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JP2718249B2 - ロボットの位置ずれ検出装置 - Google Patents

ロボットの位置ずれ検出装置

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JP2718249B2
JP2718249B2 JP18594390A JP18594390A JP2718249B2 JP 2718249 B2 JP2718249 B2 JP 2718249B2 JP 18594390 A JP18594390 A JP 18594390A JP 18594390 A JP18594390 A JP 18594390A JP 2718249 B2 JP2718249 B2 JP 2718249B2
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泰彦 森永
正人 榊原
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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  • Manipulator (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はロボットの位置ずれ検出装置に係り、特に、
予め定められた基準位置に対する位置ずれおよび角度ず
れを定量的に検出できる装置に関するものである。
従来の技術 例えば、第12図の塗面検査装置は、縞模様の散乱光を
発する発光体10が塗装面12に映った像10′を、鏡14を介
してCCDカメラ16により撮像し、ビデオ18を介してモニ
タ20に写し出された縞模様の幅や間隔から、塗装面12の
平滑度などを検査するもので、上記発光体10,鏡14,およ
びCCDカメラ16はロボットハンド22に位置固定に配設さ
れ、そのロボットハンド22と共に予め記憶された教示位
置データに従って順次別の検査位置(教示点)へ移動さ
せられ、塗装面12の検査を行うようになっている。そし
て、このような塗装検査装置において上記教示位置デー
タをティーチングする際には、第13図に示されているよ
うに予め多数の教示点Tを塗装面12上に設定し、第14図
に示されているティーチング用プローブ24を用いて、前
記CCDカメラ16の撮像視野の中心に教示点Tが位置する
ように、プローブ24の先端を教示点Tと一致させるとと
もにプローブ24と塗装面12との成す角度βが予め定めら
れた設計値と一致するように行われる。
ところで、上記プローブ24はティーチング時に塗装面
12に傷を付けないように可撓性を持たせてあるため、正
確の位置決めが難しいとともに、塗装面12は複雑な曲面
を成していることから上記角度βの正確の計測も困難
で、必ずしも高精度のティーチングを行うことはできな
かった。このため、第15図に示されているように前記発
光体10に取り付けられる縞模様板26の中心、すなわちロ
ボットハンド22が正確にティーチングされた場合にCCD
カメラ16による撮像画像の中心に位置する部分に、前記
教示点Tや塗装面10に存在する欠陥と色や濃淡,形状等
において区別できるマークMを設け、前記教示位置デー
タに従ってロボットハンド22を駆動した時に、前記モニ
タ20の画像上における教示点Tの位置からロボットハン
ド22の位置ずれを修正するとともに、モニタ20の画像上
におけるマークMの位置からロボットハンド22の塗装面
10に対する角度ずれを修正することが考えられている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記CCDカメラによって撮像された画
像上における教示点TおよびマークMの位置は、ロボッ
トハンドの位置ずれや角度ずれによって互いに独立に変
化するわけではなく互いに関連しているため、画像上に
おける教示点TおよびマークMの位置ずれが共に無くな
るようにするには、例えば第16図のフローチャートに示
されているように、ロボットハンドの位置ずれの修正と
角度ずれの修正とを試行錯誤で交互に繰り返す必要があ
り、面倒で長時間を要するとともに、ずれ量の測定も作
