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JP2716613B2 - 自動縫いミシンの制御方法及びその装置 - Google Patents

自動縫いミシンの制御方法及びその装置

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Publication number
JP2716613B2
JP2716613B2 JP3288634A JP28863491A JP2716613B2 JP 2716613 B2 JP2716613 B2 JP 2716613B2 JP 3288634 A JP3288634 A JP 3288634A JP 28863491 A JP28863491 A JP 28863491A JP 2716613 B2 JP2716613 B2 JP 2716613B2
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JP
Japan
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sewing machine
presser
signal
cloth
timing
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JP3288634A
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JPH05123465A (ja
Inventor
智典 阿部
吉史 西沢
巌 山根
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3288634A priority Critical patent/JP2716613B2/ja
Priority to US07/953,071 priority patent/US5427040A/en
Priority to DE4234360A priority patent/DE4234360C2/de
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B19/00Programme-controlled sewing machines
    • D05B19/02Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
    • D05B19/12Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by control of operation of machine
    • D05B19/16Control of workpiece movement, e.g. modulation of travel of feed dog

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被加工物を挟持した
布押え手段を駆動制御することにより、縫目を形成する
自動縫いミシンの制御方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図17に、従来の一般的な自動縫いミシ
ンの外観を示す。201はミシンテーブル、202は針
棒、203は天秤、25はミシンテーブル201の上面
に針棒202で被縫製物に縫目を形成するための機構を
内蔵したミシン機構部、24はミシン機構部25を駆動
するためのミシン機構部駆動モータ(以下、駆動モータ
という)、26はミシン機構部25の主軸(図示せず)
端に設けられミシンの回転に同期した信号を発生するミ
シン検出器、204は被縫製物の上押え板、205は被
縫製物の下押え板、206は被縫製物を上押え板204
と下押え板205との間にエアー等によって押圧挟持す
る布押え装置、207はすべり板、208は布押え装置
206をすべり板207上で所定のパターンに従って平
面的に移動させる2軸駆動機構、29,30は2軸駆動
機構208に設けられて2軸の機械的原点を検出する原
点検出装置、209は上記駆動機構の動作を統括制御す
る制御装置である。
【0003】前記制御装置209には、電源スイッチ2
11、図示されないフロッピィディスク48(以下、F
Dという)に読み書きを行う磁気的記憶書き込み装置4
7(以下、FDDという)が組み込まれており、当該自
動縫いミシンの動作内容を規定する各種スイッチ類が設
定された操作パネル40、縫製開始指令を与えるスター
トスイッチ216及び布押え装置206を押圧挟持する
するためのスイッチ214(以下、布押えスイッチとい
う)の設けられた足踏みペダル31などが接続されてい
る。
【0004】前記操作パネル40には、操作手順、メッ
セージ及び現在の縫製条件等の情報を画面表示する液晶
表示器217(以下、LCDという)、2軸駆動機構2
08を所定の位置へ位置決めし、システムをリセットす
るリセットスイッチ212、ミシンの主軸を回転させる
ことなく縫製データ通りに2軸を駆動させるテストスイ
ッチ213、縫製時の駆動モータ24の回転数を切り換
えるスピード設定スイッチ218、所定の縫製関連デー
タの作成や呼出し、消去等を指定する各種スイッチ群2
10が設けられている。
【0005】図18は、前記制御装置209内の概略構
成を示す回路図である。1は演算を行うCPU、外部か
らの割り込みコントローラ及び外部からのCPUを介さ
ずにメモリを直接読み込むためのダイレクトメモリアク
セス(以下、DMAという)を含んだマイクロコンピュ
ータ、32は前記マイクロコンピュータ1を動作させる
基本周波数を発生する水晶振動子、6は読み書き可能な
記憶素子(以下、RAMという)、7は読み込み専用の
不揮発性記憶素子(以下、ROMという)、2はメモリ
(RAM6,ROM7)のアドレスをラッチ(自己保
持)するメモリアドレスラッチ回路、3はメモリ(RA
M6,ROM7)からマイクロコンピュータ1へのデー
タ、或いはマイクロコンピュータ1からメモリ(RAM
6,ROM7)へのデータを転送するためのメモリデー
タバッファ、4はマイクロコンピュータ1からメモリ
(RAM6,ROM7)以外の周辺素子に、或いは周辺
素子からマイクロコンピュータ1にデータを転送するた
めの周辺データバッファ、5はメモリ(RAM6,RO
M7)及び周辺素子を単一的に選択するための各IC選
択信号を発生するIC選択信号発生回路(以下、デコー
ダという)である。
【0006】また、37は操作パネル40のスイッチ群
210、スピード設定スイッチ218及びリセットスイ
ッチ212を制御するキーボードコントローラ、38は
その入出力のためのインタフェイス回路、41は操作パ
ネル40内のLCD217を駆動するためのLCDコン
トローラ、42はLCDコントローラ41からの出力及
びLCD217からの入力のためのインタフェイス回
路、8は様々な並列の入出力信号を制御するI/O、4
5はI/O8から出力されたデータと検出器26からの
信号によりパルスを発生させるタイミングを生成するパ
ルス回路(以下、カウントボロー回路という)、10,
11,12は各制御信号を入力し、I/O8に入力する
ための入力インタフェイス回路である。
【0007】また、44はキーボードコントローラ37
及びカウントボロー回路45及び検出器26からの信号
