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JP2795541B2 - 腐敗し易い産品用の制御された雰囲気のコンテナを使用する、果物及び野菜の輸送及び熟成方法 - Google Patents

腐敗し易い産品用の制御された雰囲気のコンテナを使用する、果物及び野菜の輸送及び熟成方法

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Publication number
JP2795541B2
JP2795541B2 JP7502875A JP50287594A JP2795541B2 JP 2795541 B2 JP2795541 B2 JP 2795541B2 JP 7502875 A JP7502875 A JP 7502875A JP 50287594 A JP50287594 A JP 50287594A JP 2795541 B2 JP2795541 B2 JP 2795541B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
controlled atmosphere
atmosphere
containers
products
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP7502875A
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English (en)
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JPH08508890A (ja
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ハードマン,ロバート・ダブリュー
コワルチン,タラス・エイ
グレアム,チャールズ・アール
ヘルツステイン,ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIKIITA BURANZU Inc
Original Assignee
CHIKIITA BURANZU Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26761916&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2795541(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
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Application filed by CHIKIITA BURANZU Inc filed Critical CHIKIITA BURANZU Inc
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/042Air treating means within refrigerated spaces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B7/00Preservation or chemical ripening of fruit or vegetables
    • A23B7/14Preserving or ripening with chemicals not covered by groups A23B7/08 or A23B7/10
    • A23B7/144Preserving or ripening with chemicals not covered by groups A23B7/08 or A23B7/10 in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor
    • A23B7/148Preserving or ripening with chemicals not covered by groups A23B7/08 or A23B7/10 in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor in a controlled atmosphere, e.g. partial vacuum, comprising only CO2, N2, O2 or H2O
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L3/00Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs
    • A23L3/34Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals
    • A23L3/3409Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor
    • A23L3/3418Preservation of foods or foodstuffs, in general, e.g. pasteurising, sterilising, specially adapted for foods or foodstuffs by treatment with chemicals in the form of gases, e.g. fumigation; Compositions or apparatus therefor in a controlled atmosphere, e.g. partial vacuum, comprising only CO2, N2, O2 or H2O

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  • Packages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、果物、野菜等のような腐敗し易い産品用の
制御された雰囲気のコンテナ及び輸送システムの改善に
関し、特に、このシステムがその接続したコンテナ内の
相対的な雰囲気状態に基づく所定の制御モードの優先順
位の階層に従って、複数の接続したコンテナに制御され
た雰囲気を自動的に且つ好適に提供することが出来る、
制御された雰囲気を提供すべく中央供給源に交換可能に
接続し得る、略気密の制御された雰囲気にした複数のモ
ジュール型の結合型のコンテナに関する。このシステム
は、種々の数の接続コンテナ内で制御された雰囲気を最
適に制御することを可能にする。これらのコンテナは、
システムに最初に接続したとき、その内部の相対的な雰
囲気が著しく異なり、このシステムは、所定のプログラ
ムによる優先順位の階層及びシステムの容量に従って、
接続された全てのコンテナに制御された雰囲気を順位を
付けて提供するものである。更に、本発明は、バナナ及
びその他の果物並びに野菜のような腐食し易い産品を輸
送し且つ熟成させる方法に関し、特に、単一の輸送及び
熟成コンテナが信頼性が高く、均一で予見可能且つ制御
可能な方法にて、輸送及び熟成を同時に行うことを可能
にする、その産品を収穫から納入までの熟成を均一に制
御する方法に関するものである。
背景技術 果物、野菜等のような腐敗し易い産品の鮮度を保つた
めに冷凍及び/又は制御された雰囲気を提供すること
は、かかる産品の貯蔵及び輸送にとって一般的なことで
ある。特に、熱帯果物等のような腐敗し易い物品は、遠
方の市場まで比較的長い距離を輸送しなければならない
ため、輸送、輸入、及び流通のために必要とされる。時
として長期に亙る期間中、収穫後、これらの製品の鮮度
を保つことが難しい。更に、これら産品の大部分にとっ
て、産品の品質及び特性を著しく損ない且つ劣化させる
原因となる、産品の冷凍化を避けるこのが望ましい。
また、果物又は野菜のような特性の腐敗し易い産品
は、特に、急速な熟成及び劣化を受け難い雰囲気に保っ
た場合、冷凍温度より高い冷蔵温度にてより新鮮な状態
を保つことが可能であることも周知である。例えば、S.
ハリス(Harris)その他の者に付与された米国特許第4,
716,739号には、腐敗し易い産品が装荷されたコンテナ
を最初に、窒素ガスで洗い流い、酸素濃度を基準の最初
の濃度まで低下させ、その後に、外気を選択的に流入さ
せることで酸素濃度を制御するシステムが記載されてい
る。二酸化炭素濃度(CO2)は、CO2ガス洗浄装置を使用
して、所定の最大値以下に保たれる。しかしながら、こ
のハリスのシステムにおいては、コンテナは、酸素の流
入を制御するのに十分な程度まで漏れ無しでなければな
らないため、コンテナのシールは極めて重要であるが、
一定の最小の酸素濃度を提供するために流入する外気が
利用されるから、完全な気密とはなり得ない。
また、果物及びその他の腐食し易い物品は、収穫後、
酸素を利用し、CO2を放出する、「呼吸」として知られ
る状態を続けることも公知である。この呼吸量は、著し
く変動し、その産品の周囲の雰囲気の温度及び酸素濃度
により著しく影響を受ける。また、このハリスの特許
は、輸送コンテナ自体内部の酸素濃度に応答して行われ
るコンテナ内の制御に基づき、窒素ガスで雰囲気を定期
的に追い出す必要性を教示するものと思れる、米国特許
第3,239,360号のような従前の特許をも参考にしてい
る。しかしながら、かかる構成は、コンテナ内の酸素濃
度にのみ基づいており、気体の漏れを許容し得る設定と
したコンテナを必要とする。また、これらのシステムは
また、輸送距離が長い場合、比較的多量の窒素ガスを必
要とする。同様の従来の技術は、ハリスの特許にも記載
されており、トランス・フレッシュ・コーポレーション
(Transfresh Corporation)に関連する「テクトロール
(TECTROL)」システムを呼ばれている。このシステム
におけるコンテナは、輸送前に、及び制御された雰囲気
ガスを予め充填する前に、密封される。輸送中、コンテ
ナ内の酸素及び二酸化炭素濃度は、外気の酸素の流入を
許容する通気穴、及び過剰な量の二酸化炭素を吸収する
ため、コンテナ内に消石灰を含めることによってのみ制
御される。かかる状況のとき、輸送及び貯蔵過程の全期
間に亙って、コンテナ内の雰囲気状態を適切に保つこと
が実質的に不可能である。
もう一つの新鮮な食品の貯蔵装置は、米国特許第4,96
1,322号に記載されており、この装置は、冷却機構及び
供給される窒素を含む。この装置内の酸素濃度は、窒素
を導入し且つ/又は光合成を促進するため照明灯を使用
することによる制御する。ヨーグマ(Yoguma)その他の
者の特許は、また、コンテナ内の圧力が所定の値を超え
ないようにすべく二方向圧力調整手段及び安全弁と、貯
蔵容積の底部に溜まった水の排水を可能にする、圧力調
整手段の排出穴とを使用することを意図している。しか
し、この装置は、大量の腐食し易い物品を長距離に亙っ
て輸送するには実際的でない。
米国特許第4,454,723号(G.ウィーゼル(Weasel)に
付与)のようなその他の従来技術の文献も、冷凍産品の
輸送装置に対して制御された雰囲気を提供することが望
ましいことを認識している。特に、このウィーゼルの文
献は、約1乃至5%の望ましい酸素濃度を規定してい
る。同様に、米国特許第5,172,558号(R.ウェジバウワ
ー(Wassibauer)その他の者に付与)は、最初に、窒素
で洗い流し、その後に外気を導入して、最小の酸素濃度
を確保して、必要に応じた装置を備える特殊なコンテナ
の形態のその他のガスを追加することにより、冷凍コン
テナの貯蔵容積内の酸素、二酸化炭素、エチレン及びア
ルゴンガスを制御することを示唆している。貨物船等に
見ることが出来るその他のシステムは、輸送のため産品
コンテナがその内部に収容される大きい貨物艙区域に不
活性ガスを提供する、窒素発生装置を含めることが出来
る。しかしながら、かかる構成は、個々のコンテナに制
御された雰囲気を提供せず、かかるコンテナ内で著しく
異なる可能性のある状態を全体的に取り扱うものであ
る。
従来から利用可能であるその他の従来技術の多くの装
置及び方法の場合と同様に、この技術は、比較的大掛か
りな構造体及び支持体を必要とする構成及び組立体を示
唆する。従来、実質的に均一で且つ予見可能な方法にて
腐敗し易い産品に対する個々の輸送可能な複数のコンテ
ナ内で最適に制御された雰囲気状態を確実に提供し得