業者がモニタの画面上で定規等を使って行うため、必ず
しも高い精度が得られないのである。
なお、このようなロボットの位置ずれを定量的に検出
する装置として、例えば特開昭60−118907号公報にスリ
ット光を用いた光切断法によるものが開示されている
が、この場合には、三次元方向の位置ずれについては検
出し得るものの角度ずれまでは検出し得ないのである。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、そ
の目的とするところは、CCDカメラ等の撮像装置によっ
て撮像された画像に基づいて、ロボットハンド等の可動
部のずれ寸法およびずれ角度を自動的に検出できる位置
ずれ検出装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためには、画像上における教示
点T(第1基準点)およびマークM(第2基準点)のず
れだけでなくそれ等の大きさの寸法誤差についても検出
するようにすれば良く、本発明は、光を反射する鏡面状
の基準面に対して相対移動させられるロボットの可動部
が、その基準面上に設けられた第1基準点に対して、そ
の基準面に対する姿勢を含めて予め定められた基準位置
に位置させられているか否かを検出する装置であって、
(a)予め定められた位置に第2基準点が設けられて、
その第2基準点が前記基準面に映るように前記可動部に
位置固定に配設された第2基準部材と、(b)前記可動
部が前記基準位置の近傍へ移動させられることにより、
前記基準面に映っている前記第2基準点が前記第1基準
点と共に撮像視野内に入るように、その可動部に位置固
定に配設された撮像装置と、(c)その撮像装置によっ
て撮像された画像上における前記第1基準点と、前記可
動部が前記基準位置に位置させられている場合にその画
像上においてその第1基準点が位置する予め定められた
第1目標位置とのずれ寸法を検出する第1位置ずれ検出
手段と、(d)前記画像上における前記第2基準点と、
前記可動部が前記基準位置に位置させられている場合に
その画像上においてその第2基準点が位置する予め定め
られた第2目標位置とのずれ寸法を検出する第2位置ず
れ検出手段と、(e)前記画像上における前記第1基準
点および第2基準点の少なくとも一方の大きさと、前記
可動部が前記基準位置に位置させられている場合のその
画像上におけるその一方の基準点の大きさとして予め定
められた目標寸法との誤差を検出する寸法誤差検出手段
と、(f)前記第1位置ずれ検出手段,第2位置ずれ検
出手段,および寸法誤差検出手段によってそれぞれ検出
された前記画像上における位置ずれ寸法および大きさの
寸法誤差に基づいて、前記可動部の前記基準位置に対す
るずれ寸法およびずれ角度を求めるずれ量決定手段とを
有することを特徴とする。
作用および発明の効果 このようなロボットの位置ずれ検出装置においては、
撮像装置によって撮像された画像上における第1基準点
と第1目標位置とのずれ寸法,第2基準点と第2目標位
置とのずれ寸法,および第1基準点および第2基準点の
少なくとも一方の大きさと目標寸法との寸法誤差が、そ
れぞれ第1位置ずれ検出手段,第2位置ずれ検出手段,
および寸法誤差検出手段によって検出され、それ等の位
置ずれ寸法および寸法誤差に基づいて、ずれ量決定手段
により可動部の基準位置に対するずれ寸法およびずれ角
度が求められる。
このように、本発明の位置ずれ検出装置によれば、可
動部の第1基準点に対する位置ずれおよび基準面に対す
る角度ずれが定量的に検出されるため、例えばこのよう
にして検出されたずれ量に基づいて教示位置データを修
正することにより、作業者が試行錯誤で位置ずれや角度
ずれを修正していた従来の場合に比較して、教示位置デ
ータの修正が自動的に短時間でしかも高い精度で行われ
得るようになる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。なお、以下の実施例で前記従来例と共通する部分
には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
第1図において、ロボットハンド22はロボット30によ
って互いに直角なX,Y,Z軸方向へ三次元的に移動させら
れるとともに、X軸およびY軸まわりに回動させられて