を入力インタフェイス回路10を介した信号を受けてマ
イクロコンピュータ1に割り込み信号を発生させる割り
込みコントローラ、46はFDD47との信号のやりと
りを行うフロッピィディスクコントローラ(以下、FD
Cという)、47はFDC46からの信号により記憶媒
体であるFD48にデータを書き込むためのFDD、1
3はミシンの2軸駆動機構208のステッピングモータ
27,28を駆動するためのPMD、49は駆動モータ
24の制御のための回路(以下、モータ制御回路とい
う)、50はモータ制御回路49からの信号を受けて駆
動モータ24を動作させるためのパワー回路部、15は
ミシンの制御方法を変更するための設定を行うスイッチ
部(以下、制御方法スイッチ群という)、16は制御装
置209に電源を供給する電源回路である。
【0008】図19は、図18におけるカウントボロー
回路45であり、図18に示したものは同一番号を付し
その説明を省略する。101はCPUからI/O8を介
して入力されるデータを読み、その設定された値だけ検
出器26から入力インタフェイス回路10を介して入力
されるPG信号を数えるダウンカウンタであり、カウン
タがセットされたとき、またはカウンタの内容が0にな
ったときに信号を出力する。102はダウンカウンタが
セットされているとき、信号を出力しないようにするた
めのOR回路であり、103はダウンカウンタの信号を
ラッチ(自己保持)するためのフリップフロップ回路で
ある。
【0009】図20(a)は、ROM7内のデータマッ
プを示している。ROM7はシステムROM7aと、デ
ータROM7bに分かれており、システムROM7a内
にはCPUなどを動作させるプログラムが格納されてお
り、データROM7b内には、予め別の工程で演算され
格納された2軸駆動機構208のパルスデータ(以下、
送りパルスデータという)220、起動タイミングデー
タ(以下、カウントボローデータという)221、及び
ミシンの縫製速度制限データ(以下、スピードリミット
データという)222が格納されている。これらのデー
タは、各自動縫いミシンに対して固有のデータであり、
図20(b)に示すように各々0.1mm単位の縫目長
さ、各縫製速度毎の最適なデータが格納されている。
【0010】以上述べた如き構成の従来における自動縫
いミシンの動作について説明する。なお、図18に示し
た回路図の詳細動作については特公昭60−29515
号公報及び特公昭60−54076号公報に記述してあ
るので、ここでは詳しい説明は省略し、2軸駆動機構2
08の制御動作を中心に説明を行う。
【0011】図21,図22,図23は、従来の自動縫
いミシンの2軸駆動機構208の制御動作を示したフロ
ーチャートであり、図24は、そのタイミングチャート
であり、図25は、カウントボロー決定法の概略フロー
チャートである。
【0012】図24において、401,402,404
は検出器26より出力される信号で、401は針棒20
2の上位置で出力される針上位置信号(以下、UP信号
という)、402は針棒202の下位置で出力される針
下位置信号(以下、DN信号という)、404はミシン
の回転数に同期して出力されるPG信号、405はステ
ッピングモータ27,28を駆動するPMD13を制御
するための基本割込信号である。403はステッピング
モータ27,28の駆動タイミングを制御する信号(以
下、BR信号という)、406はX軸(Y軸)のステッ
ピングモータ27(28)が駆動している状態を示す信
号(以下、ステッピングモータ駆動信号という)であ
る。また、407は各々すべり板207上の布押え装置
206のX方向(Y方向)の移動軌跡を推定した波形、
408は天秤203の上下運動の軌跡を示す波形、40
9は針棒202先端の移動軌跡を示す波形である。
【0013】図21は、検出器26よりDN信号402
を検出することにより起動される起動禁止パルス数設定
処理(以下、DN信号割込処理という)、図22は、B
R信号403が出力されることにより起動する基本割込
信号出力処理(以下、カウントボロー割込処理とい
う)、図23は、基本割込信号の出力により起動するス
テッピングモータ駆動処理である。
【0014】さて、スタートスイッチ216をONする
ことにより、予めプログラムされた縫製模様データや縫
製速度等に従って、縫製動作を開始する。まず、図24
において駆動モータ24がミシン機構部25を駆動する
と検出器26よりDN信号402が出力される。このD
N信号を検出することにより図21のDN信号割込処理
が開始する。まず、次の1針の縫製速度と縫目長さをマ
イクロコンピュータ1内のメモリに取り込む(S50
1)。次に、針棒202先端がすべり板207を抜ける
とき(G1)に処理を終了する、縫製速度と縫目長さに
対応したパルス数(以下、CBRという)をメモリに取
り込む(S502)。そして、マイクロコンピュータは
CBRを図19に示したダウンカウンタ101にセット
し(S503)、同時にフリップフロップ回路103に
リセット信号を送り処理を終了する。
【0015】上記CBRがダウンカウンタ101にセッ
トされた時点で、図24中のBR信号403がローレベ
ルとなる(403a)。そして、PG信号404が検出
器26から入力インタフェイス10を経てダウンカウン
タ101に入力される毎に、セットされたCBRを減算
していく。減算の結果がゼロになると、ダウンカウンタ
101はパルス信号をBR信号出力端子から出力する。
このパルス信号によりフリップフロップ回路103の出
力信号であるBR信号が反転しハイレベルとなる(40
3b)。
【0016】BR信号403がハイレベルに反転する
(403b)ことにより、図22の基本割込信号出力処
理が始まる。この処理では、PMD13制御用の基本割
込信号405の出力を許可して処理を抜ける(S50
4)。
【0017】基本割込信号405が出力されることによ
り、図23のステッピングモータ駆動処理が開始する。
即ち、基本割込信号405の立ち上がり点405aを検
知する毎にステッピングモータ駆動処理が行われる。ま
ず、X軸のステッピングモータ27が1針の縫目長さ分
の移動を終了しているかを判断する(S505)。この
とき終了していればステップS507に分岐し、終了し
ていなければステップS506に進む。次に、X軸側の
ステッピングモータ27の駆動処理を行うためのサブル
ーチンに移行する(S506)。なお、ここではステッ
ピングモータ駆動処理については説明を省略する。次
に、Y軸のステッピングモータ28が移動終了している
かを判断し(S507)、もし終了していればステップ
S509に分岐する。終了していなければステップS5
08に進みY軸側のステッピングモータ28の駆動処理
を行うためのサブルーチンに移行する(S508)。そ
してX軸側及びY軸側両方のステッピングモータがそれ
ぞれ1針の縫目長さ分移動を完了したかどうかを判断し
(S509)、終了していれば、基本割込信号405の
出力を禁止し処理を抜ける(S510)。また、どちら
かでも終了していなければそのまま処理を抜ける。
【0018】CBR決定法については、図25に示すよ
うに、まず、各縫目長さのステッピングモータ駆動信号
出力時間(以下、FEED時間という)を読み込む(S
551)。次に、CBR範囲を演算するルーチンに入る
(S552)。ここで、CBRの最も小さい値(以下、
Cという)はDN信号402出力時(402a)から針
棒202の先端がすべり板207を抜ける(G1)まで
