JP2791055B2 - コートキャリア及びそれを用いた乾式現像剤 - Google Patents
コートキャリア及びそれを用いた乾式現像剤Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は樹脂コートキャリア及びそれを用いた2成分
系乾式現像剤に関する。
系乾式現像剤に関する。
従来、電子写真用の2成分系乾式現像剤に使用される
キャリアとして磁性粉等の芯材表面に弗素樹脂、シリコ
ーン樹脂等の被覆層を設けた樹脂コートキャリアが知ら
れている。このようなコートキャリアにおける被覆層は
キャリアへのトナーのスペント化を防止する目的で設け
られるものであるが、前記樹脂は成膜性や芯材との接着
性が悪いため、現像中、被覆層が剥離したり、削られる
等の問題があり、また環境によりトナーに対する摩耗帯
電性が変化し易く、このため画像濃度が変化したり、地
汚れが発生するという問題もあった。
キャリアとして磁性粉等の芯材表面に弗素樹脂、シリコ
ーン樹脂等の被覆層を設けた樹脂コートキャリアが知ら
れている。このようなコートキャリアにおける被覆層は
キャリアへのトナーのスペント化を防止する目的で設け
られるものであるが、前記樹脂は成膜性や芯材との接着
性が悪いため、現像中、被覆層が剥離したり、削られる
等の問題があり、また環境によりトナーに対する摩耗帯
電性が変化し易く、このため画像濃度が変化したり、地
汚れが発生するという問題もあった。
これらの問題を解決するために、特開昭61−120169号
等では被覆用樹脂として弗化アルキルアクリレート樹脂
を用いたものが提案されているが、これらのコートキャ
リアは正帯電性トナーにしか適用できず、負帯電性トナ
ーと組合せた現像剤の場合は充分な性能を発揮すること
は不可能であった。
等では被覆用樹脂として弗化アルキルアクリレート樹脂
を用いたものが提案されているが、これらのコートキャ
リアは正帯電性トナーにしか適用できず、負帯電性トナ
ーと組合せた現像剤の場合は充分な性能を発揮すること
は不可能であった。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は従来技術における以上のような問題を
全て解決し、現像得中、被覆層の剥離や削れがなく、ト
ナースペントも起こし難く、環境によるトナーの摩擦帯
電性の変化もなく、しかもトナーに充分な負帯電性を付
与できるコートキャリア及びそれを用いた2成分系乾式
現像剤を提供することである。
全て解決し、現像得中、被覆層の剥離や削れがなく、ト
ナースペントも起こし難く、環境によるトナーの摩擦帯
電性の変化もなく、しかもトナーに充分な負帯電性を付
与できるコートキャリア及びそれを用いた2成分系乾式
現像剤を提供することである。
本発明のコートキャリアは芯材表面に、下記一般式
(a),(b)及び(c)で示されるモノマーのブロッ
ク共重合体をイソシアネート基を3個以上有する化合物
で架橋した樹脂を主成分とする被覆層を設けてなるもの
であり、また本発明の乾式現像剤はこのコートキャリア
と結着樹脂及び着色剤を主成分とするトナーとを組合せ
てなるものである。
(a),(b)及び(c)で示されるモノマーのブロッ
ク共重合体をイソシアネート基を3個以上有する化合物
で架橋した樹脂を主成分とする被覆層を設けてなるもの
であり、また本発明の乾式現像剤はこのコートキャリア
と結着樹脂及び着色剤を主成分とするトナーとを組合せ
てなるものである。
(但しRはH又はCH3,RFは弗化アルキル基を表わ
す。) (但しRはH又はCH3,RHはヒドロキシアルキル基を表
わす。) (但しRはH又はCH3,R′はH又はアルキル基を表わ
す。) 本発明のコートキャリアの被覆層を構成する架橋樹脂
はキャリア芯材に対し表面移行性を有する機能性セグメ
ントとして一般式(a)のモノマーと相溶性セグメント
として一般式(b)のモノマーとを含むブロック共重合
体をベースとし、その(b)部分をイソシアネートで架
橋(この場合はウレタン結合)したものであるが、この