る、単一で一体であるが、自由度の大きい、制御された
雰囲気コンテナ・システムは利用し得なかった。
上記のことに加え、果物及び野菜のような農産物は、
過早の熟成を防止し且つ収穫後の劣化を最小にするた
め、収穫後可能な限り迅速に冷却することが最も好まし
いと一般に理解されている。収穫後の果物及び野菜を冷
却する各種の方法は、腐敗し易い産品を入れて、その温
度を所望の温度及び相対湿度まで低下させる、大きい容
積の冷却器、比較的低温の水のシャワーを産品に付与す
る真空冷却法(一般に葉野菜等用)、及びT.デービス
(Davis)その他の者に付与された米国特許第5,054,291
号に記載されたような、強制的な空冷手段を使用するこ
とを含む。一般に、収穫後の冷却のためのこうした各種
の方法において、産品は、輸送及び/又は熟成過程のた
め、包装し直し且つ/又は冷却室又はチャンバから取り
出さなければならない。
大部分の熟成施設は、熱帯地域にないため、最初の輸
送が終了するまで、腐敗し易い産品の熟成を遅らせるこ
とが望ましいことが多い。多くの場合、熱帯の果物等
は、最初に、上述した方法と同様の方法で冷却し、次
に、冷凍輸送コンテナに入れて遠方の市場に輸送するた
め再包装し、その後、最終的に小売市場に出荷する前に
熟成過程を完了させるため熟成室に入れる。G.ウォレス
(Wallace)その他の者に付与された米国特許第5,041,2
98号には、その内部の適正に積み重ねた産品の竹かご
(クレート)に対し制御された雰囲気を付与する雰囲気
制御手段を備える熟成室型の装置が記載されている。こ
の文献に記載されたように、経済的な考慮から、かかる
熟成室は比較的大型の寸法であることを必要とし、ウォ
レスその他の者の発明の目的は、熟成過程のため空気の
動きを促進すべく、その間に特定の隙間容積を有する状
態で竹かご(クレート)を選択的に積み重ねることを可
能にする、特別なフレーム構造を実現することである。
A.センダ(Senda)その他の者に付与された米国特許
第4,845,958号は、腐敗し易い産品の一層、迅速な成熟
及び熟成を行わせることが判明したエチレン及び窒化ト
リエチルアミンのような特定の雰囲気成分を除去するよ
うに設計された冷凍チャンバに関するものである。この
文献においては、低温だけでは産品の更なる熟成を防止
することが出来ず、熟成過程を促進する成分を除去し又
は吸収する手段を設けなければならないことが認識され
ている。センダその他の者は、コンテナ内の空気循環の
一環として有害な熟成物質を除去する、ろ過機構内に設
けられた吸着材料を使用することを考えている。
従来、熟成前の果物及び野菜は、新たに収穫した産品
用の輸送倉庫から冷凍コンテナに入れて出荷されてお
り、出荷後に、適正な熟成状態となる迄、産品を保持す
べく熟成施設に入れる。上述の文献に加えて、収穫から
熟成施設迄の産品の熟成を遅らせる、制御された雰囲気
状態を使用することを記載した、顕著な量の知識及び従
来技術が当該分野に存在している。例えば、E.ロエ(Ro
e)その他の者に付与された米国特許第5.152.966号及び
同4,817,391号には、所望の熟成過程前に腐敗し易い産
品が保持される区域に制御された雰囲気を発生させる装
置が記載されている。具体的には、これらの文献には、
酸素濃度が低く且つ温度が低い雰囲気が記載されてお
り、再循環された雰囲気の不要な成分を少なくし且つ分
離する、薄膜分離技術が記載されている。M.ビアンコ
(Bianco)に付与された米国特許第4,824,685号には、
同様に、熟成過程を容易にし且つ加速するため所定の時
点でエチレンが分配される、従来の熟成室が記載されて
いる。また、この特定の文献は、箱に入れた産品列の間
の隙間容積を通って雰囲気が流れることを可能にし、ま
た、熟成チャンバに対するパレット化した産品の搬入及
び搬出の自由度を高める熟成チャンバ内に配置された好
適なフレーム構造体が記載されている。
同様に、L.ラ・バージ(LaBarge)に付与された米国
特許第4,764,389号は、熟成チャンバ内の空気及びエチ
レンガスの連続的な流入を可能にすることにより野菜の
熟成及び呼吸を加速する方法を記載している。当該業界
において、ラ・バージの特許に記載されたように、熟成
チャンバ内でガスを連続的に流すことは、腐敗し易い産
品を小売段階に流通させる直前の熟成過程を加速するた
め、各種の産品及び過程に利用されている。例えば、バ
ナナ及びその他の腐敗し易い産品のパレット化した熟成
装置が熟成施設に設けられ、モジュール型の熟成ユニッ
トに後部が接続されたセミトレーラ産品貨物と共に使用
される。具体的には、この型式の熟成装置は、モジュラ
ー・ライピング・カンパニー・インコーポレーテッド
(Modular Ripening Company,Inc.,)(バージニア州、
バージニア・ビーチ)から入手可能であり、ここでモジ
ュール型の熟成施設は、複数のトレーラドックを備え、
これによりセミレーラ産品貨物は、ドックに後部が接続
され(トラック・ドアが開いた状態で)、その後、熟成
装置が、その内部の産品の迅速な熟成を促進すべく、ト
レーラに対し冷凍雰囲気の連続的な流れを提供する。
また、この特定の文献は、箱に入れた産品列の間の隙
間容積を通って雰囲気が流れることを可能にし、また、
熟成チャンバに対するパレット化した産品の搬入及び搬
出の自由度を高める熟成チャンバ内に配置された好適な
フレーム構造体が記載されている。
同様に、L.ラ・バージ(LaBarge)に付与された米国
特許第4,764,389号は、熟成チャンバ内の空気がエチレ
ンガスの連続的な流入を可能にすることにより野菜の熟
成及び呼吸を加速する方法を記載している。当該業界に
おいて、ラ・バージの特許に記載されたように、熟成チ
ャンバ内でガスを連続的に流すことは、腐敗し易い産品
を小売段階に流通させる直前の熟成過程を加速するた
め、各種の産品及び過程に利用されている。例えば、バ
ナナ及びその他の腐敗し易い産品のパレット化した熟成
装置が熟成施設に設けられ、モジュラー式熟成ユニット
に後部が接続されたセミトレーラ産品貨物と共に使用さ
れる。具体的には、この型式の熟成装置は、モジュラー
・ライピング・カンパニー・インコーポレーテッド(Mo
dular Ripening Company,Inc.,)(バージニア州、バー
ジニア・ビーチ)から入手可能であり、ここでモジュラ
ー式熟成施設は、複数のトレーラドックを備え、これに
よりセミレーラ産品貨物は、ドックに後部が接続され
(トラック・ドアが開いた状態で)、その後、熟成装置
が、その内部の産品の迅速な熟成を促進すべく、トレー
ラに対し冷凍雰囲気の連続的な流れを提供する。
欧州特許出願第EP 0520863 A1号には、酸素濃度の低
い成分を含む制御された雰囲気を使用して新鮮な産品を
保存する方法及び装置が開示されている。産品を仕切り
室に装荷したならば、その制御された雰囲気は、透過体
を使用して酸素濃度を約2%に保つ。長期間の保存相の
間、薄膜型分離体が1%以下酸素濃度、また、好ましく
は、1%以下の二酸化炭素濃度を保つ。
もう一つの特許出願として、国際特許出願第WO 91/15
719号には、腐敗し易い産品用のコンテナ内の雰囲気を
監視し且つ制御するシステムが開示されている。酸素及
び二酸化炭素双方の内部濃度が監視され且つ制御され、
こうしたガス(及び濃度)に対する制御設定点を時間に
亙って分析し、変更の必要性の有無を判断する。酸素の
供給源を提供し、また、二酸化炭素を除去するため、外
気を周期的に(必要に応じて)にコンテナ内に導入す
る。
従って、熟成前の腐敗し易い産品を冷凍及び制御され
た雰囲気のコンテナに入れて、熱帯及び同様の収穫場所
から出荷し、その後に、コンテナから積み降ろし、産品
を熟成施設に輸送し、迅速な熟成過程を行い、次に、そ
の熟成した産品を小売市場に出荷するため多くの方法及
び構造体が開発されていることが理解される。しかしな
がら、特定の貨物内の全ての産品が均一の色、熟成度及
び品質で販売されるように産品の熟成度を均一に且つ確
実に制御する点で依然、問題が残る。小売流通前に全体
として熟成させるべく熟成前の産品を輸送する現在の方
法は、均一で且つ一定の品質(例えば、果物の温度)及
び熟度(例えば、色)の特徴を提供することが出来ず、
輸送又は納入予定が少しでも変更したり且つ/支障が生
じると、比較的コスト高の品質管理上の問題が生ずる。
従って、熟成前の腐敗し易い産品を冷凍及び制御され
た雰囲気のコンテナに入れて、熱帯及び同様の収穫場所
から出荷し、その後に、コンテナから積み降ろし、産品
を熟成施設に輸送し、迅速な熟成過程を行い、次に、そ
の熟成した産品を小売市場に出荷するため多くの方法及
び構造体が開発されていることが理解される。しかしな
がら、特定の貨物内の全ての産品が均一の色、熟成度及
び品質で販売されるように産品の熟成度を均一に且つ確
実に制御する点で依然、問題が残る。小売流通前に全体
として熟成させるべく熟成前の産品を輸送する現在の方
法は、均一で且つ一定の品質(例えば、果物の温度)及
び熟度(例えば、色)の特徴を提供することが出来ず、
輸送又は納入予定が少しでも変更したり且つ/支障が生
じると、比較的コスト高の品質管理上の問題が生ずる。
更に、理解し得るように、従来の輸送、積み降ろし、
熟成及び最終的な輸送機関は、相当な資本及び労力の投
資を必要とする。これら全てのファクタは、産品の品質
管理の考慮事項に多数の変動因子となり、腐敗し易い産
品の一定の高品質、均一な熟度及び色の特徴を保つ機能
を一層、複雑にし且つ損なう。産品を熟成施設に供給す
るためには、収穫後、10乃至14日かかることが多く、産
品を熟成させ且つ小売店に納入するため更に4乃至7
日、必要である。更に、輸送及び/又は納入予定に比較
的僅かな遅れが生じても、果物の品質及び劣化の点で重
大な結果を生じる可能性がある。
発明の開示 本発明の一つの目的は、今日迄、業界で利用可能であ
った腐敗し易い産品の貯蔵及び輸送コンテナの上述の問
題点及び短所を解決することである。
本発明のもう一つの目的は、制御雰囲気の輸送可能な
複数の接続されたコンテナの個々に対し制御された雰囲
気ガスの中央供給源を具備する、腐敗し易い産品に対す
る、改良に係る制御された雰囲気コンテナ・システムを
提供することである。
本発明のもう一つの目的は、一又は複数のモジュール
型のコンテナを制御された雰囲気ガスの集中供給源に選
択的に接続することを可能にする、制御された雰囲気コ
ンテナ・システムを提供し、その接続したコンテナの相
対的な雰囲気状態に基づいて優先順位の階層に従い比較
的均一で且つ予見可能な方法にて、接続されたコンテナ
の各々に対し制御された雰囲気を提供し得るように制御
されたシステムを提供することである。
また、本発明の一つの目的は、腐敗し易い産品の多数
のコンテナ群を接続することを可能にし、また、取り付
けられた各種数のコンテナに対し、及びその取り付けら
れたコンテナ内部の各種の雰囲気状態に自動的に適合
し、制御された雰囲気ガスの供給源の容量に従って、所
定の優先順位の階層に基づき、全てのコンテナに対して
制御された雰囲気ガスを最適な状態で分配するシステム
を提供することである。
本発明の更に別の目的は、相対的にモジュール形態で
ある従属コンテナ・システムと共に使用される、改良に
係る制御された雰囲気のコンテナであって、コンテナを
中央供給源に着脱可能に接続する制御された雰囲気ガス
の供給ポートと、コンテナ内の圧力が所定の最大値を上
廻らないようにする自動的な逃がし弁とを備える、上記
コンテナを提供することである。
本発明の一つの目的は、所定の容量を有する中央供給
源から輸送可能な個々の複数のコンテナまで制御された
雰囲気を最適な状態で提供し且つ取り付けられたコンテ
ナ内の相対的な雰囲気状態に基づく優先順位の階層に従
い、制御された雰囲気を提供する、上述の制御された雰
囲気コンテナ及びコンテナ・システム内で腐敗し易い産
品を貯蔵し且つ輸送する改良に係る方法を提供すること
である。
本発明の更に別の目的は、バナナ等のような腐敗し易
い産品に従来から利用可能であった輸送及び熟成方法に
おける上述の問題点及び短所を緩和することである。
本発明の更に別の目的は、輸送及び熟成過程の双方の
ため、収穫から小売店への納入段階迄、組み合わせた輸
送及び熟成コンテナを利用することの出来る、収穫から
小売店への納入迄、果物及び野菜を輸送し且つ熟成させ
る改良に係る方法を提供することである。
本発明の一つの目的は、コンテナ内の新たに収穫した
産品を低温の貯蔵温度に安定させた後、コンテナ内の熟
