JP2721762B2 - 無線機 - Google Patents
無線機Info
- Publication number
- JP2721762B2 JP2721762B2 JP3265284A JP26528491A JP2721762B2 JP 2721762 B2 JP2721762 B2 JP 2721762B2 JP 3265284 A JP3265284 A JP 3265284A JP 26528491 A JP26528491 A JP 26528491A JP 2721762 B2 JP2721762 B2 JP 2721762B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- signal
- amplifier
- transmission
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無線機に関し、特に
複数バンド同時受信可能で、各送受信部任意のバンドを
無制限に送受信可能な無線機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の2波(2バンド)同時受信可能な
無線機としては、種々構成のものがある。図2は、その
一例の構成が示されており、例えば、430MHz帯の
Aバンドと144MHz帯のBバンドそれぞれのバンド
対応に独立した送受信系を構成している。Aバンド受信
時においては、アンテナANT1で受信された受信信号
は、低域通過フィルタ(LPF)11で低域成分が取り
出され、高周波増幅器12で増幅された後、周波数変換
器13において、局部発振器15からの局発周波数信号
と混合されて、IF信号が得られる。このIF信号は、
復調・増幅器16で復調、増幅されてスピーカSP1か
ら音声が出力される。一方、送信時においては、マイク
MIC1からの入力信号は、増幅器17で増幅され、局
発発振器15に内蔵された変調器で変調され、送信部1
4に送出される。送信部14で増幅された信号は、低域
通過フィルタ11を通過してアンテナANT1から電波
信号として送信される。Bバンド系における構成もAバ
ンド系と同様にアンテナANT2、低域フィルタ21、
高周波数変換器23、送信部24、局部発振器25、復
調・増幅器26を備えて構成され、増幅器17およびマ
イクMIC1はAバンド系と共用する。。 図2の構成
では、2波同時受信可能ではあるものの、それぞれのバ
ンドで受信できるバンドは固定されている。 【0003】そこで、図3には他の構成例が示されてい
る。図3と後述する図4において、図2と同一符号が付
与されている構成部は同一機能を有する構成部を示す。
図3の例では、AバンドのアンテナANT1で受信した
信号をBバンド系で処理しており、低域通過フィルタ1
1からのAバンド受信信号を周波数変換器42に供給す
る。周波数変換器42は、局部発振器41からの局発信
号と、低域通過フィルタ11からの出力信号とを混合し
て、Bバンド(144MHz)帯の信号に変換してBバ
ンド系の低域通過フィルタ21に送出する。以後の処理
は、Bバンド系の各部の処理を経てスピーカSP2から
音声が出力する。 【0004】図4には、更に他の構成例が示されてい
る。この例は、受信バンドを自由に選択できる構成であ
り、Aバンド系の高周波増幅器12の出力とBバンド系
の復調・増幅器26の入力間に周波数変換器43を設
け、高周波増幅器12からの出力信号をBバンド局部発
振器25からの出力信号と混合し、Bバンドの信号に変
換した後、復調・増幅器26で復調、増幅するように構
成している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
無線機は、種々構成のものがあるが、図2の構成では、
各バンドで受信できるバンドが固定されており、図3図
4の構成では、両バンドで430MHz帯の受信は可能
ではあるものの144MHz帯の2波同時受信はできな
い。また、受信バンドは自由に選択可能であるが、送信
は決まった側でしか行えないというような問題があっ
た。 【0006】そこで、この発明の目的は、複数バンドの
いずれでも希望バンド帯の送受信を可能とする無線機を
提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この発明による無線機は、複数のバンドのそれぞれ
に対応する送受信系統部を有する無線機において、前記
複数のバンドの送受信系統部のうち予め定めた2バンド
の送受信系統部間に一方のバンド信号を他方のバンド信
号に、及び他方のバンド信号を一方のバンド信号に変換
して、前記他方のバンドの送受信系統部及び一方のバン
ドの送受信系統部に送出する周波数変換部を備えて構成
される。 【0008】 【作用】この発明では、複数バンド系の各バンド間に両
方向の周波数変換器を設け、複数バンド系を有する無線
機のいずれのバンド系においても、いずれのバンド信号
の受信をも可能としている。 【0009】 【実施例】次に、この発明について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明による無線機の一実施例を
示す構成図である。図1において、図2と同一符号が付
与されている構成部は、同様機能を有する構成部であ
る。この実施例においては、Bバンド系の高周波増幅器
22からの出力信号を、Aバンド系の局部発振器15か
らの出力信号と混合してAバンド帯の信号に変換し、復
調・増幅器16に供給する周波数変換器31と、Aバン
ド系の高周波増幅器12からの出力信号を、Bバンド系
の局部発振器25からの出力信号と混合してBバンド系
の信号に変換して復調・増幅器26に供給する周波数変