ブロック共重合体は被覆層を形成するに際して、通常の
ポリマーとしての特性及びブロックポリマーとしての特
性によってモノマーの重合特性を害することなく、しか
も形成されつつある被覆層の内外に選択的に移動する傾
向、即ち機能性セグメントは被覆層表面を指向し、相溶
性セグメントは被覆層内部、即ちキャリア表面を指向す
る指向が強い。従って、このような含弗素ブロック共重
合体を用いた場合、この共重合体内部における両セグメ
ントの指向が組合わされることになり、機能性セグメン
トの指向性により被覆層表面における弗素原子含有率が
いっそう向上し、被覆層表面の撥水性、離型性、非粘着
性、更には帯電性を向上することが可能である。また相
溶性セグメントの指向性により、被覆層を構成する他の
樹脂との密着性が良くなり、ひいては、被覆層のキャリ
ア芯材表面への接着性が向上し、被覆層の剥離及び削れ
といった欠点を改良する。
す。) (但しRはH又はCH3,RHはヒドロキシアルキル基を表
わす。) (但しRはH又はCH3,R′はH又はアルキル基を表わ
す。) 本発明のコートキャリアの被覆層を構成する架橋樹脂
はキャリア芯材に対し表面移行性を有する機能性セグメ
ントとして一般式(a)のモノマーと相溶性セグメント
として一般式(b)のモノマーとを含むブロック共重合
体をベースとし、その(b)部分をイソシアネートで架
橋(この場合はウレタン結合)したものであるが、この
ブロック共重合体は被覆層を形成するに際して、通常の
ポリマーとしての特性及びブロックポリマーとしての特
性によってモノマーの重合特性を害することなく、しか
も形成されつつある被覆層の内外に選択的に移動する傾
向、即ち機能性セグメントは被覆層表面を指向し、相溶
性セグメントは被覆層内部、即ちキャリア表面を指向す
る指向が強い。従って、このような含弗素ブロック共重
合体を用いた場合、この共重合体内部における両セグメ
ントの指向が組合わされることになり、機能性セグメン
トの指向性により被覆層表面における弗素原子含有率が
いっそう向上し、被覆層表面の撥水性、離型性、非粘着
性、更には帯電性を向上することが可能である。また相
溶性セグメントの指向性により、被覆層を構成する他の
樹脂との密着性が良くなり、ひいては、被覆層のキャリ
ア芯材表面への接着性が向上し、被覆層の剥離及び削れ
といった欠点を改良する。
さらに本発明のコートキャリアは本来、正帯電性であ
るが、トナー中に負帯電能力の大きい例えば0,0′−ジ
ヒドロキシアゾ染料のクロム錯塩のような電荷制御剤を
含有させることにより、負帯電性キャリアとして使用す
ることも可能である。
るが、トナー中に負帯電能力の大きい例えば0,0′−ジ
ヒドロキシアゾ染料のクロム錯塩のような電荷制御剤を
含有させることにより、負帯電性キャリアとして使用す
ることも可能である。
次に本発明の架橋樹脂の製造に用いられる材料につい
て説明する。
て説明する。
まずブロック共重合体を構成するモノマー(a)の具
体例は次の通りである。
体例は次の通りである。
またモノマー(b)の具体例は次の通りである。
本発明に用いられるブロック共重合体は以上のモノマ
ー(a)及び(b)にモノマー(c)、即ちアクリル酸
又はメタクリル酸を組合せたもので、以上に具体例を示
す。なおl,m,nは任意の重合度を示す。
ー(a)及び(b)にモノマー(c)、即ちアクリル酸
又はメタクリル酸を組合せたもので、以上に具体例を示
す。なおl,m,nは任意の重合度を示す。
これらのブロック共重合体は被覆層形成時、(b)の
部分をイソシアネートでウレタン結合されて架橋せしめ
る。こうして得られた架橋樹脂はキャリア芯材の被覆層
の主成分として使用される。こゝでイソシアネートとし
ては、例えば以下のものが例示される。
部分をイソシアネートでウレタン結合されて架橋せしめ
る。こうして得られた架橋樹脂はキャリア芯材の被覆層
の主成分として使用される。こゝでイソシアネートとし
ては、例えば以下のものが例示される。
以上のような架橋樹脂においてブロック共重合体を構