成過程を均一に開始させるべく所定の時間、エチレンを
含む制御された雰囲気に産品を露呈させる、バナナ及び
その他の腐敗し易い産品の熟成を均一に制御する方法を
提供することである。
本発明のもう一つの目的は、新たに収穫した産品を直
ちに貯蔵温度迄、冷却して、その後に直ちに、装荷し且
つ冷却した産品を所定の時間、エチレンに露呈させ、コ
ンテナ内に保持した全ての産品の熟成過程を均一に開始
して、その後、コンテナ内の雰囲気からエチレンを少な
くし、熟成しつつある産品を制御された雰囲気内に保っ
て、熟成過程及び熟成速度を正確に制御することによ
り、バナナ及びその他の腐敗し易い産品の熟成を一層、
均一に制御する方法を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、新たに収穫した産品は組
み合わせ輸送及び熟成コンテナ内に入れ、所定の貯蔵温
度迄、冷却し、エチレンを含む制御された雰囲気に所定
の時間、露呈させ、コンテナ内の全ての産品の均一な熟
成を開始し、その後、酸素及びエチレン濃度の低い、制
御された雰囲気に露呈させ、産品の熟成及び成熟過程を
正確に制御し、組み合わせコンテナ内の制御された雰囲
気及び温度を調節することにより、比較的広い納入日の
範囲内で均一に熟成した状態で産品を出荷し得るように
する、バナナ及びその他の腐敗し易い産品を輸送し且つ
熟成させる改良に係る方法を提供することである。
本発明の一つの形態によれば、取り付けたコンテナに
対し制御された雰囲気を提供し得るように適宜に中央供
給源に接続される、複数のモジュール型のコンテナを備
える、腐敗し易い産品を輸送し且つ貯蔵する制御された
雰囲気のコンテナ・システムが提供される。該コンテナ
・システムは、該コンテナ・システムに取り付けられた
コンテナの相対的な雰囲気状態及び供給源の容量に基づ
いて制御された雰囲気の中央供給源の容量を最適に振り
分けることを可能にする制御装置を備えることが好まし
い。かかる制御装置には、制御された雰囲気ガスを個々
のコンテナに振り分ける所定の優先順位の階層が付与さ
れることが好ましい。コンテナ自体は、各々、略気密で
ある、腐敗し易い産品の内蔵貯蔵容積を画成するハウジ
ングと、装荷/積み降ろし操作のため開放させ、その後
に貯蔵及び出荷手順のため密封することの出来る、少な
くとも一つのドア部材とを備えることが好ましい。
通常、重力が逃がし弁を閉位置に保つのに役立つよう
に方向決めされた、所定の有効容積を有する一方向弁部
材を備える自動逃がし弁を設けることが好ましい。該弁
部材は、その内部の圧力が所定の最大値に達したとき
に、貯蔵容積内の雰囲気を排気し得るように変位される
設計としてある。また、該コンテナは、貯蔵容積の床の
排出穴に隣接する位置に接続することの出来る可撓性の
の管状スリーブを有する少なくとも一つの逆止弁の排液
部材と、ハウジングの外側からスリーブ内に配置し且つ
取り外すことの出来る略管状の逆止弁挿入体とを備える
ことが好ましい。
好適な構成において、制御された雰囲気ガスの中央供
給源は、システムの振り分け階層に従って、制御された
雰囲気ガスを個々のコンテナに供給するマニホルドとし
て機能する複数の分配制御装置を備えている。これによ
り、システムは、極めて自由度が大きく且つ対応可能と
なり、内部の雰囲気状態の異なる各種の数のコンテナを
システムに接続し、また、制御装置が、優先順位の需要
及びシステムの全体的な容量に基づいて、制御された雰
囲気ガスを特定のコンテナに振り分けるべく、優先順位
の階層に従って作動する。
本発明のもう一つの形態によれば、バナナ及びその他
の腐敗し易い産品の熟成を収穫から納入迄、均一に制御
する方法であって、制御された雰囲気を受け入れ且つ保
つことの出来る内部容積を有する、組み合わせ輸送及び
熟成コンテナを提供する段階を含む方法が提供される。
新たに収穫した熟成前の腐敗し易い産品はコンテナに装
荷し且つ約14℃(約57゜F)乃至約21℃(約7゜F)の範
囲の貯蔵温度まで冷却する。産品が所望の貯蔵温度にて
安定化したならば、エチレンを含む制御雰囲気を略直ち
に内部容積に提供して、装荷した産品の全ての熟成が均
一に開始されるようにすることが好ましい。その後、貯
蔵、輸送及び納入過程中、コンテナ内で保持される酸素
濃度の低い制御された雰囲気により、エチレンを内部容
積から略排出する。熟成した産品をコンテナから積み降
ろす前に、その内部容積の雰囲気を通常の状態に戻す。
更に、装荷した産品が所望の貯蔵温度にて安定し且つ熟
成過程を開始するためエチレン雰囲気に露呈されたなら
ば、内部容積内の制御された雰囲気及び温度を調節し、
予定時間の範囲内で納入し得るように熟成した産品を提
供すべく、熟成過程を所定通りに「調整」することが可
能となる。
図面の簡単な説明 本明細書は、本発明を具体的に記載し且つ明確に権利
を請求する請求の範囲を含むが、添付図面と共に、以下
の説明を参照することにより、本発明は一層良く理解さ
れると考えられる。添付図面において、 図1は、本発明に従って形成した制御された雰囲気の
コンテナ・システムの部分概略図、 図2は、図1に示した本発明のコンテナの好適な自動
逃がし弁の構成を示す平面図、 図3は、図2の自動逃がし弁の平面図、 図4は、図2及び図3の逃がし弁機構の好適な一方向
弁部材組立体の拡大断面図、 図5は、図1に示した好適な逆止弁排液組立体の拡大
断面図、 図6は、図5の排液組立体の部分平面図、 図7は、図5の排液組立体の底面図、 図8A及び図8Bは、本発明の制御装置の好適な制御モー
ド階層の概略図的なフロー図、 図9は、船の貨物艙内に積み込まれる、本発明の制御
された雰囲気のコンテナ・システムの一つの実施例の概
略図、 図10は、本発明の改良に係る方法を具体化ために利用
することの出来る好適な組み合わせ輸送及び熟成コンテ
ナの概略図である。
発明の詳細な説明 次に、図面の全体を通じて同一の構成要素を同様の参
照符号で表示する図面を詳細に参照すると、図1には、
本発明に従って形成した、制御された雰囲気のコンテナ
・システム15の好適な構成の概略図が示してある。具体
的には、該コンテナ・システム15は、貯蔵容積40内に示
した、腐敗し易い産品(例えば、箱17に充填した産品)
を受け入れ且つ貯蔵するモジュール型の個々のコンテナ
を一又は複数個、含む状態で示してある。コンテナ20
は、相互に接続し且つ離間した一連の頂部壁(32)と、
側壁(34)と、底部壁(35)と、往復運動可能なドア機
構、又は部材36とを有するハウジング、又はフレーム30
を備えている。
貯蔵容積40は、頂部壁32と、側壁34と、ドア部材36
と、内部の床部材38とから画成されている。理解し得る
ように、貯蔵容積40は、略気密のスペースとして提供す
ることが好ましい。貯蔵容積40内への実質的な透過を防
止するため、ハウジング30の隣接する壁と床部材38との
接続部は、溶接、ろう付け、かしめ及び/又はその他の
ガスケット及び/又は密封機構等により慎重に接続し且
つ密封することが好ましい。図示したモジュール型のコ
ンテナ20と同様の貨物構造体は、当該業界の各種の入手
源(日本、厚木の日本フルハーフ(Nippon Freuhauf)
のような)から入手し、また、必要に応じて追加の漏れ
無し機能部分を設けることが可能である。
また、洩れを少なくするため、ドア36の内側に隣接し
て取り付けられた密封カーテン(例えば、50)を備える
ことも好ましい。かかる密封カーテンは、制御された雰
囲気の貯蔵装置内で使用されることが多く、当該業界で
周知である。また、コンテナ20内への最小限の外気が透
過することも予想され、また大部分の場合、使用時に最
小限の酸素の流入を許容することが望ましいことが理解
されよう。略気密の構成において、可調節型通気口等に
より、所定の量の透過を許容する装置の設計とし、均一
で且つ確実な酸素の流入及び二酸化炭素の流出を促進
し、更に、果物コンテナ内の嫌気性状態を防止すること
も重要である。
また、側壁又は端部壁34は、貯蔵容積40と制御された
雰囲気の供給源(例えば、22)との間に流体接続部を脱
着可能に且つ選択的に提供する急速接続/解除式の制御
された雰囲気のガス供給ポート45が取り付けた状態で示
してあり、該貯蔵雰囲気は、ガスの形態にて提供するこ
とが最も好ましい。供給ポート45は、側壁34の外側部分
に隣接する位置に取り付けられた保護カバー/接続アダ
プタ51を備えることが好ましい、側壁34の隔壁を貫通す
る雄型接続具49を備える状態で示してある。可撓性のホ
ース供給管55は、コンテナ20に対し脱着可能に且つ選択
的に接続するため、その末端に雌型急速持続カプラー53
を有する状態で示してある。勿論、所望であれば、上述
の雄型/雌型の順序は、反対にしてもよい。理解し得る
ように、コンテナ20を制御された雰囲気ガスの中央供給
源(例えば22)に接続したとき、供給ポート45は、それ
ぞれの供給管(例えば、55)に適宜に接続される。
また、コンテナ20は、内部に取り付けた雰囲気監視手
段を選択随意に備える状態で示してあり、該雰囲気監視
手段は、以下に更に詳細に説明するように、本発明の制
御された雰囲気の中央供給源(22)の一又は複数の分配
制御装置(例えば、25)及び/又は制御装置(例えば、
24)に選択的に取り付けることの出来るワイヤーハーネ
ス、又は同様の着脱可能な接続具を含むことが出来る。
かかる監視手段は、酸素、二酸化炭素、エチレン等のよ
うなコンテナ20内部の制御された雰囲気の成分に対する
各種のセンサを含むことが出来る。本発明のある適用例
において、貯蔵容積40内の雰囲気状態を監視する手段
は、制御された雰囲気供給源の制御装置に対して特定の
コンテナを接続/接続解除する時間、現在の雰囲気状態
等のような情報を表示する、温度及び圧力センサ、及び
/又は信号発生装置を備えることも可能である。
本発明のより精緻な実施例において、中央ステーショ
ンに接続された個々のコンテナの相対的な雰囲気状態
は、本発明の優先順位の階層システムを具体化し得るよ
うに設定することが好ましい。一部の構成例では、精密
なセンサの利用が可能である一方、接続時間を監視する
機構等のような相対的な雰囲気状態を全体として判断す
る、より簡略化した手段を使用することが好ましい。例
えば、供給ポート45の構成の見本採取ポート、又は補助
枝管(図示せず)に可動、即ち持ち運び型雰囲気測定装
置を選択的に取り付けることが可能であり、また、選択
的に又は連続的に監視するため外部ディスプレイ装置を
備える組み込み式の検出装置を設けることも可能であ
り、或いは、これと代替的に、所望の精密度及び自動化
の程度に依存して、遠隔試験のため内部雰囲気の見本を
自動的に抜き取る手段を採用することも可能である。
図1にも示すように、好適なコンテナ20は、貯蔵容積
40と外気との間で通気を行う自動逃がし弁60を備えてい
る。図2乃至図4に最も良く示すように、好適な自動逃
がし弁60は、側壁34の隔壁を通じて溶接し又はその他の
方法で取り付けられた、ねじ式ニップル又は管64の外側
末端に取り付けられたL字形導管又は管62を備えてい
る。図示するように、管62は、管64の末端68に螺着して
固定することの出来る接続具69を有するプラスチック製
管等を含むことが望ましい。圧力逃がし弁65が管62の開
放上端内に配置されており、通気口78と、上方弁座74と
を有する雄ねじ付きの弁体76を備える状態で示してあ
り、往復運動可能な弁部材70が該弁座内に配置される。
弁部材70は、所定の質量を備え、弁部材が略垂直方向
に方向決めされたとき、該質量がコンテナの貯蔵容積40
内の圧力が所定の最大(又は破断)圧力に達する迄、上
昇動作に抵抗するのに役立つように特に設定されること
が好ましい。この所定の圧力に達するまで、弁部材70の
弁座フランジ72は、弁座74に密封接触した状態を保ち、
逃がし弁60を閉塞状態に保つ。また、通気抵抗力が均一
に維持され、また、通気過程後に可能な限り迅速に弁部
材70がその閉塞状態に戻り易くするため、ばね80のよう
な偏倚部材を設けることが好ましい。貯蔵容積40内の過
剰な圧力が放出されたならば、弁は、確実に且つ直ちに
閉じて、コンテナ内に制御された雰囲気に悪影響を及ぼ
す可能性のある外気の望ましくない流入を阻止すること
が必須である。
圧力逃がし弁65は、弁部材70に設けられた下方リテー
ナ突起82を備える状態で更に示してあり、このリテーナ
突起は、通気過程中、長手方向への移動を極限的に制限
し、これにより、最大の通気流量を制限する。逃がし弁
60の個々の部材の相対的方法、及び弁部材70の方向及び