その姿勢が変化させられるようになっている。ロボット
30は、前記プローブ24等を用いて行われたティーチング
処理により予めパソコン32に記憶された教示位置データ
がロボット制御装置34に取り込まれることにより、その
教示位置データに従ってロボットハンド22を複数の教示
点T上へ予め定められた姿勢で順次移動させるように制
御される。
上記教示位置データが正確であれば、ロボットハンド
22は各教示点Tに対してそれぞれCCDカメラ16の撮像視
野の中心に教示点Tおよび塗装面12に映った発光体10′
のマークMが位置する基準位置に位置決めされ、CCDカ
メラ16の画像P上における教示点TおよびマークMの像
T′およびM′はそれぞれ画像中心Oに位置させられる
が、X,Y,Z軸方向の位置ずれやX軸,Y軸まわりの角度ず
れがあると、像T′およびM′は第2図に示されている
ように画像Pの中心Oからずれる。また、本実施例のマ
ークMは、第3図に示されているように四角形状を成し
ており、画像P上における像M′の大きさは上記ロボッ
トハンド22の位置ずれや角度ずれに応じて変化する。こ
のマークMは、教示点Tや塗装面10に存在する欠陥と色
や濃淡,形状等において区別できるように縞模様板26に
設けられている。
この実施例では、塗装面12が光を反射する鏡面状の基
準面に相当し、CCDカメラ16が撮像装置に相当し、ロボ
ットハンド22がロボットの可動部に相当し、塗装面12に
設けられた教示点Tが第1基準点に相当し、縞模様板26
に設けられたマークMが第2基準点に相当し、縞模様板
26が第2基準部材に相当し、画像Pの中心Oが第1目標
位置および第2目標位置に相当する。
そして、CCDカメラ16から出力される前記画像Pを表
す画像信号は画像処理装置36に供給される。画像処理装
置36はマイクロコンピュータを含んで構成されており、
RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに記憶されたプログ
ラムに従って信号処理を行うもので、第4図に示されて
いるフローチャートに従って画像処理を行うことによ
り、画像P上における上記像T′およびM′のずれ寸法
や像M′の大きさからロボットハンド22の位置ずれ寸法
やずれ角度を検出するようになっている。
第4図において、ステップS1ではCCDカメラ16から画
像Pを表す画像信号を取り込み、ステップS2においてそ
の画像Pから教示点Tの像T′を抽出する。この抽出処
理では、微分などにより画像Pから縞模様や像M′を削
除して行われる。そして、次のステップS3では、上記像
T′の中心座標と画像中心Oとのずれ寸法δX1およびδ
Y1を算出し、パソコン32のメモリ38に記憶する。これ等
のずれ寸法δX1,δY1は、前記第2図から明らかなよう
にそれぞれX軸方向のずれ量,Y軸方向のずれ量を表して
いる。画像処理装置36による一連の信号処理のうち、上
記ステップS2およびS3を実行する部分が第1位置ずれ検
出手段に相当する。
続くステップS4では、微分などにより画像Pから縞模
様や像T′を削除してマークMの像M′を抽出し、次の
ステップS5において、その像M′の中心座標と画像中心
Oとのずれ寸法δX2およびδY2を算出するとともにパソ
コン32のメモリ38に記憶する。これ等のずれ寸法δX2,
δY2は、前記第2図から明らかなようにそれぞれX軸方
向のずれ量,Y軸方向のずれ量を表している。画像処理装
置36による一連の信号処理のうち、これ等のステップS4
およびS5を実行する部分が第2位置ずれ検出手段に相当
する。
また、次のステップS6においては、上記像M′のX軸
方向寸法aX′およびY軸方向寸法aY′を算出し、予め設
定された目標寸法aXおよびaYとの寸法誤差δaX(=aX
−aX),δaY(=aY′−aY)を演算するとともに、それ
等の寸法誤差δaXおよびδaYをパソコン32のメモリ38に
記憶する。上記目標寸法aX,aYは、ロボットハンド22が
正確に基準位置に位置決めされた場合の画像P上におけ
るマークMの像M′の寸法として予めROM等に記憶され
ている。画像処理装置36による一連の信号処理のうち、
このステップS6を実行する部分が寸法誤差検出手段に相
当する。
そして、ステップS7において、上記メモリ38に記憶さ
