前側ロック部26
a内の駆動レバー45を矢印Mで示す方向と、これとは
逆の矢印Nで示す方向に駆動するための前側クロージャ
ーモータ51と、後側ロック部26b内の駆動レバー4
5を同様に駆動するための後側クロージャーモータ52
等に制御信号が送られる。
a内の駆動レバー45を矢印Mで示す方向と、これとは
逆の矢印Nで示す方向に駆動するための前側クロージャ
ーモータ51と、後側ロック部26b内の駆動レバー4
5を同様に駆動するための後側クロージャーモータ52
等に制御信号が送られる。
【0013】上記オートクロージャーの作動について、
図10に示すフローチャートを参照して説明する。ドア
11が開いた状態のもとで、ドア開閉指令スイッチ53
が操作されてステップS1でドアを閉じるためのドア閉
指令が発せられた場合には、アーム駆動用モータ21と
ドア駆動用モータ22とが、ステップS2で駆動され
る。これにより、ドア11は図5(A)、図5(B)の
状態を経て図5(C)に示されるように、ハーフラッチ
位置となる。この位置はストライカー部材25a、25
bがそれぞれラッチ部材41に当接して、ラッチ部材4
1をカム44と共に僅かに回動させて、ストライカー部
材に対してラッチ部材41が噛み合うことができる位置
である。この位置では、カム44によりハーフラッチセ
ンサーS2F、S2Rがそれぞれオンとなる。これが、ステ
ップS3で検出されたならば、前後両クロージャーモー
タ51、52がステップS4で駆動される。このときに
は、アーム駆動用モータ21とドア駆動用モータ22は
停止状態となる。
図10に示すフローチャートを参照して説明する。ドア
11が開いた状態のもとで、ドア開閉指令スイッチ53
が操作されてステップS1でドアを閉じるためのドア閉
指令が発せられた場合には、アーム駆動用モータ21と
ドア駆動用モータ22とが、ステップS2で駆動され
る。これにより、ドア11は図5(A)、図5(B)の
状態を経て図5(C)に示されるように、ハーフラッチ
位置となる。この位置はストライカー部材25a、25
bがそれぞれラッチ部材41に当接して、ラッチ部材4
1をカム44と共に僅かに回動させて、ストライカー部
材に対してラッチ部材41が噛み合うことができる位置
である。この位置では、カム44によりハーフラッチセ
ンサーS2F、S2Rがそれぞれオンとなる。これが、ステ
ップS3で検出されたならば、前後両クロージャーモー
タ51、52がステップS4で駆動される。このときに
は、アーム駆動用モータ21とドア駆動用モータ22は
停止状態となる。
【0014】クロージャーモータ51、52が駆動され
ると、図8においてラッチ駆動レバー45がN方向に駆
動される。ステップS5でフルラッチ位置センサーS3F
がオンとなったならば、前側ロック部26a内のラッチ
部材41がフルラッチ位置となったことを意味し、ステ
ップS6で直ちに前側クロージャーモータ51を停止さ
せる。同様に、ステップS7でフルラッチ位置センサー
S3Fがオンとなったならば、後側ロック部26b内のラ
ッチ部材41がフルラッチ位置となったことを意味し、
ステップS8で直ちに後側クロージャーモータ52を停
止させる。この状態は図5(D)に相当する。ステップ
9で両モータ51、52が停止されたことが判断された
ならば、ステップS10において、ラッチ駆動レバー4
5は中立位置に戻される。ただし、この戻り回動のとき
には、ラッチ駆動レバー45はラッチ部材41に対して
遊び角度があるので、ラッチ部材41は回動されずに、
フルラッチ位置を維持し続ける。中立位置に戻ったこと
は、中立位置センサーS1F、S1Rによって検出される。
ると、図8においてラッチ駆動レバー45がN方向に駆
動される。ステップS5でフルラッチ位置センサーS3F
がオンとなったならば、前側ロック部26a内のラッチ
部材41がフルラッチ位置となったことを意味し、ステ
ップS6で直ちに前側クロージャーモータ51を停止さ
せる。同様に、ステップS7でフルラッチ位置センサー
S3Fがオンとなったならば、後側ロック部26b内のラ
ッチ部材41がフルラッチ位置となったことを意味し、
ステップS8で直ちに後側クロージャーモータ52を停
止させる。この状態は図5(D)に相当する。ステップ
9で両モータ51、52が停止されたことが判断された
ならば、ステップS10において、ラッチ駆動レバー4
5は中立位置に戻される。ただし、この戻り回動のとき
には、ラッチ駆動レバー45はラッチ部材41に対して
遊び角度があるので、ラッチ部材41は回動されずに、
フルラッチ位置を維持し続ける。中立位置に戻ったこと
は、中立位置センサーS1F、S1Rによって検出される。
【0015】次に、ドア11が閉じた状態から開放され
る場合について説明する。ドア11を開く指令が発せら
れると、それぞれのクロージャーモータ51、52はロ
ックを解除する方向に駆動され、ラッチ駆動レバー45
は図8において時計方向Mに回転される。この方向にラ
ッチ駆動レバー45が回転することによって、まずラッ