換器32を設けている。 【0010】Aバンド系においてAバンド信号を受信、
処理する場合には、低域通過フィルタ11→高周波増幅
器12→周波数変換器13→復調・増幅器16の系統を
通り、Bバンド系においてBバンド信号を受信、処理す
る場合には、低域通過フィルタ21→高周波増幅器22
→周波数変換器23→復調・増幅器26の系統を通る。
一方、Aバンド系でBバンド信号を受信、処理する場合
には、低域通過フィルタ21→高周波増幅器22→周波
数変換器31→復調・増幅器16の系統を通り、Bバン
ド系でAバンド信号を受信する場合は、低域通過フィル
タ11→高周波増幅器12→周波数変換器32→復調・
増幅器26の系統を通る。 【0011】また、送信を行う場合には、Aバンドの送
信は、送信部14、Bバンドの送信は送信部24で行う
ので、Aバンドの送信を行う場合には、Aバンド系で受
信中でもBバンド系で受信中でも送信部14で送信す
る。そして、Bバンドを送信する場合には送信部24を
用いて送信する。尚、上述の実施例では、2バンド(2
波)についての例を説明しているが、周波数変換部を必
要個数用意すれば多バンドの無線機にも応用可能である
ことは勿論である。 【0012】 【発明の効果】以上説明したように、この発明による無
線機は、複数バンド系の各バンド間に周波数変換器を設
けているので、複数バンド系を有する無線機のいずれの
バンド系においても、いずれのバンド信号の受信も可能
であり、例えば2バンドのような複数バンドの運用が可
能なデュアルバンド無線機2台分が1台の無線機に搭載
されているような使い方が可能で、コストパフォーマン
スの改善が図れる。
複数バンド同時受信可能で、各送受信部任意のバンドを
無制限に送受信可能な無線機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の2波(2バンド)同時受信可能な
無線機としては、種々構成のものがある。図2は、その
一例の構成が示されており、例えば、430MHz帯の
Aバンドと144MHz帯のBバンドそれぞれのバンド
対応に独立した送受信系を構成している。Aバンド受信
時においては、アンテナANT1で受信された受信信号
は、低域通過フィルタ(LPF)11で低域成分が取り
出され、高周波増幅器12で増幅された後、周波数変換
器13において、局部発振器15からの局発周波数信号
と混合されて、IF信号が得られる。このIF信号は、
復調・増幅器16で復調、増幅されてスピーカSP1か
ら音声が出力される。一方、送信時においては、マイク
MIC1からの入力信号は、増幅器17で増幅され、局
発発振器15に内蔵された変調器で変調され、送信部1
4に送出される。送信部14で増幅された信号は、低域
通過フィルタ11を通過してアンテナANT1から電波
信号として送信される。Bバンド系における構成もAバ
ンド系と同様にアンテナANT2、低域フィルタ21、
高周波数変換器23、送信部24、局部発振器25、復
調・増幅器26を備えて構成され、増幅器17およびマ
イクMIC1はAバンド系と共用する。。 図2の構成
では、2波同時受信可能ではあるものの、それぞれのバ
ンドで受信できるバンドは固定されている。 【0003】そこで、図3には他の構成例が示されてい
る。図3と後述する図4において、図2と同一符号が付
与されている構成部は同一機能を有する構成部を示す。
図3の例では、AバンドのアンテナANT1で受信した
信号をBバンド系で処理しており、低域通過フィルタ1
1からのAバンド受信信号を周波数変換器42に供給す
る。周波数変換器42は、局部発振器41からの局発信
号と、低域通過フィルタ11からの出力信号とを混合し
て、Bバンド(144MHz)帯の信号に変換してBバ
ンド系の低域通過フィルタ21に送出する。以後の処理
は、Bバンド系の各部の処理を経てスピーカSP2から
音声が出力する。 【0004】図4には、更に他の構成例が示されてい
る。この例は、受信バンドを自由に選択できる構成であ
り、Aバンド系の高周波増幅器12の出力とBバンド系
の復調・増幅器26の入力間に周波数変換器43を設
け、高周波増幅器12からの出力信号をBバンド局部発
振器25からの出力信号と混合し、Bバンドの信号に変
換した後、復調・増幅器26で復調、増幅するように構
成している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
無線機は、種々構成のものがあるが、図2の構成では、
各バンドで受信できるバンドが固定されており、図3図
4の構成では、両バンドで430MHz帯の受信は可能
ではあるものの144MHz帯の2波同時受信はできな
い。また、受信バンドは自由に選択可能であるが、送信
は決まった側でしか行えないというような問題があっ
た。 【0006】そこで、この発明の目的は、複数バンドの
いずれでも希望バンド帯の送受信を可能とする無線機を
提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この発明による無線機は、複数のバンドのそれぞれ
に対応する送受信系統部を有する無線機において、前記
複数のバンドの送受信系統部のうち予め定めた2バンド
の送受信系統部間に一方のバンド信号を他方のバンド信
号に、及び他方のバンド信号を一方のバンド信号に変換
して、前記他方のバンドの送受信系統部及び一方のバン
ドの送受信系統部に送出する周波数変換部を備えて構成
される。 【0008】 【作用】この発明では、複数バンド系の各バンド間に両
方向の周波数変換器を設け、複数バンド系を有する無線
機のいずれのバンド系においても、いずれのバンド信号
の受信をも可能としている。 【0009】 【実施例】次に、この発明について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明による無線機の一実施例を