重量又は質量、並びに偏倚ばね80の自由長さ及び張力を
調節して、その内部の制御された雰囲気状態を保つ一方
で、通気に必要とされる臨界的な流量を受け入れ且つコ
ンテナ20の気密の完全性を保持する有効な質量を有する
弁機構を提供することが可能である。弁の作動係数、流
量等を設定する方法及び等式は、弁業界の当業者に公知
である。従って、本明細書には記載しない。図4に最も
良く示すように、逃がし弁65を挿入し且つ/又はそのア
ダプタ(例えば、管62)から取り外し易くするため、弁
体76に一又は複数の工具用の凹所84を形成することが可
能である。同様に、管64は、コンテナ20の隔壁への溶
接、又はその他の取り付けを容易にする取り付けフラン
ジ66を備える状態で示してある。
上述したように、また図1、図2及び図4に示すよう
に、重力は、逃がし弁65をその常閉状態に保ち易くする
ために弁部材70の質量に作用する一つのファクタである
ため、逃がし弁65は、略垂直状態に方向決めすることが
重要である。絶対的な垂直方向にすることは必須ではな
いが、弁部材70は、コンテナ20の通常の貯蔵又は輸送状
態にて地面に対して略垂直である軸線(VA)に沿って長
手方向に往復運動し得るように整合することが重要であ
る。このようにして、重力を利用することにより、逃が
し弁組立体60は、差圧、また、ばね80の変化する偏倚特
性に依存する度合いが小さくなり、使用時、コンテナ20
内の絶対圧力より精密に制御することを可能にする。
図1及び図5乃至図7に最も良く図示するように、コ
ンテナ20は、凝縮液のような流体を貯蔵容積40から排出
することを可能にし得るように床38に隣接する位置に設
けられた一又は複数の逆止弁の排液組立体(例えば、9
0)を備えることも好ましい。具体的には、連続的な呼
吸の結果として凝縮液を生じることが多い果物及び野菜
のような産品に関し、産品を保護し且つその内部の最適
な雰囲気状態を保つため、溜まった流体を容積40から逃
がす手段を設けることが重要である。当該業界で一般に
利用可能な輸送コンテナは、一又は複数の排液穴を備え
ており、床部材38を通じて溶接又は螺着のような手段で
取り付けられた下方に伸長する排液管(例えば、管92)
を備えることが多い。逆止弁は、排液管等と共に使用す
ることが公知であるが、従来から利用可能な各種の輸送
コンテナに対して寸法の異なる排液管内に逆止弁組立体
を適正に取り付ける点で共通の問題点がある。また、コ
ンテナ内部から挿入し且つアクセスしなければならない
き、逆止弁組立体を作動状態に保つことは困難であり且
つ不便である。しかしながら、本発明より形成された逆
止弁組立体90は、コンテナ20の外側から逆止排液弁の接
続及び保守を行うことを可能にすることにより、こうし
た問題点を解決するのである。
図5に最も良く示すように、逆止弁組立体90は、頂部
分95及び底部分96を有する略管状の可撓性スリーブ94を
備えることが好ましい。取り付け手順を更に促進するた
め、頂部分95に接続する位置にフランジ97を設けること
が出来る。具体的には、可撓性スリーブ94は、床部材38
の下方にて排液管92の下方に垂下する部分の上方を亙っ
て摺動可能に伸縮するようにすることも可能である。図
1に示すように、床38は、ハウジング30内で、またその
底部壁35の上方で凹状にされている。コンテナ20の外側
から排液管92の下方部分にアクセスすることは、常時、
実質的に可能であり、これにより、コンテナ20の外側か
ら逆止弁組立体90の取り付け及び保守を行うことが容易
となる。スリーブ94を排液管92に着脱可能に固着する便
宜なモードとして、締付け型取り付けリング110が示し
てある。
弁座103と、排液口106と、幾つかの案内リブ104と、
その内部のボール弁105とを有する、着脱可能で略中空
の管状挿入体101が可撓性スリーブ94内に同心状に取り
付けられている。ボール弁105を挿入体101の内面から内
方に離間させ、また、使用時、ボール弁105をその内部
で案内し易くするため、リブ104を設けることが好まし
い。選択随意的に、塵埃その他の異物がボール弁機構の
適正な作動を妨害しないよう、挿入体101は有孔カバー1
07を備えることが出来る。理解し得るように、可撓性ス
リーブ94の底部分には、有孔の可撓性薄膜98を設けるこ
とが可能である。薄膜98は、選択随意であるが、塵埃、
風、雨水、氷等のような雰囲気状態から一方向排液弁の
挿入体を保護する更なる手段を設けることが好ましい。
可撓性で有孔の薄膜98の性質は、周囲の環境からの保護
バッファを提供する一方で、必要に応じて挿入体101の
検査及び取り外しを行うことを可能にする。
また、挿入体101を悪影響のある条件から更に隔離す
るため、組立体90の底部分96には、伸長した可撓性の
「カズー(kazoo)」部材を設けることも好ましい。こ
の可撓性の伸長体99は、その可撓性の結果として、氷、
又は塵埃の蓄積を防止する働きをし、これにより、常
に、逆止弁組立体90を作動可能な状態に保つ働きをる。
スリーブ94及び挿入体101は、略円筒状の構造体として
示してあるが、これは、必須ではなく、所望に応じて変
更が可能である。
図1を参照すると、制御された雰囲気の中央供給源22
は、接続したコンテナに対して、制御された雰囲気ガス
を必要に応じて提供する一又は複数のガス発生装置又は
供給源23(例えば、薄膜型の窒素発生装置等)を備える
ことが好ましい。勿論、中央供給源22は、所定のガス出
力容量を備えるものとする。制御された雰囲気ガス供給
源23、及び一又は複数の分配制御装置、又はマニホルド
25と相互作用する制御装置(例えば、24)を設けること
が最も好ましい。当該技術分野で公知であるように、制
御された雰囲気供給源23は、窒素のようなその他の成分
の相対比率を増すために、外気から酸素を除去する装置
を備えることが好ましい。当該業界では、各種形態の薄
膜型装置が利用可能であり、該装置は、全体として、外
気を圧縮し、酸素に対する透過性あるいは、溜まる可能
性のある窒素及び/又はその他のガスに対する透過性は
小さい特殊な薄膜にその外気を通過させるものである。
酸素濃度の高い透過気体は外気に通気される一方、窒素
濃度の高い残りのガスは、集められて、システムに取り
付けられたコンテナに対する制御された雰囲気として供
給される。供給源23は、これと代替的に、例えば、液体
窒素のタンクを備え、又は圧力スイング吸着/分子ふる
い技術を含めることが可能であることが理解されよう。
分配制御装置25は、圧力調整弁27及び供給管29aを通
じてガス発生装置23又はガスバッファ又は供給管29から
特定の制御装置25に取り付けられた個々のコンテナ20に
制御された雰囲気ガスを選択的に供給するマニホルドを
備えることが好ましい。図示するように、多数の供給管
29aが調節弁27から放射状に伸長し、これにより、シス
テムの全体における供給圧力を均一にすることが出来
る。また、分配制御装置25の各々は、制御された雰囲気
ガスを供給管29から個々の分配管28に偏向するマニホル
ド系を備えており、該分配管は、図1に示すように、制
御された雰囲気の個々のコンテナ20に選択的に取り付け
られる。分配制御装置25は、それ自体で(即ち、その他
の制御装置25及び制御装置24を使用せずに)複数のコン
テナに対する雰囲気の分配を制御するため使用すること
が出来る。該複数のコンテナは、複数の独立的な領域に
仕切ることが可能である。分配管28は、相対的に剛性で
且つ/又は恒久的に取り付け且つ貯蔵又は出荷場に配置
し、或いは航空機、船又はその他の輸送車両の貨物艙内
に配置することが出来る。また、制御された雰囲気ガス
を更に自動的に且つ/又は手動で制御するため、各分配
管28には、個々の弁/遮断組立体(例えば、57)を設け
ることが好ましい。
好適な構成において、制御装置24は、相互作用するデ
ータ用の導線26等により、分配制御装置25の各々と接続
され、中央供給源22から該供給源に取り付けられたコン
テナ迄の制御された雰囲気ガスの分配及び振り分けを正
確に監視することが出来る。制御装置24は、手動信号及
び/又は予めプログラム化した制御命令の何れかの形態
にて命令を入力することを可能にする、キーボード又は
その他の入力装置のような相互作用制御コンソールを備
えることも可能であると考えられる。この点に関し、作
動命令を入力することの出来る制御装置24の一部とし
て、制御盤、コンピュータ制御装置、又は同様の装置を
設けることが好ましい。任意の特定の貯蔵又は輸送施設
においては、制御された雰囲気ガスの中央供給源22に接
続される複数のコンテナ20を配置する一又は複数の領域
(例えば、図9に示す領域I、II等)を指定することが
可能であると考えられ、その領域の各々は、該領域に関
係する少なくとも一つの分配制御装置25を備えるように
する。例えば、図1の該略図には、一対の分配制御装置
25が関係付けられた、少なくとも一つの領域を有するコ
ンテナ・システム15の一部が示してある。全体として、
施設の各領域毎に単一の分配制御装置25があるようにさ
れる。
分配制御装置25の各々は、所定の数(例えば、25乃至
30)のフック掛け又は分配管28を備えることが考えられ
る。これらフック掛けの全ては、全体として上述のよう
に容量を最大にするため利用することが出来るが、使用
しないフック掛けは、適用例に応じて、手動且つ/又は
自動の何れかで必要に応じて個々の遮断弁57によって閉
じることが可能である。また、任意の所定の時点にて任
意の特定の分配制御装置25に接続された正確な数のコン
テナを監視し且つ/又はかかるコンテナの相対的な内部
の雰囲気状態を監視するため、システムの分配制御装置
25と接続したコンテナと間の相互作用フィードバックを
利用することが望ましいと考えられる。当該システムの
一つの有利な点は、中央供給源22の容量の範囲内で制御
された雰囲気ガスを常に最適に分配し得るようにシステ
ムが対応可能なことである。単一の中央供給源に多数の
制御装置25を接続する場合、制御装置25間の相互作用的
連通を可能にし、中央供給源(例えば、22)の容量を最
大限、最適に利用し得るようにする制御装置24、又はそ
の他の装置を提供することも好ましい。
コンテナ・システム15に一又は所定のサブルーチン又
はガス充填制御モードを予めプログラム化し、一又は複
数の分配制御装置25と関係付けることも更に考えられ
る。この制御プログラムは、制御装置25の一部として、
また、より精緻な構成の場合、複数の分配制御装置25の
統括手段として機能する制御装置24内に設定することも
可能である。最適な貯蔵及び輸送状態とするためには、
内部の雰囲気状態が異なるコンテナは、必要とする制御
された雰囲気(CA)の量が異なるため、該システムは、
こうした変化し且つ可変の需要に対応して、該システム
に接続される全てのコンテナに対するCAガスの供給を最
適にし得るような設計とする。これらコンテナの相対的
な内部温度及び雰囲気状況に基づいて各特定の領域及び
/又は個々のコンテナに供給される、CAガスの量及び流
量を制御する実用的なシステムを具体化するため、本発
明のサブルーチンは、複数の所定の作動モード、又は制
御モードに分けられている。具体的には、これらの制御
モードは、プル・ダウン(pull down:低下)高優先順
位モード(PHP)、プル・ダウン低優先順位モード(PL
P)、急速サイクル高優先順位モード(QCHP)、急速サ
イクル低優先順位モード(QCLP)及び保守モードから成
ることが望ましい。こうしたモードを具体化する好適な
制御及び優先順位の計画(scheme)が、以下に説明する
ように、図8A及び図8Bのフロー図に示してある。
一つの好適な構成において、これら特別なモードは、
その各々が特定の産品(例えば、バナナ)に対してその
モードにて各個々のコンテナに供給すべきCAガスの所定
の流量及び量と関係付けられている。例えば、プル・ダ
ウンモードは「新品の」コンテナ、即ち、制御された雰
囲気ガスをその前に殆ど又は全く入れていないコンテナ
に応答することを目的とする。また、プル・ダウンモー
ドは、以前に好適な制御された雰囲気状態にて安定化さ
れたが、長時間、制御された雰囲気ガス供給源から接続
解除されていたコンテナにも適する。その内部の雰囲気
状態及び温度に基づいて、プルダウンモードのCAガス量
を必要とするコンテナには、最初の制御プログラムの一
環として、所定のCAガス混合体(例えば、コンテナ当た
り2500標準立方フィート(SCF))が供給される。勿
論、制御された雰囲気ガスの具体的な量及び流量は、そ