チ駆動レバー45の突起部45bが、フルラッチ位置の
カム44の突起部44bに当接し、更に、ラッチ部材4
1はハーフラッチ位置まで回動される。この位置ではハ
ーフラッチ位置センサーS1F、S1Rがオンとなり、これ
によりモータ21、22が駆動されてドア11の開放動
作がなされる。ラッチ部材41がフルオープン位置とな
ったことがセンサーにより検出されたならば、それぞれ
のクロージャーモータ51、52は所定の時間が経過し
た後に、逆転されてラッチ駆動レバー45は中立位置に
戻される。
る場合について説明する。ドア11を開く指令が発せら
れると、それぞれのクロージャーモータ51、52はロ
ックを解除する方向に駆動され、ラッチ駆動レバー45
は図8において時計方向Mに回転される。この方向にラ
ッチ駆動レバー45が回転することによって、まずラッ
チ駆動レバー45の突起部45bが、フルラッチ位置の
カム44の突起部44bに当接し、更に、ラッチ部材4
1はハーフラッチ位置まで回動される。この位置ではハ
ーフラッチ位置センサーS1F、S1Rがオンとなり、これ
によりモータ21、22が駆動されてドア11の開放動
作がなされる。ラッチ部材41がフルオープン位置とな
ったことがセンサーにより検出されたならば、それぞれ
のクロージャーモータ51、52は所定の時間が経過し
た後に、逆転されてラッチ駆動レバー45は中立位置に
戻される。
【0016】それぞれのロック部26a、26bがハー
フラッチ位置からフルラッチ位置に変化する場合におけ
る所定の部位Pの移動軌跡を示すと、図6の破線の通り
である。図6(A)は、ドア側支持軸15の位置をアー
ム側支持軸14の位置よりも車両Wの内側にオフセット
した場合を示し、図6(B)は、両支持軸14、15の
オフセット量をゼロとした場合を示す。
フラッチ位置からフルラッチ位置に変化する場合におけ
る所定の部位Pの移動軌跡を示すと、図6の破線の通り
である。図6(A)は、ドア側支持軸15の位置をアー
ム側支持軸14の位置よりも車両Wの内側にオフセット
した場合を示し、図6(B)は、両支持軸14、15の
オフセット量をゼロとした場合を示す。
【0017】オフセットさせた場合におけるフルラッチ
状態における部位Pの位置と、ハーフラッチ状態におけ
る部位PaHの位置の車両Wの前後方向のドア11のずれ
量は、Laである。これに対して、オフセットがゼロの
場合におけるフルラッチ状態における部位Pの位置と、
ハーフラッチ状態における部位PbHの車両Wの前後方向
のドア11のずれ量は、Lbとなる。これらのずれ量の
比較から明らかなように、オフセットさせた方が、ハー
フラッチ状態からフルラッチ状態に変化する際のドア1
1の変位量は、小さくなる。したがって、ドア閉塞時に
おけるドア11と車両とのクリアランスをより狭く設定
することが可能となり、車両設計の自由度が高くなる。
ただし、車両設計の要求によりクリアランスを比較的広
くする場合には、何れのタイプであっても良い。
状態における部位Pの位置と、ハーフラッチ状態におけ
る部位PaHの位置の車両Wの前後方向のドア11のずれ
量は、Laである。これに対して、オフセットがゼロの
場合におけるフルラッチ状態における部位Pの位置と、
ハーフラッチ状態における部位PbHの車両Wの前後方向
のドア11のずれ量は、Lbとなる。これらのずれ量の
比較から明らかなように、オフセットさせた方が、ハー
フラッチ状態からフルラッチ状態に変化する際のドア1
1の変位量は、小さくなる。したがって、ドア閉塞時に
おけるドア11と車両とのクリアランスをより狭く設定
することが可能となり、車両設計の自由度が高くなる。
ただし、車両設計の要求によりクリアランスを比較的広
くする場合には、何れのタイプであっても良い。
【0018】このように、ハーフラッチ位置まではモー
タ21、22によりヒンジアーム12を介してドア11
を閉じ、その後にはクロージャーモータ51、52によ
ってドア11を閉じる方向に駆動するようにした結果、
モータ21、22自体のトルクを大きくすることなく、
ウエザーストリップによる閉塞方向の抵抗に抗して確実
にドア11を閉じることが可能となる。
タ21、22によりヒンジアーム12を介してドア11
を閉じ、その後にはクロージャーモータ51、52によ
ってドア11を閉じる方向に駆動するようにした結果、
モータ21、22自体のトルクを大きくすることなく、
ウエザーストリップによる閉塞方向の抵抗に抗して確実
にドア11を閉じることが可能となる。
【0019】特に図示する場合には、ドア11が車両W
に対して平行状態を維持しつつ開閉動作がなされるの
で、ドア11と車両Wの開口部Sとの間のクリアランス
を狭くすることが可能となるが、閉塞動作の最終過程に
おいて、ドア11が高精度で位置決めされるように、図
11及び図12に示されるように、車体Wの開口部Sの
前後にガイド部材61、62を取付け、それぞれのガイ
ド部材61、62に沿って転動されるローラ63、64
をドア11に取付けている。また、それぞれのガイド部
