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JP2713082B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JP2713082B2
JP2713082B2 JP5063659A JP6365993A JP2713082B2 JP 2713082 B2 JP2713082 B2 JP 2713082B2 JP 5063659 A JP5063659 A JP 5063659A JP 6365993 A JP6365993 A JP 6365993A JP 2713082 B2 JP2713082 B2 JP 2713082B2
Authority
JP
Japan
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pair
region
semiconductor device
mosfets
gate electrode
Prior art date
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Application number
JP5063659A
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JPH0613574A (ja
Inventor
政志 縣
寛行 山内
俊郎 山田
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP5063659A priority Critical patent/JP2713082B2/ja
Publication of JPH0613574A publication Critical patent/JPH0613574A/ja
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Publication of JP2713082B2 publication Critical patent/JP2713082B2/ja
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対称性を有する少なく
とも一対のMOSFETを備えた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の中には、一対のMOSFE
Tを有する装置がある。例えば、センスアンプがそれで
ある。半導体記憶装置の記憶容量を高めるために、その
メモリセルのサイズが縮小されるとともに、集積度が高
められつつある。
【0003】半導体記憶装置の記憶容量を向上させるた
めには、メモリセルのサイズだけではなく、センスアン
プのサイズを縮小する必要がある。一般に、半導体素子
のサイズが縮小されると、そのような半導体素子を製造
する工程におけるプロセスパラメータの変動に応じて、
形成された半導体素子の各部の形状、サイズが変化した
り、半導体素子の現実の電気特性が期待される電気特性
からシフトしたりする傾向が強まる。
【0004】センスアンプ等の半導体装置は、対称性の
高いことが要求される少なくとも一対のMOSFETを
備えている。このため、前述のプロセスパラメータの変
動により対称性が劣化すると、そのような半導体装置は
所望の機能を達成することができなくなる。図11は、
センスアンプの回路の典型的な構成を示す。図11に
は、第1のビットラインペアbit1及びbit1バー
と、第2のビットラインペアbit2及びbit2バー
と、各ビットラインペアに接続されたセンスアンプSA
とが示されている。各センスアンプSAは、1対のMO
SFETを有している。図12は、各センスアンプSA
のうちの、高い対称性が要求されるMOSFET対の回
路構成を模式的に示す。ここで、第1のMOSFET
は、ソース領域110、ゲート電極140a及びドレイ
ン領域120aを有しており、第2のMOSFETは、
第1のMOSFETと共有するソース領域110、ゲー
ト電極140a、及びドレイン領域120aを有してい
る。センスアンプSAにおいては、電気特性に関して、
第1のMOSFETと第2のMOSFETとが等価であ
る必要がある。言い換えれば、第1のMOSFETと第
2のMOSFETとの間には、高い対称性が要求され
る。
【0005】図13は、従来のセンスアンプのレイアウ
トの一例を示している。図14は、図13のB−B線断
面図である。半導体層(基板)1の上面には、分離領域
3により分離された複数の活性領域20a、20bが設
けられている。ビットラインペアbit1、bit1バ
ー、bit2、bit2バー・・・が、第1方向Xに沿
って延びている。複数の活性領域20a、20bは、そ
れぞれ、第2方向Yに沿って配列している。ビットライ
ンペアbit1を及びbit1バーをセンシングするセ
ンスアンプは、一対のMOSFETを備えている。この
一対のMOSFETは、それぞれ、ゲート電極14a、
14bを有している。ゲート電極14a、14bは、図
12のゲート電極140a、140bに対応している。
図12におけるソース領域110、ドレイン領域120
a、120bは、それぞれ、図13ではソース領域1
1、ドレイン領域12a、12bに対応している。
【0006】この従来技術では、センスアンプのMOS
FETペアのうち、第1のMOSFETと第2のMOS
FETとは、別々の活性領域にそれぞれ形成されてい
る。すなわち、第1の活性領域20aは、分離領域3に
より、第2の活性領域20bから分離されている(図1
4)。
【0007】このようなセンスアンプによれば、対称性
に関して次のような問題が生じる。すなわち、ソース領