の期間により決定し、CBRの最も大きい値(以下、D
という)はDN信号402出力時(402a)から針棒
202の先端がすべり板207に入る(G2)までの期
間とFEED時間により決定する。この処理を各縫目長
さ毎に全ての縫製速度に関して行う。各縫目長さの全て
の縫製速度毎のCとDの大小を比較する(S553)。
0<C≦DならばステップS555に分岐し、C>Dな
らばステップS554に進む。次に、C=Dとなるよう
にCを設定し(S554)、各縫目長さの全ての縫製速
度毎のCとDを決定し(S555)、処理を終了する。
【0019】CBRはディジタルスイッチ(図示せず)
により、C〜Dの範囲内で設定可能であり、BR信号4
03の立ち上がりは実線の403bから破線の403c
までの範囲がある。また、これに対応したステッピング
モータ駆動信号406の出力期間は実線(406a)か
ら破線(406b)までの範囲がある。
【0020】上記の従来における自動縫いミシンにおい
て、前記の制御動作に起因する前記ステッピングモータ
の駆動処理を開始するタイミングと布押え装置206の
動作との関係における問題点について、図24及び図2
6を用いて説明する。
【0021】今、一例として図26に示すような片軸方
向(X軸方向)のみの模様パターンの縫製が行われた場
合を想定する。図26中Lは1針の縫目長さである。こ
のときのステッピングモータ駆動処理を移動距離に変換
した波形は図24の410である。また、布押え装置2
06の移動軌跡は407のように推定される。ステッピ
ングモータ駆動信号406の出力タイミングはディジタ
ルスイッチにより実線(406a)から破線(406
b)までの範囲で設定可能であり、これに対応してステ
ッピングモータ駆動処理を移動距離に変換した波形41
0は410a〜410b、布押え装置206の移動軌跡
407は407a〜407bの範囲で変化させることが
できる。407aは布押え装置の移動は針棒202の先
端が縫製物を抜けている間に行われており、407bは
布押え装置の移動が針棒202の先端が縫製物中にある
ときにも行われていることを示すものである。
【0022】一般に、ステッピングモータの駆動処理タ
イミングと布押え装置の移動タイミングは布押え装置の
摩擦、負荷イナーシャ、駆動部軸のねじれ及び振動等に
より一致せず、布押え装置が移動を開始するタイミング
はステッピングモータの駆動処理を開始するタイミング
より遅い。更に、これらは布押え装置の移動方向、移動
箇所によるばらつきがある。
【0023】一般に、布押え装置206の移動可能期間
は針棒の位置により決定される。即ち、図24におい
て、針棒202の先端が縫製物を抜ける点(G1)から
再び刺さる点(G2)までの間が布押え装置206の移
動可能期間である。もし、針棒202が縫製物に刺さっ
ている間に布押え装置206が移動すれば、針の湾曲、
針と釜(図示せず)の接触による針の損傷、更には針折
れ等の発生により縫い調子が一定せず美しい縫目を形成
できないということは自明である。
【0024】前述した要因を鑑みると、理想的、且つ、
最も望ましい布押え装置の移動タイミングは407aの
如き、布押え装置が移動を開始するタイミングは針棒2
02の先端が縫製物を抜けた(G1)後、布押え装置が
移動を終了するタイミングは針棒202の先端が縫製物
に刺さる(G2)前であることは容易に考えられる。
【0025】その他、この発明に関連する参考技術文献
として、特開昭61−37281号公報記載の「ミシン
の送り制御装置」がある。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動縫いミシン
の制御装置は以上のように構成されていたので、ステッ
ピングモータを駆動処理するタイミングのみを決定して
いるため、実際の布押え装置の移動タイミングは不明で
あり、その結果、縫い調子が一定にならず、縫い目の美
観を損ない、操作性が悪く、作業速度に限界があるとい
う問題点があった。
【0027】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、モータの駆動処理開始点から
布押え装置が移動開始するまでの時間(以下、テーブル
立ち上がり遅れ時間Aという)と布押え装置の移動時間
(以下、テーブル移動時間Eという)を明確にすること
により、縫い調子が一定で美しい縫目を損なうことな
く、操作性及び作業速度を向上させることのできる自動
縫いミシンの制御装置を得ることを目的とするものであ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動縫い
ミシンの制御方法は、布を挟持する布押え手段を駆動す
るタイミングを制御するための自動縫いミシンの制御方
において、前記布押え手段を動作させるための信号出
力開始時より実際の布押え手段が動作開始するまでの時
情報,前記布押え手段の移動に要する時間情報及びミ
シンの針棒の移動に要する時間情報に基づいて設定され
た前記布押え手段の駆動タイミングを規定する少なくと
も1つのタイミング情報に基づいて、前記布押え手段を
駆動するものである。
【0029】この発明に係る自動縫いミシンの制御装置
は、各部の制御を実行する制御手段と、前記制御手段の
制御に必要なプログラム等を記憶する第1の記憶手段
と、縫製模様データを記憶する第2の記憶手段と、布を
狭持する布押え手段を所定の位置に移動制御する布押え
駆動手段と、前記布押え駆動手段を動作させるモータド
ライバ(以下、PMDという)と、前記PMDの出力の
可否を前記第2の記憶手段からPMDに伝達する手段
(以下、カウントボロー手段という)と、前記カウント
ボロー手段に所定のデータを書き込む手段(以下、カウ
ントボロー書き込み手段という)と、ミシンの針下位置
を検知する針下位置検知手段と、前記ミシンが回転する
ときに所定の間隔で信号(以下、PG信号という)を出
力する信号発生手段(以下、PG信号発生手段という)
とを設けた自動縫いミシンの制御装置において、前記布
押え手段を動作させるための信号出力開始時より実際の
布押え手段が動作開始するまでの時間情報,前記布押え
手段の移動に要する時間情報及びミシンの針棒の移動に
要する時間情報に基づいて設定された前記布押え手段の
駆動タイミングを規定する少なくとも1つのタイミング
情報に基づいて、前記布押え手段を駆動するタイミング
を制御する駆動タイミング制御手段を備えたものであ
る。
【0030】この発明に係る自動縫いミシンの制御装置
は、前記駆動タイミング制御手段が、前記布押え手段の
移動タイミングを針棒の位置に基づいて制御するもので
ある。
【0031】この発明に係る自動縫いミシンの制御装置
は、各部の制御を実行する制御手段と、前記制御手段の
制御に必要なプログラム等を記憶する第1の記憶手段
と、縫製模様データを記憶する第2の記憶手段と、布を
狭持する布押え手段を所定の位置に移動制御する布押え
駆動手段と、前記布押え駆動手段を動作させるPMD
と、前記PMDの出力の可否を前記第2の記憶手段から
前記PMDに伝達するカウントボロー手段と、前記カウ
ントボロー手段に所定のデータを書き込むカウントボロ
ー書き込み手段と、ミシンの針下位置を検知する針下位
置検知手段と、前記ミシンが回転するときに、所定の間
隔でPG信号を出力するPG信号発生手段と、前記布押
え手段の移動方向と移動箇所を検知する布押え手段移動
検知手段とを設けた自動縫いミシンの制御装置におい