材61、62に対向させてガイド部材61a、62aが
車体側に取付けられている。これにより、ドア11が閉
じられる最終段階において、ドア11は車体に対して高
精度で所定の位置に位置決めされる。この場合には、ド
ア11が閉塞される最終段階では、ドア駆動用モータ2
2の作動を停止させてフリー回転の状態にし、アーム駆
動用モータ21によってドア11の閉塞動作を行なわせ
るようにしても良い。このようにすると、ドア11自体
はガイド部材61、62によって閉塞時の姿勢が規制さ
れることになる。
に対して平行状態を維持しつつ開閉動作がなされるの
で、ドア11と車両Wの開口部Sとの間のクリアランス
を狭くすることが可能となるが、閉塞動作の最終過程に
おいて、ドア11が高精度で位置決めされるように、図
11及び図12に示されるように、車体Wの開口部Sの
前後にガイド部材61、62を取付け、それぞれのガイ
ド部材61、62に沿って転動されるローラ63、64
をドア11に取付けている。また、それぞれのガイド部
材61、62に対向させてガイド部材61a、62aが
車体側に取付けられている。これにより、ドア11が閉
じられる最終段階において、ドア11は車体に対して高
精度で所定の位置に位置決めされる。この場合には、ド
ア11が閉塞される最終段階では、ドア駆動用モータ2
2の作動を停止させてフリー回転の状態にし、アーム駆
動用モータ21によってドア11の閉塞動作を行なわせ
るようにしても良い。このようにすると、ドア11自体
はガイド部材61、62によって閉塞時の姿勢が規制さ
れることになる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドアの開
閉動作はアーム駆動用モータとドア駆動用モータにより
開閉動作がなされる。これにより、ドアを車体に対して
平行状態を維持しつつ開閉させることが可能となって乗
員の乗降りの際におけるスペースを確保することができ
ると共に、ドアを車体に対して傾斜した状態として開閉
することも可能となる。 また、最終的なドアの閉塞動作
がドアの前後に設けられた前後のラッチ部材によりなさ
れることから、ドアの閉塞動作の最終過程においては、
ドアは車体に対して平行状態を維持しつつ前後両端部で
車体に向けて引付けられる。これにより、ドアと車両の
開口部との間のクリアランスを狭くすることが可能とな
る。しかも、それぞれのドア開閉用のアーム駆動用モー
タ及びドア駆動用モータ自体の駆動力が小さくとも、ウ
エザーストリップの反力に抗して確実にドアを閉塞させ
ることができると共にドアのロックが達成される。
閉動作はアーム駆動用モータとドア駆動用モータにより
開閉動作がなされる。これにより、ドアを車体に対して
平行状態を維持しつつ開閉させることが可能となって乗
員の乗降りの際におけるスペースを確保することができ
ると共に、ドアを車体に対して傾斜した状態として開閉
することも可能となる。 また、最終的なドアの閉塞動作
がドアの前後に設けられた前後のラッチ部材によりなさ
れることから、ドアの閉塞動作の最終過程においては、
ドアは車体に対して平行状態を維持しつつ前後両端部で
車体に向けて引付けられる。これにより、ドアと車両の
開口部との間のクリアランスを狭くすることが可能とな
る。しかも、それぞれのドア開閉用のアーム駆動用モー
タ及びドア駆動用モータ自体の駆動力が小さくとも、ウ
エザーストリップの反力に抗して確実にドアを閉塞させ
ることができると共にドアのロックが達成される。
【図1】は本発明の一実施例に係る自動車車体を示す平
面図、
面図、
【図2】は図1の要部を示す平面図、
【図3】はヒンジアームを示す斜視図、
【図4】は図1の右側ドアを示す平面図、
【図5】はドアの開閉状態を示す平面図、
【図6】は支持軸のオフセットとドアの開閉軌跡との関
係を示す平面図、
係を示す平面図、
【図7】はオートクロージャーの内部構造を示す分解斜
視図、
視図、
【図8】は図8に示された部品を組立てた状態を示す正
面図、
面図、
【図9】はドア開閉装置の制御回路を示すブロック図、
【図10】は自動車用ドアの開閉装置の作動状態を示す
フローチャート、
フローチャート、
【図11】はドア開閉動作を案内するガイドを示す平面
図、
図、
【図12】は図11の正面図である。
10、11…ドア、 12…ヒンジア
ーム、14…車体側支持軸、 15…ド
ア側支持軸、21…アーム駆動用モータ、 22…
ドア駆動用モータ、25a、25b…ストライカー部
材、 26a、26b…ロック部、41…ラッチ部材、
45…ラッチ駆動レバー、51、5
2…クロージャーモータ。
ーム、14…車体側支持軸、 15…ド
ア側支持軸、21…アーム駆動用モータ、 22…
ドア駆動用モータ、25a、25b…ストライカー部
材、 26a、26b…ロック部、41…ラッチ部材、
45…ラッチ駆動レバー、51、5
2…クロージャーモータ。
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車車体に形成されたドア開口部の前