れたずれ寸法δX1,δY1,δX2,δY2,寸法誤差δaX,δaY
を取り込み、予め定められた演算式に従ってロボットハ
ンド22のX軸方向のずれ寸法ΔX,Y軸方向のずれ寸法Δ
Y,Z軸方向のずれ寸法ΔZ,X軸まわりのずれ角度αX,Y軸
まわりのずれ角度αを算出する。
ここで、上記ロボットハンド22の位置ずれや角度ずれ
について具体的に説明すると、例えば第5図に示されて
いるように、X軸方向へのみ寸法ΔXの位置ずれを有す
るとともに発光体10およびCCDカメラ16がX−Z平面内
に位置させられている場合、画像P上における像T′は
第6図に示されているように中心OからX軸方向へδX1
だけずれる。このずれ寸法δX1は、CCDカメラ16の視野
角度をθ、CCDカメラ16の視野中心と教示点Tとのずれ
角度をδθ、画像PのX軸方向寸法をPXとすると、そ
れ等との間に次式(1)で表される関係を有し、θおよ
びPXは既知であることからδX1によってずれ角度δθ
が求められる。そして、このずれ角度δθに基づいて
CCDカメラ16と塗装面12との間の距離や撮像角度等から
ずれ寸法ΔXを求めることができるのであり、結局、こ
の場合のずれ寸法ΔXは、画像P上のずれ寸法δX1を変
数とする次式(2)に従って算出される。なお、Y軸方
向のずれ寸法ΔYについても、同様にして次式(3)に
従って算出される。
δX1/PX=δθ1/θ ・・・(1) ΔX=f1(δX1) ・・・(2) ΔY=f2(δY1) ・・・(3) また、第7図に示されているように、Z軸方向へのみ
寸法ΔZの位置ずれを有するとともに発光体10およびCC
Dカメラ16がX−Z平面内に位置させられている場合、
画像P上における像T′およびM′は第8図に示されて
いるように、それぞれ中心OからX軸方向へδX1,δX2
だけずれる。これ等のずれ寸法δX1,δX2は、CCDカメラ
16の視野中心からのずれ角度δθ1,δθにそれぞれ対
応する。また、CCDカメラ16から塗装面12に映った発光
体10℃のマークMまでの距離lは、ずれ寸法ΔZに対応
して変化するため、画像P上における像M′の寸法
aX′,aY′も目標寸法aX,aYから変化する。したがって、
この場合のずれ寸法ΔZは、画像P上のずれ寸法δX1,
δX2,寸法誤差δaXを変数とする次式(4)に従って算
出される。なお、寸法誤差δaXの替わりにδaYを用いて
も良い。
ΔZ=f3(δX1,δX2,δaX) ・・・(4) また、第9図に示されているように、Y軸まわりにの
みαの角度ずれを有するとともに発光体10およびCCD
カメラ16がX−Z平面内に位置させられている場合、画
像P上における像M′は第10図に示されているように、
中心OからX軸方向へδX2だけずれる。このずれ寸法δ
X2は、CCDカメラ16の視野中心からのずれ角度δθ
対応する。また、塗装面12に映った発光体10′のCCDカ
メラ16に対する姿勢やマークMとCCDカメラ16との間の
距離が変化し、画像P上における像M′の寸法aX′,
aY′は、ずれ角度αに対応して目標寸法aX,aYから変
化する。したがって、この場合のずれ角度αは、画像
P上のずれ寸法δX2,寸法誤差δaXを変数とする次式
(5)に従って算出される。なお、寸法誤差δaXの替わ
りにδaYを用いることもできるが、発光体10′の姿勢か
ら寸法誤差δaXの方が大きくなるため、δaXを用いるこ
とが望ましい。X軸まわりのずれ角度αについても、
同様にして次式(6)に従って算出される。
α=f4(δX2,δaX) ・・・(5) α=f5(δY2,δaY) ・・・(6) 第11図は、ロボットハンド22の位置ずれおよび角度ず
れと、画像P上における像T′,M′の位置ずれおよび像
M′の寸法誤差との関係をまとめたものである。また、
上記(2)式〜(6)式は位置ずれΔX,ΔY,ΔZや角度
ずれαXがそれぞれ単独で生じた場合のものである
が、実際にはそれ等の位置ずれや角度ずれは複合して生
じるため、それ等のずれ寸法ΔX,ΔY,ΔZおよびずれ角
度αXは、それぞれ他のずれ寸法やずれ角度を考慮
して総合的に算出される。例えば画像P上の位置ずれδ
X1は、上記第11図からも明らかなようにX軸方向の位置
ずれΔXおよびZ軸方向の位置ずれΔZに共通して生じ
るため、ずれ寸法ΔXの算出に際しては、ずれ寸法δX1