の他の変動因子のうち、ガス混合体、コンテナ内の腐敗
し易い産品の種類、コンテナ自体の透過量及びコンテナ
の容積に依存する。これらのモードは、分配制御装置25
又は制御装置24を通じて手動で実行することが出来、又
は、システムの適用例及び複雑さに依存して、プログラ
ムにより自動的に開始されるようにしてもよい。
本発明の好適なプログラムの下、該システムの論理
は、図8Aの決定ブロックSから開始して進行させること
が出来る。コンテナがPHP制御モードにてその全CAガス
の割り当て量の半分の量を受け取ったならば、そのコン
テナの状況は自動的に階層が下がってPLPモードにな
る。この階層が下がることは、システムのその他のコン
テナ及び/又は領域を対象とする容積を拡大することに
役立つ。コンテナがプル・ダウンモードの全CAガスの充
填量を受け取り、最適な制御された雰囲気レベル(例え
ば、約2乃至10%の最適な酸素濃度)にて安定したなら
ば、PLPモードは、階層が下がって保守モードとなる。
この保守モードにおいて、コンテナは、必要に応じて
(例えば、最も簡単な適用例において、所定の時間間隔
にて)短時間、CAガスの噴射量を受け取る。例えば、コ
ンテナは、その最適な制御された雰囲気で安定化したな
らば、呼吸により利用された少量の酸素及び/又は漏洩
等により失われた窒素を置換するのに十分なCAガスを周
期的に短時間、噴射させることで、その雰囲気を保つこ
とが可能である。かかる噴射量(例えば、30SCF/時)及
び頻度は、特定の適用例に基づいて予めプログラム化す
ることが出来る。
この急送サイクル・モードは、制御された雰囲気ガス
により最適レベルの安定化程度までその前に処理された
が、このレベルが追加のCAガスを供給することで維持さ
れていない、産品コンテナを対象とするものである。制
御された雰囲気がコンテナに供給されない期間中、ドア
・シール等を通じてコンテナ内に透過する空気及び産品
の呼吸により容積40内の雰囲気を酸素濃度が変化する。
バナナのような果物の場合、酸素濃度は、約2%乃至8
%の範囲に保つことが一般に好ましい。コンテナをCAガ
スで処理し、湾岸のターミナル・ヤード又、は輸送機関
(船、列車、飛行機等のような)で安定化させた場合、
船と積み込みドックとの間で移動するためコンテナの接
続を解除し又は逆にコンテナを接続することが必要とさ
れることが多い。一部の積み込み/輸送施設は、十分な
容量のある中央供給源及び/又は直ちに利用可能な制御
された雰囲気ガスの予備装置(hook up)を備えておら
ず、コンテナは、数時間及び数日間に亙ることが多い相
当の期間、非接続状態及び/又は雰囲気の供給が不十分
な状態に放置される。
バナナに対する本発明の一例において、約12時間乃至
24時間の間、コンテナにCAガスの供給が為されなかった
場合、QCHPモードが開始され、CAガスの制御された供給
量が約400SCF/コンテナ(標準寸法のバナナ・コンテナ
の場合)であるように最初の制御プログラムを設定する
ことが好ましい。コンテナを一度安定化させたがその後
約6時間乃至12時間、接続解除状態にある場合、QCLPモ
ードを開始したならば、各コンテナに供給されるガス量
は、より少なくなる(例えば、200SCF)。その後、コン
テナは、図8A及び図8Bに示すように階層を下げて保守モ
ードになる。フロー図に示すように、安定化後、24時間
以上、CAガスがコンテナに供給されなかった場合、コン
テナは、PHPモードに放置され、急速にその内部の制御
された雰囲気状態を再設定する。システムの容量内で制
御モードを実施する優先順位の一例としての階層は、次
の通りである。
第1の優先順位−急速サイクルの高優先順位(QCHP) 第2の優先順位−プル・ダウン高優先順位(PHP) 第3の優先順位−プル・ダウン低優先順位(PLP) 第4の優先順位−急速サイクルの低優先順位(QCLP) 第5の優先順位−保守 特定領域及び/又は個々のコンテナの制御モードを監
視することにより、システム(例えば、分配制御ユニッ
ト25及び/又は制御装置24)は、中央供給源22から最適
な方法で利用可能なCAガスを供給する優先順位システム
を設定し且つ具体化することが出来る。従って、特定の
中央システム22に接続されたコンテナには、システムの
容量の範囲内でCAガスを供給し、また個々のコンテナ内
の雰囲気状態に応答して制御プログラムにより自動的に
実行される優先順位の階層に基づいてCAガスが供給され
る。勿論、追加の制御モードを加えることが出来、ま
た、装置を各種の適用例及び産品に適応し得るように任
意の特定のモードの優先順位を変更することも可能であ
る。
勿論、産品が異なれば呼吸量も異なり、また、その他
の特性も異なり、異なる雰囲気状態を必要とする。こう
した変動因子は、選択された制御モードの数及び特徴を
変更し、及び/又は階層系統の優先順位の選択を変更す
ることになる。従って、中央供給源(例えば、22)に
は、異なる適用例(例えば、異なる産品、異なるコンテ
ナ、異なる環境条件等)に採用される幾つかの選択随意
の制御プログラムを用意することが好ましい。本発明の
適用可能な特徴は、異なる産品及び輸送/貯蔵条件に対
して実質的に無限の適応を可能にするものである。完全
に自動化したとき、このシステムは、人為的なインテリ
ジェントな方法にて効果的に自動的に適応して、変化す
る条件及び需要に「大急ぎで」対応することが出来る。
上述のように、本発明は、産品の貯蔵区域、港湾のコ
ンテナ保持区域、船、飛行機等の貨物艙、及び/又は流
通施設又は熟成施設を含む各種の適用分野で具体化する
ことが出来る。本発明により実現される制御された雰囲
気コンテナ・システム215の一つの実施例が図9に示し
てあり、ここで、腐敗し易い産品の複数のコンテナ217
が船219の貨物艙内に積み込まれている。一例として、
中央のCAガス供給源222に接続すべく、船219の上方及び
下方貨物艙区域には六つの独立的な領域(例えば、I−
VI)が表示されている。貨物艙の中央部分は、CAガス源
222の分配制御ユニットから制御された雰囲気の分配管2
28を恒久的に取り付けるために開いた状態にあり、この
分配間は、同様に、図1に関して上述したように、可撓
性ホース接続具及び急速接続継手組立体(図示せず)を
備えている。また、この本発明のコンテナ・システムの
適用及び取り付けは、同様の方法にて、貨物飛行機、列
車、トラック等に適用することが可能である。
次に、図10を詳細に参照すると、貯蔵容積40内に示し
た腐敗し易い産品(例えば、箱17に充填した産品)を受
け入れるモジュール型の個々のコンテナ20が示してあ
る。これらのコンテナ20は、組み合わせ輸送及び熟成コ
ンテナとして使用される。上述のように、腐敗し易い産
品は、バナナ又はその他のあらゆる腐敗し易い果物又は
野菜でよい。コンテナ20は、上述の好適な実施例に従っ
て形成する。
また、コンテナ20は、制御された雰囲気供給源(例え
ば、22)に選択的に取り付けることの出来る、配線器具
又は同様の着脱可能な接続具を含めることが出来る、内
部に取り付けた雰囲気監視手段(47)を選択随意的に含
む状態で示してある。かかる監視手段は、上述のよう
に、コンテナ20内の制御された雰囲気の特定の成分を監
視する各種のセンサを含めることが出来る。コンテナ20
は、それ自体の自己充足式の制御された雰囲気源を含
み、又はより好ましくは、急速接続解除型機構(例え
ば、45)により制御された雰囲気の中央供給源(例え
ば、22)に選択的に取り付けることが可能である。
本発明のより精緻な実施例において、中央ステーショ
ンに接続された個々のコンテナの相対的な雰囲気状態
は、上述したように、制御された雰囲気の供給源と関係
付けられたコンピュータ、又は同様の装置により、階層
優先順位系統を適当に具体化するように設定されること
が好ましい。
図10に示すように、コンテナ20は、貯蔵容積40と外気
との間で通気を行う自動逃がし弁60を備えることが好ま
しい。自動圧力逃がし弁組立体は、管62の開放した上端
内に配置し、所定の最大値に達したとき、内部容積40内
の雰囲気を大気に放出することが出来る。また、図10に
示すように、産品を装荷したならば、隣接したドア36の
密封を促進するため、産品をコンテナ20に装荷した後
に、密封カーテン(56)を取り付けることが出来る。
同様に、図10に示すように、コンテナ20は、凝縮液等
の流体を貯蔵容積40から排出し得るよう床38に隣接する
位置に設けられた一又は複数の逆止弁排液組立体(例え
ば、90)を備えることが好ましい。好適な逆止弁は、床
部材38の下方から排液管92の下方部分に取り付けること
の出来る可撓性の管状スリーブを備えるようにしてもよ
い。該管状スリーブが弁座及びホール弁機構を受け入れ
且つ収容し、信頼性の高い一方向逆止弁排液口を提供
し、この排液口は、コンテナ20の外側から接続し且つ保
守することが出来る。好適な逆止弁組立体90の更に詳細
は、上記に記載した通りである。
本発明の方法は、バナナ又はその他の腐敗し易い産品
を収穫後、箱に装荷し、輸送過程が便利であるようにパ
レットに適正に積み重ねるか、又は船の貨物艙等の所定
の部分に分けて装荷される。図10に示すように、複数の
箱17は、全体として、フォークリフト等で動かし易いよ
うに、パレットに積載され、複数のパレットがコンテナ
20内に一方が他方の上になるように積み重ねられる。新
たに収穫した熟成前の産品は、収穫後、可能な限り早急
に組み合わせ輸送及び熟成コンテナ20内に装荷され、又
は撤で装荷される。コンテナに新たに収穫した産品が完
全に装荷されたならば、内部容積40を約14℃(約57゜
F)乃至約21℃(約70゜F)の好適な範囲の貯蔵温度に冷
却する。例えば、バナナにとって最も望ましい貯蔵温度
は、全体として約14℃(約58゜F)乃至約15℃(約60゜
F)である。内部容積40、及びその内部に貯蔵された産
品は、その産品の鮮度及び品質が最も良く保存されるよ
うに、収穫後、可能な限り早急に所望の貯蔵温度にて安
定化される。
内部容積40内の産品が所望の貯蔵温度にて安定化され
たならば、その産品は、略直ちに、エチレン・ガス(例
えば、約150ppmエチレン混合体)に露呈させ、そのコン
テナ内の装荷した全ての産品の熟成が均一に開始される
ようにすることが好ましい。従来、バナナ等について利
用された輸送手段において、輸送コンテナ内の産品は、
熟成過程順にコンテナの内部温度及び雰囲気を制御した
場合であっても、当然に、熟成を開始する時点が異な
る。例えば、二酸化炭素は、その他の空気の成分(例え
ば、酸素)よりも濃度が高く、また、コンテナの下方部
分で二酸化炭素の濃度が高い場合、コンテナの上方部分
の産品は、装荷した産品の品質、色、熟成特性を著しく
変化させる方法で熟成する。同様に、その空調施設から
離れた位置にある産品の温度管理を十分に行い得ない場
合、均一な熟成は為し得ない。腐敗し易い産品の販売業
者にとって、その鮮度及び色並びに温度特性が均一であ
ることは、極めて重要なことであるから、この点につい
ての従来技術の短所は、品質管理上、致命的となる場合
がある。
また、バナナ及びその他の腐敗し易い産品の輸送コン
テナには、内部容積を低温に保つ冷凍装置が設けられる
ことが確認される。バナナ及びその他の果物産品に使用
される輸送用コンテナは、全体として、その産品の通常
の熟成によりコンテナ内で生じる熱負荷に対応する冷凍
能力を持っていないことが確認されている。特に、熟成
する果物の呼吸は、副産物として熱を発生させ、熟成が
進むに伴い内部容積40内の温度は急速度で上昇する。そ
の結果、バナナ及びその他の腐敗し易い産品の荷主は、
不可避的な熱負荷の増大に対応し得るよう、また、空気
の循環を促進する追加の空隙スペースを提供し得るよ
う、コンテナの全積載荷重よりも少ない量で産品を出荷
せざるを得ない。好気性熟成のための好適な酸素濃度が
保たれるよう、熟成過程中、十分な空気循環を図ること
が極めて重要である。輸送容積を少なくすることの代替
手段は、熟成施設迄への輸送が完了する迄、熟成が開始
されないようにすることである。しかしながら、上述し
たように、収穫後、数週間程度、熟成が遅れたならば、
最良の調整状態の輸送雰囲気状態の下でさえも、全ての
特定産品の品質、色及び熟成度が、通常、著しく異なる
可能性がある。
本発明の熟成方法によれば、新たに収穫した産品をコ
ンテナに装荷し、所望の貯蔵温度に安定化させた後、そ
の産品は、エチレンを含む雰囲気に露呈させ、コンテナ
内の全ての産品に対して均一な熟成過程を開始させる。