成する(a),(b)及び(c)成分の割合は3/7≦
(a)/(b)≦7/3、好ましくは4/6≦(a)/(b)
≦6/4で、且つ(c)が全成分の10%未満が適当であ
る。a/b<3/7では摩擦帯電性、環境安定性が悪くなり、
またa/b>3/7では被覆層のキャリア芯材表面への接着性
が悪くなり、このため耐久性が低下して来る傾向があ
る。一方、イソシアネートは(b)成分とほゞ等量使用
される。
成する(a),(b)及び(c)成分の割合は3/7≦
(a)/(b)≦7/3、好ましくは4/6≦(a)/(b)
≦6/4で、且つ(c)が全成分の10%未満が適当であ
る。a/b<3/7では摩擦帯電性、環境安定性が悪くなり、
またa/b>3/7では被覆層のキャリア芯材表面への接着性
が悪くなり、このため耐久性が低下して来る傾向があ
る。一方、イソシアネートは(b)成分とほゞ等量使用
される。
本発明のコートキャリアの被覆層には前記架橋樹脂の
他、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル、ポリシアノアクリレート等、前記架橋樹脂と相溶す
る樹脂が併用できる。
他、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステ
ル、ポリシアノアクリレート等、前記架橋樹脂と相溶す
る樹脂が併用できる。
本発明のコートキャリアを作るには前記ブロック共重
合体、イソシアネート及び必要あれば他の相溶性樹脂を
適当な溶媒に溶解し、これを例えば流動化ベッド装置を
用いたドライスプレー法によりキャリア芯材表面に塗
布、乾燥して樹脂被覆層を形成すればよい。被覆層の厚
さは0.05〜20μm、好ましくは0.1〜2μmの範囲であ
る。溶媒としては通常、アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン類;テトラヒドロフラン;ジオキサン;ジメ
チルスルホキシド等が使用される。また芯材としては公
知のものが全て使用でき、各種磁性材料(例えばフェラ
イト;マグネタイト;Fe,Co,Ni等の金属及び合金又は化
合物、例えばMn−Cu−Al、Mn−Cu−Sn、クロム酸等)、
ガラス、砂等が挙げられる。これら芯材の粒径は通常、
30〜1000μm、好ましくは50〜500μmである。なお本
発明のコートキャリアはトナーに対し、通常の使用条件
で−10〜−30μC/gの電荷を与えることができる。
合体、イソシアネート及び必要あれば他の相溶性樹脂を
適当な溶媒に溶解し、これを例えば流動化ベッド装置を
用いたドライスプレー法によりキャリア芯材表面に塗
布、乾燥して樹脂被覆層を形成すればよい。被覆層の厚
さは0.05〜20μm、好ましくは0.1〜2μmの範囲であ
る。溶媒としては通常、アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン類;テトラヒドロフラン;ジオキサン;ジメ
チルスルホキシド等が使用される。また芯材としては公
知のものが全て使用でき、各種磁性材料(例えばフェラ
イト;マグネタイト;Fe,Co,Ni等の金属及び合金又は化
合物、例えばMn−Cu−Al、Mn−Cu−Sn、クロム酸等)、
ガラス、砂等が挙げられる。これら芯材の粒径は通常、
30〜1000μm、好ましくは50〜500μmである。なお本
発明のコートキャリアはトナーに対し、通常の使用条件
で−10〜−30μC/gの電荷を与えることができる。
本発明のキャリアと混合して用いられるトナーは結着
樹脂及び着色剤を主成とする従来公知のものが使用でき
る。結着樹脂としては、スチレン樹脂、スチレン〜アク
リル酸エステル共重合はポリオレフィン、ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、その他通常用いられるものが挙げ
られる。着色剤としてはカーボンブラック等の各種顔料
又は染料が使用できる。またトナー中には帯電制御剤を
添加することができる。
樹脂及び着色剤を主成とする従来公知のものが使用でき