て、前記制御手段は、前記布押え手段の移動方向及び
(或いは)移動箇所に基づいて、前記布押え手段を動作
させるための信号出力開始時より実際の布押え手段が動
作開始するまでの時間情報,前記布押え手段の移動に要
する時間情報及びミシンの針棒の移動に要する時間情報
に基づいて設定された前記布押え手段の駆動タイミング
を規定する少なくとも1つのタイミング情報から該当す
るタイミング情報を選択し、前記布押え手段を駆動する
タイミングを変更するものである。
【0032】この発明に係る自動縫いミシンの制御装置
は、各部の制御を実行する制御手段と、前記制御手段の
制御に必要なプログラム等を記憶する第1の記憶手段
と、縫製模様データを記憶する第2の記憶手段と、布を
狭持する布押え手段を所定の位置に移動制御する布押え
駆動手段と、前記布押え駆動手段を動作させるPMD
と、前記PMDの出力の可否を前記第2の記憶手段から
前記PMDに伝達するカウントボロー手段と、前記カウ
ントボロー手段に所定のデータを書き込むカウントボロ
ー書き込み手段と、ミシンの針下位置を検知する針下位
置検知手段と、前記ミシンが回転するときに、所定の間
隔でPG信号を出力するPG信号発生手段と、前記布押
え手段の移動方向と移動箇所を検知する布押え手段移動
検知手段とを設けた自動縫いミシンの制御装置におい
て、前記制御手段は、少なくとも1回以上縫製等の動作
を行うことにより、前記布押え手段を動作させるための
信号出力開始時より実際の布押え手段が動作開始するま
での時間と前記布押え手段が移動している時間とを求め
ると共に、求めた時間とミシンの針棒の移動に要する時
間情報とに基づいて前記布押え手段を駆動するためのタ
イミング情報を求めるものである。
【0033】この発明に係る自動縫いミシンの制御装置
は、各部の制御を実行する制御手段と、前記制御手段の
制御に必要なプログラム等を記憶する第1の記憶手段
と、縫製模様データを記憶する第2の記憶手段と、布を
狭持する布押え手段を所定の位置に移動制御する布押え
駆動手段と、前記布押え駆動手段を動作させるPMD
と、前記PMDの出力の可否を前記第2の記憶手段から
前記PMDに伝達するカウントボロー手段と、前記カウ
ントボロー手段に所定のデータを書き込むカウントボロ
ー書き込み手段と、ミシンの針下位置を検知する針下位
置検知手段と、前記ミシンが回転するときに、所定の間
隔でPG信号を出力するPG信号発生手段と、前記布押
え手段の移動方向と移動箇所を検知する布押え手段移動
検知手段とを設けた自動縫いミシンの制御装置におい
て、前記制御手段は、少なくとも1回以上縫製等の動作
を行うことにより、前記布押え手段を動作させるための
信号出力開始時より実際の布押え手段が動作開始するま
での時間と前記布押え手段が移動している時間とを求め
ると共に、求めた時間とミシンの針棒の移動に要する時
間情報とに基づいて前記布押え手段を駆動するためのタ
イミング情報を少なくとも一つ求め、前記布押え手段の
移動方向及び(或いは)移動箇所に基づいて、前記求め
たタイミング情報から該当するタイミング情報を選択
し、前記布押え手段を駆動するタイミングを制御する
のである。
【0034】
【作用】この発明による自動縫いミシンの制御装置は、
テーブル立ち上がり遅れ時間Aとテーブル移動時間Eを
設定することにより、布押え装置を駆動するタイミング
を制御する。
【0035】この発明による自動縫いミシンの制御装置
は、布押え手段の移動タイミングを針棒の位置により制
御する。
【0036】この発明による自動縫いミシンの制御装置
は、布押え装置の移動方向及び(或いは)移動箇所によ
り、布押え装置を駆動するタイミングを変更する。
【0037】この発明による自動縫いミシンの制御装置
は、布押え装置が少なくとも1回以上縫製模様上で縫製
等の動作を行うことにより、一針毎のテーブル立ち上が
り遅れ時間Aと、テーブル移動時間Eを自動的に決定
し、且つ、記憶し、縫製模様毎に布押え装置を駆動する
タイミングを制御する。
【0038】
【実施例】以下この発明の一実施例を図にて説明する。
図1は、この発明による一実施例を示す自動縫いミシン
の制御装置の回路図である(図1におけるCPU1が特
許請求の範囲に記載の“制御手段”、“カウントボロー
手段”、“カウントボロー書き込み手段”、“駆動タイ
ミング制御手段”に該当し、各手段は当該制御装置が備
えている記憶手段に格納されているプログラムによりソ
フトウェア的に実現されるものである。)。従来例と同
一の要素には同一番号を付し、その説明を省略する。図
1において、6aはマイクロコンピュータが演算を行う
ときに一時的に記憶する必要のあるデータを記憶するス
タック用メモリ部(以下、RAM1という)、6bは縫
製模様データを記憶する縫製模様データ用メモリ部(以
下、RAM2という、このRAM2(6b)が特許請求
の範囲に記載の“第2の記憶手段”に該当する。なお、
特許請求の範囲に記載の“第1の記憶手段”は図1にお
けるROM7に該当する)、33は揮発性の記憶素子で
あるRAM6の内容を電源を切ったときに保持するため
の電源バックアップ回路、34は周辺データバッファ4
に接続され、並列データを直列データに、また直列デー
タを並列データに変換する直列通信用素子、60は直列
通信用素子34から出力されるデータを通信用規格(例
えば、RS−232C、RS−422)に対応するため
のドライバ(以下、直列通信ドライバという)、36は
直列通信ドライバ60が出力時、入力信号を受け取り、
直列通信ドライバ60が入力時、出力信号を出すもの、
即ち、パーソナルコンピュータ等の直列通信の相手とな
るもの(以下、直列通信対象品という)、35は前記直
列通信ドライバ60と直列通信対象品36を接続するコ
ネクタ、43はマイクロコンピュータ1から出力され
る、一定周波数の信号を分周し直列通信用素子34とキ
ーボードコントローラ37に供給する分周回路である。
なお、図1におけるPMD13が、特許請求の範囲に記
載の“PMD”に該当する。また、図1における検出器
26が、特許請求の範囲に記載の“針下位置検知手段”
と“PG信号発生手段”に該当する。
【0039】図2は、図1に示した制御回路の一部分で
あり、RAM6、ROM7或いはフロッピィディスク4
8からのデータの読み込み及びRAM6またはフロッピ
ィディスク48へのデータの書き込みを行うための回路
である。図中、図1と同一の番号は同一機能を示すもの
である。15はONにより布押え装置の縫製方向、縫製
箇所により布押え装置の駆動タイミングを変化させるモ
ード(以下、CBR自動変更モードという)へ切り換え
るスイッチである。6cは縫製模様データを最適化した
後の縫製模様データを記憶するメモリ部(以下、RAM
3という)である。
【0040】図3,図4は、他の実施例を示す図であ
る。図3は、布押え装置移動検知手段を設けた自動縫い
ミシンの斜視図である。図中、55,56はX軸,Y軸
方向の布押え装置の移動状態を検知する変位センサ、5
7は変位センサ55,56の支持棒、58は変位センサ
55,56の変位状態アナログ信号をディジタル信号に
変換してマイクロコンピュータ1に入力する制御装置で
ある。図4は、上記制御装置58の回路図である。図
中、59は変位センサ55,56からのアナログ信号を
アナログ/ディジタル変換(以下、A/D変換という)
するのに適当な電圧レベルに増幅するための演算増幅回
路、60はA/D変換器61がA/D変換動作中の入力
信号をホールドするためのサンプル&ホールド回路、6