このエチレンによる熟成の開始は、装荷施設で行うか、
又は産品の収穫及び装荷時点でエチレン供給源が利用で
きないならば、数日間、遅らせることも出来る。かかる
場合、エチレン・ガスに均一に露呈させる迄、熟成過程
を抑制すべく、制御された酸素濃度の低い雰囲気(例え
ば、3−5%酸素、97−95%窒素)を内部容積40に提供
することが考えられる。コンテナ内の全ての産品につい
て均一な熟成過程を開始させるため、産品は、1乃至2
日間、エチレンに露呈させることが好ましい。
熟成過程が均一に開始されたならば、内部容積40内の
エチレン・ガスの濃度は、著しく薄くし(完全に除去す
ることは実質的に不可能である)、また、酸素濃度の低
い不活性雰囲気と置換し、出荷及び輸送過程中の熟成過
程を最小にすることが好ましい。約14℃(約58゜F)、
約5%の酸素(95%N)の制御された内部雰囲気を提供
することにより、完全に装荷したコンテナは、通常、輸
送コンテナに提供される増進用又は補助的な冷凍装置を
必要とせずに、均一に熟成しつつある産品から発生され
る熱負荷に容易に対応することが出来る。上述のよう
に、各コンテナは、それ自体の制御された雰囲気ガス供
給源を備える一方、コンテナは、個々のコンテナの投資
額が最小で済むように、制御された雰囲気の中央供給源
に選択的に取り付けることが好ましい。収穫後、早期に
コンテナ内のそれぞれの産品に対する熟成過程を均一に
開始させることにより、装荷したコンテナ内の産品の広
範囲の通常の熟成が最小となり、色、熟成度及び鮮度の
質が一層均一で且つ信頼性の高い状態で保たれることが
判明した。
完全に装荷した輸送及び熟成コンテナ20は、その後
に、船、列車、飛行機又はその他の輸送手段により、通
常の熟成施設にて中断する必要なく、その小売流通仕向
け地に輸送することが出来る。貯蔵、輸送及び販売過程
中、制御された雰囲気がコンテナ内で適正に保たれる限
り、その熟成過程は、内部容積40内で極めて確実に制御
することが出来る。このようにして、納入計画を一層、
確実にし、市場の需要及び納入上の問題点の変化に一
層、幅広く対応することが可能となる。例えば、特定の
コンテナ内の産品が最初の予定よりも早期に必要とされ
る場合、そのコンテナ内の温度及び/又は雰囲気を変更
させて、その熟成過程を促進させることが出来る。例え
ば、約14℃(58゜F)から21℃(約70゜F)乃至24℃(75
゜F)まで温度を高くし且つ/又はコンテナ内の酸素濃
度を増大させて、熟成過程を適宜に促進させることが出
来る。これと逆に、何らかの理由により数日間、産品の
納入を延期しなければならない場合、その産品は、最初
の予定よりも長時間、低酸素濃度、低温度の制御された
雰囲気に保つことが可能である。
その産品の納入日が近づくに伴い、コンテナ20内の制
御された雰囲気は、通常の雰囲気状態と置換し、所望に
応じてコンテナからその産品を積み降ろしすることが出
来る。理解されるように、本発明の方法は、輸送コンテ
ナから熟成施設、その他の輸送機関、小売店まで積み降
ろしたり、装荷したりすることを繰り返す必要が無く、
栽培農家から小売業者まで直接、コンテナの全体の貨物
を輸送することを可能にするものである。本発明の熟成
過程を利用する結果、熟成度、色及び鮮度の品質が確実
に均一に保ち得ることが判明した。更に、熟成施設の資
本コスト、時間的条件、能力及び予見不可能性が本発明
により解消され、腐敗し易い産品の業者は、より均一で
且つ信頼される質が保証され、納入計画及び製品の需要
に対して一層幅広く対応し得るという更なる利点があ
る。
また、本発明の実施により、特定の腐敗し易い産品が
これ迄、アクセスし得なかった市場にアクセスすること
が可能となると考えられる。特に、利用可能な基本的な
施設(例えば、熟成貯蔵及び輸送施設)及び/又はかか
る基本的な施設を提供する資金の不足は、大部分、本発
明の実施により解決される。高価で且つ取り扱いが難し
い熟成施設等、又は、輸送用コンテナに対する高価な追
加の冷却能力を必要とせずに、経済的で且つ実用的な方
法で更なる市場及び地理的区域を開拓することが可能と
なったと考えられる。この汽船的な施設が利用可能であ
っても、本発明は、従来、出荷後の熟成のため必要とさ
れていた小売市場における果物の成熟を4−7日も短く
することが可能であると考えられる。この成熟の約1/3
の短縮化は、熟成した産品に対して一層優れた鮮度及び
全体的な品質を許容するものである。
本発明の好適な実施例について図示し且つ説明した
が、本明細書に記載した、腐敗し易い産品の制御された
雰囲気のコンテナ・システムへの適用の更なる応用例
は、本発明の範囲から逸脱せずに、当業者による適正な
変更により具体化することが出来る。これら可能な変更
例の幾つかは、上述したが、その他のものは、当業者に
明らかであろう。例えば、上述したように、本発明のコ
ンテナは、船の貨物艙の一部として、又は撤積み輸送の
ため、その他の輸送車両内に設けることも可能である。
これらの産品は、収穫箇所から貨物艙内に直接、装荷
し、冷却し、次に、均一な熟成状態にて仕向け港にて納
入し得るよう、上述のように輸送中に熟成させる。従っ
て、本発明の範囲は、次の請求の範囲から理解されるべ
きであり、また、本明細書に記載し且つ図面に示した構
造体、過程及び操作方法の詳細に本発明が限定されるも
のと解釈されるべきではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレアム,チャールズ・アール アメリカ合衆国ミシシッピ州39560,ロ ング・ビーチ,ボッグス・サークル 111 (72)発明者 ヘルツステイン,ジョン アメリカ合衆国ペンシルバニア州19438, ハーレイスビル,シャーリー・ドライブ 281 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23B 7/148 A23L 3/3418

Claims (42)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続したコンテナ(20)に対して制御され
    た雰囲気を提供すべく適宜に中央供給源(23)と接続さ
    れる、独立的な輸送可能なコンテナ(20)を複数備え
    る、果物及び野菜のような腐敗し易い産品を輸送し且つ
    貯蔵するための制御された雰囲気のコンテナ・システム
    (15)にして、 1又は複数のコンテナ(20)に供給される制御された雰
    囲気の中央供給源(23)を備え、 前記コンテナ(20)の各々が、腐敗し易い産品用の略気
    密の貯蔵容積(40)を画成するハウジング(30)と、装
    荷/積み降ろし過程のため開放することが出来、貯蔵及
    び輸送過程のため密封することの出来る少なくとも一つ
    のドア部材(36)と、該貯蔵容積と前記中央供給源との
    間を着脱可能に且つ選択的に流体接続する部分(55)を
    提供して、制御された雰囲気を貯蔵容積内に提供する、
    前記ハウジングに設けられた供給ポート(45)とを備
    え、 所定の供給制御プログラムに従って、前記中央供給源
    (23)から1又は複数の接続したコンテナ(20)に分配
    される前記制御された雰囲気の分配を制御する手段(2
    4)を有する分配制御ユニット(25)を備え、前記供給
    制御プログラムが、プル・ダウン高優先順位モード、プ
    ル・ダウン低優先順位モード、保守モード、急速サイク
    ル高優先順位モード、及び急速サイクル低優先順位モー
    ドのうち少なくとも二つを含む、複数の所定の制御モー
    ドを実行するサブ・ルーチンを含み、 前記プル・ダウン高優先順位モードは、制御された雰囲
    気ガスを以前に殆ど入れていないか又は以前に制御され
    た雰囲気ガスを供給されて安定していたがその後所定の
    時間に亘って雰囲気ガス供給源から接続解除されていた
    コンテナに、所定量の制御雰囲気ガスを供給する形態を
    意味し、 前記プル・ダウン低優先順位モードは、コンテナが前記
    プル・ダウン高優先順位モードによって全制御雰囲気ガ
    スの割当量の半分の量を受け取った後に比較的低速で制
    御雰囲気ガスを供給する形態を意味し、 前記保守モードは、コンテナが最適な制御雰囲気ガス状
    態で安定した後に制御雰囲気ガスを周期的に短時間噴射
    するガスの供給形態を意味し、 前記急速サイクル高優先順位モードは、以前に制御され
    た雰囲気ガスを供給されて安定していたがその後前記所
    定時間よりも短い第1の所定時間に亘って雰囲気ガス供
    給源から接続解除されていたコンテナに、第1の所定量
    の制御雰囲気ガスを供給する形態を意味し、 前記急速サイクル低優先順位モードは、以前に制御され
    た雰囲気ガスを供給されて安定していたがその後前記第
    1の所定時間よりも短い第2の所定時間に亘って雰囲気
    ガス供給源から接続解除されていたコンテナに、前記第
    1の所定量よりも少ない第2の所定量の制御雰囲気ガス
    を供給する形態を意味する、 ことを特徴とするコンテナ・システム。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載のコンテナ・シス
    テムにして、前記貯蔵容積(40)及び前記ハウジング
    (30)内に設けられて、腐敗し易い産品を支持する床
    (38)と、凝縮液等のような流体が前記貯蔵容積から排
    出されるのを可能にし得るように前記床(38)に形成さ
    れた対応する排液穴に隣接する位置に設けられた少なく
    とも一つの逆止弁排液部材(90)とを備え、 前記排液部材(90)が、前記床(38)に形成された排液
    穴に隣接する位置に接続すべき可撓性の管状のスリーブ
    部材(94)と、略管状の逆止弁挿入体(101)とを更に
    備え、該挿入体が、弁座(103)と、該弁座に形成され
    た弁開口部(106)と、前記挿入体(101)内に設けら
    れ、通常、前記弁座上に位置して、前記閉口部を閉じる
    浮動ボール(105)とを有し、これにより、前記挿入体
    (101)を前記床の下方から前記スリーブ(94)内に挿
    入し且つ該スリーブから取り外し得るようにしたことを
    特徴とするコンテナ・システム。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項に記載のコンテナ・シス
    テムにして、前記供給制御プログラムの前記サブ・ルー
    チンが、前記中央供給源(23)の容量及び取り付けた前
    記コンテナ(20)内の相対的な雰囲気状態に従って、取
    り付けられた個々の複数のコンテナ(20)に対して前記
    中央供給源(23)から制御された雰囲気を最適に提供す
    べく、特定の制御モードを選択的に実行する階層を備え
    ることを特徴とするコンテナ・システム。
  4. 【請求項4】請求の範囲第3項に記載のコンテナ・シス
    テムにして、複数の制御手段(25)が、前記制御手段の
    各々に取り付けられた複数のコンテナ(20)に対して単
    一の供給源(23)から制御された雰囲気を最適に提供し
    得るように互いに相互作用可能に接続されることを特徴
    とするコンテナ・システム。
  5. 【請求項5】請求の範囲第3項に記載のコンテナ・シス
    テムにして、前記制御手段(25)が、接続されたコンテ
    ナ(20)内での雰囲気を最初に最適にプル・ダウン(低
    下)させる状態を管理し、及び接続された全てのコンテ
    ナ(20)内の相対的な雰囲気状態の優先順位、及び前記
    供給源(23)の容量に基づいて、当該雰囲気状態を保つ
    所定の制御モードを含むことを特徴とするコンテナ・シ
    ステム。
  6. 【請求項6】請求の範囲第1項に記載のコンテナ・シス
    テムにして、前記圧力逃がし弁(65)が、前記貯蔵容積
    (40)内の圧力が前記所定の最大値よりも低いとき、前
    記弁(65)を開放位置、即ち、通気位置からその常閉位
    置にする偏倚手段(80)を備えることを特徴とするコン
    テナ・システム。
  7. 【請求項7】請求の範囲第2項に記載のコンテナ・シス
    テムにして、前記スリーブ(94)が、頂部分(95)及び
    底部分(96)と、該底部分(96)に隣接する位置に配置