る。結着樹脂としては、スチレン樹脂、スチレン〜アク
リル酸エステル共重合はポリオレフィン、ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂、その他通常用いられるものが挙げ
られる。着色剤としてはカーボンブラック等の各種顔料
又は染料が使用できる。またトナー中には帯電制御剤を
添加することができる。
本発明のキャリアを用いると、通常、正帯電性トナー
が得られるが、負帯電性トナーを得るにはトナー中に負
帯電制御性の強い制御剤を用いればよいが、特に有効な
のは0,0′−ジヒドロキシアゾ染料の2:1型金属錯塩、特
にクロム錯塩である。これは下記一般式で表わされる。
が得られるが、負帯電性トナーを得るにはトナー中に負
帯電制御性の強い制御剤を用いればよいが、特に有効な
のは0,0′−ジヒドロキシアゾ染料の2:1型金属錯塩、特
にクロム錯塩である。これは下記一般式で表わされる。
上式中、X,Y,Z,X′,Y′及びZ′はそれぞれ水素原
子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原
子、カルボニル基、ヒドロキシル基、スルホン基、スル
ホンアミド基等を表わすが、Zは更にアミド結合を介し
て置換又は非置換フエニル基に結合した原子団であって
もよい。A はH、アルカリ金属、脂肪族アンモニウ
ム、ピリジニウムカチオン等を表わす。
子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原
子、カルボニル基、ヒドロキシル基、スルホン基、スル
ホンアミド基等を表わすが、Zは更にアミド結合を介し
て置換又は非置換フエニル基に結合した原子団であって
もよい。A はH、アルカリ金属、脂肪族アンモニウ
ム、ピリジニウムカチオン等を表わす。
なおトナーの粒子表面には、二酸化珪素、酸化アルミ
ニウム、酸化チタン、ステアリン酸亜鉛、各種樹脂微粉
末等、トナーの平均粒径より小さい微細粒子を添加付着
させてもよい。
ニウム、酸化チタン、ステアリン酸亜鉛、各種樹脂微粉
末等、トナーの平均粒径より小さい微細粒子を添加付着
させてもよい。
以下に本発明を実施例によって説明する。なお実施例
1〜5はコートキャリアの実施例、実施例6〜10は現像
剤の実施例である。また実施例6〜10におけるスペント
トナー量及び被覆層の剥離についての測定方法は次の通
りである。
1〜5はコートキャリアの実施例、実施例6〜10は現像
剤の実施例である。また実施例6〜10におけるスペント
トナー量及び被覆層の剥離についての測定方法は次の通
りである。
スペントトナー量: 現像テスト後の現像剤からブローオフ法によりトナー
とキャリアとを分離し、このキャリア10gにトナーを選
択的に溶かす溶剤を1000g加えて超音波洗浄装置で5分
間洗浄した後、溶剤を蒸発させる。次に処理前後のキャ
リア重量を測定し、その差をスペントトナー量とする。
とキャリアとを分離し、このキャリア10gにトナーを選
択的に溶かす溶剤を1000g加えて超音波洗浄装置で5分
間洗浄した後、溶剤を蒸発させる。次に処理前後のキャ
リア重量を測定し、その差をスペントトナー量とする。
被覆層の剥離: 現像テスト後の現像剤からブローオフ法によりトナー
とキャリアとを分離し、このキャリアのSEM写真(倍率1
000倍)から被覆層の剥離の有無を判断する。
とキャリアとを分離し、このキャリアのSEM写真(倍率1
000倍)から被覆層の剥離の有無を判断する。
実施例1 (a)成分/(b)成分/(c)成分=31/60/9(重
量比)のNo.(1)のブロック共重合体90重量部とNo.
(3)のイソシアネート54重量部とをメチルイソブチル
ケトン/エチルセロソルブ=7/3(重量比)の混合溶媒
に溶解して20重量%の溶液とし、これを流動化ベッド装
置を用いて浮遊状態の鉄粉(粒径100μm)にスプレー
塗布し、230℃で2時間乾燥し、冷却後、100メッシュに
ふるい分けしてコートキャリアAを作った。
量比)のNo.(1)のブロック共重合体90重量部とNo.