域11及びドレイン領域12a、12bを形成するため
のイオン注入により、一対のMOSFETの電気特性に
ついて対称性が劣化する。これは、イオンが半導体層1
の表面に対して垂直ではなく、垂直から約7°だけシフ
トした角度で半導体層1へ注入されるためである。この
ような斜めイオン注入はイオンのチャネリング防止する
が、ゲート電極の直下に位置するべきチャネル領域の位
置を、ゲート電極14a、14bの位置に対して、一定
方向にシフトさせることとなる。その結果、ゲート電極
14a、14bに対する、ソース領域11及びドレイン
領域12a、12bの位置関係が対称性を失い、それに
よって一対のMOSFETの電気特性の対称性が劣化す
ることがある。
【0008】また、このようなセンスアンプによれば、
第1のMOSFETと第2のMOSFETとの間に分離
領域3が存在するために、センスアンプのサイズを縮小
することが困難である。
【0009】図15は、従来のセンスアンプの他の構成
例を示している。図16は、図15のC−C線断面図で
ある。このセンスアンプによれば、第1のMOSFET
と第2のMOSFETとの間に素子分離が存在しない。
一対のMOSFETは、それぞれ、U字形のゲート電極
14a、14bを備えている。平面レイアウト上におい
て、ゲート電極14a、14bが活性領域2から切り取
る領域が、ドレイン領域12a、12bとなる。このセ
ンスアンプでは、分離領域3を用いなくとも、一対のM
OSFETのドレイン領域12a、12bは、相互に分
離される。
【0010】この従来例では、上記イオン注入工程にお
ける斜めイオン注入に関した問題も、解消される。ソー
ス領域11及びドレイン領域12a、12bがゲート電
極14a、14bに対してシフトすることの影響が、相
互に相殺されるからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術においては、次のような問題がある。
【0012】ソース領域11の複数のソースコンタクト
4のうち、あるコンタクト4の抵抗が変動した場合に、
一対のMOSFETの対称性が損なわれてしまうことに
ある。このことを、図17(a)及び(b)を参照し
て、以下に説明する。
【0013】まず、ビットライン抵抗を5kΩ、ビット
ライン容量を100fF、ソースコンタクトの抵抗を1
0オーム、ソース領域のシート抵抗を100Ω/□とし
て、ソースコンタクトの抵抗の変化がもたらすセンスア
ンプの非対称性を検討する。
【0014】製造工程中に生じたダストがソースコンタ
クト4の一つに影響を与え、その結果、そのコンタクト
抵抗が1kオームになったとする(図17(b))。こ
の条件の基で、シミュレーションを実行したところ、セ
ンスアンプのセンス速度は、約20パーセント劣化する
ことがわかった。
【0015】DRAMに使用される微細化されたセンス
アンプにおいては、このようなソースコンタクト4の不
良が発生しやすいため、ソースコンタクト4の抵抗の非
対称性に起因するセンスアンプの誤動作の危険がより高
まる。
【0016】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、製造工程中
にプロセスパラメータが変動しても対称性が劣化しにく
い一対以上のMOSFETを備えた半導体装置を提供す
ることにある。また、他の目的は、レイアウトサイズが
縮小され、高集積化に適した構成を有する、一対以上の
MOSFETを備えた半導体装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
上面を有する半導体層と、該上面に形成された活性領域
と、該上面に形成され、かつ該活性領域を囲む分離領域
とを備えた半導体装置であって、該装置は、該活性領域
に形成された一対のMOSFETを備えており、該一対
のMOSFETは、該上面に実質的に垂直な第1対称面
に関して対称であり、しかも、該上面及び該第1対称面
の両方に対して垂直な第2対称面に関しても対称である
構造を有しており、該一対のMOSFETのそれぞれ
は、該活性領域の表面に形成されたソース領域、ドレイ
ン領域及びチャネル領域を有しており、該ソース領域は
該一対のMOSFETに共通し、かつ前記半導体層の前
記上面と前記第2対称面とが交差する軸に沿う部分にお
いて、ソースコンタクト領域を有し、各ドレイン領域
は、該チャネル領域の各々によって、該ソース領域から
分離されており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0018】前記一対のMOSFETの前記チャネル領
域の各々は、実質的にU字型の形状を備えていてもよ
い。
【0019】前記一対のMOSFETの前記チャネル領
域の各々は、実質的にO字型の形状を備えていてもよ
い。
【0020】前記一対のMOSFETの各々は、前記チ
ャネル領域の上方に位置し、かつ該チャネル領域の形状
を規定するゲート電極を備えている。
【0021】好ましくは、前記ソース領域及び前記ドレ
イン領域は、前記ゲート電極に対して自己整合してい
る。
【0022】更に、前記一対のMOSFETと同様の構
造を有する複数対のMOSFETを備え、前記半導体層
の前記上面と前記第2対称面とが交差する軸に沿う部分
において複数の前記ソースコンタクト領域を有していて
もよい。
【0023】前記一対のMOSFETの各々のゲート電
極は、前記上面及び前記第2対称面に対して実質的に平
行な第1部分、及び、該第1部分に電気的に接続され、
かつ該第1部分に平行な第2部分を有していてもよい。
【0024】好ましくは、前記一対のMOSFETの各
々のゲート電極のうちの前記第1部分及び前記第2部分