    され、前記挿入体(101)の挿入及び取り外しを許容
    し、使用時、前記挿入体(101)を雰囲気状態から略隔
    離する有孔の薄膜(98)とを備えることを特徴とするコ
    ンテナ・システム。
  8. 【請求項8】請求の範囲第1項に記載のコンテナ・シス
    テムにして、前記貯蔵容積(40)と外気との間を選択的
    に流体連通させる自動的な逃がし弁装置(65)を更に備
    え、該逃がし弁装置(65)は、所定の質量を有する一方
    向弁部材(70)を備え、該一方向弁部材が、重力が該逃
    がし弁を常閉位置に保つのを助けるが、その内部の圧力
    が所定の最大値に達したとき、前記弁部材(70)が変位
    されて、前記貯蔵容積(40)内の圧力を排気し得るよう
    に方向決めされることを特徴とするコンテナ・システ
    ム。
  9. 【請求項9】請求の範囲第1項に記載のコンテナ・シス
    テムにして、該コンテナ・システムに接続された個々の
    コンテナ(20)内の相対的な雰囲気状態を監視する手段
    (47)を更に備え、前記供給制御プログラムが、所定の
    優先順位に従い且つ前記コンテナ(20)内の前記相対的
    な雰囲気状態に応答して、接続された一又は複数のコン
    テナ(20)に対して制御された雰囲気の分配を制御する
    ことを特徴とするコンテナ・システム。
  10. 【請求項10】果物及び野菜のような腐敗し易い産品を
    輸送し且つ貯蔵するシステム(15)にして、 腐敗し易い産品用の略気密の貯蔵容積を画成するハウジ
    ング(30)及び床(20)と、装荷/積み降ろし過程のた
    め開放し且つ貯蔵及び輸送過程のため密封することの出
    来る少なくとも一つのドア部材(36)と、前記ハウジン
    グに形成され、前記貯蔵容積と制御された雰囲気を提供
    する供給源(23)との間の流体接続部(55)を選択的に
    提供する入力ポート(45)と、前記貯蔵容積(40)内の
    圧力が所定の最大値を超えないことを確実にする自動逃
    がし弁(65)とを有する独立的な複数の輸送可能なコン
    テナと、 前記独立的な複数のコンテナ(20)の内部雰囲気を制御
    する少なくとも一つの中央ステーション(24)であっ
    て、所定のガス出力容量を有する制御された雰囲気供給
    源(23)を備える前記中央ステーション(24)と、 前記供給源(23)を独立的な一又は複数のコンテナ(2
    0)の選択的に且つ着脱可能に接続する手段(53)と、 プル・ダウン高優先順位モード、プル・ダウン低優先順
    位モード、保守モード、急速サイクル高優先順位モー
    ド、及び急速サイクル低優先順位モードの内、少なくと
    も二つを含む複数の所定の制御モードを有する所定の制
    御プログラムに従って、前記制御された雰囲気を独立的
    なコンテナ(25)に選択的に分配し、前記中央ステーシ
    ョン(24)に接続された種々の数の独立的なコンテナ
    (20)内の制御された雰囲気を最適に設定し且つ保つ手
    段とを備え、 前記プル・ダウン高優先順位モードは、制御された雰囲
    気ガスを以前に殆ど入れていないか又は以前に制御され
    た雰囲気ガスを供給されて安定していたがその後所定の
    時間に亘って雰囲気ガス供給源から接続解除されていた
    コンテナに、所定量の制御雰囲気ガスを供給する形態を
    意味し、 前記プル・ダウン低優先順位モードは、コンテナが前記
    プル・ダウン高優先順位モードによって全制御雰囲気ガ
    スの割当量の半分の量を受け取った後に比較的低速で制
    御雰囲気ガスを供給する形態を意味し、 前記保守モードは、コンテナが最適な制御雰囲気ガス状
    態で安定した後に制御雰囲気ガスを周期的に短時間噴射
    するガスの供給形態を意味し、 前記急速サイクル高優先順位モードは、以前に制御され
    た雰囲気ガスを供給されて安定していたがその後前記所
    定時間よりも短い第1の所定時間に亘って雰囲気ガス供
    給源から接続解除されていたコンテナに、第1の所定量
    の制御雰囲気ガスを供給する形態を意味し、 前記急速サイクル低優先順位モードは、以前に制御され
    た雰囲気ガスを供給されて安定していたがその後前記第
    1の所定時間よりも短い第2の所定時間に亘って雰囲気
    ガス供給源から接続解除されていたコンテナに、前記第
    1の所定量よりも少ない第2の所定量の制御雰囲気ガス
    を供給する形態を意味する、 ことを特徴とする貯蔵及び輸送システム。
  11. 【請求項11】請求の範囲第10項に記載の貯蔵及び輸送
    システムにして、前記コンテナ(20)が、前記貯蔵容積
    (40)内に設けられ、腐敗し易い産品を支持する床(3
    8)及び前記ハウジングと、凝縮液等のような流体を前
    記貯蔵容積(40)から排出することを可能にする、前記
    床(38)に形成された対応する排液穴に隣接する位置に
    設けられた少なくとも一つの逆止弁排液部材(90)とを
    更に備え、 該排液部材(92)が、前記床に形成された排液穴に隣接
    する位置に接続される可撓性の管状スリーブ(94)と、
    略管状の逆止弁挿入体(101)とを更に備え、 該挿入体が、弁座(103)と、該弁座に形成された弁開
    口部(106)と、該挿入体(101)内に設けられ且つ通
    常、前記弁座に着座して前記開口部を閉じる浮動ボール
    (105)とを備え、これにより、前記挿入体(101)を前
    記床(38)の下方から前記スリーブ(94)内に挿入し且
    つ該スリーブから取り外し得るようにしたことを特徴と
    する貯蔵及び輸送システム。
  12. 【請求項12】請求の範囲第10項に記載の貯蔵及び輸送
    システムにして、前記制御された雰囲気を選択的に分配
    する前記手段が、前記所定の制御プログラムに従って接
    続されたコンテナ(20)の複数の領域に対して制御され
    た雰囲気を分配する一又は複数の分配制御ユニット(2
    5)を備えることを特徴とする貯蔵及び輸送手段。
  13. 【請求項13】請求の範囲第10項に記載のコンテナ・シ
    ステムにして、前記制御された雰囲気(25)を選択的に
    分配する前記手段が、所定の複数の制御モードと、前記
    供給源(23)の容量に従って、前記供給源(23)から接
    続された複数のコンテナ(20)に対して制御された雰囲
    気を最適に提供すべく特定の制御モードを選択的に実行
    する階層とを備え、 前記分配手段が、前記階層及び容積に従って制御された
    雰囲気の最適な割り当てを決定するプログラムを含むこ
    とを特徴とするコンテナ・システム。
  14. 【請求項14】請求の範囲第12項に記載のコンテナ・シ
    ステムにして、前記複数の分配制御装置(25)が互いに
    相互作用可能に接続され、前記制御手段(25)の各々に
    取り付けられた複数のコンテナ(20)に対して単一の中
    央供給源(23)から制御された雰囲気を最適に提供する
    ことを特徴とするコンテナ・システム。
  15. 【請求項15】請求の範囲第10項に記載のコンテナ・シ
    ステムにして、前記逃がし弁装置(65)が、所定の質量
    を有する一方向弁部材(70)を備え、該一方向弁部材
    (70)が、重力が該逃がし弁を常閉位置に保つのを助け
    るが、その内部の圧力が所定の最大値に達したとき、前
    記貯蔵容積(40)内の圧力を排気し得るように方向決め
    され、 前記貯蔵容積(40)内の圧力が前記所定の最大値以下と
    なったとき、前記弁(65)を開放位置、即ち通気位置か
    らその常閉位置にすべく、前記一方向弁部材(70)と関
    係付けられた偏倚手段(80)を備えることを特徴とする
    コンテナ・システム。
  16. 【請求項16】請求の範囲第10項に記載のコンテナ・シ
    ステムにして、凝縮液等のような流体を前記貯蔵容積
    (40)から排出することを可能にする、前記床(38)に
    形成された対応する排液穴に隣接する位置に設けられた
    少なくとも一つの逆止弁排液部材(90)を更に備え、 該排液部材(90)が、前記床(38)に形成された排液穴
    に隣接する位置に接続される可鏡性の管状スリーブ(9
    4)と、略管状の逆支弁挿入体(90)とを更に備え、 該挿入体が、弁座(103)と、該弁座に形成された弁開
    口部(106)と、前記挿入体(101)内に設けられ且つ通
    常、前記弁座に着座して前記開口部を閉じる浮動ボール
    (165)とを有し、これにより、前記挿入体(101)を前
    記床(38)の下方から前記スリーブ(94)内に挿入し且
    つ該スリーブから取り外し得るようにしたことを特徴と
    するコンテナ・システム。
  17. 【請求項17】請求の範囲第16項に記載のコンテナ・シ
    ステムにして、前記スリーブ(94)が、頂部分(95)及
    び底部分(96)と、該底部分(96)に隣接する位置に配
    置され、前記挿入体(101)の挿入及び取り外しを許容
    し、使用時、前記挿入体(101)を雰囲気状態から略隔
    離する有孔薄膜(98)とを備えることを特徴とするコン
    テナ・システム。
  18. 【請求項18】果物及び野菜のような腐敗し易い産品の
    最適な鮮度及び質を保つため制御された内部雰囲気を有
    するコンテナ内に入れて該産品を貯蔵し且つ輸送する方
    法にして、 腐敗し易い産品用の略気密の貯蔵容積(40)を画成する
    ハウジング(30)及び床(38)と、装荷/積み降ろしの
    ため開放し、貯蔵及び輸送過程のため密封することの出
    来る少なくとも一つのドア部材(36)と、前記ハウジン
    グ(30)に設けられ、該貯蔵容積(40)と前記中央供給
    源(23)との間を着脱可能に且つ選択的に流体接続する
    部分(55)を提供して、制御された雰囲気を提供する供
    給ポート(45)とを有する、独立的な輸送可能な複数の
    コンテナ(20)とを備える、コンテナ・システム(15)
    を提供する階段と、 前記コンテナ・システムに接続された独立的なコンテナ
    の内部雰囲気を制御する少なくとも一つの中央ステーシ
    ョン(25)であって、所定のガス容量を有する制御され
    た雰囲気のガスの供給源(23)と、前記供給源(23)を
    一又は複数の独立的なコンテナ(20)に選択的に且つ着
    脱可能に接続する手段(53)と、複数の所定の制御モー
    ドを介して制御された雰囲気の分配を制御する手段(2
    4)と、独立的なコンテナに対して前記制御された雰囲
    気ガス(25)を選択的に分配する手段とを備える前記少
    なくとも一つの中央ステーション(25)を提供する段階
    と、 前記独立的な一又は複数の輸送コンテナ(20)に対し腐
    敗し易い産品を装荷する段階と、 該装荷した独立的なコンテナ(20)を略気密状態に密封
    する段階と、 該装荷し且つ密封した一又は複数のコンテナ(20)を前
    記中央ステーション(23)に独立的に接続する段階と、 前記供給源(23)の容量に従って、前記コンテナ・シス
    テムに接続された複数のコンテナ(20)に対して前記供
    給源(23)から制御された雰囲気を好適に提供する特定
    の制御モードを選択的に実施する階層を設定する段階
    と、 プル・ダウン高優先順位モード、プル・ダウン低優先順
    位モード、保守モード、急速サイクル低優先順位モー
    ド、及び急速サイクル高優先順位モードから選択された
    所定の制御モード及び前記階層に従って、接続されたコ
    ンテナ(20)の貯蔵容積(40)に対して制御された雰囲
    気を提供し、独立的なコンテナ(20)間に略均一な制御
    された雰囲気を実現する段階と、 プル・ダウン高優先順位モード、プル・ダウン低優先順
    位モード、保守モード、急速サイクル高優先順位モー
    ド、及び急速サイクル低優先順位モードから選択された
    異なる制御モード及び前記階層に従って前記コンテナ
    (20)に対して適宜に追加的な制御された雰囲気ガスを
    提供し、必要に応じて独立的なコンテナ(20)内の制御