(3)のイソシアネート54重量部とをメチルイソブチル
ケトン/エチルセロソルブ=7/3(重量比)の混合溶媒
に溶解して20重量%の溶液とし、これを流動化ベッド装
置を用いて浮遊状態の鉄粉(粒径100μm)にスプレー
塗布し、230℃で2時間乾燥し、冷却後、100メッシュに
ふるい分けしてコートキャリアAを作った。
実施例2 (a)成分/(b)成分/(c)成分の重量比が50/4
1/9のNo.(1)のブロック共重合体を用いた他は実施例
1と同じ方法でコートキャリアBを作った。
1/9のNo.(1)のブロック共重合体を用いた他は実施例
1と同じ方法でコートキャリアBを作った。
実施例3 (a)成分/(b)成分/(c)成分の重量比が10/8
5/5のNo.(1)のブロック共重合体を用いた他は実施例
1と同じ方法でコートキャリアCを作った。
5/5のNo.(1)のブロック共重合体を用いた他は実施例
1と同じ方法でコートキャリアCを作った。
実施例4 (a)成分/(b)成分/(c)成分の重量比が82/1
3/5のNo.(1)のブロック共重合体を用いた他な実施例
1と同じ方法でコートキャリア(D)を作った。
3/5のNo.(1)のブロック共重合体を用いた他な実施例
1と同じ方法でコートキャリア(D)を作った。
実施例5 ブロック共重合体として(a)成分/(b)成分/
(c)成分=31/60/9(重量比)のNo.(4)のブロック
共重合体を用いた他は実施例1と同じ方法でコートキャ
リアEを作った。
(c)成分=31/60/9(重量比)のNo.(4)のブロック
共重合体を用いた他は実施例1と同じ方法でコートキャ
リアEを作った。
実施例6 スチレン(80重量%)〜ブチルアクリレート(20重量
%)共重合体90重量部、カーボンブラック8重量部及び
0,0′−ジヒドロキシアゾ染料のクロム錯塩2重量部を
加圧ニーダーで混練し、冷却後ハンマーミル、次いでジ
ェットミルで粉砕し、さらに分級して平均粒径11μmの
負帯電性トナーを得た。
%)共重合体90重量部、カーボンブラック8重量部及び
0,0′−ジヒドロキシアゾ染料のクロム錯塩2重量部を
加圧ニーダーで混練し、冷却後ハンマーミル、次いでジ
ェットミルで粉砕し、さらに分級して平均粒径11μmの
負帯電性トナーを得た。
次にこのトナーを実施例1で作ったコートキャリアA
と3重量%になるように混合し、ボールミルで30分間撹
拌して2成分系乾式現像剤を作った。このものの初期ト
ナー帯電量は−16.3μC/gであった。
と3重量%になるように混合し、ボールミルで30分間撹
拌して2成分系乾式現像剤を作った。このものの初期ト
ナー帯電量は−16.3μC/gであった。
次にこの現像剤を普通紙複写機(リコー社製FT6080)
に入れ、コピーを行なったところ、地汚れのない高品質
の画像が形成された。引続き10万枚のランニングテスト
(連続コピーテスト)を行なったところ、初期と変らず
高画質が維持された。この時のトナー帯電量は−15.7μ
C/gと殆んど変化していなかった。またこの時のキャリ
アについてスペントトナー量を測定したところ、0.02重
量%と非常に少なかった。更にこの時のコートキャリア
の被覆状態をSEMで調べたところ、剥離や削れは全く見
当らなかった。
に入れ、コピーを行なったところ、地汚れのない高品質
の画像が形成された。引続き10万枚のランニングテスト
(連続コピーテスト)を行なったところ、初期と変らず
高画質が維持された。この時のトナー帯電量は−15.7μ
C/gと殆んど変化していなかった。またこの時のキャリ
アについてスペントトナー量を測定したところ、0.02重
量%と非常に少なかった。更にこの時のコートキャリア
の被覆状態をSEMで調べたところ、剥離や削れは全く見
当らなかった。
次にこの現像剤の環境安定性を調べたところ、低湿
(10℃、15%RH)でのトナー帯電量は、−16.9μC/g、
高湿(30℃、90%RH)でのトナー帯電量は、−14.8μC/
gで安定した結果が得られた。
(10℃、15%RH)でのトナー帯電量は、−16.9μC/g、
高湿(30℃、90%RH)でのトナー帯電量は、−14.8μC/
gで安定した結果が得られた。
実施例7 コートキャリアAの代りに実施例2で作ったコートキ
ャリアBを用いた他は実施例1と同じ方法で2成分系乾
式現像剤を作った。このものの初期トナー帯電量は、−
20.7μC/gであった。以下この現像剤を用いて実施例1
と同様にコピーを行なったところ、同様に高品質の画像
が形成された。また10万枚のランニングテストでは初期
と同様に高画質が維持された。この時のトナー帯電量
は、−18.5μCで初期と比べて殆んど変化しておらず、
スペントトナー量は0.01重量%と非常に少なく、コート
キャリアの被覆剥れ等もなく、またこの現像剤の環境安
定性も低湿でのトナー帯電量−20.8μC/g、高湿でのト
ナー帯電量−19.1μC/gと良好であった。
ャリアBを用いた他は実施例1と同じ方法で2成分系乾
式現像剤を作った。このものの初期トナー帯電量は、−
20.7μC/gであった。以下この現像剤を用いて実施例1
と同様にコピーを行なったところ、同様に高品質の画像