は、前記活性領域と前記分離領域との境界の一部を横切
っている。
【0025】前記一対のMOSFETの各々のゲート電
極は、前記第1部分の端部と前記第2部分の端部とを電
気的に接続する第3部分を有しており、該第3部分は、
前記第2対称面に対して実質的に平行であってもよい。
【0026】好ましくは、前記一対のMOSFETの各
々のゲート電極のうち、前記第1部分及び前記第2部分
の幅は、前記第3部分の幅よりも狭い。
【0027】前記一対のMOSFETの各々のゲート電
極は、前記第1部分と前記第2部分とを電気的に接続す
る第4部分を有しており、該第4部分は、前記第3部分
と並列に該第1部分と該第2部分とを接続していてもよ
い。
【0028】好ましくは、前記一対のMOSFETの各
々のゲート電極のうち、前記第4部分は、前記活性領域
と前記分離領域との境界の一部を横切る。
【0029】前記一対のMOSFETの各々のゲート電
極は、リング状部分を有していてもよい。
【0030】前記一対のMOSFETの各々のゲート電
極の前記リング状部分は、前記活性領域と前記分離領域
との境界の一部を横切ることなく、前記活性領域上に位
置していてもよい。
【0031】好ましくは、前記一対のMOSFETの各
々のゲート電極の前記リング状部分は、前記活性領域と
前記分離領域との境界の一部を横切る。
【0032】
【0033】前記一対のMOSFETはゲート電極対を
備えており、該ゲート電極対は、該上面に実質的に垂直
な第1対称面に関して対称であり、かつ、該上面及び該
第1対称面の両方に対して垂直な第2対称面に関しても
対称であり、該ゲート電極対の各々は、該第1対称面に
沿って延びる第1部分と第2部分、該第1部分の端部と
該第2部分の端部とを電気的に接続する第3部分、及び
該第1部分と該第2部分とを電気的に接続する第4部分
を備えており、該第4部分は、該活性領域と該分離領域
との境界上に位置している。
【0034】好ましくは、前記ゲート電極の前記第1部
分及び前記第2部分の幅は、前記第3部分の幅よりも狭
い。
【0035】
【作用】本発明によれば、製造工程中にプロセスパラメ
ータが変動しても、MOSFETの電気特性について、
対称性が劣化しにくい。また、レイアウトサイズが縮小
され、高集積化に適する。また、ドレイン領域の面積を
縮小することができるため、ドレイン容量が低減し、半
導体装置の動作速度が向上する。
【0036】
【実施例】(実施例1)図1は、本発明による半導体装
置の主要部の平面構造を模式的に示している。図2は、
図1のA−A線断面図である。この半導体装置は、DR
AMのセンスアンプである。本半導体装置は、半導体層
(単結晶半導体基板である場合を含む)1と、半導体層
1の上面に形成された複数の活性領域2と、各活性領域
2を相互に分離するための分離領域3とを備えている。
図1及び図2には、分離領域3に囲まれた一つの活性領
域2が示されており、半導体装置の他の部分、例えば、
DRAMのメモリセル等は、簡単化のため省略されてい
る。
【0037】本半導体装置は、活性領域2に配列された
複数のMOSFET対10を備えている。各MOSFE
T対が、図12のMOSFET対に対応し、一つのセン
スアンプSAを構成している。MOSFET対10の各
々は、第1のMOSFET10aと第2のMOSFET
10bとを備えている。
【0038】MOSFET対10の各々は、図1に示さ
れる第1方向Xに平行な第1対称面に関して対称であ
る。なお、この第1対称面は、図2に示される半導体層
1の上面Sに対して垂直である。また、MOSFET対
10のそれぞれは、図1に示される第2方向Yに平行な
第2対称面に関しても、対称である。この第2対称面
は、半導体層1の上面S(図2)及び第1対称面の両方
に対して垂直である。
【0039】図2に示されるように、第1のMOSFE
T10a及び第2MOSFET10bの各々は、活性領
域2の表面に形成されたソース領域11と、ドレイン領
域12a、12bと、チャネル領域13a、13bとを
有している。ソース領域11及びドレイン領域12a、
12bは、各々、半導体層1の活性領域2中に形成され
た不純物拡散層である。MOSFET10a、10bが
nチャネル型である場合、活性領域2は半導体層中にp
型不純物が低濃度にドープされた領域中に存在し、ソー
ス領域11及びドレイン領域12a、12bは、n型不
純物が比較的に高濃度にドープされた領域である。本セ
ンスアンプでは、ソース領域11は各MOSFET10
a、10bに共通している。しかし、ドレイン領域12
a、12bは、各々、図2に示されるように、対応する
チャネル領域13a、13bによって、共通のソース領
域11から分離されている。
【0040】図2に示されるように、第1及び第2のM
OSFET10a、10bの各々のは、チャネル領域1
3a、13bの上方に位置するゲート電極14a、14
bを有している。このゲート電極14a、14bは、チ
ャネル領域13a、13bの形状を規定する。ソース領
域11及びドレイン領域12a、12bは、ゲート電極
14a、14bに対して自己整合的に形成されている。
【0041】より詳細に本センスアンプのMOSFET
の構造を以下に説明する。図1に示されるように、各ゲ
ート電極14a、14bは、半導体層1の上面及び第2
対称面に対して実質的に平行な第1部分、及び、第1部
分に対して実質的に平行な第2部分を有している。第1
部分と第2部分とは、第3部分により接続されている。
第1部分及び第2部分は、各々、0.8μmの幅と2μ
の長さを有している。第3部分は、各々、0.8μm
の幅と2μmの長さを有している。これらのゲート電極
14a、14bの各部分の幅は、MOSFET10a、