1はサンプル&ホールド回路60からのアナログ信号を
ディジタル信号に変換するA/D変換器、62は変位セ
ンサ55,56と演算増幅回路59を接続するコネクタ
である。なお、図3における2軸駆動機構208が、特
許請求の範囲に記載の“布押え駆動手段”に該当する。
また、図3における変位センサ56が、特許請求の範囲
に記載の“布押え手段移動検知手段”に該当する。
【0041】次に、上記のように構成された自動縫いミ
シンの動作(特許請求の範囲に記載の“駆動タイミング
制御手段”の動作に該当する)について説明する。な
お、この発明における自動縫いミシンの外観図及びカウ
ントボロー回路45については従来の技術と同様である
ため、従来の技術において示した図17,図18も併用
して動作説明を行う。
【0042】図5は、CBR決定法の概略フローチャー
トである。まず、各縫目長さのFEED時間、テーブル
立ち上がり遅れ時間A及びテーブル移動時間Eを読み込
む(S251)。但し、各縫目長さ毎のFEED時間は
縫製速度には同期していない。次に、CBR範囲の演算
を行うルーチンに入る(S252)。ここでCBRの最
小値CはDN信号出力時から針棒202の先端がすべり
板207を抜ける(図24のG1)までの期間Tmin
とテーブル立ち上がり遅れ時間Aにより、演算式C=T
min−Aで決定し、CBRの最大値DはDN信号出力
時から針棒202の先端がすべり板に入る(図24のG
2)までの期間Tmaxとテーブル立ち上がり遅れ時間
Aとテーブル移動時間Eにより、演算式D=Tmax−
(A+E)で決定する。この処理を各縫目長さ毎に全て
の縫製速度に関して行う。次に、ステップS252にて
演算した各縫目長さの全てのCとDの大小を比較する
(S253)。0<C≦DならばステップS255に分
岐し、C>DならばステップS254に進む。その後、
C=DとなるようにCを設定し(S254)、次に、各
縫目長さの全ての縫製速度毎のCとDを決定し(S25
5)、処理を終了する。
【0043】図6は、電源が投入されてから縫製動作を
開始するまでの動作を示す概略フローチャートである。
なお、図6中実線で囲まれたステップはシステムが実行
する箇所、破線で囲まれたステップはオペレータが実行
する箇所である。まず制御装置209の電源スイッチ2
11をONして(S300)、駆動モータ24に電源を
供給する。制御装置209内の全ての素子及び回路に電
源が供給されると、リセット信号がマイクロコンピュー
タ1に出力され、このリセット信号によりマイクロコン
ピュータ1は初期化され、同時にマイクロコンピュータ
1からのリセット信号出力により、全ての素子および回
路の初期化が行われる(S301)。このリセット信号
が一定時間後に解除された後、マイクロコンピュータ1
はROM7内のシステム領域7aからシステムデータを
マイクロコンピュータ1内のメモリに格納する(S30
2)。次に、カウントボローの値を設定するディジタル
スイッチの値を読み込む(S303)。次に、切り替え
スイッチ15のON、OFF状態を読み込み(S30
4)、ONのときはCBR自動変更モードに切り替わ
る。このCBR自動変更モードについては、後述する。
切り替えスイッチ15がOFFのとき、ROM7のデー
タ領域7b内の必要なデータのアドレスをセット(S3
05)した後、そのアドレスより予め演算され格納され
た縫製データ、即ち、2軸駆動機構の送りパルスデータ
220、カウントボローデータ221、スピードリミッ
トデータ222をRAM6内のデータ領域に格納する
(S306)。
【0044】ここで、ROM7b内のデータと配置の一
実施例を図7(a)に示す。アドレス(ア)には、X軸
およびY軸の送りパルスデータが格納されている。アド
レス(イ)、(ウ)には布押え装置の移動箇所、移動方
向に関わらず一定であるX軸及びY軸のカウントボロー
データが格納されている。アドレス(エ)〜(ソ)に
は、切り替えスイッチ15のONによるCBR自動変更
モードの布押え装置の移動箇所、移動方向により異なる
X軸及びY軸のカウントボローデータが格納されてい
る。アドレス(タ)、(チ)には各々アドレス(イ)、
(ウ)のカウントボローデータに対応したミシンのスピ
ードリミットデータとFEED時間データが格納されて
いる。
【0045】図7(b)は、上記カウントボローデータ
テーブルの一例を示す表である。図7(b)の値につい
て、例えば、0.1mm、2000s/minでは、5
0〜100であるが、50は最少値C、100は最大値
Dを表している。この範囲内でCBRは変更可能であ
る。CBRが50であれば、図16において、針下位置
信号402の立ち下がり点402aを検知したBR信号
403が“Low Active”になり(403
a)、PG信号404をカウントする。このカウント値
が50になると、BR信号が“High Activ
e”となり(403b)、基本割り込み信号405を出
力する。ステッピングモータ駆動信号406において、
実線はCBRが最少値Cのとき、破線はCBRが最大値
Dのときであり、これらは各々布押え装置の移動軌跡4
11及びステッピングモータ駆動処理を移動距離に変換
した波形412の実線、破線に対応する。
【0046】図8は、切り替えスイッチ15のONによ
るCBR自動変更モードに対応した布押え装置の移動箇
所、移動方向を分割したもので、図9は、それに対応し
たフラグの状態を示したものである。図10は、図7
(a)のカウントボローデータテーブル(3)〜(1
5)に対応した図8の布押え装置の移動箇所、移動方向
との関係を示したものである。
【0047】さて、前記縫製データがRAM6に読み込
まれると、2軸駆動機構を原点位置に移動させるため
に、マイクロコンピュータ1がPMD13に信号を供給
してステッピングモータ27,28を駆動させ、原点検
出装置29,30の信号から原点の信号(図1のOP)
が入力されると、マイクロコンピュータ1はステッピン
グモータ27,28を停止させる(S30)。そし
て、縫製模様データ、縫製スピードなどが設定され(S
30)、これらのデータと前述した縫製データ、即
ち、送りパルスデータ220、カウントボローデータ2
21、スピードリミットデータ222が合成され、実行
可能な最適縫製データが作成された後(S309)、布
押えスイッチ214をON、スタートスイッチ216を
ON(S310)するとミシン機構部が駆動され、縫製
動作を開始する(S311)。
【0048】次に、2軸駆動機構の制御動作の詳細な説
明を図11〜図14に示したフローチャート及び図16
のタイミングチャートを用いて説明する。図16中、4
03はBR信号、406はX軸のステッピングモータ駆
動信号、411はすべり板207上の布押え装置206
のX方向の移動軌跡を示す波形、412はステッピング
モータ駆動処理を移動距離に換算した波形である。な
お、この発明の一実施例においては、2軸駆動機構の片
軸(X軸)のみが駆動する場合について説明し、両軸
(X軸,Y軸共)が移動する場合の説明は片軸を組み合
わせた動作と同様であるため省略する。
【0049】ミシン機構部25が駆動し、検出器26か
らDN信号が出力されることにより、図11に示したD
N信号割込処理がスタートする(S312)。まず、X
軸の移動許可フラグX−FLGがリセットされ、移動禁
止状態となる(S313)。その後、次の1針の縫製速
度と縫目長さがマイクロコンピュータ1内のメモリスタ