が形成された。また10万枚のランニングテストでは初期
と同様に高画質が維持された。この時のトナー帯電量
は、−18.5μCで初期と比べて殆んど変化しておらず、
スペントトナー量は0.01重量%と非常に少なく、コート
キャリアの被覆剥れ等もなく、またこの現像剤の環境安
定性も低湿でのトナー帯電量−20.8μC/g、高湿でのト
ナー帯電量−19.1μC/gと良好であった。
実施例8 コートキャリアAの代りに実施例3で作ったコートキ
ャリアCを用いた他は実施例1と同じ方法で2成分系乾
式現像剤を作った。このものの初期トナー帯電量は、−
20.8μC/gであった。以下この現像剤を用いて実施例1
と同様にコピーを行なったところ、同様に高品質の画像
が形成された。また10万枚のランニングテストでは初期
と同様に高画質が維持された。この時のトナー帯電量
は、−18.4μCで初期と比べて殆んど変化しておらず、
スペントトナー量は0.01重量%と非常に少なく、コート
キャリアの被覆剥れ等もなく、またこの現像剤の環境安
定性も低湿でのトナー帯電量−21.1μC/g、高湿でのト
ナー帯電量−19.3μC/gと良好であった。
ャリアCを用いた他は実施例1と同じ方法で2成分系乾
式現像剤を作った。このものの初期トナー帯電量は、−
20.8μC/gであった。以下この現像剤を用いて実施例1
と同様にコピーを行なったところ、同様に高品質の画像
が形成された。また10万枚のランニングテストでは初期
と同様に高画質が維持された。この時のトナー帯電量
は、−18.4μCで初期と比べて殆んど変化しておらず、
スペントトナー量は0.01重量%と非常に少なく、コート
キャリアの被覆剥れ等もなく、またこの現像剤の環境安
定性も低湿でのトナー帯電量−21.1μC/g、高湿でのト
ナー帯電量−19.3μC/gと良好であった。
実施例9 コートキャリアAの代りに実施例4で作ったコートキ
ャリアDを用いた他は実施例1と同じ方法で2成分系乾
式現像剤を作った。このものの初期トナー帯電量は、−
20.8μC/gであった。以下この現像剤を用いて実施例1
と同様にコピーを行なったところ、同様に高品質の画像
が形成された。また10万枚のランニングテストでは初期
と同様に高画質が維持された。この時のトナー帯電量
は、−18.4μCで初期と比べて殆んど変化しておらず、
スペントトナー量は0.01重量%と非常に少なく、コート
キャリアの被覆剥れ等もなく、またこの現像剤の環境安
定性も低湿でのトナー帯電量−21.1μC/g、高湿でのト
ナー帯電量−19.3μC/gと良好であった。
ャリアDを用いた他は実施例1と同じ方法で2成分系乾
式現像剤を作った。このものの初期トナー帯電量は、−
20.8μC/gであった。以下この現像剤を用いて実施例1
と同様にコピーを行なったところ、同様に高品質の画像
が形成された。また10万枚のランニングテストでは初期
と同様に高画質が維持された。この時のトナー帯電量
は、−18.4μCで初期と比べて殆んど変化しておらず、
スペントトナー量は0.01重量%と非常に少なく、コート
キャリアの被覆剥れ等もなく、またこの現像剤の環境安
定性も低湿でのトナー帯電量−21.1μC/g、高湿でのト
ナー帯電量−19.3μC/gと良好であった。
実施例10 コートキャリアAの代りに実施例5で作ったコートキ
ャリアEを用いた他は実施例1と同じ方法で2成分系乾
式現像剤を作った。このものの初期トナー帯電量は、−
15.7μC/gであった。以下この現像剤を用いて実施例1
と同様にコピーを行なったところ、同様に高品質の画像
が形成された。また10万枚のランニングテストでは初期
と同様に高画質が維持された。この時のトナー帯電量
は、−14.8μCで初期と比べて殆んど変化しておらず、
スペントトナー量は0.03重量%と非常に少なく、コート
キャリアの被覆剥れ等もなく、またこの現像剤の環境安
定性も低湿でのトナー帯電量−16.3μC/g、高湿でのト
ナー帯電量−14.5μC/gと良好であった。
ャリアEを用いた他は実施例1と同じ方法で2成分系乾
式現像剤を作った。このものの初期トナー帯電量は、−
15.7μC/gであった。以下この現像剤を用いて実施例1
と同様にコピーを行なったところ、同様に高品質の画像
が形成された。また10万枚のランニングテストでは初期
と同様に高画質が維持された。この時のトナー帯電量
は、−14.8μCで初期と比べて殆んど変化しておらず、
スペントトナー量は0.03重量%と非常に少なく、コート
キャリアの被覆剥れ等もなく、またこの現像剤の環境安
定性も低湿でのトナー帯電量−16.3μC/g、高湿でのト
ナー帯電量−14.5μC/gと良好であった。
本発明のコートキャリアは被覆層が機能性セグメント
のモノマー(a)と相溶性セグメントのモノマー(b)
とを含むブロック共重合体の架橋物を主成分として構成
されるので、現像中、被覆層の剥離や削れがなく、トナ
ースペントも殆んどなく、環境によるトナーの摩擦帯電
性も安定であり、しかもトナーに充分な正帯電性を付与
できる等の特長を有している。また本発明の2成分系乾