10bのチャネル長(L)に対応しており、各部分の長
さは、MOSFET10a、10bのチャネル幅(W)
に対応している。本実施例に於ける各MOSFET10
a、10bのチャネル長は0.8μm、チャネル幅は約
4μmである。第1のMOSFET10aの第3部分
と、第2のMOSFET10bの第3部分との間の距離
は、0.6μmである。なお、第1方向Xに沿って測っ
た活性領域2の幅は、約6μmである。
【0042】各ゲート電極14a、14bのうち、第1
方向Xに延びる第1部分及び第2部分は、活性領域2と
分離領域3との境界を横切っている。こうして、略U字
型の各ゲート電極14a、14bは、活性領域2から各
ドレイン領域12a、12bを切り取るように配されて
いる。図13の従来技術のレイアウトによれば、本実施
例の採用する設計ルールでは、第1方向Xに沿って測っ
た活性領域2の幅は、約10μmになる。これは、第1
のMOSFET10aと第2のMOSFET10bとの
間に、0.6μm以上の幅を有する分離領域3を設ける
必要があったからである。これに対して、本実施例で
は、前述のように、第1方向Xに沿って測った活性領域
2の幅は、約6μmである。このため、センスアンプの
占有面積は、40パーセント縮小される。
【0043】ゲート電極14a、14bは、一般に、電
極材料からなる層をフォトリソグラフィ工程及びエッチ
ング工程によりパターニングすることにより、任意の平
面形状に作製され得る。現実のゲート電極14a、14
bの形状は、図1に示されるように、直線的な要素のみ
から構成されている必要はない。ゲート電極14a、1
4bは、湾曲し、それによって、丸いU字型の形状が形
成されていてもよい。後述する本発明の効果は、ゲート
電極14a、14bの材料、断面構成の種類、サイズに
関係なく生じるものである。
【0044】図2に示されるように、活性領域2におい
て、ゲート電極14a、14bのすぐ下方に位置する部
分には、それぞれ、チャネル領域13a、13bが形成
されている。すなわち、ゲート電極14a、14bの平
面形状に実質的に対応した平面形状のチャネル領域13
が活性領域2に形成されている。これらのチャネル領域
13a、13bのそれぞれは、各MOSFET対10に
共通する単一のソース領域11と、MOSFET10
a、10b毎に設けられたドレイン領域12a、12b
との間に存在している。各チャネル領域13のサイズ
は、ゲート電極14a、14bの形状(幅及び長さ)を
変化させることにより、任意に調整され得る。センスア
ンプの動作時、ソース領域11とドレイン領域12a、
12bとをつなぐチャネル領域13の導電性は、対応す
るゲート電極14a、14bに与えられる電位に応じ
て、制御される。
【0045】ソース領域11及びドレイン領域12a、
12bは、所望形状のゲート電極14a、14bを形成
した後、ゲート電極14a、14bをマスクとするイオ
ン注入工程を行うことにより、ゲート電極14a、14
bに対して自己整合的に形成され得る。なお、イオン注
入の注入角度、イオン注入後の熱処理による不純物の横
方向拡散等を原因として、チャネル領域13の平面形状
及び位置は、ゲート電極14a、14bの平面形状及び
位置と完全に一致するわけではない。例えば、図2にお
いて、矢印Mの方向から不純物イオンを半導体層1中に
注入すると、ソース領域11及びドレイン領域12a、
12bは、何れも、各ゲート電極14a、14bに対し
て、第1方向Xと反対の方向へシフトすることとなる。
【0046】なお、ソース領域11とチャネル領域13
との間、及びドレイン領域12a、12bとチャネル領
域13との間に、LDD領域や、パンチスルーストッパ
領域などが設けられてもよい。
【0047】図1に示されるように、複数のMOSFE
T対10は、第2方向Yに沿って配列している。センス
アンプがビットラインペアのセンシングに使用されると
き、ビットラインペアの数に等しい数のMOSFETペ
アが、第2方向Yに沿って配列される。例えば、102
4個のビットラインペアに対して、1024個のMOS
FETペアが配列される。この場合、活性領域2の第2
方向Yに沿った長さは、例えば、4μm×1024=約
4mmに達する。
【0048】複数のMOSFET対10の各々の間にあ
って第2方向Yに平行な軸に沿う領域には、複数のソー
スコンタクト4が形成されている。これらのソースコン
タクト4は、活性領域2内に形成されているソース領域
11を、不図示の配線に電気的に接続するためのもので
ある。図1では、3個のソースコンタクト4だけ示され
ているが、本実施例では、MOSFET対10の数とほ
ぼ同じ数程度設けられている。ソースコンタクト4に接
続される配線の電位は、図12の回路の端子110の電
位に対応する。本センスアンプにおいては、ソースコン
タクト4のサイズは、典型的には、0.6μm×0.6
μmである。ソースコンタクト4間の距離は、約4μm
である。これは、1個のセンスアンプの第2方向に沿っ
て測ったイズが、約4μmであることを意味している。
【0049】図3は、本実施例のセンスアンプとビット
ラインペアとの配置関係を模式的に示している。ビット
ラインペアが存在するメモリセルアレイ部分の両サイド
にセンスアンプが配列される場合、図1に示されるセン
スアンプによれば、1μm間隔で配列されたビットライ
ンのセンシングを行うことが可能である。図15に示さ
れる従来のセンスアンプによれば、ビットラインの配列
間隔は、2μm程度になってしまう。64メガビットD
RAMでは、通常、1μm間隔でビットラインを配列す
る必要があるため、図15のセンスアンプを64メガビ
ットDRAMに適用するのこ困難である。本実施例のセ
ンスアンプは、そのような高集積半導体記憶装置に好適