だけでなくずれ寸法ΔZをも考慮する必要がある。更
に、上記ずれ寸法δX1は、厳密には角度ずれαにも影
響されるため、ずれ寸法ΔXをより高い精度で求める場
合には、そのずれ角度αをも考慮しなければならない
のである。
画像処理装置36による一連の信号処理のうち、上記ス
テップS7を実行する部分がずれ量決定手段に相当する。
そして、このようなステップS1〜S7がN回繰り返さ
れ、ずれ寸法ΔX,ΔY,ΔZおよびずれ角度αXがそ
れぞれN個ずつ求められると、ステップS9において、そ
れ等の平均値や標準偏差などを求める統計処理が行わ
れ、X軸方向,Y軸方向,Z軸方向,Y軸まわり,X軸まわりの
教示位置修正データが作成される。その後、かかる教示
位置修正データを作業者がパソコン32によって確認し、
この教示位置修正データに従ってティーチングを修正す
る旨の判断が為されると、ステップS10において教示位
置修正データがロボット制御装置34へ出力され、その修
正データをロボット30の各軸のずれ量に換算してロボッ
トハンド22の位置や姿勢を修正するとともに、パソコン
32に記憶されている教示位置データが書き換えられる。
このように、かかる本実施例の塗面検査装置において
は、CCDカメラ16によって撮像された画像P上における
教示点TおよびマークMの像T′,M′の画像中心Oから
のずれ寸法δX1,δY1,δX2,δY2、および像M′の寸法
誤差δaX,δaYに基づいて、ロボットハンド22の基準位
置からのずれ寸法ΔX,ΔY,ΔZやずれ角度αXを求
め、これに従ってロボットハンド22の位置ずれを修正す
るようになっているため、作業者が試行錯誤で位置ずれ
や角度ずれを修正していた従来の場合に比較して、その
修正が自動的に短時間でしかも高い精度で行われる得る
のである。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
したが、本発明は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例では本発明が塗装面12の平滑度な
どを検査する装置のティーチング修正に適用された場合
について説明したが、シーリングロボットや溶接ロボッ
トなどの他のロボットについても、ティーチング箇所に
適当な反射面を付与することにより、そのティーチング
修正に際して本発明を適用することができる。
また、本発明によればずれ寸法やずれ角度が定量的に
求められるため、それ等に基づいてロボットの位置決め
精度を評価したり、ロボットの移動に同期して第2基準
点を発光させる場合にその発光タイミングのずれを検出
したりするなど、ティーチング修正以外にも本発明は利
用され得る。
また、前記実施例ではロボットハンド22のずれ寸法Δ
X,ΔY,ΔZやずれ角度αXが演算式によって算出さ
れるようになっているが、予め作成されたデータマップ
などから読み取るようにしても差し支えない。
また、前記実施例では縞模様板26に設けられたマーク
Mの像M′の寸法誤差δaX,δaYを検出するようになっ
ているが、教示点Tとして所定の寸法のものを設定し、
その教示点Tの像T′の寸法誤差を検出するようにして
も良い。
また、前記実施例では第2基準点としてのマークMが
散乱光を発する発光体10の縞模様板26に設けられている
が、この第2基準点は、外部の環境等により少なくとも
塗装面10に映るように設けられれば良い。
また、前記実施例では作業者の判断によりティーチン
グの修正を行うか否かが決定されるが、修正データに従
って自動的にティーチングの修正を行うようにしても差
支えない。
また、前記実施例では発光体10およびCCDカメラ16が
X−Z平面内に位置させられている場合の画像処理につ
いて説明したが、ロボットハンド22をZ軸まわりに90゜
回転させて発光体10およびCCDカメラ16をY−Z平面内
に位置させ、それ等の2位置で撮像した2種類の画像に
基づいてロボットハンド22の位置ずれや角度ずれを検出
するようにすることもできる。
また、前記実施例ではずれ寸法ΔX,ΔY,ΔZおよびず
れ角度αXを検出するようになっているが、必ずし
もそれ等の総てを検出するように構成する必要はなく、
ロボットの種類によってはΔX,ΔYおよびαのみなど
それ等の一部を検出するだけでも差支えない。
その他一々例示はしないが、本発明は当業者の知識に