ックに読み込まれ(S314)、前記縫製速度と縫目長
さとディジタルスイッチに対応したX軸のパルス数CB
Rxが、前記RAM6からマイクロコンピュータ1内の
メモリスタックに読み込まれる(S315)。CBRx
が図19に示したデータバッファ4を通しI/O8から
ダウンカウンタ101にセットされる(S316)。こ
の直後に、CBRxはクリアされる(S317)。そし
て、カウントボロー処理割込許可フラグCBR−FLG
がセットされ(S318)、DN信号割込処理ルーチン
を抜ける(S319)。
【0050】ここで、図19に示したマイクロコンピュ
ータ1は、ダウンカウンタ101にパルス数CBRX が
セットされると同時にフリップフロップ回路103の出
力であるBR信号403が反転し“Low Leve
l”となる。この状態を示したのが図16中の403a
である。そして、検出器26から入力インタフェイス1
0を介してPG信号404が入力される毎にカウンタの
内容が減算される。そして、減算の結果が0になるとダ
ウンカウンタ101はOR回路102を経てフリップフ
ロップ回路103にパルス信号を出力する。これによっ
てフリップフロップ回路103の出力であるBR信号4
03が反転し“HighLevel”となる。この状態
を示したのが図16中の403bである。
【0051】BR信号403が“High Leve
l”となることによって、割り込みコントローラ44は
マイクロコンピュータ1の処理に割り込みをかける。こ
の割り込みによりマイクロコンピュータ1は、図12に
示すカウントボロー割込処理を開始する(S320)。
その後、カウントボロー処理割込許可フラグCBR−F
LGがセットされているか否かを判断する(S32
1)。図11のDN信号割込処理からの流れではフラグ
はセットされているので、ステップS322に進む。C
BRX が0であるのでFLGを再度リセットし(S32
2)、X軸移動許可フラグX−FLGをセットする(S
323)。その後、ステッピングモータ駆動用基本割込
信号405の出力を許可し(S324)、カウントボロ
ー割込処理を抜ける。この状態を示したのが図16中の
405aである。
【0052】ステッピングモータ駆動用基本割込信号4
05は出力が許可されると、次に、出力が禁止されるま
で発生し続ける。この割り込み信号の立ち上がり点40
5aを検知する度に、マイクロコンピュータ1は図13
のXYテーブル移動処理を開始する(S326)。この
ルーチンでは、まずX−FLGがセットされているか否
かか、即ち、X軸の移動が許可されているかどうかを判
断し(S327)、セットされていなければステップS
330へ分岐し、セットされていればステップS328
へ進む。次に、X軸の移動が終了しているかどうか、即
ち、設定された1針の縫目長さ分の移動を完了したかを
判断し(S328)、終了していればステップS331
に分岐し、終了していなければ、XYテーブル移動処理
のためのサブルーチンに移行しX軸駆動機構を移動させ
(S329)、X軸が移動を終了したかどうかを判断し
(S330)、もし移動が終了していなければ、ステッ
プS332に移行する。移動が終了していれば、ステッ
ピングモータ駆動用基本割込信号405の出力を禁止し
(S331)、XYテーブル移動処理を抜ける(S33
2)。XYテーブル移動処理は以上のように、設定され
た1針の縫目長さ分移動するまで、即ち、図16中40
6が出力されている間繰り返し実行される。そして、移
動が完了すれば基本割込信号405の出力禁止によっ
て、再び基本割込信号405の出力が許可されるまでこ
のルーチンには入らない。
【0053】以上説明したようにこの発明における自動
縫いミシンの制御装置によって、図26に示すような縫
目模様を形成すべく縫製動作を行ったとき、布押え装置
206のX軸方向の移動軌跡は、図16の411のよう
になる。411aはCBRXがCの場合、411bはC
BRX がDの場合の布押え装置の移動軌跡であり、ディ
ジタルスイッチによりC〜Dの範囲でCBRX を変化さ
せることにより布押え装置206を411a〜411b
の範囲で変化させることができる。
【0054】図8は、布押え装置の移動方向、移動箇所
を分割した一実施例であり、図9は図8に対応したフラ
グの状態を示したものである。図10は図8に対応した
ROM7b内のカウントボローデータの配置を示したも
のである。ここで図8において布押え装置の移動箇所が
‘A’で移動方向がX軸の正方向、且つ、Y軸が停止し
ている場合には、図9においてマイクロコンピュータ1
内のフラグ(XP−FLG、XN−FLG、YP−FL
G、YN−FLG)(以下、移動状態フラグという)の
状態は(1,0,1,1)である。ここで、XP−FL
GはX軸の正の移動方向を示すフラグ、XN−FLGは
X軸の負の移動方向を示すフラグ、YP−FLGはY軸
の正の移動方向を示すフラグ、YN−FLGはY軸の負
の移動方向を示すフラグであり、全てのフラグが同一の
値をとることは禁止されている。このフラグの状態によ
り図10よりROM7b内のカウントボローデータはア
ドレス(エ)のデータが読み込まれることになる。
【0055】次に、上記実施例の動作について述べる。
まず、図6に示したフローチャートにおいて、ステップ
S300からステップS303までの動作は、前述した
通りである。ステップS304において、切り換えスイ
ッチ15がONのとき、CBR自動変更モードに入る
(S348)。次に、ROM7内のデータ領域ROM7
b内の必要なデータのアドレスをセットする(S34
9)。このとき、読み込まれるデータは、送りパルスデ
ータ220とスピードリミットデータ222でカウント
ボローデータ221は読み込まない。その後、そのアド
レスより予め演算され格納された縫製データ、即ち、2
軸駆動機構の送りパルスデータ220、スピードリミッ
トデータ222をRAM6内のデータ領域に格納する
(S350)。
【0056】図14は、上記の実施例に係る布押え装置
がX軸のみ移動する場合のDN信号割込処理のフローチ
ャートを示したものである。図中、他の実施例と同様な
ステップには同番号を付し、その説明を省略する。ま
た、ステッピングモータ駆動処理及びXYテーブル移動
処理も前述した他の実施例と同様であるため、説明を省
略する。図14において、DN信号が検知され、DN信
号割込処理がスタートし、X軸の移動許可フラグXーF
LGがリセットされ、移動禁止状態となり(S312,
313)、次の一針の縫製速度、縫目長さ及び縫製方向
がマイクロコンピュータ1内のスタックに読み込まれる
(S347)。次に、マイクロコンピュータ1は図8、
9に示したステッピングモータ原点検出装置29,30
の位置と上記ステップS347で読み込まれた次の一針
の縫製方向より移動状態フラグをセットする(S34
8)。その後、マイクロコンピュータ1は図10に示し
た移動状態フラグに対応したカウントボローデータをそ
のスタック内に取り込み、カウントボローテーブル22
1とスピードリミットテーブル222の中から、前記ミ
シンの縫製速度と縫目長さに対応したパルス数とスピー
ドリミットが格納されたアドレスを設定して(S34
9),CBRX を読み込む(S315)。
【0057】更に、他の実施例の動作について述べる。
この実施例においては、電源が投入されてから縫製動作
を開始するまでの流れは、上記の実施例と同様であるた
め、説明を省略する。図15は、この実施例における各
縫製模様に対応した布押え駆動部の駆動タイミング決定