である。なお、各ドレイン領域12a、12bと配線と
を接続するためのドレインコンタクト(不図示)は、対
応するドレイン領域12a、12bに1個づつ設けられ
ている。ドレイン領域12a、12bに設けられたドレ
インコンタクトは、本実施例では、図3に示されるビッ
トラインペアに接続される。
【0050】本センスアンプによれば、複数のソースコ
ンタクト4のうちの何れかについて、コンタクト抵抗の
値が何等かの原因で他のソースコンタクト4のコンタク
ト抵抗よりも変化した場合でも、各対のMOSFET1
0a、10bの電気的特性の対称性が維持される。コン
タクト抵抗の変化の影響が、左右のMOSFET10
a、10bに対して同じように寄与するからである。
【0051】本実施例では、ソースコンタクト4が第2
方向Yに沿って1列に配列しているが、2列またはそれ
以上の列に配列していてもよい。また、ソースコンタク
ト4の数は、MOSFET対10の数の約半分であって
もよい。第1のMOSFET10a及び第2のMOSF
ET10bの電気特性を等しくするには、ソースコンタ
クト4の配列は第2対称面に関して対称であることが好
ましい。ただし、2列のソースコンタクトを設けた場
合、対応する2個のソースコンタクトの一方が著しく大
きくなると、第1のMOSFET10a及び第2のMO
SFET10bのソース寄生抵抗が異なる結果、センス
アンプの特性が劣化してしまう。従って、ソースコンタ
クト4の列は、一列であることが最も好ましい。
【0052】もし、ソースコンタクト4の列の位置が第
1方向Xにシフトすると、第1のMOSFET10aの
ソース抵抗と第2のMOSFET10bのソース抵抗と
が相互にわずかに異なる値を持つ。図4は、第2対称面
の位置から距離xだけ、第1方向Xにシフトしたソース
コンタクト4を示している。図5は、そのシフト量x
と、センスアンプのセンシング速度との関係を示してい
る。図4に示されるような位置に、ソースコンタクト4
を設けると、第1のMOSFET10aにおけるソース
寄生抵抗が、例えば10Ωとなり、第2MOSFET1
0bのソース寄生抵抗は例えば1kΩになってしまう。
そのような場合、センシング速度は20パーセント程度
遅くなる。このため、MOSFETペア10の対称性を
高く維持し、センシング速度低下を防止するために、ソ
ースコンタクト4の列の位置は、第2対称面に近い位置
にあることが好ましい。
【0053】レイアウトの上で、ソースコンタクト4が
第2対称面上にあっても、フォトリソグラフィ工程での
アライメントズレにより、ソースコンタクト4の位置は
ある程度ずれるものである。しかし、そのようなシフト
は、通常、1μm程度以下であるため、ソース寄生抵抗
はわずかに変化するだけである。そのため、ソースコン
タクト4の製造工程による位置のシフトは、センスアン
プの特性にほとんど影響を与えない。
【0054】ソース領域11のシート抵抗が充分に小さ
い場合、ソースコンタクト4を、複数のMOSFET対
10に対して1個の割合で設けてもよい。そうすること
により、ソースコンタクト4の数を低減するととも、第
2方向Yに沿って測ったセンスアンプのサイズを、更に
縮小することができる。ソースコンタクト4の数が低減
されても、各MOSFETペア10における第1のMO
SFETと第2のMOSFETの対称性は維持される。
また、ソースコンタクト4の数が低減されると、半導体
装置全体として、コンタクト不良が生じる確率も減少す
るという利点がある。
【0055】本実施例では、平面レイアウト上のゲート
電極形状は、実質的にU字型であるとしたが、レイアウ
ト上のゲート電極14a、14bの形状は、図6に示す
ように、V字型であってもよい。
【0056】(実施例2)図7は、本発明による他のセ
ンスアンプの主要部の平面構造を模式的に示している。
本センスアンプも、活性領域2に形成された複数のMO
SFET対10を備えている。複数のMOSFET対1
0の各々は、第1のMOSFET10aと第2のMOS
FET10bとを備えている。図1のMOSFET対1
0と同様に、本センスアンプのMOSFET対10は、
第1方向Xに平行な第1対称面に関して対称である。ま
た、MOSFET対10は、第2対称面に関しても、対
称である。第1のMOSFET10a及び第2のMOS
FET10bの各々は、活性領域2の表面に形成された
ソース領域11、ドレイン領域12a、12b及びチャ
ネル領域13a、13bを有している。ソース領域11
は各MOSFET10a、10bに共通している。しか
し、ドレイン領域12a、12bは、各々、対応するチ
ャネル領域13a、13bによって、ソース領域から分
離されている。
【0057】各MOSFET10a、10bのゲート電
極24a、24bは、第2対称面に対して実質的に平行
な第1部分及び第2部分を有している。各々ゲート電極
24a、24bは、第1部分の端部と第2部分の端部と
を電気的に接続する第3部分を有しており、第3部分
は、第2対称面に対して実質的に平行である。更に、各
ゲート電極24a、24bは、第1部分と第2部分とを
電気的に接続する第4部分を有しており、第4部分は、
第3部分と並列に第1部分と第2部分とを接続してい
る。このように、第1から第4部分によって、リング状
部分が形成されている。
【0058】図7に示されるように、各ゲート電極24
a、24bのリング状部分によって、活性領域2がソー
ス領域11と複数のドレイン領域12a、12bに分割
されている。図1のセンスアンプでは、ドレイン領域1
2a、12bの境界の一部は、活性領域2の境界(分離
領域3)に接しているが、本センスアンプでは、ドレイ
ン領域12a、12bは、対応するゲート電極24a、