    された雰囲気を増強する段階とを備え、 前記プル・ダウン高優先順位モードは、制御された雰囲
    気ガスを以前に殆ど入れていないか又は以前に制御され
    た雰囲気ガスを供給されて安定していたがその後所定の
    時間に亘って雰囲気ガス供給源から接続解除されていた
    コンテナに、所定量の制御雰囲気ガスを供給する形態を
    意味し、 前記プル・ダウン低優先順位モードは、コンテナが前記
    プル・ダウン高優先順位モードによって全制御雰囲気ガ
    スの割当量の半分の量を受け取った後に比較的低速で制
    御雰囲気ガスを供給する形態を意味し、 前記保守モードは、コンテナが最適な制御雰囲気ガス状
    態で安定した後に制御雰囲気ガスを周期的に短時間噴射
    するガスの供給形態を意味し、 前記急速サイクル高優先順位モードは、以前に制御され
    た雰囲気ガスを供給されて安定していたがその後前記所
    定時間よりも短い第1の所定時間に亘って雰囲気ガス供
    給源から接続解除されていたコンテナに、第1の所定量
    の制御雰囲気ガスを供給する形態を意味し、 前記急速サイクル低優先順位モードは、以前に制御され
    た雰囲気ガスを供給されて安定していたがその後前記第
    1の所定時間よりも短い第2の所定時間に亘って雰囲気
    ガス供給源から接続解除されていたコンテナに、前記第
    1の所定量よりも少ない第2の所定量の制御雰囲気ガス
    を供給する形態を意味する、 ことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】請求の範囲第18項に記載の方法にして、
    接続されたコンテナ(20)の貯蔵容積(40)に対して追
    加的な制御された雰囲気ガスを提供する前記段階が、監
    視された前記コンテナの内部雰囲気に応答して実行され
    ることを特徴とする方法。
  20. 【請求項20】請求の範囲第18項に記載の方法にして、
    複数の制御装置(25)が中央ステーション(24)と関係
    付けられ、独立的な複数のコンテナ(20)に接続された
    制御装置(25)の各々が、一又は複数の領域を画成し、 前記制御装置(25)が互いに相互作用して、前記供給源
    (23)の前記階層及び容量に従って複数の領域内の接続
    されたコンテナ(20)内に最適な制御された雰囲気を提
    供することを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】請求の範囲第18項に記載の方法にして、
    酸素濃度の低い所定の第一の雰囲気がそれぞれのコンテ
    ナ(20)の相対的な内部雰囲気及び前記供給源(23)の
    容量に従って、接続された全てのコンテナ(20)に略均
    一に提供され、その後に、異なる制御モードの下、前記
    コンテナ(20)に対して追加的な制御された雰囲気が提
    供され、前記システムに接続された前記コンテナ(20)
    内に最適な酸素濃度の低い第二の雰囲気が設定され得る
    ような順序立った方法にて前記制御された雰囲気が接続
    したコンテナ(20)に提供されることを特徴とする方
    法。
  22. 【請求項22】請求の範囲第21項に記載の方法にして、
    前記第一の酸素濃度の低いレベルがプルダウン制御モー
    ドにて実現され、 前記酸素濃度の低い最適な第二の雰囲気が、急速サイク
    ル制御モードにて行われ、前記酸素濃度の低い最適な雰
    囲気の保持が保守制御モードにて実現され、 前記階層が、急速サイクル制御モードよりも前記プル・
    ダウン制御モードを優先順位とし、該急速サイクル制御
    モードを前記保持制御モードよりも先順位であるように
    したことを特徴とする方法。
  23. 【請求項23】バナナ及びその他腐敗し易い産品の収穫
    から納入までの熟成を均一に制御する方法にして、 制御された雰囲気を受け入れ且つ保つことの出来る内部
    容積(40)を有する組み合わせた輸送及び熟成コンテナ
    (20)を提供する段階と、 新たに収穫した未熟成の腐敗し易い産品を前記コンテナ
    (20)内に装荷する段階と、 該装荷した産品を約140℃(約570゜F)乃至約21℃(約7
    00゜F)の範囲の貯蔵温度に冷却する段階と、 前記産品を前記貯蔵温度にし且つ一定期間同貯蔵温度に
    保つ段階と、 前記コンテナ(20)内の前記装荷した全ての産品の熟成
    を均一に開始させるべく、前記貯蔵温度にある前記装荷
    した産品をエチレンに露呈させる段階と、 酸素濃度の低い不活性な自然の制御された雰囲気と置換
    することにより、エチレンを前記内部容積(40)から少
    なくする段階と、 貯蔵、輸送及び納入過程中、前記コンテナ(20)内で前
    記制御された雰囲気を保つ段階と、 前記コンテナ(20)内の雰囲気を通常の雰囲気状態に戻
    す段階と、 所望に応じて前記コンテナ(20)内の熟成した産品を積
    み降ろしする段階とを備えることを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】請求の範囲第23項に記載の方法にして、
    エチレンを供給する前記段階が、該産品を所望の貯蔵温
    度にて安定化させる段階の略直後に実行されることを特
    徴とする方法。
  25. 【請求項25】請求の範囲第23項に記載の方法にして、
    装荷したコンテナ(20)がその仕向け地の途中の少なく
    とも中間の停留場所に輸送される迄、前記エチレンを供
    給する段階を遅らせることを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】請求の範囲第23項に記載の方法にして、
    前記産品を前記輸送及び熟成コンテナ(20)に入れて輸
    送する段階を更に備えることを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】請求の範囲第23項に記載の方法にして、
    前記制御された雰囲気が前記コンテナ(20)に選択的に
    接続可能である中央供給源(22)から供給されることを
    特徴とする方法。
  28. 【請求項28】請求の範囲第23項に記載の方法にして、
    前記コンテナ(20)が、輸送、貯蔵及び熟成過程中、内
    部容積を冷却する冷凍装置を備えることを特徴とする方
    法。
  29. 【請求項29】請求の範囲第23項に記載の方法にして、
    収容した前記産品の熟成速度を選択的に制御し得るよう
    に前記内部容積(40)内の温度を調節する段階を更に備
    えることを特徴とする方法。
  30. 【請求項30】請求の範囲第23項に記載の方法にして、
    新たに収穫した産品の最初の装荷中、及び熟成した産品
    の積み降ろし中に限り、前記装荷した産品を取り扱う必
    要があるようにしたことを特徴とする方法。
  31. 【請求項31】バナナ及びその他の腐敗し易い収穫から
    納入迄の熟成を均一に制御する方法にして、 制御された雰囲気を受け取り且つ保持し得る内部容積
    (40)を有する組み合わせ輸送及び熟成コンテナ(20)
    を提供する段階と、 新たに収穫した未熟成の腐敗し易い産品をコンテナ(2
    0)の前記容積(40)内に装荷する段階と、 直ちに、該装荷した産品を約14℃(約58゜F)乃至約15
    ℃(約60゜F)の範囲の貯蔵温度に冷却する段階と、 装荷したコンテナ(20)を密封する段階と、 前記産品を前記貯蔵温度にし且つ一定期間同貯蔵温度に
    保つ段階と、 前記コンテナ(20)内の前記装荷した全ての産品の熟成
    を均一に開始させるべく、前記貯蔵温度にある前記装荷
    した産品をエチレンに露呈させる段階と、 エチレンを含む雰囲気を酸素濃度の低い不活性な性質の
    制御された雰囲気と置換する段階と、 貯蔵、輸送及び納入過程中、前記コンテナ(20)内で前
    記制御された雰囲気を保つ段階と、 前記コンテナ(20)内の雰囲気を通常の雰囲気状態に戻
    す段階と、 所望に応じて前記コンテナ(20)から熟成した産品を積
    み降ろしする段階とを備えることを特徴とする方法。
  32. 【請求項32】請求の範囲第31項に記載の方法にして、
    前記装荷した産品を所望の貯蔵温度にて安定化させた略
    直後に、エチレンが前記内部容積に供給されることを特
    徴とする方法。
  33. 【請求項33】請求の範囲第31項に記載の方法にして、
    装荷したコンテナ(20)がその仕向け地の途中の少なく
    とも中間の停留場所に輸送される迄、前記産品をエチレ
    ンに露呈させる段階を遅らせることを特徴とする方法。
  34. 【請求項34】請求の範囲第31項に記載の方法にして、
    前記産品を前記輸送及び熟成コンテナ(20)に入れて輸
    送する段階を更に備えることを特徴とする方法。
  35. 【請求項35】請求の範囲第31項に記載の方法にして、
    前記制御された雰囲気が前記コンテナ(20)に選択的に
    接続可能である中央供給源(22)から供給されることを
    特徴とする方法。
  36. 【請求項36】請求の範囲第31項に記載の方法にして、
    その輸送及び貯蔵過程中の異なる時点にて前記コンテナ
    (20)が制御された雰囲気の中央供給源(22)に選択的
    に接続されることを特徴とする方法。
  37. 【請求項37】請求の範囲第31項に記載の方法にして、
    前記産品の前記装荷段階が、輸送し且つ熟成すべき産品
    の箱(17)で前記内部容積(40)を略充填する段階を含
    むことを特徴とする方法。
  38. 【請求項38】請求の範囲第31項に記載の方法にして、
    収容した前記産品の熟成速度を選択的に制御し得るよう
    に前記内部容積(40)内の温度を調節する段階を更に備
    えることを特徴とする方法。
  39. 【請求項39】バナナ及びその他の腐敗し易い産品の収
    穫から納入までの熟成を均一に制御し、新たに収穫した
    産品の最初の装荷中、及び熟成した産品の積み降ろし中
    に限り前記装荷した産品を取り扱う必要があるようにす
    る方法にして、 制御された雰囲気を受け取り且つ保持し得る内部容積
    (40)を有する組み合わせた輸送及び熟成コンテナ(2
    0)を提供する段階と、 新たに収穫した未熟な腐敗し易い産品を前記コンテナ
    (20)内の前記内部容積(40)内に装荷する段階と、 直ちに、該装荷した産品を約14℃(約58゜F)乃至約15
    ℃(約60゜F)の範囲の貯蔵温度に冷却する段階と、 装荷したコンテナ(20)を密封する段階と、 前記産品を前記貯蔵温度にし且つ一定期間同貯蔵温度に
    保つ段階と、 前記コンテナ(20)内の前記装荷した全ての産品の熟成
    を均一に開始させるべく、前記貯蔵温度にある前記装荷
    した産品をエチレンに露呈させる段階と、 エチレンを含む雰囲気を酸素濃度の低い不活性の性質の
    制御された雰囲気と置換する段階と、 貯蔵、輸送及び納入過程中、前記コンテナ(20)内で前
    記制御された雰囲気を保つ段階と、 前記コンテナ(20)内の雰囲気を通常の雰囲気状態に戻
    す段階と、 所望に応じて前記コンテナ(20)から熟成した産品を積
    み降ろしする段階とを備えることを特徴とする方法。
  40. 【請求項40】請求の範囲第39項に記載の方法にして、
    前記装荷した産品をエチレンに露呈させる前に前記内部
    容積(40)内に不活性の制御された雰囲気を提供する段
    階を更に備えることを特徴とする方法。
  41. 【請求項41】請求の範囲第39項に記載の方法にして、
    前記装荷した産品をエチレンに露呈させる前記段階が、
    前記産品を前記貯蔵温度にし且つ一定期間同貯蔵温度に
    保った直後に行われることを特徴とする方法。
  42. 【請求項42】請求の範囲第39項に記載の方法にして、
    前記装荷した産品をエチレンに露呈させる前段階が約48
    時間又はそれ以下の時間、続行されることを特徴とする
    方法。
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