基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された塗面検査装置の概略構成図
である。第2図は第1図の装置においてCCDカメラによ
り撮像された画像の一例を説明する図である。第3図は
第1図の装置の発光体に設けられた縞模様板を示す図で
ある。第4図は第1図の装置においてティーチングを修
正するための作動を説明するフローチャートである。第
5図は第1図の装置におけるX軸方向の位置ずれを説明
する図である。第6図は第5図の場合にCCDカメラによ
り撮像された画像を説明する図である。第7図は第1図
の装置におけるZ軸方向の位置ずれを説明する図であ
る。第8図は第7図の場合にCCDカメラにより撮像され
た画像を説明する図である。第9図は第1図の装置にお
けるY軸まわりの角度ずれを説明する図である。第10図
は第9図の場合にCCDカメラにより撮像された画像を説
明する図である。第11図は第1図の装置におけるロボッ
トハンドの位置ずれおよび角度ずれと、画像上における
教示点およびマークの位置ずれおよび寸法誤差との関係
を示す図である。第12図は従来の塗面検査装置の概略構
成図である。第13図は塗装面に設けられた教示点を示す
図である。第14図は第12図の装置をティーチングする際
に用いられるプローブを示す図である。第15図は第12図
の装置の発光体に設けられる縞模様板を示す図である。
第16図は第12図の装置においてティーチングを修正する
際の作動を説明するフローチャートである。 12:塗装面(基準面) 16:CCDカメラ(撮像装置) 22:ロボットハンド(可動部) 26:縞模様板(第2基準部材) 30:ロボット、36:画像処理装置 T:教示点(第1基準点) M:マーク(第2基準点) P:画像 O:画像中心(第1目標位置,第2目標位置) T′:画像上の第1基準点 M′:画像上の第2基準点 ステップS2,S3:第1位置ずれ検出手段 ステップS4,S5:第2位置ずれ検出手段 ステップS6:寸法誤差検出手段 ステップS7:ずれ量決定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を反射する鏡面状の基準面に対して相対
    移動させられるロボットの可動部が、該基準面上に設け
    られた第1基準点に対して、該基準面に対する姿勢を含
    めて予め定められた基準位置に位置させられているか否
    かを検出する装置であって、 予め定められた位置に第2基準点が設けられて、該第2
    基準点が前記基準面に映るように前記可動部に位置固定
    に配設された第2基準部材と、 前記可動部が前記基準位置の近傍へ移動させられること
    により、前記基準面に映っている前記第2基準点が前記
    第1基準点と共に撮像視野内に入るように、該可動部に
    位置固定に配設された撮像装置と、 該撮像装置によって撮像された画像上における前記第1
    基準点と、前記可動部が前記基準位置に位置させられて
    いる場合に該画像上において該第1基準点が位置する予
    め定められた第1目標位置とのずれ寸法を検出する第1
    位置ずれ検出手段と、 前記画像上における前記第2基準点と、前記可動部が前
    記基準位置に位置させられている場合に該画像上におい
    て該第2基準点が位置する予め定められた第2目標位置
    とのずれ寸法を検出する第2位置ずれ検出手段と、 前記画像上における前記第1基準点および第2基準点の
    少なくとも一方の大きさと、前記可動部が前記基準位置
    に位置させられている場合の該画像上における該一方の
    基準点の大きさとして予め定められた目標寸法との誤差
    を検出する寸法誤差検出手段と、 前記第1位置ずれ検出手段,第2位置ずれ検出手段,お
    よび寸法誤差検出手段によってそれぞれ検出された前記
    画像上における位置ずれ寸法および大きさの寸法誤差に
    基づいて、前記可動部の前記基準位置に対するずれ寸法
    およびずれ角度を求めるずれ量決定手段と を有することを特徴とするロボットの位置ずれ検出装
    置。
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