24bに完全に囲まれ、分離領域3に接していない。こ
のため、ゲート電極24a、24bを形成するためのフ
ォトリソグラフィ工程のマスク合わせズレ等を原因とし
て、ゲート電極24a、24bの位置が活性領域2の位
置に対して多少シフトしたとしても、ドレイン領域24
a、24bの面積は変化しない。
【0059】例えば、リング状部分に囲まれる領域と、
分離領域との間隔が、1μm離れていると、1μmだ
け、ゲート電極24a、24bが第1方向Xにシフトし
たとしても、MOSFETのゲート幅(W)は一定の値
に維持される。その結果、各MOSFET対10の電気
的特性に関して、対称性が維持される。ゲート電極24
a、24bのリング状部分と活性領域2の境界との間の
距離(マージン)が大きいほど、ゲート電極24a、2
4bの大きな位置ズレに対して、MOSFETのゲート
幅(W)を一定に保つことができる。
【0060】図7においては、各ゲート電極24a、2
4bは、(すなわち、チャネル領域13a、13bも)
直線部分により構成されているが、ゲート電極24a、
24bのリング状部分は、リング形状とトポロジカルに
等価な形状、例えば、楕円形、三角形、多角形等でも良
い。一般に、半導体装置の製造工程では、パターンを規
定するフォトマスクを用いて、製造途中の半導体装置上
のフォトレジストにパターンの転写が行われる。フォト
マスク上のパターンが仮に図7に示すように直線部分か
ら構成されていても、フォトレジストに転写されたパタ
ーンは、曲線的な形状となることがある。本発明の前述
の効果は、ゲート電極24a、24bが直線的な構成部
分から形成されていることを全く必要としないことは明
かである。
【0061】活性領域2において、ゲート電極24a、
24bのすぐ下方に位置する部分には、MOSFETの
チャネル領域13a、13bが形成されている。すなわ
ち、ゲート電極24a、24bの平面形状に実質的に対
応した平面形状の複数のチャネル領域13a、13bが
活性領域2に形成されている。本センスアンプでは、こ
れらのチャネル領域13a、13bのそれぞれは、リン
グ形状を有しており、各MOSFET10a、10bに
共通する単一のソース領域11と、MOSFET10
a、10b毎に設けられたドレイン領域12a、12b
との間に存在している。各チャネル領域13a、13b
のサイズは、ゲート電極24a、24bの形状(幅及び
長さ)を調節することにより、制御される。平面レイア
ウト上において、ゲート電極24a、24bのリング状
部分に囲まれた領域は、活性領域2内に完全に含まれて
いる。
【0062】上述の構成によれば、活性領域2の位置に
対するゲート電極24a、24bの位置が、第1方向X
に多少シフトしたとしても、各MOSFETのゲート幅
(W)は不変である。その結果、対を構成する2つのM
OSFET10a、10bの電気的特性は対称性を維持
する。
【0063】複数のMOSFET対10は、第2方向Y
に沿って配列しており、各々のMOSFET対10は、
第2方向Yに平行な軸に対して対称である。また、各M
OSFET対10の間にあって第2方向Yに平行な軸に
沿う領域には、複数のソースコンタクト4が形成されて
いる。
【0064】上述の構成によれば、活性領域2の位置に
対するゲート電極24a、24bの位置が、第1方向X
及び第2方向Yに多少シフトしたとしても、各MOSF
ETのゲート幅(W)は不変である。また、ソースコン
タクト4のコンタクト抵抗にバラツキが生じても、各M
OSFET対10の対称性は維持される。
【0065】(実施例3)図8は、本発明による他の半
導体装置の主要部の平面構造を模式的に示している。こ
の半導体装置は、基本的には、図1に示されている装置
の構造と同様の構造を有している。同様の部分の説明は
省略し、異なる部分を以下に説明する。
【0066】本センスアンプのMOSFET対10の各
ゲート電極14a、14bは、半導体層1の上面及び第
2対称面に対して実質的に平行な第1部分(ゲート長L
1、ゲート幅W1)、第1部分に対して実質的に平行な
第2部分(ゲート長L2、ゲート幅W2)、及び第1部
分の端部と第2部分の端部とを接続する第3部分(ゲー
ト長L3、ゲート幅W3)を有している。図1のゲート
電極14a、14bと図8のゲート電極14a、14b
との相違点は、第1及び第2部分のゲート長L1及びL
2が、第3部分のゲート長L3より短いことにある。
【0067】図8に示されているMOSFET10a、
10bは、各々、3つのサブMOSFETがソース領域
11及びドレイン領域12a、12bを共有している構
造を有しているものと考えることができる。すなわち、
ゲート電極14a、14bの第1部分に関するサブMO
SFET(S1)と、第2部分に関するサブMOSFE
T(S2)と、第3部分に関するMOSFET(S3)
とから、各MOSFETが構成されている。
【0068】図8に示されるように、サブMOSFET
(S1)とサブMOSFET(S2)とは、互いに第1
対称面に関して対称な構造を有している。しかし、より
厳密には、サブMOSFET(S1)の電気特性とサブ
MOSFET(S2)の電気特性との間には、わずな相
違が生じることがある。一般に、ゲート電極14a、1
4bを形成した後、ソース領域11及びドレイン領域1
2a、12bを形成するためには、不純物のイオン注入
工程が行われる。単結晶の半導体基板にイオンを注入す
る際、イオンのチャネリングを防止する等の理由から、
半導体基板上面に垂直な方向からシフトした角度で、イ
オンを注入する。このような場合、ゲート電極14a、
14bに関して、ソース領域11及びドレイン領域12
a、12bがわずかに非対称になる。しかし、各MOS