のための動作を示す概略フローチャートである。縫製模
様に従って縫製を開始すると(S351)、マイクロコ
ンピュータ1がステッピングモータ駆動用信号出力時と
図3に示した変位センサ55,56からの布押え装置移
動開始時と布押え装置移動終了時をメモリスタック内に
取り込み(S352)、ステッピングモータ駆動用信号
出力時から布押え装置移動開始時までの時間(テーブル
立ち上がり遅れ時間A)と布押え装置移動時間(テーブ
ル移動時間E)の演算を行い決定する(S353)。こ
の処理は縫製模様の各縫目毎に行う。その後、各縫目の
全スピード毎のCBR範囲を演算する(S354)。こ
のCBR演算法は前述した上記の実施例と同様である。
そして、このカウントボローデータを縫製模様データの
各縫目に対応するように縫製模様データの格納されてい
る記憶手段に格納する(S355)。次回からの縫製動
作は上記した実施例と同様である。
【0058】以上、説明した各実施例においては、一針
分の縫製データの読み込みや遅れパルス数の設定を針棒
の下位置信号の立ち下り点にトリガをかけて行ったが、
他のミシンの回転に同期している信号であれば、同様の
動作が可能であることはいうまでもない。また、BR信
号の発生機構をハードウェア(以下、H/Wという)で
構成しているが、PG信号を割り込み信号等でマイクロ
コンピュータ1に認識させ、ソフトウェア(以下、S/
Wという)でPG信号を計数し、2軸駆動機構の起動タ
イミングの決定をしてもよい。
【0059】また、上記各実施例にあっては、切り換え
スイッチの読み込みを電源立ち上げ時に行っているが、
切り換えスイッチの読み込み時期は、縫製動作が開始さ
れる以前のいかなる場合に行ってもよい。更に切り換え
手段については、H/Wによるスイッチの他に、例え
ば、操作パネルからの設定によるS/Wによるスイッチ
でもよい。
【0060】また、上記各実施例にあっては、電源立ち
上げ時にROM内のデータテーブルを一度RAM内に転
送しているが、これは単にデバッグ処理を容易にするた
めになされているものであって、縫製時にROMから直
接マイクロコンピュータに読み込んでも差し支えない。
また、縫製データを格納しておく場所はROMに限ら
ず、フロッピィディスクなどの記憶媒体や、更にパーソ
ナルコンピュータなどから通信によってデータを送信し
てもよい。
【0061】また、この発明においては、布押え装置の
駆動用モータとしてステッピングモータを想定したが、
テーブル立ち上がり遅れ時間とテーブル移動時間が認識
可能であれば、いかなるモータを利用してもよい。ま
た、ミシンがテーブル立ち上がり遅れ時間とテーブル移
動時間を算出する必要はなく、予め駆動系の解析を実施
することにより、上記時間を設定してもよい。また、C
BR自動変更モードにおいて、図8に示したように布押
え装置の移動方向、移動箇所を分割したが、これはどの
ように分割しても構わない。更に、また、布押え装置移
動検知手段として、図3に示した変位センサを用いた
が、これは布押え装置の移動をモータ軸等でリアルタイ
ムに検知することができるものであれば、いかなる手段
を用いても構わない。
【0062】また、上記実施例においては、布押え装置
により縫製物を送り、縫目を形成するミシンについて記
述したが、縫製物を停止させてミシン頭部を移動させる
ことにより縫目を形成するミシンに置き換えてこの制御
を実施することもできる。
【0063】また、布押え装置の移動開始から移動終了
までのタイミングを針棒位置により制御でき、最適な布
押え駆動タイミングを得ることができ、2軸駆動用のス
テッピングモータの移動方向及び移動箇所検知手段から
の信号によって自動的に駆動制御データを選択するの
で、布押え装置の移動方向または移動箇所に関わらず最
適な布押え駆動制御が可能となる。更に、縫製模様毎に
2軸駆動機構の起動タイミングデータを生成し、縫製模
様データ内に記憶するので、縫製模様に最適な駆動制御
データを提供すると共に、起動タイミング用のデータ領
域を節約することができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、この発明による自動縫い
ミシンの制御方法及びその装置によれば、布押え装置の
起動タイミングに関する制約条件を満足させ、針棒の損
傷が起こらず縫製物の縫い調子の改善が図れると共に、
操作性及び作業速度を向上させることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による自動縫いミシンの制御装置の構
成を示す回路図である。
【図2】この発明による自動縫いミシンの制御装置の主
要部(データの読み込み/書き込み動作)を示す回路図
である。
【図3】この発明による布押え装置移動検知手段の構成
を示す斜視図である。
【図4】この発明による布押え装置移動検知手段の構成
を示す回路図である。
【図5】この発明による遅れパルス数決定法の概略動作
を示すフローチャートである。
【図6】この発明による電源投入から縫製開始になるま
での動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明による記憶手段内のデータ領域のデー
タ配置及びカウントボローデータテーブルの例を示す説
明図である。
【図8】この発明による布押え装置の移動方向、移動箇
所の分割例を示す説明図である。
【図9】図8に対応したフラグの状態を示すグラフであ
る。
【図10】図8、図9に対応した図7のデータ配置を示
した説明図である。
【図11】この発明によるDN信号割り込み処理動作を
示すフローチャートである。
【図12】この発明によるカウントボロー割り込み処理
動作を示すフローチャートである。
【図13】この発明によるXYテーブル移動処理動作を
示すフローチャートである。
【図14】この発明によるDN信号割り込み処理動作を
示すフローチャートである。
【図15】この発明による遅れパルス数決定のための処
理動作を示すフローチャートである。
【図16】この発明による2軸駆動機構の動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図17】従来における一般的な自動縫いミシンの外観
を示す斜視図である。
【図18】図17に示した制御装置の構成を示す回路図
である。
【図19】図18に示したカウントボロー回路の構成を
示すブロック図である。
【図20】従来における記憶手段内のデータ領域のデー
タ配置及びカウントボローデータの内容を示す説明図で
ある。
【図21】従来におけるDN信号割り込み処理動作を示
すフローチャートである。
【図22】従来におけるカウントボロー割り込み処理動
作を示すフローチャートである。
【図23】従来におけるXYテーブル移動処理動作を示
すフローチャートである。
【図24】従来における2軸駆動機構の動作タイミング
を示すタイミングチャートである。
【図25】従来における遅れパルス数決定法の処理動作
を示すフローチャートである。
【図26】布押え装置の駆動処理と布押え装置の移動を