端部に車体側支持軸のまわりで回動自在にヒンジアーム
の一端部を取付け、 当該ヒンジアームを他端部に当該ヒンジアームに対して
ドア側支持軸のまわりで回動自在にドアを取付け、前記車体側支持軸に接続され 前記ヒンジアームを前記自
動車車体に対して回動するアーム駆動用モータと、前記
ドア側支持軸に接続され前記ドアを前記ヒンジアームに
対して回動するドア駆動用モータと、前記アーム駆動用
モータおよび前記ドア駆動用モータのそれぞれの回動角
度を制御する制御手段とを有し、 前記ドアの前端部に設けられ、前記ドア開口部の前端部
に設けられた前側ストライカー部材と噛合う前側ラッチ
部材と、 前記ドアの後端部に設けられ、前記ドア開口部の後端部
に設けられた後側ストライカー部材と噛合う後側ラッチ
部材と、前記前側ラッチ部材を回動させる 前側クロージャーモー
タと、前記後側ラッチ部材を回動させる 後側クロージャーモー
タとを有し、 前記制御手段は、前記ドアを閉塞動作させることにより
前記前側ストライカー部材が前記前側ラッチ部材と当接
した状態で前記前側クロージャーモータを駆動させると
共に、前記後側ストライカー部材が前記後側ラッチ部材
と当接した状態で前記後側クロージャーモータを駆動さ
せることによって前記ドアをロックする制御を行うこと
を特徴と する自動車用ドアの開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27382691A JP2722895B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 自動車用ドアの開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27382691A JP2722895B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 自動車用ドアの開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05112130A JPH05112130A (ja) | 1993-05-07 |
JP2722895B2 true JP2722895B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=17533094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27382691A Expired - Lifetime JP2722895B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 自動車用ドアの開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2722895B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2840039B2 (ja) * | 1994-12-12 | 1998-12-24 | 株式会社大井製作所 | ドアクロージャ |
JP4714995B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2011-07-06 | マツダ株式会社 | 車両の開閉体制御装置 |
US8459722B2 (en) * | 2008-09-12 | 2013-06-11 | Takashi Yano | Double-opening door device for vehicles |
DE202012100338U1 (de) * | 2012-02-01 | 2013-05-02 | Gebr. Bode Gmbh & Co. Kg | Anordnung aus einem Türflügel und einer Antriebsvorrichtung zum Bewegen des Türflügels für ein Personenbeförderungsfahrzeug |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822815U (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-12 | 松下電工株式会社 | 配電軌道 |
JPS5876669A (ja) * | 1981-10-29 | 1983-05-09 | 株式会社大井製作所 | 自動車等における自動扉開閉装置 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP27382691A patent/JP2722895B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05112130A (ja) | 1993-05-07 |
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