FET10a、10bは、サブMOSFET(S1)と
サブMOSFET(S2)とを有しているため、各サブ
MOSFET(S1及びS2)の持つ非対称性が、相互
に打ち消される。
【0069】一方、サブMOSFET(S3)に関して
は、そのような非対称性の打ち消し効果が生じない。本
実施例によれば、サブMOSFET(S1及びS3)の
チャネル長を、サブMOSFET(S3)のチャネル長
よりも短くすることにより、サブMOSFET(S3)
がセンスアンプのセンシング感度に寄与する割合を低下
させている。これによって、サブMOSFET(S3)
についての非対称性は、センスアンプのセンシング速度
にほとんど影響を与えなくなる。
【0070】本実施例において、MOSFET10a、
10bの有する実効ゲート長をLe、実効ゲート幅We
とすると、次の式が成立する。
【0071】 We/Le = (W1/L1+W2/L2+W3/L
3)/3 ここで、W1=W2=W3=1.3μm、L3=0.8
μmとして、L1=L2として、センスアンプのセンシ
ング速度を計算すると、L1=L2=0.8μmのとき
の速度に比較して、L1=L2=0.6μmのときの速
度は、図9に示すように約18パーセント速くなる。
【0072】本実施例によれば、図8にしめされるよう
な構成を採用することにより、斜めイオン注入による非
対称化の影響を抑制しつつ、しかも、センシング速度を
増加させることができる。
【0073】(実施例4)図10は、本発明による他の
半導体装置の主要部の平面構造を模式的に示している。
この半導体装置は、基本的には、図7に示されている装
置の構造と同様の構造を有している。同様の部分の説明
は省略し、異なる部分を以下に説明する。
【0074】本センスアンプのMOSFET10a、1
0bの各ゲート電極24a、24bは、半導体層1の上
面及び第2対称面に対して実質的に平行な第1部分
(幅:0.6μm)、第1部分に対して実質的に平行な
第2部分(幅:0.6μm)、第1部分の端部と第2部
分の端部とを接続する第3部分(幅:0.8μm)、及
び第1部分と第2部分とを接続する第4部分(幅:0.
μm以上)を有している。図2のゲート電極と図4の
ゲート電極との相違点は、第3及び4部分の幅が第1及
び第2部分の幅よりも広いことと、第4部分が分離領域
3と活性領域2との境界の一部を横切っていることにあ
る。
【0075】このような構成により、図7のセンスアン
プから得られる効果に加えて、活性領域2の第1方向X
に沿った幅を短縮することができるという効果が得られ
る。集積度の高い半導体集積回路においては、センスア
ンプ等の占有面積(レイアウト面積)を縮小することが
極めて重要であるため、本実施例の構成は、高集積半導
体装置にとって特に好ましい。特に、本センスアンプ
は、64メガビット以上の記憶容量を有するDRAM等
を実用化するために好適である。
【0076】以上、本発明をセンスアンプについて説明
してきたが、本発明は、センスアンプに限定されること
なく、一対のMOSFETに関して高い対称性を有する
ことが要求される半導体装置のすべてに適用可能であ
る。言い換えれば、図12に示される回路構成を有し、
そのMOSFET対に対称性が要求される全ての半導体
装置に適用可能である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程中にプロセス
パラメータが変動しても、MOSFETの電気特性につ
いて、対称性が劣化しにくい。また、レイアウトサイズ
が縮小され、高集積化に適する。また、ドレイン領域の
面積を縮小することができるため、ドレイン容量が低減
し、半導体装置の動作速度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置のレイアウト図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】本発明によるセンスアンプとビットラインペア
と配置を示す平面模式図
【図4】ソースコンタクトの位置シフトを示すための図
【図5】ソースコンタクトの位置シフトとセンシング速
度との関係を示すグラフ
【図6】V字型ゲート電極を示す平面図
【図7】本発明による他の半導体装置のレイアウト図
【図8】本発明による更に他の半導体装置のレイアウト
【図9】センス速度とゲート長との関係を示すグラフ
【図10】本発明による更に他の半導体装置のレイアウ
ト図
【図11】センスアンプの回路図
【図12】センスアンプに含まれているMOSFET対
を示す回路
【図13】従来のセンスアンプのレイアウト図
【図14】図13のB−B線断面図
【図15】他の従来のセンスアンプのレイアウト図
【図16】図15のC−C線断面図
【図17】ソースコンタクトの不良から生じる問題を説
明するためのセンスアンプの回路図
【符号の説明】
1 半導体層 2 活性領域 3 分離領域 4 ソースコンタクト 10 センスアンプ 10a、10b MOSFET 11 ソース領域 12a、12b ドレイン領域 14a、14b、24a、24b ゲート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 H01L 27/04 A 27/088 27/10 471 (56)参考文献 特開 平3−257861(JP,A) 特開 昭58−207677(JP,A) 特開 平5−13713(JP,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面を有する半導体層と、 該上面に形成された活性領域と、 該上面に形成され、かつ該活性領域を囲む分離領域とを
    備えた半導体装置であって、該装置は、 該活性領域に形成された一対のMOSFETを備えてお