式現像剤はこのようなコートキャリアを含むので、特に
帯電制御剤として0,0′ジヒドロキシアゾ染料のクロム
錯塩を使用した場合はトナーを負帯電性トナーとして使
用することができる。
のモノマー(a)と相溶性セグメントのモノマー(b)
とを含むブロック共重合体の架橋物を主成分として構成
されるので、現像中、被覆層の剥離や削れがなく、トナ
ースペントも殆んどなく、環境によるトナーの摩擦帯電
性も安定であり、しかもトナーに充分な正帯電性を付与
できる等の特長を有している。また本発明の2成分系乾
式現像剤はこのようなコートキャリアを含むので、特に
帯電制御剤として0,0′ジヒドロキシアゾ染料のクロム
錯塩を使用した場合はトナーを負帯電性トナーとして使
用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−59369(JP,A) 特開 昭62−273576(JP,A) 特開 昭62−273575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08 - 9/10
Claims (3)
- 【請求項1】芯材表面に、下記一般式(a),(b)及
び(c)で示されるモノマーのブロック共重合体をイソ
シアネート基を3個以上有する化合物で架橋した樹脂を
主成分とする被覆層を設けてなるコートキャリア。 (但しRはH又はCH3,RFは弗化アルキル基を表わす。) (但しRはH又はCH3,RHはヒドロキシアルキル基を表わ
す。) (但しRはH又はCH3,R′はH又はアルキル基を表わ
す。) - 【請求項2】芯材表面に、下記一般式(a),(b)及
び(c)で示されるモノマーのブロック共重合体をイソ
シアネート基を3個以上有する化合物で架橋した樹脂を
主成分とする被覆層を設けてなるコートキャリアと、結
着樹脂及び着色剤を主成分とするトナーとを組合わせて
なる乾式現像剤。 (但しRはH又はCH3,RFは弗化アルキル基を表わす。) (但しRはH又はCH3,RHはヒドロキシアルキル基を表わ
す。) (但しRはH又はCH3,R′はH又はアルキル基を表わ
す。) - 【請求項3】トナーが帯電制御剤として0,0′−ジヒド
ロキシアゾ染料のクロム錯塩を含有する負帯電性の請求
項2の現像剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63256517A JP2791055B2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | コートキャリア及びそれを用いた乾式現像剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63256517A JP2791055B2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | コートキャリア及びそれを用いた乾式現像剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02101478A JPH02101478A (ja) | 1990-04-13 |
JP2791055B2 true JP2791055B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=17293725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63256517A Expired - Fee Related JP2791055B2 (ja) | 1988-10-11 | 1988-10-11 | コートキャリア及びそれを用いた乾式現像剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2791055B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6059369A (ja) * | 1983-09-13 | 1985-04-05 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 静電荷像現像用キャリアの製造方法 |
JPS62273575A (ja) * | 1986-05-22 | 1987-11-27 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像剤 |
JPH0721654B2 (ja) * | 1986-05-22 | 1995-03-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像剤 |
-
1988
- 1988-10-11 JP JP63256517A patent/JP2791055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02101478A (ja) | 1990-04-13 |
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