示す構成図である。図1において、図2と同一符号が付
与されている構成部は、同様機能を有する構成部であ
る。この実施例においては、Bバンド系の高周波増幅器
22からの出力信号を、Aバンド系の局部発振器15か
らの出力信号と混合してAバンド帯の信号に変換し、復
調・増幅器16に供給する周波数変換器31と、Aバン
ド系の高周波増幅器12からの出力信号を、Bバンド系
の局部発振器25からの出力信号と混合してBバンド系
の信号に変換して復調・増幅器26に供給する周波数変
換器32を設けている。 【0010】Aバンド系においてAバンド信号を受信、
処理する場合には、低域通過フィルタ11→高周波増幅
器12→周波数変換器13→復調・増幅器16の系統を
通り、Bバンド系においてBバンド信号を受信、処理す
る場合には、低域通過フィルタ21→高周波増幅器22
→周波数変換器23→復調・増幅器26の系統を通る。
一方、Aバンド系でBバンド信号を受信、処理する場合
には、低域通過フィルタ21→高周波増幅器22→周波
数変換器31→復調・増幅器16の系統を通り、Bバン
ド系でAバンド信号を受信する場合は、低域通過フィル
タ11→高周波増幅器12→周波数変換器32→復調・
増幅器26の系統を通る。 【0011】また、送信を行う場合には、Aバンドの送
信は、送信部14、Bバンドの送信は送信部24で行う
ので、Aバンドの送信を行う場合には、Aバンド系で受
信中でもBバンド系で受信中でも送信部14で送信す
る。そして、Bバンドを送信する場合には送信部24を
用いて送信する。尚、上述の実施例では、2バンド(2
波)についての例を説明しているが、周波数変換部を必
要個数用意すれば多バンドの無線機にも応用可能である
ことは勿論である。 【0012】 【発明の効果】以上説明したように、この発明による無
線機は、複数バンド系の各バンド間に周波数変換器を設
けているので、複数バンド系を有する無線機のいずれの
バンド系においても、いずれのバンド信号の受信も可能
であり、例えば2バンドのような複数バンドの運用が可
能なデュアルバンド無線機2台分が1台の無線機に搭載
されているような使い方が可能で、コストパフォーマン
スの改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による無線機の一実施例を示す構成ブ
ロック図である。 【図2】従来の無線機の一例を示す構成ブロック図であ
る。 【図3】従来の無線機の他の例を示す構成ブロック図で
ある。 【図4】従来の無線機の更に他の例を示す構成ブロック
図である。 【符号の説明】 11,21 低域通過フィルタ 12,22 高周波増幅器 13,23,31,32,42,43 周波数変
換器 12,24 送信部 15,25,41 局部発振器 16,26 復調・増幅器
ロック図である。 【図2】従来の無線機の一例を示す構成ブロック図であ
る。 【図3】従来の無線機の他の例を示す構成ブロック図で
ある。 【図4】従来の無線機の更に他の例を示す構成ブロック
図である。 【符号の説明】 11,21 低域通過フィルタ 12,22 高周波増幅器 13,23,31,32,42,43 周波数変
換器 12,24 送信部 15,25,41 局部発振器 16,26 復調・増幅器
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 複数のバンドのそれぞれに対応する送受信系統部を有す
る無線機において、 前記複数のバンドの送受信系統部のうち予め定めた2バ
ンドの送受信系統部間に一方のバンド信号を他方のバン
ド信号に、及び他方のバンド信号を一方のバンド信号に
変換して、前記他方のバンドの送受信系統部及び一方の
バンドの送受信系統部に送出する周波数変換部を備えて
成ることを特徴とする無線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3265284A JP2721762B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3265284A JP2721762B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 無線機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575493A JPH0575493A (ja) | 1993-03-26 |
JP2721762B2 true JP2721762B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17415080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3265284A Expired - Lifetime JP2721762B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 無線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2721762B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP3265284A patent/JP2721762B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0575493A (ja) | 1993-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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