説明するための縫製模様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 7 ROM 13 PMD 15 制御方法スイッチ群 24 駆動モータ 26 ミシン検出器 45 カウントボロー回路 55 変位センサ 56 変位センサ 206 布押え装置 208 2軸駆動機構 209 制御装置 220 パルスデータ 221 起動タイミングデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−258696(JP,A) 特開 昭59−17386(JP,A) 特開 昭56−76991(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布を挟持する布押え手段を駆動するタイ
    ミングを制御するための自動縫いミシンの制御方法にお
    いて、前記布押え手段を動作させるための信号出力開始
    時より実際の布押え手段が動作開始するまでの時間
    報,前記布押え手段の移動に要する時間情報及びミシン
    の針棒の移動に要する時間情報に基づいて設定された前
    記布押え手段の駆動タイミングを規定する少なくとも1
    つのタイミング情報に基づいて、前記布押え手段を駆動
    することを特徴とする自動縫いミシンの制御方法。
  2. 【請求項2】 各部の制御を実行する制御手段と、前記
    制御手段の制御に必要なプログラム等を記憶する第1の
    記憶手段と、縫製模様データを記憶する第2の記憶手段
    と、布を狭持する布押え手段を所定の位置に移動制御す
    る布押え駆動手段と、前記布押え駆動手段を動作させる
    モータドライバ(以下、PMDという)と、前記PMD
    の出力の可否を前記第2の記憶手段からPMDに伝達す
    る手段(以下、カウントボロー手段という)と、前記カ
    ウントボロー手段に所定のデータを書き込む手段(以
    下、カウントボロー書き込み手段という)と、ミシンの
    針下位置を検知する針下位置検知手段と、前記ミシンが
    回転するときに所定の間隔で信号(以下、PG信号とい
    う)を出力する信号発生手段(以下、PG信号発生手段
    という)とを設けた自動縫いミシンの制御装置におい
    、前記布押え手段を動作させるための信号出力開始時
    より実際の布押え手段が動作開始するまでの時間情報,
    前記布押え手段の移動に要する時間情報及びミシンの針
    棒の移動に要する時間情報に基づいて設定された前記布
    押え手段の駆動タイミングを規定する少なくとも1つの
    タイミング情報に基づいて、前記布押え手段を駆動する
    タイミングを制御する駆動タイミング制御手段を備えた
    ことを特徴とする自動縫いミシンの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動タイミング制御手段は、前記布
    押え手段の移動タイミングを針棒の位置に基づいて制御
    することを特徴とする請求項2の自動縫いミシンの制御
    方法。
  4. 【請求項4】 各部の制御を実行する制御手段と、前記
    制御手段の制御に必要なプログラム等を記憶する第1の
    記憶手段と、縫製模様データを記憶する第2の記憶手段
    と、布を狭持する布押え手段を所定の位置に移動制御す
    る布押え駆動手段と、前記布押え駆動手段を動作させる
    PMDと、前記PMDの出力の可否を前記第2の記憶手
    段から前記PMDに伝達するカウントボロー手段と、前
    記カウントボロー手段に所定のデータを書き込むカウン
    トボロー書き込み手段と、ミシンの針下位置を検知する
    針下位置検知手段と、前記ミシンが回転するときに、所
    定の間隔でPG信号を出力するPG信号発生手段と、前
    記布押え手段の移動方向と移動箇所を検知する布押え手
    段移動検知手段とを設けた自動縫いミシンの制御装置に
    おいて、前記制御手段は、前記布押え手段の移動方向及
    び(或いは)移動箇所に基づいて、前記布押え手段を動
    作させるための信号出力開始時より実際の布押え手段が
    動作開始するまでの時間情報,前記布押え手段の移動に
    要する時間情報及びミシンの針棒の移動に要する時間情
    報に基づいて設定された前記布押え手段の駆動タイミン
    グを規定する少なくとも1つのタイミング情報から該当
    するタイミング情報を選択し、前記布押え手段を駆動す
    るタイミングを変更することを特徴とする自動縫いミシ
    ンの制御装置。
  5. 【請求項5】 各部の制御を実行する制御手段と、前記
    制御手段の制御に必要なプログラム等を記憶する第1の
    記憶手段と、縫製模様データを記憶する第2の記憶手段
    と、布を狭持する布押え手段を所定の位置に移動制御す
    る布押え駆動手段と、前記布押え駆動手段を動作させる
    PMDと、前記PMDの出力の可否を前記第2の記憶手
    段から前記PMDに伝達するカウントボロー手段と、前
    記カウントボロー手段に所定のデータを書き込むカウン
    トボロー書き込み手段と、ミシンの針下位置を検知する
    針下位置検知手段と、前記ミシンが回転するときに、所
    定の間隔でPG信号を出力するPG信号発生手段と、前
    記布押え手段の移動方向と移動箇所を検知する布押え手
    段移動検知手段とを設けた自動縫いミシンの制御装置に
    おいて、前記制御手段は、少なくとも1回以上縫製等の
    動作を行うことにより、前記布押え手段を動作させるた
    めの信号出力開始時より実際の布押え手段が動作開始す
    るまでの時間と前記布押え手段が移動している時間とを
    求めると共に、求めた時間とミシンの針棒の移動に要す
    る時間情報とに基づいて前記布押え手段を駆動するため
    のタイミング情報を求めることを特徴とする自動縫いミ
    シンの制御装置。
  6. 【請求項6】 各部の制御を実行する制御手段と、前記
    制御手段の制御に必要なプログラム等を記憶する第1の
    記憶手段と、縫製模様データを記憶する第2の記憶手段
    と、布を狭持する布押え手段を所定の位置に移動制御す
    る布押え駆動手段と、前記布押え駆動手段を動作させる
    PMDと、前記PMDの出力の可否を前記第2の記憶手
    段から前記PMDに伝達するカウントボロー手段と、前
    記カウントボロー手段に所定のデータを書き込むカウン
    トボロー書き込み手段と、ミシンの針下位置を検知する
    針下位置検知手段と、前記ミシンが回転するときに、所
    定の間隔でPG信号を出力するPG信号発生手段と、前
    記布押え手段の移動方向と移動箇所を検知する布押え手
    段移動検知手段とを設けた自動縫いミシンの制御装置に
    おいて、前記制御手段は、少なくとも1回以上縫製等の
    動作を行うことにより、前記布押え手段を動作させるた
    めの信号出力開始時より実際の布押え手段が動作開始す
    るまでの時間と前記布押え手段が移動している時間とを
    求めると共に、求めた時間とミシンの針棒の移動に要す
    る時間情報とに基づいて前記布押え手段を駆動するため
    のタイミング情報を少なくとも一つ求め、前記布押え手
    段の移動方向及び(或いは)移動箇所に基づいて、前記
    求めたタイミング情報から該当するタイミング情報を選
    択し、前記布押え手段を駆動するタイミングを制御する
    ことを特徴とする自動縫いミシンの制御装置。
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