    り、 該一対のMOSFETは、 該上面に実質的に垂直な第1対称面に関して対称であ
    り、しかも、該上面及び該第1対称面の両方に対して垂
    直な第2対称面に関しても対称である構造を有してお
    り、 該一対のMOSFETのそれぞれは、該活性領域の表面
    に形成されたソース領域、ドレイン領域及びチャネル領
    域を有しており、 該ソース領域は該一対のMOSFETに共通し、かつ前
    記半導体層の前記上面と前記第2対称面とが交差する軸
    に沿う部分において、ソースコンタクト領域を有し、
    ドレイン領域は、該チャネル領域の各々によって、該ソ
    ース領域から分離されている半導体装置。
  2. 【請求項2】前記一対のMOSFETの前記チャネル領
    域の各々は、実質的にU字型の形状を備えている請求項
    1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記一対のMOSFETの前記チャネル領
    域の各々は、実質的にO字型の形状を備えている請求項
    1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記一対のMOSFETの各々は、前記チ
    ャネル領域の上方に位置し、かつ該チャネル領域の形状
    を規定するゲート電極を備えている請求項1に記載の半
    導体装置。
  5. 【請求項5】前記ソース領域及び前記ドレイン領域は、
    前記ゲート電極に対して自己整合している請求項1に記
    載の半導体装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の装置であって、更に、 前記一対のMOSFETと同様の構造を有する複数対の
    MOSFETを備え 前記半導体層の前記上面と前記第2対称面とが交差する
    軸に沿う部分において複数の前記ソースコンタクト領域
    を有する 半導体装置。
  7. 【請求項7】前記一対のMOSFETの各々のゲート電
    極は、前記上面及び前記第2対称面に対して実質的に平
    行な第1部分、及び、該第1部分に電気的に接続され、
    かつ該第1部分に平行な第2部分を有する請求項4に記
    載の半導体装置。
  8. 【請求項8】前記一対のMOSFETの各々のゲート電
    極のうちの前記第1部分及び前記第2部分は、前記活性
    領域と前記分離領域との境界の一部を横切る請求項7に
    記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】前記一対のMOSFETの各々のゲート電
    極は、前記第1部分の端部と前記第2部分の端部とを電
    気的に接続する第3部分を有しており、該第3部分は、
    前記第2対称面に対して実質的に平行である請求項8に
    記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】前記一対のMOSFETの各々のゲート
    電極のうち、 前記第1部分及び前記第2部分の幅は、前記第3部分の
    幅よりも狭い請求項9に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】前記一対のMOSFETの各々のゲート
    電極は、前記第1部分と前記第2部分とを電気的に接続
    する第4部分を有しており、該第4部分は、前記第3部
    分と並列に該第1部分と該第2部分とを接続している請
    求項9に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】前記一対のMOSFETの各々のゲート
    電極のうち、前記第4部分は、前記活性領域と前記分離
    領域との境界の一部を横切る請求項11に記載の半導体
    装置。
  13. 【請求項13】前記一対のMOSFETの各々のゲート
    電極は、リング状部分を有する請求項4に記載の半導体
    装置。
  14. 【請求項14】前記一対のMOSFETの各々のゲート
    電極の前記リング状部分は、前記活性領域と前記分離領
    域との境界の一部を横切ることなく、前記活性領域上に
    位置している請求項13に記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】前記一対のMOSFETの各々のゲート
    電極の前記リング状部分は、前記活性領域と前記分離領
    域との境界の一部を横切る請求項13に記載の半導体装
    置。
  16. 【請求項16】前記一対のMOSFETはゲート電極対
    を備えており、 該ゲート電極対は、該上面に実質的に垂直な第1対称面
    に関して対称であり、 かつ、該上面及び該第1対称面の両方に対して垂直な第
    2対称面に関しても対称であり、 該ゲート電極対の各々は、 該第1対称面に沿って延びる第1部分と第2部分、該第
    1部分の端部と該第2部分の端部とを電気的に接続する
    第3部分、及び該第1部分と該第2部分とを電気的に接
    続する第4部分を備えており、 該第4部分は、該活性領域と該分離領域との境界上に位
    置している請求項1に記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】前記ゲート電極の前記第1部分及び前記
    第2部分の幅は、前記第3部分の幅よりも狭い請求項1
    6に記載の半導体装置。
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